Organisation Voice 2004

2004/12/20 (月曜日)

2004年もあとわずかだと教えてくれるのは、クリスマスの鈴の音。イルミネーション。映画ポーラーエクスプレスでは、大人になっても「信じる」という純粋な心を・・・と本当に大人のための童話を子供をだしに描いていたような気がします。この時期に日本国内を旅して、ハッと気がつくのは「なんとクリスマスのイルミネーションの増えたことか・・・・・」でしょうか。それは、初めて12月のヨーロッパを旅した時のように感じます。そう言えば12月のパリ、あの熱かったパリダカの日々を忘れることは出来ません。TSOやアフリカツール(古い!)へ出かけて最終の手続きをしたり、買出しをしたり、時にはスポンサーのステッカーを切ったり貼ったりと・・・・そしてサポートカミオンのチームと交渉契約して、サポートの荷物を預けに行きます。

でサポート!といえば愛知のイワサキモータースが、BEIJING-ULANBAATAR 2005のサポートシステムを発表しました。近いうちに「100萬倍・・・・」に掲載しますので、ぜひご活用ください。概略はというと、2つのサポートコースがあって、テント張りとルートマップ以外はすべてお任せくださいな・・・・というフルサポートと、もうひとつはセミサポートの模様。もちろん詳細は直接お問い合わせください。 kunio1971@m2.dion.ne.jp

やっと寒く冬らしくなりそうな気配です。年末に向けて、お気をつけくださいませ。

きょうの一枚
ル・マンというかテロッシェのクリスマスイルミネーション!!チームスガワラのガレージの近く。もうすぐパリダカ

2004/12/17 (金曜日)

名古屋からボンバルディアのリアジェットで帰ってきました。これが今ビジネスジェットとして注目の・・・・・「買いますかね?」と空港で偶然会った知り合いのトヨタのディーラーの役員さんに言うと「・・・・・・」「30億くらいでしょう」「・・・・・・・」「出張が便利になりますよ」「・・・・・・・」僕は頭がおかしいと思われたかもしれない。夢は大きいに越したことはないのですが・・・リアのエンジンの推進力は、ちょっといい感じ。まるでフェラーリに乗ったような感覚、革張りのシートもなかなかです。ぐんぐん加速しながら短い滑走距離で飛び上がります。これからは、こうした小型ジェットの時代が来ますね。

話は変わります。ラリーのケイタリングサービスのお話です。

「やっぱ朝飯は、お茶漬けですか?」

参加者説明会の質問

「うっ」

僕は心臓を抑えて発作のふりをしてその場を逃げ切る某国のような荒業も考えたのですが、そこはキッパリ!

「そんなことはありません。」

と、でも僕的には朝の永谷園のレトルトのお茶漬け、嫌いじゃなかったのに・・・ということから「ようし、今度のケイタリングは気合入れたる」ということになって先のガストンライエ・クラシックのとっておきのケイタリングチームを起用することに決定。100人にも300人分くらいの食事を用意するあの大胆さに、一度の夕食にコロッケとハンバーグと、焼肉しかもハーブ漬けの豚肉とチキン!!食べきれない!!というかカロリーオーバーな、あのケイタリングチーム・・・・・BEIJING-ULANBAATAR、ワインと洗練されたディナー!!どうですか?って、みんなあんまり期待しないような気もするのですが・・・・・現在TBIも、BTOUも、プレエントリー続々到着中!2005年は、やりますヨン!

きょうの一枚
「ジンストのオボー」ゴビの町ジンストの西にラリーがビバークした場所がある。そこは360度、さえぎるものがないただただフラットな大平原。SSERは、試走隊がそこを通るたび、小石を積んで目印を残した。以来10年。いつ通っても変わらずにそれがある。

2004/12/16 (木曜日)

いま新幹線で名古屋に向かっています。新幹線に乗るのは、ずいぶんと久しぶりで、かものはし頭の700型?です。すばらしい速度ですべるように走ります。開業当時の速度や振動に比べれば驚くばかりです。

新幹線は、こうしてすばらしい速度を手に入れましたが、自動車はどうでしょう?新幹線開業時・・・もちろん子供のころですが、東京から御殿場まで東名高速をドライブしました。もちろん運転したのは今の僕の年よりも若い父、時速100キロ到達の瞬間は車内は「おおおお」と感動に包まれたものでした。しかしその頼りない車の直進安定性やらなにやらは、まあ今考えれば時代相応のものだったのでしょう。やはり時代は移動する時間を短縮することが必然とされたわけです。

それからおおよそ半世紀、航空機も、新幹線も驚くべき速度を手に入れてきました。それによる恩恵も、相当なものです。しかし自動車だってそうです。僕のクルマもひとたびM社製直6エンジンを、ムリッと踏み込めば異次元の加速と異次元の速度域、でもって・・・・でも悲しいことに高速道最高速は100キロのまんま・・・ありゃありゃ・・・ああ、あの40数年前と同じなのでありました。速度の出し過ぎには気をつけましょう。

きょうの一枚
あれあれコーションマークでストップ?しかもナビゲーション周りがぐんにゃり・・・でもこの先の道も魅力的です。

2004/12/15 (水曜日)

ミツビシはWRCへの本格復帰と2005年のダカールに5連覇の偉業達成にむけて、いわゆる社運を賭けて取り組んでいます。「ラリーから撤退するときは、会社も終わりのときだ。」と言ったか言わないかは知りませんが、強い意志が、とても頼もしいものです。今全盛を謳歌する自動車産業と、その恩恵に厚く浴するわれわれは、今の自動車の進歩こそは、モータースポーツで磨かれ成長した部分が相当に大きかったと、そう思います。ですからモータースポーツに対して、少しは敬意と尊敬の念を持って接してもいいのではないかと思います。一般的な評価は、あまり芳しくはないようですが。

ダカールのお話、昨年KTMで悲願の優勝を遂げたホアン・ロマ(って書くとホアン・ミロを思い出しますね・・・・関係ない?)もミツビシのワークス入り!どうもチームは、スペインの石油元売「レプソル」がスポンサーになったこともあるんでしょう・・・でペテランセル、増岡、BMWで昨年総合4位!これは大活躍だった元スキー滑降のワールドチャンピオンだったリュック・アルファン、にロマ、そしてかつてはBMWのワークスで2輪で走ってて、昨年はミツビシ入りして総合5位の女性アンドレア・メイヤーと5台体制。豪華というか、なんか2輪出身者が多くなってきたね、という感じです。若いロマの活躍に期待したいものですが、なんと言ってもつらい日々の三菱自動車に明るさと自信を取り戻してもらいたいものです。

2005年のダカールは1月1日バルセロナをスタート、総走行距離8956km SS5431km、1月16日にダカールにゴールする。

きょうの一枚
ラリーはいくつもの名もない峠を越えていきます。峠にかかる虹。

2004/12/14 (火曜日)

只今東京にて、打ち合わせ中です。かなり高いビルの35階にいて澄み切った夕景が夜景に変わっていくのを見て、思わず砂漠のそれを思い出しました。美しいオレンジから濃紺までの、グラデーションが一転、見下ろす大都会の光の海に居ながら、強い寂寥感を覚えさせます。

寂しさに 宿をたちいで ながむれば いずくも同じ 秋の夕暮れ

でありました。しかし寂寥感はちょっと違っていて、なんか宇宙の中にいる地球のそれ、を感じたものです。広大無辺な荒野に地球が、たった一個だけの家のようにポツネンとあるようで・・・・・少し怖いくらいです。

明日は日本レーシングで参加者説明会です。ぜひお運びください・・・・少人数ですがわいわいがやがやと過ごしましょう。エコ・チャレンジのお話とか、ねっ。

きょうの一枚
フィニッシュを告げるフラッグ、ゴールのためのコントロールゾーンの始まりを意味する黄色いフラッグです。

2004/12/13 (月曜日)

本当に心配なここのところの気候・・・・ちゃんと紅葉が出来てなくて山々が汚い感じさえしますが、皆様のところはいかがでしょう?
さて、今週は出張WEEK、東京と名古屋ではBEIJING-ULANBAATARの説明会もします。よろしくお願いします。ここのところ改造に関しての問い合わせが多くなってきていますが、原則としてTDNやTBIと同じなのですが、なにか特別のようにお感じになる必要はないと思います。確かに規則書にはFIA-FIMの規定が下敷きにありますが、まず安全に300kmの走行が可能なこと、ナビゲーション機器周りが安全でしっかりしていること・・なのです。プロダクショションクラスは、いつものTBIやTDN仕様、スーパープロダクションは改造の範囲をさらに広げたもので、でも特殊なものではなくて・・・・どちらかに強くこだわるよりも自分になんとなくフィットするグループを選べば良いだけのことなのです。

映画を見ました「ポーラー・エクスプレス」お勧めです。クリスマスまでに観ることを強く勧めます、というかクリスマスを過ぎては上映してないでしょうけど。「BEIJING-ULANBAATARはまさにこれだ!」なんて勝手に考えている自分がとてもおかしいけど、参加者像をたとえるなら、あの子供たちだし(失礼)オフィシャルをたとえるならあの車掌のありかただし・・・・いつまでも夢を見ている・・・というのが子供・・・・なのではなく、彼らは大人になった今でも、想像力に溢れていていつも無邪気で、しかも常に信じている・・ということ。僕のようです???

土曜の夜は浦和レッズのTV応援で!!痛い五十肩を振り上げて!いや別にJリーグファンじゃないんですが、FUSOのロゴを背中に走り回る彼らというか三菱自動車に勝利の美酒を・・・・と心から願ったんですが、むなしくNISSANに、いやマリノスに負けてしまいました、という構図が・・・ちょっといやかも。で日曜はというと新撰組の最終回くらいは観ようと、これまた「・・・・・・こう終わったか」でも総集編は観ることに決定。でこんな話ばかりついでに書くと、その後には、上映中から気になっていた「戦場のピアニスト」ロマンポランスキー作品・・・子供の頃から幾度も見続けた暗いヨーロッパ戦線とホロコースト、なんとも複雑な週末を、かように優雅に?過ごしていたわけですが、いずれも「終わり方」が難しいというのがこの週末の結論です。

Believes. Trust
今週のテーマです。

きょうの一枚
ラリーレイドモンゴルのビバーク、美しく短い夜が訪れます。

2004/12/10 (金曜日)

なんだか週末は天気が下り坂なのが定番なのか・・・・100萬倍にデジカメのことが書かれていましたね。そこで僕も「よしデジカメを買い換えるぞ!」とおもいたったとです。ここは(九州弁)ばってんなんがよかよね?ということになって検討中!使用目的は、国内外出張および試走!!環境絶悪。でも変なへヴィデューティモデルはいかん、大体ソフィスティケイトされとらん。ということでKさんの買った「Panasonic LUMIX DMC-FX7」実勢価格5万2800円!フンフン、ライカレンズというのを強調しとるところがあざといですな、えっパナソニックってみんなライカレンズなん?とか何とか言いながら、よし僕もこれにしよお!と思ったかとおもうと、やっぱデジタル一眼よね、D70にしようと思ったり、さて本番のとき僕はなにを持っているでしょうね。
外野から一言「電池や電源のことも考えとかんといかんよ!」だって。

エコ・チャレンジが発表されましたね。これはいったい・・・?

その趣旨を説明しましょう。
競技というものは、オリンピックなどを見ていても分かりますが「より早く!」というふうに時間を目標にしたものが分かりやすいわけですが、「より高く!」とか「より長く」「より遠くへ」または芸術性を評点で競う「より美しく」などとさまざまです。モータースポーツでも、すべて時間というパラダイムだけで勝負を決めているのか?というと答えは否。トライアル競技があります。これは時間の制約も近年出来てはきましたが、あくまでも技術を競い合う、まあアーティスティックで美しい競技です。
時間を競い合ったり難しいセクションをクリーンしていくために、ライディングのスキルと同時に、マシンに求められる技術開発が進められてきたのがモータースポーツです。モータースポーツは、本当にクルマの技術発展とともにあったといえます。こうして自動車が私たちの生活に切っては切り離せないものになっているということを、好き嫌いはともかくもですが、モータースポーツに少なからず敬意と感謝をもって接しても、本当におかしくないと思うのですが・・・・・話がそれかけました。

エコ・チャレンジとは、そうした時間を競うということとは別に、燃料消費量を競うというものです。したがって全行程をどれだけの燃料で走破したかということが競われるのですが、単にそれだけに絞り込んでしまうと、モーターサイクルカテゴリーが断然有利になってしまいますので、駆動軸に応じた基準値を設けて、その消費量を(ここはある意味残念なところなのですが)時間に換算して順位をつけようというものです。ひょっとしたらラリーの総合順位と比較できるような基準値をと考えてもいます。単にコンディションのいいサーキットをわずかばかりの燃料で走行して、その燃費を競っていた時代から、本当に困難な道を越えて自分とマシンに極限の忍耐を与えて、走り抜く!というものかもしれません。

またこのカテゴリーでは、参加する車両はたとえば4輪でもノーマルのままでOKです。ロールバーも求めていません。ただし乗車定員は最大3名、ヘルメットだけは義務付ける予定です。シートベルトも3点式でOK!つまり今普段の足に使っている自動車で良いわけです。

このクラスは、ラリー競技部門とは違う保護を受けます。従ってラリー競技には自信のない方が、こちらに挑戦という事も考えられますし、従来サポートカー部門が存在していなかったこのラリーに、サポートカーとしてこの部門に登録すれば、コース上で選手のサポートをしたり部品を運んだりすることが出来ます。これは困難も伴いますが・・・いずれにしてもチャレンジングですね。さまざまなチャレンジングのスタイルがあるBEIJING-ULANBAATARに、どうぞご期待ください。

競技方法などは、現在資料請求を受け付けています。すでにラリーの資料請求された方には発送いたしました。ちょっとラリーは・・・でも行ってみたい!という方にはこちらもお勧めしてみてください。

 

きょうの一枚
CPフラッグです。海外で主催するラリーはFIAのスタンダードを踏襲。かつて4回大会まではFIA-FIMの公認大会として開催されていましたので・・・・
黄色いフラッグはコントロールゾーンの始まりを示します。そして同じデザインの赤のフラッグが、そのCPのポイントをしめします。このフラッグは「その先にある赤い同じデザインのフラッグのところで、オフィシャルスタッフが、通過確認のスタンプを押しますから止まってくださいね」という意味なんです。

2004/12/09 (木曜日)

風邪を引きました。風邪なんか引かないんですが、これがひどくてせきのたびに横隔膜辺りが痛くて「もうたまらん!」のですが日々の忙しさたるや・・・・たまりません。でも明日は、久万町で「江戸時代に建てられた造り酒屋の酒蔵が解体されるので欲しいものがあったら、あげるからおいで!!」というのでのこのこと出かけることにします。なにか古民家再生中でとか、興味のある方はE-mailをくださいな。なんかね、すごい大きい木のお風呂もあるらしいんです。これは母屋がすでに壊されていて・・・・これはもらってきて来年のTBI 2DAYSって、「おまえ、そりゃあ12月じゃないか!」とひとりぼけ突っ込みで、やっぱり忙しさで頭おかしいすよ。100萬倍のコーナーも順調に生育中!!皆さんのお便り、経験者未経験者問わず!お待ちいたしております。
いよいよエコ・チャレンジ発表します。

きょうの一枚
おお、ウラルだかドニエプルだかのサイドカー!!来年は絶対買って帰ってやる・・・・10万円くらいだっちゅうじゃん。ウランバートル市内で・・・・道理でモンゴル人に町並博のサイドカーが人気ないの!と思った。

2004/12/08 (水曜日)

怒涛の「100萬倍!」良くやっていますSSERさん!
朝TVを見ていたら、日本人の学力が低下・・・言いたい放題言っていました。確かに北京では「中高生は夜10時まで授業をしている!」「うそー、それって塾でしょ」「いいえ、学校です」まあ日本語の理解がどこまでだったかは知りませんが、そういえばこの世代には、詰め込めば詰め込むほど入ったものでした。「ゆとり教育」小学生がゆとりある・・・・・と聞いたときには、なにかおかしいと思いました。本来ゆとりというのは最初からあるのではなくて、経験を重ねたり努力を重ねた結果として、上級者のゆとり。老後のゆとり。という風に使うものだと思っていました。「読解力云々・・・」この「ゆとり」という言葉の奥にあるものを読解せずに使う文部科学省にこそ・・・・いや言いますまい。その直後ニュースコメンテイターが、ジェンキンスさんは、日本国籍の「シュウトク」ができるでしょうか?といっていました。シュウトクとは、習得・修得・拾得くらいしか意味がないので習って国籍が取れるわけではないし、落ちているものを拾って手に入れるものではないのですよ。間違っているときがついたものがその場で言い直さなければ、日本中に放送しているのですから、日本語をおかしくしているのがマスコミだ!といわれてもおかしくないですよね。

で、ラリー(なんのこっちゃ)でも、「ゆとり」これが大切です。だからラリーの行程を短くするとか簡単にするとかでは「ゆとり教育的」になってしまいます。ゆとりを得るためには技術やノウハウをシュウトク(ここではこう使います)する必要があります。朝からこんなこと考えながら出社するのって・・・・・・。

きょうの一枚
バリース・・・と呼ぶデューンのなかの道しるべ。出典は定かではないのですが、人の名前のようです。サハラのテネレ砂漠に、一定の間隔でくいを立てていった人だそうです・・・・違ってるかも。

2004/12/06 (月曜日)

金曜日に書いたお話の続き?地球温暖化のあらゆる影響は、日曜日の異常気象!となって日本全国に猛威をふるいました。なんと東京では25度の真夏日!北海道や日本海沿いでは大雪!やっぱまず京都議定書は、アメリカも中国も批准せんといかんです。仮にこの議定書が守られてその努力が続いても、2150年には平均気温が5度程度上がって安定する程度であります。まあ平均気温の5度というのはとんでもなくて、日本は完全な熱帯!!まあ今でもそうですが・・・北極海からは氷が消えて、地表の面積は激減!!おそらく耕作面積も半分以下になるのでしょうか?そもそも今の地上の生物が存在できるのでしょうか?ヨーロッパの人と国々は、早くからそう考えて対応してきました。ドイツは削減目標を自ら-21%と掲げ、すでに18.9%削減を達成!イギリスは同じく-12.5%を掲げ14.9%削減達成!いずれも京都メカニズム(金曜日のOV参照)を使わずに・・・・なのであるからすごい。アメリカは世界の総排出量25%を誇り!?基準年対比で18%増!!の首位固め!中国は世界2位の15%の排出量でもって1990年基準年の39%増という過激さ!でも途上国特別措置で、削減約束はしないで良いらしい?????まあ世界4位の排出量の日本も-7%を掲げながらも、堂々の12%増!という、まあ約束すれど実行せず、という最も悪いパターンかも・・・です。最後にイギリスでは2050年までに60%削減という目標を掲げています。その理由は「先進国の責任」だそうです。経済発展に重きを置く国・・・環境問題に重きを置く国・・・・・・選択肢はさまざまです。で、未来は突然にやってくるのではなく、現在の毎日の積み重ねの結果として未来はあるのです。

きょうの一枚
砂丘を走るガストンとロワゾー!!「BEIJING-ULANBAATAR」を100万倍楽しむ方法!にロワゾーさんが登場!!楽しんで走る・・・究極のラリーの楽しみ方です。ところで荷物もほとんど持って走っていません。ロワゾーさんのウエアはひとつ前のBMWラリースーツ、着こなしていて使いこなしきっていました。

2004/12/03 (金曜日)

季節外れの台風がやってきています。地球温暖化の影響は、こうして足音を立ててやって来ているという事実に目を覆うべきではありません。仮にこの台風が、そうした温暖化に起因するものでないにせよ、長い将来にわたって持続可能な社会の実現を考え行動していかなければならないでしょう。

京都議定書もいよいよ発効します。しかし、地球温暖化を止めるためには温暖化効果ガスの排出量を現在の50%以下にしなければならないといわれています。1997年12月京都会議、日本は1990年の排出量から6%削減するということで合意。しかし2002年の排出量は1990年の7.6%増になってしまっています。議定書は55ヶ国の批准によって発効することになっていて、55ヶ国目のロシアが批准を決めたことによって、法的拘束力も有するようになったのだが、世界の総排出量の約50%を持つアメリカと中国は、離脱したままなのです。問題や議論は相当あると思います。中国も企業活動の中に一定の植林を法律で義務付けていたりします。非難を浴びつつも火力発電を水力などへのエネルギー転換に取り組んでいます。

京都メカニズム、というのも議定書にあって森林の整備による吸収量による相殺部分とか、海外で共同しての排出抑制の取り組みなどです。じつは日本の6%の削減目標のうち-5.5%はこうした京都メカニズムに頼っているという現実なのですが。

いずれにしても僕は、バイクに乗る機会を増やす口実、いや理由(同じか)にしよう!と思います。寒くてちょっと頬が痛いのですが、冷たい空気は酸素の密度も濃くて、実に気持ちがいい。再び地上に低酸素時代がやってきたら、酸素効率の悪い僕たちは、どうすればいいのだろう。

きょうの一枚
「四国が、満ちてくる」僕の好きな竹の子林道。柔らかく、クッション性があってグリップが良くて・・・・木漏れ日は柔らかで・・・・はー(ため息)

2004/12/02 (木曜日)

フランスから便りが届きました。病床のガストンの代理でお嬢さんのナタリーさんからです。胸を詰まらせながら読みました。「連絡が遅くなったこと、ごめんなさい。ハードな状態が続いていて退院が出来ません。(中略)父は、2つのイベント(ガストンライエミーティングとクラシック)が無事に開催されたか、とても心配していました。どうか参加された皆さんによろしく伝えてください。」と・・・・・みんなの寄せ書きのあるパネルがもうすぐ届くよ!がんばれと伝えて欲しい!!と返信しました。「来週の土曜日に退院するから、遅れるけど必ず行くから・・・」という11月3日の便りを最後に連絡がなく、パリに行った菅原さんも実は面会できずにいたのでした・・・・・。
本当に祈るような気持ちとはこのことです。こうして書いていても涙が出てきそうになります。心があわ立ちます。北京で会おうと約束をしていますから、必ずそれを果たすものと思っています。だいいちこの前の北京出張は、一緒に出かけるはずだったんです。GRM参加の皆さんにはもう少し詳報をお届けする予定でおります。しばらくお待ちください。

さて、それはともかく。昨日のミーティングで「BEIJING-ULANBAATARを100倍楽しむ方法」というコーナーを立ち上げようということになりました。さてさてどうなりますか。内容というのは、かなり柔らかい様です。初めての海外、初めてのラリーにどう対応するか?!などと言うことがテーマのようです。コンセプトは「高感度ビギナー」です。皆さんのアドバイスもお寄せください。

今日は12月2日。なんとなく師走の雰囲気が薄いような気もしますが、さっき話した北海道のH編集長によると「札幌は圧雪路!」だそうで・・・温暖化の冬も寒いことには寒いんですねこれが。

きょうの一枚
フフホトの街の中を走るカワイイやつ!最新モデルもあって、それはなんかこうプジョー顔をしているのですが、やっぱりこのシンプルなやつが良いですねえ。運転席周りもパチリ

2004/12/01 (水曜日)

いたずら書きのように、なんかの裏にボールペンで書いたBEIJING-ULANBAATARのかなりヘタッピィなルート図がUP!されているので、どこにあるか探してみて見て下さい。さらにPHOTO付きでルートインフォメーションも同時掲載!!そのうちルート図は、もう少し楽しいものに書き換えます。

で、そのルート図を描くときに思ったんですが・・・恐竜を書こうと思って描いていると、って小さくだけど・・・・どうしても鳥の絵になってしまうんです。「ありゃりゃ、これじゃあ鳥じゃんか・・・」とひとりつぶやいて、やっぱり鳥類は恐竜が進化したんだなあ・・なんて感心していました。どうして近年になるまで誰も気が付かなかったのでしょうか?いっぽうゴジラはハリウットで、なんかエライ人気であの「ウォーク・オブ・フェイム」いわゆる殿堂入り!になったんで、歩道の手型や足型になるんですよね。ゴジラは、ビキニ環礁かなんかの水爆実験で、イグアナみたいのが突然変異してあんなになるんでしたっけ・・・・で28作目「ゴジラ ファイナル ウォーズ」を最後に、いわゆる終了してしまうそうです。実はこのゴジラと僕は同い年です。生誕50年でシリーズが終わるんだそうです。終わるといえば「ドラえもん」これの声優陣もほぼ総入れ替わり・・・・・なんか、いいことでもありつつも暮れ行く師走の空にも似てわびしさと言うか寂寥感の漂うこととなりました。

変わって2005年!!新しい年です。SSERの記念すべき年は末尾が5年!!SSER 2DAYSのスタートは1985年。RRMのスタートは1995年!BTOU(巷ではこう呼ばれています、ビートゥユー!ペキン・ウランバートル)スタートは2005年!ちなみに僕は1955年生まれ!!そういや1965年は山に登り始めたし、1975年はトライアルをはじめた。アメリカンフットボールを始めたのもこの年だった。こうして5年という年は、実に人生に大きくかかわる年だったのです。サラリーマン辞めたのも1985年だし・・・・で、昨日は日中友好協会に入会しました。政治的には「冷え切った日中関係・・・」とかまびすしいですが、こんなときこそ民間レベルの交流を促進すべきでありますな・・・なんて立派な発言。

 

きょうの一枚
今日も、北京の一枚。この日は抜けるような青空でアポイントはお昼からだったので、オリンピックの主会場の建設現場を見に行きました。市内なんですが、その広大な敷地には驚きです。何も建っていないので「こんなので大丈夫ですか?」と聞くと「最後は人海戦術で、あっという間に出来ますよ」だって。写真は、その近くで。

Organisation Voice 2004/11

2004/11/30 (火曜日)

12月。やっぱり気になるパリダカ。チームスガワラは早々にフランス入り、ルマンにあるガレージで2台のレーシングカミオンとアシスタンスの6×6の仕上げに余念がないことでしょう。御大菅原義正さんは、僕の記憶が正しければ23回目のパリダカ!2号車のハンドルを握りドライバーとしてデビューする次男・照仁も実はすでに7回目のパリダカ!ベテランの域です。もちろんモンゴルではカミオンバレイのドライバーやら自作バギーでの挑戦やらと、経験も豊富!!菅原さんはナビをどうしたのかな?と思っていたら、羽村君を起用。彼とはパリ・北京の懐かしい思い出がこみ上げてきます。2台で同じチームのように走った中国ステージ!SSをフィニッシュすると無線を通じて流れてくる「都はるみ」シルクロードの奥地で闘ったあの日が、今の僕を支えているのかもしれません。「一度この砂漠に足を踏み入れた者は、必ずこの地に帰ってくる」ラリーがそれを体現しているのかもしれません!!がんばれスガワラテルヒト!

とまれパリダカは、僕が初出場した1988年の603台の最高出場台数記録を塗り替える695台!!いったいどうやって運営するのだ!?仮に1分間隔で1台ずつスタートすれば695分!約12時間!1000人の競技者が砂漠の上に展開しているわけです。同じオーガナイザーとしては半分羨ましくも、実のところは畏敬の念に堪えません。ああ、されどパリ・ダカール!僕の夢は自分で言うのは口幅ったいのですが、アジアのパリ・ダカールを創出すること。道のりは遥かで、陽炎にゆれています。

きょうの一枚
こんな時代もありました。RRM最終日の一斉スタート!参加者が並び始めるとモンゴル人スタッフの車両や、果てはカミオンバレイも並んで、なななんとヘリまでも並んで横一線のスタート!!

2004/11/29 (月曜日)

気がつけばもう12月がそこまで来ているではないですか。
TBIの問い合わせもたくさん。来年から取り組む騒音規制(日本国内のね)の打ち合わせ、そんでもってやっとパートナーや詳細が決定したがゆえに作成を始めたBEIJING-ULANBAATAR 2005の開催企画書!と終日パソコンの前に座って肩を凝らせています。来来週は東京で説明&プレゼンテーション週間と決めています。そんな時間に「東京で会おう!」と約束したたくさんの方!ご連絡ください。・・・誠にごめんなさい。いつも勝手で・・・・東京出張時利用懇談会をぜひ開きたいと思っています。

さて、そんな悩み多き僕にとっての今日のグッドニュースは、日中韓の首脳会談!!3カ国の間で貿易・投資や環境保護、安全保障など14分野にわたる「日中韓3国間協力に関する行動戦略」を採択したという朗報です。日韓両国が求めていた貿易と投資のルール改善に、これまで慎重だった中国が同意したことで、3国間の経済協力が加速する可能性が強まりました。これまで中国進出の日本企業は、そのインターナショナルスタンダードとは程遠いルールのおかげで死屍累々なのですが、昨今の日本企業の警戒感漂う戦略の変化や撤退ムードに呼応して、さすがにこれまでのやリ方では限界がある、と考えたかの地が共通のルール作りに参加してきそうな感じなのです。

中国人の平均所得は急増しています。「2005年、海外旅行に出かける中国人は1億人といわれています!!」「ギョエーッ!イチオクニン?」「そうです中国の富裕層は1億人を突破しています。」「ギォエーッ!」しかしこうして考えると、中国で安価にして良質の労働力を確保して、その差額で利益を出していた中国進出企業は「痛い!」はず。そろそろ戦略の転換を求められて当然のはず。

僕はというと、そんな中国に魅力を感じていて、あの「パリ・北京」の日から恋恋としていたのですが、それが言葉にするといつも裏目に出て「中国の人口爆発と遅れてきたモータリゼーションが地球の問題だ」などと言い続けてきたわけです。そこで今回のラリーはエコチャレンジ部門。間もなく間もなくと言っていますので本当に間もなく!!発表なのですが・・・・・・コストが・・・・問題で・・・・・時間がかかっています!!!さあ、元気に師走を迎えましょう!!!

きょうの一枚
これフフホトの路地で、こんなおでん屋?がたくさんあって、ラリーで泊まるホテルのすぐ近く!ってフフホトのホテルはまだ決まってないっちゅうのに。で応援ツアーの皆さんはラリーが到着するまでの時間をもてあましたら、きっとここに来て食べるんだ・・・・。

2004/11/26 (金曜日)

このところ小春日和な毎日が続いていますが、今日なんてまさに春そのもの。温かい風が吹いて山々には霞がたなびいて・・・なんか3月って感じです。春といえばGW!!のTBIが復活する!!というニュースに、大変な?反響をいただいています。TDNの開催はしばらく休止です。それはやはり北海道ステージの準備がこの時期に困難なこともありますが、BEIJINGの交渉などに忙殺されているがゆえです。

TBIは2001年でひとまず幕を下ろしましたが、そのあとのTDNに、脈々とジャパニーズレイドの精神は受け継がれて来ていたわけです。特に今年の長崎発・東京プリンスゴールの旅は圧巻でしたし、昨年のSW-NEも素晴らしい内容だったと思っています。ところで最近はニュージェネレーションの台頭に、こうした世界のクロスカントリーラリーに通じる道は、やはり整備してなきゃあならん、とBEIJING-ULANBAATARとTBIをある意味セットで立ち上げることとなったのです。運営は相当大変であることは火を見るより明らかですが、たゆまぬ努力、情熱、そして行動力を皆さんとともに発揮して、素晴らしい日々にしていきたいと願っております。TBIとBEIJING-ULANBAATAR!どうぞお楽しみに!!

きょうの一枚
中国にて。黄土高原を越えると大青山(セイザン)山脈(人生いたるところ青山ありの・・・・?)これを越えると草原が姿を現します。そこはゲルとは呼ばずにパオと呼ばれるテント。フフーン、何かモンゴルのそれとは異なります・・・この草の連なりの向こう、北の方角にゴビが広がりさらに北に行くとモンゴルの大草原。何かゴビはいつも南のほうにある!とイメージしていた我々には意外な感じがしますが、地球の大きさにも感激です。

2004/11/25 (木曜日)

そうそう、右京さんのマナスル登頂はどうなったかの続報。
11月9日から前進キャンプで登頂の機会を狙っていたものの13日に断念。これでポストモンスーンシーズンも終わり、これからヒマラヤ山系にはジェット気流が降りてきてすさまじく荒れ狂う日々になります。それにつけても、まったく良くがんばっていると思います。挑戦するということこそが人類に許された最大の喜びであるのです。危険だとか、さまざまに抑止圧力はありますが、それを超えて進む力が人類をここまで成長させたのではないかと思います。
右京さんに「BEIJING-ULANBAATARに来ませんか!」と声をかけてみましょう!!パリダカでは、どうも山のように引き返す勇気が見られずに、砂丘での大ジャンプを繰り返している彼ですが、カミカゼーウキョー!といわれていたのは過去のこと、静かで優しくて少年の眼と心を持った!でも41歳!!パリダカも応援しましょう!!

きょうの一枚
2001年TBIのビバーク。いよいよ6デイズで復活。今日からプレエントリー受付開始しました。ジャパニーズ・レイドの源流、ここにありです。今回はビッグマシンも充分その醍醐味が味わえることでしょう。四国!良いですよ。

2004/11/24 (水曜日)

底抜けの青空が広がっています。そういえば、中国もいい天気でした。でも夜明け頃から午前8時くらいまでは霧が出ていました。まだ明け切らないうちに北京を出発した我々は、一路北上。すると間もなく、ほんとに目の前にというかすぐ横に万里の長城が姿を現します。かなり感激です。張家口という葡萄の産地で当然ワインの名産地でありますが、近年まで外国人はおろか中国人までこの町に出入りすることが規制されていたところであります・・・この町から西向きの道をたどると、道の両側は黄土高原。グランドキャニオンを彷彿とさせる荒涼たる風景が広がり始めますが、そこここに人々の暮らしが息づいている様子も伺えます。黄土に覆われた大地の中に消え行きそうなまでの人々の暮らしぶりに、強い感傷を覚えながらこの広大な大地で始まった植林がうまく進んで、日本に飛来する黄砂の量が減ることを期待したいものです。えっ、そんなことより地球温暖化の抑制?!そのとおりです。

さてBEIJING-ULANBAATAR 2005
ウランバートルの正式な英語表記はULAANBAATARで「ULANBAATAR」という表記は、正確なものではないのですが、今回の大会タイトルにはこのように表現しました。モンゴル航空などをはじめモンゴル国内でも「ULANBAATAR」という表記が増えつつあります。簡略化なのでしょうか。
今回のラリーのコンセプトは「サスティナビリティ」もうひとつの見えないテーマは「ゴミゼロエミッション」環境問題を考え、取り組み、出来るところから実行していく!!そういうスタイルを貫きたいと思います。どうか参加ご予定の方は今から取り組んでください。

きょうの一枚
リエゾン行程中、車の窓からパチリ!!BEIJING-ULANBAATAR 2005!中国国内を自分のクルマを自分で運転して旅をするというのは、実は夢のような話なのです。

2004/11/22 (月曜日)

北京から帰るや、東京出張す。1週間で国内外7本のエアラインに乗りました。疲れますが・・・充実しています。今日は丸の内でお仕事!!東京も素晴らしい快晴!なんかこう北京から比べると東京はしっとりして見えるから不思議です。東京全日空ホテルでBSの新ブランドの発表会にも出かけました。「団塊の世代ジュニア」と呼ばれる層をターゲットにしたマーケティングのお話がとても参考になりました、が・・・・。

それにつけても思うのは、昨日までの中国紀行!広大な黄土高原に伸びる道を走るのはとても素晴らしい気分です。また河北省から山西省へとルートを延ばすと中国の歴史を深く感じることが出来ます。中国人が言うには「中国の10年を知りたければ杭州を見よ。100年を知りたければ上海を見よ。1000年を知りたければ北京を見よ。そして3000年を知りたければ・・・・」へへへっ。
BEIJIN-ULANBAATARを見よ!なんちゃって・・というくらいです。

その中国名が決まりました。
「北京-烏蘭巴托2005國際越野賽」といいます。

きょうの一枚
フフホトの町です。この町は中央アジアのそれに良く似ていて、イスラム寺院があったりラマ教の寺院があったりまさに混沌とした世界があります。僕はというと、この町の裏路地を歩くと頭の中で「異邦人」のメロディが突然流れました。この町へは応援ツアーもやって来られるように準備しています。まさに中央アジア、シルクロード・ステップ路の中継地・・・・。

2004/11/20 (土曜日)

きょうのOVを、僕は涙なしにはかけません!!というのは、今回の北京出張!実は、この機会に一部でもと、中国ステージの試走に出かけました。目指すはフフホト!フフホトといえば内蒙古自治区の首都、そこは人口190万人の草原の町?まで15時間かかってたどり着きました。途中の風景に、不覚ながらまったくパリダカのヨーロッパステージを走っている錯角に陥ったことを告白しておきます。万里の長城なんて、すごい。で、何が涙かというと、12年前パリ北京のときの最後のエタップ、銀川という回族自治区からフフホトへのステージ、クラス優勝を手中に走った最後のSS、それはスリッピーな山岳ワインディング。内蒙古のスタッフが「ここは古い道で行きませんか?」とつたない日本語でいう。「そうだね」と、分岐にはいったその道こそは、涙で前が見えなくなりながら走った12年前のあの最後のSS!!ひとつずつのコーナーまで覚えているというリアリズム。ルートは舗装されていましたが、道端の古い民家のたたずまいや、女の子たちが旗を振って見送ってくれたSSのスタート地点もはっきりわかりました。

人知れず感動に打ち震えながら、ルネ・メッジや三菱商事のパリ北京を作った男たちのことを思いました。あれから12年、当時の彼らの開催までの苦労を思うと、なおさらながら胸にこみ上げてくるものを感じました。このHPを彼らが見ることはないでしょうが、僕は彼らに心からの尊敬と感謝を申し上げたい。そしてささやかながら彼らの意思を継ぐものが、ここにいることを伝えたいとそう思います。

きょうの一枚
これは北京!といってもちょっと郊外。中国民族博物公園?みたいなのがあって思わず入場しちゃって中国50いくつかの民族の住居があるんです。でまあ、パチリ。なかなか良かったですね。それで、プロローグランはホテルから北に20kmのところで用意されます。北京で出発セレモニーがあって・・・。

2004/11/18 (木曜日)

北京便り

昨日から北京に来ています。驚くほどのいい天気!!暖かな午後の日差しの中を精力的に動き回っています。3カ国会談!?順調です。たった一日で充実した成果が報告できます。そのホンの一部を紹介しましょうか?なんと言っても僕が中国茶にはまってしまったこと・・・・ごめん。本題です。右ハンドルの車も走れることになりました!!そしてスタートの位置や車検会場ももちろん決定!プロローグランも北京市内のクローズドコースで、大観衆の中で開催されます。すごいでしょ!中国側の機関も正式に決定。彼らから渡された本には、なんと2004パリダカールのHINOのカミオンの写真が・・・このドライバーも来るのか?という彼らの質問に「もちろん!」とこたえると「おー!それはすごい!」と、世界的に有名ということはこういうことです。ありがとうございます菅原さん。

とにかく久しぶりに訪れた北京は、まるでヨーロッパの大都市と同じ雰囲気!北京市はなんと人口1300万人!四国くらいの面積があります。

もうひとつは併催を計画しているBEIJING ULANBAATAR INTERNATIONAL ECO CHALLENGE 2005!も開催合意。ほぼ同じコースですが砂丘などは迂回して走ります。SSは1日150km以内、全行程で消費燃料の量の少なさを競い、SSに定められた基準タイムの遅れが減点項目に定められます。サポートカーやいわゆるレイドクラスのような部門の方もこちらに参加していただきます。かなり困難なステージもありますが、おおむね楽しい冒険の旅を演出します。まもなく発表、こちらもご期待ください。

きょうの一枚
中国も盛り上がってきています!!中国人参加者も相当数に上りそうです。かなりやりそうです。いよいよ本格的なインターナショナルイベントへ進みます。

2004/11/15 (月曜日)

なんと天気を味方につけるとはこういうことなのでしょうか。というのはさきのガストンライエクラシック、ラリークロス大会のこと。1日目の土曜日は快晴!急に進み始めた紅葉が、山々に美しい錦を織り成していました。紅葉と青空、このカラーコーディネイトにいつもながら感激でした。その夜は、何を間違ったのか人数分の倍はあろうかという、ハンバーグ。同じく揚げたての巨大コロッケ!!僕は炭火でハーブに漬け込んだポークを焼く係り。隣のグリルでは鳥のハーブ付けを焼いていて、合計300人分くらいの晩御飯!!1日目は林道の2SSと、クローズドの2SSの合計4SS!!その成績なんかそっちのけで、満天の星空の下「夜が暇なSSERって・・・」と感慨にふけりつつも、肉のお替りも出来ず大量の食料をもてあます参加者に、しみじみと「平均年齢が上がると飯の量も減るねえ・・・」とオフィシャルたちは相変わらず大量消費の極悪燃費!!翌日は朝からいつ降り出してもおかしくない曇り空でしたが、RALLY-CROSSは大盛況!!終わってみれば前田啓介(広島)の初優勝!!2位には下元敏弘(高知)フィニッシュ手前の登りのちょこっとトライアルセクションが見事でした。前田啓介!緊張の表彰式ももちろん屋外!!のキャンプ場!!設営されたテントやらPAに発電機!テーブルにレストラン用品!!ちょうどラリーレイドモンゴルのビバーク!!みたいな雰囲気!!で午後5時頃撤収作業が終わってクルマに乗ったとたんに降り出したのは「雨」とてもありがたいと感じたものでした。明日からは北京から内モンゴル・・・疲れた体に鞭打って出張してきます。せめてお天気が良いといいのですけど・・・・・・。

きょうの一枚
ラリークロスで優勝したのは、下元敏弘(高知)31歳 GASGAS250!!速い速い!!2DAYSでもその実力は光っていました。もう一人の平元圭太は、18歳!!で初出場にして総合4位!!ラリークロス3位!!ニューウエーブ!!の登場で広島あたりのKTM販売店がどうやら熱そうです!!写真は下元選手!!2元対決は近いかも・・・そういえば元ってMOTOで世界でも通用するかもです!!

2004/11/11 (木曜日)

数日前の新聞によると、大気中の地球温暖化効果ガスのうちのCO2は、急激に増加しているというレポート。京都議定書も1997年京都会議より7年の歳月の後、ついに55ヶ国目の批准を持って来春には発効!までやってきました。日本は1990年の6%削減が目標ですから、長くて厳しい道のりになるでしょう。というのも2003年には1990年の確か7.6%増だったと記憶しています。どうやって正確に測るのかは、いろいろ考えさせられますが、排出枠の売買が行われるなどというのも不思議な感覚。運輸部門はいっそうの省燃費化、生活の場にも燃料電池が急速に普及することでしょう。また原発推進派は、えらく鼻息が荒くなることでしょう。次世代エネルギーの確立まで、普段の足は「自転車かバイク!」なんてのが普通になって、スーパーカブの売れ行きは「史上最高!」なんてことにはならないかしら?

さて「エンデューロライセンス」についてのお話が、某サイトや某々サイトに紹介されています。でMFJにも電話をかけて聞いてみることにしました。確かに、エンデューロに関する議論は難しく、組織化するのはさらに難しいことのようにも見えます。さらに、エンデューロを組織的に捉えるなら、そこから分岐しているクロスカントリーラリーも定義付けなければ、説明不能なものになってしまいかねません。「やれば出来る」は魔法の合言葉!といったのは小泉さん。やらなければいつまでたってもの郵政民営化とエンデューロのライセンス化を同列で話すのもどうかと思うのですが、なんとなく似てもいるようです。ただしMFJとて官ではありません。法律的に縛ろうといっているわけでもないのです。ひとつの組織的な競技のカテゴリーを構築する潮目だと読んでいるのですから、「ダメダダメダ」の抵抗勢力なる必要もないのです。しかし、しかしですよ、十分な議論は必要ですね。なんか政治用語ばっか?!

きょうの一枚
今日も引き続きラリークロスの写真をチョイス!!なんかこう、あっけらかーんとした青空に向かってスタートしていく感じがいいやね。

2004/11/10 (水曜日)

 

 

この週末はガストン・ライエ・クラシックRALLY-CROSSです。なんとイベントラッシュなことでしょうか。やっぱガストンの来日はかなり難しそうで、どうか無理をせずに静養に励んでほしいものです。それでもガストンと良く過ごしたこの季節の5年間は、とても面白く充実していました。
そのRALLY-CROSS!今回はダートのSSが2本、タイムアタック1本、いずれも土曜日です。そしてラリークロスは1回戦と2回戦および3回戦!のみ、3回戦に勝ったものは決勝ファイナルクロスへ、3回戦はワイルドカードの2回戦とWワイルドカードも兼ねますから全員にセミファイナルクロス進出をかけたチャンスが与えられるという事です。
セミファイナルは3戦、といった按配です。明日からくい打ちが始まります。今年はどれだけの杭を消耗したのでしょうか?

さて昨日80G/S-CLUB JAPANの設立のご案内に多数!?のご連絡をありがとうございます。必ずやりますからね。しばしお待ちください。そして列島縦断たすきリレー式ツールド日本By 80G/Sってのをやります。北海道の二人が宗谷岬を出発して下北半島で東北の二人にたすきを渡してって鹿児島までたすきリレー!!常に二人以上のメンバーが走る!というのはいかがでしょうか。または、誰か一人が全行程を走るのですが、必ず誰かと2台以上のG/Sが同行していくスタイル!!将来は、ユーラシア縦断By 80G/S!!昨日カナダ人の女の子を、無口でシャイなお疲れ様です仙波君が連れてきました。彼女は5月に日本を出発して天津に上陸シルクロードを走り、カラコルム峠を超えて結構危ない地帯を抜けてトルコ、ハンガリーなどを抜けてドイツまで行く計画を立てていました。バイクはF650GSだそうで、中国の許可関係を教えて!!とタイムリーにやってきてたわけです。これから中国がもう少し自由に走れるようになれば、まさに最高のツーリングエリアになること請け合いです。BEIJING-ULANBAATARが、その火付け役になれば幸いです。パリダカなどへ行くときのFIMライセンスも日本内で取得できるようにしたのも10年前のRRMの功績だい!と一人胸を張っているのでした。広い中国、その風景の素晴らしさはいまさら言うまでもないですか。

 

きょうの一枚
今日の一枚は、春のラリークロス、秋はどんな感じになりますかねえ。クローズド以外にもSSがありますよ。あの白熱したズキズキするような戦いもいいですねえ。

2004/11/09 (火曜日)

好天が続きます。秋空は女心と・・・と謳われますが、まあそうばかりではないようで、ゆっくりと深まり行く秋の気配に、いつもの年とは違う充実感のようなものが漲ってきているような気がしてなりません。とてもなまった体には2日間のR1200GSのライディングで少しだけ緊張感が心地よいことも告白しておきます。「やっぱバイクに乗らなきゃあな」と思うことしきり。
でR80G/Sに乗ってみたら、やっぱり「これが一番!」でもって僕はこの場をお借りして

「80G/S-CLUB JAPAN 」「おお!」を設立することにしました。入会希望者はこちらから

設立総会は2004年12月の予定!でもって設立記念ツーリングなんかもします。もちろん僕のことですから、バッチやらワッペンやら作りまくります。ちゃんと運営します。会長はI毛さんにやってもらう。キッパリ!BASICの参加は・・・どうしようかな?準会員ということにしましょうか。まずい?

きょうの一枚
3台のオレンジ色のマシンが、日本の風景の中に溶け込んでいます。GRMの写真集からさらにもう一枚は、GRMを走るR80G/Sの勇士「おお美しい」

2004/11/08 (月曜日)

この週末は、最高のお天気に恵まれて、この一年の憂さを晴らすかのような2日間を過ごしてきました。というのはガストン・ライエ・ミーティング!!主役のガストンは不在でしたけれども、まったく盛り上がりは変わらず、大変ありがたいことです。このイベントの報告はガストンに速やかにお届けしておきました。

ルートは奥琵琶湖、若狭、箕面、京都でしたが、どこもすばらしくて感激しました。メタセコイヤの並木道なんて「ここは日本?」みたいなところがあるんですねえ。また夜のパーティには、それだけのために東京-大阪を往復したフラットの市川さん(19時頃着いて、パーティが終わった22時半には新大阪へ)たら、スパ太郎さんのタレントぶりを完全に食ってしまって、ストレス解消して帰った?ようにも見受けられましたが、大変ありがとうございました。夜のオークションもとても盛り上がり、なんとチタンの板が大人気「チタンオタク」という新語も出来ちゃいました。僕もたくさん落札してしまいました。

こうして6回目のこのミーティングを終わってみて、参加者の皆さんには年に1度しか顔を合わさない方も多いのですが、本当に親睦も深まり、いい大人のお付き合いが出来るなあ!と感じております。この先もずっと年に一度の、秋の楽しいイベントとして開催を重ねていきたいと思います。大勢の皆さんにお手伝いをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

2004/11/05 (金曜日)

大変残念なお知らせをしなくてはならなくなりました。ガストン・ライエ氏は少し体調不良で来日が遅れるという連絡がありました。今回のミーティングの参加の皆様にはその旨すでにご連絡して参加のキャンセルを受け付けたところ、「無理して参加しようとしていたので、それなら残念ですが(中略)くれぐれも皆様によろしく、ガストンさんの1日も早いご快復を」というメッセージ付のキャンセルのメールが実にほんの数名。しかし、その中には「キャンセルしたんですがやっぱり参加します。」といううれしい連絡も早朝にいただき、感激しています。

一度でもガストンと話をしたことがある人なら、彼の実に愉快でフレンドリーで、温かい人柄に感激して、すっかり虜になってしまうはず。そうやって年に一度のこのミーティングを大切に、6年間続けてきたわけです。(今年はGWにTDNにもやってきました。)彼の闘病生活の張りは、日本に行くことなのだそうです。若きモトクロスライダーだった日本生活の2年あまりの日々が、一生の財産なのだ、というガストン。このイベントの後に来日したら、ガストンの体調の許す限り、多くの方またショップ単位でご参加いただいたお店などに、お邪魔できるようにしたいと思っております。今回のミーティングに彼の姿はありませんが、そうであってもそうでなかってもこのミーティングは続けて生きたいと念じております。さあ、すばらしい秋晴れの中ぼくたちもそろそろ出発することにします。命の洗濯ですね、まったく。

それと、「お世話になります・・じゃなかった、お疲れ様です仙波です。」でおなじみの仙波君のサイトの日記に、「・・・・今週末も京都へ行きます。(中略)今日もメールであったことのない人から「週末京都でお会いできることを楽しみにしています。」とメールを頂きました。
大人の会話ですよね?見知らぬ者がある一つのイベントを通じてその場所で会う、そしてまた思い出を作るなんかカッコいいんだよね~こういうシュツエーションって・・・・・」シュツエーションよかシチュエーションのほうがカッコいいと思うんんだけど・・・・・とまれ今回のミーティングの重大な隠し玉は「ナマお疲れ様です、仙波です。」でございます。ああ、仙波君、頼むよ・・・

きょうの一枚
今日は京都御苑です。お土産はみたらし団子ってば。

2004/11/04 (木曜日)

異常気象はさまざまなところに影響が出ていて、最大の関心ごとのひとつ「京都の紅葉」は2週間くらい遅れるとかで、11月だというのに、紅葉は早いかもしれないというショッキングなニュース!!京都周辺の林道の崩壊は、かなりひどく先々週よりもこの祭日はさらに崩落が進んでいたという報告を受けて!なんとGRMのルートは、金曜日って土曜日が本番なのに、作り直して夜の間に印刷しなおして土曜日の朝に配布!!という綱渡りな状態。それにしても台風の被害と一部には地震の被害の規模の大きさが伺われます。

話は変わりますが、裏の「しみず」でいっぱいやりながらのお話。中年の親父「昔の自動車の時計って、すぐに狂ってて、車に乗るたびに腕時計見て時間合わせたんだよ」
若者といっても30歳「えーうそでしょう」
中年「今じゃ携帯にパソコン、いろんなものに時間表示がついてて、どれが正確なんかわからん」
若者「そーすね」
中年「わしは車に乗ってクルマの時計で腕時計合わせとる」
店の大将「時代も変わるもんじゃなあ」

時間という概念・・・菅原さんの定説?によると「我々が住んでる地球の動きを皆が知るべき、自転は赤道面で時速1300km/h、公転は時速22万km/hなのです。」
地球上で一番速度が速く移動できるものは、地球だったんですねえ。月までは38万キロ?でしたから地球の速さで行けば2時間かからないんですねこれが。それにしても地球の公転周長は長いんですねえ。

きょうの一枚
上賀茂神社です。週末は間違いなく秋晴れの快晴!!どうだ。

2004/11/02 (火曜日)

ガストン・ライエ・ミーティングが迫ってまいりました。ルートに選ばれた近江や若狭の山々は、先の台風23号と中越地震の影響で、多くの林道が寸断されてしまいました。ガックリ。現在のところスタッフが現場を確認し、レポートしてくれています。部分的には迂回路やルート変更などが必要になっておりますのでコマ地図の書き直し中です。そのコマ地図のページ数はそんなに多くなく10ページあまりですので、必ずマップホルダーが必要というわけでもありません。たとえばタンクバッグの透明の地図ケースの部分、またはハンドルブリッジにビニール袋などで防水だけ考えた自作のものでも十分だと思います。
いずれにしても、今年はこのように夏のTBI 2DAYS当日の台風と大雨といい、SSER 2DAYSでは直前の台風による林道被害による大幅なルートの変更などもあり、大変なイベントの日々です。20年間で初めての経験ばかりです。どうか災害の少ない美しく住みやすい日本であってほしいと願うばかりです。1日目は指示速度のラリー形式、2日目は京都観光ですけん。

さて、気になっていた野球の新規参入は「楽天」に決定!!なんか気に食わないですねえ!「企業の内容をいろいろな角度から検討しましたが、やっぱ先に手を上げたライブドアにします!」とか言ったほうがかっこ良かったと思う。企業の将来性なんてのは、これはわからないですもの!!西武やダイエーの問題はどうなるんでしょう。

きょうの一枚
東寺です。GRM2日目に行く予定になっています。っていうか京都の名所旧跡は次々見て回ろう!!という計画だ。紅葉はどれほど進んでいるかいな?

 
Organisation Voice 2004/10

2004/10/29 (金曜日)

ガストンライエミーティングのエントリーリストに、スズキSP370を見つけて、びっくり!!
「SP370かあ!」
遠くを見る。ため息。
そのSP370はスズキ初の4サイクル・オフロード車!
ハスラー250がヤマハDTに後塵を浴びせかけられ続けて、当時の今もよく似た2St から4St移行ブームで打倒YAMAHAを掲げたかどうか知りませんが、聞いたこともないような「370ゥウ!?」CCのデコンプも無いバランサーもない!信号もない!あっ信号というのは駄洒落ですから!!ちょっと切れた4ストシングルマシン!を・・・・後略
なんかそのエントリーリストに載ったSP370という暗号のような、エタイの知れない記号を見た瞬間「やっ、やられたー」と思ったものでした。オミソノひとつはスズキであるということ。ひょっとしたら・・・・このへんてこなバイクは良識ある日本人が開発したとは思えん、もしかして、もしかしたら、そうなのかしら。ガストンのお調子者が開発にかかわっていたりせんのか!?それでもいいわ、ちかごろすこし、普通のバイクに飽きたとこなの。
と、すっかりそのSP370に乗ってくる人がどんな人なのか?地球人なのか?宇宙人なのか?興味津々!なのであります。おそらく1970年代製のバイク、もうひとつはそのライディングウエアはなに?というところ。ここまで書けばきっと乗ってくる方は困ってしまいそうなので、でも楽しみにしていますけん。で、はっきり言って今回の参加人数!多いです。HOTELの部屋は足りません。キッパリ。

きょうの一枚
ゾーモットに続く涸れ川の中のピスト。ここまで来ればゾーモットはもう少し、日があるうちには辿り着けれそうです。

2004/10/28 (木曜日)

えひめ町並博2004も、この週末でフィナーレ!本当にロングランでしたが、終わろうとしてる今はホッとしてるというよりも寂しいなあという気分でいっぱいです。企画段階から3年。山田オート商会というのはアドリブでしたが、大勢のお客さんと出会えて、小売業などさまざまな人と出会える仕事もいいなあ、と思うことしきりでした。九州の○鶴さん夫妻はすっかりはまってしまったし、岡山から広島から、山口から高知から、もちろん東京からと、お友達もたくさん遊びに来てくれました。バイクツーリングのお客さんもたくさん、ねえうなぎさんやっぱカフェ・・・・やらんといかんかね。いやこのイベント本当に楽しかったですって。

さて11月はイベントが目白押し!そのうえBEIJING-ULANBAATARのプレエントリーも始まります。ここも踏ん張りどころ!ですね。長く続けられるイベントに育て上げるにはまさに今の局面が正念場!印刷物まもなくです。GRMでは配布できそうです。それと、体調も回復基調、行きつけの事務所裏のレトロ炉辺焼き居酒屋「しみず」の女将?も「最近元気そうでオーラが帰ってきたねえ」「オーラ?」そんな風に元気です。昨日は○松の親分といっぱいやってましたけん。そんな調子でミーティングも「よしっ、走ろう!」とバッグの中からライディングウエアを引っ張り出して陰干ししたり、オイルの切れかけたブーツにミンクオイルをたっぷりとご馳走してあげたりと、なにかこう芭蕉のいうところの「道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、もゝ引の破をつヾり、笠の緒付かえて・・・・・・」てな心境です。どうして旅というのはこうして心をときめかすのでしょうか。そのくせ家に帰り着くと「あー、うちが一番!!今回は疲れたー」なんて言っているのですが。それはさておき、新しい旅の始まりの予感ですねえ。みなさん走りに行きましょう!誘ってくださいねっ。

大洲の町並みで日暮れに片づけをして、明かりのともり始めた町を歩いていると、家の中からは家族の弾むような声と、煮付けのいいにおいが・・・・・本当に郷愁をそそられるのはこんなささやかな一瞬。旅も、いまではそうして名所旧跡を巡る旅から、そこに暮らす人々の息遣いを感じる旅に変わりつつあるようです。北京でもそんな風な路地裏までルートが伸ばせればいいですよね。明天見、再見。

きょうの一枚
モンゴルから遊びに来ているムッホは、昭和30年のトーハツのエンジンをかけるのがうまく、それに乗って大洲の町並みを走っています。ちなみにムッホは昭和48年生まれです。どうですか?あと二日ですよ、「今度の日曜にはお出かけください」byムッホ

2004/10/27 (水曜日)

「人命は地球より重い」子供の頃?そう聞いて、「どういう意味なのか?良く理解できなかった」ことを覚えています。なんだ!超法規的措置のエクスキューズだったのか?と気付くのにはずいぶんと時間がかかったものです。超法規的措置・・・法律を超えたところにあるものとはいったい。まあそれはさておき、いったい人間ひとりの価値=命の重さは・・・どのくらいなのか、あの頃もそう考えました。今もそう考えています。中越地震、失われた数々の命と風前の灯となっているいくつかの命、車の中に取り残されていると思われる母子の救出、イラクで人質になった日本人男性の命。
イラクでは6月から9月までのたった4カ月の間に92件の自爆によるテロが発生し、イラク人560人が死んでいたり、小学校の占拠と大量殺戮、・・・・どうもこの21世紀初頭は、痛ましい事ばかりのような気がしてなりません。

どうか、こうした災害や憎しみの連鎖から、人間が自由になりたいものです。世界のどこにいても、どこにいくのも安全で自由であること、なんてのは夢なのでしょうか。
今ニュースでは、男児が救出されたと告げています。ここからですねレスキューが急がれます。こうして生命の尊さに、深く思いを致す日々です。

きょうの一枚
僕はラクダが好きです。特に表情とシルエット。ラクダラクダラクラクダ。前も書いたかな?

2004/10/26 (火曜日)

「BEIJING-ULANBAATAR 2005」
航続距離のお話と、僕が新カテゴリーの創設に悩んでいるっていうお話

既に一部リリースしているので御存知の方も多かろうかと思いますが、来年のBEIJING-ULANBAATAR!!車両のフュエルレンジ(航続距離・つまり満タンで走行可能な距離のことです)をAUTO/MOTOとも300kmとしました。1日の行程で600kmを超える設定はありません。場合によっては、長いリエゾンなどが入ってそうなった場合は、舗装路の比率が上がり給油もロードサイドのステーションを使用できるように致します。燃料と航続距離を考えるにつけ、また中国という環境への提案を考えるにつれ新カテゴリーを作ろうかと考えています。

発表段階には無いので、内緒ですけど・・・・・「エコチャレンジ部門」参加可能な車両は制限されません、ハイブリット、軽4、バイク、電気自動車、など燃料の消費量の少なさを競います。ただし決められた時間内に決められたルートを通りビバークに到着しなければならないのです。ビバーク地はラリーと共通です。毎日150kmまでの短いSSもあるというもの。ただし砂丘には入りません。気温的には厳しいエリアもあります。名称は「アジアン・エコチャレンジ」世界に向けて発表したいと考えていますが・・・・みなさんの御意見を聞かせてください。

賛成・・・反対・・・(理由:まだ時期尚早、危険、運営に大きな負担になる、その他)

きょうの一枚
2001年のラリーレイドモンゴルでは、スガワラテルヒトは自作バギーで出場!!このラリーの慣例で、一番最初のSSのスターターはカミオンバレイのドライバーが務めます。というわけでこの年は、父親の菅原義正さんがスターター!この一年前は、まったく反対の映像が残っています。息子が父親のカウントダウンをする・・・・・世界のラリーレイド広しと言えどもってそんなに広くは無いけど、さすがにこうした風景は無いのでは!!その菅原さんたちは、パリダカール2005、2台のカミオンで出場!全力で応援!!したいものです。

2004/10/25 (月曜日)

こんなことが続くのでしょうか。このOVで2回連続で災害被災のお見舞いを申し上げることになるとは。今回の中越地震の被害状況が明らかになるほどに、その凄まじさに言葉を失ってしまいます。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。これから雪の季節がやってきます。特に豪雪地帯のこの地方で被害に遭われた方々のことを考えると、1日も早い復旧を願わずにいられません。

この週末は、雲ひとつない澄み切った青空と深まり行く秋の風情。しかしこの罪の意識のなさそうな空の向こうでは、こうした未曾有の大災害が発生しているとは。僕は土曜夜、大洲で町並博の会議の席上の挨拶で「新潟のほうでは・・・・・」と聞き、本当にこのところの度重なる自然災害の多さに、暗澹たる気分になりました。リスクマネジメントなんて事を書きましたが、本当のところは自分にしてもまったく何も出来てないのだなあと思うことしきりです。えひめ町並博も残すところあと1週間となりました。ロングランのイベントでしたが、「あれSSERのテント?!」なんて皆さんにビックリ!していただいたりしましたが、われわれ的(変な日本語)にはほぼ満足の行く内容で締めくくれそうです。(しかし会期中に2度もの水害!!はいかがなものか)

いま日本中に「温故知新」の心の「温故」の部分に人々が傾斜しているような気がします。「あの頃は良かった」という一般的なものから、ムラ社会時代の社会構成や人と人との関係性を論じたり、核家族から大家族構成への憧れが芽生えたり、シンプルでナチュラルな生活に対する回帰指向、農業に憧れたり生産効率ばかり追求しない生活のあり方、武士道をはじめ日本人としての本来的な心のありようなどに深い興味と感銘を受けたり。古民家や古い町並みでの営みに、参加したいとか暮らしたいとかと思う心が増幅してきたり・・・・・・と言葉にすれば枚挙にいとまがないほどに温故の心が広がってきています。

それでもどこかで確信しています。
やがて、どうにもならないほどのユビキタス?っテナニ?な未来はそこに来ています。もっともっと利用者と供給する側は、交わらない平行線を広げていくことになります。しかしそこで気付く「そうだ引き返せばいいんだ・・・」するとまじわるところがあるかもしれない、と。

きょうの一枚
あの、スコーンと抜ける日本離れした天気のSUPER-Nラリークロス、9名に絞られたファイナルクロスのメンバー。さて、次はどんなメンバーでしょうね。エントリーが始まりました。楽しみです。一日中遊べますよん。

2004/10/22 (金曜日)

台風23号は列島に甚大な被害をもたらしました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また一日も早い復旧をお祈り申し上げます。こうして度重なる台風や水害、いつも災害は予測できない事態を引き起こします。そのあとのあっけらかんと晴れた青空を見ていると、少しずつ忘れていくのでしょうか。リスクマネジメント、何も保険屋さんの話ではなくて、我々の大切なビヘイビアアイデンティティのようなものだと思っています。リスクマネジメントは、大きく二つに分かれるでしょうか。まず来る危険を予測して対策や備えをしておくこと。避難などもこれにあたるでしょう。もうひとつは、それに直面した場合の自らのサバイバルと、困難に直面している人たちへの救援救助行動ではないでしょうか。以前にも書きましたが、徴兵制の無いわが国では、教育の現場で必須科目のようにこうした術を学ぶことはないようです。災害・・・・これからはますますその頻度や規模も大きくなってくることが予想されます。根幹にあるリスクマネジメントのひとつは、京都議定書の発効。ロシアも批准に向けて動き出したので、効力を有する55ヶ国の調印あって、ついに法的拘束力を有します。さすがのロシアも拡大する一方の森林火災や、爆発的な増加を見せる首都モスクワとその近郊の自動車販売台数。世界は未曾有の「終りの始まり」に突入しているのではないかと感じます。
FIMの2005年のエンデューロの車両規則にまで、電気を原動機とするもののカテゴリーがスタートしそうです。実態よりも先にこうしたものがあるのは、興味深いものです。

きょうの一枚
マシンも同じならセットアップもほぼ同様の両雄、手前ゼッケン1は池田秀仁選手、向こう側ゼッケン2の森田昌和選手。因縁の2ステに揃って旅立つところです。

2004/10/21 (木曜日)

「血染めのレッドソックス」
いやあ、参りました。こうしたエピソードにはめっぽう弱いのですが、シチュエーションといい、因縁といい完璧な物語のようであります。いや、物語でも出来すぎた話になるのじゃあないかというくらい。なにが?ってプレイオフのヤンキース-レッドソックスの第6戦。第1回戦で右足首靭帯断裂で3回KO!を喫したシリング投手、激痛に顔を歪ませながらの投球には、まったく驚いてしまいました。神様はいろんなことを演出するものです。そのレッドソックスの投手の白いソックスが血に染まっている姿に、世界が感動というか畏敬の念を感じたものです。これでモメンタム(流れ)は完全にレッドソックスだわな!と思ってたきょうの最終戦は、レッドソックスの圧勝!またしてもヤンキースのワールドシリーズ出場ならず。でしたが、スポーツの力!を実にマザマザとしかも痛快に、部分的には驚異と畏敬の念で感じたものでした。こうなればレッドソックスに86年ぶり?だかのワールドチャンピオン!!になってもらおうじゃないの!!でね、子供の頃から思っていたことなんだけど、確かにアメリカの大リーグは世界一だとは思うんだけど、でもやっぱアメリカだけでやって、ワールドチャンピオンだってのは良くない。勝手すぎる。ワールドシリーズをするべきだと思う。アメリカズカップみたく挑戦チームを決めるシリーズがあっても良いじゃないですか。それでこそ自由と平等の国アメリカの大義ってもんだ。いたずらに世界を自分のものだと思ってはいけないのだ。

日本においてもそうだと思う。昔はアメリカンフットボールの大学王座決定戦甲子園ボウルってのがあって、って今もあるけど、実質日本一なんだけど実は関東学生の優勝大学と関西大学リーグの優勝校の対戦なので、いつかしら東西大学王座決定戦というふうに訂正された。さわやかです。スポーツというのは、ウソ、マギラワシイ、デタラメな表現をしていてはだめ。真に目標に向かって、いわゆる競技生活を送り精進している者に不誠実だと思う。具体的には何のことを言いたいのかは、言わない。ただ、競技者以上に競技運営者や主催者は真のスポーツマンシップを持たないとだめだ!ということがひたすらに僕は言いたい!ショウマンシップは参加者に任せておけば良いんだ!!

きょうの一枚
昨年のガストンライエクラシック、参加者のマシンを1台1台丁寧に見るガストンライエ、その視線は真剣そのもの。
 

2004/10/20 (水曜日)

ここのところガストンライエ特集になってしまってる感のあるこちらのOV!
そんなこんなで僕はR1200GSが届きました。これでガレージには1985年製のGSと2004年製のGSが同居する羽目に。もちろん1985年製は80G/S パリダカール、ガストンのシグネイチャーモデル、32Lのラージタンクにガストンのサイン。ガストンに「これって手書き?」って聞くと「そう、1000個全部書いたんだよ!」と、そうか1000台限定だったんだ!
そのGSの生まれた1985年といえば、SSERがスタートした年でもありました。ガストンに憧れていた僕は、何とかこれを手に入れたいとひそかに狙っていたのですが、悲しいかな世界1000台!!まあ無事に手許にあるんですから良いとして・・・・いっぽう2004年は、そのSSERの20周年にあたる、のでありますからということは、この2台の間には20年の年月が流れているのです。20年。
で、どちらがどうかということは、ここでは語りません・・・・・・うー、語りたいけど。

「人生は退屈だ。だからバイクで旅に出るのがちょうどいい」
誰の言葉でもありませんが、はじめてG/Sを手に入れた時に思ってたことです。実際はこれでたいした旅にも出ず・・・・・よしっ!旅にでるぞっ。て、何回ここで書いたことでしょう。

きょうの一枚
TDNで日本の林道を堪能する?ガストンライエ!!速いのは抜群に速いのですが・・・。

2004/10/19 (火曜日)

「片山右京、マナスル8163mに挑む」
2002年ダカールの海岸でビクトリーランのスタートを待っていると、片山右京さんがやってきて「すいません、サインをお願いします。」と僕に自らのヘルメットを差し出した。「ほう、右京さんにサインねえ・・・」と言いながらヘルメットにサインの交換をした。山の好きな彼とは、ラリーの中でもよく山の話をしたのですが・・・・・そうですか今度はマナスルですか?マナスルと言えば、僕達がまだ子供の頃、槇有恒隊長率いる日本隊が輝かしい初登頂の快挙に日本中が沸いたのを覚えています。とはいえ、8000mを越える山は神々の領域といわれ、右京さんはシシャパンマ8008mを昨秋に登っていて、今回成功すれば二座目!!11月中旬の登頂を目指しています。8000m峰全14座の全山登頂を目標にする彼の成功の積み重ねを祈りたいと思います。

音量の問題
いまではMX場のほうが、音量規制にうるさいのではないか・・・一般公道をフィールドにする我々の基準が、クローズドフィールドのMXより甘い!!しかも夜間民家の前を続々と駆け抜けていくSSER!これから時間をかけて、対応等を固めていこうと考えています。御意見や御要望も承ります。どうかどしどしと御意見をお寄せください。また会場までやってきて音量で車検に落っこちると言うのは、やっぱりつらい!会場でそう言った場合の対策が出来るサービスブースを展開するなど、いろいろアイデアを出して、こうしたラリーが社会悪と言う見方をされてしまわないように考えたいものです。

きょうの一枚
TDNのラリークロスを走るガストン!気持ちのいいグラストラックの市街地コースだったのですが、バックストレートはご覧のような状態で、後ろに見えるのは雪?とにかく面白かったですね。今度のラリークロスは、ガストンも櫓の上から見物することでしょう!サバ!!

2004/10/18 (月曜日)

週末は目の醒めるようなお天気!!!皆様はどちらで秋を満喫されていましたでしょうか??僕は?というと、残りあと2週間となった「えひめ町並博」で、腕がパンパンになるくらい!サイドカーの運転手役を務めていました。そこでふれあう子供達の笑顔が、もうとっても素晴らしくて・・・・・乗っているバイクはサクマエンジニアリングが輸入しているウラルというロシアのメーカーのサイドカー、フラットツインで抜群に良く走るということはけしてありませんが、この乗り味は僕はもうヤミツキになりそうな感じです。そこらにあるR100かなんかのエンジン積んだら、もういけません。話は変わりますが、ここのところ、この大洲を訪れるライダーたちの数の多さにも嬉しい悲鳴!!最新バイクトレンドも分かるってもんです。そして、何かこう古き良き物にこれまでに無く異常に興味津々の若者が増えてきているように感じるのは、そういう環境に自分が居るからだけではないように思います。そのうちやりましょうね、古いバイクのエンデューロ!20kmくらい走ってあとはしゃべくってる時間のほうが長いようなやつを!むかしのウエアも「あったかなあ?」とサテンのJTのパンツや、ジャージのありかを探しているのでありました。多分はけんけど。

さて、ガストン・ライエは11月3日来日予定です。
それでもって、ミーティングとクラシック、ふたつのイベントで日本を楽しむ予定です。楽しみにしています。

あとBEIJING-ULNの参加車両などのレギュレーションの検討が佳境です。公式発表でないので、リークのように聞いてください。
一番気になるFUEL RANGE航続距離のことです。MOTO・・・300km、AUTO・・・400kmで、AUTO部門も含む全ての参加車両に、それぞれのエタップでスタートから300km以内に用意されたRCPで給油の予定です。車両は原則として「タイヤが着いてエンジンがガソリンかディーゼルのもの、タイヤによる駆動なら2輪以上でなんでもOK!」です。日本国内の登録は抹消されていても、はなから未登録でもOK!の予定。保安部品に関しては、また現地の交渉の後、発表します。騒音に関しては基準を作る予定です。カルネの必要は無い予定。というふうに少しディティールが現れてきましたが、どうかご期待ください。

きょうの一枚
昨年のガストン・ライエ、そういえば昨年はF650でした。このマシンは何を隠そう「お疲れ様です。仙波です。」のセンバクンのバイクでした。みんな仙波クンに会いたいよね。司会はスパさんとセンバクンとかがいいなあ。ねえセンバクン聞いてる?

2004/10/15 (金曜日)

秋も深まってきました。土日は再び大洲です。岡山からは○原さんと○溝さんがやってくる予定です。秋は良いですねえ。いや秋はいい。

今日は金曜日というのにスーツ姿で出社!!BEIJING関係の来客が全国からラッシュしていまして、夜になるとグッタリ「あーーあ、疲れた」のであります。そのBEIJING、順調にスタートをきりました。ヨーロッパからの参加者のために、フランス・ベルリン経由の輸送用のカミオンを往復させる予定ですし、ラリーにはメカニックとサービスのカミオンが走ることになりそうですからお楽しみに!!ですからメカニックがいないから参加するのがちょっと・・・・という方には朗報かもです、続報をお待ちください。また中国ステージでリタイアしても、人車ともにウランバートルを目指すということが、きょう合意し確認されました。そんなこんなで、エントリー費関係も最後の詰めが終わりましたので間もなく正式に印刷されたものになることでしょう。お楽しみにです。

ヨーロッパからも実は問い合わせが始まっていまして・・・・ちょっといい感じになって来ています。どうですか、ウランバートルからついでにフランスに運んでおいて!なんていうニーズにも対応できるかもです。出来ないかもですけど。そろそろアジアに本格的な、パリダカに勝るとも劣らないとは言わないけれど、そうしたラリーレイドが誕生し成長していくかもです。ご期待ください。ガストンライエミーティングではそうした意見交換会も出来るのでは・・・・と、とっても楽しみにしていますけん。

きょうの一枚
ガストンと愉快な仲間達。
今年もこんな笑顔がみれたらいいですね。
天気と。

2004/10/14 (木曜日)

ガストン・ライエ・ミーティングとガストン・ライエ・クラシック
このふたつのイベントが2週にわたって開催されるのは、賢明な皆様にはお察しのとおりです。1度の来日で2度楽しめる!みたいな考え方で、ガストンにはご苦労をかけているのかもしれません。ミーティングでは広くツーリングライダーにもふれあう機会を、クラシックでは彼の名前を冠したラリーイベントを残したいという思いからです。
今回はどちらのイベントにもTDNでI崎君と死闘を演じた?ミハエル君も来日します。ミーティングにはKTM950を、クラシックにはKTMの軽いやつ、またまたマエダ君と絶妙な手話(本人は外国語だと思っている)のコンビネーションが復活するかと思うとそれを見るだけでもタノシミ!どうI崎クンも来なくちゃ!!

「ミカエル!ちょっとここ持ってて!」
「ウイ」

本当にこんなのでコミュニケーションが成立してるんですね。このふたり。

ガストンところには期待の佐野新世君がいまモタードのヨーロッパ武者修行中!!であります。彼のエクストリームが結構人気らしくて、こうした若い才能が世界に飛び出しやすくなってきているのも事実。

さて、ガストン・ライエ・クラシックは、ラリークロスと林道のSSを組み合わせた新しいスタイル。林道を大量に夜間使用して行う現在までのSSERの基本スタイルは、2stマシンの増加などから、相当に地域住民の皆さんに負荷をかけています。ですから、少し冷却期間をおきたい主催者の立場もお察しくださいな。そんなことよか、またまた新しいシステムの模索に挑戦するという気分なのです。何も林道だから初心者向けで、クローズドになるととたんに上級者向けと言うことでもありません。楽しみ方は無限大ですけん。今回のクラシックは、施設を飛び出してキャンプ場です。寒いです。でも鍋をつつきながら夜が更けるまで、ガストンやミハエル(と言ってもガストンの一人舞台でしょうが)の愉快なお話を聞こう!という試みです。キャンピングチェアってか椅子と毛布は必需品でしょうね。みんなの走りもたっぷり見れるラリークロスはガストンも大喜びのはず・・・・
さあ、2DAYSが終わったばっかですが、11月晩秋の京都と久万高原、どちらかでも、出来ればどちらへもお越しください。ミーティングではBEIJINGネタもたっぷり。クラシックでは、さて何が飛び出すかお楽しみにです。

きょうの一枚
紅葉のシーズンが始まりました。写真は去年の信州のものなんで四国の様子とはチト違いますが・・・・空の青とのコントラストも見事です。それにつけても地球上にある色はまさに多彩。こうした色を愛でる旅なんかも良いかもですねえ。間もなくシーズンですよ。

2004/10/13 (水曜日)

「GASTON RAHIER MEETINGの御案内」

秋もずいぶんと深まりました。パリのガストンからFAXが届きました。彼は病気療養中ですが、秋に日本にやってくる事、そして皆さんに会って楽しい時間を過ごす事を、本当に心から楽しみにしています。
今年で6回目のミーティングですが、これを約束したのが1999年のラリーレイドモンゴルのゴール後のホテル。その時は2人とも半信半疑ずつだったのですが・・・・・このイベントは、皆さんもそうである様にわれわれにとっても人生の中でも、珠玉のような時間であり大切なかけがえの無いものになっています。もちろんわれわれだけで彼を日本に招くのは難しく、多くの共感していただく皆さんの参加料のほぼ半分くらいがそれに当てられています。まことに感謝に耐えません。

個人的にいえば、僕をここまで導いてきたのは72年に松山のMXで見た彼の走りであり、TVで見たテネレを走るBMWの映像であったわけです。その2回の出会いが無ければSSERも存在せず、もちろんモンゴルなどのラリーもですが・・いや全く人生というのは不思議です。巡り会いやきっかけ、さまざまな偶然といたずらが妖しく織り成す錦のようなものだとお思いになりませんか?その錦織り成すといえば、秋の京都!バイクで走る悦びはいかばかりでしょうか?皆さんの参加を心待ちに致しております。ガストンからのFAXレターをそのまま皆さんにもおすそ分け。

このイベントは、ガストンとは20年来のお付き合いの菅原義正さんの御協力によるものです。心からお礼を申し上げます。またGSクラブの皆さん、BMW-JAPAN、フラットの皆さん市川さん、ビッグオフロードクラブをはじめ、全国の皆さんの友情に幾重にも御礼申し上げます。全く腕に自信がないといわれる方も、どしどしご参加ください。全くとは言いませんが、腕は問題ありません。その不思議な巡り会いの場にもこのイベントをして行きたいと願います。そしてこのイベントがいつまでも続けられるよう、ガストンの健康を祈りたいと思います。

2004/10/12 (火曜日)

「池田優勝!!圧倒的な速さの森田!天候のいたずらに・・・・ニュージェネレーションの台頭!!感動に震える20回記念大会!」

直撃が心配された台風22号も、ぎりぎりのところで交して、無事に第20回SSER2DAYSが開催されました。開会にあたりましては、各位各方面からの身に余る祝辞や花束を頂戴し、身の引き締まる思いで大会に臨みました。過去にない日程は、3ステージで熱戦が繰り広げられました。

総合優勝の行方は、今大会も大注目!!両雄激闘の近年の構図は、森田VS池田。ここのところの絶好調ぶりを伝え聞く森田が、中盤まで池田を大きくリード。しかし明暗を分けたのは、2ステ途中から降り始めた雨。それまで、何とかクリアできた池のほとりのキャンバーが、みるみるスリッピーで危険な状態に。それまでにこれを越えた池田。そのあとこのSSをスタートした森田は、これまでのアドバンテージを全て使い果たしてしまう羽目に・・・・・。しかも2ステ終了時には総合で1分16秒のビハインドを喫した。3ステは、森田の追撃ショウが始まった。あるSSでは30秒先にスタートした池田をパスするという離れ業をやってのける。しかしニュージェネレーションが現れる。3ステSS1は、なんとシードゼッケン外から下元敏弘が一番時計、森田はわずかに4秒遅れて2位。池田は森田に4秒遅れる4位。その差1分12秒に。SS2も全く同じオーダー、下元1位、森田2位、田中3位、池田4位、森田はこのSSで2秒詰め(2秒の間に4台)1分10秒差。

SS3はスピードのロングダート。デッドヒートは最高潮に!!森田首位!13分55秒で走りぬけ、2位の池田は14分18秒!一気に23秒詰める。ここで池田と森田の差は、47秒に!!!続くSS4も森田、下元、田中、池田のオーダー。森田14分57秒に対して池田は15分24秒!その差27秒詰めて20秒差まで急追肉薄!!さらに続くSS5もロングステージ!!!森田3連続トップ!!13分59秒!田中、池田と続き池田のタイムは14分10秒「どうした池田!!」タイム差は、さらに11秒詰めて9秒に!!残るSSは3本!

SS6は下元がゲット!2位に田中、そして森田、池田と続き、このSSでは1秒差。トータルであと8秒「行け!森田!!」SS7を制したのも下元!恐るべしニュージェネレーション!!!2位には森田!5秒遅れて3位に池田ーーっ。その差あと3秒!勝負は最後のSS8に3秒差で持ち込まれた。SS8も首位は下元!!もうどうしようもないくらい早いが、1ステで田中と共のミスコースでSS不通過1時間のペナルティを受けている。そしてなんと2位にここでは池田が・・・森田に対し5秒差!!ここまで溜めに溜めて最後に爆発させた池田!老獪というか戦略的だ。しかしこのタイム差の推移は競技中は誰にもわかる事はない。空気を読み、息を潜めてタイム差を詰めていく。圧倒的な速さを見せた森田は、池田にトータルでは後塵を拝してしまった。しかしその力は、これまでに無く圧倒的で揺るぎの無いものだった。2時間30分の優勝争いの中で、その差はわずかに8秒!!
毎年この二人の熱い戦いには感動させられます。しかし若い力の足音も確実に聞こえてきました。下元敏弘ゼッケン39.総合は83位でしたが1時間のペナルティを引き、不通過のSS1を3ステと同じ場所だったので、そのタイムを加算してみると・・・・・なんとおそろしいタイム!!田中康二も同様!!!!尾島嘉男、2強の時代から群雄割拠の時代の予感!!これからも、どうぞご期待ください。

きょうの一枚
その明暗を分けたSSを駆け抜けるゼッケン1、池田秀仁。優勝回数単独首位の5勝目!!紛れも無くチャンピオンオブSSER!!

2004/10/07 (木曜日)

泊り込みでコースマークの設置作業に行っていました。明日もまた行くです。それは大変だけど楽しくて、まあいわば20年間やっているのですから・・・・・しかし問題はこの20年において最大!!の山積み状態!!深夜の林道内でチェンソーの音を響かせているのは我々です。こうなりゃあアイスホッケーのGKのマスク被ってやるかい!?という勢い!!倒木!がけ崩れ!!もう予定していたルートは散々です!!が、やっています。SS20本のお約束は果たせそうです。こっそりと数値目標にしていたもうひとつSS200km!!ウーン、これは達成が困難な状況!!!でこれが達成したら三冠王!!「20年20本200km」と胸に秘めていたのですが・・・まあそれはさておき、まあまあの記念大会にふさわしい内容のルートに出来上がった?のではと思っています。今回はルートの書かれた地図を配布しようかなあ?と思っています。方向感覚に自信のない人はコンパスを持っているといいかもです。が!そんなことよか問題!!はつぎの台風!!もうあのTBIの二の舞だけは・・・。

きょうの一枚
今回のSSERのメインビジュアルに採用されてるのは、この久万の林道のワンカット!直線で先が少し左にドッグレッグ!!

2004/10/04 (月曜日)

さすがに10月ともなると、さわやかなお天気が続いています。が、ファラオラリーは熱かったようです。パリダカの前哨戦の座をUAEに奪われた感があって、まだ9月末というのに低緯度の砂漠地帯の闘いを余儀なくされたファラオ!主催するイクスはずいぶん心配したのではと想像が出来ます。北緯25から30度が主戦場ですから、まあ北回帰線上での戦い・・・なわけで、太陽はこの時期には赤道上にあり、正午の太陽はほぼ天頂にあって、強烈な熱射が壮大なミラージュをつくり、神殿やピラミッドが蜃気楼に浮かび、古代の歴史と本物のサハラ砂漠を感じさせたことと想像できます。いやいや、さぞや暑かった事でしょう。

TDNの優勝で自信を深めた?岩崎君が見事な走りで上位進出。HPNの田中さんもマシントラブルを抱えて・・・・と聞きましたが見事完走。トラブルといえばスガワラテルヒト!サイキ組!!ターボトラブルでリタイアのようです。まあ金属疲労というか疲労試験のような結果を良しとして、ついにパリダカカミオンドライバーデビュー!!カウントダウンです。日本人では父親についで2人目?あっ、むかしACPの久保田さんもカミオン出場を果たしてはいました。親子で走るのは、どんな感じなのでしょうか?注目するのはオランダのダフトラックチーム。デルーイ親子の戦いは、むかしからのファンとしては、心を揺さぶられています。これはどうも一般的過ぎずに、マニアックネタ扱いを受け続けているので、機会があればじっくりとお聞かせしたいと思います。

問題は昨今のラリーのスピード化でしょう。一般にカミオンとは荷物が積めることからサポートカーとしての性格で見て捉えられてしまいます。サポートというのは完全な参加形態で「競技をしながらサポートする」というのも実はサポートなのであります。チームで参加するときなどには、こういった話し込みをしっかりしていかなければ、やっぱ混乱をきたして、せっかくな壮大なラリー参加も、残念な思い出になりかねませんね。なんでもそうですが、ひとつの競技者を多くで支えていく。支え方にもいろいろあると思うのですが・・・そしてその結果を分かち合いたいと・・・言うことです。個人の結果もある程度のものからは公のものになるということでしょうか。この夏はアテネからはじまってイチローの記録まで、スポーツの存在の意義みたいなものまで十分に感じる事が出来ました。

松山は明日から地方祭が始まります。これから週ごとに県下では秋祭り、台風被害の多かった県下の人々も、無事に秋祭りが迎えられますように・・・いよいよ週末は我々も20年目の秋祭りですって・・・・

現地へのアクセス復旧の御案内
台風21号の影響で通行止め区間のあった高速道「松山道」は全線復旧しました。また久万高原町に向かう国道33号線は一部片側交互通行になっていますが、大会前日くらいには復旧の見込みです。現在のところ久万高原町には、どのルートからでもスムースにアクセスする事が出来ます。

久万高原町の御案内
コンビニ:国道33号線から「ふるさと村」方面の曲がり角にヤマザキのほか、国道33号線松山方面にもサークルKが出来ました。ホームセンター:コーナンがオープンしました。場所は国道33号沿い松山よりです。ふるさと村から10分でアクセスできます。
うどん:もう20年通ってる名物のうどん屋「こころ」国道33号を高知方面に走ったところにあります。行列の出来る店です。ゴマ味のだしで食べる釜揚げがおすすめ!
温泉:久万高原町内には、古岩屋荘に温泉があり、近くにも嵯峨山温泉あり。ふるさと村を出て左へ約8分くらい。

きょうの一枚
ゴビを行くZ-1カミオン(カミオンバレイ)の勇姿。ラリーレイドモンゴルではオフィシャルチームごとにアルファベットの頭文字でグループ化され、最後の文字“Z ”が「これ以上後ろは存在しません」という意味でつけられています。

2004/10/01 (金曜日)

今日、モンゴルからムッホがやって来ました。これから度重なるSSERのイベントの応援です。力持ちで優しいムッホなのですが、到着するや「暑いって言ってます。ウランバートルは昨夜はマイナス8℃だったらしくて・・・・・・」
そんなムッホは、最近ゴビ砂漠に出かけていて「地面から突き出している恐竜の足の化石を見つけましたが、道具が無くて掘り出せませんでした。」とか「化石がとてもたくさんあった。」としきりに言っています。あれだけたくさんの発掘調査隊が掘っても、さらに雨が降ったりして表土が少し流出すると新しい化石がざくざくなんですね。この調子だとゴビの地下に眠る恐竜の数はいったい?何万体もあるのでしょうね、きっと。

きょうの一枚
ゾーモットのビバークを東に数キロ行くと涸れ川に出る。その川沿いに北上すればシンジンストという町に出て、ゴビのスーパーフラットが続く。この写真はゾーモットから北に伸びる涸れ川の中の道。砂は深いが、決して難しくはない。

 
Organisation Voice 2004/9

2004/09/30 (木曜日)

ISDEが終わりました。こんな事書くと意外かもしれませんが・・・・20数年前SSERが、というか僕が目指したものはISDEでした。もちろんパリダカやBAJAなどの興味もあったのですが、ライディングスポーツ誌の表紙に、(哀愁の)ヨーロッパの町の中をすっ飛んでる2台のエンデューロマシン。何か腰高で、何か洗練されている。ページをめくると日の丸をかざした1人の日本人トシ・ニシヤマさんの姿が・・・その頃の僕はトライアルにはまっていて、ISDTがISDEになったと言うことも知ってて、SSDTも興味があって・・・で、イベントするのならアルファベットの頭文字4文字だ!なんて思い込んでいて・・・・TY250SをKATOのサイレンサーに換えて、森の中へ消えていく日々でした。その後のことでしたITDE(インターナショナルツーデイズエンデューロ)を苫小牧でする!というので、いそいそと出かけていった事に、まあ全ては端を発しています。

その翌年1985年に、SSERが始まります。競技方法はITDEとISDEのレギュレーションや精神をじっくり分析して構築したはずでしたが、どうもフィールドと認知にミスマッチを感じ、リライアビリティコンテストといったコンセプトを方向転換。今度は4輪のラリーやパリダカや、BAJAのエッセンスを加えて、リライアビリティよりもドラスティックで、シンプルなスタイルを求めていく事にしました。コンペティターはシンプルに競い合うものほどその奥深さを感じると考えたとも思います。そのあと日本車も少しずつポテンシャルが向上し、輸入マシンも割合手が届くような市況と言うか、ライダーの平均的な地位が向上していきました。

1988年には「どれ、どんなものか?」と、オットリガタナでパリダカへ出かけます。そして、ハマッテシマッタノデス。この小世が僕のそれ以降の人生を決めてしまったといっても過言ではないでしょう。頭の中にはいつも見果てぬ砂漠の夢。SSERやそれ以外の国内のイベントも、もうややこしいリライアビ・・・とか、すっ飛んでしまって、出来るだけ80年代のシンプルで熱いパリダカを、ひたすら追い続けていたと言うわけです。
ティエリー・サビーネという男に、ひたすら憧れて、彼が命を落とす8年目の大会をいつも自分のベンチマークにして「なんだって8年はやる」あの苦しいラリーレイドモンゴルも8年を終えたときに、一つの呪縛から解き放たれたような思いすらしたのでした。

こうして、たった1冊のバイク雑誌の表紙のISDEの写真から始まった僕の旅は、何か大きな転換期に差し掛かってきたように思います。
もうひとつの伏線は、ガストン・ライエとの30年にわたる出会い、だったかもしれません。人生は、思うことを完成させたいと言うには短すぎるような気がしますね。

きょうの一枚
レイモンド・ロワゾーとガストン・ライエ、この二人の盟友は、見ていても気持ちが良いくらいです。まあ大人と子供、優等生と暴れん坊!という感じ。いつも背筋がぴんと伸びてるロワゾーさん。菅原さんとパリダカ最多出場を争ってた元BMWのワークスライダー。ラリーレイドモンゴルを走る姿が印象的でした。

2004/09/29 (水曜日)

事務所の前に路線バスが停まった。駐車場は広いんだ、エヘン。
バスの運転手が駆けて来て「乗客が血を吐いてひきつけを起こしているので救急車を呼んだ、しばらく駐車させてくれ。」その慌てぶりに驚いて、バスの中まで覗き込みに行った者が「危険な状態」と、また僕を呼びに来た。「呼吸は?」「いえ、してません」「じゃあ人工呼吸は?」「してません」なんて言いながらバスに乗ってみると、全ての乗客はなすすべなく見ているだけ。

なぜ韓国には徴兵制が?なんて誰かの話もありましたが、徴兵されて教わるものは何も銃の打ち方だけではありません。サバイバルも緊急医療も、いざと言う時に人が何をしなければならないかを習得できます。まあそれはさておき。

僕は顔を近づけてみると、はっきりと呼吸をしています。脈も弱いですが、あります。血を吐いたというから気道に詰まっていないか、喉元に耳を近づけて音を聞くと大丈夫なようです。吐血しているので、それはないとは思うものの、脳溢血の疑いもあるので無理に頭を動かして気道確保をしなくても大丈夫なようです。身体を触ると低体温です。バスは冷房が良く効いています。エマージェンシーブランケットで全身をくるんで、手をさすってあげているうちに、顔に少しだけ朱が戻ってきました。隣に座る年老いた奥さんが、僕の事を医者だと思ってすがるように話し掛けます。

「先生、だいじょうぶでしょうか」
「高血圧なんですか?」「いえ」
「血糖は?」「普通のはずです」
「ほかには?」「大学病院の帰りなんです」
「注射とか治療はした?」「いえ、口内炎で」
「口内炎で大学病院?・・・・お、そういえば口内炎と言えばがん治療の副作用?」
「大丈夫でしょうか?」
「大丈夫、まったく大丈夫。命には別状ありませんよ。」

老婦人の顔を見ると明らかに安堵の色が。
救急車が来てバスから搬出されたその老人は、ストレッチャーに乗せられた時には意識が回復したのか起き上がろうとしていました。バスはおそらく20分くらい遅れて、次の停留所を目指して走り出しました。

なぜかこういうシーンに僕は良く出くわします。その時の周囲にいる日本人は、ほとんどの場合何も出来ません。それは、仕方のない事なのかもしれませんが、救急車の到着するまでの約15分・・・それはあまりにも長い時間。意識を失った老人よりも、その老妻の表情が、僕の心を射すくめて脳裏から離れません。

台風21号が上陸。風雨が強まってきています。林道の中がとっても心配です。

きょうの一枚
End of control zone
フラッグと月。この写真を見て胸にグッと来るものを覚えたら、あなたは危険です。日没後の砂漠を走り続けて、やっと遠くにゴールの明かりが・・・・オフィシャルカー、回転灯、CPフラッグ、ビバークの賑わい。

2004/09/28 (火曜日)

昨日書いた映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」のおかげで、旅心を刺激されてしまった僕。いやきっとそれは皆そうなのではないかと・・・・・只今エジプトではファラオラリーが開催されています。エジプト・・・世界四大文明の地、ファラオたちのさんざめき・・・・とすっかりすぐに旅モード。

そこでは今年のTDN優勝の岩崎君がまずまずの滑り出し。「ディープな世界」のスガワラテルヒトも順調。カミオン部門1位!でもタイムではKTMの岩崎君と競ってるではないですか!?こうしたカミオンが、そんなスピードで後ろからやってくる恐怖は、パリダカなど限られたラリーならではですが、なかなか見ていてなんと言うか頼もしいと言う形容は適当ではないですが「ウウウ、ウオーッ」という感じですね。

さて旅の道具と言えば、僕の場合80G/Sですが「部品はいりました」と連絡が入ったのを喜んでると、「ご注文の1200GSも入荷しました」と・・・・「そうだ、そういや注文してたんだ・・・」「なにを?」「そうそう1200・・」「どうしよう・・・」嬉しいような困ったような・・・・こうなった以上は、まあ旅に出る事ですな。TT125も健在で、これに乗るのが今の体調にはちょうどいいんですがねえ。

さて、これから数日間は、SSERのコースの倒木とがけ崩れと、闘うんですが・・台風21号もやってくるんでしょうか!アメリカでは史上最多のハリケーンの上陸!さあ、環境問題もさらに厳しくなる事でしょう。まずは京都議定書にサインする事ですよ、ブッシュさん。あのハリケーンはグリンピースの仕業かも。グリンピースのHPには、デイアフタートゥモロウをパロった面白いキャンペーン!デイ・イズ・トゥデイ!!「2001年、最高最大の愚行として世界中で大ひんしゅくを買った「京都議定書離脱」のブッシュ大統領。そして温暖化対策を妨害し続けてきたエッソ/エクソン・モービル監督が贈る、究極のスペクタクル感動巨編。地球温暖化によって、今現実となっている地球規模の大気候変動を驚異の映像で描く。公開中!」 とあります。僕は、なにって言ってたのかなあと思って調べると「デイジャストトゥデイ」なんかグリンピースと同じ感性?!それもどうかなと・・・アメリカは地球温暖化効果ガスの世界の4分の1、つまり25%を排出している。間もなく中国もこれに続くのでしょうが・・・・アメリカの人口は世界の4%にしか過ぎないのです。

 

きょうの一枚
1998年、第4回RRMをクワドで走る岩崎有男、先のTDNで優勝!!いまはKTMでファラオ参戦中!!2日目を終わって総合21位。チャレンジングなヤツです。まったく。ちなみにオリアスタイという町のループのステージ、クワドに乗る彼は、朝になっても帰って来れませんでした。

2004/09/27 (月曜日)

カンヌでも話題だった映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」
http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtmlまだ医学生だった頃の、チェ・ゲバラ自身の日記「モーターサイクル南米旅行記」をロバートレッドフォードが手がけた作品。いつから公開なんだろうか?と首を長くして待っていたところ、昨日本屋で立ち読みした雑誌に、戸井十月さんが「映画モーターサイク・・・・・・を観た」と書いている。「あれあれ」いや、もうそれは映画評とか、そんな安っぽいもんではなくて、たった数百時の文章が、熱を帯びていた。旅や南米やらを愛してやまない彼の、チェ・ゲバラという強烈な個性を重ね合わせた、まあ叙事詩のような文章でありました。で引用させていただくと・・・・・・・
旅立ちの瞬間の高揚を、ゲバラは日記にこう書いた。「遙か彼方、冒険の方から吹いてくる爽やかな風を、胸一杯吸ってるような気分だった。遠い国、英雄的偉業、美しい女たち・・・。それらが、僕たちの幼い空想の中身だった。」確かに幼い。しかい、男の子が旅に出る時の期待と高揚なんて、所詮この程度のものだろう。私など(中略)この時、ゲバラ23歳、グラナード29歳。二人は南米の光と影の中を駆け抜け、現実の世界と生身の人間に出会い、感動し、打ちのめされ、迷いながら成長してゆく。・・・・・・・・・・・・・・

普通の映画紹介なら・・・・
中古のバイクで雪のアンデスを越え、マチュピチュ遺跡、そして密航してアマゾン河へ・・・伝説の革命家チェ・ゲバラの無鉄砲で情熱的な青春の日々を「セントラル・ステーション」の名匠ウォルター・サレスが描くロードムービーの傑作!本年度カンヌ映画祭正式出品作品。23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトとともに中古のおんぼろバイクに駆って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。喘息もちなくせに恐れを知らないエルネストは、美しい茶褐色の瞳で出会うすべての人々を魅了する。そんな彼を支えるアルベルト。
冒険心、情熱的な魂、旅を愛する心でつながれた二人のゆるぎない友情。心をふれあったすべての人に、惜しみない愛を捧げた、エルネストの瞳に映る南米大陸の様々な風景。その記憶が彼の未来を変えた。のちに親しみを込めて“チェ”と呼ばれ、世界中から愛される20世紀最大の美しきイコンとなった青年の真実の物語に、世界中が涙した!ロバート・レッドフォード製作総指揮、“ラテンのブラピ”ガエル・ガルシア・ベルナル主演の本作は、2004年サンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭で大絶賛を浴びた本年度最高の感動作!

ラテンのブラピ・・・などという表現にあざとさはあるけど、まあそれはそれとしてモーターサイクルで冒険の旅に出る!という、僕の長年の悩みでもあり試行錯誤の原点みたいな気がして、早く見たいと思う事しきりです。

きょうの一枚
明日は十五夜お月さん。観月会の夜です。今年の十五夜は9月28日、十三夜は10月26日です。江戸情緒溢れる月見の習慣、今日の一枚はそんな満月の写真。つきつきにつき見るつきはおおけれど つきみるつきはこのつきのつきでございます。エジプトの砂漠でもこれを見ている人たちがいるんですな。

2004/09/24 (金曜日)

1週間の内に祭日が2回、土曜日曜で2日、計4ヶ間のお休み!!てことは働くのは3日間!どうして勤勉だった日本国民に「もっと休め、もっと働くな!!」と言っているのはどこの国の陰謀?そのくせ霞ヶ関は、朝まで電気が煌々とついてどうにもこうにも!という感じがします。以前毎日深夜まで(今でもですが)仕事をしている我が社は某ナントカ管理局からお咎めが・・・・・「あれ、霞ヶ関は良いの?」「良いんです、国の中枢だから」「・・・・・」どうせなら、週休は日曜日だけの1日!にして、夏休みと冬休みそれぞれ1ヶ月ずつロングバケーションにしたらどうなのさ小泉さん!!でボーナスを直前にたっぷり出せば、全部お上が回収できるかもですよ。

なんて考えていたら、ある外国人の日本現地法人の社長、「GWはどうしていますか?」という僕の問いに答えていわく「GWは日本から離れて仕事します。この時期にこれだけ経済を麻痺させるのは日本にとって不利益です。どうせなら8月と2月と世界経済が暑さや寒さで機能しにくい時期にすれば、ダメージ少ないと思うけどな」と言っていたのを思い出しました。スペインなどシエスタの習慣のある国は、効率の悪い食後の眠さと午後の暑さからは「昼寝」というゴージャスなシステムで夜に備える!!そのかわり夜は盛り上がる、サービス産業は潤う!酒は売れる!というメカニズム??さすがに政権は社会労働党に変わりサバテロ首相の国連演説には、拍手なりやまず・・・・だったわけで、彼のこれまでの論法から言っても列車爆破テロのみの理由で撤兵したわけではなく、見事な信念を貫いていて、見ていても気持ちが良いですね。つまり信念にシエスタのような合理性が見えるわけです。この昼寝の国の首相に対する国連参加国代表者の鳴り止まない拍手は、単にいまのイラク問題に対する行動にだけではなく、その国の自主独立の精神や合理性のようなものに裏打ちされた信念に送られたものであると感じました。

関係性を恐れてばかりいたのでは、法のいうところにしてわが国の首相の言う「尊敬される国家」にはなれない。のであります。中国から「金を出せば良いってもんではない」とナベツネ発言をジョークにされた(って本人は多分そうはおもわずに言ってるんだけど)ような事をいわれるのがおちなのです。言い返さなきゃあ・・・・・国民あっての国家だってさ、シエスタ・シエスタ・コモエスタセニョール。

きょうの一枚
SSER昨年のステージ。いつも巨大で派手派手なステージを作っていたSSER2DAYS昨年からは既設のステージを流用してこんな感じです。さて今年はどうしたものかって発注済だけど・・・・・・

2004/09/22 (水曜日)

今日は小泉さんの国連でのスピーチについて書こうかなあ!と思っていたのですが、面白いニュースを見つけたのでご紹介

「パリの地下に秘密社会? 古代トンネルにバー付き映画館 「捜すな」張り紙残す【パリ21日井手季彦】パリ中心部の下を迷路のように走っているといわれるトンネルで、何者かがつくった秘密の映画館が発見され、パリ市警察は、文字通りの“地下社会”が数年前からできているのではないかとみて調べている。トンネルはローマ帝国時代、街を建設するため石を切り出してできたとされる。一七〇〇年代からは一部を遺骨埋葬所として利用している。映画館は八月末、十六区のトロカデロ広場に面した、映画博物館や劇場のある建物の下と推定される場所で見つかった。約四百平方メートルの広さで、スクリーン、座席、映写室のほか、バーを備えた食堂もあった。パリ市警察は電気の不正使用の疑いで、電力会社の職員とともに捜索したが、電線は切られ「われわれを捜すな」という張り紙がしてあった。映画館は、五年ほど前から使用されていた可能性が強いという。“地下社会”をつくっているのは画家や写真家たちとみられる。英BBC放送は、そのうちの一人の声を紹介。男性芸術家は「地下で活動しているのは五百人から千人。たくさんのグループがあって、芝居や展覧会、ダンス大会もある」と証言している。トンネルの入り口は、公式には、一般公開されている十四区の地下埋葬所しかない。現地メディアによると、そこから映画館が見つかった地点まで、トンネルを通ると三百キロもあるという。“地下社会”の住人たちはマンホールなどから出入りしているとみられるが、警察は、崩壊したり迷ったりする危険があるため、決して立ち入らないよう、市民や観光客に呼びかけている。」(西日本新聞)

なんて記事があって、いかにもフランスらしくて嬉しくなって来ます。おそらく日本とは違う大人の決着のつけ方をするんでしょうね。本題の小泉国連演説!今夜のTVでコメンテイターたちが、たくさんしゃべるでしょうから・・・NO-COMENT!ただひとついえる事は分担金約20%ってのを何とかしないといけない。資本主義なら筆頭株主でっせ。

きょうの一枚
尾崎さんてば、今日電話があって「出る!セローで」みたいなふざけたこと言ってました。「セローで10位以内無理やろか?」とも、現在池田選手に通算優勝回数で並ばれた、で元王者は第6回大会1990年、第8回 9回 10回とまるで池田選手と同じように3連勝を含む4勝。さて今回は復活なるか?セロで?写真は15回大会の時のものです。

2004/09/21 (火曜日)

この土日は、プロ野球のスト!でしたね。そんなことも知る由もなく、僕は大洲でサイドカーツアーのたった一人の運転手さん。これはいま開催中の「えひめ町並博2004・大洲レトロタウン」のお話。来訪者にこの古い町並みをサイドカーの横に乗って走ってもらおう!という企画。ところが中四国版のバイク雑誌にカラーで紹介されたもんだから、ツーリングライダーがどっと・・・そんな彼らを横に乗せて走る!走る!超絶的な?技を見せて走るんでありますが、昨日はお昼ご飯にわずかな一瞬、バイクを降りただけで、まああとは跨りっ放し!!全体のイベントを見ないといけない立場なんてのはそっちのけ!!でもって今日は、腰は痛いは両腕は筋肉痛だわ、指に豆はできるわ・・・ですが、でも実に楽しい日々であります。ちっちゃい子供だけを乗せたり、お年寄りを乗せたり、こうなんというかサイドバイサイドで少しだけ、ほんの一瞬、ささやかな心の交流があるんです。それは同乗者の信頼感から発生するもので、最初は「おっかなびっくり」やがて「おおっ、これは面白い」となって最後は大笑いしながらゴール!!みなさん一様に「楽しかった」と子供達は「お母さんも行って来れば」と勧める始末。でお母さんも「そうね、行って見ようかしら」と心から無邪気に古い町並みの中のとって置きの小径を楽しんでおります。運行は基本的に土日祭日。ただし10月9・10・11はお休みですってSSERだし。

で思うことは、まあ採算なんてのは実にいまの資本主義経済で、ちゃんとしなくちゃならないことかもしれませんがね・・・・でも楽しいのが大切。で、スト擁護というお話ではありませんが、企業の理屈もわかる。選手やファンの気持ちもわかる。しかし、なんかいまムードが強くて、政治に似てきたような気がします。郵政民営化の踏絵になんとなくね。
僕は「あなたの夢は?」と聞かれて「そのうち西表島に住んで、4×4のバギーかなんか買って、島一周500円!とかっていう看板書いて、東京から来る女の子を乗せて島内観光するのが夢よ!」なんてよく言っています。今回の大洲もそう言った常日頃からの思いの所産であって、サイドカーツアー「なんか天職やなあ・・・・(遠くを見る)・・プハァー(タバコはいまやめている)」なんてやっています。「ごめん、ちょっといま行けんのや」と子供達が乗りたいと言う気持ちを断る言葉は見つかりません。

忘れとったので追加OVです。我らが松山の!ってすぐ事務所の近くの玉田誠選手モトGP・日本GP優勝!!おめでとう!!松山で春に開かれたパーティには元ワークスドライバーのT社長から誘われていたのに行くのを忘れてました。ゴメンなさい。でも、地元だからどうの・・ではなくて単純に心から賛辞を送りたいものです。これでまた松山が有名になったって・・・・やっぱり地元びいきだ。
こうしてオリンピックでは純粋に日本を応援し、地元出身の選手を応援するのは、ナショナリズムのようなもの?実は違います。何が違うのかについてはまた今度・・・・・ISDEも終わりました。BIGTANKとBAJA BROSのON THE FRONTLINE 速報なんですが、よく出来てました!!見た?次はファラオですよ。

きょうの一枚
現在通算優勝回数4回で、尾崎哲生と並ぶ高知の雄、池田 秀仁!!優勝は1995年から3連覇を含み2001年に4度目を達成。しかし、2002、2003と苦戦!!単独最多優勝を狙う20回大会です。御注目を。その尾崎さんはギャラリーとして参加予定!!

2004/09/17 (金曜日)

秋です、道端に彼岸花が咲き乱れています。お彼岸です、黄金色に実をつけた稲穂のあぜ道に競うように咲き誇っています。僕はこの彼岸花を見ると、久万高原の初期の頃のSSERを強く思い出します。真紅のもの、ベルベットのようなマットな赤、一面に咲く姿はなぜか少し物悲しさを感じさせます。死人花とも曼珠沙華とも呼びますが僕達の地域では、そんなふうにはあまり聞きません。日本全国では1000を超える呼び名があるとも言われています。それにしても秋のお彼岸に合わせたように咲き、あっという間にかれてしまう不思議な存在です。ひとつひとつ見れば美しく芸術的なのに群生する様は、やっぱり不吉な感じすら漂わせます。田舎暮らしをしていれば、こうした山野の草花に季節を感じたり、月日の移ろいに無常観や幸福感を醸成させ、風物の豊かな営みの繰り返しの、ゆりかごの中で生きていくことが出来ます。それができづらくなければ、旅人になったりツーリングライダーになったりすることもひとつの方法だとは思います。

丸の内に、なんか新しい商業施設が次々オープンしていました。そのひとつは「OAZO」オアシスという意味のようです。本店に次ぐ二番目の床面積のティファニーだの、世界のブランドが買えるだの・・・・なんか都会は虚しいです。といいながら「さあBMでカエロ!!」というボクもどうしたものかねえ?!脱ブランド志向宣言!!!!
昨日とあるわりと有識者(ってなんだか)が集まる会議で「トヨタがプリウスを中国で生産する!真意は何か」という話になった。僕は、自動車産業界を代表するものの良心だ!と言って失笑を買った。「えー、だって1台作るトヨタは100万損をするんですよ!」と言ったら再び、失笑!!僕は青いのか???トヨタサン教えて!!

きょうの一枚
昨年の覇者、森田昌和さん
夜の帝王?!アッごめんなさいそんな意味じゃなくって・・・・

2004/09/16 (木曜日)

キューバを襲い、今アメリカに上陸したアイバンってハリケーン!!やっぱ違います。その凶悪さ?巨大さ!!京都議定書を蹴ったアメリカ国民は、きっと「デイアフタートゥモロウ」の影をまざまざと見ているのではないかと思います。一方で45年もの長いカストロ議長の統治が続くキューバ、幸せそうな感じがするから不思議です。記者が「アイバンの被害が大変でしたねえ」と聞くと、おじさんいわく「うんにゃ、ラム酒と葉巻があるから幸せだよ」と「・・・・・・」日本の台風の被害現場でこんな余裕かます人はいませんねえ。まあこれからも大型ハリケーンや台風はさらに大型化し、海水面の上昇は続き、日本は熱帯になってしまうし、もう大変。これを抑えるには化石燃料の消費を抑えること・・・・・・・ああもう何10回書いたことでしょう!!都市間の交通はバイク!1人乗りの自動車は走ってはダメ!(無茶ですが)そのくらいの勢いが要りますねえ、石油を大量に消費するアスファルトで道路を固めるのもほどほどにしてですね、ダート、そこらじゅうダート。そんなんだめすかね、やっぱり。

そうだきょうは万里の長城について書こうと思っていたのに・・・・・・万里の長城を知るには中国の歴史を知らねばなりません。つまり長城は歴史とともにあって、いつも歴史を見続けてきたといえます。特にいま興味を持っているのが「漢」の時代。紀元前206年に漢王朝が成立し、その後400年以上にもわたって続きます。江戸時代の2倍です。中国人がいまも漢民族と自称し、我々も漢語つまり漢字を母国語として大切にしてきています。
その持続性は、いままさに温故知新の対象であるといっても良いでしょう。またなぜ滅びたのかを知ると今の日本のことを彷彿とさせます。で長城は、秦の始皇帝が紀元前200年頃から作り始めますが、漢代に朝鮮半島まで延びてゆきました。チンギスハーンが現れるまでにはまだ1000年以上待たなければなりません。それほどこの時代も匈奴の驚異は相当なもので、絢爛たる文化が爛熟するにつけ、あの野蛮な奴らが馬を駆って攻め込んできたのでしょう。そして漢代が終わると、あの三国志の時代、混乱が中原に訪れるわけです。

きょうの一枚
昨日はゾーモットの夕景だったので、今日は朝日。朝日に向かってスタートすると砂煙が朝の光に乱反射してすごいことになるのもここでした。

2004/09/15 (水曜日)

モンゴルに行こう!!来年の夏は「ゾーモットの井戸」でお目にかかりましょう。

そうそう、そういえばモンゴルにも万里の長城らしき記述が地図の上にあって、それはチンギスハーンズウォールと小さな文字が記してあるのです。以前テレビの仕事をしている時に、このチンギスハーンズウォールに某有名タレントと行くという企画がすすんでいましたが、恐竜の谷になってしまって某有名タレントも、ちょっと代ったけど・・・・まあ、その時から万里の長城に強い興味が起きてきて、パリ北京の時に見た長城が鮮やかに甦ってきたものです。そしてそれぞれの時代を生きた英雄や皇帝達の姿までイメージできて、なんとも壮大な気分にさせられたものです。パリ北京では最終のビバークが、万里の長城が北京に最も近づくところ八達嶺でした。みんなホテルに行っているのに僕達は砂利の敷かれた駐車場にテントを張って、幾千年もの歴史の夢を見たのを昨日のように覚えています。あれが1992年、申年でしたから今年ちょうど12年ということなんですね。なぜ申年だったかを覚えているかというと、ラリーのときに取り付けられた中国のナンバープレートには、サルが桃をもって歩いている姿が描かれていて、これが実にかわいかったのを覚えているのです。で「どうしてサルの絵なんですか?」と聞くと「今年は申年ですから」と、日本人にはわかるのですがフランス人は「????」ちなみにモンゴルにも干支があってバイラーに一番最初に年齢を聞いたら「ワンワンワンの歳です」と言ったのが可笑しいやらかわいらしいやら、まあかわいらしいという言葉には語弊がありますが・・・・まあそうして干支が一回りする間に、僕はこの万里の長城の北側で見果てぬ夢を追い続けていた事になるわけです。

万里の長城のお話はまた次の機会に・・・・

きょうの一枚
これです。ゾーモット。神秘的な神の宿る聖地。地元のまれに訪れる旅の途中の遊牧民もそう語ります。ちなみに井戸で石鹸を使ってたら叱られます。そして夕日も神秘的です。

2004/09/14 (火曜日)

「方向音痴の話」
方向感覚は、地磁気を感知する能力のある人(いないけど)を除けば、やっぱり視力から来ているのではないかと。視力には単に目で見るだけのものから、脳に情報を送って脳の中で解像して、ゴミ箱に送られ続けていく間に通るどこかに積み重ねられた情報の解析力ではないかと思います。昔コンテナボディトラックの箱の荷室に乗って、どこへ連れて行かれたかを当てるゲームを仲間とやった事があって、曲がり角の角度、体感する対地速度、時間を頭の中で換算して降りる時に「奥道後!」とか「市駅前!」(ゴメン!ローカルで)と当てるのだが、なかなか難しい。つまりこうした事による方向感覚は、ほとんどが「すいか割り」に近いのであります。しかし視力によって得た過去の経験は一つの地図と同じ力を発揮します。

パリの町にいたっては、角を曲がるたびに角が90度じゃないためにどんどん頭の中でずれが生じてきて「いまどこ」状態に陥りやすいのです。これを救うのも視力です。
方向音痴にならないためには、初めての土地では移動中に余計な事を考えない。得意なものを覚える、レストランとかカフェ、パン屋の場所や名前、看板のテイストなどを覚えるとか、高い建物とその形を覚える。などを無意識のうちにしているように心がけましょう。
そしていつも「北はどっちだろう」と考えます。太陽の位置と時間と緯度経度を考えて影の出来る方向を考えたり、モンゴルではゲルの扉が必ず南に向いてるので、「あれこのゲルの扉は南を向いてない」と思ったらすかさずコンパスを出して、自分の感覚が違っていたのか遊牧民が間違えてるのかを検証する癖を身につけます。パリダカの時は地形図を頭に入れて、見えるはずの地形を一度脳の中にダウンロードしておきます。「進行方向の右手に山塊が続くこれが南北に伸びていて、南の端まで降りると次は右に進路を変えて西進、その時正面の西の方向に、岩山群、太陽はこちらに見えるはず」などなど考えると楽しくて、あの暗いトラックの荷台を思い出します。その鼻をつままれても解らないほど真っ暗な荷台からは、チンチン電車の音を聞いたり加速するトラックの音で勾配を考えたり、五感が研ぎ澄まされていくのを感じるのであります。

田中真紀子が外国人記者クラブで「アジアのある国の首相は、方向音痴だ。国連に行く前に、ブラジルに行くんだそうな」といって外国人記者達の笑いとともに彼女の持つウイットの能力の評価を高らしめました。昨日の話です。方向音痴とはこうして、道筋の順序のような事を決める能力のことを言うのかもしれません。ブッシュの作って得意だった、中東和平のロードマップは彼の方向音痴ぶりの証左のようなものでありましょうな。で、僕の作るロードマップは!?いかがでしょうか

きょうの一枚
ナビゲーション機器の主役はマップホルダーとICOですかね。特にマップホルダーの性能は大切です。表示されている数字はRRM最後のリエゾンの距離、たぶんあそこからの距離でしょうね。

2004/09/13 (月曜日)

運動会のシーズンのようです。週末たびに好天が続く事を祈るばかりです。それにしても先のラリージャパンはふたつの台風のあいだをかいくぐって無事に開催されて、素晴らしい成果をあげたようです。特に札内のスーパーSS会場は、2億円かけて仮設して、河川敷だから水が増えてきたら何時間以内に撤去できるように!!などと当局の厳しい制約の下で、素晴らしいコースと激しいラリークロスを見せてくれました。どの写真を見ても、これは日本じゃない!!と思うような素晴らしさ。お見事でした。

で、そのスーパーSS会場は今は撤去されて、きっと「祭りのあと」みたくなってる事でしょう。河川敷のゴルフ場みたく、こうしたものも常設化されれば、良いんですね。今回を契機にこれから国内でもラリーブームが再燃しそうな予感がします。フィールドはかなり問題がありますが、数百億かけてスタジアムを作らなくても出来るスポーツなんだよなあと思うことしきり。コンクリートで固めたスタジアムとそれを取り巻くコンクリートの大駐車場!ナイター設備の連夜のエネルギー消費量!!いやいや、それはそれで素晴らしい事だとは思いますが、ラリーなどのモータースポーツのほうが実は環境に優しい!!(ちょっと強引ですが)と思いませんか?

きょうの一枚
これなら、ラリージャパンも真っ青!毎日500kmのこんなSSが続くんですぞ、モンゴルちゅうとこは。

2004/09/10 (金曜日)

急激に秋がやって来ました。シメシメ。今年の紅葉はきっと美しい事でしょう。昨日ガストンライエミーティングの申し込みフォームをアップしました。すでに多くの申し込みが始まりました。皆様の期待度に、気持ちを引き締めて・・・そしてほんの少しですが参加料を下げさせていただきました。

また、20回記念大会SSERは、受付中です。走るのも走るのですが、前夜祭も是非お楽しみに「ウオオーオッ」とビックリするような、コイズミ流サプライズな発表もありますよ・・・○崎さん。おっ○崎さんといえば沢山いますねえ・・・・・・・・是非20回大会にはこぞってご参加ください。またチームクラスにはささやかながら賞金が戻ってきましたけん。

僕もチッチャイTT125で通勤再開。ちょっと身体を壊していて、それは長いあいだバイクに乗れなかったのです。いまもちゃんと乗れるか?というと疑問なんですが・・・・・バイクをまたぐために足を上げるでしょ、それが痛くて上がらないんです。それに50肩、これもひどいです。スーツがひとりで着るのが大変なんですから。ガストンも体中が痛くて、ふたりで「アイタタタアイタタタ」といいながら立ったり座ったりしています。でももうすぐ直りそうな感じ、秋ですから。

きょうの一枚
相変わらず他とは一線を画すデザインの10回出場記念ヘルメット!今回は多いはずなんですがエントリーが遅いと間に合わないかもですね。

2004/09/09 (木曜日)

9.11が近づいてきました。21世紀を不吉な世紀の幕開けと印象付けた、あの大事件です。以来、憎しみの連鎖は留まる事を知りません。僕が、2000年8月ラリーレイドモンゴルの現場から書いたレポートから、ちょびっと・・・・・・・「2000年ラリーレイドモンゴルも無事ウランバートルにゴールしました。(中略)20世紀はある意味でクルマの世紀であり、そして競争の世紀であったように思います。こういったラリーはひょっとするとそれを代弁してるのでは?と思われる方も少なくないでしょう。しかし答は否です。長大な旅への情景や未知への好奇心なくしてこれらの大会に挑む事は不可能です。ただ競争だけを求めればサーキットでもいいでしょうし、場合によっては企業内あるいは企業間でも容易でしょう。また、ただ旅を求めれば様々な方法はさらに広がっていることでしょう。ここには、それらを包含しつつ、大きな目的に向かいながら自らに対峙する真の自分が発見できる。そういった場面がしばしば見受けられます。ゴールする感激、満足感や達成感、充実感、これらはほかの何に比べても決して劣る事の無いほどの大きなものだと思います。20世紀最後のこの大会が、この後どのように発展していくか否かはこういった参加された皆様の思いと声に依る所が少なくありません。まもなく21世紀、来るべき世紀がよりすばらしいものとなりますように。そして、国際間でこういったラリーが存続出来るべく、世界がより平和で安定していること、そして様々な多者間の理解が進むことを期待しています。心より感謝申し上げます。」・・・・・・・・と書きました。このレポートはこのHPでも見ることが出来ます。そしてこの大会は三橋淳、ガストンライエ、ガントルガらが激しい戦いを繰り広げたのも記憶に新しく、4輪部門でも優勝を飾った長谷見昌弘さんも、モンゴル人ドライバーらに、しばしばまさに後塵を拝するという場面も見受けられました。

ついでにこの大会にプレス参加した春木さんの「生北の島」の最後の一節から・・・・・「ラリーの期間中、ビバークサイトから毎日短い文章をお届けしてきましたが、ざらりと読み返してみると、酒によって書いた友人や恋人への手紙のようで、赤面することしきり。とても一応はこれでメシを食っている人間の仕業とは思えませんが、まあ、それでもいいと思っています。いわば、このモンゴルでのバカンスは、一場の夢のようなもので、まるでこの八日間(まだ明日が残ってますが)は、誰かの上手な作り話にのせられていたようなもの。千夜一夜物語だった、と今はそういうことにしておきましょう。そうしておけば。ウランバートルの喧騒も、日本に帰ってからの現実にも、すんなりと戻っていけそうですから。」これらのレポートの前後はSSERヒストリーにて(http://www.sser.org/history/history-index.htm)

もう21世紀になって4年、この間ほど後世の歴史学者にののしられる時代は無いのではないかと、この時代を生きたものとしては不安です。しかし、あの頃の情熱を支えていた、あの言葉の群れ。「長大な旅への憧憬や好奇心」とか「ゴールする感激、満足感や達成感、充実感の大きさ」とか「自らに対峙する真の自分が発見できる。」・・・・・・なんか最近の自分よりロマンティックな気分が見受けられます。これも世界情勢の変化がもたらした自分の変化なのでしょうか。それを春木さんはイラクはバグダッドの予言者のように「このモンゴルでの(中略)誰かの上手な作り話にのせられていたようなもの。千夜一夜物語だった」と結んでいます。

不吉な時代を作っている元凶は、あきらかに「経済」であり、それらの闘い行き着くところ、つまりゴールには正しく感涙に満ちてはいません。むしろ死屍累々の悲劇の上にあるゴールのように思えてなりません。さりとて逃げ出すわけにも行かず・・・。

きょうの一枚
19回連続出場者 第5弾 岡義宏さん(42歳)大分
19回連続出場者は5名ですから紹介は今日で終り。それにしても20年!おめでとうございます。そしてありがとうございます。あの20年前の感動をそのままに、今年も準備してまいります。

2004/09/08 (水曜日)

やっぱり予言は当たっているといわざるを得ません。地球温暖化による台風やハリケーンの巨大化や頻度の増加!!グリンピースの言うまでも無く、もう待ったなしです。そこで、われわれも「地球温暖化防止やまだ会議」かなんかやって参加者を募ろうという計画。議定書かなんか作って発効させて・・・・・・・・内容は、「いつもなら車で行くところをバイクで行った」それぞれの燃料消費量の差を計算して、申請して毎日少しずつ貯めていくというのはどうですか?車で行くところを自転車で行くとポイントは一気に貯まります。パリダカなんか行くとポイントは減りますが、その分は通常のポイントと相殺になるようにがんばる。

なんてラリーイベントの主催者の考える事ではありませんが、やってみようかなと思っています。興味のある方は「地球温暖化防止やまだ会議」までお問い合わせください。ポイントをためて自転車を貰う・・・・自転車メーカーにスポンサーになってもらお・・・・ってすぐそんなふうに考えるのも良くない。でも、それは健康にも良くて、良いことづくめかも。

きょうの一枚
19回連続出場者 第4弾 横溝博之さん(51歳)岡山
さすがに円熟のライディングスタイル。こうしたグッドライダーがSSER 2DAYSを支え続けてくれています。

2004/09/07 (火曜日)

また台風の洗礼を受けています。フロリダも超ど級のハリケーンの襲来!地球から人類への攻撃の第二波ですね。第一波は新型ウイルスSARSや鳥インフルエンザ、ここんとこ ろだけでも地球は人類の存在に身震いしてNO!といっているような気がしてなりません。増え続けるだけの石油消費、枯渇する事がわかっているのになぜにそれほどまでにの自動車産業。モービル・エリクソンの執念。われわれは、できる事からはじめないといけません。普段のアシは①自転車か徒歩②バイクか軽4③せいぜい譲ってハイブリッド!!なんて時代がきます。必ずきます。いやもう来ています。宣言!自転車通勤をするといって1年で挫折中の僕は、バイク通勤にします。それも125cc、ここで50ccを選択しないところがアザトイですかね?こうして日本を走る4000万台のクルマが1日1台あたり1リットル倹約すれば1日4000万リットル、1ヶ月で1億2000万リットルの節約になるんすね。よし!今日から実行!「今日は台風だから・・・明日からにするわ」といって4.6Lの極悪燃費4駆でお帰りになるのでした。ああ言うは易し、為すは難し。ですなあ。

といつもならこのくらいで終わるのですが・・・・「プロ野球選手会ストに突入!」これも面白い話です。で世論というかファンは選手会の味方なのか?なぜ土日だけストをする?やるならずっとやればいい。最近では電鉄だってストはやらなくなった。普通のサラリーマンの生涯年収を1年で貰っている選手達は球団の再建とファンのために、「年棒を一律50%オフにしてください!」くらいなことを言ってもいい!それでも生涯年収の15年分位はあるわけで・・・・いまよく聞く「野球を愛しているなら・・・・」というコメント、みんなビジネスの原則にのっとっているわけで、最後の判断の多くは、経済的な理由によるものがほとんどな訳で・・・ってわけわからなくてごめんなさい。でも有力企業の実業団野球部もたくさん廃部解散したのに・・・・・・本当に野球を愛しているならお金じゃなくて、河川敷で早朝野球ではいかんのか?

きょうの一枚
19回連続出場者 第3弾 長山成生さん(42歳)愛媛です。なんとヘルメットは10回連続出場時のもの・・・・・そうなんですSSER 2DAYSなどではヘルメットの製造年月日規制は存在していません。

2004/09/06 (月曜日)

さまざまな週末、いかがお過ごしでしたか?台風は接近、地震は発生、おまけに津波警報まで出て、その前には浅間山が噴火。またまた日本列島には大雨の予報。ロシアでは、同時航空機爆破、があったかと思うと未曾有の学校占拠テロ、その悲惨さは9.11を彷彿とさせます。しかも憎悪がどちらにも極限にまで高まってきています。こうしてさまざまに変化する負の連鎖に、なんかこう未来を呪いたくなる気持ちもわからないではないのですが・・・・

この週末は、モータースポーツ界からは、良いニュースもあります。WRCラリ-ジャパン2004が無事に開催されました。TDNで聞き覚え、走り覚えのある林道ばっかなので、イメージしやすかったこと。さらに、ローブを抑えてソルベルグ(スバル)が優勝、シリーズでは大差をつけられているものの、記念すべき初のホームラリーでのスバルの優勝は何よりでした。またミツビシが参戦を再び止めてしまったのは致し方がないとしても、残念。せっかく国連安保常任理事国入りより難しいと言われたWRCの日本開催なのに・・・でも一般のメディアに出てこないのはいかがかとも思いますが、まあこんなものでしょう。一方世界トライアル選手権で藤波が待望のシリーズチャンピオンを確定したというニュースも・・・・僕達がトライアルをやっていた時代には、想像すらできなかった事です。ヨーロッパの選手達は重力や慣性の法則を無視していると思っていたものです。

つまりは、不断の努力がやっぱ不可能や理想や、無理だろうと周囲が言う事を覆す事が出来るのです。ネガティヴになるほうが簡単なのですが・・・・「それは無理だ」「前例がない」「危険すぎる」「そんなこと言って、誰がするんだ」「責任は取れるのか」「我々にはそんな実力はない」「金もない」「時代が早すぎる」「賛同者が得られない」ああ、なんと出来ない理由ほど列挙にいとまのないものもありません。努力だけでは成し遂げられませんが、そこに偉大なる精神が無いとね・・・・エディ・ルジャーンという当時のトライアルの世界チャンピオンのエアターンてやつを見て、こればっか練習していた人が居ました。もう30年近く前の事です。その人はトライアルでは良い所なしでしたけど・・トホホホ

さて、ガストンライエミーティング耳寄り情報「東寺、西本願寺、二条城、京都御所、鴨川、下鴨神社、上賀茂神社、寂光院、の前を通ります。この区間は走行時間に+60分~90分にして、好きな所で見学してもらう!1つか2つは観れると思います。京都は駐車場があまり無いのでみんなが集中して行動しないほうがいいです。」ほらほらどうですか・・・錦秋の京都路、日本人に生まれてきて良かったですねえ。

きょうの一枚
19回連続出場者 第2弾 永野幸利さん(40歳)高知
速いのは速いのですが・・・今回も爆笑トークに期待しましょう!

2004/09/03 (金曜日)

先のTBI 2DAYSは、われわれは完全に孤立してしまいましたが、なんと今でもまだ孤立している集落が、高知県の山の中にはいくつかあるのだと言うお話を今日来た小松さんから聞いて「ビックリ!」四国の山間部は、このところの台風と大雨で林道はともかく主要な交通路が寸断されていて、正確な情報が把握できていません。SSERへメールで四国の林道情報を問い合わせられている皆さんには「ゴメンナサイ」と申し上げるばかりです。林道の損傷は、道が完全に無くなってしまっているものと、道の上に大量の土砂が崩落して通行が不能なものに大別できます。いずれも4輪が通行不能な状態で当然通行止めとなってしまうので、案外バイクでは通れたりするものです。ただしリスクはあります。こうした自然災害の場合、緊急の復旧を要するものと、少し後回しになるものがあって林道の多くはそうした後回し組みになります。特に一定以上の規模では「災害復旧」という国への要請が出来るため申請から施工までに時間がかかるものが少なくありません。

先のTBIでもそうでしたが、少しの可能性にチャレンジできる個人と、かなり余裕を持ったマージンを持たなければ行けない、少し公的な立場で判断が若干ずれてきます。安全には必ずマージンが必要で、ぎりぎりの安全と言うものは、実は危険だと言う事です。まあタンク容量みたいな考え方で、安全を考えていくのがいいかもです。

きょうの一枚
伊藤利孝さん(46歳)愛媛、ただいま連続19回出場。もちろん今年出場すれば20回連続出場。スゴイデス。20回の出場には本人のモチベーションばかりか、周囲の応援や、恵まれた環境、もちろん本人の健康だって考えられます。

2004/09/02 (木曜日)

北の島からは、BMW-GSのお話が届きました。誰よりも尖鋭的なエンデューロマシンやニューモデルに接する事の多い彼が、いつもガレージにOHVのGSを置いているというだけで、なにかこう「ほほう」って感じがしますもん。
撲の80G/Sはフロントのローター交換で「部品注文1ヶ月くらいですかねえ?」が今年の春だったか、去年の暮れだったか?もう何ヶ月になるの?センバクン!!な状態です。まあそんなことはいいのですが、秋の訪れとともにツーリングに行きたいなあって気分です。高速は苦手だし、あまり速く走れないし、ちょっと暗くなると、もうだめなG/Sと僕なのですが・・・・ガストンライエ・ミーティングは今回は京都路。集合場所も解散場所も高速ICから5から10分くらいのところを設定。1日目の走行は近江八幡から湖北、日本海方面です。さらに京都へ、翌日は奈良方面へ。本当は熊野のほうへも足を伸ばしたかったのですが・・・・いずれにしても紅葉の真っ盛り、渋滞を避けつつ混雑を回避しつつそれでも京都・奈良ならではの風情と情緒・・・・まあつまり日本の秋ですな・・・・を堪能しようと思います。・・・・ッテ書いていて「なんか最近もこの話題でOV書いたなあ」と振り返ると、2日前に書いとる。いかん歳だ。でもそういえばこのHPがスタートしたのも、ガストンミーティングの1回目の案内のころで、マイG/Sの自慢話から話が始まったようなものでした。

きょうの一枚
なんかページ違い?見たいな感じになってしまいましたが・・・1952年製陸王、あなたより若い?

2004/09/01 (水曜日)

1923年9月1日死者14万人以上と言われた関東大震災の日です。今年はそれから80年?その今日は防災の日です。
阪神大震災は1995年1月17日、なんか二つには因果関係がないか?と考えてみましたが何もない!つまりは、天災は忘れた頃にやってくる!というものであることが言えます。今日は大洲市の洪水のつめ跡をマザマザと見せ付けられて、「ひとり防災意識向上の日」となってしまいました。それにしてもこの洪水の後のすごさは、いけません。何がイカンかといって、生命の危機を感じます。つまりそこにいなければTVやら新聞やらでは伝わらないもの、それこそが「恐怖」です。

恐怖と言えばテロ!もうすぐ911、この日はテロの日とでもいいましょうか?あれ以来世界は変わってしまいました。つまりあの日時点で、自由社会はテロ戦争に敗北したといっていいでしょう。どうも対テロ戦争は一向に出口が見えずに、ブッシュも「テロ戦争には勝てないかも?」みたいな発言をして、なんか顰蹙(ひんしゅく)を買っているようです。まあ世界のどこへ行くのも不安と恐ろしいほどのセキュリティチェックにうんざり・・・いったい、なぜにこのような事になったのか?まだ日本国内ではそうした事件は起きていませんが、ひとたび起きれば今のモスクワやパレスチナやイラクのように日本国民は、耐えられるのでしょうか?つまり洪水の後を見て恐怖を感じたように、テロも身近に起きなければリアリティを感じないのではないのか?と自分のことながら心配!でもひとたび起きてしまったら。いま最大の問題は、こうして「不安」なことです。

世界がこぞって掲げるスローガン、サスティナビリティつまり「持続可能な社会の実現」僕はいつも言っています。共産主義国家の大好きだったスローガン、それは自分達が今できていない事を表明しているに過ぎない事、そして、そのスローガンは必ず到達できない夢なので「持続可能な社会・・・」というスローガンはすでに世界は持続性を失ってしまっていて、努力しても持続可能なことは難しいと言っているのでありますな。つまりは諸行無常、奢れるものは久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。こうした諸行無常の世界観と言うか定理は、だれもがわかっているのに、それでも「持続可能な社会の実現!」ということはいかなる事なのか?

あなたの会社に「整理整頓」とかって書いて張ってないでしょうね、それはいまは散らかっていて、今後も片付かない事を意味しているのでありますぞ。まさに、防災の日の供えのようなものでありますな。

きょうの一枚
大洲の町の中の夕景。変なリアカーみたいな自転車で走ってるのは僕です。ちなみに、山田オート商会には、BMW R69S+純正サイドカー、R75/5+ワトソニアン、ウラルレトロモデルのサイドカー、1952年製陸王、1957年製メグロ350レックス、ほかBS、トーハツ、ベンリィ、ラビット、などありますね。収まりきらないのはポコペン横丁に展示?というか放置駐車というか・・・また新しく電気家具店が週末限定でオープンします。「あのころ生活館」なんて名前を考えてる人がいまして、いやあもっとなんかこうグッと来るやつがいいなあ、と思ってるすっかり大洲の住人、でした。

Organisation Voice 2004/8
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2004/08/31 (火曜日)

8月も今日で終わり。長くて暑かった夏も終わります。もちろん暦の上では、とっくに秋なのだが、やはり8月いっぱいは夏なのです。
いよいよ20年目を迎えたSSER 2DAYSの製作作業が本格化します。今回はこれまでにお伝えしている通り3ステージ制で行われます。1ステは車検日の午後です。西日に照らされた標高のあるダートが主会場。今日現在では6本のSSが用意されていますが、それは昨日の未曾有の大雨、さっそくルートチェックに行かなきゃあなりません。2ステは早朝です。2つの長いSSが用意されます。その後6SSの合計8SS。そして3ステは、1ステでも2ステでも使わなかった林道が数本含まれて6SSの予定。これら20本のSSをつないでルートが延びてゆきます。どうかお楽しみにね。

一方、ガストンライエミーティングの御案内は、間もなくです。今年は錦秋の京都がテーマなのですが、宿泊施設の選定が最終段階です。このイベントは、ホテル代とパーティ代にウエイトがかかりすぎて、やや割高なエントリー費って感じがしますが、出ていただければ納得!の内容にしますね。コースは観光地をふんだんに、これまでのダート三昧から、少し大人っぽく、そして女性にも素敵な設定で行きますけん。もうひとつのお楽しみは、みなさんが持ち寄るオークションです。参加される方は何かひとつ持ってきていただいて、オークションにかけます。今から準備しておいて、ひともうけ企んでも良いかと思いますが・・・・・・こちらも合わせてお楽しみにね。

きょうの一枚
ガストン・ライエ!モンゴルのホテルの車検会場で、国際運転免許証を見せる!元気で愉快で楽しいガストン。いまは少し元気がなくなったんですが「日本に来ると元気になるよ」と今年も日本にやってきます。

2004/08/30 (月曜日)

大型で強烈な台風16号が、現在僕達のすぐ近くにいます。でもこのHPをご覧頂いている頃は、すでに何らかのつめ跡を残して通り過ぎていっている事でしょう。それにしてもここんとこの台風といい大雨といい、困ったものです。どうもデイアフタートゥモローが、デイジャストトゥデイになって来ているのではないですか?環境問題はもう危険水域です。ところで、週末のラリーオブジャパンは大丈夫でしょうか?日本海に抜けた台風は速度を速めるでしょうが、台風被害に弱い北の島の事は心配ですね。松山からも、仲間がスタッフで出かけるそうで、オフィシャル総数700名!すごいことです。どうか好天に恵まれて、今後も順調にWRCの1戦として歴史を積み重ねて欲しいものです。

歴史を積み重ねるというと、オリンピック。アテネ大会も終り、次はいよいよ「BEIJING-2008」の開催です。かの国にとっても抱えるさまざまな問題に対峙しあう貴重な4年間になる事でしょう。歴史なら任せなさいといわんばかりの中国ですが、未曾有の経済発展は、さまざまな問題を引き起こしていますが、それはバブル期の日本人のように、見失っているものが沢山ありませんかと・・・・・

きょうの一枚
恐竜の谷、SSのスタート地点。RRMの名所のひとつ。暑い、厳しい大地です。

2004/08/27 (金曜日)

気がつけばオリンピックももう終わりかけている。「やっぱ新体操がええ」なんておじさんみたいな(って充分おじさんなんだけど)事を言いながらテレビをみていると、例によってドーピング騒ぎ。メダリストはオシッコ(検体)を提出しなければならない。少ないとダメで、再検査を断るとドーピングと認定される。つまり疑わしきはクロ!法の精神にもとる。でIOCによって途中ですりかえられただの、他人の尿を隠し持っていてそれを提出するんだのと!こうなりゃ、もうやめればオリンピック!と思わせてしまう。

話は違うけど、飲酒検問もそうらしくて、飲酒の検査を拒否したら罰金30万円!つまり検査を拒否したら飲酒と認定される。これも法の精神を無視した法といえる。じゃあ会社のがん検診を断ったらガンと認定されてガン保険がはいってくる!ってのかい。検査できなければ、検査したいほうの負け、ということになるのが法なのですが。疑わしきも罰するというのは、いつから・・・・・でもドーピングは本当に良くない。身体に悪い。タバコと同じくらい悪い。あれ?でオリンピックに出てくる心身ともに優れたアスリートが、そんなことをしていると疑ってかかる時点で、やっぱりスポーツも危うい。また「この競技はロシアのレギュレーションでやっているから仕方ない」とか、「明らかな判定のミスだ」とかマスコミが言っているのも、いかがかとおもうのですけんど。

そんな時なぜだか僕は、思わず大洲の鵜飼を思い出した。
「おもしろうて やがて悲しき うかいかな」

の“うかい”の部分を五輪に読み替えてみてください。
「おもしろうて やがて悲しき 五輪かな」

やっぱ新体操がええわい、とくにあのムチ使うやつが!えっ、あれはムチじゃないん?じゃあヒモなんか?いえ実はリボンでした。

きょうの一枚
久しぶりのモンゴルでリフレッシュしてきた僕は、元気が戻ってきました。やっぱ酸素とか、マイナスイオンとか、なんかしらんけど身体にいいものを吸収してきたって感じです。自然治癒力を高めるモンゴルの旅、もう秋ですけど。ホジルトでパチリ。

2004/08/26 (木曜日)

モンゴルから無事帰国、もう秋のモンゴルでしたが、なんか雨不足で砂漠化の様相に少し心配になってきました。菅原さんのフランスのガレージで働いていたアシスタンスカミオンのドライバーにして、RRMの強力なカウンターパートのバイラーは、ビッグホーンのラリーカーに乗ってフランスからウランバートルまで10000kmを5日間で走って、我々が空港に着く時には、何食わぬ顔をしてお迎えにきていました。

「何時着いたの?」
「昨日!」

彼は途中ドイツからフィンランドでは22時間のフェリーに乗ったものの、それ以外は走り続け「Tシャツ1枚しか持ってなかったから寒くて、ウラル山脈越えでは思わず村でジャンパーを買った」とヒーターもクーラーも無いラリーマシンを1日20時間アベレージ100 kmで走らせるという離れ業をやってのけます。これがアシスタンスカミオンのドライバーでチームスガワラから絶大な信頼を勝ち取る理由です。これほど頼りになる存在は、ほかに僕は知らないといって良いです。我々には冒険!のような事が彼には、ちょっとしたひと頑張り!なのでありました。

我々が日本に帰ったあと「じゃあ僕も帰る」といってウランバートルから12時間かかる彼の別荘に行くのでした。そこは、クルマで行くのも難しい「冬は川が凍るからクルマで行きやすいよ」とか何とか言って「田舎の生活」を満喫しているようです。そこは誰も知らないような秘境で、イトウがいて、狩をして暮らすそうです。今度バイラーの別荘までたどり着くツアーというのをやりますかね。

きょうの一枚
何十頭もの牛に引かせ移動したというゲル。通貨ツグリグにも印刷されているチンギスハーンの移動作戦本部。機動力をどこよりも早く採用したモンゴル軍は連戦連勝!だったのでした。旧日本軍も見習うところがあったかもです。

2004/08/20 (金曜日)

きのうのOVでは、あんな事書きましたがTOYOTAは、純海外生産車5車種の発表!つまり日本国内には存在しない5つのモデルを新興市場にむけて、その被仕向け地近くで生産するそうです。でそれの呼称は「IMV」(新国際多目的車、イノベーティブ・インターナショナル・マルチパーパス・ビークル、)もはや日本のトヨタではなく、無国籍な企業になろうかとしています。全然良いんですけど・・・・・だからここではインターナショナルと使わずにワールドと使って欲しかったんですけど、まあそれも良いです。でも時々思うんですが、自動車の進化は正しかったのだろうかと。

なんかこう50年位前に、光合成エンジンみたいの発明されていて、「環境問題が深刻化しています。今地球上は酸素量が増えすぎて危険な状態、酸素を発生する植物などの取引や栽培に関して厳しい規制がとられるようになりました。特に大量の酸素を発生しているサンゴ礁、マングローブの森などを何とか絶滅させようという研究が進んでいます。」とか「酸素が増えすぎで巨大生物とくに、恐竜が復活しました。最新の情報では全長が50mのコモドオオトカゲが発見されました。今年の小学一年生の平均身長は前年を大きく上回り、男子が1.8m女子も1.75m。ちなみにNBLの選手の平均身長は3mを突破しました。」とかね。面白い?まあ馬鹿みたいと思わないで下さい、我々は歩んできた道以外の結果を知る事が出来ません。だからああしてれば良かった、こうしてれば良かったのではないかと想像を働かせる事しか出来ません。しかしその想像力は、遠慮です。というか遠く未来を慮(おもんばか)ることが出来るのもそうした想像力でしかありません。

以前書きましたが「仰ぎて天にはじず」神様に対して自分の行為を正しかったかどうか見ていてもらう、という感じですが、僕が思うのは、天とは実は将来の自分のことを言うんだと。あとから自身で振りかえってあの時の行為は、判断は、正しかったんだろうかと・・そんな気持ちで、明日からモンゴルへ行って来ます。しばらくOVもお休みかもね。そんで、酸素を大量に吸ってきますけん。

きょうの一枚
どうしても、このゾーモットと僕達が呼ぶ土地(最近はウランバートルでも有名になった)に生える木々。イツまでこの環境が保たれるかは分かりませんが、なぜか無性に懐かしく、魂を揺さぶる大地です。その一本の木が今日の一枚です。

2004/08/19 (木曜日)

シドニーの時に書いたような気がするのですが、オリンピックでの勝ち方は、その時の国の状況を表しているような気がしてなりません。今回は、なんか競り勝って、今までなら「あーーあ、やっぱりなあ」というところを勝つ訳ですからすごい。で「やっぱりなあ」と思うところに我々側の問題があって「どうせ負ける」「どうせ勝てない」という潜在意識がある時代が長かったということです。

経済発展を遂げる中国は、今や日本の人口の10倍をはるかに越えてしまっていますから、確率的には人材の宝庫といわざるを得ません。こうした国との勝負の中で日本経済は競り勝っていかなければならず、また現実に競り勝ってきているのです。
中国のアドバンテージである、安い大量の労働力!というものも経済が発展するとすぐに平準化されるでしょうから、今やその速度が上がっているだけのような気がします。まだ行ったことはありませんが、上海の話を自慢げにしている日本人はポストバブルの時代を忘れる事の出来る楽天家かもしれませんねえ。まあそれはともかく、日本の企業も土地の価格や労働力の賃金差分が利益になると言う理由での中国進出なら、もう早く日本へ帰ってくればいいと思います。確かに高付加価値なものづくりは、いまや日本回帰ラッシュともいえます。今日の日経のトップ記事は、「製造業の半数、国内で増産」とあり記事には、国内生産を増加させる主な製品と用途・特徴として、エンジニアリングプラスティックや燃料電池、ハイブリッド車関連部品、高張力鋼、薄型パネル部材、半導体・液晶製造装置、画像センサーとあります。
こうした怪奇現象じゃなかった回帰現象はオリンピックに見て取れるわけですが、ってなにが?いかに海外で他の国と戦うかということを考えないと企業もいかんぞということです。別に闘わなくてもいいといってしまえばそれまでですが、やはり戦う姿は美しく、それはスポーツが代弁する多くの行為のような気がしてならないのですが・・・・。

きょうの一枚
レイモンド・ロワゾー。フランス大統領警護隊の隊長。もとBMWワークスライダー。パリダカ出場記録を菅原さんと争ってて、最近FIMの役員にもなってたりして、少し水をあけられてしまいました。それにしても子供が好きで、こうしたカットの写真はよく見ます。HPNのカタログにも子供を抱いて写っています。後ろにガントルガも写ってたりします。

2004/08/18 (水曜日)

いよいよ20周年の記念大会のSSER 2DAYSのルート制作が始まりました。なんか同窓会もン10周年記念とか、今年はマイアニバーサリーイヤーなんだなあ!と思ってたり・・・そしてSSERでは、選手・役員の枠を超えて20周年委員会を組織しようと考えております。RRMも続いていれば10周年なんだなあ・・・そういやあSSERの10周年企画としてスタートしたんだったんだよ。

でその委員会、役員の方々の中から数名を選ばせて頂き、また選手の皆様の中からは「よし!」と思われる方は是非自己推薦で御参加いただいて、これまでの20年を総括しつつ、次の10年、つまり30周年に向けて、どのような一歩を踏み出すのか!いろいろと自由にかつダイナミックに議論し、また協働して行きたいと考えています。
御興味のある方はメールにてお問い合わせください。特に博多の夜に盛り上がって電話をかけてきた人たちには!必ず参加していただきたいものです!!何のことだか分からないみなさんにはゴメンナサイ。

ラリーを設定し、開催のための準備に取り掛かるのは、ものすごいエネルギーが必要です。さらに海外でとなれば、これはもう強烈で特別です。多くの仲間の力を結集しなければ何一つ出来ないのが我々の競技なのです。しかも、夢と現実の大きな隔たりを埋めながら前進しなければならない・・・・・確実な前進、それがこれまで培ってきた自分たちの信じる道を、もう少し広く高くしていく道なのかもしれません。どのスポーツも、競技者と運営組織が無ければ成立しないものです。その後者に多くの方が「そろそろ・・・」と、参画して行って頂きたいものです。

きょうの一枚
RRMより。ラリーが南に延びて行き恐竜の谷などを名付けながら進む。オフィシャルチームのコンボイ。夢とロマンの冒険の旅です。

2004/08/17 (火曜日)

お盆が過ぎるや、とたんに変なお天気!になりました。連日のオリンピックTV観戦に疲れた身体には、酷暑もひと段落で、ちょっと助かるーという感じではないでしょうかね。高校野球の観戦も忙しくて、新鮮で、これって何でかなあ?って思ったら、この時期日本にいるのは、なんと10年以上ぶりなので、夏の甲子園も、異常気象と騒いでる日本の本当の夏の暑さも、終戦記念日も、だから当然お盆も帰省ラッシュも、ぜーんぶ忘れてしまっていたのでありました。

きょうの一枚
瀬戸内海です。海へはいってません、もうン十年も。そのかわり川へは行きます。

2004/08/16 (月曜日)

オリンピックが始まりました。開会式を見ていて、本当に平和であるという事の大切さを感じましたね。スポーツという行為は、実に偉大であるとも感じました。もちろん商業臭も否めないわけではありませんが。ところで巨人の渡辺オーナーが辞任!しましたね。僕は好きだったんですが、いやほんと「早く帰って、渡る世間は鬼ばかり見るんだ、9時からだから始まってるんだ。」ってこれはお茶目で言ったのではなく、マジで言ってるようなのでつまるところ、彼の言動の全てが確信犯的だと思わずにいられません。ゆえに人間臭く、球団のオーナーだからその球団の利益代表であってどこが悪いのかとまで思ってしまいます。ただオーナーが辞任!という日本語は、到底受け入れられるものではないのですが、いかがでしょう。取締役オーナーなんていっている局もありましたが「意味不明」です。オーナーですから、所有者なのだと思っていたものですから「彼の私物なんだから、違法でない範囲なら彼が何しても文句無いし、会議で自分とこへの利益誘導なんてするのがアタリマエだ」と思ってたんです。マスコミもオーナーといった時点で、理論が旋回してしまっています。僕もそのオーナーという単語には実は、昔から疑問だったのですが・・・・むかし「会社はだれのものか」という本がありましたね。いったい誰のものなのでしょうか?ひるがえって国は国民のものだ!というのが正しいと思う人は○、そうだと思いたいけど現実そうは思えないという人は×!を着けてください。ほとんどの人がバツをつけるような気がするのですが・・・・オーナーがいるような気がするのですが。全てのモノとコトに!

さて夏休みも折り返しを過ぎました。子供時代にはお盆が過ぎるのが恐怖でした。数日前まで川で泳いでいた子供たちに聞きました。「おい、もう橋から飛び込むのはせんのか?」「お盆からあとは、川底に引っ張り込まれるけんせんのよ」なんかぜんぜん昔と変わっていない子供たちに、カキ氷をごちそうしてあげました。

きょうの一枚
大洲では「うかい」が行われています。納涼の一枚をどうぞ。

2004/08/12 (木曜日)

日本の交通が麻痺する「お盆」「OBON?」外国の人には説明のつけにくい、まるで中国の旧正月のような慣習!しかし、帰省のラッシュの余波は街なかにもあって、何か交通事情がいつもと違う。いつもと違うといえば、今年の夏。太平洋高気圧とチベット高気圧が重なって きてどうのこうの・・・・暑いのである。で、僕の毎日通ってる大洲は暑さはピカイチ!でも汗をかきかき、ガンバっていますけん。
お盆には「カキ氷」「サイドカー町並みツアー」でひともうけをたくらんでいます。ビールを消費する一方の○の島の○木君とは生産性が違うわい!と自信ありげですが、まあ一杯200円のカキ氷、経費の回収が出来れば良しかもしれませんので、皆さんこぞって食べに来てくださいね。
場所は、松山道を大洲で出て、そのまま大洲道路(無料の自動車道)を行きます。そして大洲市街・肱南で出ます。そして「まちの駅あさもや」まで来ればOK!ですよ。

きょうの一枚
「肱川」夕暮れ時になると鵜飼の船が出ます。昼間も舟遊びが出来ます。遊びに来てくださいな。

2004/08/10 (火曜日)

昨日は、火星に砂丘があるという記事を紹介して気になったんですが、あの火星無人探査車の2台、スピリットとオポチュニティ、まだ走り回っているのですかねえ?ということで調べてみたら、100日を突破!しているようです。しかも鮮明な画像を送ってくる。砂丘には風紋があったりして大気が在ったことを物語っていたり、海があったりして、かつては生命の存在した環境だったということが明確にわかってきたようですね。その火星の生物の生存環境を壊したのは、おそらくその生物そのものではなかったんでしょうが、こうして「過去にはそうだった」ということが分かると、なんかこう不思議な気持ちがします。
無人探査車は、このあとどんな画像を送ってくるのでしょうか。いや実は凄い画像が届いていて「これは発表できない」ナンテ言ってるのじゃないすかね。自由の女神があったとか?宇宙人のコロニーがあったとか。アポロ計画のときもありましたね、そんな荒唐無稽なお話が・・・・いや、ちょっと待てよ。荒唐無稽な話とは何か?と考える夏の一日でした。

きょうの一枚
モンゴルのビバーク地から見る夕日。この劇的な空の色は、大気のなせる業なのですが、それにしても大陸のそれは、なんとも。

2004/08/09 (月曜日)

おっ、火星にもデューンがあった!
以下アサヒコムから

米航空宇宙局(NASA)の火星探査車オポチュニティーが、火星の「砂丘」の鮮明な画像を撮影した。 オポチュニティーが探査している直径130メートルのクレーター「エンデュアランス」の中心部にある。表面の様子は、地球の砂漠で風がつくる模様にそっくり。いまのところ詳細は不明だが、隆起している部分は高さ1メートルにも満たないらしい。 NASAはオポチュニティーを「砂丘」まで近づけ、詳しい性質を確かめることにしている。車輪が埋まって身動きがとれなくなる危険性があるため、足場を確かめながら進める予定だ。

写真はここで http://www.asahi.com/science/update/0809/001.html

クレーターの名前が「エンデュアランス」つてのもいいですねえ。エンデュランス号奇跡の生還!感動的でしたね。っても何の話だか分からない方は、こちらhttp://www.sser.org/syoutengai/syoutengai_0406.htm

最近では、えひめ町並博2004「大洲レトロタウン」で、僕は山田オート商會で、サイドカーツアーをやっています。昨日の日曜日なんて、大盛況!オスナオスナの大人気ぶり!でご機嫌にやっています。よろしく!

きょうの一枚
これは火星じゃなくて、モンゴルのデューン。地平線に見える空の色に漂泊の思いを抱けば、あなたも立派な砂の旅人。

2004/08/06 (金曜日)

いよいよ日本VS中国のアジアカップの決勝戦がやってきましたね。まあ、スポーツですから勝敗はともかく、この東アジア最大の問題?は世界の問題になりそうな勢いの中国。中国については、僕は20世紀末からさまざまに書いた。書いたといってもこのOVで書くくらいだから、たいした影響力も無い。しかし、中国の大きさや歴史など、認めざるを得ない部分は少なくないのです。爆発的な経済発展は、非常に危険性を感じる一方で、悠久の歴史や、三国志の英傑に代表される、勇壮なスペクタクル。そのころ生まれたさまざまな故事成語は、今も輝きを失わない。中国を旅する時、日本を除くほかのどこの国でも感じた事の無い、歴史性やストーリー性に感じ入ってしまう。
「深謀遠慮」遠くを慮(おもんばか)って深く謀(はかりごと)をめぐらす。何か悪い事をしているようですが、そうではなく。遠慮・・・・つまり遠く先のことを考えて、しっかりとした計画を立てる!ということですね、ということは「どうぞ遠慮なく」なんて言われたときは「まあ、そんなに先のことは考えなくてもいいじゃないですか」といわれたことになるのです。大丈夫か、日本語。で、そんな中国も日本も、深謀遠慮が足りないのではないのかと思いますがいかがでしょうか。辛抱辛抱深謀遠慮

きょうの一枚
これ、僕のモンゴルの原型になった、パリ北京の一枚。カシュガルに向かうトルガルト峠、標高3800m。ここから物語が始まったようなものです。

2004/08/05 (木曜日)

また暑い夏が帰ってきて、「雨のほうがええの」なんて身勝手なやつ。北の島のH木さんからTEL「北海道は暑い!」「へー四国は涼しいよ」って言ってやった。TBI2DAYSのあとまだ帰らない○井田(って分かってしまう?)は九州は明礬温泉の泥湯を絶賛した後、本州を流れて、再び四国へ。今日は山田オート商會で、1日店頭でボランティアの店番○岡先生(教頭先生!!本人はそれは言わないで・・・って言うんだけど)と世間話に明け暮れて、日も傾いた頃、つまり涼しくなった頃に東京さ、に向けて出発したみたいです。彼いわく「夏休みみたいだ」と「でも内緒ですけど、かえって1日出社したら、お盆休み!」ってこのヤロー!ですな。
あなた方も早く「山田オート商會」へ遊びに来てください。そこのお店の紹介文「売っているものは、空気・・・・」クーさすがカリスマコピーライター(って社内ではそう呼ばれています。それは機嫌よく早く原稿を書かそう!というみんなの苦心のセリフなのはわかってはいるんですが・・・)
彼方への執筆がピタリと止まっています。いよいよ事故の真相について書くときが来ました。風化させないために・・・・・・。

きょうの一枚
僕の別荘。いつでもどうぞ。ぬあんちゃって。実は八甲田山ホテル。

2004/08/04 (水曜日)

「仰ぎて天に愧(は)じず」僕の座右の銘というわけではありませんが、好きな言葉です。いつもラリーなどの現場で、自分の心と判断が公正で少しも疾(やま)しいところがないかどうかと顧みる時に自分に使います。あとで後悔したくないからです。
今年もあの暑い夏から2年目の夏がやってきます。いまだに自分でした判断が、それでよかったのかどうか悩む事があります。今回のTBI2DAYSで下した決定も同じです。ボードスタッフが居るのですから十分話し合いをして決めればいいことなのですが、たいていの場合は時間がなく、その場で一瞬のうちに決定しなければなりません。寝ていて考えている事もあります。「この雨がやまなければ・・・、雨量が250mmを越えたら・・・、通行止めになったら・・・変更はどうすればスムースか」などなどです。

こうして20年間オープンエリアでの長距離長期間のラリーをやっていれば、何度かはひどい困難に遭遇します。そのたびに「最善を尽くす」のですがその最善がなんなのかが、少しだけこの年でわかりかけてきたような気がします。シャガールだったかフランスの巨匠が90才代になって晩年に「やっと少し絵を描くということが分かったよ」と言ったといいます。

きょうの一枚
狭い避難所生活、じゃなくて豪雨のためブリーフィングも室内で行われました。
TBI2DAYSより。

2004/08/03 (火曜日)

今ごろになって夏空が帰ってきました。悔しいじゃありませんか。あの四万十川も、美しい剣山も、めくるめくような夏の四国の林道を行く至福の時は。CPに用意した発電機と電動!カキ氷機は、大雨の避難所みたいな体育館で、虚しくシャリシャリと、本来の歓喜には遠く及ばず、それでも「まあ夏なんだから氷も食べとこうか」くらいの調子でしか食べてもらえませんでした。「ああ、これを剣山のCPで、滝のように流れる汗を拭き拭き、食べようと思ったのに。四万十川のCPで近所の子供たちにも分けてあげながら食べようと思ったのに・・・・」残念です。

このまま台風10号が空けた巨大な中心を通って、上空からマイナス180度の空気が流れ込んで、世界が氷河期になるんじゃないかと想像してたのは、僕だけではないでしょう。いや、僕だけでした。体育館で、みんなに向かって「何か燃やすもの用意しとかなきゃ!」「・・・・・・・」分からないんだギャグが。んな3日間でした。参加者からのメールには「プチ遭難を楽しみました。」なんていう「あーー面白かった」系のお便りが多く「???」でもどっか楽しかったですね。

さて、とは言うもののこれからの気象は、何がどうなるか予測もつかなくなったということは、今回の一件が示唆しています。行政などはまあ全く当てにならない!のがあれくらいのことでよく分かりました。そこで、いよいよ近づく大災害の危機に向けて、まず食糧は充分に備蓄すること。飲料水ももちろん、防寒具や毛布なども充分以上に。そして暖を取るための燃料系も十分に。ライフラインフリーの状況を考えておく。もちろん怖いのは台風や地震ですが、もっと怖いのは「誰も助けてくれない状況!」そして、いま自分の居る位置の把握です。まあ、備えあれば憂いなしならいいんですが・・・・

Organisation Voice 2004/7

2004/07/28 (水曜日)

暑い夏になった日本。ヨーロッパは昨年に比べると冷夏の模様。こうした気象の変化は気になるところです。ニュースキャスターは「異常気象ですね!!」と言うのに専門家は「こうしたこともあります。」と冷静。なにか、なにに付けても煽りたいマスコミ側と、冷静に考える学術的な素養を身につた者の差が現れていますが、我々は断然「異常だ」と決め付けてしまいたいわけです。じゃあそう決め付けたからどうなるのか?というとどうにもならない・・・・のではあります。

台風10号が接近しています。我々のTBI 2DAYSも大変に心配なのですが、この週末は日本全国で様々な催し物が予定されているのではないでしょうか。本来7月20日から8月5日までは、快晴。台風も来ない、けど暑い。山に行く者もイベントや屋外コンサートなどを企画するものも、そう信じているんですね。しかも台風10号の進路ときたら、全くビックリなルートです。どうかみなさん台風情報に留意され海や山へのお出かけにはご注意ください。っておまえはどうするんかい?!これから検討会議がはじまります。

きょうの一枚
願いをこめて剣山スーパー林道の一枚。せっかくですからぜひみんなに愉しんでいただきたいものです。

2004/07/27 (火曜日)

台風がやって来そうです。30日の未明には四国に大接近!!のようなコースが描かれています。TBI 2DAYSは31日からですが、参加される皆さんが四国にアクセスする時間帯に交通が麻痺する可能性が出てきました。この予報円を今すぐに信じて決定報を出すわけには行きませんが、充分ニュースなどにご注意ください。

さて、松山でも中国への定期便が飛ぶんだそうでありますな。「中国中国と草木もなびく」のでありますよ。中国・・・おお悠久のロマン、古くは三国志の英雄たちが駆け巡り、見事なまでの文化を醸成した素晴らしい国であります。人口は13億とも15億とも。爆発的な経済発展!世界の工場!僕のパリ・北京の夢のようで大切な思い出の大地・・中国!
しかし最近「町並博」とかやってて思うのですが、経済発展が幸せなのか?!と。気がついたら何にも残っていない事態がやってきます。地球史上最悪のシナリオで進む経済発展。原油輸入量は爆発的!鉄はごみでも拾って持ってゆけば金になるし、食糧の自給率は低下の一方。もう数年後には中国で1ヶ月に不足する穀類は、日本の1年分にあたるといわれているし。工場やマンションは農地に適した平野部に立ち並び、それ以外の土地は砂漠化が進む。20世紀に人類が築いた栄光と失敗の表裏一体の道を、加速度的に驀進する中国。「ストップ!」と誰も声をかけることの出来ない恐怖。中国への世界の企業進出は、世界の終わりの始まりを奏でるアマデウスの旋律。

どうなるんでありましょうか未来の人類の生存環境は?
つい先日も書きました「変わる」ということは、積極的に変える「変わる」とやむおえず変わることを余儀なく「変わる」の2種類があり、なくなるということも「変わる」という広義な意味を持つと・・・

ああ、タクラマカンにでも走りに行ってみたいではないですか。ロプノール、敦煌、鳴沙山。カシュガルから北にも南にも行ってみたいもんです。仙波君の言う1ヶ月の休みじゃとても足りなさそうですが、なにか。

きょうの一枚
最近砂漠に行ってない!うー。

2004/07/26 (月曜日)

自転車ロードレースのツール・ド・フランスは25日、モントローからパリのシャンゼリゼまでの最終ステージ(163キロ)を行い、ランス・アームストロング(米国)が史上初の6年連続総合優勝を達成。通算6度目の総合優勝も1903年に始まった伝統のレースで史上初!!1903年に始まっていったい今年で何回目なのか!実は2回の大戦中に計10年中断があったので今年91回大会だった!!すごいね。そのうち6回も勝ったやつはいないのである。ツールに勝つというのはベテランの技術も体力の壁に阻まれるのではないだろうか。アームストロング強し!ミゲル・インデュライン(スペイン)とともに持っていた大会5連覇の記録を更新。

強いといえばミハエル!F1グランプリも気がつけば全18戦のうち12戦が終了。さきの週末ドイツGP!むろん母国GPのここでもミハエルが楽勝。「(週末は)シューマッハ(ゴメンナサイ)」なんと今年はここまでグランプリ12戦11勝!いったいどういうこと?ここんとこ良かったBARホンダにマクラーレンが調子を上げて加わってきて、やっと面白くなりかけてきたっていうのにミハエルったら空気が読めない・・・・イギリスGPでポールポジションを獲得したMP4-19Bに乗るキミ・ライコネンは、「今度こそミハエルに勝てるかもしれない。」とは言ったのはもうずいぶん前のような気がしてきました。でもリザルトを見るといつまでもフェラーリ磐石も続かないのでは?と思います。というか思いたい。

ビジネスの様に上手く行かないTOYOTAもニューエンジンを3レース前倒しで投入するといってたけどまあもうひとつ。(書き方がおかしいのはTV見てない証拠だ)まるで日本の大相撲のような様相のF1、やはり常に因縁の対決がなければ、みていても面白くないしシューマッハがスタートして3位くらいにいると「ああこのレースもシューかあ」となってしまう。朝青龍が1敗くらいしても「まあ優勝するんだろう」くらいなところですな。しかし、真の王者はこのあとどういう道を行くのか、人気と裏腹に庶民の見る目は厳しいものです。

さてSSER 2DAYSはエントリーの受付を開始しました。今年も例の因縁の対決が実現する事でしょうし、新しい勢力の台頭にも期待したいと思います。距離も長く、SSも20本の予定。優勝タイムは2時間を越えてくるのは必至です。デイライトも増えますのでセルフマネジメントも案外大切。

町並博「大洲レトロタウン」山田オート商會!10月31日までの100日ショップ。10月末には「町並博記念・四国ヴィンテージバイク・フェステバル」を開催しようかなと計画中!10月最後の日曜の予定。詳細をご期待くださいな。

きょうの一枚
SSERを静かに待っている、あのコーナーです。きっとギャラリーステージになったりするはずです。

2004/07/23 (金曜日)

最近のOVは分かりにくい!というお叱りこそ受けませんが、自分でも「分かりにくい事ばかり書いてるんではないだろうか?」と悩み始めています。これはSSERのほかに会社のHPもちゃんと立ち上げて、それぞれにそれぞれなりの事を書けば雲散霧消なのでありましょう。どうしても仕事で思った事までをこのHPに吐露してしまっていて・・・・それはそれで面白いという向きもありますが、そんなの面白くもなんともありませんよねえ。

そんなことよりも「自分で自分をほめてあげたい!」といったのはとある女性マラソンランナー!モンゴルのホテルであった時に、てっきり知り合いだと思って親しげに声をかけて「で、誰の奥さんだったっけ?」で2人で爆笑。

で自分で自分をほめてやりたいのは、続けるということ。TO BE CONTINUE!!以前にも書きましたが国際社会の最近のテーマは「持続可能な社会の実現」つまり持続可能を目指すということは、持続する事の難しさを物語っているわけで、まあ、たった20年くらいSSERやってるったって「それがなんぼのもんじゃ!」と言われてしまえばそれだけのわけで・・・・で、絶対的な真実は、すべてのものは変わる!唯一変わらないのは「変わらないものはない!」という事実のみ!であるということ。その中で問われるのは、自ら環境に合わせて変化したのか、または環境についていけなくて変わらされたのか。もうひとつ、変わる事を拒み絶滅という変化を遂げるのか。まあその3つしかないのならすべてが変化ということです。

また今日も訳のわからないことを書いてしまいましたが、「今日はSSER 2DAYSのディテールの打ち合わせ!」があります。変わる事、変わらない事!さまざまに悩みますがご期待くださいな。

きょうの一枚
暑いときには、こんなプールサイドで!奄美のTDN写真集よりでした。

2004/07/22 (木曜日)

先ごろはアメリカのインディペンデンスデイからのレポートをいただいた菅原さんは、今度はパリ祭のシャンゼリゼの写真を送ってきました。といっても何気ないワンカットですが、マロニエの木に緑が茂り、街行く車はすっかりモダンになり・・・・んモダン?モダンとはいったい何なのか?パリのモダンとはアポリネールやローランサンの時代だったような・・・・ところで日本は空前のレトロブーム、フランスでは生活そのものが程よいレトロな部分があって、それは伝統という形で継承されています。それでは日本はそうした伝統の継承がなされていないのかというと答えは否です。フランスに負けず劣らずの古い伝統と格式の上に現代の生活が営まれているのです。

でナニがレトロブームかというと「昭和レトロ」なわけです。これを簡単に分析してみるといくつかの要因が見え隠れします。ひとつには建築様式や家具などに見られ壊されてしまう(スクラップアンドビルド)合間に垣間見た様式美への礼賛のようなもの。ミッドセンチュリーにバウハウスなどのデザイン活動が合理主義のなかに見出した、またはチャールズ&レイ・イームズやコルビジェらが・・・やめよう長くなるので。まあモダニズムが現代建築のガラスとコンクリートの無機質な空間に、ちょっと待て!と物言いをつけたような形ですね。

もうひとつはそれに迎合するように起きた世界的なファッションのトレンド。これはモードからクルマのデザインにまで広がっていて、高機能高性能に対するアンチテーゼ、逆に過去を知らない若年層には、かえってそれが新鮮に映るものだったりします。でもプチレトロつまり形だけのレトロは嫌われるようです。少なくとも精神の何かをコピーしてなくちゃあいかん。

そしてもうひとつは、昭和30年から40年頃にあった「今は苦しいけど頑張れば明るい未来がある」というような元気だった時代へのノスタルジックな憧れです。あのときの自分の元気さに照らしあいながらヴイレッジ・シンガーズのカバー曲を聴いたり・・・してるわけで、IT時代、アヴァンギャルドな近未来社会の訪れに対する「変わり行くものへの惜別と恐怖」が織り上げたのが依然続く昭和レトロブームなのかもしれません。

話が長くなりました。TBI 2DAYSが開催間近です。猛暑も出来る事ならひと段落して素敵で愉快なこの夏一番の「楽しい思い出」にしてもらおうと工夫をこらしてますが・・・では今日はこのあたりです。

きょうの一枚
そんなフランスから菅原さんの写真

2004/07/21 (水曜日)

「ねえねえ、道端のバナナの木に実が実ってましたよ。」
「ほんまかい?」
「ほんとですよ、うちの家の前」
「そーだろーなー、この暑さだとパパイヤやマンゴーも出来るよなあ」

というのは最近の銀行マンとの会話。
まあまじめでうそなんかつかない彼らが言うんだから、松山でもバナナが実るんだろうなあ。それほどまでに今年の暑さはすごいじゃないですか。先の集中豪雨による洪水も人災なら、この暑さも人災じゃないのかと疑ってしまうのは当然です。家の中を涼しくするために公共のスペースにエアコンの室外機から熱風を排気させるのは石原さん!いかんですよ。あの熱エネルギーを回収する方法を誰か開発せんかい。エアコン使うほどにカートリッジに熱エネルギーが蓄積されて、冬が来たら高く売れる!または暖房に使う!などだ。エネルギーは不変だ、という絶対的な法則をどうしてうまく使えないのだ!あの冬の寒さを持ってきてよ、だれか。

きょうの一枚
町並博が開催されている大洲で、今夜花火があがっています。ついでに夏の暑さと、またまた人の熱気で大洲の気温もグンとあがっております。
こんな冷えたビール片手に、屋形船にでも乗ってゆったりと花火を見上げたいものです….。

2004/07/20 (火曜日)

新潟に続き、福井県にも大雨の被害が出ました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また一刻も早い復旧がなされます事をお祈り申し上げます。

町並博大洲レトロタウンで3日間を過ごしてる間に再び未曾有の大災害が起きていました。大洲も水害の町としては有名で、古い土蔵に大雨のときの水位線がクッキリと残り「これが昭和○○年のとき」と教えてくれます。でもその高さにはビックリ。さらに高床式の木蝋蔵や2階から出入りする蔵なども現存していて、木材と木蝋で栄えつつも頻繁にある肱川の氾濫に備えていたものでした。

景観を壊してしまった感は否めないのですが、町には巨大な堤防がそそり立っています。川から見ると石垣や町並みに見えるのですが、町から見ると絶望的です。いにしえより中国や日本では「水を治めること、すなわち政(まつりごと)」とされ治山治水は欠くべからざる政治の使命でもありました。水に近く居をかまえ村を形成してきた人々は、度々来る河川の氾濫で、田畑を流され家を流されてきた歴史があります。都市は平野部にあり、その平野部とは本来は氾濫原だったり中洲だったりしたはずです。今回の大水害も、どこか人災の感はなめません。治山治水と書きましたが、川を治めても山を治めていません。また山に降った水は出来るだけ早く生みに流してしまおうというような河川管理のような気がします。これからの数年間はさらに地球温暖化の影響で、こうした災害の規模も大きくなってくるといわれています。次はどんな災害が襲ってくるのでしょうか。古い町並みに、上手に暮らした先人の知恵が見え隠れします。地域、ムラ社会、近隣が声を掛け合って相互に連携をとる社会の実現は、古いようで新しいトレンドのように思えて仕方がありません。

NPOで「かやぶき屋根の葺き替え」事業なんてのをやりませんか、マジで・・・

きょうの一枚
TBI2DAYSのコース上ではありませんが、地図に「御殿」と書かれているのを見てどんな?なにが?御殿なんだ!?と、好奇心そそられ見てきました!

今では重要文化財にも指定される萱葺き屋根。萱葺き職人も少なくなり、保持することも大変なご苦労だと思います。・・・が、自然にとけこみ、人の温かさを感じる萱葺き屋根のある風景を、本当にもっともっと増やしてもらいたいですね。ちなみにこの御殿、平成15年3月に屋根の葺き替えが完了したそうです。やはり素晴らしい職人技。

2004/07/16 (金曜日)

まずは世間のNEWSから

「ホーキング博士。自説を訂正!」
スティーブン・スピルバーグじゃなかったスティーブン・・ホーキング博士(英ケンブリッジ大)は、「強い重力で光さえ閉じこめてしまうブラックホールは、物質を取り込むだけでなく、エネルギーを徐々に放出していずれは「蒸発」すると考えた。このときブラックホールの内部にある物質の情報は消えてしまうとしていたが、情報が漏れる可能性があることが分かったという。 議論は以前から続いており、97年にはブラックホールの「裸の特異点」の存在をめぐって、研究仲間のプレスキル・米カリフォルニア工科大教授らとの賭けに負け、博士が「裸」を覆うTシャツを贈ることになった。今回、プレスキル教授に「ブラックホールからはいろんな情報を取り出せる」という意味を込めて百科事典を贈るという。ただ、発表の詳しい内容は明らかになっておらず、研究者たちの注目が集まっている。 」ってなんの話よ。ブラックマターはどうなった!で情報は常に漏れるのだよ・・という示唆にとんだNEWSであります。

さてもうひとつ
「民主党の菅直人前代表が15日、徳島県鳴門市の四国霊場1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)から遍路を始めた。すげ笠に白衣、頭も短く刈り上げた。徒歩で10日間かけ、1人で高知県の室戸岬をめざす。 」そうなのであります。年々四国遍路の旅人は増加傾向にあって、なかでもこうした徒歩で巡る本格派?が増えてきているのであります。実はTBIのルーツもここにあって1988年を迎える数年前から「88年には四国内で八十八ヶ所巡礼に引っ掛けたかたちのイベントを開催する。」という動きが活発化していまして、さまざまな団体が挑戦しましたが、なかなかどこも実現できません。で唯一実現したのが我々だったということなのです。そのTBIが間もなく小さく復活します。もっとタイミングが合えば菅さんにも会えたかもだね。気持ちはよく分かるですよ。

さてと、この暑さはいかがしますか・・・・僕は毎日のように2枚のTシャツを着替えて大洲の町の中でイベント準備中。こんなに汗をかくのも久しぶりなくらい汗をかいています。で「暑い暑い・・・」っていうと暑いので「今日は比較的涼しいですねえ」って言えばなんか涼しいような感じがします、って気温計は37度差しているし・・・。

きょうの一枚
四国の夏の田園風景。四国の雄々しい山も、麓には青々とした田園が広がります。こんなのんびりした景色に心が癒されますね。

2004/07/15 (木曜日)

今回の新潟・福島を襲った豪雨と大洪水で甚大な被害をお受けになった地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復旧が進みます事をお祈り申し上げます。

2001年7月!!極めて印象深い「TBI2」というイベントがもたれた。今回開催する「TBI2DAYS」と混同されて「えっ!あれを又やるんだ、ウーーン!」となった方も少なくなかった。その伝説になりかけたTBI2とはなんだったのか?TBI2DAYSとは何が違うのか・・・検証しておかなくてはなるまい。
そもそもTBI2の開催の話は、LAST-TBIの閉会式後に起こったと記憶している。第7回RRMの試走に向かう途中だったかもしれない。閉会式で流した「次はツールドニッポン!」がきっかけだったかもしれない。

僕も若かったように思う。
「事務所から、どれだけ多くの林道比率で太平洋に出られるか?」アスファルトを最短にしながらダートの距離を稼ぐ。TBI2はそんなコンセプトからスタートし、さまざまな作業の合間を縫って、試走チームは度々出動「2日間で距離600kmダート300km!ダート比率50%」それが自らに課したテーマ。そして出来上がったルートは「全行程800kmダート400km!」スタートは1日目の午後、そしてゴールは2日目の午後「24時間だ」「それは無理だ」「過労運転を強いてはいけないのでは・・・」「それは参加者の判断で・・・」「そんな馬鹿な」そこで僕は一言「これまでも無茶だと思うような事ばかりやって来た、やって見ようよ。」これで決定。果たしてビバーク予定地には朝になっても未着のマシンが・・・しかもビバークには先のTBIでも難渋を極めた特設SSが!果てしない迷宮のような四国の山深く、川の流れる向きが果たして海の方向ではないという極端な錯覚。山肌を縫う林道は美しくそれでいて過酷だ。

しかしささやかな冒険心を満たす事が出来たのも事実。
冒険の代名詞だったパリダカも、今では純粋な競技となった。もしも冒険があるとすればそれはあなたの心の中にあるか否かだと思う。それは難しい!といわれるものへの挑戦、それが冒険だ。新しい仕事へのチャレンジも、不可能だといわれた交渉も挑戦して初めて答えが出るのだ。しかし、その冒険へのアプローチは、危険なゆえに万全を期さなければならないと思う。

TBI2からTBI2DAYSへ、参加される方には未知の領域だと思う。

きょうの一枚
これがうわさの「TBI2」当時のルートインフォメーション。地図で見るとこんなに近く感じるのに、走ってみると山あり谷あり。四国はホントに奥が深い!!

2004/07/14 (水曜日)

今回の新潟・福島を襲った豪雨と大洪水で甚大な被害をお受けになった地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復旧が進みます事をお祈り申し上げます。

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少し早すぎると見る向きも少なくないだろうが、SSER 2DAYS-CLASSICSのルートデザインに取り掛かった。アンケートの結果を踏まえての事だ。いくつかの新しいファクターもあるがその中でも顕著なものが、新「久万高原町」のスタートである。これまで上浮穴郡の1町3村(久万町、美川村、面河村、柳谷村)が広域合併し新しくスタートする年が記念すべき20年の記念大会なのである。

1985年頃から徐々に起こった全国的なエンデューロ競技のムーブメントは、いくつかの形態に分化しながらも、おおよそ落ち着いてきたかのように見える。我々SSERはラリーレイドという見果てぬ夢を思い、大陸へ向かう、砂漠に向かう、そういったスピリットを大会開催コンセプトの柱に掲げ、周辺のイベントを整備しながら、ささやかでもしっかりとした足跡を残してきたと思う。

ではコースデザインの話に戻る。昨年より久万町に帰ってきたSSER 2DAYSは、そのコースが15年前まで使われていたものをベースにするために「クラシックス」というおまけの名を付けた。コースそのものは一部はガストンライエクラシック「グループN」で同じ部分を使うのだが、そこはやはり思い切った行政側との交渉に成功し、新しいルートを採用し長大でダイナミズム溢れるレイアウトが出来た。それでも範囲は久万町と美川村の2か町村に留まっていた。

そして今年は、一部には「それは無理だ!」という反対はあるものの20SS!デイステージ60%を目標に記念大会にふさわしいレイアウトに取り掛かる!!それは広域合併の効果も存分に利用したい。そして仲間たちが開催を重ねている全日本ラリ-選手権も同じ条件のエリアで、完全デイライトでの開催に成功した。行政機関にあいさつ回りに行くと「ありゃSSERさんは4輪もやりおったかな?」「いえいえ、4輪のほうはお手伝いで・・・・」「そうかな、それはええことやな」四国の山の中は、いまだモータースポーツへの理解は衰えていません。それは2輪4輪の別なく長年にわたり多くの人たちの努力に色塗られてきたからなのです。

さあ20年!今からワクワクしています!

きょうの一枚
この林道は、そんなに多くの人は知らないでしょう。

2004/07/13 (火曜日)

昨日は「日本の夏は幻想に過ぎない」というご意見をいただきました。で、暑いこと暑いこと!もう溶けそうです。僕の経験した最高気温はモンゴル・ゴビ砂漠の43度!!でも日本の37℃のほーが暑いよ。ホントにそろそろサマータイム制を導入して、2時間くらい時間を前にずらしたらどうですか?今の午前8時なんてもう暑くて「昼間!」すでに30度はある。そしてそれが2時間早くなると、夜は10時まで明るい!ナイターの電気代もいらないし!エネルギー弱者の日本にとっては良いことだらけ。がしかし寝る時間はまだ暑いかもだなあ。ちょうどモンゴルウランバートルあたりの感じが、日本の2時間のサマータイム制によく似ているなあ!って感じです。

仕事が引けてからの時間がたくさん明るいというのは良いんだろうか?
クラブ活動や草野球なんかも盛んになるかねえ。そういえば南アフリカもこんな感じ。オフィスもお店もみんな5時に閉める。海に出たりして5~6時間の毎日のオフタイムをリゾートのように過ごしていた。仕事している時間より長いよね。

PS TBI 2DAYS!!暑い!山は高くても昼間は暑い。給油区間が長くてどうしようもないところが出来ました。一部の方にはCPで一定量のガソリンを供給しなければならなくなりそう!!ダートは2日間で300kmばかり走ります。

きょうの一枚
四国には多い素彫りのトンネル。これは結構小さいやつですね。こうした小さな営みの積み重ねが良いですねえ・・・四国ってば。

2004/07/12 (月曜日)

ウラルっていうサイドカーが届いた。ってっても買ったんじゃなくて大洲レトロタウン山田オート商會の「町並みツアー」用のマシン。実はお借りしたものです。カーに乗っていただいて、ビックリするほど低い目線から古い町並みや清流肱川の流れを見ていただいて、旅情を感じていただきたいというものです。

さて長崎の友人からのメールです。

気が付いたら平和公園で「クマゼミ」がシャンシャンと鳴いておりました。こちらも本日梅雨明け宣言!夏がやってきます。HPを拝見しておりますと、「TBI」の話・・・。いいなぁ。行きたいなぁ。デタイナァ。試走も楽しそうだし・・・。夏の四国でしょ。ニッポンの夏でしょ。あああ。

暇は作るものといいますが、長崎ではムリなようです。2年連続の痛ましい事件。原爆の日。などなど、仕事は忙しくなるばかり。今日で選挙は終わりますが、原爆の日まで残すところ3週間。暇は出来そうにありません。

ところで、「ニッポンの夏」ですが、最近思うことがありまして、TVやCMで見る「夏」は幻想なのでは無いかということ。子供の頃に味わった夏というものの記憶を映像化してしているようですが、現実にあの風景はあったのかと不思議になります。TVなどのメディアが疑似体験であることは解っているつもりなのですが、どうやら「青い空」と「入道雲」は、真夏の昼下がりの「夢」にすぎなかったのではないかと。空を見上げると最近疑問に感じます。それぞれ、記憶は異なるでしょうが、あの「夏」をTBIで見ることが出来ればすばらしいですね。(後略)

というメールにシミジミと夏について考えました。
日本の夏は幻想か?という意見。これは図らずも同感です。僕たちが抱く夏というイメージは、田舎の小学生時代の夏休みそのものなのです。魚捕り網と虫取り網の区別もなく、麦わら帽子に白いランニングに黒い半ズボン。安いゴムぞうり。足の甲には日焼けの跡でゴムぞうりのVの字のマーク。つまりそういう姿が日本の夏から見られなくなったというのと、僕たちがあまりにもそのイメージに固着しすぎて一生を送っているような・・・・気さえします。

2004/07/09 (金曜日)

「間合いの話」いや刀の長さが人の危険を感じる間合いなのか?昨日からそのことが頭を離れなくて・・・・・・「もっと間合いを取れ!」というようなときは(1)距離(2)時間、つまりアインシュタインの相対性理論ように距離と時間は、さらに移動速度なども絡まって、実はひとつのもの、またはひとつの理論に成り立つものと考えられます。つまり間合いとは、個々人に秘められた特殊能力ではないか、とそう思います。包丁持って暴れ狂っている男にとる間合いは100m位が欲しいなあと僕は思うし・・・で拳銃持っている相手との間合いは、やっぱ100mくらい欲しいし・・・つまり自分に戦闘意思がある場合の間合いと、専守防衛の気持ちの間合いとはやっぱり違いがあるわけで、この間合いはアメリカと日本の軍事的な他国との距離感の違いもそういえば分かりやすいかなあと思うのです。もともと日本はなぜ左側通行になったのかという話に、よく武士の刀の話が出てきます。武士が帯刀したときは左の腰に差します。したがって左手後方は鞘があって、道路の左側を歩かなければ人の刀の鞘と接触してしまい「おのれ!」と喧嘩をしなくてはならなくなります。この鞘の距離が描く円周が第一の間合いではないか。これが国家では排他的経済水域のようなものでありますね。これを侵されて闘うのか闘わないのかを知る相手は、その間合い(排他的経済水域)を侵してやってきます。これ以上書くと右よりな話になってしまうので、そちらの間合いには入らないようにしますが、こうして考えるとさらに間合いというのは「言葉」などにも当てはめる事が出来て、実に面白い事になりそうですね。

きょうの一枚
「山高きがゆえに尊からず、その林道の多きをもって尊しとする。」なんて四国の山は高く険しいくせに林道は多いのですね。まあ、こんなところが今回のTBI2DAYSのメインステージじゃけんね。

2004/07/08 (木曜日)

今日は山田オート商会の第1回目のバイク搬入日!朝から陸王!メグロ!どちらも僕より長生きのもの、それからエアサスがいけてるラビットをやっとこさで持っていきました。夜はトーハツやベンリイ、おまけブリヂストンの自転車といっても原動機付!でうちの会社の若い人たちはこれを知らないんですね。「へーっ自転車!こんなんがあったんですね!」っていってたらアメリカ外遊中の菅原さんから「こんな自転車に乗ってきました。」っていったい何時のシロモノ?!の写真が。タイムリーなお方です。きょうの一枚は、だからこれだね!

さて「間合い」に関しては友人からメールが到着!ほぼ全文をご紹介!「OVで間合いの話をされていましたね?人間が安心できる距離は2尺3寸~2尺5寸以上だと思います。これは武士の刀の長さなんです。(もっと長尺を使う人もいたでしょうけど)これ以上近いと一振りで斬られますよ。逆に息がかかる位近いと刀が抜けませんから相手は防御になると思いますよ、小刀(脇差し)刺していたら諦めて斬られてください。山田さん、あんまり人の間合いに入ると斬られます、注意しましょう!」
武道具屋に勤める○○の○川の勝手な解釈、ひとりごとでした。
「おう、武道具屋!よく切れるやつを一振り届けてや!」

2004/07/07 (水曜日)

「間合い・境界線の魔術師?」仙波君のコラムに僕のことがそんな風に書いてありました。この観察は間違っています。「サイドラインの魔術師」と呼ばれた事はあるのですが・・・・・だいたい仙波君の場合はラグビーという非効率?で合理性を欠いたスポーツで育っているので(ああ攻撃的!反論必至!ごめんなさい)こういった感覚で物事を見るんです。まあ境界線を決める隣人との立会いのときは、うまい話でごまかして、猫の額ほどの土地を少しでも広く自分のものにしようと考えた事もありましたが・・・・いやほんとは仙波君の言っている事は、少し本当かもしれませんが。

いや実は他人との距離のとり方については、少なからず薀蓄を持っています。人が持つバリアーのセンサーは五感を超えたところにあって、これを狂わせる事でその人は不安になり、防御するかあきらめるかの行動をとり始めます。不安をあおるのは流行の悪徳商法みたいなものですが・・・または占い師や、宗教の勧誘もこの手法です。広告代理店のプレゼンの手法も似たようなものですか・・・・

人にアプローチをかけるときは左後方から近づくのがいいです。タックルに入るときもそれが良いでしょ?百貨店などでモノをみているときに右後ろから近づいてこられたら、思わず攻撃しそうになります。お前はゴルゴ13かい!これは僕だけかもしれませんが。右利きの僕は右前方から左後方の防御に右手を有効に使う事は出来ますが、右後方だと右手はうまく使えません。つまり右後方は警戒領域なのです。だからサイドラインを右手に走るほうが走りやす、いというのもそういうことです。サイドラインを左に走るとどうもうまくいかないんです。

ラリーのときは右ハンドルだとナビは左手にいるので、左手から話し掛けられる事には違和感がないんですが、自分がナビの時は右手に人がいるのがあまり落ちつかないのです。こうして人と人の間には言葉を超えたコミュニケーションの方法があるのですが・・・・でも僕のお店の中の行動は、他のお客さんが来たら存在を消して。そのお客さんが、ちょっと頑張って「R1200GSください!」なんていいやすいようにしてるつもいなんですがねえ。逆に僕はどこかのお店に行ったときは常連客と思しき人たちがデーンと居ると、なんか引いてしまうんです。

なんか訳のわからないOVは最近の傾向ですが、そろそろTBI2DAYSが近づいてきました。参加者の皆さんもオフィシャルの皆さんも楽しい夏休みにしましょう。週末のTBI2DAYS-NEWSはプレゼントつき!!おみのがしなくねえ。今日はこんなところです。

きょうの一枚
ささやかな暑中見舞いの清涼感あふれる一枚。剣山の林道にある水のみ場です。熱中症対策の知識も必要ですね。この前のTDNでは低体温症対策だったのにね。

2004/07/06 (火曜日)

なんかメルマガのアーカイブにSSER5回大会の、へんに怒りのこもった文章が載っていて当時のことがしのばれます。またこの5回大会を最後に、SSERは久万町から梼原町に開催地を移し、久万町ではグループNという大会が始まります。そして昨年19回大会で久万町に帰ってきたというわけです。その久万町もご多分に漏れず町村の広域合併の波で「久万高原町」となって4か町村がひとつになります。時代は二世代移りました。初期の頃、毛布をかぶって夜中まで沿道で応援していた小学生も、今ではウチのスタッフになってはや何年も!まあそれはともかく、とにかく広い町になります。南は高知県境まで、東は石鎚山頂近くまで、これでSSER 20th!広域的にやりやすくなったシメシメ!なんて思っているスタッフが約2名!社内におりました。ともかく記念大会に新しい町名で開催!不思議な気分ついでにルートも長く!やりますよん。SSERメールマガジン好評発行中!詳しくはこちら

きょうの一枚
これはエゾシカではなく剣山の鹿!スーパー林道では時折大鹿に遭遇します。千本張川林道ではニホンカモシカにも遭遇「ここらの人はニホンカモシカ食べるんやきー」「食べるったって天然記念物じゃろ?」「それが食べるんやき。」「うそー」「モンゴルでも国際保護動物のオオカミを食べるやろ」「食べんわい!」高知県人はモンゴル人よりワイルドですけん。


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2004/12/28 (火曜日)

2004年もあとわずか・・・・・歳月の過ぎ行く早さに唖然としてしまいます。ひょっとして地球の自転速度と公転速度は、かつての1.5倍くらいになっているのではないかと疑いたくなります。スマトラの大地震による津波は、報道を見るほどに犠牲者の数が増えて、死亡者7万人の可能性も!!という最新ニュース!!本当に痛ましい限りです。被災された皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。

こうした災害の規模が、巨大化の一途です。人類の生存環境としての地球は、大丈夫でしょうか。最近のNHKなどでよく見る、地球の誕生から今日に至る歴史、天体衝突による全海水蒸発とか・・・・今の温暖化などの環境問題は地球にとって、たいした問題ではないとは、東大の松井教授のお話。地球外から汚染された物質を持ち込まない限り、数千万年から数億年かけて、地球の循環のシステムで浄化され、またもとの青い地球に戻るのだそうです。6500万年前、恐竜が絶滅したときの地球環境は、かなり悪くて、それと同じ環境になれば今の人類も絶滅を免れないのでは・・・でもまたすぐ?数千万年かけて浄化作用が働き、その間にわずかに生き残った生物が進化していくという繰り返しなのです。子供の頃読んだ手塚治虫「火の鳥」のようなものでしょう。なんと地球の時間に比べて、人類の歴史というか時間の少ないことでしょう。

さて、そんな自然災害にも人災の影を感じながら、新しい年は京都議定書が発効されます。地球環境と人類の、新しい第一歩のような感じさえします。次世代エネルギーの本格的な実用化も、2005年にはアチラコチラで見られることでしょう。水素ステーションが、次々?と出来てきて、そのうちガソリン車は、そうそう、昔昔、有鉛ガソリンを探して困ったような・・・そんな時代の訪れを感じるのも2005年のはずです。いやそこまでは早くないか?

一方で世界の自動車産業は、未曾有の高度成長!!しかもスーパーカーブーム!!まさに消えいくものへの惜別の賦、ろうそくのひときわ明るい最後のともし火、とならないように切に祈る気分です。

自動車が悪いのではありません。人類の自動車の使い方や選び方が悪い、ということでしょう。自動車もしくは自動車の役目をするトランスポーターが、無くなる事はないでしょう。それはその存在が、人間の自律や自由といったものに資しているからなのです。

2005年、世界は新しい自動車生活の第一歩を踏み出すことでしょう。モーターサイクルの地位も向上するかもしれません。もっと高燃費でパワーのあるクルマが続々と誕生することでしょう。モーターサイクルにもハイブリッドが現れるかもしれません。自転車にエンジンが着いた人力とエンジンという、ハイブリッドの元祖みたいなのが、再び現れるかもしれません。

さらにFCEVは、まず家庭用の実用化が進みます。と同時にあなたの会社にも1台はやってくることでしょう。企業活動も、こうした環境問題を経営の中心に据えなければならなくなっています。
新しい年2005年は、人類にとっての新しい第一歩の年になることでしょう。大げさに言えば、この1年間に起きること、決断したこと、取り組んだことが、社会の、そして地球の将来を決めることになるでしょう。

どうか良い年をお迎えください。2005年もSSERと、そんな話デモしながら、ガンガン走りませんか?!

パリダカの中継解説!します。

きょうの一枚
ラリーレイドモンゴルから美しいワンカット、砂の壁に挑む後姿が美しい。

 


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2004/12/24 (金曜日)

フランスより便りがありました。ガストンさんは一度退院しましたが今週再入院のようです。皆様からの激励のお品や、先のGRMの際に寄せ書きをいただいたパネルなどたくさんのお見舞いの品などがパリに届いて、ガストンさんも大喜びをしています。また京都で扇子を買ってGRMのゴールでお預かりした方(すいませんお名前を失念してしまいました)間違いなくフランス、ガストンさんにお渡しいたしました。お礼を言うのをこのような形になったことをお詫びいたします。これをお読みになられたら恐縮ですが、メールをくださいませんでしょうか。

さてクリスマス。となれば早いもので間もなくダカールもスタートのカウントダウン!!みんな「バルセロナに行きます!!」って何人の人に聞いたことでしょう。昔はパリのスタートに、日本人の姿なんてまばらだったのに・・・まあそれは良いとして、レンタカーを借りてグラナダやアルヘシラスまで同行される方はどうぞ気をつけて、って良いだろうなあアンダルシアの風・・・地中海を見下ろすオリーブ畑の中の小径、なんかスペインが流行り??グラナダのプロローグは、まるで芦別のラリークロス会場をもっと大きくしたような感じで・・・・はあー。アルヘシラスの町は、結構ヨーロッパの涯って感じで・・・・・・・・・・・・ワインにパエリア、フラメンコ、そんなものをもびくともせずにキッパリと走ってきてください皆さん!!応援していますよ!!

きょうの一枚 MERRY CHRISTMAS
メリークリスマス!!こちらのHPでは連日のようにクリスマスイルミネーションを紹介!さらに今日から3日間驚きのクリスマスプレゼント!!SSERの「やる気」を感じるでしょ。ところでこのクリスマス!誰が思いついたのかは知りませんが、イベントとして素晴らしいものです。人類においてこれに勝る企画はないでしょうね

 

2004/12/22 (水曜日)

100萬倍・・・のコーナーの充実ぶりはいかがですか?ラリー経験者でオフィシャルスタッフの数名に書いてもらっています。ちょっと古い?感じも否めませんが・・・・まあ精一杯と言うことでお許しください。巷ではムースだナントカボール?だって盛り上がってるってのにね・・・だいたいデイバックなんて背負って走ってる?なんてここで書いてしまったのでは、実も蓋もないのでした。これに書いてるのはあくまでもひとつの参考意見!身近に相談相手のない初出場者向けのもの!と思ってくださいね。

中には、「下手なラリーの解説書よりも充実してる!」なんて意見もありますがね。でもまあ良く出来ているのではないかと思います。このあとも充実していくことでしょう。

きょうの一枚
モンゴルの草原にかかる虹。大草原で夕立に会うと決まってこんな虹がかかります。二重の虹、なんか良いことの予兆のように感じつつ、ラリーに参加している喜びを感じます。ジャケットはビショビショだけどね。

2004/12/21 (火曜日)

日本のエネルギー問題をテーマにルーティングしたTDN2004から半年あまり、長崎の平和公園から、なぜだか雲仙普賢岳と諫早湾の汐止め堤防を眺め、旅は始まった。普賢岳から連想するのは、その巨大な地球のエネルギーもさることながら新型転換炉「ふげん」と高速増殖炉「もんじゅ」でしょう。普賢菩薩は慈悲、文殊菩薩は智慧を象徴し、釈迦如来の両脇にいる菩薩です。このふたつの名を施設に冠することによって、なにか特別な思いが込められているように感じるのは、僕だけではないと思います。

さて昨日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で放射性物質を実際に使うウラン試験が始まりました。地球温暖化問題と核の問題、いずれも難しい問題です。京都議定書に定められた排出量削減を目指すと、原子力発電への依存は高くなります。逆にここ数年の排出量の急増の背景には、度重なる原子炉の操業停止があるといわれています。

日本は非核三原則を堅守していますが、世界のほかの国、たとえばイランなどに言わせれば「なんで日本だけ特別扱い?!」と言われるくらい極めて大量のプルトニウムを有しています。昨晩のニュース番組では、その経済性と安全性についてたくさんの意見が交わされていました。

国民一人当たり600万円を越える借金のあるこの国、どうしますか。原油輸入高は年間5兆円弱、国債発行残高538兆円!GDPを上回る!!まあぼくたちも同じか!?(年収より借金が多い)まあそれはさておき、原油輸入高の100年分以上の借金!まあこうして考えるのも変ですが、エネルギー問題は、まあ待ったなしというところです。

きょうの一枚
こちらもフランスはル・マンの民家のイルミネーション!


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2004/12/20 (月曜日)

2004年もあとわずかだと教えてくれるのは、クリスマスの鈴の音。イルミネーション。映画ポーラーエクスプレスでは、大人になっても「信じる」という純粋な心を・・・と本当に大人のための童話を子供をだしに描いていたような気がします。この時期に日本国内を旅して、ハッと気がつくのは「なんとクリスマスのイルミネーションの増えたことか・・・・・」でしょうか。それは、初めて12月のヨーロッパを旅した時のように感じます。そう言えば12月のパリ、あの熱かったパリダカの日々を忘れることは出来ません。TSOやアフリカツール(古い!)へ出かけて最終の手続きをしたり、買出しをしたり、時にはスポンサーのステッカーを切ったり貼ったりと・・・・そしてサポートカミオンのチームと交渉契約して、サポートの荷物を預けに行きます。

でサポート!といえば愛知のイワサキモータースが、BEIJING-ULANBAATAR 2005のサポートシステムを発表しました。近いうちに「100萬倍・・・・」に掲載しますので、ぜひご活用ください。概略はというと、2つのサポートコースがあって、テント張りとルートマップ以外はすべてお任せくださいな・・・・というフルサポートと、もうひとつはセミサポートの模様。もちろん詳細は直接お問い合わせください。 kunio1971@m2.dion.ne.jp

やっと寒く冬らしくなりそうな気配です。年末に向けて、お気をつけくださいませ。

きょうの一枚
ル・マンというかテロッシェのクリスマスイルミネーション!!チームスガワラのガレージの近く。もうすぐパリダカ

2004/07/05 (月曜日)

朝オフィスに着くや「菅原さんからお電話です。」「いまアトランタからクルマで600km東に走ったモービルという町のホテルにいる。レンタカー借りてきて一人で走ってきた。」とホテルから見える夕景の実況中継が始まりました。

この町には、戦艦アラバマが海に展示してあって、昨日から独立記念日を祝うあちこちの行事を見て回っているという。「明日は、この近くの地下に大きな滝があるらしいので、それを見に行く。」「レンタカーのナビが5ヶ国表示なのだけど、日本語がおかしい!」とか「アメリカは軍国主義で、これを日本でやったら大変な事だ」などインディペンデンスデイのもようをリアルタイムに電話してきてくれました。
このあとは確かフランスに行くはずです。そして帰ってくるとすぐにTBI2DAYSへ参戦の予定。いったいこの人はどうなっちゃったんでしょうか?20代の体力と好奇心、で年々若くなっていっているのでしょうか。こんな年寄りになるためには今をもっと努力して生きなければいけません。

さて、「お疲れ様です。仙波です。」に出てくるBMWウエアのお話。ナニを隠そう(というかみんな知っているか)僕はアパレルオタクです。というか専門家といってもいいでしょう。昔はアパレルメーカーなんかを立ち上げた事もあるんです。靴に至ってはかつて「イメルダ君!」ってもうイメルダ夫人の事なんか知らないか!!と呼ばれるほどの酔狂ぶり。で、気になるのはメーカー純正ウエアの悲哀。特に国産メーカーは努力すれど成果なしのライディングウエア!これはものづくりの感度、というよりも哲学の違いといえます。デザイン、機能、素材のどれをとっても情けない限りです。組織の中で、機械作りはヒエラルキーの上位に位置していて、服作りはしたがって下位にいるんじゃないだろうか。そしてその部分が今の海外メーカーの大躍進を許した理由なのではないでしょうかねえ。機械の洗練度で世界を席巻した日本の4大メーカー。今では感性の部分の洗練度で地位を失ってしまっています。その端的なものが純正ウエアなのかもしれませんぞ。

さて、最初は機能は優れていてもデザイン的には疑問!価格は疑問!のBMW純正ウエア。でも最近ではものづくりの哲学から、その高品質でコストパフォーマンスの高さを感心して眺めています。めったに買い換えないマシンを売るインターバルを埋める商材としても極めてマーケッティング的な成功を収めているといっていいでしょう。特に新しいラリーIIなんてのは、パリダカ行くならこれだよってXRで行く人にもすすめたいくらいです。KTMのウエアもこの前のTDNで見たんですが、どことタイアップして作っているのか、よく出来ています。イタリアの服作りが反映していますね。でいま僕が一番欲しいのは、BMWのラリーIIのブラックエディション!作ってくれないかなあ。

きょうの一枚
平井商店街に古本屋さんを!と家から毎日少しずつ本を持ってくることにしました。でも、しばらくは「山田オート商會」の中で販売しようということになりました。事務所にあるのも入れると数千冊!?ありますので、いかがですか。


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2004/07/02 (金曜日)

この週末はTBI2DAYSの試走が本格的に繰り広げられます!!しかも大御所が参加して!って誰だ?!1日目のルートは、果たして・・・・ダートの距離は?素晴らしい事になりそうですね。

さて熊野古道で名高い「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。北朝鮮の高句麗遺跡群も同時に登録されました。四国でも八十八ヶ寺を結ぶへんろ道を世界遺産にという運動があり、きっとこの熊野古道に刺激されてさらに活発化するのではないでしょうか。その世界遺産候補地見たいな四国の山間部の山深い道でTBI2DAYSは開かれますが「それにしてもやっぱり四国は凄いよね」というのが合言葉になっています。

きょうの一枚

四国の林道!ちょっと路側のブロックの擁壁が風趣をそぐ!という意見もありますが、まあここは路面とかに集中して!

2004/07/01 (木曜日)

僕は三菱を応援したい!!ってあれほど三菱嫌いだったのに、なんていう変身振り!!僕も若い頃は財閥系の上場企業にいたもんだから、金曜会だの水曜会だのって財閥ごとにやっているへんてこな会議には懐疑的だった。サムッ。いや、そんな話じゃあない。三菱の車は本当に良く燃えるのか?という話だ。僕はよく高速道や一般道で車が燃えているところをみた事がある。死亡事故を見た回数と燃えている車を見た回数なら、後者のほうが断然多い。ということは死亡事故というか交通事故死亡者数は年間10000人を切って久しいと言うから、まあ8000から9000人とすれば、自動車全焼も年間そのくらいあるんじゃないのかなあ?と思っていた。

すると今朝のTVでは、消防庁の調べでは「年間8000件」「ほーら!」ではそのうちの何パーセントが三菱なのか?ってそれが半分くらいないんだったらマスコミは悪いですよ。

「デスク!自動車火災のニュースです。」
「おう、なにボケッとしとんや、現場へ行けや!で三菱だろ!」
「いえ三菱じゃないそうです。」
「ばかか、お前。そんなのニュースにならないだろーが!行くな行くな!何年新聞記者やってんだボケッ!」
「そーすよねっ」
「支局のやつらにもよく言っとけよ。三菱以外はダメだぞって。」

どうもこんな感じなのではあるまいかと・・・・
で実はこんな感じなのでありますね。
パリダカではシトロエンが良く燃えていました。だいたい車ほど燃えやすいものはナインでありますよ。ところで、クラッチハウジングの不良でなぜブレーキが利かなくなるのか、マスコミは説明していません。メディアリテラシーという言葉を今ほど痛感する事はありません。「選挙に行かなければ政権が変わらない」という理論も、そうかもしれないけどマスコミの立場でする発言ではないような気がするなあ、と思ったら岩手県選管だかのポスターはそんな感じだったらしくて撤去?さすが○沢さんちだ。

きょうの一枚

昨年からクラシックルートになったSSER 2DAYSの会場風景。緑の芝生、秋の青空、白をテーマカラーにしたSSER。20年の歳月は・・・・・


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2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。

 

 

2004/06/30 (水曜日)

明け方の雷雨のひどかった今朝は、さわやかな夏空が広がっています。今年の夏に限っては水不足の心配はないでしょう。川という川は満々と水を流していて、いよいよ夏がやってきたって言う感じです。子供の頃は川でよく遊びました。家から10分も走れば石手川には岩堰と呼ばれる淵があって子供たちの夏の格好の遊び場でした。飛び込んだり鯉や鮒は淵の端で時には手づかみで取れる事もあって、魚取りの技術で子供社会は微妙なヒエラルキーをはぐくんでいたのです。

それが大人になると魚とるのが下手だったやつが、役所で出世しているかと思うと、あの名人技を持ったやつはしょぼくれているらしい?と噂を聞いて、なぜあの頃の力関係は崩れてしまったのだろうかと思わずにはいられません。社会がもっと原始的な時代なら、きっと彼らがエリートで、子供の頃魚をとるのが下手だったやつはきっと出世なんてできなかったはずです。なにがいいたいのか?いや特に今日はいうことがありません。

今日は1年間かけて研究開発したある工業製品の試作第1号があがるのでこれから工場へ行ってきます。子供の頃からの夢、現実にするのは困難ですが、がんばりましょう。なんのことだ。

きょうの一枚
モンゴルのバットルジ近くの川で、幻の魚イトウ釣りに挑戦中。そこへ馬が・・・?

OV2004/06

Organisation Voice 2004/6

 

2004/06/29 (火曜日)

モンゴルからのレポートはまだなんですが、彼の地では総選挙も終わり保革逆転した模様です。といっても総選挙のたびにこれを繰り返しているようで「何にも変わらんよ」とよく言っているようでした。そうはいってもモンゴルの経済成長ぶりはめざましいものがあり、勝ち組みと負け組みがクッキリ。この10年を知る身には「何か恐ろしいような・・・」気さえするのですが、国民にとっては慢性的な不満が渦巻いているのでしょう。

日本も参議院選挙が公示され、分かりにくい選挙制度のおかげで、相変わらず投票率の低さを心配している報道が多く、「みんなが投票に行けば政治が変わる」というまことに分かりにくい説明が気になります。まあ政治の事は「言わない」ことにして、そろそろ夏本番!が気になる今日この頃です。昨年はラリーも終わったのでモンゴルでひと月近い避暑!!!生活だったんですが、今年はどうもツーリングもないし、暑い大洲で過ごさなければならなさそう。

みんな大洲に来てください。来訪日時をメールいただいているとご案内!しますよっ。また近隣の内子と宇和でも同様に町並博が賑やかに開催されています。

きょうの一枚
えっと、そのモンゴル避暑の2枚・・・こんなのをクライアントに知られたらどうしよう。

2004/06/28 (月曜日)

「終わりなきもの、それが生命。」
これは手塚治虫の大作「火の鳥」の最後の言葉です。
それは昨晩のNHK!日曜日の夜7時30分、何夜かで放送されていましたのでご覧になった方も多かったのではないでしょうか。僕はずいぶん昔に「火の鳥」を読んで、その壮大で宗教を越えたところにある「生命」の概念に驚いたものでした。当時の絵とは、ずいぶん違う洗練されたアニメに違和感は覚えたものの、僕は昨晩のそれを見て「終わりなきもの・・・」と言う言葉に深く感動しちゃったのです。

その「火の鳥」では現人類が絶滅した後の30億年後に、地球上で再び生命の進化が始まり人類が誕生するのですが、まあ全くいまと同じような進化を遂げる事は、確率的にはないわけです。また30億年後というのは地球そのもの、というより太陽が終焉を迎えかけているはず。などとせっかくの感動に水をさす自分も自分なんですが、そうこうしていると9時からは民放で映画「未知との遭遇」が始まりました。火の鳥の画像と飛来するUFOの母船のイメージが良く似ている事に驚きましたが、やっぱり僕は納得が行きません。

ナニが納得いかないのか?というと、考えてゆけば必ず突き当たる「神の領域」のこと。人類にはなぜ知的好奇心、科学的探究心が与えられているのか。なぜ進化の過程でこんなにも「考える」ことがでるようにしたのか。そのくせ絶対到達できない思考と理解の限界が設けてあるのか。理論物理学が発展しても、やはり宇宙とは何か?宇宙の外には何があるのか?と考えると思考停止にならざるを得ないのです。

九州の小鶴さんの後輩が、日本最年少のセブンサミッターになりました。野口健の記録を破るものですが、世界記録はわずかの差で譲ってしまったようです。しかし8000mを越えるとそこは神の領域と恐れられたチョモランマの山頂に立つ顔にビックリ、まるでそこらの山に登った時!みたいな写真なのです。若い世代の台頭著しい昨今です。

われわれの周りにも、生命力溢れる力強い若者たちの姿が、もっと増えるといいのになあ。

http://idrisa.sea-links.ne.jp/index.htm

きょうの一枚
山田オート商會只今開店準備中!!目玉の一つR69S。古い町並みを流すのです。
 

2004/06/25 (金曜日)

「THE FUTUER IS WILD」驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界!という本をぱらぱらと読んでいる。5000万年後から2億年後の地球上の物語であり、もちろん仮説なのだが科学的に検証されている。もちろん人類の姿は無く、大陸の移動で第2パンゲアと呼ばれる新大陸が誕生していて、氷河期を乗り越えて生態系は激変してしまっている。考えさせられるというよりもエンターテイメントといって良い。

人類がどのような終末を迎えるか?などというけちなSFとは完全に決別しているが、はて人類はいつ、どのようなカタチで、その終焉の時を迎えるのだろうか。インディペンデンスデ イやデイアフタートゥモロウでは、それでも人類はかろうじて生存し新しい協調の時代へ向かう姿が描かれているが、実際に訪れる現実はそれほどたやすくはあるまい。SFにはやっぱりどこか人類への夢とロマンを失う事がなく、「なんとかなる」「きっと頭の良い人が考えてくれる」みたいな危機意識の低さの典型を形成してしまっていて、水戸黄門的でもある。

昨日書いた「大局を見る」ということがここまで大げさな事ではないにしろ、いずれ滅びる事が確約されている人類の小局をいかに生きるか?哲学的な迷路の入り口で、その中に入り込むことをためらっている自分たちの姿が見えますね。

ならば、生を謳歌すればよいのか?というと実にそうばかりでもない様子です。残り少ない人類のわずかな時間「余命何ヶ月と診断されたら保険金をお支払いします。」みたいな状態になりそうな今日この頃。戦争も宗教も醜い企業間の争いも、特許がどうの著作権がどうの、金利がどうの、なんて現実逃避?で、僕はバイクで旅に出て自由人になるんだ!!!

「えっ、3時からクライアントが来る?」
「はいわかりました。」

 

きょうの一枚
これがその本、イラスト(CG)もふんだんに使ってあって見る分にも随分楽しい1冊です。当HP内の平井商店街にもこの本を 紹介中。

2004/06/24 (木曜日)

「大局に着眼し、小局より着手す。」
モンゴルのラリーの際に、ともにヘリコプターに乗った事のある人は気付いたかもしれないけど、ゴビに差し掛かりヘリから見る地表は、草の無い茶褐色になって来るんですね、ところが着陸して地面に降り立つと不毛のはずの大地は、緑の草原なのです。これはまばらになった草を水平に真横から見ると重なり合って緑の草原に見え、上空から俯瞰するとまばらな草は見えずに、茶っくれた土地が広がっているんです。
ものの見方がこれほどに方向によって違うものか!と。まさに驚嘆です。またヘリからラリーを見るようになってからというものナビゲーションに関する概念が変わりました。これはコーポレイトガバナンスにおいても同じことが言えます。たった一つの決断も、ラリーで言うところのたったヒトコマの判断も、そのたった一つずつの積み重ねでできている大局があってこそなのです。よく似た故事には「木を見て森を見ず」とありますが、やっぱり全体像をつかむ事が大事です。

われわれはどこへ行くのか、どこへ行きたいのか。ラリーの朝、メッカの方角を拝むイスラム教徒のように、ゴールの間違いない方向に向けて念を発する事です。そしてどういうラインを描いてそのゴールに向かうのかを知り身体に入力します。
そしてヒトコマずつ対処してゆく事なのです。
もしもミスコースしてどこにいるのか分からなくなっても「平気」なのです。へへっ。人間の能力がGPSをもしのげるはずです、渡り鳥のように。

きょうの一枚
う○ぎさんや、釣りに行く?

2004/06/23 (水曜日)

僕たちは実に20年もの間、モータースポーツイベントの開催を続けてきた。20代後半だった山田少年?も思えば歳をとったものである。くる日もくる日もバイクに乗って山々を駆け巡りルート制作だなんだと、まるで酒飲みの言い訳のようにバイクに乗っていた。ただしあの頃こうしたバイクに乗って競い合うということが、果たしてモータースポーツという認識の中にあったかというと、僕にさえ答えはNOのような気がする。むしろ激情のようにバイクに乗り、言うなればその行為はスポーツの対極にあったようにさえ思う。いや待てよ、ひょっとするとモータースポーツそのものがその激情の発露の最たるものかもしれない。他の多くのスポーツと違い、金もかかる。夜な夜な過ごす粗末でも雨風のしのげるガレージも欲しい。下手をすればマシンより金のかかるトランポも欲しい、毎年のごとく流行に左右される新しいウエアもなくてはならない。

遠征に行かなくては、もちろん結果も出せない。で、そのモチベーションは何か、と自分に問い掛けてみる。と「それゃ、愉しいからだ」ということになってしまう。スポーツはナニにしても愉しい、もちろん苦痛で苦しくて苦しくて止めてしまいたくなる事だってあって、それにしても後で思えば愉しいことなのである。

さて、僕の場合やがて主催するということだけが仕事じゃなくなってからというもの、なかなかバイクに乗る暇がない。で、たまに乗ってみると上手く乗れない、でだんだん乗らなくなる。でもいまだに「ヒマさえあれば」と秘密の地図ならぬバイクの1台や2台はいつもしまってあるもんなのさ。まあモータースポーツは、参加者と主催者の両者が在って成り立っているわけで、いずれかでは成り立たないし、参加者が良き主催者を求めるように、主催者も質の高い参加者を求めて努力をする、いい関係じゃないですか。この両者がいて、バイクがあれば「日々、これ愉し」じゃないですか。

 

きょうの一枚

TBI2DAYSこんなところ走ります。2夜連続!四万十川と沈下橋

天をも穿つ峻嶺(大袈裟ですね?剣山のコトです)や、網の目のように走る林道群。そんなところもトーゼン走るのですが、膨大なストックの中から大量の山の写真が出てきて
「剣山ってドレ?」というわけで今日も今日とて四万十川、本日は屋形船つきです。
川面を眺めて語らう2人の後ろを、コッソリ通過するライダーがなんとも悲しい1枚です。
四万十川をゆく屋形船は、西土佐村や中村市から就航していて、
名産の川エビや鮎をいただくことができるようです。夏の一夜の贅沢ですねぇ。
四万十川名産と言えばもう1つ、鮎の火振り漁にその名を由来する
栗焼酎「ダバダ火振り」。TBI2DAYSのお土産にオススメの逸品です。是非。

2004/06/22 (火曜日)

今日は素晴らしい天気!!モンゴリアンブルーな?空!全くバイクの旅に出たくなります。さて、ラリーレイドモンゴルのARCHIVEが続々と掲載されていますね。1998年の大会で印象に残ったことというと、モンゴルの西部にあるホブドのビバーク地の空港での事。空輸された食糧などをピックアップに空港の建物に入るとずいぶんな人だかり、しかもみんな着飾っているではないですか。若い女性も多い。と旭鷲山がいる。彼に「アッ、キョクシュウザン」と言うと彼も「アッ、ニホンジンダー」どうしてこんな地の果てに日本人がいるんだって顔。こちらも何で旭鷲山がコンなところに、と思っているとお迎えの人ごみの中にもう1人の旭鷲山が居た(のは、まんまソックリのお母さん)どうやら、このカザフの土地ホブドは彼のお母さんの田舎なのでした。
先日、名古屋場所の新番付が発表されましたね。モンゴル出身の時天空が白鵬に続き、モンゴル国勢で6人目となる新入幕しました。相撲好きのムッホは今からワクワクしているんだろうなぁ。

きょうの一枚
TBI 2DAYSこんなところ走ります。「四万十川と沈下橋」
今更なんの説明も必要ないですね。
最後の清流と謳われ、その流れは太古の昔から美しい渓谷を育み、
流域の暮らしを豊に潤してきた四万十川。
そして、この大河の氾濫と先人の知恵が生み出した欄干のない橋、沈下橋。
自然の背景に人工物が見事に溶け込んだこの風景が体現するのは、
自然に逆らわない、人と自然のイイ関係。
そんなことも、まずはこの橋の上に立ってちょっと考えてみましょうか。
それにしてもこの盛夏の深い緑と清涼感を湛えた四万十川の流れ、そして沈下橋。
モンゴルも素晴らしいけど、四国もやはり素晴らしいの一言なのです。

2004/06/21 (月曜日)

最近HPのパワーアップ作戦が進行中です。本のコーナーやモノマガジンというようなコーナーまで立ち上がります。忙しいコッチャ!なのですが、本を紹介するのはとても面白い事なんで、ちょっとしばらく頑張ってみます。
さて6月も後半!ということは今年もすでに半分が消化した訳で、いよいよ2005年計画を立ち上げなければならない時期にきています。さて、海外ラリー組、パリダカ組がお忙しくなるのですが・・・果たして20周年のわれわれは忙しさの彼方に、画期的な2005年を発表しますからね。

きょうの一枚
美しい大草原と旧ソ連製のVOLGA(ボルガ:GAZ-24)モンゴル情報局でも取り上げられましたが、ウランバートル市内の交通事情は壊滅的。でも今も田舎はこんな感じ。ああ、やっぱり素晴らしいです、モンゴル。

2004/06/18 (金曜日)

まだ、子供の頃、僕は社会科の授業中、よく世界地図を広げて飽きもせずに眺めていた。サハラ砂漠や喜望峰、ヨーロッパの国家の名前、首都の名前「本当にあるんだろうか?」そんなふうにも思った。そして好奇心を更にあおったのは中央アジアの都市の名前だ。何故かサマルカンド、タシケント、カシュガル、楼蘭などとネーミングにはしびれっぱなしだった。ロブノールという湖(さまよえる湖)の話にも目まいのようなものを覚えた。そのノールというのがモンゴル語で湖のことだというのは、それから30年後に知るわけだが・・・・・。
そして、子供の頃世界地図を眺めた世界の秘境にいったいどのくらい旅をすることができるのだろうか。ある時から、その子供時代の思いが半ばライフワークのようになってきた。しかし、ただ旅をする事は実は難しい。

きょうの一枚
第3回ラリーレイドモンゴルのETAP3のビバークは砂の中。驚くべく高緯度に広がる砂の中のゴール地点。激しい闘いの末に辿り着くビバークはラリーのオアシスじゃなきゃね。

2004/06/17 (木曜日)

その後。例の「えひめ町並博2004」の中で、担当している大洲では、7月17日から10月末の予定で、「山田オート商會」というのができます。
まあどちらかというと町屋の軒先と土間をバイク屋仕立てにしたなんていうかミニミュージアムなのですよ。展示車両はメグロ2台、陸王2台、トーハツ1台。ラビット1台、BMW R69S+サイドカーなどサイドカーが3台。これらも半分は入りきらないのですが。。。でサイドカーでは町並み遊覧ドライブ(もち有料なんかも予定してますが、、、果たしてどうなる事ですやら)

きょうの一枚
奇跡の砂丘。それは干上がった湖の南岸に聳える柔らかい砂の連なりだった。

2004/06/16 (水曜日)

TBI2DAYSまで「えっもう1ヶ月ちょっと!?」というところまでやってきました。一度大雨があったあとに、ルート制作に出かけよー!と思ってるのですが、梅雨に入ってから、大雨が降りません…「イヤナ予感」でも昨夏は梅雨明けが遅かったのですが、いつも7/31-8/3の四国は大快晴なんですよ。でも暑いけど。そしてエントリーマシンはビッグバイクが久しぶりに大挙してます。どうぞお楽しみにねっ!

きょうの1枚
昔からTBIでは毎回必ずとおった横浪三里。みごとな海岸線と太平洋のコントラ
ストが美しい。さてTBI 2DAYSではとおるのでしょうか!

2004/06/15 (火曜日)

1997年第3回ラリーレイドモンゴルに、TOYOTAのメガクルーザーが投入されましたね。これは、メディカルカーとしての多機能を満たすために栃木トヨタの社有車をお借りしたものです。ドライバーたちも派遣されて、なんと全行程を走破。最も速くホブドの西まで走った大会だったので、大変さもひとしお!の大会でした。そして次の年パリ・ダカに向う僕たちのランドクルーザーは、栃木トヨタのスポンサーも受けることができたのです。こうした冒険に挑戦できるディーラーの力ってスゴイと思います。新しいパートナーシップの輪を探して行きたいと思いますが、いかがですか?

きょうの1枚
そのなつかしいメガクルーザーの勇姿。世界の市場ではハマーが完勝。パワーがちょっと…。

2004/06/14 (月曜日)

素晴らしい快晴が続きます。みんなは「暑い」っていっていますが、僕には最高に快適。夏のモンゴルに順応した体は、湿度さえ低ければどんな暑さも平気だ!!!さて、今日はモンゴルの西の果て、カザフ族の町「ホブド」にいったというお話。そこは本当に中央アジア、清朝の統治下にあった気配を残しつつも、カザフ族などまさにシルクロードの民のエリアだ。ルートは新疆ウイグルに延びていて独自の交易も行われている。不思議なところだ。
今日の一枚はそんなホブドのモンゴリアンブルーの乾燥しきった大陸の空気感と豊かな水をお届けします。でもこの川渡りは、さまざまなドラマも生みました。川を渡って右手10kmほどのところがもう国境、ウルムチは近い。

2004/06/11 (金曜日)

台風大接近中の四国は、朝から大雨が降っています。梅雨時からこうして台風のやつが直撃するのは、ここ数年の傾向ですかね。衛星画像で見る限り日本列島はスッポリと雨雲の中・・・デイアフタートゥモローな感じです。サミットでは環境問題について何も話し合われなかったと怒っている環境学者のコメントが秀逸でした。地球温暖化対策はもう待ったなし!だというのに中国では高度成長が、世界の自動車産業界に自重も反省もさせない勢いです。ロシアも実は高度成長で、この二つの国で高級車は売れに売れ・・・それは恐ろしい事が起きそうな気配です。

さて四国の林道のお話その2
四国は香川、徳島、高知、愛媛の4県が四国山地で県境を接しています。石鎚山系と剣山系からなる山地は、どこも急峻で1992mをピークに険しい地形が魅力的な山容を形作っています。そして太平洋からやって来る湿った空気が山系に行く手を阻まれるや、日本有数の多雨をもたらせるのです。瀬戸内側は雨が少なく対照的な表情を見せるのですが、四国の面積のほとんどを占める山間部は「一雨ごとに太る」と言われた杉を主体とした林業が盛んで、戦後から近年に至るまで「よくもまあこんなところまで」林道を抜いていったのです。やがて林業は衰退してゆき、荒れた山と林道が取り残されていった。そして現代、やっと水源域の森の大切さが見直されてきました。保水性の悪い杉などの植林をしすぎたため山が痩せていくのです。雨が降るとたちどころに河川は増水し、雨が上がってしばらく経つと水位は下がってしまいます。とうとうと流れる川の姿は過去のものになりつつあったのです。あれほど原生していたブナなどの広葉樹は、土をつかみ水を蓄えて時間をかけて地中に流していったものです。それでもまだ四国の川は十分に美しいのですが・・・・日本各地の林道を旅して思う事は、美しい日本の風景、山と川と緑豊かな自然は、まだ大丈夫、でももう臨界点が被いていると言う事も知らなければならないでしょう。
そんな愛情溢れる気持ちで四国の林道に接してみてください。手付かずの原生林や広葉樹の風景林もありますから。

今日の一枚
されど四国の林道は、素晴らしいの一言です。

2004/06/10 (木曜日)

四国の林道のお話を少し。
小学生の頃、僕は高知から転校して松山に来た。高知市内を出ると、あっという間に道はダートになる。国道33号線だ。川沿いの細い道は離合も難しく、対向車があるたびにバスの運転手が、大げさに反応するのがおかしくて、川を眺めたり運転手の動作を眺めたりしていた。ほこりだらけの道は、6時間を要し三坂峠に出て松山が一望できる頃には、バスの乗客も運転手ももうヘロヘロだった。唯一元気なのは僕だけで、一番前の席に座って犬のように顔を出して、遊んでいた。やがてそうした道路は舗装され尽くしたものの、山登りに通うようになってからはまたそうしたバスの旅を愉しんだ。

四国の道はおしなべて林道だ。林間の道だ。そして道は川沿いに作られるから片側は必ず崖なのだ。山側の岩がオーバーハングになってのしかかってきたり、場合によっては素掘りのトンネルでヒヤリとしなければならない。そしてさらに山へ向かえば、今も当時を髣髴とさせる道がたくさん残っている。それがいまだに子供の頃の自分を見つけられる小旅行が出来るという日々なのだ。TBI 2DAYSでは、そんな四国の山々をたっぷりとご紹介する。これから集中豪雨が終わるのを待って、とびっきりの日本の夏をお届けします。

今日の一枚
そんな四国の林道の夏

2004/06/09 (水曜日)

僕は大洲でオープンカフェをすると言いましたが、この話は中止となりました。かわってヘンテコなオートバイ販売店風のジョークショップを7月から10月末まで開店させます。BMW R69Sやトーハツなどがお店に並ぶ予定。ただしこれは非売品。町並み修景事業の一貫です。OpenしたらここのOVに写真付きで場所も分かるようにアップしますので、ぜひ遊びにきて下さい。
「お疲れ様です。仙波です。」がはじまりました。素朴な筆致がみなさまを楽しませてくれる日は遠いでしょう。ぜひご期待下さい。

きょうの一枚
今日からラリーレイドモンゴルのARCHIVEがスタートします。1995年の第1回大会から1点。賑わうゴール風景。

2004/06/08 (火曜日)

日曜の夜は、賑やかな連中がやってきて、夜が更けるのも忘れて、騒いでました。TDNでもおなじみの森 源太くんは、午前2時ごろ2曲を披露!!ぜひみなさんも応援?してあげて下さい。というのもゲンタ君、今度のTBI2DAYSに挑戦します。免許取得後まだ数ヶ月の彼が、その根性で走る姿もともかくラリーのビバークに早く帰ってきて元気な姿で歌って欲しいと思ってます。楽しみ楽しみ。
さて、賑やかな連中とは川○さんと麻○さんというPIYOKO隊と、池○君!!「あれ、まだ日本にいるの」「ええ」「いつ行くの」「7月末ころかなあ」「じゃあTBIに来てよ」「えーっ」果たして○町君はTBIに来るでしょうか。「おい、例の話OVでバラすぞ」とおどかしときました。「かんにんして下さいよー」だって。はて池○君とは誰のことでしょうか?

きょうの一枚
ラストTBIを50ccで走る池○君。これでSSは上位にくいこむからおどろき。この時の参加205台。あれから3年またまたTBIですぞ。

2004/06/04 (金曜日)

ごめんなさい僕は間違えていました。講演などでも平気で間違った事を言っていました。それは地球温暖化効果ガスの排出量の削減に関する京都議定書にある日本の削減目標の事です。2008年から2012年の間に日本は1990年の排出量にするんだと間違っていました。1990年比マイナス6%でした。お詫びして訂正いたします。どこでどう覚え間違ったのか・・・・お恥ずかしい。

では、2002年は1990年比で7.6%増なので、本当にこの数値目標が達成できるのか!!こたえは「Yes!We Can」です。
それは困難な道のりではあるのですが、やるでしょうね。河川を見て気がつくのは、日本中の川の水が10年前に比べると驚くほどきれいになっています。誰もそのことを評価しませんが、環境庁や地方自治体そして生活者の努力あればこそでしょう。排出=エミッション、それは排気に留まらずNEDOの研究会では、ブレーキパットのカスが年間何万トンも排出されているなどの問題も提起されているばかりか、燃費向上の為にばね下の軽量化も、日々検討されている中で「ブレーキパーツが軽量化を考えていない」という指摘も上がっています。走行するエネルギーを吸収するブレーキからエネルギーを回収しようという試みは、プリウスではすでに実用化されている通り、これから標準化の道をたどります。
先ごろ日産はすべての車を10%軽量化すると発表しました。またトヨタの技術供与でハイブリットカーを完成させたというニュースもあります。ハリウッドではもう行き着くところまで行き着いて買う車のなくなったセレブたちが、フェラーリかプリウスか迷っている!というくらいです。

10年後、いま町を走っている車の何パーセントが合法的に走れるんだろうか?と考えれば、答えは0%に限りなく近いといわざるを得ません。なのに僕は1974年の3.0CSLが欲しいんです。燃費も最悪なんです。ごめんなさい。でも、次世代の都市間交通の主役はモーターサイクルになるのは間違いありません。ホントです。

 

きょうの一枚
ゴビのラクダです。もちろんゼロエミッションとはいきませんが、非常にエネルギー効率の良い乗り物?です。

2004/06/03 (木曜日)

 

「彼方へ」が最終章に突入してしまいました。さまざまな事のあった2002年を書かなければいけないのだ、と肝に銘じています。人の記憶とは便利なもので、都合よく風化していきます。人の噂も75日と・・・2ヵ月半もすれば忘れ去られていくのです。最近は特にその期間が短くなってきているようで、ショッキングな事件もすぐに忘れ去られます。
この忘れるという機能は、人間の限りあるメモリーを有効に使うためのものなんだろうと思います。また忘れて行かなければ、蓄積されていくだけでは、全くもって脳みそが破裂しそうになるはずですねえ。

そんな外部メモリーが「日記」にあたるもので、「彼方へ」を読んだ多くの方から「いや、よく覚えてるねえ」とか「誰かが横にいて記録をしてたの?」とか言われますが、誰も「日記をつけてたんですねえ」とは言ってくれません。もちろん日記をつけたりはしませんが、最初の頃のパリダカはつけてたんですよ。「記憶」というのは、草原に沈む西日のように黄金色に辺りを染め上げていて、過酷な過去も、痛恨の昔日も美しい思い出に変えてしまいます。だからこそ変わってしまわないうちに書き記さなければ・・・・

きょうの一枚
今日も会社に、R1200GSがやって来ました。地元のBMWの正規ディーラーの営業マンが試乗車を持ってきたのです。「そうだ、週刊バカジャのあとを書いてくれよ。」「エエーッ」「そしたらGSを○○○○○○○○んですよね?」「○○○○○○よ。」「さて、どうなります事やら。」

2004/06/02 (水曜日)

イラクでは暫定政府が誕生し、今月末には主権委譲が行われる気配。これを阻止しようというテロが激化している毎日だ。
この戦争はなんだったのか、という答えは後世の歴史学者に委ねたほうが良いのだろうが、太平洋戦争はなんだったかという答えは、今の学者からは統一した完全に説得力のある回答は出てきていない。ばかりか、最近の右傾化とあいまって、日本の真の戦後は終わっていないような気がしてならない。

宗教が戦争の引き金であるほうが、経済が引き金になるよりは良いような気さえする。確実に近い将来は枯渇する石油。なのに世界の自動車産業はかつてのスーパーカーブームのような様相。世界中の都市という都市はSUVが溢れ、慢性的な渋滞はやむ事が無い。「文明の衝突」を書いてまさに今の世界を見事に予言しきったサミュエル・ハンチントンは新著「分断されるアメリカ」でアメリカの崩壊を書いているってまだ読んでないけど。
多くの価値観を有するアメリカは、アイデンティティとなる民族意識が乏しいはずである。こうした最近のテロ攻撃を受けた事に端を発した蛮行は、西部開拓史のフロンティア精神とは程遠いところにある出来事だろう。精神はともかく蛮行は同じ?賛否・是非・支持不支持は国論を分断する事はままある。しかしそれはアイデンティティあれば「国論を二分する議論」も余地はある。(日本は変だけど)

しかも世界最大の石油消費国アメリカ(世界の石油需要は1日8000万バレル1バレル確か157リットルだったので換算すると125億リットル!1日ですよ。一人当たり2リットルだな、60億人で割ると。ドラムカンにしたら6280万本!年間300億バレルそのうちの25%をアメリカ一国が消費しているのね。人口は5%?くらいなのにね)これはもう崩壊しなければ人類は生き残れないほどの危機をこの国がはらんでいる。中国もそう。今中国が世界2位の消費国。原油の取り合いが新たな戦争を生むだろうと思う。それを良く知るあるテロ組織は、つい先ごろには世界最大の産油国のサウジの外資系石油企業に仕掛けたのだろう。いずれにしてもアメリカの学者(誰かは忘れたけど)が言ったね。
「アメリカは世界を必要としているけど、世界はアメリカを必要としていない。」

なんてこんな事ばかり書いてごめん。それよか楽しく「燃費の良いバイク」で明日の世界を考えようではありませんかしら。

 

きょうの一枚
今日の一枚は「彼方へ」最終章突入記念で2002の試走からの2枚。
ジンストに96年に作った石積みを補強?する。こうしたコマ地図上の目印である石積みなんか「SSERオボー」と呼ばれるものもモンゴルの奥地にいくつかあります。もう一枚はデューンで遊ぶバイラーとアンチャン。疲れを知らない子供のようです。

2004/06/01 (火曜日)

スンゴイクルマが事務所にやってきたので、てっきり右翼かと!思って・・・と言うのも先週かかって来た電話。「おー、大会があるけんのお、頼むぞ、のお協賛金や。」ちょうど機嫌の悪かった僕は、なんか切れる音がしました。ブチッ!「ほーう。お前は馬鹿か、それが人にモノを頼むときの話し方か!ガチャン」と切ってしまっていたのだ。切ったあとで、面倒な事にならなければ良いなあ、なんてあとの祭り。でもすっかり忘れてしまっていました。
「あーあ、やっぱり来たか。参ったなあ。やっぱ警察に電話しよ。」
電話機に手を伸ばしかけていると、案の定クルマからは人相の悪そうな坊主頭の親父が!
「しかしどこかで見たことのある風貌ではあるなあ、あああそこの右翼だったのか(ウソ)」
なんて思いながら、クルマを良く見ると黒塗りのウニモグ・・・・右翼かと思しき親父は、胸にTBI2と書いたTシャツを着ている。
「何だ、脅かしやがる」
歩いてきたのは、高知のベンツオヤジことチカ○さん!ってごめん。そういえばゲレンデバーゲンもあるし、トランポのベンツトラックもあるし、フサベルにGSにtm!
「やっぱその道の人なのか?」
ウソウソそれなのに
「今月からタイヤ代が値上がりするのでしんどい!」
そーな。とまあそのくらいにして、でもとても楽しい人です。
「エントラントの荷物運ぶのにちょうど良いから、貸して!」
「ええーっ」
と言いながらパワーゲートの実演もやってくれました。
いやほんとに、ハマーに乗るおじさんもビックリでしょ。でも彼が着いたときに僕が読んでいた本は、ナショジオ「枯渇する石油!増え続ける需要。SUVの増加と中国のモータリゼーション」みたいなことが書いてあって。昨日OVに書いたなあ。無くなって行くものへの愛着はひとしおです。ねえ。
そんなこんなで今日の1枚は当然「ウニモグ」こんなレジャーヴィークルなつもりで作ったんじゃないんですけどねえ。

さてそのTBI 2DAYS!すごい事になってきそうです。


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No.0639 – Organisation Voice 2004/05/31

例年より早く入梅の四国は、ダムの水位も100%で降水量も十分、カラツユなんてこともなさそうです。がしかし、毎日のように高速に乗って通う道のりの「緑の濃さ」がいつもより激しいような気がするのです。花々も咲き乱れている。新緑から初夏への移ろいが「問題だ」まるで亜熱帯のような木々の緑の勢いではないですか。これは誰も指摘しないので「気のせいかなあ」なんて思うのでありますが・・

でもですよ、この降雨量の少ない瀬戸内のこの地の、この時期のダムの満水、いつもより早い入梅。おそらく7月中旬以降にずれるであろう梅雨明け。大型台風の発生と襲来。昨夏のヨーロッパの熱波ですでに今年はエアコンの生産が追いつかない状態。地球温暖化の影響は、確実に形となって押しよせています。

1990年と同等の排出基準を目指すと約束した京都会議。「いやだ」と離脱したアメリカを非難した日本は、「出来ない約束」をして「出来ない約束をしなかった」アメリカを非難したものの、結局日本の昨年の排出量は13億トン強と、1990年の11億トン台には戻せないのではないでしょうか。「THE DAY AFTER TOMORROW」がどんな映画なのかは知りませんが、TVの広告を見る限りでは、どうやらここらを突いて来ているのでしょうか。おそらく巨大竜巻やハリケーン、集中豪雨。どうかこうしたことが石油依存体質から、健康なエネルギーの循環へ進む大きな促進剤になればいいのですが・・・・って4600ccのクルマに乗るなって?自己矛盾だらけです。

きょうの一枚
なにか環境によさそうで清清しいと選ばれたのは、秋田杉。こうしてみても日本で丸太風呂を作るのは難しいかもだ。木は天然の二酸化炭素貯蔵タンク、若い木ほど多くの二酸化炭素を吸収する。老木は吸収量が衰えるので材として使うのが正しい。しかし燃やしてしまうと再び大気中に戻ってしまう。木造住宅やログハウスは優秀なのだが、流行の暖炉ではまた違う営みが・・・・。

No.0638 – Organisation Voice 2004/05/28

伝説の「TBI2」と「TBI 2DAYS」は同じなのか?違うのか?

最近良くある質問。「TBI2」ってなんだ?と言う向きも多いと思いますが、実はこれは歴史に残るほどの極悪非道な超ハードなラリーだったわけで、まさに「極限への挑戦」これはもう開催する事は不可能かもしれません。30時間以上連続して走らなければならないルート、ビバークポイントは夜が明けても参加者の姿は見えず、用意されたSSは眼下に美しい海が見えるというのに、参加者たちはほとんど記憶がなく・・・・という内容でした。まあ2日間で走るとすれば少しハードな部分も出てくるでしょうが、今回は「素晴らしい!」の連続をお届けしますよ。美しい四国の山と海、川とそこにある暮らし、そういったものを見ながら、オフロードライディングの喜びを全身で感じながら・・・・走り続けようと思います。

きょうの一枚
げげげっ。菅原さん若い!!そうです1992年パリルカップ!初めてカミオンで出場した菅原さんは、ワークスの特権ともいえる「ビバークでミニバイクに乗る」と言う暴挙?にでました。

No.0637 – Organisation Voice 2004/05/27

「TBI 2DAYS」来てます。なにが?って。はて。で僕はBMWのカレンダーの5月のビジュアルにあるような丸太の露天風呂を作ろうとしてるのですが「丸太がない!」誰かどこかで手に入らないですかねえ。

「ドラムカンでいいんじゃないすか?」

「ダメ。」

「じゃあ、久万町に行ってヒノキ材で作れば良いじゃないですか」

もちろんヒノキ風呂でもいいんであるが、やっぱワイルド感が足りない。

「直径1.2mで長さが2mくらいでないかなあ」

「ないでしょ」

「・・・・・」

とまあ、こうして、ひょんなことから日本では不可能?な丸太風呂に取り組む事になりそうですが、周囲の目は冷ややか。いやでも出来れば絶対入ると思うんですよね。さて小泉さんの再訪朝の成果について、再び国論が、2分されています。そこで僕は分析してみた。

支持しないと言う人・・・・・・経営者、スポーツ選手など。チャレンジングな人や、自信家。

支持すると言う人・・・・・・・主婦、出来の悪い上司を持つサラリーマン、公務員。

そこで、性格診断

支持しないと答えた人・・・あなたはなににでも自信があって、上手くいかないといらいらするタイプです。なんでも自分の思う通りにはならないと言う事を良くわきまえて、悔いのない人生を送ってください。また一獲千金を夢見るあなたは、まずはこつこつと貯金をする事です。

支持すると答えた人・・・・あなたは、人に恵まれていません。もっと理想を高く持って、明るい明日にむかって歩いていきましょう。でも現実的なあなたは、大きく儲ける事はありませんが、お金に行き詰まる事もないでしょう。上位入賞はなくても完走するタイプです。

なんて、全部デタラメだからね。

No.0636 – Organisation Voice 2004/05/26

気が早いのですが、今年のガストン・ライエ・ミーティングのルートは京都・奈良?ガストンは「今度はKYOTOが良いなぁ」といったのがはじまり。でも、この紅葉の頃の京都見物?はいかがなものかと思いながらも、すでにルートプランを考えてる自分。一方、TBI 2DAYS のルートプランもとっても魅力的なようです。ビバークは標高1500mの山の上。露天風呂を作ろう!と頑張っています。はて、どうなる事やら・・・・またCPには「かき氷CP]や「鍾乳洞CP]といった納涼にも配慮。満天の星空の下で露天風呂!TBI 2DAYS! なかなかやりそうですぞ。

きょうの一枚
せっかくの盛夏のTBI。四万十川沈下橋からの「飛び込み大会」をしよう!といったら「一人ですればいい」だって。

No.0635 – Organisation Voice 2004/05/25

今年の秋は「えひめ町並博2004」僕が担当してるのは大洲市。ぜひ遊びにきてください。ツーリングで訪れるのにはバッチシ。で毎週のように通ってるんですが、ここは伊予の小京都!水郷、そんなだから、和菓子がとてもおいしい。500m四方の古い町並みの中に、何軒もの和菓子屋さんがあります。名物は「しぐれ」これがお店によって劇的に違う。まったく別物かと思うくらいに違う。

そして絶対お勧めの2件を発見!!期間中だけオープン予定の、オープンカフェ(SSERで運営するかも)で、食せるようにするからさ。そこのカフェには、古いトーハツとBMW-R69Sが飾ってあるかもだよ。古い町並みに、ぜひお越しください。ヒマな僕は、一緒に走りに行くかも。

さて20年記念!只今始動開始!!こうご期待!でも今からTBI2Daysの予約がたくさん来るのは!!

きょうの一枚

こんな感じのスペースもあります。予算?の都合でこんな看板を着けてるのもわれわれ。

No.0634「菅原さんがやって来た。」- Organisation Voice 2004/05/24

TDNが走り足りなかった菅原さんは、R1200GSの慣らしを兼ねて全国行脚!?の旅に!まあ、まずシュラフとマットを括りつけて走ってる60代は居ないでしょう。ことによると50代でも居ないんじゃないか、そう思います。「歯医者の予約を忘れてた!」とか、その歯医者さんから譲り受けたBMWのラリージャケットを着て、ビューンと東京に帰っていきました。

TDNや昔のTBIでもそうでしたが、「リエゾンばっかりでつまらない。SSとリエゾンが反対ならいい」と言ったジャーナリスト。その言葉が僕の頭の中にはいつもコンプレックスのように渦巻いていて、まあそれがモンゴルの開催につながったわけですが。その方はモンゴルにはきませんでしたが。

でも最近では、確信的に思うんです。「移動する距離を体で知るということ。そうして研ぎ澄まされていく過程で、人間の体内には微妙なGPS機能が芽生えてきます。不思議なことですが、考えていなくても方位や距離と時間を瞬時に計算して、残りの燃料や体力などを判断します。」最新の車につけられているドライブコンピューターみたいなものですか。それが狂うと「もうだめだ、間に合わない」とか「体力の限界だ」と判断してリタイアする原因になります。そうした人が、翌朝になって少し体力が回復してゴールまでがわずかの距離だったりして悔しい思いをすることは少なくありません。

また日本国内でのSSが短いのは物理的に仕方がありませんが、アフリカやモンゴルで、700kmのSSを走るという感覚は、日本国内をリエゾンで同じ距離を走る行為に似ています。もちろん全開で走り続ける一部のライダーはまったく別ですけど・・そんなに集中していてはもちません。頭の中で集中するプログラムを「走ること」「ナビゲーション」「マシンのコンディション」「気温や体調、水分の摂取や塩分量」そういうモードを切り替えながらチェックして、走り続けるわけです。この行為は、長いリエゾンの延長線上にあるものです。そうしたセルフマネジメント技術が、菅原さん的には面白いのだろうと、僕はそう考えています。

昨日の日曜日は、NEWSがいっぱいでしたが、特筆するならば「SPORTS DAY」一つの面白い関係性に気がつきました。ウウウ。F1・・・BAR-HONDAがモナコを制するのか?という勢いでルノーを追い詰めていきましたが、わずかに届かず。男子バレーは中国戦、山本の素晴らしい活躍でフルセットの末ジュースに、勝てたはずなのに・・・そして敗れる。ウウウ。大相撲は、モンゴル人横綱朝青龍に、巨人-阪神戦はもつれにもつれ阪神がギャクテンサヨナラ!すべて(巨人阪神戦は意見の分かれるところですが)日本人の多くが、手中にある勝利を失った、喪失感を味わった日だったかもしれません。それは一昨夜の首相訪朝に似ているんでしょうか!阪神ファンの方ごめんなさい!ちなみに僕は巨人ファンではありません。

No.0633 – Organisation Voice 2004/05/21

おわび・・・

パリダカ2005のルートが45%短縮されるという情報は、誤りのようです。これは某スポーツ紙の記事を鵜呑みにしたもので、正確には長くて不評だったアシスタンスのルートが、45%短縮される見込みのようです。

ふと見てみればパリダカは来年で27回目の大会。もう4半世紀を越えたわけです。年金でも払っとけば、とっくに受給資格が発生するほどの歳月!です。

モンゴルも続けてれば今年で10回大会、なんか歳月の重みを感じます。初めて訪れたときのモンゴルは空港設備も危うかったものですが、市内に走るクルマもまばらでレストランもない状態だったことが忘れられません。いまでは、モンゴル情報局の報告にあるとおりです。

さて、20周年記念企画がいよいよ発表される見込みです。第1弾はSSER 20th ANNIVERSARY VERSION TOUR DE BLUEISLAND 2004年7月31日から8月1日の2日間です。詳細やエントリーに関する情報は、間もなく発表されます。ご期待ください。

きょうの一枚
危うく季節外れになりかけた、当時TBIのシンボルの一つだった四万十川にかかる鯉のぼり。TDNでも良く見かけましたが・・・

No.0632 – Organisation Voice 2004/05/20

さて、2005パリダカールはバルセロナスタートというのは既報の通りですが、45%短縮されるルート?というのが「意味不明」な感じがします。でえOVなんだけど突然アンケート!!

あなたの参加したいパリダカールとは(2つお選びください)

■過酷でハードなサハラ砂漠越えの連続

■愉快で快適なデザートレーシング

■ほどほど過酷でも楽しい

■レーシングなピュアな世界

■短いコースで毎日午後にはビバークにゴール

■時には徹夜も辞さない長大なルート

■アマチュアには完走するのも困難な2004年のような設定

■アドベンチャー精神に富んだ初期のパリダカ

アンケートは終了しました。

集計結果はコチラでご覧頂けます。

こんなのを聞いて僕はどうしたいのだろうねえ?!

No.0631 – Organisation Voice 2004/05/19

こりゃあ梅雨じゃないのか?という毎日の雨の降りよう。よくぞTDNは晴れてくれたものだ!と感謝。でも降ったらもっとも大変なエリア(北海道北部)では、きっちり降ってくれましたからね。残念。それでも東北では快晴につぐ快晴。「こりゃあ1年分のつきを使い果たしたかね?」という感じだ。なんか年々悪化するように感じる気候の変化は、なんだか歯止めが利かないような気がする。

今日のニュースでは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量が、2002年度では京都議定書の削減目標の基準となる1990年に比べて7.6%増え、13億3100万トンだったという。議定書では2008~2012年の平均排出量で11億6300万トンまで落とさないといけないので、まあ絶望的な感じがする。平気で批准していて、こんな状況の日本が、議定書を蹴ったアメリカのことを非難していたのもおかしければ、途上国ということで免除される中国もいかがなことか。しかし部門別では唯一だが運輸部門が1.9%減と、まじめに取り組んで結果を出してるんだが・・・・それ以外は軒並み増加の一途。

日本のエネルギー事情を垣間見る今回のTDNでは、人形峠を越えて、原発や核燃料リサイクル施設の横を通り(ってもフェリーからだけど)北海道では風力発電銀座を見たかと思うと、戦後までの日本のエネルギー需要を支えていた、炭鉱の町、芦別に。むつ小川原湖あたりの国家エネルギープロジェクトの威容を見せ付けられ「まあ原子力発電は2酸化炭素を排出しないって言うしなあ、でも時々もっと大変なものを排出したり?」このまま増え続ける温室効果ガスなどのおかげで、人類の生存環境はきわめて危機的なものに。どうする?人類。

あるアメリカの学者が「中国の国民がアメリカ人と同じような生活水準に達するまでには地球が4コ必要だ。」と言ったという。うっかり聞くと、おごりとも取れる発言なのだが、また正鵠を射てもいる。こんなことを日本にいたら考えるんだが、ぼんやりとモンゴルの草原で、もっと哲学的なことを考えたいなあつと。

きょうの一枚
モンゴルの草原は、近年の少雨でこのように濃い緑が少なくなってきたようにも思いますが、昨年は一転、とても緑が深く印象的な年でもありました。

No.0630 – Organisation Voice 2004/05/18

20周年の今年の夏は、愛媛県の「町並博2004」なんてイベントのディレクションを任されて、何年か前に「2004年の夏は愛媛にいてもらわなければ困るぞヨ」「へへーっ」だったんですが、ふたを開けてみれば、まあそんなに忙しくはなさそう。んじゃあと言うことで夏場のイベントをSSER20周年企画シリーズやろうぜ!という流れが濃厚に。「じゃああ、なにする?」「四万十川カヌーレース!」「違うでしょ、バイクでしょ!」「暑いしなあ!」、「なに言ってるんですか、SSERも昔は8月開催だったでしょ」「おれ、カキ氷係する!」とまあ会議のような雑談のような話から↓↓のようなアンケートが生まれました。TDNのミニチュア版で「今度こそ参加しようと思ってる方や、TBIに出損ねた方やTBIを懐かしむ方のために?四万十と剣山納涼?ミニTBIっていうかT DN」なんかを開催!20周年を盛り上げていきましょう!!!!

あとはパリダカ!!スタートはバルセロナ!みんなで行こう!!キャンペーンを開催しよう!ってどんな?「ルートの難易度はそのままで距離は45%短縮?!」コースの距離が半分になって難易度はそのまま?訳が解りません。こうしてパリダカは、厳しい年とそうでない年が交互にやって来るんですねえ。みんなはどんなパリダカを目指すのかしら?僕なんかクルマスタンバイOK!なんだけど。

No.0629 – Organisation Voice 2004/05/17

あれから1週間。モンゴルから来ていたムッホ君も、今朝の飛行機で帰国しました。これからはまた「モンゴル情報局」に現地からのレポートを送ってくれることでしょう。

さて、TDNにうつつを抜かしている間に、このところの世情が、ますます混沌としてきていました。なかでも気になるのがイラク情勢。なんか罪のない女子供まで10000人を超える市民を巻き添えに殺しておいて、収容所の虐待ぐらいで、こんなに騒ぐアメリカのバランス感覚の欠如には、いかがかなあと思わざるを得ません。いや、もちろん虐待もとんでもない行為なのですが、大量殺戮はさらに大きな問題のはず。誤射しても「アイムソーリー」で行ってしまうなんてねえ。ヒドイヨ。

年金問題もいかがかなあ!です。事務所に、ふらりと遊びに来た友人に「ひどいもんだぜ、まったくなあ」と言うと「そんなこよないよ、僕も払ってないし」だって。「なにー!俺なんか25年以上完璧に払っているぞー」「いいやん。うらやましいよ」払っていることが羨ましいのか、払ってないのが羨ましいのか、年金問題は一体何がなんだかよくわかりません。

で、最期は昨晩のNHKスペシャル。先にも話題になっていた無人の自動車による砂漠のレース。それは外部のコントロールに頼らない、ロボット型の自身によるコントロールシステムでの競技。無人で戦場を駆け巡る車両の技術開発のための、米国防総省主催の、まあロボットコンテストとバハ1000を足して2で割ったような試み。優勝賞金は1億円。

位置情報はGPSで問題ないとしても、センサーリング技術と、それを処理して操作系に正しく情報を渡す。見事にどのマシンも脱落していく姿を見て、やっぱ人間は素晴らしいなあとつくづく感じつつも、いやな世の中になりそうだなあと言う予感。無人のオフロードバイクなんかも登場していましたもん。次回は優勝賞金2億円!!えらい凄い金額!と思うか、なにケチってるん?と思うか。いずれにしても、スタートしてからの風景が「やっぱ、そそるなあ」なんです。モンゴル行く?

きょうの一枚
今日の1枚は2枚!モンゴル、もっとも印象的なゾーモット!そして、ラリーのビバークを訪れる、モンゴルの劇団。草原で観ると感慨もひとしおだ。

No.0628 – Organisation Voice 2004/05/13

ツールドニッポンが終わりましたね。準備に疲れていたので本番がきつかったこと。でもガストンも病身を押して来日参加で感謝!!初夏の宵の東京プリンスホテルにたどり着いたときには、異国のラリーを感じましたよ。そんなフランス遠征組みも無事帰国との報、紙面を借りて(って紙面て言うのかな?)皆さんにも報告しておきます。

ガストンとレンジローバーの中での会話

「パリダカはスペインの会社が買ったの知ってるか」

「知らないよ」

「WGPとかやってる会社だよ」

「いくらで?」

「2100万ユーロ」

「それって権利だけ?それともオールインクルーズ?」

「すべてだよ。事務所のゴミ箱までついてくるよ。」

「ふーん、2100万ユーロかあ」

「お前が買うか?」

「買おうかなあ?」

「買え買え!」

「2100万ユーロっていくら?」

「・・・・・」

「30億くらいかなあ?」

「・・・・・」

てな感じ。ラリーが終わって大勢の方が、僕のところにやってきて

「ありがとうございました」

「いやいや」

「楽しかったです」

「そりゃあ良かった。」

「何か僕にお手伝いできることがあったら言ってください」

「そう。じゃあパリダカを僕に買って?!」

「&$?!・・・・」

黙ってあっちに行っちゃった。

それからというもの、俺だったらあそこの部分をこうするなあ、ああするなあ。だいいちビバークを空港以外でやる方法はないんだろうか?なんて夢のようなことを考えてるとスガワラテルヒトのディープな世界じゃあ、もう来年のコースなんて毎年行ってる人には80%以上の確率で予想されちゃって、んでもってコマ地図なんかも「これこれ」とかって出してきて、穴の場所まで覚えてる。そんな情報量の差に愕然とするんだよキット。旅は未知との遭遇であるのだよ。中国の故事に「未知という言葉は、道の語源である。」うそ!今思いついた。まあ、ことほどさように地球は狭くなったものですねえ。

いまだに僕はゾーモットの光景と、そこから恐竜の谷に伸びる未知の道が忘れられない。もっとクローズアップすれば、モーリタニアは凄いのになあ。空港に縛られすぎてるよなあ。と妄想が膨らんで、仕方がないのだよ。

きょうの一枚
そういえば岩崎君は、モンゴルにもATVでエントリーしてたし、なかなかチャレンジングでした。KTM顔ですがXR250!今年はファラオにも行くようです。顔が合うたびに「モンゴルやってください」の連呼!見事、初優勝です。


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2004/04/22 (木曜日)

あああっ。TDNカウントダウン!!なのに細部に詰められないことがたくさん!都内のディーゼル規制のためオフィシャルカーも全車出場不可能。かろうじてカミオンには、スポンサー様のおかげで出走可能。でもバスは「今回はあきらめてください」ということで集計センターや本部まわりの備品が運べないはめに。

そこで荷物の徹底的な見直し。毎日の参加者のダッフルバッグの計量も厳しくなりそうです。コンプレッサーも置いていきます。でもエアは大丈夫、やっとカミオンのエアタンクにチェックバルブを取り付けましたん。何でもっと早くせんかったやろね。

北海道はいまだに雪混じりの雨が振っているらしくて、正直ビビリがはいっています。日本の広さをたっぷりと身にしみて感じていますバイ。

きょうの一枚
きょうの一枚は、菅原さんの送ってくれたニセコアンヌプリと羊蹄山。いい写真です。


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2004/04/20 (火曜日)

イラク人質問題の顛末が、非常に興味深い展開になっていますね。いったいこれは何なんだろうか?日本人の面白い側面を、海外のメディアは注目しています。特に一夜にして世論が一変するさまはすごく、論点も全く変わってしまったりすることに無頓着。情緒に流されヤスク、マスコミにおどらされる。

それでもまあ、時間と共に、正常な論調などで修復気味にバランスを戻してきていますが、依然、危険な国民性?であることを覗わせます。僕も某国で拉致同然に連行されて、カフカの世界を体験しました。救出してくれた某国政府関係者には、その場では悪態の限り、あんなものが録画されていたら、あんなもんじゃありません。まあそれはともかく、世界はメディアの力で小さくなってしまいました。とても放送用のカメラじゃないなんてたかをくくっていたら立派にTV放送に乗ってしまうんです。ゆめゆめ油断召されるな。

さてTDNでは5月4日午後1時から芦別市の北日本自動車工学専門学校すぐ近くの、特設会場で「ラリークロスASHIBETU」が開催されます。伝説のライダー、ガストン・ライエの本気の走りが、レーサー長谷見昌弘が、はたまたKTM950やBMW1150のバラエティ?豊かなタイムアタックのトーナメント戦が見られます。これは必見!!!実況放送もあるよん。ってたって北海道の人しか見られないかもだね。いやでもガストンの本気の走りには興味ないですか?みなさん。

きょうの一枚
試走中には風景ばかりではなく、野の草花もパチリ。TDNのオンコースには天然記念物の山桜があって祈るような気持ちで「どうか参加する皆に、満開の花を見せてくださいな」と。山奥の林道脇に立つその老桜の満開の姿を見ることの出来る人は、世の中にどれほどいるのだろうか、と万葉の歌人の心境の主催者でありました。

 


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2004/04/17 (土曜日)

愚痴を書いちゃる。

土曜も無く。日曜も無く。ラリークロスの準備と本番が終るや、長い旅にでて、29時間のフェリーの長旅に、つかの間の休息を覚え、帰ってくるや土曜も無く、日曜も無い。

夜は、いまだに新しくなった、みんなの批判?集まる報道ステーションも見ることも無く。日曜はみんなの批判集まるという新撰組を見ることなく。ああこのまま本番!!ああまだコマ地図が書けてない。イラクの人質のニュースもよく知らず、バイクやサンに預けっぱなしのバイクも、預けたまま車検が切れ今年の春先に着ようと手に入れた革ジャンは、袖を通すことなく「もう暑いかなあ」となり、日曜の楽しみのスポーツカー?は、バッテリーは死んじゃっているし。

もーやだ!こんなの!!と書いてしまってみましたが、本当は満更でもないのですねえ。ちょうど市内の大通りに八重桜が咲いてこの色がとてもいいので、ちょっと写真を撮りに行こうか、とかね。

試走では秘湯の連続。下北半島のサルにしばらく見とれて、仙台を北上するサクラ前線に遭遇。本番ではどこであえるか、なんて楽しみ楽しみ。もうすぐTDN!それは、壮大なお休みじゃないですか。どうか参加される皆様、ぼくにすばらしいGWの壮大な休日を!!退屈で昼寝ばかりする10日間を!で、試走風景の動画をUPしてるのだれも気がついてない?ようですね。へへっ。

 

きょうの一枚
下北のダート、ですが生活道。やっと雪も解けて、久しぶりにおばちゃんはお買い物に行きます。

 

No.0624 – Organisation Voice 2004/04/14 (水)

長い試走から帰ってきました・・・・・・という書き出しで書き始めることの多い僕ですが、コマ図を書かせたらその距離・量共に世界一を自認しています。そんな中で今年のTDNの試走ほど苦難の道程は無かったでしょう。その原因は「雪」とにかく異常。

降雪量全体は例年並なのだけど、遅い時期に降雪があって、山陰、北海道、東北を主舞台に考えていた今回は、「やっぱり10月から11月にやっとけばよかったよぉ」という有様です。やっと越えてきた林道も、最後で雪の壁に阻まれて延々出口側に迂回、徒歩で積雪部分を計測します。たった200mのために100km以上も迂回の連続で、5分の時間を5時間以上かかるということがしばしば。その上GWでも通れるかどうか怪しい!部分もあって「こりゃあ本番でのオペレーションが厳しそう!!」な感じになってきました。

なんと北海道は、4月25日過ぎてから最終試走!!の予定。ラリーが始まっているのにまだ試走が終っていない場所があるという事態に。それでもルートは長崎から東京まで完成しました。距離などの詳細は、まだ発表できませんが、なんていいますか「これが日本だ!!」って感じです。

最近はドイツの環境保護は、大戦後に作った河川の護岸などを、元の自然なものに戻すなどというところも終りかけているそうです。きっと旅をすればいい環境が戻ってきているのでしょう。ところが日本も、多くの河川は美しい水を取り戻し、雪融けの水を流すその姿にたびたび足を止められました。地域の文化や旧きよきものの見直しも進められ、貴重な文化財や旧い町並み、桜堤ありとあらゆる日本文化のルネサンスが進んでいます。美しい私たちのニッポン、どこかの広告のコピーのようですが、まさにそうした旅になることでしょう。

きょうの一枚
山陰ステージ4WD不可ルート計測班から報告が・・・・なんじゃ東北よりもひどいんじゃないの?というところ


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No.0623 – Organisation Voice 2004/04/07

北海道を試走中です。国道、道々以外のところへは除雪が終わっていません。だから入ることができません。北海道ステージは4月末に再び試走する予定です。そんなわけでススキノの夜は春○君とふけていくのでした。今年は鰊がかえってきて捕れたらしくて、ニシンのサシミもウマッ!ニシン焼きもウマッ!!です。雪のおかげで試走が進まず、おかげでグルメがすすみます。さて東北はどうでしょう。

でもルート制作は困った。

 

きょうの一枚

先日行われたSUPER-Nから一枚。OVでもご覧になったように天気も良く絶好のラリークロス日和でしたが、この次の週の美馬は数センチの積雪だったとか。なんともイイ天気の巡り合わせだった今回のSUPER-Nでした。


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No.0622 – Organisation Voice 2004/04/02

「まいった。」

というのはTDNのコース制作のお話。北海道と東北ステージが残っているのですが、いろいろな役場に電話をかけて、

「雪はどうですか?」
「いやあ、今も降っていますよ。除雪は、あきらめています。」
「・・・・・・・」
「まあ25日過ぎれば、除雪に入れるかなあ。今年はとんでもないですよ。」
「・・・・・・・・・」
「まあ国道だけだけど」
「あの県道は?」
「5月だね」
「・・・・・・」これが青森県のある役場。

北海道も「いつもはもうほとんど無いんですけど、今年はひどいねえ。ゴールデンウイーク?ウーーン」だって。

試走隊は急遽「スノータイヤ、ハンドウインチ」などなどを調達に。

「それでも行くんですか?」
「ウン」「北海道とか、まだ無理なんじゃないですか」
「ウン」「じゃあ行っても無駄なんじゃないですか?」
「ウン」「どうするんですか?」
「ウン」「ウンウンって、運を天に任せるってことすか」
「それ面白い!八甲田山で言おう」「なんて?」
「ああ天は我を見離したか!!って」

というような朝、われわれは立ち往生に陥っている。もう残された時間は無い。

「助けてーっ」

きょうの一枚
3/27の1日目はタイムアタックです。ゼッケンの逆順にスタート。コースを2周、コレで翌日のトーナメントの枠組みが決定した。総合成績はSS1に該当します。

※ きょうの一枚のリンク先は動画です(WMV形式 サイズ:11MB)
※ 動画は掲載終了しました


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No.0621「ルネメッジのこと」- Organisation Voice 2004/04/01

今日のこと、オフィスに2004RALLYE D’ ORIENTのインフォメーションが届きました。主催団体名は「Rene Metge Concept」とあります。そう、あのルネメッジさんです。メッジさん、やっています。ご存知の方も多いとは思いますが、彼は1981年レンジローバーでパリダカ初優勝。その後ポルシェのワークスドライバーとして1984年にロスマンスカラーの911で優勝。ちょうどガストンもこの年BMWで優勝!で水平対向エンジンのアベック優勝!って今日の話には関係ないか。でもついでだから書いちゃう。この年オリオールはBMWで2位、R・ロワゾーもBMWで5位、と僕はすっかりBMWやら砂漠やらにはまってしまったのがこの年でした。ビックリしたのは翌年1985年、僕がSSERを立ち上げる年の正月、ポルシェはプロトタイプ959を投入。悲願の初優勝に燃えるミツビシは進化したプロトパジェロを投入、いよいよ新しいパリダカールの幕開けを感じさせます。勝ったのはP・ザニロリのパジェロ、959は失敗だったかと思われた翌年!再びルネメッジは959を駆って総合優勝!!ああ、なんとロスマンスカラーの959のかっこよかったことでしょう。しかしこの年は史上最悪の完走率だったはず、確か15%ティエリー・サビーヌも帰らぬ人に。

話が大脱線!僕が書きたいのは、メッジが少年のようにロマンを持ち続けている!?ということです。1988年ティエリー亡き後のTSOに迎え入れられた彼は、気合の入ったパリダカを作りますが、終るや大反発の嵐。静かにメッジはTSOを去りました。理由は彼の理想とするところと現実のギャップだったかも知れません。そして彼の後半生を決定付けた出来事はパリ・北京のディレクターになったことです。終ってからのひと悶着も、なぜだか間違いFAXで、うちのオフィスにも届き「なるほど、そんなことでもめているのか」なんて一幕もありましたが・・・。

企業の思惑と、為す者の思いは時として大きな蹉跌を生みます。自分に置き換えてみるほどに実感するわけですが。そこで昨日書いた「六分の侠気四分の熱」を思い出すのです。メッジはパリ北京を続けたかった。そしてロシアのマスター社とマスターラリーをつくり、やがてそれも大きく成長することなく、今のオリエントラリーになってきたわけなのです。

彼は熱心にマルコ・ポーロの東方見聞録を読み、オリエントへの憧憬を子供のように高めて行きます。僕は僕で西域への憧憬を深めてゆき、やがて僕とメッジは、ゴビ砂漠で邂逅するというわけです。いまだに理想とするラリー作りに燃え続けるのは、いったいどういうモチベーションなのか。ああ、こうしたテーマで書き出すと終りそうにありません。難しいものです。理想に妥協することの出来ない者は。

きょうの一枚 (昨日と同じです。もうすぐパート2登場)
ファイナルクロス進出を決めたのは9名。トーナメントを勝ち抜いたゼッケン1池田秀仁(高知)ゼッケン8後藤勝彦(高知)ゼッケン50 辻本勝行(兵庫)そしてワイルドカードからはセミファイナルクロス第1レースの4名、Wワイルドカードからは2名がファイナルに。そのファイナルクロスの動画。第1コーナーの混乱がリザルトを決定付けるのか。
*きょうの一枚のリンク先は動画です(WMV形式 サイズ:9.5Mb)


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2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。
 

No.0620 – Organisation Voice 2004/03/31

※上記動画は掲載終了しました

このHPに「パリダカールのディープな世界」というタイトルで菅原照仁さんに文章を書いていただくようになって、思いがけない反響が寄せられ始めています。

最新のコラムで「アンヌマリー去る」と書き出した彼の、ものの見方考え方に興味を覚え半ば驚かされているところです。というのも菅原邸には10年以上前からお邪魔を繰り返していたわけですから、彼はまだ子供だったという印象が強く、そういえばいまはGKデザインUSでバリバリやっている彼のお兄さんでもまだ美大生だったか?と記憶しているくらいですから。

で、彼の部屋をのぞくと実に僕とよく似た読書傾向があって池波正太郎から陳舜臣。ことに中央アジアや中国の歴史なんかに傾倒しているのが伺えます。「耶律楚材」なんてなかなか読まないなあ、なんて思ったり、案外チンギスハーンやフビライなんかも読んでて、きっと話をちゃんとすると、大きな引き出しを持ってるんではないかいな、と思っていたものでした。そんな彼の読書傾向が、パリダカに向かう彼の精神を鍛錬させ、彼の独特の鑑識眼のようなものが確実に芽吹いて行っているのもまた感じ取れたわけです。

そして文章を書くということは、出来ても思いつきにくく。思いついても書きにくいものなのです。書いていて、考えつき書き悩んでは考えが至るというものだと思います。さらに書くということに自分の行動への責任さえ生まれてくるように思います。言うはやすしなすは難し、とよく言いますが。言うのは難しく言った通りの行動を自身に課すのは、さらに難しいものなのです。それが証拠に日本の言論界は、まあ言論界なんて言葉もどうかと思うのですが、底が浅くて言葉の重みよりも声の大きさを競っているように思えて仕方ありません。

これから彼らの世代に期待すべきことは、真のリーダーシップとかキャプテンシーを持つことだと思います。真のリーダーシップは、と二宮清純がよくJリーグの川渕三郎を例にとって話しています。「それが出来ないという者は100年しても出来ない、前例がないという者は・・・・」と続くのです。情熱と知識と行動力がリーダーの条件だと言います。僕は最近になって悟ったのですが、ほんとうは与謝野のいう「りくぶのきょうきしぶのねつ(六分の侠気、四分の熱)」だと思い始めています。情熱は時として人を裏切ったり、置き去りにしてしまいかねません。情熱よりも少しそれを上回るだけの義理人情を持たなければならないのだと、作詞した与謝野はそう気がついているのです。そしてその前には、友をえらばば書を読みて・・なわけです。リーダーの条件ではありませんが、そんなリーダーに成長して欲しい人がたくさんいます。今日はこんなところです(筑紫さんのまねなんだけど・・・)

きょうの一枚
ファイナルクロス進出を決めたのは9名。トーナメントを勝ち抜いたゼッケン1池田秀仁(高知)ゼッケン8後藤勝彦(高知)ゼッケン50 辻本勝行(兵庫)そしてワイルドカードからはセミファイナルクロス第1レースの4名、Wワイルドカードからは2名がファイナルに。そのファイナルクロスの動画。第1コーナーの混乱がリザルトを決定付けるのか。
*きょうの一枚のリンク先は動画です(WMV形式 サイズ:9.5Mb)

No.0619 – Organisation Voice 2004/03/30

さてと、土曜日曜の2日間、参加された皆さん!オフィシャルの皆さん!大変お疲れさま。

そしてまれに見るほどの良い週末でした。初めての試みのラリークロスも、なかなか上々の出来ではないですか。やっぱり主催冥利に尽きるのは、参加されている皆さんの真剣なまなざしと、心からの笑い声。会場には心地よい緊張と、同じ時間空間を共有する一体感のようなものが、春の日の好天のように会場を包んでいました。

いずれにしても新提案・新企画のラリークロス、評価するのは参加された方で、主催者の論評こそは、ほどほどにですが、セミファイナル以降のあのホコリ、終った後で役場の課長さんたら「ここには散水栓があって、消防と同じシステムで会場に水が撒けます」はよ言わんかー!集計用のパソコンといわず放送機器といわず、パリダカ、みたくなってしまいました。

さて、次はTDN。何かと忙しく、花を愛でる暇もないのですが、どうも気になるのはサクラの咲き方の異常さです。卒業式にはサクラが満開!入学式の頃は、もう散ってしまっているというこの数年。このまま年々温暖化が歳時記にもおかしなものを感じさせそうです。でTDN、今年のGWに北の大地でサクラに会えるでしょうか?今日はこんなところです。

きょうの一枚
ラリークロスはトーナメントを無敗で勝ち上がった3名に、ワイルドカードなどで勝ち残ったもので行われたセミファイナル第1レースから4名、同じく第2レースから2名の計9名によるファイナルクロスで争われることになりました。1枚目はファイナリストの集合写真。不思議と背格好がみんな同じ!年はいろいろですけど?で2枚目はそのファイナルクロスの第1コーナー。ホールショットを決めるのはやはりこの人池田選手でした。

No.0618 – Organisation Voice 2004/03/25

最近「パリダカに行く!」とか「行きたいと思ってるんです」または「いつかはパリダカに」というメールをたくさん頂くようになりました。

いつかはパリダカ!クーーッ、ナカセマス。だって、これは20年近く前の、僕たちの身の回りにあった常套句です。もちあの頃はTVもNHKが連日放送していて、4WDブームと共に大きな盛り上がりを見せました。男の子は「いつかはパリダカ」アンケート結果も、カラオケの映像もパリダカパリダカ、パリダカ行っているってだけで講演も引っ張りだこ。

「いやあパリダカやってるんですって、どうです今晩あたりご一献」

「行きましょ行きましょ」

「いやあ、いい店があるんですよ」

「いい店って、いい店ですよねえ」

「いい店ですよ」

時、バブルの絶頂期!!!もちろんその恩恵に浴したことは無かったんですが、そう考えてみればあったのかなあ。なんかパリダカのそれを思い出すと、まさかバブルの再来じゃないのか!!なんて変に勘ぐってみたりなんてしていません。やっぱり遅れて成熟してきた日本社会の、何かやり忘れたことがあるとしたら心の開放や、未知への憧れ冒険などなどです。よっしゃあ、今夜も冒険の旅に行きますか!!いい店ありますか?

きょうの一枚
こりゃあ景気がいいやい。長崎の夜を走るパリならバトームーシュ。その明るさと走る速さは異常!でも普段はいません。

No.0617 – Organisation Voice 2004/03/24

「打たれ強い」について考える。小沢正一的心だああ。

僕は今日、打たれ強いと言われたのでございます。えっ、「打たれているの僕?」「そうですよ」「いやあ、打たれているって感じがしないけど」などと話をしていて思い出したのでございますよ。

それは忘れもしない先々週の日曜日の夜、場所は菅原邸の常設宴会場。メンバーはそうそうたるもの。このメンバーについてはまたの機会とさせていただければと思うのでありますが、その中に世界スーパーバンタム級で数度の世界戦を闘っている石井広三という現役のプロボクサーがいらっしゃったのであります。その戦績たるや見事なもので、世界3位、まあ世界チャンピオンに一番近いとこにいる方なのですよ。その彼は「打たれているのに気がつかない」と言うではないですか。それほど闘うことに夢中になっているのでしょうか、敵を仕留めること以外に、やられるという事は考えないのでしょうか。

僕はあまりボクシングに興味は無かったのですが、こりゃあ彼の試合が見たい!とそう思った次第です。つまるところ、何度も彼に「打たれ強いんだ?」と聞くのですが「そうなんですよ」とは絶対に言わないではありませんか。逆に「打たれたことは無い」と言い張る始末。周囲は爆笑なのでありますから、やっぱり実は打たれているのでしょう。

つまり打たれ強いということは、逆境を逆境とも感じない、むしろそれに幸福感を見出すことなのか、そのとき僕は植村直巳を思い出したのであります。んでその石井選手の風貌も、植村さんに似ているのであります。真のスポーツマンは冒険家に似ているのか。いや冒険家はもうちょっと冷静じゃないといけないのですから、つまり打たれ強いということは、冒険+スポーツのこころを持つラリーレイドの心ではありませんか。つまりまあなんですが、パリダカなんかをやっている人というのは「打たれていることに気がつかない幸せな人たちなのである」と言う結論に達したのであります。

ほんじつはこれまで。

きょうの一枚
打ち合わせで出かけた内子町の、どこよりも早い?枝垂れ桜、いいでしょ。で、もう一枚は事務所のすぐ近くの菜の花畑、いいにおいが充満していて、春たけなわでございますよ。

No.0616 – Organisation Voice 2004/03/23

ラリーマシンを貸してくださいな。という昨日のお願いに早くも数名の方から「ありがたい申し出」本当にありがとうございます。でもまだまだ連れてきそうなガストンさん。なんか外国人比率が多くなりそうな今年のTDN。選手ではフランス人3、アメリカ人1、スタッフではモンゴル人2、計6人のフォーリナー!美しい日本を、たっぷりっ、と堪能してくださいな。

それにつけても気がかりなのは、世界の安全。やっぱり人類というのはダメなんですかねえ。もうやっていることが絶望的。パレスチナもイラクもアフガンも、でもってそれらが飛び火して世界中のどこにいても危険だという昨今。「テロにけっして屈することなく」なんていうのは簡単ですが、根治療法にはなっていないように思います。それに出兵していく、いや出征していく日本軍!日の丸の小旗が打ち振られ「行って参ります!!」と、なんか言うことと実はやっていることがここでも違うような気がしてなりません。本当はサッカーの日本代表みたく応援したいんですけど、なんか応援しにくい。なんていうか少し手法に難あり。あの観光バスもおかしい。じゃあどうすればいいかって言うと「わからない」としか答えられないけど、なんか違う。

まあ平和を希求する?当サイトとしては、祈るしかないんですが、祈るだけではうまく行ったためしがない。ということも知っています。そんな長崎が出発点。平和を祈るささやかなきっかけにしましょうか。

きょうの一枚
試走中に見つけたヘンな茅葺!近づいてみてパチリ「なんでしょう?」

No.0615 – Organisation Voice 2004/03/22

植村直巳記念館へ行ってきました。といっても試走のついでに寄ったものです。ありゃルートが分っちゃう?まあ、それは良いとして。その建物が実に素晴らしくて、当然のように学会賞を受賞されていて、例によって誇らしげにプレートがはめ込んでありました。いや、実は真に素晴らしいのか?というと疑問が残らなくは無いのですが、そんなことより彼の足跡を伝えるには見事だと思うのです。とくにアプローチと建物を取り囲むランドスケープが秀逸でした。まるでエベレストのアイスフォールを(ってったって行ったこと無いけど)髣髴させるような、あるいは乱氷帯を行くような、話しながら進むと声が近距離で反射しあって、それを知る人、または想像できる人にはたっぷりの緊張を伴って臨場感を与えます。知っている人が設計している、という感じでしょうか。で、今ならともかくですが当時の装備にはやはり脱帽です。ヒラリーやマロリーの頃の装備にも驚かされますが60年代は、それにわずかな毛が生えたようなものです。なんといってもゴアテックスなどの新素材系がまだ生まれていません。又さまざまなものが小型化軽量化される過程だったのでしょうか。その植村さん、ご存命なら今年63歳です。マッキンレーで消息を絶って20年が経ちます。

そういえば、今回のTDNには、3人の60才代が参加されています。彼らもまた冒険家たちなのでしょうか、尊敬するアルピニスト長谷川恒男は、彼の著書「北壁に舞う」のなかで父親の言葉として「生きることは大変だよ、生きることは冒険だ」と記しました。つまるところ生ある者、みな冒険者ってところです。

太陽系に新天体が発見されたというニュース。イヌイットの言葉を取って「セドナ」海の神の意、と名づけられたそうです。何が言いたいのかというと、その公転周期は1万500年だそうで、地球上の時間で言うと105世紀かかるんです。今の地球は文明らしきものが生まれてまだ40世紀ほど。この間にセドナ時間では、まだ半年しか経っていないということですね。なんか人類こそが宇宙の囚われ者で、冒険家なのかとも思ってしまいます。

きょうの一枚
そんな植村さんの記念館のアプローチをパチリ

お願い!

今回のTDNに、海外から参加のフランス人選手のマシンが用意できなくて困っています。ガストンライエと同行して来日される選手で、ガストンには提供が受けられることが決まっておりますが、彼には用意できなくて困っています。よし俺がスポンサーになって、自分のラリーマシンを貸与してやろう!なんて方居ましたらご連絡ください!薄謝進呈。

No.0614 – Organisation Voice 2004/03/19

なーんか最近、このOVって面白くなくなーい?いやいや面白いよ、という方はYESに、面白くないぞ!という方はNOに、なんてやったらやる気なくなっちゃいそうなんで、ここは自主再建と行きたいと思います。

なぜ自分で面白くないと感じるようになったか?を分析したいと思います。まず (1)年を取って理屈が多くなった。 (2)なんか世相に疲れている。 (3)ひらめきが弱くなってきている、などなど本業の広告屋さん的にも同じことが言えて「無理をしたがらない、無茶をしたがらない、無駄をしない」という素晴らしい真人間に生まれ変わりつつあるのです。というのは真っ赤なうそ。

やっぱり僕は歩く不条理、4.6LのV8極悪燃費チョー高級4WDを林道で走らせ、「うーむ、大体地球温暖効果ガス削減には、当面は省燃費車の普及に頼らざるを得ないのです」なんて会議の席でぶちまけ、言うこととやることが違っていて、それでも「夢」ばかりやけに持っててってな具合で。

このサイトを楽しみにしていてくれる人がいるとすれば、その人は「あいつはいくつになったら懲りるんだろう」とか「いつになったら言っていることとやっていることがかみ合うんだろうか」とか「いつまで、あんなことやってられるんだろう」とかとかって絶対思っているに違いない。とだんだん被害妄想みたいになってきていて、まあそういいながら、またもTDNのルート制作の旅に出る週末なのでした。

なんかせめてツキイチで、イベントじゃなくって面白いことしたいなあ!って思ってるんですけんど。なんかアイデアないですか?MY BIKE情報:BMW80G/Sいまだ退院せず。入院先のBMWのショップでちょっと試運転したら、やっぱりフルーイ!1200GSまだ来ないかなって頼んでいるわけではない。やっぱHPNかなあ。でも950ADVなんか良さそうじゃん。ORANGE DAYって四国じゃやんないの!!まあ四国だからねえ。

きょうの一枚
いつか「彼方へ」のなかに登場させたいRRMの聖地!なんて思い込んでるゾーモッド!の木々です。本当にこの土地には強いインスピレーションがあるのです。

No.0613 – Organisation Voice 2004/03/18

松島です。西日本では松枯れで、もう美しい白砂青松や風情をかもす美しい松を見ることが少なくなりました。そんな身には、この地の日本の美の象徴のような松の見事さが心にしみました。それにしても酸性雨だか松くい虫だか?による西日本の松枯れは、ちょうど黄砂と同じように偏西風に乗ってくる中国の世界一になった製鋼場などからの排気によるものだというニュースには、腹が立つじゃあないですか。途上国?ということもあって京都議定書には調印しなくていいし、でもなあ。あまりにやりたい放題だ。

一方、なんかテロの脅威が足音を立てて日本に迫っているような気がしますが、みなさんはいかがお感じですか。かたや国立競技場では、サッカー日本代表U-23がアジア最終予選で見事アテネへの切符をゲットしました。それは、とても素晴らしいことです。文化やスポーツは、政治や宗教や、そして恩讐や国境を越えて世界を包むものだと思いますが。そうあり続けて欲しいものです。モンゴルからの便りには、今の脅威がかなりグローバルなものになっているということを再認識せざるを得ません。グッドニュースはバッドニュースを上回ることが出来ないのでしょうかねえ。

いよいよラリークロス!参加台数は少し寂しいんですが「おもしろいですよう!」システム新しくて!!

No.0612 – Organisation Voice 2004/03/17

「持続可能な社会」それは、国が(というか世界が)声高に叫ぶ、件のサスティナビリティというやつのことです。そういえば、2月にこのOVにも書きました。愛知万博(愛・地球博)ウッ、サブッ!のテーマ「自然の叡智(えいち)」(・・・・これもアイチにかけている!サブッサブッ!!いったいどういうオヤジ達がやってるんだ!!!)に沿って、持続可能な社会の実現に役立つ技術や、その開発者たちに光を当てようと、愛知万博協会は16日、100の地球環境技術を表彰する「EXPO2005愛・地球賞」を創設すると発表した。 というんです。(アサヒ・コム)そんで僕は思うです。平家物語を読みましたか?と。もう一度平家物語を読んで御覧なさいと!!これまで変革、技術革新こそが人類の発展と信奉していた科学技術は、なんと持続可能な技術!という風に変化を遂げてきました。このことからも分るとおり「変化する」ということのみが唯一変化しない事実だ!というのが僕の持論です。「今地球はこれ以上の変化を恐れています」という言葉はウソです。「人類は人類の生存に適した環境が失われることに恐れているに過ぎないのです。」どんなに環境が破壊されつくしても大丈夫!5000万年から1億年もかけた循環で、地球は元の美しく青い地球を取り戻すでしょう!!と、僕は安心していました。すると火星!にはかつて水と大気が存在していた!ということだと地球もいつかは火星みたいになるのか!と不安でたまりません。でも大丈夫。50億年後には巨大化した太陽に地球も火星も飲み込まれてしまうじゃあないですか。ということは「持続可能な社会」とはいったい何を意味するのでしょうか。なんてばっかり考えているのは、もうやめようかなあ。

さて、いよいよ春も本番!!花見の宴も忘れて僕たちはSUPER-NとTDNに邁進してまいしんます(アイチ万博級のダジャレ)走るよん!

きょうの一枚
サクラ・・・というのは、本当に日本人の気分を象徴しているのでしょうか。ラストサムライに平家物語の滅びの美学に、同期のサクラに、敷島の大和心をひと問わば・・・に、えっと寅さんの妹に、最近はそうして「サクラ」が日本人の気分になっています。

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

そう、サクラです。

No.0611 – Organisation Voice 2004/03/16

すっかり春めいてきた先の週末は、お察しのとおりTDNのルート制作。

それも主に東北方面!!そして東京までひとまずゴール!というと全て終ったみたいですが、まだまだ雪に閉ざされた北海道や下北半島が残っているではありませんか。日本海側では、中国地方といえども残雪に行く手を阻まれ、逆に東北では明るい陽光で快適な林道に「キャッホー」を連発するといった按配。ことほどさように日本とは広い!わけです。広大な国土を持つ国なら、どこでも気候風土は一様ではないでしょう。大きな時差のある国だってあります。時には言葉だって違う場合があります。しかしそれらを繋ぐ「道」はいつも魅力的で、古くからさまざまなものやことが行き交ったものです。その道でつながるものは季節感が違えば違うほどに、文化や言葉が微妙にでも違うほどにそれには尽きぬ興味をそそられるというわけです。異文化に対する憧憬を、温度差にこそ風が起きるという理屈で言いくくることが出来るでしょうか。こうして人生の真ん中に「旅」とか「道」というキーワードを置くと、かなりなことを整理して考えることができます。自分と世界の位置付け、歩んできた道とこれから歩もうとする道。その道の果てに何に到達するのか?

ああ、松尾芭蕉の心境です。これってTDNのヒントだ!!

きょうの一枚
四国といえば雨?SSERの第2回大会1986年モノの3枚。マシンが垂涎モノと思い出したアナタ、トシですよ。

No.0610 – Organisation Voice 2004/03/10

やっと日本列島に春がやってきました。桜の開花もまもなくです。皆さんの地域はいかがですか。さて「そのとき、とんでもない出来事が襲います。絶体絶命です。」と安物の連載モノのような終わり方をした昨日のこのコーナー、そのトンでもない出来事とは・・・・ゴメンなさい、想像していた人も多いと思うけど・・・・たいしたことじゃないんです。

でもビックリ!空からジェリ缶が降ってきてフロントガラスに激突!ドッカーン!!フロントガラスは粉々かと思いきやひびが入った程度。「なんだなんだ」気がつくとルーフキャリアに積んであったスペアの燃料20Lが、フルブレーキングのときに飛んできただけのことです。しかし遭難しかけたときなどはこうしたトラブルはよくあります。

ミスコースして分らなくなったときにパンク!とか・・ショートカットを狙って山越えに挑戦しててミッション壊して動けなくなったり、山登ってる時は「このままじゃあやばいぞ」となったときに限ってアイゼンを反対の足のパンツに引っ掛けて滑落とか・・・。あるんです。それがさらに心理的な負荷をかけます。そのときの僕は、心臓が口から飛び出るほどビックリ!!で告白

「ゴメンね、実はミスコースしてて、今どこに居るのか分らないんだ」

「:::::::::::::」

通訳はなんと言ったのか反応は「へー」くらいなものですっかり拍子抜け。僕は禁を破ってショートカットして、さらに事態を悪くしていた。「ここに居たのでは、ヘリで捜索しても分らないだろうなあ。」それほど思いっきりオンコースから外れていた。全く訳がわからなくなった。プラトーに上がって大きな円を描きながら無線でカミオンバレイを呼んだ。全く無反応。もちろん本部も無反応だ。「しゃあねえなあ」残りのガスと後続距離を計算する。食料と水も計算する。「まずゲルを探そう、だから人間の痕跡を探すんだ。」と思った。

そのとき無線機のメーターがわずかばかりノイズを拾った。すかさずスケルチを開く。音声が乗っているようだった。さらにCAP300くらいで30kmほど移動する。「カミオンバレイ!」と呼ぶと「はあい、はあいどこにいるんですかね?」とのんびりした菅原さんの声。「実は・・・・・」とそこを動かずに無線で呼び続けてもらうことにしました。そして最初は小さくだんだん大きくといった渦巻状の半径5kmくらいの円運動をして、おおよそ無線の受信強度から方向を割り出したのでした。フーッ。とため息をついて、「こっちだ」と思うその角度に一直線で向かいました。

GPS、マップツイン。現代の利器も必ず壊れます。そのときに人間の頭も壊れてしまう可能性があります。壊れたときの事を考えておかなかったり、このときの僕のように、まあいいか何とかなるだろう、という判断は危ういものです。今までそれで何とかなっていたというのは偶然なのです。

人も企業も、こうしたリスクへの想像力を高めておくことが必要だと思います。○インフルエンザの養鶏業者も、ジャパネット○かた、もその想像力と実際の危機にあっての対応力が問われています。一緒に乗っているモンゴル人医師は、カミオンバレイが見えるや「パトロールの走破性はすごいなあ、これ買おうかなあ」だって。のんびりと考えて危機を危機と考えないのも一つの効果的な方法かとも思うのですが、いかがでしょうか。

きょうの一枚
この時代(1985年ころから)はヤマハDT200の全盛期です。みんなこれでしたね。僕も買って毎日のように走っていました。大会本部のスタートステージも懐かしいもの。それにしてもこの年からの車体ゼッケン、今と同じです。

No.0609 – Organisation Voice 2004/03/09

昨日からの続き。遭難とは、自分が今どこに居るか分らない状態のことを言います。もちろんそれだけでもないけど・・・そんで、どこに居るのか分らないことも分類されていて「全く見当もつかない状況」なのか「おおよそ見当はついている状態か」でしょうか。前者でやみくもに動くことは危険ですし、後者の場合は、おおよそで動くことによって、さらに危険なことになりかねないということが言えます。まあどちらにしても「今自分がどこに居るのか」がわから無いということは、危険な状態であるという認識が必要でしょう。企業にも同じことが言えます。

さて、モンゴルの奥地しかも遊牧民も居ないゴビの奥で、遭難したわれわれメディカルカーの運命はいかに。続きは明日だ・・・・・・・・・って引っ張るねえ。んでホントはどうなったかというと、「おそらく南下しすぎている。途中で西に向かう広いピストを見落とした」と判断しました。つまり目的地の方向は、今の進行方向に対して3時の方向だろうと見当を付けました。で、なんと禁じ手のショートカットに出たわけです。進行方向に対して4時の方向にステアリングをきりました。そしてこのCAPをはずさないために、とりあえず遠くに見える小山のピークを目標に定めたのです。「こんなことをしていていいのだろうか」だれも不安な顔ひとつしません「まあ、分ってやっているのだろう」と。ぼくは「実はと、告白しようか」と悩み始めました・・・・・・なんか「彼方へ」を書いているみたいになりましたねえ。・・・・・・・と、その時、とんでもない出来事が襲います。絶体絶命です。

へへっ。マジで続きは明日だ。メディカルカーの運命はいかに!果たして無事生還できるのか?まあ、していますけどね。

きょうの一枚
20年前の第2回大会風景シリーズの今週!一枚は町内パレードに向かうの図、このクラシカルなスタイルをマシン、ウエアともに分析をしてみたら実に面白く興味深いものです。明日からもありったけの 当時の写真をご紹介、昔を懐かしむようになったらトシですかねえ。

No.0608 – Organisation Voice 2004/03/08

「北の島」に対抗「方向感覚について」

僕は子供の頃山によく登っていて、地図とかコンパスとかが大好きで「大きくなったら地図やさんになろう」なんて考えたときもありました。過去のパリダカ、まだGPSの無い時代、それにモンゴルのコース制作(試走)の時、僕は「頭の中にジャイロがある」なんて言い放っていました。世界中のどこの都市でも「北はあっちだな」と認識して、確認のために手元のコンパスを見て「よっし、合っている」としていたものです。そうすれば、おおむねその都市の性格も把握できて、風水じゃないけど、そういう地政学的なこともおおよそ見当がついたものでした。

まあ、それでこそ未知の大地に飛び込んでいく勇気もあったわけでしたが・・・・・ところが最近「方向感覚が、とても狂い始めた」のです。これは老化の一種かと片付けているのですが、本人としてはとても怖いのです。それは方向・・・のみならず美的感覚や、マーケティング的な感覚やらにも連動しているように思えて仕方ないからです。

2001年のモンゴルの大会中のことです。体調不良を訴えるメディカルカーのドライバーに代わって1日だけ運転をしました。目的地は砂漠の真ん中「バロンバヤンウラン」という町。クルマは二ッサンサファリ輸出モデルだから正しくは「パトロール」乗っているのは僕のほかは通訳、医者の3人。スタートしてしばらくすると距離を示すマップツインが止まった。CP1の到着は最後尾。カミオンバレイはひとやま東のルートで行っちゃったみたい。「まあいいか」とGPSを頼りに走っていると「どうもGPSがおかしい」ことが判明。いったいここはどこなのか、どちらの方向に行けばいいのかわからなくなった。しかし、そんなことを言える相手はだれも乗っていない。信頼しきってぼんやり外を眺めながら「けが人とかマシントラブルでストップしてないなあ」と考えているか寝てるかだ。「まいった。」思い描いたルートは狂ったGPSで修正したものだから自分の中でまったく分らなくなったのだ。せいぜい天頂にある太陽が頼りなくらいだ。遊牧民の居るようなエリアならいいのだが、それも望めない。

遭難とはこんな感覚なのかなあ、さあどうなったのでしょうか、事の顛末は次回。

きょうの一枚
なんと第1回SSERの写真が2点!町内パレードに向かうカットと、新設なった林道での走行風景。「僕が写っているう」という方にはLEDのランタンとフラッシュライトになる2WAYのランプなどをプレゼント。でも次に更新されるまでの1日だけの間にお申し込みくださいね。でもさすがに第1回大会では・・・ですねえ。

No.0607 – Organisation Voice 2004/03/05

さて、シルバーエイジにはまだ間があると思っていたのに、老眼がひどくてやっと今日から、目に優しい大型のディスプレイがデビューしました。デビューといえば、BMWの1200GS!!間もなくですね。KTMの950ADVもバイク雑誌ではインプレッションが盛んで、気になります。

もともと「旅」をすることをキーワードに始まったわれわれの20年。例えばパリダカやパリ北京、モンゴルなどの準備やら本番やら、またツールドブルーアイランドやガストンライエモノにしても。はたまたTDNしかり。いったいこれまでの20年間に、どれほど旅をし、どれほどテント暮らしをしたかちょっと数えてみようかなあ、と考えました。それほどに、この桃の花の咲く頃は、そぞろ旅に惹かれるのですねえ。で、今年は特に忙しいのですがバイク全国行脚がしたい!と思っています。

さて、きょうの2枚はSSERから。これからしばらくこれらの写真をUPして行く計画だそうで、あなたの写真もUPされるかもだよ。お楽しみに。今日から1週間UPされた写真に「写っているのは俺だ!」という方にステキなステキなプレゼント!を贈りますので即メールください。但し次のがUPされるまでです。プレゼントは?これから考えて、毎日発表。ちなみに選んでいる人は、かっこよさのみをテーマに選んでいるそうで、趣味がばれるかもですねえ。昔々の写真も登場するかもです。

PS・・SSER SUPER-Nに早期お申し込みの方にお届けする「ラジオ」遅くなりましたが本日発送いたしました。「ちょっとチューニングが・・・」なんてやってるうちに3月!

PS2・・プレゼントはなに?にするのかと早くも大騒ぎになった「今日のイチマイ、この写真はだーれ」って勝手にタイトルつけてますが、今日からですよ!今日のプレゼントは・・ヒミツ

No.0606 – Organisation Voice 2004/03/04

ひさしぶリ、というか初めての感じがしたんだけど、第8回ラリーレイドモンゴル2002のポジフィルムの山を見ました。1枚ずつ丹念に見ていくと、昨日のことのように思い出されることばかりです。いつ何度みてもモンゴルは美しいなあ。とそう思います。

かつてラリーが最も足を延ばしている時代に行ったウブス湖は、いま世界遺産に登録されています。あの美しいモンゴルの中で唯一1箇所なのです。また行きたいなあ。6月くらいにヘリのツアー組んで行こう!って言ったら大反対されましたが・・・まあモンゴルの水辺の風景は、なんというか筆舌に尽くしがたいのです。

で今スーパーNの会場の美馬の会場から見下ろす吉野川の風景もなかなかです。桜も早いということで、お楽しみに。

きょうの一枚
今日の一枚は2枚、スーパーN2001のときの模様です。

No.0605 – Organisation Voice 2004/03/03

今日の日経新聞の全面広告には、カラーでHONDA RC211Vの勇姿が、といってもカウリングなど取り外されたセミヌード、なぜこんなビジュアルがこんな新聞に、というミスマッチ感覚がインパクト大!そのコピーには「驚きを、歓びを、開放を生め。快感を、未来を、自由を生め。・・・・」むむむ、良いのだが分りにくい。しかしその写真の持つ迫力、HONDAは本当は何が言いたくて、こんな広告を3月3日付で出稿したのか!

その新聞の一面には「韓国現代自動車ホンダ抜く」と、記事を読むほどに、紙面を見回すほどに、困難な時代にもかかわらず利益とかシェア拡大とか、最高益だとかだという言葉が踊る。経済という名の世界大戦は、恐ろしいほどの段階に入っている。中国国民が、かりに米国国民と同じ生活をするためには、あと地球3個分の資源が必要だといわれている。まあそれはアメリカの雑誌に載っていたので、その表現はいかがかとは思うけど。だれもがこぞって「中国!中国!」と叫ぶ今の風潮もいかがかと。

今朝未明に、NASAが重大発表として、かつて火星には水が大量に存在した証拠を発見した。そこは温暖で湿潤な土地、そして温泉だったらしいって。それを生命があった可能性としている。もうちょっと行くと有人探査!火星の表面で倒れた自由の女神像を見つけたアメリカ人は、ふと空を見上げると火星のようになった地球。「いや待て、今ここにいるのが地球で、あれは火星?」なんてことにならないように。みんなスローライフ、スローフードを心がけましょうよ。

で、今朝のHONDAの広告、最先端のテクノロジーを謳いながらも、何かこう共感できたのはなぜだろう。TOYOTA的なことが何か中国的で、HONDA的なことが「ちょうど今の日本的」なような気がしたのはなぜかしら。と説いた口も渇かないうちに、

「さて、ランクル乗って飯食いにいくか!」

「やっぱ100かなあ」

「ガソリンの4500でしょ、燃費なんて気にしないでねえ。」

「上海蟹が食べたーい」

訳が分かりません。

きょうの一枚
これがラリークロスの模様。写真は昨年のTDNのときのものですが、今度の美馬のSSER SUPER-Nでは、あのトップグループの走りが白日の下に晒されてしまいます。いよいよです。


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No.0604 – Organisation Voice 2004/03/02

「彼方へ」ってタイトルでノンフィクションを書きながら、このタイトルってどこかで聞いたことがあるなあって考えていたら、なんとパリ北京の時のテーマソング!もちろん記憶の片隅にあったのだけど、で旧いCDのサイトから探し出して発見。注文しちゃった。

まあ、人の記憶力なんて頼りないものなんですが、この「彼方へ」を書いていると、みるみる思い出すのです、山ちゃんは「日記つけていた?」とか「誰か横について摘録していた?」なんて聞くんです。残念ながらすべて記憶!最近のことは良く覚えていないのですが、昔のことほどよく覚えているというのは、もう老境に差し掛かったということかしらねえ。

きょうの一枚
1996年第2回大会まで使用されたSSERの大テント。これが2セット、天幕は4セットあるから驚き。翌年からは、強風対策でゲル型を開発して、このテントは国内専用となった。1996年エタップ8サインシャンドのビバーク。GPSポイントが間違っていたいわくつきのビバーク。


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No.0603 – Organisation Voice 2004/03/01

雪でした。山陰の山々には、たっぷりの残雪。そればかりか雪害の倒木に行く手を阻まれ「チェーンソーもって出直してこよう。」みたいな林道。こりゃあ4月に集中してやらナきゃあ。とスケジュールを考えて、暗くなっています。考えてみれば今年のTDNのルートは、九州を除けば豪雪地帯?ばかりではないですか。よっしゃー、それならそれで、徹底的にやりますよ。でも問題はルートブックの印刷日数。それに、注目のスーパーN!!手が足らない!です。

といいながらスーパーNは、どうぞお楽しみに。徳島道美馬IC下りてすぐに主会場があります。どこから来るのも便利ですよ。もうすぐ締め切りぜひお早めに。

きょうの一枚
ご覧のとおりの残雪!です。コノ調子じゃあね、トホホホホ

 


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No.0602 – Organisation Voice 2004/02/27

週末試走と書こうと思ったら、終末思想だなんて変換されて、「ハルマゲドンがやって来るゥ」みたいなやつですねえ。まあそれはともかく、まだ雪の深い山陰北陸あたりの試走に出かけます。行ってキマース!ので、見かけたら声をかけてくださいね。さあ、最後の寒波ですが、もうすぐ春本格的です。スーパーN,TDNともどもよろしくお願いします。

と書いていると、駐車場に見慣れない神戸ナンバーの車が入ってきて、「だれだろう?」と見ていると降りてきたのは池町君!相変わらずふらりっと旅をしてきていました。パリダカの話も面白おかしく聞けて、裏話も面白くて、「しゃべりたい」衝動を抑えてキーボードに向かっています、彼は初めてブルーアイランドに来たのは19歳のときだそうで、それからひたむきに走ってきて、今充実した域に、いまだ若くして到達しています。ただ残念なのは「ルーキー」とか「若手育成」プログラムとかで、もっと適切な表現はないものかと思ったりします。

ああ、早く出かけないと日が暮れるう。

きょうの一枚
愛媛は佐田岬付近の一枚です。愛媛から九州に渡るときはよくこの佐田岬をよく通ります。右も左も海なので魚介類がおいしく、じゃこてんなんてのもおすすめの1品です。


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No.0601 – Organisation Voice 2004/02/25

メルマガ100回記念!!

昨日はOVに継続するということを書きましたが、なにも継続することが「えらい!」とは思いません。人間は、常に変化を恐れ、そして変化を求めます。普遍の真理があるとすればそれは、「変わらないものはない。唯一変わらないのは、変わらないものはないという事実である。」とそう思います。ゆえに持続性、持続可能性が大切にされるのであって、サスティナビリティという掛け声も、変化を恐れる経営者や国の心の闇のようなものです。こうして、実にスローガンほど危ういものはありません。

例えばあなたが旅をして、ある町につきました。町役場には「暴力追放の町」と書いて懸垂幕が下がっていたら「この町は、きっと暴力団の巣窟なんだ。」と思いませんか?「売り上げを上げよう」と会社に貼ってあるところは、きっと売り上げが上がらなくて、「よっし」と書いて貼ったそのスローガンだけでは永久に売り上げは上がらないでしょう。それは社会主義の、旧ソ連や、もちろんモンゴルもそうでしたが、町のいたるところにそうしたポスターやスローガンが掲げられています。キュービズムという20世紀が生んだ変な画風が特徴的ですが、それは怠けることを恐れる指導者の生産性向上のキャンペーンだったのでしょうか。その答えは、ご存知のとおり。

「変わって良かった物は、将来には変わらなかったら良かった物になります。変わらなくて良かった!って物は、将来には、変えてれば良かった!」と思うようになります。何が言いたいのか?すべては思うようにならない事だということです。

さて、おめでたい100回に、またなんや訳のわからないことを書いて!ごめんなさい。今年のコンセプト!まあスローガンです。

「To be continue!」

笑うとこですよ。

きょうの一枚
これは、いったい何を意味する一枚でしょう。パリダカでは良くみかけますよね。バリース、みんなの轍。1台だけ違う方向に行く。勇気なのかミスなのか?


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