2006/12/25 (月曜日)
メリークリスマス!!
良い天気で、朝の光は燦燦「こりゃー、今日も1日、暑くなりそうだねえ」なんて言い出しかねないほどの強い日差し。高知ではハイビスカスの花が咲いているという勢い。温暖化というからなにか柔らかな響きがあるのですが、もう止められない一線を越えているような感じがします。
さて、2006年も残り少し。この12月にとある本が発刊されました。それは「大陸横断ラリーin 1907 北京~パリ限界を超えた1万マイル ルイジ・バルツィーニ/著 樋口あやこ/訳 」早速注文しましたがな。なんとこんな本が新刊で出るとはねえ?!早々に読んで報告いたします。でもまあ何度かこのOVに書きましたが、来る2007年は1907年の北京-パリから数えること100年。パリ-モスクワ-北京から15年。世界の自動車冒険旅行が競技という形態を整えた100周年のアニバーサリーイヤー!!(パチパチパチ)なのであります。僕はこの100周年を祝いたい!!100周年記念BTOU!!だし、100周年記念SSERアクティビティ!!とすることを宣言!!冒険ラリー100年の記念品を作って売ろう!(と、すぐそんな姑息なことを考える!!)
さて100年ほど歴史をさかのぼる1901年、スェン・ヘディン探検隊は砂漠に消えた古代都市「楼蘭」を発見し、さまよえる湖「ロプノール」を発見します。ちょっと年号が不確かですが・・・ロプノールはちょうどゴアテックスの上の水滴のように地表をうろうろしていたのでした。その時の冒険の本を試走に持っていったきり紛失・・・読みかけだったのになあ。そして次第にタリム盆地やタクラマカンあたりの様子が明らかになっていきます。ボクはというとグーグルアースで今日もモンゴルを、そして西域を探検中!!さあ、年末大接近中!!ボクの世界地図は増えるばかりだ。
きょうの一枚
その注文した本です。
2006/12/22 (金曜日)
BTOUのお話を少し。
11年目の開催となった2007年は、既報のとおり西に向かいます。西へ向かうと、モンゴルの大地は時間の流れに乗って進むことを実感する広さです。たとえば日に日に日没が遅くなります。おそらくホブドまでいくと午後11時まで明るいはずです。これで地球を実感することになります。時間の方向に走る!!つまり地球の自転の速度で走れば時間は止まるのだろうか・・・などといつも考えるのは決まって西に向かう旅でこそだ。
そんな時間旅行の2007年は、どんな顔ぶれ・どんなマシンが集まるのでしょうか?タノシミタノシミ・・・で、どーも菅原さんは「ライノからフルカバーボディに変えるよ、何だと思う?」と、さて?? 古くからRRM時代の参加者もあれば前回のワンツー池町、池田、春木編集長たちの参戦表明。もちガントルガや、ロシア人チームも。
YOUTUBEに出るや、早速ヨーロッパのTVが取材の申し入れがあったり!と、ここに来て忙しくなり始めたSSERのオフィス。来年の暑い夏に早くも思いをはせながら、モンゴルの地図はもうマーカーでマッカ!?になってきています。
さて週末。メリークリスマス。皆さんにも素敵なクリスマスプレゼントがありますように。
きょうの一枚
TBI2006から。四万十川の沈下橋。それにしても結構大きい流木が橋脚に引っかかってるではありませんか?四万十川、今も豊かなこの川は四国のシンボルでもありTBIのシンボル、なんかこの河原をビバークに出来ないかね?
2006/12/21 (木曜日)
ダカール。アフリカ大陸の西の果てにちょこっと突き出した半島。沖合は、大西洋ですが、日本の遠洋漁業もここまでやってきて操業していますがな!カナリア海流という寒流と赤道海流がぶつかる好漁場なのです。
話がそれました。でそこは、たぶんアフリカ大陸の最西端にしてセネガル共和国の首都。古くから奴隷の積出港として栄えた忌まわしい過去を持ちます。もちろんフランスが旧宗主国ですから、言葉はフランス語が通じます。というか公用語に近いものです。緯度はというとたぶん北緯17度くらいですか?赤道と北回帰線の間、つまり熱帯です。で、1979年からはじまったパリダカールというラリーのおかげで?一躍有名になった町です。
このダカール、つまり地名ですが、何故にこうも胸を掻き立てるものがあるのか?いまだに不思議です。そのラリー、よく出来た物語のようでもあり実にいい加減な落書きのようでもあります。またしっかりと考えつくされているかのようでもあり、行き当たりばったりのようでもあります。巨大なマネーが動いて、誰かが潤っているようでもあり、その実大変に困っているようにも見えます。
しかしひとたび競技者としてそこを目指すには、誰にも負けないほどの闘争心を抱き続けるモチベーションの持続が必要です。あきらめることは簡単なことです。あきらめない、ということは大きな犠牲が必要です。12月21日にもなって、まだ現地にも行かずに出場のために最後の努力を続けている男がいます。
この2007の大会を自身10年に一度のチャンスと狙っているのです。こうした無意味なとも思える挑戦が、ラリーを、または夢を実現してきたのではないかと思います。道のりははるかなようで、時間はわずかです。夢と冒険に命を燃やすためには、人生はあまりにも短いのかもしれません。
きょうの一枚
蒼き狼の試写会のパンフ・・・・人生は短いのか?しかしこれほどまでに語り継がれた男もいまい!というほどのチンギスハーン。で、ロゴはどーしたんだろう?
2006/12/20 (水曜日)
昨晩は東京で「蒼き狼」の完成試写会に行ってきました。角川作品の「男たちの大和」に続く超大作。原作は森村誠一の「地果て海尽きるまで」チンギスハーン役は反町隆史・・・なんてのは皆さんご存知。上映は来年3月3日からの予定です。で、どうだったか?「・・・・・」ボクは評論家でもないし、答えるのはいかがかと思いますよって、映画を観てください。
でも少し書くと。空気が今のモンゴルの気がするんです。もちろん今のモンゴルで撮ったものであるのですが・・・また今も昔もモンゴルの大地は変わっていない!!のではあるのですが・・・・・なんかボクには違和感が。チンギスハーン役反町の演技はなかなかのものなのですが・・・どうにも一人芝居を観ているようで。ただテーマが、父子、女、などと交差させていて、伝えたいメッセージは感じます。
でボクはチンギスハーンと符号を同じくする部分があってですね・・・チンギスハーンは1155年生まれでボクは1955年生まれ。今年はチンギスハーンが51歳でハーンの位について800年。つまり1206年-2006年なんですね。ついでに書けば、自動車の黎明期1906年には北京-巴里自動車競走があって、来年は100年。なんと過去の2007年に自分の手で・・・と考えていたのは不遜な思い上がりだということが。しかしモンゴル、そして将来の中国西域への探求の思いは、まさに「地果て海尽きるまで」の思いはいや増すばかりです。
きょうの一枚
今日も菅原さんからのメール・・・フランスの古城のオーナーが自分の敷地にあるオフロードコースにティエリーサビーネの名前が・・・その名前が城主の名前なのか故ティエリーなのかは菅原さんの文面からは読み取れませんでした。
2006/12/19 (火曜日)
訂正がありました。BTOUにはじめてご参加の方はTBI07にご招待!!というHPの記載。「あれ、これって、RRMも含んで初めての方じゃなかったっけ??」「・・・ううー、もう遅い!」という訳で、なんとBTOUに初めての方なら、RRMの常連参加者も招待してしまう!という太っ腹!!ぶりな今日のSSER・・・ボクは東京に向かう機上の人だけどね。
さて、昨日少しリークしたチームBMW Japan・・・2007/1末よりG650Xのマシン改造がスタートします。その様子は各種メディアやもちこのHPでも取り上げていくことになりました。(業務連絡)BTMさんもよろしく・・・マシンの仕上がり状況を見てTBIまたスペアマシンでA-TEC Cross Country Hokkaido 4daysにテストライドされる見込み。タノシミだね。雪辱に燃えるガンちゃん660・・・KTM勢に勝てるマシンとなるのか!?
明日の夜のOVは東京クリスマス直前レポート・・・なんてするかな?あと札幌・東京・大阪・・・でプレゼンテーションを予定!!名古屋の皆さん!今度は東京か大阪でお目にかかりましょうぞ。(すいませんスケジュールが合わなくて)
きょうの一枚
菅原さんからメール!!ルマンの近くにある彼らのガレージから、臨場感あふれる作業風景!が届きました。それにしても驚くばかりのスポンサーの数!!もち来年北海道4デイズの冠!「A-TEC」のロゴも!!またあの周辺の市街地でのSSや学校敷地内の専用コースでのモタード?もあるかもですよ!!
2006/12/18 (月曜日)
土曜日の早朝、ブッフェの朝食はクロワッサンやチーズが旨いし、だいいち居心地が良い。行き届いたデザインのレストランはフランス系のホテルだからか、ガラス越しに見える風景もまるでモンパルナスあたりのように見える。ここは北京だ。厚手の黒のカシミアのコート、手にするたびに気持ちの良い皮のグローブ、モンゴルで買ったカシミアのマフラーで装備して、ホテルの回転ドアを押し出すとものすごい風。氷点下5度に強風は体感温度を一気に押し下げる。
王府井に向かうと強烈な追い風で、歩く速度は加速。時間が早いのでまだ朝の準備の煙いの立つ胡同(フートン=路地)に迷い込んでみたり、パン屋を覗いたりしながら、天安門の近くまでやってきた。「寒い!」のだが少し薄く背中に汗を感じた。まだ改札の始まらない故宮に着いた。8時30分からだ。券売に並び40元で入場券を買う。1時間あまりかけて収蔵品などを見た。乾隆帝時代の壷や磁器、清朝の最も花やかなりし時代のものが多い。この故宮というのは明と清の時代の王宮で1420年に造営され、清の溥儀が退位する1911年まで約500年間も王宮となり続けたのだ。
高い城壁が張り巡らされ、総面積は72万㎡22万坪!!だ。天安門から入って北の門を出るころには、顔も凍傷寸前!景山公園の前でTAXIに乗ってホテル!大急ぎでバスタブに湯を張って、ダブンと入れば手足はまるで氷が解けるように・・・はるか500年の旅から帰ってきたような錯覚。やっぱ中国は大きい。無駄に広い。と思っていたら、空港までの田畑はもうすでに無くなった。ビルが林立し、5分間走る間に建築中のビルは100個ばかり数えられるほど。
きょうの一枚
BMW G650X・・・いよいよBTOUでも BMW vs KTM の闘いの構図が・・・BTOU2007にはBMWのミニ?セミ?ワークスチームが出場予定。マシンはこのG650X・・・夏までにどのくらい完成させられるのか?興味津々!!ライダーなどメンバーの発表などは、2月から3月ころに開催予定の「SSER PRESENTATION 2007」にて!たぶんプレスリリースがあるかもです。雪辱に燃えるガントルガ&マエダッチ勢のKTMにこのマシンは果たして通用するのか?!てなことがタノシミに追加。
2006/12/15 (金曜日)
北京2日目の夜。冬の北京は2年ぶりか。夏は暑いのに冬は寒い。そういう意味では損をしている。フビライは夏には北の避暑地を夏の都と呼んで、3ヶ月あまりは暮らしていたらしい。ザナドウという都。仕事はともかく、中国では考えることが多い。
そうそう北京に来る途中の新聞でウイニーの判決を見た。検察側の懲役1年の求刑は通らなかったのだが、罰金150万円の有罪判決。それならコピー機開発した人も有罪にならなければおかしい。知的所有権を考えるのはこの混沌とした北京では難しい。ビル丸ごとコピー商品のデパートは、何のことは無い日本人や西欧の観光客も多い。日本も中国の文化を持って帰って真似ている!と中国人は言う。そうだ唐や隋の都西安には、空海をはじめ多くの日本人が学んだのだ。学ぶ教える、真似る真似されるは繰り返されるのかもしれない。
きょうの一枚
BTOUコーナーでは新しくphotograph collectionと題しまして、秘蔵映像・画像をBGMと共にご覧頂ける企画をスタートさせました。定期的内容も追加しますのでお楽しみに。TBI版ももうすぐ掲載。
BTOUサイト>>
2006/12/14 (木曜日)
BEIJINGに居ます。古くマルコ・ポーロはこの都までやってきて元の皇帝フビライハーンに17年にもわたって仕えます。豪華絢爛たるこの都に驚いたと書いていることよりも、タクラマカンを越えるくだりのあたりのほうが興味深い。
「夜になって、この砂漠を横断していた。仲間たちから遅れをとってしまって必死で追いつこうとすると、霊が仲間のような声で話しかけてくる。旅人はこうしてあらぬ方角に連れて行かれて命を落とすことも多いという」
いま敦煌のその周辺は、観光客で押すな押すなの大騒ぎらしい。250mもの高さを誇るこの地の大砂丘も、近くにある莫高窟や月牙泉もラリーで訪れることは無理なのだろうか。BTOU次の10年の課題は、このあたりなのだが問題のほうが多いのだ。
きょうの一枚
中国と言えば「京劇」。清代から北京に伝わる伝統的な劇です。色鮮やかな衣装と胡弓や銅鑼の音が、目と耳を刺激します。
2006/12/13 (水曜日)
「出張の谷間」
日曜日から北海道に出かけていました。んでもって明日からは北京で、今日は出張の谷間!!ということであります。北海道は本格的な冬に突入していました。相変わらずアイスバーンを疾走するクルマたちに「フライングフィンだね・・・」そうフィンランド人はラリードライバーもエンデューロライダーも大挙して輩出する土地柄。緩やかに波打ったアイスバーンの道をたくみに駆け抜けてく・・・そんな姿を連想しつつ、こうした大地が鍛えるのでありますな、きっと。と、芦別の温泉に向かうのでありました。
北海道4デイズは、メルマガに少しリークしましたが、おなか満腹大作戦!!で行こうかと考えております。「Hard but Gourmet」なコンセプト。ビバークにはワインとかチーズとか・・・もうとんでもなく楽しくおいしい企画がスタートしています。
んでもって北京。ボクのライフワーク・・・生涯の目標。がんばって来ます!!
きょうの一枚
チームスガワラのルマン郊外にあるガレージ・・・グーグルアースではなくて空撮です。ちょうど真ん中辺りにある大きなガレージが作業場。手前の駐車スペースに4台くらい車が停まっています。その左の建物が住居兼オフィス・・・ラリーのスタート前になるとたくさんの人が寝泊りしているですよ・・・まさにパリダカ合宿所。ルマンのころには日本人のルマン出場チームが借りていたりするそうですが、最近はルマンのほうも日本人参加チームはどうなっているのか?
2006/12/08 (金曜日)
菅原さんたちは、昨日フランスへ旅立ちました。もう当たり前のことのようにダカールへ、飽くなき闘いを続けています。まさに「魂の挑戦」といったところです。こんなこと書くなと怒られるかもしれませんが、近年は、ゴール後あの高い運転席から降りるのも、しばらくしてからじゃないと降りられないほど疲労困憊です。まるでドライバーをサポートするデバイスが満載で、さぞや快適なドライビングをしているだろう!と思っている人も少なく無いでしょうが・・・・・。
80年代後半、ガストンライエが、ゴール後両脇を抱えられてバイクを降りているところを見たことがありました。1000kmを超えるタマンラセットへの道のり。そして指を一本一本メカさんに広げてもらっていた・・・まあ菅原さんの姿にそれがダブります。
近年カミオン部門の闘いは熾烈の一途です。もちろんラリーのクイックアシスタンスのカミオンも走るのですが、昔と違ってアシスタンスカミオンは別のルートを走っているので、まあ競技を走る90台のカミオンのレーシングクォリティはイヤーバイイヤーに高まっているのです。
菅原さんの生き様、それはまるで投げ出したくなるほどのライバルたちの進化。いやになるほどの日本国内の理解度の低さ。しかし、それらもこれらもひっくるめて、つまるところ「挑戦の人生」なんだろうと思います。
池町佳生も今年は挑戦します。いや今まで挑戦してなかったわけではないのですが・・・何に挑戦するのかというと、答えは「自身に」でしょう!?自らの人生のリスクをかけて挑む、といえば大げさですが・・・ただひたすら、上昇志向を持って生きる生き様には、ただただ脱帽するのみです。さて、ボクはフランスからのメールなどを頼りに、彼らの近況や戦いぶりを!今年も「こたつ・・・レポート」していく予定です!!
きょうの一枚
リドのカーニバル!!じゃなかったパリの名門キャバレー「LIDO」ちょっと華やかさが足りないので・・・ヤマハの50周年のパーティの模様!!
2006/12/07 (木曜日)
今日は一転して冷たい雨の1日。なかなか寒いです。今ちょうど来年の輸入車ショウの仕事に取り掛かっています。モチ地方のイベントなんですけど・・・で輸入車についてアアデモナイコオデモナイという話をしていたです。
Yahooの自動車アンケート!の企画にボクと池町クンが登場してます。
メインページ
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/index.html
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/100comments/index.html
ぜひ、見て、笑ってください。写真送れ!と言うんで、テキトーな写真送ったら・・・これがヌフトホテルのブリーフィング中のバカチョンデジカメ!!池町君なんかスタジオでライティングされたやつ・・・ようし!ぼくもスタジオで撮影してくるぞ!!
で、そのアンケート・・・好きなクルマも100車種くらいから選ぶので、その中にはボクの答えはゼロ!なのでしたが・・・まあかろうじて収めてみました。というか締切日過ぎてなに書いたか覚えてなかった。バイクでもやれば面白いのに。
おお、そういえば昨年のBTOUをガンガン走っていたあるライダー・・・1200GS-ADVを今にも買いそうな勢いでお目にかかりました。
「ADVで遠くへ行きたい!大陸を走りたい」
「やめときやめとき」
「???自分もHPでADVが良いって書いていたでしょ」
「違う!あれはカタログが良いって書いていただけなの」
「あっ、本当は自分も欲しいんだ!?(これは第三者の発言)それで人が買う!とかいうと、そんなことを言うんだ。もう、ひねくれてるんだから・・・」
「・・・・・」
欲しいバイクってのは、こうしてたくさんありますね。
きょうの一枚
菅原さんたちのルマン郊外にあるガレージには、空輸されたゲルが建っていてなにか不思議な空気を醸している。あの中でストーブを焚いてぐっすり寝れば、また元気が湧いてくる。チンギスハーンの時代いやもっと古くからの大陸の知恵だ。
2006/12/06 (水曜日)
「イタリアの誘惑・その2」
暖かな小春日和の日差しが窓いっぱい。オフィスの植木鉢も気持ちよさそう。オフィスにはなんとモンテッサと80G/Sがディスプレイ(しているつもりじゃないけど、鎮座)実はコピーの前に置かれていてジャマっケ!?だったのを昨日移動したのさ。デスクからはG/Sが最も美しく見えるボクの一番好きなアングル。製造年月日的には、ちょうど20歳のマシンだ。いい年のとり方ができているか?そこに置いてあったイタリア製のソファは、部屋から出て行ってしまって、奥の編集室?に移動。久万高原町の友人の作業場で見つけて譲ってもらった丸太の寝椅子・というかベンチと空間を作り出している。
その友人の木工所に、ボクがデザインするから家具を作ってネットで販売しよう!と言って「やろうやろう!」となってもう3年くらいになるけど、これもまた手付かず。相変わらず久万高原は林業が衰退の一途、二次加工品が出来ないままだ。いや、そんなことを書こうと思ったわけじゃない。イタリア家具の話を書こうと思っていたのに前置きが長くなった。
やっぱり服と家具はイタリアのんが良い。僕がまだ24か5の若造だったころ、ジョルジュ・アルマーニのオートクチュールのスーツを手にして驚いた。「世界にはこんな服があるのか?」と、彼は確か当時メンズなんてやってなかった。75年にアルマーニは自社ブランドをスタートさせたのだからその直後のことだ。それ以来ボクはイタリアン??街ではイタカジなんて言ってマリテ・フランソワ・ジルボーなんかが日本でも流行りはじめた。最近では、古くからボクの愛用の英国のベルスタッフも、イタリアンデザインに変貌して結構なプレミアムブランドになってきた。
オフロードバイクに乗る傍ら、ドカやマーニを乗り継いできたボクは、やっぱイタリアンレッドが好きで、自身のデザインも赤と黒の組み合わせは相当に多い。で、いろんな人に「お前は日本人じゃないね。イタリアンだ」とよく言われた。また前置きが長くなったので本文は割愛。要は愛でるのならイタリアンが良くて実用にはドイツが良いんだ!ということが書きたかったのに・・・・・どこから眺めても手触りも含めてすばらしいイタリアンデザイン。哲学的で複雑な表情のドイツプロダクツ・・・じゃあ日本はどうなのか?ということ。建築家はここんとこジャポネーゼががんばっているね。わけわからない変なOVでした。
きょうの一枚
3年前に久万で手に入れたベンチ。大洲の街角でイベント中にこれでよくお昼寝しました。
2006/12/05 (火曜日)
「イタリアンな誘惑」
最近のこと、バイク雑誌でDUCATIのHYPER MOTARDっていうの?あれを見かけて、ふーんドカティがねえ!?と、最近はボクのHP2も17インチで軟弱極まりないけど・・・実はこれが結構楽しい・・・というか歩くモノマガジン(某ジャーナリストが名付けた)なボクの気分はイタリアンにマッシグラ!!
では、とドカのHPに行ってみるとDUCATIはアルファロメオがリンクしてあって、あの世界限定500台の8C Competizione が2200万で「完売しました!」と嫌味タップリ?(ひがみかもしれない)に書いている。
気を取り直してドカのページに戻って、うろうろしているとアパレルのページは、「なに!?メーカーのページのクセに、ここでネットショッピング出来ちゃうんだ?」70年代のドカのりだったボクは、クラシックなドカのロゴの美しいヴィンテージな趣のレザージャケットを思わず買い物かごに入れそう!!になっちゃう。バイクも無いのにね。
そこで気がついた、各バイクメーカーはアパレルに力を入れている。以前はバイク買い替えまでの間の店頭のセールスアップかと思っていた?でもどうやらそうではなくて、いやそれもあるけど、「ブランド囲い込み」作戦なんだ・・・ウエアが完璧にあるブランドならバイクのブランドスイッチはしにくい!のではないだろうか。
で、ドカもKTMでもアパレルはイタリアンデザインで、イタリア製だ。BMWはドイツデザインのドイツ製。ここに微妙な世界観の違いが出る。かつて(って70年代初頭だけど)BMWからもデロルト(イタリア製ね)のキャブをつけたマシンが唯一リリースされて世界的なヒットになったじゃんか!イタリアよね。
で、ドイツが好きなボクはワーグナーの愛好家でもあるの(最近だけど)でも、ふっと聞いたフィリッパ・ジョルダーノ・・・1999年ミレニアムにローマ法王の前で15万人の大観衆の前でアヴェ・マリアを歌った・・・ローマ法王の死後は活動が出来ないくらい落ち込んでいたらしくて、最近の活動後の・・・とまあそんな話はともかく、やっぱイタリアなんだな。最近。で気がついた。「日独伊三国同盟だ!」不思議かも。
きょうの一枚
フィリッパ・ジョルダーノのデビュー?アルバム。ハバネラがすばらしい。
2006/12/04 (月曜日)
なかなか寒くなりました。北の大地の方はいかがお過ごしですか?うちも今朝、この冬の初暖房が入りました。でもうっかり間違えて冷房のまま「やけに寒いねえ」と。ここらの気候は最近はどうもほどほど、というのが無いといえば無いのですね。
12月といえば、ダカールの季節。もちろんラリー自体は1月なのですが、ぼくたちも何年もの間、12月のパリで過ごしたものでした。12月のパリと聞けば、ボクにはこの上も無く懐かしく、胸が熱くなるほどのものがあります。パリダカ、あっいやいまはダカールね。
多くの者がこのラリーゆえに悩み、時に打ちのめされ、時に立ちすくむ。ホントウにこのダカールってやつは、不思議なまでの人生模様を描いてくれます。それは何故なのだろうか?と、一時はよく考えたものです。これほどまでに多くの者を魅入る、その正体はいったい何なのだろうか?とも。
ボクがはじめて出たのは1988年。ちょうどアリ・バタネンのマシンが盗まれて、ユハ・カンクネンが優勝した年。マルコム・スミスも確かレンジローバーで走っていて3位だか「すごいなあ」と思ったものでした。丸目のキャメルレンジローバー・・・カッコ良かったなあ!年が違っていたらゴメン!!極めつけはダフトラックのヤン・デ・ルーイのダフ、ツインターボのモンスターマシン。80年代のテクノロジーの限界?!でこのラリーで、ダフの2号車の事故で撤退。
そしてここのところ復活!なのですが昨年はなんと車検落ち!普通ならもうちょっと厳しいかなって思うところ・・・今年はごらんの(今日の一枚)体制。メーカーはダフからジナフに替わったそうなのですが・・・で、デルーイさんというのは確か?運送会社の社長!!で、こんな調子。まるで佐○急便の社長がダカールに出る!とでもなれば、こんな体制が組めるのでしょうかねえ。
きょうの一枚
そんなこんなで、ダフじゃなかったデルーイチーム2007の体制!!いくらかかってんだい。
2006/12/01 (金曜日)
たくさんの宿題をもってムッホは本日ウランバートルに向けて帰国!!しました。皆さんによろしくとのこと、この誌面?を借てご報告いたします。ウランバートルはここのところ急激な寒波に見舞われています。そしてそのあと数日遅れで日本にも寒波がやってくる!のです。この数年間のウランバートルとの冬のやり取りで、この仕組みがわかりました。まあ考えてみたらそらそうだわね。気象なんてのは世界規模で動いてるんだものね。で、今年は4年ぶりのエルニ-ニョで暖冬・少雪らしいですね。でも今日は各地で雪降っているようですね。この前まで夏だったのに、もう冬。ということはすぐにまた夏??が巡ってきますね。
ところでBTOU2007インフォメーション資料・・・届いていますか?早い方はすでに「今日写真貼って、エントリー用紙送りましたよ!」だそうです。西に向かうプロジェクト、ロジスティクスにかかる高負荷を跳ね除けて、完璧なでもどこかエクスプローなラリーを実現しましょう。また参加者にかかる負荷も大きく、ゆえに困難さは増しますが、到達感・達成感は充実したものになることをお約束いたします。
きょうの一枚
池町選手が九州である全日本ラリーの道中で立ち寄りました。なんとワークスのスバルで・・・ダカールも近いというのに・・・。
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この間転記済み
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2006/11/27 (月曜日)
資料請求について・・・
本当にたくさんの資料請求・・・ありがとうございます。第1便の送りだし予定日までに製造可能なDVDの数量をオーバー!してしまいまして、第2便での資料発送は12月6日ころの予定となります。今のところ資料請求到着順に送り出す予定です。
デザインのことなど雑感。
ここのところ、ボクの携帯を「もういい加減に買い換えれば?!」「えっ、これってアンテナ伸びるタイプですよね。」「うそっ、アンテナって伸びないの??」「ええーっ、そんなの今やもう無いですよ。カメラもついてないでしょ?」「ついてない付いてない。次ぎ買うときもカメラ無いのにするんだー!」「なあに言っているんすか、カメラの無い携帯なんて、ありませんよ!」本当なのだろうか?ついこの前、アンちゃんが携帯で花の写真を撮って驚かせてくれたばかりだというのに・・・あっ、でも5年くらいたっている?で、その時はJ-PHONE・・・一人勝ちで、史上最高益!とかって、やっていたのに。
話がそれた。確かにボクの携帯は新しくはない。でも古くて仕方がないというほどのものでもない。なぜにこんなにも新しいものばかりに踊らされて、デザイン最先端!でもみんな持っている!没個性な道具を、悲しい日本人は9000万台も買って、買い換えて、また買い換えて!を繰り返すの?!こんな商品って、歴史的にも存在したの?!そんなことに何の意味があるの?(なんか井上陽水風に)
携帯の端末の買い替え需要というか、みんなの買い換え方は絶対に変!だとボクは思う。しかし、そこにある機能はともかく、デザインに関して言えば急速に変化をしている。これこそは時代を映し出す鏡のようだとも思う。残念なほどにマーケティングし尽くされている。つまり、チミたちが望むものなんて、ゼーンブお見通しなのよ。
もともとプロダクツで、ここまでデザインを重視しなければならないものは、なかった。いや、無かったというのは言い過ぎた。すべてのプロダクツにはデザインありきで、ボクなんかよくデザインオリエンテッドなんて言葉を操る。向こうの人はけむに巻かれてしまって、話を聞く気分が半減してしまっていると気づかずにだ。
また携帯はデザインばかりか、その広告も闘いが厳しい。キャメロン・ディアスが歩いてくだけでメッセージなCM・・・確かスリム?だということが言いたかったのか?携帯と呼応するまでも無く家電のデザインも相当に進んできた。かつてはSONYがデザインを引っ張ってきたが、いまでは韓国メーカーあたりに「おおっ」と思わされる。SAMSUNGやLGなんて、世界レベルのデザインをとっくに果たしている。
韓国には政府系機関としてデザイン振興院なる役所がある。院長はLG電子のデザインを手がけて名を成した金哲浩。今では韓国の産業界へのデザイン支援をしている。政府系がデザインを重要に考えている・・・というところにこの国の次代の戦闘力を見て取れる。でも携帯のデザインはまだ日本のほうがはるかに優秀かもだ。ちょっと心配なのは液晶ハイビジョンなど、これから10年の産業の目玉になるだろう薄型大画面のTVのデザインと価格だろうか。とここまで書いてデジタルハイビジョン放送は何なのか?!と書こうと思ったけど今日はデザインの話に終始しなければならんて。
長くなりすぎたのでまとめる。
もっとも真似しやすいものはデザインだと思う。しかし精神や思想、場合によっては歴史や文化、そうしたものまでデザインとして真似てしまう傾向がある。少ない人生、手に出来るものの量なんてたかが知れている。本当に手にしたいもの、を手に入れる。気の遠くなるような作業に?ボクは今日も邁進している。・・・なんだ、そんなオチかよぉ。
きょうの一枚
スガワラ峠で菅原さんのワンスナップ。次は看板を作って掲げますか?
2006/11/24 (金曜日)
BTOU2007資料請求クリスマスキャンペーン実施中!!
いまBTOU2007の資料請求の方に、もれなくDVDをプレゼント!!というかそのDVDこそが今回の資料なのであります。いや資料というかプロモーションDVDなのですが、そいつときたら、グーグルと契約までして!作った衛星画像。ウブス湖の岸辺を上空数百メートルで飛んでいます?!「ヒャーッ」て感じです。そのうちリアルタイムで衛星画像が入手できる時代もそう遠くないように思います。するともっと面白い中継が出来るかもですね。さらにそのDVDには2006年の映像や写真が付録しています。といっても付録のほうがボリウムが大きい!まるで昔の小学館の「小学3年生」みたいな中身になっています。ぜひ資料請求を!詳しくはコチラ
地図を眺めることが日課のボクは、ところどころにも書きましたが、アルタイ山脈の主峰友誼山(モンゴル名フィティン山)にちょっと興味が湧いてきています。子供のころは健脚を誇っていたのですが、最近はそれどころではないくらいの体力低下!で登頂というわけには行かないでしょうが・・・とまれ、2007の目標は定まりました。とりあえずモンゴルの事実上の最西端、友誼山山麓まで果てしない旅に出ることにします。
きょうの一枚
盗撮?されたボクのプランニング用のモンゴル地図。ONCマップを貼り合わせ1.2m×2.0mあるモンゴル全土の地図。このくらいのサイズだと緯度線は東西で大きくRを描き地球なんてそんなに言うほど大きくない!といってる。アクリルをはめ込んで、自由にホワイトボードマーカーで書いたり消したりして、楽しい旅の夢を見る。
2006/11/21 (火曜日)
町にはクリスマスイルミネーション!と、もちろんクリスマスソングが流れる季節になりました。クリスマスはパリダカのころを思い起こさせます。クリスマスは一生パリで過ごすもの!と決めていたのです。でもそのときも思ったのですが1年がたつというのは、実に早い。気がついたら、いつも明日は車検日!みたいなぁ!(バカです)さらに最近どんどん早くなっていって・・・ひょっとしたら地球の自転も公転も恐ろしいくらい早くなっているのに、実は誰も気がついていないのではあるまいか?と、かんぐりたくなるような有様です。機械式の時計は、多少遅れたり進んだりはしますが、地球の自転が早くなってないことは、どうやらそいつが教えてくれています。
「地球は、人類は、」と常々から稀有壮大に物事を考える?ボクには、この時間というわけのわからない概念の存在がどうも疎ましくなってきました。腕にはめた時計はアクセサリーだったらいいのに、と。つまり物事を考えつくすのには時間が足りないのではあるまいか?ということ。少年老い易く・・・みたいな感じです。ボクは、もっと勉強?がしたいと考えるようになりました。子供のころからそう考えられたら幸せ!だったかもしれませんが、残念ながらあのころは、その正反対の思いで、今頃そんな風に考えても「遅い」のかもしれません。これから相対する中国!と考えるだけで膨大な時間の壁に眩暈さえ覚えるではありませんか?!悠久の時・・・はるか数千年の彼方。そーか、やはり旅にでるしかないのか。今日は意味不明の支離滅裂!!
きょうの一枚
テレビ朝日のスペシャル、チンギス・ハーン・・・見ました?ボクはDVDに撮っててもらったのを見ました。で、マルコポーロの東方見聞録!!そうそう、ナショナルジオグラフィック版のそれ、まだよく読んでないのでした。
2006/11/20 (月曜日)
名古屋・神戸と周遊?をした週末。久しぶりにひとり新幹線に乗りました。羽田にはエアバスA380が実証飛行とやらで飛んできていたようで、世の航空ファンは大挙して押し寄せたことでしょう。ジャンボ機よりも一回り大きいその機体を飛ばすための燃料は???諸元を見ても記述がありません。で747のタンク容量は?というと24万リットル・・・TOTALが発表した2005年ダカールの燃料消費量はモロッコステージでスーパー37000L、ヘリ用燃料57000L、アブガス20000L、エアポートでカミオンやサポートカーなどへの給油量が180000L、ガソリンスタンドでのラリーカーなどへの給油量が28000L・・・モロッコの総給油量322000L・・・全行程では115万リットル。1L=150円計算で1億7千万円!!すごいのか?そうでもないのか?と書いたところで打ち合わせの来客到着で今日はここまで・・・
きょうの一枚
今日はモンゴル情報局でおなじみのムッホさんの誕生日です。
日本で迎えるのは今年で何度目でしょうね?
お誕生日おめでとう!
2006/11/17 (金曜日)
西安・・・北京から南西の方向に高速道で1200km。日本で言うところの京都、古都なのである。唐の時代には多くの僧侶たちや遣唐使で賑わった。空海もこの地で学んでいるのだから日本との縁は少なくない。もちろん城砦都市である。西門ははるかシルクロードに延びる。要はシルクロードのスタート地点でありゴール地点でもある。なにかこうプッチーニのトゥーランドットを思い出したり三蔵法師の西遊記を思い出したりしていた。なぜ、今こんな話かというと、答えはいずれまた。ということになろうかと思いますが「西安」そんな話もあったなあ!?という風に覚えておいてください。
さて、TBIとBTOUさらにHOKKAIDO4デイズと2007年の濃度に今から手抜かりのない準備をしておこう!と日々に精進。ダカール組も、もうすぐ出発なのかな?今年も多忙な年の瀬になりそうな予感。
きょうの一枚
マイケルキャストリー君と彼のレポート(英文だけど)これをぜひもう一度、読んでみてください。マイケルはこのたび無事に帰化。黒鉄(クロガネ)さんというお名前になりました。なんか坂本竜馬を思い出したのはぼくだけ??キャストリーさんのレポートはこちら
2006/11/16 (木曜日)
ワケアッテ、パソコンが新しくなりました。初打ちでこのOVを書いています。ナゼダカCIAの陰謀のように、社内の様々な電子機器?がリースアップだとか、次々と壊れたりとか・・・で、PA屋さんまがいの仕事をしている部署?は新しい機材が必要だったりとか、一気に新しくしなければならない局面になってきて、厳しい限りであります。やはり陰謀説が濃厚です。
古いものの良さを楽しむ、などということはさすがにこの世界では希薄です。そのうち「ヒストリックコンピューターがにわかにブームに!」なんてことはなさそうです。でも、あのCDが登場したとき、レコードのコレクションをどうしたのでしょう?デジカメ全盛期の今、フィルムカメラはどーなるのでしょうか?CD化のおかげですべてのレコードを廃棄した?ぼくは、いまアナログつまりレコードの愛聴家になってしまったという教訓から、古い一眼レフは捨てずに置いておこう!ということにしました。デジタルの素晴らしさは、まるで最新のエンデューロマシンのようですが、古い鉄のマシンの味わいも魅力的なものです。1か0かで判断できない部分、たとえば0.0034・・・みたいな割り切れない人間の表現力や音の連続性。不必要だと切り捨てられる、行間の味わい。
といいつつも、新しいというのは素晴らしい。画面は大きく美しい。友人のカメラマンがやってきて「デザインチームのパソコンを先に新しくすれば?」だって。彼もまたデジタルとアナログのハザマに漂流していますがな。
さて昨日発表したBTOU2007・・・早々に多くの資料請求が届いています。ありがとうございます。昨日もご案内のとおり11月28日発送予定です。クリスマスまで有効な、素敵?なプレゼントが同封されています!!ぜひお申し込みはお早めに!!
きょうの一枚
こんなの買いました。
2006/11/15 (水曜日)
BTOUのツール制作の巻
今年は写真集の制作が電光石火だった割に、BTOU2007インフォメーションのためのツール制作が遅くなってしまった。もちろん開催の有無の検討にも1ヶ月費やしたし、懸案の4デイズのこともあったのだが、そんなことよりも「凝ったモノを作りたい」という、当初のころからあるボクの変わった願望のためでもある。そして制作のラフ案を出すと、見積を取らなければならない。もちろん、こういったものにコストをかけるボクはバランス感覚がないのではないか!と叱責を受けることも無いわけではない。でもボクの夢やロマンはみんな理解してくれている。それにしても最終的にはフツーのものに落ち着くけど、当初案はいつも変わったものだ。
変わっている!といえばダカールのインビテーションもデザイン的にも優れているばかりか、かなり金がかかったものだ。それもそこにギッシリと詰まった夢やロマンを具現したい!という主催者の願望なのかもしれない。さて、こんなこと書いたら、資料請求したみなさまに出来上がって届くモノに多大な期待を持たせるのもあれなので・・・このくらいにしておきます。
さてSSER 2DAYS CLASSICの総評の巻
3ステージ制は、過去に梼原大会で1度採用したものだが、115kmのルートを3周するというのは、かなりハードになることが予想されていた。350kmという距離はアベ35km/hなら10時間というもの・・・実際このアベはキツイ!!さらに冬の雨、低温、久万には必ずつきものの濃霧。相当にタフなものになった。
1ステから2ステへ。2ステのスタート時刻に60%を超える選手が間に合わなかった。我々は30分間のボーナスを用意した。2ステの夜の闇に向かって発進するための装備などの見直しや、降雨による消耗を考慮した結果だ。それでも何人かにはペナルティが課された。3ステージは気温が4℃まで下がったエリアがあったが、それでも後半には星が見え始めていた。
ここまで順調に競技を進めてきたのは、森田昌和、夜の闇も味方につけ追いすがるトップグループにSS毎にマージンを広げてゆく。ゼッケン1をつける池田秀仁はモンゴルのハードなライディングに、どうも四国の繊細なライディング感覚を忘れたと笑いながら、3位に甘んじた。3ステージは青空が広がり、エキスペリエンス・ランの参加者は、気持ち良さそうにSSER2SAYSのルートを駆け抜けた。
タフだが充実したエンデューロなウイークエンドだった。
きょうの一枚
FREERIDE MAGAZINE Vol.007を見ましたか?!ボクは本日やっと入手して読みました。ハルキさんの文章・・・ボクの望む全てが書いてあります。彼とはよく話をしますが、ラリーの話はあまりしないのに、何でここまでと思うようなくだりもたくさん!今ISDE参戦中の彼、こちらも是非にもがんばって・・これだけ書けて走れて、若くて・・・・・ウラヤマシイ。ぜひご購入の上一読して永久保存版にしてください。僕は大量購入して、近隣やスポンサー様に配布します。ICE-BARご一緒した○堀さん、また届けますよ!!
2006/11/14 (火曜日)
一雨ごとに寒さの募る今日この頃。先のSSER 2DAYSは、大変お疲れ様でした。ご参加の皆様にもまた役員のみなさまにも、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。また、久万高原町のみなさまには、降雨などで予定時間を随分遅くなり、多大なご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。これからも、さまざまに配慮した運営を心がけてまいりたいと思います。
今年のイベントも全戦が終了しました。GWのTBI、夏のモンゴル・・・タフな日々が続きましたが、これから年末に向けては本来の業務に追われつつ、来年の計画のために飛び回る予定であります。
西に向かうBTOU、濃密に走る北海道、春には陽光のTBI・・・SSERシリーズ。イベント過多?な感じがしますが、とにかく力いっぱい!!行きますけん。でも体力限界説も・・・。
2006/11/08 (水曜日)
カーグラフィックの12月号、チームACPの記事が掲載されています。是非ご覧下さい。ホンダの社内広報誌の表2ページにスーパーカブの特集なんですが、ひめぎんチームの写真がバーン!と。社内広報誌と侮る無かれ、内容は濃いものがあります。2008年発売予定のFCXも紹介されているけど・・・燃料電池車ね。すこしプリウス似なのが気になりますが、かなりカッコ良し。スタック(ネーミングに???)と呼ばれる燃料電池本体はセンタートンネルに設置して、容積で20%重量で30%の小型化!!なり。最高速160km/hで航続距離570kmらって。2012年にはカリフォルニア州でゼロエミッション法が強化される。マスキー法に対してCVCCで答えを出したホンダ・・・あれから30年。世界のホンダはさらに飛躍できるか??
さて、モンゴル人はいいよな。ッてオハナシ。
「海の汚染や乱獲をこのままの状態で放置しておくと、約40年後には食卓から海産物がなくなってしまうかもしれない。そんな調査結果をカナダや米国などの国際研究チームがまとめ、3日発行の米科学誌サイエンスに発表した。ただ、漁獲制限など必要な対策を今すぐに始めれば、こうした事態が避けられる可能性が高いこともわかったとしている。 研究チームは日本海や東シナ海といった日本近海を含む世界64カ所の海域で得られた漁獲データなどを利用し、海から得られた魚や貝類などの種類や量がどのように変化しているかを解析した。その結果、03年の時点で、捕獲されている魚や貝などのうち29%の種が、漁獲量が最盛期の1割以下に減ってしまっていることがわかった。水質の悪化や乱獲などの影響とみられる。この傾向が続けば、48年にはすべての種が同様の運命をたどることになるとチームは警告している。ただし、厳しい漁獲制限を課した海域で生態系の回復もみられることなどから、今すぐ抜本的な対策に着手すればこのようなことは避けられると、チームはみている。」(アサヒコム)
でも思うことあり。この前、北海道でナマコの密漁をしている連中が、愛媛県人!ということでボクはイヤーナ感じを受けたのですが・・・それはさておき密漁の範囲。北海道のとある海岸で、ひょこっと海を覗くと丸々とした大きな海栗。取って食べたら密漁!になるんだそうな。
「・・・」
松山辺りでは、子供のころから素もぐりで、サザエやなんかを獲っていた。潜水具を着けて獲るとダメなんだそうで、これも「どうなんだろうか?」でも春の山では、この近年に大量に発生する山菜獲りのみなさん・・・まるで悪意は無いのですが、地元の人にすれば「万引き!」と同じ!だそうで、ぱっと見ると山菜取り=善人。オフロードライダー=悪人。見たいな感じがするのは何故だろう?ともかく、自然と人間のかかわり方。食糧問題。ルール、マナー・・・さまざまに難しいこととなりました。美しく豊かな地球を・・・ね。
きょうの一枚
帰ってきた?モンテッサH-7・・・のお尻。
ヒストリック&エキスペリエンスランに参加のシーナ先生のマシンが到着。珠玉の往年のレゴラリータ達のコレクター・・・・いいなぁ
2006/11/07 (火曜日)
昨日のニュースでは、GM社が中国に燃料電池車を投入する計画!!
「世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長は6日午前、中国・上海市で読売新聞などのインタビューに応じ、水素と酸素の化学反応で走る燃料電池車を、中国などアジア市場に投入する検討に入ったことを明らかにした。中国政府や上海市当局などと、燃料電池車の普及に必要な水素ステーションなどインフラの整備について協議を進める方針だ。ワゴナー会長は、「アジアは人口も増加し、経済も成長しており、(自動車メーカーにとって)非常に重要な市場だ。ただ成長が持続可能かどうかが大きな問題だ」と述べ、環境にやさしい車の必要性を強調した。そのうえで、「いろんな技術がある中で、一番有力なのは燃料電池車だ」と述べた。ワゴナー会長は6日午後に上海市長と会談し、GMの燃料電池技術を説明するとともに、インフラ整備について協議する。GMが、アメリカ以外での燃料電池車の普及に関して検討状況を明らかにしたのは初めてだ。(2006年11月6日15時25分 読売新聞)・・・」
一方では、「トヨタ自動車は7日、2006年9月中間連結決算(米国会計基準)を発表し、営業利益は前年同期比35・1%増の1兆934億円と中間決算で初めて1兆円の大台に乗せた。売上高は前年同期比15・3%増の11兆4718億円、税引き後利益は36・2%増の7772億円で、いずれも中間決算の過去最高を更新した。欧米での販売増や円安傾向を背景に07年3月期連結決算の業績予想も上方修正し、営業利益は5月時点の当初予想より3000億円多い2兆2000億円になる見通しだ。営業利益の2兆円突破は日本企業で初めてとなる。(2006年11月7日20時20分 読売新聞)・・・」
と、ここのところOVの嵩上げのために新聞記事を使う!という姑息な手段にでていますが、今日はもう疲れ果てて、会社に帰りついたのは夜半。今日から急に寒くなって、さすがは立冬。やはり歳時記は大切にしたいもの。でも、美しい日本の四季をきちんと愛でながらくらしていきたいものなのです。
きょうの一枚
ボクの30年前のプレーヤーの進化版・・・音、聞きに来てね。
2006/11/06 (月曜日)
NEWS・・・CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS 2007日程が決定いたしました。7月13日(金)スタート。7月16日(月・祝日)がゴールの4日間。TDN-NWってご存知ですか?あれをもっと濃縮ウランじゃなくて、濃縮した4日間。ハードだけどめくるめくような日々。今回はSSERとA-TEC、BTMのネットワークと各地のみなさまのご協力で開催いたします。BTOUは8月5日スタート8月14日ゴールの10日間の日程。テーマは「西の果てへ。」かつて、一度その近くまでルートが延びて、あの長谷見さんをして「どうしてここでRCPをしないんだ?」とかって言わしめたところ。さらにおくまでルートが延びて。カザフスタン、ロシア国境まで行きます。もちエコ部門も開催されます。北海道とモンゴル・・・この極めて厳しいスケジュールですが、ボクはやります。北海道に関しては、遠くない将来には運営部門を北海道に渡せれば・・・と考えています。また北京にもSSER事務所を開設していく予定?で、近々中国そして北海道に出没予定です。
さて立冬が明日。ボクもそろそろ秋もののスーツに衣替え!をしようかなあ、と思っていますが、今日も半袖のポロシャツで出勤!これから打ち合わせがあるので着替えるのはペラペラの夏物のスーツ・・・・・地球温暖化に関するニュースがひとつあります。核廃棄物を地層処理するって話は、最近TVCMなんかで目にしますが、二酸化炭素を地中深く処理をするという技術が、かなり現実味を帯びてきています。油井などに処理をすると原油が良く出るようになる!?という効果も報告され、処理可能な量は、現在の排出量の100年分以上!!という話。
また温暖化効果ガスのひとつメタンの大気中濃度は2000年を境に「なぜだか?」減少に転じているというニュース。折、奇しくもナイロビで今日から「地球温暖化を防ぐための京都議定書第2回締約国会議(COP・MOP2)」
ヨミウリオンライン・・・・・
京都議定書の見直しが初めて議論され、温室効果ガスを減らすための将来の枠組みについて、進展を図れるかどうかが注目される。会議は、約190か国から7000人が参加し、12日間の日程で開かれる。親条約である気候変動枠組み条約第12回締約国会議(COP12)も兼ねている。議定書は、2008~12年の温室効果ガスの平均排出量を、先進国全体で1990年のレベルより5.2%、日本は6%削減することを義務付けている。13年以降の「ポスト京都」では、途上国を含めた幅広い国が参加する道筋を模索する先進国に対して、途上国は反対している。最大排出国の米国が議定書を離脱していることが格好の口実になっている。先進国の新たな削減義務の議論を進めることについては日本もEUも消極的だ。世界の温室効果ガス排出量のうち、議定書で削減義務を負う先進国の割合は3割に過ぎない。全体の4分の1に迫る最大排出国の米国、途上国で排出量が急増している中国やインドは削減義務を負っておらず、「3割の国だけで努力しても意味がない」(環境省幹部)というのが本音だ。・・・・・・・ということで、なんともはやだが、小さな力でも継続して行くことの価値があるのではあるが。中国やアメリカを条約締結国にしないと・・・これも地球上の安全保障問題としては、何よりも脅威なのですが。
さて長くなったついでに。最近、我が家から発掘?されたワーグナーの全集、もちレコードですが・・・ヒットラーもこよなく愛し、また小泉純一郎も日本ワーグナー協会の顧問を務めるほどの・・・ドイツが生んだ作曲家ですが、ほぼ無傷な状態で未開封で発見されました。歴史的な(我が家にとってですが・・・)快挙で録音は71年。古いプレーヤーを完璧再生して、新しいオルトフォンのMCカートリッジにSOUND製のフォノイコライザーがLinnのアンプでB&Wのノーチラスを高らかに鳴らしています。デジタルでは忘れていた細やかな音!!(お詫び、オーディオの組み合わせには、一部希望的な部分が、まことしやかに書かれています。)まだまだ古いクラシックの名盤がざくざく出て来そうです。タノシミタノシミ。
きょうの一枚
事務所の近くのお店で見つけた恐竜「なんで・・・」
2006/11/01 (水曜日)
えっと・・・BTOUはRRMの時代から永山竜叶賞というのが有るのはご存知の通り・・・これは今はランタンルージュがこれに当たるのだが。で、かれを追悼するサイトなるものが有志の手で作られていた・・・知らなかった。彼のバイクは1台SSERのガレージに鎮座している。彼との忘れら得ない思い出も枚挙にいとまがない。で↓↓
http://www.geocities.jp/zenepro_gareki_fictional_manual/index.html
とりあえずタイトルには???となるのだが、彼の特有の豊富な知識が見て取れる。三角ビートルを操縦してみませんか?なんてのには全く驚かされますが、まあ希代のヲタクだったというのは一目瞭然。そこに年譜のページに行ってみてく ださい。まあ、以前発行されたものなのだが1人で腹を抱えて笑いながら涙が出た。
ボクは出張でお江戸に滞在中です。でもまたすぐに帰って2DAYSの準備なのです!!永山君が異常に大好きだった「いもたき」これは四国の表現かも?大洲の肱川の河原で、これまた大洲産の芋でするのが良いのですね。むかしはなにかと鍋釜の豊富なSSERは、さまざまなシチュエーションで「食い物」を作っていました。今度のモンゴルの夕べは、ムッホとSSERの女性陣が腕を振るうです。ボクは高みの見物!!
さてエキスペリエンス・ランという新しいスタイル。まあ封鎖された林道を走れる!なのに時間計測はされない。何かあればすぐ後ろにはピックアップが!もちコースマークで走るというもの。こんなうまい話には気をつけろ!じゃなかった、こんなうまい話はめったにありませんぜ、だんな。
という事で、日曜の朝は熱くなりそう!!今からでも特別にこのクラスのみ参加可能?かどうか、問い合わせてみてください。
きょうの一枚
チームスガワラHINOレンジャーのダイカストモデルが発売される!!というお知らせが・・・レーシングオンに掲載!!
Organisation Voice 2006/10
Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら
2006/10/31 (火曜日)
あるパンフレットのあいさつ文の原稿に「錦秋の候」と書いたら、「錦秋は10月で、11月は晩秋では?」「・・・・・」確かに手紙の作法はそうかもしれない。でもまだ松山は紅葉なんて数週間先つまり11月半ばだし。なによりに錦(にしき)のあでやかさのほうが、晩秋の暗さよりも良いのではないか!?と反論しようと思ったけど、やめました。で、なにが言いたいのかと言うと、温暖化に伴う季節の変化には対応するべきじゃないのか?ということ。まだまだ残暑厳しい松山からでした。10月31日。
さてボクはある不信感をソフトバンクモバイルに持っている。あのシステムダウン騒動は、マスコミの恰好の標的となった。ドコモの社長が「憤懣やるかたない!」という顔で「¥0」と書かれた新聞の全面広告を全国のテレビにさらす。今の若者の心理を読みきっていない。
「そろそろ流れるだろうなあ」と思っていた松下の石油ファンヒーターの回収のCM・・・流れはじめましたね。イメージアップ広告はマイナスイメージからでも形成出来るという新たな広報手法。大体ソフトバンクモバイルなんて社名誰も知らなかった。タダのソフトバンクとしかね。ダウンしたシステムはやがて回復する。残るのは「通話料¥0」というイメージ。広告効果は数百億円規模になった。つまりボクの持っている不信感というのは、そこまで読み切っていたのではないかという事だ。大胆で危険な広告手法は、それすら物語っていて、やけに大仕掛けだなあ!?という疑念は晴れず・・・今度は公取が待っていたかのように調査開始。まあこうして携帯の通話料がどんどん安くなれば、高校生達のお財布負担も軽くなって、消費に回る金額も爆発的になって、景気回復はさらに加速する。・・・ってわけにはいかないぞ。
きょうの一枚
ボクの携帯。ナンバーポータビリティなんかとか・・とは無縁の超ロングユース!!音質は悪く、人ごみの中ではまず聞き取れない。しかも一昔前は回りはみんな同じモデルだったのに、いまではボクだけ・・・「えーっ。これって衛星携帯すか?」「すかだあ?」「・・・」
2006/10/30 (月曜日)
みなさんの町はどうですか?松山は朝夕の渋滞がひどくて、今くらいの時間(って分からんか)ヨーイドンで事務所を出たら、一台が空港に行くまでにもう一台は岡山まで行けます。まあそのくらい混む!という事が言いたいわけです。行政も腐心していることは分かりますが、渋滞はまた温暖化効果ガスの発生原因でもあり経済損失は少なくありませんね。なんとか効果的な対策を・・・ボクは良いアイデアが有るんですけどねえ。
ところで中国北京の渋滞はその中でも僕の知る限り世界一!です。1週間の渋滞とかって知っていますか?冬と夏、電力事情が悪化するころは北京に向かう石炭を積んだトラックの列が数百キロ!!続きます。そんな温暖化効果ガスの排出抑制プロジェクトを買って、排出権獲得ビジネスがヒートアップ中!!今ちょうど北京で(上海だったかも・・・)排出権ビジネスの見本市が開催中!日本は思いっきり出遅れているようす。
さて、ボクはSSERが終わるや北海道!!カニのシーズンでありますな。北海道、四国、モンゴル、さあ気合を入れてやるぞー!な前向きな気分。
きょうの一枚
ヒストリック・エンデューロもぼちぼちと・・・スガワラサンはXL125S-パリ・ダカールの博物館レベルのマシンを一台。「スガワラサン、バイク部屋に置くようになっちゃだめですよ」なんていいながら僕のバイクは部屋の中だ。ちなみにスガワラサンチの壁にかかってる写真はご自身がXLでパリダカを走った時のもの、でその写真がそのままカタログになったのでした。
2006/10/27 (金曜日)
最近連日のようにクマ出没のニュースがにぎやかです。もう動物と人間が生存圏を明確に線引きして生きてはいけないのだと思います。
原発やプルサーマルの問題になると必ず引き合いに出てくる、ラブロックのガイア理論「ガイアの復讐」を思い起こさなくても「なんかかなりヤバいんじゃないか?」という黒々とした不安は少なくありませんね。
でも最近は植物の繁茂ぶりに、得体の知れない調和のためのエネルギーが働いているようにも感じます。木陰を作れるほどの大きな木は、1本で冷暖房費を最大で40%削減できるのだそうですね。やっぱ久万の森にはツリーハウス村?を作ろう!といって昨晩はみんなで大騒ぎして不用意に二酸化炭素を排出してしまいました。
というほどに久万高原、まあ梼原もそうですが、林業が衰退してきて多くの林道が森に帰り始めています。良いことでもあり、また問題でもあって・・・ってなにが言いたいか?は11月10日「モンゴルの夕べ」でその長い夜を。
きょうの一枚
モンゴルでは「緑の長城」計画や、ボクの友人が立ち上げようとしてる「緑の絨毯爆撃」・・・もちろん国家レベルのものも含めたくさんの緑化プロジェクトが進行しています。ここはラリーのビバーク「もうひとつのゾーモット」と呼ばれるソクトオボーの涸れ川です。まだ何か地球に対して、できることがたくさんあるように感じます。
2006/10/26 (木曜日)
ダカールラリーの試走隊のレポートが発表された。本当ならもっと格好良く書いてサハラへのロマンを掻き立てるべきだろうけど、非常に人間的で柔らかくて好感が持てる。と同時にこの壮大なラリーも、その実はこんなにも人間くさく作られているのかと親近感を覚える。ひとたびラリーが始まるとまあ別物になっちゃうんだけどね。
ボクたちもゴビ砂漠では10年にわたる試走を繰り返してきたし、国内にいたってはTBIやTDNなんて、もう20年近く試走をやっている。試走は、まあハプニングの連続であり、我慢と自己抑制と、まあ鍛錬の場でもある。コンビニなんか狂おしくなるほど恋しくなるしね。まあダカールはカミオンを連れているし、でもシーズンが早すぎて虫の大軍に悩まされているみたい。きっと西日の美しいデューンで、糊の効いた白いテーブルクロスで、シャトー・ラトゥールなんかをワイングラスで飲みながら・・・なんてのは大方幻想に近い!というのは僕だって知っている。
それに彼らも「村」を通らなくて進めるルートを懸命に探しているようだ。いずれにしても道は、人々の暮らしを繋いで作られてきたわけだし、深い知恵と長い時間の経験がそれを作ってきたので、そうではない道を探す!というのは砂の中に落としたスプロケット??を探すようなものだ。つまり大変だけど、何とかなるものだということが言いたい。日本の地方都市だってそうだ。バイパスを作れば良いのに、いちいち町の中に道が入ってきてやがて出て行く。これは古い時代の交通が、町に物を運んだり宿場や補給を必要としたところから始まったのだから仕方がない。そんな一方でバイパスや高速道が出来てしまって、商いが立ち行かなくなったものも少なくない。交通が社会生活や、まあ経済の基盤であることに異論はない。
いずれにしても道は地球上に網の目のようにある。大体舗装された道なんてのは詳しくは知らないけど10%に満たないはずだ。舗装することは環境破壊とは誰も言わないのはなぜだろう。そんで舗装路しか走れないクルマの窓から、河川敷をチョコット走っているオフロードバイクに目くじらを立てるのもいかがなものかだ。埃がいやなら、中国北東部の砂漠化に関して立ち上がんなさいって。
ダカール試走レポートのアドレス
http://www.paridaka-info.com/2007/D…….(リンク先はPDF)>>
きょうの一枚
チームスガワラ2007ダカールへ向けてマシン完成!!テルの2号車も速くなった
らしい!これで2-1号車の順で1-2フィニッシュしてもらいたいのだが・・・。
2006/10/25 (水曜日)
石油の高騰は一段落したんでしょうか?いずれにしても限りある資源ですから、ジャブジャブと出ていなければ、やはり希少で高額なものになるのは経済原則どおりでしょう。代替エネルギー技術開発がまだひと世紀くらいかかると考えれば、石油は使い方を検討しつつも、100年は持たなければならないでしょう。
で、チョッと調べてみることにしました。と、Newton11月号に特集が組まれていました。「ほほお、タイムリーな」しかもメインの特集は「第2の産業革命・・・燃料電池!」まあそのタイトルにつられて買ったのは事実です・・・コクハクすると。
それによると、2004年に世界が消費した石油の総量は4兆7000億リットル!日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の消費国で、世界の消費量の6.5%を使っている!国民一人当たり1日6.6リットル使ったことになるそうな。多いか少ないかの議論は、まあ別としましょう。で、驚いたことに実は石油成因にはさまざまな説があるんだそうですな!?無機起源説と有機起源説。さらにその中からもいくつかの説があって「なーんだ、もう全部使ってしまおうか!!てな勢いなのに、成因が分かってないとは・・・」なんですね。で実は75%は未採掘で残されている!・・・とか。
次世代の石油は「固体」という部分にも興味が・・・オイルシェール、オイルサンド。オイルシェールとは熱が加わって石油になる前の岩、頁岩(けつがん)のことのようです。アメリカを中心に発見されておりその究極埋蔵量は、556兆5000億リットル!と見積もられている!だって。「ナーンダ、今世紀中持つじゃん」と思いつつも「アメリカを中心に!!??」という部分に愕然としないわけには行きません。石油は戦略物質なんです。「あーあ21世紀後半もアメリカの時代?というか、いまよりもひどくなりそう。早く次世代環境エネルギーを開発して、頁岩から石油を精製しても絶対にコストが合わない」という風にしなきゃ。そのためにもやっぱ、石油は大切に!とくにアメリカと中国には使ってもらわなきゃ。
きょうの一枚
チームACPのスポンサーでもありますグッドイヤー社から4枚組みのポスターが届きましたのでご紹介します。
2006/10/24 (火曜日)
10月の最終週といえば、例年ならガストン・ライエを迎えに関空に行くころ。そこから2週間ばかり滞在するので、それ以外の仕事を片付けておくのも愉しかった。昨年からは、なにかポッカリと穴が開いて埋めがたい思いの・・・10月末。そんな気分は今年で2年目、その前の年も急遽来れなくなったのでもう3年になるのかあ、と感慨深い。このOVというかHPは初めてガストンを迎えるころから書き始めたのだ。結構いろんなところへ行ったなあ・・・と思う。
こうして秋は人一倍メランコリックになる。しかしそんなヒマも無いくらいに今年は忙しい!!BTOU2007の開催準備!プレゼンテーション!となかなか息つく暇もない。こーしていまだに前世紀のワーカホリックぶりを引きずっている。
で、今度のモンゴルの夕べ+2DAYS・・・楽しみにしておいてください。映像、写真、プレゼンビデオ、さらにひめぎんのテレビ放送分も見せちゃおうかな?!エキスペリエンス・ランもゾクゾク申し込み到着中。お気楽な晩秋の日曜日のダートツーリング!だと思えばOK!!なのだ。
きょうの一枚
もともとボクの80はガストンのシグネチャーモデルだったんですが、全部一つ一つ手書きしたんだそうでありますな1000個を。でガストンが消えかかってるので書き直そう!といって大きく書き直してくれました。そのマシンは今事務所のコピーの前にあって、結構みんなの通行の邪魔になってますが、誰も文句を言いません。
2006/10/23 (月曜日)
新しいパジェロって良くない?ちゃんと5MTもあるし。とカタログを眺めていたら、なんとなくパリダカの時代を思い出していた。暑い夏にマシン作製が始まって、送り出しをするころにはストーブが欲しくなるころ、そうちょうど10月の終わりくらいだったか?毎日毎日、朝までマシン作り。ホントに、どうやって食べていたのか、いま考えても不思議でならない。そうやって夢中になるものがあるというのは素晴らしい。素晴らしいのだが、アットいう間に歳を取ってしまうのも事実。人生にはあれもこれも・・・となかなかたくさんのことが出来ないのだ。
BTOUのことを思いながら考えた。いろんなことをしなくても、自分が天職だと思えるもののために働こう!と。アジアのパリダカールを!の夢はまだまだ道半ばだし。そうしてたった1冊のカタログからもさまざまなことを思う。池町クンもついにミツビシのシートを手に入れた。これから大変なことは多いと思うけど、自分の信念に基づいてしっかりと歩を進めている姿は、ただただ見事だ。きっと大輪の花が咲くとボクは信じる。
ひめぎんチームのテレビ番組が出来上がった。1時間の番組を作り上げるのは大変なことだ。これにもなかなか苦労をした。いずれどこかの(って、あそこのだけど)ブロードバンドで皆さんにも見ていただけられるようにしようと思っている。
さて、とりあえずは近々のSSER 2DAYSでお目にかかりましょうね。来年のBTOUも期待しつつ準備を始めてください!!
きょうの一枚
NEW-PAJEROのカタログ・・・かつての4X4ブームの立役者パジェロ!頑張ってまたガンガンと売れる日を!僕は期待していますよん。
2006/10/20 (金曜日)
ひめ○んラリーチームの戦い!テレビになります。是非見てください!とはいうものの愛媛県だけの放送ですんでごめんなさい。
実はこれを書いてる横に「さ、飲み行こう!」と待機中。今日の一枚はそんなこんなで、テレビ放送のフライヤーでした。では、行ってきます。
(以下OVのスペースを利用して耳よりニュース!)
The 22nd SSER 2DAYS-CLASSICS 受付中!!
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2006年11月11日(土)~11月12日(日)
「闘う、ライディングスピリット、錦秋の久万高原に集う。」ルートは3ステージに決定!給油は各自でお祭る広場の上にあるグランドのサービスパークで!SSは合計21本の過去最大!2ステはライトが必要になるだろう!!てなことで、きっちりとコンペティティヴな装いをまとって、ハードボイルドにお越し下さい。
SSER 2DAYS-CLASSICS には、数社のテントが出る予定。KTM広島からは
KTM540SMR・・・モタード(ナンバーなし・公道走行不可)
KTM450EXC-R・・・BTOUで前田さんが乗ったバイク(ナンバーあり・試乗OK)
KTM250EXC-F・・・今回2DAYSで前田さんが乗るバイク(大会後であれば試乗OK)の3台!
YAMAHA からはXP250が試乗OK、WR250(07モデル)の展示を考えているそうなのですが、バイクが間に合うかどーか?!というところ。BMWからも数台。HP2はモタード仕様が1台アーンド80G/Sが1台、ってそれは誰かさんのバイクじゃないんだろーか?
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/
初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン
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それはたとえば、はじめてのダートランであったりもしていいし、いつの日にか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。後ろからはコースマーク回収用のSSERのピックアップが・・・途中でリタイアして救援を待つライダーにもあえるかも・・・本人は会いたくないかもだけど。一緒に記念写真なんか撮ったりしながら?SSER 2DAYSのルートを走ってみる。対向車もなく、愉しいこと請け合い。でも参加数には限りがあります。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/touring_index.htm
モンゴルの夕べ ご案内 2006年11月10日(金)18:00→22:00
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2000枚のスライドショウ・2時間の映像ショウさまざまなドラマに彩られたBTOU2006。その思い出をふりかえる大量のPhoto&VIDEOのプレゼンテーション。夜が更けるほどに冷え込み?盛り上がる!
どうぞオタノシミニ。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube.htm
モンゴルの夕べ お食事メニュー
草原を思い出させる秋のふるさと村のお祭り広場。ムッホ・アムガランがモンゴル料理を作って皆さんに振舞います。もち羊は・・・という方も大丈夫。日本の秋のメニューも忘れてはいません。食欲も手伝ってモンゴルの夕べにも急ぎ駆けつけてください!
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube_dinner.htm
サイレンサー公認リストを更新しました
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環境への配慮は、騒音の抑制から!
長距離のライディングでは、音量の小さなサイレンサーほど疲れません!
音量管理は社会人としてのモラルです。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/sairenser/sairensoer_index.htm
2006/10/19 (木曜日)
天気は良いけど、毎日が秋晴れじゃない。春霞のような毎日。秋じゃない!感じ。さて、まもなくムッホもやって来る!次のスタートに向けて、すばやく取り組んでいる!つもりの今回。ここんとこの連チャンの東京出張も、そーんなボクの意欲の現れ?!だと取っていただければ幸いです。
97年、第3回ラリーレイドモンゴルでは、エタップ3でガルンツルンという町へ。そこからデューンを回り込んで、美しい谷・・・砂丘の中から水が湧き出して川になってウブス湖に流れ出しているところ!まさにボクタチは感動しっぱなし。翌日のエタップ5では、そんな湖を右手に見 ながら「大きい湖だねえ」なんて言っていたら、それは湾だったのでした。その向こうに瀬戸内海よりも大きい海?がすがたを見せました。もち生活廃水はゼロ。そのラリーでは湖に近づくでもなく南下して湖から遠ざかりました。この国境を一部またぐ湖とその西に広がる湖沼群が世界遺産に登録されたと聞くのは、その随分あとのことでした。
モンゴルの首都移転計画を聞いたときに、ボクはウブス湖畔が良い!と提案したほどです。世界一クリーンなキャピタルタウンと、東西を繋ぐハブの役目を持たした巨大空港。世界の貨物ターミナル。中国にもヨーロッパにも同距離?数100キロ四方に広がる大平原と豊富な水。発電に必要な風はたっぷりと吹いている。
来年はたっぷりとこの世界の秘境中の秘境を旅してみよーかと思っている。それにしても果てしないなあ、って感じ。
きょうの一枚
そういえば、97年はTFMと共同でラリーのビデオを作った。今見ても懐かしいし、だいいち若い。それもそうだ10年前だもの。
2006/10/18 (水曜日)
暑い日が続きます。昨日までのスーツを脱いで今日から夏物のスーツに戻りました。おまけに事務所にはエアコンが「冷房」もーど・・・笑い事じゃない地球温暖化なのでしょうか?と思っていたら昨年度の温暖化効果ガスの排出量が発表されました。
「05年国内温室効果ガス排出量、速報値で13.64億トン=環境省」
これはもう京都議定書は批准してない!というのと同じくらいのことです。そんなの批准できない!と早々に離脱を決め込んだアメリカのほうがエライ!!と言ったら言いすぎ?!この記事を続けて読みますと・・・2005年度に国内で排出された温室効果ガスの総量が二酸化炭素(CO2)換算で13億6400万トン(速報値)だった、と発表した。前年度に比べて0.6%増加、京都議定書が基準とする1990年と比較しても8.1%上回った。・・・のです。
「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」いわゆる京都議定書で定められた地球温暖化効果ガスの日本の削減目標はと言うと1990年度の二酸化炭素排出量から6%削減!しなくてはいけないのです。その1990年度の排出量は12億6000万トン!そこから6%マイナスが目標ですからそれを6%減らすと11億8000万トン!まあ言うは易しの典型のような・・・で排出権売買みたいなビジネスが台頭するわけです。ボクは二酸化炭素吸収量が2倍のマングローブの森を育てて、排出権ビジネスに参入しよっかな?
でもまあさまざまにダウンサイジングしなきゃいかんという事です。
きょうの一枚
ガントルガの後姿。10年目にして初のリタイア!!王座奪還に既に今から本気モード!?
2006/10/17 (火曜日)
今年で10回目となるラフェスタ・ミッレミリアが今日ゴールする。14日の朝「間に合いますから見ていきませんか?」と誘われていたのですが、飛行機の時間を動かせなくて残念ながら、明治神宮の南門11時のスタートには行けなかったのでした。でもプレスリリースキットを貰った。重くて宅急便で送ろうかと思ったほど。で、中身はなんとほとんどがスポンサーのカタログばっか。肝心のプレス関係は5枚程度だ。エントリーリストの中にジャッキー・イクスの名前があったのに少し驚かされました。
「えっ、ファラオって何日がゴールだっけ?」
「あんたみたいに後始末なんてせんでも良いんじゃないの・・」
「・・・」
とにかくタフな人であることには間違いない。(出走したかどうかは確認してないけど)この日本版のミッレミリアというイベントは実は非常に興味があって、参加してみたいと言うのもあるのですが、四国を2輪で同様なジロ・デ・シコク・・・なんてのが出来ないか研究中なのです。文化の日あたりの数日間、439や197、192・・・ってたって国道のナンバーだけど。これを走りきるというの、面白いかな。
さて2007のBTOU・・・スポンサー獲得活動や新しい試みへの胎動が始まりました。例年になく早い動きに、リアクションも出てきました。もう少しすると本格的に決定事項から順に発表!していきますのでオタノシミニ!!
きょうの一枚
ラフェスタ・ミッレミリアのプレスリリースキット!!
2006/10/16 (月曜日)
SSER 2DAYS急接近中!!ボクときたら先週出張の際に「ちょっと行って見ようよ」と誘われた六本木のアイスバーで・・・どうも風邪をひいたみたい。でだらしない週末を送ってしまいました。「なんでアイスバーなん?」という疑問はともかく「冬はやっていけるの?」「大丈夫です。でも今年の春オープンしたばかりですから?」と店員さん。お店の人も1時間交代ですって。外に出たらメガネ曇って困ってしまいました。
さて、いよいよBTOU2007が発表されることとなりました。詳細はまだ少し先ですが、さまざまに劇的に変わるかと思います。なぜなら・・・今年で10回の大会を終わり、ひとまずの目標には到達したので、次のステージへ!と思っているからです。
初期のころの非常にハードなラリー。中期のころのように地理的模索の時代のラリー。そしてここのところの政治的な挑戦のラリー!!これからは、中国奥地を通っていくラリーの創出を近い将来に目指して、これまでのさまざまな要素を満たした世界で最も美しい草原と砂漠アジアのクロスカントリーラリーを目指すことと致します。
中国スタートはしかし本格的に北京に「SSER-BEIJING」を設立してからの取り組みとしましょう!ということになり、この部分では環境技術などさまざまな多方面におよぶ企業の協賛などを求めていくことになります。
今回の2007の主たる目標はウブス。西の果て。地理的には北京よりモスクワのほうが近いのでは?近年世界自然遺産に登録された湖とその西に広がる希少な湖沼群。湖の一部はロシア、近くにはバイコヌール宇宙基地もある(はず)むかしこの国境地帯を通った時には、数台のクルマで移動したのだが、無線にはノイズが多く、そのうち通話が出来なくなった記憶がある。東西冷戦後間もないころでした。まあいずれにせよこの辺りも秘境中の秘境です。また氷河を抱く山もあって、今回はその麓の道を行くことにしたいと思っています。続きはまた。
きょうの一枚
秋深まる久万高原町で見つけた、ひと足もふた足も早い桜の姿。また春に咲くらしい。すばらしい生命力です。2006年10月15日撮影
2006/10/13 (金曜日)
先日OVでお伝えしました新企画、初めての方に新企画「初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン」いつか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。詳しくはコチラをご覧ください
2006/10/11 (水曜日)
やっぱりボクは水曜日だと思う。なにがって、この水曜日を充実させないことには1週間が「アッ!」という間に過ぎてしまうことを発見した。水曜日は1週間で最も大切にしたい日!だ。
で、話は突然変わるのだが、国際社会はどこへ向かうのか?というお話。たとえば中国とインドが日本並みのモータリゼーションを迎えるには地球が4個いる!という話は以前書いた。同じく世界が保有する核は、地球を何度も絶滅させるほど。環境問題と核の問題・・・どこか根っこでは同じかも。北朝鮮が「核実験」だったかどうかそれほど大きな問題ではなく(いや、ごめんなさい)なんちゃって核実験(ウソのね)であっても、抑止力でしか使えない核なら「持っている」という宣言するだけで良いんじゃないか。持っているふりをしておけば良いのだ。実はここだけの話だが、僕はカクを持ってないけど・・・高知の池○さんは持っていてBTOUのあと、爆発させて長く入院したらしい。この核も結構ヘンなことをするときの抑止力になるかもしれない。
まあ、いずれにせよ議論騒然。東アジア核のドミノ?なんて話で俄然日本や台湾も保有に走るのではないか?とウワサされているのだと言う。
日本はプルトニウムが大量に溜まっていて、六ヶ所村再処理工場からフランスまで持っていって何トンかたまりに溜まっているはず。そいつを愛媛では伊方原発で燃やすのだ。MOX燃料、プルサーマルという。まあこれはこれで大騒ぎ。でもある意味日本ほど技術的に簡単に転用出来る国もそうはないので、持たない国と持っている国の中間的に見えるかもしれない。H2ロケットなんてスーパーロングディスタンスミサイル!もあるし・・・でも液体燃料なんで、この前まであった個体燃料のμ-5なんて最適で・・・ってボクはなにを言っているのだろう?まあボクも含めて、人類とは、どーしてこうも非常識で哀れな存在なのかな。
ラリーの話も忘れてはイカン。ファラオラリーも終わり、北アフリカも少しずつ秋の気配が?桐島ローランドさんの完走の報を嬉しく受け取りました。かなり早いステップで、彼はダカールにでることに。なんだかクロスカントリーラリーが盛り上がりつつあるように思います。
僕たちも継続開催に強い意欲を見せて、準備に取り掛かっているところです。それにしてもこちらはこちらで厳しい東アジア!西サハラや湾岸とはまた一味違った難局が待ち受けているねえ。
きょうの一枚
本日お越しのモト○ークス外車クラブ?のご一行様・・・トラ、ドカ。R80という組み合わせ。日帰り水曜ツーリングの帰路・・・日曜日に休めない人と走るための企画で年に1回?やるそうです。
2006/10/10 (火曜日)
すいません!更新をサボっていました。金曜日は目の回るような忙しさで、3連休もそのまま仕事に突入!!でもHP2の17インチのホイールが届いていると言うので、「どーせ林道なんか行く暇ないし!誰も誘ってくれんし」と、打ち合わせお出かけエクスプレスにと、ちょこっと組んでみたら、これがすこぶる!!でした。コンチネンタルのロードアタック?とかって勇ましいタイヤが着いていて「ウーンむかしのファントムみたいだ」と言っても誰もわかってくれない。それにしても最近のタイヤはスバラシイの一言。途中で止まってフロントのダンピングを少し固めに直し、リアのエアサスに空気入れ足して、久しぶりに気持ちの良い街中ライディングを楽しんだりしている!交差点なんかもやけに面白い。E46M3くらい面白い!?
SSER 2DAYSにはユニークな話題がぽつぽつと・・・もうすぐ発表することになると思いますが、オタノシミニ。日曜日はラリーの最後尾からツーリングをする「エキスペリエンス・ラン」を企画中!これは、いったいどんなコースを走るのか?コースマークを見ながらガイド役と共に走行。後ろからはコースマーク撤収のカミオンバレイ?がやってくる。ひょっとしたらリタイアして救援を待っているライダーに会えるかも・・・それはたとえば誰か?ってお話はなしね。
それにSSERではポットキャスティングを始めるという模様。ポット・・・って?な人もいるでしょうけど、新しいことに貪欲なあの気分が帰って来たなあ、って感じがします。
きょうの一枚
間抜けなくらいフロントタイヤが小さい。どーせならフェンダーもモタード用をセットで出すべきだ!でもロードバイクが欲しくなくなってちょうどいいや。
2006/10/05 (木曜日)
クロスカントリーラリー・・・なんとも心を揺さぶられる言葉です。ラリーレイドという表現は妙にハードなイメージなのですが、クロスカントリーとなったとたんに、なにかたおやかな丘陵地帯をイメージするのはボクだけ?でしょうか。んで北海道4デイズのネーミングは「CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS」にしようと関係先に打診中!日程も間もなく決まりそうです。夏の「北の島」のたっぷり感!TDN-NEよりも濃密な北海道。詳細の決定は間もなく!です。あーあ、早く行きたい。
9月末に答えを出すと言い放っていた2007年のモンゴルも開催に向けた調整に入りました。隔年開催のほうが参加者数の確保には効果的だという意見と北海道との両立開催は?という疑問の声も、ないわけではありません。
しかし、なんというか呼ぶ声があるのです。なんかこう天の声みたいな、というと笑止でしょうが。まあ、自身の限界への挑戦みたいになってしまいますが、2007年はTBI、北海道、BTOU・・・クロスカントリー三昧の年になりそうです。どうぞよろしくお付き合い下さい。
現在ファラオラリー開催中!!またこのタイミングでミツビシやVWが2007ダカールの体制を発表しています。ミツビシのニュウウエポンは2台、アルファンとペテランセルにゆだねられます。増岡とロマは現行のパジェロエボ。VWレーストゥアレグはバタネン、サインツらが。
きょうの一枚
X-1トラックと呼ばれるカマズ・・・参加者のダッフルバッグを運ぶビバークエクスプレス!「次はこれを飛行機にしたら?」と提案しました。でも空港がないところはどうするのか?という問題が残ります。
2006/10/04 (水曜日)
そういえば9月末に世界で4人目の宇宙旅行者?がカザフスタンの草原に還ってきたというニュース。女性ね。本当はライブドアの元役員が行く予定でしたが、健康診断でひっかかったらしいですね。で、いったいこの商業宇宙旅行の正体とはいったい?これは実は国際宇宙ステーション!世界の数カ国が協力して2010年に完成予定の・・・むかしは2006年完成予定!と言っていたのに。なのですが、宇宙ステーションに滞在するクルーとソユーズの交換に行かなくてはならないのです。緊急帰還用にステーションには常時往復用宇宙船ソユーズを繋留?(とは言わんだろ)しておくのですが、このマシンの宇宙での賞味期限(正式には軌道上運用寿命)が200日。つまり新しいソユーズに乗ってステーション長期滞在滞在クルーと交代して、180日あまり滞在していた2人と有償の旅行者が古いソユーズで帰ってくるというもの。
つまり国際的なミッションに、ひとつだけ席を民間に空けているという不思議なもの。かなり無理があるのではないか?と。そしてその旅行者は宇宙ステーションに1週間あまり滞在して帰還!!というわけなのですが、その間は何をするのでしょう?400kmの上空から飽くことなく地球を眺め続けていたのでしようか。でもやっぱ、仕事を持って出かけないと面白くないのでは?とボクは思います。90分間で地球を1周するわけですから1日16周!9日間の滞在だったので144周!!時間の概念はどのようになったのでしょうか?てなことを考えていると「そーだ!試走の冒険の旅にも、一般の有償での参加枠を作ったらどーだろか?」なんて。
きょうの一枚
10年も前の試走風景。ここはモンゴルの最西部。カザフスタン!にほど近いところ。言葉もカザフ語で住んでる人もカザフ族。国境はどういう意味を持つのでしょうかねえ?高知との県境に棲んでる愛媛県人は、言葉は伊予弁なんだけどね。
2006/10/03 (火曜日)
いよいよ10月。下期のスタート!衣替えも終わってみんな秋冬の服装に・・・と思いきやまだ半袖。日中はまだまだ8月のウランバートルより暖かい!ウランバートルは・・・そういえば情報局はどーなったのだろーか?このHPも新執筆陣を迎えて、衣替えをしようかなあ?と思っている下期のスタートなきょうこのごろ・・・・・。
最近のボクの地理的な興味は、モンゴルとロシア国境にまたがる、西の果ての湖ウブス湖。近年世界遺産に登録されたこともあって、一度だけラリーで最接近したあの時に、もっとしっかりと探検しておけば良かったと思うこと仕切りです。それにしても遥か遠くて氷河を頂く高山と砂漠に囲まれた不思議な自然環境を作り上げているから驚きです。モンゴル最大の湖ウブス湖のお話の続きはまた今度。
きのう10月2日月曜日の日経新聞は、各社の全面広告で埋め尽くされていました。新聞の使命とはなにか?と考えさせられるほどにです。それほど多くの企業が経営統合をしたり、新しい展開を立ち上げるこの下期のスタートとなった!のであります。時、おりしも新内閣が発足し「美しい日本」を標榜し船出したときであります。賛否や野党の批判は当然あるでしょう、抽象的かもしれません。さらに肩を持つつもりなどありませんが「美しい日本」良いではないですか?!審美眼や美意識は、相当にまちまちでしょうが、それでも美しさに対する一定のアイデンティティは醸成されつつあるのではないか?と思います。
2007年、多くの団塊の世代がリタイアします。そのシルバーマーケット?を目指して各企業もあの手この手だそうです。しかしなにか違和感を感じるのはボクだけではないでしょう?リタイアした連中が、みんな豪華客船クルーズに出かけたり、温泉旅行三昧とか・・全くありえないと思うのですがいかがか。彼らはおそらく安倍さんの言うところの「再チャレンジ」いや初めてのチャレンジかもしれませんが、チャレンジするはずです。知識と経験と、比較的安い固定費、子育てや住宅ローンなどの重たい家計の負担のない彼らこそは、日本の新しい起業家達たりえるのではないかと思っています。
われわれもチャレンジをしなければなりますまいて。
きょうの一枚
ボクのオフィスの部屋にかかる超特大のモンゴル全体図からウブス湖をアップで!!世界自然遺産に登録され、多様な生態系と自然環境はすばらしいものです。
2006/10/02 (月曜日)
「その後、マングローブはどうなったか?」
3月28日のOVの「今日の一枚」と比べてみてください(写真)ひと夏をすくすくと過ごして倍くらいの大きさになりました。このくらいの小さな鉢では、もうこれ以上大きくなるのは限界かなと。トイレの洗面台に放置されていたガジュマルもまるで梅の枝のように自由に大きくなっていてビックリ「やっぱり熱帯の木々は育つ!」と実感を強める今日この頃。となれば、この熱帯化を積極的に使おう!というコトは、自明の理。今度はゴムの木を入手!これは秘密ですが県の試験場にゴムの木を植えてもらいました。天然ゴム・・・タイやインドネシア、ベトナムなどのプランテーションから四国の段々畑にその主生産地は移ることは間違いありません??次はコーヒー豆「最近コロンビア産より四国産のほうが旨いよ!」とかなるはず、きっと。こういうシフトをすること、で福○にあるとあるバイク店の主人は、所有する畑に「まずはマングローブを植える!」そうであります。「温暖化を嘆きつつも愉しむ会」をつくろうかなあ?なんて思ったりしています。
話は変わります。YS-11が退役!しました。戦後日本に航空機の生産をさせなかったアメリカですが、いまでは日本のカーボン技術なくして航空機の生産が出来ないまでになっては来ていますが、いずれにしても世界の航空機市場は、アメリカのボーイングとEUのエアバスと2分化された感はありますが、実はここにきて中小型機の需要見込みが高まってきています。カナダのボンバルディアとブラジルのナンだったっけ?のふたつ。がしかし三菱重工のMJ(70人乗り、90人乗り)の2モデル・・高いカーボンテクノロジーで、もうすぐ初フライト?大量ハブ間輸送から、最終目的地間の中小量輸送で新しい時代を迎えることは間違いありません。だいいち燃費が20%以上も良いらしいですものね。
きょうの一枚
3月28日のマングローブと今日のマングローブとSSER熱帯植物園!まだみんな半そでTシャツ・・・。
2006/09/27 (水曜日)
なぜだかボクは日経産業新聞を取っている。んでもってこの新聞、なかなか充実しつつある。下手な社会面のない新聞は、なかなか宜しい。他の業界のことなど整理された情報が役に立つ。でも実際には、この新聞に書かれた程度の情報は、既にネット上でいくらでも手に入れることが出来る。しかしその大量にある情報を必要に応じて収集し、取捨選択することが「編集」なのだとも言える。取材はほとんどネット上で事足りるのではなかろうかとさえ思ってしまう。この数年間トレンドセッターだったLEONの編集長がドタバタ劇の末に交代した。ヘンなコピーを世にはびこらせた功罪はともかく、オヤジたちがこんなにも涸れていなかったのか・・・・・と驚く。
むかし書いたけど早朝のTV番組が盛り上がっています。一昔前はCMも入れ歯接着剤とか?高齢者向けのものばかりが少し・・・だったのに、今では結構オシャレなものがたんまり・・・早朝番組といえば「明るい農村」だったのだが、早起きオヤジたちのおかげで、ワイドショウも変わったね。という事を知っている僕も早起き?!かもしれません。
まあ情報は取捨選択して、また疑ってかからないとね。
きょうの一枚
夜霧に包まれたSSER2DAYSのパルクフェルメ、ナトリウムのオレンジ色の明かりがナイトランをメインステージとしたSSERの郷愁を感じさせます。
2006/09/26 (火曜日)
秋ですねえ。秋たけなわ。街は秋祭りの飾り付けが始まり、もう気もそぞろのお祭り好きは、はっぴ姿で歩いています。朝夕はめっきりと涼しくなって・・・で話は変わりますが、なっちゃいましたねえ官房長官に塩崎さん。古いSSERの参加者の皆さんは覚えていますでしょうか?SSERスタート前のふるさと村で、ごあいさつを頂いたりバイクにまたがってふざけていた、当時の大会名誉会長は塩崎さんの父君でした。あの当時、困難な許可関係を強力に推し進めていただいたものでした。これからの困難な局面に、官房長官にはぜひとも頑張ってほしいものだと思います。
さて、そんなことよりSSER 2DAYSの日々が始まりました。今年もやるですよ!!もう。
きょうの一枚
SSER2DAYSより・・・朝のスタート風景。緊張感が伝わってきますね。今年は少しばかり寒いかもです。
2006/09/25 (月曜日)
おまたせ!SSER2DAYS・・・間もなく詳細がこちらのHPからご覧いただけるようになります。たぶん今日か明日・・・少し寒いシーズンになってしまいましたが、相変わらず久万高原のダート三昧は愉しいこと請け合いです。前夜は「モンゴルの夕べ」なんか特別のサイトも出来て動画が見られるんですね。しかも「続きは・・・・」と、いいところでCMの入るテレビ番組のよう。久万高原の寒い夜、もち屋外!鍋とかおでんに焼酎で・・・たっぷりの映像を・・・わいわいとやりましょう。ま、とりあえずはHPでご確認下さい。かおるさん!焼酎!!
で、もうひとつの問題はデイステージなのか?ナイトステージなのか?ということ。答えは、デイ70%ナイト30%くらい。2日目は完全に明るくなってしまうでしょう。ヒストリックは問題なく明るい!!でヒストリックのSSは2本で10km!!そして近年問題の騒音問題をどうするか?特に輸入車の・・・ちょっとアタマ痛いです・・・でも近年になくタノシミタノシミ
2006/09/22 (金曜日)
地元の新聞やテレビで「ひめぎんチーム完走報告会」が報じられました。壇上にはボクのほかはみんな30代、女性は20代・・・新聞を見て?ボクに寄せられるコメントは「髪を染めなさい・・・」「・・・・・」いつまでも若いつもりでしたが、いけません。ところであの安倍さんは染めてるんだろうかね?
さて、これより横浜に向けて出発!!なのですが途中1件の仕事の打ち合わせで、寄り道をしてから行きます。大勢の方が荷物の引き取り?もそうですが懇親会が楽しみの様子・・・なにも出し物を考えてなかった・・・どーしよ。
さて、最近友人らがファンドを立ち上げて、収益金を環境・・・特に温暖化対策や砂漠の緑化に使う!という壮大な・・・利益を上げるための目的を明確にしたもの・・・内容もメンバーも凄い!のであります。が、そんなこんなでふと目にとまったニュース。
『バージングループのリチャード・ブランソン会長は21日、グループのうち航空、鉄道会社の全利益を向こう10年間、地球温暖化防止のための代替燃料開発事業などに投資すると発表した。世界の気候変動、健康、貧困、紛争の問題に取り組むためにクリントン前米大統領が呼びかけた「クリントン・グローバル・イニシアチブ」のニューヨークでの年次総会で打ち上げたもので、投資総額は30億ドル(約3500億円)になるとしている。ブランソン会長は「私たちは美しい地球を親の代から受け継いだ。我々の代で取り返しのつかない環境破壊をしてはならない」と述べた。 利益を度外視した投資なのかどうか尋ねられ、「利益をもたらす投資もあれば、もたらさないものもあるだろう」と述べた。 クリントン氏は「石炭石油エネルギーの寿命は今後35年とも100年とも言われるが、今行動を起こすことが重要だ」と述べ、他企業の追随に期待を寄せた。』アサヒコムより
さすがリチャード・ブランソン、だが世界中の代替燃料開発の投資額はそれぞれ相当なものだろうから、これは彼一流のメディア戦略かとも思うけど、まあ説得力はあります。いや、こうした企業経営のスタイルが新しいトレンドになってきてます。目的が明確なのは宜しい!!うちもそーかも?
きょうの一枚
ヤク・・・はじめてこれを見たテルクンは大きな犬!だと思ったそうな。ヒマラヤやモンゴルの高地で遊牧され時にはキャラバンを組んで・・・ともかくなかなか面白いヤツです。
2006/09/21 (木曜日)
新総裁誕生!ボクの同級生が新総裁に!あっ、いや同級生といっても学校が同じとかじゃなくて、まあ同い年ということですかね。昨日の議員の投票には無効票が1つ、それには「安倍晋太郎」と書かれたそうでありますな。これを、マスコミはさまざまにメッセージと読み取るわけですが、なかなか奥行きがあって宜しい。単純に老議員が書き間違えた!という事にしてしまわないところが面白うございます。
まあいずれにしてもボクは明日から出かけて、北京飯店に行くわけですが、いや横浜へ貨物の引取りにいくのですが、この北京飯店・・・懐かしいような。みなさん!中華街でお目にかかりましょう!・・その前に保税倉庫で・・・。
きょうの一枚
お間違えなく!これは北京市にある北京飯店。そうこの夏のあの・・・で、今回の北京飯店は横浜中華街の入り口だよん。
2006/09/20 (水曜日)
最近書きましたが、どうもこの数年、秋の虫の音に異変が!?と思っていたら今日の地方紙「愛媛新聞」には特集が掲載されていました。どーもうちの事務所の前の山桜の古木を占拠して、人が近くを通っても鳴きやまないのは、ヤッパ外来種?!そー思いつつ夜の街に出てみれば木の種類によるようですが、そいつが鳴いている木は、それは凄い音量!もう風情とか情緒とかじゃあないです。その音たるや騒音。日本の秋も、こうして亜熱帯化してきたおかげで、・・・そうそう庭の生垣にハイビスカスの花が咲いている家を見かけました・・・考え方や暮らし方を熱帯風にかえればいいのか・・・やっぱマングローブの植林計画!などを推進しようかな。
昨晩はひめぎんの完走報告会!1000人収容のホールは超満員!!??立ち見まであわせると1200人以上!の来場者!で熱気ムンムン!!映像もプロジェクターも、これ以上ない!ものを投入!!さらに懇親会!2次会!と松山の夜は更けていったのでありました。遠路お越しいただいた皆様!ありがとうございました。さて、次の仕事!!に取り掛かりましょう。
きょうの一枚
でけました。写真集2006年版・・・ホントはもっと良い紙、良い印刷をしたいのですがお許し下さい。でも昨年よりも楽しさはUP!してますよってオタノシミニ
2006/09/15 (金曜日)
レクサスからLSの内覧会の案内が届いた。その機械・・・素晴らしいプロダクツであることは間違いない。贅を尽くした封筒は、素晴らしいデザインこの上なく良質の紙、特色バッチリの印刷と、掛け放題のコスト。さて、自動車の将来は、明るいのだろうか?ついにその封筒を開けなかった。アウディからもRSだかSだかの案内が届いた。こっちはそそくさと開いて「うーん」とうなっている。アウディは多分(あくまでも多分)ディーゼルで勝負してくるだろうと思う。あの中国はアウディ天国、A8、A6・・・なぜか全部「黒」だけど。間もなくはじまることは火を見るより明らかな、中国国内の環境対応車の販売競争!アウディのディーゼルがスタートダッシュ!をきめるかも?日本勢のハイブリッドは?なんか近年に起きる自動車業界の天下分け目の中国の戦い・・・あまりにも違うソースで闘う!というのが興味深いのですが、ディーゼル大好きなボクも、ここはひとつ日本のお家芸ブシドーじゃなかった、ハイブリッドで勝ってほしいものです。でもアウディ恐るべし・・・ではあります。
で21世紀の最適なシティコミューターは、バイクだって。
古いバイク友達がやってきた。55歳だった。「長くバイクに乗ってないけん、バイク買いたいなあ」「買ってどーするの?」「昔みたいに、ケモノ道に行こうや」ボク「人生のケモノ道?」「おお、それはずっと走っとる」そーいえばけだものみたいな人でした。
「えっ、ボクも?」
「こんな人たちが絶対似合わないのが、レクサスやなあ!?」
「えっ、ボクって結構ソフィスティケイトされてないすか?」
「あると思う?!」
「・・・・・・・」
きょうの一枚
北京の町からリンタク?の姿が随分減ってしまった。92年にはホテルから天安門までリンタクに乗って川のような自転車の流れに乗って!でかけたものです。でもこんなリンタク?が・・・冬でもOKなんでしょうが夏はどーすかね?え、人は運ばないの?お店?キャストホイールが悲しい・・・。
2006/09/14 (木曜日)
「電気自動車みたい・・・」新政権のことを誰かがテレビでそう評していた。こういったたとえ話するのうまい人いますよね。本論そっちのけで洒落や比喩に情熱を燃やす・・・んで、その新政権って安倍政権のことかなあ?、電気自動車つまりクリーンでゼロエミッション時代が待望した・・・のでありますがパワーがない。というたとえ話。そんなさなかバイオエタノールやバイオディーゼルの話が盛んになってきていますね。どこかのベンチャーが立ち上げたら業界が死ぬほど目くじら立てて反対して、潰してしまった?んだったっけ?確かガソリン税に絡む問題で捻りつぶされたんだったというのに・・・で、なおかつ植物起源の燃料なら燃焼して大気中に放出されるCO2は、もともと植物が大気中から取り込んだもので、京都議定書からは免除される?!んだそうで、環境問題とくに温暖化効果ガスは京都議定書が全てなわけではなく。。。ってもうすぐ期限切れるんじゃなかったでしたっけね。
とにかく自転車、スーパーカブ、軽四、ハイブリッド・・・なんて時代。それにしてもスーパーカブねえ(しみじみ)
きょうの一枚
環境問題・・・とはかけ離れたゾーモット。ところがこのあたりは非常に良質な炭鉱脈があって、中国が狙ってる!のであります。鉄道を引く計画まであって、万が一のことになればとんでもないことになるかもです。恐るべし中国!その貪欲な消費を押しとどめる技術と啓蒙を!!そうだ「啓蒙」という言葉・・・続きはまただ。
2006/09/13 (水曜日)
今日も秋雨。でもすっかり気持ちのよいシーズンになってきました。ボクタチの地方では秋祭り=地方祭のお囃子の音が聞こえ始めるのもこのころです。そういえばこの地方祭のころがボクのバイクシーズンだったです。山々の棚田の稲刈りが始まるころ、SSER 2DAYSが行われていました。無尽とも思えた体力で、来る日も来る日も山に出かけていたのは、遠き日の思い出。
そういえば事務所の奥に押し込めてある80G/SとHP-2は、どちらもピカピカ・・・HP-2はまだ400kmくらいしか走ってない!し80G/Sもいまや車検と車検の間に2回乗れば良いほう。実は恥ずかしながらG/Sの走行距離は20年なのに10.000km台・・・どうもスイマセン。いつからこんなにバイクで出かけなくなったのか?いつもいつも旅に出る!とか言って着ないバイクウエアを山のように買って、ツーリング用品なんか痛む暇も無く、寂しい限りです。そんなこんな寂しさを感じるのもまた秋ならでは・・・いやでも弁解をすると、プロシードはバイクの代わりで年におそらく30日も乗らないでしょうが20万キロ!4駆は何を買ってもすぐ20万キロになってしまう・・・で次期戦闘車両の購入計画が上がってきてます。もち小回りの効くピックアップ、もち4駆、ガソリンでMT・・・ツイントリップGPSはもちろん、通信機材やカーナビまでつけてラリールート制作仕様モデル!なんか良いのはありませんか?環境性能も良いヤツが良いです!!ハイブリッドのピックアップとかって良いかもですね。やっぱ秋はTBIのルートセイサクで美しい山道を静かに駆け巡りたいもんです。
きょうの一枚
BTOU2006のナビゲーションテスト・・・ナビゲーションとはまた数学のようなものでもあるわけです。で、ナビとは自分がどこにいるのかを知ることでもあります。自分の位置を知らなければ行く方向もわからないのです。広大な大地でルートブックに頼らないナビ?をしながらルートを作って行ってるのです。写真提供:藤井健司
2006/09/12 (火曜日)
「世界が変わった」といわれる9.11/2001・・・ボクはその「文明の衝突」が書いた世界・・・とここまで書いて自分ちのHP内検索で「文明の衝突」ってググったら・・・書いてる書いてる、いっぱい書いている。サミュエル・ハンチントンの予言を次々と証明する事件が起き続けて・・・21世紀はイデオロギーの衝突ではもう戦争は起きないわけで、文明間の衝突が・・・もうやめよー。全ては変わるのは当然のこと、変わらないものはないのですから。
さてスペシャルなご案内
ひめぎんチームのBTOU完走報告会が、9月19日火曜日午後7時から愛媛県民文化会館サブホールで行われます。ゲストに池町選手と山田さん(ボクのことだ)・・・いかに彼らは闘ったのか?それはラリーの現場だけでなく、スタートラインに立つまでも戦いであったわけです。そんなこんなで、SSER関係の皆様で参加希望の方はご一報下さい。ひめぎんチームの戦いぶりもたっぷりと映像で・・・ってその編集で死にそー!になっているのですが。写真集も入稿(印刷に行きました)19日にご来場の方には記念品セットに入っている!!ので参加はちょっとオトクかもです。遠路やって来ても・・・です。
きょうの一枚
ラクダは不思議な動物だ。姿も可笑しければ表情も宇宙人的だ。被写体としては、この上なく面白い。特に冬毛の時が良いのであるが、なかなか冬に見る機会はすくない。撮影:小澤いずみさん
2006/09/11 (月曜日)
先週はOVをお休みしてしまいました。もちろん病に臥せっていたわけではありません。元気良く東京出張!赤坂の料亭で鱧と松茸に舌鼓を打ち!!(ホントってば)夜の銀座ではバブルの時代を彷彿とし・・・(これもホント)ラリージャパンのマシンのピックアップに関東まで出てきていた池○君とご飯を食べ、某自動車メーカーにプレゼン(ナンノ?)に行き・・・さらに凄い顔ぶれの方々と朝からミーティング!「ビルゲイツ財団との打ち合わせがどーの」とか、「ムーディズの格付けがどーの!」とかってのは、世間話でするもので、仕事で真剣に話してるのは「ボクは初めて!」中国の自動車と環境負荷、ラリー、エコチャレンジ・・・と自分の土俵の上だけで勝負!スルシカナイのも情けなかったり。帰りの飛行機の中では飛んだのも着いたのも知らないほど・・・なのに!帰って来た日も日曜も深夜業。写真集の最終の作業やら番組の制作やら・・・この多忙さはナニ?
でね、(少し暗く・・・)やっぱり思うんですが人には天分。天から与えられた役目というかポジショニングがあるとです。一抱えほどの自分の両の腕に、抱えられるものって、そんなに多くはないとです。
ここまで10回ラリーレイドモンゴル~BTOUをやってきて、大変だったけど充実していたし面白かったです。で、これが天命なのかなあ・・と思うことはしきりです。じゃあそれもホントウに完成域に達しているのか?その使命を果たしているのか?という問いかけには、まだまだ伸び代(しろ)はあるんじゃないかと・・・喧騒と異様なほどに進化を続ける東京に、背筋の寒くなる思いをしながらも、あの夏の日々のことを遠い過去のシーンのようにしか感じられなくなった自分を少し疎みながら、ボクがやるべきことはなんなのか・・・自問自答のこの数日間なのでありました。
きょうの一枚
池町くんとスーパーカブ(尾崎さん撮影)そんな池町クンだって、陽気で能天気なわけじゃありません・・・スーパーカブにまたがって、喜んでいるのですが?彼も先を見つめて自分の可能性に大いなる自信と、その同じ量の不安を感じつつも、ちょこっとふざけていたりします。
2006/09/06 (水曜日)
秋が確実に深まっています。我々の事務所はかなり郊外!なので、虫の音が凄まじい!!の大合唱。ドアが閉まっているのに虫の音は室内まで届きます。「いったい何事か?」と、さまざまな事象を自然界からの何がしかのメッセージ!と感じる傾向の強い僕は、年々大きくなる虫の音にも、異変を嗅ぎ取ろうとするところがあります。
BTOUの映像を編集していて驚いたのは異口同音に聞いた「今年はお花がたくさん咲いてきれいだったよ」というコト。実のところボクは「そーですね???」な状態だったのです。試走のときに咲き乱れていた花々は枯れているのですが、また違う花々が違う土地に咲き乱れている映像がたくさん。ヘリからは良く見えなかったんですが、なるほど納得。「今年のモンゴルはお花畑だったんだ!」と。しかも乾いた南ゴビの大地も妙に緑が多くて、砂漠のイメージが随分変わりました。で、これも自然界からの良いメッセージなら良いのになあ?と思うことしきり。
自然の力は侮れません。留守中のマングローブは元気で生育中。四国にマングローブの森を!というのもあながち夢ではないかもしれませんぞ。
きょうの一枚
お花畑とプリウス・・・環境を語るにはバッチシの一枚はチームACPの西條さんの写真です。
2006/09/04 (月曜日)
なんと事務所ではBTOU写真集と映像の編集がダブルで進んでいる。それはそれはとても大変なことです。ボクはVの編集前素材を数十時間分を見ては船酔い状態・・・写真集も9/20アップ(印刷上がりの)予定ですので、それまでにお申し込みいただいた方には送料無料!でお届け予定。お値段1200円!!申し込みはまもなくこちらのサイトから可能!なようにしておきます。
ところでライブドアのホリエサンの公判が始まりましたが見ましたか?ボクはこんな遅い時間まで事務所にいるんでテレビは見えませんが・・・・・なんか巨悪とか戦後最大級の経済事件とあおった割には、その実は世間や権力機関の悪意?だったのではないのか?という擁護的な意見も当然出てくる展開。あれくらいのことで(スイマセン)ここまでひどいことになるのなら、社会保険庁や巨額の税金を湯水のように無駄に使ってきた官僚とかはどーなん?という感じがします。もちろんボクはどちらも擁護するつもりはありませんが、どちらもツケは国民に回るのですね。
ボクは最近某お役所で叱られましたが「叱る立場にあるのは我々で、あなた達は国民を叱る立場には無い」と、叱っておきました。まあ、ホントに教育のあり方などを真から議論しなければなりませんね。でもって人間はやっぱ品格です。ホリエモンって今日はスーツにネクタイ姿だったそーですが「なぜ?」と思う人は少なくないでしょうね。どっちでもいいけど・・・。
きょうの一枚
今年のBTOUのMVPはX-1カミオン・カマズかもです。参加者より早くビバークに到着する日もあって・・・ヘリで運んでる10kgバッグって・・・と思うことしきり。まさかオンコースで追い越された人・・・いないでしょうね?
2006/09/01 (金曜日)
朝のニュースで、オシム?ジャパンっていうの?サッカーか何かの日本チーム?海外遠征に行くのに、朝発表があってその日のうちに出発!!ってエアチケットとかビザとかはどーするんだろーか?なんて考えていたら「どうもこれってメディア向けのキャンペーンじゃないのかなあ?」なんて思えなくも無いね。一方では高校球児たちは、2学期始まっているのにアメリカを満喫している姿がテレビで大写し・・・というか追っかけ状態。誰の口からも文句が出ないのだね。費用は誰が負担しているのだろうか?
とまあ下衆のかんぐりみたいなことはヤメ!でせっかくの秋晴れ・・・HP2に乗ってお出かけ・・・なんて出来るはずも無 くお仕事。80G/Sも最近整備済みなのだムフフフ・・・さあ、秋晴れの毎日!来て頂戴ね。ボクは旅に出るのでごわす。
さてBTOU2006参加の皆さんならびに関係者の皆さん!次のご案内の連絡がまだのようですが、これまでになく超特急で制作されている写真集が9月20日過ぎには出来上がるよって送り出しします。役員の皆さんとは打ち上げを!?参加者の皆さんとは横浜ナイト?!を、予定しています。いや、これから予定します。オタノシミニ。仕事の速いSSER・・・ジブリー???も早いやんか!?
きょうの一枚
エタップ5の朝、ビバークを出発。ビバークにある砂丘を朝の光を浴びながら飛ぶ。この朝、いくつかのアクシデントがあった。ゾーモットに向かいながら祈った。ホントウに祈るような気持ちで過ごした1日となった。このあとは砂嵐で視界が悪くなってオンコースが飛べなくなった。
Organisation Voice 2006/08
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2006/08/31 (木曜日)
チェックカードをまじまじと見ていた。なんでもない一枚の紙だけど、これを貰った瞬間から時間との戦いがはじまる。左腕のチェックカードホルダーに差し込むもの、シートの先端にあるノグチシート製?のホルダーに差し込むもの。CPやゴールで指の力を失って自分では取り出せなくなってオフィシャルに取り出してもらうもの。そのままスタンプを貰おうとして、ケースにスタンプ大の穴を開けているもの。ひどく汚れたカード、たった一枚のカードだけれど夢と困難と、それを克服した何かひどく大切なカードのような気がして・・・最終の確認が終わればみんなに返してあげればどうなんだろうか?とか、いろいろ考えた。
BTOU最終局面の闘いは実はさまざまに彩られていて面白い。スプロケットを失った池町。40分差で2位の池田は、それを探すのを15分だけ手伝った。絶望的な展開、池町の失った勝機と勝利の女神の気まぐれ。池田が出発したあと池町はスプロケットを見つけた。しかしワッシャーが見つからない。通りかかった遊牧民が見事にサイズのピッタリのそれを手渡す。鬼神の走りの池町。この話題に沸いていたRCPに異様な速度で突っ込んでくるマシン。池町がこの最終局面ETAP-9で池田に遅れること30分。しかし総合ではかろうじて15分差で首位を守った・・・15分、それは池田が池町の元にとどまった15分。実は凄いドラマがあったのですねえ。
いやどちらもあっぱれではあります。そんなエピソードをテレビのシナリオに書いたんです。けど放送は地方だけ。
きょうの一枚
奇跡的な出来事も強運で片付けてしまう池町。いまはラリージャパンのレッキ中で、まあその世界でも活躍するはず・・・それほど凄いやつになってますよ。
2006/08/30 (水曜日)
BTOUの記録をVTRと写真で試写中。写真集にしてもVIDEOの編集にしても、まああまりにも膨大な素材の中から組み立てていくのであります。素材が少なければ「こんな少ないのでは出来ん!」と毒づくのでありますが、こうも多いと「多すぎて全部見る時間が無くて出来ん!!」とやっぱり毒づく!のであります。人間というのは実に勝手なもの・・・
さて写真集は、今回は北京を皮切りに1エタップずつ競技の流れに沿って編集をして行こうと思います。そんな目でビデオも見ていると、エタップ4で大きく勝負の行方が動こうとしている辺りが興味深く見れます。初日からトップに立った池町佳生が何度もトラブルやら、自ら招いた大ミスコースやらで優勝争いを面白くするか!?と思わせておいて、その実そのエタップのうちに驚異的な巻き返しで、先にゴールしたライバル達を、なかば「あ然!」とさせる強運と勝負強さを見せ付けます。RCPで2時間あいたビハインドをあと130kmあまりで40分差まで詰めて貯金を使い果たすことなく首位を守ったり・・・と、そんな面白い戦いぶりがさまざまにこれから紹介されていくことでしょう。
本当に愉快で素晴らしかったBTOU!これからつまびらかになっていくことでしょ
きょうの一枚
先日「いずれまた・・・」と書いたチンギスハーンホテルのポーチに止まってたR1200GS-ADVの写真が出てきました。なかなか、やってますが世界のアドベンチャーフィールドも狭くなりつつあります。でも大切なのはハートではありますまいか。
2006/08/28 (月曜日)
申し訳ありません!!というのはSSER 2DAYS-CLASSICSの開催日程の変更!の件でございます。予定通り開催すべく鋭意努力をしようと試みたのですが・・・あいにく肝心の1ヶ月前!にボクがダウン!!つまりこの一番肝心なのは、このタイミングまでの事前調整。ならば!とばかりに既に手配済みのGroup-Nと合併開催してチョッと力強く行こうではないか!!という結論に達したものです。22年目!ということで、振り返れば長い時間継続して来たものだなあ、と感慨もひとしお。昨今のエンデューロのムーブメントの隆盛は、目覚しいものがありまして実は大半の役目は過ぎたのかなあ・・・なんて事も考えたり。ともかく、日程変更は前向きに捉えてのことですから、ぜひともこの秋の夜長の風趣にとんだ?SSER 2DAYSをお楽しみ下さい。さてBTOUの写真集は9月中旬!?に発刊予定。写真をエントリーされる方はお急ぎくださーい。
きょうの一枚
池町を強襲するヘリ・・・ああ武装してたらなぁ・・・ダダダダダッ!と行くんですが。でこんな写真があるということはカメラ側もヘリ・・・ということでさぞや怖かったことでしょう池町クン。ローターの先がヘルメットを掠めたことでしょう。
2006/08/24 (木曜日)
暑さがこたえて?ボクは激しい夏風邪をひいてしまいました。そんなことしている場合じゃないってのに・・・というのもラリーの大量の映像と写真!!と闘わなければならない数週間だからです。参加された皆様からも、デジタルに限られますが自信の1枚を(いや2枚でも3枚でも・・・)をお寄せ下さい。当初のお約束どおりフォトブックを作成して掲載させていただいた上で、数部をお届け!!致します。ということで風邪がひどいので今日はこの辺りで・・・来週はBTOUを振り返ってさまざまな角度から検証をしてみようと思います。
2006/08/23 (水曜日)
「届けられたETAP-5のランタン・ルージュ・メダル」
熱い夏の記憶に彩られたBTOU2006の現場より、ようやく帰還いたしました。8月初旬北京、高速道路をすべるように走るアウディの窓からまだ初々しい百日紅(サルスベリ)の花が伸びやかに空に向かって咲き競っているのを眺めました。「百日紅の花、好きだなあ」夏が来るたびに思います。中国にあっては、まさに中国的で日本の山里にあれば、まさに日本の里山的なその花の佇まいはボクの魂に響きます。一方モンゴルの大地、今回のラリールートには花々が咲き乱れていました。ゴールするごとにスガワラサンは「今日もお花畑がきれいだったよ」とH木編集長は「涅槃とはまさにこういうところのことを言うのだと思いましたよ」とムズカシイコトを言います。そのほかにも「花が咲き乱れていて、ピストをはずせない」とか、ラリーの中にあっても、その花を愛でる心を持つ参加者の心情が嬉しくもありました。
今回は全てのステージにステージ優勝メダルとランタン・ルージュ・メダルを用意しました。MOTO部門は池町が全て持って行く!のではないかという勢いでしたが、エンフトル、池田、マコちゃんらがパーフェクトを阻止!AUTOは面白いように日替わりで、挙句プリウスに1回は獲られるという展開!そしてランタンルージュはひめぎんとミニ軍団の熾烈な?争奪戦(本人達は全然そうは思っていない)そしてETAP-5の表彰をするブリーフィングで「このランタン・ルージュ・メダルは、事故を起こして緊急輸送された34番の選手が無事に生還できるように、そしてその暁には彼に渡したい。」と1個だけ渡さずにポケットに忍ばせて、ガストンライエの写真と共にラリーの最後までを見届けてきました。昨日、そのメダルを持って広島の病院に出かけました。そして彼の枕元に、最後の生還者を讃える証として置いて参りました。
このことはこうしたHP上ではなく参加した皆様にいち早くお知らせするべきだと思ったのですが、いやいや最速はこのOVだと思い、ご紹介しました。10数年通い続けたボクにしても、最も美しいと感じたこの夏のモンゴル。池町の戦いぶりもミニとひめぎんの戦いぶりも、プリウスなどの戦いも、どの一つを切り取っても美しく激しく勇気とロマンに彩られたすばらしいものでした。こうした記憶が、さらに昇華していくためにも弛まざる歩を進めていくことにしましょう。
きょうの一枚
1995年のシャートー・ムートン・・・モンゴルのスタートした年のワインを、参加者や役員の有志より寄せ書きと共に頂きました。ありがとうございます。近々飲むです。
2006/08/07 (水曜日)
いよいよ明日、BTOUがスタートします。全員元気で最後の調整に余念がありません。ひとつ残念なことがあります。それは月が満ちてきていること。今ようやく陽が沈んだと思うと東の空は半月がかかりその明るいこと。これでは満点の星空が仰げません。あと数日で満月、ラリー最終盤には、プラネタリウムもびっくりな星空が仰げることでしょう。ウランバートルの現在の気温は12度。肌寒いを通り越してフリースやダウンが登場しています。さて、明日はエタップ1の速報をお届けします。 (06/08/07 00:01)
2006/08/04 (金曜日)
BEIJING-ULANBAATAR2006、スタンバイ完了です。天候も良好。ただし小泉首相の訪モの日程が二転三転していて、こちらの事情は大変です。ゴールのパレードは小泉さんとニアミス?するかもなのです。
ボクは本日涼しく快適なウランバートルをあとに、北京へ向かいます。北京は故宮の近くで、参加者のみなさんの到着を待ちます。今夏はヨーロッパ、北米が猛暑のようでユーラシアは少し過ごし易いのでしょうか。
8月5日、北京のブリーフィングは8月6日16:00ウランバートルでの開催に変更いたしました。8月5日は、夜まで北京の散策を楽しんでもらおー!という素晴らしい配慮!なのですが、実は北京飯店は政府関係のセミナーがいっぱいで・・・まぁそんなオールドチャイナな由緒あるホテルです。ボクも一度泊まりたかったホテル。
そんな8月6日は原爆記念日、61回目になりますね。昭和は遠くなりつつありますが、世界はいまだ不安定で、戦火もどこかで止むことがありません。通訳の若い男の子も、フランスの外人部隊に志願してる!というのを聞いて言いようのない気分です。
2006/08/02 (水曜日)
ホテルのポーチにR1200GS-ADVが停っていた。写真を送るのはまた今度・・・(通信事情が宣しくない。)まさにこれぞ大陸間弾道弾!マドリッドから、ひとっ走りでウランバートルまでやってきた。でタイヤを見るとどーもロード寄り。そーだ、ほぼ舗装路だけでやって来れるのだ。仮に北京を目指すのであれば、中モ国境までは悪路だ。
ともかくそんなことよりこのモーターサイクルの最も美しいシチュエーションであることは間違いない。全てがノーマル+オプションだけで、これほどまで完璧なマシンはちょっとほかには無い。オーナーの姿は見当たらなかったが、その佇いは、自信に満ちていて、「なんでもない」という様子がにくらしい。
そう言えばシトロエンがヨーロッパから走ってきたお話しをしましたが、先週は20台ばかりのヒストリックカーがフランスからやって来た!という話を聞きました。どーもヨーロッパからウランバートルまでの新しいアドベンチャールートが拓かれているようです。それはロシア事情が好転したことも影響していると言います。最近まではロシアンマフィアが道を塞いで通行車両に悪行を働いていたはず。「そんな小銭をかせいでるヒマはないほど忙しい」らしいのでどーも安全は確保されてきた模様。いずれにしてもロシアの高度成長が、恒産無きところに恒心無しを地で行ってる感じ、まあ金銭的にひと段落すればモラルも上がるのでしょう。
日本人も、もっとモラルアップ!!人の見てないところでゴミを捨てたりとかしないように。ラリー参加者がお手本!!
Organisation Voice 2006/07
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2006/07/31 (月曜日)
コンテナがウランバートルに到着した。実は今回は法改正があって輸出通関がとても困難で、かなりビビッた。ひょっとしたら間に合わないかもという危惧もあった。
ウランバートルに到着した初日に、ボクはスタート地点のヌフトホテルに出向いた。コンテナを置く場所を検討するためだ。ヌフトホテルは空港からわずかのところ。でもそこは環境保護区でホテルの周辺にいる限り、そこが一国のキャピタルタウンとは俄には思えないほど。ここにコンテナを置いて参加者の到着を待つのは、過去10回の大会のうち5回くらい?になるかも。
でもはじめて気が付いたのではないけれど、そのコンテナを置くところはお花畑になっていた。エーデルワイス、キンポウゲなどの日本では稀少な高山植物・・・。
とまあ、今年の夏は過去にないほどモンゴルらしい夏だそうで、緑は濃く、涼しく、とても素晴らしい。後は寝冷えに!気を付けて毛布を覆って寝てる!
2006/07/28 (金曜日)
気がつけば週末!という現象は、ここのところ加速していて子供の頃あれほど待ち遠しかった週末が、いまでは呪いの言葉のひとつも吐きたくなるほど、ひと呼吸ほどで訪れる。でもってそのいくつメカの週末に先発隊はいよいよ出発します。良いことといえば、涼しくて良く寝れる気候・・・なのが常ですが昨今の気候を鑑みるに、いつもどおりであって欲しいと願うばかり。
ウランバートルに行き、北京に行き、再びウランバートルに戻るという行程。そしてそこからエタップがスタートします。まだお伝えしていませんが、北京のブリーフィングをキャンセルしてヌフトホテルで合同のブリーフィングを行おうかと考えています。詳細は間もなく発表予定。ですから幾分北京では観光が出来るかもですが、こちらは激暑の予想。
さて話は変わるけど「ディーゼルがきてる・・・」って感じ。ルマンをディーゼルで制覇したAUDIあたりのディーゼルが好いんでないかい?といかにもああいう広告的なやつに弱いボクは急傾斜中。「なんか嫌味が無いよなアウディって」「昔は女性の車ってイメージだったよね、赤いアウディ」「ボクはやっぱビッグクワトロっすね。」日本ではディーゼル=環境負荷、というイメージが出来上がった感がしますが、これからは来ますよ、ディーゼル。
2006/07/27 (木曜日)
時代が動いている。昭和天皇のメモなんていうのが暗がりから出てきて、8月15日の終戦記念日も間近になったというのに誰のどんな意図なのか、面白い?!総裁レースは俄然東アジア外交とやらを巡って、さまざまな駆け引きが大きなターニングポイントに差し掛かってきている。と思えば隣国からは金大中事件の真相が語られ始め、現政権の奇妙でなりふり構わぬ戦略が、幼稚に見える。イスラエル・レバノン戦争?国連施設にイスラエルは空爆!?これでは長期化は避けられない。なんて中で少しは明るいニュースもある。中国が2010年までに環境対策事業に20兆円の投資をするんだという。水や大気の汚染の激しさは、かつてどこにも無かったほど未曾有の激しさであろうと思う。投資もよろしいが、きちんとした戦略にのっとったもので、かつ他国に環境負荷をかけないように・・・なんて暑い夏には考えたくないような話題。
さて、出発を控えたボクはさまざまに思考をめぐらして、おおよそ起きるであろういくつかの問題をイメージスタディをしてる。
そして、たった1個の時計(プロトレック)止まっていたので先月電池を換えたのだが、それをどこに仕舞ったのか分からなくなって、この時間の無い中を1時間近く探し回った。で、出て来た。バッグのハンドルに結わえ付けてあった。そういえばその時計はラリーに行く時はいつもそうしてあったのに・・・・時計、実は愛用の20年も腕にはまっているやつがある。腕時計も好きなアイテムなのでいろいろ買うんだが、やっぱりこの1本に勝るものがないんだ。クルマと時計、いまもっているのが最高のお気に入りになってしまうと、どうもそれで良いとなって、興味がうせてしまうところがある。それはそれで幸せなのだが。
2006/07/26 (水曜日)
四国は一足先に梅雨明けの模様。容赦ない夏の太陽が・・・こんな時は夏休みの子供に戻りたいと思うのであります。自由でわがままで、好き放題だったあの頃。一瞬先にも遥か未来にも、なんのフアンも無かったあの頃。でも一度だけフアンに駆られた夏の日がありました。こども?といってももう中学生の頃、約束した川に何故かその友達が来ません。いつも子供達でにぎわっている石手川の淵、そこはボクタチの天然のプールであり岩の間に手を入れて手づかみで鮒などを獲る、そんな場所でした。さすがに小学生くらいの姿は無く、いわば中学生くらいの子供の独壇場でした。
その日に限ってお昼過ぎに集まってくる者はひとりもいなくて、何が起きたのだろうか?と不安になりました。それでも1人で川で遊んで、でもなぜか気味が悪くなって、自転車に乗って家に帰ろうとしました。するとそこはゴーストタウン。その頃呼んだ本だかで、一人ぼっちで取り残されたあの感覚。アツイナツの午後に全く1人の人影も、行く車も無く・・・ボクは「やってしまったんだ、異次元に来てしまったんだ。」と、どうしようもないフアンにさいなまれながら、家に帰りました。すると家族は誰もいません。「やっぱりそうか?!」と思うと奥から、ってその部屋は夜にテレビを見るだけの部屋で、だいいちあの時代は昼間にテレビを見る!!なんてことは、あってはいけないわけで・・・・・テレビでは松山商業と三沢高校の高校野球の決勝戦。延長18回再試合だったあれ、野球にあまり興味なかった僕は、まあそんな調子で熱い夏は毎年毎年甲子園がやってくる度に、あの背筋がぞーッとした感覚が蘇っては懐かしいなあと思っています。
その夏の高校野球も、おそらく例年にない猛暑がやってきて大変なことにならなければ良いなあ、と老婆心ながら心配な昨今の天候。
まもなくボクはモンゴルに向けて出発します。小泉さんも同じ頃モンゴルに行くみたいで、建国800年の記念式典に出席?するのでしょうか。ボクはラリーに向けた最後の準備をするんだ。
きょうの一枚
ただただ青い空。先に梅雨明けした四国から、まだ雨模様の皆様に・・・と言ってたら曇ってきた。
2006/07/25 (火曜日)
「疲労困憊中」
どうも本日はBTOU各参加者宛に公式通知とルートブックの発送に成功した模様です。忙しくしているみんなはまさに疲労困憊の様子。朝から深夜までひたすらBTOUの準備・・・おそれいります。ボクは日曜日の疲れのうえに昨晩はヘンテコリンな組み合わせで酒の席!!東京から2名、神戸から、広島から九州から各1名・・・愛媛から4名・・・むくつけき男ばかりの酒宴は、それでも盛り上がり不思議に夢とロマンな話に花が咲きました。おかげでボクも疲労困憊・・・出発の日程が急接近しているというのにね。
きょうの一枚
今回のBTOUのルートブック!!分厚いでしょ。結構力作かも。おかげで慢性肩こりに悩まされています。慢性?マンセー?
2006/07/24 (月曜日)
この週末は、記録的な豪雨。この豪雨は全国で21の都道府県で観測史上最多!!を記録したそうです。まさにとんでもないことです。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方ところかわってヨーロッパではこれまた記録的な熱波。数年前の熱波を大幅に更新しそうです。また夏でも朝夕は涼しい西ヨーロッパではクルマにはもちろん住宅にはエアコンの無いのがほとんどです。こうして温暖化の影響による気候変動は、さまざまな脅威となって明確に表れて来ているのは、もう疑いの余地の無い客観的な事実です。事実は事実としてそろそろ因果関係をきちんと伝え、根本的な対策を講じなければならないと思います。安保理は地球温暖化対策の国連軍を!なんてボクは言っているのですが、人類の生存を強烈に脅かす共通の、かつ何よりも手ごわいエネミーは温暖化だといえます。
この日曜日、ボクはこの夏のラリーに続く大仕事をやっていました。これも実は環境問題に関するような背景もあるのですが、エネルギー政策上の問題、その公開討論会を運営していました。で、いつも思うことなのですが、東西冷戦以降明確になった「危機エネルギー不変のボク的法則」余談ですがフヘンで変換したら不変と普遍と不偏・・などがでてきます。なんかどれも全て漢字として使いたいような気がしました。危機つまり緊張は、常に一定量で、東西冷戦後起きたナショナリズムは危機を世界に撒き散らし、でもその危機の質量は分散しても総量では変わらないというボクの主張・・・米中台の3つのバランス、仮にAとBが仲良くなれば、AB間危機のエネルギーは減ってもCとの間で緊張が高まるというわけです。
実際のエネルギー政策でも、脱化石燃料化を勧めれば温暖化効果ガスの排出は抑えられても、同じだけの代替エネルギーがはらむ危機が生じるだろうということ。
全てのクルマがゼロエミッションの(とりあえず今は)電気自動車になったとすれば、電力に対する依存度が急速に高まり、全く違う発電方法でも開発しなければまかなえないはずです。その新しい発電方法が再生可能エネルギーであるかどうかは疑問、それにしてもそれが持つリスクも少なくない。
どちらにしても温暖化はエアコンの消費を著しく向上させ、冷やすために必要な電力をまかなうために、何かを燃やしまた地球を暖めていく。中国沿岸部にはおそらく恐ろしい数のエアコンが着きはじめています。年からは暖炉のような巨大な陽炎が立ち上り。家の中を冷やしたのと同じだけの熱量が空気中に排出され、自動車の排気熱・CO2・・・何とかエアコンの排気熱をカプセルに封入して、冬に燃料として使えないだろうか?なんて考えているのはボクだけなんだろーか。
2006/07/21 (金曜日)
ずっとデスクの上にあったVSD(フランスの雑誌)の付録・・・MERCI THIERRY POUR TOUTES CES ANNEES D’AVENTUREつまりティエリー・サビーネ追悼20周年の記念小冊子というかタブロイドだ。表紙には見慣れた写真。砂嵐っぽいところを1986年8回大会白いジャンプスーツを着て歩いている。・・・を眺めていた。次のページにはニジェール川を渡るハシケの上で中央で微笑むガストン初優勝の84年の写真、横にいるオリオールと握手するサビーネ。ガストンたちももちろん白い皮のライディングスーツを着ている。1976年のアビジャン・ニースに出場しているティエリーの写真もある。もちろんどの写真も全て見た事のある写真ばかりだ。白い・・・ボクはこの色に恋をしたのかもしれない。
20世紀の最後の四半世紀に生まれ成長した、このパリ・ダカールラリーとその創始者であるティエリー・サビーネ・・・・・時代の巡り合わせが良かったのか?悪かったのか?ボクは知らなくても良いものを知ってしまい、なぜだかすっかり魅せられて、自分の人生の進路に大きな影響を受けた。というか、ここまでやってきてしまった。もちろんいくつもの分岐というか選択肢はあったし、選択をしてきたわけだが。
そんな70年代から80年代にかけての、彼らの時代の写真の一つ一つが輝いていて、それらを見るたびにいまだに激しい眩暈を覚えるほどだ。その思いを何とか実現したいと思いながら、SSERをスタートさせて22年。そしてBTOUはラリーレイドモンゴルから数えて12年目なのだが、10回大会を迎えた。
時代は変わった。21世紀だ。子供の頃見た輝かしい空想科学の世界の21世紀とは程遠く、いまだ20世紀の憎悪や因習や古いイデオロギーを引きずっていて、混沌としているようにも思えてならない。しかし、ティエリーの写真の背景に写る赤茶けた大地、広がりを見せる空間はおそらく変わってはいまい。世界を結ぶこうしたラリーが、もっと違う大きな役割を果たさなければならないと思う。思い上がりかもしれないけど。
きょうの一枚
こんなんです。でも以前にもOVに書いたような気が??スガワラサンからの今年のお土産。
2006/07/20 (水曜日)
「マスターオブゴビ廃止。ガストン・ライエトロフィー設置」
今回のBTOUは毎日のステージウイナー表彰が行われることになって、マスターオブゴビトロフィーはなくなる模様だ。しかしそれに替わって、愉快なベストパフォーマンスライダーに・・いやドライバーも含めて全参加者の中からベストパフォ-マンスなお1人に、ガストン・ライエトロフィーが与えられることになりそうな気配・・・栄えある第1回受賞者は??だーれ?
話は変わりますが、検察庁の出張旅費不正受給ってのにボクは衝撃を受けた。検事達が格安航空券やホテルパックの安い出張旅費で、ほんの少し浮かした公金を着服していたとは・・・・・。出張で溜まったマイレッジは?会社の電源で充電する自分の携帯や通勤で使う電気バイクは??などと細かいことを議論したことがあるけど、「まあ良いやん」という人と「額の大小には関係ない」というふたつのグループに分かれる。警察官は前者で検察官は後者なのだとおもっていたけど・・・「ナーンダ」でも○HKのカラ出張よか全然許せる。
センバクンは団塊の世代リタイア者はコンパクトカーに乗る!!といっていたけど正反対の意見を聞いた。サラリーマン時代には周囲や上司に遠慮して買えなかったガイシャ!を定年シテ買う!!のが流行っているらしい。というのである。まあまさに正反対の意見を同じ日に聞いた。
で、結論。どちらも正論である。つまりは変化を望んでいるだけでベンツを売ってBbを買った社長は今度はAMGじゃなきゃ気がすまなくなっているっての!バイク業界はチト違う。
きょうの一枚
身体真っ黒で顔真っ白!のヤクの撮影が目標という変なボク。それにしても世界の珍獣に数えられても可笑しくないくらい可笑しい?
2006/07/19 (水曜日)
豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。毎年更新される記録的な豪雨。確かに昔からも梅雨の終わりには、いつも集中豪雨があったのですが・・・地球温暖化対策待ったなし!てか冷却しないといけない!とボクは思うのであります。
予想された台風やハリケーンの巨大化や、局地的な大雨。まあいずれも海水温度の高さから起きているわけですが。G-8では少しは話し合われたのでしょうか?
アイガーの山腹が崩壊したというニュースは、岸壁に凍みこんでいた氷が融けたものです。世界中の氷河が後退して、ツンドラは融けてビックリするような氷漬けの保存状態の良いマンモスなどが出てくるのは歓迎ではありますが、それ以外では地球規模で!というか安保理で、何とかしなければならない!というのは先日書きました。
おそらく間もなくですが、燃費規制のようなことがはじまるかもです。またガソリンよりもCO2 の排出量の少ないディーゼルエンジンが、EUからの外圧?で積極導入されるかもです。いや、それはないか。まあこの手の話は、もう何年も書き続けましたが、そんな次世代のコミューターはバイク、良くて軽四でしょう。(デモねそんな事を考えていたら、ボクのレンジローバーったら驚くほどに燃費が良くなってビックリ!!エアサスをコイルに変えただけなのに?なぜ?)
中東で起きていることは戦争です。戦争は地球温暖化効果をいっそう促進します。国家間の緊張も同じく・・・です。空中で給油しなきゃならんほどの作戦が続けられているのは、環境におけるテロ行為です。
「ウッ、グリーンピースが入った。」
「じゃあ大会本部隊のカマズはいいんかい?」
「・・・・・」
「ラリー自体はどうなん?」
「・・・・・」
で中東の話。ガソリンは高騰(チョッと戻しましたが)ここんとこのこれらを言い表す流行の言葉で地政的(チセイテキ・・・といえば地勢か知性という言葉でした)が、これが経済用語になって・・・当然戦時下に弱い円は急落。SSERはこんな土壇場になっての予測外の大きな変動に・・・怒、涙。損害は計り知れません。だから平和にしてっ!て言っているの。
まあうちの損害はともかく、次はイランに飛び火したら、世界経済は収拾がつかなくなります。でイランの国連による拘束力を持った(はやりの)第7章を含む決議が間もなくでしょう。・・・だから脱石油・脱化石燃料に!しなければならないのですが・・・チョッと試乗したV10・507PSの、なんと素晴らしいこと。
しかし「どうしたのよ?」というばかりのスーパーカーブームもアメリカンフルサイズラグジュアリーのブームも、急速な陰りを見せています。市場からスーパースポーツは姿を消して、ミニと軽四にばかりなってしまいそー。
これからのクルマ選び、難しくなりそーですね。
きょうの一枚
UPされたミニ写真館第4弾より。ラリーで最後にウランバートルについてくぐるのがこの門。いわば完走者たちの凱旋門。
2006/07/18 (火曜日)
怒涛のような3連休が過ぎました。全部仕事!しかも毎日深夜まで。だけども大半はデスクワーク。涼しい事務所の中だから良いようなものの・・・・・で、ふと目に留まったBMW R1200GS ADVのカタログ。どうも写真がチベットだかパミール高原だか。そういえば1200GSのカタログは南米のアタカマだったような。BMWもアドベンチャーフィールドに中国の奥地をオファー!しましたか。その前はどこだっけ、そうそう南アフリカやナミビア。いずれにしてもボクたちのような人種の持つ旅への憧憬を巧みに?表現していて、悔しい。「ほら、これだろ!?お前らノホシイモノハ、ホラッ、ホラッ」「グウー」とぐうの音くらいしかでません。
でそのカタログ、多くの方は既にお手元にお持ちでしょうけど・・・どのページの写真も素晴らしいし、まるでモンゴルかと見紛うばかりの近似感。極めつけは故事成語や孔子の言葉がフィーチャーされているという広告界の禁じ手。(肖像権切れの「ローマの休日」をいち早く使うあざとさ!もねえ!?)いずれにしても設定も写真もコピーもで、ボク的にはメロメロ。「己の目標を知る者だけが、自らの道を見つけることが出来る。(老子:紀元前4あるいは3世紀)」
これまでBMWモトラッドの広告やカタログ・・・ドイツ語から日本語への訳者をもう少し文学的で広告コピーの専門家に・・・と思っていたんですが、最近はほんの少し良くなった感はありますね。でもドイツでやってるんでしょう印刷や製本も微妙に日本のそれとの違いを見せています。
とまあ、こうしたカタログに使うコピーとしては実に尊大なのではありますが、これまでのどのBMWのバイクのカタログよりも良いですね。
「どこへ行くとしても、心を尽くしてそこへ向かえ。(孔子:紀元前551~479)」この言葉は、まあ奥地にツーリングに行く時はBMWを選びなさい。とも取れるのですが、まあ何を成すにしても心を込めて準備をしろ!ということで、この言葉のように頑張って3連休を捧げているスタッフのみんなには感謝です。
何をやっているのかと言うとさまざま。でも最大はコマ地図の最後の入校チェック・・・コマ地図は何人もが何重ものチェックをします。距離やGPSポイント。外部の人に見てもらうことも忘れてはいないようです。書いている時間よりもチェックにかける時間が断然多くなります。膨大な手配と資料制作。地図の作成やらエマージェンシーのパンフレットやらチェックカードにも、真剣に取り組んでいる様子。こうしたまさに膨大なBTOUに関するさまざまな準備・・・あなたもそうであるように、私たちもまた、心躍る仕事なのです。何日も何回も丁寧に。書き上げたコマ地図を印刷に送るとき「念を入れてください。」と。「・・・」つまり念を入れるとは「入念」に見ろ。ということ。それでもひょっとしたら間違いはあるかもしれないのですが、まさに心を尽くしています。
「どこに向かうとしても、心を尽くして・・・」よし!これからの座右の銘とします。ちなみにこれまでのボクの座右の銘は「意志あるところに道は開く・・・」まあ同じ意味なのですが・・・この銘は奇しくも故橋本龍太郎元総理と同じでした。弟の橋本大二郎高知県知事には、ラリーレイドモンゴルがスタートする前に外務省やNHKに橋渡しをしていただいた方です。こうした「道なき道」を切り開いたときに手を差し伸べていただいた恩人や、何よりもこれまで支えてくれた大勢の参加者の皆さんに対して、心からの感謝の念でかの地に向かうこととします。
きょうの一枚
てなわけでADVのカタログ・・・写真もコピーもそそりますので、是非手に入れてみて。
2006/07/14 (金曜日)
いや、それにしてもここんところの猛烈な暑さ。猛暑、酷暑・・・もう言葉ないかな?夏の高校野球地方大会なんて、この暑さで大丈夫?ボクたちが子供の頃は平気だった?のにね。比較的に涼しいというイメージのあった大分の日田が昨日は36.9度を記録したんだって・・・体温より高いね。まあこのアツイナツを乗り切るのに必要なのは、体力、ということになりそー。上空から街を眺めると、全ての建物からエアコンの排出する熱気が陽炎を作っていて、さらに街を熱している。ボクは思う。この排出される熱エネルギーを蓄積できないのかなあ?そして冬にそれを再び使う。あまりにあまったプルトニウムを使って・・・いやこの発言は慎もう。
暑いのは中東も、相当暑そうで東アジアよりも相変わらず、で国連のイスラエル非難決議はアメリカが拒否権を発動。どうもこの拒否権というヤツが曲者で、時代に合わない感じがするね。まあ国連憲章の前文を読めば「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、・・・」と続く。まあ連合国だからね。
でも昨今は国連改革も声高に叫ばれている中、世界が期待もし注視も摺るようになった国連、そして安保理。21世紀のパラダイムに相応しい改革を望みたいものです。今人類の共通の敵は気候変動、それも温暖化効果ガスの排出量の増加。特にアメリカや中国の排出量の1.2位がこぞって頬かむり。アメリカの対応はまさに拒否権のようなもの。この問題こそが人類の生存の危機を高める問題で安保理決議に持ち込むというのは?んで米中が拒否権。
また暑さのせいでわけの分からないことを書きました。今日から日銀もゼロ金利廃止。また時代が動き出しそうな予感。
いずれにしても、お金から少し自由になって、尊厳とか自立とか、そんな風に「・・・・高楊枝」で行きたいものですね。えっ、充分行っている?!
きょうの一枚
口に合わないのですがモンゴルで手に入るお菓子。田舎の村にも少しずつお菓子が増えてきてます。ご覧の通り標高が高いので袋の中のエアがパンパンになってます。中のお菓子はエアクッションのおかげでつぶれない?
2006/07/13 (木曜日)
やっぱり夏休みは「恐竜博」・・・ここのところ毎夏休みの風物詩?ともいえるこのイベント、デパートであるのとはチョッと違う!世界最大の・・・で7月15日から幕張メッセで開催されるのであります。成田から行くので寄り道していきたいくらいの気分なのでありますが・・・・・。
ところで、ボクタチがゴビで命名した「恐竜の谷」は、大平原に稀に降る大雨とその流れる水が数万年の間に削った岩の形がまさに・・・。いまにも動きそうな恐竜にそっくりだったからだったのでした。もうこの辺りは、なににしても奇妙な姿の岩というか山というか、まあ不思議な世界を創っています。まるでその岩は、ゴビザウルスなんて名前の大型の鎧竜がここにはたくさんいるんだよという墓標のようにも見えるのです。初めてその谷を通りかかった時、あまりの異様さにクルマを止め写真を撮りました。少し休憩をしようかということになり、その不思議な光景の中を歩き回りました。すると岩登りの得意な「サルのような」通訳のモンゴル人の若者がたくさんの化石を拾ってTシャツにくるんで持ってきたではありませんか。
「どこにあった?」
「いくらでもありますよ、この辺りには」
少し行くと、過去には湖だったと思われる大きな低地があり、そこには侵蝕を繰り返したと思われる岩山の断層が露出していました。歩くだけで様々な化石、低地には立木のまま化石になったであろう木の化石、亀の化石は完璧な姿で、その後に現地に同行した学者によるとその亀の化石は現存する最も完璧なものである!とお墨付きを頂いたが、「ならば」とその学者のウランバートルにある研究室に寄付をした。
もちろん今では、勝手に掘ることも持ち帰ることも出来ない貴重なものだが、あの斜面の白亜紀高ジュラ紀だかの断層を横にスライスすれば、何千、いや何万体の恐竜が眠っているような気がしてならない。それよりも何よりも、次の丘を越えたら緑が広がり恐竜達が生き生きと暮らしている光景が飛び込んでくるのではないか?!という思いにまで至るのであります。
きょうの一枚
とまあ、恐竜の谷です。チョッとこの写真では伝えきれないので・・・・あとは現地で。
2006/07/12 (水曜日)
もう夏ばてで、ボクは超クールビズ・・・短パンとポロシャツで毎日出社。もちろん来客用にまた急な打ち合わせにと、スーツもロッカーに3着入っている。
でなぜこんなに夏ばてするのか?というとやっぱりモンゴルだと思う。6月1ヶ月近くをあの涼しいと言うか快適な国で過ごせば、カラダはまだ3月か4月くらいの調子になってしまうんだ。さらに8月はほとんどあちら、なのでもう少しの辛抱で体のなじんだ快適な環境にいける。でも最悪なのはウランバートルから北京に行く時かな?なんか将来、モンゴルのラリーに行かないようになるとき(理由はたくさんあるね)本当にこの厳しい日本の夏を過ごすことが出来るんだろーか?ボクはとっても心配だ。
きょうの一枚
ゾーモットの木。不思議な生命力と神聖な気分を満たしてくれる木。枝先にまで精霊が宿ってるように感じます。
2006/07/11 (火曜日)
梅雨、明けましたかね?と天気図を見ると台風はまさに北朝鮮にいて梅雨の大雨を降らせていた停滞前線は台風に巻き込まれるように北上していて、このまま日本海に停滞してしまえば梅雨明けです。梅雨とはまさに梅の雨。梅の実のなるこの頃の長雨を「梅雨」と詠んだ日本人の感性にボクは感謝したい。梅は春先に早い花を楽しませたかと思うと、伸び放題の枝を伸ばす。やがて青い実がつく。我が家には梅酒の古酒が年代ごとに貯蔵されている。ちょっとしたワイナリーならぬプラムナリー?なのである。季節をいとおい愉しんだ日本人の心は、少しばかり色あせたが、でも脈々と続いている、と思う。
鶯宿梅のオハナシ
ある時、宮中の庭の梅が枯れてしまった。
ときの天皇はこれを悲しみ、代りとなる梅の木を探させた。
とある屋敷でなかなかに良い梅の木を見つけて
それを勅命で宮廷に献上させることとなった。
天皇はその素晴らしい梅の木をことのほか喜んだ。しかしふと見ると枝に紙が結わえてある。そこには屋敷の女が詠んだ歌がしたためてあった。
「勅なれば いともかしこし うぐいすの 宿はととはば いかがこたえむ」
それを見た天皇はすぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。
世間にこの手の話は少なくない。儒教思想の強い半島や、また大陸にも枚挙に暇はあるまい。このくらいの情緒は北の指導者にも持ってもらいたいものである。
ところで、北京に行くと紹興酒が旨い。料理に使っても旨い。土地には土地の酒があるのだ。古く武威(シルクロードの入り口)で詠まれた涼州詩には「葡萄の美酒夜光の杯・・・」と詠われて子供心にまだ見ぬシルクロードとワインに憧れた。モンゴルに行くとアルヒと呼ばれるウオッカが楽しめる。乾燥した土地ではことのほか旨い。ただしすぐにKOされてしまう。九州はなんといっても焼酎だろうか?焼酎と言えば九州から、昨日のOVの便りが届いた。以下に本人の許可は取らずに掲載する。
「おはようございます。7日の車はやっぱりシトロエンでしたか。リヤーフェンダーまわりから観てそう思ったんですが、それじゃあ単純すぎるのでロシアのコピー車かなあとか。。。ダジャレ。オヤジギャグ。ユーモア。考えていたら何がなにやら解らなくなりました。ダジャレ(駄 洒落)について自分の意見。これ、語源はお洒落(この字だと冗談ぽい)からと思う。おしゃれとは、場を盛り上げ華やかに楽しくするための物であり、なにも、ファッションや観た目だけのものではない。駄洒落とはファッション界から遠のいた、ユーモアのある世の親父たちがその場を盛り上げるために行う最大のおしゃれである。駄洒落、親父ギャグのこつ、なにがあっても2度は言うな。10人中4、5人が解るぐらいのネタがいい。ユーモアセンスのない者はだまっちょれ。このユーモアという言葉、日本語にすれば(とんち)ですかねえ。」
とまあこの人の作る「米」は旨いです。TBIは毎年彼の作るお米を使っているのでした。
とまれ、空気を和らげたり心を開くユーモアは大切です・・・ではチョッとブラックなやつを(ホントの話)・・・「先日急遽北京入りしたアメリカのヒル国務次官補、どうも北京空港でロストバゲージ!!(この緊急時にも要人が、民間機で行っているのが良いですね)中国の誰だったか「それは、日本海に落としたんでしょう」するとこれも誰か忘れたけど「その荷物は北朝鮮に行ったんではないか?」「・・・・・」これは笑えたのか笑えなかったか。でもコイズミさんの「ラブミーテンダー」よりは数段上で、まあすべては一歩間違えるとヤバヤバ。相手の理解力を知って言わなければ・・・。
きょうの一枚
何でもかんでもチンギスハーンに・・・最近はウランバートルでもコメディアンが、現代にタイムスリップしたチンギス・ハーンが何にでも自分の名前が付けられてるのに驚く!というコントをやってて、大うけ。空港もこのたび「チンギス・ハーン空港」と改名。日本じゃさすがにここまでは遡らないやね。織田信長空港とか考えられんでしょ。でもセントレアよか場所は分かりやすいきゃも。
2006/07/10 (月曜日)
なにかとニュースの多い週末。日本人としてもいろいろと考えさせられる日々。何がスタンダードで何がそうでないのか?マスコミ報道の加熱を異常!と冷静に見る目も必要で、どうしてああもマスコミは盛り上がるのでしょうか?いや、けしてその事を悪い!とだけ言っているのではありません。朝TVをつけると北朝鮮問題と、ジダンの頭突きと、まああと少しのニュースが、全ての番組からヒステリックに・・・でも一生懸命観ているボクは「フーン」とか「ケシカラン!」とかは言ってるんだけど・・・・・でもじゃあ、スペースシャトルはどーなったのか?無事飛行しているのか?テレビはナニも伝えてくれません。まあそんなこともOKです。
マスコミは第3の権力です!いや最近はマスコミこそが国の最高権力かもしれませんぞ。そりゃそうでしょう、民意というか世論はマスコミと同じなのですから?つまり、民意は民意と言いながらマスコミが形成していくマスコミ意?なんですから。つまりマスコミは国民が望んでいるから伝え、望んでいないことは避ける。そりゃそうです、激しい視聴率競争にさらされているから。そこで新聞の紙面に踊る、勘違いをするかもしれない様な見出しの書き方、たとえば「金、全面戦争」とかっていうのは、勢いはいいけど「良いのかな、こんなにあおって」とも思います。どうもマスコミのミスリード感が、厭な感じがするのですが・・・あと、TVキャスターは、あそこまで好きに自分の意見が言えて良いなあ?!と思いますね。で、ああした思い切った意見を言う人ほど重用されていたりもするのであります。
「なぜオジサマはダジャレを言うのか」
これは最近の話題なのですが、「どーしてオジサマはオヤジギャグを言わないと気がすまないのでしょうか?」今日は全国からこのご意見を大募集!ユーモアなのかダジャレなのかはどう違うか?ジェームス・ボンドのユーモアは日本人はまねが出来ないのか?オジサマのダジャレは瀬戸際外交みたいなものか?それとも余裕の発言なのか?部下や周囲との距離感を計っているのか?あそうそう、ウランバートルで見かけたクルマはシトロエン・アミ8と判明。多くのご意見や写真ありがとうございました。
今回は九州のKSさんには是非回答をしていただきたいのですが・・・・
きょうの一枚
これ、結構ボク好物なんです。羊の肉のスープに揚げパン(まあいわゆる揚げ)が入っています。なかなかオナカも太ります。これが食べれるのは、ハラホリンとアルベイヘールの分岐にある例の郊外レストラン!なぜか二日続けて食べました。というかこれともう一品くらいしかメニューが無かったよーな。陸上移動のメカニックチームは食べれるかもです。
2006/07/07 (金曜日)
ここのところの東アジアの緊張は、われわれにも様々に関係してきて、昨年に中国で感じたプレッシャーよりも大きなものがあります。北朝鮮の暴挙は許しがたいものですが、日本でも海岸では若者が夜中に打ち上げ花火をしてはしゃいでいます。飛距離は少し短いかもしれませんが、なかには日本海まで飛んでいくのもあるに違いありません。エッそれはない?まあでも危ない!ウルサイ!という点では、傍若無人なガキのそれに似たようなものじゃないかと。スンマセンもっと考えてから書きます。
でも(まだ言っている)そう考えると「何が悪いのか?」をもっとハッキリしないといけないのでは?この騒動のスキに日本の領海で測量をする隣国の調査船のほうが、なんかまだ悪質な感じさえするのは僕だけなのか?そっちには非難決議は??非難決議だか議長声明だか、国家間の足並みは揃うはずはありませんね、敵の敵は味方ですから。三国志の時代の昔から、そうなっていますよね。とまあこの手の話は別席で・・・。
プレゼンテーションが出来なかったBTOUシッピングのためにHP上で試走のミニ写真展が始まりました。まず今日から見えるのはエタップ1から3まで・・・もち試走のルート上からですから、参考になるかもですよ。
ではまた来週ね。
きょうの一枚
ウランバートルの行きつけのカフェで・・・シベリアを越えてヨーロッパからたどり着いたこのクルマはナニ?知ってる人は教えて。でも写真からだと分かりにくいけど、とってもオシャレでした。ヤルネ!ヨーロッパのヤツは。
2006/07/06 (木曜日)
どうも日本海は波高し、なのですがワールドカップも隣の国同士で闘うという構図に。もちろんこうした闘いなら大歓迎なのですが、近隣で相互理解が出来ないのもつらいねえ。
BTOU2006も、多くの国から参加者が集まるようになりました。スポーツとして運営の成熟ぶりが求められます。正しく公平な判断と参加者への温かい眼差し、主催者に求められる資質はいやがうえにも高まってきます。
言語も日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・モンゴル語のすくなくとも6ヶ国語がラリーのキャンプでは交わされることになります。オフィシャルにはなんと1人でこれだけの言葉を話せるものが居ます、日本人じゃないんだけど。
日本人参加者も、大多数なのですが立ち居振る舞いが肝心ですね。ひとつ日本人の素晴らしいところを発揮しようではありませんか。
武士道!ですぞ。マエダッチ!!
きょうの一枚
陽はたっぷりと傾いた午後10時頃、砂丘の谷を抜けてビバークへ向かう。試走中。
2006/07/05 (水曜日)
北朝鮮のミサイル発射のニュースに、何もかもが塗りつぶされた間のある今日の朝。まるで家に火を点ける未成熟な子供に良く似た北朝鮮の甘えと行動。「もっと構って欲しい」「ゲームを買ってくれなきゃ、暴れてやる!」みたいな幼児のようなメッセージなのだろうか。それでも家に火を放った子供は、やがて恐ろしいほどの悔恨の念にさいなまれるはずだ。なぜならば、やはり多少とはいえ大人になるからだ。しかし彼の地の指導者達はどうだろう。その幼児性は覆いがたく、大人になる日は来ない。東アジアは、まさに不安定だ。中東からつづく「不安定の弧」などと呼ばれるエリアにわれわれも暮らしていることにさえ憤りを覚える。
モンゴルを旅すると20世紀の負の遺産をしばしば目にしていた。国境近くにある旧ソ連の軍事工場や、旧ソ連製の戦闘機の残骸、大量の地雷、・・・これが土に帰るには何世紀もかかるだろうな。とぼんやり考えていた。しかしである、急激な中国の経済成長は、巨大なブラックホールのように草原に残った20世紀の負の遺産の鉄くずを飲みつくしていた。おそらくノモンハンに残る日本製のペラペラ鉄板の戦車ももう無くなることだろう。
ゴビのあちこちでは凄まじいゴールドラッシュがおきている。ラリールートの近くにも目にすることがある。「何人が生き埋めになっているか分からない」とテレビニュースも取り上げている。企業が取り組めないほど遊牧民達が掘っている。多分21世紀の負の遺産は、金(かね)と言われるかもしれない。ゴビにある良質の石炭は無残に掘り返されている。日本の企業がその石炭で発電所を作っている。もうおやめなさいな。石炭を燃やすようなことを日本の企業が・・・口ではいくら社会貢献のようなことを言っても所詮は金儲けに過ぎない。どうしてこの国の人たちは、いやモンゴルの人たちも中国の人たちも「カネカネカネ」と鳴くようになったのか。暑い夏の夕暮れ時に鳴くヒグラシは、夏の終わりと1日の終わりを悲しむかのように「カナカナカナ」と鳴くのだが。
きょうの一枚
ここ、とあるエタップのCPです。まったく、ほんとうにまったく!1滴の生活廃水さえ流れ込むことのない大きな湖。圧倒的な水辺の鳥類などの生態系。地球が人類だけのものではないことは明確です。ただし近づくと、スタックのために最低でも1時間は失います。
2006/07/04 (火曜日)
まあボクが書くようなカテゴリーではないのですが、中田選手が引退するらしいですね。そーいやあ新庄もそうだったし、ビルゲイツもそうですが、絶頂期に辞める!のはカッコ良すぎてカッコ悪い!!のではないか、とピ-ク?を過ぎてもダラダラしているボクなんかは、そう思うのであります。確かに人生には多くの可能性があって、ひとつのことで大成する者ほど、また違う世界でも大成する可能性はあるでしょう。まあ人の人生のことですので、自分と重ね合わせてどうの、とか評価も批判もほどほどに自らを顧みるのがよろしい。まあかっこ悪いのがカッコいいか?というとこれまた福井さんや先のNHKの会長のようなのも如何かと。つまりカッコ良いかっこ悪さは実は非常に難しいのでありますね。まあ日銀総裁も、退路は「短観が随分良いから」どーの・・・で花道がどーので・・・と昔からある、男の去り際の日本人独特の美学を知らなさ過ぎる感は否めないのですがいかがか。
功成り名遂げ身引くは是天の道なり。ではありますまいか。ホントはね。
まあ、こうしたことが取りざたされるほどに、微弱ですが日本人の意識の変革の兆しが感じられる気はしますね。変革と言うよりは回帰と考えるほうが正しいかもですが、日本人の美学・美意識への回帰っていうのは「国家の品格」の影響ではない?!とも思うのですが、まああれが売れたということはおのずとそういう素養が高まっていたということかもしれないですしね。つまりそういうことが議論され、何が必要で何が不必要なのかとか、人としてのありようとかが問われるということは厳しいけど、自らをいかに律し金の下僕にならず意識を高く持って高邁に生きる!というものです。
話は変わりますが、夕張市が財政再建団体になりました。まあ企業でいうところの民事再生法ですね。実は古くは愛媛県も財政再建団体だった時代があります。その頃の厳しさというものは僕らは知る由もないのですが、諸先輩の苦労話はよく耳にしたものです。健全な財政になった後も「あつものにこりてなますをふく」財政運営が続き、けち!と言えばそれまでですが、まあ実に堅実ではあったのです。それが次第に緩みつつあるのも事実ですが。新しい滋賀県知事の「もったいない」というキャッチフレーズが市井に受けたのは、まさに自明の理、時代の空気!ですね。
とまれ日本の国さえも財政再建団体みたいな状態なのに・・・・
今日は既に7月4日!ボクはBTOUのコマ地図の制作にかからなければヤバイ!というのに。でも、暑い夏は確実にそこまで来ていて、ゴビは熱いのですが全般的にモンゴルの気持ちの良い夏!には、さすがに心が・・・・・前半戦は標高が高い!という事は少し寒いので、ダウンジャケットを持っていくか行かないかを思案中。3000mのスガワラ峠はルートセイサクの時には積雪でピストが見えずに走ったので、本番が少し心配?そこにCPを置くべきか否かでも思案中。
きょうの一枚
ゾーモットに至るカレ川にある植物。キャメル草が大きくなったらこんなになるのでしょうか?素晴らしい自然の造形?と木陰に心が癒されます。でもカレ川はケッコー深くて長かったりして。
2006/07/03 (月曜日)
横浜の熱い?1日は、いかがでしたか?若い頃って、ほんのつい最近まではクルマで東京往復!なんてヘノカッパ(スゴイ言葉だ!)だったってのに・・・いまじゃあかなり苦痛。これは年のせいかそれともクルマのせいか??「次は北京飯店でお会いしましょう」と別れてこっそり横浜中華街へ繰り出して聘珍楼で豪遊してやろうと思ったら、なんと中華街の入り口にある北京飯店前にいるわいるわ。皆さんが・・・「北京飯店でお待ちしておりました」「・・・」楽しい夕食になったことは言うまでもありません。8月の北京飯店というのは中国・北京ですよ!
さて車検は、保税倉庫で行われたのですが、参加者の皆さんの超力作ぞろいの熱いマシンを見るにつけ、臨場感で緊張も高まってくるというものです。さて、そのBTOU2006日本人参加者の顔ぶれも、なかなかのものです。打倒ガントルガ(彼は10回連続出場、通算5勝!)彼を破ってる日本人は博田巌、三橋淳のみ・・・でもここんところマシンもKTM、今年は660RALLY・・・ナビも今では完璧でラリーを熟知しています。彼に勝つのはこれまでに無く困難ではあります。でも最近はチョッと太りすぎ?失礼!の傾向のガンちゃん。さらに成長株のボルドバートルも今回もMOTOで。実質的な有力候補はボルドバートルも屈指しておいて。とまれこの2人を中心に展開するなかで、どんなパフォーマンスを日本人選手が見せるか。池町、池田、のイケイケコンビ。前田、尾島とみーんなKTM揃い踏み。もちろん、それ以外にも群雄割拠。前半のややテクニカルなステージをクリアして、中盤のゴビに闘いはもつれ込むはず。ロシアからもWRが2台!さあ、ついにカウントダウンは始まりましたよ。
きょうの一枚
100番。YAMAHA RHINO・・・ご存知!菅原義正さん。昨年より数段の改良が加えられています。ラリーの深遠なる部分を知り尽くして健在なり!でございます。
Organisation Voice 2006/06
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2006/06/30 (金曜日)
ついに?横浜に向けて出発しました。ほとんどの貨物は大型トラックをチャーターして先発しました。んでSSERのカミオンは出動せず・・・なんとその方が安い!のであります。しかし現実は如何!?きっとそのトラックは下道中心で行くのでありましょうか?それにしても日本の高速道路料金というのはねえ。そこに持ってきて世界的なガソリンの高騰ぶりが拍車をかける!のであります。こうした国内の貨物輸送に関しては根本的に(環境負荷も考えて)政治的にも考えなければならないのじゃありませんか。でも、高速道路無料化という提案も短絡的なようなきもするし・・そんなこんなな時代に、実は密かに我が世の春を謳歌している海運業界。長い不況にあえいでいたくせに中国関連の輸出入の急増で未曾有の好景気!おかげで通関などの作業も高くなって・・・で、造船業界も好況。風が吹けば桶屋が儲かる・・・のではありませんが、世の中の関連性は面白いものがあります。ところで風が吹けば桶屋が儲かる・・というのは良く聞く話ですが内容はどうか?というと風が吹けば埃が立つ。埃が目に入って目の病気が増える。と○○○が増える。○○○は三味線ひきになる。三味線が売れると猫の皮が要るので猫が減る。猫が減ると鼠が増える。鼠が増えると箱の角をかじる。そこで箱はダメだと言うことで桶が必要になって桶が売れる。(ちょっと後半部分は推測で書きました。なんかこうしたむちゃくちゃな理論でものごとを考えるのは楽しい!ので、ボクはそんな風に理論武装?
さあて、後発隊はレンジローバーとコースターのたったの2台ぽっちで横浜の中華街ぢゃ無かった大黒ふ頭を目指すのであります。
きょうの一枚
積み込み中の医療機材・・・フクロモノ好きのボクの面目躍如たるメディカル機材の収納ケース・・・以前は大量のペリカンケースを使っていましたが、ことごとく破損!ペリカンケース神話はもろくも崩れ去りました。黒いABS樹脂のケースは本来PA屋さん御用達のもの。今これはレントゲンのケースになっています。
2006/06/28 (水曜日)
昨日のOVの件はサスの共振による物だと思います。キャタピラは絶対に違いますよ。昔、北海道の5号線はほとんどソロバン道路でした。キャタピラ車両は走っておりません。重量物を積んだトラックが同じ速度で走るのでショックも付いてないのでバネの共振だと思ってます。・・・・・東京・S原さん
ウオッシュボードですが、私なりの説、重力、かん性、接地面トルク変動、によるものと考えます。道路上に一つの小さい凸がたまたまあります。それを乗り越える、タイヤが凸の頂点を過ぎたあたりには地球に対し離れようとする力が生じます。サスは一度縮んで力一杯伸びようとしています。だけどいつまでも重力に逆らえません。着地します。このときの加重は予想を遥かに超えたものです。これが駆動輪であるなら、もっと掘れます。力一杯たたき着けられたものは、反発します、これの繰り返しです。菅原さん説も、そのとおりだとおもいます。
着地の時トラクションがかからなければ掘れもすくないでしょうし、アップダウンが無くてもエンジンの気筒数が少ないより多い方が滑らかでトラクションの変動もすくないので掘れも少ないとおもいます。逆にすごくたいらな所を走っても菅原さんのカミオンが単気筒エンジンだったらウオッシュボードはできるでしょう。あくまでも仮説です。・・・・・大分・S藤さん
なんだか酒の肴を提供したような気分だわい。7月1日・・・皆さんにお目にかかることを楽しみにしております。とお二人からも添えられておりました。
ウオッシュボード・・・・・人生の中にもありますねえ。
きょうの一枚
エタップ2・・・砂漠化は進む。ラリールートでこの光景を見つけ夢中でシャッターを切った。70年代製?のロシアの自動車を砂が飲み込もうとしている。不思議で悲しく、時間という概念を改めて感じる。
2006/06/26 (月曜日)
「佳境に入る」
BTOU2006の準備が第1回目の山場を迎えています。それは7月1日に横浜にて検査が行われるからでありますが、何故にそんなに忙しいか?と言うとひとつには装備品の手配準備と点検、とにかく大量の運営機材というか装備が必要になっています。それはもうスゴイ!のです。もちろん食糧の手配から始まって・・・そしてさらに拍車をかけるのが、参加者の車両や装備品を含めた輸出入の書類の作成。さまざまな文書作成!!東京からの応援スタッフも混じってまさに「忙殺!」しかし活気があって賑やかで良いといえば良いのであります。
まあそれにしてもまた何故に、間際になるほどに忙しいのか?という禅問答のようになります。この問題をうるさく言うとTBIは開催前日は「ナニもすることが無い」状態に。今回も同じように出発前日は、お茶でも飲んでのんびりと!を目指してほしいものです!スタッフの皆さん。
で、次に来るピークは7月末から8月の5日にかけて!なのは目に見えています。分かっていることは、すばやく事前に成す。
最近はボクもこんなことばかり言っていますが、実はボクこそが「明日できることは明日、来月で良いことは来月!」というヤツでして、最近年とともに、なんでも約束より早く!という真人間に生まれ変わったのでした。えっ?企画書?また今度やっときますけん。
きょうの一枚
何年ぶりかでラリーの通る「恐竜の谷」から2カット・・・・・今にも動き出しそうな恐竜がたくさんうずくまっています。恐竜の谷ってボクの命名。またもうひとつのゾーモットも発見!ここもビバークで使います。緑濃い時代のゴビを彷彿として、でも砂漠化は激しく少しばかり心配しています。とまれゾーモットの翌日、恐竜の谷、必見ですぞ。そのためにもマシンをいたわって。
2006/06/23 (金曜日)
今日は愛媛銀行のエコチャレンジの2台(カブとジムニー)が夕方のNHK(もちろんローカル)で紹介されると言う番宣がかかっていて、おかげで民放各局からの取材申し入れの電話が鳴り続けている。銀行の広報セクションが対応できなくなって、こちらに振ってきたものだ。というのも、この土日はこのチームの公開練習が山の中で開催される予定。ところが既に大雨警報のこのエリア!!アメニモマケズ・・・の練習と取材は成立するのでありましょうか?暴挙にも等しい彼らの2年越しの挑戦!!安全を最善とするはずの彼らの冒険には、心からエールを送りたい。また主催者という立場さえなければ、どっぷりとチームに浸ってみたいものなのだが・・・・・。
さて、BTOUのフナヅミが近づいた。カナダからは3台のマシンがNRT着でやってきて横浜で合流する。1人はハッキングさんである。昨年は大人のライディングを見せてくれたジェントルマンである。彼のカナダでのジャーナルを読んだ読者が多く問い合わせてきたが、諸問題を解決してマシンを積み込むことが出来たのはあと2人。1人は救急救命士、マネージャーで同行する奥様も医師のようだ。ジェントリーなカナダ人ライダー達のパフォーマンスにも期待したい。
またロシアからは昨年エントリーしていたピョードロフが、WR450と250で2人体制でやってくる。昨年はマシンが間に合わなくてやむなくウランバートルのストックのXR250で「キビチイー!」と言ったか言わなかったか、けっこう厳しいマシンで完走したものです。それ以外にもUAZ(言わずと知れたロシアンジープ、けっこうロシアではスポーツキットなんかがあって・・・)にロシア人のペア。参加者の国旗を並べてみたら5カ国に。
きょうの一枚
なんか脱力感のある牛が居たのでパチリ。ルート前半は山が高くゆえに牛はヤクでして、これがなかなか面白くて、カラダ真っ黒で顔が真っ白!というヤツを狙って撮ろうと試みたのですが・・・果たして近日中に。
2006/06/22 (木曜日)
暑いー!蒸暑いーっ!日本の暑さはーー!テレビでは日銀総裁が、なんと蒸暑いことを。ボクは思うのであります。やっぱ男たるもの金に欲目を出さず「食わねど高楊枝!」と武士だか江戸の庶民だかの心意気でありたいものだと。こともあろうか今日は某銀行のエライサンに、口が滑って「金などという不浄なものに血道を上げてるようでは、実に品位がない」なんて発言をしてしまいました。「しし、しまった。」は後の祭り「ほーーお!」なんて言われてしまいました。総裁!やっぱり人の上に立つ者であろうが無かろうが、男たるもの「李下に冠を整さず」と生きたいものです。法規に違反していないから良い・・というのでは真にレベルが低いと言わざるを得ません。また更迭したいのに替わる人材がいないというのも、実に情けない話ではあります。でも満員電車の中ではつねに冠を正すことが大切です。難しいかな?
きょうの一枚
試走からの1枚シリーズ・・・エタップ3、雪線は標高2500m、なんとか稜線をコルにまで下りてくると4つのタイヤに接地感が戻ってきた。若い頃、冬山で稜線から樹林帯に降りてきた時の感覚に似てた。とりあえず大きな安堵のため息をついた。
2006/06/21 (水曜日)
電光石火の早業とはこういうのでしょう、ボクは今夕松山空港で20年近く前にSSERの社員旅行で訪れたデンパサール空港の悪夢を思い出していました。または30年前に米軍輸送機で出かけた真冬のスービック基地に降り立った時の、あの感じ・・・「暑い・・・」暑いのは良いのですが湿度が、たまりません。試走のクルマにはエアコンがついてはいたのですが、やはり湿度が低いと良く冷えません。が、そんなことは比べ物にならないくらい松山は南国でした。
さて、このあと次々とご案内を出す予定です。ひとつ目は横浜への変更・・・これは正直僕も困っていますが、税関に関することなのでご了解いただくほかはありません。ふたつ目はコース概況と各ビバークの案内です。コースレイアウトとサービスの可否、またふたつの隊に分かれる貨物輸送のため参加者はスペアタイアをどのビバークで受け取るかの選択をしていただきます。もちろん偶数個を用意してふたつに分けることも可能です。「作戦を立てる」と言う作業を進めてください。参加者の皆様には、ご案内のメールが届くと思います。とりあえず無事帰国の報告と、留守の間に替わって執筆いただいた執筆陣の皆様に感謝!!
きょうの一枚
試走のワンカット・・・普通のモンゴル?明日からは激しい?カットが連日登場予定なのでオタノシミニネ。
2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版
試走隊便り
BTOU2006試走は無事にウランバートルに到着しました。6月1日早朝、ウランバートルをスタートし走り続けること3週間、思えば長く苦闘の日々でした。
おそらく皆さんにはこの試走の旅は、素晴らしい日々だとお思いでしょう。事実はそうでもあり、またそうでもないのです。
試行と錯誤、前進と後退、挫折と歓びに彩られた、自身と向かい合う厳しい旅なのです。まさに一篇の大作への挑戦でもあり、自らへの大きな試練でもあります。
スタートの日、ウランバートル周辺は、まったく緑がありません。一面の枯野が広がります。「今年は、旱魃・・・」地球環境の悪化による大掛かりな気候変動などが、この地に深刻な被害をもたらせているのではないのかと深いため息をつかずにいられません。
そして昨日、ウランバートルが近づくにつれ、大地は豊かな緑あふれる草原に。この3週間で驚くほどに濃く美しい生命の賛歌に沸き立っていました。丘の上から見下ろすたおやかな緑の丘陵の連なりとその色彩はまさにベートーベン交響曲6番「田園」
頭の中で鳴り響き始めました。
古い映画だからご存知のない方も多いと思いますが「ソイレントグリーン」人類の未来、人口問題に端を発する食糧危機を描いたこの映画、ホーム(だったか)で今はなくなった美しい大画面に広がる美しい田園風景、そこに交響曲「田園」魂を揺さぶりました・・・子供心に、なのですが。
いや、それにしてもこれまで見たことのない美しさと、ウランバートルの緑の鮮やかさ。
ゴールの地から凱旋する時にはもちろん9番4楽章合唱つき・・・
今年の対策はこうやって書き終えられました。ひとつのルートはこうして一篇の名作であり、交響曲のようなものでありたいと願っているのであります。
その夜NHKワールドプレミアムで「岩城宏之さんを偲んで」という番組を目にしました。晩年は次々と襲い掛かる多くの病と闘いながらベートーベンに取り組み、ベートーベンになら命を捧げても本望だと、昨年の12月31日から1月1日までベートーベン交響曲全9編を連続して演奏するという壮挙。その模様とインタビューで綴られた番組は、なかなかのものでした。
岩城宏之さんの生き様と闘病振り、そして音楽に傾けた心情を見ていて、自分の今回のルート制作にこれほどの情念や執着があったか?と思わず振り返らずにはいられない衝動に駆られました。
人は、なかなか天職というものには恵まれませんが、自分にはひょっとしたらこれがそうなのだろうかと。それならば「仰ぎて天に愧じない心意気」でありたいものだ、と。
しっかりと描かれたルートを今一度振り返って「うん、よっしゃ」と深い自信を確認しました。
そんなこんなで少し良い気分になって、晴れ晴れとした心に遅い夕陽がウランバートルの町並みを美しく朱に染めています。
BTOU2006日本人参加者への緊急のお知らせ
「7月1日は神戸から横浜に変更」
神戸でご案内しておりました事前検査・船積み検査は、税関手続きに関する諸問題で横浜に変更することとなりました。すでに準備が終わってる方も多いと思いますがご了承くださいませ。詳細は3日内にそれぞれ にご連絡申し上げることといたしま
2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版
= 一期一会 =
んぐぐぐぅぅぅぅ~!!!!
また勝てなかったか、ジーコ・ジャパン。
こうなりゃ、次のブラジル戦で、絶対に勝ってくれよな!
えっ!?
次のブラジル戦って、日本時間では23日のAM4時だって!?
そりゃ、ずいぶん夜遅い時間というか、朝早い時間というか・・・。
いや、なーに! 考え方によっては、ラリーで5時から朝食、5時半ブリーフィングー。6時スタートっていうのと同じ時間に起きりゃいいんじゃナイか!! そう考えりゃ、チョロイチョロイ! 生中継観て、応援するゾー!!
ところで話しはガラリと変わりますが、週末の土曜日は、海で行われたプライベート・パーティーに行ってきました!場所は湘南。
サザンオールスターズの曲「チャコの海岸物語」の一節♪えぼしぃ~、岩が遠くに見えるぅ~ にも登場する“烏帽子岩”が間近に見える、通称“サザンビーチ”。
現在、砂漠を試走中の“山田さん御一行様”には、“海”という響きが懐かしいでしょうねェ~。
“青い海に輝く、白い雲。海から吹くさわやかな風”を期待していたんですが、週末の関東地方は、今にも雨が降りそうな、曇り空。梅雨どきだしね。なのに駐車場はドコも満杯なのは、湘南だからか? 海岸にはボクらの60人程のグループ以外にも、サーファー達。他にも地引網に、バーベキュー。夕方には海でヨガをする奇妙な団体まで現れてました・・・!
同じグループの“ナオミちゃん”が、少し離れた所で、怪しげな、ヘンなオジさんに声を掛けられているのに気が付きました。暫らくすると「スパちゃ~ん!」と大きな声!
何だ!? 何だ!? 緊急事態か!?
駆け寄ると「このオジさん、スパちゃんにプレゼントしたいんだって!」「へェ!?」
なんでもオジさん、役所勤めを引退して、ボケ防止に帽子を自分で手作りしてるんだとか。趣味で・・・。ナオミちゃんが被っている白い帽子も、オジさんの手作りの物だそうで、今買ったんだとか。でも「この赤と白の帽子、コレは彼にプレゼントしたい!」「きっと似合う!」と、オジさんがボクをご指名してくれたのだそうだ。 おまけに、数少ないボク出演の番組(ん?)も観たコトがあるそうで、「アンタ、テレビ出てるでしょ!? 芸能人と遇えるとは思わなかったヨ!」と、大喜び。
突然のご指名と、お言葉に甘えて、初対面のオジさんから帽子を頂いちゃいました。でもこの帽子、ナオミちゃんのも、ボクのもなかなかいいんですよ。頂戴したコトもあって、オジさんの作品の出来栄えを褒めちぎっていると「ちょっと待ってて!」と、なにやらBagの中を探し出したんです。
「また何かくれるのかな?」欲を出して期待したのが大間違い!!!
「帽子あげたんだから、この帽子は仲間に売ってきてくれ!」と、恩着せがましく、色違いの帽子2個を渡されちゃいました!
おいおい!なんだよ!!
帽子は好意で仲間が買ってくれ、オジさん大喜び。その後はナゼかビールを飲んで、ゲームにも参加して、勝手にパーティーに紛れ込んで、一通り楽しんだら、先に帰っちゃいました・・・。
オジさん帰り際に一言。
「今度はBagを作って、アンタにプレゼントするよ!」
キャラの強いヘンなオジさんでしたが、まっ、これも“一期一会”って云うのかな?
▲写真キャプション
向って右がナオミちゃんで、真ん中が怪しげな“帽子オジさん”。 裸の子は誰の子かよくわからないんだけど、SSERのイベントではカメラマンとしても活躍する、モンゴル試走お留守番組の“竹内さん”に、ドコか似てません!?
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!
2006/06/19 (月曜日)
OVお出かけ版
TBI日記その5
ども。まるです。
この週末は久しぶりに仕事をしていました。
天気予報を見て雨なのを確認して出勤します!
といったのに実際は晴れと曇り。空を眺めてはハ~。とため息をついていました。
それではTBI日記その5です。
今日の朝は9時出発なのです。ゆっくり準備すればよいはずなのですがTBIだと思うとどうしても7時までは寝れませんでした。普段は7時は夢の中なのに。
今日は9時出発で350km以上ということはゴールは夜中ということも分かっております。
スタートして朝のSSまではいつもの3人で。TBIでコースのSSというといつもビッグバイクの方々がもがいていて…という光景が浮かびます。今日に勝負をかけると言っていた旦那さまはクリーンなコースを走りたいらしくSS1までは急いで行くことにしました。そいうことで給油もなし。
朝のSSの会場に到着。到着順にスタートらしく列に並びます。SSには一桁で入ることができました。コースは細い道でこれならアドベンチャーでもと思いましたが、わだちにはまってコケ1。途中の砂地はいくらアクセルを開けてもバイクは埋って行くばかり。
アクセルを全開にして足でこぎこぎ進みました。後半はウッズ。小回りの効くCRMはとても楽しかったです。SSを出たところで空気を入れていたら妹も到着です。大丈夫だよ。とだけ言って先を急ぎました。
リエゾンは朝からハイスピードな林道です。タイヤに空気をたくさん入れたら、砂利道でグリップしなくて全然ペースが上がりません。特に下りの砂利道とガレはダメです。あ~どこ行くの。みたいな感じで。CRMって滑ったときの挙動が早くて私にはついて行けません。滑っても何も出来ずにバイクが勝手に立ち直ります。今日までこけていないのが奇跡です。林道の後半でもうダメ。と思って空気を抜きました。これで快適ダートのはずです。ちょっと抜きすぎが気になりましたがパンパンよりは良いのです
今日は風景の良いところがたくさんあります。川沿いの道って最高ですね。上機嫌で歌を歌いながら飛ばしているつもりだったんですが越していく皆さんを観察していると結構余裕のようです。5日目にしてがんばっているつもりでも普通のバイクにしたら遅いんだ。ということにようやく気づきました。
快調と思われたのですが、しばらくするとリアタイヤが曲がるたびにズリズリ滑っています。ん?空気抜きすぎだよね?と思いましたが、それにしてもズリズリ行きすぎです。だんな様もご立腹だったしここでパンクなんかした末には殺されそうです。集落を過ぎて確認するとやっぱしパンクです。空気を抜くときにパンクするから辞めておけ。といわれたのを無視して抜いたので怒られるのは分かっているけど、言わないわけにはいかないのです。案の定あんたが空気を抜くからだと。こっぴどく怒られました。時間が無いから俺が修理する。といってちゃきちゃき修理。このパンク修理中に後続の方にパンを分けてもらいました。これがめちゃめちゃ美味しかったです。オンコース上にあったんだとか??行かなかったことを後悔しました。修理が終わって、パンパンに空気を入れて再スタートです。
ここからはいつもの超高速リエゾン。午前中に止まりすぎて時間がありません。ちょっと油断したら置いていかれそうなペースでした。で、置いていかれました。仕方がないので一人で走ります。途中1箇所地図がわからなくて止まっていましたが鹿児島の馬場ちゃんにこっちだよと教えてもらって無事に通過しました。10キロ位走ると止まっていた旦那様と合流。CP2の時間は全く余裕がないのでモタモタするなというオーラが感じ取れます。そうでした。今日も時間がないのです。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版
試走隊レポート
ウランバートルを出発して14日目の夜。デューンに西日が沈み、その残照の中で疲れた体に鞭打って?お便りを書いています。14日間という時間のボリウムは凄いです。こんにちのパリダカならゴールしてしまいます。初めて参加した88年は22日間でしたから、今回はほぼその長さになりますね。時間という概念は試走のたびに強く感じることができて、相対性理論がどーしたこうしたとなるわけで、でも今回は時間と距離という相対性理論というかラリーの基本概念よりも、燃料の量と距離という新しい特殊相対性理論の構築に全力を傾注!シテイマス。ホントカ?ラリ-ルートのことを考えてるとき以外は、ハンドルを握っては、悩んでいます。
さて、それにしてもラリールートは厳しいものになっています。レーシンググローブを忘れた僕の手は、少しまめが出来て、自分で運転するのは5年ぶり!なので、どうも力が入りすぎてるのかな?という感じです。そうそうテル君、白いビッグホーンはバンプラバーとトーションバーとステイは交換して快調になってるだよ。
モンゴルは全般に砂漠化が進んでいます。一年おきの定点観測をしてる僕たちには、特に良く気がつきます。ウランバートルでも砂漠化は話題になってるようですが、問題にはなっていないとか。
いよいよ後半戦の山場のルート開拓が始まります。18日のクロアチア戦を見るために、ウランバートルへ帰り着くことは不可能なようですが、ぜひがんばってほしい!ものです
BEIJING―ULANBAATAR 2006・・・・ぜひご期待ください。
2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版
お疲れ様です。仙波です。先の恥ずかしい文書からはや一週間ですか・・・時間がたつのは早いな~気が付けば日本は負けているし・・・悲しい。
それはさておきまして、あまり期待されていないであろう後編であります。
正直、このツーリングがきっかけで、ツーリング=温泉などという固定観念が僕に付いたのかもしれません。温泉がない一泊ツーリングを行うと何か物足りなく感じます。
みんなも目が覚めそろそろ帰りますか?と帰路についたのですが、帰りは帰りでまたまたエキサイティングでした。帰りは奥多摩付近を走って帰ったのですが、前編でもお伝えしたように多種多様なバイクが揃っています。無論峠になれば速度の変化もあります。走り系の人はここぞとばかりに加速を始め、走り去っていきます。そんな光景がとてもかっこよく大人の中で遊ぶ、ちょっと背伸びした子供のように感じました。
しかし、みんなが休憩しているところに行くと一台のバイクが途中で転倒していたらしく、みんな集まっていました。レバーが折れ、ステップも折れていました。(クラッチ側)落ち葉ですくわれたよう
です。そんな状況に僕は緊張しました。どうやって帰るんだろう?などと心配していましたが、応急処置をし、何も問題がなかったかのように笑いながら話、今回のツーリングの思い出さ!てきな雰囲気です。
僕は今回の文書の中に何度も書いていますが、本当にカッコイイ~この人たち!と思いました。何がカッコイイと思ったのかみんな焦らない、騒がない、最善の方法を考える。そんな態度だった事を思い出します。その雰囲気が独特だったのであります。
そんなツーリングもスタート地点のバーに戻ってきて、終焉を迎えるのだろうと思っていました。そうするとマスターがこれから打ち上げがあるんだけどどう?とのお誘い。自分たちは「よろこんで!」と参加しました。
打ち上げは、そこのマスターが各テーブルにビールの入ったピッチャーを一杯だけおごってくれます。それでお疲れさん!を行うのである。それも粋な計らいであるし、ピッチャーにすることにより、お互いが注ぎあい、懇親を深めるのであります。その懇親会には自分の友人や家族、恋人たちも招き、盛大に行われました。自分たちもチョイ悪親父に注がれるビールが美味しくて、飲んで騒いだ事を思い出します。
そんな感じでツーリングは幕を閉じたのであります。
僕にとってはこのツーリングがこの世界にのめりこませる第一歩であったのです。色々なジャンルのバイク、人間が、一台のバイクを通じてこんなに楽しく過ごせるのか?この人たちは人生が楽しいのだろう?僕もこんな人生を楽しみたい!と強く感じたのであります。
そして、大学4年生の就職活動、ラグビーでほぼ確実に大企業に入社する予定でありましたが、あっけなく不採用・・・俺、何しよ・・・目の前にはバイク・・・バイク業界に入ってみよう!あのツーリングの世界が毎日待っているんだ!おれも好きな事をやって生きるんだ!と思い。本当は挫折からこの業界に入ってきたのであります。
そして、単純にアメリカンならハーレーでしょう!と今のバイクハウス阿部の門を叩いたのであります。
では、次回は就職はじめでいきます!
あれ?次回はあったっけ?
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/14 (水曜日)
OVお出かけ版
ゴミの惑星
■昨年、新車でエンデューロバイクを購入。400ccで車検が必要なモデル。思うところあって、いわゆる「山」を走らないようにしていたので、登録はしなくてもいいかな? と思っていたのですが、考えてみると、イベントに参加したり、レースに出たりするにもやっぱりストリートリーガルじゃないと…。「あまりに傷まないうちじゃないと予備検査が通りにくくなるよ」と言われて、すぐに登録しました。案の定、ナンバープレートや保安部品をつける機会はほとんどなかったのですが、最近、朝練などと称して、自走でモトクロスコースに行ったり、また休日には何年かぶりに近所の林道に行ったりするようになり、ナンバープレートが活躍。
■久々の「山」。驚いたのなんのって、林道や河川敷、海岸に不法投棄が多いことです。テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、あらゆる種類の家具、かつては大型ゴミとして回収の対象になっていたこともある、それらのものが、すべて、野山にぶちまけられているんですね。あきれたり、ふんがいしたりしても、どうにもならない。その場の一人の力では、冷蔵庫ひとつどうすることもできません。
それは、ある一部の地域だけではなく、都市に近いあらゆる場所がそういう状況だというのですから、すでに粗大ゴミのある風景というのは、ごく普通なんですね。もう、きっとどうにもならないのでしょう。
■本当は久しぶりの山に行って「モーターサイクルと自然環境」なんていって、なにか新しいことを感じてくればいいんでしょうけど、それどころじゃない、かつて美しかった自然、でした。がっくり。
by 北の島ハルキさん
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2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版
試走隊レポート
6月12日、やっとエタップ5が終わりました。予定の計画より2から3日の遅れですが、まあ想定範囲内(ホリエモンさんは元気すか?)ということではあります。特にハンガイの美しさとハードさには、実のところわれわれも苦しめられ、足回りのパーツをウランバートルから輸送するなど対応に追われつつ、まあそれでも確実に前進を続けています。
てなことで、アンダークリアランスの少ない参加車両の皆さん!アンダーガードの見直し!と本格的な脱出版をご用意ください。GPSのマスターはマルヒツです。ナビゲーションはデリケートで困難なものとなるでしょう。ただモンゴルの素晴らしい景観は、これまで以上です。ぜひ広角レンズのデジカメをご用意くださいな。
特に昨年に比べると、その日々の変化は魅力的な・・・。さて、まだまだ試走は続きます。今日でもう12日間も風呂にも入ってないし、着替えもしてない!どうです?羨ましいでしょ。毎日のビバークは周囲数十キロ、いやもっとかもですが人の気配もありません。無垢のままの地球と対峙している感じがして、精神が研ぎ澄まされていくような気がします。
日本ではやっぱり拝金主義的なニュースや、殺伐とした出来事が続いてるのでしょうか?そんな人たちには、人間としてのありようなんか、遊牧民に教えられかねませんね。彼らは経済原理では動いてないのですが・・・。短い一生の間に何をどう生きるのか、シンプルに美しく、地球の細胞のひとつのように生きています。
なんとかファンドなんか、やってる輩をみんな連れてきて、遊牧民に弟子入れさせよう。美しい満天の星空を見ないと、不遜になるだけだす。さて、そうは言いながらも目下の悩みは18日?のワールドカップ?をどうやって見るか、ということと、フロント周りの足回りがウランバートルまで持つかな?というくらいかな。
2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版
= VS オーストラリア =
おーい! ジーコ・ジャパン。
まさか、オーストラリア戦で負けちゃうとは、思ってなかったヨ~~~!!!
前半で1点を先取しても、なんかしっくりこないジーコ・ジャパンにハラハラさせられながら応援してましたが、3点もの失点はデカイよね・・・。
でも次の試合、18日のクロアチア戦までに、もっともっとチームが纏まらなきゃね。18日もTVから目が離せませんネ!※18日のクロアチア戦は、日本時間、夜10時キックオフですヨ※
いやね、ボクはサッカー大好きとか、そんなんじゃ無いんですけど、ワールド・カップだけは別モノですよね。それにしても、ハラハラしっぱなしだった後半戦、ボクの携帯のメール着信音が鳴るは鳴るは。ウルサイよ。こんな時に!!!(怒!!)
そのメール、一人はフィリピンに住む友人(日本人)から・・・。
ボクがハーフタイムに「1-0で勝ってるよ!」なんてメールを送ってしまったモンだから、「どうなった?」「まだ勝ってる?」って。目が離せない場面なのに、次から次へとピンチが続いているってのに、メールの着信音が、迷惑千万! なんでもフィリピンじゃ、中継が観れないらしくって、携帯メールでライブ中継してあげちゃいまいました。ったく、落ち着いて応援できやしないヨ・・・。
そしてもう一人は、またしても東南アジア圏からのメール。
タイ在住Kiyoさん。ホラ、ボクの盗難バイクをチェンマイで発見してくれたKiyoさん。何でも急ぎの用事をボクにお願いしたいらしく、携帯メールの着信音が鳴る鳴る!「なんだよ!またしてもこんな時に!(怒) ちっとも落ち着いて観れないじゃなか!!!」
やっぱりタイも中継観れないのかな? なんて思っていると、試合終了。その直後「後半の6分ぐらいで、3点もの失点は、ありえないだろ!」なんて、試合内容についての詳しいメールが着信・・・。
あれ!? 試合チェンマイで観てたのかな!? チェンマイはドイツ人の居住者が多いしなぁ。「中継観てました!?」って聞いてみると、ナント、インターネットのニュースや、掲示板での“文字情報”で、ライブ応援していたんだそう。。。
成せばなるというか、サバイバーのような応援の仕方。恐るべし、Kiyoさん。環境が整っていなくても、工夫次第で、楽しめちゃうんですね。
そういえば、只今モンゴル試走中の山田さんと、サッカー中継を観たコトがあります。ガストン・ライエ氏が他界されて、まだまもない頃で、ジーコ監督がテレビに映るたびに「この人観るとね、なんだかガストンを思い出すんよね~。ホント、似てる!」なんて呟いていました。
確かに似てるかも? 輪郭も、髪の毛のポワポワ感も似ているかも!?ガストンの方が、やさしい感じはあるけどね。でもジーコ監督が喜んだ顔は、似てると思うな~。オーストラリア戦を応援しながらも、山田さんの言葉を思い出していました。
暫らくは、ジーコ・ジャパンを応援する度に、ガストンの姿とオーバーラップし
てしまいそうですね・・・。
ガンバレ!! ジーコ・ジャパン!!!
決勝トーナメント進出だ!!!
▲写真キャプション
TDN04の、最終日の朝のガストン。
このスナップが、ボクがガストンを撮影した最後の写真となってしまいました。んー、この写真じゃジーコ監督に似てるかどうかは微妙だな・・・。顔が良く見えないモンね~。この怪我は、北海道・芦別のラリークロスでクラッシュしたモノ。結果的に、ガストンがバイクを降りた最後の地となってしまいました。ビデオカメラを持っていたボクに、「ハイ!スパちゃん!! ボクにインタビューしてヨ!」と、ガストン。何かと思いきや、バイクの素晴らしさ、楽しさを日本の多くの人達に伝えたいんだよ・・・とのコト。「あっ! 最後に顔の怪我のコト聞いてよね!『バイクで大怪我しました!』って答えるからサ!」 ガストンのユーモアに、みんなで大笑いし
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/12 (月曜日)
OVお出かけ版
TBI日記その4
ども。まるです。
今週はガッツリ林道だけを走っていました。家の近くだけなんですが。
相変らずKTMに翻弄され続け、常にいっぱいいっぱいで走っていました。昨日帰宅したらお風呂だけ入って後は何もせずに就寝。朝、起きてあまりの筋肉痛に今日は会社を休んでやろうかと思いました。会社に行ってからも今日はグッタリしてますね。といわれる始末。昨日はただの林道ツーリングだったのに…。こんな調子で1ヶ月。果たして上手くなるのか疑問になってきました。
それではTBI日記4日目です。
今日は朝が早いのです。6時にはスタート。少しバタバタしましたけどまだ、自分でどうにかできる範囲。いつもの○○くん!荷物おねがい!はまだ出ていません。今日からスタートはアドベンチャークラスが先ということで一桁スタートです。2キロほど走って空き地に止めて空気を入れます。昨日抜きすぎたままにしていました。止まっていたらアドベンチャークラスのみんなが止まるわ止まるわ。みんなめいめいに整備をしていますが中にはそんな重作業をここでやるか…と思うような作業をしている方も…スタート前にCRM50の3人でスタート順のじゃんけん。SSは見覚えがある場所でしたがコースはまったく覚えておりません。とりあえず長いし覚えるのは無理そうなので地図を見ながらボチボチ走ることにしました。
スタート順は私→小川さん→旦那様の順です。このSSは浮き砂利というかガレというか。のぼりはまだ良かったのですが、くだりは怖くて怖くて。右へ左へオーバーラン。大変なことになっていました。ゴールの手前、1キロくらいで旦那様に追いつかれました。そしてそのすぐ後ろから小川さんが。たった10キロくらいで1分も縮まるなんてショックです。譲ってついていこうと思ったんですが、スピードがまったく違って(私、全開にしてません。だって怖いんだもん。)どんどん離されました。それからすぐにゴール。
ゴールでは数人の方が休憩していたのですがジュースが飲みたかったのでちょっと行ってから休憩することに。自動販売機に一直線です。
自動販売機に行く途中でフロントからモクモクと煙が。明らかにトラブルです。パンクの神様の次は電気の神様が降臨されました。調べてもらうとウインカーの配線が切れかかっていてそこから煙が出ていました。このまま放っておくとあちこちの配線が溶けてえらいことになるとか。そこまで大変なトラブルだとは思いませんでした。配線をつなぐのも面倒なのでもう一本バイパスの線を引いて応急処置完了。このときは帰ったらちゃんと配線を作ろうと思っていたのですが面倒になって結局そのまま最終日まで走ってしまいました。
今日こそは温泉を目指すのです。今日は着替えもちゃんと持ってきました。
途中、2日目に通ったコマ図を逆走している時に温泉を発見。もちろん立ち寄ります。
昨日であまりの気持ち悪さに限界を感じていたので今日お風呂に入らないなんて考えられません。ちょうど雨が降ってきて温泉に入った後に雨か…なんてブルーになりますがとりあえず温泉なのです。私が天才的だと感じるのは、TBI中のお風呂を毎回15分で済ませてしまうところです。フル装備のままからお風呂に入って髪の毛を乾かしてブーツを履くまで15分。いったいどうやったら出来るんだか自分でも分かりません。が、温泉を堪能していないのは確実です。温泉に入ってここでご飯まで済ませて出発です。
一山超えてお昼のSSがあるはずだったんですが、キャンセル。今日は朝のみということは後はツーリングでOKです。なのでのんびりでOKかというとそうでもなくて、朝のトラブルと温泉で止まったのが響いてやはりバタバタしなければならない羽目になりました。
後半のCPの手前の林道に入る頃には既に余裕がなくてめちゃめちゃ本気で走っていました。ですが、本気で走ったら落とし穴があるものです。ギャップとか段差は減速して慎重に走っているのですがあせってコンクリートの溝に思いっきりフロントをヒットさせました。あ~まずいかも…と思った次の瞬間にはパンク。今日はパンクなしか?と思っていましたがやはりパンクの神様は降りてくるものなのです。時間もないし旦那様に修理依頼。次々にエントラントの皆さんに越されてあせります。妹も後ろから来ましたがCPまでは先に行っているいう事。修理が終わって空気をパンパンに入れて出発です。これがポンポンはねて特に砂利ではえらく怖かったです。CP2も残り数十分で無事に通過。後はマキシマムタイムをオーバーしないようにゴールへ向かえば良いだけです。
ここからはいつものアドベンチャー3人にスピードメーターの動いていないKTMの小野さんとゴールへ向かうことに。途中、林道から出てから民家の間の細い道で車をよけようとした小野さんが転倒。すごい勢いで道路の端の溝に頭をぶつけてしまいしばらく立ち上がることが出来ませんでした。おまけに腰も強打してしまったようで、立つことも大変そう。とりあえずゴールまでは行くということで再スタートしました。すぐに国道へ出て何にもなければペースが上がりそうなのですが腰が痛いようで50km位がやっとのようでした。ますます心配。残り15キロほどだったんでゴールはすぐそこ。ガンバレ。と励まして走り始めました。
無事ゴールにたどり着いたのは日のあるうち。TBIに出始めて初めてかもしれません。ゴールにたどり着くと、1日目にリタイヤした#93の堀江さんがテントを立ててくれていて超楽チン。今日のキャンプサイトはゴツゴツした岩もなく快適に過ごせそうです。
御飯はかつおのたたきサラダとおでん。土佐でかつおのたたきとはなんとも贅沢な晩御飯です。お昼にお風呂に入ったのにシャワーも付いていてTBI中とは思えない贅沢なキャンプでした。
今日は期間の真ん中だったのでタイヤ交換をします。整備を始めたのはずいぶん遅くなってから。明日はスタート時間が遅いしと思ってゆっくりしていたのがまずかったんですね。交換が終わって空気を入れにいくとプシューと音が…。チューブ噛んでました。パンクしたわけじゃないのに貴重な新品チューブを消費してしまいました。これには”なにやってんだ。”とだんな様もご立腹。みんなのスペアパーツも少なくなるということですから、慎重にやらないといけないなあと思ったしだいです。結局もともと付いていた普通のチューブに戻して整備完了。本当はここから妹のタイヤも交換せねばと思っていたのですがサポートで来ていただいていたうなぎさんが交換してくれて私はとても楽でした。で、すべてが終わって就寝したのは1時ごろ。次の日ぐっすり寝れるはずというのは甘い読みだったというのは次の日に気づきました。
本日パンク1回、配線トラブル1回。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/09 (金曜日)
OVお出かけ版
お疲れ様です。スガワラです。
ホントにご無沙汰です。でもボク個人的には「もう、しばらくは書かないですよ」とヤマダさんに宣言してあるのでコーナー自体も削除してもらうはずだったのですが、きっちり残してくださっているところがヤマダ式活用法だと思ってます。
実は今回の試走もヤマダさんに「行こうよ」とお誘いを受けていたのですが、今現在、日本にいる身でして。行きたい!と熱望されている方々にとっては大変失礼な話。でも、とっても行けない事情があるわけで、こればっかりは仕方がないのです。
とは言っても、自分で言うのもなんなんですが、人知れずヤマダさんに感謝をしている度合いはとっても高いボクでして、本番では身を削る思いでお手伝いさせていただく予定です。参加される皆さんはあまり会いたくない場所におりますけどね・・・
さて、折角なのでラリーっぽい話でもしましょうか。
今回の北京-ウランバートルに向けても微力ながら海外ライダーとの橋渡しをさせていただいておりまして、何名かの希望者と直接話をしてきました。まあ結論から申しますと何の役にもたたなかったのですが、結構興味深い話がたくさんありまして。ここではその内容について省かせてもらいますけど、やっぱり直接話しをし会うというのは大事なことだとつくづく感じさせられたのでした。
そもそもラリーを主催するというのは大変な労力が必要で、その立ち上げとなると、色々な意味で選ばれた人にしか成し得ない偉業とも言えます。でも内面はほんのちょっとしたバランスで印象がガラッと変わってしまう魔物のようなもので、そのアンバランスな感じはなんだか企業経営の姿がダブってなりません。(現在の誰でも起業というニュアンスとは違いますよ。)
相変わらず、含みのある曖昧な表現に終始してるので、理解不能と思いますが、要は参加される方、された方々が投資家でありユーザー的な存在で、理想的な形としては、そういったサポーター的な皆さんの熱意で良い方向のムーブメントを導き出せれば、ベストなわけです。まあここまでは「そうだよなぁ」度90パーセントの話。で、さらに付け加えるならば、情報が一瞬で飛び回り増殖し続ける現代社会においては、不平、不満、要望、グチなどの小言はこの際直接的な意見交換の場だけにしましょうよ。こう言った意見は発展のためにはとてもためになるもので、不可欠なものでなくてはならないものですが、その意見だけが一人歩きすると、新たなサポーターにとってはあまりためにならないと思うんですよ。ボク的には。
すがわらてるひと
by パリ・ダカールのディープな世界 スガワラテルヒトさん
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2006/06/08 (木曜日)
OVお出かけ版
お疲れ様です。仙波です。で。お世話になっております。仙波です。私のような人間がこのような場所に登場いたしまして恐縮であります。何を書こうか?と悩んで、時間シリーズなども考えていおりましたが、自分がこの世界に入ってきた出来事を何回かに分けて書きたいと思います。見苦しい点や若気の至りもありますが、ご勘弁を・・・
僕が、この世界にはまったのは「元祖!チョイ悪オヤジ」に囲まれて・・・であります。自分がバイクの免許を取得したのは大学3年生のとき、東京:八王子であります。自分の大学の部はコテコテの体育会系で、低学年(1年生・2年生)は公共物以外使用禁止!自転車もである!そんな中、暗黙の了解で、上級生(3年生・4年生)は自由に乗り物に乗れるようになる。もちろん完全たる自己責任、監督バレれば、全体責任で大変なことにある。そんな僕も3年生・・・ある日
「あっ!バイクの免許取ろう!」
と神のお告げがあり、何名かを誘って教習所へ!晴れて、中型免許取得!当時は「TW200」などトラッカーブームなどで、バイクが若いモンのオシャレな乗り物!ある種のファッションへと変わる第一歩だったように感じます。(9年前)そんな中、友人はTWやSR400、その時販売されたYAMAHA:ドラックスターなどを買い、僕も男はアメリカン!とホンダのSTEEDを購入しました。
それからはバイク屋めぐり、上野のバイク街や、郊外のバイク部品大型店へ、暇があれば連日、足を運んでいました。そんなある日、ある「バイク屋」さんを見つけました。僕達はその店を尋ねました。すると、そこはバイク屋さんではなくBARだったのです。その前にバイクがたくさん並んでいたのです。東京の福生で米軍基地の近くです。大学の寮から40分ほどの場所でした。
自分達はそこに集まるアメリカンな強面の人たちの笑顔が印象的だったのです。恐かったけど・・・そこの雰囲気が好きになり、自分達は何度か足を運んでいると、マスターが「今度ツーリングあるけどどう?」と声を掛けてもらったのです。それが、自分をこの世界へ引き込む「山梨!富士五湖&温泉ツーリング」だったのであります。
ツーリングの当日、そこに集まった人は20名以上いたでしょう。アメリカンなツーリングかと思えば、年配の人、若い女性強面の人、普通の人、アメリカンバイクの人、レーサーレプリカ、ヨーロピアン、GPZ900など車種、人種、様々な人が集まっていました。
その光景に自分達は衝撃を受けたのです。「なんだよこれ~!!!」そうです。マスツーリング自体この日が初めてでした。そして、今回のおおよそのコースを発表し、目的地だけを明確に伝えられました。そして、ツーリングの出発であります。
僕は、アメリカンに乗っているので必死でハーレーグループについていこうとしました。その人たちと一緒に走っている「自分が最高」と最高の気分で叫びながら走っていました。目の前ではさらさらのロングへアーのお姉さんが半キャップにサングラス、バイクはロードキングのチョッパー風で走っています。「カッコエ~~~」とワクワクしていたことを書きながら思い出します。
そんな車種も、人種もバラバラの集団、結局集団もバラバラになりました。当時は携帯電話も誰も持ていません。(案外携帯の歴史は浅い。)しかし、その大人たちは動じることもなく、気にすることもなく、「別に良いじゃん。行く所は決まってるし。」と焦ることも、探すことも、待つこともありませんでした。そのグループについて富士五湖を周り走っていると、気が付けばはぐれた人たちも混ざっていて、また集団になっている。そんな不思議な軍団でした。
なんなんだよこの感覚、スゲ~おもしれ~この人たち「カッコイイ」と思ったのです。信号のない、交差点に入るときは必ずケツもちのような人が、交差点に入り、全員が左折・右折するまで車を止めている。そして、キチット礼をして、隊列に戻る。そんなカッコイイチョイ悪オヤジを見ていて、バイクって最高ジャン!と心から思っていました。そして、温泉に到着!温泉に入り、飯を食い、ビールを1本、「おいおい飲酒か?」と思っていると全員その温泉で三時間ほど仮眠、そして出発をしていったのであります。
第一章 完
次回はツーリング帰り編です。
写真はその頃のいきがっていた頃です。
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/07 (水曜日)
試走隊より
試走隊からの便り
まあ「便りがないのが良い便り」とも言いますが、今回の試走は苦戦を続けています。エタップ3では3000mの峠を越えます。峠の名前はスガワラ峠と名づけられました。山の稜線伝いは積雪があり、急なダウンヒルは谷に向かってアドベンチャースキーの様相で、これまでの人生の中でも3本の指に数えられるほどスリリングな経験でした。写真を撮ってみればまるでネパール!とまあこのルートは、エコチャレンジには最難間になるでしょうが、そのスケール感、美しさ、完璧なエクスペリエンスがお約束です!
これらの映像を含めたルートインフォメーションのプレゼンテーションは、7月1日午後3時よりポートアイランドホテルで開催いたします。こんな話を、ハンガイの3000mの頂から送ってるというのもねえ。
2006/06/07 (水曜日)
OVお出かけ版
スーパーモタード
■「今年のエンデューロバイク、モトクロスバイクの売上げの60%以上がスーパーモタードユースだ」。「スーパーモタードで儲けて、エンデューロで使う。これが今のヨーロッパの情況だ」なんて半分冗談のようで、おそらくほとんどその通りだと思わせるような会話が飛び交っていたのは、2002年のISDEチェコ大会の会場でした。折りしも、2002年はそれまでヨーロッパ選手権だったスーパーモトチャンピオンシップが、世界選手権に格上げされた年でもありました。
■アメリカ西海岸でスーパーバイカーズとして生まれて、ヨーロッパに渡ってフランス語の名前を持って再燃した「スーパーモタード」日本でも人気沸騰ですね。ぼくも、時々、愛車のホイールを17インチに取替え、スリックタイヤを履いてレースや走行会に出て楽しんでいます。要するに、舗装路もある「誰でもできるモトクロス」って感じです。なにも特別なことはありません。ただし、どんなライダーでもすぐに、それなりのスリルを楽しむことができ、レースにも参加できる。モトクロスやトライアルに比較しても簡単に始められるるそんな手軽さも人気の秘密かもしれません。
■しかし、今なぜ、ヨーロッパで? そこには、やはり昨今の環境保護機運の高まりとダートバイクとの関連に思い当たるところもなきにしもあらずです。ダートバイクを思いっきり走らせる環境が減ってきている、なんというのは今更なのですが、それによるストレスが生んだ、あだ花のような、そんな様式を持っているスーパーモタード。舗装路とダートが組み合わされた、箱庭のようにもみえるスーパーモタードのサーキットは、極端に記号化された、ライダーにとっての究極の世界観のように、ぼくには写ります。しかも、そこを走るスリルには、なにか現代のライダーが抱えるストレスを発散させる、刺激的な魅力がある。
■一度試してみます?
by 北の島ハルキさん
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2006/06/06 (火曜日)
OVお出かけ版
=「Japan GS Challenge 2006」に行ってきたゾ!=
先日の土日静岡県森町で行われた第1回「Japan GS Challenge 2006」に行ってきました!えっ!?おまえ、GSなんて持ってないだろ!?って???
そ、そ、そ、そうなんですけどね。ボクは司会として呼ばれたワケで・・・。でも事前に打ち合わせをしていると、このイベント、コマ地図を使って走ったり、自分のテクニックを更に磨くスキルチャレンジってのがあって、とっても楽しそう♪ しかもBMW車じゃなくても、参加可能な“アザースクラス”でさえ、優勝するとBMWのラリー2プロスーツジャケット(ネーム入りで)が貰えちゃうんです♪♪♪
「こりゃバイクで行くっきゃナイでしょ!」ってコトで、BMWのイベントなのに、ホンダのBAJAで行ってきたのです。
朝の受付では、170台の参加者の中に、SSERのコマ地図系のイベントでもお馴染みの顔が沢山! 「やあ!スパちゃん!!」とTDNで会った懐かしい顔。GRMで出会った懐かしい顔。他にもSUPER-Nや2DAYS、GROUP-Nの参加者も多く来ていて「やっぱりSSERのイベントってスゴイな!」って改めて思わされました。(それとも、単にオフロード人口が少ないのか!?)
懐かしいバイク達にも沢山再会しました!
上田さんのアルミタンクのR80GS。木下さんの赤と青のチェッカーフラッグカラーのHPN。そうそう、GSバカミーズのメンバーが、コマ地図を作成したオフィシャル・スタッフだったんですよ! それに、今までトランザルフのイメージが強かった坂田さんが、ぴかぴかのダカールに変わっていてビックリ! 坂田さんも「買っちゃったヨ!」とニコニコ。
それにBMWのピットシャツを着たJAPANの大隅さんや、フラットの市川さん。こんなイベントじゃないと会わない、いつものメンバーの笑顔。(でも、ボクと同じ都内に住む上田さん。都内で仕事する坂田さん。特にフラットの市川さんなんかは、ボクの家からバイクで5分くらいの距離に店があるのに、何でわざわざ静岡で再会するんだ??? みんなオレのコト、嫌ってない???)
もともとこのイベントは「初心者の方にも楽しんで貰う!」ってコンセプトだけに、初めてオフロードを走る! 初めてコマ地図で走る! 初めてテントでキャンプする!って方も沢山。いいじゃない、いいじゃない。仲間が増えるってコトは!
テクニックを競う“スキルチャレンジ”では、重~いGSで低速でテクニックを競う、逆バンクの8の字があったり、下りの途中でキャンバー走行があったり。わざわざひざ上まで水を張ったくぼ地を走らせられたりして、とってもいやらしいコース。なんたってコースレイアウトは、BMWのライダー・トレーニング・インストラクターを務める山田純さん作成ですから・・・。モトクロスコースに設定されたスピードを競うコースもあって、こちらでは重~いGSがジャンプする珍しいシーンや、とんでもない方向にGSが飛んでいくシーンに、観客は大盛り上がりでした。でもコレ、本国ドイツでも行われている「GS Challenge」のコースを、一部再現したモノなんだとか。
BMWのバイクじゃない、アザースクラスにボクも参加。優勝までしてしまいました! バイクのイベントで優勝するなんて、初体験だけにウキウキ♪ でも実は、アザースクラスで、全ての競技に参加したのがボクだけだったからなのですが・・・。微妙な“優勝”ですね。
沢山の参加者が「いや~楽しかったですよ!」「また来年も参加しすヨ!」なんてボクにも声を掛けてくれました。ボクもこんなに楽しいイベントの司会が出来て光栄でした。この「Japan GS Challenge 2006」の参加者が、他のイベントで再会したり、SSERのイベントでも再会できたりしたら、もっといいですよね~。
▲写真上
170台のバイクを、ボクのMCで送り出しました! 地元の子供達やおばあちゃん、警察官ま
でも、見学に来ていましたよ!
▲写真下
HP2エンデューロでジャンプをするのは、ドライバーに転向した三橋淳。3年以上バイクに乗っていないと云うが、その走りは健在。迫力のある走りをたっぷり披露してくれました!
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/05 (月曜日)
OVお出かけ版
TBI日記その3
ども。まるです。
TBI日記、書き始めたのはいいのですが毎日いろいろありすぎて長文になってしまいます。私が長い文章を読むのはキライなので毎週短くするのに悩んでいるんですが、国語の成績が悪かった私。
半分にはなってもそこからはどうやっても減りません。長々と続きますがどうか付き合ってやってくださいませ。
それではTBI Day3です。
6時起床の予定でしたが5時半に目が覚めて寝られませんでした。荷物をまとめて朝ごはん。やることもないので昨日のリザルトを見に行きます。やっぱし旦那様には負けていました。昨日は登りだったのにちょっとショックです。
それから応援メッセージを見たり、こんなにまったりしていて大丈夫なんだろうかと思いました。ブリーフィングが終わった後、テントをたたんで、後はおしゃべりです。
おしゃべりするヒマがあるなんて私も大人になったものです。
スタートしてSSまで、結構みんな迷っているようですが、今日のICOは絶好調。SSまで無事に到着しました。給油から100キロ以上走ったはずなのですが4Lのサブタンクはまだ使い切っていません。SS途中で切り替えるのは難しいのでメインタンクにスイッチ。サブタンクはSSの後に使うことにします。
SSは、ターマックなのにコンクリートが出ていたのは最初の数百メートルだけで後はコケが生えていたり葉っぱが落ちていたり、マディーだったり。こけないようにが最大のテーマとなりました。コケが生えているところではブレーキもかけないし曲がらない。途中、左折が分からずに地図を見てしばし考えます。地図の表記は舗装路になっているのですがその上に泥が堆積していてどう見たってダートです。結構悩みました。右折は前を走っていたセローに付いて行って迷わず曲がることが出来ました。後はSSのゴールまでまっしぐらです。
その後ルートはスーパー林道の方へ向かいました。ここで大分の和枝さんと妹に遭遇。一緒に走ろうと思いましたがすぐにいなくなっちゃいました。後ろには小川さんと旦那様のCRMがいたはずなのですがいつの間にか一人。後から来た方に止まっていたよ。と教えてもらって戻りました。既に小川さんのパンク修理が始まっていましたが、一番遅い私は先に行くように命じられました。今日もパンクの神様が降臨されたようです。この時のパンク修理でチューブを1本噛んじゃったとか??スーパー林道は昨日と別の出口から舗装路に出ました。86キロのGSで給油。ここに来るまでに眠いこと。お友達がいたし休憩してからスタート。今日は100km過ぎの道の駅に温泉マークがあったのでそれを目指していくことにします。3日も風呂に入れないと気持ち悪くて仕方ありません。睡魔とお友達になりながら道の駅に到着。その頃にはお風呂というより昼寝という気分になっていて駐車場でそのまま寝ました。結局、時間がなくなってお風呂はお預けで、ご飯を食べて出発しました。それにしても今日のルートは温泉の多いこと!明日、温泉がなかったらものすごくショックです。ここからはCRM3台で走りました。
200キロ過ぎで小川さんのタイヤがパンク。今日のパンクの神様は小川さんに憑いているようです。さっきのパンク修理で新品のチューブを全て使い切ってしまいました。キャンプに戻っても健康なチューブはありません。で、チューブを修理します。チューブ修理も一筋縄じゃいかずに1時間くらいは止まっていたかも。後追いのオフシャルの方に待っていただいていました。その間に、他の穴の開いているチューブも修理です。これで次、パンクしても大丈夫なはず??再スタートしたものの5キロも走らないうちに小川さんがパンク。今日の小川さんは本当についていません。ここでCPまで休まず行ってもギリギリの時間であることに気づき小川さんだけ置いて先に行かせてもらいました。
これってCPの場所によっては間に合わないかも…と思いましたがこういう時に限ってのぼりなのです。こりゃあ無理か。と思っていたら意外に手前にCPがありました。まだ40分ほどあるし小川さんも間に合いそうです。ワインディングから下りてさっきの国道へ出ました。道の駅にて休憩。ここにはたくさんのエントラントがいて暗くなるのを待っているようでした。小川さんも無事に合流。CPには間に合ったそうです。暗くなってきたのでSSへ向けてスタート。旦那さんは途中でビールを買いに酒屋さんに、私はウエットティッシュを買いにコンビニに行ってそれぞれSSへ向うことにしました。
国道から外れてしばらく走るとダートに入りました。途中から霧が深くなってどこからどこまでが道なんだか分からなくなってきました。マップを数コマ覚えて走ったつもりだったんですがSS前の最後の分岐で地図を見ずに右へ行きました。で、見えない中をゆっくり走っていたんですが道の真ん中に動くものが見えました。ん??誰だろ。なんて近づくと、小熊です。これってまずくないか??向ってきたらどうしよう。と思いましたがとりあえずそのまま見守りました。小熊はあわてて壁を登っていきました。SSはこの先だし行かなきゃ。と思ってゆっくり通過するとゴソっと音が。足元を見たらさっきの熊が落ちてきていました。そこからは全開です。よりにもよって原チャリなのに何でこんなことになるんだよ。と思いました。5キロくらい走って今度は前に鹿が。冷静になってみるとSSのスタートはとうに過ぎているはずなのにSSはありません。これってひょっとして…と地図を確認するとさっき右に曲がった分岐は左です。ショックです。さっき熊のいたところをもう一度通らなければSSへいけないなんて。ミスコース中に熊に襲われたらしゃれになりません。とりあえず戻るまで熊よけにとホーンを鳴らしながら(といっても可愛い音しかしませんが)走って元の分岐に到着です。地図を確認して今度は左に行きました。たった一つのミスコースのためにこんなにエネルギーを使うとは。地図は良く見なさいということなんですね。
SSの入り口に到着。SSをスタートしたんですが、相変わらずの濃霧で何も見えません。分岐もつき当たりもどこにあるんだか分からず走行していました。オンコースを走っていると確認できたのは3キロほど行ってから。後半は標高が低くなったようで霧も晴れてゆるい下りなので絶好調でした。ライトが暗くてペースの上がらない小川さんをパスして出口付近で橋から落ちているBMWの横をを通り過ぎてゴール。
この日パンクしすぎてゴールに着いたのは結構遅かったかも知れません。オイルを入れて、エアクリーナーを替えて空気を入れて今日は終わり。
ちなみにCRM50(3台で)本日パンク3回です。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/01 (木曜日)
OVお出かけ版
お疲れ様です。仙波です。
今、ビールを飲みながら書いていますが、本当にビールがおいしい季節になりました!自分はビール党であります。しかし、最近は焼酎にはまってきています。よくビールはお腹がパンパンになると言われますが自分はあまりならないので、ビールばかり飲んでいたが、ちょっと前の焼酎ブームの頃からはやっているものには首を突っ込む性格で、ちょこちょこ飲んでいるとはまってしまいました。
もっぱら芋焼酎であります。
以前別のところで書いたことがあるのですが、ここでも僕の焼酎の思い出を・・・バイクには全く関係ありません。
自分が高校生の頃、屋台で愚痴を言い合うサラリーマンに憧れていました。というか、「屋台」「熱かん」「おでん」というような固有名詞的なものに憧れておりました。最近は見なくなった屋台ですが、昔、部活の帰りに屋台があるところを見つけていました。ある日、勇気を振り絞って、大人ぶって友人とその屋台に入りました。おやっさんに何にすると言われ「熱かん」と言いたかったのですが、緊張して屋台に貼ってあるお品書きを見て・・・
ひろし:焼酒(やきざけ)下さい。
屋台のおやっさん:焼酒?それ焼酎って読むんだけど
ひろし:・・・助けて状態
ということがあったのであります。笑い話のようで本当の話で、あの頃の恥ずかしさといったら・・・・・でも、高校生とわかっていて、お酒を出してくれたおいちゃんに今でも感謝感謝であります。
僕が言うのもなんだけど、僕らの高校生の頃、13年前の頃は、なんかそんな大人に憧れ、お酒に憧れ雰囲気に憧れていたと思う。
今の若い子はどうなんであろうか?
お酒を飲めといっているわけではない。
早く大人になりたいと思っているのであろうか・・・・・?
バイクにも乗れるのに・・・また強引な終わり方でした。
ではでは
by お疲れ様です仙波です 仙波さん
きょうの一枚
試走1日目 300km走破!!山に雪が残っていて昨年より寒いが、順調にすすんでいます。試走隊より
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Organisation Voice 2006/05
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2006/05/31 (水曜日)
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日本人の悪い癖?
■「すぐに○○するのは日本人の悪いクセだよ」とか「日本人はとかく○○である」というのはよく聞くフレーズ。でも本当にそうかな? 「すぐに謝るのは日本人の悪い癖」だ、とか言って、最近では交通事故を起こしても「ごめんなさい」をいわないのが普通になってきたとも聞くのですが、本当でそれでいいんかいな? と思ったり。
■日本にはモータースポーツ文化がない、という言葉も、そうですね、良く聞きます。確かに、一面では良く当たっていると思います。モトクロスが国技みたいになっている国もあるし、ロードレースの世界では、同じライダーでも、日本では食えなくても、イタリアやスペインでなら、豊かな生活を手に入れることができたりということも事実のようです。
■では、日本のモータースポーツ環境は貧しいかというと、そうとはいえないですよね。草レースから世界選手権まで、エンデューロにラリーに、あらゆるメジャー、マイナーな種目、大小さまざまなイベントが毎週全国各地で開催されていて、誰でも参加して楽しむことができる。老若男女、それほどお金持ちといえない人も、バイクに乗ってすぐにレースに参加できる。こんな国はどちらかというと少ないんじゃないかな~、と思うんですが、どうでしょう。それでも日本にはモータースポーツ文化がないのかなぁ。
■確かに貧しい側面はあるんだろうと思います。例えば、関連の企業のモーターサイクルスポーツに対する取り組みは、ヨーロッパに比較するともう一歩かもしれません。また社会的な認知度という点でも、まだまだかな? でも、いろんな人が手軽に取り組める環境や雰囲気という点では、そんなに負けてないんじゃないかな~って、最近強く思います。今、世界で活躍している日本人のライダーは、そんななかから育ってきたのでしょう。それが、日本の中での評価より、ヨーロッパを中心にした世界での評価のほうがずっと高いってことで…。やっぱり、ちょっとがんばらなきゃダメか。
by 北の島ハルキさん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届けする予定です。どうぞお楽しみに!
2006/05/30 (火曜日)
TBI2006を走ったマイケルからレポートが届いた。これはウチのHPに英語で掲載しようという試みだ。海外の方に向けてインフォメーションを!というマイケルの発案によるものを受けて、彼にゴールのときに頼んでたものだ。そして届いたメールとたくさん貼り付けられた写真を見て驚いた。まったく、これまでの日本人が撮ったTBIの風景とはまったく違うのだ。それは、まるで海外のエアラインの機内誌で紹介されてる日本の田舎の風景だったり、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが見た日本は、こうだったのか?と思わせるほどだ。これは彼の独特の感性なのか、普通に外国人はこのように見るのか?興味は尽きない。いずれにしても僕たちとは「目」が違うのだろう。
そのマイケルは、BMW1100GSを持ち込んで、連日のごと苦労していた。その文脈から僅かにそれも伝わってくるが、UPする時は英文のみで・・・なので堪能な方はお楽しみ下さい。微妙な、いわゆる機微に富んだ部分があって訳しにくいかもですが・・・・
マイケルさんのTBIレポートはこちら(英文) >>
きょうの一枚
マイケル。彼はオーストラリア人でフランスの銀行の東京支店にお勤め。日本名をクロガネヒロシと言って帰化申請中?間もなくシルクロードをたどる旅に愛機1100GSと旅立つそうな・・・
彼のメール貼付のコメントをコピペ
「あ、おはよう御座います山田さん。今年のTBI入ったマイケルです。今年の成功なTBIに関するとSSERの皆さんにおめでとう御座います。このメールの添付は約束のTBI Journalです。HTMLと画像の形で、好きならご自由に使ってください。マイケル 」
彼との日本語での会話は、素晴らしく楽しいというのがお分かりいただけると思います。なかなかナイスなヤツです。
2006/05/29 (月曜日)
最近「中食」ブームなのだそうですな。ナカショクと読むのですが、その表現のセンスの無さにもあきれます。まあそれはともかくとして、大型量販店などは、これを先途とばかりに競い合っているというではありませんか。なにを?そのナカショク・・トイウナンカキショクノワルイ響きの食べ物?でも、そこで質問です。このナカショクだかの大量のプラスチックなどのゴミは、どのようにお考えなのでしょうか?量販店の広報部のみなさん。まあ、コンビニのごはんは中食とは言わないんでしょうが、すばらしい量のゴミが出ます。ボクには何をどこに捨てていいのか分別がつきません・・オオ、フンベツがつかない!とはこういう風に使うのか!!
それを思うと、これからは外食もしくは、ウチで。えっ家で食べるのは内食(ウチショクまたはナイショク)って言うのんか?のどちらかに絶対落ち着く!とボクは思うのであります。でなければ、笹や竹の皮、なんかを包装材として使えませんやろーか。お箸も竹で作る!なぜかと言うと僕達の住む道後平野は竹が増えすぎて困ってるそーな。で、中国100%の割り箸を使うのは、自ら黄砂の原因を作ってるようで腹立たしいことでごわす。しかも中国では「日本に割り箸を輸出しない!」なんて運動も始まってるのでございます。
小賢しい限りのナカショク文化。主婦は料理から解放され、ゴミの分別の専門化と化し。増え続けるゴミと二酸化炭素の捨て場所を巡って醜い争いは、戦争にまで発展する!?
そーか、石油を掘ったあとに残る?巨大な空間はどのようにするんだろー。そこがゴミ捨て場になればリサイクル的にも良いかもしれんね。
きょうの一枚
・・・やってますよ!愛媛銀行チームのトレーニング。クイックサポート?のジムニーは、北日本自動車工学専門学校から貸与!タイヤは「これだ!」と思ったらなんか回転方向が指定されてる。「まあいいや。気をつけてできるだけ正しい方向で使ってね。」「・・・・」女性ドライバーのダートでの速いこと、少し心配なくらいです。
2006/05/27 (金曜日)
晴れたのは昨日だけ?今日も朝から雨です。九州南部は今日入梅宣言!という事は、実は四国も既にこの毎日の雨は、梅雨なんでしょうね。GWの後すぐに入梅してた?わけです。そういえば一昨日の東京の雨の降り方も、もう熱帯のそれ!で、本格的に変動をはじめた気候に、きちんと向き合う態度が求められてきますね。アメリカでも今年は多くの大型ハリケーンが予想されています。台風1号は中国に大きなダメージを残しました。何もこのことから因果応報を言おうというわけではありませんが、メッセージとして受け止める思考回路は必要かもです。
そういえば直近の日本気象学界では、これからはに夏の「西暑東冷」違った「北冷西暑」が顕著になる!という発表がありましたよ。うー、アツイナツ。
しかも!北冷西暑だとシベリア大陸が高温になり(ゴビは暑いのか!?)オホーツク海高気圧が強くなるのだそうです。そしてオホーツク高気圧からの冷たい吹き出しが北日本を冷却!!そこに前線が発生し前線の南側に暖かい風が吹き込み西日本を高温化する。
冷たい空気と暖かい湿った風がぶつかる前線の活動が活発になり、台風が前線を刺激したり、そうでなくても豪雨被害をもたらすというスタイルが確立してしまった。もう日本は温帯の気候ではなくなったんです。集中豪雨に耐えられる家屋、道路、がけ崩れ対策などなど・・・これから西日本はさらに災害に強い街づくり環境整備が求められるでしょうね。
一方で北日本は冷夏対策。少ない日照時間での生育種の研究開発や、農作物の配置転換?って言うのかなあ?なども考えなければならないでしょうね。
四国には僕の主張だと河川の汽水域にマングローブの森を!!瀬戸内海にサンゴ礁の海を!ってマジに考えてるんですよ。四国を大量に酸素を発生させる日本のいや世界の「肺」に?うっ、肺は酸素吸って二酸化炭素吐き出すのか・・・・二酸化炭素排出量は人間の呼吸も計算されてるんだろーか?
きょうの一枚
モエ・エ・シャンドンのマグナムボトル・・・お値段「ウっ・・・」SSER主催するラリーで勝者に与えられる勝利の美酒。F1はこれをシャンペンファイトに使うのはご存知の通り。それはナポレオンが戦いに行くたびに携えて行き、勝利に酔ったまさに美酒。
2006/05/25 (木曜日)
今日は輸送関係の打ち合わせでした。輸送はなんといってもこのラリーの生命線。もっとも気を配る作業のひとつです。特に通関、たった一人の大きなミスが全体を足止めしてしまう可能性があるので、特に慎重にしたいところです。自動車がFIA-カルネの使えない国に対して無税通関で出入りするのは、なかなか厳しいものです。日本国内も輸入に対する厳しさが、昨今の盗難車輸出や禁輸品たとえば農業用ヘリがやられていましたね。あと精密機械や測定器(プルトニウム抽出機械部品に転用が可能とか?)などの問題も大きく、輸出時も厳しいものとなっています。
中国では正確には衛星携帯電話やGPS、無線機がダメなわけではありませんが、公安が自発的に「だめ!」とかと取り上げるケースがあるそうなのです。特に報告は受けていませんが・・・まあ、用も無く不用意に取り出さないことですが、どうせならスルーバゲッジで・・・と思ったり。でも昨年は国境でGPS出して計測している人、日本に衛星携帯で「あー、いま国境やあ!」なんてやっている人ありで「なんか度胸あるなー」なんて思ったものでした。最後にはカメラ出して中国側の国境施設を背景に記念写真・・・中国側スタッフは冷や汗!「これってノーキョー的?」
さて、貨物輸送の段取りや食糧計画と手配、機材の手配・・・発電機を購入したり、溶接発電機も調達しないと・・・・・オイルもそうだね。と、なかなか準備が大変で、若くて体力のある頃は愉しい仕事だったけど、でもあの頃はスタッフがやっていたし・・・・・。今となっては、かなりハード。ほんとに本部機材リストの公表!!なんてしたらみんなビックリするかもです。大会本部ゲルなどの電気容量を落とすために蛍光灯化かLED化(こちらはあまり進んでない)なんかも。
まあラリーオーガナイザーは、30代の仕事ですよ、全くぅ。
きょうの一枚
気持ちの良いピスト。きっと涸れ川のなかなのでしょう。すこし左にピストをはずすと小さいけど穴!があるでしょ。右にあるのがキャメル芝。けっこう根が強くて、ハードヒットするとクルマはドッカーン、バイクはピューン。ピストをキープするということは、このように大切なことなのですが・・・。
2006/05/24 (水曜日)
いよいよ今年もBTOUの試走に出かけるタイミングとなりました。政府にはラリーの試走のための許可申請が出され、概略のルートについての確認が行われています。現地に先に入った?ムッホとモンゴルの連盟側との協働での作業です。
このラリー、RRM時代から10回目の大会。MOTO部門の総合優勝を眺めてみれば、ガントルガの3連勝を含む5勝、博田巌の3勝、三橋淳の1勝。要は3人の優勝者しか生んでいないという状況です。次に優勝に最も近いと思われるのがボルドバートル、18歳の時から連続して出場し、昨年はもう1歩のところでガントルガを捉えそこなったという感じ。1日4度のパンクとか、走り方がアグレッシヴ過ぎる!というか若さが露呈。まあそんなこんなで今年は4人目の勝者を迎える予感が高まってきました。さてさてこの強力な二人を抑えてアブダイサイハーン・パレスでモエのマグナムボトルを手にするのはいったい・・・誰なのでしょうか。日本勢は2度目のチャレンジとなるSSER常勝の池田秀仁、ここのところラリーづいてきた前田啓介・・・TBIの教訓が生かされれば。これに続くところでは尾島嘉男あたりでしょうか。
そして昨年はバギーでひと暴れした池町佳生もどうもMOTOでの出場に向けて最終調整中。ガントルガは彼を警戒していて、昨年も「池町さんがバイクで出ることは無いのか?」と執拗に聞いていましたがな。いろいろなことを彼らは良く知っています。まあ池町クン!締め切りは間もなく!5月27日ですよー。次期ダカールにむけて多用な時期ではあるのでしょうが・・・。
さて注目はエコチャレンジ。なんといってもディフェンディングチャンピオンはプリウスとハリアー・ハイブリッドなのですが、2台のジムニーが走破性と好燃費で、追従。ナビ勝負でミスコースの少なかったほうが燃費、時間とも稼げるでしょう。とすれば老獪なACP有利は不動か?エコの2輪部門は再挑戦のスーパーカブ、走りきれば驚きの燃費でダークホース?今日も特訓に明け暮れています。いやいません。さらに女の闘いも見逃せません。ジムニーの1台のドライバー、ミニクーパーのドライバーにそれぞれ女性が・・・MOTOにも2人の女性ライダーが参戦。
いつに無く過酷な大会になりそうな10回記念大会!!まだもう少しですけどエントリー間に合いますよー!!
きょうの一枚
草原地帯から乾燥したエリアの入り口。前を行く砂埃が道標なのだが、彼がミスコースをしていないという保証も無い。ただ信じるのは自らのナビゲーション。試されるのは自分の判断を信じれるか否か。
2006/05/23 (火曜日)
最近はメガバンクが好決算!でトヨタに並ぶほどの純利益!!と思っていたら郵政公社郵貯事業は1.9兆円の純利益!と、先にビックリした三菱UFJの1.1兆円を、軽く交わして・・・こんなに利益が出るんだ・・・と考えさせられるのであります。まあ、殺伐としたニュースが続く中では、まあグッドニュースなのですが、それにしてもあまりに縁遠い感じがしますね。
仕事の仕組みもこの10年ですっかり変わってしまって・・・と思っていたのですが、昨夜は某広告代理店の若手と飲んでいたら、某銀行の幹部を中心とする一団と電撃的合流!!その飲み方や、空気感にいつもながら感動!!某広告代理店の営業担当は、相当に酔っ払っていたところに、98%のスピリタス2杯で退場処分に!なってしまった。クワバラクワバラ。仕事の仕組みと言うか、何が変わって何が変わってないのだろうか?と考えながらボーとしたアタマで原稿を打っているのであります。
さて今日の主題は「燃費」について、と思っていたのに前置きが長くなりすぎて、文章量がオーバーしそう。で、その燃費。費用対効果もまあいうなれば同じような意味で、ちょっとの負担で沢山のリターンを・・・・・とまあそういう話ですな。少しのお酒で酔っ払う人と、バカみたいに飲んでもあまり酔っ払わない人の話も。でもこの場合は「おいしい」とか「愉しい」という数値以外の要素も絡みますが。自動車の燃費は、その「おいしいとか愉しい」と言ったことの課題までも確実に昇華させていっているのでありましょうか?
ボクたちも自動車メーカーほどの努力をしているわけではありませんが、「燃費」に挑戦する2つの仕事をしています。ひとつはご存知の「エコ・チャレンジ」これは2002年のツールドニッポン・スマートエコチャレンジを皮切りに、昨年はBEIJING-ULANBAATARで、この部門を立ち上げました。今年はこの部門への参加者は急増中!?で、もうひとつは、まあ研究・開発モノで、産学官連携のプロジェクトをやっています、がここではちょっと触れられません。
なににしても効率化のみを追求していくのではなくて、そこに人が介在するのであれば、味わいのようなものが必要になることでしょう。
きょうの一枚
ハラホリンのエルデニズー寺院の外壁。かつてオゴティ・ハーンが築いた世界都市の宮殿を取り壊した残材で建設されたもの。再びこの地に首都を移そうなんていう遷都案もありましたが・・・・・。
2006/05/22 (月曜日)
モンゴル急接近!!この土日は、そんなこんなで再びTBIで走ったルートを、楽しんできました。ルートはさらに新緑が勢いを増しつつ、黄砂は全く無く・・・それにしても中国側がほとんどなのですがゴビが巻き上げるあの砂埃、春先以外はどっちに向かって飛んでいくのでしょうか??そういえば世紀のプロジェクト三峡ダムも間もなく、いやもう完成したんでありましょうか。愚かな行為が続いているような気がしてなりません。東海に注ぐ淡水の量が減って海水の塩分濃度が高くなって生態系にどーのこーの、という意見もごもっともです。しかしそれ以前に根幹的な環境破壊をしているのではないか!?毛沢東時代の「先祖の墓でも耕せ!」と説いた農業政策が莫大な耕地を切り開き、挙句表土を流出せしめ(段々口調が荒くなってきた!)1年間に九州の総面積より広い土地の砂漠化が進んでいるんじゃコラァ!!(と方言交じりのイントネーションで)山高きがゆえに尊からず木の多きをもって尊しとする・・・って発毛剤の広告に使われたのは論語にあるのかね?コピーライターの作品かね?という議論はさておき、日本で山と言えば、まあ木が生えてない山は無い。でもかの地の山は、禿山か岩山がほとんど。ここに世界最大のダム・・・末路は田中知事の指摘を待つことなく明白なのです。
そこでボクは考えた、中国のエネルギー事情。世界中の石油をがぶ飲みしてしまう前にナントカしなければ・・・あの数億人の自転車乗りによる自転車人力発電!!はどーだろーか。太陽光と風力と人力のハイブリッド発電。クリーンエネルギーとして新しいと思うのですが、いや、マジで。
耕地が流出し、都市近郊の莫大で肥沃な平野部は、どんどんと工場、住宅、ゴルフ場まで・・・の傍惹無人ぶり。あの賢明な孔子や諸葛孔明などを祖にもつ中国の民が、人間の生息する地球環境をギリギリのところで守るのでしょうか、それとも後戻りの出来ない臨界点を踏み越えるのでありましょうか??心配で夜も眠れない有様です。
きょうの一枚
そんな夜も眠れない?といえばBTOUを闘う4台のミニがシェイクダウンの報!まさに徹夜もいとわずと言うばかりのランプ類。これだけ明るければモンゴルの大地でナイターでゴルフできますなあ。オイオイ。
2006/05/19 (金曜日)
シンガポール研究中!の続きを少々。
この小さな国のポテンシャルたるや。そういえば某銀行の方々もどうもこの国に出かけているようだ。その証拠に得意先の担当者を吐くまで飲ませて「マーライオンにしてやった。」などと大喜び?高知県人のような気質な銀行って。まあそのこととシンガポールに行く!ということは関係ないか。
そのマーライオンは世界3大ガッカリ名所で、多分そーなんだろーと思うボクは、行ったことがない。北部には旧英軍の飛行場セレター空港と言うのがあって、政府主導で「セレター・エアロスペース・パーク」が建設中!世界のビジネスジェットや中型機のメンテナンスやオーバーホール、また部品メーカーなどを誘致する国家プロジェクト。パイロットや整備士の訓練施設やらと、戦略的にも面白い。
拡大を続けるアジアの航空機市場とビジネスジェットなどの保有にかかる負担軽減を狙ったわけで、都市国家として選択と集中!という点では、大いに評価できる。また日本やアジアへの投資基地としての考え方にもうまくリンクするようなスタイルである。
日本も技術力を売り物に世界へ進出していった。これからは道路や橋や、新しい大型商品をどんどん作る時代ではなくて、現存する資産の付加価値を高めていくためのメンテナンスの時代だと思う。そのためには基本的に良いものを作っておかなければならないね。
きょうの一枚
スタートフラッグ。今日は今年バージョンをデザインして発注!しました。こういうものって何度創っても結構むずかしい!のですが、まあ愉しい作業です。コントロールフラッグ!も10年ぶりに追加制作!!いよいよBTOUです。
2006/05/18 (木曜日)
ナントカファンドがシンガポールに拠点を移したそうな。裏にナニがあるのか気になって、時間を見つけては少しばかり研究。シンガポールは対日投資に実に積極的。中東のオイルマネーもここを通じて日本に。世界の対日投資の20%を占めている。まあ、ファンドだから投資のお金を集めることを考えたら選択としては最適かもだ。まあその精神はいかがかとは思うけど、あさましくて。
話は変わるが、今年の夏のモンゴルはエアチケットを取るのに骨が折れる。昨年もそうだった。昨年の試走に行く時もチケットが取れなくて「すごく高い金額でなら・・・」「うーん、しゃあない」「ずっと満席なんです」と倍以上の金額のチケットで泣きながら?出かけた。すると飛行機はガラガラ。まわりの人はボクの半額以下のチケットで乗っている。
エアライン・ビジネスは、こう言っちやあナンだが、ボクにはクモスケ・ビジネスにしか見えない。忙しい時は高く、ヒマな時は安い。空気を運ぶのもなんだからと安売りをする。同じ便に乗り合わせた人はさまざまな価格で同じサービスを受ける。これって、やっぱりほかのどの業界から見ても可笑しいし不信感が募るよ。オマケにマイレージって囲い込み作戦に血道をあげている。これもコストがかかるだろう。だからそんなスーパーみたいなことを止めて、王道を行くが良かろうと思う。ブランディングにお金をかける!べきだ。
でもって800年記念イベントがあるんで、大量の送客を見込んで飛行機の座席はブロックされたままだ。自分たちの利益のためなら他の利用客の迷惑なんて顧みない。いやならウチでチケット買っとくれ!みたいな態度は、若造みたいだけど、許せない。独占しようとしたり、出し抜いてやろうとしたり、そんなことしないと利益が出せない事業なら、まあそう長くは無いかもしれない。そうなればなったで、稼いだ金でファンドを・・・という絶妙なサイクルで世の中が動く!のは反対。
これまた青くさー!だけど。ホントウに事業に正しい夢とロマンを!持ちたいものです。ボクは持っているのか?持っているつもりなんだけど、時々分からなくなるよ。
きょうの一枚
今日もゾーモットにある古木の写真。ゾーモットとは別の場所でも、おそらく地下にわずかな水脈の残る、ある古い川のあとに並木のように十数キロに渡って同じ木が生えているのを見つけました。こちらも感動的な光景でした。今年のラリーもこのふたつの不思議な世界には足を延ばすのはもちろんですが、緑溢れるハンガイにも行くんですね。
2006/05/17 (水曜日)
「ワールドカップが見られない」
今回も試走とワールドカップが重なって、ライブで見られないじゃん!かろうじてブラジル戦は見られるかな!?まあ長い砂漠と草原の生活が続きます。衛星携帯テレビはないのかな?多分あるんだろうけどね。いやこの国民的な関心事に参加できないのは、全く持って残念4年前もそーだったなあ。盛り上がりたかったなあ。みなさん!ボクの分も盛り上がっておいて下さい。
試走用の資材と食糧はもう輸送済み。試走用の車両整備も進んでいます。いよいよ「10th ANNIVERSARY」の旅が始まります。
さてBTOUにエコチャレンジ。なかなかこちらは盛り上がりつつあります。今年の見どころ?はプリウスVS2台のジムニー!スーパーカブももちリベンジ!!ローバーミニ4台はいかに闘うのか??やっぱエコチャレンジはモータースポーツの新しいパラダイムだ!と思うわけです。そういえば地球温暖化京都会議の効力は確か2013年まで。さらにこれに続く新しい枠組みが進められています。もう10年後の未来、自動車とボクたちの関係はどーなってるとお思いですか?って、こんなこといつも書き続けてるのでやめ。
BTOU・・・スタート地点兼ロシア人モンゴル人参加者の車検会場となるのはヌフトホテルに決定。それ以外の参加国のみなさんは北京飯店です。ゴール見学+ETAP9のビバーク(砂のなか・・)に同泊+ゴールの興奮を一緒に味わう!!という人数限定のミニツアー・・・あるかもです。お問い合わせは超お早めに。
きょうの一枚
遥か異郷の地への思いは、その凄絶な風景もそうだが、やはり「人」だろうと思う。ゆるやかに流れる、どこよりも時間の長い中央アジアの陽炎のような街は、古くから交易の隊商が泊まったキャラバンサライのオアシスだ。そこに暮らす人々は、洋を東西に行き交う文化のように、血は混ざり合いエキゾチックで実に魅力的だ。
2006/05/16 (火曜日)
このまま入梅しそうなほどの暗い空、ジメジメな雨、が続きます。あのモンゴルのようにカラッと・・・いや、GWを晴れてくれたので、何も高望みはありません。ただ、モンゴル用のテントなどを建ててみよー!と思ったのにぃ。南の海上では台風1号が大型らしく、今日あたり香港直撃?なんですってね。ウランバートルに帰り着いたムッホやジャンガルたちの連絡だと・・・ウランバートルは雪!で、寒い!らしいのですが、まあかの地にすればまだ5月半ば、そんな日もあるでしょう。
今年もロシアや海外からの問い合わせが増えています。昨年もみんなギリギリまで出場に向けて取り組んだのですが・・・それでもロシア人は1名がMOTOに参加して完走!今年は、5台のUAZのチームがモスクワから!?昨年以来参加のために頑張っています。こうしてみると、パリダカにフランスやヨーロッパ以外から初めて参加した人たち・・・って1980年代初頭の話だけど・・・頭が下がります。円も安かったですから苦労も半端じゃなかったはず。でも先鞭をつけた人は居るわけで、先駆者と呼ばれるささやかな栄誉が与えられます。
もうすぐモンゴルも初夏。春はあるのかないのか・・・・・。
きょうの一枚
こんなレンズ使わなくても。いや使いたくなる気分も分かろうというもの、空の広さはそれはもう。東京から松山に帰った時にいつも思う「空が広いなー」の数十倍?・・・って、なにかたいしたことなさそう。でも地平線にある星まで見えるって話は本当で、ビバークの光を目指して走ってたら、星だったってお話も有名。
2006/05/15 (月曜日)
新聞を見ていると・・・といっても日経産業新聞・・・4月度のアメリカの自動車販売台数(乗用車)GM 14万台、フォード9万7千台、クライスラー7万2千台、アメリカブランド計31万台。トヨタ12万7千台、日本ブランド計29万9千台。背景には深刻な原油高、環境問題。さらにはブランドの無国籍化もあるんだろうと思う。それにしても日本車!すごい勢いではある。ハリウッドスターがハマーやフェラーリからプリウスに乗り換えたなんて逸話は枚挙に暇が無い。アメリカを席捲したラグジュアリーSUVなんてのは遠い過去の話になりつつある。日本ではまだ結構人気があったりして、道より広いアメリカンフルサイズが停まっていたりしておかしい。
まあそんなエキセントリックなクルマも価値があると思えるほどに、ここのとこの新車攻勢は没個性化が進む。もうメーカーの差別化も、デザインや性能の差別化もなくなりつつある。それほど自動車という道具が最終的な局面に至るほどの進化を遂げたことを示唆している。メーカーが最後にすることは、唯一差別感のあるエンブレムを大型化するくらいのことだ。事実最近のクルマのエンブレムは大きすぎておかしい。
急激な発展を遂げたパソコンのハードウエアが、すでに外観的な差別化を諦めたことに似ている。まあ、どこのでも同じで・・・と言う感覚だ。しかし自動車の場合は、ボンネットフードの中に納まっているエンジン!!というのがパソコンのエンジンメーカー?ペンティアムみたいに行かないというのが実際のところだろう。いや、そうだろうか。次世代のエンジン開発は燃料電池にせよなんにせよ、ワールドスタンダードのたった一つの座を巡って、その勝負の流れは案外と第3コーナーを曲がったところまで来ているのではないだろうか。
その座を射止めた者が自動車メーカーで、それ以外のものはそこから技術を買わなければ生産ができない、つまり組み立てメーカーになる。最適なアライメントや最適なデザインは突き詰めれば、同じようなものになってしまうわけだし。では次に自動車メーカーが目指すものは何か?ボクは大体想像がついているけどね。
きょうの一枚
ラリーのオアシス、ゾーモットの夕景。木々の生命力にさまざまな思いが巡ります。「神の宿る場所」いつまでも大切にしたい貴重な場所・・・。
2006/05/12 (金曜日)
BTOUのルートの詳細な打ち合わせを行った。ヘリの飛行計画や燃料などの手配が絡むので、いつものことながらボクの望むようなルートにばかりはならない。しかも自然保護区が拡大しているために制約は増えこそすれ減ることはないんだな。しかし、四国とモンゴルだけは、ボクって道をよく知っている。美しい草原や不思議な光景、光る湖や砂漠。だれがこんな美しい大自然を創ったのかと思うと、おのずと畏怖の心も沸く!というものだ。どんなに大変でも、このラリーを創るのは面白いし、愉しい。この感激をいかに伝えられるかと思うと、言葉の役目は小さい。行かなきゃ、見えないし、見なければ語れない。あーあ、また週末が来ちゃった。
きょうの一枚
イヤー、もう何も言わなくても。
2006/05/11 (木曜日)
TBIの疲れも癒えぬ間に、BTOU2006の本格的な準備が始まって、事務所の中は、またぞろ足の踏み場もなくなりつつあります。試走の準備と本番の準備がクロスしてるわけですが・・・ボクはボクで「GWまでに、と約束した企画書できましたか?」という声におびえながら、このあと長く居なくなることへの「なんとエクスキューズしたものか?」とラリーに参加される皆様にも似た「ラリーと仕事の両立?」に悩まされています。いや、実はこれが醍醐味なのかもしれませんが、エタップ10個分の試走のボリュウムは、かなりのものなんです。ガンバロー!
話は変わりますが、いま事務所のロビー?で、ゴミ処理の業者さんと数人の社員とで、分別について話が交わされています。「ビニール系のガムテープ(ああ、あの透明のよくくっつくやつのことだろーか・・・)をはがした時にくっつくダンボールの紙の部分はどうしたらいいのか?」「???」とか「コーヒーをこぼした書類は?」とやっている。壁越しで聞くにつけゴミ分別の問題の大変さに目まいを覚えるのでした。ボクは、いかにゴミを分別するかで苦心をすることを、もちろん無駄なことだとは思わないのですが、やっぱり「???」ではないかと思います。もっとゴミにならない工夫が進まなければ!と思います。
12年前、モンゴルでラリーを始める頃に、生分解性プラスチックとかデンプンでできた食器とか、様々にゴミをなくすことの出来る工夫をいくつかの企業とお話をしたのですが・・・当時は「それはコストがあわない」などの理由でゴミの減量化はなかなか実現し無かった事がありました。ラリーのケイタリングではかなりの量のゴミが出ます。選手たちが持ってくるゴミの量も少なくありません。最初の数年間は、焼却炉を作り焼却していたのですが、これが次はダイオキシンの発生を指摘する内部の声!で中止に。モンゴルでも、ゴミは社会問題化しています。
GWのTBIでも大量に発生するゴミ。持って帰るのですが、もともとその場所にあったゴミまで持って帰らないといけない始末です。ゴミの減量化技術・・・知恵と工夫で、まずはラリーの現場から!と行きたいものです。
きょうの一枚
砂漠に残る幾筋かのワダチ。ミシュランXZLをはく試走隊のもの。最近はBFのオールテレーンになったオフィシャルカー・・・・・良く締まった砂のなんと気持ちの良いこと。
2006/05/10 (水曜日)
「池町、3勝目その3」
マキシマムタイムに数時間ばかりの余裕を残して池町と江連はビバークのフラッグをくぐった。多くの選手は整備も終わり、南国を思わせる心地よい夜風に当たりながらビールを飲んでいた。しかも明日は9時スタートというこれまでにない遅い朝だ。
池町と江連は2人連れ立って、町のバイク屋で池町のマシンのリアブレーキを完璧に修理してきたのだ。下りでは池町を引き離すことが出来たはずの江連はスポーツマンシップを貫いたのだろうか、与えられたハンディを潔しとしなかった。まさにこれで2人はがっぷり四つに組んで、素晴らしい後半戦の戦いに望むこととなった。
明けて5月3日。民家の軒先に日章旗が翻り、空には高知特有の大漁旗と鯉のぼりが鮮やかだ。頼りない漁村の細い道路を駆け抜けながら決戦のSS-7へ。さらには昨日のSS-6の代替のSS-6EXが約10km、そして複雑なナビゲーションが要求される今大会最長25kmのSS-8、まさに勝負の一日となった。
SS-7は四万十川の美しい岸辺に用意されたクローズド。このSS池町が2位、江連4位、しかしタイム差は10秒。江連がまだ10秒のマージンをキープしていた。続くSS-6EXはキャンセルになったSS-6を補う形で急遽用意された。池町には千載一遇の好機。ここで逆転し夜のSS-8で完璧にマージンを築く、そう考えたはずだ。しかし勝負のあやは玉虫色だ。なんとこのSS、ベストタイムをたたき出したのは江連、10分21秒。2位前田、3位辻本、そして池町は江連に24秒遅れる4位。この時点で池町は夜のSS-8に全てを決する覚悟を決めた。この夜のSS、それは実にテクニカルな上ナビゲーションのシビアさが勝敗を決する。そして唯一40分を切るタイムでフィニッシュに飛び込んできたのは池町。オフィシャルは以降のビハインドを計るためにクロノグラフのストップウォッチのボタンを押した。なんと江連はこのタフなSSで、池町に遅れること2分という大失策。
深夜にビバークに張り出された総合リザルトには、トップに返り咲いた池町がトータル1時間45分12秒。江連1時間47分07秒。「明日のSS2本は、それぞれ江連に譲って無理なく走る」と決めた池町。SS-9では15秒、SS-10では3秒、それぞれ譲って総合タイム2時間02分26秒で完全な勝利を飾った。TBI通算3勝目。プロとなって勝負の世界に生きる池町の真骨頂を見せる完璧な展開。しかし評価すべきもう一人は、江連忠男。見事な戦いぶりで最良の友と生涯の記憶に残る戦いの場に身をおくことが出来たろう。
こうして優勝者の物語は、そこだけが輝いているようにも見えるのだが否、それぞれのカテゴリーや順位争いの熾烈さは随所に見て取れた。こうした勝負の面白さもここのところのTBIの特徴なのである。
きょうの一枚
四国西南部はリアス式海岸が続く。入り江が多く海釣りのメッカでもある。水は透き通るように澄んで、南海の楽園を思わせる。来年はこの西南域が主舞台になる。
2006/05/09 (火曜日)
「まさかのSSキャンセル」
5月2日未明。ダムサイトは朝霧に包まれていた。この朝までに消化したSSは4本。SS-1と2は池町が取ったものの、3と4は江連が取った。首位江連忠男36分08秒、池町佳生36分34秒、その差26秒。しかも後ろには36分49秒の15秒差に辻本勝行が着ける。勝負の流れは中盤に。この朝SS-5は15kmの山登りと下り。km=1分の戦いが予想された。このSSを制したのは前田啓介。タイムは15分06秒。続く池町は15分19秒。3位には江連15分25秒