No.0324 – Organisation Voice 2001/06/28

オフィシャル各位殿 ごめんなさいね、OVを連絡用に使ってしまって。速いもので、RRM2001のオフィシャルユニフォームが出来つつあります。基本はこれ、黒いパンツに、白黒ツートンのパイロットシャツ。左胸に製作中のSSERORGANISATIONのワッペンや、右胸に RRM2001のラバープリントがのっかって、まあモデルがいい!というのを差し引いても、カッコいいんです。革のベルトはヤマダの大のお気に入りでしかも安い!の。「こんな値段であるんだったら今までのものはなんだったの?」って言うくらい分厚くてしっかりした作り。

この他にも黒い、Tシャツ、黒いポロシャツ。ウインドブレイカーも真っ黒。どうも今年は凝ってて、今までのイメージを一新してしまいます。申込書を発送しますから、1着目は無償、2着目から原価でお渡ししますので、よく汚すかたは申し込んで下さい。また参加者にも少しお分けできるかと思いますが数量には限界がありますん。

また近々、SSER-BOUTIQUEにUPしますのでお楽しみに!あっ、ジャンプスーツは検討中です。


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No.0323 – Organisation Voice 2001/06/27

来年の話をしたら怒られるかなあ、と思いながら、実は僕はRRM2002の計画を練っているんだ。実は来年第8回大会は、さらに西の「カザフスタン共和国で開催したい」というものだ。超秘密なんで誰にも言わんといてよ。カザフへの憧れはいくつかある。1つはモンゴルの西の果て、ホブドにある。僕はあの町が好きだった。本当に中央アジアの文化の交差点がもう少し向こうにある、といった高揚を感じたからだ。モンゴル帝国がユーラシア大陸を完全支配した形跡は、そんなに多くないといわれている。イスタンブールにあるトプカプ宮殿博物館にでも行くしかないのか、というとさにあらず。ユーラシアの奥深く旅をしてみる事である。その痕跡は今も脈々と息づく「血」である事に驚かされるはずだ。インターネットなどの高度で高速な情報伝達は、その「息遣い」を伝えきれないジレンマにあるんじゃないのか。

もう1つは、地勢的な魅力だ。西はカスピ海にまで達し、巨大なカザフステップをなし、しかし海抜マイナス100mにもなるガラボガスゴル湾は、巨大なドライドアップソルトレイクだ。極端に水を失いつつあるアラル海は、大地の中に船の残骸を残しつつ異様な光景を見せている、すでにそこにで、水の記憶は打ち捨てられた廃船のみなのだ。バイコヌール宇宙基地もある。まあそれは良いとしても、なんと言っても天山山脈だ。そしてその西麓に位置するシルクロードの要衝の町々。ここにシルクロードの天山北路も南路もそしてステップ路も交わるのだ。等とまた夢を見始めた僕って、この今の日本の現状をどう見てるんだ?と言われちゃいそう。

きょうの一枚
カザフスタンの昔の首都(って言ってもつい2~3年前まで)アル・マアタ(アルマトイともいうね)から見た天山山脈。左端の方に1992年パリ北京のときに越えたトルガルト峠が見える。標高は4000mくらいで、9月だって言うのに寒さに震えた記憶が、懐かしい。


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No.0322 – Organisation Voice 2001/06/26

試走のスタートを間直に控えて、出発準備を慌しくしているところです。連日のモンゴルからの連絡では、猛暑!らしい。標高1350mのウランバートルでの話ですよ。この時期は町にはポプラの花の綿毛が、雪のように舞ってます。中央アジアのどこの町にも共通の風景なのです。ちょっとロマンティックでしょう?

ところで先のTBI,ビッグタンクマガジンなどで、その論評が掲載され始めましたね。そこで主催者的な見解も発表しなくてはいかんかね? まず200名の参加者の意識の違いを認識する事。そこから始めなければならないんです。HPなどに自由に自身の感想をお書きになってる方は、何人かいらっしやいますが、そのどの1つずつもが真実であり、そう感じた、という事実である訳です。で、私たち主催者は、その複雑で多様な多くの参加者たちひとりひとりに完璧な100%の満足を与える事は、到底不可能だし、またそういうことを目指して主催している訳ではないという事も知って頂きたいのです。だからといって優勝争いをしている人や、ビッグマシンで参加している人のために主催している訳でもありません。

また面白い事実もあります。それは 50ccで参加した人と、 1150ccで参加した人の満足感に同質のものを感じたという事。もちろんこれも私の主観ですから、走った人には「そうかなあ?」という疑問符が着くことでしょう。こうして多用な価値観と言うか、ものの見方感じ方(それを価値観というのだ)の個人差というものは年々拡大してきています。「つまらなかった」「面白かった」その差は僅かかもしれません。かくCPの設定タイムが厳しかったから「良かった」「良くなかった」どちらの意見も聞こえてきます。

でもはっきりと10年前とは変わったといえます。 たとえば、モンゴルとTBIの決定的な差は、どこにあるのか。それは全て自分自身の能力に責任を持ってタイムコントロールを駆け抜けるモンゴルと、一般社会の中に溶け込み交通社会の一員として、社会に責任ある立場を貫いた上で主催者の指定する時間に、指定する場所に来なければいけないというTBI。果たして「どちらが、どうか」ということではなく、おそらくシステムとしては違っても、観念としてそれほど大きく隔たるものがあるとは思っていないんですね。つまり決定的な差はないということです。もちろん風景や気温や、走るコースの話ではないんですよ。

きょうの一枚
芝生の上に張られたパルクフェルメ、疲れたマシンが静かに休む特上の空間。マシンもまた主役であるという事です。TBI2001、フォトCDより。


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No.0321 – Organisation Voice 2001/06/22

こんな事を正式ではなく発表しちゃうのもなんだけど、実はまだ未定。来年のツールドニッポンには4輪部門も設けようというお話。僕の案はこうだ。とりあえずワンメイク、クルマは今のところスマートが有力候補。毎日のスタートゴール、キャンプは同じとして、CPの一箇所も同じ。もちSS会場は見に行くだけ。でなにを競うかというと、このクラスはただただ燃費。毎日の成績は、その日使った燃料の量。CPとゴール後の2回、主催者によって正確に給油されます。ミスコースをしたり、ちょっと油断すると燃費はどんどん悪くなっちゃいます。

2人乗車ですが体重測定して一定重量にたりなければ、ウエイトを積む事にしましょうか?それともそれはチームの努力という事にしましょうか?かわいいスマートがゼッケンをつけて、一緒のラリーを走る、競うものは違っても目的地は同じ、どうですかなんか夢があるじゃないですか?ご意見をお聞かせください。

きょうの一枚
これ、スマート。カブリオレも出て、町を行く姿も気になってきました!でも僕はまだ乗った事がないんであるよ。


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No.0320 – Organisation Voice 2001/06/21

大変お待たせのTBIのビデオが出来ました。約50分でなかなかいい感じで出来てます。あのK内さんのテーブルトップのクラッシュシーンがバッチリ!事務所中が「ウオー!!」って感じで何度も何度も巻き戻しては、「ウーン、こうして肋骨がたくさん折れたのか?」ていうぐらいすごい衝撃映像!ごめんねK内さん。本格的に梅雨の松山は、先日の雨で結構被害が出てるようで、市内で土石流ってあなた。先の地震以来、地盤が緩んでいるんだろうか?緩んでいるといえば日本経済、資本の流出は続き、円安は加速する。RRM史上2番目に安い1ドル128円くらいを予測しなければならなくなった。最高に安かった年は147円、泣きました。ちなみに1995年は1ドル80円だったから、仮に10万ドルを調達するのに係るの円は8000万円、かたや1億4700万円!その差6700万円!あーあ、暗くなっちゃうよー。誰か助けてー!ったって、そんなに甘い時代じゃない、自らが努力して自らが道を切り開いていくに限りますぞ。

あと、TBI-2のレギュレーションに航続距離の項目がないとのご意見多数!につき取り急ぎこちらからご案内!200kmです。もちろん事前の公式通知ではお知らせしますけどね。

きょうの一枚
今日の一枚はね、カミオンバレイのタイヤ。6輪駆動の大きいトラックだけど、今年は速いらしいよ。で、ミシュランのラリ-用をもっていって何しようというんだろ?想像はつくけどね


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No.0319 – Organisation Voice 2001/06/19

「四国地方に渇水、取水制限が出たとたんの記録的な大雨とは」

試走チームは、昨夜のフェリ-で出発、モンゴルに送る 2台のクルマを、大阪南港に持ち込んだ後、関空に向かうという計画。ところが出発前になってフェリー会社から電話「船出ません!」「あらら」「じゃあ走ってく?」と3人のメンバーは自走案に切り替え。そんな頃から雨脚は強くなる一方。高速道路は一部通行止め、それ以外でも50km/h制限。夜の松山市内はというと、あちらこちらが洪水、普段は水のない石手川には轟々と濁流が流れる。こうして今年の深刻な水不足は一夜にして解消、それにしてもこの記録的な雨の降り方は地球温暖化のせい?それにこれからはハリケーンも台風も巨大化するの?

そして、僕が最も問題だと思うのは、同じ日のニュースで「今年は全く雨が降らずに、渇水は深刻!」と言いながらたかが数時間後には、観測史上 1番目だか二番目だか、の記録的な大雨!というくだりにある。もちろん気象予報なんてのは、難しいのは知っている。がしかし、降水確率が50%のところが大雨になった!というのとは訳が違うぞ!と、僕は思う。

話は変わるが、アメリカは、地球温暖化防止会議の京都議定書を蹴るばかりか離脱。 7月にボンで開く同会議は、京都議定書には各国とも同意しない可能性が大きくなった。確かに内容的には無理があったが、皆自国の国益優先で、地球の行く末を案じていない。

僕は反対だった(ったって、なんの力も無いけどね)セーフガードも、予想したとおりの展開になってきた。各事業団体も今後の申請は見送りそうだ。ネギやシイタケを規制したおかげで、クルマやケイタイなどに関税率を上げると脅かされている、それもたいした被害じゃないと言い切るか否かは、どうかな。そして、もうひとつはロシア、19日プーチン大統領が米記者団と会見し、アメリカがミサイル防衛システムの開発・配備を強行した場合、ロシアは多弾頭核ミサイルを含め、核戦力を増強する!んだそうである。こんなこと、アメリカの記者団に堂々と言えるのもすごいけど、時代が戻り始めた気がするよ。

いったい人間とか、国家とかって何なんだろう。破滅する事を恐れる保険で成立している今の平和というのは何なんだろう。相互破滅確証システムとかいって、核兵器なんてものが合法的に存在する世界とはいったい何なんだろう。「殺すぞ、お前ら」って言われてる訳なのに。そしてその力を持たなければ、国際政治の舞台では力を持たないというのも、全くやくざと同じ精神構造だ。日本とは、中国とは、アメリカとはロシアとは、北朝鮮とは、その他世界中の国々が、地球温暖化の影響で発生し始めた異常気象、寒波、洪水、乾燥で狂い始めてもなお、世界の求めているものが違うと、僕は思う。

今日の地元紙に「貧困に苦しむモンゴルへ援助の手を」というタイトルでこの2月にモンゴルを訪れた、松山の3人の主婦が写真展、という記事が載っていた。「-32度というすさまじい寒気の中でどうしたこうしたって言ってる」で、どうするんだろう。本当は彼らのほうがはるかに豊かで、自分たちこそ貧困だってことに気がつかない。モンゴルの国防費は4億円程度(5年前くらいに、軍関係者に聞いた話)、日本もこのくらいにしたらドウダイ!ランクルくらい毎年買えるぞ。 しかしモンゴルってのは、過去史上最大の軍事国家であり、侵略国家であったわけ。いつもモンゴルが近づいてくるたびに、こうした東アジアのことや世界のことについて過敏になってくるのが不思議。まあ松山の大雨くらいで、ここまで考えを飛躍させる必要も無いけどね。


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No.0318 – Organisation Voice 2001/06/19

すごい雨が降っています。このままでは試走チームの第一陣は出発出来そうにないという噂。明日の飛行機も怪しいんだって。

さてTBIのビデオですが、ただいま最後の作業中です、という報告。本当にもう少し待ってください。ビデオに関してはいつもいつも申し訳ありません。それから「ツールドニッポンに出るのに、情報をもっと!」というお便りが増えてまいりました。ただいま、関連の企業とさまざまなディテールを詰めているところです。通信デバイスを参加者各自に持ってもらおうとしてたり、いろいろです。航続距離は?というお問い合わせもありましたが、これはTBI相当の200kmで大丈夫です。RRMでも300kmなんですよ(これは主催者努力!ホントに)ルート的なことも含め、いろいろ意見もありますが、先ずやってみましょうね。やらずに、出来る出来ない、良い悪いを議論するのは空しいし、それに SSERに寄せられてる誘致のお誘いは、魅力的なものも少なくありません。「僕たちは、やります。」日本って、まだまだいろいろな顔を持っていて、まだ見た事のない姿をキット見せてくれます。

9月から2ヶ月間に亘り、試走の旅に出ます。いろいろな人や道や風景に出会い、それを映像や紙で伝えるのではなく、半年後の春に紛れもなく参加する皆さんの、目に肌に、心に、直にお伝えできるんだと思えば、これほど心弾むことはありません。「日本縦断のコマ地図を作るなんて!」いえいえ、松尾芭蕉か、伊能忠敬になったつもりで旅に出ますよ。仕事は大丈夫か、って「それが、問題です。」あと、ただいまTBI2も強力に進行中!もしいままでのTBIに参加の経験が無くて、ツールドニッポンって思ってる方は、是非TBI-2への参加を検討してみては?益々熱くなる一方のSSER organisation,見逃せませんよ。

きょうの一枚
横浜の倉庫を改造した、無国籍レストラン、お店の道路をはさんだ前に、放置されていた、由緒正しそうな?椅子。欲しい人?

No.0317 – Organisation Voice 2001/06/15

横浜の暑い一日が終わりました。今日はそんな船積みにお集まりの皆さんをパチリと写したスナップ写真をご披露しましょう。この日の注目の筆頭は、なんたってバギー。完全フル・ハンドメイドなバギーは660ccのホンダアクティのエンジンをミッドシップにマウントした後輪駆動。リアショックは長大なストロークを持つ、「一生もん」だそうです。ホントはゴロワーズブルーにでも塗って、近藤さんのビッグホーンを真っ赤に塗ってプレイステーションとかって書いて、再現して欲しかったんですがね、あれを!ところで10台は出場するだろうモンゴルの4駆野郎達に、かましくれるんでしょうか。また、ガントルガを今年は誰がねじ伏せるんでしょうか。ガストンは「来年は必ず勝つ」といったものの勝負できるだけのマシンが用意できずに、昨年のストックのF650ダカールに、ヨーロッパから前後サスだけ持ってきて「勝つ」と勢い込んできます。またガストンやロワゾーが連れてくる3人のフランス人ライダーの実力は?などなど興味は尽きません。

きょうの1枚
1  ここでも春木、マツモトも姿が『どう最近?』『いや~いけてな いスネ!』みたいなコトを言ってる。
2  いまフラットツインの旧GSに乗せたらちょっとスゴイとウワサ の田中正一さん。狙うはフラットツインの完走?だけでなく上位 を目指す!!
3  バギードライバー スガワラテルヒト
4  そのあまりたくましくないE/6 660cc 3気筒
5  ビッグホーン改、軽量化のためCピラーよりうしろをとっちゃて ピックアップ状にしたもの
6  ギリギリで出場を決めて、横浜でまだこんなことをやっている ホソノ、『そのリムエライ曲がってるんとちゃうの?』
7  ドミネーターで昨年、最終日リタイアの雪辱を果たすか?上西さん。


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No.0316 – Organisation Voice 2001/06/15

今日は早朝より、モンゴル行き貨物を、10tトラックをチャーターして積み込み。やっぱりその量のとんでもない事にビックリ。こりゃタマラン!位の荷物。それで、トラックは一足先に、横浜へ向けて出発しました。ぼくたちというと、ミニバス 2台(コースターとバナゴン)で19:00頃に事務所を出発します。明日は 8時頃には現着予定、皆に会えるのが楽しみだなあ。

ところで、ラリーレイドモンゴルのエントリーリストをそろそろ発表しないといけないなあ。フランスからは5人のライダーと、1名のメカニックのエントリーが届いたよ。モンゴル人ライダーも5人、ガントルガ、ボルドバートルはじめ強力だ。交通警察隊の隊長も、今年はXT600を手に入れたと電話があった。2001パリダカを完走の細野孝雄選手も、先のチュニジアラリー帰りの武藤直哉選手、昨年活躍の伊藤聖春選手もスタンバイだ。春木編集長も出場。女性エントリーは4輪は2台、(近藤聡子選手・イスズビッグホーン、宇賀神まゆみ選手・同)2輪も2台だ。(弘津晶子選手・山浦木の実選手)

そうそうBMW勢はフラットツイン使いの田中正一選手、Fのダカールは小林邦之選手、それにガストンライエ、ロワゾーだ。バギーも走るぞ、フレームから全てオリジナルの2駆、エンジンはホンダの660シングルシートで、菅原照仁選手。バイク35台、4輪は10台を越える。さあ21世紀のラリーがスタートする。ツールドニッポン、12Hr.エンデュランスのインフォメーションはしばらくお待ちください。


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No.0314 – Organisation Voice 2001/06/12

うちの事務所の前には、パレットがずらりと並べられて、カミオン用の巨大なタイヤや、エンジンオイルの入ったドラム缶などが、積み込みを待っている。いよいよ今年もラリーレイドモンゴルが近づいてきた。この7年間で、世の中は劇的に変わったといっていい。初めて(いや2回目かもしれない)の試走のときは、ウランバートルに帰りついたら、あちらの政府の人が「日本も社会主義政権になったから、どうする?帰るか?」などと言う、何のことかというと、連立を組んだ自民党が、村山を首班指名したのであるよ。まだ民主主義のよちよち歩きのモンゴル人には、よく理解できなかったような出来事であるが、はるかゴビ砂漠から生還した身には、あまりにも漠とした話でよく分かりにくかった。

変わったといえば通信もそうだ。1994年当時はインマルサットのシステムを借りるためには、複雑な手続きが必要で、僕はといえば暑いさなかに目黒にあるKDDの研究所に行って、汗を拭き拭きレクチャーを受けたのも昨日のことのようだ。そしてそのインマルサットたるや、担当者がそれは大切そうに、わざわざ松山まで持って来たりという代物。またその重さも相当なもので、ウランバートルに僕たちが借りていたアパートが5階で、エレベーターは慢性的にとまってるもんだから、これを部屋まで上げ下ろしするのも大変だったんだ。が、今ではノートパソコン程度!なんだ。携帯衛星電話IRIDIUMも、実用化を一日千秋の思いで待ちに待ったんだが、 1年使用しただけで、会社がなくなった。ウランバートル市内はというと、恐ろしい勢いで携帯電話が蔓延しちゃった。固定電話のインフラが整備される前に、携帯が流行ったもんだから順序がおかしい。

でもこれも考えてみたら、いいのかもね。後は日本と現地の、通信手段が満足になってきたことも特筆だ。通信の革命はこうして実感できる。通信が国境を自由に越える。いつまでも国家主義のままでいいのかなあ。世界はナショナリズムに進んでいっていいのかなあ。などと中国通過貨物の高いコストとリスクに、胃を痛める日々と決別したいような気分の今日この頃でした。

きょうの一枚
これもCD写真集からの一枚、いい忘れてましたがカメラマンは治武(jibu)君です。故永山氏の薫陶を受けて、氏の意思をちゃんと受け継いだ人物です。ヘリに乗って身を乗り出して撮影するので、マイ命綱をいつも持ってきてはいるんですが、どうも命綱を引っ掛けてる相手(機体内のワイヤー)の方が、僕としては信用できないんですがね。

No.0315 – Organisation Voice 2001/06/13

ナショナル・ジオグラフィック2001.5のネタで恐縮ですが、賞金12億円の宇宙飛行レースがあるんだってね。アメリカはミズーリ州セントルイスにあるエックス財団が、賞金額1000万ドル・約12億円で民間宇宙産業の育成をもくろんでいるという。リンドバーグの時代には、飛行機による大西洋横断に賞金がかかっていたように、アフリカ探険にも幾つかの賞金がかかっていた。「黄金の都トンヴクトゥに辿り着いたものに」とかである。今となっては、なんでもない行為がたかだか1世紀前には、命をかけた大冒険であった訳です。で、この賞金レース、14日以内に高度100キロの宇宙空間へ2回有人宇宙飛行した最初の民間宇宙船に与えられる。んだそうで、すでに21チームが応募してる。紹介されてるどのプロジェクトもすごい。というかユニークだ。どうですかね日本も民間チームがエントリーしてみないですか?HPは今日のチェックポイントで紹介します。

きょうの一枚
RRM2000のCD写真集を発売予定!予価1000円。昨年の参加者には、無償で発送する 予定。その中から1点


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No.0313 – Organisation Voice 2001/06/11

今年のモンゴルのルートのお話をしようか。まず、今年は夢のような草原の丘陵地帯を探そうかと思ってる。濃いグリ-ン、緩やかに起伏を描きつつ地平の彼方に消える、あの信じられないほどに美しい、あの、緑の草原だ。昨年のエタップ7にあった、平原の尾根筋?も良かったなあ。去年の試走のことだ。大平原の緩やかな窪みにビバークした僕たちは、夜が明けるとモンゴルには珍しい深い霧に閉ざされていた。「何だこれは?」こんな完走した平原になぜにこんな霧が?走り出すと急に霧は無くなった。小高い丘の上から見ると、ちょうど直径3kmほどの窪みがきりに閉ざされている。朝日を浴びたそれは、まるで湖のようで、僕たちはちょうど湖の底でビバークしたみたいだったんだ。

あと、ルート的には不可能かもだけど、以前よく通った旧ソ連軍の恐ろしげな空港や軍事施設跡も、20世紀の負の遺産として、もう一度ルートに入れたいもんだと考えている、難しいだろうか。また、世界のメトロポリス、草原に還ったハラホリンとエルデニ・ズーはどうだい。3年前、あの3500mの高みでやったキャンバー走行と、荒涼たる稜線越えの不気味なほどの静寂のピストも忘れがたい。7年間の道のりは、モンゴルの全土に数え切れないほどの記憶を作った。 このモンゴルで繰り広げられる、ラリーレイドモンゴル。いったいそれこそが時代の中で、どこから来て、どこへ行こうとしているのか。

きょうの一枚
こんな事いうと怒られますが「イヤー言ってみるもんだねえ」なんです。HPでお願いした食糧の協賛は、ドリンク、缶詰から讃岐うどん、カップうどん、からお米まで、それは大量に頂きました。もちろん協力を惜しまず頂きました、多くの皆様には心より御礼を申し上げます。ただいま倉庫といわず、事務所といわず大量の物資が積み上げられています。ちなみにSSERは、事務所、ガレージ、倉庫の3箇所からなっていて、広いことは広いんですが、最近はA型の人が少なくて。


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No.0312 – Organisation Voice 2001/06/08

久しぶりに、本業のデザインの話でもしようかなあ、と思う。

でテーマは日本のカーデザイン。まずニッサン、あのシーマの趣味の悪さはどうしたの。あの忌まわしい過去に戻ることにしたのだろうか。あの異型ヘッドランプに組み込まれた、バルカン砲もかくやみたいなランプはなーに?で自分たちが言ってるように、本当に売れているんだろうか?とすると、やはり日本のお父さん方は、驚くほどセンスが良くない。と言うよりかなり右よりだ。思想については僕は書かない。しかし待てよ、ことデザインの世界においては、別だ。 東西冷戦後にきっちりと、世界の枠組みが崩れてナショナリズムが台頭して来てるんだった。グループマッチであれほど仲良く闘った隣のクラスも、クラスマッチになったとたん(ちょっと待てよこんなシステムって松山だけじゃないのだろうか)ニックキ競争相手、戦うべき敵となるんだった。いやあ高校教育ってのも素晴らしいなあ、って思う。

で、とどのつまりは一個人であるということだね。で、これは僕の持論だが、ワールドワイドなデザインは、とある国のナショナリズムを表現したようなデザインから現れるのであるよ。そう、デザインソースとしてのナチズム。AUDI-TTからTOYOTA/WILL-VS(WILLのコンセプトはどうしちゃったんだろう。辞めちゃったのかねえ。)でもあのステルスだか、のはいっったデザインは、どうひいき目に見てもナチが入ってる。マットブラックなんかに塗装したら売れるぞ、ついでに広告も「ステルス機能バッチリ!悪質な警察のレーダー波には反応しない。」ナンテコピー!僕は嫌いじゃないですWILL-ステルスじゃなかったVS.またこのVSなんてネーミングが、なんにか意味深。

きょうの一枚
AUDI-TT、Vs TOYOTA-WILL-VSのサイト。こんな危険なデザインでいいのか。どちらも僕は欲しい。


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No.0311 – Organisation Voice 2001/06/07

忙しい忙しい!毎日OVを書いて1年8ヶ月!デモ書くのがこれほど時間がなくなるなんて。といいつつ、ガレージではRRM用の機材や車両の最終チェックが急ピッチです。倉庫では、食糧からオイルまでウズ高く積み上げられて、その整理にも何人もの手がかかります。こうして海外遠征というのは進められていきますが、この倉庫の緊張感、通関の書類制作だけではなく、現地で確実な作業性とミスの無いパッキング、結構頭を使います。と言うか豊かな想像力が求められます。昔からスタッフや、もちろんエントラントに対しても「本格的な山を経験してる人がいいよ」などと発言して物議をかもしましたが、本当にそう思います。遠征隊の貨物は、現場での具体的なオペレーションが想像できなければ、なにやってるか分かりませんね。

こうして僕の海外遠征の旅は、1987年の秋から毎年のように、続きます。この15年のうちで海外遠征の無かった年は、 1993年の一年だけしかないことに気づきます。 遠征ったって僕たちのは、 40Ft.コンテナをたくさん送っての物量作戦ですから、じつはアドベンチャーなものではなく、ミニ軍事オペレーションのようなものにも似ています。しかるべきタイミングで、それぞれに決められたポイントに展開しておく。もしもそれが不可能になったときのための余力と、迅速なリカバーを可能とするフォーメーションを常に頭に描いておくこと。なんか普段の仕事にも似てますよね。


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No.0310 – Organisation Voice 2001/06/05

ご存知とは思いますがモンゴルへ送る貨物は、ひとまず天津港へ向かうんですね、そしてシベリア鉄道の支線?で、ウランバートルに着きます。この鉄道は北京-ウランバートルを経てウランウデで本線に合流して西へ向かえばモスクワ、そして東に向かえば黒龍江の北岸、要は中国国境北をナホトカまで行ってしまいます。この鉄道こそは極東の20世紀史の生き証人のようです。ちょっと余談ですが、この黒龍江 -アムール川ですが、中・ロ・蒙の3国が国境を接する町、満州里の近くから流れ始めますが、よくよく地図を見ると源流の湿地帯は、フルン湖という湖につながりそしてその水は、チンギスハーンゆかりのヘルレン川としてウランバートルのすぐ近くの湿地帯を源流にしており、その湿地帯からはツゥーラ川が、ウランバートルに柳の木やポプラの木々を育て、そしてバイカル湖に注ぐ、というスケールなのです。どうですか。こんな冒険行をするのはどうでしょうか、誰かチャレンジしませんかね。ここには日本人のえもいわれぬ郷愁と、遺伝子の古里を行く旅になることでしょう。ですが国境が川を何度も超えますからなかなか上手くいかないのではないだろうか、などと考えてしまいます。そう、いつも問題は国境。

話を戻しましょう、貨物輸送の話でした。 この中国を通過するというだけで、おそらく「極地行き」を除く世界一高い輸送費が発生してしまうんですね!と思ってたら、単位当りだとやっぱり日本国内の運賃ははるかに高いようです。もちろん高速道路も人件費も、ガソリン代も、何もかもが高い!から仕方がないんですけど。「じゃあ安くすればいいんだろう」と始まった価格破壊!さまざまな問題を喚起していることは枚挙に暇が無い。

とりわけ最近では、例のセーフガード、僕はてっきり「政府ガードだって思ってた」って言うのはいつぞやこの OVに書いた。誰が考えてもおかしいんだが、これも誰もが予測しえるとおり中国側は報復措置を取ってきました。まあ、ネギの輸入を規制されたので、自動車の輸入を規制してしまうんである。なんか戦争の入り口のような匂いさえする。中台問題も日本の対応はおかしいんだけど、まあここでそんな事を言ってても仕方ないしね。

で、僕たちの貨物は、いずれにしてもまずは中国を目指す。 2年前に大型のカミオンを送ったときは、コンテナに入らないものだから、貨車の台車の上。これだと輸送中に散々な目に遭ってしまってるのである。(どんな目にあったかは省く)輸送業者曰く「中国ってのは、こんなところですから」それで終り。貨物保険も引き受けられにくい。当然賠償もされない。「こんなことでいいのか!」こうして8月中旬のラリーの貨物を 2ヶ月も前から送るというには訳があるという事なのです。早く世界から国境を無くさないといけないです。

きょうの一枚
座右の書、は何かといいつつ「地図!」だということを忘れていた。この世界地図はもう軽く10年以上は、僕の机の上にある。もちろんロシアなんて「ソヴィエト社会主義連邦共和国」サンクトペテルブルクなんて、ない。レニングラードだぜ。でこの間、映画のスターリングラードって街を探したけど無いんだ。キエフかなあ、なんて思うんだけど。とまれ地図はいいよね、いつでも世界旅行に連れて行ってくれる。


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No.0309 – Organisation Voice 2001/06/04

新聞を見てると、毎日どうしてこんなに面白いことがあるのだろうか、と思うね。今日の朝刊には「山梨県は3日、富士山の噴火を想定した火山総合防災訓練を実施した。」で富士山を背景に消防車が一列に並んで、一斉放水なんかしちゃってる。どうも内閣も、ハザードマップを作成する。どうもその筋では、富士山噴火ほぼ決定でうごいてるようだし、ああ、あの富士山はどんな形の山になってしまうんだろうか。僕はとっても心配だ。

さて、RRM2001の船積みが迫ってる。急遽ではあるが、横浜港1本に絞らせて頂くことになった。この最終通知は参加者には、明日付けでお届けできる。全く困ったと思われる方と、ヤッター!と喜ばれる方とに分けられてしまいました。ごめんなさい。最後まで参加者で私ども主催者と同じ便で、貨物輸送を予定されている方に少しでも安く提供しようと思ってたら、こんなに迷走してしまいました。大変ご迷惑をお掛けしました。せっかく横浜だから、中華街よって帰る?

きょうの一枚
通販で買ったナショナルジオグラフィックのIMAXフイルム製作チームによる写真集だ。IMAXでエベレストは見損ねたぞ。で、何年か前、どっかのフリースの素材メーカーのビデオでも登場。「今回の遠征で最も危険だったことはこのヘリに乗った事だ。」なんてナレーション。そう、エベレスト遠征隊が、そう思うのか。旧ソ連製のヘリって。

No.0308 – Organisation Voice 2001/06/01

ビブムースのご案内が出来ることとなりました。まずは、TBI-2およびRRM2001から供給。世界生産数も少なく、保存期間と試用期間が厳しく決まっているのと、そういう理由から、一般公道での使用を禁止しているのです。もちろん法規制ではないらしいんで、あくまでもメーカーとしての自主規制ですから、われわれとしては、それ(使用期間)が守れる方に、イベント毎のタイミングでフランスからの空輸を受けることとしました。お申し込みは下のフォームから可能です

きょうの一枚
メデイアの持つ力は大きい。時には一冊の雑誌が、人生を変えてしまうことだってある。テレビ番組に影響されて、新しい道に踏み出すことも、やはり少なくない。だからといってそれは、メデイアの責任か?というと、そんなことはない。ただ人に影響を与える力、があると知って充分に心して、作って欲しいとは思う。書庫を整理してると、1985年のライダースクラブ8月号が出てきた。一部のエンスージアストには、まさにメモリアルな一冊。ガストンライエミーティングやクラシックに、この一冊を持ってきてサインを求める「その道の方」も何人か見かけた。ここにある僕の一冊もそうだが、彼らのも一様に、丁寧に読まれたあとがある。かといって新品同様というわけではない。

数年前には、この本の数ページをコピーして送ってくれた友人もいる。同誌の別の特集は、SSDTもカラーページとモノクロページの美しい文章によるテキストでリポートされている。「これもいいじゃないか。」と別のカテゴリーのファンにさえそう思わせたはずだこの一冊の雑誌がもたらした影響。例えば編集者にとっては「編集者冥利に尽きる」とでもいうほどの絶賛。それは「ああこの本は一生手放さないぞ」と思わせるようなところだ。または表紙を見ただけで、本文中のページ構成や、企画内容まですぐにわかるところだろうか。ちょうど愛聴のCDの曲のつなぎが、まるで一つの曲のように感じられる、あの感覚に似ている。というわけで今日の一枚はこれ、1985年8月号!