2005/12/28 (水曜日) – Organisation voice

これまでの年末年始は、何をどのように考え行動してきたのかなあ?とOVのバックナンバーを見ると「うーむ」と、なかなか解かりやすくて・・・・・でもパリダカに行かないようになって(2002は行ったけど・・・)やっぱ年越しは寂しい。シャンゼリゼで、いやどこに居てもカウントダウンが「0」になると途端に鳴り響くホーンの嵐、新年を祝うには少し激しすぎる?まあ除夜の鐘の替わりだと思えば思えなくも無い。1年を振り返り、リセットでもするかのごとく新しい年を迎える。新年にあたって心に決めたことを、じっくり一年かけて実行できる人は、それなりの成果が残せる人だろう。よーし、ボクも新年に心に決めた事を有言実行の年としますか。

きょうの一枚&チームスガワラライブレポート
日本時間12月26日午後9時

「もしもし、いまどこですか?」
「いま、ボルドーを走っていますよ」
「調子はどうですか?」
「えーちょっと2号車に問題があったんだけど、日本からパーツが届いてなんとかなりました。」
「今、運転中ですか?」
「いや、ナビの羽村が運転してくれていて、ナビシートに座っています。」
「マシンも良い仕上がりだそうですね?」
「はい、HP見てください。1号車で前年比100kg、2号車は400kgの軽量化が出来ました。エンジンはパワーアップしてないけど、軽量化の効果は大きいから」
「今年はさらにカミオン部門がすごいことになっていますね」
「そう。FIAに今年提出されたクロスカントリーのホモロゲは全部で52件あって、そのうちカミオンだけで27件。すごいでしょ。他のカミオンはモトクロッサーみたいになったよ。」
「バイクの人たちもみんな元気ですか?」
「ひとり外人だけどカイザーが連れてきた人ね、YAMAHAの2駆のWRで出るよ。みんな元気ですよ。川合さんは急遽出られなくなったんで、残念だけど」
「リスボンにはいつ着くんですか?」
「今日はスペインに入って泊まって、明日さらに800kmほど走ります。」
「気をつけて下さい」
「はあーい、皆さんにもよろしく」


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2005/12/27 (火曜日) – Organisation Voice

寒い毎日が続きます。小春日和な日の多い松山でも、「なんか毎日が2月みたいな感じじゃね」でヨーロッパは暖かい。そういえばヨーロッパが記録的な猛暑の夏だった一昨年は日本の夏はまあ比較的過ごしやすく?・・・夏にはいないことが多いくせにね。その逆で猛暑の今年の夏は、ヨーロッパは涼しかった!行ってないけど。

昨年は砂嵐に悩まされたパリダカも、今年は大丈夫だと思う。それらに全て影響を及ぼすのがジェット気流・・・偏西風ともいうか。で秋に日本に季節外れの黄砂を運んできたのもこの偏西風の気まぐれな蛇行。エヴェレストの山頂に雪煙をアゲルという事は、8000mの高空を吹いているわけです。日本とヨーロッパを結ぶ航空路も、帰り便のほうが早い!のもこの気流のなせる業(だと勝手に思い込んでいるので違っていたら訂正してね)あの秋の黄砂のときに僕は嫌な感じを覚えた・・・「南下しすぎておる、このままじゃこの冬は北極の寒波が日本を襲う」なんて!後から勝手に言ってるんだけど・・・。

とにかく何が言いたいのかといえば、次から次へと伝えられる異常気象、環境の悪化、もう地球のキャパシティはメイッパイだよ!日本は人口減少期に突入。知識が自然にエントロピーの法則を知っているのかもしれない。生命はつながれなければならない。それは地球上の全ての生命体に共通の使命である。しかしそのために未来の環境を残さなければならないという、表裏の命題も併せ持つ。焼き畑農業的な地球の人口計画は、もうすぐ破綻寸前に来ている。中国の発展は、耕作可能な土地にビルが立ち並び、田舎は表土流出の砂漠化が進んでいる。ビルを建てるように木を植えているが、浸水するボートから手で水をすくって取るにすぎない・・・様な気がする。中国・・・なんにしてもボクはこの国に悩まされる。大げさに言えば、だけど。

きょうの一枚

で、エコチャレンジ。2002年のTDNのスマートエコチャレンジに端を発するSSERの試みも2005BTOUを経て、いよいよ進化していきます。どうかモータースポーツの新しい価値の創造にご参加下さい。未来を拓くフロンティアがそこにあります。そんなこんなで次のエントラント情報局では、チームACP横田紀一郎さんの年末年始スペシャル・ロングインタビュウ・・・オタノシミニ。
またリスボンに向かう途中のスガワラサンとも電話がつながりました。生の声とは行きませんが、こちらのOVでご紹介します。

 

2005/12/26 (月曜日)

クリスマスが明けると急にパリダカモード、チームスガワラも今日はリスボンに移動を始めた模様。イベリア半島中北部は地形学的にもバハ・ポ-チュガルなどロングディスタンスのレイドイベントができるほどです。つまりリスボンをスタート地点に選んだ時点でASOは「しめしめ」と、ヨーロッパで今までには考えられなかったほどのハードなステージ!が計画できると喜んだことでしょう。しかし一方で近年のバイクの航続距離、250kmへという動き。ということは500kmを超えるSSには2箇所の給油のポイントが必要になってきますね。

で、今回の2006ダカールを主催者的な視座で見ると、SSの距離が極端に短くなってきているのが恣意的です。いやけして批判するのではありません。で、最長でヌアクショット-キファの599km、続いてアタール-ヌアクショットの508kmあと499kmが1日444km1日、で平均すると一日あたり320kmのアベ(優勝タイムは40時間をきるくらいか?)あと300km台が6日200km台3日、それにヨーロッパステージ2日間とビクトリーランの1日。ボクなりにラリーのタイミングチャートをシュミレーションしてみると、かなり合理性が台頭してきたことが伺えますな。これは運営側にとってもかなり良いことで運営余力が確保できるはず。

ひとつには昨年の季節外れのサンドストームの日々、これは過酷だったことでしょうし、1ステージで大量に未着車両やリタイア車を出した場合の救出作戦の展開に余力を温存するという考え方で、高いリスクを低いダメージで抑える計画の現われのように感じます。

もうひとつの心配事はここのところのマリの不安に加え、モーリタニアの不安定感でしょうか。映画サハラ「死の砂漠を脱出せよ」・・・平井商店街でDVD紹介済み・・・ではマリの軍隊のリアリズムが垣間見え、バマコなんて出てきますよ。そしてパリダカが走るのはこういう場所なのだということが良く分かります。世界的な不安定感は、振り子のように収まったり激しく動いたり、行ったりきたりを繰り返しているに過ぎないような気もします。こうした不安定な地域に30年近くラリーを通し続けたフランス人に、敬意を表しつつも安全を祈りたいと思います。

きょうの一枚
ニジェール川でマリの女性たち、セネガルかもしれん。こんな写真はなぜかたくさんある。90年頃のパリダカのころ・・・映画サハラはこのニジェール川が汚染されるというのと南北戦争時代の金貨探し?というへんてこな組み合わせが面白い。

 


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2005/12/22 (木曜日)


著者紹介 菅原義正氏

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齋木雅弘さんから本が届きました。タイトルは「親父と夢駆ける」新風舎刊。とりあえず斜め読みしました。それは2000年の第6回ラリーレイドモンゴルにジムニーで初挑戦した時の痛快?ドキュメンタリーなのですが、大学で講師を勤める彼ならではの冒険や挑戦、夢に向かうアプローチを、豊富な読書量の中から組み立てた構成。序章ではティエリー・サビーネの事故を引用し、アカデミズムの嫌う運命論を論文のごとく展開する。ラリーと言う興味からそれを受け入れるならば、実に興味深く、ひいてはそれが親子と言う観念に至る。その親子の心の機微が描き貫かれているのである。それは会うと早口で話す彼の語り口に似たアップテンポな文章展開で気持ちがいい。

SSER 2DAYSの翌日の朝、彼が迎えに来てくれて旭川空港から芦別へ向かうクルマの中での話を思い出した。・・・いや、しかしそうした彼の理論的な話を支えて昇華させ続けるのは、何よりも素直な父への思い。苛酷な環境の中で襲い掛かるトラブルを通じて、深まっていく理解と信頼。信頼されたいと願う息子の行動科学も興味深いが・・・いやもう素人書評はこのくらいだ。ぜひ皆さんも読んでみてください。来年はこのHPにも何か連載してもらおう!!博士論文が忙しいのだと思うけど、コミュニケーション理論やゲーム理論のミニマクス理論とか。カオス理論は出てなかったけどどう?とにかくこの正月にお勧めの1冊。いや、ホント。

きょうの一枚
今日の一枚は、そんな読書中って立ち読みかい!コラッ!!なボク。


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2005/12/21 (水曜日)

「まあそれにしても、1週間は早いなあ」と思うのも、毎週水曜日発行のSSER-MAIL-MAGAZINE!今日はその発行日。こうして定期的な発行物を持つというのは、時間の物差しを持つことに似ています。でそのメルマガ、もっと本格的に楽しいモノにしようと、どうやら画策中の模様。2006のメルマガ!期待しましょう!それにしても、新しい連載やら情報やらをどのように展開していくか・・・他人事のようですが、興味は尽きません。いや、それにしてもSSERのHP、メルマガ!って、良くやっていると思いませんか?ボクは「なににしても続けるって、すごい事だなあ」と、しみじみ思います。ちょっと手前味噌になりました?!

さてそれにしても2005大詰め!26日にダカール出場でヨーロッパに向けて出発するという、眠たいこと言ってるI崎くんに、「ダメ!そんなことじゃ。」とお説教?やっぱコンディション調整のためには1週間は必要。しかしそんなことに無頓着な彼は、それはそれで大物かもだ。それでも時差ぼけは、ならない時はならないけど、ひどい時はひどいし・・・それ以外にもまだ日本に居るエントリー予定者もチラホラ・・日本が寒いから多分ヨーロッパは暖かいかもですが、とにかく気をつけてくださいね。ボクもリスボンは行った事がなくて、行って見たいところリストに入っています。ユーラシア大陸の最西端ですものね。グーグルアースでリスボンを見てみると非常に面白い地形をしています。湾なのか湖なのか不明な湖?いや湾の北岸に街が形作られています。しかし市街地は北アフリカのメジナのようなつくりで興味を覚えます。街の中に飛行場があるのですが、湾を横断する大きな橋が架かっています。その橋を南に渡ると大きな滑走路が三角形にあるおそらく軍の飛行場でしょうか、乾いた白い石灰質のようなイベリア半島独特の土地の上に広がっています。都市計画的には古い中世の町並みのままのような気配で、とても興味を覚えます。で、何が言いたいのかと言うと、やっぱりこのグーグルアース、すごいね。1ヶ月くらい前に新聞で、数カ国が精度を落とせとか、文句言っていると書いていた。東京は平和なのか、最も精度が高いような気がするね。

旅の前に必要なものは、こうしたイメージトレーニングかもですぞ。アフリカに延びるラリーのルートを、こうしたサイトでシュミレーションして見る。モンゴルのゾーモットも「ふふん、こうなっていたのか?」みたいに謎が解けるんだモノ。

きょうの一枚
クリスマスのイルミネーション、って2年前もきょうの一枚で使ったけど・・・。

2005/12/20 (火曜日)

TDNって、ツールドニッポンのことですが、2002年から3年間にわたって開催しましたよね。最初は芦別集合出発で、宗谷岬を回って本州、そして九州の最南端へゴール。2年目は2パートに分けて、奄美大島から信州・白馬までと、北海道から白馬。3年目は長崎から北海道まで回って、最後は東京。この3年間というもの、異常なまでに日本を走り回りました。

そんで、ナニが言いたいのかと言うと「酸ヶ湯」青森県の八甲田山近くにあります。春先の試走のときは高い雪の壁の中を行きますが、素晴らしい湯なのです。で、昨日のニュースでは酸ヶ湯は2.3mの積雪!!あのヒバ千人風呂は大丈夫だろうか・・・といささか心配。TDNの度に必ず寄っていったものです。下北半島では、試走中に日が暮れて近所の温泉郷に飛び込んでみると、これが名も無き「下風呂温泉」泊まった宿は、確か「さつき荘」「えーっと、公衆浴場と内風呂とどっちがいいですか?」と聞くと日本語と思しき言葉で「どっちもいいけど、内風呂は今年電気をつけたから・・・」「???」で偵察班(といってもひとりだけど)を出すとすぐさま帰ってきて「グーです。」「グウー?!」(死語です)というので飛び込んでみたら、これがまさにグーです。秘湯ガイドにも絶対に載ってない秘湯中の秘湯・・・って寒いので、今日は暖かくなるOV温泉特集。あー温泉イキターイ。
きょうの一枚
夕暮れのゾーモット、えもいわれぬ不思議な空の色に魅せられてしまいます。こんな場所があるのだなあ、と感じることしきりです。

Organisation Voice 2005/07

2005/07/28 (木曜日)

 
ボクは日中友好協会の会員でして、昨日はわが協会主催の松山でシンポジウムがあって、この忙しいのに!行ってきました。会のあとの懇親会では中国政府要人と強いパイプを持つ大物政治家先生と親しくお話をした挙句、思わず「SOS」を発してしまいました。というのもその先生はすでに「BEIJING-ULANBAATARで苦労している男がいる」というのをこれまた地元の先生を通じて知っていてくださいました。「おおっ、あなたでしたか」と言われてちょっとボクは大感激。
政府が出来なくても僕は強い「政教分離」じゃなくて「政ラリー分離」って変!?の精神でやってきてたのですが・・・でもその超大物政治家先生は、まさに超大物という感じで、いや実に気持ちが良かった。ファンになっちゃった!のでした。
さて中国と日本の関係・・・この夏が最悪のピークで、これからは良くなっていくのだと感じています。マスコミの問題、マスコミを批判する勢力の問題、右左のバランス感覚。これからは思いがけず考えていたり論じていたことを自分でも見直さなければならないという思いに立ちました。
さあもう出発の時刻が近づいてきました。
きょうの一枚
もうすぐ!こんなところに行きますよん!DUNE!NUDE!ありゃ!

2005/07/27 (水曜日)

台風は関東に被害を与えながら北上!先の地震といい今回の台風!皆様には被害はありませんでしたでしょうか?お見舞い申し上げます。東京都の地震情報に関しての問題が指摘されていました。災害時には特に正確な情報をいち早く系統的に収拾し、必要な箇所に伝える、ということが最優先です。先に立ち上げたPDRというNPOもまさにそうした思いからスタートしています。実に正鵠を射ていると言う思いがします。
またわたしどもの主催するBTOUも、過去の経験に立ち、さまざまな取り組みを「出来る限り」行っていきます。通常の社会生活も、また危険を伴うと思われがちな海外ラリーも、きちんと自分でリスクマネジメントしておくことが必要です。笑い話ですが、ボクがヘリの中で離陸後は通路に置かれるタラップをさして「墜落した時に、そのタラップが危ないから固定して」と大笑いをされました。「落ちたらそれどころじゃない!」「・・・・・」ボクは真剣に怒りました。「それでも助かろうとする気持ちが無ければだめだ」と思うのです。飛行機に乗ると必ず枕と毛布をもらいます。非常時は枕の上からベルトをかけて、「衝撃回避姿勢は頚椎損傷の原因、航空機の緊急着陸で逃げ遅れる原因は首とおなかの損傷で動けなくなることだ。脱出には毛布が必要だ」なんてマジに思ってるんだから、みんな訝しがるよね。でもそれもささやかな自己流だけどリスクマネジメント。
話は変わりますが、非常に大好きだった杉浦日向子さんが亡くなられた。ボクよりも若い!とは存じ上げなかったが・・・彼女を通して日本の文化や江戸の情緒ひいては日本の美意識をいつも感じていました。彼女こそはポスト白洲正子さんだなあと感じていましたのに。ご冥福をお祈りします。
さて、元気にBTOUの実質的なオペレーションです。スペースシャトルも打ち上げ成功!困難を乗り越えて行く姿は人間の逞しさ美しさを見せてくれます。「挑む姿は美しい」かつてのパリダカのスポンサーでパリダカのもっとも困難な時代を支えた(もっとみんな感謝すべきなのですが)パイオニアの当時のラリー支援のためのキャッチフレーズ!です。まさにパイオニアという先駆者に敬意を表しつつ皆さんに「挑む姿は、常に、美しい」常にを追加しました。
きょうの一枚
草原の道。豊かなモンゴルの空間と遊牧民たちの生活をつなぐ道。物心ついた頃からコンクリートやアスファルトに固められた道しか知らない我々には、これを「遅れてる」と見てた20世紀。今はモンゴルの高度な自然のリサイクル性に未来を感じます。って分かりにくいか?

2005/07/26 (火曜日)

すっかり更新をサボっていました。またすぐに北京に向かいますのでこの数日間でも、まめに書かなくては・・・と気を改めています。
通りといわず家々の庭先には、僕のとても好きな、さるすべりの花が咲き乱れています。木につける花の中でもとても好きな花です。そしてこの花を見ると、なぜだか昔から中国を連想します。木や花の姿かたちが僕の思うところの中国的なものなのです。ゆるやかに弧を描きながら伸びやかな枝先。何か美しい中国の農村や桃源郷やらをイメージして仕方が無いのです。
そんな古くからの思いも後押しをして、さるすべりの花の咲く頃に日本を出発していよいよBEIJING-ULANBAATAR2005はスタートします。
ここまで多くの困難と問題を乗り越えて開催にこぎつけたのですが、ここに最後の大きな一山を迎えた!という感じです。さまざまに変化する国際関係、中国の高度成長とヘゲモニー、エネルギー事情の悪化と呼応する環境問題の悪化、近代史的東アジアの人々の思い、日中の軋轢、6カ国会議、抗日戦勝60周年記念キャンペーンは8月15日に向けて、メディアをあげて展開中。靖国問題はさまざまな問題の着火剤であり燃料となり、モノの本質や是非を論じられることなく、ムードやミスリードで形成された「思い」の蹉跌で繰り返されていきます。是非をいうのではありませんが、あまりにも困難な局面。
きょうの一枚
なにかこうスカッ!と行こう!!ということで今日は青い空。頑張って現地からも大会スタートまでOVを送り続けます。ではまた青い空の下で・・・・・。

2005/07/20 (水曜日)

暑い!のでしょうが、ボクは1日中冷房の効いたところから1歩も出ずにですね・・・だから本当に暑いのかどうかさえ分からないままなのです。
そろそろ冷房から飛び出して、現地にいかにゃなりません。おっ、台風5号も中国に行っていますね。その影響ではありませんが天候不順で、北京も連日の大雨の模様。天津からの連絡でも濃霧?!と大雨で混乱中!?の様子です。全く異常気象じゃなかった気候変動のなせる業でしょうか。困ったものです。大きな被害が出なければいいですね。全世界的な異常気象じゃなかった気候変動?は今年のダカールにも顕著でしたね。例年なら1月末からはじまる砂嵐が、初旬から吹き荒れてラリー期間中ずっと大変でしたものね。
いよいよ最終のルートインフォメーションも発表になって(って遅くなってごめんなさい)カウントダウンが始まっています。今回はエコチャレンジ部門がいますので楽しみも二倍!エコチャレンジのチェックカード案も本日完成なり。
ETAP4とETAP5で走行ルートが一部分かれます。ラリーはデューンへ!エコは迂回でナビが難しかったりします。ETAP-4はSSゴール後にリエゾンでデューンへ!ここは両部門とも走行します。お楽しみに・・・・
きょうの一枚
そのデューンです。この轍を行くと、まあ大丈夫ですが左のビッグデューンに入っていけばビバークはすぐです???遊ぶヒトのための3時間か!格闘するヒトのための3時間か?とにかく3時間で27kmの距離を走るです。がんばれ!ミニ!プリウス!スーパーカブ!!いや、みんな頑張れ!!

2005/07/19 (火曜日)

暑い!死ぬ!!クッソー!芝生の上の白塗りの、ジャロジーの風通しのいい百葉箱の中の気温計で測った気象台の言う数字なんか、誰がまじめに聞いて!「ふーん36度」なんて言っているの?!
黒い車の締め切った窓の中の気温も、参考として発表して出したらどうなん?!今朝のワイドショー?では「異常気象ではなく気候変動」だそうで「フムフム」と聞いておりました。気候変動とは全く大賛成!!その通り!
と、やけに機嫌が悪いのは、単に暑いからだけではなくて、やらないといけないこととアポイントの多さと、暑さと、中国の連中ときたら全く・・・・・なわけで、やっと書きあがったコマ地図を入稿して(印刷に出すことね)ルートインフォメーションを書いて、タイミングチャートに悩んで・・・たら3日間の連休なんて露と消えちゃいましたよ、全く。
これから、地図への精密な落とし込みと、チェックカード作って、おまけに最終的なロジスティックプランを作って、燃料の輸送計画、オフィシャルの展開を検討して、ってものすごい量の頭を使う作業があるというのに、僕の頭の中のHDDはもう容量不足気味!
きょうの一枚
なんと、ゴビのピストクロスに道路標識が・・・左右をよく見て?!渡りましょう。それにしてもオーバースピードに注意だね!ピストクロスは結構固いよ!

2005/07/15 (金曜日)

神戸の車検も慌ただしく過ぎて、なんかのんびり出来ないというのが残念です。のんびりするためには、ひとつしか法則が無いと思います!それは、何でも早くすること!です。でもそのためには余裕のある資金が必要。「貧すれば鈍す」というのも、まあこういうことです。
お金があればのんびり出来る!というのも情けない発想でありますな。事実だけど。「何でも早くすると、のんびり出来る」というアイデアが、ルートブックを皆様のリクエストに答えて事前配布する!!ということでしたね。ということは一日も早い仕上げ!つまりブラッシュアップと確認作業。印刷製本が必要になっています。印刷屋さんとの約束は実は本日入稿!!まず難しい多ページ少部数の印刷は、実はかなり大変なのでありますよ。
また内容や数字の確認作業は、モノがものだけに通常の印刷物の「校正」と一線を画します。とにかくボクの忙しさを悪化させるのは中国事情と、コマ地図!!と言っても過言ではありません。きっとコマ地図制作に費やすみんなのエネルギーと熱意!!なんて見たら感動しますよ!でもって、封筒に詰めて宛名書いて、おそらく配達証明郵便かなんかになるでしょうし・・・金額も結構だしね。なかなかこうした国際大会の運営というものは、厳しいよね。それを支えるパッション!という得体の知れないものが大きなモチベーションになるのですが・・・・・どうか、ボクにのんびりした、たった半日ほどの時間を、そうしたら心入れ変えて、口ばっかじゃなく、ちゃんと作業しますけん。
きょうの一枚
カテゴリー分けに悩んだ菅原さんのマシン。それにしてもいつもチャレンジング!

2005/07/13 (水曜日)

i-podただいま2000曲インポート済み!で、これの全曲再生すると1週間かかるほど。クラシックとかもたくさん入ってるんで・・・で、これと競争するようにコマ地図を描いています。これには某秘密のサイトが重宝!これはちょっと教えられない!!けど特別に・・・GOOGLE EARTH「何だそんなの知っているわ!」という諸兄には失礼。ちょっと400USDも払うと、いや払わなくてもそこそこに、GPSの座標を見ながら地球を拡大していけば、自分の家の前やらゾーモットの井戸に至るあの枯れ川の様子まで、「確認できる!」ボクは村を抜けるルートを確認するために有料の詳細画面に出来るような契約を!!!したいんだけど「電話で申し込む」というところで「またにしよう」なんて気弱なこと思っています。でもすごいよ。普通に見られるものでも、コマ地図書くのにヘルプになるんだから驚きでしょ!!TBIも行かなくてもコマズが書ける!ナワケナイカ!
で、北京を出発したコマ地図は、やっと国境を越えたあたり。i-podではジャンル別の再生で、やっとJazzの400曲が終わったので、ラテンの350曲に挑戦!!国境を越えると測距システムが変更になるので要注意です。モンゴル国内は日本の高速道で補正を取って行ったマップツイン4輪駆動のスピードメーターの分岐ラインで測定しています。
きょうの一枚
ロッククライミング中のスガワラテルヒト!試走中のひとコマ。ここがその壁画のある岩山で、彼はコーラを飲んでいます。これが病的にコーラが好きで・・・・おかげで試走隊の荷物はコーラだらけ。今回BTOUでカミオンバレイ隊の隊長を務めるる予定。運悪くリタイアしたら、コーラだけにはありつけるかもです。今回はリタイア者もカミオンの荷台!なんてことはなく冷房の効いたオフィシャルカーにご乗車いただけます・・・・ってすごくない?でそんなことより彼は、「パリダカのディープな世界」の原稿は送ってこないは、内容は脱線しまくるわで・・・・・こらっ!早く降りてきなさいっ!!てば。

2005/07/12 (火曜日)

どうもスーパーカブのエコチャレンジへの参加が、各紙の全国版に紹介されたり、ワイドショーに取り上げられたりと・・・大騒ぎになっています。で、事務所にもさまざまな問い合わせの電話がかかってきます。我々はそれが専門の事務所だからいいようなものの・・・坂本さんはそれは大変なのではないだろうか?と心配になっちゃいます。彼はガンバってます。なにをって?それは7月の成績を!です。「死ぬ気になって頑張る」そうで、それが応援してくれている同僚や先輩、後輩への態度というものですと「男やなあ・・・」でも神戸で見た彼は疲れてました。前日は壮行会!「寝ずに来ました」「・・・・・」「ハハハハ」「坂本さん、顔、青いですよ。」とまれ、たった1台のスーパーカブでの挑戦が、こんなに勇気と夢を与えてくれるようになるとは、です。
いやそれ以外にもミニやプリウスの挑戦。ベスパ、なかなかに日本人もやるもんだわい!ときっとフランスの好事家もほくそえむ事でしょう。熱い夏は、もうそこまで。熱闘BTOU・・・日本中が大注目ですぞい。
きょうの一枚
その坂本さん。お疲れをものともせずに、車検パス!

2005/07/11 (月曜日)

7.10 KOBE!!遠路よりご参加の選手の皆さん!またオフィシャルの皆さん!大変お疲れ様でした。日曜日の港湾エリアは不思議な雰囲気、いまにも降り出しそうな雨も最後までもってOK!でしたね。イベントの性格からも、かつてのようなエキシビションホールなどで開催が出来なくて、雨や暑さに困らせられるかなあ?と思っていたのですが、なんとも際どいながらも無事に終了でした。
参加車両やセットアップも確実に良くなっていて、エコチャレンジ併設とはいえ、やはり参加車両のバリーエーションの豊かさなど、なかなかです。皆さんともっとお話がしたかったのですが、余裕がなくてごめんなさい!!会場をあとにしたのは10時松山に帰り着いたのが1時30分!!短いような長いような道のりでした。今日からはルートブックの清書やマップの作成やらと次のステージに進みます。これまで過酷一辺倒だったラリーレイドモンゴルから、今回より「もっと愉しく愉快な」ラリーになるような気がします。
素敵なビバークランキング
1位・・・だんぜんゾーモットといいたいところですが、今回はエタップ4ビバーク名は当初より変更して「ホンゴル」と呼びます。目の前のデューン、ビールとシャワー!!その日のSSも美しく感動的!!
2位・・・ゾーモット・・・早くついてね。3位・・・ここも予定変更で「アルベイヘール」標高があり少しこの日のみ防寒が必要かも、ひょっとしたら足元はエーデルワイスの群生かも。てなとこかな。
きょうの一枚
BTOU車検会場のローバーミニ、、、ちょっと俯瞰で。色も良いしテイストもなかなか。チャレンジに拍手

2005/07/08 (金曜日)

お待たせしました。エントリーリストを発表いたします。4月におきた中国の反日デモで出場を取りやめられた方も少なくありませんが、競技参加者数は過去最大です。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。
きょうの一枚
最終チェックの走り込みから帰ってきました。今度のマシンはカッチョイイデス。仕事そっちのけで没頭してます。という、上田拓さんのマシンです。

2005/07/06 (水曜日)

最近は他国の国際空港で、見慣れないカラーリングの旅客機を良く見かけるようになった。航空業界が再編されて行くさまを見ているのかもしれない。アメリカの航空業界もあの事件以来一体どんなになってしまってるんだろう・・・などとぼんやり考えていた。北京の空港は午前の便が多く、7時前からターミナル前のクルマ寄せからして大渋滞。ようやくの思いで車を降りるや、まあどうしてこんなにというくらい人人人・・・要領の分からないヒトのほうが多く、まずは何故だか税関申告書を書く。人ごみを掻き分けカウンターロビーに入るや、どこもかしこも長蛇の列。「へっ」とばかりに取り出すのはCAのメンバーズカード!専用のチェックインカウンターは誰もいない!!1分でチェックインを済ますと、後ろから数人がカウンター目指して突進!!カウンターのお姉さんは「カードは?」「???」「ここは会員の専用カウンターなのよ」「・・・・」「さあ、向こうへ行ってちょうだい!」と厳しい。走ってきた数人は人数が膨れ上がって20人くらいになってる。僕を鬼のような形相で見てる!!で、また最初並んでた列の最後尾に並ばされて「ЭиЩЯ***!!!」「бд£2再会的**最低!!!」でまた出国カウンターで並ぶ並ぶ!!そんなこんなで2時間前に到着しても僕は1時間ほど前に出発ゲートに着いたけど、あの人たちはまた1時間後に出発ロビーの中を走り回ってました。で、そんな人に限ってこれまた大荷物!!こけたりしてる。
さて、そんなことより中国サイドからのニュース!!懸念が拡大中!!8月15日の抗日勝利に向けた愛国キャンペーンを、大々的に展開することが決定!!当初は日中関係のこれ以上の悪化を避けよう、と政府はこうしたことを自粛する予定だったのだが、最近の国民感情を考えて大々的に実施することに・・・テレビでは連日抗日戦争勝利60周年キャンペーンを展開し始めた。「当局はこの夏、激しいキャンペーンを展開する。」・・・・・日本人観光客はこの夏、中国には・・・・・というようなメッセージ。さて、また北京に行かなくてはならなくなったかも・・・・・報道と実際の違い、そこにあるリスクをどうするのかという実に頭の痛い問題。「・・・・・・・」ではまた、明日は東京ナイト!!その足で北京に行くかも。
きょうの一枚
予定のルートの近くに、石器時代の壁画があるので行こう!ということになった。ルートを少し変更すれば、RCPもそこで出来るでは・・・とみんな期待を込めてGPS便りにたどり着いた。そこには社会主義の時代は入れないように、大きな柵が巡らされ管理小屋のあともある。少し黒い岩肌が、ほかのどこよりも風化されにくそうな感じで、あちらこちらに宗教的な儀式でかかれたようなもの、宇宙人のような姿など無数。サンスクリット語で書かれたものはおそらく近世のもの、保護されにくいこうした場所に、少しの戸惑いを覚える。ラリールートをここに延ばすことは、結果できなかった。こうした遺跡を、どうすればいいのかしら。

2005/07/05 (火曜日)

郵政民営化法案!衆議院で可決されましたねえ。・・・が、コメントは差し控えます。また連日のテレビでのあの兄弟げんか!マスコミがあまりにも稚拙すぎませんか?「ほって置く」のが一番いい対処法なのに。ああいう番組に出ている弁護士もいかがかと思いますが、まあ日本は平和です。いや、いまそこにある危機に気付かず、惰眠をむさぼっているだけなのでしょうか。
そんなことより昨今の宇宙ブーム!!アメリカの独立記念日の昨日は、ディープインパクト!!重さ370kgあまりの銅製の1立法メートルほどの彗星探査機の子機を、ナントカ彗星の核に衝突させることに成功したそうな。核は14km×4.6km。時速37000kmで衝突!!これで原始の宇宙に迫れるんだそうな。一方スペースシャトルは運転再開?あの悲惨な事故から何年?これからは再び本格的な宇宙探査と開発の時代に入るのか?
今そこにある危機のひとつは環境問題。G8で話し合われる予定の温暖化防止に向けた取り組みにも、米国の意志が強く、何かとうまく行ってない様子。困り者です。
全地球的な安全、環境意識。危機意識。ものすごく国によって個人によって温度差があります。日本でもまだ高速道の料金所を出たあたりのアキ缶などのゴミのやま!車から投げ捨てるタバコにペットボトル・・・一刻の油断もなりませんぞ。
きょうの一枚
Reconnaissance
ラリー用語です。ルコネサンス通常はレッキと呼びます。語源は偵察の意味です。海外のラリーなどの試走チームは車にRECO…と書いたゼッケンをつけて走ります。日本的には「レッキ」と言ってしまうと参加者によるコース試走の意味に捉えられてしまいます。試走・・・もう少し良い呼び名がないかなあといつも考えてしまいます。案外「偵察」もいいかもです。思想の旅は素晴らしいものです。

2005/07/04 (月曜日)

帰国しました。帰ってみれば四国では、最悪の事態かと思われた雨不足も一転!今度は集中豪雨で被害が出始めていて、昨夏の悪夢がよみがえります。なんというか「ちょうど良い・・・」ということがないのでしょうか。
ボクはというと・・・最近の平井商店街でも紹介したSONYのノイズキャンセル型のヘッドホンが届いて・・・まあこんな製品があるのなら、どうしてもっと早く使わなかったのか!!と悔やまれるほどで・・・すごい集中力ができてキーボードに向かっていますけん。早く発電機の横で寝たいよ!と思うくらい。ついでにi-podなんかつないで、マリア・カラスのアリアでひとり悦にいってしまう!!という暴挙ぶり。でもこのヘッドホンにはモニターボタンが付いていて、これを押すと外の音も聞こえてきます。
えー、この週末はBTOUのメディカルチームによる作業が行われていました。大量の医療器具や医薬品をどのように仕分けして、取捨選択をするか?エントラントのスペアパーツ選びにも似ていて、かついかに運ぶか?もかなり難しい問題なのですが・・・・苦闘しています。僕が特に力を入れているのは、ルートのことを除けば、メディカル関係。まあラリー運営の最大のテーマ!!ヨーロッパのように外注丸投げ!が出来る先がありません。もちろん燃料手配とその輸送や、食糧の供給と部隊のアサイメント、移動のためのフォーメーションなど・・・・・日本国内のTBIやTDNとは比べ物にならない難解さで、かつ困難ぶりです・・・・・なんのモチベーションがかくも大変で困難で、気の遠くなるような作業に向かわせるのでしょうか???どこか無茶な方程式に向かう数学者のようなものかね。
事務所内では、もう1ヶ月以上、足の踏み場もないくらいの機材と作業量・・・ホントにみんな良く頑張ってるなあ!!!という感じなのであります。それとメールの発達のおかげでの問い合わせの多さ!!丁寧にお答えするためだけにひとりは完全にこれに忙殺されます。忙殺・・・・・なるほどボウサツ!
きょうの一枚
時間のない銀行マンは、集中豪雨の中、光軸調整をかねたナイトランに出撃!!までは良かったのですがHID不調で帰ってきた模様。時間がない!!

2005/07/01 (金曜日)

中国は猛暑だ。それでも北京の郊外の水田には水が張られていて、青々とした苗が育っている。でも暑い。先週末は天津では41℃北京でも39℃「・・・・・」来週は北京も41℃の予報。少し歩いてみたのですが、5分でギブアップ!!ホテルへ飛んで帰ってTシャツを脱いで汗を搾ったら・・・・「おお!これは痩せる!」町いく女の子たちは結構あられもない格好!!男たちはTシャツを胸まで捲り上げておなかを出しているのが中国式のスタイル・・・これはよくボクも事務所でやるので・・・これからは、やめようと思います。
ホテルのエアコンは効きすぎていて・・・寒い!!寒いのでオフにすると暑いので窓を開けて寝ますが、それでも寒い!!電力不足はどうしたのだろうか??昔はこれほど暑くなかったのだそうであります。さて最大の問題は、これから始まる猛暑休暇!!電力不足に対応して8月14日まで約5000の事業所などに強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・これによる影響をどのように測定するか・・・協議に入ります。
ところで黄土高原・・・の黄色い粉のような土は、ボクはてっきり黄砂の原因だけで栄養がないのだと思っていました。これがひとたび水を含むと肥沃な栄養たっぷりの土壌になるのだそうでありますな。これからも食料自給率を上げたい中国は輸出してくれなくなるから(元も切り上げられることだし)日本も食糧自給率を上げないといかんね。
ラリーの食料も何トン??選手、役員、ヘリのパイロットまで供給するべき共に旅する人数は200人!!中国のホテルの手配もまあ大変。2008年8月は北京オリンピック!「そんときはどうする?」「大丈夫!」「お前、何でも大丈夫!大丈夫!って言うなよ!」「大丈夫。選手は選手村に泊まるから」「何にも分かってないなあ」
きょうの一枚
ホンゴル砂丘とオボー!昔はここにもはっきりとした道があったのでしょう。この砂丘は生きています。
 

Organisation Voice 2005/01/13 (木曜日)

2005/01/13 (木曜日)

この後はもうたいしたことは無い!と書いたパリダカも、後半戦も大したことだらけ!だいたい砂嵐の襲来とともに始まったアフリカステージは、悲劇まで呼び込んでしまいました。KTMのコミュニケを翻訳していたのですけどBIG TANKのサイトに既出なので省略。ちょっと訳に難しい部分があって・・・・・しかし砂嵐も複雑なコースディレクションも、今に始まったことでもありません。いつものように内外(内とは参加者)から批判が始まっています。数年おきにパリダカはこうした批判にさらされます。そして変わることもあれば変わらないこともあります。批判をしながらも誰もが、心のそこから憎んではいないことが伺えます。ただしキニガドナーのコメントの中に「パリダカが殺した・・・」という部分があって、どう訳したら彼の本当の気持ちが伝えられるか?と、手が止まっていたのでした。こうした感情の嵐の中で書いたか言ったかは、やはりのどにこみ上げてくるものを禁じえません。
しかし、やはり・・・と今日一日は非常に不安で落ち着かない気持ちだったと告白しておきます。ですから参加者たちには、いかばかりかと・・・・・・・本当に彼のご冥福と、ご家族の安寧をお祈り申し上げます。

きょうの一枚
これは懐かしい!オリオールのVWバギー!かと思いきや、2001年RRMを走るスガワラテルヒト自作バギー!!エンジンは軽のものでちょっと非力でしたが、今の活躍のベースは、こうしたチャレンジの延長線にあったのですね。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「あわや、三橋!でも大丈夫だったね」
ラリーは2回目のマラソンステージ、の1日目。つまりゴールするとすぐにパルクフェルメというステージ12。MOTOのキャンセル空輸を受け、AUTO/CAMIONもパルクフェルメは無くなり、整備はできるようになったのだが、アシスタンスはやって来ていない。寂しいバマコのビバークだろう。そのステージで三橋はどうも、トラブルが続発の模様。サスペンションから始まって、最後はデフトラブル!!4時間のタイムロスをしながらも、執念のゴール!!昨年の悔しさがばねになっているのだ。総合ではポジションを2つ落として11位。そんなことは気にすることは無い。ただステージ13、カイエまでの長い道のりを無事に走りきり、アシスタンスが首を長くして待つ(たぶんSSのフィニッシュあたりには来ているだろうけど・・・)サービスへ飛び込んでほしい。2駆のままで走りきれないルートではないが、フェシフェシに捕まらないように・・・フェシフェシとは、ここらあたりには特に多くて、なんと例えればいいか、まあパウダーだまり!龍角散のプールみたいなものか!・・・カミオンの走った後ならもう大変。潅木の中のフェシフェシはそれはもう・・・パリダカでいやなものは、このフェシフェシと延々続くキャメルグラス!!っていうくらい。

チームスガワラは、さすがの展開なのだが、気にしていたビスマラのウニモグに交わされた!!2号車も、あのデルーイに交わされた!!のだが、どんまい。まだまだこれから。

MOTOの東さん、残念リタイアが確定した模様。でもよくがんばったです。

AUTOの勝負の行方は、MITSUBISHIの優勝は堅そうですが、ペテランセルとアルファンの両方が1-2フィニッシュはないんではないかという大胆予測!!今回ミツビシに起きているマシントラブルは、確率的にはどちらかのマシンにおきる!!よーな気がする。で1位はミツビシ!2位はVWクラインシュミット!!3位は日産ドウリビエ!!!日産は総合3位以内をとらなければ、来年以降パリダカ参戦は無い!!というC・ゴーン!!お願い!!ドウリビエ!!頑張って!!そして新しいワークス勢の構造力学のひとつを構成してね。と情緒的な気分。

どうか、いつまでも永遠の憧れ、夢とロマン!愉快で面白いモータースポーツ!!の隆盛の道を自ら示して!!パリダカール!

Organisation Voice 2005/01/12 (水曜日)

2005/01/12 (水曜日)

異常気象が只者ではない!!と世界のメディアが伝え始めました。カリフォルニア州の集中豪雨。3日間で半年分の雨が・・・・ってどこかで聞いたことがあるなあ?!と思ったら、半年前のTBI 2DAYSのときと同じコメント!!
もちろん今ダカールを吹き荒れている砂嵐も、これらには無関係じゃないようです。ほんとうにこれから日常生活の中に、どのようにサバイバル術を身につけていくか、真剣に考えます。まずは、最近まったく使わなくなったデイバックに、ラリーのときのエマージェンシーグッズを詰め込みましょう。さらに非常食、ストーブ、などなどを放り込みます。小回りのきく、小さなオフロードバイク、僕の場合TT125だけど、いつも満タンにして、身近においておこう。長靴、ゴーグル、サバイバルに適したウエアなど。おお!テントもある。シュラフとマットも忘れずに。・・・・・なんてやっていたら、あほらしくなって来るような気がして・・・・やめ。
むかし、アメリカを旅した友人が、オートキャンプ場だと思ってテントを張ったキャンプ場は、災害にあった地区の人々の非難キャンプだった・・・恥ずかしかった。という話と。日本を旅していたアメリカ人が、日本のキャンプ場を見て「災害にあった人たちだ・・・」と思ったという話。

災害は忘れたころにやってきてたはずが、記憶も新しいうちに次々やって来ます。もうすぐ阪神淡路から10年。どうかユメユメ油断なされるな。

きょうの一枚
モンゴルは乾燥してはいますが、雨も降れば雲もわきます。豊かな生命感のある大自然が息づいています。で、雲がこんなに低く感じるわけで、ヘリは雲と大地のほんのわずかな隙間を飛んでいるようなときもあります。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「ファブリツィオ・メオーニ逝く」
大変残念でショッキングなニュースが飛び込んできました。近年のパリダカのモト部門の顔となってたF・メオーニが、アタール-キファ間のステージでクラッシュ死亡しました。心から冥福をお祈り申し上げます。さて、KTMワークスは、先のファラオでのサンクトの事故死に続く悲劇として、相当なショックであることは想像に難くありません。メオーニは享年47歳、トップを張るライダーとしては破格の高齢ともいえます。また今回のダカールが最後であると、引退宣言をしてスタートしたというニュースも届いています。メオーニで思い出しのは、やはりGPS事件?ゴールでTVカメラに向かって「GPSが壊れて役に立たない」と憤慨して見せると、近くにいた地元民が、その物まねをして、大爆笑。それ以来スタートで紹介されるメオーニに向かって、コメンテイターは「今年は、GPSは大丈夫でしょうか?」と聞く羽目になります。ラリーはこうした悲劇を生み続けてきます。ティエリーの事故から来年で20年。ダカールは参加する誰にも過酷であるとともに、その存在そのものもサバイバルだといえます。

MOTO部門は、翌日のステージを完全にキャンセル。ラリーは喪に服します。ティエリーは生前から「私に何か起きても、ラリーは継続してほしい」と周囲に語っていたそうです。その遺志は受け継がれてきました。できることなら来年は、テネレにあるティエリー・サビーヌの木を目指すのではないかと思います。

AUTO部門では三菱の磐石の体制ができていますが、A・メイヤーがリタイアしてます。それにしても日産の三橋!!絶好調。

カミオン部門は、TEAM SUGAWARAの1号車の後ろからウニモグに乗る大ベテラン・ビスマラが、2号車も後ろからデルーイ!!まったく目が放せません。

 

 

 

Organisation Voice 2005/01/11 (火曜日)

2005/01/11 (火曜日)

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

3連休はいかがお過ごしでしたか?国内は大寒波で、日本海側は大雪の模様。冬のスポーツの苦手な南国の住人たちである我々は、北の島の住人をうらやましく思いながらパリダカこたつレポートにいそしむのでありました。

さて、ダカールは休息日をはさみ、翌日はアタール-アタールのループコース!ですからアタールの広い空港のビバークには、3泊もするんですね。これは実に名案で、おそらくモーリタニアの砂漠の中に取り残された参加者を、ヘリで救出したり、到着を待つのにはベストなシチュエーション。休息日とその翌日をループにすると決めている点で、参加者たちは思わず警戒したはず。

休息日のアタールに生き残っていたのは、MOTOが230台のエントリーに対し129台!AUTOは163台中100台、カミオンが69台中49台。休息日生存率60%と過去の1990年までのアガデスの休息日のハードさに戻ってきています。

さらに翌日の第10ステージ!!増岡選手がリタイア!ペテランセルは首位をガッチリ!!ですが、いずれもエンジンの調子は悪いみたい。トップ10入りを果たした三橋も、エンジンの不安を訴えている様子。

猛烈な砂嵐のステージを全力で戦い続けると、こうしたエンジン不調が現れるのでしょうか?一方のカミオン部門のチームスガワラは快調そのもの。カマズやDAFなどのモンスターに混じって、総合5位までに2台とも入っている。AUTOに例えると彼らのマシンはT-1みたいなもんで、ミッドシップのモンスターらはまあT-2。まあMITSUBISHIとVWのなかにランクル100で割り込んでいるみたいな感じなんです・・・・とくに2号車のテルヒトは、ドライバーデビュー戦!子供のころからパリダカに最も近いところで成長し、仕事はずっとパリダカ、という世にもまれなほどの環境でここまで来ました。確かに敵は老獪なやつ等ばかりですが、もうひとがんばりしてほしいももです。

MOTO部門の三ヶ尻、川合ともリタイアが確定しました。思わぬ救済措置がとられたマラソンエタップで、じつは先に書いた230台中129台!というのは、「多い!」生き残り台数だなあ!と思ったのでしたが、川合はガス欠!?三ヶ尻は、アタールのスタート時刻は一時刻まれたのでしたが・・・。

この後の展望
特に後半戦の山場というのは実は、このアタールのループだったので、この後はキフアやカイエス、タンバクンダといった、常連組みには知り尽くしたルートばかり。極端に言えば後半のモーリタニアが無くって、あとは楽!順位争いは熾烈でも、完走は目の前。ここで気をつけなければならないのは、立木への激突など。カミオン部門にはまだまだ厳しい狭いピスト!!しかし完走率は、終わってみたら50%なんて感じになりそうです。

Organisation Voicee 2005/01/06

2005/01/06 (木曜日) 

5日夕方、パリ・ダカの現場にいるバイラーから電話がかかった。衛星を介してのそれは、多少不明瞭だった。パリ・ダカは1月5日の朝のステージをむかえていた。電話のむこうは「砂嵐がすごい」と波乱のステージ予兆。いつもの年ならモーリタニアは1月中旬より強烈な砂嵐のシーズンになる。そのため、かつてのパリ・ダカールは、モーリタニアを抜けるのが困難だった。モンテカルロラリーがスケジュールに重なる、という理由でスタートを5日くらい繰り上げてクリスマスにした頃から、なんとか砂嵐のはじまる前のモーリタニアへ進むことができるようになったのである。そして、そこはやはり困難だった。

そのモーリタニアの風景はスゴイ。そんなモーリタニアに入る日の朝、バイラーの電話はパリ・ダカールが、やはりパリ・ダカールであることを告げていた。そして「寒い」と云う。モーリタニアには昨年は何十年ぶりという雨が降った。そして今年は寒波、それに半月早い砂嵐のシーズンの到来。やはり、どうも異常気象ぶりは、どこも変わらない。

この日、僕の推すC・マクレーもジャンプに失敗しクラッシュリタイア。そしてA・バタネンも後退、池町もエンジントラブルで後退と、NISSAN勢は昨日のパーフェクトウィンのあとの悲劇的な1日となった。R・ゴー ドン(VW)も後退してしまった。三橋は快走、この時点で総合20位はマシンのポテンシャルなどから見るとスゴイ。6日7日と2日間続く1000kmを超えるマラソンエタップのことを考えると少し不安だが!!そしてチームスガワラは、本領を発揮、これからグングン伸ばしてくるという知り尽くした展開、これだけは誰も見習えない程の達人の闘いぶり、しかも一子相伝の趣きすら漂う。さてMOTOも心配だが、マラソンエタップの2日間を、どうのり切ったかを見てみたいと思う。

パリ・ダカをやってるころ、いつも頭の中にあって離れない言葉があった。それは「サドンデス」突然の死のことである。快調な時にそれはやってくる、パーフェクトを積み重ね続けてなおやってくるサドンデス、だからパリ・ダカに惹かれたのかもしれない、ラリーレイド、全ての競技者に等しい困難と苦悩が与えられる。トップを競う者にしても、なんとか完走を願う者にも過酷であることは変わりがない。

きょうの一枚
砂漠に残された数筋かの轍。なぜにこうした風景がそそるのだろう? モンゴルにて


OVバックナンバー

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1999年 | 10 : 11 : 12月
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Organisation Voicee 2005/01

2005/01/31 (月曜日) 

本格的な寒波!襲来の今日。朝から「本当にそうなの?」というほど良いお天気!でも気温はぐんぐん急下降中!!
50歳になったら、引退して・・・山に引っ込んで、目の前にはブルーベリー畑。杏やスモモなどの小ぶりな果実類を栽培して、小屋に入ると甘酸っぱいパイの焼けるにおい。ガレージには、往年のマシンたち。愛車はクラシックレンジとG/S。最近こしらえた露天風呂には、かやぶきの屋根をかけた。明礬温泉の湯の花がいつもたっぷり入っていて白濁・・・今の僕はそんな生活なんだ。
・・・・・と、そんな生活に入る予定だった2005年。現実は、そのまさに正反対。この調子じゃあ、どうも計画は60歳に延期になりそう。あと10年かあ。2015年。ところで、世界の危機的なターニングポイントは自説では2020年。むかし「2020年会議」なるものを主催して、定期的に会議を開催していた頃があります。
逼迫する食糧危機。不穏な東アジアの情勢。ヒステリックな世界。環境問題に端を発した、全地球的なノイローゼ・・・・・・・さて、もうすぐ春。G/Sの車検受けて、毎日のように山の方角に向かって走るんだい。
きょうの一枚
お出かけ暖機中の、最新のGS。
最も古いやつと最新のマシン。両方持ってるんですが、20年の歳月は思ったより重い。

2005/01/28 (金曜日) 

毎日毎日書いてると、まったくなんにも書けなくなるときがある。今日がそうなのだ。朝からずっと企画書を書き続け・・・悩み、苦しんでる。これがラリーの企画書なら、濃いいのができるんでありますが、残念。本業のプレゼンコンペの企画書。ああ、なんでコンペなんてのがあるんだい。「もう、君のところしかない!君に頼む!」って随意契約。通称ズイケイって言うんだけど。そーならないかなあ?
 
きょうの一枚
今日は我が親分の誕生日、いつもいろんなコトにアンテナを張り巡らせ、素晴らしい(たまには突拍子もない!?)企画を立ち上げ、夢を実現させて来た50年間に頭が下がります。これからも止めど無く溢れ出す「デッカイ夢!」と「スンゴイ野望!」を、ドキドキ・・・ちょっぴりビビリながら楽しみにしております。・・・ですが、くれぐれも無茶をなさらぬよう。なにせ親分あってのSSERでございますから。Happy Happy Birthday !! SSER関係者一同より

2005/01/27 (木曜日) 

バイクは後ろ姿が美しい。クルマはどうだ?!というお話。高速道路でチンタラ走る僕をビューンと抜いていったかっこ悪い後ろ姿のSUVに、追いついてみたらカイエンターボ。「なんだい、あの後ろ姿」「そういや最近のクルマ、お尻のデザインどうよ」「バイクは後ろ姿いいけど、クルマはいかんなあ」そこへまたまたやって来てビャーンと抜いていくのはSL「これも、いかん」「ドイツ人は尻がいかん」「色気というもんがない」そんな事を思いながら最近のクルマのデザインについて考えてみたりなんかした。するとキーワードは竜頭蛇尾!!な感じなんである。
フロントマスクは、どれも機嫌の悪そうな顔にデザインされているのにさ、そのくせお尻はヨワヨワ。だから、ルームミラー越しに迫ってくる姿は、なかなか勇ましいのだが、追い越して行った後は「ありゃりゃ・・・今のクルマってベンツ?」なのである。デザインの整合性が取れていない。しかしそれはある意味時代の空気かもしれない。世界中のクルマが顔にアイデンティティを求めすぎて、後ろ姿が貧弱でだいたいみんな同じようになった。見分けがつかない。
なぜ時代の空気と書いたかというと、それはダンディズムの後退を意味するからだ。去っていく姿、つまり後ろ姿で語らないといかん。出会いは普通、つきあえば奥が深く、去り行く姿は哲人。そんな人に私はなりたい。
きょうの一枚
なんでクルマのデザインの話なのに、こんな写真?四国の山の幸は、春の山菜にアマゴの塩焼き!

2005/01/26 (水曜日) 

国会が・・・小泉さんが・・・・・これ以上政治にかかわるコメントはしません。キッパリ!そんなことより、春の四国路のTBIのことを考えたり!BEIJING-ULANBAATARの夢を見たり・・・人生は愉し、と行きたいものです。
土星の衛星タイタンに着陸したホイヘンス!から送られてくる情報が面白く、メタンの海、メタンの雨、そこに生物の可能性?っていったい気温は!!2週間くらい前のニュースからだと、「米欧の研究チームが、空全体で最も巨大な星を三つ突き止め、米天文学会で発表した。分析に加わったローウェル天文台(米アリゾナ州)によるといずれも赤色超巨星で、一生を終えつつある年老いた星々。それぞれ直径は太陽の1500倍もあるという。(中略)この3つの超巨星の直径は10億マイル(16億キロ)を超え、半径は地球と太陽の平均距離の約7倍もある。仮に太陽の位置にこうした星があると、星の表面は木星の軌道を超え、土星の手前まで達する。ただし、質量は太陽の25倍しかないという。」だって。太陽も50億年後にはこんなになって、地球を飲み込むらしい。でも直径16億キロってじゃあ赤道円周は50億キロ!そのくらいの星に住めば地球人ものんびりだわな?赤道上に1kmにひとり!で住める。で地球では、人口が64億9千万人(世界人口時計>>>) ついでにここのサイトで、SSERの始まった1985年8月を見てみたら48億人!!やっぱ億単位で考えると、現実離れしてて思考停止になるみたい。日本は、世界は、地球は、NHKは・・どうなる?ってどうにもならないかもしれない。
ヒストリックマシン・エンデューロ!問い合わせが始まりましたよ。スガワラサンTBIもゼッケン1!!
TBIスタート会場決定「糸山公園」愛媛県今治市!前泊28日の宿泊希望の方は、サンライズ糸山!人数は限られていますが、割と安くて車検会場を目の前に望めます。
きょうの一枚
これ、糸山の車検&スタート会場です。というか会場の目の前に見える来島海峡大橋。この来島は、有名な潮流で、川のように潮が流れます。で、この来島で獲れる真鯛が特に有名で・・・って観光ガイドみたい。

2005/01/25 (火曜日) 

ヒストリックマシンエンデューロ!早くもUP!しました。あの高知の夜から24時間以内に新しい企画がスタートするなんて!!?よし、これを20周年のサプライズ第1弾にしよう!でもってシリーズ化するかという噂も。さあ、みんな古いバイク探そう!ぼくはブルタコがほしいのだが・・・・・
名古屋のイワサキモータースから、BEIJING-ULANBAATAR2005のサポートプログラムがHP上 (今日のOV最後にリンクがあります) で発表されています。彼は古くからのモンゴル参加ライダーでもあり、クワドで海外ラリーを初めて走った日本人でもある!!でツールドニッポンでも常にサポートカーを出し続け、頑張っているのであります。サポートが必要とお考えの方は、ぜひご活用ください。
またYZ400WR98年モデルのラリー仕様が、「For SALE!」になっています。金額は聞いてないんですが、興味のある方はぜひどうぞ。オーナーは「今度はセル付で出る」ということで、こいつにはセルはないが、スペアパーツはたくさん。安いといいんだけど・・・・・
ダカールも終わってひと段落!!でもモータースポーツ界は、本格開幕。モンテカルロラリーは、復活のミツビシが表彰台をゲット・・・・後半戦まで難しいと言われていたんだけど、ターマックスペシャリスト、ジル・パニッツィが見事3位に。でも相変わらずシトロエン、プジョー勢は強い!頑張れニッポン!!
岩崎モータース
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/top.html
サポートプログラムのページ
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/service.htm
(05/01/31 URL変更)
「For SALE!」
BEIJING-ULANBAATAR 2005に参加予定の横浜在住の方から、前回モンゴルに出場したマシンをお譲りしますとのメール。ETAP1で負傷リタイア!で、マシンは絶好調!だと思います。
車名:’98 ヤマハYZ400(ギア比WR400仕様/セル無)
走行距離:1130km程度
改造内容:モトハウス製F,Rショック/ICO製トリップメータ/レース仕様ブレーキ
パッド/チタンRキャリア/チタンサイドステップ
スペアパーツ:モトハウス製F,Rショック/F,Rタイヤ/ラジエタ/カウルガレージ内保管以来車庫保管。
金額は聞かなかった。オークション?写真は少し付属させます。ご興味のある方はお早めに。
興味のある方はコチラまでお問い合わせ下さい

2005/01/24 (月曜日) 

「高知の熱い夜」
土曜日は、ご案内いただいた高知の新年会に行って参りました。天気予報はこの冬一番の冷え込み、四国の高速道路も「明日の帰りはやばいかも」なニュース。さすがの高知もやや寒い。面倒だからと会場のホテルを宿に、チェックインするや一眠り。そうお昼寝、約1時間。高知の新年会は20年目だそうで、噂には聞いていたのですが、初めて出席。何でもっと早くから招待してくれないのと僕。実は知る人は知っていますが、僕は高知と松山のハーフ!あの熱い高知県人の血が流れとるきー!ほら。それにしても、いやーもう感激でした。
新年会場はホテルの最上階。入り口にはSSER様御席の看板「????」会場には、40名近い出席者。座席が足りなくて大慌ての主催者!!ったって、僕のことではない。出席者は、たくさんの古株の顔や、最近の顔、いつも一緒のオフィシャルの顔。もちろんバイク屋さんも何人も・・・かかっているビデオは、第1回のSSERやTBI。思わずジャパネットタカタのCMを思い出してしまいました。高知の人たちはこうして熱く、心が広くて、みんな仲良くて・・・最後はツブレて、高知の熱くて長い夜は更けていくのでした。
「オフロードバイクやモータースポーツ文化論」面白かったです。で提案。シンポジウムみたく、酔うまでに先にいろんな話し合いをして、それから飲み会!とか言うのはどうですか・・・たくさん貴重な意見を聞いたのに・・・忘れちゃった。結局最後は、僕の周りではC2SSがどうのHT-1、トレールボスの、とヒストリックマシン・エンデューロをやる話が決まりました。さて、いつどこでやるかな。まず1回目はスーパーNの昼休みのアトラクションでやりますか??
きょうの一枚
ヒストリックマシン・エンデューロにちなんで1985年SSER 2DAYSの走行風景。このころの憧れのマシンが、いまやヒストリックとはねえ。
告知 – 第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
競技の名称:
第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
開催日時:
2005年3月27日日曜日12:00より
(SUPER-N内でのミニイベントです)
開催会場:
美馬MX場
参加資格:
1984年までに製造されたエンデューロ、オフロードマシン(ナンバー不要)製造年が特定できないものは、そのモデル最終製造年とする。
参加費:
3000円
競技方法:
製造年の古い順に1年につき5秒間隔でスタート、同一製造年モデルは同時スタート、約5kmのコースを最も先にゴールした者から順に順位をつける。
賞典:
1位
参加料全額の50%
レース結果の1位
コンクール
デレガンス
参加料全額の30%
マシンだけでなくウエアやトータルで美しくてカッコよかった人
2位
参加料全額の15%
レース結果の2位の方
3位
参加料全額の5%
レース結果の3位の方
その他
各賞
 
 
 
お申込はこちらのサイトから

2005/01/21 (金曜日) 

そうそう、フランスのツゥ-ルーズでは、エアバスA380の発表会が、行われました。発表会には仏シラク大統領、独シュレーダー首相らが出席して、まさにEUサイドのシンボルのような祭典。総2階建ての巨大な機体は、とってもかわいい。カジノにするなんて話もあって、面白そうです。いま受注もB747を大きく引き離し、新しい時代のワールドスタンダードになりつつあります。そうした流れにボーイング陣営の日本国内の航空各社のリスクが叫ばれています。まあ、そう言いなさんな、と言うのが感想。なんでも勝ち馬に乗る!とかばかりせずに・・・でもA380は全席Yクラスだと850席!!すごい!!発表会のHPをお楽しみください。(http://www.airbus.com/events/a…….)
でも、そんな大量輸送時代なのか?という疑問も。むしろ僕はボンバルディアのリアジェットが欲しい。また日本郵船は飛行船ツェッペリン号を購入。愛知万博の宣伝で、飛ばすんだって。
話は変わって、SSERシリーズ。世の中のエンデューロマシンの排気騒音が落ち着くまでは、なかなかオープンエリアにたびたび出て行けない現状の中で、頑張って開催!!特に今年は3戦ともチームクラスには小額ながら賞金!!シリーズランカーの個人にも賞金を用意いたしました。
SSER 2DAYS CLASSIC以外の2戦はラリークロス+公道という形になりますが、クローズコースだからな!と言わずにご参加ください。みんなでわいわい過ごせる有意義なものになってきていますよ。特にあの晩メシ!!これだけでも・・・・・。
この場を借りてオフィシャル通信
TBI 2005&BEIJING-ULANBAATARのレギュレーションとロジスティックスのミーティングを準備中。都合をメールしてください。2月下旬くらいを予定。
きょうの一枚
快晴のラリークロス会場。走り行く後姿は・・・今年は林道部分も増えて距離が長くなりますよ。どうぞお誘いあわせで・・・・・。

2005/01/20 (木曜日) 

さすがに大寒の今日は、日本列島も寒さに縮み上がっています。
暦便覧には、冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也とあり、1年でもっとも寒い日、だそうですな。
ところでこの大寒とかは、どういう起源によるものかと言うと、って調べてみただけの話ですが、「二十四節気」つまり1年を12で分けた上にさらにそれを半分に分けたもののようですね。実際には二つの方法があって、1年の日数を単に24で割る(15.22日)方法と、太陽の黄道(太陽が1年間に一回りする道)を24等分する方法(角度にすると15度)この二十四節気は旧暦の日付を決めるために必要だったわけであります。中国やモンゴルのように旧暦で正月を祝う国では、大寒はお正月の前。お正月は春の初めのようなものです。日本では明治初期に旧暦の使用をやめて西欧化するんですね。ところが今でも、季節を表現する大切なことばとして、我々の生活に深く根ざしていますね。まあ春分の日と秋分の日は祭日にもなっていることですし。こうなれば立秋・立春・夏至・冬至・大寒くらいは祭日にしてしまうのはどうすか?成人の日みたいに「いつでもいいから連休にしてしまおう」という考えは、なにか「決まりごと」っぽくなくて日本人には馴染まない。
日本人に馴染まないというと、モータースポーツ。石原都知事は「三宅島でマン島TTレースみたいのができないかね」だって。さらに「警察がウンと言わんか」だって。この人、良くわかっているのにびっくり。マン島にも行ったことがあるらしい。だれか東京都に提案しませんか。運営?お手伝いしますよ。
きょうの一枚
TBI。今年のテーマは海と島。ゴール付近でパチリ!!

2005/01/19 (水曜日) 

朝から、TBIの用地借用の話にとある市の役所へ出向いた。これがお役所か!!というほどのすばらしい対応をいただいた。しかし用地は県のもの・・・じゃあ県にお伺いを立てに・・・ということになってちょっとした用地を借りるのも数日がかりだ。でも、この場所はとても素晴らしくて、なんとしてもスタート地にしたいと頑張ってます。ゴールも良いですよ。どうですか、今からでも。こうしたラリーイベントを広域的に開催するのは、実に大変だが、今回は住み慣れた四国。なのだが・・・・でも今回のTBI、参加者の期待も大きく、参加人数も少なくない。濃厚な四国の濃厚な世界を、しっかり堪能できることでしょう。僕も初心に帰ったように頑張りますけん。
今、忙しいこと・・・TBIのルート制作、SUPER-Nの準備!!BEIJING-ULANBAATARの交渉!!80G/S-CLUBのことって?
きょうの一枚
ほーら、もうすぐ春。春分峠に登る道。いよいよ四国の旅が接近中。

2005/01/18 (火曜日) 

今日はとてもいい天気でした。こんなのを小春日和といいますかね。いや、確か小春日和というのは、晩秋から初冬にかけて使う言葉、ということは?・・難しい日本の常識。この暖かな春のような天気をこの時期に言い現すのはどういう言葉があるのか?と、悩んでいます。
昨日は阪神淡路大震災から10年。あの日(正確には前夜)僕は、モンゴルの帰国便が遅れて、深夜の関空に降り立って、大阪の寿司屋で飯を食った。夜が明けるまでには、阪神高速を抜けて、瀬戸大橋を渡り事務所に帰り着いていた。数時間の後に、その阪神高速は倒壊、神戸は壊滅的な被害を受けた。恐るべし大地震。そんな幕開けとなった1995年、それは我々にとっても忘れえぬ年となった。SSERの10周年、ラリーレイド・モンゴルのスタート。もう、あれから10年・・・・・・・歩んできた道のりが、間違っていなかったでしょうか?
話は変わりますが、SSERの始まったのがさらに10年さかのぼり1985年。85年といえば、ガストン・ライエがパリダカの2連勝を飾り、テレビでは地上波でお茶の間にパリダカの鮮烈な映像が飛び込んできた時代。そんなガストンにあこがれた僕の80G/S-PDは85年製。ということで、80G/Sクラブ・・はどうなったかという続報。ジャーン!!まもなくHPがスタートします。バーチャルツーリングとか、日本縦断リレーツーリングとか・・・いそがしいあなたにも?ぴったりの企画で、スタートしますので、会員の申し込みを済まされている方で、まだ情報をお寄せいただいてない方はお急ぎくださいな。URLは、また、こっそり教えます。どうせここからリンクを張るだろうと思っているあなた・・・残念でした。
再び話は変わります。ラリーが終了したのを機に、フアブリッツイオ・メオーニとリシャール・サンクトを、短期間に失ったKTMに対して、深く哀悼の意を表します。思えば1988年、我々のチームは、西山氏を招き、おそらく初めてパリダカールにKTMを持ち込みました。西山氏の話ではKTM本社は、その当時のLC-4の耐久性に関して懐疑的で、どちらかというと賛成を受けて参加したというわけではありませんでした。あまり多くのスペアパーツの詰めなかった我々のマシン(AUTO)にも、わずかばかりのKTMのパーツを積み、夜明け前のタマンラセットへ向かう砂漠の中で、押しがけを続けたのを、昨日のように思い出します。その時の情勢から、いまのKTMの隆盛を誰が想像できたことでしょう。そして、総合優勝までの長い道のりを、迷わずに歩んできた姿勢に、世界は評価をしているわけです。相手はBMWやHONDA、YAMAHAといった大企業ばかり、今度こそはと臨み続けた苦難の道のりは、ある意味では挑戦者としての気概に満ちていたことでしょう。勝てない歳月が続きましたが、それでも着実で、そしてそのデータを、すばやく市販車にフィードバックしていきました。一般のライダーにも、その高性能のマシンは受け入れられ、ついに大メーカーに比肩するまでになってきたという感じがします。
さて、この悲劇はそうしたKTMに対して、きわめて厳しい試練であるかのように見えます。しかし、このフィールドを駆け抜けたものとしてのリーダーシップとイニシアティヴはゆるぎの無いものだと思います。もちろんマーケットは、ほかにもあるでしょうが、今回の出来事を真正面から受け止めて、さらにたくましく歩んでいただきたい、とそう願います。応援の賦です。
きょうの一枚
このあたりでKTMといえば前田くんです。若さあふれる・・・・・っていつまでも若いつもりの彼でも、今いくつかね?

2005/01/17 (月曜日) 

「総合2位!6位!おめでとう。チームスガワラ」
結果はともかくも、ダカールは今年も多くの英雄たちを迎えて沸き立っていることでしょう。MOTO部門では、悲劇を乗り越えたKTMが・・・ここまでというほどの市場独占状況で総合優勝!!AUTO部門では、MITSUBISHIの5連覇!、VWも頑張りました。悲願の総合3位を逃したものの、日産の戦いぶりも印象的でした。どうかゴーンさん!撤退なんて言わないで・・・・・。さてCAMION部門!!総合2位に菅原義正さん、まことに見事です。3部門からなるダカール、どの部門も公平に報道し、評価してほしいものです。AUTO部門の日産を見れば、CAMION部門の総合2位は、凄いじゃないですか。こうなったらヨーロッパでやるのをやめて、チームスガワラでニッサンをやったらどうですか?!ゴーンさん。あっ、いや、これは立場をわきまえぬ発言。訂正します。
どちらにしましても、チームスガワラに、大拍手!!を送ります。
チームスガワラの、もうひとつ凄いところは、完走している多くの日本人チームの中にあって、完全にプライベーターとして独立しているところも見逃せません。スポンサーの調達を始めすべてのマネージメントを、自分たちでやらなければならないのです。大変だと思いますね。しかもそれでパリダカ史上最高の出場回数と、おそらく完走回数。これが日本の国技でもだった日には、人間国宝ですな。また菅原さんの準優勝のタイムはAUTO部門と比較しても、なんと17位より上位。T-1クラス優勝1-2-3フィニッシュを高らかにうたうTOYOTAチームの最上位より、さらに上にいるという事実なのですが・・・・・もちろんカミオンに有利な部分も少しはありますが、しかしそれはAUTO部門に比べれば、パンク修理一回にかかる時間を比べても、恐ろしくハンディ。パワーウエイトレシオや排気量ウエイトレシオで、ランクル100に勝っているとも思えませんしね。また前半はスタートが最後からなので、夜は遅くなるし、遅いマシンに行く手はふさがれるし・・・と考えれば、やはり恐るべしといっていいでしょう。
きょうの一枚
で、その菅原さんは、こんなこともやってます。
2002年RRM、今年のBEIJING-ULANBAATARにも、なにやらこんなマシンを持ち込む計画をしている様子。ここらが強さの秘訣でしょうか。

2005/01/14 (金曜日) 

トヨタランドクルーザー100を駆る、TEAM TOYOTA AUTOBODY?がT-1クラスの1-2-3フィニッシュを成し遂げそう!!もともとはT-1-2市販車無改造ディーゼルクラスの1-2-3を目指していたのですが、気がつけばT-1のオーバーオール(ってのも変だけど・・)が目前。ランクルファンとして、また浅賀さんや右京さんをよく知るものとして、また昨年の屈辱からのリターンマッチとして、心からの祝福を送りたいと思う。のだけれど・・・ちょっとまだ数日あるので、ちょっと待とう。
それよりも今日はディーゼル?について話したい。僕もこれまで参戦してきたのはいつも、ディーゼルだった。実は、いまやシュレッサーバギー(FORD)も、クラインシュミットやサビーらの乗るVWトゥアレグバギーも、BMWも、マニャルディが乗るHONDA?も、みんなディーゼル。逆を言えば日産と三菱だけがガソリン!!という構図になってしまっている。今トップ10の中はガソリン:ディーゼル比率は、なんと5対5!!という状況。理由はいくつかあるのだが・・・ディーゼルの重たいエンジンブロックを積んででも有利だと判断するだけのレギュレーションの謎があるのです。
それは、今のパリダカが陥っている大の問題である、ラリーの二極化を押さえるために、ガソリンエンジンに課せられた規制。もちろんターボはだめ、排気量ごとに窮屈なリストリクター径の設定。ところがディーゼルならターボもOK!なわけです。砂丘越えなどは、粘り強いディーゼルエンジンのほうが向いていたりします。
つまり主催者の狙いは、あながち外れていたわけでもありません。しかしそれでも上位陣の速さは別格!!ディーゼルでT-1の上位独占目前のTOYOTAに拍手・・・でもその後の新聞広告などは、もっと洗練させてね!!
きょうの一枚
バイラーとカミオンとモンゴルの砂丘。いまはチームスガワラで懸命のアシスタンス中。姿が容易に想像できて、楽しい。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

チームスガワラ1号車が、メルセデス・ウニモグのビスマラとデッドヒートを繰り広げています。ビスマラは、かつてはレンジローバーで上位を走っていたプライベーター!!明日の長丁場で総合3位・クラス優勝ははっきりするでしょう。そして後方にはDAFの怪物、デルーイ!!そしてその後ろに、チームスガワラ2号車テル!さらにわずかの差で、後ろにデルーイJrここは厳しい。でもスタートすぐにパスさせて、あとはずっとほこりの見える範囲でついていけばいい!!ので1号車は、デルーイの親父を抑えて、2号車はデルーイJrを抑えて、DAF対HINOの親子対決に、勝利を収めてダカールの歴史に名を留める!!という筋書き。残り最後のダカールが俄然面白くなってきました。
MOTO部門はいろいろな意味で心配!!昨日のステージ1位のタイムでもAUTO部門のトップ10にも入らないようなタイム。どうもKTMワークスは撤退はしなかったもののスローダウン気味に走っている様子。それにしても参加者のほとんどがKTM!リザルトを見るにつけ不思議な気分です。
AUTO部門は変化なし。珍しくリタイアのないステージとなった。いよいよ明日はタンバクンダまでの500km超のSSいよいよセネガル!!ここが最後の山場。

2005/01/13 (木曜日) 

この後はもうたいしたことは無い!と書いたパリダカも、後半戦も大したことだらけ!だいたい砂嵐の襲来とともに始まったアフリカステージは、悲劇まで呼び込んでしまいました。KTMのコミュニケを翻訳していたのですけどBIG TANKのサイトに既出なので省略。ちょっと訳に難しい部分があって・・・・・しかし砂嵐も複雑なコースディレクションも、今に始まったことでもありません。いつものように内外(内とは参加者)から批判が始まっています。数年おきにパリダカはこうした批判にさらされます。そして変わることもあれば変わらないこともあります。批判をしながらも誰もが、心のそこから憎んではいないことが伺えます。ただしキニガドナーのコメントの中に「パリダカが殺した・・・」という部分があって、どう訳したら彼の本当の気持ちが伝えられるか?と、手が止まっていたのでした。こうした感情の嵐の中で書いたか言ったかは、やはりのどにこみ上げてくるものを禁じえません。
しかし、やはり・・・と今日一日は非常に不安で落ち着かない気持ちだったと告白しておきます。ですから参加者たちには、いかばかりかと・・・・・・・本当に彼のご冥福と、ご家族の安寧をお祈り申し上げます。
きょうの一枚
これは懐かしい!オリオールのVWバギー!かと思いきや、2001年RRMを走るスガワラテルヒト自作バギー!!エンジンは軽のものでちょっと非力でしたが、今の活躍のベースは、こうしたチャレンジの延長線にあったのですね。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「あわや、三橋!でも大丈夫だったね」
ラリーは2回目のマラソンステージ、の1日目。つまりゴールするとすぐにパルクフェルメというステージ12。MOTOのキャンセル空輸を受け、AUTO/CAMIONもパルクフェルメは無くなり、整備はできるようになったのだが、アシスタンスはやって来ていない。寂しいバマコのビバークだろう。そのステージで三橋はどうも、トラブルが続発の模様。サスペンションから始まって、最後はデフトラブル!!4時間のタイムロスをしながらも、執念のゴール!!昨年の悔しさがばねになっているのだ。総合ではポジションを2つ落として11位。そんなことは気にすることは無い。ただステージ13、カイエまでの長い道のりを無事に走りきり、アシスタンスが首を長くして待つ(たぶんSSのフィニッシュあたりには来ているだろうけど・・・)サービスへ飛び込んでほしい。2駆のままで走りきれないルートではないが、フェシフェシに捕まらないように・・・フェシフェシとは、ここらあたりには特に多くて、なんと例えればいいか、まあパウダーだまり!龍角散のプールみたいなものか!・・・カミオンの走った後ならもう大変。潅木の中のフェシフェシはそれはもう・・・パリダカでいやなものは、このフェシフェシと延々続くキャメルグラス!!っていうくらい。
チームスガワラは、さすがの展開なのだが、気にしていたビスマラのウニモグに交わされた!!2号車も、あのデルーイに交わされた!!のだが、どんまい。まだまだこれから。
MOTOの東さん、残念リタイアが確定した模様。でもよくがんばったです。
AUTOの勝負の行方は、MITSUBISHIの優勝は堅そうですが、ペテランセルとアルファンの両方が1-2フィニッシュはないんではないかという大胆予測!!今回ミツビシに起きているマシントラブルは、確率的にはどちらかのマシンにおきる!!よーな気がする。で1位はミツビシ!2位はVWクラインシュミット!!3位は日産ドウリビエ!!!日産は総合3位以内をとらなければ、来年以降パリダカ参戦は無い!!というC・ゴーン!!お願い!!ドウリビエ!!頑張って!!そして新しいワークス勢の構造力学のひとつを構成してね。と情緒的な気分。
どうか、いつまでも永遠の憧れ、夢とロマン!愉快で面白いモータースポーツ!!の隆盛の道を自ら示して!!パリダカール!

2005/01/12 (水曜日) 

異常気象が只者ではない!!と世界のメディアが伝え始めました。カリフォルニア州の集中豪雨。3日間で半年分の雨が・・・・ってどこかで聞いたことがあるなあ?!と思ったら、半年前のTBI 2DAYSのときと同じコメント!!
もちろん今ダカールを吹き荒れている砂嵐も、これらには無関係じゃないようです。ほんとうにこれから日常生活の中に、どのようにサバイバル術を身につけていくか、真剣に考えます。まずは、最近まったく使わなくなったデイバックに、ラリーのときのエマージェンシーグッズを詰め込みましょう。さらに非常食、ストーブ、などなどを放り込みます。小回りのきく、小さなオフロードバイク、僕の場合TT125だけど、いつも満タンにして、身近においておこう。長靴、ゴーグル、サバイバルに適したウエアなど。おお!テントもある。シュラフとマットも忘れずに。・・・・・なんてやっていたら、あほらしくなって来るような気がして・・・・やめ。
むかし、アメリカを旅した友人が、オートキャンプ場だと思ってテントを張ったキャンプ場は、災害にあった地区の人々の非難キャンプだった・・・恥ずかしかった。という話と。日本を旅していたアメリカ人が、日本のキャンプ場を見て「災害にあった人たちだ・・・」と思ったという話。
災害は忘れたころにやってきてたはずが、記憶も新しいうちに次々やって来ます。もうすぐ阪神淡路から10年。どうかユメユメ油断なされるな。
きょうの一枚
モンゴルは乾燥してはいますが、雨も降れば雲もわきます。豊かな生命感のある大自然が息づいています。で、雲がこんなに低く感じるわけで、ヘリは雲と大地のほんのわずかな隙間を飛んでいるようなときもあります。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「ファブリツィオ・メオーニ逝く」
大変残念でショッキングなニュースが飛び込んできました。近年のパリダカのモト部門の顔となってたF・メオーニが、アタール-キファ間のステージでクラッシュ死亡しました。心から冥福をお祈り申し上げます。さて、KTMワークスは、先のファラオでのサンクトの事故死に続く悲劇として、相当なショックであることは想像に難くありません。メオーニは享年47歳、トップを張るライダーとしては破格の高齢ともいえます。また今回のダカールが最後であると、引退宣言をしてスタートしたというニュースも届いています。メオーニで思い出しのは、やはりGPS事件?ゴールでTVカメラに向かって「GPSが壊れて役に立たない」と憤慨して見せると、近くにいた地元民が、その物まねをして、大爆笑。それ以来スタートで紹介されるメオーニに向かって、コメンテイターは「今年は、GPSは大丈夫でしょうか?」と聞く羽目になります。ラリーはこうした悲劇を生み続けてきます。ティエリーの事故から来年で20年。ダカールは参加する誰にも過酷であるとともに、その存在そのものもサバイバルだといえます。
MOTO部門は、翌日のステージを完全にキャンセル。ラリーは喪に服します。ティエリーは生前から「私に何か起きても、ラリーは継続してほしい」と周囲に語っていたそうです。その遺志は受け継がれてきました。できることなら来年は、テネレにあるティエリー・サビーヌの木を目指すのではないかと思います。
AUTO部門では三菱の磐石の体制ができていますが、A・メイヤーがリタイアしてます。それにしても日産の三橋!!絶好調。
カミオン部門は、TEAM SUGAWARAの1号車の後ろからウニモグに乗る大ベテラン・ビスマラが、2号車も後ろからデルーイ!!まったく目が放せません。

2005/01/11 (火曜日) 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!
3連休はいかがお過ごしでしたか?国内は大寒波で、日本海側は大雪の模様。冬のスポーツの苦手な南国の住人たちである我々は、北の島の住人をうらやましく思いながらパリダカこたつレポートにいそしむのでありました。
さて、ダカールは休息日をはさみ、翌日はアタール-アタールのループコース!ですからアタールの広い空港のビバークには、3泊もするんですね。これは実に名案で、おそらくモーリタニアの砂漠の中に取り残された参加者を、ヘリで救出したり、到着を待つのにはベストなシチュエーション。休息日とその翌日をループにすると決めている点で、参加者たちは思わず警戒したはず。
休息日のアタールに生き残っていたのは、MOTOが230台のエントリーに対し129台!AUTOは163台中100台、カミオンが69台中49台。休息日生存率60%と過去の1990年までのアガデスの休息日のハードさに戻ってきています。
さらに翌日の第10ステージ!!増岡選手がリタイア!ペテランセルは首位をガッチリ!!ですが、いずれもエンジンの調子は悪いみたい。トップ10入りを果たした三橋も、エンジンの不安を訴えている様子。
猛烈な砂嵐のステージを全力で戦い続けると、こうしたエンジン不調が現れるのでしょうか?一方のカミオン部門のチームスガワラは快調そのもの。カマズやDAFなどのモンスターに混じって、総合5位までに2台とも入っている。AUTOに例えると彼らのマシンはT-1みたいなもんで、ミッドシップのモンスターらはまあT-2。まあMITSUBISHIとVWのなかにランクル100で割り込んでいるみたいな感じなんです・・・・とくに2号車のテルヒトは、ドライバーデビュー戦!子供のころからパリダカに最も近いところで成長し、仕事はずっとパリダカ、という世にもまれなほどの環境でここまで来ました。確かに敵は老獪なやつ等ばかりですが、もうひとがんばりしてほしいももです。
MOTO部門の三ヶ尻、川合ともリタイアが確定しました。思わぬ救済措置がとられたマラソンエタップで、じつは先に書いた230台中129台!というのは、「多い!」生き残り台数だなあ!と思ったのでしたが、川合はガス欠!?三ヶ尻は、アタールのスタート時刻は一時刻まれたのでしたが・・・。
この後の展望
特に後半戦の山場というのは実は、このアタールのループだったので、この後はキフアやカイエス、タンバクンダといった、常連組みには知り尽くしたルートばかり。極端に言えば後半のモーリタニアが無くって、あとは楽!順位争いは熾烈でも、完走は目の前。ここで気をつけなければならないのは、立木への激突など。カミオン部門にはまだまだ厳しい狭いピスト!!しかし完走率は、終わってみたら50%なんて感じになりそうです。

 


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2005/01/07 (金曜日) 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!
昨日のOVで、砂嵐・波乱の予兆と書いて、ゴールは?と見てみれば、まさに大波乱。マラソンステージの1日目は、それは近年にまれなほどの過酷さになった模様です。マラソンステージとは、ビバークがSSのゴール&スタートになる日の2日間をくっつけてしまおう、という考え方。したがってゴールすると、すぐにマシンをパルクフェルメに入れなければならず、翌日もスタートからSS、つまりトラブルを抱えていたら、ビバークのニュートラルな時間ではなく、SSの中で、タイムを削りながら修理をしなければならないということになります。われわれも、むかしフロントデフを、ゴール前で損傷させ、泣いたことがあります。けっしてプライベーターとワークスの差を埋めるための・・・・という説明には納得のいかないものではありましたが・・・。まあ一晩で新車になってしまうワークスと、せいぜいエアクリーナーを変えて、足回りのまし締めるくらいしかしないプライベーターと考えれば、その話は頷けたものでした。
さて、そんなマラソンステージの前で、残念ながら池町はエンジントラブルでリタイアを余儀なくされていた模様。TDNで彼にレンジローバーのステアリングを預けて、ビックリ!!スムースでうまいんです。ETCに60km/hで突っ込むのには、ガストンは大喜び!!昨年のT-1優勝がフロクでない!というところを証明したかったはずですが、これもパリダカの厳しいところ。次を期待しましょう!!いっぽうの三橋は大健闘!!いやもうそれはすごい勢い。ここまですごいとは正直びっくり!!なんと前半折り返しまでに総合で12位!!おそらく本人も予想以上にビックリしているはず!!マシンのポテンシャルを考えて、無理をしなければ、ビッグリザルトも夢じゃない!!でも先はまだ長い!!がんばれ!NISSAN(マジで)ガンバレミツハシ!!
で、NISSANといえば、正規軍とドスードというフランスのインポーターチームに分かれるんですが、正規軍はマクレーダバタネンだというWRCチャンピオンぞろい。一方のドスードから、ミツハシ、イケマチ、そして篠塚!!でもクラッシュリタイア。
こうなってくるとMITSUBISHIの強さが際立ってきました。ペテランセル、アルファン、増岡らの強いこと。リザルト上位陣からNISSANやVWは、姿を消してしまいました。そこはやはり積み重ねた量の違いなんだろうか?
こうした困難な局面に強いといえばTEAM SUGAWARAも大躍進。並み居るモンスターマシンをごぼう抜きにして、カミオン部門の上位にピタリ!!これは後半戦が期待できます。マジで!!
この日は、所要時間を見れば、MOTOよりAUTOが早いという珍しい結末。本当にバイクに厳しかったのでしょう。特に砂嵐とキャメルグラス、とにかく自分が信じれて忍耐力のある者のみが、上位に上がるステージです。
MOTOはといえば、日本人3人は無事にビバークに着いたでしょうか?おっ、三ヶ尻さんはリタイアリストに名前が挙がってきていますね。すでに翌日のスタートが始まっています。まだゴールに向かう選手が、山のようにいるというのに、対向する方向で次のステージが始まっているのは「いいんかな?」という感じがします。ちょっと問題のような気もしますが・・・
いよいよ明日はティジクジャ、昔は砂に埋もれたそれは月面のような町でしたが、2002年に見たときは舗装路や大きな高圧線とタワー?・・・ともかくもうヒトがんばりで、休息日。モーリタニアの砂嵐も休息するように祈りましょう。
きょうの一枚
モンゴル・オリアスタイという町の北、ヤルーというところに広がる不思議な世界。森と水とデューン・・・われわれは、ヤルーカントリークラブと名づけました。
 
追加情報
ティシット-テジクジャ間のステージ(マラソンの2日目)はキャンセルになった模様です。したがってティシットへの到着時間の許可された時間、つまりマキシマムタイムのことですが、大幅に延長される見込み、救済措置が講じられました。またキャンセルの原因には、砂嵐でオーガニゼーションのヘリが飛べないことも挙げています。
また朝の10時時点で、ビバークに到着しているのは、MOTO96台、AUTO59台、CAMION27台。スタートの時点ではMOTO190台、AUTO143台、CAMION59台ですから、モーリタニアの砂嵐の中に100台のバイク、100台近いクルマ、32台のカミオンが取り残されている状態です。続々とゴールするとも考えられますが、それにしても、救援するカミオンバレイが、40台くらいいないとだめです。パリダカール史上最大のリタイアを生み出しそうです。またキャンセルされて、リエゾンになったテジクジャへの道も、相当にハードだと発表されています。まさにサバイバルな状態になってきました。

2005/01/05 (水曜日) – Organisation Voice

2005/01/05 (水曜日)

頭の中にある地球儀は、今はかなり遠くにある北アフリカの大西洋岸に注意が向けられています。こうしてみると自分は、地球を球形で感じてるんだなあ?という感じがします。いつ頃からそうなったかは定かではありませんが、子供の頃メルカトル図法とか・・・なんでソビエト連邦はこんなに広いのか?と思った頃からかもしれません。

地球ではやがて、と言っても5000万年後ですが、再びすべての大陸がくっついてひとつになり超大陸・新ゴンドワナ大陸が出来るらしいです。見てみたくないです、そんな世界地図は。超大陸は2億5千万年前にも存在していました。そのとき大陸の巨大な質量がそのエッジ部から、マグマへの滑り込みで、巨大なマグマを火球状にして直径1000kmにわたって地表に噴出させたそうです。結果地球上の生命は大絶滅・・・当然5000万年後にもこんなことが繰り返されるかもしれません。

どうもわれわれが考えられる時間は、せいぜい自分たちが生きている時間の範囲を超えそうにありません。将来のことは考えられても未来のことは考えられません。今年は、未来のことを少し考えて、その結果身近な将来にするべきことを考えるという発想をしてみたいと思っています。

きょうの一枚

しまった!昨日のきょうの一枚(ナンノコッチャ)はこれにすれば良かった。岡山の某保険屋さんが送ってきてくれた一枚。どうすか?ブーツ!?
「みてきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!

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ダカールは1月4日ステージ5が終了。
それにしても、ダカールは難しいなあ、と感じずにいられません。ひとつにはMITSUBISHIチームのトラブル。増岡選手は右フロントを激しくヒットして、総合では100番より後ろまで下がってしまいました。昔もこうして最後尾グループからアタックを続ける増岡選手の姿を見たものですが、近年のパリダカで3時間のビハインドを詰めてもひっくり返すのは、不可能に近いものです。でもここからのジャンプアップも見ものでしょう。先は長いんですから。またペテランセルも後退・・上位グループにはただひとりリュック・アルファン元スキー滑降の世界チャンピオンがいますが・・・三菱に黄色信号点滅!!

一方NISSANは、やっています。C・マクレーが総合首位に!!上位陣を見回してもNISSANの勢力拡大が伺えます。かれらのウエブサイトで、こんな言葉を見つけました。「ゴーンさんは結果も大切だが、その過程の闘いの中で強いところを見せろ!!と言いました」とさ。ううーん。さすがの経営者です。こういう経営者はチームを運営しても、優勝チームが作れるんだろうなあ。で、日産待望の総合1-2体制・・・バタネンはゴール手前50kmで2駆になってしまってるようで、NISSAN勢もこれから本番となる砂漠のステージや、マラソンエタップは、頭の痛いところでしょう。不安の影チラリ!

VWはクラインシュミットが浮上!褒めたばかりのR・ゴードンは、大丈夫、まだまだ期待できそうです。
一方バイク部門、ちょっとリザルトが混乱をきたしていますが、200台を越える中、九州の三ヶ尻選手が総合で100番に登場!!東、川合の両名もジワッと上昇中!!

カミオン部門われらが、チームスガワラは、相変わらず老獪なスロースタート!1号車より2号車のテル!のほうが実は戦略眼があったりするので(スガワラサンゴメンナサイ)まだまだこれから期待してOK!!もう一方のデルーイ親子との対比が興味の的だったのですが、こちらは息子が昨年来飛ばしスギ!昨日すでにクラッシュリタイアの模様。KAMAZのドライバーからも、なんか一言「若いのー」みたいなことを言われたみたい。でもこちらカミオン部門も苦戦が予想されます。待ちに待って一瞬の隙を突く得意の戦法の本領の発揮を期待!!
と見てきたようにものを言う!のも限度があって・・・しかしそれにしてもこの10年の情報に関しての異常な進歩は、「いいんかな?」というくらいです。それくらい見てきたようにものが言えるのです。だからこそ実は見てくること、経験することが大切になってきているように思えます。

でこうして書いていて、気になったのは「結果は当然だがプロセスでも・・・」といったC・ゴーンの言葉。胸に刺さりました。結果と過程・・・過程の良くない結果は、一瞬の勝利にしか過ぎませんね。続かないものです。サスティナビリティの叫ばれる今こそ、持続的な結果は・・・・・いや、いずれにしてもむずかしいです。


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2005/01/04 (火曜日) – Organisation Voice

2005/01/04 (火曜日)

バルセロナに住む友人から、ダカールのスタート風景の写真が届きました。「行くのが遅くなって日本人たちはスタートしてしまったあとだった」そうなのですが、バルセロナの街角とラリーカーです。

エントリーリストを見るのも楽しみの一つですが、おおおっ!PEUGEOT V8 WRCなんてのを発見!!期待してるんですけど、どうもリザルトはパットしない。しかしこういうのがパットしないところが、このラリーの良いところで、ドライバーの年齢を見たら60歳!なんとも素晴らしい!!ですね。それ以外にも面白いエントリーが目白押し。

写真は解説するほどではないのですが、ランドローバー?と思しき赤いやつがガンダムチックでかっこよかったり、ステージの上の白いマシンは、エントリーリストには、TOYOTA-PAJERO とあったりで、ユーモア溢れるかの国の人たちの挑戦に、日本人のなんと生真面目なことかと・・ ・思わず笑ってしまいます。

そんな日本人のここまでのスタートダッシュ!!1月3日のリザルト・・・っとその前に注目はNASCARのドライバー、アメリカ人ロビー・ゴードン!!36歳!ここまで3つのSSのうち2つを勝って総合1位!!みんな「どーせっ!」と思っているんだろうけど・・・ちょっと気になる。いやあ、かなり気になる。それはマシンと体制。三菱VSシュレッサー?または日産?と言っているところに割って入ったVWの本格参戦。チームメイトのB・サビー、カンクネン、クラインシュミットは言わずもがなの優勝経験者、口もうるさいはずだ。そこに組まれたR・ゴードンが、ただ者であるはずがない。ちなみにステージ4、123kmのSSでVWは1・3・5・6位を独占つまり6位までのうち4台がVWということです。今回のVWツゥアレグバギー2駆(だと思う)での初出場で、このスタートダッシュ!!すごい奴かただのおっちょこちょいか?!大注目!

MITSUBISHIは、どうもペテランセル、増岡、アルファンの身内対決が今年も注目。まあ敵は内になりという感じだが、やはりこれまでとは異なる三菱包囲網が、身内争いをしているわけにはいかない・・という感じ。

NISSANは、コリン・マクレーが絶対やると思う!!というかやって欲しい!!NISSANの日本勢はみんな順当。池町、三橋はこんな調子から無理をせずに大事にいくことでしょう。そこに良い結果が待っているはず。

1月3日のステージは濃い霧のためMOTOはキャンセルされた模様ですが、いよいよ始まるちょっと長めのSS、いよいよ本格的なダカールに突入!!MOTOゼッケン137東、ゼッケン138川合、ゼッケン139三ヶ尻、の3名もなんとか100位以内に滑り込んで、このあとを楽に闘ってもらいたいものです。

今日の写真は、バルセロナ在住の方からです。


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