「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!
昨日のOVで、砂嵐・波乱の予兆と書いて、ゴールは?と見てみれば、まさに大波乱。マラソンステージの1日目は、それは近年にまれなほどの過酷さになった模様です。マラソンステージとは、ビバークがSSのゴール&スタートになる日の2日間をくっつけてしまおう、という考え方。したがってゴールすると、すぐにマシンをパルクフェルメに入れなければならず、翌日もスタートからSS、つまりトラブルを抱えていたら、ビバークのニュートラルな時間ではなく、SSの中で、タイムを削りながら修理をしなければならないということになります。われわれも、むかしフロントデフを、ゴール前で損傷させ、泣いたことがあります。けっしてプライベーターとワークスの差を埋めるための・・・・という説明には納得のいかないものではありましたが・・・。まあ一晩で新車になってしまうワークスと、せいぜいエアクリーナーを変えて、足回りのまし締めるくらいしかしないプライベーターと考えれば、その話は頷けたものでした。
さて、そんなマラソンステージの前で、残念ながら池町はエンジントラブルでリタイアを余儀なくされていた模様。TDNで彼にレンジローバーのステアリングを預けて、ビックリ!!スムースでうまいんです。ETCに60km/hで突っ込むのには、ガストンは大喜び!!昨年のT-1優勝がフロクでない!というところを証明したかったはずですが、これもパリダカの厳しいところ。次を期待しましょう!!いっぽうの三橋は大健闘!!いやもうそれはすごい勢い。ここまですごいとは正直びっくり!!なんと前半折り返しまでに総合で12位!!おそらく本人も予想以上にビックリしているはず!!マシンのポテンシャルを考えて、無理をしなければ、ビッグリザルトも夢じゃない!!でも先はまだ長い!!がんばれ!NISSAN(マジで)ガンバレミツハシ!!
で、NISSANといえば、正規軍とドスードというフランスのインポーターチームに分かれるんですが、正規軍はマクレーダバタネンだというWRCチャンピオンぞろい。一方のドスードから、ミツハシ、イケマチ、そして篠塚!!でもクラッシュリタイア。
こうなってくるとMITSUBISHIの強さが際立ってきました。ペテランセル、アルファン、増岡らの強いこと。リザルト上位陣からNISSANやVWは、姿を消してしまいました。そこはやはり積み重ねた量の違いなんだろうか?
こうした困難な局面に強いといえばTEAM SUGAWARAも大躍進。並み居るモンスターマシンをごぼう抜きにして、カミオン部門の上位にピタリ!!これは後半戦が期待できます。マジで!!
この日は、所要時間を見れば、MOTOよりAUTOが早いという珍しい結末。本当にバイクに厳しかったのでしょう。特に砂嵐とキャメルグラス、とにかく自分が信じれて忍耐力のある者のみが、上位に上がるステージです。
MOTOはといえば、日本人3人は無事にビバークに着いたでしょうか?おっ、三ヶ尻さんはリタイアリストに名前が挙がってきていますね。すでに翌日のスタートが始まっています。まだゴールに向かう選手が、山のようにいるというのに、対向する方向で次のステージが始まっているのは「いいんかな?」という感じがします。ちょっと問題のような気もしますが・・・
いよいよ明日はティジクジャ、昔は砂に埋もれたそれは月面のような町でしたが、2002年に見たときは舗装路や大きな高圧線とタワー?・・・ともかくもうヒトがんばりで、休息日。モーリタニアの砂嵐も休息するように祈りましょう。
きょうの一枚
モンゴル・オリアスタイという町の北、ヤルーというところに広がる不思議な世界。森と水とデューン・・・われわれは、ヤルーカントリークラブと名づけました。
追加情報
ティシット-テジクジャ間のステージ(マラソンの2日目)はキャンセルになった模様です。したがってティシットへの到着時間の許可された時間、つまりマキシマムタイムのことですが、大幅に延長される見込み、救済措置が講じられました。またキャンセルの原因には、砂嵐でオーガニゼーションのヘリが飛べないことも挙げています。
また朝の10時時点で、ビバークに到着しているのは、MOTO96台、AUTO59台、CAMION27台。スタートの時点ではMOTO190台、AUTO143台、CAMION59台ですから、モーリタニアの砂嵐の中に100台のバイク、100台近いクルマ、32台のカミオンが取り残されている状態です。続々とゴールするとも考えられますが、それにしても、救援するカミオンバレイが、40台くらいいないとだめです。パリダカール史上最大のリタイアを生み出しそうです。またキャンセルされて、リエゾンになったテジクジャへの道も、相当にハードだと発表されています。まさにサバイバルな状態になってきました。
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