Organisation Voice 2006/01

2006/01/31 (火曜日)

いよいよ明日から2月。いやほとんどの方は今日は2月1日でしょうか?日経新聞の新しい連載が今日(2月1日)から始まります。「世界を創った男チンギスハン」堺屋太一著です。最近は経済小説ばかりと思っていたのですが、堺屋先生は大張り切り「えっとラリーは8月だった?」「そうです8月の5日から15日です。」「うーんと、そのころチンギスハーンはどこにいるかなあ?」「どこにいるう?」連載小説のお話でした。そんなこんなで今年からモンゴルブーム!
ところでTOYOTAのホームページに横田さんたちチームACPのエコチャレンジ2005の様子が克明に!紹介されています。さすがはTOYOTAなのでビックリです。が、なんか時間がかかりそうな予感も・・・
http://toyota.jp/hv/entrance.html?intohsd.toyotajp.special
ところでBTOU×10の第8回目は、なんとゾーモットでヘリフライトを!というとんでもないアイデア!でもぜひ空から見てみてください。この日はレストデイをかねたような短めのループコース。西にルートを取るとアフリカみたいな風景、砂漠の中に飛行場の跡がある、なんて場所もあります。さらに×9では無謀にもビバークに冷えたビールうう?実現しないと思うけど。いや冷えてないのなら用意できるのですが、果たしてその結果をご期待下さい。
きょうの一枚
スガワラサンのパリ土産。VSD・・・「空港で見つけました。懐かしいね」のコメントつき。「あれ、この号ボクも持ってるぞ」と中をぱらぱら見ると、中は最新号でした。そーかそういえばティエリー・サビーネも今年20回忌なんだ。時間が経つのは早いもんだねえとしきり。そういえばもう間もなくガストンも1年になるしなあ。それにしてもこの写真、ティエリーの決めカット。付録を見るといきなりガストンとティエリーが出てくる。たまりませんね。

2006/01/30 (月曜日)

この週末はオフィシャルの長時間にわたるブリーフィングが開かれました。21年間にわたってSSERを支えてきていただいた皆さんの貴重な意見の数々に、励まされるようにさらに研鑽を積んで行きたいと思うのでありました。開催数が多くなってきたいくつかのイベントを見直したり、騒音問題で揺れる車両規則と検査のありよう、また現状のこうしたイベントが内包する種々の問題点が浮き彫りにされていきました。
で、まだ未発表ですがヒストリックエンデューロは年間2戦のシリーズ化!スーパーNとグループNに併催される予定です。車両はナンバープレートが必要です。また2戦を通じて車両変更ができないなどを織り込みたいと思います。1984年までに生産された車両で1983年は-5秒と1年につき5秒のハンディが与えられ、スタートは1台ずつ。SSは2本のフラットダートのみで難所などは用意されません。さあて、こぞってご参加下さい。
きょうの一枚
バルセロナに住む知人からメールとたくさんの添付写真が届きました。先週末のことです。歩いていると大聖堂あたりが賑やかなので、ナニゴトと思って近くまで行くと、ラリーカーがたくさん!!でも良く見るとヒストリックカーばかりスタートランプには「ラリーモンテカルロ・ヒストリック」おそらくですが○○年までのモンテにエントリーしていたマシンか、同等のマシン!でのラリーのはずです。ゴルディーニやアルピーヌ、シトロエンDSらの姿が。「男と女」のシーンを思い出させるような雨。ヨーロッパってここはバルセロナなのですが、かなり熱い!オジサンたちがいっぱい居そう。なんてたってオジサマの時代だからねーっ。

2006/01/27 (金曜日)

かなり内輪の話ですが、この週末は松山でSSERのスタッフの会議があります。21年目のSSER ORGANISATIONのあるべき姿と諸問題について話し合いがもたれます。ボクは誕生日なので、みんなからプレゼントを貰うための「仕掛け?」と見る向きもありますが、それはまあ想像にお任せということにしましょう。
自分へのプレゼント!と言うとやはりHP-2でしょうか?もう結構ガンガンと乗ったりする年でも身体でもないので、お叱りを覚悟でロングツアラー!化計画に取り掛かっています。「それなら1200GSで良いじゃないの!」という批判も聞かれそうですが、キッパリ!全然HP-2宣言をしておきます。ツアラテックにWランプのスクリーンがあるので、しかもキセノン、どーしよーかなー!と日々悩んでるんです。いらないと思いつつ頼んだタンクバッグやテールバックも届いたりなんかして・・・ますますツアラー度を高めていきます。
TBIの試走に出かけるとすると、クルマも同行するでしょうから、まあほぼ手ぶらでは走ってもいいのでしょうが、やっぱマップホルダーは付けなくっちゃ。ICOの代わりになるマルチコンピューターみたいのはないんでしょうかね。ツアラテックのサイトは充実しているなあ。ガストンが良く「トラテックの社長は友達だから、何でも言ってね。」とよく話してたんですがトラテックがツアラテックのことだったと気がついた時には・・・・・それとパリダカで優勝したときに「カッチェ」の時計を副賞としてTSOから貰ったんだ。「カッチェ、知っているよね!?」と文字にしてみたらカッチェがカルチェのことだと言うくらいすぐに分かるんですが、会話の中のカッチェは「???」「えーっカッチェの時計知らないの?」と歩くモノマガ男といわれていたボクに・・・聞くのでありますよガストン先生が。「パシャ?それともタンク?」くらい言ってやったのに・・・・・そんなガストンさんの1周忌ももうすぐ、お嬢さんからは1984年に始めて優勝したときのライディングスーツを贈りたいという申し出がありました。とても嬉しいのですが、また1年前を思い出してグスン。
きょうの一枚
誰がいつの間に撮ったかマイHP-2!!手に怪我をしたパリダカ帰りのI崎君に電話で自慢してたら「BTOUに貸して下さい!」だって。やっぱモンゴルの試走にもってくのはやめとこーかなあ!?

2006/01/26 (木曜日)

我が家の近所の山が火事!!雑木に覆われた標高130mほどの山で、その名前を御幸寺山といいます。「ミキジサン」が呼び名で、北麓の市街地側に護国神社があり、万葉園というささやかな公園があります。まあちょうど風水で見れば適当だったのでしょう。少年期のボクはこの山で育ったといっても過言ではありません。
家からも徒歩で5分くらい。種田山頭火の庵もこの山のふもとにあり、西のふもとには日露戦争時代のロシア人捕虜収容所があり、いまではそこはロシア人墓地になっています。山頂にも小屋があって40年近く前ですが、ひとりの老人が住んでいるようでした。その後しばらくは、その人が山頭火だと思い込んでいたくらいです。石楠花が山頂付近に植生していて、大人はそんなはずはない、というので葉を持って帰って驚かせたこともありました。
「わが庵は、御幸寺山すそにうずくまり、お宮とお寺にいだかれている。老いてはとかく物に倦みやすく、一人一草の簡素で事足りる。所詮私の道は私の愚をつらぬくより外にありえない。
おちついて死ねそうな草萠ゆる。
山頭火は、一草庵をこのように表現している。お宮とは、御幸寺山麓にある護国神社であり、お寺とは一草庵を借りている御幸寺の西に竹薮を隔ててある龍泰寺である。一草庵での山頭火は、ゆうゆうと水の流れるごとく澄みきった心境で句作にうちこんだ。
朝は澄みきっておだやかな流れひとすじ
夕焼うつくしく今日一日つつましく
昭和15年10月11日未明、念願のころり往生を遂げた。享年59歳。」
つまりボクが見かけた人が山頭火である筈はないのであります。ちなみにボクが通った中学校は「御幸中学校」といいます。御幸という言葉はいわゆる天皇の行幸のことで、古くから道後温泉にほど近いここには行幸がしばしばあったようです。596年には聖徳太子も来たという言い伝えも残っていて、まことに由緒正しいことです。で、そのミキジサンの中腹にロックゲレンデがあります。ロック・・・とは僕たちが勝手に名前をつけたものですが、標高差20mから最大で30mの岩が露出していて、日がなクライマーや探検部員らが練習をしています。大きなスラブもあれば、しっかり張り出したハングもあって、中学から高校時代のボクはここで6年間過ごしました。岩場の上からは雑木の木立の頭越しに松山市街と道後温泉、海も見えれば、自分たちの学校も見渡せます。もう数十年も登っていないのですが、今度行ってみよう!と
山頭火のボクのすきな句
道がまっすぐでさみしい
誠に紆余曲折が好きな今日このごろでありました。
BMWBIKESを久しぶりに買いました。まだ斜め読み!ですが「80G/SとHP2」がどうしたこうした・・・と書いてます。読後感はまた・・・。
きょうの一枚
「道がまっすぐでなくて愉しい」チーム山頭火は剣山を行く!

2006/01/25 (水曜日)

「質実にして剛健」
数日間書いていたプレゼン用の企画書がまとまり一息つきました。「スポンサー企画書?」「残念でした。」ラリーの関係ではありません。で企画書の内容を他に話すことはできないのですが、我々がもうすぐ迎える近未来の価値観を今の時代のキーワードを元に解き明かし、その時代のコアたる生活者の動向を推測して行こうというのを書いてました。・・・なんのこっちゃ、でしょ。でもこうした企画書作りは、かなり本業の中心的な部分なのです。
でその企画書にある近未来のライフスタイルについて。まあ今の流行で言うところのロハス、エココンシャスとかがお決まりのワードで出てくるのは不可避ですが、最近ボクが多用するのが「エキスペリエンツ」これは堺屋先生の近著「エキスペリエンツ7」から来ているのですが、そこは「団塊の世代」という言葉を作り出した堺屋先生の慧眼に心酔しているという贔屓目な部分はあります。(最近はお目にかかってお話しする機会も多い堺屋先生)でエキスペリエンツとは、まあ一線で働いていた団塊の世代のことだと思ってください。彼らが定年退職を迎える時代がやってきているのですが、高度成長期と数度のオイルショックやバブルとその崩壊・・・実に多くの経験(エクスペリエンス)と知識をお持ちです。
55歳とか60歳とかはまだまだ若く、これからさまざまな挑戦も可能です。そうした人たちは、もうブランド品に目を輝かせたり、安易な儲け話に飛び乗ったりはしません。いや、するかもですが。
そこで質実で剛健、ブランド品よりも素晴らしい日本の美術品や日本の風景、歳時記に生きる古くからある日本人の暮らしと価値観、質実な暮らし。まあ質実とは質と実とがマッチしているということ。株式時価総額と総資産のバランスが取れていることかもしれません。100円の価値の株が700円もしたどこかとは違うわけです。
菅原さんの映像がサンデースポーツでたっぷりと放送されていました。見られた方も多かったことでしょう。彼は何故リタイアしないのか?1988年にテネレでリタイアし次の年から完璧なんですね。そういえばその時、ボクはその現場を通りかかりました。最後のリタイアの目撃者なんです。360度遮るものがないテネレハイウエイ、ジャドからアリットへ向かう700km超のステージ。一斉スタートでした。トップグループ・フロントロウ?には、アリ・バタネンやユハ・カンクネンらフライング・フィンのプショー「クーかっこよかった」もちミツビシはアンドリュー・コーワンやシノヅカ、ちょっと勢いで負けていた。に混じってダフのデルーイ。2列目にはダフの2号車、スタート直後は、なんとダフが先頭を走っていた。
そのダフの2号車が何もないように見える大砂漠のわずかばかりのバンプに180km/hで突っ込んだ。いやその瞬間は見たわけではないのですが。フルサイズのカミオンの大前転のエネルギーは凄まじかったのでしょう。ナビはシートごと放り出され、車体の破片は周囲に延々と飛び散っていました。
その右手を走り抜けました。しばらく走ると、菅原さんのライトブルーグリーンのパジェロが止まっていました。ボンネットを開けてエンジンルームに頭を突っ込んでいました。
「大丈夫すか?」
「うーん、ぜんぜん大丈夫。それよかミツビシのカミオン見なかった?」
当時はミツビシのプライベート参加者向けのパーツ輸送カミオンが走っていました。デポジットを入れておくと純正パーツが任意の地点で受け取ることが出来ました。
「いや、ボクたちよりは後ろですが・・・」
とにかく見渡す限りの大平原。ピストは数百キロ先では合流するものの、隣のピストを走るラリーカーも砂煙さえ見えないほどです。
大丈夫だから行け!といわれるままにスタートしたのがラリー中に見かけた最後でした。大きな事故があったのでカミオンバレイがすぐにやって来て、強制的に乗らされた、という話はダカールで聞きました。電気系統の時間さえあればリカバリー出来たトラブルでした。リタイアという事実は残りましたが、「それは悔しいですねえ」というボクに「まあ仕方がない」と実にクール。見習いたいものだなあと思いました。それ以来いやそれまでもですが、菅原さんはトラブルの発見とそれ以前にどうやってトラブルを未然に防ぐか?という考えと行動に心血を注いでおられました。まあリスクマネジメントのプロフェッショナル!なのであります。どうすれば17年連続完走ができるのでしょうか?という質問をする方は多いでしょう。NISSANも早くからこうしたマネジメントの力とコラボレーションするべきだったのに、と思います。
エキスペリエンツ・・・経験者たち。これからは口先で勝負する人たちは淘汰されて行き、実行力と経験値の高い者たちが正しい評価を受けるはずです。
きょうの一枚
ゲルの中です。天蓋は外部から開閉でき換気や温度調整ばかりか天体観測にも?大いに役立ちます。柳の枝で作られた無数の梁は、まるで宇宙暦のようで・・・・幾百年もハーンたちが戦略を練り何に突き動かされてか世界征服の野望を紡いだのもこのゲルの中です。

2006/01/24 (火曜日)

もう1月も終わろうとしています。まもなくモンゴルは旧正月、空港近くのゲル群の煙突が吐き出す煙が、空に昇らず地表に留まり航空機の視界が遮られ空港が度々閉鎖されるという騒ぎが起きるのも今の季節です。氷点下35℃とか40℃の世界って、それはもう特別な世界で、モスクワが氷点下30℃で大騒ぎになっているところを見ると、モンゴルは逞しいなあと思わずにいられませんね。でそんなこんなで日本もこの季節が最も寒いのでしょうが、梅の便りが届くのもこの頃。正月のことを梅春というのも、旧暦から来ているのでしょうか?やはり旧暦のほうが日本人の文化や季節感、歳時記などにベストマッチですね。もう一度日本を見直す!という運動があるなら、いやあるんですが旧暦について考えればいいでしょうね。アジアをひとつの経済圏にしたいならば、アジアの暦をどうするか?ですね。そういえば長崎のランタンフェスティバル、もう一度行ってみたいものです、もうすぐですよね。そんな旧正月近くの松山も、朝晩は驚くほど寒いのですが、日中は暖かくやわらかい日が差しています。風さえなければバイクに乗るのも気持ちが良さそう、ですが忙しくて。
話があっちこっちしますが、オーストリアは凄い猛暑なんだそうですね。シドニーも連日40℃を超える記録的な毎日だとか。もうまもなく世界がアメリカと中国を経済制裁しなければならなくなりますよ。世界第1位、2位の温暖化効果ガス排出国たちが京都メカニズムを守る気がないんですから。しかしそのふたつの国ももれなく地球温暖化による猛威にさらされているのも事実です。巨大化するハリケーン、留まるところを知らない砂漠化。砂と水の惑星になってしまいそう。こりゃちょっと大げさ?
SSERも初心に帰って、さらに環境コンシャスなあり方を模索します。これまでのように一年草の草ケナフなどの非木材紙を全ての紙関係の制作物に使用することや植物起源のインキの使用などを社内レギュレーション化、まだまだ環境問題で「ボクタチノデキルコト」を進めて行きたいものです。
さて、そんなことを考えながらもSSERは今年も頑張る!プレゼンテーション2006の日程と会場が徐々に決まってきました。北海道もボチボチですがご参加いただく方からメールを頂いています。いや思ったより皆さんにご興味をお持ちいただいていて、大変嬉しいです。出来れば雪祭りの時に行きたかった・・・「コラッ!」「いや、だから出来たら、だって」と、頑張って寒い冬の間に動き回って、大勢の皆さんとお話がしたいと思います。ヨロシクデス。
きょうの一枚
オボーと言います。まあ簡単に言うと「石積み」とか「ケルン」なのですが、チベット仏教を信仰する彼らのもうひとつの土着宗教のようなものでしょうか?いやこれもチベット仏教のひとつの様式なのでしょう。チベットではタルチョと呼ばれる神聖な青い布が、オボーに突き刺さった柳の枝?に巻かれています。むかし戦いに行く男が、村を出るときに村はずれの丘に石をひとつ積みます。戦いから帰った男は石を一つ持ってゲルに帰ります。残って積み上げられた石の数は、戦いから帰ることの無かった男たちの墓標でもあるわけです。むかし話ですけど。鷹が魂を運んで帰ってくれて、オボーの上をクルリとひと飛びするのだそうです。今もモンゴルのラリー参加者は、一つ目のオボーを右回りに3度回って出かけます。もちろんSSの中ではしません。すればいいのに。

2006/01/23 (月曜日)

「一罰百戒」
もうはるか昔、それはまだボクがサラリーマンだった頃。その当時勤めている会社に公取が入った。結構な新聞沙汰になった。その時は同業他社の大半が事の大小はともかく同じようなことをやっていた。新聞には「一罰百戒」の文字が・・・ひとつを罰してそのほかの多くを戒める、というものだった。まだ若いボクは「???」な感じだった。違法行為をしているというのなら、その行為者全てを捜査し検挙すべきだ、と思った。
そんな言葉をぼんやりと思い出していたら、今朝のTVで東京地検の元検事が「一罰百戒」という言葉を使った。マスコミが言うのならまだしも、その立場で言うのか?なあと。でももうリタイアして詳論家になっているから良いのかなあ?つまりひとつを罰している間に、同じような違法行為をしているところは、もう止めなさいね。という意味であり。証拠とか隠蔽しちゃいますよね。良く聴く言葉じゃないですが、スピード違反の取締りの光景に少し似ていて「みんなやっているのに、ナゼボクだけ!不公平だ。」
新興企業は針の穴のようなニッチに、その生存をかけるケースが少なくありません。いやむしろ法すれすれのことをしなければ成長はないのかもしれないという事実。ゆえに各大手企業も「コンプライアンス」を念仏のように唱えるのではありますまいか。スローガン・・・それは今出来ていないことの証左に過ぎないのでありますな。
「第3の権力の勢い」
そんなことはないと思うのですが、もしも、あくまでももしも!ですよ。ライブドアが司法の場で「法の範囲内だった」と判断が下ったとしますね。そんときはマスコミはどうするのでしょう。株価を押し上げたのもまあマスコミなら、落としたのもマスコミでしょう。司法判断を待ってから報道してはいけないのでしょうか?これこそ風説の流布の疑いがもたれます。風説の流布・・・昔から兜町の風雲児!などともてはやされた輩が、必ずといっていいほど落っこちた陥穽。いい気になっていいたいこと言い放ってなったケースと、多少意図的に放ったケースがありますね。でも途中からはマスコミが流すわけですからね。まあJAROみたいなのが必要なわけですね。
「さて、SSERプレゼンテーションのツアー」
寒さに負けず!北海道を皮切りにSSER2006全国プレゼンテーションがもたれます。皆さんぜひよろしく。懇親会もね。どうも今年はモンゴルブーム元年!の気配。映画「蒼き狼」も面白そうだし。800年祭もそろそろ本格始動。昨日はカナダからモーターサイクル誌が届いた。ローレンスさんのレポートによる数ページに渡る詳細なレポート。通りでカナダからの資料請求が多いんだ。
きょうの一枚
スタートに翻るフラッグ。モンゴルでは風が強いのでこのようにしか張れないのですが、今年はメッシュの横断幕を検討中ら。

2006/01/20 (金曜日)

年が変わると、時間が経つのが加速するように感じるのはナゼでしょうかね。1月はいぬ(方言でしょうか?)松山では「帰るよ」を「いぬよ」高じては「いんでこうわい」・・・凄い言葉です。そう告げて帰ったら「すぐ戻ってくるものだと思って待っていた。」なんて話は枚挙にいとまがありません。しかし「いぬ」という言葉は方言ではなく古語なのだと思いますね。「・・・あはれ今年の秋もいぬめり」と万葉集にも歌われています。いや、そんな日本語の話をしようと思ったわけではなくて、とにかく時間が経つのが早いという話です。「ああ、明日は13日の金曜日かあ!」と思ったのは昨日のような気がするのに、今日ったらもう20日の金曜日・・・昨日も出張、今日もこれから関西に向けて出張。夜帰っては遅くまでデスクワーク、現実はなかなか厳しいです。でも厳しいといえば、やっぱホリエモン。厳しいのでしょうが、これまでのことも今の心境も、ほんの少しですがよく分かります。ただし正と負の広報戦略がやや未成熟な感じがします。ちょっと変ですが見習うべきは松下の広報戦略。愚直さを日本人は好むのです。または判官びいきとか、ね。強い自分を演出してはだめです。弱く見えて実は強い。貧乏そうに見えて実は豊か。不勉強そうに見えて人一倍の勉強家・・・・・リベンジを期待しています。
さて、もう週末、天気がいいとHP-2で。・・・で、ボクのは皆さんのと仕様が異なるのか?サスは固くないし良く動くんですけど?足も普通に着くし・・・えー、これがコース専用のマシン?スクリーン付けてビッグタンクにしたら、どこまでも走って行けそうな気がするんだけどなあ?保安部品はずしてエンデューロコースぐるぐる回るの?これで?
いや大丈夫、エアも9キロで、ザクも出てるよ。
きょうの一枚
TBIといえば四万十川。という事はTBIへのお誘い。BTOUX10のコーナーもTBIでBTOU!みたいなお話がNEW!でアップされています。でも最近のTBIで四万十川は夜だったり、掠める程度だったり・・・昔のように河原のCP!します。

2006/01/19 (木曜日)

モンゴル建国800年記念イベントに加え、角川春樹復帰第1作「男たちの大和」に続く第2作「蒼き狼・地果て海尽きるまで」の制作が発表されました。http://www.sanspo.com/geino/top/gt200601/gt2006011401.html
公開は平成19年、壮大で素晴らしい映画になることを期待しています。
 
そんなモンゴルはムッホからのレポートにもあるとおり、政変に揺れています。もともと与野党の議席数が拮抗していて、確か1議席の違いだったか?で、連立内閣を作ったのでしたが、やれ選挙違反があったとか、集票にインチキがあったとかって長期間にわたり紛糾していました。今月に入ってバス運賃の値上げに端を発したデモや、新首相予定者に対する反対のデモなどが頻発。それは資本主義経済になって如実になった富裕層に対する、低所得階層や貧困層による不満をエネルギーに拡大の様相を見せています。それでももうすぐ旧正月を祝うモンゴル国民にとって大切な時。収拾がついて建国800年を記念する新しい年(旧暦の)を迎えられることを節に祈っています。また世界に伝えられなかったのですが、1991年、この国は無血クーデターで民主化を勝ち取った稀有な国です。残虐で殺戮を好んだように喧伝されるチンギス・ハーンの末裔たちですが、いやいやその実は正義感に溢れクレバーで優しい人たちなのです。
きょうの一枚
ヘリに驚いて逃げる馬たち。ユーラシアの文化を語る上で、いやモーターサイクルができるまでの長い時間を考えれば、馬たちの存在は計り知れないほどに大きい。

2006/01/18 (水曜日)

「PRESENTATION 2006」
お待たせしました!SSERでは“プレゼンテーション2006”と称しまして、北海道をスタートに全国(といっても札幌・東京・名古屋・大阪とあとウランバートルですけど)説明会を実施します。ナンノ?かというとBTOU2006をはじめ今年のイベントや社会活動?などについて、皆様と意見交換会をしようという試みです。SSERの2006にかける意気込み!を感じていただければ!との思いです。第1弾は札幌で、2月17日金曜日です。ぜひお誘い併せの上お越し下さい。夜は懇談会?!などできればと。
さて昨日から大問題のライブドア・・・昨日読むと僕の意見(OVのね)も一理あるなあという感じけど、さらに一夜明けると「???」な感じになってしまいました。浅い見識でモノを言うのはだめですね。異常なほどに急拡大する市場に警鐘を鳴らした検察にこそ拍手すべきだったんでしょうか?100円ほど株価が落ちて時価総額で1000億円ほど資産が減ったというのもヘンテコリンな話ですよね。
忙しくて首も回らぬほどの僕は昨日ネット上でTOURATECHにパーツ注文!丁寧な回答メールが2回も来て商品のエステメイト・タイムの記載もある。「あー忙しい!」で、何を買ったかというと、それは内緒。
「まままさか、BTOUの試走にもHP-2を持ち込もうとしてるんですか??」
「それは、刑事訴追の恐れがあるのでお答えできません」
「じゃあマップホルダーステイや・・・に・・・は、いつ使うんですか?」
「その件も答弁を差し控えさせていただきます。」
いいだろうねHP-2でモンゴル、きっとみんなもう反対だろーな、モンゴル。よしっ、身体を鍛えて、文句の出ないようにしてやろう。
「えっ、そんなんで反対してるんじゃない?!」
きょうの一枚
あーあ。こんな青空が恋しいなあ。でもきっと夏は未曾有の猛暑。連日40度を超える日々・・・そんな時はやっぱりモンゴルよね。へへっ。

2006/01/17 (火曜日)

「ライブドア家宅捜索」という見出しが躍る今朝の各紙!このところ少し名前を聞かなくなったなあと思っていたホリエモン!ライブドアオートはどんな調子なの?と思っていたホリエモン、「好き!嫌い」論もかまびすしかったホリエモン。でも良くも悪くもこの2年間あまり、彼の大胆な行動と発言で日本の市場経済というか資本主義社会に風穴を開けた功績は認めずにはいられない。しかしこうした家宅捜索が全てのTV新聞などでトップで報じられ、かつ耐震偽装捜査以上の大規模な地検の動きに、恣意的なものはないと信じたい・・・のだが、実はどうなのだろう。
メディアという権力は現代においては、計り知れないほど大きい。疑わしきは罰せず、司法の判断も、疑わしいので家宅捜索に入ったというだけで「急ぎすぎた急成長!堀江式錬金術にメス!ライブドア失墜!」朝のお茶の間では「回復しがたいダメージで・・・」と叩いて屠る構えを見せる。確かに「法に触れなければ・・・」という彼の発言に眉をひそめていた「力」がついに立ち上がった!ともいえるのかも。しかしそれにしても検察もメディアも大げさすぎる。1月17日の新聞の紙面をこれで埋め尽くすのには意義がある。耐震偽装の証人喚問は奇しくも阪神淡路大震災の記念日だというのに。豪雪被害による死者数が100人を超えたというのに。そんな今朝の関心事は、多くの人は(ボクもだけど)株価の話。
気分直しに昨日に続いて「リークNEWS23」
昨日のSSERの運営会議で、沢山の事が決まった。そのひとつには「BTOU2006に初参加する方をTBI2006にご招待!」するというもの。まだまだこれに似た続報もゾクゾク!!で発表される予定の内容をリークすると以下の通りだ。「1995年ラリーレイドモンゴルとしてスタートしたこの大会も今年で10回大会を迎えました。ルートブックによるナビゲーションは、思いのほか簡単?で楽しい!なのですが、それでも若干の個人差があって、どうしても慣れは必要です。そこでRRM、BTOUに初めて参加される方を対象にTBIにご招待!まずルートブックナビゲーションをマスターしておく!というプレゼント!今年だけだからね。」という事などをはじめ10項目の・・・BTOUをとりあえず10倍楽しむ方法がスタート予定、流石に100万倍!は言い過ぎたんちゃいますやろか。
きょうの一枚
TBI2005・・・最終日のCP、この日は2箇所のCPはいずれも山の上からの景観が楽しめました。一つ目は雲海でふたつ目は本当の海が。今回の集合場所はどうも奥道後ホテルになる予定、ワーイ!

2006/01/16 (月曜日)

ダカールもラックロゼにゴールし、今年の大会も閉幕しました。見事にゴールされた方には、心より「おめでとうございます。」とお祝いを申し上げます。そして途中で不本意なリタイアになった方の健闘も讃えなければなりません。さまざまな思いとドラマが在ったことでしょう。
今でこそお茶の間からは随分と遠ざかってしまった感のある「パリダカ」一時期はそれは盛り上がったものでしたのに。ヨーロッパは再びパリダカブーム、それは世界にも広がり北南米・中国など参加国や参加人数はまだ増加中。アフリカの参加者も少なくなくなりましたね。日本ではかつてのF-1ブームもそうだったように実に熱しやすくさめやすい日本の国民性。それはメディアなどの体質的なものもあるのか知れませんが、やはり日本人の性向、何かと考えさせられることです。まあ費用対効果や視聴率などと違うところにある、こうしたイベントに更なる夢を持ちたいものです。そして4輪部門で未曾有の連勝記録を作るのは日本のメーカー!!「まあ宣伝だから」と切り捨ててしまうには実にもったいないくらい、走る姿も風景も美しいではないですか。
来年はキムタクでも乗せればどうですか?エッ、キムタクじゃあ古い?!
それに頑張ったのはVW、実に大健闘。トゥアレグもだんだん完成域に、ミツビシのL・アルファンにナニゴトかあれば、VWのドヴィリエに勝機はあったはずなのですが。そういえばMOTOもAUTOもチャンピオンたちにナニゴトかが起きて、勝つことの困難さを見事に演出してくれました。これがモータースポーツの持つもうひとつの面白い側面ではあります。
NEWS・・・追って公式的な案内としての続報があると思いますが、BTOUの北京のホテルが決まりました。ボクの執念にも似たお願いが利いて「北京飯店」あの天安門、故宮のすぐ東にある中国の近代史におけるさまざまな国家的な会談などが繰り返された場所。外観はそうでもないのですが、一歩足を踏み入れるとオールドチャイナの空気が、それは気持ち良く2005年夏もみんなが故宮観光に行っている間に、ここでひとりくつろいでいました。いるだけで歴史を感じられる空間、そして徒歩数分で訪れることのできる世界遺産・・・・・レセプションのオーダーには京劇と胡弓の演奏。翌日はエアで出発。
きょうの一枚
その故宮。いつも絵葉書みたいな写真しかないので、と探していたら石畳越しに紫禁城の瓦屋根。幾世代も踏み削られた石畳はパリのそれもベルサイユ宮殿のそれも、そして故宮のそれも同じ悲しさを感じさせます。

2006/01/13 (金曜日)

「やっぱりイリトラックのトラブル!」
ご心配をおかけしました。とボクが言うのもおかしいのですが、スガワラサンはキッチリと走っていました。やっぱりイリトラックのトラブルでした。もうイリトラック見るのは止めようかな。まったく罪なシステムです。完全でないのならサービスは考えるべきかもですね。いや、それでもあったほうが良いのは間違いないのですけど。
で、そのスガワラサンは総合5位に浮上。クラス1位で2位にビスマラ、3位にテルヒト、とこれらのタイム差がまた微妙で、ハラハラですね。今日のステージ13、ここが最後の勝負どころ、タンバクンダに着けば、もうダカールはソコです。頑張れテルヒト!ビスマラを交わせ!と思うんですが実際のところの状況は分からないので。
さて話は変わることにして、最近のボクの興味はSF。といっても小説の話ではなくてスターフライヤーという新規参入のエアライン。デザインの業界誌などでは早くから取り上げられていたこのSF、機材をはじめボー ディングパスなどの周辺ツールなどは言うに及ばず、完璧にデザインオリエンテッドな、しかもトム・フォード時代のグッチを彷彿とさせるようなクリエイティヴ・ディレクションぶり。素晴らしい!のであります。が実は気になるのはマーケットとの整合性。いや楽しみですが、この続きのお話はまた。
きょうの一枚
今日の一枚は「なーんだロシア製のバイクの紹介だな!」と思ったあなた。正解です。がしかしピストは左にありますが右手には水によって浸食された穴というか割れ目というか、が覗きます。3台目のバイクの少し先にはピストの上におそらくワンコーションくらいの穴があるはずです。ほこりの中を右手から追い越しに掛かった場合は、おそらくその穴は2コーションか、ひどい場合には3コーションにまでなってしまいます。そんなお話がしたくて、こんな写真。

2006/01/12 (木曜日)

今、日本時間は20時。朝から1分も途切れなかった打ち合わせや会議が終わってホット一息。で専用?モニターではパリダカの位置情報サイトが、不穏を告げているではないですか。今日12日ステージ12は、マリの首都バマコからギニアのラベという町に向かう800kmを越えるロングステージでしかも最後のマラソンステージの1日目。最後の最後の山場といって良い。GMTは11時。朝の197kmのリエゾンをほぼ全てのマシンが消化して、DSSつまりSSのスタート地点に到着し、さらにとっくにスタートが始まったというかスタートは終わってる。てのに、スガワラサンの501はリエゾンスタート18kmの地点で止まったままになっている。2号車はもうDSSを後に70kmほど進んでいる。よくリプレイして見ると18km地点には2号車も20分近くストップしていたことから2つのことが考えられる。ひとつは回復不能な深刻なトラブル!もうひとつは位置情報システムイリトラックのトラブル。数日前も似たようなことがあった。ところが少し気になるのは数日前からトラブルを抱えていた傾向がレポートされていたことだ。ちなみに5位にいるタトラの名ドライバーであるロプライスもNO INFORMATIONと表示されている。クラインシュミットはスタート直後に立ち往生している模様。マラソンステージだけにリタイアの可能性は大きい。スガワラサンもイリトラックのトラブルでなければ、相当に厳しい状況に追い込まれている可能性がある。DSSはまもなくクローズされてしまうからだ。「イリトラックのトラブルだった」という事のみを祈ろう。
TOYOTAの浅賀さんは昨日のSSでクラッシュしてフロント周りにシリアスなダメージを受け、大幅にフロント周りの変更をした結果、無改造クラスから改造クラスへ変更を余儀なくされ、「昨年のプロダクションクラスウイナー浅賀はタイトルを失った」とコミュニケにある。1-2-3を狙うトヨタにはアイタタタ・・だけど、まあ無事リカバーして走っているのならば良しだ。もうあと少し、全ての人の健闘と無事を祈りたい。
きょうの一枚
モンゴルの道。好んで良く使われた写真です。

2006/01/11 (水曜日)

最近なにか文章が上手く書けなくなった気がする。昨日のOVも実に文章としては伝えたいことが書き綴られていなく、不必要に長いだけなのである。忙しいから!なんてのを言い訳にするなんてつもりもないが・・・心を入れ替えて書くことにするぞ。だいたい最近多用しているこの・・・・・がいけない。面倒くさくなって表現しきれないために、ニュアンスでしか伝えられなくて、文章側が最低必要な表現力を読み手に委ねてしまっているといっていい。という反省に立って。トータルでクオリティの向上に努めて行きたいものだと思う。
さて今日もパリダカネタは、カミオンクラスのお話。実はスガワラチームの最近の強力なライバルは、メルセデス・ユニモグに乗るイタリア野郎のヴイスマラなのである。これは昨年も書いたような気がする。かれは昔はレンジローバーで走っていた。今は同じU10000ccのカテゴリーでカミオン部門で激しいデッドヒート中。2台のHINOの間に割り込んでいて、一時は1号車に急迫。2号車のテルヒトは、これに強烈にプレスをかけて1号車を安全圏内に逃がせようと必死の姿がうかがえるのだ。そこに落とし穴がないことのみを祈りたい。そして最後半のタイトでツイスティなピストでモンスターカミオンたちに1号車肉薄させるべく虎視眈々である。その時も機動力のあるHINOに立ち塞がるのは老獪ヴイスマラのユニモグであろう事は間違いない。このようにどの参加者にも、じっくりと観察しなければ見えないドラマがある。近年のこのカミオン部門の闘いは、実に凄みを帯びていて玄人受けするモノなのだと思うが、玄人筋のないメディアでは気がつく由もなく、実に残念としか言いようはない。
暖かくなってきた。んで年末には届いていたHP2にボツボツと乗り始めることにした。実は2002のパリダカのあとボクの4年間というものは、寝返りも困難なほどの激しい四十肩いや五十肩に悩まされていて、バイクどころかコートを着るのも困難!でSSERのカミオンの乗り降りもできないほど、あれほどいつも持ち歩いていた水着、つまり水泳もパッタリ!な日々。でその当然の応報で筋力も著しく衰えて足腰もガストンと2人で「アイタタタアイタタタ」と正座も出来ないほど。「そーかあ、こうやって老化の一途をたどるんだなあ」なんてひとり黄昏ていたのでした。あるところからのラリーのお誘いも、肩と厳しい視力の低下と黄昏を理由にお断り!がしかし輝ける2006年!やっと回復の兆し!なのだ。なんと左肩に僅かに残る痛みを除けば快調。あの高いといわれるHP2のシートも楽々と長い足!?でクリア、走り出すと「ああ80G/S以来の感激!!いや本当に素晴らしい!BMWありがとう」(涙)なのであります。
雪がない四国とはいえ、多くの林道は通行不能。でも秘密のあそこの直線は120km/h出せるダート、パリダカマシンのシェイクダウンで必ず走った、あそこ。今日の夕方行ってみよう!
と思ったら、分刻みの予定が。トホホホ。でもいく!
きょうの一枚
お出かけ準備を撮られてしまったボク。オフィスからすぐにダートがあるのもSSERらしいかもだ。

2006/01/10 (火曜日)

「正月雑感」
2006年も今日で10日目・・365分の10を消化しました。正月休みに続いて存在する3連休!なんとお休みの多いことでしょうか?!勤勉な日本人・・は過去のことなのか・・・とにかく休みすぎです。GWもですが・・日本で仕事するとある外資のアメリカ人は、GWには日本で仕事が出来ない!とアメリカへ出張すると言っていました。そんなボクたちは16年間もGWを休むことなく?いやあのTBIやTDNの日々は仕事なのか休みなのか?正直なところ不鮮明ではあります。もちろん決定的な死語を使うと「ファジー」なのでありますな。ファジー・・・ナンとうっとりとするような言葉・・・どうしてこんな便利な言葉を死語にしたんだろう日本人!?
仕事の話に戻ろう、近年ではワークシェアリングとか言って、就労率を上げるために、仕事をシェアするという事なのですが、正月休みに僕は考えた。ワークシェアリングなんていうと、まるで仕事の量に対して人間が多いような感じがします・・・ゆえにそれが失業につながっているみたいな。でもその実はそんなことはありません。今の世の中、所得格差にも似てナニゴトも「デキル人とデキナイ人、ヤル人とヤラナイ人」に分かれてしまっています。でもってその人たちの間で仕事をシェアすることは、ホントウにはできないのであります。
さらに正月の風景を一変させたのも、正月返上で仕事をする人たち・・昔は元旦や2日の夜なんて戒厳令の夜みたいに人影もなく、行きかう車もまばら、でした。スーパーが深夜営業をしていたことは知っていましたが、いまでは元日から多くの店が営業しています。もう数年もすると正月の風景は無形文化財になりかねない勢いを感じます。
まあそれもいいでしょう。それでもひとつのケジメとして新たな年のスタートに、達成するのには相当な困難と努力を求められるような新しい計画を立てましょう。そういう意味では、SSERはまあバッチリです。SSER今年のテーマは新しいアイデンティティの確立!「???」
そうダカール情報・・・なんていうか、みんな詳しくて。これもネットの発達の成果なのか!そしてキフアからカイエに向かう今日のルートに、ボクは様々な思い出が詰まっている。そういえば、また悲報、事故。ASOとKTMやBMWはMOTO部門の悲劇を無くすべく種々の対策を採っている。主催者は最高速度の低減や航続距離を下げてタンクキャパシティの低下による操縦安定性の向上などを目指しているし、最新のニュースではKTM、BMWの2社が共同で脊椎と胸部のプロテクターを開発しているという。どちらの話題もボクにとっては最も気になるニュースなのだが。そしてそのプロテクターの市場投入を心待ちにしているのでもあるのだが。9日カイエに向かうステージで、不運な事故に遭遇し死亡したアンディ・カルデコット(KTM-Austraria)氏に対し心からの弔意を表したいと思う。
・・・・・話は変わる。
やはりダカールへの道は、一筋縄では行かない。常にマシンも身体も調子良くて、アクセルを開け続けられるのならまだしも、常に抱えているであろうマシンの不調。祈るような気持ちで走り続け、2駆になってしまってやってくる大砂丘。エンジンから絶えず聞こえる異音、そしてハードな路面に打ちのめされた足回り。かつてパリダカール時代、トラブルを抱えては後方を走らなければならなくなった時、そこでボクは精神的に鍛えられた、と思う。その体験が無ければイマが無かったと、はっきり言える。
かつてボクの憧れたロスマンス・ポルシェ959でそれは鮮烈な優勝を飾ったルネ・メッジも、今のミツビシの黄金期を築く原動力だった篠塚建次郎さんも、いや篠塚さんは今回でラストランなのだが、栄光の日々とは決別してプライベーターとしてダカールを目指している。次世代の者たちのはるか後ろで、まさに後塵を拝している。そこには何があるのだろうか。
そこにはちょっとうかがうことのできない精神世界があると言って良い。いや、そこにいないことに対する不安のようなものが男たちにあると言っても良いかもしれない。それが証拠に、ボクだってこんなにも悶々としている。
国を代表しているオリンピック選手などとは全く違う、なんていうか何か不器用な男の生き様がある。おろかで情けなくて、ちょっとワルで、ベトナム帰りのような・・・そんな大人たちのそれぞれが、参戦20年を超える。なんて言えばいいんだろう・・・つまり人生の大部分を、このアフリカの巨大なラリーに費やしてきて正気に返ったときに、「なんと無駄に生きたことか・・・」と思うだろうか?答えは否である。
きょうの一枚
勢いのあるヴイジュアルが欲しい!ということでビバンダムのような積乱雲が地平線からムクムクと・・・モンゴルです。優しくたおやかな大地。

2006/01/06 (金曜日)

ボクのデスクはデュアルモニター!つまりパソコン1台なのにモニターが2台・・・液晶とトリニトロン管・・・「右脳と左脳で使い分ける!」なんてのは体の良い言い訳!で片側のモニターはDAKARのトラッキングモニターが常時表示されていて、誰がどこに居るのか早わかり、そのうち画像もスパイ衛星みたく見えれば面白いなあ・・・「ああBTOUもはやくこんなにならんかねえ・・」とため息。でも同時表示は4台までなので忙しい。いやそれにしても素晴らしい。ラリーなどの観戦に向かないモータースポーツにとっては画期的なものなのだが・・・・・以前はアメリカの会社と、こうしたシステムについて検討したんだけど、それも12年前のこと。このシステム、主催する者には長年の夢だが、参加者の家族たちにとっては、こんなに頼もしいものは無いだろう、と思う。でもまもなくさらに一般化されて、地球上にいる限り・・どこにいるのか!誰にも分かるんですぞ・・・。
でダカールはいよいよモーリタニアステージ、ここからが勝負どころ。
きょうの一枚
ウヒョー!バタネン!プジョー406S16・・・昔のお話ですねえ。これはニジェールビルマ砂丘で。こんな古い写真ならSSER

No.0000 – Organisation Voice 2006/01/05

明けましておめでとうございます。2006年最初のOVをお届けいたします。年頭に当たり様々にメッセージを、と思いつつも真っ先に北陸地方の豪雪被害を心よりお見舞いいたします。私たちは心配するくらいしか出来ませんが、様々な天災や困難が少ない1年でありますようにとの祈願の言葉もつい数日前のこと・・・その気候変動は、人類が破壊を続ける環境問題に端を発するばかりではなく、長期的な地球の活動のメカニズムによるものであることが分かります。自然の前では人類というのは実に卑小な存在です。自然と向き合い相容れあって暮らす、という生き方。今年はそんな生き方を目指したいと思います。さて新春恒例の「コタツの中から・・・パリダカ情報・・・」なんですがまだまだ序盤、波乱含みであるとはいえ、増岡リタイア、ナビがコーションマークを見落とした??なんていう報道に???日本勢はどちらの部門も苦戦中!ですがチームスガワラはいつもどおりの滑り出し。細かな情報を集めながら毎日少しずつ解説をしていきたいと思います。でも話題はサインツ!VW!興味津々。

そして2006年は「話題とイベント、お仕事!」が過去最大級。超もりだくさん・・・「いいんかいな?こんなスケジュールで・・・」って、もう一度冷静に考えて一つ一つを確実でレベルの高いものに仕上げようと思います。どうかご支援とご協力をお願いいたします。

きょうの一枚
ボクの事務所の秘密の小部屋、昨年暮れに出来た?に収まるHP2・・・・まだ16kmしか乗ってまへんがな、でもこれまでのバイク遍歴の中で傑出した1台であることは3kmも走れば分かった。凄いのである、車高も。


OVバックナンバー

(2022/06)Organisation Voice は現在旧サイトからデータ移行中です。
工事中のところが多数ございますがご了承ください。

2015年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2014年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2013年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。

Organisation Voice 2006

 

2006/12/25 (月曜日)

メリークリスマス!!
良い天気で、朝の光は燦燦「こりゃー、今日も1日、暑くなりそうだねえ」なんて言い出しかねないほどの強い日差し。高知ではハイビスカスの花が咲いているという勢い。温暖化というからなにか柔らかな響きがあるのですが、もう止められない一線を越えているような感じがします。
さて、2006年も残り少し。この12月にとある本が発刊されました。それは「大陸横断ラリーin 1907 北京~パリ限界を超えた1万マイル ルイジ・バルツィーニ/著 樋口あやこ/訳 」早速注文しましたがな。なんとこんな本が新刊で出るとはねえ?!早々に読んで報告いたします。でもまあ何度かこのOVに書きましたが、来る2007年は1907年の北京-パリから数えること100年。パリ-モスクワ-北京から15年。世界の自動車冒険旅行が競技という形態を整えた100周年のアニバーサリーイヤー!!(パチパチパチ)なのであります。僕はこの100周年を祝いたい!!100周年記念BTOU!!だし、100周年記念SSERアクティビティ!!とすることを宣言!!冒険ラリー100年の記念品を作って売ろう!(と、すぐそんな姑息なことを考える!!)
さて100年ほど歴史をさかのぼる1901年、スェン・ヘディン探検隊は砂漠に消えた古代都市「楼蘭」を発見し、さまよえる湖「ロプノール」を発見します。ちょっと年号が不確かですが・・・ロプノールはちょうどゴアテックスの上の水滴のように地表をうろうろしていたのでした。その時の冒険の本を試走に持っていったきり紛失・・・読みかけだったのになあ。そして次第にタリム盆地やタクラマカンあたりの様子が明らかになっていきます。ボクはというとグーグルアースで今日もモンゴルを、そして西域を探検中!!さあ、年末大接近中!!ボクの世界地図は増えるばかりだ。
きょうの一枚
その注文した本です。

2006/12/22 (金曜日)

BTOUのお話を少し。

11年目の開催となった2007年は、既報のとおり西に向かいます。西へ向かうと、モンゴルの大地は時間の流れに乗って進むことを実感する広さです。たとえば日に日に日没が遅くなります。おそらくホブドまでいくと午後11時まで明るいはずです。これで地球を実感することになります。時間の方向に走る!!つまり地球の自転の速度で走れば時間は止まるのだろうか・・・などといつも考えるのは決まって西に向かう旅でこそだ。
そんな時間旅行の2007年は、どんな顔ぶれ・どんなマシンが集まるのでしょうか?タノシミタノシミ・・・で、どーも菅原さんは「ライノからフルカバーボディに変えるよ、何だと思う?」と、さて?? 古くからRRM時代の参加者もあれば前回のワンツー池町、池田、春木編集長たちの参戦表明。もちガントルガや、ロシア人チームも。
YOUTUBEに出るや、早速ヨーロッパのTVが取材の申し入れがあったり!と、ここに来て忙しくなり始めたSSERのオフィス。来年の暑い夏に早くも思いをはせながら、モンゴルの地図はもうマーカーでマッカ!?になってきています。
さて週末。メリークリスマス。皆さんにも素敵なクリスマスプレゼントがありますように。
きょうの一枚
TBI2006から。四万十川の沈下橋。それにしても結構大きい流木が橋脚に引っかかってるではありませんか?四万十川、今も豊かなこの川は四国のシンボルでもありTBIのシンボル、なんかこの河原をビバークに出来ないかね?

2006/12/21 (木曜日)

ダカール。アフリカ大陸の西の果てにちょこっと突き出した半島。沖合は、大西洋ですが、日本の遠洋漁業もここまでやってきて操業していますがな!カナリア海流という寒流と赤道海流がぶつかる好漁場なのです。
話がそれました。でそこは、たぶんアフリカ大陸の最西端にしてセネガル共和国の首都。古くから奴隷の積出港として栄えた忌まわしい過去を持ちます。もちろんフランスが旧宗主国ですから、言葉はフランス語が通じます。というか公用語に近いものです。緯度はというとたぶん北緯17度くらいですか?赤道と北回帰線の間、つまり熱帯です。で、1979年からはじまったパリダカールというラリーのおかげで?一躍有名になった町です。
このダカール、つまり地名ですが、何故にこうも胸を掻き立てるものがあるのか?いまだに不思議です。そのラリー、よく出来た物語のようでもあり実にいい加減な落書きのようでもあります。またしっかりと考えつくされているかのようでもあり、行き当たりばったりのようでもあります。巨大なマネーが動いて、誰かが潤っているようでもあり、その実大変に困っているようにも見えます。
しかしひとたび競技者としてそこを目指すには、誰にも負けないほどの闘争心を抱き続けるモチベーションの持続が必要です。あきらめることは簡単なことです。あきらめない、ということは大きな犠牲が必要です。12月21日にもなって、まだ現地にも行かずに出場のために最後の努力を続けている男がいます。
この2007の大会を自身10年に一度のチャンスと狙っているのです。こうした無意味なとも思える挑戦が、ラリーを、または夢を実現してきたのではないかと思います。道のりははるかなようで、時間はわずかです。夢と冒険に命を燃やすためには、人生はあまりにも短いのかもしれません。
きょうの一枚
蒼き狼の試写会のパンフ・・・・人生は短いのか?しかしこれほどまでに語り継がれた男もいまい!というほどのチンギスハーン。で、ロゴはどーしたんだろう?

2006/12/20 (水曜日)

昨晩は東京で「蒼き狼」の完成試写会に行ってきました。角川作品の「男たちの大和」に続く超大作。原作は森村誠一の「地果て海尽きるまで」チンギスハーン役は反町隆史・・・なんてのは皆さんご存知。上映は来年3月3日からの予定です。で、どうだったか?「・・・・・」ボクは評論家でもないし、答えるのはいかがかと思いますよって、映画を観てください。
でも少し書くと。空気が今のモンゴルの気がするんです。もちろん今のモンゴルで撮ったものであるのですが・・・また今も昔もモンゴルの大地は変わっていない!!のではあるのですが・・・・・なんかボクには違和感が。チンギスハーン役反町の演技はなかなかのものなのですが・・・どうにも一人芝居を観ているようで。ただテーマが、父子、女、などと交差させていて、伝えたいメッセージは感じます。
でボクはチンギスハーンと符号を同じくする部分があってですね・・・チンギスハーンは1155年生まれでボクは1955年生まれ。今年はチンギスハーンが51歳でハーンの位について800年。つまり1206年-2006年なんですね。ついでに書けば、自動車の黎明期1906年には北京-巴里自動車競走があって、来年は100年。なんと過去の2007年に自分の手で・・・と考えていたのは不遜な思い上がりだということが。しかしモンゴル、そして将来の中国西域への探求の思いは、まさに「地果て海尽きるまで」の思いはいや増すばかりです。
きょうの一枚
今日も菅原さんからのメール・・・フランスの古城のオーナーが自分の敷地にあるオフロードコースにティエリーサビーネの名前が・・・その名前が城主の名前なのか故ティエリーなのかは菅原さんの文面からは読み取れませんでした。

2006/12/19 (火曜日)

訂正がありました。BTOUにはじめてご参加の方はTBI07にご招待!!というHPの記載。「あれ、これって、RRMも含んで初めての方じゃなかったっけ??」「・・・ううー、もう遅い!」という訳で、なんとBTOUに初めての方なら、RRMの常連参加者も招待してしまう!という太っ腹!!ぶりな今日のSSER・・・ボクは東京に向かう機上の人だけどね。
さて、昨日少しリークしたチームBMW Japan・・・2007/1末よりG650Xのマシン改造がスタートします。その様子は各種メディアやもちこのHPでも取り上げていくことになりました。(業務連絡)BTMさんもよろしく・・・マシンの仕上がり状況を見てTBIまたスペアマシンでA-TEC Cross Country Hokkaido 4daysにテストライドされる見込み。タノシミだね。雪辱に燃えるガンちゃん660・・・KTM勢に勝てるマシンとなるのか!?
明日の夜のOVは東京クリスマス直前レポート・・・なんてするかな?あと札幌・東京・大阪・・・でプレゼンテーションを予定!!名古屋の皆さん!今度は東京か大阪でお目にかかりましょうぞ。(すいませんスケジュールが合わなくて)
きょうの一枚
菅原さんからメール!!ルマンの近くにある彼らのガレージから、臨場感あふれる作業風景!が届きました。それにしても驚くばかりのスポンサーの数!!もち来年北海道4デイズの冠!「A-TEC」のロゴも!!またあの周辺の市街地でのSSや学校敷地内の専用コースでのモタード?もあるかもですよ!!

2006/12/18 (月曜日)

土曜日の早朝、ブッフェの朝食はクロワッサンやチーズが旨いし、だいいち居心地が良い。行き届いたデザインのレストランはフランス系のホテルだからか、ガラス越しに見える風景もまるでモンパルナスあたりのように見える。ここは北京だ。厚手の黒のカシミアのコート、手にするたびに気持ちの良い皮のグローブ、モンゴルで買ったカシミアのマフラーで装備して、ホテルの回転ドアを押し出すとものすごい風。氷点下5度に強風は体感温度を一気に押し下げる。
王府井に向かうと強烈な追い風で、歩く速度は加速。時間が早いのでまだ朝の準備の煙いの立つ胡同(フートン=路地)に迷い込んでみたり、パン屋を覗いたりしながら、天安門の近くまでやってきた。「寒い!」のだが少し薄く背中に汗を感じた。まだ改札の始まらない故宮に着いた。8時30分からだ。券売に並び40元で入場券を買う。1時間あまりかけて収蔵品などを見た。乾隆帝時代の壷や磁器、清朝の最も花やかなりし時代のものが多い。この故宮というのは明と清の時代の王宮で1420年に造営され、清の溥儀が退位する1911年まで約500年間も王宮となり続けたのだ。
高い城壁が張り巡らされ、総面積は72万㎡22万坪!!だ。天安門から入って北の門を出るころには、顔も凍傷寸前!景山公園の前でTAXIに乗ってホテル!大急ぎでバスタブに湯を張って、ダブンと入れば手足はまるで氷が解けるように・・・はるか500年の旅から帰ってきたような錯覚。やっぱ中国は大きい。無駄に広い。と思っていたら、空港までの田畑はもうすでに無くなった。ビルが林立し、5分間走る間に建築中のビルは100個ばかり数えられるほど。
きょうの一枚
BMW G650X・・・いよいよBTOUでも BMW vs KTM の闘いの構図が・・・BTOU2007にはBMWのミニ?セミ?ワークスチームが出場予定。マシンはこのG650X・・・夏までにどのくらい完成させられるのか?興味津々!!ライダーなどメンバーの発表などは、2月から3月ころに開催予定の「SSER PRESENTATION 2007」にて!たぶんプレスリリースがあるかもです。雪辱に燃えるガントルガ&マエダッチ勢のKTMにこのマシンは果たして通用するのか?!てなことがタノシミに追加。

2006/12/15 (金曜日)

北京2日目の夜。冬の北京は2年ぶりか。夏は暑いのに冬は寒い。そういう意味では損をしている。フビライは夏には北の避暑地を夏の都と呼んで、3ヶ月あまりは暮らしていたらしい。ザナドウという都。仕事はともかく、中国では考えることが多い。
そうそう北京に来る途中の新聞でウイニーの判決を見た。検察側の懲役1年の求刑は通らなかったのだが、罰金150万円の有罪判決。それならコピー機開発した人も有罪にならなければおかしい。知的所有権を考えるのはこの混沌とした北京では難しい。ビル丸ごとコピー商品のデパートは、何のことは無い日本人や西欧の観光客も多い。日本も中国の文化を持って帰って真似ている!と中国人は言う。そうだ唐や隋の都西安には、空海をはじめ多くの日本人が学んだのだ。学ぶ教える、真似る真似されるは繰り返されるのかもしれない。
きょうの一枚
BTOUコーナーでは新しくphotograph collectionと題しまして、秘蔵映像・画像をBGMと共にご覧頂ける企画をスタートさせました。定期的内容も追加しますのでお楽しみに。TBI版ももうすぐ掲載。
BTOUサイト>>

2006/12/14 (木曜日)

BEIJINGに居ます。古くマルコ・ポーロはこの都までやってきて元の皇帝フビライハーンに17年にもわたって仕えます。豪華絢爛たるこの都に驚いたと書いていることよりも、タクラマカンを越えるくだりのあたりのほうが興味深い。
「夜になって、この砂漠を横断していた。仲間たちから遅れをとってしまって必死で追いつこうとすると、霊が仲間のような声で話しかけてくる。旅人はこうしてあらぬ方角に連れて行かれて命を落とすことも多いという」
いま敦煌のその周辺は、観光客で押すな押すなの大騒ぎらしい。250mもの高さを誇るこの地の大砂丘も、近くにある莫高窟や月牙泉もラリーで訪れることは無理なのだろうか。BTOU次の10年の課題は、このあたりなのだが問題のほうが多いのだ。
きょうの一枚
中国と言えば「京劇」。清代から北京に伝わる伝統的な劇です。色鮮やかな衣装と胡弓や銅鑼の音が、目と耳を刺激します。

2006/12/13 (水曜日)

「出張の谷間」
日曜日から北海道に出かけていました。んでもって明日からは北京で、今日は出張の谷間!!ということであります。北海道は本格的な冬に突入していました。相変わらずアイスバーンを疾走するクルマたちに「フライングフィンだね・・・」そうフィンランド人はラリードライバーもエンデューロライダーも大挙して輩出する土地柄。緩やかに波打ったアイスバーンの道をたくみに駆け抜けてく・・・そんな姿を連想しつつ、こうした大地が鍛えるのでありますな、きっと。と、芦別の温泉に向かうのでありました。
北海道4デイズは、メルマガに少しリークしましたが、おなか満腹大作戦!!で行こうかと考えております。「Hard but Gourmet」なコンセプト。ビバークにはワインとかチーズとか・・・もうとんでもなく楽しくおいしい企画がスタートしています。
んでもって北京。ボクのライフワーク・・・生涯の目標。がんばって来ます!!
きょうの一枚
チームスガワラのルマン郊外にあるガレージ・・・グーグルアースではなくて空撮です。ちょうど真ん中辺りにある大きなガレージが作業場。手前の駐車スペースに4台くらい車が停まっています。その左の建物が住居兼オフィス・・・ラリーのスタート前になるとたくさんの人が寝泊りしているですよ・・・まさにパリダカ合宿所。ルマンのころには日本人のルマン出場チームが借りていたりするそうですが、最近はルマンのほうも日本人参加チームはどうなっているのか?

2006/12/08 (金曜日)

菅原さんたちは、昨日フランスへ旅立ちました。もう当たり前のことのようにダカールへ、飽くなき闘いを続けています。まさに「魂の挑戦」といったところです。こんなこと書くなと怒られるかもしれませんが、近年は、ゴール後あの高い運転席から降りるのも、しばらくしてからじゃないと降りられないほど疲労困憊です。まるでドライバーをサポートするデバイスが満載で、さぞや快適なドライビングをしているだろう!と思っている人も少なく無いでしょうが・・・・・。
80年代後半、ガストンライエが、ゴール後両脇を抱えられてバイクを降りているところを見たことがありました。1000kmを超えるタマンラセットへの道のり。そして指を一本一本メカさんに広げてもらっていた・・・まあ菅原さんの姿にそれがダブります。
近年カミオン部門の闘いは熾烈の一途です。もちろんラリーのクイックアシスタンスのカミオンも走るのですが、昔と違ってアシスタンスカミオンは別のルートを走っているので、まあ競技を走る90台のカミオンのレーシングクォリティはイヤーバイイヤーに高まっているのです。
菅原さんの生き様、それはまるで投げ出したくなるほどのライバルたちの進化。いやになるほどの日本国内の理解度の低さ。しかし、それらもこれらもひっくるめて、つまるところ「挑戦の人生」なんだろうと思います。
池町佳生も今年は挑戦します。いや今まで挑戦してなかったわけではないのですが・・・何に挑戦するのかというと、答えは「自身に」でしょう!?自らの人生のリスクをかけて挑む、といえば大げさですが・・・ただひたすら、上昇志向を持って生きる生き様には、ただただ脱帽するのみです。さて、ボクはフランスからのメールなどを頼りに、彼らの近況や戦いぶりを!今年も「こたつ・・・レポート」していく予定です!!
きょうの一枚
リドのカーニバル!!じゃなかったパリの名門キャバレー「LIDO」ちょっと華やかさが足りないので・・・ヤマハの50周年のパーティの模様!!

2006/12/07 (木曜日)

今日は一転して冷たい雨の1日。なかなか寒いです。今ちょうど来年の輸入車ショウの仕事に取り掛かっています。モチ地方のイベントなんですけど・・・で輸入車についてアアデモナイコオデモナイという話をしていたです。
Yahooの自動車アンケート!の企画にボクと池町クンが登場してます。
メインページ
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/index.html
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/100comments/index.html

ぜひ、見て、笑ってください。写真送れ!と言うんで、テキトーな写真送ったら・・・これがヌフトホテルのブリーフィング中のバカチョンデジカメ!!池町君なんかスタジオでライティングされたやつ・・・ようし!ぼくもスタジオで撮影してくるぞ!!
で、そのアンケート・・・好きなクルマも100車種くらいから選ぶので、その中にはボクの答えはゼロ!なのでしたが・・・まあかろうじて収めてみました。というか締切日過ぎてなに書いたか覚えてなかった。バイクでもやれば面白いのに。
おお、そういえば昨年のBTOUをガンガン走っていたあるライダー・・・1200GS-ADVを今にも買いそうな勢いでお目にかかりました。
「ADVで遠くへ行きたい!大陸を走りたい」
「やめときやめとき」
「???自分もHPでADVが良いって書いていたでしょ」
「違う!あれはカタログが良いって書いていただけなの」
「あっ、本当は自分も欲しいんだ!?(これは第三者の発言)それで人が買う!とかいうと、そんなことを言うんだ。もう、ひねくれてるんだから・・・」
「・・・・・」
欲しいバイクってのは、こうしてたくさんありますね。

きょうの一枚
菅原さんたちのルマン郊外にあるガレージには、空輸されたゲルが建っていてなにか不思議な空気を醸している。あの中でストーブを焚いてぐっすり寝れば、また元気が湧いてくる。チンギスハーンの時代いやもっと古くからの大陸の知恵だ。

2006/12/06 (水曜日)

「イタリアの誘惑・その2」
暖かな小春日和の日差しが窓いっぱい。オフィスの植木鉢も気持ちよさそう。オフィスにはなんとモンテッサと80G/Sがディスプレイ(しているつもりじゃないけど、鎮座)実はコピーの前に置かれていてジャマっケ!?だったのを昨日移動したのさ。デスクからはG/Sが最も美しく見えるボクの一番好きなアングル。製造年月日的には、ちょうど20歳のマシンだ。いい年のとり方ができているか?そこに置いてあったイタリア製のソファは、部屋から出て行ってしまって、奥の編集室?に移動。久万高原町の友人の作業場で見つけて譲ってもらった丸太の寝椅子・というかベンチと空間を作り出している。
その友人の木工所に、ボクがデザインするから家具を作ってネットで販売しよう!と言って「やろうやろう!」となってもう3年くらいになるけど、これもまた手付かず。相変わらず久万高原は林業が衰退の一途、二次加工品が出来ないままだ。いや、そんなことを書こうと思ったわけじゃない。イタリア家具の話を書こうと思っていたのに前置きが長くなった。
やっぱり服と家具はイタリアのんが良い。僕がまだ24か5の若造だったころ、ジョルジュ・アルマーニのオートクチュールのスーツを手にして驚いた。「世界にはこんな服があるのか?」と、彼は確か当時メンズなんてやってなかった。75年にアルマーニは自社ブランドをスタートさせたのだからその直後のことだ。それ以来ボクはイタリアン??街ではイタカジなんて言ってマリテ・フランソワ・ジルボーなんかが日本でも流行りはじめた。最近では、古くからボクの愛用の英国のベルスタッフも、イタリアンデザインに変貌して結構なプレミアムブランドになってきた。
オフロードバイクに乗る傍ら、ドカやマーニを乗り継いできたボクは、やっぱイタリアンレッドが好きで、自身のデザインも赤と黒の組み合わせは相当に多い。で、いろんな人に「お前は日本人じゃないね。イタリアンだ」とよく言われた。また前置きが長くなったので本文は割愛。要は愛でるのならイタリアンが良くて実用にはドイツが良いんだ!ということが書きたかったのに・・・・・どこから眺めても手触りも含めてすばらしいイタリアンデザイン。哲学的で複雑な表情のドイツプロダクツ・・・じゃあ日本はどうなのか?ということ。建築家はここんとこジャポネーゼががんばっているね。わけわからない変なOVでした。
きょうの一枚
3年前に久万で手に入れたベンチ。大洲の街角でイベント中にこれでよくお昼寝しました。

2006/12/05 (火曜日)

「イタリアンな誘惑」
最近のこと、バイク雑誌でDUCATIのHYPER MOTARDっていうの?あれを見かけて、ふーんドカティがねえ!?と、最近はボクのHP2も17インチで軟弱極まりないけど・・・実はこれが結構楽しい・・・というか歩くモノマガジン(某ジャーナリストが名付けた)なボクの気分はイタリアンにマッシグラ!!
では、とドカのHPに行ってみるとDUCATIはアルファロメオがリンクしてあって、あの世界限定500台の8C Competizione が2200万で「完売しました!」と嫌味タップリ?(ひがみかもしれない)に書いている。
気を取り直してドカのページに戻って、うろうろしているとアパレルのページは、「なに!?メーカーのページのクセに、ここでネットショッピング出来ちゃうんだ?」70年代のドカのりだったボクは、クラシックなドカのロゴの美しいヴィンテージな趣のレザージャケットを思わず買い物かごに入れそう!!になっちゃう。バイクも無いのにね。
そこで気がついた、各バイクメーカーはアパレルに力を入れている。以前はバイク買い替えまでの間の店頭のセールスアップかと思っていた?でもどうやらそうではなくて、いやそれもあるけど、「ブランド囲い込み」作戦なんだ・・・ウエアが完璧にあるブランドならバイクのブランドスイッチはしにくい!のではないだろうか。
で、ドカもKTMでもアパレルはイタリアンデザインで、イタリア製だ。BMWはドイツデザインのドイツ製。ここに微妙な世界観の違いが出る。かつて(って70年代初頭だけど)BMWからもデロルト(イタリア製ね)のキャブをつけたマシンが唯一リリースされて世界的なヒットになったじゃんか!イタリアよね。
で、ドイツが好きなボクはワーグナーの愛好家でもあるの(最近だけど)でも、ふっと聞いたフィリッパ・ジョルダーノ・・・1999年ミレニアムにローマ法王の前で15万人の大観衆の前でアヴェ・マリアを歌った・・・ローマ法王の死後は活動が出来ないくらい落ち込んでいたらしくて、最近の活動後の・・・とまあそんな話はともかく、やっぱイタリアなんだな。最近。で気がついた。「日独伊三国同盟だ!」不思議かも。
きょうの一枚
フィリッパ・ジョルダーノのデビュー?アルバム。ハバネラがすばらしい。

2006/12/04 (月曜日)

なかなか寒くなりました。北の大地の方はいかがお過ごしですか?うちも今朝、この冬の初暖房が入りました。でもうっかり間違えて冷房のまま「やけに寒いねえ」と。ここらの気候は最近はどうもほどほど、というのが無いといえば無いのですね。
12月といえば、ダカールの季節。もちろんラリー自体は1月なのですが、ぼくたちも何年もの間、12月のパリで過ごしたものでした。12月のパリと聞けば、ボクにはこの上も無く懐かしく、胸が熱くなるほどのものがあります。パリダカ、あっいやいまはダカールね。
多くの者がこのラリーゆえに悩み、時に打ちのめされ、時に立ちすくむ。ホントウにこのダカールってやつは、不思議なまでの人生模様を描いてくれます。それは何故なのだろうか?と、一時はよく考えたものです。これほどまでに多くの者を魅入る、その正体はいったい何なのだろうか?とも。
ボクがはじめて出たのは1988年。ちょうどアリ・バタネンのマシンが盗まれて、ユハ・カンクネンが優勝した年。マルコム・スミスも確かレンジローバーで走っていて3位だか「すごいなあ」と思ったものでした。丸目のキャメルレンジローバー・・・カッコ良かったなあ!年が違っていたらゴメン!!極めつけはダフトラックのヤン・デ・ルーイのダフ、ツインターボのモンスターマシン。80年代のテクノロジーの限界?!でこのラリーで、ダフの2号車の事故で撤退。
そしてここのところ復活!なのですが昨年はなんと車検落ち!普通ならもうちょっと厳しいかなって思うところ・・・今年はごらんの(今日の一枚)体制。メーカーはダフからジナフに替わったそうなのですが・・・で、デルーイさんというのは確か?運送会社の社長!!で、こんな調子。まるで佐○急便の社長がダカールに出る!とでもなれば、こんな体制が組めるのでしょうかねえ。
きょうの一枚
そんなこんなで、ダフじゃなかったデルーイチーム2007の体制!!いくらかかってんだい。

2006/12/01 (金曜日)

たくさんの宿題をもってムッホは本日ウランバートルに向けて帰国!!しました。皆さんによろしくとのこと、この誌面?を借てご報告いたします。ウランバートルはここのところ急激な寒波に見舞われています。そしてそのあと数日遅れで日本にも寒波がやってくる!のです。この数年間のウランバートルとの冬のやり取りで、この仕組みがわかりました。まあ考えてみたらそらそうだわね。気象なんてのは世界規模で動いてるんだものね。で、今年は4年ぶりのエルニ-ニョで暖冬・少雪らしいですね。でも今日は各地で雪降っているようですね。この前まで夏だったのに、もう冬。ということはすぐにまた夏??が巡ってきますね。
ところでBTOU2007インフォメーション資料・・・届いていますか?早い方はすでに「今日写真貼って、エントリー用紙送りましたよ!」だそうです。西に向かうプロジェクト、ロジスティクスにかかる高負荷を跳ね除けて、完璧なでもどこかエクスプローなラリーを実現しましょう。また参加者にかかる負荷も大きく、ゆえに困難さは増しますが、到達感・達成感は充実したものになることをお約束いたします。
きょうの一枚
池町選手が九州である全日本ラリーの道中で立ち寄りました。なんとワークスのスバルで・・・ダカールも近いというのに・・・。

 

 

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この間転記済み

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2006/11/27 (月曜日)

資料請求について・・・
本当にたくさんの資料請求・・・ありがとうございます。第1便の送りだし予定日までに製造可能なDVDの数量をオーバー!してしまいまして、第2便での資料発送は12月6日ころの予定となります。今のところ資料請求到着順に送り出す予定です。
デザインのことなど雑感。
ここのところ、ボクの携帯を「もういい加減に買い換えれば?!」「えっ、これってアンテナ伸びるタイプですよね。」「うそっ、アンテナって伸びないの??」「ええーっ、そんなの今やもう無いですよ。カメラもついてないでしょ?」「ついてない付いてない。次ぎ買うときもカメラ無いのにするんだー!」「なあに言っているんすか、カメラの無い携帯なんて、ありませんよ!」本当なのだろうか?ついこの前、アンちゃんが携帯で花の写真を撮って驚かせてくれたばかりだというのに・・・あっ、でも5年くらいたっている?で、その時はJ-PHONE・・・一人勝ちで、史上最高益!とかって、やっていたのに。
話がそれた。確かにボクの携帯は新しくはない。でも古くて仕方がないというほどのものでもない。なぜにこんなにも新しいものばかりに踊らされて、デザイン最先端!でもみんな持っている!没個性な道具を、悲しい日本人は9000万台も買って、買い換えて、また買い換えて!を繰り返すの?!こんな商品って、歴史的にも存在したの?!そんなことに何の意味があるの?(なんか井上陽水風に)
携帯の端末の買い替え需要というか、みんなの買い換え方は絶対に変!だとボクは思う。しかし、そこにある機能はともかく、デザインに関して言えば急速に変化をしている。これこそは時代を映し出す鏡のようだとも思う。残念なほどにマーケティングし尽くされている。つまり、チミたちが望むものなんて、ゼーンブお見通しなのよ。
もともとプロダクツで、ここまでデザインを重視しなければならないものは、なかった。いや、無かったというのは言い過ぎた。すべてのプロダクツにはデザインありきで、ボクなんかよくデザインオリエンテッドなんて言葉を操る。向こうの人はけむに巻かれてしまって、話を聞く気分が半減してしまっていると気づかずにだ。
また携帯はデザインばかりか、その広告も闘いが厳しい。キャメロン・ディアスが歩いてくだけでメッセージなCM・・・確かスリム?だということが言いたかったのか?携帯と呼応するまでも無く家電のデザインも相当に進んできた。かつてはSONYがデザインを引っ張ってきたが、いまでは韓国メーカーあたりに「おおっ」と思わされる。SAMSUNGやLGなんて、世界レベルのデザインをとっくに果たしている。
韓国には政府系機関としてデザイン振興院なる役所がある。院長はLG電子のデザインを手がけて名を成した金哲浩。今では韓国の産業界へのデザイン支援をしている。政府系がデザインを重要に考えている・・・というところにこの国の次代の戦闘力を見て取れる。でも携帯のデザインはまだ日本のほうがはるかに優秀かもだ。ちょっと心配なのは液晶ハイビジョンなど、これから10年の産業の目玉になるだろう薄型大画面のTVのデザインと価格だろうか。とここまで書いてデジタルハイビジョン放送は何なのか?!と書こうと思ったけど今日はデザインの話に終始しなければならんて。
長くなりすぎたのでまとめる。
もっとも真似しやすいものはデザインだと思う。しかし精神や思想、場合によっては歴史や文化、そうしたものまでデザインとして真似てしまう傾向がある。少ない人生、手に出来るものの量なんてたかが知れている。本当に手にしたいもの、を手に入れる。気の遠くなるような作業に?ボクは今日も邁進している。・・・なんだ、そんなオチかよぉ。
きょうの一枚
スガワラ峠で菅原さんのワンスナップ。次は看板を作って掲げますか?

2006/11/24 (金曜日)

BTOU2007資料請求クリスマスキャンペーン実施中!!

いまBTOU2007の資料請求の方に、もれなくDVDをプレゼント!!というかそのDVDこそが今回の資料なのであります。いや資料というかプロモーションDVDなのですが、そいつときたら、グーグルと契約までして!作った衛星画像。ウブス湖の岸辺を上空数百メートルで飛んでいます?!「ヒャーッ」て感じです。そのうちリアルタイムで衛星画像が入手できる時代もそう遠くないように思います。するともっと面白い中継が出来るかもですね。さらにそのDVDには2006年の映像や写真が付録しています。といっても付録のほうがボリウムが大きい!まるで昔の小学館の「小学3年生」みたいな中身になっています。ぜひ資料請求を!詳しくはコチラ
地図を眺めることが日課のボクは、ところどころにも書きましたが、アルタイ山脈の主峰友誼山(モンゴル名フィティン山)にちょっと興味が湧いてきています。子供のころは健脚を誇っていたのですが、最近はそれどころではないくらいの体力低下!で登頂というわけには行かないでしょうが・・・とまれ、2007の目標は定まりました。とりあえずモンゴルの事実上の最西端、友誼山山麓まで果てしない旅に出ることにします。
きょうの一枚
盗撮?されたボクのプランニング用のモンゴル地図。ONCマップを貼り合わせ1.2m×2.0mあるモンゴル全土の地図。このくらいのサイズだと緯度線は東西で大きくRを描き地球なんてそんなに言うほど大きくない!といってる。アクリルをはめ込んで、自由にホワイトボードマーカーで書いたり消したりして、楽しい旅の夢を見る。

2006/11/21 (火曜日)

町にはクリスマスイルミネーション!と、もちろんクリスマスソングが流れる季節になりました。クリスマスはパリダカのころを思い起こさせます。クリスマスは一生パリで過ごすもの!と決めていたのです。でもそのときも思ったのですが1年がたつというのは、実に早い。気がついたら、いつも明日は車検日!みたいなぁ!(バカです)さらに最近どんどん早くなっていって・・・ひょっとしたら地球の自転も公転も恐ろしいくらい早くなっているのに、実は誰も気がついていないのではあるまいか?と、かんぐりたくなるような有様です。機械式の時計は、多少遅れたり進んだりはしますが、地球の自転が早くなってないことは、どうやらそいつが教えてくれています。
「地球は、人類は、」と常々から稀有壮大に物事を考える?ボクには、この時間というわけのわからない概念の存在がどうも疎ましくなってきました。腕にはめた時計はアクセサリーだったらいいのに、と。つまり物事を考えつくすのには時間が足りないのではあるまいか?ということ。少年老い易く・・・みたいな感じです。ボクは、もっと勉強?がしたいと考えるようになりました。子供のころからそう考えられたら幸せ!だったかもしれませんが、残念ながらあのころは、その正反対の思いで、今頃そんな風に考えても「遅い」のかもしれません。これから相対する中国!と考えるだけで膨大な時間の壁に眩暈さえ覚えるではありませんか?!悠久の時・・・はるか数千年の彼方。そーか、やはり旅にでるしかないのか。今日は意味不明の支離滅裂!!
きょうの一枚
テレビ朝日のスペシャル、チンギス・ハーン・・・見ました?ボクはDVDに撮っててもらったのを見ました。で、マルコポーロの東方見聞録!!そうそう、ナショナルジオグラフィック版のそれ、まだよく読んでないのでした。

2006/11/20 (月曜日)

名古屋・神戸と周遊?をした週末。久しぶりにひとり新幹線に乗りました。羽田にはエアバスA380が実証飛行とやらで飛んできていたようで、世の航空ファンは大挙して押し寄せたことでしょう。ジャンボ機よりも一回り大きいその機体を飛ばすための燃料は???諸元を見ても記述がありません。で747のタンク容量は?というと24万リットル・・・TOTALが発表した2005年ダカールの燃料消費量はモロッコステージでスーパー37000L、ヘリ用燃料57000L、アブガス20000L、エアポートでカミオンやサポートカーなどへの給油量が180000L、ガソリンスタンドでのラリーカーなどへの給油量が28000L・・・モロッコの総給油量322000L・・・全行程では115万リットル。1L=150円計算で1億7千万円!!すごいのか?そうでもないのか?と書いたところで打ち合わせの来客到着で今日はここまで・・・
きょうの一枚
今日はモンゴル情報局でおなじみのムッホさんの誕生日です。
日本で迎えるのは今年で何度目でしょうね?
お誕生日おめでとう!

2006/11/17 (金曜日)

西安・・・北京から南西の方向に高速道で1200km。日本で言うところの京都、古都なのである。唐の時代には多くの僧侶たちや遣唐使で賑わった。空海もこの地で学んでいるのだから日本との縁は少なくない。もちろん城砦都市である。西門ははるかシルクロードに延びる。要はシルクロードのスタート地点でありゴール地点でもある。なにかこうプッチーニのトゥーランドットを思い出したり三蔵法師の西遊記を思い出したりしていた。なぜ、今こんな話かというと、答えはいずれまた。ということになろうかと思いますが「西安」そんな話もあったなあ!?という風に覚えておいてください。
さて、TBIとBTOUさらにHOKKAIDO4デイズと2007年の濃度に今から手抜かりのない準備をしておこう!と日々に精進。ダカール組も、もうすぐ出発なのかな?今年も多忙な年の瀬になりそうな予感。
きょうの一枚
マイケルキャストリー君と彼のレポート(英文だけど)これをぜひもう一度、読んでみてください。マイケルはこのたび無事に帰化。黒鉄(クロガネ)さんというお名前になりました。なんか坂本竜馬を思い出したのはぼくだけ??キャストリーさんのレポートはこちら

2006/11/16 (木曜日)

ワケアッテ、パソコンが新しくなりました。初打ちでこのOVを書いています。ナゼダカCIAの陰謀のように、社内の様々な電子機器?がリースアップだとか、次々と壊れたりとか・・・で、PA屋さんまがいの仕事をしている部署?は新しい機材が必要だったりとか、一気に新しくしなければならない局面になってきて、厳しい限りであります。やはり陰謀説が濃厚です。
古いものの良さを楽しむ、などということはさすがにこの世界では希薄です。そのうち「ヒストリックコンピューターがにわかにブームに!」なんてことはなさそうです。でも、あのCDが登場したとき、レコードのコレクションをどうしたのでしょう?デジカメ全盛期の今、フィルムカメラはどーなるのでしょうか?CD化のおかげですべてのレコードを廃棄した?ぼくは、いまアナログつまりレコードの愛聴家になってしまったという教訓から、古い一眼レフは捨てずに置いておこう!ということにしました。デジタルの素晴らしさは、まるで最新のエンデューロマシンのようですが、古い鉄のマシンの味わいも魅力的なものです。1か0かで判断できない部分、たとえば0.0034・・・みたいな割り切れない人間の表現力や音の連続性。不必要だと切り捨てられる、行間の味わい。
といいつつも、新しいというのは素晴らしい。画面は大きく美しい。友人のカメラマンがやってきて「デザインチームのパソコンを先に新しくすれば?」だって。彼もまたデジタルとアナログのハザマに漂流していますがな。
さて昨日発表したBTOU2007・・・早々に多くの資料請求が届いています。ありがとうございます。昨日もご案内のとおり11月28日発送予定です。クリスマスまで有効な、素敵?なプレゼントが同封されています!!ぜひお申し込みはお早めに!!
きょうの一枚
こんなの買いました。

2006/11/15 (水曜日)

BTOUのツール制作の巻
今年は写真集の制作が電光石火だった割に、BTOU2007インフォメーションのためのツール制作が遅くなってしまった。もちろん開催の有無の検討にも1ヶ月費やしたし、懸案の4デイズのこともあったのだが、そんなことよりも「凝ったモノを作りたい」という、当初のころからあるボクの変わった願望のためでもある。そして制作のラフ案を出すと、見積を取らなければならない。もちろん、こういったものにコストをかけるボクはバランス感覚がないのではないか!と叱責を受けることも無いわけではない。でもボクの夢やロマンはみんな理解してくれている。それにしても最終的にはフツーのものに落ち着くけど、当初案はいつも変わったものだ。
変わっている!といえばダカールのインビテーションもデザイン的にも優れているばかりか、かなり金がかかったものだ。それもそこにギッシリと詰まった夢やロマンを具現したい!という主催者の願望なのかもしれない。さて、こんなこと書いたら、資料請求したみなさまに出来上がって届くモノに多大な期待を持たせるのもあれなので・・・このくらいにしておきます。
さてSSER 2DAYS CLASSICの総評の巻
3ステージ制は、過去に梼原大会で1度採用したものだが、115kmのルートを3周するというのは、かなりハードになることが予想されていた。350kmという距離はアベ35km/hなら10時間というもの・・・実際このアベはキツイ!!さらに冬の雨、低温、久万には必ずつきものの濃霧。相当にタフなものになった。
1ステから2ステへ。2ステのスタート時刻に60%を超える選手が間に合わなかった。我々は30分間のボーナスを用意した。2ステの夜の闇に向かって発進するための装備などの見直しや、降雨による消耗を考慮した結果だ。それでも何人かにはペナルティが課された。3ステージは気温が4℃まで下がったエリアがあったが、それでも後半には星が見え始めていた。
ここまで順調に競技を進めてきたのは、森田昌和、夜の闇も味方につけ追いすがるトップグループにSS毎にマージンを広げてゆく。ゼッケン1をつける池田秀仁はモンゴルのハードなライディングに、どうも四国の繊細なライディング感覚を忘れたと笑いながら、3位に甘んじた。3ステージは青空が広がり、エキスペリエンス・ランの参加者は、気持ち良さそうにSSER2SAYSのルートを駆け抜けた。
タフだが充実したエンデューロなウイークエンドだった。
きょうの一枚
FREERIDE MAGAZINE Vol.007を見ましたか?!ボクは本日やっと入手して読みました。ハルキさんの文章・・・ボクの望む全てが書いてあります。彼とはよく話をしますが、ラリーの話はあまりしないのに、何でここまでと思うようなくだりもたくさん!今ISDE参戦中の彼、こちらも是非にもがんばって・・これだけ書けて走れて、若くて・・・・・ウラヤマシイ。ぜひご購入の上一読して永久保存版にしてください。僕は大量購入して、近隣やスポンサー様に配布します。ICE-BARご一緒した○堀さん、また届けますよ!!

2006/11/14 (火曜日)

一雨ごとに寒さの募る今日この頃。先のSSER 2DAYSは、大変お疲れ様でした。ご参加の皆様にもまた役員のみなさまにも、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。また、久万高原町のみなさまには、降雨などで予定時間を随分遅くなり、多大なご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。これからも、さまざまに配慮した運営を心がけてまいりたいと思います。
今年のイベントも全戦が終了しました。GWのTBI、夏のモンゴル・・・タフな日々が続きましたが、これから年末に向けては本来の業務に追われつつ、来年の計画のために飛び回る予定であります。
西に向かうBTOU、濃密に走る北海道、春には陽光のTBI・・・SSERシリーズ。イベント過多?な感じがしますが、とにかく力いっぱい!!行きますけん。でも体力限界説も・・・。

2006/11/08 (水曜日)

カーグラフィックの12月号、チームACPの記事が掲載されています。是非ご覧下さい。ホンダの社内広報誌の表2ページにスーパーカブの特集なんですが、ひめぎんチームの写真がバーン!と。社内広報誌と侮る無かれ、内容は濃いものがあります。2008年発売予定のFCXも紹介されているけど・・・燃料電池車ね。すこしプリウス似なのが気になりますが、かなりカッコ良し。スタック(ネーミングに???)と呼ばれる燃料電池本体はセンタートンネルに設置して、容積で20%重量で30%の小型化!!なり。最高速160km/hで航続距離570kmらって。2012年にはカリフォルニア州でゼロエミッション法が強化される。マスキー法に対してCVCCで答えを出したホンダ・・・あれから30年。世界のホンダはさらに飛躍できるか??
さて、モンゴル人はいいよな。ッてオハナシ。
「海の汚染や乱獲をこのままの状態で放置しておくと、約40年後には食卓から海産物がなくなってしまうかもしれない。そんな調査結果をカナダや米国などの国際研究チームがまとめ、3日発行の米科学誌サイエンスに発表した。ただ、漁獲制限など必要な対策を今すぐに始めれば、こうした事態が避けられる可能性が高いこともわかったとしている。 研究チームは日本海や東シナ海といった日本近海を含む世界64カ所の海域で得られた漁獲データなどを利用し、海から得られた魚や貝類などの種類や量がどのように変化しているかを解析した。その結果、03年の時点で、捕獲されている魚や貝などのうち29%の種が、漁獲量が最盛期の1割以下に減ってしまっていることがわかった。水質の悪化や乱獲などの影響とみられる。この傾向が続けば、48年にはすべての種が同様の運命をたどることになるとチームは警告している。ただし、厳しい漁獲制限を課した海域で生態系の回復もみられることなどから、今すぐ抜本的な対策に着手すればこのようなことは避けられると、チームはみている。」(アサヒコム)
でも思うことあり。この前、北海道でナマコの密漁をしている連中が、愛媛県人!ということでボクはイヤーナ感じを受けたのですが・・・それはさておき密漁の範囲。北海道のとある海岸で、ひょこっと海を覗くと丸々とした大きな海栗。取って食べたら密漁!になるんだそうな。
「・・・」
松山辺りでは、子供のころから素もぐりで、サザエやなんかを獲っていた。潜水具を着けて獲るとダメなんだそうで、これも「どうなんだろうか?」でも春の山では、この近年に大量に発生する山菜獲りのみなさん・・・まるで悪意は無いのですが、地元の人にすれば「万引き!」と同じ!だそうで、ぱっと見ると山菜取り=善人。オフロードライダー=悪人。見たいな感じがするのは何故だろう?ともかく、自然と人間のかかわり方。食糧問題。ルール、マナー・・・さまざまに難しいこととなりました。美しく豊かな地球を・・・ね。
きょうの一枚
帰ってきた?モンテッサH-7・・・のお尻。
ヒストリック&エキスペリエンスランに参加のシーナ先生のマシンが到着。珠玉の往年のレゴラリータ達のコレクター・・・・いいなぁ

2006/11/07 (火曜日)

昨日のニュースでは、GM社が中国に燃料電池車を投入する計画!!
「世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長は6日午前、中国・上海市で読売新聞などのインタビューに応じ、水素と酸素の化学反応で走る燃料電池車を、中国などアジア市場に投入する検討に入ったことを明らかにした。中国政府や上海市当局などと、燃料電池車の普及に必要な水素ステーションなどインフラの整備について協議を進める方針だ。ワゴナー会長は、「アジアは人口も増加し、経済も成長しており、(自動車メーカーにとって)非常に重要な市場だ。ただ成長が持続可能かどうかが大きな問題だ」と述べ、環境にやさしい車の必要性を強調した。そのうえで、「いろんな技術がある中で、一番有力なのは燃料電池車だ」と述べた。ワゴナー会長は6日午後に上海市長と会談し、GMの燃料電池技術を説明するとともに、インフラ整備について協議する。GMが、アメリカ以外での燃料電池車の普及に関して検討状況を明らかにしたのは初めてだ。(2006年11月6日15時25分 読売新聞)・・・」
一方では、「トヨタ自動車は7日、2006年9月中間連結決算(米国会計基準)を発表し、営業利益は前年同期比35・1%増の1兆934億円と中間決算で初めて1兆円の大台に乗せた。売上高は前年同期比15・3%増の11兆4718億円、税引き後利益は36・2%増の7772億円で、いずれも中間決算の過去最高を更新した。欧米での販売増や円安傾向を背景に07年3月期連結決算の業績予想も上方修正し、営業利益は5月時点の当初予想より3000億円多い2兆2000億円になる見通しだ。営業利益の2兆円突破は日本企業で初めてとなる。(2006年11月7日20時20分 読売新聞)・・・」
と、ここのところOVの嵩上げのために新聞記事を使う!という姑息な手段にでていますが、今日はもう疲れ果てて、会社に帰りついたのは夜半。今日から急に寒くなって、さすがは立冬。やはり歳時記は大切にしたいもの。でも、美しい日本の四季をきちんと愛でながらくらしていきたいものなのです。
きょうの一枚
ボクの30年前のプレーヤーの進化版・・・音、聞きに来てね。

2006/11/06 (月曜日)

NEWS・・・CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS 2007日程が決定いたしました。7月13日(金)スタート。7月16日(月・祝日)がゴールの4日間。TDN-NWってご存知ですか?あれをもっと濃縮ウランじゃなくて、濃縮した4日間。ハードだけどめくるめくような日々。今回はSSERとA-TEC、BTMのネットワークと各地のみなさまのご協力で開催いたします。BTOUは8月5日スタート8月14日ゴールの10日間の日程。テーマは「西の果てへ。」かつて、一度その近くまでルートが延びて、あの長谷見さんをして「どうしてここでRCPをしないんだ?」とかって言わしめたところ。さらにおくまでルートが延びて。カザフスタン、ロシア国境まで行きます。もちエコ部門も開催されます。北海道とモンゴル・・・この極めて厳しいスケジュールですが、ボクはやります。北海道に関しては、遠くない将来には運営部門を北海道に渡せれば・・・と考えています。また北京にもSSER事務所を開設していく予定?で、近々中国そして北海道に出没予定です。
さて立冬が明日。ボクもそろそろ秋もののスーツに衣替え!をしようかなあ、と思っていますが、今日も半袖のポロシャツで出勤!これから打ち合わせがあるので着替えるのはペラペラの夏物のスーツ・・・・・地球温暖化に関するニュースがひとつあります。核廃棄物を地層処理するって話は、最近TVCMなんかで目にしますが、二酸化炭素を地中深く処理をするという技術が、かなり現実味を帯びてきています。油井などに処理をすると原油が良く出るようになる!?という効果も報告され、処理可能な量は、現在の排出量の100年分以上!!という話。
また温暖化効果ガスのひとつメタンの大気中濃度は2000年を境に「なぜだか?」減少に転じているというニュース。折、奇しくもナイロビで今日から「地球温暖化を防ぐための京都議定書第2回締約国会議(COP・MOP2)」
ヨミウリオンライン・・・・・
京都議定書の見直しが初めて議論され、温室効果ガスを減らすための将来の枠組みについて、進展を図れるかどうかが注目される。会議は、約190か国から7000人が参加し、12日間の日程で開かれる。親条約である気候変動枠組み条約第12回締約国会議(COP12)も兼ねている。議定書は、2008~12年の温室効果ガスの平均排出量を、先進国全体で1990年のレベルより5.2%、日本は6%削減することを義務付けている。13年以降の「ポスト京都」では、途上国を含めた幅広い国が参加する道筋を模索する先進国に対して、途上国は反対している。最大排出国の米国が議定書を離脱していることが格好の口実になっている。先進国の新たな削減義務の議論を進めることについては日本もEUも消極的だ。世界の温室効果ガス排出量のうち、議定書で削減義務を負う先進国の割合は3割に過ぎない。全体の4分の1に迫る最大排出国の米国、途上国で排出量が急増している中国やインドは削減義務を負っておらず、「3割の国だけで努力しても意味がない」(環境省幹部)というのが本音だ。・・・・・・・ということで、なんともはやだが、小さな力でも継続して行くことの価値があるのではあるが。中国やアメリカを条約締結国にしないと・・・これも地球上の安全保障問題としては、何よりも脅威なのですが。
さて長くなったついでに。最近、我が家から発掘?されたワーグナーの全集、もちレコードですが・・・ヒットラーもこよなく愛し、また小泉純一郎も日本ワーグナー協会の顧問を務めるほどの・・・ドイツが生んだ作曲家ですが、ほぼ無傷な状態で未開封で発見されました。歴史的な(我が家にとってですが・・・)快挙で録音は71年。古いプレーヤーを完璧再生して、新しいオルトフォンのMCカートリッジにSOUND製のフォノイコライザーがLinnのアンプでB&Wのノーチラスを高らかに鳴らしています。デジタルでは忘れていた細やかな音!!(お詫び、オーディオの組み合わせには、一部希望的な部分が、まことしやかに書かれています。)まだまだ古いクラシックの名盤がざくざく出て来そうです。タノシミタノシミ。
きょうの一枚
事務所の近くのお店で見つけた恐竜「なんで・・・」

2006/11/01 (水曜日)

えっと・・・BTOUはRRMの時代から永山竜叶賞というのが有るのはご存知の通り・・・これは今はランタンルージュがこれに当たるのだが。で、かれを追悼するサイトなるものが有志の手で作られていた・・・知らなかった。彼のバイクは1台SSERのガレージに鎮座している。彼との忘れら得ない思い出も枚挙にいとまがない。で↓↓
http://www.geocities.jp/zenepro_gareki_fictional_manual/index.html
とりあえずタイトルには???となるのだが、彼の特有の豊富な知識が見て取れる。三角ビートルを操縦してみませんか?なんてのには全く驚かされますが、まあ希代のヲタクだったというのは一目瞭然。そこに年譜のページに行ってみてく ださい。まあ、以前発行されたものなのだが1人で腹を抱えて笑いながら涙が出た。
ボクは出張でお江戸に滞在中です。でもまたすぐに帰って2DAYSの準備なのです!!永山君が異常に大好きだった「いもたき」これは四国の表現かも?大洲の肱川の河原で、これまた大洲産の芋でするのが良いのですね。むかしはなにかと鍋釜の豊富なSSERは、さまざまなシチュエーションで「食い物」を作っていました。今度のモンゴルの夕べは、ムッホとSSERの女性陣が腕を振るうです。ボクは高みの見物!!
さてエキスペリエンス・ランという新しいスタイル。まあ封鎖された林道を走れる!なのに時間計測はされない。何かあればすぐ後ろにはピックアップが!もちコースマークで走るというもの。こんなうまい話には気をつけろ!じゃなかった、こんなうまい話はめったにありませんぜ、だんな。
という事で、日曜の朝は熱くなりそう!!今からでも特別にこのクラスのみ参加可能?かどうか、問い合わせてみてください。
きょうの一枚
チームスガワラHINOレンジャーのダイカストモデルが発売される!!というお知らせが・・・レーシングオンに掲載!!

 

 

 

Organisation Voice 2006/10

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2006/10/31 (火曜日)

あるパンフレットのあいさつ文の原稿に「錦秋の候」と書いたら、「錦秋は10月で、11月は晩秋では?」「・・・・・」確かに手紙の作法はそうかもしれない。でもまだ松山は紅葉なんて数週間先つまり11月半ばだし。なによりに錦(にしき)のあでやかさのほうが、晩秋の暗さよりも良いのではないか!?と反論しようと思ったけど、やめました。で、なにが言いたいのかと言うと、温暖化に伴う季節の変化には対応するべきじゃないのか?ということ。まだまだ残暑厳しい松山からでした。10月31日。
さてボクはある不信感をソフトバンクモバイルに持っている。あのシステムダウン騒動は、マスコミの恰好の標的となった。ドコモの社長が「憤懣やるかたない!」という顔で「¥0」と書かれた新聞の全面広告を全国のテレビにさらす。今の若者の心理を読みきっていない。
「そろそろ流れるだろうなあ」と思っていた松下の石油ファンヒーターの回収のCM・・・流れはじめましたね。イメージアップ広告はマイナスイメージからでも形成出来るという新たな広報手法。大体ソフトバンクモバイルなんて社名誰も知らなかった。タダのソフトバンクとしかね。ダウンしたシステムはやがて回復する。残るのは「通話料¥0」というイメージ。広告効果は数百億円規模になった。つまりボクの持っている不信感というのは、そこまで読み切っていたのではないかという事だ。大胆で危険な広告手法は、それすら物語っていて、やけに大仕掛けだなあ!?という疑念は晴れず・・・今度は公取が待っていたかのように調査開始。まあこうして携帯の通話料がどんどん安くなれば、高校生達のお財布負担も軽くなって、消費に回る金額も爆発的になって、景気回復はさらに加速する。・・・ってわけにはいかないぞ。
きょうの一枚
ボクの携帯。ナンバーポータビリティなんかとか・・とは無縁の超ロングユース!!音質は悪く、人ごみの中ではまず聞き取れない。しかも一昔前は回りはみんな同じモデルだったのに、いまではボクだけ・・・「えーっ。これって衛星携帯すか?」「すかだあ?」「・・・」

2006/10/30 (月曜日)

みなさんの町はどうですか?松山は朝夕の渋滞がひどくて、今くらいの時間(って分からんか)ヨーイドンで事務所を出たら、一台が空港に行くまでにもう一台は岡山まで行けます。まあそのくらい混む!という事が言いたいわけです。行政も腐心していることは分かりますが、渋滞はまた温暖化効果ガスの発生原因でもあり経済損失は少なくありませんね。なんとか効果的な対策を・・・ボクは良いアイデアが有るんですけどねえ。
ところで中国北京の渋滞はその中でも僕の知る限り世界一!です。1週間の渋滞とかって知っていますか?冬と夏、電力事情が悪化するころは北京に向かう石炭を積んだトラックの列が数百キロ!!続きます。そんな温暖化効果ガスの排出抑制プロジェクトを買って、排出権獲得ビジネスがヒートアップ中!!今ちょうど北京で(上海だったかも・・・)排出権ビジネスの見本市が開催中!日本は思いっきり出遅れているようす。
さて、ボクはSSERが終わるや北海道!!カニのシーズンでありますな。北海道、四国、モンゴル、さあ気合を入れてやるぞー!な前向きな気分。
きょうの一枚
ヒストリック・エンデューロもぼちぼちと・・・スガワラサンはXL125S-パリ・ダカールの博物館レベルのマシンを一台。「スガワラサン、バイク部屋に置くようになっちゃだめですよ」なんていいながら僕のバイクは部屋の中だ。ちなみにスガワラサンチの壁にかかってる写真はご自身がXLでパリダカを走った時のもの、でその写真がそのままカタログになったのでした。

2006/10/27 (金曜日)

最近連日のようにクマ出没のニュースがにぎやかです。もう動物と人間が生存圏を明確に線引きして生きてはいけないのだと思います。
原発やプルサーマルの問題になると必ず引き合いに出てくる、ラブロックのガイア理論「ガイアの復讐」を思い起こさなくても「なんかかなりヤバいんじゃないか?」という黒々とした不安は少なくありませんね。
でも最近は植物の繁茂ぶりに、得体の知れない調和のためのエネルギーが働いているようにも感じます。木陰を作れるほどの大きな木は、1本で冷暖房費を最大で40%削減できるのだそうですね。やっぱ久万の森にはツリーハウス村?を作ろう!といって昨晩はみんなで大騒ぎして不用意に二酸化炭素を排出してしまいました。
というほどに久万高原、まあ梼原もそうですが、林業が衰退してきて多くの林道が森に帰り始めています。良いことでもあり、また問題でもあって・・・ってなにが言いたいか?は11月10日「モンゴルの夕べ」でその長い夜を。
きょうの一枚
モンゴルでは「緑の長城」計画や、ボクの友人が立ち上げようとしてる「緑の絨毯爆撃」・・・もちろん国家レベルのものも含めたくさんの緑化プロジェクトが進行しています。ここはラリーのビバーク「もうひとつのゾーモット」と呼ばれるソクトオボーの涸れ川です。まだ何か地球に対して、できることがたくさんあるように感じます。

2006/10/26 (木曜日)

ダカールラリーの試走隊のレポートが発表された。本当ならもっと格好良く書いてサハラへのロマンを掻き立てるべきだろうけど、非常に人間的で柔らかくて好感が持てる。と同時にこの壮大なラリーも、その実はこんなにも人間くさく作られているのかと親近感を覚える。ひとたびラリーが始まるとまあ別物になっちゃうんだけどね。
ボクたちもゴビ砂漠では10年にわたる試走を繰り返してきたし、国内にいたってはTBIやTDNなんて、もう20年近く試走をやっている。試走は、まあハプニングの連続であり、我慢と自己抑制と、まあ鍛錬の場でもある。コンビニなんか狂おしくなるほど恋しくなるしね。まあダカールはカミオンを連れているし、でもシーズンが早すぎて虫の大軍に悩まされているみたい。きっと西日の美しいデューンで、糊の効いた白いテーブルクロスで、シャトー・ラトゥールなんかをワイングラスで飲みながら・・・なんてのは大方幻想に近い!というのは僕だって知っている。
それに彼らも「村」を通らなくて進めるルートを懸命に探しているようだ。いずれにしても道は、人々の暮らしを繋いで作られてきたわけだし、深い知恵と長い時間の経験がそれを作ってきたので、そうではない道を探す!というのは砂の中に落としたスプロケット??を探すようなものだ。つまり大変だけど、何とかなるものだということが言いたい。日本の地方都市だってそうだ。バイパスを作れば良いのに、いちいち町の中に道が入ってきてやがて出て行く。これは古い時代の交通が、町に物を運んだり宿場や補給を必要としたところから始まったのだから仕方がない。そんな一方でバイパスや高速道が出来てしまって、商いが立ち行かなくなったものも少なくない。交通が社会生活や、まあ経済の基盤であることに異論はない。
いずれにしても道は地球上に網の目のようにある。大体舗装された道なんてのは詳しくは知らないけど10%に満たないはずだ。舗装することは環境破壊とは誰も言わないのはなぜだろう。そんで舗装路しか走れないクルマの窓から、河川敷をチョコット走っているオフロードバイクに目くじらを立てるのもいかがなものかだ。埃がいやなら、中国北東部の砂漠化に関して立ち上がんなさいって。
ダカール試走レポートのアドレス
http://www.paridaka-info.com/2007/D…….(リンク先はPDF)>>
きょうの一枚
チームスガワラ2007ダカールへ向けてマシン完成!!テルの2号車も速くなった
らしい!これで2-1号車の順で1-2フィニッシュしてもらいたいのだが・・・。

2006/10/25 (水曜日)

石油の高騰は一段落したんでしょうか?いずれにしても限りある資源ですから、ジャブジャブと出ていなければ、やはり希少で高額なものになるのは経済原則どおりでしょう。代替エネルギー技術開発がまだひと世紀くらいかかると考えれば、石油は使い方を検討しつつも、100年は持たなければならないでしょう。
で、チョッと調べてみることにしました。と、Newton11月号に特集が組まれていました。「ほほお、タイムリーな」しかもメインの特集は「第2の産業革命・・・燃料電池!」まあそのタイトルにつられて買ったのは事実です・・・コクハクすると。
それによると、2004年に世界が消費した石油の総量は4兆7000億リットル!日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の消費国で、世界の消費量の6.5%を使っている!国民一人当たり1日6.6リットル使ったことになるそうな。多いか少ないかの議論は、まあ別としましょう。で、驚いたことに実は石油成因にはさまざまな説があるんだそうですな!?無機起源説と有機起源説。さらにその中からもいくつかの説があって「なーんだ、もう全部使ってしまおうか!!てな勢いなのに、成因が分かってないとは・・・」なんですね。で実は75%は未採掘で残されている!・・・とか。
次世代の石油は「固体」という部分にも興味が・・・オイルシェール、オイルサンド。オイルシェールとは熱が加わって石油になる前の岩、頁岩(けつがん)のことのようです。アメリカを中心に発見されておりその究極埋蔵量は、556兆5000億リットル!と見積もられている!だって。「ナーンダ、今世紀中持つじゃん」と思いつつも「アメリカを中心に!!??」という部分に愕然としないわけには行きません。石油は戦略物質なんです。「あーあ21世紀後半もアメリカの時代?というか、いまよりもひどくなりそう。早く次世代環境エネルギーを開発して、頁岩から石油を精製しても絶対にコストが合わない」という風にしなきゃ。そのためにもやっぱ、石油は大切に!とくにアメリカと中国には使ってもらわなきゃ。
きょうの一枚
チームACPのスポンサーでもありますグッドイヤー社から4枚組みのポスターが届きましたのでご紹介します。

2006/10/24 (火曜日)

10月の最終週といえば、例年ならガストン・ライエを迎えに関空に行くころ。そこから2週間ばかり滞在するので、それ以外の仕事を片付けておくのも愉しかった。昨年からは、なにかポッカリと穴が開いて埋めがたい思いの・・・10月末。そんな気分は今年で2年目、その前の年も急遽来れなくなったのでもう3年になるのかあ、と感慨深い。このOVというかHPは初めてガストンを迎えるころから書き始めたのだ。結構いろんなところへ行ったなあ・・・と思う。
こうして秋は人一倍メランコリックになる。しかしそんなヒマも無いくらいに今年は忙しい!!BTOU2007の開催準備!プレゼンテーション!となかなか息つく暇もない。こーしていまだに前世紀のワーカホリックぶりを引きずっている。
で、今度のモンゴルの夕べ+2DAYS・・・楽しみにしておいてください。映像、写真、プレゼンビデオ、さらにひめぎんのテレビ放送分も見せちゃおうかな?!エキスペリエンス・ランもゾクゾク申し込み到着中。お気楽な晩秋の日曜日のダートツーリング!だと思えばOK!!なのだ。
きょうの一枚
もともとボクの80はガストンのシグネチャーモデルだったんですが、全部一つ一つ手書きしたんだそうでありますな1000個を。でガストンが消えかかってるので書き直そう!といって大きく書き直してくれました。そのマシンは今事務所のコピーの前にあって、結構みんなの通行の邪魔になってますが、誰も文句を言いません。

2006/10/23 (月曜日)

新しいパジェロって良くない?ちゃんと5MTもあるし。とカタログを眺めていたら、なんとなくパリダカの時代を思い出していた。暑い夏にマシン作製が始まって、送り出しをするころにはストーブが欲しくなるころ、そうちょうど10月の終わりくらいだったか?毎日毎日、朝までマシン作り。ホントに、どうやって食べていたのか、いま考えても不思議でならない。そうやって夢中になるものがあるというのは素晴らしい。素晴らしいのだが、アットいう間に歳を取ってしまうのも事実。人生にはあれもこれも・・・となかなかたくさんのことが出来ないのだ。
BTOUのことを思いながら考えた。いろんなことをしなくても、自分が天職だと思えるもののために働こう!と。アジアのパリダカールを!の夢はまだまだ道半ばだし。そうしてたった1冊のカタログからもさまざまなことを思う。池町クンもついにミツビシのシートを手に入れた。これから大変なことは多いと思うけど、自分の信念に基づいてしっかりと歩を進めている姿は、ただただ見事だ。きっと大輪の花が咲くとボクは信じる。
ひめぎんチームのテレビ番組が出来上がった。1時間の番組を作り上げるのは大変なことだ。これにもなかなか苦労をした。いずれどこかの(って、あそこのだけど)ブロードバンドで皆さんにも見ていただけられるようにしようと思っている。
さて、とりあえずは近々のSSER 2DAYSでお目にかかりましょうね。来年のBTOUも期待しつつ準備を始めてください!!
きょうの一枚
NEW-PAJEROのカタログ・・・かつての4X4ブームの立役者パジェロ!頑張ってまたガンガンと売れる日を!僕は期待していますよん。

2006/10/20 (金曜日)

ひめ○んラリーチームの戦い!テレビになります。是非見てください!とはいうものの愛媛県だけの放送ですんでごめんなさい。
実はこれを書いてる横に「さ、飲み行こう!」と待機中。今日の一枚はそんなこんなで、テレビ放送のフライヤーでした。では、行ってきます。
(以下OVのスペースを利用して耳よりニュース!)
The 22nd SSER 2DAYS-CLASSICS 受付中!!
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2006年11月11日(土)~11月12日(日)
「闘う、ライディングスピリット、錦秋の久万高原に集う。」ルートは3ステージに決定!給油は各自でお祭る広場の上にあるグランドのサービスパークで!SSは合計21本の過去最大!2ステはライトが必要になるだろう!!てなことで、きっちりとコンペティティヴな装いをまとって、ハードボイルドにお越し下さい。
SSER 2DAYS-CLASSICS には、数社のテントが出る予定。KTM広島からは
KTM540SMR・・・モタード(ナンバーなし・公道走行不可)
KTM450EXC-R・・・BTOUで前田さんが乗ったバイク(ナンバーあり・試乗OK)
KTM250EXC-F・・・今回2DAYSで前田さんが乗るバイク(大会後であれば試乗OK)の3台!
YAMAHA からはXP250が試乗OK、WR250(07モデル)の展示を考えているそうなのですが、バイクが間に合うかどーか?!というところ。BMWからも数台。HP2はモタード仕様が1台アーンド80G/Sが1台、ってそれは誰かさんのバイクじゃないんだろーか?
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/
初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン
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それはたとえば、はじめてのダートランであったりもしていいし、いつの日にか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。後ろからはコースマーク回収用のSSERのピックアップが・・・途中でリタイアして救援を待つライダーにもあえるかも・・・本人は会いたくないかもだけど。一緒に記念写真なんか撮ったりしながら?SSER 2DAYSのルートを走ってみる。対向車もなく、愉しいこと請け合い。でも参加数には限りがあります。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/touring_index.htm
モンゴルの夕べ ご案内 2006年11月10日(金)18:00→22:00
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2000枚のスライドショウ・2時間の映像ショウさまざまなドラマに彩られたBTOU2006。その思い出をふりかえる大量のPhoto&VIDEOのプレゼンテーション。夜が更けるほどに冷え込み?盛り上がる!
どうぞオタノシミニ。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube.htm
モンゴルの夕べ お食事メニュー
草原を思い出させる秋のふるさと村のお祭り広場。ムッホ・アムガランがモンゴル料理を作って皆さんに振舞います。もち羊は・・・という方も大丈夫。日本の秋のメニューも忘れてはいません。食欲も手伝ってモンゴルの夕べにも急ぎ駆けつけてください!
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube_dinner.htm
 
サイレンサー公認リストを更新しました
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環境への配慮は、騒音の抑制から!
長距離のライディングでは、音量の小さなサイレンサーほど疲れません!
音量管理は社会人としてのモラルです。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/sairenser/sairensoer_index.htm

2006/10/19 (木曜日)

天気は良いけど、毎日が秋晴れじゃない。春霞のような毎日。秋じゃない!感じ。さて、まもなくムッホもやって来る!次のスタートに向けて、すばやく取り組んでいる!つもりの今回。ここんとこの連チャンの東京出張も、そーんなボクの意欲の現れ?!だと取っていただければ幸いです。
97年、第3回ラリーレイドモンゴルでは、エタップ3でガルンツルンという町へ。そこからデューンを回り込んで、美しい谷・・・砂丘の中から水が湧き出して川になってウブス湖に流れ出しているところ!まさにボクタチは感動しっぱなし。翌日のエタップ5では、そんな湖を右手に見 ながら「大きい湖だねえ」なんて言っていたら、それは湾だったのでした。その向こうに瀬戸内海よりも大きい海?がすがたを見せました。もち生活廃水はゼロ。そのラリーでは湖に近づくでもなく南下して湖から遠ざかりました。この国境を一部またぐ湖とその西に広がる湖沼群が世界遺産に登録されたと聞くのは、その随分あとのことでした。
モンゴルの首都移転計画を聞いたときに、ボクはウブス湖畔が良い!と提案したほどです。世界一クリーンなキャピタルタウンと、東西を繋ぐハブの役目を持たした巨大空港。世界の貨物ターミナル。中国にもヨーロッパにも同距離?数100キロ四方に広がる大平原と豊富な水。発電に必要な風はたっぷりと吹いている。
来年はたっぷりとこの世界の秘境中の秘境を旅してみよーかと思っている。それにしても果てしないなあ、って感じ。
きょうの一枚
そういえば、97年はTFMと共同でラリーのビデオを作った。今見ても懐かしいし、だいいち若い。それもそうだ10年前だもの。

2006/10/18 (水曜日)

暑い日が続きます。昨日までのスーツを脱いで今日から夏物のスーツに戻りました。おまけに事務所にはエアコンが「冷房」もーど・・・笑い事じゃない地球温暖化なのでしょうか?と思っていたら昨年度の温暖化効果ガスの排出量が発表されました。
「05年国内温室効果ガス排出量、速報値で13.64億トン=環境省」
これはもう京都議定書は批准してない!というのと同じくらいのことです。そんなの批准できない!と早々に離脱を決め込んだアメリカのほうがエライ!!と言ったら言いすぎ?!この記事を続けて読みますと・・・2005年度に国内で排出された温室効果ガスの総量が二酸化炭素(CO2)換算で13億6400万トン(速報値)だった、と発表した。前年度に比べて0.6%増加、京都議定書が基準とする1990年と比較しても8.1%上回った。・・・のです。
「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」いわゆる京都議定書で定められた地球温暖化効果ガスの日本の削減目標はと言うと1990年度の二酸化炭素排出量から6%削減!しなくてはいけないのです。その1990年度の排出量は12億6000万トン!そこから6%マイナスが目標ですからそれを6%減らすと11億8000万トン!まあ言うは易しの典型のような・・・で排出権売買みたいなビジネスが台頭するわけです。ボクは二酸化炭素吸収量が2倍のマングローブの森を育てて、排出権ビジネスに参入しよっかな?
でもまあさまざまにダウンサイジングしなきゃいかんという事です。
きょうの一枚
ガントルガの後姿。10年目にして初のリタイア!!王座奪還に既に今から本気モード!?

2006/10/17 (火曜日)

今年で10回目となるラフェスタ・ミッレミリアが今日ゴールする。14日の朝「間に合いますから見ていきませんか?」と誘われていたのですが、飛行機の時間を動かせなくて残念ながら、明治神宮の南門11時のスタートには行けなかったのでした。でもプレスリリースキットを貰った。重くて宅急便で送ろうかと思ったほど。で、中身はなんとほとんどがスポンサーのカタログばっか。肝心のプレス関係は5枚程度だ。エントリーリストの中にジャッキー・イクスの名前があったのに少し驚かされました。
「えっ、ファラオって何日がゴールだっけ?」
「あんたみたいに後始末なんてせんでも良いんじゃないの・・」
「・・・」
とにかくタフな人であることには間違いない。(出走したかどうかは確認してないけど)この日本版のミッレミリアというイベントは実は非常に興味があって、参加してみたいと言うのもあるのですが、四国を2輪で同様なジロ・デ・シコク・・・なんてのが出来ないか研究中なのです。文化の日あたりの数日間、439や197、192・・・ってたって国道のナンバーだけど。これを走りきるというの、面白いかな。
さて2007のBTOU・・・スポンサー獲得活動や新しい試みへの胎動が始まりました。例年になく早い動きに、リアクションも出てきました。もう少しすると本格的に決定事項から順に発表!していきますのでオタノシミニ!!
きょうの一枚
ラフェスタ・ミッレミリアのプレスリリースキット!!

2006/10/16 (月曜日)

SSER 2DAYS急接近中!!ボクときたら先週出張の際に「ちょっと行って見ようよ」と誘われた六本木のアイスバーで・・・どうも風邪をひいたみたい。でだらしない週末を送ってしまいました。「なんでアイスバーなん?」という疑問はともかく「冬はやっていけるの?」「大丈夫です。でも今年の春オープンしたばかりですから?」と店員さん。お店の人も1時間交代ですって。外に出たらメガネ曇って困ってしまいました。
さて、いよいよBTOU2007が発表されることとなりました。詳細はまだ少し先ですが、さまざまに劇的に変わるかと思います。なぜなら・・・今年で10回の大会を終わり、ひとまずの目標には到達したので、次のステージへ!と思っているからです。
初期のころの非常にハードなラリー。中期のころのように地理的模索の時代のラリー。そしてここのところの政治的な挑戦のラリー!!これからは、中国奥地を通っていくラリーの創出を近い将来に目指して、これまでのさまざまな要素を満たした世界で最も美しい草原と砂漠アジアのクロスカントリーラリーを目指すことと致します。
中国スタートはしかし本格的に北京に「SSER-BEIJING」を設立してからの取り組みとしましょう!ということになり、この部分では環境技術などさまざまな多方面におよぶ企業の協賛などを求めていくことになります。
今回の2007の主たる目標はウブス。西の果て。地理的には北京よりモスクワのほうが近いのでは?近年世界自然遺産に登録された湖とその西に広がる希少な湖沼群。湖の一部はロシア、近くにはバイコヌール宇宙基地もある(はず)むかしこの国境地帯を通った時には、数台のクルマで移動したのだが、無線にはノイズが多く、そのうち通話が出来なくなった記憶がある。東西冷戦後間もないころでした。まあいずれにせよこの辺りも秘境中の秘境です。また氷河を抱く山もあって、今回はその麓の道を行くことにしたいと思っています。続きはまた。
きょうの一枚
秋深まる久万高原町で見つけた、ひと足もふた足も早い桜の姿。また春に咲くらしい。すばらしい生命力です。2006年10月15日撮影

2006/10/13 (金曜日)

先日OVでお伝えしました新企画、初めての方に新企画「初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン」いつか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。詳しくはコチラをご覧ください

2006/10/11 (水曜日)

やっぱりボクは水曜日だと思う。なにがって、この水曜日を充実させないことには1週間が「アッ!」という間に過ぎてしまうことを発見した。水曜日は1週間で最も大切にしたい日!だ。
で、話は突然変わるのだが、国際社会はどこへ向かうのか?というお話。たとえば中国とインドが日本並みのモータリゼーションを迎えるには地球が4個いる!という話は以前書いた。同じく世界が保有する核は、地球を何度も絶滅させるほど。環境問題と核の問題・・・どこか根っこでは同じかも。北朝鮮が「核実験」だったかどうかそれほど大きな問題ではなく(いや、ごめんなさい)なんちゃって核実験(ウソのね)であっても、抑止力でしか使えない核なら「持っている」という宣言するだけで良いんじゃないか。持っているふりをしておけば良いのだ。実はここだけの話だが、僕はカクを持ってないけど・・・高知の池○さんは持っていてBTOUのあと、爆発させて長く入院したらしい。この核も結構ヘンなことをするときの抑止力になるかもしれない。
まあ、いずれにせよ議論騒然。東アジア核のドミノ?なんて話で俄然日本や台湾も保有に走るのではないか?とウワサされているのだと言う。
日本はプルトニウムが大量に溜まっていて、六ヶ所村再処理工場からフランスまで持っていって何トンかたまりに溜まっているはず。そいつを愛媛では伊方原発で燃やすのだ。MOX燃料、プルサーマルという。まあこれはこれで大騒ぎ。でもある意味日本ほど技術的に簡単に転用出来る国もそうはないので、持たない国と持っている国の中間的に見えるかもしれない。H2ロケットなんてスーパーロングディスタンスミサイル!もあるし・・・でも液体燃料なんで、この前まであった個体燃料のμ-5なんて最適で・・・ってボクはなにを言っているのだろう?まあボクも含めて、人類とは、どーしてこうも非常識で哀れな存在なのかな。
ラリーの話も忘れてはイカン。ファラオラリーも終わり、北アフリカも少しずつ秋の気配が?桐島ローランドさんの完走の報を嬉しく受け取りました。かなり早いステップで、彼はダカールにでることに。なんだかクロスカントリーラリーが盛り上がりつつあるように思います。
僕たちも継続開催に強い意欲を見せて、準備に取り掛かっているところです。それにしてもこちらはこちらで厳しい東アジア!西サハラや湾岸とはまた一味違った難局が待ち受けているねえ。
きょうの一枚
本日お越しのモト○ークス外車クラブ?のご一行様・・・トラ、ドカ。R80という組み合わせ。日帰り水曜ツーリングの帰路・・・日曜日に休めない人と走るための企画で年に1回?やるそうです。

2006/10/10 (火曜日)

すいません!更新をサボっていました。金曜日は目の回るような忙しさで、3連休もそのまま仕事に突入!!でもHP2の17インチのホイールが届いていると言うので、「どーせ林道なんか行く暇ないし!誰も誘ってくれんし」と、打ち合わせお出かけエクスプレスにと、ちょこっと組んでみたら、これがすこぶる!!でした。コンチネンタルのロードアタック?とかって勇ましいタイヤが着いていて「ウーンむかしのファントムみたいだ」と言っても誰もわかってくれない。それにしても最近のタイヤはスバラシイの一言。途中で止まってフロントのダンピングを少し固めに直し、リアのエアサスに空気入れ足して、久しぶりに気持ちの良い街中ライディングを楽しんだりしている!交差点なんかもやけに面白い。E46M3くらい面白い!?
SSER 2DAYSにはユニークな話題がぽつぽつと・・・もうすぐ発表することになると思いますが、オタノシミニ。日曜日はラリーの最後尾からツーリングをする「エキスペリエンス・ラン」を企画中!これは、いったいどんなコースを走るのか?コースマークを見ながらガイド役と共に走行。後ろからはコースマーク撤収のカミオンバレイ?がやってくる。ひょっとしたらリタイアして救援を待っているライダーに会えるかも・・・それはたとえば誰か?ってお話はなしね。
それにSSERではポットキャスティングを始めるという模様。ポット・・・って?な人もいるでしょうけど、新しいことに貪欲なあの気分が帰って来たなあ、って感じがします。
きょうの一枚
間抜けなくらいフロントタイヤが小さい。どーせならフェンダーもモタード用をセットで出すべきだ!でもロードバイクが欲しくなくなってちょうどいいや。

2006/10/05 (木曜日)

クロスカントリーラリー・・・なんとも心を揺さぶられる言葉です。ラリーレイドという表現は妙にハードなイメージなのですが、クロスカントリーとなったとたんに、なにかたおやかな丘陵地帯をイメージするのはボクだけ?でしょうか。んで北海道4デイズのネーミングは「CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS」にしようと関係先に打診中!日程も間もなく決まりそうです。夏の「北の島」のたっぷり感!TDN-NEよりも濃密な北海道。詳細の決定は間もなく!です。あーあ、早く行きたい。
9月末に答えを出すと言い放っていた2007年のモンゴルも開催に向けた調整に入りました。隔年開催のほうが参加者数の確保には効果的だという意見と北海道との両立開催は?という疑問の声も、ないわけではありません。
しかし、なんというか呼ぶ声があるのです。なんかこう天の声みたいな、というと笑止でしょうが。まあ、自身の限界への挑戦みたいになってしまいますが、2007年はTBI、北海道、BTOU・・・クロスカントリー三昧の年になりそうです。どうぞよろしくお付き合い下さい。
現在ファラオラリー開催中!!またこのタイミングでミツビシやVWが2007ダカールの体制を発表しています。ミツビシのニュウウエポンは2台、アルファンとペテランセルにゆだねられます。増岡とロマは現行のパジェロエボ。VWレーストゥアレグはバタネン、サインツらが。
きょうの一枚
X-1トラックと呼ばれるカマズ・・・参加者のダッフルバッグを運ぶビバークエクスプレス!「次はこれを飛行機にしたら?」と提案しました。でも空港がないところはどうするのか?という問題が残ります。

2006/10/04 (水曜日)

そういえば9月末に世界で4人目の宇宙旅行者?がカザフスタンの草原に還ってきたというニュース。女性ね。本当はライブドアの元役員が行く予定でしたが、健康診断でひっかかったらしいですね。で、いったいこの商業宇宙旅行の正体とはいったい?これは実は国際宇宙ステーション!世界の数カ国が協力して2010年に完成予定の・・・むかしは2006年完成予定!と言っていたのに。なのですが、宇宙ステーションに滞在するクルーとソユーズの交換に行かなくてはならないのです。緊急帰還用にステーションには常時往復用宇宙船ソユーズを繋留?(とは言わんだろ)しておくのですが、このマシンの宇宙での賞味期限(正式には軌道上運用寿命)が200日。つまり新しいソユーズに乗ってステーション長期滞在滞在クルーと交代して、180日あまり滞在していた2人と有償の旅行者が古いソユーズで帰ってくるというもの。
つまり国際的なミッションに、ひとつだけ席を民間に空けているという不思議なもの。かなり無理があるのではないか?と。そしてその旅行者は宇宙ステーションに1週間あまり滞在して帰還!!というわけなのですが、その間は何をするのでしょう?400kmの上空から飽くことなく地球を眺め続けていたのでしようか。でもやっぱ、仕事を持って出かけないと面白くないのでは?とボクは思います。90分間で地球を1周するわけですから1日16周!9日間の滞在だったので144周!!時間の概念はどのようになったのでしょうか?てなことを考えていると「そーだ!試走の冒険の旅にも、一般の有償での参加枠を作ったらどーだろか?」なんて。
きょうの一枚
10年も前の試走風景。ここはモンゴルの最西部。カザフスタン!にほど近いところ。言葉もカザフ語で住んでる人もカザフ族。国境はどういう意味を持つのでしょうかねえ?高知との県境に棲んでる愛媛県人は、言葉は伊予弁なんだけどね。

2006/10/03 (火曜日)

いよいよ10月。下期のスタート!衣替えも終わってみんな秋冬の服装に・・・と思いきやまだ半袖。日中はまだまだ8月のウランバートルより暖かい!ウランバートルは・・・そういえば情報局はどーなったのだろーか?このHPも新執筆陣を迎えて、衣替えをしようかなあ?と思っている下期のスタートなきょうこのごろ・・・・・。
最近のボクの地理的な興味は、モンゴルとロシア国境にまたがる、西の果ての湖ウブス湖。近年世界遺産に登録されたこともあって、一度だけラリーで最接近したあの時に、もっとしっかりと探検しておけば良かったと思うこと仕切りです。それにしても遥か遠くて氷河を頂く高山と砂漠に囲まれた不思議な自然環境を作り上げているから驚きです。モンゴル最大の湖ウブス湖のお話の続きはまた今度。
きのう10月2日月曜日の日経新聞は、各社の全面広告で埋め尽くされていました。新聞の使命とはなにか?と考えさせられるほどにです。それほど多くの企業が経営統合をしたり、新しい展開を立ち上げるこの下期のスタートとなった!のであります。時、おりしも新内閣が発足し「美しい日本」を標榜し船出したときであります。賛否や野党の批判は当然あるでしょう、抽象的かもしれません。さらに肩を持つつもりなどありませんが「美しい日本」良いではないですか?!審美眼や美意識は、相当にまちまちでしょうが、それでも美しさに対する一定のアイデンティティは醸成されつつあるのではないか?と思います。
2007年、多くの団塊の世代がリタイアします。そのシルバーマーケット?を目指して各企業もあの手この手だそうです。しかしなにか違和感を感じるのはボクだけではないでしょう?リタイアした連中が、みんな豪華客船クルーズに出かけたり、温泉旅行三昧とか・・全くありえないと思うのですがいかがか。彼らはおそらく安倍さんの言うところの「再チャレンジ」いや初めてのチャレンジかもしれませんが、チャレンジするはずです。知識と経験と、比較的安い固定費、子育てや住宅ローンなどの重たい家計の負担のない彼らこそは、日本の新しい起業家達たりえるのではないかと思っています。
われわれもチャレンジをしなければなりますまいて。
きょうの一枚
ボクのオフィスの部屋にかかる超特大のモンゴル全体図からウブス湖をアップで!!世界自然遺産に登録され、多様な生態系と自然環境はすばらしいものです。

2006/10/02 (月曜日)

「その後、マングローブはどうなったか?」
3月28日のOVの「今日の一枚」と比べてみてください(写真)ひと夏をすくすくと過ごして倍くらいの大きさになりました。このくらいの小さな鉢では、もうこれ以上大きくなるのは限界かなと。トイレの洗面台に放置されていたガジュマルもまるで梅の枝のように自由に大きくなっていてビックリ「やっぱり熱帯の木々は育つ!」と実感を強める今日この頃。となれば、この熱帯化を積極的に使おう!というコトは、自明の理。今度はゴムの木を入手!これは秘密ですが県の試験場にゴムの木を植えてもらいました。天然ゴム・・・タイやインドネシア、ベトナムなどのプランテーションから四国の段々畑にその主生産地は移ることは間違いありません??次はコーヒー豆「最近コロンビア産より四国産のほうが旨いよ!」とかなるはず、きっと。こういうシフトをすること、で福○にあるとあるバイク店の主人は、所有する畑に「まずはマングローブを植える!」そうであります。「温暖化を嘆きつつも愉しむ会」をつくろうかなあ?なんて思ったりしています。
話は変わります。YS-11が退役!しました。戦後日本に航空機の生産をさせなかったアメリカですが、いまでは日本のカーボン技術なくして航空機の生産が出来ないまでになっては来ていますが、いずれにしても世界の航空機市場は、アメリカのボーイングとEUのエアバスと2分化された感はありますが、実はここにきて中小型機の需要見込みが高まってきています。カナダのボンバルディアとブラジルのナンだったっけ?のふたつ。がしかし三菱重工のMJ(70人乗り、90人乗り)の2モデル・・高いカーボンテクノロジーで、もうすぐ初フライト?大量ハブ間輸送から、最終目的地間の中小量輸送で新しい時代を迎えることは間違いありません。だいいち燃費が20%以上も良いらしいですものね。
きょうの一枚
3月28日のマングローブと今日のマングローブとSSER熱帯植物園!まだみんな半そでTシャツ・・・。

 

 

 

2006/09/27 (水曜日)

なぜだかボクは日経産業新聞を取っている。んでもってこの新聞、なかなか充実しつつある。下手な社会面のない新聞は、なかなか宜しい。他の業界のことなど整理された情報が役に立つ。でも実際には、この新聞に書かれた程度の情報は、既にネット上でいくらでも手に入れることが出来る。しかしその大量にある情報を必要に応じて収集し、取捨選択することが「編集」なのだとも言える。取材はほとんどネット上で事足りるのではなかろうかとさえ思ってしまう。この数年間トレンドセッターだったLEONの編集長がドタバタ劇の末に交代した。ヘンなコピーを世にはびこらせた功罪はともかく、オヤジたちがこんなにも涸れていなかったのか・・・・・と驚く。
むかし書いたけど早朝のTV番組が盛り上がっています。一昔前はCMも入れ歯接着剤とか?高齢者向けのものばかりが少し・・・だったのに、今では結構オシャレなものがたんまり・・・早朝番組といえば「明るい農村」だったのだが、早起きオヤジたちのおかげで、ワイドショウも変わったね。という事を知っている僕も早起き?!かもしれません。
まあ情報は取捨選択して、また疑ってかからないとね。
きょうの一枚
夜霧に包まれたSSER2DAYSのパルクフェルメ、ナトリウムのオレンジ色の明かりがナイトランをメインステージとしたSSERの郷愁を感じさせます。

2006/09/26 (火曜日)

秋ですねえ。秋たけなわ。街は秋祭りの飾り付けが始まり、もう気もそぞろのお祭り好きは、はっぴ姿で歩いています。朝夕はめっきりと涼しくなって・・・で話は変わりますが、なっちゃいましたねえ官房長官に塩崎さん。古いSSERの参加者の皆さんは覚えていますでしょうか?SSERスタート前のふるさと村で、ごあいさつを頂いたりバイクにまたがってふざけていた、当時の大会名誉会長は塩崎さんの父君でした。あの当時、困難な許可関係を強力に推し進めていただいたものでした。これからの困難な局面に、官房長官にはぜひとも頑張ってほしいものだと思います。
さて、そんなことよりSSER 2DAYSの日々が始まりました。今年もやるですよ!!もう。
きょうの一枚
SSER2DAYSより・・・朝のスタート風景。緊張感が伝わってきますね。今年は少しばかり寒いかもです。

2006/09/25 (月曜日)

おまたせ!SSER2DAYS・・・間もなく詳細がこちらのHPからご覧いただけるようになります。たぶん今日か明日・・・少し寒いシーズンになってしまいましたが、相変わらず久万高原のダート三昧は愉しいこと請け合いです。前夜は「モンゴルの夕べ」なんか特別のサイトも出来て動画が見られるんですね。しかも「続きは・・・・」と、いいところでCMの入るテレビ番組のよう。久万高原の寒い夜、もち屋外!鍋とかおでんに焼酎で・・・たっぷりの映像を・・・わいわいとやりましょう。ま、とりあえずはHPでご確認下さい。かおるさん!焼酎!!
で、もうひとつの問題はデイステージなのか?ナイトステージなのか?ということ。答えは、デイ70%ナイト30%くらい。2日目は完全に明るくなってしまうでしょう。ヒストリックは問題なく明るい!!でヒストリックのSSは2本で10km!!そして近年問題の騒音問題をどうするか?特に輸入車の・・・ちょっとアタマ痛いです・・・でも近年になくタノシミタノシミ

2006/09/22 (金曜日)

地元の新聞やテレビで「ひめぎんチーム完走報告会」が報じられました。壇上にはボクのほかはみんな30代、女性は20代・・・新聞を見て?ボクに寄せられるコメントは「髪を染めなさい・・・」「・・・・・」いつまでも若いつもりでしたが、いけません。ところであの安倍さんは染めてるんだろうかね?
さて、これより横浜に向けて出発!!なのですが途中1件の仕事の打ち合わせで、寄り道をしてから行きます。大勢の方が荷物の引き取り?もそうですが懇親会が楽しみの様子・・・なにも出し物を考えてなかった・・・どーしよ。
さて、最近友人らがファンドを立ち上げて、収益金を環境・・・特に温暖化対策や砂漠の緑化に使う!という壮大な・・・利益を上げるための目的を明確にしたもの・・・内容もメンバーも凄い!のであります。が、そんなこんなでふと目にとまったニュース。
『バージングループのリチャード・ブランソン会長は21日、グループのうち航空、鉄道会社の全利益を向こう10年間、地球温暖化防止のための代替燃料開発事業などに投資すると発表した。世界の気候変動、健康、貧困、紛争の問題に取り組むためにクリントン前米大統領が呼びかけた「クリントン・グローバル・イニシアチブ」のニューヨークでの年次総会で打ち上げたもので、投資総額は30億ドル(約3500億円)になるとしている。ブランソン会長は「私たちは美しい地球を親の代から受け継いだ。我々の代で取り返しのつかない環境破壊をしてはならない」と述べた。 利益を度外視した投資なのかどうか尋ねられ、「利益をもたらす投資もあれば、もたらさないものもあるだろう」と述べた。 クリントン氏は「石炭石油エネルギーの寿命は今後35年とも100年とも言われるが、今行動を起こすことが重要だ」と述べ、他企業の追随に期待を寄せた。』アサヒコムより
さすがリチャード・ブランソン、だが世界中の代替燃料開発の投資額はそれぞれ相当なものだろうから、これは彼一流のメディア戦略かとも思うけど、まあ説得力はあります。いや、こうした企業経営のスタイルが新しいトレンドになってきてます。目的が明確なのは宜しい!!うちもそーかも?
きょうの一枚
ヤク・・・はじめてこれを見たテルクンは大きな犬!だと思ったそうな。ヒマラヤやモンゴルの高地で遊牧され時にはキャラバンを組んで・・・ともかくなかなか面白いヤツです。

2006/09/21 (木曜日)

新総裁誕生!ボクの同級生が新総裁に!あっ、いや同級生といっても学校が同じとかじゃなくて、まあ同い年ということですかね。昨日の議員の投票には無効票が1つ、それには「安倍晋太郎」と書かれたそうでありますな。これを、マスコミはさまざまにメッセージと読み取るわけですが、なかなか奥行きがあって宜しい。単純に老議員が書き間違えた!という事にしてしまわないところが面白うございます。
まあいずれにしてもボクは明日から出かけて、北京飯店に行くわけですが、いや横浜へ貨物の引取りにいくのですが、この北京飯店・・・懐かしいような。みなさん!中華街でお目にかかりましょう!・・その前に保税倉庫で・・・。
きょうの一枚
お間違えなく!これは北京市にある北京飯店。そうこの夏のあの・・・で、今回の北京飯店は横浜中華街の入り口だよん。

2006/09/20 (水曜日)

最近書きましたが、どうもこの数年、秋の虫の音に異変が!?と思っていたら今日の地方紙「愛媛新聞」には特集が掲載されていました。どーもうちの事務所の前の山桜の古木を占拠して、人が近くを通っても鳴きやまないのは、ヤッパ外来種?!そー思いつつ夜の街に出てみれば木の種類によるようですが、そいつが鳴いている木は、それは凄い音量!もう風情とか情緒とかじゃあないです。その音たるや騒音。日本の秋も、こうして亜熱帯化してきたおかげで、・・・そうそう庭の生垣にハイビスカスの花が咲いている家を見かけました・・・考え方や暮らし方を熱帯風にかえればいいのか・・・やっぱマングローブの植林計画!などを推進しようかな。
昨晩はひめぎんの完走報告会!1000人収容のホールは超満員!!??立ち見まであわせると1200人以上!の来場者!で熱気ムンムン!!映像もプロジェクターも、これ以上ない!ものを投入!!さらに懇親会!2次会!と松山の夜は更けていったのでありました。遠路お越しいただいた皆様!ありがとうございました。さて、次の仕事!!に取り掛かりましょう。
きょうの一枚
でけました。写真集2006年版・・・ホントはもっと良い紙、良い印刷をしたいのですがお許し下さい。でも昨年よりも楽しさはUP!してますよってオタノシミニ

2006/09/15 (金曜日)

レクサスからLSの内覧会の案内が届いた。その機械・・・素晴らしいプロダクツであることは間違いない。贅を尽くした封筒は、素晴らしいデザインこの上なく良質の紙、特色バッチリの印刷と、掛け放題のコスト。さて、自動車の将来は、明るいのだろうか?ついにその封筒を開けなかった。アウディからもRSだかSだかの案内が届いた。こっちはそそくさと開いて「うーん」とうなっている。アウディは多分(あくまでも多分)ディーゼルで勝負してくるだろうと思う。あの中国はアウディ天国、A8、A6・・・なぜか全部「黒」だけど。間もなくはじまることは火を見るより明らかな、中国国内の環境対応車の販売競争!アウディのディーゼルがスタートダッシュ!をきめるかも?日本勢のハイブリッドは?なんか近年に起きる自動車業界の天下分け目の中国の戦い・・・あまりにも違うソースで闘う!というのが興味深いのですが、ディーゼル大好きなボクも、ここはひとつ日本のお家芸ブシドーじゃなかった、ハイブリッドで勝ってほしいものです。でもアウディ恐るべし・・・ではあります。
で21世紀の最適なシティコミューターは、バイクだって。
古いバイク友達がやってきた。55歳だった。「長くバイクに乗ってないけん、バイク買いたいなあ」「買ってどーするの?」「昔みたいに、ケモノ道に行こうや」ボク「人生のケモノ道?」「おお、それはずっと走っとる」そーいえばけだものみたいな人でした。
「えっ、ボクも?」
「こんな人たちが絶対似合わないのが、レクサスやなあ!?」
「えっ、ボクって結構ソフィスティケイトされてないすか?」
「あると思う?!」
「・・・・・・・」
きょうの一枚
北京の町からリンタク?の姿が随分減ってしまった。92年にはホテルから天安門までリンタクに乗って川のような自転車の流れに乗って!でかけたものです。でもこんなリンタク?が・・・冬でもOKなんでしょうが夏はどーすかね?え、人は運ばないの?お店?キャストホイールが悲しい・・・。

2006/09/14 (木曜日)

「電気自動車みたい・・・」新政権のことを誰かがテレビでそう評していた。こういったたとえ話するのうまい人いますよね。本論そっちのけで洒落や比喩に情熱を燃やす・・・んで、その新政権って安倍政権のことかなあ?、電気自動車つまりクリーンでゼロエミッション時代が待望した・・・のでありますがパワーがない。というたとえ話。そんなさなかバイオエタノールやバイオディーゼルの話が盛んになってきていますね。どこかのベンチャーが立ち上げたら業界が死ぬほど目くじら立てて反対して、潰してしまった?んだったっけ?確かガソリン税に絡む問題で捻りつぶされたんだったというのに・・・で、なおかつ植物起源の燃料なら燃焼して大気中に放出されるCO2は、もともと植物が大気中から取り込んだもので、京都議定書からは免除される?!んだそうで、環境問題とくに温暖化効果ガスは京都議定書が全てなわけではなく。。。ってもうすぐ期限切れるんじゃなかったでしたっけね。
とにかく自転車、スーパーカブ、軽四、ハイブリッド・・・なんて時代。それにしてもスーパーカブねえ(しみじみ)
きょうの一枚
環境問題・・・とはかけ離れたゾーモット。ところがこのあたりは非常に良質な炭鉱脈があって、中国が狙ってる!のであります。鉄道を引く計画まであって、万が一のことになればとんでもないことになるかもです。恐るべし中国!その貪欲な消費を押しとどめる技術と啓蒙を!!そうだ「啓蒙」という言葉・・・続きはまただ。

2006/09/13 (水曜日)

今日も秋雨。でもすっかり気持ちのよいシーズンになってきました。ボクタチの地方では秋祭り=地方祭のお囃子の音が聞こえ始めるのもこのころです。そういえばこの地方祭のころがボクのバイクシーズンだったです。山々の棚田の稲刈りが始まるころ、SSER 2DAYSが行われていました。無尽とも思えた体力で、来る日も来る日も山に出かけていたのは、遠き日の思い出。
そういえば事務所の奥に押し込めてある80G/SとHP-2は、どちらもピカピカ・・・HP-2はまだ400kmくらいしか走ってない!し80G/Sもいまや車検と車検の間に2回乗れば良いほう。実は恥ずかしながらG/Sの走行距離は20年なのに10.000km台・・・どうもスイマセン。いつからこんなにバイクで出かけなくなったのか?いつもいつも旅に出る!とか言って着ないバイクウエアを山のように買って、ツーリング用品なんか痛む暇も無く、寂しい限りです。そんなこんな寂しさを感じるのもまた秋ならでは・・・いやでも弁解をすると、プロシードはバイクの代わりで年におそらく30日も乗らないでしょうが20万キロ!4駆は何を買ってもすぐ20万キロになってしまう・・・で次期戦闘車両の購入計画が上がってきてます。もち小回りの効くピックアップ、もち4駆、ガソリンでMT・・・ツイントリップGPSはもちろん、通信機材やカーナビまでつけてラリールート制作仕様モデル!なんか良いのはありませんか?環境性能も良いヤツが良いです!!ハイブリッドのピックアップとかって良いかもですね。やっぱ秋はTBIのルートセイサクで美しい山道を静かに駆け巡りたいもんです。
きょうの一枚
BTOU2006のナビゲーションテスト・・・ナビゲーションとはまた数学のようなものでもあるわけです。で、ナビとは自分がどこにいるのかを知ることでもあります。自分の位置を知らなければ行く方向もわからないのです。広大な大地でルートブックに頼らないナビ?をしながらルートを作って行ってるのです。写真提供:藤井健司

2006/09/12 (火曜日)

「世界が変わった」といわれる9.11/2001・・・ボクはその「文明の衝突」が書いた世界・・・とここまで書いて自分ちのHP内検索で「文明の衝突」ってググったら・・・書いてる書いてる、いっぱい書いている。サミュエル・ハンチントンの予言を次々と証明する事件が起き続けて・・・21世紀はイデオロギーの衝突ではもう戦争は起きないわけで、文明間の衝突が・・・もうやめよー。全ては変わるのは当然のこと、変わらないものはないのですから。
さてスペシャルなご案内
ひめぎんチームのBTOU完走報告会が、9月19日火曜日午後7時から愛媛県民文化会館サブホールで行われます。ゲストに池町選手と山田さん(ボクのことだ)・・・いかに彼らは闘ったのか?それはラリーの現場だけでなく、スタートラインに立つまでも戦いであったわけです。そんなこんなで、SSER関係の皆様で参加希望の方はご一報下さい。ひめぎんチームの戦いぶりもたっぷりと映像で・・・ってその編集で死にそー!になっているのですが。写真集も入稿(印刷に行きました)19日にご来場の方には記念品セットに入っている!!ので参加はちょっとオトクかもです。遠路やって来ても・・・です。
きょうの一枚
ラクダは不思議な動物だ。姿も可笑しければ表情も宇宙人的だ。被写体としては、この上なく面白い。特に冬毛の時が良いのであるが、なかなか冬に見る機会はすくない。撮影:小澤いずみさん

2006/09/11 (月曜日)

先週はOVをお休みしてしまいました。もちろん病に臥せっていたわけではありません。元気良く東京出張!赤坂の料亭で鱧と松茸に舌鼓を打ち!!(ホントってば)夜の銀座ではバブルの時代を彷彿とし・・・(これもホント)ラリージャパンのマシンのピックアップに関東まで出てきていた池○君とご飯を食べ、某自動車メーカーにプレゼン(ナンノ?)に行き・・・さらに凄い顔ぶれの方々と朝からミーティング!「ビルゲイツ財団との打ち合わせがどーの」とか、「ムーディズの格付けがどーの!」とかってのは、世間話でするもので、仕事で真剣に話してるのは「ボクは初めて!」中国の自動車と環境負荷、ラリー、エコチャレンジ・・・と自分の土俵の上だけで勝負!スルシカナイのも情けなかったり。帰りの飛行機の中では飛んだのも着いたのも知らないほど・・・なのに!帰って来た日も日曜も深夜業。写真集の最終の作業やら番組の制作やら・・・この多忙さはナニ?
でね、(少し暗く・・・)やっぱり思うんですが人には天分。天から与えられた役目というかポジショニングがあるとです。一抱えほどの自分の両の腕に、抱えられるものって、そんなに多くはないとです。
ここまで10回ラリーレイドモンゴル~BTOUをやってきて、大変だったけど充実していたし面白かったです。で、これが天命なのかなあ・・と思うことはしきりです。じゃあそれもホントウに完成域に達しているのか?その使命を果たしているのか?という問いかけには、まだまだ伸び代(しろ)はあるんじゃないかと・・・喧騒と異様なほどに進化を続ける東京に、背筋の寒くなる思いをしながらも、あの夏の日々のことを遠い過去のシーンのようにしか感じられなくなった自分を少し疎みながら、ボクがやるべきことはなんなのか・・・自問自答のこの数日間なのでありました。
きょうの一枚
池町くんとスーパーカブ(尾崎さん撮影)そんな池町クンだって、陽気で能天気なわけじゃありません・・・スーパーカブにまたがって、喜んでいるのですが?彼も先を見つめて自分の可能性に大いなる自信と、その同じ量の不安を感じつつも、ちょこっとふざけていたりします。

2006/09/06 (水曜日)

秋が確実に深まっています。我々の事務所はかなり郊外!なので、虫の音が凄まじい!!の大合唱。ドアが閉まっているのに虫の音は室内まで届きます。「いったい何事か?」と、さまざまな事象を自然界からの何がしかのメッセージ!と感じる傾向の強い僕は、年々大きくなる虫の音にも、異変を嗅ぎ取ろうとするところがあります。
BTOUの映像を編集していて驚いたのは異口同音に聞いた「今年はお花がたくさん咲いてきれいだったよ」というコト。実のところボクは「そーですね???」な状態だったのです。試走のときに咲き乱れていた花々は枯れているのですが、また違う花々が違う土地に咲き乱れている映像がたくさん。ヘリからは良く見えなかったんですが、なるほど納得。「今年のモンゴルはお花畑だったんだ!」と。しかも乾いた南ゴビの大地も妙に緑が多くて、砂漠のイメージが随分変わりました。で、これも自然界からの良いメッセージなら良いのになあ?と思うことしきり。
自然の力は侮れません。留守中のマングローブは元気で生育中。四国にマングローブの森を!というのもあながち夢ではないかもしれませんぞ。
きょうの一枚
お花畑とプリウス・・・環境を語るにはバッチシの一枚はチームACPの西條さんの写真です。

2006/09/04 (月曜日)

なんと事務所ではBTOU写真集と映像の編集がダブルで進んでいる。それはそれはとても大変なことです。ボクはVの編集前素材を数十時間分を見ては船酔い状態・・・写真集も9/20アップ(印刷上がりの)予定ですので、それまでにお申し込みいただいた方には送料無料!でお届け予定。お値段1200円!!申し込みはまもなくこちらのサイトから可能!なようにしておきます。
ところでライブドアのホリエサンの公判が始まりましたが見ましたか?ボクはこんな遅い時間まで事務所にいるんでテレビは見えませんが・・・・・なんか巨悪とか戦後最大級の経済事件とあおった割には、その実は世間や権力機関の悪意?だったのではないのか?という擁護的な意見も当然出てくる展開。あれくらいのことで(スイマセン)ここまでひどいことになるのなら、社会保険庁や巨額の税金を湯水のように無駄に使ってきた官僚とかはどーなん?という感じがします。もちろんボクはどちらも擁護するつもりはありませんが、どちらもツケは国民に回るのですね。
ボクは最近某お役所で叱られましたが「叱る立場にあるのは我々で、あなた達は国民を叱る立場には無い」と、叱っておきました。まあ、ホントに教育のあり方などを真から議論しなければなりませんね。でもって人間はやっぱ品格です。ホリエモンって今日はスーツにネクタイ姿だったそーですが「なぜ?」と思う人は少なくないでしょうね。どっちでもいいけど・・・。
きょうの一枚
今年のBTOUのMVPはX-1カミオン・カマズかもです。参加者より早くビバークに到着する日もあって・・・ヘリで運んでる10kgバッグって・・・と思うことしきり。まさかオンコースで追い越された人・・・いないでしょうね?

2006/09/01 (金曜日)

朝のニュースで、オシム?ジャパンっていうの?サッカーか何かの日本チーム?海外遠征に行くのに、朝発表があってその日のうちに出発!!ってエアチケットとかビザとかはどーするんだろーか?なんて考えていたら「どうもこれってメディア向けのキャンペーンじゃないのかなあ?」なんて思えなくも無いね。一方では高校球児たちは、2学期始まっているのにアメリカを満喫している姿がテレビで大写し・・・というか追っかけ状態。誰の口からも文句が出ないのだね。費用は誰が負担しているのだろうか?
とまあ下衆のかんぐりみたいなことはヤメ!でせっかくの秋晴れ・・・HP2に乗ってお出かけ・・・なんて出来るはずも無 くお仕事。80G/Sも最近整備済みなのだムフフフ・・・さあ、秋晴れの毎日!来て頂戴ね。ボクは旅に出るのでごわす。
さてBTOU2006参加の皆さんならびに関係者の皆さん!次のご案内の連絡がまだのようですが、これまでになく超特急で制作されている写真集が9月20日過ぎには出来上がるよって送り出しします。役員の皆さんとは打ち上げを!?参加者の皆さんとは横浜ナイト?!を、予定しています。いや、これから予定します。オタノシミニ。仕事の速いSSER・・・ジブリー???も早いやんか!?
きょうの一枚
エタップ5の朝、ビバークを出発。ビバークにある砂丘を朝の光を浴びながら飛ぶ。この朝、いくつかのアクシデントがあった。ゾーモットに向かいながら祈った。ホントウに祈るような気持ちで過ごした1日となった。このあとは砂嵐で視界が悪くなってオンコースが飛べなくなった。

 

 

Organisation Voice 2006/08

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/08/31 (木曜日)

チェックカードをまじまじと見ていた。なんでもない一枚の紙だけど、これを貰った瞬間から時間との戦いがはじまる。左腕のチェックカードホルダーに差し込むもの、シートの先端にあるノグチシート製?のホルダーに差し込むもの。CPやゴールで指の力を失って自分では取り出せなくなってオフィシャルに取り出してもらうもの。そのままスタンプを貰おうとして、ケースにスタンプ大の穴を開けているもの。ひどく汚れたカード、たった一枚のカードだけれど夢と困難と、それを克服した何かひどく大切なカードのような気がして・・・最終の確認が終わればみんなに返してあげればどうなんだろうか?とか、いろいろ考えた。
BTOU最終局面の闘いは実はさまざまに彩られていて面白い。スプロケットを失った池町。40分差で2位の池田は、それを探すのを15分だけ手伝った。絶望的な展開、池町の失った勝機と勝利の女神の気まぐれ。池田が出発したあと池町はスプロケットを見つけた。しかしワッシャーが見つからない。通りかかった遊牧民が見事にサイズのピッタリのそれを手渡す。鬼神の走りの池町。この話題に沸いていたRCPに異様な速度で突っ込んでくるマシン。池町がこの最終局面ETAP-9で池田に遅れること30分。しかし総合ではかろうじて15分差で首位を守った・・・15分、それは池田が池町の元にとどまった15分。実は凄いドラマがあったのですねえ。
いやどちらもあっぱれではあります。そんなエピソードをテレビのシナリオに書いたんです。けど放送は地方だけ。
きょうの一枚
奇跡的な出来事も強運で片付けてしまう池町。いまはラリージャパンのレッキ中で、まあその世界でも活躍するはず・・・それほど凄いやつになってますよ。

2006/08/30 (水曜日)

BTOUの記録をVTRと写真で試写中。写真集にしてもVIDEOの編集にしても、まああまりにも膨大な素材の中から組み立てていくのであります。素材が少なければ「こんな少ないのでは出来ん!」と毒づくのでありますが、こうも多いと「多すぎて全部見る時間が無くて出来ん!!」とやっぱり毒づく!のであります。人間というのは実に勝手なもの・・・
さて写真集は、今回は北京を皮切りに1エタップずつ競技の流れに沿って編集をして行こうと思います。そんな目でビデオも見ていると、エタップ4で大きく勝負の行方が動こうとしている辺りが興味深く見れます。初日からトップに立った池町佳生が何度もトラブルやら、自ら招いた大ミスコースやらで優勝争いを面白くするか!?と思わせておいて、その実そのエタップのうちに驚異的な巻き返しで、先にゴールしたライバル達を、なかば「あ然!」とさせる強運と勝負強さを見せ付けます。RCPで2時間あいたビハインドをあと130kmあまりで40分差まで詰めて貯金を使い果たすことなく首位を守ったり・・・と、そんな面白い戦いぶりがさまざまにこれから紹介されていくことでしょう。
本当に愉快で素晴らしかったBTOU!これからつまびらかになっていくことでしょ
きょうの一枚
先日「いずれまた・・・」と書いたチンギスハーンホテルのポーチに止まってたR1200GS-ADVの写真が出てきました。なかなか、やってますが世界のアドベンチャーフィールドも狭くなりつつあります。でも大切なのはハートではありますまいか。

2006/08/28 (月曜日)

申し訳ありません!!というのはSSER 2DAYS-CLASSICSの開催日程の変更!の件でございます。予定通り開催すべく鋭意努力をしようと試みたのですが・・・あいにく肝心の1ヶ月前!にボクがダウン!!つまりこの一番肝心なのは、このタイミングまでの事前調整。ならば!とばかりに既に手配済みのGroup-Nと合併開催してチョッと力強く行こうではないか!!という結論に達したものです。22年目!ということで、振り返れば長い時間継続して来たものだなあ、と感慨もひとしお。昨今のエンデューロのムーブメントの隆盛は、目覚しいものがありまして実は大半の役目は過ぎたのかなあ・・・なんて事も考えたり。ともかく、日程変更は前向きに捉えてのことですから、ぜひともこの秋の夜長の風趣にとんだ?SSER 2DAYSをお楽しみ下さい。さてBTOUの写真集は9月中旬!?に発刊予定。写真をエントリーされる方はお急ぎくださーい。
きょうの一枚
池町を強襲するヘリ・・・ああ武装してたらなぁ・・・ダダダダダッ!と行くんですが。でこんな写真があるということはカメラ側もヘリ・・・ということでさぞや怖かったことでしょう池町クン。ローターの先がヘルメットを掠めたことでしょう。

2006/08/24 (木曜日)

暑さがこたえて?ボクは激しい夏風邪をひいてしまいました。そんなことしている場合じゃないってのに・・・というのもラリーの大量の映像と写真!!と闘わなければならない数週間だからです。参加された皆様からも、デジタルに限られますが自信の1枚を(いや2枚でも3枚でも・・・)をお寄せ下さい。当初のお約束どおりフォトブックを作成して掲載させていただいた上で、数部をお届け!!致します。ということで風邪がひどいので今日はこの辺りで・・・来週はBTOUを振り返ってさまざまな角度から検証をしてみようと思います。

2006/08/23 (水曜日)

「届けられたETAP-5のランタン・ルージュ・メダル」
熱い夏の記憶に彩られたBTOU2006の現場より、ようやく帰還いたしました。8月初旬北京、高速道路をすべるように走るアウディの窓からまだ初々しい百日紅(サルスベリ)の花が伸びやかに空に向かって咲き競っているのを眺めました。「百日紅の花、好きだなあ」夏が来るたびに思います。中国にあっては、まさに中国的で日本の山里にあれば、まさに日本の里山的なその花の佇まいはボクの魂に響きます。一方モンゴルの大地、今回のラリールートには花々が咲き乱れていました。ゴールするごとにスガワラサンは「今日もお花畑がきれいだったよ」とH木編集長は「涅槃とはまさにこういうところのことを言うのだと思いましたよ」とムズカシイコトを言います。そのほかにも「花が咲き乱れていて、ピストをはずせない」とか、ラリーの中にあっても、その花を愛でる心を持つ参加者の心情が嬉しくもありました。
今回は全てのステージにステージ優勝メダルとランタン・ルージュ・メダルを用意しました。MOTO部門は池町が全て持って行く!のではないかという勢いでしたが、エンフトル、池田、マコちゃんらがパーフェクトを阻止!AUTOは面白いように日替わりで、挙句プリウスに1回は獲られるという展開!そしてランタンルージュはひめぎんとミニ軍団の熾烈な?争奪戦(本人達は全然そうは思っていない)そしてETAP-5の表彰をするブリーフィングで「このランタン・ルージュ・メダルは、事故を起こして緊急輸送された34番の選手が無事に生還できるように、そしてその暁には彼に渡したい。」と1個だけ渡さずにポケットに忍ばせて、ガストンライエの写真と共にラリーの最後までを見届けてきました。昨日、そのメダルを持って広島の病院に出かけました。そして彼の枕元に、最後の生還者を讃える証として置いて参りました。
このことはこうしたHP上ではなく参加した皆様にいち早くお知らせするべきだと思ったのですが、いやいや最速はこのOVだと思い、ご紹介しました。10数年通い続けたボクにしても、最も美しいと感じたこの夏のモンゴル。池町の戦いぶりもミニとひめぎんの戦いぶりも、プリウスなどの戦いも、どの一つを切り取っても美しく激しく勇気とロマンに彩られたすばらしいものでした。こうした記憶が、さらに昇華していくためにも弛まざる歩を進めていくことにしましょう。
きょうの一枚
1995年のシャートー・ムートン・・・モンゴルのスタートした年のワインを、参加者や役員の有志より寄せ書きと共に頂きました。ありがとうございます。近々飲むです。

2006/08/07 (水曜日)

いよいよ明日、BTOUがスタートします。全員元気で最後の調整に余念がありません。ひとつ残念なことがあります。それは月が満ちてきていること。今ようやく陽が沈んだと思うと東の空は半月がかかりその明るいこと。これでは満点の星空が仰げません。あと数日で満月、ラリー最終盤には、プラネタリウムもびっくりな星空が仰げることでしょう。ウランバートルの現在の気温は12度。肌寒いを通り越してフリースやダウンが登場しています。さて、明日はエタップ1の速報をお届けします。 (06/08/07 00:01)

2006/08/04 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATAR2006、スタンバイ完了です。天候も良好。ただし小泉首相の訪モの日程が二転三転していて、こちらの事情は大変です。ゴールのパレードは小泉さんとニアミス?するかもなのです。
ボクは本日涼しく快適なウランバートルをあとに、北京へ向かいます。北京は故宮の近くで、参加者のみなさんの到着を待ちます。今夏はヨーロッパ、北米が猛暑のようでユーラシアは少し過ごし易いのでしょうか。
8月5日、北京のブリーフィングは8月6日16:00ウランバートルでの開催に変更いたしました。8月5日は、夜まで北京の散策を楽しんでもらおー!という素晴らしい配慮!なのですが、実は北京飯店は政府関係のセミナーがいっぱいで・・・まぁそんなオールドチャイナな由緒あるホテルです。ボクも一度泊まりたかったホテル。
そんな8月6日は原爆記念日、61回目になりますね。昭和は遠くなりつつありますが、世界はいまだ不安定で、戦火もどこかで止むことがありません。通訳の若い男の子も、フランスの外人部隊に志願してる!というのを聞いて言いようのない気分です。

2006/08/02 (水曜日)

ホテルのポーチにR1200GS-ADVが停っていた。写真を送るのはまた今度・・・(通信事情が宣しくない。)まさにこれぞ大陸間弾道弾!マドリッドから、ひとっ走りでウランバートルまでやってきた。でタイヤを見るとどーもロード寄り。そーだ、ほぼ舗装路だけでやって来れるのだ。仮に北京を目指すのであれば、中モ国境までは悪路だ。
ともかくそんなことよりこのモーターサイクルの最も美しいシチュエーションであることは間違いない。全てがノーマル+オプションだけで、これほどまで完璧なマシンはちょっとほかには無い。オーナーの姿は見当たらなかったが、その佇いは、自信に満ちていて、「なんでもない」という様子がにくらしい。
そう言えばシトロエンがヨーロッパから走ってきたお話しをしましたが、先週は20台ばかりのヒストリックカーがフランスからやって来た!という話を聞きました。どーもヨーロッパからウランバートルまでの新しいアドベンチャールートが拓かれているようです。それはロシア事情が好転したことも影響していると言います。最近まではロシアンマフィアが道を塞いで通行車両に悪行を働いていたはず。「そんな小銭をかせいでるヒマはないほど忙しい」らしいのでどーも安全は確保されてきた模様。いずれにしてもロシアの高度成長が、恒産無きところに恒心無しを地で行ってる感じ、まあ金銭的にひと段落すればモラルも上がるのでしょう。
日本人も、もっとモラルアップ!!人の見てないところでゴミを捨てたりとかしないように。ラリー参加者がお手本!!
 

Organisation Voice 2006/07

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2006/07/31 (月曜日)

コンテナがウランバートルに到着した。実は今回は法改正があって輸出通関がとても困難で、かなりビビッた。ひょっとしたら間に合わないかもという危惧もあった。
ウランバートルに到着した初日に、ボクはスタート地点のヌフトホテルに出向いた。コンテナを置く場所を検討するためだ。ヌフトホテルは空港からわずかのところ。でもそこは環境保護区でホテルの周辺にいる限り、そこが一国のキャピタルタウンとは俄には思えないほど。ここにコンテナを置いて参加者の到着を待つのは、過去10回の大会のうち5回くらい?になるかも。
でもはじめて気が付いたのではないけれど、そのコンテナを置くところはお花畑になっていた。エーデルワイス、キンポウゲなどの日本では稀少な高山植物・・・。
とまあ、今年の夏は過去にないほどモンゴルらしい夏だそうで、緑は濃く、涼しく、とても素晴らしい。後は寝冷えに!気を付けて毛布を覆って寝てる!

2006/07/28 (金曜日)

気がつけば週末!という現象は、ここのところ加速していて子供の頃あれほど待ち遠しかった週末が、いまでは呪いの言葉のひとつも吐きたくなるほど、ひと呼吸ほどで訪れる。でもってそのいくつメカの週末に先発隊はいよいよ出発します。良いことといえば、涼しくて良く寝れる気候・・・なのが常ですが昨今の気候を鑑みるに、いつもどおりであって欲しいと願うばかり。
ウランバートルに行き、北京に行き、再びウランバートルに戻るという行程。そしてそこからエタップがスタートします。まだお伝えしていませんが、北京のブリーフィングをキャンセルしてヌフトホテルで合同のブリーフィングを行おうかと考えています。詳細は間もなく発表予定。ですから幾分北京では観光が出来るかもですが、こちらは激暑の予想。
さて話は変わるけど「ディーゼルがきてる・・・」って感じ。ルマンをディーゼルで制覇したAUDIあたりのディーゼルが好いんでないかい?といかにもああいう広告的なやつに弱いボクは急傾斜中。「なんか嫌味が無いよなアウディって」「昔は女性の車ってイメージだったよね、赤いアウディ」「ボクはやっぱビッグクワトロっすね。」日本ではディーゼル=環境負荷、というイメージが出来上がった感がしますが、これからは来ますよ、ディーゼル。

2006/07/27 (木曜日)

時代が動いている。昭和天皇のメモなんていうのが暗がりから出てきて、8月15日の終戦記念日も間近になったというのに誰のどんな意図なのか、面白い?!総裁レースは俄然東アジア外交とやらを巡って、さまざまな駆け引きが大きなターニングポイントに差し掛かってきている。と思えば隣国からは金大中事件の真相が語られ始め、現政権の奇妙でなりふり構わぬ戦略が、幼稚に見える。イスラエル・レバノン戦争?国連施設にイスラエルは空爆!?これでは長期化は避けられない。なんて中で少しは明るいニュースもある。中国が2010年までに環境対策事業に20兆円の投資をするんだという。水や大気の汚染の激しさは、かつてどこにも無かったほど未曾有の激しさであろうと思う。投資もよろしいが、きちんとした戦略にのっとったもので、かつ他国に環境負荷をかけないように・・・なんて暑い夏には考えたくないような話題。
さて、出発を控えたボクはさまざまに思考をめぐらして、おおよそ起きるであろういくつかの問題をイメージスタディをしてる。
そして、たった1個の時計(プロトレック)止まっていたので先月電池を換えたのだが、それをどこに仕舞ったのか分からなくなって、この時間の無い中を1時間近く探し回った。で、出て来た。バッグのハンドルに結わえ付けてあった。そういえばその時計はラリーに行く時はいつもそうしてあったのに・・・・時計、実は愛用の20年も腕にはまっているやつがある。腕時計も好きなアイテムなのでいろいろ買うんだが、やっぱりこの1本に勝るものがないんだ。クルマと時計、いまもっているのが最高のお気に入りになってしまうと、どうもそれで良いとなって、興味がうせてしまうところがある。それはそれで幸せなのだが。

2006/07/26 (水曜日)

四国は一足先に梅雨明けの模様。容赦ない夏の太陽が・・・こんな時は夏休みの子供に戻りたいと思うのであります。自由でわがままで、好き放題だったあの頃。一瞬先にも遥か未来にも、なんのフアンも無かったあの頃。でも一度だけフアンに駆られた夏の日がありました。こども?といってももう中学生の頃、約束した川に何故かその友達が来ません。いつも子供達でにぎわっている石手川の淵、そこはボクタチの天然のプールであり岩の間に手を入れて手づかみで鮒などを獲る、そんな場所でした。さすがに小学生くらいの姿は無く、いわば中学生くらいの子供の独壇場でした。
その日に限ってお昼過ぎに集まってくる者はひとりもいなくて、何が起きたのだろうか?と不安になりました。それでも1人で川で遊んで、でもなぜか気味が悪くなって、自転車に乗って家に帰ろうとしました。するとそこはゴーストタウン。その頃呼んだ本だかで、一人ぼっちで取り残されたあの感覚。アツイナツの午後に全く1人の人影も、行く車も無く・・・ボクは「やってしまったんだ、異次元に来てしまったんだ。」と、どうしようもないフアンにさいなまれながら、家に帰りました。すると家族は誰もいません。「やっぱりそうか?!」と思うと奥から、ってその部屋は夜にテレビを見るだけの部屋で、だいいちあの時代は昼間にテレビを見る!!なんてことは、あってはいけないわけで・・・・・テレビでは松山商業と三沢高校の高校野球の決勝戦。延長18回再試合だったあれ、野球にあまり興味なかった僕は、まあそんな調子で熱い夏は毎年毎年甲子園がやってくる度に、あの背筋がぞーッとした感覚が蘇っては懐かしいなあと思っています。
その夏の高校野球も、おそらく例年にない猛暑がやってきて大変なことにならなければ良いなあ、と老婆心ながら心配な昨今の天候。
まもなくボクはモンゴルに向けて出発します。小泉さんも同じ頃モンゴルに行くみたいで、建国800年の記念式典に出席?するのでしょうか。ボクはラリーに向けた最後の準備をするんだ。
きょうの一枚
ただただ青い空。先に梅雨明けした四国から、まだ雨模様の皆様に・・・と言ってたら曇ってきた。

2006/07/25 (火曜日)

「疲労困憊中」
どうも本日はBTOU各参加者宛に公式通知とルートブックの発送に成功した模様です。忙しくしているみんなはまさに疲労困憊の様子。朝から深夜までひたすらBTOUの準備・・・おそれいります。ボクは日曜日の疲れのうえに昨晩はヘンテコリンな組み合わせで酒の席!!東京から2名、神戸から、広島から九州から各1名・・・愛媛から4名・・・むくつけき男ばかりの酒宴は、それでも盛り上がり不思議に夢とロマンな話に花が咲きました。おかげでボクも疲労困憊・・・出発の日程が急接近しているというのにね。
きょうの一枚
今回のBTOUのルートブック!!分厚いでしょ。結構力作かも。おかげで慢性肩こりに悩まされています。慢性?マンセー?

2006/07/24 (月曜日)

この週末は、記録的な豪雨。この豪雨は全国で21の都道府県で観測史上最多!!を記録したそうです。まさにとんでもないことです。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方ところかわってヨーロッパではこれまた記録的な熱波。数年前の熱波を大幅に更新しそうです。また夏でも朝夕は涼しい西ヨーロッパではクルマにはもちろん住宅にはエアコンの無いのがほとんどです。こうして温暖化の影響による気候変動は、さまざまな脅威となって明確に表れて来ているのは、もう疑いの余地の無い客観的な事実です。事実は事実としてそろそろ因果関係をきちんと伝え、根本的な対策を講じなければならないと思います。安保理は地球温暖化対策の国連軍を!なんてボクは言っているのですが、人類の生存を強烈に脅かす共通の、かつ何よりも手ごわいエネミーは温暖化だといえます。
この日曜日、ボクはこの夏のラリーに続く大仕事をやっていました。これも実は環境問題に関するような背景もあるのですが、エネルギー政策上の問題、その公開討論会を運営していました。で、いつも思うことなのですが、東西冷戦以降明確になった「危機エネルギー不変のボク的法則」余談ですがフヘンで変換したら不変と普遍と不偏・・などがでてきます。なんかどれも全て漢字として使いたいような気がしました。危機つまり緊張は、常に一定量で、東西冷戦後起きたナショナリズムは危機を世界に撒き散らし、でもその危機の質量は分散しても総量では変わらないというボクの主張・・・米中台の3つのバランス、仮にAとBが仲良くなれば、AB間危機のエネルギーは減ってもCとの間で緊張が高まるというわけです。
実際のエネルギー政策でも、脱化石燃料化を勧めれば温暖化効果ガスの排出は抑えられても、同じだけの代替エネルギーがはらむ危機が生じるだろうということ。
全てのクルマがゼロエミッションの(とりあえず今は)電気自動車になったとすれば、電力に対する依存度が急速に高まり、全く違う発電方法でも開発しなければまかなえないはずです。その新しい発電方法が再生可能エネルギーであるかどうかは疑問、それにしてもそれが持つリスクも少なくない。
どちらにしても温暖化はエアコンの消費を著しく向上させ、冷やすために必要な電力をまかなうために、何かを燃やしまた地球を暖めていく。中国沿岸部にはおそらく恐ろしい数のエアコンが着きはじめています。年からは暖炉のような巨大な陽炎が立ち上り。家の中を冷やしたのと同じだけの熱量が空気中に排出され、自動車の排気熱・CO2・・・何とかエアコンの排気熱をカプセルに封入して、冬に燃料として使えないだろうか?なんて考えているのはボクだけなんだろーか。

2006/07/21 (金曜日)

ずっとデスクの上にあったVSD(フランスの雑誌)の付録・・・MERCI THIERRY POUR TOUTES CES ANNEES D’AVENTUREつまりティエリー・サビーネ追悼20周年の記念小冊子というかタブロイドだ。表紙には見慣れた写真。砂嵐っぽいところを1986年8回大会白いジャンプスーツを着て歩いている。・・・を眺めていた。次のページにはニジェール川を渡るハシケの上で中央で微笑むガストン初優勝の84年の写真、横にいるオリオールと握手するサビーネ。ガストンたちももちろん白い皮のライディングスーツを着ている。1976年のアビジャン・ニースに出場しているティエリーの写真もある。もちろんどの写真も全て見た事のある写真ばかりだ。白い・・・ボクはこの色に恋をしたのかもしれない。
20世紀の最後の四半世紀に生まれ成長した、このパリ・ダカールラリーとその創始者であるティエリー・サビーネ・・・・・時代の巡り合わせが良かったのか?悪かったのか?ボクは知らなくても良いものを知ってしまい、なぜだかすっかり魅せられて、自分の人生の進路に大きな影響を受けた。というか、ここまでやってきてしまった。もちろんいくつもの分岐というか選択肢はあったし、選択をしてきたわけだが。
そんな70年代から80年代にかけての、彼らの時代の写真の一つ一つが輝いていて、それらを見るたびにいまだに激しい眩暈を覚えるほどだ。その思いを何とか実現したいと思いながら、SSERをスタートさせて22年。そしてBTOUはラリーレイドモンゴルから数えて12年目なのだが、10回大会を迎えた。
時代は変わった。21世紀だ。子供の頃見た輝かしい空想科学の世界の21世紀とは程遠く、いまだ20世紀の憎悪や因習や古いイデオロギーを引きずっていて、混沌としているようにも思えてならない。しかし、ティエリーの写真の背景に写る赤茶けた大地、広がりを見せる空間はおそらく変わってはいまい。世界を結ぶこうしたラリーが、もっと違う大きな役割を果たさなければならないと思う。思い上がりかもしれないけど。
きょうの一枚
こんなんです。でも以前にもOVに書いたような気が??スガワラサンからの今年のお土産。

2006/07/20 (水曜日)

「マスターオブゴビ廃止。ガストン・ライエトロフィー設置」
今回のBTOUは毎日のステージウイナー表彰が行われることになって、マスターオブゴビトロフィーはなくなる模様だ。しかしそれに替わって、愉快なベストパフォーマンスライダーに・・いやドライバーも含めて全参加者の中からベストパフォ-マンスなお1人に、ガストン・ライエトロフィーが与えられることになりそうな気配・・・栄えある第1回受賞者は??だーれ?
話は変わりますが、検察庁の出張旅費不正受給ってのにボクは衝撃を受けた。検事達が格安航空券やホテルパックの安い出張旅費で、ほんの少し浮かした公金を着服していたとは・・・・・。出張で溜まったマイレッジは?会社の電源で充電する自分の携帯や通勤で使う電気バイクは??などと細かいことを議論したことがあるけど、「まあ良いやん」という人と「額の大小には関係ない」というふたつのグループに分かれる。警察官は前者で検察官は後者なのだとおもっていたけど・・・「ナーンダ」でも○HKのカラ出張よか全然許せる。
センバクンは団塊の世代リタイア者はコンパクトカーに乗る!!といっていたけど正反対の意見を聞いた。サラリーマン時代には周囲や上司に遠慮して買えなかったガイシャ!を定年シテ買う!!のが流行っているらしい。というのである。まあまさに正反対の意見を同じ日に聞いた。
で、結論。どちらも正論である。つまりは変化を望んでいるだけでベンツを売ってBbを買った社長は今度はAMGじゃなきゃ気がすまなくなっているっての!バイク業界はチト違う。
きょうの一枚
身体真っ黒で顔真っ白!のヤクの撮影が目標という変なボク。それにしても世界の珍獣に数えられても可笑しくないくらい可笑しい?

2006/07/19 (水曜日)

豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。毎年更新される記録的な豪雨。確かに昔からも梅雨の終わりには、いつも集中豪雨があったのですが・・・地球温暖化対策待ったなし!てか冷却しないといけない!とボクは思うのであります。
予想された台風やハリケーンの巨大化や、局地的な大雨。まあいずれも海水温度の高さから起きているわけですが。G-8では少しは話し合われたのでしょうか?
アイガーの山腹が崩壊したというニュースは、岸壁に凍みこんでいた氷が融けたものです。世界中の氷河が後退して、ツンドラは融けてビックリするような氷漬けの保存状態の良いマンモスなどが出てくるのは歓迎ではありますが、それ以外では地球規模で!というか安保理で、何とかしなければならない!というのは先日書きました。
おそらく間もなくですが、燃費規制のようなことがはじまるかもです。またガソリンよりもCO2 の排出量の少ないディーゼルエンジンが、EUからの外圧?で積極導入されるかもです。いや、それはないか。まあこの手の話は、もう何年も書き続けましたが、そんな次世代のコミューターはバイク、良くて軽四でしょう。(デモねそんな事を考えていたら、ボクのレンジローバーったら驚くほどに燃費が良くなってビックリ!!エアサスをコイルに変えただけなのに?なぜ?)
中東で起きていることは戦争です。戦争は地球温暖化効果をいっそう促進します。国家間の緊張も同じく・・・です。空中で給油しなきゃならんほどの作戦が続けられているのは、環境におけるテロ行為です。
「ウッ、グリーンピースが入った。」
「じゃあ大会本部隊のカマズはいいんかい?」
「・・・・・」
「ラリー自体はどうなん?」
「・・・・・」
で中東の話。ガソリンは高騰(チョッと戻しましたが)ここんとこのこれらを言い表す流行の言葉で地政的(チセイテキ・・・といえば地勢か知性という言葉でした)が、これが経済用語になって・・・当然戦時下に弱い円は急落。SSERはこんな土壇場になっての予測外の大きな変動に・・・怒、涙。損害は計り知れません。だから平和にしてっ!て言っているの。
まあうちの損害はともかく、次はイランに飛び火したら、世界経済は収拾がつかなくなります。でイランの国連による拘束力を持った(はやりの)第7章を含む決議が間もなくでしょう。・・・だから脱石油・脱化石燃料に!しなければならないのですが・・・チョッと試乗したV10・507PSの、なんと素晴らしいこと。
しかし「どうしたのよ?」というばかりのスーパーカーブームもアメリカンフルサイズラグジュアリーのブームも、急速な陰りを見せています。市場からスーパースポーツは姿を消して、ミニと軽四にばかりなってしまいそー。
これからのクルマ選び、難しくなりそーですね。
きょうの一枚
UPされたミニ写真館第4弾より。ラリーで最後にウランバートルについてくぐるのがこの門。いわば完走者たちの凱旋門。

2006/07/18 (火曜日)

怒涛のような3連休が過ぎました。全部仕事!しかも毎日深夜まで。だけども大半はデスクワーク。涼しい事務所の中だから良いようなものの・・・・・で、ふと目に留まったBMW R1200GS ADVのカタログ。どうも写真がチベットだかパミール高原だか。そういえば1200GSのカタログは南米のアタカマだったような。BMWもアドベンチャーフィールドに中国の奥地をオファー!しましたか。その前はどこだっけ、そうそう南アフリカやナミビア。いずれにしてもボクたちのような人種の持つ旅への憧憬を巧みに?表現していて、悔しい。「ほら、これだろ!?お前らノホシイモノハ、ホラッ、ホラッ」「グウー」とぐうの音くらいしかでません。
でそのカタログ、多くの方は既にお手元にお持ちでしょうけど・・・どのページの写真も素晴らしいし、まるでモンゴルかと見紛うばかりの近似感。極めつけは故事成語や孔子の言葉がフィーチャーされているという広告界の禁じ手。(肖像権切れの「ローマの休日」をいち早く使うあざとさ!もねえ!?)いずれにしても設定も写真もコピーもで、ボク的にはメロメロ。「己の目標を知る者だけが、自らの道を見つけることが出来る。(老子:紀元前4あるいは3世紀)」
これまでBMWモトラッドの広告やカタログ・・・ドイツ語から日本語への訳者をもう少し文学的で広告コピーの専門家に・・・と思っていたんですが、最近はほんの少し良くなった感はありますね。でもドイツでやってるんでしょう印刷や製本も微妙に日本のそれとの違いを見せています。
とまあ、こうしたカタログに使うコピーとしては実に尊大なのではありますが、これまでのどのBMWのバイクのカタログよりも良いですね。
「どこへ行くとしても、心を尽くしてそこへ向かえ。(孔子:紀元前551~479)」この言葉は、まあ奥地にツーリングに行く時はBMWを選びなさい。とも取れるのですが、まあ何を成すにしても心を込めて準備をしろ!ということで、この言葉のように頑張って3連休を捧げているスタッフのみんなには感謝です。
何をやっているのかと言うとさまざま。でも最大はコマ地図の最後の入校チェック・・・コマ地図は何人もが何重ものチェックをします。距離やGPSポイント。外部の人に見てもらうことも忘れてはいないようです。書いている時間よりもチェックにかける時間が断然多くなります。膨大な手配と資料制作。地図の作成やらエマージェンシーのパンフレットやらチェックカードにも、真剣に取り組んでいる様子。こうしたまさに膨大なBTOUに関するさまざまな準備・・・あなたもそうであるように、私たちもまた、心躍る仕事なのです。何日も何回も丁寧に。書き上げたコマ地図を印刷に送るとき「念を入れてください。」と。「・・・」つまり念を入れるとは「入念」に見ろ。ということ。それでもひょっとしたら間違いはあるかもしれないのですが、まさに心を尽くしています。
「どこに向かうとしても、心を尽くして・・・」よし!これからの座右の銘とします。ちなみにこれまでのボクの座右の銘は「意志あるところに道は開く・・・」まあ同じ意味なのですが・・・この銘は奇しくも故橋本龍太郎元総理と同じでした。弟の橋本大二郎高知県知事には、ラリーレイドモンゴルがスタートする前に外務省やNHKに橋渡しをしていただいた方です。こうした「道なき道」を切り開いたときに手を差し伸べていただいた恩人や、何よりもこれまで支えてくれた大勢の参加者の皆さんに対して、心からの感謝の念でかの地に向かうこととします。
きょうの一枚
てなわけでADVのカタログ・・・写真もコピーもそそりますので、是非手に入れてみて。

2006/07/14 (金曜日)

いや、それにしてもここんところの猛烈な暑さ。猛暑、酷暑・・・もう言葉ないかな?夏の高校野球地方大会なんて、この暑さで大丈夫?ボクたちが子供の頃は平気だった?のにね。比較的に涼しいというイメージのあった大分の日田が昨日は36.9度を記録したんだって・・・体温より高いね。まあこのアツイナツを乗り切るのに必要なのは、体力、ということになりそー。上空から街を眺めると、全ての建物からエアコンの排出する熱気が陽炎を作っていて、さらに街を熱している。ボクは思う。この排出される熱エネルギーを蓄積できないのかなあ?そして冬にそれを再び使う。あまりにあまったプルトニウムを使って・・・いやこの発言は慎もう。
暑いのは中東も、相当暑そうで東アジアよりも相変わらず、で国連のイスラエル非難決議はアメリカが拒否権を発動。どうもこの拒否権というヤツが曲者で、時代に合わない感じがするね。まあ国連憲章の前文を読めば「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、・・・」と続く。まあ連合国だからね。
でも昨今は国連改革も声高に叫ばれている中、世界が期待もし注視も摺るようになった国連、そして安保理。21世紀のパラダイムに相応しい改革を望みたいものです。今人類の共通の敵は気候変動、それも温暖化効果ガスの排出量の増加。特にアメリカや中国の排出量の1.2位がこぞって頬かむり。アメリカの対応はまさに拒否権のようなもの。この問題こそが人類の生存の危機を高める問題で安保理決議に持ち込むというのは?んで米中が拒否権。
また暑さのせいでわけの分からないことを書きました。今日から日銀もゼロ金利廃止。また時代が動き出しそうな予感。
いずれにしても、お金から少し自由になって、尊厳とか自立とか、そんな風に「・・・・高楊枝」で行きたいものですね。えっ、充分行っている?!
きょうの一枚
口に合わないのですがモンゴルで手に入るお菓子。田舎の村にも少しずつお菓子が増えてきてます。ご覧の通り標高が高いので袋の中のエアがパンパンになってます。中のお菓子はエアクッションのおかげでつぶれない?

2006/07/13 (木曜日)

やっぱり夏休みは「恐竜博」・・・ここのところ毎夏休みの風物詩?ともいえるこのイベント、デパートであるのとはチョッと違う!世界最大の・・・で7月15日から幕張メッセで開催されるのであります。成田から行くので寄り道していきたいくらいの気分なのでありますが・・・・・。
ところで、ボクタチがゴビで命名した「恐竜の谷」は、大平原に稀に降る大雨とその流れる水が数万年の間に削った岩の形がまさに・・・。いまにも動きそうな恐竜にそっくりだったからだったのでした。もうこの辺りは、なににしても奇妙な姿の岩というか山というか、まあ不思議な世界を創っています。まるでその岩は、ゴビザウルスなんて名前の大型の鎧竜がここにはたくさんいるんだよという墓標のようにも見えるのです。初めてその谷を通りかかった時、あまりの異様さにクルマを止め写真を撮りました。少し休憩をしようかということになり、その不思議な光景の中を歩き回りました。すると岩登りの得意な「サルのような」通訳のモンゴル人の若者がたくさんの化石を拾ってTシャツにくるんで持ってきたではありませんか。
「どこにあった?」
「いくらでもありますよ、この辺りには」
少し行くと、過去には湖だったと思われる大きな低地があり、そこには侵蝕を繰り返したと思われる岩山の断層が露出していました。歩くだけで様々な化石、低地には立木のまま化石になったであろう木の化石、亀の化石は完璧な姿で、その後に現地に同行した学者によるとその亀の化石は現存する最も完璧なものである!とお墨付きを頂いたが、「ならば」とその学者のウランバートルにある研究室に寄付をした。
もちろん今では、勝手に掘ることも持ち帰ることも出来ない貴重なものだが、あの斜面の白亜紀高ジュラ紀だかの断層を横にスライスすれば、何千、いや何万体の恐竜が眠っているような気がしてならない。それよりも何よりも、次の丘を越えたら緑が広がり恐竜達が生き生きと暮らしている光景が飛び込んでくるのではないか?!という思いにまで至るのであります。
きょうの一枚
とまあ、恐竜の谷です。チョッとこの写真では伝えきれないので・・・・あとは現地で。

2006/07/12 (水曜日)

もう夏ばてで、ボクは超クールビズ・・・短パンとポロシャツで毎日出社。もちろん来客用にまた急な打ち合わせにと、スーツもロッカーに3着入っている。
でなぜこんなに夏ばてするのか?というとやっぱりモンゴルだと思う。6月1ヶ月近くをあの涼しいと言うか快適な国で過ごせば、カラダはまだ3月か4月くらいの調子になってしまうんだ。さらに8月はほとんどあちら、なのでもう少しの辛抱で体のなじんだ快適な環境にいける。でも最悪なのはウランバートルから北京に行く時かな?なんか将来、モンゴルのラリーに行かないようになるとき(理由はたくさんあるね)本当にこの厳しい日本の夏を過ごすことが出来るんだろーか?ボクはとっても心配だ。
きょうの一枚
ゾーモットの木。不思議な生命力と神聖な気分を満たしてくれる木。枝先にまで精霊が宿ってるように感じます。

2006/07/11 (火曜日)

梅雨、明けましたかね?と天気図を見ると台風はまさに北朝鮮にいて梅雨の大雨を降らせていた停滞前線は台風に巻き込まれるように北上していて、このまま日本海に停滞してしまえば梅雨明けです。梅雨とはまさに梅の雨。梅の実のなるこの頃の長雨を「梅雨」と詠んだ日本人の感性にボクは感謝したい。梅は春先に早い花を楽しませたかと思うと、伸び放題の枝を伸ばす。やがて青い実がつく。我が家には梅酒の古酒が年代ごとに貯蔵されている。ちょっとしたワイナリーならぬプラムナリー?なのである。季節をいとおい愉しんだ日本人の心は、少しばかり色あせたが、でも脈々と続いている、と思う。
鶯宿梅のオハナシ
ある時、宮中の庭の梅が枯れてしまった。
ときの天皇はこれを悲しみ、代りとなる梅の木を探させた。
とある屋敷でなかなかに良い梅の木を見つけて
それを勅命で宮廷に献上させることとなった。
天皇はその素晴らしい梅の木をことのほか喜んだ。しかしふと見ると枝に紙が結わえてある。そこには屋敷の女が詠んだ歌がしたためてあった。
「勅なれば いともかしこし うぐいすの 宿はととはば いかがこたえむ」
それを見た天皇はすぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。
世間にこの手の話は少なくない。儒教思想の強い半島や、また大陸にも枚挙に暇はあるまい。このくらいの情緒は北の指導者にも持ってもらいたいものである。
ところで、北京に行くと紹興酒が旨い。料理に使っても旨い。土地には土地の酒があるのだ。古く武威(シルクロードの入り口)で詠まれた涼州詩には「葡萄の美酒夜光の杯・・・」と詠われて子供心にまだ見ぬシルクロードとワインに憧れた。モンゴルに行くとアルヒと呼ばれるウオッカが楽しめる。乾燥した土地ではことのほか旨い。ただしすぐにKOされてしまう。九州はなんといっても焼酎だろうか?焼酎と言えば九州から、昨日のOVの便りが届いた。以下に本人の許可は取らずに掲載する。
「おはようございます。7日の車はやっぱりシトロエンでしたか。リヤーフェンダーまわりから観てそう思ったんですが、それじゃあ単純すぎるのでロシアのコピー車かなあとか。。。ダジャレ。オヤジギャグ。ユーモア。考えていたら何がなにやら解らなくなりました。ダジャレ(駄 洒落)について自分の意見。これ、語源はお洒落(この字だと冗談ぽい)からと思う。おしゃれとは、場を盛り上げ華やかに楽しくするための物であり、なにも、ファッションや観た目だけのものではない。駄洒落とはファッション界から遠のいた、ユーモアのある世の親父たちがその場を盛り上げるために行う最大のおしゃれである。駄洒落、親父ギャグのこつ、なにがあっても2度は言うな。10人中4、5人が解るぐらいのネタがいい。ユーモアセンスのない者はだまっちょれ。このユーモアという言葉、日本語にすれば(とんち)ですかねえ。」
とまあこの人の作る「米」は旨いです。TBIは毎年彼の作るお米を使っているのでした。
とまれ、空気を和らげたり心を開くユーモアは大切です・・・ではチョッとブラックなやつを(ホントの話)・・・「先日急遽北京入りしたアメリカのヒル国務次官補、どうも北京空港でロストバゲージ!!(この緊急時にも要人が、民間機で行っているのが良いですね)中国の誰だったか「それは、日本海に落としたんでしょう」するとこれも誰か忘れたけど「その荷物は北朝鮮に行ったんではないか?」「・・・・・」これは笑えたのか笑えなかったか。でもコイズミさんの「ラブミーテンダー」よりは数段上で、まあすべては一歩間違えるとヤバヤバ。相手の理解力を知って言わなければ・・・。
きょうの一枚
何でもかんでもチンギスハーンに・・・最近はウランバートルでもコメディアンが、現代にタイムスリップしたチンギス・ハーンが何にでも自分の名前が付けられてるのに驚く!というコントをやってて、大うけ。空港もこのたび「チンギス・ハーン空港」と改名。日本じゃさすがにここまでは遡らないやね。織田信長空港とか考えられんでしょ。でもセントレアよか場所は分かりやすいきゃも。

2006/07/10 (月曜日)

なにかとニュースの多い週末。日本人としてもいろいろと考えさせられる日々。何がスタンダードで何がそうでないのか?マスコミ報道の加熱を異常!と冷静に見る目も必要で、どうしてああもマスコミは盛り上がるのでしょうか?いや、けしてその事を悪い!とだけ言っているのではありません。朝TVをつけると北朝鮮問題と、ジダンの頭突きと、まああと少しのニュースが、全ての番組からヒステリックに・・・でも一生懸命観ているボクは「フーン」とか「ケシカラン!」とかは言ってるんだけど・・・・・でもじゃあ、スペースシャトルはどーなったのか?無事飛行しているのか?テレビはナニも伝えてくれません。まあそんなこともOKです。
マスコミは第3の権力です!いや最近はマスコミこそが国の最高権力かもしれませんぞ。そりゃそうでしょう、民意というか世論はマスコミと同じなのですから?つまり、民意は民意と言いながらマスコミが形成していくマスコミ意?なんですから。つまりマスコミは国民が望んでいるから伝え、望んでいないことは避ける。そりゃそうです、激しい視聴率競争にさらされているから。そこで新聞の紙面に踊る、勘違いをするかもしれない様な見出しの書き方、たとえば「金、全面戦争」とかっていうのは、勢いはいいけど「良いのかな、こんなにあおって」とも思います。どうもマスコミのミスリード感が、厭な感じがするのですが・・・あと、TVキャスターは、あそこまで好きに自分の意見が言えて良いなあ?!と思いますね。で、ああした思い切った意見を言う人ほど重用されていたりもするのであります。
「なぜオジサマはダジャレを言うのか」
これは最近の話題なのですが、「どーしてオジサマはオヤジギャグを言わないと気がすまないのでしょうか?」今日は全国からこのご意見を大募集!ユーモアなのかダジャレなのかはどう違うか?ジェームス・ボンドのユーモアは日本人はまねが出来ないのか?オジサマのダジャレは瀬戸際外交みたいなものか?それとも余裕の発言なのか?部下や周囲との距離感を計っているのか?あそうそう、ウランバートルで見かけたクルマはシトロエン・アミ8と判明。多くのご意見や写真ありがとうございました。
今回は九州のKSさんには是非回答をしていただきたいのですが・・・・
きょうの一枚
これ、結構ボク好物なんです。羊の肉のスープに揚げパン(まあいわゆる揚げ)が入っています。なかなかオナカも太ります。これが食べれるのは、ハラホリンとアルベイヘールの分岐にある例の郊外レストラン!なぜか二日続けて食べました。というかこれともう一品くらいしかメニューが無かったよーな。陸上移動のメカニックチームは食べれるかもです。

2006/07/07 (金曜日)

ここのところの東アジアの緊張は、われわれにも様々に関係してきて、昨年に中国で感じたプレッシャーよりも大きなものがあります。北朝鮮の暴挙は許しがたいものですが、日本でも海岸では若者が夜中に打ち上げ花火をしてはしゃいでいます。飛距離は少し短いかもしれませんが、なかには日本海まで飛んでいくのもあるに違いありません。エッそれはない?まあでも危ない!ウルサイ!という点では、傍若無人なガキのそれに似たようなものじゃないかと。スンマセンもっと考えてから書きます。
でも(まだ言っている)そう考えると「何が悪いのか?」をもっとハッキリしないといけないのでは?この騒動のスキに日本の領海で測量をする隣国の調査船のほうが、なんかまだ悪質な感じさえするのは僕だけなのか?そっちには非難決議は??非難決議だか議長声明だか、国家間の足並みは揃うはずはありませんね、敵の敵は味方ですから。三国志の時代の昔から、そうなっていますよね。とまあこの手の話は別席で・・・。
プレゼンテーションが出来なかったBTOUシッピングのためにHP上で試走のミニ写真展が始まりました。まず今日から見えるのはエタップ1から3まで・・・もち試走のルート上からですから、参考になるかもですよ。
ではまた来週ね。
きょうの一枚
ウランバートルの行きつけのカフェで・・・シベリアを越えてヨーロッパからたどり着いたこのクルマはナニ?知ってる人は教えて。でも写真からだと分かりにくいけど、とってもオシャレでした。ヤルネ!ヨーロッパのヤツは。

2006/07/06 (木曜日)

どうも日本海は波高し、なのですがワールドカップも隣の国同士で闘うという構図に。もちろんこうした闘いなら大歓迎なのですが、近隣で相互理解が出来ないのもつらいねえ。
BTOU2006も、多くの国から参加者が集まるようになりました。スポーツとして運営の成熟ぶりが求められます。正しく公平な判断と参加者への温かい眼差し、主催者に求められる資質はいやがうえにも高まってきます。
言語も日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・モンゴル語のすくなくとも6ヶ国語がラリーのキャンプでは交わされることになります。オフィシャルにはなんと1人でこれだけの言葉を話せるものが居ます、日本人じゃないんだけど。
日本人参加者も、大多数なのですが立ち居振る舞いが肝心ですね。ひとつ日本人の素晴らしいところを発揮しようではありませんか。
武士道!ですぞ。マエダッチ!!
きょうの一枚
陽はたっぷりと傾いた午後10時頃、砂丘の谷を抜けてビバークへ向かう。試走中。

2006/07/05 (水曜日)

北朝鮮のミサイル発射のニュースに、何もかもが塗りつぶされた間のある今日の朝。まるで家に火を点ける未成熟な子供に良く似た北朝鮮の甘えと行動。「もっと構って欲しい」「ゲームを買ってくれなきゃ、暴れてやる!」みたいな幼児のようなメッセージなのだろうか。それでも家に火を放った子供は、やがて恐ろしいほどの悔恨の念にさいなまれるはずだ。なぜならば、やはり多少とはいえ大人になるからだ。しかし彼の地の指導者達はどうだろう。その幼児性は覆いがたく、大人になる日は来ない。東アジアは、まさに不安定だ。中東からつづく「不安定の弧」などと呼ばれるエリアにわれわれも暮らしていることにさえ憤りを覚える。
モンゴルを旅すると20世紀の負の遺産をしばしば目にしていた。国境近くにある旧ソ連の軍事工場や、旧ソ連製の戦闘機の残骸、大量の地雷、・・・これが土に帰るには何世紀もかかるだろうな。とぼんやり考えていた。しかしである、急激な中国の経済成長は、巨大なブラックホールのように草原に残った20世紀の負の遺産の鉄くずを飲みつくしていた。おそらくノモンハンに残る日本製のペラペラ鉄板の戦車ももう無くなることだろう。
ゴビのあちこちでは凄まじいゴールドラッシュがおきている。ラリールートの近くにも目にすることがある。「何人が生き埋めになっているか分からない」とテレビニュースも取り上げている。企業が取り組めないほど遊牧民達が掘っている。多分21世紀の負の遺産は、金(かね)と言われるかもしれない。ゴビにある良質の石炭は無残に掘り返されている。日本の企業がその石炭で発電所を作っている。もうおやめなさいな。石炭を燃やすようなことを日本の企業が・・・口ではいくら社会貢献のようなことを言っても所詮は金儲けに過ぎない。どうしてこの国の人たちは、いやモンゴルの人たちも中国の人たちも「カネカネカネ」と鳴くようになったのか。暑い夏の夕暮れ時に鳴くヒグラシは、夏の終わりと1日の終わりを悲しむかのように「カナカナカナ」と鳴くのだが。
きょうの一枚
ここ、とあるエタップのCPです。まったく、ほんとうにまったく!1滴の生活廃水さえ流れ込むことのない大きな湖。圧倒的な水辺の鳥類などの生態系。地球が人類だけのものではないことは明確です。ただし近づくと、スタックのために最低でも1時間は失います。

2006/07/04 (火曜日)

まあボクが書くようなカテゴリーではないのですが、中田選手が引退するらしいですね。そーいやあ新庄もそうだったし、ビルゲイツもそうですが、絶頂期に辞める!のはカッコ良すぎてカッコ悪い!!のではないか、とピ-ク?を過ぎてもダラダラしているボクなんかは、そう思うのであります。確かに人生には多くの可能性があって、ひとつのことで大成する者ほど、また違う世界でも大成する可能性はあるでしょう。まあ人の人生のことですので、自分と重ね合わせてどうの、とか評価も批判もほどほどに自らを顧みるのがよろしい。まあかっこ悪いのがカッコいいか?というとこれまた福井さんや先のNHKの会長のようなのも如何かと。つまりカッコ良いかっこ悪さは実は非常に難しいのでありますね。まあ日銀総裁も、退路は「短観が随分良いから」どーの・・・で花道がどーので・・・と昔からある、男の去り際の日本人独特の美学を知らなさ過ぎる感は否めないのですがいかがか。
功成り名遂げ身引くは是天の道なり。ではありますまいか。ホントはね。
まあ、こうしたことが取りざたされるほどに、微弱ですが日本人の意識の変革の兆しが感じられる気はしますね。変革と言うよりは回帰と考えるほうが正しいかもですが、日本人の美学・美意識への回帰っていうのは「国家の品格」の影響ではない?!とも思うのですが、まああれが売れたということはおのずとそういう素養が高まっていたということかもしれないですしね。つまりそういうことが議論され、何が必要で何が不必要なのかとか、人としてのありようとかが問われるということは厳しいけど、自らをいかに律し金の下僕にならず意識を高く持って高邁に生きる!というものです。
話は変わりますが、夕張市が財政再建団体になりました。まあ企業でいうところの民事再生法ですね。実は古くは愛媛県も財政再建団体だった時代があります。その頃の厳しさというものは僕らは知る由もないのですが、諸先輩の苦労話はよく耳にしたものです。健全な財政になった後も「あつものにこりてなますをふく」財政運営が続き、けち!と言えばそれまでですが、まあ実に堅実ではあったのです。それが次第に緩みつつあるのも事実ですが。新しい滋賀県知事の「もったいない」というキャッチフレーズが市井に受けたのは、まさに自明の理、時代の空気!ですね。
とまれ日本の国さえも財政再建団体みたいな状態なのに・・・・
今日は既に7月4日!ボクはBTOUのコマ地図の制作にかからなければヤバイ!というのに。でも、暑い夏は確実にそこまで来ていて、ゴビは熱いのですが全般的にモンゴルの気持ちの良い夏!には、さすがに心が・・・・・前半戦は標高が高い!という事は少し寒いので、ダウンジャケットを持っていくか行かないかを思案中。3000mのスガワラ峠はルートセイサクの時には積雪でピストが見えずに走ったので、本番が少し心配?そこにCPを置くべきか否かでも思案中。
きょうの一枚
ゾーモットに至るカレ川にある植物。キャメル草が大きくなったらこんなになるのでしょうか?素晴らしい自然の造形?と木陰に心が癒されます。でもカレ川はケッコー深くて長かったりして。

2006/07/03 (月曜日)

横浜の熱い?1日は、いかがでしたか?若い頃って、ほんのつい最近まではクルマで東京往復!なんてヘノカッパ(スゴイ言葉だ!)だったってのに・・・いまじゃあかなり苦痛。これは年のせいかそれともクルマのせいか??「次は北京飯店でお会いしましょう」と別れてこっそり横浜中華街へ繰り出して聘珍楼で豪遊してやろうと思ったら、なんと中華街の入り口にある北京飯店前にいるわいるわ。皆さんが・・・「北京飯店でお待ちしておりました」「・・・」楽しい夕食になったことは言うまでもありません。8月の北京飯店というのは中国・北京ですよ!
さて車検は、保税倉庫で行われたのですが、参加者の皆さんの超力作ぞろいの熱いマシンを見るにつけ、臨場感で緊張も高まってくるというものです。さて、そのBTOU2006日本人参加者の顔ぶれも、なかなかのものです。打倒ガントルガ(彼は10回連続出場、通算5勝!)彼を破ってる日本人は博田巌、三橋淳のみ・・・でもここんところマシンもKTM、今年は660RALLY・・・ナビも今では完璧でラリーを熟知しています。彼に勝つのはこれまでに無く困難ではあります。でも最近はチョッと太りすぎ?失礼!の傾向のガンちゃん。さらに成長株のボルドバートルも今回もMOTOで。実質的な有力候補はボルドバートルも屈指しておいて。とまれこの2人を中心に展開するなかで、どんなパフォーマンスを日本人選手が見せるか。池町、池田、のイケイケコンビ。前田、尾島とみーんなKTM揃い踏み。もちろん、それ以外にも群雄割拠。前半のややテクニカルなステージをクリアして、中盤のゴビに闘いはもつれ込むはず。ロシアからもWRが2台!さあ、ついにカウントダウンは始まりましたよ。
きょうの一枚
100番。YAMAHA RHINO・・・ご存知!菅原義正さん。昨年より数段の改良が加えられています。ラリーの深遠なる部分を知り尽くして健在なり!でございます。

 

 

Organisation Voice 2006/06

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/06/30 (金曜日)

ついに?横浜に向けて出発しました。ほとんどの貨物は大型トラックをチャーターして先発しました。んでSSERのカミオンは出動せず・・・なんとその方が安い!のであります。しかし現実は如何!?きっとそのトラックは下道中心で行くのでありましょうか?それにしても日本の高速道路料金というのはねえ。そこに持ってきて世界的なガソリンの高騰ぶりが拍車をかける!のであります。こうした国内の貨物輸送に関しては根本的に(環境負荷も考えて)政治的にも考えなければならないのじゃありませんか。でも、高速道路無料化という提案も短絡的なようなきもするし・・そんなこんなな時代に、実は密かに我が世の春を謳歌している海運業界。長い不況にあえいでいたくせに中国関連の輸出入の急増で未曾有の好景気!おかげで通関などの作業も高くなって・・・で、造船業界も好況。風が吹けば桶屋が儲かる・・・のではありませんが、世の中の関連性は面白いものがあります。ところで風が吹けば桶屋が儲かる・・というのは良く聞く話ですが内容はどうか?というと風が吹けば埃が立つ。埃が目に入って目の病気が増える。と○○○が増える。○○○は三味線ひきになる。三味線が売れると猫の皮が要るので猫が減る。猫が減ると鼠が増える。鼠が増えると箱の角をかじる。そこで箱はダメだと言うことで桶が必要になって桶が売れる。(ちょっと後半部分は推測で書きました。なんかこうしたむちゃくちゃな理論でものごとを考えるのは楽しい!ので、ボクはそんな風に理論武装?
さあて、後発隊はレンジローバーとコースターのたったの2台ぽっちで横浜の中華街ぢゃ無かった大黒ふ頭を目指すのであります。
きょうの一枚
積み込み中の医療機材・・・フクロモノ好きのボクの面目躍如たるメディカル機材の収納ケース・・・以前は大量のペリカンケースを使っていましたが、ことごとく破損!ペリカンケース神話はもろくも崩れ去りました。黒いABS樹脂のケースは本来PA屋さん御用達のもの。今これはレントゲンのケースになっています。

2006/06/28 (水曜日)

昨日のOVの件はサスの共振による物だと思います。キャタピラは絶対に違いますよ。昔、北海道の5号線はほとんどソロバン道路でした。キャタピラ車両は走っておりません。重量物を積んだトラックが同じ速度で走るのでショックも付いてないのでバネの共振だと思ってます。・・・・・東京・S原さん
ウオッシュボードですが、私なりの説、重力、かん性、接地面トルク変動、によるものと考えます。道路上に一つの小さい凸がたまたまあります。それを乗り越える、タイヤが凸の頂点を過ぎたあたりには地球に対し離れようとする力が生じます。サスは一度縮んで力一杯伸びようとしています。だけどいつまでも重力に逆らえません。着地します。このときの加重は予想を遥かに超えたものです。これが駆動輪であるなら、もっと掘れます。力一杯たたき着けられたものは、反発します、これの繰り返しです。菅原さん説も、そのとおりだとおもいます。
着地の時トラクションがかからなければ掘れもすくないでしょうし、アップダウンが無くてもエンジンの気筒数が少ないより多い方が滑らかでトラクションの変動もすくないので掘れも少ないとおもいます。逆にすごくたいらな所を走っても菅原さんのカミオンが単気筒エンジンだったらウオッシュボードはできるでしょう。あくまでも仮説です。・・・・・大分・S藤さん
なんだか酒の肴を提供したような気分だわい。7月1日・・・皆さんにお目にかかることを楽しみにしております。とお二人からも添えられておりました。
ウオッシュボード・・・・・人生の中にもありますねえ。
きょうの一枚
エタップ2・・・砂漠化は進む。ラリールートでこの光景を見つけ夢中でシャッターを切った。70年代製?のロシアの自動車を砂が飲み込もうとしている。不思議で悲しく、時間という概念を改めて感じる。

2006/06/26 (月曜日)

「佳境に入る」

BTOU2006の準備が第1回目の山場を迎えています。それは7月1日に横浜にて検査が行われるからでありますが、何故にそんなに忙しいか?と言うとひとつには装備品の手配準備と点検、とにかく大量の運営機材というか装備が必要になっています。それはもうスゴイ!のです。もちろん食糧の手配から始まって・・・そしてさらに拍車をかけるのが、参加者の車両や装備品を含めた輸出入の書類の作成。さまざまな文書作成!!東京からの応援スタッフも混じってまさに「忙殺!」しかし活気があって賑やかで良いといえば良いのであります。
まあそれにしてもまた何故に、間際になるほどに忙しいのか?という禅問答のようになります。この問題をうるさく言うとTBIは開催前日は「ナニもすることが無い」状態に。今回も同じように出発前日は、お茶でも飲んでのんびりと!を目指してほしいものです!スタッフの皆さん。
で、次に来るピークは7月末から8月の5日にかけて!なのは目に見えています。分かっていることは、すばやく事前に成す。
最近はボクもこんなことばかり言っていますが、実はボクこそが「明日できることは明日、来月で良いことは来月!」というヤツでして、最近年とともに、なんでも約束より早く!という真人間に生まれ変わったのでした。えっ?企画書?また今度やっときますけん。
きょうの一枚
何年ぶりかでラリーの通る「恐竜の谷」から2カット・・・・・今にも動き出しそうな恐竜がたくさんうずくまっています。恐竜の谷ってボクの命名。またもうひとつのゾーモットも発見!ここもビバークで使います。緑濃い時代のゴビを彷彿として、でも砂漠化は激しく少しばかり心配しています。とまれゾーモットの翌日、恐竜の谷、必見ですぞ。そのためにもマシンをいたわって。

2006/06/23 (金曜日)

今日は愛媛銀行のエコチャレンジの2台(カブとジムニー)が夕方のNHK(もちろんローカル)で紹介されると言う番宣がかかっていて、おかげで民放各局からの取材申し入れの電話が鳴り続けている。銀行の広報セクションが対応できなくなって、こちらに振ってきたものだ。というのも、この土日はこのチームの公開練習が山の中で開催される予定。ところが既に大雨警報のこのエリア!!アメニモマケズ・・・の練習と取材は成立するのでありましょうか?暴挙にも等しい彼らの2年越しの挑戦!!安全を最善とするはずの彼らの冒険には、心からエールを送りたい。また主催者という立場さえなければ、どっぷりとチームに浸ってみたいものなのだが・・・・・。
さて、BTOUのフナヅミが近づいた。カナダからは3台のマシンがNRT着でやってきて横浜で合流する。1人はハッキングさんである。昨年は大人のライディングを見せてくれたジェントルマンである。彼のカナダでのジャーナルを読んだ読者が多く問い合わせてきたが、諸問題を解決してマシンを積み込むことが出来たのはあと2人。1人は救急救命士、マネージャーで同行する奥様も医師のようだ。ジェントリーなカナダ人ライダー達のパフォーマンスにも期待したい。
またロシアからは昨年エントリーしていたピョードロフが、WR450と250で2人体制でやってくる。昨年はマシンが間に合わなくてやむなくウランバートルのストックのXR250で「キビチイー!」と言ったか言わなかったか、けっこう厳しいマシンで完走したものです。それ以外にもUAZ(言わずと知れたロシアンジープ、けっこうロシアではスポーツキットなんかがあって・・・)にロシア人のペア。参加者の国旗を並べてみたら5カ国に。
きょうの一枚
なんか脱力感のある牛が居たのでパチリ。ルート前半は山が高くゆえに牛はヤクでして、これがなかなか面白くて、カラダ真っ黒で顔が真っ白!というヤツを狙って撮ろうと試みたのですが・・・果たして近日中に。

2006/06/22 (木曜日)

暑いー!蒸暑いーっ!日本の暑さはーー!テレビでは日銀総裁が、なんと蒸暑いことを。ボクは思うのであります。やっぱ男たるもの金に欲目を出さず「食わねど高楊枝!」と武士だか江戸の庶民だかの心意気でありたいものだと。こともあろうか今日は某銀行のエライサンに、口が滑って「金などという不浄なものに血道を上げてるようでは、実に品位がない」なんて発言をしてしまいました。「しし、しまった。」は後の祭り「ほーーお!」なんて言われてしまいました。総裁!やっぱり人の上に立つ者であろうが無かろうが、男たるもの「李下に冠を整さず」と生きたいものです。法規に違反していないから良い・・というのでは真にレベルが低いと言わざるを得ません。また更迭したいのに替わる人材がいないというのも、実に情けない話ではあります。でも満員電車の中ではつねに冠を正すことが大切です。難しいかな?
きょうの一枚
試走からの1枚シリーズ・・・エタップ3、雪線は標高2500m、なんとか稜線をコルにまで下りてくると4つのタイヤに接地感が戻ってきた。若い頃、冬山で稜線から樹林帯に降りてきた時の感覚に似てた。とりあえず大きな安堵のため息をついた。

2006/06/21 (水曜日)

電光石火の早業とはこういうのでしょう、ボクは今夕松山空港で20年近く前にSSERの社員旅行で訪れたデンパサール空港の悪夢を思い出していました。または30年前に米軍輸送機で出かけた真冬のスービック基地に降り立った時の、あの感じ・・・「暑い・・・」暑いのは良いのですが湿度が、たまりません。試走のクルマにはエアコンがついてはいたのですが、やはり湿度が低いと良く冷えません。が、そんなことは比べ物にならないくらい松山は南国でした。
さて、このあと次々とご案内を出す予定です。ひとつ目は横浜への変更・・・これは正直僕も困っていますが、税関に関することなのでご了解いただくほかはありません。ふたつ目はコース概況と各ビバークの案内です。コースレイアウトとサービスの可否、またふたつの隊に分かれる貨物輸送のため参加者はスペアタイアをどのビバークで受け取るかの選択をしていただきます。もちろん偶数個を用意してふたつに分けることも可能です。「作戦を立てる」と言う作業を進めてください。参加者の皆様には、ご案内のメールが届くと思います。とりあえず無事帰国の報告と、留守の間に替わって執筆いただいた執筆陣の皆様に感謝!!
きょうの一枚
試走のワンカット・・・普通のモンゴル?明日からは激しい?カットが連日登場予定なのでオタノシミニネ。

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

試走隊便り
BTOU2006試走は無事にウランバートルに到着しました。6月1日早朝、ウランバートルをスタートし走り続けること3週間、思えば長く苦闘の日々でした。
おそらく皆さんにはこの試走の旅は、素晴らしい日々だとお思いでしょう。事実はそうでもあり、またそうでもないのです。
試行と錯誤、前進と後退、挫折と歓びに彩られた、自身と向かい合う厳しい旅なのです。まさに一篇の大作への挑戦でもあり、自らへの大きな試練でもあります。
スタートの日、ウランバートル周辺は、まったく緑がありません。一面の枯野が広がります。「今年は、旱魃・・・」地球環境の悪化による大掛かりな気候変動などが、この地に深刻な被害をもたらせているのではないのかと深いため息をつかずにいられません。
そして昨日、ウランバートルが近づくにつれ、大地は豊かな緑あふれる草原に。この3週間で驚くほどに濃く美しい生命の賛歌に沸き立っていました。丘の上から見下ろすたおやかな緑の丘陵の連なりとその色彩はまさにベートーベン交響曲6番「田園」
頭の中で鳴り響き始めました。
古い映画だからご存知のない方も多いと思いますが「ソイレントグリーン」人類の未来、人口問題に端を発する食糧危機を描いたこの映画、ホーム(だったか)で今はなくなった美しい大画面に広がる美しい田園風景、そこに交響曲「田園」魂を揺さぶりました・・・子供心に、なのですが。
いや、それにしてもこれまで見たことのない美しさと、ウランバートルの緑の鮮やかさ。
ゴールの地から凱旋する時にはもちろん9番4楽章合唱つき・・・
今年の対策はこうやって書き終えられました。ひとつのルートはこうして一篇の名作であり、交響曲のようなものでありたいと願っているのであります。
その夜NHKワールドプレミアムで「岩城宏之さんを偲んで」という番組を目にしました。晩年は次々と襲い掛かる多くの病と闘いながらベートーベンに取り組み、ベートーベンになら命を捧げても本望だと、昨年の12月31日から1月1日までベートーベン交響曲全9編を連続して演奏するという壮挙。その模様とインタビューで綴られた番組は、なかなかのものでした。
岩城宏之さんの生き様と闘病振り、そして音楽に傾けた心情を見ていて、自分の今回のルート制作にこれほどの情念や執着があったか?と思わず振り返らずにはいられない衝動に駆られました。
人は、なかなか天職というものには恵まれませんが、自分にはひょっとしたらこれがそうなのだろうかと。それならば「仰ぎて天に愧じない心意気」でありたいものだ、と。
しっかりと描かれたルートを今一度振り返って「うん、よっしゃ」と深い自信を確認しました。
そんなこんなで少し良い気分になって、晴れ晴れとした心に遅い夕陽がウランバートルの町並みを美しく朱に染めています。

BTOU2006日本人参加者への緊急のお知らせ
「7月1日は神戸から横浜に変更」
神戸でご案内しておりました事前検査・船積み検査は、税関手続きに関する諸問題で横浜に変更することとなりました。すでに準備が終わってる方も多いと思いますがご了承くださいませ。詳細は3日内にそれぞれ にご連絡申し上げることといたしま
 

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

= 一期一会 =
んぐぐぐぅぅぅぅ~!!!!
また勝てなかったか、ジーコ・ジャパン。
こうなりゃ、次のブラジル戦で、絶対に勝ってくれよな!
えっ!?
次のブラジル戦って、日本時間では23日のAM4時だって!?
そりゃ、ずいぶん夜遅い時間というか、朝早い時間というか・・・。
いや、なーに! 考え方によっては、ラリーで5時から朝食、5時半ブリーフィングー。6時スタートっていうのと同じ時間に起きりゃいいんじゃナイか!! そう考えりゃ、チョロイチョロイ! 生中継観て、応援するゾー!!
ところで話しはガラリと変わりますが、週末の土曜日は、海で行われたプライベート・パーティーに行ってきました!場所は湘南。
サザンオールスターズの曲「チャコの海岸物語」の一節♪えぼしぃ~、岩が遠くに見えるぅ~ にも登場する“烏帽子岩”が間近に見える、通称“サザンビーチ”。
現在、砂漠を試走中の“山田さん御一行様”には、“海”という響きが懐かしいでしょうねェ~。
“青い海に輝く、白い雲。海から吹くさわやかな風”を期待していたんですが、週末の関東地方は、今にも雨が降りそうな、曇り空。梅雨どきだしね。なのに駐車場はドコも満杯なのは、湘南だからか? 海岸にはボクらの60人程のグループ以外にも、サーファー達。他にも地引網に、バーベキュー。夕方には海でヨガをする奇妙な団体まで現れてました・・・!
同じグループの“ナオミちゃん”が、少し離れた所で、怪しげな、ヘンなオジさんに声を掛けられているのに気が付きました。暫らくすると「スパちゃ~ん!」と大きな声!
何だ!? 何だ!? 緊急事態か!? 
駆け寄ると「このオジさん、スパちゃんにプレゼントしたいんだって!」「へェ!?」
なんでもオジさん、役所勤めを引退して、ボケ防止に帽子を自分で手作りしてるんだとか。趣味で・・・。ナオミちゃんが被っている白い帽子も、オジさんの手作りの物だそうで、今買ったんだとか。でも「この赤と白の帽子、コレは彼にプレゼントしたい!」「きっと似合う!」と、オジさんがボクをご指名してくれたのだそうだ。 おまけに、数少ないボク出演の番組(ん?)も観たコトがあるそうで、「アンタ、テレビ出てるでしょ!? 芸能人と遇えるとは思わなかったヨ!」と、大喜び。
突然のご指名と、お言葉に甘えて、初対面のオジさんから帽子を頂いちゃいました。でもこの帽子、ナオミちゃんのも、ボクのもなかなかいいんですよ。頂戴したコトもあって、オジさんの作品の出来栄えを褒めちぎっていると「ちょっと待ってて!」と、なにやらBagの中を探し出したんです。
「また何かくれるのかな?」欲を出して期待したのが大間違い!!!
「帽子あげたんだから、この帽子は仲間に売ってきてくれ!」と、恩着せがましく、色違いの帽子2個を渡されちゃいました!
おいおい!なんだよ!!
帽子は好意で仲間が買ってくれ、オジさん大喜び。その後はナゼかビールを飲んで、ゲームにも参加して、勝手にパーティーに紛れ込んで、一通り楽しんだら、先に帰っちゃいました・・・。
オジさん帰り際に一言。
「今度はBagを作って、アンタにプレゼントするよ!」
キャラの強いヘンなオジさんでしたが、まっ、これも“一期一会”って云うのかな? 
▲写真キャプション
向って右がナオミちゃんで、真ん中が怪しげな“帽子オジさん”。 裸の子は誰の子かよくわからないんだけど、SSERのイベントではカメラマンとしても活躍する、モンゴル試走お留守番組の“竹内さん”に、ドコか似てません!? 
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/19 (月曜日)
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TBI日記その5
ども。まるです。
この週末は久しぶりに仕事をしていました。
天気予報を見て雨なのを確認して出勤します!
といったのに実際は晴れと曇り。空を眺めてはハ~。とため息をついていました。
それではTBI日記その5です。
今日の朝は9時出発なのです。ゆっくり準備すればよいはずなのですがTBIだと思うとどうしても7時までは寝れませんでした。普段は7時は夢の中なのに。
今日は9時出発で350km以上ということはゴールは夜中ということも分かっております。
スタートして朝のSSまではいつもの3人で。TBIでコースのSSというといつもビッグバイクの方々がもがいていて…という光景が浮かびます。今日に勝負をかけると言っていた旦那さまはクリーンなコースを走りたいらしくSS1までは急いで行くことにしました。そいうことで給油もなし。
朝のSSの会場に到着。到着順にスタートらしく列に並びます。SSには一桁で入ることができました。コースは細い道でこれならアドベンチャーでもと思いましたが、わだちにはまってコケ1。途中の砂地はいくらアクセルを開けてもバイクは埋って行くばかり。
アクセルを全開にして足でこぎこぎ進みました。後半はウッズ。小回りの効くCRMはとても楽しかったです。SSを出たところで空気を入れていたら妹も到着です。大丈夫だよ。とだけ言って先を急ぎました。
リエゾンは朝からハイスピードな林道です。タイヤに空気をたくさん入れたら、砂利道でグリップしなくて全然ペースが上がりません。特に下りの砂利道とガレはダメです。あ~どこ行くの。みたいな感じで。CRMって滑ったときの挙動が早くて私にはついて行けません。滑っても何も出来ずにバイクが勝手に立ち直ります。今日までこけていないのが奇跡です。林道の後半でもうダメ。と思って空気を抜きました。これで快適ダートのはずです。ちょっと抜きすぎが気になりましたがパンパンよりは良いのです
今日は風景の良いところがたくさんあります。川沿いの道って最高ですね。上機嫌で歌を歌いながら飛ばしているつもりだったんですが越していく皆さんを観察していると結構余裕のようです。5日目にしてがんばっているつもりでも普通のバイクにしたら遅いんだ。ということにようやく気づきました。
快調と思われたのですが、しばらくするとリアタイヤが曲がるたびにズリズリ滑っています。ん?空気抜きすぎだよね?と思いましたが、それにしてもズリズリ行きすぎです。だんな様もご立腹だったしここでパンクなんかした末には殺されそうです。集落を過ぎて確認するとやっぱしパンクです。空気を抜くときにパンクするから辞めておけ。といわれたのを無視して抜いたので怒られるのは分かっているけど、言わないわけにはいかないのです。案の定あんたが空気を抜くからだと。こっぴどく怒られました。時間が無いから俺が修理する。といってちゃきちゃき修理。このパンク修理中に後続の方にパンを分けてもらいました。これがめちゃめちゃ美味しかったです。オンコース上にあったんだとか??行かなかったことを後悔しました。修理が終わって、パンパンに空気を入れて再スタートです。
ここからはいつもの超高速リエゾン。午前中に止まりすぎて時間がありません。ちょっと油断したら置いていかれそうなペースでした。で、置いていかれました。仕方がないので一人で走ります。途中1箇所地図がわからなくて止まっていましたが鹿児島の馬場ちゃんにこっちだよと教えてもらって無事に通過しました。10キロ位走ると止まっていた旦那様と合流。CP2の時間は全く余裕がないのでモタモタするなというオーラが感じ取れます。そうでした。今日も時間がないのです。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

試走隊レポート
ウランバートルを出発して14日目の夜。デューンに西日が沈み、その残照の中で疲れた体に鞭打って?お便りを書いています。14日間という時間のボリウムは凄いです。こんにちのパリダカならゴールしてしまいます。初めて参加した88年は22日間でしたから、今回はほぼその長さになりますね。時間という概念は試走のたびに強く感じることができて、相対性理論がどーしたこうしたとなるわけで、でも今回は時間と距離という相対性理論というかラリーの基本概念よりも、燃料の量と距離という新しい特殊相対性理論の構築に全力を傾注!シテイマス。ホントカ?ラリ-ルートのことを考えてるとき以外は、ハンドルを握っては、悩んでいます。
さて、それにしてもラリールートは厳しいものになっています。レーシンググローブを忘れた僕の手は、少しまめが出来て、自分で運転するのは5年ぶり!なので、どうも力が入りすぎてるのかな?という感じです。そうそうテル君、白いビッグホーンはバンプラバーとトーションバーとステイは交換して快調になってるだよ。
モンゴルは全般に砂漠化が進んでいます。一年おきの定点観測をしてる僕たちには、特に良く気がつきます。ウランバートルでも砂漠化は話題になってるようですが、問題にはなっていないとか。
いよいよ後半戦の山場のルート開拓が始まります。18日のクロアチア戦を見るために、ウランバートルへ帰り着くことは不可能なようですが、ぜひがんばってほしい!ものです
BEIJING―ULANBAATAR 2006・・・・ぜひご期待ください。

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。先の恥ずかしい文書からはや一週間ですか・・・時間がたつのは早いな~気が付けば日本は負けているし・・・悲しい。
それはさておきまして、あまり期待されていないであろう後編であります。
正直、このツーリングがきっかけで、ツーリング=温泉などという固定観念が僕に付いたのかもしれません。温泉がない一泊ツーリングを行うと何か物足りなく感じます。
みんなも目が覚めそろそろ帰りますか?と帰路についたのですが、帰りは帰りでまたまたエキサイティングでした。帰りは奥多摩付近を走って帰ったのですが、前編でもお伝えしたように多種多様なバイクが揃っています。無論峠になれば速度の変化もあります。走り系の人はここぞとばかりに加速を始め、走り去っていきます。そんな光景がとてもかっこよく大人の中で遊ぶ、ちょっと背伸びした子供のように感じました。
しかし、みんなが休憩しているところに行くと一台のバイクが途中で転倒していたらしく、みんな集まっていました。レバーが折れ、ステップも折れていました。(クラッチ側)落ち葉ですくわれたよう
です。そんな状況に僕は緊張しました。どうやって帰るんだろう?などと心配していましたが、応急処置をし、何も問題がなかったかのように笑いながら話、今回のツーリングの思い出さ!てきな雰囲気です。
僕は今回の文書の中に何度も書いていますが、本当にカッコイイ~この人たち!と思いました。何がカッコイイと思ったのかみんな焦らない、騒がない、最善の方法を考える。そんな態度だった事を思い出します。その雰囲気が独特だったのであります。
そんなツーリングもスタート地点のバーに戻ってきて、終焉を迎えるのだろうと思っていました。そうするとマスターがこれから打ち上げがあるんだけどどう?とのお誘い。自分たちは「よろこんで!」と参加しました。
打ち上げは、そこのマスターが各テーブルにビールの入ったピッチャーを一杯だけおごってくれます。それでお疲れさん!を行うのである。それも粋な計らいであるし、ピッチャーにすることにより、お互いが注ぎあい、懇親を深めるのであります。その懇親会には自分の友人や家族、恋人たちも招き、盛大に行われました。自分たちもチョイ悪親父に注がれるビールが美味しくて、飲んで騒いだ事を思い出します。
そんな感じでツーリングは幕を閉じたのであります。
僕にとってはこのツーリングがこの世界にのめりこませる第一歩であったのです。色々なジャンルのバイク、人間が、一台のバイクを通じてこんなに楽しく過ごせるのか?この人たちは人生が楽しいのだろう?僕もこんな人生を楽しみたい!と強く感じたのであります。
そして、大学4年生の就職活動、ラグビーでほぼ確実に大企業に入社する予定でありましたが、あっけなく不採用・・・俺、何しよ・・・目の前にはバイク・・・バイク業界に入ってみよう!あのツーリングの世界が毎日待っているんだ!おれも好きな事をやって生きるんだ!と思い。本当は挫折からこの業界に入ってきたのであります。
そして、単純にアメリカンならハーレーでしょう!と今のバイクハウス阿部の門を叩いたのであります。
では、次回は就職はじめでいきます!
あれ?次回はあったっけ?
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/14 (水曜日)
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ゴミの惑星
■昨年、新車でエンデューロバイクを購入。400ccで車検が必要なモデル。思うところあって、いわゆる「山」を走らないようにしていたので、登録はしなくてもいいかな? と思っていたのですが、考えてみると、イベントに参加したり、レースに出たりするにもやっぱりストリートリーガルじゃないと…。「あまりに傷まないうちじゃないと予備検査が通りにくくなるよ」と言われて、すぐに登録しました。案の定、ナンバープレートや保安部品をつける機会はほとんどなかったのですが、最近、朝練などと称して、自走でモトクロスコースに行ったり、また休日には何年かぶりに近所の林道に行ったりするようになり、ナンバープレートが活躍。
■久々の「山」。驚いたのなんのって、林道や河川敷、海岸に不法投棄が多いことです。テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、あらゆる種類の家具、かつては大型ゴミとして回収の対象になっていたこともある、それらのものが、すべて、野山にぶちまけられているんですね。あきれたり、ふんがいしたりしても、どうにもならない。その場の一人の力では、冷蔵庫ひとつどうすることもできません。
それは、ある一部の地域だけではなく、都市に近いあらゆる場所がそういう状況だというのですから、すでに粗大ゴミのある風景というのは、ごく普通なんですね。もう、きっとどうにもならないのでしょう。
■本当は久しぶりの山に行って「モーターサイクルと自然環境」なんていって、なにか新しいことを感じてくればいいんでしょうけど、それどころじゃない、かつて美しかった自然、でした。がっくり。
by 北の島ハルキさん
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2006/06/13 (火曜日)
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試走隊レポート
6月12日、やっとエタップ5が終わりました。予定の計画より2から3日の遅れですが、まあ想定範囲内(ホリエモンさんは元気すか?)ということではあります。特にハンガイの美しさとハードさには、実のところわれわれも苦しめられ、足回りのパーツをウランバートルから輸送するなど対応に追われつつ、まあそれでも確実に前進を続けています。
てなことで、アンダークリアランスの少ない参加車両の皆さん!アンダーガードの見直し!と本格的な脱出版をご用意ください。GPSのマスターはマルヒツです。ナビゲーションはデリケートで困難なものとなるでしょう。ただモンゴルの素晴らしい景観は、これまで以上です。ぜひ広角レンズのデジカメをご用意くださいな。
特に昨年に比べると、その日々の変化は魅力的な・・・。さて、まだまだ試走は続きます。今日でもう12日間も風呂にも入ってないし、着替えもしてない!どうです?羨ましいでしょ。毎日のビバークは周囲数十キロ、いやもっとかもですが人の気配もありません。無垢のままの地球と対峙している感じがして、精神が研ぎ澄まされていくような気がします。
日本ではやっぱり拝金主義的なニュースや、殺伐とした出来事が続いてるのでしょうか?そんな人たちには、人間としてのありようなんか、遊牧民に教えられかねませんね。彼らは経済原理では動いてないのですが・・・。短い一生の間に何をどう生きるのか、シンプルに美しく、地球の細胞のひとつのように生きています。
なんとかファンドなんか、やってる輩をみんな連れてきて、遊牧民に弟子入れさせよう。美しい満天の星空を見ないと、不遜になるだけだす。さて、そうは言いながらも目下の悩みは18日?のワールドカップ?をどうやって見るか、ということと、フロント周りの足回りがウランバートルまで持つかな?というくらいかな。

2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版

= VS オーストラリア =
おーい! ジーコ・ジャパン。
まさか、オーストラリア戦で負けちゃうとは、思ってなかったヨ~~~!!!

前半で1点を先取しても、なんかしっくりこないジーコ・ジャパンにハラハラさせられながら応援してましたが、3点もの失点はデカイよね・・・。

でも次の試合、18日のクロアチア戦までに、もっともっとチームが纏まらなきゃね。18日もTVから目が離せませんネ!※18日のクロアチア戦は、日本時間、夜10時キックオフですヨ※
いやね、ボクはサッカー大好きとか、そんなんじゃ無いんですけど、ワールド・カップだけは別モノですよね。それにしても、ハラハラしっぱなしだった後半戦、ボクの携帯のメール着信音が鳴るは鳴るは。ウルサイよ。こんな時に!!!(怒!!)
そのメール、一人はフィリピンに住む友人(日本人)から・・・。
ボクがハーフタイムに「1-0で勝ってるよ!」なんてメールを送ってしまったモンだから、「どうなった?」「まだ勝ってる?」って。目が離せない場面なのに、次から次へとピンチが続いているってのに、メールの着信音が、迷惑千万! なんでもフィリピンじゃ、中継が観れないらしくって、携帯メールでライブ中継してあげちゃいまいました。ったく、落ち着いて応援できやしないヨ・・・。
そしてもう一人は、またしても東南アジア圏からのメール。
タイ在住Kiyoさん。ホラ、ボクの盗難バイクをチェンマイで発見してくれたKiyoさん。何でも急ぎの用事をボクにお願いしたいらしく、携帯メールの着信音が鳴る鳴る!「なんだよ!またしてもこんな時に!(怒)  ちっとも落ち着いて観れないじゃなか!!!」
やっぱりタイも中継観れないのかな? なんて思っていると、試合終了。その直後「後半の6分ぐらいで、3点もの失点は、ありえないだろ!」なんて、試合内容についての詳しいメールが着信・・・。
あれ!? 試合チェンマイで観てたのかな!? チェンマイはドイツ人の居住者が多いしなぁ。「中継観てました!?」って聞いてみると、ナント、インターネットのニュースや、掲示板での“文字情報”で、ライブ応援していたんだそう。。。
成せばなるというか、サバイバーのような応援の仕方。恐るべし、Kiyoさん。環境が整っていなくても、工夫次第で、楽しめちゃうんですね。
そういえば、只今モンゴル試走中の山田さんと、サッカー中継を観たコトがあります。ガストン・ライエ氏が他界されて、まだまもない頃で、ジーコ監督がテレビに映るたびに「この人観るとね、なんだかガストンを思い出すんよね~。ホント、似てる!」なんて呟いていました。
確かに似てるかも? 輪郭も、髪の毛のポワポワ感も似ているかも!?ガストンの方が、やさしい感じはあるけどね。でもジーコ監督が喜んだ顔は、似てると思うな~。オーストラリア戦を応援しながらも、山田さんの言葉を思い出していました。
暫らくは、ジーコ・ジャパンを応援する度に、ガストンの姿とオーバーラップし
てしまいそうですね・・・。

ガンバレ!! ジーコ・ジャパン!!!
決勝トーナメント進出だ!!!

▲写真キャプション
TDN04の、最終日の朝のガストン。
このスナップが、ボクがガストンを撮影した最後の写真となってしまいました。んー、この写真じゃジーコ監督に似てるかどうかは微妙だな・・・。顔が良く見えないモンね~。この怪我は、北海道・芦別のラリークロスでクラッシュしたモノ。結果的に、ガストンがバイクを降りた最後の地となってしまいました。ビデオカメラを持っていたボクに、「ハイ!スパちゃん!! ボクにインタビューしてヨ!」と、ガストン。何かと思いきや、バイクの素晴らしさ、楽しさを日本の多くの人達に伝えたいんだよ・・・とのコト。「あっ! 最後に顔の怪我のコト聞いてよね!『バイクで大怪我しました!』って答えるからサ!」 ガストンのユーモアに、みんなで大笑いし
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/12 (月曜日)
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TBI日記その4
ども。まるです。
今週はガッツリ林道だけを走っていました。家の近くだけなんですが。
相変らずKTMに翻弄され続け、常にいっぱいいっぱいで走っていました。昨日帰宅したらお風呂だけ入って後は何もせずに就寝。朝、起きてあまりの筋肉痛に今日は会社を休んでやろうかと思いました。会社に行ってからも今日はグッタリしてますね。といわれる始末。昨日はただの林道ツーリングだったのに…。こんな調子で1ヶ月。果たして上手くなるのか疑問になってきました。
それではTBI日記4日目です。
今日は朝が早いのです。6時にはスタート。少しバタバタしましたけどまだ、自分でどうにかできる範囲。いつもの○○くん!荷物おねがい!はまだ出ていません。今日からスタートはアドベンチャークラスが先ということで一桁スタートです。2キロほど走って空き地に止めて空気を入れます。昨日抜きすぎたままにしていました。止まっていたらアドベンチャークラスのみんなが止まるわ止まるわ。みんなめいめいに整備をしていますが中にはそんな重作業をここでやるか…と思うような作業をしている方も…スタート前にCRM50の3人でスタート順のじゃんけん。SSは見覚えがある場所でしたがコースはまったく覚えておりません。とりあえず長いし覚えるのは無理そうなので地図を見ながらボチボチ走ることにしました。
スタート順は私→小川さん→旦那様の順です。このSSは浮き砂利というかガレというか。のぼりはまだ良かったのですが、くだりは怖くて怖くて。右へ左へオーバーラン。大変なことになっていました。ゴールの手前、1キロくらいで旦那様に追いつかれました。そしてそのすぐ後ろから小川さんが。たった10キロくらいで1分も縮まるなんてショックです。譲ってついていこうと思ったんですが、スピードがまったく違って(私、全開にしてません。だって怖いんだもん。)どんどん離されました。それからすぐにゴール。
ゴールでは数人の方が休憩していたのですがジュースが飲みたかったのでちょっと行ってから休憩することに。自動販売機に一直線です。
自動販売機に行く途中でフロントからモクモクと煙が。明らかにトラブルです。パンクの神様の次は電気の神様が降臨されました。調べてもらうとウインカーの配線が切れかかっていてそこから煙が出ていました。このまま放っておくとあちこちの配線が溶けてえらいことになるとか。そこまで大変なトラブルだとは思いませんでした。配線をつなぐのも面倒なのでもう一本バイパスの線を引いて応急処置完了。このときは帰ったらちゃんと配線を作ろうと思っていたのですが面倒になって結局そのまま最終日まで走ってしまいました。
今日こそは温泉を目指すのです。今日は着替えもちゃんと持ってきました。
途中、2日目に通ったコマ図を逆走している時に温泉を発見。もちろん立ち寄ります。
昨日であまりの気持ち悪さに限界を感じていたので今日お風呂に入らないなんて考えられません。ちょうど雨が降ってきて温泉に入った後に雨か…なんてブルーになりますがとりあえず温泉なのです。私が天才的だと感じるのは、TBI中のお風呂を毎回15分で済ませてしまうところです。フル装備のままからお風呂に入って髪の毛を乾かしてブーツを履くまで15分。いったいどうやったら出来るんだか自分でも分かりません。が、温泉を堪能していないのは確実です。温泉に入ってここでご飯まで済ませて出発です。
一山超えてお昼のSSがあるはずだったんですが、キャンセル。今日は朝のみということは後はツーリングでOKです。なのでのんびりでOKかというとそうでもなくて、朝のトラブルと温泉で止まったのが響いてやはりバタバタしなければならない羽目になりました。
後半のCPの手前の林道に入る頃には既に余裕がなくてめちゃめちゃ本気で走っていました。ですが、本気で走ったら落とし穴があるものです。ギャップとか段差は減速して慎重に走っているのですがあせってコンクリートの溝に思いっきりフロントをヒットさせました。あ~まずいかも…と思った次の瞬間にはパンク。今日はパンクなしか?と思っていましたがやはりパンクの神様は降りてくるものなのです。時間もないし旦那様に修理依頼。次々にエントラントの皆さんに越されてあせります。妹も後ろから来ましたがCPまでは先に行っているいう事。修理が終わって空気をパンパンに入れて出発です。これがポンポンはねて特に砂利ではえらく怖かったです。CP2も残り数十分で無事に通過。後はマキシマムタイムをオーバーしないようにゴールへ向かえば良いだけです。
ここからはいつものアドベンチャー3人にスピードメーターの動いていないKTMの小野さんとゴールへ向かうことに。途中、林道から出てから民家の間の細い道で車をよけようとした小野さんが転倒。すごい勢いで道路の端の溝に頭をぶつけてしまいしばらく立ち上がることが出来ませんでした。おまけに腰も強打してしまったようで、立つことも大変そう。とりあえずゴールまでは行くということで再スタートしました。すぐに国道へ出て何にもなければペースが上がりそうなのですが腰が痛いようで50km位がやっとのようでした。ますます心配。残り15キロほどだったんでゴールはすぐそこ。ガンバレ。と励まして走り始めました。
無事ゴールにたどり着いたのは日のあるうち。TBIに出始めて初めてかもしれません。ゴールにたどり着くと、1日目にリタイヤした#93の堀江さんがテントを立ててくれていて超楽チン。今日のキャンプサイトはゴツゴツした岩もなく快適に過ごせそうです。
御飯はかつおのたたきサラダとおでん。土佐でかつおのたたきとはなんとも贅沢な晩御飯です。お昼にお風呂に入ったのにシャワーも付いていてTBI中とは思えない贅沢なキャンプでした。
今日は期間の真ん中だったのでタイヤ交換をします。整備を始めたのはずいぶん遅くなってから。明日はスタート時間が遅いしと思ってゆっくりしていたのがまずかったんですね。交換が終わって空気を入れにいくとプシューと音が…。チューブ噛んでました。パンクしたわけじゃないのに貴重な新品チューブを消費してしまいました。これには”なにやってんだ。”とだんな様もご立腹。みんなのスペアパーツも少なくなるということですから、慎重にやらないといけないなあと思ったしだいです。結局もともと付いていた普通のチューブに戻して整備完了。本当はここから妹のタイヤも交換せねばと思っていたのですがサポートで来ていただいていたうなぎさんが交換してくれて私はとても楽でした。で、すべてが終わって就寝したのは1時ごろ。次の日ぐっすり寝れるはずというのは甘い読みだったというのは次の日に気づきました。
本日パンク1回、配線トラブル1回。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/09 (金曜日)
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お疲れ様です。スガワラです。
ホントにご無沙汰です。でもボク個人的には「もう、しばらくは書かないですよ」とヤマダさんに宣言してあるのでコーナー自体も削除してもらうはずだったのですが、きっちり残してくださっているところがヤマダ式活用法だと思ってます。
実は今回の試走もヤマダさんに「行こうよ」とお誘いを受けていたのですが、今現在、日本にいる身でして。行きたい!と熱望されている方々にとっては大変失礼な話。でも、とっても行けない事情があるわけで、こればっかりは仕方がないのです。
とは言っても、自分で言うのもなんなんですが、人知れずヤマダさんに感謝をしている度合いはとっても高いボクでして、本番では身を削る思いでお手伝いさせていただく予定です。参加される皆さんはあまり会いたくない場所におりますけどね・・・
さて、折角なのでラリーっぽい話でもしましょうか。
今回の北京-ウランバートルに向けても微力ながら海外ライダーとの橋渡しをさせていただいておりまして、何名かの希望者と直接話をしてきました。まあ結論から申しますと何の役にもたたなかったのですが、結構興味深い話がたくさんありまして。ここではその内容について省かせてもらいますけど、やっぱり直接話しをし会うというのは大事なことだとつくづく感じさせられたのでした。
そもそもラリーを主催するというのは大変な労力が必要で、その立ち上げとなると、色々な意味で選ばれた人にしか成し得ない偉業とも言えます。でも内面はほんのちょっとしたバランスで印象がガラッと変わってしまう魔物のようなもので、そのアンバランスな感じはなんだか企業経営の姿がダブってなりません。(現在の誰でも起業というニュアンスとは違いますよ。)
相変わらず、含みのある曖昧な表現に終始してるので、理解不能と思いますが、要は参加される方、された方々が投資家でありユーザー的な存在で、理想的な形としては、そういったサポーター的な皆さんの熱意で良い方向のムーブメントを導き出せれば、ベストなわけです。まあここまでは「そうだよなぁ」度90パーセントの話。で、さらに付け加えるならば、情報が一瞬で飛び回り増殖し続ける現代社会においては、不平、不満、要望、グチなどの小言はこの際直接的な意見交換の場だけにしましょうよ。こう言った意見は発展のためにはとてもためになるもので、不可欠なものでなくてはならないものですが、その意見だけが一人歩きすると、新たなサポーターにとってはあまりためにならないと思うんですよ。ボク的には。
すがわらてるひと
by パリ・ダカールのディープな世界 スガワラテルヒトさん
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2006/06/08 (木曜日)
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お疲れ様です。仙波です。で。お世話になっております。仙波です。私のような人間がこのような場所に登場いたしまして恐縮であります。何を書こうか?と悩んで、時間シリーズなども考えていおりましたが、自分がこの世界に入ってきた出来事を何回かに分けて書きたいと思います。見苦しい点や若気の至りもありますが、ご勘弁を・・・
僕が、この世界にはまったのは「元祖!チョイ悪オヤジ」に囲まれて・・・であります。自分がバイクの免許を取得したのは大学3年生のとき、東京:八王子であります。自分の大学の部はコテコテの体育会系で、低学年(1年生・2年生)は公共物以外使用禁止!自転車もである!そんな中、暗黙の了解で、上級生(3年生・4年生)は自由に乗り物に乗れるようになる。もちろん完全たる自己責任、監督バレれば、全体責任で大変なことにある。そんな僕も3年生・・・ある日
「あっ!バイクの免許取ろう!」
と神のお告げがあり、何名かを誘って教習所へ!晴れて、中型免許取得!当時は「TW200」などトラッカーブームなどで、バイクが若いモンのオシャレな乗り物!ある種のファッションへと変わる第一歩だったように感じます。(9年前)そんな中、友人はTWやSR400、その時販売されたYAMAHA:ドラックスターなどを買い、僕も男はアメリカン!とホンダのSTEEDを購入しました。
それからはバイク屋めぐり、上野のバイク街や、郊外のバイク部品大型店へ、暇があれば連日、足を運んでいました。そんなある日、ある「バイク屋」さんを見つけました。僕達はその店を尋ねました。すると、そこはバイク屋さんではなくBARだったのです。その前にバイクがたくさん並んでいたのです。東京の福生で米軍基地の近くです。大学の寮から40分ほどの場所でした。
自分達はそこに集まるアメリカンな強面の人たちの笑顔が印象的だったのです。恐かったけど・・・そこの雰囲気が好きになり、自分達は何度か足を運んでいると、マスターが「今度ツーリングあるけどどう?」と声を掛けてもらったのです。それが、自分をこの世界へ引き込む「山梨!富士五湖&温泉ツーリング」だったのであります。
ツーリングの当日、そこに集まった人は20名以上いたでしょう。アメリカンなツーリングかと思えば、年配の人、若い女性強面の人、普通の人、アメリカンバイクの人、レーサーレプリカ、ヨーロピアン、GPZ900など車種、人種、様々な人が集まっていました。
その光景に自分達は衝撃を受けたのです。「なんだよこれ~!!!」そうです。マスツーリング自体この日が初めてでした。そして、今回のおおよそのコースを発表し、目的地だけを明確に伝えられました。そして、ツーリングの出発であります。
僕は、アメリカンに乗っているので必死でハーレーグループについていこうとしました。その人たちと一緒に走っている「自分が最高」と最高の気分で叫びながら走っていました。目の前ではさらさらのロングへアーのお姉さんが半キャップにサングラス、バイクはロードキングのチョッパー風で走っています。「カッコエ~~~」とワクワクしていたことを書きながら思い出します。
そんな車種も、人種もバラバラの集団、結局集団もバラバラになりました。当時は携帯電話も誰も持ていません。(案外携帯の歴史は浅い。)しかし、その大人たちは動じることもなく、気にすることもなく、「別に良いじゃん。行く所は決まってるし。」と焦ることも、探すことも、待つこともありませんでした。そのグループについて富士五湖を周り走っていると、気が付けばはぐれた人たちも混ざっていて、また集団になっている。そんな不思議な軍団でした。
なんなんだよこの感覚、スゲ~おもしれ~この人たち「カッコイイ」と思ったのです。信号のない、交差点に入るときは必ずケツもちのような人が、交差点に入り、全員が左折・右折するまで車を止めている。そして、キチット礼をして、隊列に戻る。そんなカッコイイチョイ悪オヤジを見ていて、バイクって最高ジャン!と心から思っていました。そして、温泉に到着!温泉に入り、飯を食い、ビールを1本、「おいおい飲酒か?」と思っていると全員その温泉で三時間ほど仮眠、そして出発をしていったのであります。
第一章 完
次回はツーリング帰り編です。
写真はその頃のいきがっていた頃です。
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/07 (水曜日)
試走隊より

試走隊からの便り
まあ「便りがないのが良い便り」とも言いますが、今回の試走は苦戦を続けています。エタップ3では3000mの峠を越えます。峠の名前はスガワラ峠と名づけられました。山の稜線伝いは積雪があり、急なダウンヒルは谷に向かってアドベンチャースキーの様相で、これまでの人生の中でも3本の指に数えられるほどスリリングな経験でした。写真を撮ってみればまるでネパール!とまあこのルートは、エコチャレンジには最難間になるでしょうが、そのスケール感、美しさ、完璧なエクスペリエンスがお約束です!
これらの映像を含めたルートインフォメーションのプレゼンテーションは、7月1日午後3時よりポートアイランドホテルで開催いたします。こんな話を、ハンガイの3000mの頂から送ってるというのもねえ。

2006/06/07 (水曜日)
OVお出かけ版

スーパーモタード
■「今年のエンデューロバイク、モトクロスバイクの売上げの60%以上がスーパーモタードユースだ」。「スーパーモタードで儲けて、エンデューロで使う。これが今のヨーロッパの情況だ」なんて半分冗談のようで、おそらくほとんどその通りだと思わせるような会話が飛び交っていたのは、2002年のISDEチェコ大会の会場でした。折りしも、2002年はそれまでヨーロッパ選手権だったスーパーモトチャンピオンシップが、世界選手権に格上げされた年でもありました。
■アメリカ西海岸でスーパーバイカーズとして生まれて、ヨーロッパに渡ってフランス語の名前を持って再燃した「スーパーモタード」日本でも人気沸騰ですね。ぼくも、時々、愛車のホイールを17インチに取替え、スリックタイヤを履いてレースや走行会に出て楽しんでいます。要するに、舗装路もある「誰でもできるモトクロス」って感じです。なにも特別なことはありません。ただし、どんなライダーでもすぐに、それなりのスリルを楽しむことができ、レースにも参加できる。モトクロスやトライアルに比較しても簡単に始められるるそんな手軽さも人気の秘密かもしれません。
■しかし、今なぜ、ヨーロッパで? そこには、やはり昨今の環境保護機運の高まりとダートバイクとの関連に思い当たるところもなきにしもあらずです。ダートバイクを思いっきり走らせる環境が減ってきている、なんというのは今更なのですが、それによるストレスが生んだ、あだ花のような、そんな様式を持っているスーパーモタード。舗装路とダートが組み合わされた、箱庭のようにもみえるスーパーモタードのサーキットは、極端に記号化された、ライダーにとっての究極の世界観のように、ぼくには写ります。しかも、そこを走るスリルには、なにか現代のライダーが抱えるストレスを発散させる、刺激的な魅力がある。
■一度試してみます?
by 北の島ハルキさん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/06 (火曜日)
OVお出かけ版

=「Japan GS Challenge 2006」に行ってきたゾ!=
先日の土日静岡県森町で行われた第1回「Japan GS Challenge 2006」に行ってきました!えっ!?おまえ、GSなんて持ってないだろ!?って???
そ、そ、そ、そうなんですけどね。ボクは司会として呼ばれたワケで・・・。でも事前に打ち合わせをしていると、このイベント、コマ地図を使って走ったり、自分のテクニックを更に磨くスキルチャレンジってのがあって、とっても楽しそう♪ しかもBMW車じゃなくても、参加可能な“アザースクラス”でさえ、優勝するとBMWのラリー2プロスーツジャケット(ネーム入りで)が貰えちゃうんです♪♪♪
「こりゃバイクで行くっきゃナイでしょ!」ってコトで、BMWのイベントなのに、ホンダのBAJAで行ってきたのです。
朝の受付では、170台の参加者の中に、SSERのコマ地図系のイベントでもお馴染みの顔が沢山! 「やあ!スパちゃん!!」とTDNで会った懐かしい顔。GRMで出会った懐かしい顔。他にもSUPER-Nや2DAYS、GROUP-Nの参加者も多く来ていて「やっぱりSSERのイベントってスゴイな!」って改めて思わされました。(それとも、単にオフロード人口が少ないのか!?)
懐かしいバイク達にも沢山再会しました!
上田さんのアルミタンクのR80GS。木下さんの赤と青のチェッカーフラッグカラーのHPN。そうそう、GSバカミーズのメンバーが、コマ地図を作成したオフィシャル・スタッフだったんですよ! それに、今までトランザルフのイメージが強かった坂田さんが、ぴかぴかのダカールに変わっていてビックリ! 坂田さんも「買っちゃったヨ!」とニコニコ。
それにBMWのピットシャツを着たJAPANの大隅さんや、フラットの市川さん。こんなイベントじゃないと会わない、いつものメンバーの笑顔。(でも、ボクと同じ都内に住む上田さん。都内で仕事する坂田さん。特にフラットの市川さんなんかは、ボクの家からバイクで5分くらいの距離に店があるのに、何でわざわざ静岡で再会するんだ??? みんなオレのコト、嫌ってない???)
もともとこのイベントは「初心者の方にも楽しんで貰う!」ってコンセプトだけに、初めてオフロードを走る! 初めてコマ地図で走る! 初めてテントでキャンプする!って方も沢山。いいじゃない、いいじゃない。仲間が増えるってコトは!
テクニックを競う“スキルチャレンジ”では、重~いGSで低速でテクニックを競う、逆バンクの8の字があったり、下りの途中でキャンバー走行があったり。わざわざひざ上まで水を張ったくぼ地を走らせられたりして、とってもいやらしいコース。なんたってコースレイアウトは、BMWのライダー・トレーニング・インストラクターを務める山田純さん作成ですから・・・。モトクロスコースに設定されたスピードを競うコースもあって、こちらでは重~いGSがジャンプする珍しいシーンや、とんでもない方向にGSが飛んでいくシーンに、観客は大盛り上がりでした。でもコレ、本国ドイツでも行われている「GS Challenge」のコースを、一部再現したモノなんだとか。
BMWのバイクじゃない、アザースクラスにボクも参加。優勝までしてしまいました! バイクのイベントで優勝するなんて、初体験だけにウキウキ♪ でも実は、アザースクラスで、全ての競技に参加したのがボクだけだったからなのですが・・・。微妙な“優勝”ですね。
沢山の参加者が「いや~楽しかったですよ!」「また来年も参加しすヨ!」なんてボクにも声を掛けてくれました。ボクもこんなに楽しいイベントの司会が出来て光栄でした。この「Japan GS Challenge 2006」の参加者が、他のイベントで再会したり、SSERのイベントでも再会できたりしたら、もっといいですよね~。
▲写真上 
170台のバイクを、ボクのMCで送り出しました! 地元の子供達やおばあちゃん、警察官ま
でも、見学に来ていましたよ!

▲写真下
HP2エンデューロでジャンプをするのは、ドライバーに転向した三橋淳。3年以上バイクに乗っていないと云うが、その走りは健在。迫力のある走りをたっぷり披露してくれました!
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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デキニチよりお知らせ
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2006/06/05 (月曜日)
OVお出かけ版

TBI日記その3
ども。まるです。
TBI日記、書き始めたのはいいのですが毎日いろいろありすぎて長文になってしまいます。私が長い文章を読むのはキライなので毎週短くするのに悩んでいるんですが、国語の成績が悪かった私。
半分にはなってもそこからはどうやっても減りません。長々と続きますがどうか付き合ってやってくださいませ。
それではTBI Day3です。
6時起床の予定でしたが5時半に目が覚めて寝られませんでした。荷物をまとめて朝ごはん。やることもないので昨日のリザルトを見に行きます。やっぱし旦那様には負けていました。昨日は登りだったのにちょっとショックです。
それから応援メッセージを見たり、こんなにまったりしていて大丈夫なんだろうかと思いました。ブリーフィングが終わった後、テントをたたんで、後はおしゃべりです。
おしゃべりするヒマがあるなんて私も大人になったものです。
スタートしてSSまで、結構みんな迷っているようですが、今日のICOは絶好調。SSまで無事に到着しました。給油から100キロ以上走ったはずなのですが4Lのサブタンクはまだ使い切っていません。SS途中で切り替えるのは難しいのでメインタンクにスイッチ。サブタンクはSSの後に使うことにします。
SSは、ターマックなのにコンクリートが出ていたのは最初の数百メートルだけで後はコケが生えていたり葉っぱが落ちていたり、マディーだったり。こけないようにが最大のテーマとなりました。コケが生えているところではブレーキもかけないし曲がらない。途中、左折が分からずに地図を見てしばし考えます。地図の表記は舗装路になっているのですがその上に泥が堆積していてどう見たってダートです。結構悩みました。右折は前を走っていたセローに付いて行って迷わず曲がることが出来ました。後はSSのゴールまでまっしぐらです。
その後ルートはスーパー林道の方へ向かいました。ここで大分の和枝さんと妹に遭遇。一緒に走ろうと思いましたがすぐにいなくなっちゃいました。後ろには小川さんと旦那様のCRMがいたはずなのですがいつの間にか一人。後から来た方に止まっていたよ。と教えてもらって戻りました。既に小川さんのパンク修理が始まっていましたが、一番遅い私は先に行くように命じられました。今日もパンクの神様が降臨されたようです。この時のパンク修理でチューブを1本噛んじゃったとか??スーパー林道は昨日と別の出口から舗装路に出ました。86キロのGSで給油。ここに来るまでに眠いこと。お友達がいたし休憩してからスタート。今日は100km過ぎの道の駅に温泉マークがあったのでそれを目指していくことにします。3日も風呂に入れないと気持ち悪くて仕方ありません。睡魔とお友達になりながら道の駅に到着。その頃にはお風呂というより昼寝という気分になっていて駐車場でそのまま寝ました。結局、時間がなくなってお風呂はお預けで、ご飯を食べて出発しました。それにしても今日のルートは温泉の多いこと!明日、温泉がなかったらものすごくショックです。ここからはCRM3台で走りました。
200キロ過ぎで小川さんのタイヤがパンク。今日のパンクの神様は小川さんに憑いているようです。さっきのパンク修理で新品のチューブを全て使い切ってしまいました。キャンプに戻っても健康なチューブはありません。で、チューブを修理します。チューブ修理も一筋縄じゃいかずに1時間くらいは止まっていたかも。後追いのオフシャルの方に待っていただいていました。その間に、他の穴の開いているチューブも修理です。これで次、パンクしても大丈夫なはず??再スタートしたものの5キロも走らないうちに小川さんがパンク。今日の小川さんは本当についていません。ここでCPまで休まず行ってもギリギリの時間であることに気づき小川さんだけ置いて先に行かせてもらいました。
これってCPの場所によっては間に合わないかも…と思いましたがこういう時に限ってのぼりなのです。こりゃあ無理か。と思っていたら意外に手前にCPがありました。まだ40分ほどあるし小川さんも間に合いそうです。ワインディングから下りてさっきの国道へ出ました。道の駅にて休憩。ここにはたくさんのエントラントがいて暗くなるのを待っているようでした。小川さんも無事に合流。CPには間に合ったそうです。暗くなってきたのでSSへ向けてスタート。旦那さんは途中でビールを買いに酒屋さんに、私はウエットティッシュを買いにコンビニに行ってそれぞれSSへ向うことにしました。
国道から外れてしばらく走るとダートに入りました。途中から霧が深くなってどこからどこまでが道なんだか分からなくなってきました。マップを数コマ覚えて走ったつもりだったんですがSS前の最後の分岐で地図を見ずに右へ行きました。で、見えない中をゆっくり走っていたんですが道の真ん中に動くものが見えました。ん??誰だろ。なんて近づくと、小熊です。これってまずくないか??向ってきたらどうしよう。と思いましたがとりあえずそのまま見守りました。小熊はあわてて壁を登っていきました。SSはこの先だし行かなきゃ。と思ってゆっくり通過するとゴソっと音が。足元を見たらさっきの熊が落ちてきていました。そこからは全開です。よりにもよって原チャリなのに何でこんなことになるんだよ。と思いました。5キロくらい走って今度は前に鹿が。冷静になってみるとSSのスタートはとうに過ぎているはずなのにSSはありません。これってひょっとして…と地図を確認するとさっき右に曲がった分岐は左です。ショックです。さっき熊のいたところをもう一度通らなければSSへいけないなんて。ミスコース中に熊に襲われたらしゃれになりません。とりあえず戻るまで熊よけにとホーンを鳴らしながら(といっても可愛い音しかしませんが)走って元の分岐に到着です。地図を確認して今度は左に行きました。たった一つのミスコースのためにこんなにエネルギーを使うとは。地図は良く見なさいということなんですね。
SSの入り口に到着。SSをスタートしたんですが、相変わらずの濃霧で何も見えません。分岐もつき当たりもどこにあるんだか分からず走行していました。オンコースを走っていると確認できたのは3キロほど行ってから。後半は標高が低くなったようで霧も晴れてゆるい下りなので絶好調でした。ライトが暗くてペースの上がらない小川さんをパスして出口付近で橋から落ちているBMWの横をを通り過ぎてゴール。
この日パンクしすぎてゴールに着いたのは結構遅かったかも知れません。オイルを入れて、エアクリーナーを替えて空気を入れて今日は終わり。
ちなみにCRM50(3台で)本日パンク3回です。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/01 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。

今、ビールを飲みながら書いていますが、本当にビールがおいしい季節になりました!自分はビール党であります。しかし、最近は焼酎にはまってきています。よくビールはお腹がパンパンになると言われますが自分はあまりならないので、ビールばかり飲んでいたが、ちょっと前の焼酎ブームの頃からはやっているものには首を突っ込む性格で、ちょこちょこ飲んでいるとはまってしまいました。
もっぱら芋焼酎であります。
以前別のところで書いたことがあるのですが、ここでも僕の焼酎の思い出を・・・バイクには全く関係ありません。
自分が高校生の頃、屋台で愚痴を言い合うサラリーマンに憧れていました。というか、「屋台」「熱かん」「おでん」というような固有名詞的なものに憧れておりました。最近は見なくなった屋台ですが、昔、部活の帰りに屋台があるところを見つけていました。ある日、勇気を振り絞って、大人ぶって友人とその屋台に入りました。おやっさんに何にすると言われ「熱かん」と言いたかったのですが、緊張して屋台に貼ってあるお品書きを見て・・・
ひろし:焼酒(やきざけ)下さい。
屋台のおやっさん:焼酒?それ焼酎って読むんだけど
ひろし:・・・助けて状態
ということがあったのであります。笑い話のようで本当の話で、あの頃の恥ずかしさといったら・・・・・でも、高校生とわかっていて、お酒を出してくれたおいちゃんに今でも感謝感謝であります。
僕が言うのもなんだけど、僕らの高校生の頃、13年前の頃は、なんかそんな大人に憧れ、お酒に憧れ雰囲気に憧れていたと思う。
今の若い子はどうなんであろうか?
お酒を飲めといっているわけではない。
早く大人になりたいと思っているのであろうか・・・・・?
バイクにも乗れるのに・・・また強引な終わり方でした。
ではでは
by お疲れ様です仙波です 仙波さん
きょうの一枚
試走1日目 300km走破!!山に雪が残っていて昨年より寒いが、順調にすすんでいます。試走隊より
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Organisation Voice 2006/05

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/05/31 (水曜日)
OVお出かけ版

日本人の悪い癖?
■「すぐに○○するのは日本人の悪いクセだよ」とか「日本人はとかく○○である」というのはよく聞くフレーズ。でも本当にそうかな? 「すぐに謝るのは日本人の悪い癖」だ、とか言って、最近では交通事故を起こしても「ごめんなさい」をいわないのが普通になってきたとも聞くのですが、本当でそれでいいんかいな? と思ったり。

■日本にはモータースポーツ文化がない、という言葉も、そうですね、良く聞きます。確かに、一面では良く当たっていると思います。モトクロスが国技みたいになっている国もあるし、ロードレースの世界では、同じライダーでも、日本では食えなくても、イタリアやスペインでなら、豊かな生活を手に入れることができたりということも事実のようです。

■では、日本のモータースポーツ環境は貧しいかというと、そうとはいえないですよね。草レースから世界選手権まで、エンデューロにラリーに、あらゆるメジャー、マイナーな種目、大小さまざまなイベントが毎週全国各地で開催されていて、誰でも参加して楽しむことができる。老若男女、それほどお金持ちといえない人も、バイクに乗ってすぐにレースに参加できる。こんな国はどちらかというと少ないんじゃないかな~、と思うんですが、どうでしょう。それでも日本にはモータースポーツ文化がないのかなぁ。

■確かに貧しい側面はあるんだろうと思います。例えば、関連の企業のモーターサイクルスポーツに対する取り組みは、ヨーロッパに比較するともう一歩かもしれません。また社会的な認知度という点でも、まだまだかな? でも、いろんな人が手軽に取り組める環境や雰囲気という点では、そんなに負けてないんじゃないかな~って、最近強く思います。今、世界で活躍している日本人のライダーは、そんななかから育ってきたのでしょう。それが、日本の中での評価より、ヨーロッパを中心にした世界での評価のほうがずっと高いってことで…。やっぱり、ちょっとがんばらなきゃダメか。
by 北の島ハルキさん
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デキニチよりお知らせ
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2006/05/30 (火曜日)

TBI2006を走ったマイケルからレポートが届いた。これはウチのHPに英語で掲載しようという試みだ。海外の方に向けてインフォメーションを!というマイケルの発案によるものを受けて、彼にゴールのときに頼んでたものだ。そして届いたメールとたくさん貼り付けられた写真を見て驚いた。まったく、これまでの日本人が撮ったTBIの風景とはまったく違うのだ。それは、まるで海外のエアラインの機内誌で紹介されてる日本の田舎の風景だったり、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが見た日本は、こうだったのか?と思わせるほどだ。これは彼の独特の感性なのか、普通に外国人はこのように見るのか?興味は尽きない。いずれにしても僕たちとは「目」が違うのだろう。
そのマイケルは、BMW1100GSを持ち込んで、連日のごと苦労していた。その文脈から僅かにそれも伝わってくるが、UPする時は英文のみで・・・なので堪能な方はお楽しみ下さい。微妙な、いわゆる機微に富んだ部分があって訳しにくいかもですが・・・・
マイケルさんのTBIレポートはこちら(英文) >>
きょうの一枚
マイケル。彼はオーストラリア人でフランスの銀行の東京支店にお勤め。日本名をクロガネヒロシと言って帰化申請中?間もなくシルクロードをたどる旅に愛機1100GSと旅立つそうな・・・
彼のメール貼付のコメントをコピペ
「あ、おはよう御座います山田さん。今年のTBI入ったマイケルです。今年の成功なTBIに関するとSSERの皆さんにおめでとう御座います。このメールの添付は約束のTBI Journalです。HTMLと画像の形で、好きならご自由に使ってください。マイケル  」
彼との日本語での会話は、素晴らしく楽しいというのがお分かりいただけると思います。なかなかナイスなヤツです。

2006/05/29 (月曜日)

最近「中食」ブームなのだそうですな。ナカショクと読むのですが、その表現のセンスの無さにもあきれます。まあそれはともかくとして、大型量販店などは、これを先途とばかりに競い合っているというではありませんか。なにを?そのナカショク・・トイウナンカキショクノワルイ響きの食べ物?でも、そこで質問です。このナカショクだかの大量のプラスチックなどのゴミは、どのようにお考えなのでしょうか?量販店の広報部のみなさん。まあ、コンビニのごはんは中食とは言わないんでしょうが、すばらしい量のゴミが出ます。ボクには何をどこに捨てていいのか分別がつきません・・オオ、フンベツがつかない!とはこういう風に使うのか!!
それを思うと、これからは外食もしくは、ウチで。えっ家で食べるのは内食(ウチショクまたはナイショク)って言うのんか?のどちらかに絶対落ち着く!とボクは思うのであります。でなければ、笹や竹の皮、なんかを包装材として使えませんやろーか。お箸も竹で作る!なぜかと言うと僕達の住む道後平野は竹が増えすぎて困ってるそーな。で、中国100%の割り箸を使うのは、自ら黄砂の原因を作ってるようで腹立たしいことでごわす。しかも中国では「日本に割り箸を輸出しない!」なんて運動も始まってるのでございます。
小賢しい限りのナカショク文化。主婦は料理から解放され、ゴミの分別の専門化と化し。増え続けるゴミと二酸化炭素の捨て場所を巡って醜い争いは、戦争にまで発展する!?
そーか、石油を掘ったあとに残る?巨大な空間はどのようにするんだろー。そこがゴミ捨て場になればリサイクル的にも良いかもしれんね。
きょうの一枚
・・・やってますよ!愛媛銀行チームのトレーニング。クイックサポート?のジムニーは、北日本自動車工学専門学校から貸与!タイヤは「これだ!」と思ったらなんか回転方向が指定されてる。「まあいいや。気をつけてできるだけ正しい方向で使ってね。」「・・・・」女性ドライバーのダートでの速いこと、少し心配なくらいです。

2006/05/27 (金曜日)

晴れたのは昨日だけ?今日も朝から雨です。九州南部は今日入梅宣言!という事は、実は四国も既にこの毎日の雨は、梅雨なんでしょうね。GWの後すぐに入梅してた?わけです。そういえば一昨日の東京の雨の降り方も、もう熱帯のそれ!で、本格的に変動をはじめた気候に、きちんと向き合う態度が求められてきますね。アメリカでも今年は多くの大型ハリケーンが予想されています。台風1号は中国に大きなダメージを残しました。何もこのことから因果応報を言おうというわけではありませんが、メッセージとして受け止める思考回路は必要かもです。
そういえば直近の日本気象学界では、これからはに夏の「西暑東冷」違った「北冷西暑」が顕著になる!という発表がありましたよ。うー、アツイナツ。
しかも!北冷西暑だとシベリア大陸が高温になり(ゴビは暑いのか!?)オホーツク海高気圧が強くなるのだそうです。そしてオホーツク高気圧からの冷たい吹き出しが北日本を冷却!!そこに前線が発生し前線の南側に暖かい風が吹き込み西日本を高温化する。
冷たい空気と暖かい湿った風がぶつかる前線の活動が活発になり、台風が前線を刺激したり、そうでなくても豪雨被害をもたらすというスタイルが確立してしまった。もう日本は温帯の気候ではなくなったんです。集中豪雨に耐えられる家屋、道路、がけ崩れ対策などなど・・・これから西日本はさらに災害に強い街づくり環境整備が求められるでしょうね。
一方で北日本は冷夏対策。少ない日照時間での生育種の研究開発や、農作物の配置転換?って言うのかなあ?なども考えなければならないでしょうね。
四国には僕の主張だと河川の汽水域にマングローブの森を!!瀬戸内海にサンゴ礁の海を!ってマジに考えてるんですよ。四国を大量に酸素を発生させる日本のいや世界の「肺」に?うっ、肺は酸素吸って二酸化炭素吐き出すのか・・・・二酸化炭素排出量は人間の呼吸も計算されてるんだろーか?
きょうの一枚
モエ・エ・シャンドンのマグナムボトル・・・お値段「ウっ・・・」SSER主催するラリーで勝者に与えられる勝利の美酒。F1はこれをシャンペンファイトに使うのはご存知の通り。それはナポレオンが戦いに行くたびに携えて行き、勝利に酔ったまさに美酒。

2006/05/25 (木曜日)

今日は輸送関係の打ち合わせでした。輸送はなんといってもこのラリーの生命線。もっとも気を配る作業のひとつです。特に通関、たった一人の大きなミスが全体を足止めしてしまう可能性があるので、特に慎重にしたいところです。自動車がFIA-カルネの使えない国に対して無税通関で出入りするのは、なかなか厳しいものです。日本国内も輸入に対する厳しさが、昨今の盗難車輸出や禁輸品たとえば農業用ヘリがやられていましたね。あと精密機械や測定器(プルトニウム抽出機械部品に転用が可能とか?)などの問題も大きく、輸出時も厳しいものとなっています。
中国では正確には衛星携帯電話やGPS、無線機がダメなわけではありませんが、公安が自発的に「だめ!」とかと取り上げるケースがあるそうなのです。特に報告は受けていませんが・・・まあ、用も無く不用意に取り出さないことですが、どうせならスルーバゲッジで・・・と思ったり。でも昨年は国境でGPS出して計測している人、日本に衛星携帯で「あー、いま国境やあ!」なんてやっている人ありで「なんか度胸あるなー」なんて思ったものでした。最後にはカメラ出して中国側の国境施設を背景に記念写真・・・中国側スタッフは冷や汗!「これってノーキョー的?」
さて、貨物輸送の段取りや食糧計画と手配、機材の手配・・・発電機を購入したり、溶接発電機も調達しないと・・・・・オイルもそうだね。と、なかなか準備が大変で、若くて体力のある頃は愉しい仕事だったけど、でもあの頃はスタッフがやっていたし・・・・・。今となっては、かなりハード。ほんとに本部機材リストの公表!!なんてしたらみんなビックリするかもです。大会本部ゲルなどの電気容量を落とすために蛍光灯化かLED化(こちらはあまり進んでない)なんかも。
まあラリーオーガナイザーは、30代の仕事ですよ、全くぅ。
きょうの一枚
気持ちの良いピスト。きっと涸れ川のなかなのでしょう。すこし左にピストをはずすと小さいけど穴!があるでしょ。右にあるのがキャメル芝。けっこう根が強くて、ハードヒットするとクルマはドッカーン、バイクはピューン。ピストをキープするということは、このように大切なことなのですが・・・。

2006/05/24 (水曜日)

いよいよ今年もBTOUの試走に出かけるタイミングとなりました。政府にはラリーの試走のための許可申請が出され、概略のルートについての確認が行われています。現地に先に入った?ムッホとモンゴルの連盟側との協働での作業です。
このラリー、RRM時代から10回目の大会。MOTO部門の総合優勝を眺めてみれば、ガントルガの3連勝を含む5勝、博田巌の3勝、三橋淳の1勝。要は3人の優勝者しか生んでいないという状況です。次に優勝に最も近いと思われるのがボルドバートル、18歳の時から連続して出場し、昨年はもう1歩のところでガントルガを捉えそこなったという感じ。1日4度のパンクとか、走り方がアグレッシヴ過ぎる!というか若さが露呈。まあそんなこんなで今年は4人目の勝者を迎える予感が高まってきました。さてさてこの強力な二人を抑えてアブダイサイハーン・パレスでモエのマグナムボトルを手にするのはいったい・・・誰なのでしょうか。日本勢は2度目のチャレンジとなるSSER常勝の池田秀仁、ここのところラリーづいてきた前田啓介・・・TBIの教訓が生かされれば。これに続くところでは尾島嘉男あたりでしょうか。
そして昨年はバギーでひと暴れした池町佳生もどうもMOTOでの出場に向けて最終調整中。ガントルガは彼を警戒していて、昨年も「池町さんがバイクで出ることは無いのか?」と執拗に聞いていましたがな。いろいろなことを彼らは良く知っています。まあ池町クン!締め切りは間もなく!5月27日ですよー。次期ダカールにむけて多用な時期ではあるのでしょうが・・・。
さて注目はエコチャレンジ。なんといってもディフェンディングチャンピオンはプリウスとハリアー・ハイブリッドなのですが、2台のジムニーが走破性と好燃費で、追従。ナビ勝負でミスコースの少なかったほうが燃費、時間とも稼げるでしょう。とすれば老獪なACP有利は不動か?エコの2輪部門は再挑戦のスーパーカブ、走りきれば驚きの燃費でダークホース?今日も特訓に明け暮れています。いやいません。さらに女の闘いも見逃せません。ジムニーの1台のドライバー、ミニクーパーのドライバーにそれぞれ女性が・・・MOTOにも2人の女性ライダーが参戦。
いつに無く過酷な大会になりそうな10回記念大会!!まだもう少しですけどエントリー間に合いますよー!!
きょうの一枚
草原地帯から乾燥したエリアの入り口。前を行く砂埃が道標なのだが、彼がミスコースをしていないという保証も無い。ただ信じるのは自らのナビゲーション。試されるのは自分の判断を信じれるか否か。

2006/05/23 (火曜日)

最近はメガバンクが好決算!でトヨタに並ぶほどの純利益!!と思っていたら郵政公社郵貯事業は1.9兆円の純利益!と、先にビックリした三菱UFJの1.1兆円を、軽く交わして・・・こんなに利益が出るんだ・・・と考えさせられるのであります。まあ、殺伐としたニュースが続く中では、まあグッドニュースなのですが、それにしてもあまりに縁遠い感じがしますね。
仕事の仕組みもこの10年ですっかり変わってしまって・・・と思っていたのですが、昨夜は某広告代理店の若手と飲んでいたら、某銀行の幹部を中心とする一団と電撃的合流!!その飲み方や、空気感にいつもながら感動!!某広告代理店の営業担当は、相当に酔っ払っていたところに、98%のスピリタス2杯で退場処分に!なってしまった。クワバラクワバラ。仕事の仕組みと言うか、何が変わって何が変わってないのだろうか?と考えながらボーとしたアタマで原稿を打っているのであります。
さて今日の主題は「燃費」について、と思っていたのに前置きが長くなりすぎて、文章量がオーバーしそう。で、その燃費。費用対効果もまあいうなれば同じような意味で、ちょっとの負担で沢山のリターンを・・・・・とまあそういう話ですな。少しのお酒で酔っ払う人と、バカみたいに飲んでもあまり酔っ払わない人の話も。でもこの場合は「おいしい」とか「愉しい」という数値以外の要素も絡みますが。自動車の燃費は、その「おいしいとか愉しい」と言ったことの課題までも確実に昇華させていっているのでありましょうか?
ボクたちも自動車メーカーほどの努力をしているわけではありませんが、「燃費」に挑戦する2つの仕事をしています。ひとつはご存知の「エコ・チャレンジ」これは2002年のツールドニッポン・スマートエコチャレンジを皮切りに、昨年はBEIJING-ULANBAATARで、この部門を立ち上げました。今年はこの部門への参加者は急増中!?で、もうひとつは、まあ研究・開発モノで、産学官連携のプロジェクトをやっています、がここではちょっと触れられません。
なににしても効率化のみを追求していくのではなくて、そこに人が介在するのであれば、味わいのようなものが必要になることでしょう。
きょうの一枚
ハラホリンのエルデニズー寺院の外壁。かつてオゴティ・ハーンが築いた世界都市の宮殿を取り壊した残材で建設されたもの。再びこの地に首都を移そうなんていう遷都案もありましたが・・・・・。

2006/05/22 (月曜日)

モンゴル急接近!!この土日は、そんなこんなで再びTBIで走ったルートを、楽しんできました。ルートはさらに新緑が勢いを増しつつ、黄砂は全く無く・・・それにしても中国側がほとんどなのですがゴビが巻き上げるあの砂埃、春先以外はどっちに向かって飛んでいくのでしょうか??そういえば世紀のプロジェクト三峡ダムも間もなく、いやもう完成したんでありましょうか。愚かな行為が続いているような気がしてなりません。東海に注ぐ淡水の量が減って海水の塩分濃度が高くなって生態系にどーのこーの、という意見もごもっともです。しかしそれ以前に根幹的な環境破壊をしているのではないか!?毛沢東時代の「先祖の墓でも耕せ!」と説いた農業政策が莫大な耕地を切り開き、挙句表土を流出せしめ(段々口調が荒くなってきた!)1年間に九州の総面積より広い土地の砂漠化が進んでいるんじゃコラァ!!(と方言交じりのイントネーションで)山高きがゆえに尊からず木の多きをもって尊しとする・・・って発毛剤の広告に使われたのは論語にあるのかね?コピーライターの作品かね?という議論はさておき、日本で山と言えば、まあ木が生えてない山は無い。でもかの地の山は、禿山か岩山がほとんど。ここに世界最大のダム・・・末路は田中知事の指摘を待つことなく明白なのです。
そこでボクは考えた、中国のエネルギー事情。世界中の石油をがぶ飲みしてしまう前にナントカしなければ・・・あの数億人の自転車乗りによる自転車人力発電!!はどーだろーか。太陽光と風力と人力のハイブリッド発電。クリーンエネルギーとして新しいと思うのですが、いや、マジで。
耕地が流出し、都市近郊の莫大で肥沃な平野部は、どんどんと工場、住宅、ゴルフ場まで・・・の傍惹無人ぶり。あの賢明な孔子や諸葛孔明などを祖にもつ中国の民が、人間の生息する地球環境をギリギリのところで守るのでしょうか、それとも後戻りの出来ない臨界点を踏み越えるのでありましょうか??心配で夜も眠れない有様です。
きょうの一枚
そんな夜も眠れない?といえばBTOUを闘う4台のミニがシェイクダウンの報!まさに徹夜もいとわずと言うばかりのランプ類。これだけ明るければモンゴルの大地でナイターでゴルフできますなあ。オイオイ。

2006/05/19 (金曜日)

シンガポール研究中!の続きを少々。
この小さな国のポテンシャルたるや。そういえば某銀行の方々もどうもこの国に出かけているようだ。その証拠に得意先の担当者を吐くまで飲ませて「マーライオンにしてやった。」などと大喜び?高知県人のような気質な銀行って。まあそのこととシンガポールに行く!ということは関係ないか。
そのマーライオンは世界3大ガッカリ名所で、多分そーなんだろーと思うボクは、行ったことがない。北部には旧英軍の飛行場セレター空港と言うのがあって、政府主導で「セレター・エアロスペース・パーク」が建設中!世界のビジネスジェットや中型機のメンテナンスやオーバーホール、また部品メーカーなどを誘致する国家プロジェクト。パイロットや整備士の訓練施設やらと、戦略的にも面白い。
拡大を続けるアジアの航空機市場とビジネスジェットなどの保有にかかる負担軽減を狙ったわけで、都市国家として選択と集中!という点では、大いに評価できる。また日本やアジアへの投資基地としての考え方にもうまくリンクするようなスタイルである。
日本も技術力を売り物に世界へ進出していった。これからは道路や橋や、新しい大型商品をどんどん作る時代ではなくて、現存する資産の付加価値を高めていくためのメンテナンスの時代だと思う。そのためには基本的に良いものを作っておかなければならないね。
きょうの一枚
スタートフラッグ。今日は今年バージョンをデザインして発注!しました。こういうものって何度創っても結構むずかしい!のですが、まあ愉しい作業です。コントロールフラッグ!も10年ぶりに追加制作!!いよいよBTOUです。

2006/05/18 (木曜日)

ナントカファンドがシンガポールに拠点を移したそうな。裏にナニがあるのか気になって、時間を見つけては少しばかり研究。シンガポールは対日投資に実に積極的。中東のオイルマネーもここを通じて日本に。世界の対日投資の20%を占めている。まあ、ファンドだから投資のお金を集めることを考えたら選択としては最適かもだ。まあその精神はいかがかとは思うけど、あさましくて。
話は変わるが、今年の夏のモンゴルはエアチケットを取るのに骨が折れる。昨年もそうだった。昨年の試走に行く時もチケットが取れなくて「すごく高い金額でなら・・・」「うーん、しゃあない」「ずっと満席なんです」と倍以上の金額のチケットで泣きながら?出かけた。すると飛行機はガラガラ。まわりの人はボクの半額以下のチケットで乗っている。
エアライン・ビジネスは、こう言っちやあナンだが、ボクにはクモスケ・ビジネスにしか見えない。忙しい時は高く、ヒマな時は安い。空気を運ぶのもなんだからと安売りをする。同じ便に乗り合わせた人はさまざまな価格で同じサービスを受ける。これって、やっぱりほかのどの業界から見ても可笑しいし不信感が募るよ。オマケにマイレージって囲い込み作戦に血道をあげている。これもコストがかかるだろう。だからそんなスーパーみたいなことを止めて、王道を行くが良かろうと思う。ブランディングにお金をかける!べきだ。
でもって800年記念イベントがあるんで、大量の送客を見込んで飛行機の座席はブロックされたままだ。自分たちの利益のためなら他の利用客の迷惑なんて顧みない。いやならウチでチケット買っとくれ!みたいな態度は、若造みたいだけど、許せない。独占しようとしたり、出し抜いてやろうとしたり、そんなことしないと利益が出せない事業なら、まあそう長くは無いかもしれない。そうなればなったで、稼いだ金でファンドを・・・という絶妙なサイクルで世の中が動く!のは反対。
これまた青くさー!だけど。ホントウに事業に正しい夢とロマンを!持ちたいものです。ボクは持っているのか?持っているつもりなんだけど、時々分からなくなるよ。
きょうの一枚
今日もゾーモットにある古木の写真。ゾーモットとは別の場所でも、おそらく地下にわずかな水脈の残る、ある古い川のあとに並木のように十数キロに渡って同じ木が生えているのを見つけました。こちらも感動的な光景でした。今年のラリーもこのふたつの不思議な世界には足を延ばすのはもちろんですが、緑溢れるハンガイにも行くんですね。

2006/05/17 (水曜日)

「ワールドカップが見られない」
今回も試走とワールドカップが重なって、ライブで見られないじゃん!かろうじてブラジル戦は見られるかな!?まあ長い砂漠と草原の生活が続きます。衛星携帯テレビはないのかな?多分あるんだろうけどね。いやこの国民的な関心事に参加できないのは、全く持って残念4年前もそーだったなあ。盛り上がりたかったなあ。みなさん!ボクの分も盛り上がっておいて下さい。
試走用の資材と食糧はもう輸送済み。試走用の車両整備も進んでいます。いよいよ「10th ANNIVERSARY」の旅が始まります。
さてBTOUにエコチャレンジ。なかなかこちらは盛り上がりつつあります。今年の見どころ?はプリウスVS2台のジムニー!スーパーカブももちリベンジ!!ローバーミニ4台はいかに闘うのか??やっぱエコチャレンジはモータースポーツの新しいパラダイムだ!と思うわけです。そういえば地球温暖化京都会議の効力は確か2013年まで。さらにこれに続く新しい枠組みが進められています。もう10年後の未来、自動車とボクたちの関係はどーなってるとお思いですか?って、こんなこといつも書き続けてるのでやめ。
BTOU・・・スタート地点兼ロシア人モンゴル人参加者の車検会場となるのはヌフトホテルに決定。それ以外の参加国のみなさんは北京飯店です。ゴール見学+ETAP9のビバーク(砂のなか・・)に同泊+ゴールの興奮を一緒に味わう!!という人数限定のミニツアー・・・あるかもです。お問い合わせは超お早めに。
きょうの一枚
遥か異郷の地への思いは、その凄絶な風景もそうだが、やはり「人」だろうと思う。ゆるやかに流れる、どこよりも時間の長い中央アジアの陽炎のような街は、古くから交易の隊商が泊まったキャラバンサライのオアシスだ。そこに暮らす人々は、洋を東西に行き交う文化のように、血は混ざり合いエキゾチックで実に魅力的だ。

2006/05/16 (火曜日)

このまま入梅しそうなほどの暗い空、ジメジメな雨、が続きます。あのモンゴルのようにカラッと・・・いや、GWを晴れてくれたので、何も高望みはありません。ただ、モンゴル用のテントなどを建ててみよー!と思ったのにぃ。南の海上では台風1号が大型らしく、今日あたり香港直撃?なんですってね。ウランバートルに帰り着いたムッホやジャンガルたちの連絡だと・・・ウランバートルは雪!で、寒い!らしいのですが、まあかの地にすればまだ5月半ば、そんな日もあるでしょう。
今年もロシアや海外からの問い合わせが増えています。昨年もみんなギリギリまで出場に向けて取り組んだのですが・・・それでもロシア人は1名がMOTOに参加して完走!今年は、5台のUAZのチームがモスクワから!?昨年以来参加のために頑張っています。こうしてみると、パリダカにフランスやヨーロッパ以外から初めて参加した人たち・・・って1980年代初頭の話だけど・・・頭が下がります。円も安かったですから苦労も半端じゃなかったはず。でも先鞭をつけた人は居るわけで、先駆者と呼ばれるささやかな栄誉が与えられます。
もうすぐモンゴルも初夏。春はあるのかないのか・・・・・。
きょうの一枚
こんなレンズ使わなくても。いや使いたくなる気分も分かろうというもの、空の広さはそれはもう。東京から松山に帰った時にいつも思う「空が広いなー」の数十倍?・・・って、なにかたいしたことなさそう。でも地平線にある星まで見えるって話は本当で、ビバークの光を目指して走ってたら、星だったってお話も有名。

2006/05/15 (月曜日)

新聞を見ていると・・・といっても日経産業新聞・・・4月度のアメリカの自動車販売台数(乗用車)GM 14万台、フォード9万7千台、クライスラー7万2千台、アメリカブランド計31万台。トヨタ12万7千台、日本ブランド計29万9千台。背景には深刻な原油高、環境問題。さらにはブランドの無国籍化もあるんだろうと思う。それにしても日本車!すごい勢いではある。ハリウッドスターがハマーやフェラーリからプリウスに乗り換えたなんて逸話は枚挙に暇が無い。アメリカを席捲したラグジュアリーSUVなんてのは遠い過去の話になりつつある。日本ではまだ結構人気があったりして、道より広いアメリカンフルサイズが停まっていたりしておかしい。
まあそんなエキセントリックなクルマも価値があると思えるほどに、ここのとこの新車攻勢は没個性化が進む。もうメーカーの差別化も、デザインや性能の差別化もなくなりつつある。それほど自動車という道具が最終的な局面に至るほどの進化を遂げたことを示唆している。メーカーが最後にすることは、唯一差別感のあるエンブレムを大型化するくらいのことだ。事実最近のクルマのエンブレムは大きすぎておかしい。
急激な発展を遂げたパソコンのハードウエアが、すでに外観的な差別化を諦めたことに似ている。まあ、どこのでも同じで・・・と言う感覚だ。しかし自動車の場合は、ボンネットフードの中に納まっているエンジン!!というのがパソコンのエンジンメーカー?ペンティアムみたいに行かないというのが実際のところだろう。いや、そうだろうか。次世代のエンジン開発は燃料電池にせよなんにせよ、ワールドスタンダードのたった一つの座を巡って、その勝負の流れは案外と第3コーナーを曲がったところまで来ているのではないだろうか。
その座を射止めた者が自動車メーカーで、それ以外のものはそこから技術を買わなければ生産ができない、つまり組み立てメーカーになる。最適なアライメントや最適なデザインは突き詰めれば、同じようなものになってしまうわけだし。では次に自動車メーカーが目指すものは何か?ボクは大体想像がついているけどね。
きょうの一枚
ラリーのオアシス、ゾーモットの夕景。木々の生命力にさまざまな思いが巡ります。「神の宿る場所」いつまでも大切にしたい貴重な場所・・・。

2006/05/12 (金曜日)

BTOUのルートの詳細な打ち合わせを行った。ヘリの飛行計画や燃料などの手配が絡むので、いつものことながらボクの望むようなルートにばかりはならない。しかも自然保護区が拡大しているために制約は増えこそすれ減ることはないんだな。しかし、四国とモンゴルだけは、ボクって道をよく知っている。美しい草原や不思議な光景、光る湖や砂漠。だれがこんな美しい大自然を創ったのかと思うと、おのずと畏怖の心も沸く!というものだ。どんなに大変でも、このラリーを創るのは面白いし、愉しい。この感激をいかに伝えられるかと思うと、言葉の役目は小さい。行かなきゃ、見えないし、見なければ語れない。あーあ、また週末が来ちゃった。
きょうの一枚
イヤー、もう何も言わなくても。

2006/05/11 (木曜日)

TBIの疲れも癒えぬ間に、BTOU2006の本格的な準備が始まって、事務所の中は、またぞろ足の踏み場もなくなりつつあります。試走の準備と本番の準備がクロスしてるわけですが・・・ボクはボクで「GWまでに、と約束した企画書できましたか?」という声におびえながら、このあと長く居なくなることへの「なんとエクスキューズしたものか?」とラリーに参加される皆様にも似た「ラリーと仕事の両立?」に悩まされています。いや、実はこれが醍醐味なのかもしれませんが、エタップ10個分の試走のボリュウムは、かなりのものなんです。ガンバロー!
話は変わりますが、いま事務所のロビー?で、ゴミ処理の業者さんと数人の社員とで、分別について話が交わされています。「ビニール系のガムテープ(ああ、あの透明のよくくっつくやつのことだろーか・・・)をはがした時にくっつくダンボールの紙の部分はどうしたらいいのか?」「???」とか「コーヒーをこぼした書類は?」とやっている。壁越しで聞くにつけゴミ分別の問題の大変さに目まいを覚えるのでした。ボクは、いかにゴミを分別するかで苦心をすることを、もちろん無駄なことだとは思わないのですが、やっぱり「???」ではないかと思います。もっとゴミにならない工夫が進まなければ!と思います。
12年前、モンゴルでラリーを始める頃に、生分解性プラスチックとかデンプンでできた食器とか、様々にゴミをなくすことの出来る工夫をいくつかの企業とお話をしたのですが・・・当時は「それはコストがあわない」などの理由でゴミの減量化はなかなか実現し無かった事がありました。ラリーのケイタリングではかなりの量のゴミが出ます。選手たちが持ってくるゴミの量も少なくありません。最初の数年間は、焼却炉を作り焼却していたのですが、これが次はダイオキシンの発生を指摘する内部の声!で中止に。モンゴルでも、ゴミは社会問題化しています。
GWのTBIでも大量に発生するゴミ。持って帰るのですが、もともとその場所にあったゴミまで持って帰らないといけない始末です。ゴミの減量化技術・・・知恵と工夫で、まずはラリーの現場から!と行きたいものです。
きょうの一枚
砂漠に残る幾筋かのワダチ。ミシュランXZLをはく試走隊のもの。最近はBFのオールテレーンになったオフィシャルカー・・・・・良く締まった砂のなんと気持ちの良いこと。

2006/05/10 (水曜日)

「池町、3勝目その3」
マキシマムタイムに数時間ばかりの余裕を残して池町と江連はビバークのフラッグをくぐった。多くの選手は整備も終わり、南国を思わせる心地よい夜風に当たりながらビールを飲んでいた。しかも明日は9時スタートというこれまでにない遅い朝だ。
池町と江連は2人連れ立って、町のバイク屋で池町のマシンのリアブレーキを完璧に修理してきたのだ。下りでは池町を引き離すことが出来たはずの江連はスポーツマンシップを貫いたのだろうか、与えられたハンディを潔しとしなかった。まさにこれで2人はがっぷり四つに組んで、素晴らしい後半戦の戦いに望むこととなった。
明けて5月3日。民家の軒先に日章旗が翻り、空には高知特有の大漁旗と鯉のぼりが鮮やかだ。頼りない漁村の細い道路を駆け抜けながら決戦のSS-7へ。さらには昨日のSS-6の代替のSS-6EXが約10km、そして複雑なナビゲーションが要求される今大会最長25kmのSS-8、まさに勝負の一日となった。
SS-7は四万十川の美しい岸辺に用意されたクローズド。このSS池町が2位、江連4位、しかしタイム差は10秒。江連がまだ10秒のマージンをキープしていた。続くSS-6EXはキャンセルになったSS-6を補う形で急遽用意された。池町には千載一遇の好機。ここで逆転し夜のSS-8で完璧にマージンを築く、そう考えたはずだ。しかし勝負のあやは玉虫色だ。なんとこのSS、ベストタイムをたたき出したのは江連、10分21秒。2位前田、3位辻本、そして池町は江連に24秒遅れる4位。この時点で池町は夜のSS-8に全てを決する覚悟を決めた。この夜のSS、それは実にテクニカルな上ナビゲーションのシビアさが勝敗を決する。そして唯一40分を切るタイムでフィニッシュに飛び込んできたのは池町。オフィシャルは以降のビハインドを計るためにクロノグラフのストップウォッチのボタンを押した。なんと江連はこのタフなSSで、池町に遅れること2分という大失策。
深夜にビバークに張り出された総合リザルトには、トップに返り咲いた池町がトータル1時間45分12秒。江連1時間47分07秒。「明日のSS2本は、それぞれ江連に譲って無理なく走る」と決めた池町。SS-9では15秒、SS-10では3秒、それぞれ譲って総合タイム2時間02分26秒で完全な勝利を飾った。TBI通算3勝目。プロとなって勝負の世界に生きる池町の真骨頂を見せる完璧な展開。しかし評価すべきもう一人は、江連忠男。見事な戦いぶりで最良の友と生涯の記憶に残る戦いの場に身をおくことが出来たろう。
こうして優勝者の物語は、そこだけが輝いているようにも見えるのだが否、それぞれのカテゴリーや順位争いの熾烈さは随所に見て取れた。こうした勝負の面白さもここのところのTBIの特徴なのである。
きょうの一枚
四国西南部はリアス式海岸が続く。入り江が多く海釣りのメッカでもある。水は透き通るように澄んで、南海の楽園を思わせる。来年はこの西南域が主舞台になる。

2006/05/09 (火曜日)

「まさかのSSキャンセル」
5月2日未明。ダムサイトは朝霧に包まれていた。この朝までに消化したSSは4本。SS-1と2は池町が取ったものの、3と4は江連が取った。首位江連忠男36分08秒、池町佳生36分34秒、その差26秒。しかも後ろには36分49秒の15秒差に辻本勝行が着ける。勝負の流れは中盤に。この朝SS-5は15kmの山登りと下り。km=1分の戦いが予想された。このSSを制したのは前田啓介。タイムは15分06秒。続く池町は15分19秒。3位には江連15分25秒。池町がつめることの出来たタイムは、わずか6秒。2.5kmで1秒詰めることが出来る。残るSS数は5本約40kmあまり。この計算で行けばつめれる秒数は約16秒。いまの6秒をプラスすると、22秒。どちらもノーミスで走りきると仮定すれば、4秒足りない。タイヤの交換タイミングは?リアブレーキの残りは?と思案をめぐらせながら、池町と江連は終始同じペースで、同じルックスのXR600でラリーをけん引した。
SS-6は、珍しくデイタイムに用意されていた。しかし朝のブリーフィングでは「好天なので実施できない可能性は50%」と言われていた。山菜取りや行楽のハイカーが規制出来ないからである。そして案の定SS-6のキャンセルが決定された。しかも池町に大きく有利な登り主体の10kmに及ぶSSだ。落胆する風も無く、2人は淡々と消化したものの午後4時頃から続々とゴールするプライベートビーチを備えたビバークに、2人の姿は無かった。
最大のライバルであり優勝争いの2人を、周囲は「温泉にでも入って、のんびりしてるのだろう」と考えた。事実、夜のSSのスタートには、必ずトップでやってくるのだが、この日は夜のSSが無いのである。この数時間を、彼らはどう過ごしたのか・・・つづく
きょうの一枚
その、ビバークにあるプライベートビーチ。小さな堤防が無ければ雰囲気なのに・・・でもまあ津波が怖いしね。えっ、これくらいだと津波が来た時はダメ?

2006/05/08 (月曜日)

「池町3勝目」
TBI2006は無事に終了したのは既報の通り。参加された皆様には大変お疲れさま!!それにしても、なんと全日程が快晴。バッグに忍び込ませたダウンジャケットもレインウエアも出番は訪れなかった。実にお気楽で快適な旅だった、のかというと、さにあらず。
5月1日、SS4に向かう池町選手は、既にこれまでの3本のSSでセイフティマージンとも思えるリードで首位に立っていた。ヒストリックなXR600は、それにしても信頼性は高く、昨年は最後まで優勝争いを演じた前田啓介KTM450の最新マシンは昨日のステージであわや失格という朝帰りのペナルティで、はるか後方に飛んで行ってしまった。そんな背景のなか池町選手は「もう少しワクワク感というかエクストリームな感じが欲しい」などと余裕の発言。
これに腹の虫の収まらなかった四国の天気の神様は、ちょっとした試練を用意した。30kmのオフロードで構成されて、SS4に向かう途中で、空はにわかに掻き曇り、なんとスタート地点には深いガスが立ち込めてきた。「こうじゃなくっちゃ」と彼が思ったかどうか。スタートは日没と濃霧。誰もがアップデイトした明るいヘッドライトは、唯一濃霧には弱く、辺りを乱反射の白い壁に変えてしまう。スタート時刻は過ぎて、濃霧は一段と濃く、スタートは30分延長されれば夜の闇もまたいっそう深くなってきた。トップでスタートしたのは池町。しかし真っ先にゴールしたのは、彼ではなかった。ブレーキに違和感を覚えた池町は、このSSで2つ後ろにスタートした江連選手にも抜かれる!という不出来ぶりでこのSSを終えた。実はリアブレーキが効かず転倒を喫していたのだ。
セイフティマージンは一瞬にして、ビハインドに変わった。リアブレーキをナントカしなければ勝機を逸するかも・・・つづく
きょうの一枚
やっぱXR600・・・古さは否めませんが、ラリーマシンたる一台。ライディングは池町選手。楽しそうです。

Web  www.sser.org
 

 

 

Organisation Voice 2006/04

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2006/04/26 (水曜日)

「好きなもの?」
なんかここのところ毎日が肌寒い!のであります。みなさんのトコはいかがですか?そんで、TBIの準備といえば毎年半袖でやっていたものですが、今日なんてTシャツの上にミレーのキルティングのパーカを着ている、のであります。そんなこんなでTBIの荷物に思わず「そうだ、ダウンジャケット入れておこう」ということになりました。これも異常気象!まあバカの一つ覚えみたく「異常気象!異常気象!」と言うのもほどほどに、とは思うのですが?!
で、ボクはいつも出かける時は、極端な大荷物or手ぶら状態か!に分かれます。服をナニ持って行こうかと考え出したら、もう凄まじいくらいの服。もともと服好きっていうか、おしゃれで(自分で言うな!!)ちっとファッションにはうるさいんで・・・って思っている。いや、でも「うるさい」というのは間違いで、いつも自分の好きなように好きな物を着てるだけなんです。特に好きなブランドがあるわけじゃないんで、本当に適当。最近アウトドアウエア関係はミレー、ブラックダイヤモンド(これはアパレル少ない)パタゴニアはtoo much になってきた。普段着やスーツは枚挙に暇がないというか、嫌味になる?ウソ、ので言わない。バッグの類も、もの凄い。これはずっと前も書いた。フクロモノヲタクって・・いったいボクはどうしたんだろー。
じゃあ、ついでにちょっと音楽の趣味。スピーカーはB&W、ノーチラスが欲しい。・・・聞くのはほぼ100%が女性ヴォーカル。または女性のピアノかヴァイオリンソロ。若いのはちょっとダメで、ナタリー・コールくらいの声では、良いんだけど若すぎる。ノラも若い。エラ・フィッツジェラルドなんかが宜しい。クラシックなとこはマリア・カラス、サラ・ブライトマンは最近。ピアノはフジ子ヘミング、ヴァイオリンは川井郁子と諏訪内晶子なんか、チャイコフスキーがいいね。I-pod は去年のTBIでイケマチに自慢されてソッコーで入手。いまじゃ気が遠くなるほどの曲が入っている。演歌も入っているし、ポッドキャスティングもはまっている。アバタースタジオのレコーディングは毎週のように。でも昨年のBTOUでかなり傷んだ。
とまあ、ベールに包まれていた(包まれてない)ボクの趣味の一部。(打ち間違えて変換したら“趣味の恥部”だって・・」)
本題が遅くなった。まずTBI車検日の天候は「雨」の模様。ホテルのチェックインは14:00から・・・大会のテントの多くは同時開催中の全日本ラリー選手権に出かけていて、雨対策にやや難がありますのでよろしく。また30日は長いルートなのにやや遅めのスタート。標高はバシバシ!!対策を充分に!!ハードな一日がいきなりで、ありますがな。ゴール閉会式会場からは、またまたコマ地図でスタート地点へ帰ります。トランスポーターの1週間も大丈夫ですからね。
きょうの一枚
四万十川。今回もこの川を巡る水系の旅となる日が幾日か。風景林と呼ばれる照葉樹林や原生林の中に伸びる古径。苔むした羊腸の小径。間もなく始まる旅は、一筋縄では行かないでしょう。がゆえにそこが面白く愉しいのではありますまいか。

2006/04/25 (火曜日)

TBIがカウントダウン状態に・・・ボクは今朝は韓国大統領の談話を聞かなくっちゃ!と思いながら「まあいいか、帰ったらニュースで・・・」とウエブニュースも見ないで「GW前までに」と約束したいくつかの仕事に取り組んでいます。忘れているようなものや、いま思い出して取り掛かってもとても間に合わないようなヤツ・・・なんかが沢山。こういうのをもっと大切にして、クライアントオリエンテッドな仕事の進め方が出来る人になってればなあ・・・クライアント「あのぉ(オソルオソル)この前お願いした企画書なんですが?」「企画書ぉ?なんだの?」「ほら、やっぱり」で、以前はそうは言いながらも「へへ、実は出来てまんがな・・・」と取り出して得意げ!だったのですが、最近は「聞いてない、約束してない、知らん存ぜぬ。」反省しています。もっと真面目に仕事します。でもTBIウイーク(ウイークって漢字変換したら「憂いー苦」だって、やだね)でもむかしは智謀沸くが如し・・・だったのですが「えーっと、あれ。良いアイデア思い付いてたんだけど。何だったっけ」なんです。ムッホに「モンゴルのルートのこと」のお話しになったら「今頭の中にはTBIのルートでキャッシュが一杯。これをクリアしたら大変なことになる」と分けが分からない人間に。
きょうの一枚
知ってる人は知ってる・・・あそこですね。少し前はここまでダートが伸びてて、ボクタチは「山賊の砦」と呼んでいた。少し整理されては居ますが、それでもなんとなくそんな感じがしませんか?

2006/04/24 (月曜日)

「それぞれの週末」
これまでの週末はTBIのルート制作に忙殺されていた感がありましたが、先週末は、少しばかり落ち着きを取り戻し、まあ少しペースを落として仕事が出来ました。それもこれも土曜日のOVの成果?とはいっても今週末には再び怒涛の日々が始まるのですが・・・きのう日曜日には四国にツーリングにやってきたご一行様が来社。珍しい顔も。中には数日後にはTBIのためにまた松山に来られる方々も。
いやそれにしてこの日曜日は、国内も世界も様々な場面で「流れを変えた日曜日」になったような気がしますね。世界も変貌の速度を速めています。恐ろしいばかりの原油の高騰は、世界経済に深刻な影を落としています。新車の売れ行きは鈍化し、FordやGMの販売不振は続くでしょう。
イランに対する石油依存度の違いで、今回ばかりは日本もアメリカに追随とばかりは行かないでしょうから?エッ行くかも?!湾岸は再び緊張していくでしょう。世界が動き始めた感!があるのはボクだけではないはず。何かきな臭い、得体の知れない蠢き・・・そんな一方で国内に目を向ければ、とにかく日曜日に街を行くクルマが、なんと新車ばかり・・・景気良さげではありませんか、地方でも。
で気がかりなのは、グローバリズムの弊害。それは自動車産業にも見て取れます。クルマつまり自動車の急速に失われていく個体差というか個性。このまま行くと本当に自動車産業は急速に退化しそうな気配。グローバリズムは、すべてのものを平準化させ、情報の速度も処理も、そうして求められる最適はコンピューターではじかなくとも、ほぼ画一的なもの。唯一ふざけたスーパーカーは、以前光を放っていますが、原油枯渇でおそらく・・・・・なんて終末的なことを言うつもりはありませんが、われわれはやがて失うかもしれないモノに強い愛着というか執着を感じずに入られません。
ミハエル・シューマッハの週末は(ここの部分ダジャレ)なんとか踏ん張って流れを取り戻すことになったのでしょうか?流れは変わる?変わらない?
きょうの一枚
そんなTBIに28日に再びやってくるマイケル・キャストリー・・・日本に来て6年フランス系の外資金融関係にお勤め。シルクロードに旅立つ予定。イチローに激似。マシンはBMW1100GSでもまたがっているのはボクのHP-2・・・やけに車両重量を聞いていました。

2006/04/21 (金曜日)

さあ、TBIの準備は終わりましたよ、ボクは。周りはバタバタしているようですが・・・このTBIは途中3回のTDNを挟むと、今回で18年目。18禁もOK!でENTERボタンを押せる歳になった(って、なんのENTERボタンよ?)こうしたイベントに限らずボクの信条は、「準備は数日前に完璧に終わらせること」なのであります。
今日のOVはちょっとインナー向け?!になってきました。大会の前日にはかつては主要な役員全員で参詣に行っていました。無事故と安全な運営の祈願です。「別に神頼みではない、こうしたイベントの前日には何もすることが無いくらいにして、事務所を掃除して参詣に向かう、という余裕が安全を作り出すのだよ」と、毎年毎年繰り返して言い続けました。さて、スタッフの皆さん!今年は行けるのでしょうかね。参詣予定4月28日朝。伊予豆比古命神社。
さてTBIのルートのお話・・・・・ってこれはリニューアル中のSSER-PRESSに詳しいし、またこのHPでも紹介されるでしょうから簡単に・・・それは最終日のルートインフォメーションに注目「最後の日となった。この日は美しい集落が織り成す日本の原風景をお見せしようと腐心した。ここに心通わせることのできる旅人は、おそらくリザルト以上のものを得、旅以上のものを感じ、人生の中の、ささやかだが、かけがえのない一瞬間に喜びを見出すだろう。この日、このルートを半世紀を生きたオーバー50のライダーに捧げる。若いライダーはその背中を見よ。」
なんというルート説明なのでしょうか?最終日にボクは祈りを込めたようなルートを作った。石垣の集落や小島の磯、時代感覚を危うくするような民家の連なり。いや四国は、日本は実に素晴らしい、といつも感動するのでした。ではまた来週。
きょうの一枚
沢筋に見つけた小さな淵・・・この先ダートは激しくなり、やがて車を降りて歩いて先導しなければならないほどに困難を極めた。やがて広く快適なフラットダートに出るのだが、このルートを使うか否か、悩んだ。それはこの先の悪路は使うべきではないと判断したからだ。そうするとこの淵の横を走ることができない。で、結果ルートは変更された。そこで今日の一枚は、そんな無念の思いを添えて
・・・。

2006/04/20 (木曜日)

すんごい荒天!日本海は波高し!だし・・・しかも昨日は半袖、今日は長袖+ジャケット。寒気を伴った低気圧が接近!で、ミニデイアフタートゥモロウ状態な日本列島。室戸では瞬間最大風速33mだって!確実に気候変動は進んでいる。それも地球の循環であるからして良しとする・・・それよりもつまらない地上の紛争や異常な環境破壊を少しペースダウン・・・ってのはどーお?四国中をくまなく走ると、ここまでどうして舗装するのだろう?と思うほどに舗装は進む。舗装しなければ走れない車は、実は環境破壊の上に成り立っていて、舗装してなくていわゆるオフロードを走れる車やバイクは、一見逆説的だが環境に優しいのではありませんか?いつぞや舗装された駐車場の上でエントラントがオイルを落とした。ボクタチは叱られながらオイルを処理した。もちろんオイルをまくのはよくないが、もともとアスファルトもオイルみたいなもので・・・あっヤバ、この発言はボクはまずいので中止。まあどこかの政治家が「ヒグマしか通らないようなところに道路作って!」と言っていましたが「そんなことありません。最近は鹿もカモシカも、イノシシも通っている。ほんとに車よりもタクサン」動物は多いですよね。
話は変わるけど、ペルーのナスカでは新たな地上絵が100個も見つかったって、この前グーグルアースで見に行った時にもっと良く見とけばよかった。それにしても未知なるロマンも地球上には残っているというわけで、そんなこんなで今年も不安な東アジア情勢、TBIのコマ地図もほぼ完成域に到達「かなり楽しいものになりましたよ」お出かけの皆さん航続距離200kmですよ!!ホント。
きょうの一枚
今年のTBI・・・テーマは「山紫水明」どちらかというと山と川がメインなのですが、当然のように海も行きます。小さな島が点在して「かわいい」やつがタクサンあります。一つ買うのにいくらくらいかな?と下世話なことを考えたりします。

2006/04/19 (水曜日)

TBIとBTOU・・・大きな負荷をかけるふたつのイベントが接近してきました。かつてはTBIの開催準備に1年を要し、「これやっていたら、ほかにはナニもできんなあ!」と嘆いたものでした。しかしボクはそこで気がついた。「力があるから重い荷物がもてるのではないのだよ」と「重い荷物を持つから力がつくのだよ」と。まあつまり人生は負荷トレーニングの日々だっちゅうわけです。でも最近のボクは重い荷物はムッホが持ってくれて、足腰弱くて、ブルタコの右キック後遺症がまだ。つまり力不足で事に当たると、かならず問題を引き起こしいつまでもその処理というか対応に引きずられますね。全てにこの法則は等しく当てはまります。だからといって自分の身の丈だけにあったものでは成長しないし、人生は悩ましい限りでございます。
ガストンライエミュージアムの予定のデザインのブラッシュアップが上がった。もうここに貼付してお見せしたい衝動に駆られるのですが、きっとそう遠くないうちにご案内します。でもコンセプトのいち部分・・・・・・・。
デザインコンセプト、ガストンライエミュージアム
「アガデス」
かつてパリダカールの黄金期、ニジェールにあるアガデスという街が、ラリーストのオアシスとなった。それは古くからサハラを渡る隊商らのキャラバンサライだったというイメージを、ラリーの中継地とオーバーラップさせたものだ。まずこの街にたどり着くことが大きな問題だった。アガデスには茶褐色の土の建物が並び、モスクが町の中心にある。この建物はそんなモスクを模したものだが、宗教観は排除したい。(後略)
この話、実はボクにとっても重い荷物でもある。ひょつとすると相当に大きい困難に再び踏み出しているのかもしれない。困難?望むところでもある。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・わかる人にはどこだか簡単にバレますけど、素晴らしい山々が四国にもあります。川の豊かさは、こうした山々とそこに沸く雲が作り循環して人々を潤す。まさに天恵。

2006/04/18 (火曜日)

昨夜は、なんと世界的にも高名な建築家と、しこたま飲んだ。旨い肴と旨い酒、ここんとこお酒飲む元気が数年ぶりに戻ってきた。というのも一説にはウコンのおかげで、札幌のホテルで春木さんとそのウコンを飲んで出かけた、そしたらなんと!飲み会の席で「オオッ」次は菅原さんちで樽に入った新酒を1人で堪能した。最近の11時限界説を覆し「2時3時まで・・・」なボク。なんかこう30代の丈夫な肝臓と体力が戻ってきた感じ。しかしこれでいいのかなあとも思うけど。そんなこんなで飲み歩く懐かしかりし日々が帰ってきた。28日には、旨い肴で一杯やりましょう。
試走が終わったらルートブックの作成。あの分厚いルートブックを清書して行き、それ以外にも運営のための様々な関連ツールの制作に忙殺される。割とハードな仕事である。ケイタリングチームも起動中、BTOUも視野に作業と手配が続いている。
さて昨日の花の名前が判明した。ユキモチソウと言います。鹿児島のHakaseさんありがとうございます。TBIでは怪鳥さんに、よろしくしておきます。なにを?ちなみに参考URLはこちら
http://www.sd.soft.iwate-pu.ac.jp/common/flower/200105-4.html
なんか分かってしまえばそれまでだけど、それにしても四国の山河にも沢山の植物があるものです。九州も濃さそうだしね。
政府の「拉致」のポスターが発表になった。まあ今更?!の感もあるけど。で、このポスター・・・ボクはこれをデザイン的にどう見るか?と悩んでいる。良くできているといえば出来ている。海岸に続く小道に転がる片方だけのスニーカー、セピアのトーンが事件の風化を物語りつつも力強いコピー「拉致 日本は見すてない」のだそうであります。きっと名のある方のアートディレクションだろうと思うのではあります。ありますが、しかしなぜか、なぜだかどうしても違う!様な気がするのであります。でも早く解決を、という気持ちはボクとて同じことです。
きょうの一枚
試走中のワンカット。先行するプロシード、追う2号車。こうして試走のたびは続いています。

2006/04/17 (月曜日)

TBIの試走が終わりました。ハードな、でもめくるめくような?日々・・・でした。参加される皆さんもきっと、そのように感じられることでしょう。特に季節外れの豪雨があり、道は崩落しかけ、河川は?と言うと沈下橋も沈下しかけ。でも日曜日には普通の水位に戻っている河川も少なくありません。山の保水力が落ちているのを実感します。気象状況は何を見ても予断を許すような材料は見当たりません。しかし雨の後の花粉も黄砂も洗い流された後の、本来的な美しさ、清々しさといったらありません。山河は春の生命に息吹に喜び、道は伸びやかに光り。四国路に春を告げる・・・といわれるお遍路さんもそれはたくさん。まあそれでも我々としても、TDNをはさみ20年近く続いてきた四国の旅・・・もうそれはかつては修行僧のようにと揶揄されたりもしたのですが、見事に世代が替わりニュージェネレーションなラリーストたち。そんな中にあってオールドタイマーの姿も見られます。で、ことのほかに素晴らしい日々だと思うのは20年近くたった今も変わることはありません。先を急ぐ旅のようですが、スローツーリズム、まさにここにありという感じです。
きょうの一枚
道端で見つけた珍しい花・・・ボクも少しは花の名前はわかるのですが「これはいったい?」ちょっと調べる暇が無いので、どなたかご存知の方は教えてくださいませんか。それまではこの花の名をムッホの娘の名前で呼ぶことにしました。でもアイスクリンフラワーちゅうのでも良いかなあ?

2006/04/11 (火曜日)

昨日の続報・・・池田秀仁・前田啓介・尾島嘉男の3選手がTeam KTM・・・でBTOU2006参戦表明がありましたのでお知らせいたします。池田選手は2度目の参戦。1回目の参加時には圧倒的な速さを見せたものの、序盤で負傷し完走こそしたものの長くリベンジの機会をうかがっていた。速さでは絶対!!
前田選手はここのところモタード、エンデューロ、ラリーとオールラウンダー!そのキャラクターながら安定した実力を見せます。昨年のTBIの優勝争いは、周囲の参加者にも手に汗握る興奮と笑いを提供!千両役者振りでした。2004年TDNはKTM950を走らせ、故ガストン・ライエのお守り役として出場。結果ほとんどガストンにナビを任せる!という茶目っ気ぶりで、同行のミハエルと岩崎有男のこれまた熾烈な優勝争いをお膳立て!!軽妙なフランス語を話している気分になっている前田選手に周囲は爆笑!!
さて、昨年エタップ1を見事にトップを飾った、尾島選手。マシントラブルで思う存分の活躍が出来なかったことが、とても良い材料になっているはず。3人の安定した実力と経験。これらが万全に絡み合って、ガントルガとKTMドイツチーム?と目の離せない戦いぶりを演じてくれるはずです。タノシミタノシミ。
でかつてKTMワ-クスでメカをしていたカイザーもやってきます。素晴らしいメカニックとして、彼には学ぶことも多いはず。彼を見ているとメカの存在の重要度を強く感じずにはいられません。また日本人メカも実力を挙げてきています。メカニックの対決は、ラリーに明確なインタラスティングをもたらします。経験・知識そしてそれをオペレーションする総合力。お話はまた今度。
きょうの一枚
お待たせしました。BTOU初参加の方にお届けするご案内状です。内容は3部構成の講習会と懇親会。もち、それ以外のBTOU参加予定者でTBIに来られない方で28日だけなら参加したい!という向きはご連絡下さい。ご案内いたします!!

2006/04/10 (月曜日)

スーパーNにご参加の皆さん!お疲れ様でした。競技はというとチャンピオン池田秀仁のひとり舞台!!!にしてしまった戦犯は?いやそれにしてもゼッケン1の走りも、音も(ちょっと大きいけど)圧巻!近年に無く出色の仕上がり。今年の池田・・・やりそうですなあ、と思ってたら大会終了後には「モンゴル参戦発表!!」打倒ガントルガを頼みますよ、全く。
とにもかくにも競技は主催者も参加者も、大切なのは準備。いかに十分な時間と手間をかけて仕込んだかで結果は明確!ですなMっちさん。さて実は今日からはTBI試走の後半戦なのですが、あいにくの雨と筋肉痛。明日からにしようかと。さらに話は変わりますが、週末の北アルプスはとんでもなく雪崩が起きて事故が多発しました。四国の山でもまだ雪が残ってるのですから。

2006/04/06 (木曜日)

TBI試走に燃えていて、気がつけばスーパーNが迫っています。確かに開催時期を来年から見直して、5月末へ変更しようという案。という事は、稀に見る参加者数の少なさ!なのですが、よく反省すべきは反省し?もっと愉快なものに頑張ってしていきます。が、この週末は面白いですよ!!
コースはまず3km足らずのリエゾンのあと10kmの林道のSS、そしてSS2も同じく林道。そしてSS-3、4、5、6は15kmの周回。ゴールとスタートの間の3回のインターバルはそれぞれ20分の持ち時間があり。ゴール後20分以内に次のスタートを切らないといけません。そこにはエイドステーション兼ワーキングエリアがあり、休憩と整備・・・今回からは給油が行えます。気がつけば20分はあっとう間です。冷たいor暖かいドリンクと簡単な食事も用意しました。そしてSS-6をゴールすると自由にSS-7へ向かい、短いSSを終えるとまた3kmでグランドゴールです。こんな感じのスタイルです。全体的にコンディションの良いダートです。明日は朝からルートマーク設置に出かけてきますね。
きょうの一枚
スガワラサンのライノBTOU2006仕様は、早くもシェイクダウンテストの模様。ワイドトレッド化が出来、足回りの構成部品も見る限りグレードアップしています。巡航速度も上がりそうで・・・あとフロントガラスならぬスクリーンが取り付けられています。あのピザ屋さんのものと思しき・・・ですが格段に保護効果が上がりドライバーの疲労を軽減させることでしょう。前後のタイヤが同径化が出来トレッドともアライメントが揃っています。こうして年々育てていく?という考え方は素晴らしい!!ことです。アンチエイジングの見本のような方です。

2006/04/04 (火曜日)

TBIコース試走中!!ナビシートからパチリ!!スモークバイザー越しでゴメンね!

2006/04/03 (月曜日)

新年度。何か新しいこと・・を書くぞ!と決意した新年度の月曜日のOV!
仕事が忙しいモードの時のボクは、ちょっと信じられないかもしれませんが「チョー真面目人間」なのだそうです・・・これは第三者からそう言われて「へーっ、そうなんだ?ボクがマジメニンゲンねえ?!」ということで、さらに驚いたんですが「実に忍耐強い人」なんだそうであります。「ボクが???」これがラリーの話になると「全然で、すぐに怒る!文句を言い出す!暴れる?」らしいのです。
まあ、どちらが良いのかは、そのときの関係性で決まるのですが。で、その真面目な時(つまり仕事の忙しい時です)に書いているOVは、ちっとも面白くない!!という事が判明。「やっぱ人間、ヒマじゃなきゃ」という思いを強くするのであります。「小人閑居して不善をなす」ということ?不善とは良くないことなのですが、つまり良くないことが面白いことなのではないかと思うのであります。LEONのコピーには首を傾げる部分も少なくないのですが、チョイワルとかロクデナシとかは、やっぱりヒマがなせる業で「歴史はヒマ人が創るのであります。」つまるところ「忙しい人はツマラナイ・・・」のではありますまいか。
そういえば今朝からNHK「おはようニッポン」のメインキャスターが松山出身の女性に変わりました。先日松山で開かれた壮行会に呼ばれ出かけて来ました。大役に抜擢され、その仕事に向かう彼女の緊張感などを、とても気持ちよく感じることが出来ました。頑張って欲しいものです。まあ、これが春のなせるわざ・・・。
きょうの一枚
春の山で見かけた猪たち・・・実は?答えはTBIの山の中で。

 

 

Organisation Voice 2006/03

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2006/03/31 (金曜日)

ずっと悩んでいる。たとえばクルマのこと・・スポーツカーもいつも手元に欲しいけど、やっぱり環境対応つまりハイブリッドカーもどうしても気になる。事務所は広々として気持ちがいいのだけど・・・広すぎないか?バイクもそうだ。今では古いのも欲しいが最新のものも欲しい。こんな調子で、どうしても「ほどほど」というのが難しい。
事務所にある山桜の古木、満開を迎えずに咲く片端から散っていく。せめて花見のソメイヨシノのように、いっせいに花をつけた姿を見せて欲しいのだが、この数年はいつもこうだ。ほんとは花と葉が同じタイミングで出て、やや赤い若葉と薄いピンク色の白い花とが絶妙の色を見せる、のだ。若い木ならきっと山の中にひときわ美しい姿を見せてるに違いない。これからの試走の楽しみはそこに尽きる。ちなみにGWの四国の谷筋は野生の藤が見ごろだ。美しいというものは凄絶である。
日本人の心は、山桜花にたとえられるように、その潔さ、散りぎわの美しさを尊ぶところにあった。ああ、それなのにボクときたら煩悩と未練のなかで葛藤してる。カットウ・・・それは葛(かずら)と藤がもつれ合う姿が由来。美しい四国の山々で、あなたも沢山の葛藤に出会うはずです。
きょうの一枚
そんなこんなで事務所の山桜・・・とはいえ事務所に山桜の古木があるという贅沢にスタッフは気がついているのか?

2006/03/30 (木曜日)

PSEはどうなっただか?と心配でヤフオクのオーディオ→アンプ→と行くと「あるあるざくざく」この売買が間もなく時間の問題で違法になる?のだろーか。と思うと不思議・・・でも坂本龍一たちが反対したとかでヴィンテージ楽器は除外?ヴィンテージでもクルマは走れなくなっちったり税制面などで様々に不利になっちゃう。イギリスでは確かヴィンテージのクルマにはかなり優遇された税制があったなあ。保険制度もおかしいよね。クルマに保険をかけずに免許証に任意保険をかければいいなあと思う。年に数度しか乗らないクルマやバイクたち・・・やっぱそういう乗り方やもち方はダメ!という事なんだろうか?そんなでも経済的にと願うものなのですが。
今回経済産業省がこうした暴挙の中にも、法律でヴィンテージを除外するなんて判断は「いいのかなあ」と思う反面「ほほぅ」とも思いますね。でも様々なものが文句を言えば除外されるって判断はいかがか?と思うし法律の作られ方に関して違和感を覚えずにはいられまへん。んで、ヴィンテージの定義はナニ?という議論・・・まあヴィンテージなら国も認めるんだきっと。
ボクはここ数日間まるっきり缶詰で・・・ガストンライエミュージアムの計画書を作っている。100ページにもなろうかという勢いだ。ロゴのプランからはじまって損益計画や、展示計画やら事業計画・・・なにやら自身最後の?ライフワークを見つけたみたいな風情。ふと山を見上げると「白い!?」3月31日までに終わらせて、4月1日からは「濃密な」TBIのルートセイサクの日々の予定なのですが。
でもナニゴトも「計画」という事が好きなボク。感動が夢を醸成させて→夢→目標→グランドデザイン→基本計画と基本概念→根回し→実施計画・デザイン→組織化・交渉→資金計画と調達→着手→失敗→再挑戦→なんとかなる→感動→振り出しに戻る。
全ての始まりと終わりは間に髪をいれず。明日は年度末。皆さん決算お忙しいのではありませんか?
きょうの一枚
愛媛の田舎には古き良き民家が沢山残ります。そんな民家の軒先はとても居心地の良い空間、なのでしょうね。

2006/03/29 (水曜日)

小学校での英語教育が話題になっています。TOEFLの試験ではアジア30カ国の中で日本の成績は北朝鮮に次ぎ下から2番目なんだそうであります。ボクは「さもありなん」と思うと同時に「それはそれで実に結構なことだ。」と、まるで「国家の品格」の著者藤原先生に意を違わぬのであります。確かに英語は国際語で、必須です。いまや「中国語」が話せる必要さえ突きつけられてきているのです。しかし自国の美しくも複雑な言葉=日本語は、日本人の美意識や姿カタチそのものであると言って良いと思います。まず「日本語」を極めて高いレベルで習得させることが大切だと思います。真の正しい日本語教育すら危うくしておいて、英語教育ばかり若年化させても効果は薄いと言わざるを得ません。
もしアジア各国の英語力を問うのであれば、それは彼らがアメリカなどに依存し媚び、まるで宗主国の言葉を習う植民地のように英語化したと言う事実に、腹が立ちこそすれ「いいなあ」とは思わないのであります。かなり右よりな今日のボク!!そんなアジア諸国に対して英語力の遅れを感じることのほうがおかしい!という気がします。いやでもこの難しい日本語を大学4年間で学び、卒業した日から通訳の仕事ができるムッホたちモンゴル人たちのことは尊敬しなければならないかもです。
今ボクの毎朝の楽しみといえば、堺屋先生の日経新聞の「世界を創った男」チンギス・ハーン・・・今はまだ少年期のテムジンが、何に感じ何を学び、何を得て力を付けていくのか、ささやかな「元朝秘史」を手がかりに、人物像を作り上げていく堺屋先生に大変に共感しています。そんなチンギス・ハーンが巨大帝国を築く過程で「言語」と言うものがどれほど重要だったか、しかしゆえにアジア=ウイラルアルタイ語族は、共通性が高く且つモンゴル族は異常なまでの高い語学習得能力があったのだろうと考えることに不合理性はありません。
モンゴル人や外国人がもうひとつ違うなあ!と思うのは、通じなくても一生懸命にトライして話しをすることです。言葉よりも気持ちが先に伝わってきます。なかなかこれまでの日本人には少ない傾向ともいえます。
グローバリズム・・・世界の一元化?日本人はやはり日本の美意識と伝統を大切に、そして中学英語でも堂々と話せば?良いのでは・・・すいません。話が変でした。サンキュー。
きょうの一枚
チンギス・ハーンの末裔たち・・・とよく表現されるモンゴル人。父娘でラリー見物にやってきました。んでパチリ!!

2006/03/28 (火曜日)

オフィスに小さなマングローブがやってきました。マングローブは奄美が北限の熱帯・亜熱帯の汽水域に生息する植物だ!なんてことをわざわざ言わなくても誰でも知っている・・・本土にも少しだけ植生がみられるそうですね。TDNが奄美をスタートした時には、奄美のマングローブの森で大人気ないカヌーの競争をして叱られた人たちが居ましたね。
で、ボクは思いついた。せっかくの地球温暖化を利用して本土の河川の汽水域にマングローブを植林すると言うのはいかがだろー?京都メカニズム的にも効果があるんじゃないかな。1年間に1mも成育し大量の二酸化炭素を吸収するはずです。防潮林にもなるしね。マングローブの森が四国の海岸線にできるといいなあ・・
きょうの一枚
そんなマングローブは汽水でなくても育つのでしょうか?

2006/03/27 (月曜日)

モンゴルから黄砂と共にムッホがやってきました。大の相撲好きのムッホ君、日本到着と同時に「朝青龍Vs白鵬」というモンゴル人同士の対決となった千秋楽に手を打っておおはしゃぎ!さらに「3賞すべてモンゴル人すよ」だって。日本が優勝したWBCの決勝を見るアメリカ野郎の気分が分かろうってもんですな。で黄砂・・・まるで僕のライフワーク?のごとき黄砂への執着。夏にはゴビでたっぷりスタックしまくって、それはもう大量に巻き上げよう!!と・・・・・本来黄砂は初夏の季語。天の香具山は霞んでいるのですが、やはり年々増え続けるこの大陸の埃には、まったく悪意すら感じるんです。
さてスタックで思い出すのは、エコチャレンジ。某銀行はジムニー1台スーパーカブ1台の2台体制で!!しかもジムニードライバーは女性行員!!これでミニの女性ドライバーとのエコ対決決定!!それにしても、チャレンジ精神は健在なり!でございますな。
きょうの一枚
ガストン・ライエの資料を探しています。皆さんも協力をお願いしますね。

2006/03/24 (金曜日)

アサヒコムのニュース・・・地球温暖化でグリーンランドなどの気温が上昇、21世紀末に、現在より海面が数メートル高かった13万年前と同じ状況になると、米アリゾナ大や米国立大気研究センター(NCAR)などのグループが予測した。100年で数十センチの海面上昇とされていた従来の予測を上回る結果で、24日付米科学誌サイエンスに発表した。
・・・・・100年後のことがどうかは知らないけれど、100年前は少なくともいい時代だったのではないでしょうか。まずオペラが全盛で、ってそんなことより、人々の暮らしもまさにスローライフでロハスだったんですね。100年前の1906年は本田宗一郎さんが誕生しています。生誕100年・・・また小説「坊ちゃん」が発行されたのもこの年。ちなみに1905年はご存知の日露戦争終戦ポーツマス条約ってやつ。
さて次の100年は、つまり今世紀末は海水面が数メートル上昇するとしたら、日本はどれほどの面積を失うんだろう。れいの岩礁・・・隣国は島だとは認めてないようなやつは、コンクリートで固めるんだろうな、きっと。南の島々の人々は、祖国を捨てて温暖化難民になるだろうし、それよりも何よりも全地球的な気候変動は、人類の生存に大きな難題を持ちかけるのではないか・・・・・と心配の種はつきませんね、人類も。
それでも今日は良いお天気。スーパーNの許可のご挨拶に久万高原まで行ってまいりました。ここは標高も高いし、家建てるならここだね。
きょうの一枚
名古屋のミニ・・・4台体制でエコチャレンジの完走を目指す!!と言うとってもチャレンジングで、やる気が満ち溢れている?人たち。ロールバーなど改造の様子が届きました。もちろんエコチャレンジにはロールバーは必須ではないのですが、万一の転倒などに備えてロールバーの設置はお勧めアイテムです。これ以外には4点式以上のシートベルトでOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。

2006/03/23 (木曜日)

みなさんは、どうしていますか?イタズラメール。毎朝デスクにむかってコーヒーを飲みながらチェックするたくさんの受信メール。これまでの数年間はなかなか良い時間だったのです。が!いまや7割が・・・わけの分からないいわゆるスパムメール。腹が立つのを通り越して、あきれてしまいます。しかもその内容の実になんというか表現する言葉も見つからないほどの・・・。これが社の代表アドレスに来るんです。それは毎日毎日!それは夜な夜な!届くのです。もちろん個人のアドレスにも届きます。こんなことをやっている人たちのこの偉大な?モチベーションと言うかエネルギーを、もっと別のものに使えないものでしょうか?このままでは毎朝やるせなさと、やる気の無さ!に見舞われてしまいます。情報漏洩も問題でしょうが、こちらのほうの対策は進んでいるのでしょうか?それともウチが異常に多いのでしょうか??
そんなこんなで気がつけば3月もあとわずか。いよいよ暖かくなってきました。水ぬるむとはまさに!で四万十川沿いを走ると実に気持ちよく、そのまま太平洋に出たり、小さな支流を遡ったりというTBIの旅はすぐそこにまでやってきました。相変わらずオフィシャルウエアはダーク系の色ばっかなので、春色の洋服を買いに行きましょう!!
きょうの一枚
今回は四万十川を少し多めに走りたいと思っています。特に昼間にCPもむかしのように川のほとりとかにね。

2006/03/22 (水曜日)

「高知の山奥はラジオも受信不能・・」
TBI試走はいよいよ本格化。WBCの決勝戦が気になる21日のお昼頃は、高知と愛媛にまたがる戦前のような集落を抜け、長年来ていなかった林道に挑みました。集落に出て「テレビ点いていませんか?」「テレビ?そうよ、ここらじゃテレビ映らんきね。」「テレビ・・・無いんだ。」という事で、ラジオをつけても受信不能。携帯もダメ。「しゃあない」とばかりに次の林道を目指すのですが、この林道も整備されているのはアメダスだか防衛庁の施設だか・・・だけまで。その先は「これは引き返したほうが良かんべえ!?」みたいな状態。で、またまた敗退。アタック系になってしまいます。
「フラットダート中心でGSもオーライ!なルート設定」って言った自分もあれだけど「何年四国の林道走っているの!バカ!自分が一番知っているくせに」みたいなみんなの非難の視線も。フラットダートなんて、どこにあるんだべ。まあ気を取り直して街に下りる途中、後続車から「6-1で勝っていますよ」と無線で。「何回?」「それはちょっと聞こえなかった」そんなこんなで、ルート制作は「屈辱的な1日・・・(結構続いていますが)」となりましたが、屈辱のあとにこそ歓喜が・・・と信じて帰路につくのでした。
そう、ことほどさように、日本チームは世界一の座に!雑多な感想も無くは無いですが、ただひたすらに「おめでとう!」と言うほかにはありません。野球は面白い!のであります。そういやフィギュアも良かったけど・・・。今回の大会の運営には、はからずも露呈したアメリカという国の姿もオーバーラップしたりしますが、トロフィーをティファニーに作らせたりするあたりで、まあ許してあげることにしました。やがて柔道のように、いずれ大相撲もモンゴル人同士で優勝決定戦になるように・・・国技だと思っていたり、自国だけの技術だ国益だ!実力だと思い信じたものの顛末やいかに。微妙な教訓を投げかけてはいます。でも春分の日のスケートリンクが混んでいたかどうか?が知りたいボクは、少年野球チームがひと月前のスケート場みたくなるんじゃないかと心配する日本人。
きょうの一枚
試走の3月21日。ここらを走ってる頃はWBC 6-1だったんです。TBIはこうして濃度を増していってます。

2006/03/20 (月曜日)

「3月20日今日はイラク開戦3周年」
パックスアメリカーナを夢見るネオコンたちの寝つきの悪い夜が始まってはや3年が過ぎました。アメリカ政府は開戦の意思決定における非を認めてはいるものの、改める道筋に困難さを感じているような気配が濃厚です。ばかりか血に飢えた軍産共同体国家は、とどまる事は敗北を意味し敗北の果てにあるものは目を覆う全地球的な惨状だと確信してもいます。ゆえにパックスアメリカーナは善であるとして、グローバリズムはその実現のための世界共通言語OSであるとでも思っています。おかげで、その寝つきの悪い夜は、まだまだ続きそうなほど世界の混迷は深くかつその原因が自分たちにあるとは気がつきません。そのアメリカのグローバリズムとは語源的には理想的なイメージを秘めてはいますが、その実は極めて深刻な利己主義だったともいえます。まあ自分たちの主義主張が絶対であるという正義感を異文化の民は不愉快と思うことは少なくないでしょう。
いきなり何が言いたいのか?といいますと、それは「WBC」のことを書こうと思って書き始めたのに導入ネタが重くなって、つい書きすぎた・・・のです。米国を発祥とするベースボールは、盟主たるアメリカが予選リーグで姿を消す!!という彼らには思いがけない展開になってしまいました。おまけに経済制裁中のキューバ・・・しかも大リーガーはだれも居ない!のと2人しか居ない日本チームが、
野球世界一をかけてアメリカの本土で決勝戦をやるようになるとは・・・つまりほかならぬ野球で、世界一をアメリカや大リーガー抜きで語るのはやめて欲しい!!と思わずには、居られないのでは・・・イチローの言葉を借りれば、それは「屈辱の日」ではありますまいか。自分が中心でなければ気がすまないことも、誰にでもあることです。それが人よりも強い人も少なくは無いはずです。アメリカが引き起こしてきた国際問題も、実はそこに原点を見出します。
決してアメリカは、世界を均一でのっぺらぼうなものにしようと思ったわけではありません。ただ共通の意識化で世界に市場を広げる=平和で安定を求めていったわけです。そこには見えない文明の壁や、精神が息づいていたのです。
それにしてもあまり野球が好きでも無く興味も低かったボクも、今回のイチローという選手の立ち居振る舞いには、分析したい多くのファクターが秘められているなあと感じました。これまでのナショナリズムとは異質の新ナショナリズムというか、まさに「武士道」とも思える「カタチ」そして言動や所作に感銘を受けました。夜、NHK教育で「藤田嗣治」を見ました。晩年フランスに帰化する藤田のアトリエには、よく使い込まれた茶道具が遺されていました。カメラの先にあるそれらは、本来無くてもいいはずの物がなぜ日本人にとって必要なものだったかを、静かに語りかけていました。
パックスアメリカーナ以前のヘゲモニーはと言うと、パックスモンゴリカ・・・チンギスハーンが築いた世界帝国。しかしいずれはほころび、それこそ跡形も無く草原に帰っていきました。しかしチンギスハーンのほうが、あの情報難の時代にあって多様な文化や価値観を認め受け入れるという姿勢を持っていました。殺戮は確かに繰り広げましたが・・・いま「帝国主義論」が盛んなそうでありますな。今の時代にあってなぜ?という感じがしますがアメリカやEUもそういうカタチで見ると理解しやすいのだそうです。「帝国論」20世紀の闇の中から蘇った亡霊のように聞こえますが、理解しておくのも必要かもですね。
今から出発して、泊りがけで試走です。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・小雪が舞って寒くて「グリップヒーター・・・・・」と悲しいHP-2は、それでも快適。

2006/03/17 (金曜日)

暖かくなったと思ったら、もう暑いくらい。そういえば去年の秋も、いつまでも暑いと思っていたら急に寒い冬になったような気がします。なんでも地球温暖化のせいにしてしまうのはいかがかとは思いますが、もう暑くてたまらなくなったクルマのエアコンの温度を思いっきり下げて、やって来るであろう過去にないほどの「暑い夏」を思って、ため息をついています。「いいや夏はモンゴルでクールに過ごすんだもんね・・・」
という事で、遅くなったのですが、BTOU本レギュレーション等資料関係の第一弾は発送いたしました。不明な点があればどしどしメールorお電話でお問い合わせ下さい。さてそれでこの週末はTBIの試走が本格化します。たくさんの写真を撮ってきて「きょうの一枚」にアップするのでお楽しみにね。
某銀行はBTOUに4輪まで参戦!もちエコなんですが・・・どうもドライバーは女性!のようです。やりますねえ。カブもリベンジ!!の模様で間もなく詳細が姿を現す予定の模様。
きょうの一枚
SSER 2DAYS CLASSICSより、SUPER-Nはもうすぐ!!いよいよ始まる2006年シリーズ。

2006/03/16 (木曜日)

春の大雨の様相。この頃の雨はもう少しおしとやかに降るものなのですが・・・これで週末は晴れなければ試走に黄信号が点灯しそうです。桜の頼りもチラホラなのですが、普通は桜の頃は長雨で、「ながめせしまに・・・」なのですがねえ。
さて、WBC・・・野球ね、韓国に負けたすね。でも大いに盛り上がったことは結構!なことです。で、例の誤審問題。いや誤審が問題ではなく抗議を受け入れて覆した判定が誤審につながったという、なんともはや、なお話し。同じアメリカを発祥とするスポーツ、アメフトでは「チャレンジ」という制度が導入されて、ジャッジに疑義ある時はベンチ(アメフトではサイドライン)はレフェリーにチャレンジを申し入れることができます。この場合オフィシャルクルーはVTRを見てジャッジの疑義を確認します。チャレンジが認められれば判定は覆りますが、却下された場合は貴重なチームタイムアウトをひとつ失うというものです。過ちを正すのにはばかること無かれ・・・な合理主義の発露にしてアメリカの建国以来の平等と正義の精神すら感じます。んでもって、何も映像記録に残らない時代ならいざ知らずTVカメラは言うに及ばず、数万人の目を黙らせるのは時代遅れです。良い所は取り入れてもいいはず。それが証拠にアメフトはテレビタイムアウトというのがあってCM放送のために決められた時間にプレイが中断されるというもの、なんかナンセンスなようですがコマーシャル主義なればこそで、どうも今回のWBCの放送を見ていると、あのイニングの後退のCMの多さとプレイボールがピッタシというところを見ると、どうもこの手法はやっているみたいですね。あっでも一瞬しかTV見てないから違うかもですが・・・見習うものの順番が逆のように感じます。
古くはラリーの競技審判も白い色のオフィシャルウエアを着ていました。・・・公正さを表現する色です。SSERもそれに習って白をアイデンティティ・カラーとしています。しかし白いものは汚れやすい!という事実も反面ではあるのですね。
きょうの一枚
SSERといえば白いつなぎ・・・いったい何着の白いつなぎに袖を通したことでしょう。過去のRRMゴールのCPでオフィシャルスタッフ

2006/03/15 (水曜日)

「やりすぎパナVs.PSE・・・おまけに外来語を日本語化?という連想ゲーム」と、わけの分からないタイトルで書き出した本日。まあ木の芽時(きのめどき)でストレスが多いやらで、何のお話かと言うと、こうです。最近デジカメを買ったらデジカメの箱の中から例の石油ファンヒーターの「お訊ね」広告のチラシがでてきました。デジカメがパナソニックだったということもありますが。「ほほう、さすが松下」そんでENEOSで給油したらレシートの裏は例の石油ファンヒーター、まあ石油つながり!でしょうが「やっぱさすが松下」と言わざるを得ません。確かにヤリスギの感はありますが、危険が予見できることに万全を尽くすというのは当然です。
タイトルにやりすぎ・・・と書いたのは、その内容よりも効果が別のところ(広告効果)に現れている点にあります。類似の案件を抱えた中小企業はここまでのことが絶対出来ないために、まあ厳しい立場に追い込まれる、ですね。企業防衛の広報戦略は危機を好機に変える!!のではありますまいか。んで例の古い石油ファンヒーターではないですが、PSE問題!古い電化製品が危ないと言うお話・・・PSEそれは狂牛病のお話ではなくてProduct Safety Electrical Appliance &Materialsの略なんだそうで、経済産業省の所管法律。最近オーディオにはまっている僕たちにはちょっと深刻な話で、要は古い電化製品は売買しちゃだめ。という法律。
1999年?に制定されて猶予期間の果てに間もなく発効らしいというのですが「全然知らなかった」という人が多い。もちろんボクもそのひとりです。経済産業省のHPなんてよく見に行くボクがですよ・・・で、知らなかったでは済まされないのが法律なのですが。「PSEと言われてもわけ分からんねえ。」と思っていたら国立国語研究所が外来語35語を日本語に言い換える!という発表。「アクセシビリティー・・・利用しやすさ」アクセスを利用と言い切るのはいかがか?「オーガナイザー・・・まとめ役」これは困った。そんなことよりBSE、PSE、CEO、COO、GDP、CSTO、SCE(これは企業名)とまあ今朝の新聞の一面にはこのほかにもたくさんのわけの分からない頭文字が踊る。
「もういいい加減にしてくださいよほんとに」
「すいませんBTOUってどういう意味ですか?」
「ありゃりゃ」
「RCPは?」
「およよ」
「でほんとはSSERってのは何の略語なんですか?」・・・ケッコウ人には批判しつつも、そんなコトバが好きだったりするボクはまとめ役。
きょうの一枚
スーパーNも近づいて来ました。文句無く面白いので、ぜひ!ヒストリックも楽しいですよん。

2006/03/14 (火曜日)

雪が舞う冬寒のような春の日。空は鉛色ではなく全体に明るいのですが、遠くに見える山は裾野まで雪化粧。春が来たかと思うと冬に戻りつ、を繰り返しながら春が来るから価値があるのでしょうね。白い峰峰を眺める度に少年時代の思いが蘇ります。特に春の山。美しくて厳しい。優しくて激しい。そんな感じでした。まだゴアテックスやダウンさえも無い時代(ダウンはとんでもない金額でデビューした頃)でしたから、春の山は特に厳しかった。
昨日のOVの藤原さんの現職が間違っていました。東京大学ではなくて御茶ノ水のようでした。お詫びせずに訂正いたします。それは名古屋の950ADV.乗りのOさんからご指摘のお電話・・・「BTOUは、950で行きます」「おお!」「ところで昨日のOVですが・・・」既に彼は「国家の品格」を読んでいました。数学者なのに情緒的だとかの人物評から始まって「あなたは右よりだね」「いやボクは極右だ」「・・・・・」ボクも冗談のようにそんなに言うことはあるけどハッキリ言われると、少しだけたじろいだ。「親父の新田次郎は富士山測候所を作ったのって知っていた?」・・・おお得意なところに話が戻ってきた。「芙蓉の人」や「富士山頂」で知っているね!「知っているよ」と答えたあと新田次郎のことを考えた。多分全部に近く読んだと思うのだが、よく覚えているのはわずかだ。高校生の頃だからね。特に「孤高の人」は素晴らしかった。「孤高」というコトバもイメージもこの本による刷り込みなんである。加藤文太郎という登山家の物語で、登山家を社会と相容れない人間というイメージを醸成させたという点では、「いかがか?」と思わなくは無かったが名著ではある。それ以外の山の本も多かれ少なかれ主人公は社会生活の欠格者のような設定が多い。まあ事実もそうだったんだけどね。まあここらがきっかけで、山の本には奥深くはまって行きましたね。
電話の話が盛り上がって、「この前の名古屋ではゆっくり話も出来んかったね」でTBIの前夜にゆっくりと呑みに行こう!という話になりました。おや、なんか前夜は何人かとも約束しているぞ・・・どーか名古屋の夜のような激しいことになりませんように。
きょうの一枚
事務所の奥に「社長室」を作る予定なのですが、ここんところこういうのに占領されています。試走の出撃準備は出来ているのですが・・・・・寒いので。

2006/03/13 (月曜日)

「パスポートが替わる」
ICパスポートの受付が3月20日からスタートします。ボクも残存期間が中国の入国用に厳しくなったので書替え!と思って外務省のHPに行くと「ICパスポート」あたらしもん好き!は早速この手続きをしよー!と思っていますが、注意事項を読むと「ただし、提出する写真の規格が変更になり、写真自体の大きさは変わりませんが、顔の占める割合が大きくなります」ってやだな。さらに「IC旅券に格納されているICチップは電子部品です。IC旅券に強い衝撃を加えたり、高温の場所や磁気の強い場所に保管したりすると、ICチップに異常を来す恐れがありますので、取扱いには注意が必要です。」って、かなりまずいかなあ。ラリーカーや試走の時には持っていけない?でもきっとICパスポート用のケースなんて作っているメーカーもあるんだろうね。
「国家の品格」藤原正彦著のお話
この本のことも藤原正彦という名前も知っていたけど「また今度読んでみよう」くらいに思っていた。本屋に行くとベストセラーとして置かれているし。でも日曜日の朝のTVに出演していた藤原正彦さんを見ちゃった。彼が新田次郎の次男だとは知らなかった。今は東京大学の数学教授。若い頃新田次郎の小説はよく読んだなあ。「孤高の人」や「八甲田山死の彷徨」山に登る者たちの愛読書だったかも。・・・でその、藤原さんの話し振りに実に感銘を受けた。歯切れが良く明快。竹村健一も「テレビでそこまで言うか!」と驚く。まあ内容はもちろん論議を呼ぶものであり、単にストレートに受け入れるかどうかは読者に任せるべきだが、武士道や伝統、日本人の美意識などについては、考えなければならないだろうと思う。理論的で数学者らしい構築だが内容は数学家とは思えない情緒的な理論?いやボクは一発でファンになった。
「F1スーパーアグリの完走」
佐藤琢磨はボクと誕生日も血液型も同じ!なんとかバーレーンのスターティンググリッドにたどり着いて欲しい!と思っていたのだが、なんとゴールにまでたどり着いた。素晴らしい!何がどうにせよ輝かしい第一歩だ。ヨットのニッポンチャレンジも復活しないかなあ?20年くらい昔の話かな?酒の席の話だけど・・・日本人が難しいものとして「純国産のF-1チームとアメリカズカップ。そんで少し手前味噌で砂漠のラリーのオーガナイズ」立ち上げることも困難ながら、続けることはさらに困難なのではありますまいか。
きょうの一枚
土曜日の試走中!!日曜日は雨でしたからね。桜と言ってももソメイヨシノじゃないんでしょうが、咲き始めて四国路は春爛漫までもう少しってのに今日は小雪。桜色に菜の花の黄色に小雪の白、パステルっぽくて淡い春。

2006/03/10 (金曜日)

この週末、いよいよF-1が開幕する。日本人悲願の純国産チーム、スーパーアグリもスターティンググリッドになんとかたどり着けたのだろうか?チームのオフィシャルサイトはトップページのまま止まっている。世界に向けてアピールしなければならない新規参入チームのHPがこのままではイカンのではないか?何が起きているのだろうか?と心配。ヒマならネット上を捜し求めていけば情報は手に入るのだろうが・・・あいにく。で、最近見たテストの画像では、純白のボディが虚しくも美しかった。ノンスポンサーなのかティーザーをやっているのか不明だ。
でもホントは僕は知っている・・・サマンサタバサっていうアパレル系の、というかジュエリーと女性用のバッグなどのメーカーで、今度大人のメンズブランドを立ち上げる会社がパートナーになったらしい。するとカラーリングはパステル系?でもメンズはキング・・・きっとゴールドみたいな色かなあ?いずれにしてもチーム・スポンサー相互の成長を祈りたい。
それにしても男たるもの、カートからスタートしてF1チームのオーナーになるまでというのは、荊の道だとしても素晴らしいことなのだ。一時は加盟金だか保証金だかすごい金額が未納で危機的な状況だったというニュースもあった。が、まもなくそれもバーレーンの第1戦のスターティンググリッドで昇華する。いやそれからも荊の道のりだろう。ボクたちもじっくりと応援したいと思う。モータースポーツに“まだ”夢を!!さあちょっとF1のサイトに行ってきます。
きょうの一枚
今日の一枚は岡山の中原さんからいただきました。
花村萬月のツーリング小説「たびを」を知人からもらったのですが、1000ページもあって読書もラリーみたい・・・です?

2006/03/09 (木曜日)

「レギュレーション&ルートインフォメーション」

本日BTOU2006の最終レギュレーションがまとまりました。ちょっと遅くなりましたが・・・間もなく皆様のお手元に届くはずです。またルートインフォメーションについても初期の案内と「10倍・・・」での内容に若干の違いが生じてきております。基本的なルート構想案は、西に向かうものですが10日間4000kmというボリュームとエコチャレンジとを勘案したものです。これまでの10年の地理的なノウハウの粋!?を費やして、素晴らしい風景と完璧なロジスティクスを目指します。「まるで芸術のような・・・」
それからTBIでは、今回四国西南地域が濃密になります!またゴールは変更。豪快な浜での漁師さんたちによる魚の饗宴・・飲み放題の生ビールのサーバー・・・(ゴメンこれまだ未計画)最終日の夜は素晴らしいものになります!!(***あくまでも予定です。)と、やりたいことと現実を埋めていくのがボクのこの20年余りの仕事だったかもです。
きょうの一枚
今日は新居浜へ行ってきました。なんか毎日毎日仕事とラリーの準備で、お出かけが続きます。今日の一枚は、そんな新居浜で撮った廃橋・・・今度はここのおシゴトです。

2006/03/08 (水曜日)

「GSにハイブリッド!?」
というニュースを見てビックリしていたら、レクサスGSにハイブリッドがでるのだそうですな。「GS」というのはただの記号で、意味があるわけではないんでしょうか?グランドサルーンとか言うんでしょうか?あとの車種はISとあとSC・・・セルシオのレクサス版はLSでしたっけ?秋には投入されて、待ちかねていたお父さんや社長さんがガッツリ行くんでしょうな。で「良くも悪くもトヨタ的ですねえ」という声はよく聞きますが、「トヨタ的な良いところとトヨタ的な悪いところ」というのは、よく分かるようでよく分からない日本的な曖昧さを意味する言葉で、トヨタがどーのこーのではないのではないでしょうか?
ナニイッテルノカワカラナクナッタ。それにボクは今日はトヨタのトヨタ的な素晴らしさを大いに褒めちぎろうと筆を執ったわけであります。いやそれしてやっぱりトヨタのハイブリッド、というかハイブリッドのトヨタ。何を隠そうハイブリッドは今や日本の戦略兵器でもあります。かつてのCVCCで全米を席捲したホンダどころの話ではありません。しかしあの時はマスキー法というのが、いやその法律の存在そのものが、カリフォルニア州ですが、アメリカの先進性の広報ツールになっていたのです。いまは京都議定書というのがマスキー法に変わるハードルとして産業界ことのほか自動車メーカーにのしかかってきています。
ブランドイメージを高める方法はふたつ・・・スーパープレミアム化でフェラーリを押しのける勢いで行くか?環境性能で突出するか・・・京都議定書の効果を待つまでもなく顕在化する温暖化の脅威に加え原油価格の高騰が後押しをして北米も環境問題は座視できないとなりつつある中で、ハイブリッド=ジャパンテクノロジーにまたまた新たな違う脅威を感じているのでしょう。植物起源の燃料エタノールの本格生産に乗り出すらしいです。
21世紀の最大の産業は環境業??環境が左右するのは実は食糧なのですね。飽食の時代から、考えて食べる「考食」の時代になることは間違いありません。「なあクマさんやエタノールは飲んだら旨いのかねえ?」「そりゃあおめえ、サトーキビから作るとか、とうもろこしから作るとか言ってるアルコールだろ、旨いに決まっているだろー」「じゃあそれはクルマに飲ませるって事は、飲酒運転もいいってことかい。クルマん中は、酒臭いんだろーな」
スイマセン!!今日はとても疲れていて分け分からないこと書きました。
きょうの一枚
今日田舎の小川で若い鴨・・・でも丸々と太ってて「ムッホが居たら、あれ旨いですよねって言うだろーな」と思いながら春の小川を眺めてました。場所は宇和島。ここの川に架かる橋の絵を描くというお仕事。

2006/03/07 (火曜日)

「HP-2はツアラーだったのか?というお話」
最近物忘れのひどさには辟易としている。仕事している時間の3分の1は、何かを探しているか、何かを必死で思い出しているかである。必然的に老人は仕事時間が増える一方なのである。たとえば昨年のGRMの時、マップホルダーをつけようと思って探したら見つからない。2日も探したのに・・・じゃあ「しゃあないタンクバッグで行くか!」と思ったら、これも出て来ない!!いよいよ明日の朝には出発するというのにぃ・・・と思いつつも・・・お疲れ様です仙波です。・・・に電話してタンクバッグをゲット!!でもやっぱり使い慣れたやつが良いなあ・・・とGRMから帰ってバイクをガレージに収めると、誰かがそこに置いたのかあれだけ探し回ったタンクバッグがある・・・しかも、マップホルダーがなぜだかその中に!「全く自分をのろいたくなった!」でも、おかげでタンクバッグは1個増えた・・・ということなのである。
ところが数週間後のある日「HP-2の純正のタンクバッグがありますよ」と例の「お疲れさま・・」の彼が言う。それにしてもその金額の高さに驚いた!!「バイク買えるじゃん?」「いやバイクは買えないでしょ」「うーーん」「やめときましょ」「当たり前だよ、そんな高いタンクバッグ買えるわけないよ」しかし考えた。「そーいや俺タンクバッグもっていたかなあ?それにヴィトンのバッグほどの値段のタンクバッグってどんなんだろー?」HP-2が届いて1ヶ月後にドイツからでしょう、バッグが届きました。いい加減なものだったらBMW-Japanに電話して文句言ってやろー!とそれは楽しみにしていたのですが、届いたそれは実に見事な!テールバッグともども「さすがBMW」な一品。よく出来ていて品質もヴィトンのそれ、いやエルメスも・・・とかって言うのは大げさに言ってるんだからね・・・HP-2のロゴも美しく・・・・・しかし「何でこんなものにこんなにお金かけて作ったんだろー?」という疑問がわいてきます。「HP-2ってツアラーじゃないんだぜ、こんな2泊3日くらいのツーリングにでも行けば?みたいなバッグいらないだろ」買っておいて届けてくれたお店の人に毒づく。「いや、案外HP-2ってロングツアラーなんじゃ、ないすか?・・・これはセンバクンの弁ではありません」どーもその通りなんです。まさにTBIやモンゴルや、アドベンチャーなんて称しているのはタンクキャパシティが大きいよ!という意味で、その意味ではHP-2は心もとない部分ではありますが・・・そんなことはツアラテックかアチェルビスが近々解決してくれることでしょう。それにしてもツアラテックのデリバリーの遅さ、なんとかなりませんかねえ。
追伸・・・ほんとにHP-2はご機嫌なツアラーです。あれ店頭で試乗できれば、相当多くのお客さんを取り入れられますよ。スクリーンとかつければOK!ハンドルヒーターはさすがに言いにくいなあ。
きょうの一枚
TBIから、高知の山の中に延びる林道。よくもまあこんなに!と思うくらい先人たちは山を開き道を抜き・・それらを産業資産とでも言うのでしょうか?今はその産業資産を観光資産との供用または共存策の必要性を痛感します。ボクたちが通るのは観光!って思われたくないんだけど・・・。

2006/03/06 (月曜日)

ご案内の予定??のご案内
TBI2006に招待されるBTOU2006初出場予定者にむけた講習会が行われます。スケジュール的に「それは厳しいーー!」かもですが、2006年4月28日午後です。場所は奥道後ホテルまたはSSERのオフィスを予定しています。午後4時から午後5時までは、菅原義正氏によるラリーレイド参加の心構えと綿密な準備、そして走り方などを中心とした「始めての海外ラリー講座」さらに休憩を挟んで午後5時15分からは、山田徹氏ってボクのことだあ?によるモンゴルでのナビゲーションを中心にした「ラリーナビゲーション講座」などが開催されることとなりました。そんな講習を聞いてそのあと1週間のライディングは相当に役に立つはずです。そんでもって夜は懇親会・・・・・ここだけは誰にも教えたくなかったあのお店で・・・・・渾身の懇親会っ!!これまでこんなに旨いもの食ったことが無かった!!と言わせてあげます!!H木さんもどおー?!ホテル送迎の往復バスも用意しますからご安心下さいね。ちょっと前倒しのGW休暇をご計画くださいな。
さて巷は汗ばむほどの陽気・・でも今日は雨。先週末はついにTBIのルートセイサクが始まりました。おそらく延べ日数で3週間かけて仕上げてゆきます。4月になると雪も解けて年度末の工事も終わるので数日がかり(約7日間)で仕上げて行くのですが・・・問題はスーパーN!!オーマイガ!!なので、どのように段取りをつけたものかと悩んでいます。ちなみに今、林道は四国といえども雪に閉ざされているのでした。
きょうの一枚
TBIで14年間通ってもこんなに晴れてたのは、おそらく一度だけな四国カルスト・・・今年はきっと晴れ!かな

2006/03/03 (金曜日)

今日はなぜか海外の仕事が多い日で、フランスやらカナダやらとメールのやり取りをしています。海外からのこのサイトの英語化の圧力が強まっていて「ううう・・・外圧に負けてなるものか!」なんては全く考えていません。ただただ手が足りないというところでしょうか。いや、でも確実にヨーロッパ系の参加者は増えることでしょう。期待していてください。
あと女性参加者!の皆さん。もっとどんどん参加してきてください!!なんて言うか女性のスーパーパワー!去年のエコを走っていた(ってもふつうのラリー選手より早く帰ってくるんだもの)あのガッツを!毎晩徹夜朝帰りの連続の果てに帰ってくるあの赤いバギーのドライバーのように・・・ボクに、いや参加するみんなに夢と希望と笑顔と優しさを与えてください!!心からのお願い!!です。
それにしてもここのところ、天気が良くても気温は低い「早春賦」の歌詞みたいな毎日ですが、もうボクはTBIのコース制作のことでお尻に火がついてきました。スーパーN!ヒストリック!!BTOU!!!ボクの春は充実しつつもハードで厳しいのであります。
きょうの一枚
今日の一枚は、どうもモンゴルの動物シリーズ?!今日は山羊。最近モンゴルはカシミアが高値で売れるということで、特にこの白いカシミアの取れる山羊が増えてきました。でもまあナニゴトもバランスよくね。

2006/03/02 (木曜日)

今年のBTOUの10Kgバッグのデザインをした。製造個数は120個だ。案外多いのだ。またこの10Kgはメッチャ重宝している。最初からのを全てコレクションしている人も居るし、僕なんか1個丸ごとダウンシュラフ入れにしている。適当に丸め込まなくても押し入れられるしスペース余裕あるから細々とした物はシュラフの隙間に放り込める。
もともとこの10Kgバッグが誕生した経緯を説明しようか?それは1996年第2回RRMのエタップ1。この日はウランバートルからツェツェルレグという町までの長い1日。参加選手の貨物を運ぶトラックの出発が遅れたのは知っていた。ツェツェルレグという町は標高の高いハンガイの山の町、 もちろん夜は寒い。選手のテントやシュラフも朝まで届かなかった。つまり過酷な夜を全員で過ごした!ということである。翌朝「さあースタートだぞ!」と言うと「マージー?!」という大ブーイングが、そういえばあったような。そんなこんなで2日目からは全神経はこの貨物輸送に傾いてしまったほどである。
翌年「選手のシュラフとテントだけでも先に到着させるために飛行機をチャーターする」というところから話が始まり、「それじゃあ制限重量を10Kg最大100個で1トンならヘリでも運べる」「人間乗らなくて良いんですか?」「うーーん」てな感じで10Kgバッグシステムが始まった。
一人用テントとシュラフを完全に納めて10Kgにするベストなサイズは?と数日間の試行錯誤の結果!誕生したベストサイズ。
98年のパリダカ、ヨーロッパの港でマシンを預けて船室に登る日本人参加者の、なんと多くがあの10Kgバッグを持っていること!!
今年のはちょっとおめでたい系の色です!オタノシミニネ
きょうの一枚
草原の会長じゃなかった怪鳥・・タス!子牛くらいの大きさがあります。でも希少種になってしまいました。素晴らしい生態系を蝕まないで・・・・・この数年で野生動物は激減傾向のモンゴル。多くは中国人などによる簒奪。地下資源も石炭はモンゴル産が良質だとかで、なんとあのゾーモットにまで中国は鉄道敷設計画があって、どうもこれはモンゴル政府が拒否した模様ですね。

2006/03/01 (水曜日)

いよいよ3月!!ボクたちは2月末決算なので新年度!の始まりなのです。
最近は日経新聞の堺屋太一さんの連載小説「世界を創った男・・チンギス・ハン」にはまっています。今はまだチンギス・ハンは少年時代でテムジンと呼ばれる頃なのですが、それにしても作家の深い創造力に感銘を受けています。
21話ではホラズムから来た隊商の話、彼らの言葉が大阪弁にしてあるのが面白いです。そのイスラム商人の少年の言葉から、テムジンはさまざまなことを教えられます。「ホラズムの商人の間ではこういいます。徳あるものは才がない、可愛いやつは利を生まない。・・・なるほど、可愛い者だけを使っていては大きな利益は生まれんというわけか・・・テムジンは深くうなづいた。」
まあ堺屋先生は少年期のテムジンが、何に影響され誰と出会いチンギス・ハンという世界に無二の人物を形成させていったか!について壮大な歴史の中から仮説を立てて、その世界を創った男を作り上げようとしています。まるでクローンでも作るように。作家であるよりも学者であるかのようなイメージを強く受けます。世界の辺境にあったモンゴル族が、どのようにして歴史の舞台に現れてきたのかが、もうすぐ書き表されていくことでしょう。
そんなモンゴルは、いまはひっそりと21世紀から取り残されているようにも感じられますが、ボクは実は21世紀後半はモンゴルが台頭すると考えています。モンゴルは厳寒の地!だと思っている方も多いですが、北海道くらいだとも思ってください。標高で言えばウランバートルでも1350mくらいだし、日本の冬でもそのくらいの標高に上がると寒いってもんじゃないでしょ。
まあそんなことはともかく、広大な土地と豊富な水。大平原に吹く風力は巨大なエネルギーとして無尽蔵に取り込むことができるでしょう。またこれからの環境技術でさまざまなものを作ることが出来るはずです。緑豊かな1辺が数百キロもある平原なんて世界にはもうここにしかないだろうし、アジア経済圏とEUを陸路で結ぶ文明の交差点?でもあります。もちろん陸路でなくとも巨大なハブ空港の建設も可能。また人々は自給自足の生活ができる国で、それもやむなく自給自足の生活をするというよりも、国民の多くがゲルで暮らす遊牧の暮らしが良いと思っているわけですから、日本の企業がウランバートルに高層マンションやら住宅を建てて近代的な暮らしがベスト!だなんて、間違った価値観を与えてはいけない!と思うのであります。世界が人口爆発による食糧危機に直面した時、温暖化の影響で生活する土地を失っていく時、地上に残るプリミティヴな大地として、この国は燦然と輝きを放つとボクはそう思います。でも中国の資源を求めてのモンゴルでの簒奪は過去の歴史を見るにつけ漠たる不安を強くする昨今ではありますが。
きょうの一枚
モンゴル犬の子犬。遊牧民の暮らしに欠かせない家族の一員です。とても賢いモンゴル犬、ですが純血種が少なくなってきてるとも言われてて、ラリーに同行しているボルドサイハン医師もいつも探しています。特徴のひとつ目の上にある丸、「目が4つあるから悪い人がすぐ分かり家畜や家庭を守る犬」と言われているそうです。目の上にある2つの丸に注目してください。

Organisation Voice 2006/02

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2006/02/28 (火曜日)

全く春の日のような一日、ですが月末。2月も終わります。明日からは3月!!いよいよTBIの試走が始まります。山の雪は例年より多いことでしょうが、春の訪れは四国では確実に。
「深謀遠慮」
ボクは民主党の戦略は、「まだまだ敵を引きつけておいて」くらいの戦略ならすごいなあ!と思っていた。そこまで深謀遠慮が出来ていれば、現代の諸葛孔明といわれるほどの男が居るんだろうなあ?とも思っていた。やっぱりホンモノのメールが手に入っていて、わざと敵に偽物を見せておいて、相手に攻めるだけ攻めさせておいて、そう赤壁の闘いみたく、一晩で数万本の矢を手に入れて、最後は風上から火を放つ。風向きが変われば、その劫火に焼かれるのはみずからなのだが・・・そんな戦略ならすごいなあ。預金通帳も実は持っていたらすごいなあ。「よし、そろそろいいか、発表するか?」「いや、まだだ。今日の記者発表会でマスコミをさらに調子づかせておく。民主はもう終わりだという袋小路にまで追い込ませておいて、向こう側から火を放つ・・・自民はその劫火に焼き尽くされる。もうあと3日待て」「ヤツはどうする?」「彼は国民の非難を一身に浴びさせておく、そして数日後にはスーパーヒーローとして復権する。」「そんなにうまくいくかね?」「このくらいやらないと保革逆転劇は描けない」「でも、そんなことするとあなたの敵がヤツになる可能性もありますがな」「大丈夫!あるものを握っている」来年には民主党政権が誕生。そんなわけないか!!!
スンマセンわけの分からないこと書きました。いよいよ2006年のシーズンが始まります。先のプレゼンテーションでの発表資料は、お越しになれなかった方にはPDFでこちらのサイトからダウンロード出来るようにしておきました。とても楽しい?毎日でした。来年はもっと範囲を広げて、本当に日本全国で一杯やりましょう!じゃなかった発表会やりましょう!!ウコンの力!でお酒いくら飲んでも眠くならない、新しい自分を発見。これはこれで危険かもですが。
「ヒストリックを走ろう」
いまJRMのガレージには、モンテッサ、ブルタコに加えXT500なんてのまでが出番待ち!スーパーNに併催の「ヒストリック・エンデューロ」で身内対決が予定されています。そーだHP-2の試乗会も併催しよ。ほかにもいろいろ予定していますよ!!
きょうの一枚
昨年のヒストリックエンデューロのスタート風景。製造年の古い順にルマン式スタートという体力もいるぞ!なシステム。ゼッケン2番のダッシュに注目。

2006/02/27 (月曜日)

日曜日の遅くに松山に帰り着きました。先週雪の札幌をスタートし、いや正しくは大雪の芦別市を皮切りに、東京・名古屋・大阪と4会場で開催したSSER PRESENTATION 2006!!
ほんとうにたくさんの皆さんにお越し頂きました。東京の2次会ではジンギスカン!旨かったですね。お店のお肉は絶滅!名古屋の夜では、焼鳥屋さんのネタを絶滅させ、3次会4次会はなんか大炸裂!をしてて、力尽きかけながらも夜明けの冷たい雨の中をホテルに帰ったと思ったら気がつけば大阪ATCに到着していました。大阪ではほぼ意識不明の状態の説明会、温かい皆さんに励まされて元気になりました。本当に皆さん有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。また今後は2次会の場所の入念な準備をしておきます。というかホテルのバンケットで発表会をするのがいいかもだね。またゲストスピーカーをお引き受けいただいた皆様にも御礼を重ねて申し上げます。シーナ先生も有難うございました。歯!調子良いです。噂にたがわぬ名医でした。
さてそんな週末を過ごしていて見逃しただろうと思うトリノオリンピック・・・実はLIVE!で見ました。フィギュア女子シングルフリー・・・酔っ払って寝たもののトイレに行きたくなって起きてテレビつけたら・・おおっ!ひとりで夜明け前に・・・・・開会式ではパヴァロッティのアリア。 プッチーニのオペラ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」を歌い上げてイタリア文化と情熱を強烈に世界に印象付けましたね。開会式の中身は当日まで完全に伏せられていたので、こんな演出が予定されているとは想像もつかなかった荒川静香、大会前にフリーの曲を「トゥーランドット」に急遽変更した偶然に「運命を感じる」という開会式直後の彼女のコメントを聞いて「うーむ」とボク。・・・アジアンビューティな顔立ちの彼女に、あのオペラ「トゥーランドット」舞台は古都北京の紫禁城、そう故宮です。なんとも完成された組み合わせの妙。ボクも運命のようなもの?を感じてひとりで「ウンウン」とうなずくばかり。安藤美姫は同じくプッチーニのオペラ「蝶々夫人」を選びましたが、ややミスマッチ感ありです。
そのオペラ「トゥーランドット」を説明しようと思ったのですが、WEBで検索をすればまあ完璧なわけで省略。このプッチーニ最後、未完の「トゥーランドット」おそらく今年日本で流行ります。ボクが予言したコヤジという言葉もついに登場しています。「もうなんでも予言しちゃいますね!」「そうだなあ、占い師になろうかなあ?」「変な呪文をかけると・・・・・ねえシーナセンセェ!」「夜生まれて、朝には死んでしまうものはなに?」
きょうの一枚
各地の発表会の会場に飾られたパネル。たくさんの方にお越しいただいて盛り上がった1週間でした。

2006/02/23 (木曜日)

東京に着いています。六本木ヒルズは不夜城。今度東京地検特捜部が、電気無駄遣い法違反容疑で強制捜査に入ると言ううわさがあります。ありませんけど。いやいや凄いねえ、東京の今は!同潤会アパートの後のなんとかヒルズも見に行かないとね。この間までヒルズといえばコーヒーブランドだったのにねえ。しばらく東京に行ってないと、東京が日本だということを忘れそうですね。
明日は東京プレゼンテーション・・・相当多くの方がお運びいただけるようですが、まだお申し込みが出来ていない方もOKですから、どうぞおこし下さい。いやビックリするほどのそうそうたる方がお越しいただけるようです。ゲストスピーカーは菅原義正さんと横田紀一郎さんほかです。桐島さん長谷見さん、打田さん、川合さんほかほかお話を伺えれば楽しい方が沢山・・・・
きょうの一枚
今日も車検会場から。今日はそんなことで東京プレゼンテーション!!もうエントリー用紙送った?明日(2/25)はTBI2006締め切りです!えっ、しつこい?

2006/02/22 (水曜日)

偽装メール?騒ぎで朝からTVがうるさいこと。どうして政治家は人の話を聞いてから自分の意見を言わんのだ?それにしてもいつも自分たちでコトの本質を見えなくしてしまっている。民主党も昔の小泉発言をまねて「大量破壊兵器が見つからないといって大量破壊兵器がなかったということにはならない。だいたいフセインが見つからないからといってフセインがいなかったということにはならないだろ!」みたいな面白い発言でやり返したらいいのにな。たとえば「メールが仮に偽物だったとしても、金の受け渡しがなかったということにはならない。だいたい大量破壊兵器が・・・」という風にだ。
まあ、お金くらい動いているでしょ。というのが国民の共通認識かもです。だからやっぱ身の潔白を証明すべき・・・なのですが、仮に誰かさんの息子が選挙コンサルティングをして費用を貰って、どこが悪いのかいな。適法に会計処理されてたらってまだ年度末じゃないだろうしね。
さて東京行きの資料もまとまりつつあって、いや札幌と同じなのですが、ボクの言い出した環境コンシャス調達社内規定(国のグリーン調達法とは違う)で、印刷用紙やインキやコピー用紙までもが、厳しい社内基準が設けられまして、そのくせ夜中まで空調全開にしていたりして(いやもうそんなことはありません、温度基準も厳しいでおます)そんなこんなで資料制作が時間がかかるようです。やっと無くなった名刺もケナフで数年ぶりに作り直して・・・封筒も何もかもケナフ。ケナフはご存知の方も多いと思うのですが1年草で成長の早いオクラみたいな草です。1995年ラリーレイドモンゴル創設時からこうした紙を使用してきましたが、当時は高くて!!厳しい財政難にあって一時は断念。じゃあ今は財政的に余裕があるのか?というとそうではなくて初期に比べると紙の価格が普通紙並にこなれてきた、という事も理由です。これからSSERを陰で支えるデザイン部門も、非木材紙以外での印刷受注は致しません!ということにしようかと思うんですけど・・・またまた利益を圧迫することでしょう。
きょうの一枚
TBI2005の集合場所となった、とある大きな橋の下の県の用地。借りるのに苦労しました。車検もここならスタートもここ、もち1週間のトランポ置き場にも・・・結構記憶に残る良い場所でした。今年はここは使用せず?!奥道後ホテルなのです。そのTBIも間もなく締め切り!2月25日ですよー!

2006/02/21 (火曜日)

トリノ五輪も終盤の今週末、といっても週の半ばにはすでに車の旅で東京に向かいます。3会場分の資料やらなにやらで満載のトラベリングバス状態・・・!札幌での好感触は「やはり動かなければ見えてこないものの多さ」を強く感じました。翻って言えばネットの危うさとでも言いましょうか・・・これからはもっと(えーーっ、もっとお?)動いて、もっと発信して行くんだい!との思いに至る昨今でございました。・・・にしても主催者=競技運営者としてのボクたちにとって、競技とはなんだろうか?と考えたりします。いやトリノを見たりしてね。4年に一度のオリンピックや隔年開催などの国際大会。毎年世界各地で開催されるさまざまな競技会。はたまたシリーズ戦とかサーカスとか言って1年間にたくさん開催される競技。いったい世の中に大小併せるとどのくらいの競技会があるのでしょうか?モータースポーツはともかくもサッカーや野球、ラグビーや水泳や柔道やバレーボールや・・・さまざまなスポーツ競技、それはものすごい数が存在するはずです。
スポーツとは何か?なぜ人は闘い、挑み、ゆえに苦しみ悩むのでしょうか?いったいそこに何があるのでしょうか?自分のライフワークからその部分の視座が欠落してはいまいか?会社の名前には○○○コンペティション・・・なんて名前を付けてもうおよそ20年。コンペティション=競技、そこには実に他を寄せ付けることの無い勝敗の世界。よほどの場合を除いて勝利者とそうでなかった者たちに分けられるはずです。ひとりの勝利者が讃えられ、そうでなかった者たちには賞賛が贈られないのでしょうか?もちろん答えは否なはずなのですが・・・・・・・マスコミも実は気がつきながらジレンマと葛藤しているようにも見えはします。
最近までボクは「オーガナイズの時代」なんて事を言っていました。オーガナイズ・・・英語のストレートな意味ではないですが、やはりさまざまなイベントは素晴らしい効果をもたらせます。人と人が出会い、時に闘い、時に喜びを分かつ。ボクは「イベントのチカラ!」と言うものを最近また意識しはじめました。企業がメセナを語った時のように・・・。

イベント、つまりお祭りは「ハレとケ」人々の日々の暮らしの中にある日常と非日常。この繰り返しの波が大きいほど日々の充実感は高いのだろうと思います。きっとリオのカーニバルのように。きっとオリンピックのように。きっとパリダカもそうだ。でオーガナイズの時代は「参加者となる、競技者となる時代」という風に流れが変わったように思うのであります。
「コンペティターの時代」勝負師ならずともコンペティションの中に身をおく充実感こそが人生だー。
きょうの一枚
TBI・・・美馬のビバークの夜。2006年、美馬は多分使わないでしょう???

2006/02/20 (月曜日)

札幌のプレゼンテーションにご参加いただきました皆様!本当にありがとうございました。北見から留萌から!はANAホテルの方も驚いていました。すすき野の夜もなかなかのものでしたね・・・八角、旨かったです。
でも僕は、どうしても言いたい。それはどこに行っても「暑い!」ということ。これだけエネルギー危機や地球温暖化が全地球的な関心事になっているというのに、どこに行っても室内ではTシャツ1枚がちょうどいいのです。ボクは行く先々でセーターを脱ぎ、パタゴニアのインナー1枚で「いやこれでもまだ暑い!」という状態。エアコンのリモコンを見ると25度!なんて標準、28度のところもありました。でこの状態で24時間!ホテルでは窓開けて寝ましたよ、まったくぅ。小池百合子さんに言いつけるぞ!とにかくウオームビズ!マイナス6%クラブ。ボクなんて四国のオフィスではダウンジャケット着て仕事しているのに、北海道の人はTシャツ!でもまあ北には北の(いや北っても、あの北ではありませんよ)習慣があって、あまり南国人がドーノコーノ言うことじゃないかもですけど。
さて、今週は東京・名古屋・大阪!と東海道を一気に!!東京はプレス発表も兼ねてはいますが、こぢんまりと和気あいあいと・・と行きたいものですが。どなたか懇親会のセットをよろしく。
きょうの一枚
外は寒い!中は暑い!という札幌。ホテルからパチリともう一枚は熱気ムンムン発表会!!の模様。

2006/02/17 (金曜日)

札幌は雪の中、今日の道路はつるつるでなかなかスリリングでよろしい。池町君は北日本の学生を変わりバンコに横に乗せてテストコースをVIVIOで盛大に雪煙をあげて周回を重ねていました。ガストンライエミュージアムの場所というか建物の第一候補が決まりました。新たに建てるのではありませんが、芦別温泉のスターライトホテル横にある石造りの二階建て。いい感じです。これから発表会がはじまるので春木さんもやってきて打ち合わせ!のはずがトリノオリンピックを見てます。「やっぱり雪の町で見る冬のオリンピックは良いなあ、って書けば」だって。
いつも思いつつ失敗するのは、冬に北国に行くときの厚着。室内では半そでシャツで良いのについついインナーはパタゴニアのすごいいいやつ(ムチャ高い!)で、暑くて暑くて。同じように夏に暑いところに行くときは防寒?が必要なわけです。
でもこうしてウエアリングを考えて旅に出ても、いつも完璧!と思えるときがないんです。ラリーのスペアパーツ選びにも似て。そこで高機能ウエア!のことが気になりますね。最近のウエアはすばらしいみたい。ゼッケンっていうかビブ!あのトリノオリンピックのみたいに発色性のいいストレッチのようなのがほしい!選手もオフィシャルもあれが良いのではないかと僕は考えています。誰かディストリビューターをご存知の方!教えて!デサントかな?
きょうの一枚
その雪の中にたたずむガストンライエミュージアム(候補地)いいでしょ。ここが次のガストンライエミーティングのスタートゴールになる!予定です。で、レンタルできるGSもあると思います。げっHP2も?

2006/02/16 (木曜日)

北海道に来ました。プレゼンテーションは明日の夜なのですが1日早く入って芦別に来ました。ここで菅原さんや池町さんらと合流しました。そして夜の会のちょっと前に温泉!今にも雪にうずもれそうな芦別温泉の露天風呂で、そういえば秋に春木さんと入ったっけ・・・でこの数週間の嵐のような多忙の日々の汗を流すと、もう眠くて。で北海道4デイズをどうするか?ミュージアムの計画をどうするかという長い夜がこれから始まるのです。
きょうの一枚
モンゴルの美しい緑のじゅうたん。今年も素晴らしい景色があなたを待っていますよ。

2006/02/15 (水曜日)

言ってみるもんだねえ。というのもブルタコの写真。届きました。あの頃の憧れのマシン。あんた憧れ!憧れ!って、もう次から次からでてきて、そのたびに買うの手に入れるのって、とんでもないことです。でもついでに憧れで言ってしまうとボクが一番欲しいのは・・・やっぱ言うのやめよォ。
「でも言っちゃうと楽になるかも・・・」
なんと1台だけいるんです、松山に。乗っているのは、昔パリダカのマシンをシェイクダウンで使っていた広大な敷地を持つ産廃処理場のオーナー!当時息子さんは中学生で、シェイクダウンを見に来ていた。で、その親父が買ったのをいまは譲り受けて、わかってかわからずか乗ってるんです、これが。その息子さんも30過ぎて、ひょんなことで事務所にやってきた。
「どう、あれ調子良い?」
「えっ、あれって?」
「あれだよ959」
「えっ、知ってたんですか?」
「バカ言うなよ」
「調子良いですよ」
そのあと走っているのを見たのは、夜の繁華街。
全身の力が抜けていくのを感じた。
「もったいない」

そう、あのルネメッジが、ジャッキーイクスが、ガストンとともに80年代半ばのパリダカを駆け抜けた栄光のポルシェ959・・・ロスマンスカラーが見事で・・・生産僅か200台。日本にはバブルだったせいもあって7台も入って来て・・・いやもっとあるという説もありますがな。
んで数年前はその現物のロスマンスポルシェ959イクス車がヨーロッパで売りに出ていて、アンマリ安いので思わず買おうと思ったら、ひとケタ見まちがえていて。そんな衝撃的な出来事があるんです。で、何でこんなこと書くかと言うと2日前に見たんです。夢で、買ったところを。でもエンジンがかからない。おかしいなと思ってリアのケブラー製のエンジンフード開けたら、カツオのたたきが置いてあるんです。ゴメンナサイわけ分からなさすぎ。
きょうの一枚
で959にしようと思ったけどブルタコ・・ブルーの色も当時のまま。ブルーのターコイズでブルタコ!じゃないのよ。親指立てたグーのロゴマークだけでも欲しいくらいの、憧れのブルタコ。あのライトカウルの形がレゴラリータしているねえ。センセー次はマイコよ!マイコって舞妓じゃないのよセンセー!

2006/02/14 (火曜日)

既に始まったぞ、ヒストリックの熱い戦い。「役員も参加しても良い・・・ということはヤマダさんも参加しようって魂胆だろーか?」と憶測を呼んでボクのためにボクの探していたブルーのブルタコフロンティラをゲットしていただいたシーナ先生!アリガトウゴザイマス。ここだけの話なんですけど、写真だけでもすぐに送ってくれんですか?!
で、ボク虫歯になったことないんですが、左の奥の上の歯に穴が開いてるんです。これって虫歯ですか?ならデスクの上に山のように届いているチョコレートは食べんほうがいいんでしょうか?と思わず倉庫に古いヘルメットを探すボク・・「あれベルのモト3・・・もっと古いヤツ無かったっけ?」「えーっ、うっていましたよ、むかしガレージセールで・・・」「・・・」という事で回りくどい言い方になりましたが中原さん!ヒストリッククラスのヘルメットはヒストリックなものでOK!どーですかヒストリック部門参加者のツーリング大会でもしますか?2007年にはツールドブルーアイランドヒストリック部門・・・って、それはアンマリ?
とまあ古いものに傾斜していくボクは、輸入車ショウの帰路に持ち込まれた最新のアルピナ(オーバー500PS)をテストドライブして「フフフファンタステック!!」上品にしてこのトルク!「やっぱ最新の○○が最高の○○だわい」「すいません!エココンシャスのロゴこんな感じにしますか」ああ自己矛盾に苦しむ今日この頃でした。いつものことッスけど。
きょうの一枚
うひょひょ。そのシーナ先生のモンテッサH7・・・なんと新車の状態で発見?されたものをゲット。惜しくて・・・でこのまま行くと先生はレゴラリータ博物館が出来ちゃう。いや、素晴らしい!!でもブルタコはボクの!!「カフェレゴラリ-タ」のパーマネントコレクションにずるぅ。

2006/02/13 (月曜日)

驚くばかりの良い天気!!黄砂も花粉も無く、空はまるでモンゴルかと見紛うほどに青く澄み渡っています。事務所からは石鎚連山が白く光って手に届きそう。となれば、TBIの準備を始めなければならない!季節がやって来たと心が浮き立つようです。昨日までの寒さは?こうして三寒四温が春の到来を告げています。でも朝晩の寒さは真冬のそれですから、皆さんお気をつけくださいな。
さて、そのTBIですが最終レギュレーションの発送予定日を少し遅れています。もう少しお待ち下さい。というのも急にボクが言い出した「カンキョウコンシャスマテリアル」「???」なんか急造の言葉ですが1995年RRMのスタート時点で掲げたコンセプトの再構築?です。要はもっと環境を意識した内容、素材、システムにしましょう!というようなこと。たとえば印刷物は原則として非木材紙に、そしてインキは植物起源のものに、使い捨てのペーパープレートから「やっぱり食器」に。でも食器洗う洗剤はどうするの・・・みたいなラリーの本質とは違う・・いやゆえにそれこそがラリーの真髄のような、そんなことで悩んでいる今日このごろ。名刺もさまざまなツールも無くなったものから変更・・・。
きょうの一枚
ガストン・ライエ、RRM2000恐竜の谷で「すごいな、なんていうとこだここは?」「恐竜の谷だ」「・・・・・」そうです恐竜の谷。ジュラ紀の地層が洗い出された乾いた大地。かつて湖の底だった平原には木の化石が突き出ていたりする。

2006/02/08 (水曜日)

多忙な毎日を過ごしています。その理由のひとつは今週末のショウイベントを担当させていただいているのです。おかげでほかの事をする時間が全く取れないほどで、疲れます。イヤホントニ。四国初展示とかってやっているHP-2・・・そこらの自転車置き場かなんかに泥んこのHP-2を置いていてやろー。ウソ。
さてトップページには「ガストンへ送る最後の手紙」と題した、実はこれはBTM2月号の原稿の英訳版ですが、掲載させていただきました。日本語版はBTMで。そうです、はや1年。もう1年。まさにこの1年は、ポッカリと心に穴が開いたような1年でした。でも不思議なことにBTOUへの海外からの問い合わせが急増中。もちろんカナダがダントツなのですが、フランスやポーランド、ドゥバイなどからも。ガストンにお礼の気持ちで一杯です。ですが主催者として、いかにこうした海外の参加者に便宜を図るか?という大きな課題が残ります。
ユーラシア大陸の東の端には、急激な変化のある国が、ささやかな我が家の日当たりを悪くしている、まさに巨大マンション群のような中国という国が聳え立っています。さらに無数のビルを計画しているらしくて不愉快なことです。いやマンションの話ですって。それが設計の悪いものや、止めればいいのにオーバーデコなもの、九龍城を彷彿とさせるような景観を損ねるような暮らしぶりの住人。悪弊を撒き散らすモラルの低い住人。今にも倒れそうなものまであるのです。とまあ、そんな感じといえば・・・まあ中国と親しく交渉をしなければならない立場の人がこれ以上言うのはよしましょうね。しかしまあ魅力はそうした部分にもあるのですからね。
さてプレゼンテーションの準備やツール作りにも取り掛かっています。BTOUや北海道4デイズ・・・いったいどんな内容で?シリーズ戦や新たに始まるヒストリックの2戦はシリーズだというお話。日本のスタンダードTBIはいかに。いやもうすること多すぎ。
今年のテーマはクオリティの向上!環境品質、運営品質、で三河商人の言葉を借りれば「参加者よし、主催者よし、環境よし」と行きたいところです。ちなみに三河商人は「買い手よし、売り手よし、世間よし」・・・トヨタの真髄かもです。で、その2006のコンセプトワードは「THE MOST IMPRESSION」それぞれの大会それぞれの現場で記憶に残る素晴らしいシーンを。
きょうの一枚
はじめてのRRMのガストン、1999年夏。長時間のハードライディング、シールドタイプのヘルメットなのだが、メガネの痕の傷がラリーの激しさを物語っていた。こうしたシリアスな表情も時々見せた。
 
故ガストン・ライエの没後1年を、氏と心の交流のあった友人たちの言葉で偲ぶ

ボクの免許証の入ったケースにはガストンの写真が入っている。それはスガワラサンがBTOU2005のプライズギヴィングセレモニーの時にボクのテーブルに置いたものだった。それまではほかの写真を持っていたのだが、何故だかその日からそのスガワラサンから託された写真に持ち替えた。
以前も書いたと思うけど、その写真はラミネートされていて、優勝者のガントルガが空けたモエ・エ・シャンドンが、シャンパンファイトではないのに結構激しく噴き上げ、その黄金色の雫がガストンの写真の頬にかかった。まるで泣いているように見えたのがおかしかった。
11月ガストンライエミーティングでのこと。こんなことを書いたら笑われるから黙っていたのだけど、富士山の見える美しい朝の朝霧高原。数枚のデジタル写真、ブリーフィングに集うみんなの頭上に、なにか天使の白い羽のようなものが写っている。まあそんなことを言うつもりは無いのだけど「ガストンも来てるよな」とそう思ったら、白馬のホテルのパーティでも・・・そんな不思議な力をも信じたいほどボクは、このことについていまだに受け入れられていないような気がする。
春木さんの好意で2月号のBTMに「ガストンに送る最後の手紙」を書いた。家族のもとへも送った。こんなに大きい喪失感を感じたのは、実は初めてだったということにも気付いた。
山田 徹
 

昨年のクリスマスイブに我々チームの壮行会が地元ミュルサンヌで行われる事になり、案内状をJP JAUSSAUD(ジャンピェールジョッソー)氏に送ったところ、彼からは病気療養中で来られない旨の手紙が託され、その文末にはSincerelyyours, I will look the result every days !!!と結んであった。
一昨年末ににガストン氏が全く同じ言葉を私に贈ってくれたのが、最後の言葉になってしまった。2005パリダカではカミオンクラスで総合2位を取ることが出来たので、病床にあってガストン氏も自分の事のように喜んでくれたと思っている。
そんなガストン氏を偲んで、昨年の北京-ウランバートルには、彼の写真を持って参加して一緒になってミスコースだらけだった。今回のパリダカでは室内に氏の写真を貼って参加していたら国際映像を撮るカメラマンが車内でインタビューしたいとの要望があり、質問が(通訳が来ているので日本語ですよ)終わったのでインタビューアにガストン氏の貼ってある写真を見せて(彼を知っていますか?)と聞いたら彼はキョトンとして知らない様子。カメラマンがそれを見て驚いてガストン氏のパリダカでの活躍などを長々と説明して。カメラマンがこの部分を映しても良いかと言って撮っていたのでフランスのTVには映ったかもしれません。
パリダカの英雄が後ろで見ているので今年も真剣に走り、彼のお陰もあって完走できました。彼の写真を持ってまだまだ走りますよ。山田さんよろしく。
追伸
JP JAUSSAUD氏はルノーに乗って1978年のルマン24で総合しました。それまでの6年間はドイツのポルシェをベルギーのイクスが乗って優勝したので、フランス国民が泣いた日と言われています。その後パリダカでは三菱のPX-33や日野レンジャーにも乗っています。
菅原義正
 

ガストンママの「ガストンの具合はかなり悪く、家族しか面会できないようです」とボクあてに記された小さなメモ用紙を、ふと目にしたのが2月6日のこと。少し黄ばんだメモ用紙が1年の月日を物語ります。
その小さな一枚がいつか誰かの手で捨て去られてしまっても、時に師の如く、時に友の如く、時に父の如く接してくれた、ガストンとの思い出が忘れ去られることはありません。
ルマンより愛をこめて
すがわらてるひと

2006/02/07 (火曜日)

日記を書き続けている人には分かりやすいと思うのですが、ボクの場合このOVが1年前または2年前のこの日、何をしたか?何を考えていたかが瞬時に分かり、さまざまな思いをめぐらせることができます。単に日記とは違い、どこか主張すべきことを中心に書くものです~、本当に自身のためにも有効なツールです。
昨年2月8日、OVを書いている時点ではフランスはまだ夜明け前だったのでしょうか。ガストンの訃報は、そういえば2月9日の朝に確認したのでした。その日から14日まで6日間OVが書かれていません。今日と明日はいつもよりもう少し、ガストン・ライエのことを思う日にしたいと思います。
さて2005年2月24日のOVをコピペ
「結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?」
ガストンは良くto be continueと言いました。「続けよう」今日の日のために皆さんにこの言葉を捧げます。続けよう
きょうの一枚
Rally Raid Mongol 1999からガストンライエのライディングするXR400Rと、あるビバーク地で砂の深いところがありました。そこで誰もがスタートでもがいてるのですが、ただひとりガストンだけが何事も無くスタートしていくのに皆ビックリ・・・しましたね。

2006/02/06 (月曜日)

四国路はもう春である。陽も長くなり夕日の色も赤みを強くし熱量も多くなった。クルマの中にいると外気温は冷たいのだろうが日差しの強さにあいまってポカポカだ。でもまあ今日は雨だけど。いまから心配なのは夏の暑さと渇水。いやあホント、真冬から春の兆しを感じはじめたと思ったら、もう猛暑の心配。でも皆さんも笑い事ではないはず。予言します。今年の夏は全国で40度を超えるところが現れます。バナナも松山でも出来るようになることでしょう。マラリアもついに発生。巨大台風は東京を直撃!!ゴメンナサイ・・縁起でも無いことばっかり書いて。
でもアメリカは記録的な暖冬でしょ。雪がなくて小麦の生産がヤバいらしい。あっ、ヤバイという言葉は「凄く良い」らしいので間違わないように。とても凶作の心配があるらしい。アメリカの小麦が凶作だとすると世界経済に及ぼす影響はどうなんだろう?きっと日本ではパンが食べられなくなるかも。いやまじで。
日本は厳しい冬になって、おかげで経済的には内閣府は、「12月は従来の景気拡大の要因に、気温低下によるプラス要因も重なった」とみている。んだって。でも今年はコートとか暖房器具が不足したってんで、また山のように作ってこんどは余るんだろーね。
ほんとに地球規模の異変は気象問題だけではなく、いや気象問題に端を発する問題がその大半を占めているのですが、またもや某超大国がイランや北朝鮮に対して仕掛け始めていますね。いや、是否論ではありませんが。その前に根本的な地球温暖化効果ガス排出抑制の決定的な取り組みをしてくださいな。いつまでも豊かで美しい地球と、ついでにモンゴルの大草原も・・・守ろうではありませんか。
きょうの一枚
伊予路に春を告げるといえば椿さん。そういえばあなたの街にも必ずあるのでしょうね「○○に春を告げるといえば○○」でこの縁起物がたくさん売られていて椿さんといえば熊手(お金をかき集めるという意)と宝船?俵船かも。まあ縁起がいいというのは確かにありますね。ボクも黒っぽい服ばかり着るのを止めて、ちょっとパステル系にイメチェン(これも古いね)しよーかねえ、春だし。

2006/02/03 (金曜日)

今日は節分。「豆まきをしよう!」と誰かさんが言っている。そんな古い歳時記の習慣を考えながら「先進に対して回顧主義は」を考えながら会社に向かっていた。古き良きものの再発見と、その台頭は30年前の未来学者やSF作家の想像を超えていただろうと思う。またこうしたムーブメントは「オジサマ」の時代の到来を物語っている。
SSERはオジサマ・オーガニゼーションと化しているし。ヒストリックエンデューロは年2戦のシリーズ化で、オフィシャルのはずの皆さんからは今年も熱いラブコール=醜い争いの的となっている。
最近たとえば大手カメラメーカーが相次いでフィルムカメラを止めると発表した(と思う)と今度はそれ呼応するようにフィルムメーカーも写真フィルム事業をやめると発表。
ひょっとしたらフィルムカメラは、死に絶えるかもしれない、そうLPレコードのようにだ。いや、まてよ最近ボクの周辺ではオーディオブームが起きている。みんな最近まではレコード針探していたのに、いまは高いけど良いものがたくさんある「やっぱレコードでしょ」「うーんi-podが最近のマイブームなのに・・・」でも振り返ってみればそのオーディオ界も珠玉の名品!なモノの大半はヨーロッパ製だ。
クルマやバイクは、どうだろー?いつも最先端のものを欲しがっていたボクは、ついにというかここ数年は古いものへの憧憬が急速に強まって行く。R1200GSの先進性よりやっぱ80よ!と思いだしたって。3.0CSなんてクルマはボクが20代の前半、家より高かった。天文学的な数字だったが恋慕の念は、最近再燃してきた。
で、コイツは最先端の極みではないと思っていたHP-2で走ると、「やっぱシンプルだねえ、燃料計なんて無いのが良い!と思っていたらインジケーターの中にコーションマークが点灯。「ホーッ、親切に」とすぐに燃料入れたから分からなかったんだけど、それからしばらくしてまた点灯。ほっておくと後続可能距離がディスプレイされる!!「スゴイ!やっぱこうでなくちゃ!」「???」先進の機能はもちろんユーザーフレンドリーだ。止まってタンクキャップ開けて薄くなった目でガソリンの残量見ていたって見えなかったりするしな。
オジサマの時代。その行先を予言しよう。オジサマはやはり絶滅する。今の若い者はオジサマにはなれない。それは若い時から諦観を持たないからだ。良くなっても「コジサマ」止まり。これは「コギャル」「コマダム」に続く新語になるよ、きっと。見ててごらん、どっかの例によって、あざといライフスタイル雑誌が使うから!使わないかもだけど。
きょうの一枚
なんか仕事に行き詰って!?気分転換に会社の裏のダートをひとっ走り・・・なんだかんだ言って、好き勝手にやってるのかもだ。