No.0620 – Organisation Voice 2004/03/31

※上記動画は掲載終了しました

このHPに「パリダカールのディープな世界」というタイトルで菅原照仁さんに文章を書いていただくようになって、思いがけない反響が寄せられ始めています。

最新のコラムで「アンヌマリー去る」と書き出した彼の、ものの見方考え方に興味を覚え半ば驚かされているところです。というのも菅原邸には10年以上前からお邪魔を繰り返していたわけですから、彼はまだ子供だったという印象が強く、そういえばいまはGKデザインUSでバリバリやっている彼のお兄さんでもまだ美大生だったか?と記憶しているくらいですから。

で、彼の部屋をのぞくと実に僕とよく似た読書傾向があって池波正太郎から陳舜臣。ことに中央アジアや中国の歴史なんかに傾倒しているのが伺えます。「耶律楚材」なんてなかなか読まないなあ、なんて思ったり、案外チンギスハーンやフビライなんかも読んでて、きっと話をちゃんとすると、大きな引き出しを持ってるんではないかいな、と思っていたものでした。そんな彼の読書傾向が、パリダカに向かう彼の精神を鍛錬させ、彼の独特の鑑識眼のようなものが確実に芽吹いて行っているのもまた感じ取れたわけです。

そして文章を書くということは、出来ても思いつきにくく。思いついても書きにくいものなのです。書いていて、考えつき書き悩んでは考えが至るというものだと思います。さらに書くということに自分の行動への責任さえ生まれてくるように思います。言うはやすしなすは難し、とよく言いますが。言うのは難しく言った通りの行動を自身に課すのは、さらに難しいものなのです。それが証拠に日本の言論界は、まあ言論界なんて言葉もどうかと思うのですが、底が浅くて言葉の重みよりも声の大きさを競っているように思えて仕方ありません。

これから彼らの世代に期待すべきことは、真のリーダーシップとかキャプテンシーを持つことだと思います。真のリーダーシップは、と二宮清純がよくJリーグの川渕三郎を例にとって話しています。「それが出来ないという者は100年しても出来ない、前例がないという者は・・・・」と続くのです。情熱と知識と行動力がリーダーの条件だと言います。僕は最近になって悟ったのですが、ほんとうは与謝野のいう「りくぶのきょうきしぶのねつ(六分の侠気、四分の熱)」だと思い始めています。情熱は時として人を裏切ったり、置き去りにしてしまいかねません。情熱よりも少しそれを上回るだけの義理人情を持たなければならないのだと、作詞した与謝野はそう気がついているのです。そしてその前には、友をえらばば書を読みて・・なわけです。リーダーの条件ではありませんが、そんなリーダーに成長して欲しい人がたくさんいます。今日はこんなところです(筑紫さんのまねなんだけど・・・)

きょうの一枚
ファイナルクロス進出を決めたのは9名。トーナメントを勝ち抜いたゼッケン1池田秀仁(高知)ゼッケン8後藤勝彦(高知)ゼッケン50 辻本勝行(兵庫)そしてワイルドカードからはセミファイナルクロス第1レースの4名、Wワイルドカードからは2名がファイナルに。そのファイナルクロスの動画。第1コーナーの混乱がリザルトを決定付けるのか。
*きょうの一枚のリンク先は動画です(WMV形式 サイズ:9.5Mb)

No.0619 – Organisation Voice 2004/03/30

さてと、土曜日曜の2日間、参加された皆さん!オフィシャルの皆さん!大変お疲れさま。

そしてまれに見るほどの良い週末でした。初めての試みのラリークロスも、なかなか上々の出来ではないですか。やっぱり主催冥利に尽きるのは、参加されている皆さんの真剣なまなざしと、心からの笑い声。会場には心地よい緊張と、同じ時間空間を共有する一体感のようなものが、春の日の好天のように会場を包んでいました。

いずれにしても新提案・新企画のラリークロス、評価するのは参加された方で、主催者の論評こそは、ほどほどにですが、セミファイナル以降のあのホコリ、終った後で役場の課長さんたら「ここには散水栓があって、消防と同じシステムで会場に水が撒けます」はよ言わんかー!集計用のパソコンといわず放送機器といわず、パリダカ、みたくなってしまいました。

さて、次はTDN。何かと忙しく、花を愛でる暇もないのですが、どうも気になるのはサクラの咲き方の異常さです。卒業式にはサクラが満開!入学式の頃は、もう散ってしまっているというこの数年。このまま年々温暖化が歳時記にもおかしなものを感じさせそうです。でTDN、今年のGWに北の大地でサクラに会えるでしょうか?今日はこんなところです。

きょうの一枚
ラリークロスはトーナメントを無敗で勝ち上がった3名に、ワイルドカードなどで勝ち残ったもので行われたセミファイナル第1レースから4名、同じく第2レースから2名の計9名によるファイナルクロスで争われることになりました。1枚目はファイナリストの集合写真。不思議と背格好がみんな同じ!年はいろいろですけど?で2枚目はそのファイナルクロスの第1コーナー。ホールショットを決めるのはやはりこの人池田選手でした。

No.0618 – Organisation Voice 2004/03/25

最近「パリダカに行く!」とか「行きたいと思ってるんです」または「いつかはパリダカに」というメールをたくさん頂くようになりました。

いつかはパリダカ!クーーッ、ナカセマス。だって、これは20年近く前の、僕たちの身の回りにあった常套句です。もちあの頃はTVもNHKが連日放送していて、4WDブームと共に大きな盛り上がりを見せました。男の子は「いつかはパリダカ」アンケート結果も、カラオケの映像もパリダカパリダカ、パリダカ行っているってだけで講演も引っ張りだこ。

「いやあパリダカやってるんですって、どうです今晩あたりご一献」

「行きましょ行きましょ」

「いやあ、いい店があるんですよ」

「いい店って、いい店ですよねえ」

「いい店ですよ」

時、バブルの絶頂期!!!もちろんその恩恵に浴したことは無かったんですが、そう考えてみればあったのかなあ。なんかパリダカのそれを思い出すと、まさかバブルの再来じゃないのか!!なんて変に勘ぐってみたりなんてしていません。やっぱり遅れて成熟してきた日本社会の、何かやり忘れたことがあるとしたら心の開放や、未知への憧れ冒険などなどです。よっしゃあ、今夜も冒険の旅に行きますか!!いい店ありますか?

きょうの一枚
こりゃあ景気がいいやい。長崎の夜を走るパリならバトームーシュ。その明るさと走る速さは異常!でも普段はいません。

No.0617 – Organisation Voice 2004/03/24

「打たれ強い」について考える。小沢正一的心だああ。

僕は今日、打たれ強いと言われたのでございます。えっ、「打たれているの僕?」「そうですよ」「いやあ、打たれているって感じがしないけど」などと話をしていて思い出したのでございますよ。

それは忘れもしない先々週の日曜日の夜、場所は菅原邸の常設宴会場。メンバーはそうそうたるもの。このメンバーについてはまたの機会とさせていただければと思うのでありますが、その中に世界スーパーバンタム級で数度の世界戦を闘っている石井広三という現役のプロボクサーがいらっしゃったのであります。その戦績たるや見事なもので、世界3位、まあ世界チャンピオンに一番近いとこにいる方なのですよ。その彼は「打たれているのに気がつかない」と言うではないですか。それほど闘うことに夢中になっているのでしょうか、敵を仕留めること以外に、やられるという事は考えないのでしょうか。

僕はあまりボクシングに興味は無かったのですが、こりゃあ彼の試合が見たい!とそう思った次第です。つまるところ、何度も彼に「打たれ強いんだ?」と聞くのですが「そうなんですよ」とは絶対に言わないではありませんか。逆に「打たれたことは無い」と言い張る始末。周囲は爆笑なのでありますから、やっぱり実は打たれているのでしょう。

つまり打たれ強いということは、逆境を逆境とも感じない、むしろそれに幸福感を見出すことなのか、そのとき僕は植村直巳を思い出したのであります。んでその石井選手の風貌も、植村さんに似ているのであります。真のスポーツマンは冒険家に似ているのか。いや冒険家はもうちょっと冷静じゃないといけないのですから、つまり打たれ強いということは、冒険+スポーツのこころを持つラリーレイドの心ではありませんか。つまりまあなんですが、パリダカなんかをやっている人というのは「打たれていることに気がつかない幸せな人たちなのである」と言う結論に達したのであります。

ほんじつはこれまで。

きょうの一枚
打ち合わせで出かけた内子町の、どこよりも早い?枝垂れ桜、いいでしょ。で、もう一枚は事務所のすぐ近くの菜の花畑、いいにおいが充満していて、春たけなわでございますよ。

No.0616 – Organisation Voice 2004/03/23

ラリーマシンを貸してくださいな。という昨日のお願いに早くも数名の方から「ありがたい申し出」本当にありがとうございます。でもまだまだ連れてきそうなガストンさん。なんか外国人比率が多くなりそうな今年のTDN。選手ではフランス人3、アメリカ人1、スタッフではモンゴル人2、計6人のフォーリナー!美しい日本を、たっぷりっ、と堪能してくださいな。

それにつけても気がかりなのは、世界の安全。やっぱり人類というのはダメなんですかねえ。もうやっていることが絶望的。パレスチナもイラクもアフガンも、でもってそれらが飛び火して世界中のどこにいても危険だという昨今。「テロにけっして屈することなく」なんていうのは簡単ですが、根治療法にはなっていないように思います。それに出兵していく、いや出征していく日本軍!日の丸の小旗が打ち振られ「行って参ります!!」と、なんか言うことと実はやっていることがここでも違うような気がしてなりません。本当はサッカーの日本代表みたく応援したいんですけど、なんか応援しにくい。なんていうか少し手法に難あり。あの観光バスもおかしい。じゃあどうすればいいかって言うと「わからない」としか答えられないけど、なんか違う。

まあ平和を希求する?当サイトとしては、祈るしかないんですが、祈るだけではうまく行ったためしがない。ということも知っています。そんな長崎が出発点。平和を祈るささやかなきっかけにしましょうか。

きょうの一枚
試走中に見つけたヘンな茅葺!近づいてみてパチリ「なんでしょう?」

No.0615 – Organisation Voice 2004/03/22

植村直巳記念館へ行ってきました。といっても試走のついでに寄ったものです。ありゃルートが分っちゃう?まあ、それは良いとして。その建物が実に素晴らしくて、当然のように学会賞を受賞されていて、例によって誇らしげにプレートがはめ込んでありました。いや、実は真に素晴らしいのか?というと疑問が残らなくは無いのですが、そんなことより彼の足跡を伝えるには見事だと思うのです。とくにアプローチと建物を取り囲むランドスケープが秀逸でした。まるでエベレストのアイスフォールを(ってったって行ったこと無いけど)髣髴させるような、あるいは乱氷帯を行くような、話しながら進むと声が近距離で反射しあって、それを知る人、または想像できる人にはたっぷりの緊張を伴って臨場感を与えます。知っている人が設計している、という感じでしょうか。で、今ならともかくですが当時の装備にはやはり脱帽です。ヒラリーやマロリーの頃の装備にも驚かされますが60年代は、それにわずかな毛が生えたようなものです。なんといってもゴアテックスなどの新素材系がまだ生まれていません。又さまざまなものが小型化軽量化される過程だったのでしょうか。その植村さん、ご存命なら今年63歳です。マッキンレーで消息を絶って20年が経ちます。

そういえば、今回のTDNには、3人の60才代が参加されています。彼らもまた冒険家たちなのでしょうか、尊敬するアルピニスト長谷川恒男は、彼の著書「北壁に舞う」のなかで父親の言葉として「生きることは大変だよ、生きることは冒険だ」と記しました。つまるところ生ある者、みな冒険者ってところです。

太陽系に新天体が発見されたというニュース。イヌイットの言葉を取って「セドナ」海の神の意、と名づけられたそうです。何が言いたいのかというと、その公転周期は1万500年だそうで、地球上の時間で言うと105世紀かかるんです。今の地球は文明らしきものが生まれてまだ40世紀ほど。この間にセドナ時間では、まだ半年しか経っていないということですね。なんか人類こそが宇宙の囚われ者で、冒険家なのかとも思ってしまいます。

きょうの一枚
そんな植村さんの記念館のアプローチをパチリ

お願い!

今回のTDNに、海外から参加のフランス人選手のマシンが用意できなくて困っています。ガストンライエと同行して来日される選手で、ガストンには提供が受けられることが決まっておりますが、彼には用意できなくて困っています。よし俺がスポンサーになって、自分のラリーマシンを貸与してやろう!なんて方居ましたらご連絡ください!薄謝進呈。

No.0614 – Organisation Voice 2004/03/19

なーんか最近、このOVって面白くなくなーい?いやいや面白いよ、という方はYESに、面白くないぞ!という方はNOに、なんてやったらやる気なくなっちゃいそうなんで、ここは自主再建と行きたいと思います。

なぜ自分で面白くないと感じるようになったか?を分析したいと思います。まず (1)年を取って理屈が多くなった。 (2)なんか世相に疲れている。 (3)ひらめきが弱くなってきている、などなど本業の広告屋さん的にも同じことが言えて「無理をしたがらない、無茶をしたがらない、無駄をしない」という素晴らしい真人間に生まれ変わりつつあるのです。というのは真っ赤なうそ。

やっぱり僕は歩く不条理、4.6LのV8極悪燃費チョー高級4WDを林道で走らせ、「うーむ、大体地球温暖効果ガス削減には、当面は省燃費車の普及に頼らざるを得ないのです」なんて会議の席でぶちまけ、言うこととやることが違っていて、それでも「夢」ばかりやけに持っててってな具合で。

このサイトを楽しみにしていてくれる人がいるとすれば、その人は「あいつはいくつになったら懲りるんだろう」とか「いつになったら言っていることとやっていることがかみ合うんだろうか」とか「いつまで、あんなことやってられるんだろう」とかとかって絶対思っているに違いない。とだんだん被害妄想みたいになってきていて、まあそういいながら、またもTDNのルート制作の旅に出る週末なのでした。

なんかせめてツキイチで、イベントじゃなくって面白いことしたいなあ!って思ってるんですけんど。なんかアイデアないですか?MY BIKE情報:BMW80G/Sいまだ退院せず。入院先のBMWのショップでちょっと試運転したら、やっぱりフルーイ!1200GSまだ来ないかなって頼んでいるわけではない。やっぱHPNかなあ。でも950ADVなんか良さそうじゃん。ORANGE DAYって四国じゃやんないの!!まあ四国だからねえ。

きょうの一枚
いつか「彼方へ」のなかに登場させたいRRMの聖地!なんて思い込んでるゾーモッド!の木々です。本当にこの土地には強いインスピレーションがあるのです。

No.0613 – Organisation Voice 2004/03/18

松島です。西日本では松枯れで、もう美しい白砂青松や風情をかもす美しい松を見ることが少なくなりました。そんな身には、この地の日本の美の象徴のような松の見事さが心にしみました。それにしても酸性雨だか松くい虫だか?による西日本の松枯れは、ちょうど黄砂と同じように偏西風に乗ってくる中国の世界一になった製鋼場などからの排気によるものだというニュースには、腹が立つじゃあないですか。途上国?ということもあって京都議定書には調印しなくていいし、でもなあ。あまりにやりたい放題だ。

一方、なんかテロの脅威が足音を立てて日本に迫っているような気がしますが、みなさんはいかがお感じですか。かたや国立競技場では、サッカー日本代表U-23がアジア最終予選で見事アテネへの切符をゲットしました。それは、とても素晴らしいことです。文化やスポーツは、政治や宗教や、そして恩讐や国境を越えて世界を包むものだと思いますが。そうあり続けて欲しいものです。モンゴルからの便りには、今の脅威がかなりグローバルなものになっているということを再認識せざるを得ません。グッドニュースはバッドニュースを上回ることが出来ないのでしょうかねえ。

いよいよラリークロス!参加台数は少し寂しいんですが「おもしろいですよう!」システム新しくて!!

No.0612 – Organisation Voice 2004/03/17

「持続可能な社会」それは、国が(というか世界が)声高に叫ぶ、件のサスティナビリティというやつのことです。そういえば、2月にこのOVにも書きました。愛知万博(愛・地球博)ウッ、サブッ!のテーマ「自然の叡智(えいち)」(・・・・これもアイチにかけている!サブッサブッ!!いったいどういうオヤジ達がやってるんだ!!!)に沿って、持続可能な社会の実現に役立つ技術や、その開発者たちに光を当てようと、愛知万博協会は16日、100の地球環境技術を表彰する「EXPO2005愛・地球賞」を創設すると発表した。 というんです。(アサヒ・コム)そんで僕は思うです。平家物語を読みましたか?と。もう一度平家物語を読んで御覧なさいと!!これまで変革、技術革新こそが人類の発展と信奉していた科学技術は、なんと持続可能な技術!という風に変化を遂げてきました。このことからも分るとおり「変化する」ということのみが唯一変化しない事実だ!というのが僕の持論です。「今地球はこれ以上の変化を恐れています」という言葉はウソです。「人類は人類の生存に適した環境が失われることに恐れているに過ぎないのです。」どんなに環境が破壊されつくしても大丈夫!5000万年から1億年もかけた循環で、地球は元の美しく青い地球を取り戻すでしょう!!と、僕は安心していました。すると火星!にはかつて水と大気が存在していた!ということだと地球もいつかは火星みたいになるのか!と不安でたまりません。でも大丈夫。50億年後には巨大化した太陽に地球も火星も飲み込まれてしまうじゃあないですか。ということは「持続可能な社会」とはいったい何を意味するのでしょうか。なんてばっかり考えているのは、もうやめようかなあ。

さて、いよいよ春も本番!!花見の宴も忘れて僕たちはSUPER-NとTDNに邁進してまいしんます(アイチ万博級のダジャレ)走るよん!

きょうの一枚
サクラ・・・というのは、本当に日本人の気分を象徴しているのでしょうか。ラストサムライに平家物語の滅びの美学に、同期のサクラに、敷島の大和心をひと問わば・・・に、えっと寅さんの妹に、最近はそうして「サクラ」が日本人の気分になっています。

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

そう、サクラです。

No.0611 – Organisation Voice 2004/03/16

すっかり春めいてきた先の週末は、お察しのとおりTDNのルート制作。

それも主に東北方面!!そして東京までひとまずゴール!というと全て終ったみたいですが、まだまだ雪に閉ざされた北海道や下北半島が残っているではありませんか。日本海側では、中国地方といえども残雪に行く手を阻まれ、逆に東北では明るい陽光で快適な林道に「キャッホー」を連発するといった按配。ことほどさように日本とは広い!わけです。広大な国土を持つ国なら、どこでも気候風土は一様ではないでしょう。大きな時差のある国だってあります。時には言葉だって違う場合があります。しかしそれらを繋ぐ「道」はいつも魅力的で、古くからさまざまなものやことが行き交ったものです。その道でつながるものは季節感が違えば違うほどに、文化や言葉が微妙にでも違うほどにそれには尽きぬ興味をそそられるというわけです。異文化に対する憧憬を、温度差にこそ風が起きるという理屈で言いくくることが出来るでしょうか。こうして人生の真ん中に「旅」とか「道」というキーワードを置くと、かなりなことを整理して考えることができます。自分と世界の位置付け、歩んできた道とこれから歩もうとする道。その道の果てに何に到達するのか?

ああ、松尾芭蕉の心境です。これってTDNのヒントだ!!

きょうの一枚
四国といえば雨?SSERの第2回大会1986年モノの3枚。マシンが垂涎モノと思い出したアナタ、トシですよ。

No.0610 – Organisation Voice 2004/03/10

やっと日本列島に春がやってきました。桜の開花もまもなくです。皆さんの地域はいかがですか。さて「そのとき、とんでもない出来事が襲います。絶体絶命です。」と安物の連載モノのような終わり方をした昨日のこのコーナー、そのトンでもない出来事とは・・・・ゴメンなさい、想像していた人も多いと思うけど・・・・たいしたことじゃないんです。

でもビックリ!空からジェリ缶が降ってきてフロントガラスに激突!ドッカーン!!フロントガラスは粉々かと思いきやひびが入った程度。「なんだなんだ」気がつくとルーフキャリアに積んであったスペアの燃料20Lが、フルブレーキングのときに飛んできただけのことです。しかし遭難しかけたときなどはこうしたトラブルはよくあります。

ミスコースして分らなくなったときにパンク!とか・・ショートカットを狙って山越えに挑戦しててミッション壊して動けなくなったり、山登ってる時は「このままじゃあやばいぞ」となったときに限ってアイゼンを反対の足のパンツに引っ掛けて滑落とか・・・。あるんです。それがさらに心理的な負荷をかけます。そのときの僕は、心臓が口から飛び出るほどビックリ!!で告白

「ゴメンね、実はミスコースしてて、今どこに居るのか分らないんだ」

「:::::::::::::」

通訳はなんと言ったのか反応は「へー」くらいなものですっかり拍子抜け。僕は禁を破ってショートカットして、さらに事態を悪くしていた。「ここに居たのでは、ヘリで捜索しても分らないだろうなあ。」それほど思いっきりオンコースから外れていた。全く訳がわからなくなった。プラトーに上がって大きな円を描きながら無線でカミオンバレイを呼んだ。全く無反応。もちろん本部も無反応だ。「しゃあねえなあ」残りのガスと後続距離を計算する。食料と水も計算する。「まずゲルを探そう、だから人間の痕跡を探すんだ。」と思った。

そのとき無線機のメーターがわずかばかりノイズを拾った。すかさずスケルチを開く。音声が乗っているようだった。さらにCAP300くらいで30kmほど移動する。「カミオンバレイ!」と呼ぶと「はあい、はあいどこにいるんですかね?」とのんびりした菅原さんの声。「実は・・・・・」とそこを動かずに無線で呼び続けてもらうことにしました。そして最初は小さくだんだん大きくといった渦巻状の半径5kmくらいの円運動をして、おおよそ無線の受信強度から方向を割り出したのでした。フーッ。とため息をついて、「こっちだ」と思うその角度に一直線で向かいました。

GPS、マップツイン。現代の利器も必ず壊れます。そのときに人間の頭も壊れてしまう可能性があります。壊れたときの事を考えておかなかったり、このときの僕のように、まあいいか何とかなるだろう、という判断は危ういものです。今までそれで何とかなっていたというのは偶然なのです。

人も企業も、こうしたリスクへの想像力を高めておくことが必要だと思います。○インフルエンザの養鶏業者も、ジャパネット○かた、もその想像力と実際の危機にあっての対応力が問われています。一緒に乗っているモンゴル人医師は、カミオンバレイが見えるや「パトロールの走破性はすごいなあ、これ買おうかなあ」だって。のんびりと考えて危機を危機と考えないのも一つの効果的な方法かとも思うのですが、いかがでしょうか。

きょうの一枚
この時代(1985年ころから)はヤマハDT200の全盛期です。みんなこれでしたね。僕も買って毎日のように走っていました。大会本部のスタートステージも懐かしいもの。それにしてもこの年からの車体ゼッケン、今と同じです。

No.0609 – Organisation Voice 2004/03/09

昨日からの続き。遭難とは、自分が今どこに居るか分らない状態のことを言います。もちろんそれだけでもないけど・・・そんで、どこに居るのか分らないことも分類されていて「全く見当もつかない状況」なのか「おおよそ見当はついている状態か」でしょうか。前者でやみくもに動くことは危険ですし、後者の場合は、おおよそで動くことによって、さらに危険なことになりかねないということが言えます。まあどちらにしても「今自分がどこに居るのか」がわから無いということは、危険な状態であるという認識が必要でしょう。企業にも同じことが言えます。

さて、モンゴルの奥地しかも遊牧民も居ないゴビの奥で、遭難したわれわれメディカルカーの運命はいかに。続きは明日だ・・・・・・・・・って引っ張るねえ。んでホントはどうなったかというと、「おそらく南下しすぎている。途中で西に向かう広いピストを見落とした」と判断しました。つまり目的地の方向は、今の進行方向に対して3時の方向だろうと見当を付けました。で、なんと禁じ手のショートカットに出たわけです。進行方向に対して4時の方向にステアリングをきりました。そしてこのCAPをはずさないために、とりあえず遠くに見える小山のピークを目標に定めたのです。「こんなことをしていていいのだろうか」だれも不安な顔ひとつしません「まあ、分ってやっているのだろう」と。ぼくは「実はと、告白しようか」と悩み始めました・・・・・・なんか「彼方へ」を書いているみたいになりましたねえ。・・・・・・・と、その時、とんでもない出来事が襲います。絶体絶命です。

へへっ。マジで続きは明日だ。メディカルカーの運命はいかに!果たして無事生還できるのか?まあ、していますけどね。

きょうの一枚
20年前の第2回大会風景シリーズの今週!一枚は町内パレードに向かうの図、このクラシカルなスタイルをマシン、ウエアともに分析をしてみたら実に面白く興味深いものです。明日からもありったけの 当時の写真をご紹介、昔を懐かしむようになったらトシですかねえ。

No.0608 – Organisation Voice 2004/03/08

「北の島」に対抗「方向感覚について」

僕は子供の頃山によく登っていて、地図とかコンパスとかが大好きで「大きくなったら地図やさんになろう」なんて考えたときもありました。過去のパリダカ、まだGPSの無い時代、それにモンゴルのコース制作(試走)の時、僕は「頭の中にジャイロがある」なんて言い放っていました。世界中のどこの都市でも「北はあっちだな」と認識して、確認のために手元のコンパスを見て「よっし、合っている」としていたものです。そうすれば、おおむねその都市の性格も把握できて、風水じゃないけど、そういう地政学的なこともおおよそ見当がついたものでした。

まあ、それでこそ未知の大地に飛び込んでいく勇気もあったわけでしたが・・・・・ところが最近「方向感覚が、とても狂い始めた」のです。これは老化の一種かと片付けているのですが、本人としてはとても怖いのです。それは方向・・・のみならず美的感覚や、マーケティング的な感覚やらにも連動しているように思えて仕方ないからです。

2001年のモンゴルの大会中のことです。体調不良を訴えるメディカルカーのドライバーに代わって1日だけ運転をしました。目的地は砂漠の真ん中「バロンバヤンウラン」という町。クルマは二ッサンサファリ輸出モデルだから正しくは「パトロール」乗っているのは僕のほかは通訳、医者の3人。スタートしてしばらくすると距離を示すマップツインが止まった。CP1の到着は最後尾。カミオンバレイはひとやま東のルートで行っちゃったみたい。「まあいいか」とGPSを頼りに走っていると「どうもGPSがおかしい」ことが判明。いったいここはどこなのか、どちらの方向に行けばいいのかわからなくなった。しかし、そんなことを言える相手はだれも乗っていない。信頼しきってぼんやり外を眺めながら「けが人とかマシントラブルでストップしてないなあ」と考えているか寝てるかだ。「まいった。」思い描いたルートは狂ったGPSで修正したものだから自分の中でまったく分らなくなったのだ。せいぜい天頂にある太陽が頼りなくらいだ。遊牧民の居るようなエリアならいいのだが、それも望めない。

遭難とはこんな感覚なのかなあ、さあどうなったのでしょうか、事の顛末は次回。

きょうの一枚
なんと第1回SSERの写真が2点!町内パレードに向かうカットと、新設なった林道での走行風景。「僕が写っているう」という方にはLEDのランタンとフラッシュライトになる2WAYのランプなどをプレゼント。でも次に更新されるまでの1日だけの間にお申し込みくださいね。でもさすがに第1回大会では・・・ですねえ。

No.0607 – Organisation Voice 2004/03/05

さて、シルバーエイジにはまだ間があると思っていたのに、老眼がひどくてやっと今日から、目に優しい大型のディスプレイがデビューしました。デビューといえば、BMWの1200GS!!間もなくですね。KTMの950ADVもバイク雑誌ではインプレッションが盛んで、気になります。

もともと「旅」をすることをキーワードに始まったわれわれの20年。例えばパリダカやパリ北京、モンゴルなどの準備やら本番やら、またツールドブルーアイランドやガストンライエモノにしても。はたまたTDNしかり。いったいこれまでの20年間に、どれほど旅をし、どれほどテント暮らしをしたかちょっと数えてみようかなあ、と考えました。それほどに、この桃の花の咲く頃は、そぞろ旅に惹かれるのですねえ。で、今年は特に忙しいのですがバイク全国行脚がしたい!と思っています。

さて、きょうの2枚はSSERから。これからしばらくこれらの写真をUPして行く計画だそうで、あなたの写真もUPされるかもだよ。お楽しみに。今日から1週間UPされた写真に「写っているのは俺だ!」という方にステキなステキなプレゼント!を贈りますので即メールください。但し次のがUPされるまでです。プレゼントは?これから考えて、毎日発表。ちなみに選んでいる人は、かっこよさのみをテーマに選んでいるそうで、趣味がばれるかもですねえ。昔々の写真も登場するかもです。

PS・・SSER SUPER-Nに早期お申し込みの方にお届けする「ラジオ」遅くなりましたが本日発送いたしました。「ちょっとチューニングが・・・」なんてやってるうちに3月!

PS2・・プレゼントはなに?にするのかと早くも大騒ぎになった「今日のイチマイ、この写真はだーれ」って勝手にタイトルつけてますが、今日からですよ!今日のプレゼントは・・ヒミツ

No.0606 – Organisation Voice 2004/03/04

ひさしぶリ、というか初めての感じがしたんだけど、第8回ラリーレイドモンゴル2002のポジフィルムの山を見ました。1枚ずつ丹念に見ていくと、昨日のことのように思い出されることばかりです。いつ何度みてもモンゴルは美しいなあ。とそう思います。かつてラリーが最も足を延ばしている時代に行ったウブス湖は、いま世界遺産に登録されています。あの美しいモンゴルの中で唯一1箇所なのです。また行きたいなあ。6月くらいにヘリのツアー組んで行こう!って言ったら大反対されましたが・・・まあモンゴルの水辺の風景は、なんというか筆舌に尽くしがたいのです。

で今スーパーNの会場の美馬の会場から見下ろす吉野川の風景もなかなかです。桜も早いということで、お楽しみに。

きょうの一枚
今日の一枚は2枚、スーパーN2001のときの模様です。

No.0605 – Organisation Voice 2004/03/03

今日の日経新聞の全面広告には、カラーでHONDA RC211Vの勇姿が、といってもカウリングなど取り外されたセミヌード、なぜこんなビジュアルがこんな新聞に、というミスマッチ感覚がインパクト大!そのコピーには「驚きを、歓びを、開放を生め。快感を、未来を、自由を生め。・・・・」むむむ、良いのだが分りにくい。しかしその写真の持つ迫力、HONDAは本当は何が言いたくて、こんな広告を3月3日付で出稿したのか!

その新聞の一面には「韓国現代自動車ホンダ抜く」と、記事を読むほどに、紙面を見回すほどに、困難な時代にもかかわらず利益とかシェア拡大とか、最高益だとかだという言葉が踊る。経済という名の世界大戦は、恐ろしいほどの段階に入っている。中国国民が、かりに米国国民と同じ生活をするためには、あと地球3個分の資源が必要だといわれている。まあそれはアメリカの雑誌に載っていたので、その表現はいかがかとは思うけど。だれもがこぞって「中国!中国!」と叫ぶ今の風潮もいかがかと。

今朝未明に、NASAが重大発表として、かつて火星には水が大量に存在した証拠を発見した。そこは温暖で湿潤な土地、そして温泉だったらしいって。それを生命があった可能性としている。もうちょっと行くと有人探査!火星の表面で倒れた自由の女神像を見つけたアメリカ人は、ふと空を見上げると火星のようになった地球。「いや待て、今ここにいるのが地球で、あれは火星?」なんてことにならないように。みんなスローライフ、スローフードを心がけましょうよ。

で、今朝のHONDAの広告、最先端のテクノロジーを謳いながらも、何かこう共感できたのはなぜだろう。TOYOTA的なことが何か中国的で、HONDA的なことが「ちょうど今の日本的」なような気がしたのはなぜかしら。と説いた口も渇かないうちに、

「さて、ランクル乗って飯食いにいくか!」

「やっぱ100かなあ」

「ガソリンの4500でしょ、燃費なんて気にしないでねえ。」

「上海蟹が食べたーい」

訳が分かりません。

きょうの一枚
これがラリークロスの模様。写真は昨年のTDNのときのものですが、今度の美馬のSSER SUPER-Nでは、あのトップグループの走りが白日の下に晒されてしまいます。いよいよです。

No.0604 – Organisation Voice 2004/03/02

「彼方へ」ってタイトルでノンフィクションを書きながら、このタイトルってどこかで聞いたことがあるなあって考えていたら、なんとパリ北京の時のテーマソング!もちろん記憶の片隅にあったのだけど、で旧いCDのサイトから探し出して発見。注文しちゃった。

まあ、人の記憶力なんて頼りないものなんですが、この「彼方へ」を書いていると、みるみる思い出すのです、山ちゃんは「日記つけていた?」とか「誰か横について摘録していた?」なんて聞くんです。残念ながらすべて記憶!最近のことは良く覚えていないのですが、昔のことほどよく覚えているというのは、もう老境に差し掛かったということかしらねえ。

きょうの一枚
1996年第2回大会まで使用されたSSERの大テント。これが2セット、天幕は4セットあるから驚き。翌年からは、強風対策でゲル型を開発して、このテントは国内専用となった。1996年エタップ8サインシャンドのビバーク。GPSポイントが間違っていたいわくつきのビバーク。

No.0603 – Organisation Voice 2004/03/01

雪でした。山陰の山々には、たっぷりの残雪。そればかりか雪害の倒木に行く手を阻まれ「チェーンソーもって出直してこよう。」みたいな林道。こりゃあ4月に集中してやらナきゃあ。とスケジュールを考えて、暗くなっています。考えてみれば今年のTDNのルートは、九州を除けば豪雪地帯?ばかりではないですか。よっしゃー、それならそれで、徹底的にやりますよ。でも問題はルートブックの印刷日数。それに、注目のスーパーN!!手が足らない!です。

といいながらスーパーNは、どうぞお楽しみに。徳島道美馬IC下りてすぐに主会場があります。どこから来るのも便利ですよ。もうすぐ締め切りぜひお早めに。

きょうの一枚
ご覧のとおりの残雪!です。コノ調子じゃあね、トホホホホ