「近況と雑感を無駄に書きました。」- 2014/02/25 (火) – OV

不思議なことに、きまって毎年この冬から春にかけてのオフシーズンには、
建築デザインの仕事がやって来ます。
もちろん今年もそうで、実は昨年の7月から準備を進めて、
やっと着工したものもあります。いやあ実に好きなんです。こうした仕事。

というのもラリーを開催しながら、いつも出かける先々で、
さまざまな建築物を眺めては、不埒な夢を膨らませているのですから。
シルクロードでも旅をした日には、もうあんな建物こんな建物と、
きょろきょろです。

特に新疆あたりにある赤い土の小屋の造形に惹かれたり、
そういえば今なにかと紛争のウクライナも、楽しかったですね。大統領が逃げた?
さきのハルキフの町も、西と東の妙な融合感。
建物も公共看板もすべてが面白くて忘れられません。
オデッサの滞在の数日も、もっとゆっくりしたかったかなあ、
というのも人々の暮らしという名の歴史と、
その人々が集う建築の面白さにほかなりません。

そう考えれば、ラリーも建築も、
手続とコンストラクションという意味では少なくない類似点があります。

設計図はコマ地図でしょうか?しかし、いきなり設計図にかかるわけではありません。
その土地を好く調べ歴史や文化や「いわれ」を考えます。
規制や出来ないことも少なくありません。嘆くのではなくて考えるのです。
なにをしても困難は必ずあります。それを乗り越えるのは情熱ですが、
情熱は時々無理強いをしてしまいます。

そして、そこで実現させるのにふさわしいものは何かと考えます。
つぎは、スケッチブックの出番です。
「どんなのにするんですか?」

みんな興味津々で聞いて来るのに、必ず困ったような答えを出すことが多いんです。

「うーん、田舎の木造の小学校の用務員室の、用務員さんが実は絵描きなのだ。」
というコンセプトや
「えっと、くぬぎ林の中に建つ西日のいっぱいに当たる茶室」
とか
「ハックルベリーの冒険の、いかだを作った小屋」
とか
まあ妙な発言は、すべて忘れてしまいましたか。

要は、いい加減なんです。心に浮かんだことを、次から次に繋ぎ止めてくっつけあわせて、そこにはどんな人たちが暮らすのかなあ、どんな人々が集いどんな戦いをするのだろう?
てなわけです。

少しカッコよく言えば、どちらも「心」をデザインするのだと思っています。
その心が決まったら「こんどは、こんなふうにします!」とプレゼンテーションをするんです。

それはクライアントであったり、仲間であったり、ラリーに興味のある人たちであったり、いやもうそれはさまざまです。

大切なのは自分の感性が、時代の要請にたえうるか。または先を示すことが出来るだけの思想性や独創性、つまり創造性に足りうるかいなか。

という事で、厳しくもあり試練でもある反面、築き上げていくという喜びでもあります。

九州試走が出発するです。

 

きょうの3枚
まず敦煌から莫高窟。いつ行っても抜けるような青空。仏教史を考えさせられて、旅は西に。

次はエカテリンブルグかどこかで撮った、ロシア正教教会。様式美の違和感はエキゾチシズムの発露になる。

そしてオデッサのワンカットは、この国の不安定な位置を示している。黒海艦隊もここに居れば、ロシアとも繋がり西ではEUとつながるが、ドニエプル川の上流にはチェルノブイリがある。

 

 


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「いつか、きた道。」- 2014/02/21 (金) – OV

SSERには「SSER ORGANISATION」と「NPO SSER」の2つの団体があります。

どちらも実は似て異なる組織です。SSER ORG.は株式会社ですがNPO SSERはその名が示す通りNPO(特定非営利活動法人)です。

そもそもSSER ORGANISATIONは1985年より30年間近く、地域の山間部をお借りして開催してきたラリーやエンデューロ、いまでは海外のイベントも開催してはいますが、いわば自然に相対したモータースポーツ開催運営団体です。
自然には少なくないインパクトを与えてきていました。
もちろん、さまざまな取り組みもして参りました。SSER ORG.の取り組みが全国的に広がったものも実は少なくないのです。

ただ地域にはご迷惑ばかりをおかけしていると言っても良いかもしれません。排気音量規制をしようとタイヤの規制をしようと、走行時間帯を工夫しようとです。
それでも久万高原町からは感謝状を頂いたり、モンゴル国からは数次にわたり勲章を授与されましたが・・

「それでも、忸怩たる思いが残る」
その発露から、NPOが誕生します。

NPO SSERは「Shikoku Sports Environment Relation」の略称です。これまで遊ばせて頂いた森林や中山間地域にどういうお役にたてるか、どういう恩返しができるかという事がテーマです。
それはラリーなどでは「開催させていただくために」というお願いから端を発したアプローチだったものから、真に地域に役立つ積極的なものへとシフトしていきました。

30年ほど前に、林道で起きた論争がトレイルで湧き起っています。
トレイルランやMTB、時々はトライアルバイクによる登山道などの環境破壊の問題です。
大変残念なことにこの国の人は、特にメガトレンドを作るのが好きです。人がやってれば、それも大勢の人がやってれば「それをしたくなる」国民気質を持っています。ですから先の大戦に繋がったかどうかは知りませんが。

そしてブームは雑誌などのメディアも、ここぞとばかりに増殖し、勢いに拍車をかけて行きます。まあですからブームが過熱し、すぐに破裂するのでしょうが。

ボクは高校生の頃「えひめの山を守る会」に真っ先に入り、石鎚スカイラインの反対運動をしました。70年代前かな。ラジカルな時代でした。あのスカイラインの工事が無残に破壊した山肌、崩土が埋めた谷。それは、高校生の自分には衝撃的でした。
しかし、その運動もやがて下火に。
今では日曜日のスカイラインの終点Pは、まあ富士山の五合目とまではいきませんが、どうしてこんなにたくさんのクルマがやってくるようになったのかと目を疑うばかりです。

すべては、繰り返し。
そのどれも過去の経験を、そんなに活かせてはいません。

推進する者。反対する者。
押し切ろうとする行為。反対する人々の真の狙い。
何が正しくて、なにが間違いなのかは、実は後世に委ねても、実はよくわからないのです。

石鎚スカイラインの反対運動の時には「30年、40年後には山は荒廃し、自然は再生不能なほどになっている。」といいましたが、それから40年を経ても、それは若干の変化はあったろうとは思いますが、素晴らしい自然は厳に残っています。

二つの組織を通じて思うのは、もっと豊かに楽しく。
そればかりです。

 


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「しばし、沈思黙考。」- 2014/02/19 (水)-OV

昨晩、ちょっとした関係で赤松や厚主クンたちと「講演」を聞きに行くことになった。
その雑感などを記しておこうと思う。

考えるに、誠に長い間、講演というものを聞いたことがない。
数年前にステージ脇で聞いた櫻井よし子さんが最後だったか?

今回の講演者は、手にiPhoneを持って、それが多分リモコンなのだろう。ボクは途中で彼に電話がかかったらどうなるんだ?と興味津々。だけどそれは無かった。

左手にマイク、右手にi-phone.ステージを右に左に動きながらプレゼンテーションをするような講演だった。ステーヴ・ジョブスのことを考えた。

要約すると「思い立ったらすぐやると決めよう。頭で考えずに心で決めよう。。。そこからどうするかを考えればいい。」
なんかボクがこの数十年間も言い続け、やり続けたことだ。

彼はさらに「このままの毎日でいいんですか?みんなどうせ死ぬんですよ。毎日起きて毎日同じような生活でいいんですか?」
もちろんそのまんまの発言ではないが、まあ要すればそうだ。

ボクは心の中で
「じつはいいのだよ、それで。それこそが真の勇気ある行動なのだよ。」
と彼に向かってつぶやいた。

彼のように100億ものファンドを持ってることが成功なのか?
毎日毎日同じ事を愚直に繰り返すものが劣っているというのか?と
その時は席をけりたい衝動に駆られた。

しかし考えてみるに、その姿は20年前の自分だ。
いや彼の言う成功はしていないが、やりたいことをやるために昼夜を隔てた無かったあの時代の自分の言動そのものだ。

「出来ない言い訳はいくらでもある。どーしたから出来ない。どーだから出来ない!って言うな!」易経にも「窮すれば変ず。変ずればすなわち通ず。」とあるとか「世の中で変わらないものは一つしかない。それは変わらないものは無いという、ただ一点の原則だけだ。」とかね。
「だから、変われ!だから変化しろ。それしか生き残るすべはないのだ。」と。
しかし思う。
「生き残るとはなんだ」と。
火の鳥か?
必ず滅するのであるから、生き残るとは生き永らえるこのに似ている。

彼も言うように、時間は流れる。時に恐ろしいばかりに年月が積み重なる。
心の修養をしなければならないと気がついた時には、もう実は、遅かったりもする。
ひとつ、ここは山岡鉄舟でも読んでもらおうか。
頼むよ将来の日本を。

 

きょうの一枚
「SSER 忘年会のDAY-1のステージ」
地元在住のジャズシンガー。素晴らしかった。歌い手と聞き手の距離感の良さもありましたね。


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「霧島4000からTBIを考える。」- 2014/02/14 (金) – OV

「霧島4000からTBIを考える。」- 2014/02/14 (金) – OV

旅は、つくづく不思議たと思う。
たとえばなぜか「霧島」って聞くだけで、旅愁が湧くではないか。

今日はそんなボクの旅の話を書こう。

「TBI」と書くと、発音は「ティービーアイ」なんだけどなんかジヅラからは
「タビィ」といつも旅を連想する。
そうTBIは旅だ。
と思えば1989年から25年もの長きにわたり、ボクはGWに旅をしなかったことがない。
ティービーアイ、というタビを続けてきた。

試走の距離と本番の距離を合わせると1回4000キロとして
25年で10万キロに達した。クルマはいつもすぐに10万キロになるけどね。

長い距離だ。1キロおきにコマ地図を書いたとしたら5万コマも
書いたことになるなあ。。としみじみ。
で、この旅が面白いのはコマ地図という、不親切なガイドの存在だ。
自らは語らないけど、読み解こうとするとそれは雄弁に語りだす。
まるで密教の世界観だ、と思う。

密なるものの語る声は静か。

梅原猛先生だ。

つまり静かだが雄弁に語りかける声は、実は聞く者の能力に委ねられているのだ。
そしてそのひとコマひとコマは目的地なのである。
つまりひとつの旅には、数百数千もの目的地が記されてる、
そんな経典のようなものがコマ地図だ。

昨年からコマ地図をロール状にして配布を始めた。
旅の前の儀式は少し減ったが、その分なにかほかのことに時間が使える。
なにかほかの事とは、旅の予習とか仲間との情報交換の事だ。
旅をする仲間は要は「旅は道連れ」なのである。

TBIはそんな旅を演出してきたし、参加者だけではなくてスタッフも
長い時間の移動の中でお互いの信頼関係を紡いできた。
だから、モンゴルなどのイベントの開催も可能だったんだと思えば
TBIという旅が築いた信頼関係は、まぎれもなくボクと仲間の旅の成果だったろう。

いよいよ初めての道のりで霧島4000という旅が始まる。
コマ地図のコマ数は平均1.0kmとすると4000コマ。
4000の目的地を順番に楽しみながら、皇居前広場や。
靖国神社前やらをあとに、神話のふるさとまで行く。。。
もう早くGWが来ないかなあ。。。


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「寒い日には、暖かい日の事を。」- 2014/02/10 (月) – OV

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「デイ・アフター・トゥモロー」や「不都合な真実」は、間違いなくやって来る。
そうしたことを政治利用しようがせまいが、耳を澄ませば足音が聞こえる。

楽観論も良い。
地球の周期なんだ。
本当は氷河期に向かっていたんだ。
そういう気分でもいい。

悲観論は知識層に多い。
悲観的な未来が、待ち受けている。
でも、間違いなくいずれ人類は滅びる。
恐竜ほども地球上では生息できないに違いない。
栄えたものは滅びる。栄枯盛衰など、昔から誰でも知っていることだ。

いかん、寒い日は悲観論を支持したくなってしまう。
暖かい日の事を考えよう。
今日も東京は43度、熊谷は49度まで気温が上がりました。

また悲観的になる。
暑いのもダメだ。

じゃあ桜の咲くころのことを考えよう。
あの天竜川鉄道のSLと満開の桜並木の事を考えよう。
今年のTDRは、桜がちょうど良いだろうか?
古人のように花の色を気にしながら毎日を過ごそうか。

霧島4000のスタート地の東京プリンスホテルの夜の事を考えよう。
明日がスタートだというのに、
ルートブックがロールになったために、そそくさと部屋にルートブックを巻かなくても良い人々と、やけに眩しい東京タワーのライトアップで顔を赤らめて「早く寝なさい」と怒られるまで夜更かしをしたり、
少し暑いねえ
とかって言いながら
フローズンダイキリなんかを
飲んで過ごしたい。

ああ早く、暖かい日が来ないかなあ。。

 


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「雪の朝、ガストンの事」- 2014/02/08 (土)  – OV

「雪の朝、ガストンの事」- 2014/02/08 (土)  

日本中を真っ白な朝にした、2月8日。
銀世界を予想してた朝は、松山は雨だった。
9年前に受け取った訃報は2月9日の朝だった。

本当に親しい友人だったが、
ふと気がつくと実は偉大なチャンピオンであり伝説の男だった。
それを軽々と忘れるほどに、彼はやんちゃで、子供のようで気さくでフレンドリーなのに、
人のことをとても心配する。
誰かが深刻そうな顔で電話をしてると、とても心配そうに見て「大丈夫なのか?」と聞く。
「いや、問題ないよ。」
と答えると、大げさではなく安堵の歓声をあげる。

もうあの日から9年の時間が流れたのか。
時間は徒に過ぎていく。
10年前、TBIはツールドニッポン いわゆるTDNとして開催した。
TDN3年目だった。
前年は奄美大島スタートだったのだが、2004年はハウステンボスをスタートすることにしたのだ。
問題はエネルギーと原子力、という今ならタイムリーなテーマだったろう。
ガストン・ライエは、友人の息子ミハエルを連れて来日して人生最後のラリーを楽しんだ。
前年のスペイン・バハの125クラスチャンピオンだったミハエルは最後のSSまで秒差でもつれたものの、僅差の総合2位に甘んじた。
ほんとうに、あれから10年も経ったのだろうか。

2014年。TBIはTDNの記憶を辿るように霧島4000とした。
日本は美しい。日本は素晴らしい。何度もそう言い続けたガストンにまたSSERの新しい挑戦を告げたいと思う。


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「シルクロードの道も東京から」- 2014/02/03 (月) – OV

「シルクロードの道も東京から」- 2014/02/03 (月) – OV

土曜日にはTシャツで過ごしていたので、「ひとつ、おちょくってやろう」と思い北海道に電話しました。

「暑いんだ。今日はTシャツで仕事している。」
「・・・」

きっと北海道は寒いんでしょう、おそらく寒さで口が動かないに違いありません。そんな北国の友人は、どーも雪遊びの最中だったことが後の時間のFBで判明しました。そんなこんなで、桜のつぼみも妖しい四国は三寒四温どころか「猛暑の予感」なのでした。

さて、暖かくなるとせかされるのが今シーズンの試走、最近ではあまりに広域での試走が繰り広げられるので、雪のない部分から!ということになります。

そう思って天気予報を見ると明日は東京も雪?マーク。。。まず霧島4000の、東京プリンスHからの計画なのです。

しかしまあ、どういう経路を取ろうかと考えるだけで楽しくて仕方ありません。時間帯やその日の交通状況なども予測しつつ、いつもとは全く違う視点で見る「東京」きっと素敵に見えるに違いありません。

さて、何かメッセージ的な事も書こうと思いますが、最近は中国の事も誠に書きにくい情勢になりましたね。誤解を恐れずに書けば、ボクは中国が好きです。三国志を読み、四書五経などは学ぶべきことばかり、孫子の兵法も最近の企画書にそのまま書いたりしたものです。

ボクの好きな中国とは中国の事で、中国共産党の事ではありません。中国共産党の事を中国と言ってしまうのも、まあ一つの考え方ですが乾隆帝時代の清朝のほうがぼくにとっては中国で、とても好きなんです。いやもちろん、もっと前でもいいのですが。いまの姿は、論ずるに値しません。まだ文治主義の時代のほうがはるかに教養に飛んでいましたもの。「黒いネコでも白いネコでも・・・」という、なんでもいいや稼いだら。という無茶苦茶な話も、そろそろ破綻の時期に来ています。

でも、いまでも憧れるのは、シルクロード。井上靖の描いた「敦煌」。洋の東西を結んだかつての交易路を行き来した人々の姿や、彼らがもたらした新しい価値、芸術や文化。あの時代の旅人の思いや、時間の概念などに強く惹かれ続けています。

またいつか、シルクロードの旅でバザールや屋台を巡りながら異邦人になるあの愉しい日々を、東京プリンスから思いながら走り始めることにします。

じゃあ。


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