Organisation Voice 2006/01

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2006/01/31 (火曜日)

いよいよ明日から2月。いやほとんどの方は今日は2月1日でしょうか?日経新聞の新しい連載が今日(2月1日)から始まります。「世界を創った男チンギスハン」堺屋太一著です。最近は経済小説ばかりと思っていたのですが、堺屋先生は大張り切り「えっとラリーは8月だった?」「そうです8月の5日から15日です。」「うーんと、そのころチンギスハーンはどこにいるかなあ?」「どこにいるう?」連載小説のお話でした。そんなこんなで今年からモンゴルブーム!
ところでTOYOTAのホームページに横田さんたちチームACPのエコチャレンジ2005の様子が克明に!紹介されています。さすがはTOYOTAなのでビックリです。が、なんか時間がかかりそうな予感も・・・
http://toyota.jp/hv/entrance.html?intohsd.toyotajp.special
ところでBTOU×10の第8回目は、なんとゾーモットでヘリフライトを!というとんでもないアイデア!でもぜひ空から見てみてください。この日はレストデイをかねたような短めのループコース。西にルートを取るとアフリカみたいな風景、砂漠の中に飛行場の跡がある、なんて場所もあります。さらに×9では無謀にもビバークに冷えたビールうう?実現しないと思うけど。いや冷えてないのなら用意できるのですが、果たしてその結果をご期待下さい。
きょうの一枚
スガワラサンのパリ土産。VSD・・・「空港で見つけました。懐かしいね」のコメントつき。「あれ、この号ボクも持ってるぞ」と中をぱらぱら見ると、中は最新号でした。そーかそういえばティエリー・サビーネも今年20回忌なんだ。時間が経つのは早いもんだねえとしきり。そういえばもう間もなくガストンも1年になるしなあ。それにしてもこの写真、ティエリーの決めカット。付録を見るといきなりガストンとティエリーが出てくる。たまりませんね。

2006/01/30 (月曜日)

この週末はオフィシャルの長時間にわたるブリーフィングが開かれました。21年間にわたってSSERを支えてきていただいた皆さんの貴重な意見の数々に、励まされるようにさらに研鑽を積んで行きたいと思うのでありました。開催数が多くなってきたいくつかのイベントを見直したり、騒音問題で揺れる車両規則と検査のありよう、また現状のこうしたイベントが内包する種々の問題点が浮き彫りにされていきました。
で、まだ未発表ですがヒストリックエンデューロは年間2戦のシリーズ化!スーパーNとグループNに併催される予定です。車両はナンバープレートが必要です。また2戦を通じて車両変更ができないなどを織り込みたいと思います。1984年までに生産された車両で1983年は-5秒と1年につき5秒のハンディが与えられ、スタートは1台ずつ。SSは2本のフラットダートのみで難所などは用意されません。さあて、こぞってご参加下さい。
きょうの一枚
バルセロナに住む知人からメールとたくさんの添付写真が届きました。先週末のことです。歩いていると大聖堂あたりが賑やかなので、ナニゴトと思って近くまで行くと、ラリーカーがたくさん!!でも良く見るとヒストリックカーばかりスタートランプには「ラリーモンテカルロ・ヒストリック」おそらくですが○○年までのモンテにエントリーしていたマシンか、同等のマシン!でのラリーのはずです。ゴルディーニやアルピーヌ、シトロエンDSらの姿が。「男と女」のシーンを思い出させるような雨。ヨーロッパってここはバルセロナなのですが、かなり熱い!オジサンたちがいっぱい居そう。なんてたってオジサマの時代だからねーっ。

2006/01/27 (金曜日)

かなり内輪の話ですが、この週末は松山でSSERのスタッフの会議があります。21年目のSSER ORGANISATIONのあるべき姿と諸問題について話し合いがもたれます。ボクは誕生日なので、みんなからプレゼントを貰うための「仕掛け?」と見る向きもありますが、それはまあ想像にお任せということにしましょう。
自分へのプレゼント!と言うとやはりHP-2でしょうか?もう結構ガンガンと乗ったりする年でも身体でもないので、お叱りを覚悟でロングツアラー!化計画に取り掛かっています。「それなら1200GSで良いじゃないの!」という批判も聞かれそうですが、キッパリ!全然HP-2宣言をしておきます。ツアラテックにWランプのスクリーンがあるので、しかもキセノン、どーしよーかなー!と日々悩んでるんです。いらないと思いつつ頼んだタンクバッグやテールバックも届いたりなんかして・・・ますますツアラー度を高めていきます。
TBIの試走に出かけるとすると、クルマも同行するでしょうから、まあほぼ手ぶらでは走ってもいいのでしょうが、やっぱマップホルダーは付けなくっちゃ。ICOの代わりになるマルチコンピューターみたいのはないんでしょうかね。ツアラテックのサイトは充実しているなあ。ガストンが良く「トラテックの社長は友達だから、何でも言ってね。」とよく話してたんですがトラテックがツアラテックのことだったと気がついた時には・・・・・それとパリダカで優勝したときに「カッチェ」の時計を副賞としてTSOから貰ったんだ。「カッチェ、知っているよね!?」と文字にしてみたらカッチェがカルチェのことだと言うくらいすぐに分かるんですが、会話の中のカッチェは「???」「えーっカッチェの時計知らないの?」と歩くモノマガ男といわれていたボクに・・・聞くのでありますよガストン先生が。「パシャ?それともタンク?」くらい言ってやったのに・・・・・そんなガストンさんの1周忌ももうすぐ、お嬢さんからは1984年に始めて優勝したときのライディングスーツを贈りたいという申し出がありました。とても嬉しいのですが、また1年前を思い出してグスン。
きょうの一枚
誰がいつの間に撮ったかマイHP-2!!手に怪我をしたパリダカ帰りのI崎君に電話で自慢してたら「BTOUに貸して下さい!」だって。やっぱモンゴルの試走にもってくのはやめとこーかなあ!?

2006/01/26 (木曜日)

我が家の近所の山が火事!!雑木に覆われた標高130mほどの山で、その名前を御幸寺山といいます。「ミキジサン」が呼び名で、北麓の市街地側に護国神社があり、万葉園というささやかな公園があります。まあちょうど風水で見れば適当だったのでしょう。少年期のボクはこの山で育ったといっても過言ではありません。
家からも徒歩で5分くらい。種田山頭火の庵もこの山のふもとにあり、西のふもとには日露戦争時代のロシア人捕虜収容所があり、いまではそこはロシア人墓地になっています。山頂にも小屋があって40年近く前ですが、ひとりの老人が住んでいるようでした。その後しばらくは、その人が山頭火だと思い込んでいたくらいです。石楠花が山頂付近に植生していて、大人はそんなはずはない、というので葉を持って帰って驚かせたこともありました。
「わが庵は、御幸寺山すそにうずくまり、お宮とお寺にいだかれている。老いてはとかく物に倦みやすく、一人一草の簡素で事足りる。所詮私の道は私の愚をつらぬくより外にありえない。
おちついて死ねそうな草萠ゆる。
山頭火は、一草庵をこのように表現している。お宮とは、御幸寺山麓にある護国神社であり、お寺とは一草庵を借りている御幸寺の西に竹薮を隔ててある龍泰寺である。一草庵での山頭火は、ゆうゆうと水の流れるごとく澄みきった心境で句作にうちこんだ。
朝は澄みきっておだやかな流れひとすじ
夕焼うつくしく今日一日つつましく
昭和15年10月11日未明、念願のころり往生を遂げた。享年59歳。」
つまりボクが見かけた人が山頭火である筈はないのであります。ちなみにボクが通った中学校は「御幸中学校」といいます。御幸という言葉はいわゆる天皇の行幸のことで、古くから道後温泉にほど近いここには行幸がしばしばあったようです。596年には聖徳太子も来たという言い伝えも残っていて、まことに由緒正しいことです。で、そのミキジサンの中腹にロックゲレンデがあります。ロック・・・とは僕たちが勝手に名前をつけたものですが、標高差20mから最大で30mの岩が露出していて、日がなクライマーや探検部員らが練習をしています。大きなスラブもあれば、しっかり張り出したハングもあって、中学から高校時代のボクはここで6年間過ごしました。岩場の上からは雑木の木立の頭越しに松山市街と道後温泉、海も見えれば、自分たちの学校も見渡せます。もう数十年も登っていないのですが、今度行ってみよう!と
山頭火のボクのすきな句
道がまっすぐでさみしい
誠に紆余曲折が好きな今日このごろでありました。
BMWBIKESを久しぶりに買いました。まだ斜め読み!ですが「80G/SとHP2」がどうしたこうした・・・と書いてます。読後感はまた・・・。
きょうの一枚
「道がまっすぐでなくて愉しい」チーム山頭火は剣山を行く!

2006/01/25 (水曜日)

「質実にして剛健」
数日間書いていたプレゼン用の企画書がまとまり一息つきました。「スポンサー企画書?」「残念でした。」ラリーの関係ではありません。で企画書の内容を他に話すことはできないのですが、我々がもうすぐ迎える近未来の価値観を今の時代のキーワードを元に解き明かし、その時代のコアたる生活者の動向を推測して行こうというのを書いてました。・・・なんのこっちゃ、でしょ。でもこうした企画書作りは、かなり本業の中心的な部分なのです。
でその企画書にある近未来のライフスタイルについて。まあ今の流行で言うところのロハス、エココンシャスとかがお決まりのワードで出てくるのは不可避ですが、最近ボクが多用するのが「エキスペリエンツ」これは堺屋先生の近著「エキスペリエンツ7」から来ているのですが、そこは「団塊の世代」という言葉を作り出した堺屋先生の慧眼に心酔しているという贔屓目な部分はあります。(最近はお目にかかってお話しする機会も多い堺屋先生)でエキスペリエンツとは、まあ一線で働いていた団塊の世代のことだと思ってください。彼らが定年退職を迎える時代がやってきているのですが、高度成長期と数度のオイルショックやバブルとその崩壊・・・実に多くの経験(エクスペリエンス)と知識をお持ちです。
55歳とか60歳とかはまだまだ若く、これからさまざまな挑戦も可能です。そうした人たちは、もうブランド品に目を輝かせたり、安易な儲け話に飛び乗ったりはしません。いや、するかもですが。
そこで質実で剛健、ブランド品よりも素晴らしい日本の美術品や日本の風景、歳時記に生きる古くからある日本人の暮らしと価値観、質実な暮らし。まあ質実とは質と実とがマッチしているということ。株式時価総額と総資産のバランスが取れていることかもしれません。100円の価値の株が700円もしたどこかとは違うわけです。
菅原さんの映像がサンデースポーツでたっぷりと放送されていました。見られた方も多かったことでしょう。彼は何故リタイアしないのか?1988年にテネレでリタイアし次の年から完璧なんですね。そういえばその時、ボクはその現場を通りかかりました。最後のリタイアの目撃者なんです。360度遮るものがないテネレハイウエイ、ジャドからアリットへ向かう700km超のステージ。一斉スタートでした。トップグループ・フロントロウ?には、アリ・バタネンやユハ・カンクネンらフライング・フィンのプショー「クーかっこよかった」もちミツビシはアンドリュー・コーワンやシノヅカ、ちょっと勢いで負けていた。に混じってダフのデルーイ。2列目にはダフの2号車、スタート直後は、なんとダフが先頭を走っていた。
そのダフの2号車が何もないように見える大砂漠のわずかばかりのバンプに180km/hで突っ込んだ。いやその瞬間は見たわけではないのですが。フルサイズのカミオンの大前転のエネルギーは凄まじかったのでしょう。ナビはシートごと放り出され、車体の破片は周囲に延々と飛び散っていました。
その右手を走り抜けました。しばらく走ると、菅原さんのライトブルーグリーンのパジェロが止まっていました。ボンネットを開けてエンジンルームに頭を突っ込んでいました。
「大丈夫すか?」
「うーん、ぜんぜん大丈夫。それよかミツビシのカミオン見なかった?」
当時はミツビシのプライベート参加者向けのパーツ輸送カミオンが走っていました。デポジットを入れておくと純正パーツが任意の地点で受け取ることが出来ました。
「いや、ボクたちよりは後ろですが・・・」
とにかく見渡す限りの大平原。ピストは数百キロ先では合流するものの、隣のピストを走るラリーカーも砂煙さえ見えないほどです。
大丈夫だから行け!といわれるままにスタートしたのがラリー中に見かけた最後でした。大きな事故があったのでカミオンバレイがすぐにやって来て、強制的に乗らされた、という話はダカールで聞きました。電気系統の時間さえあればリカバリー出来たトラブルでした。リタイアという事実は残りましたが、「それは悔しいですねえ」というボクに「まあ仕方がない」と実にクール。見習いたいものだなあと思いました。それ以来いやそれまでもですが、菅原さんはトラブルの発見とそれ以前にどうやってトラブルを未然に防ぐか?という考えと行動に心血を注いでおられました。まあリスクマネジメントのプロフェッショナル!なのであります。どうすれば17年連続完走ができるのでしょうか?という質問をする方は多いでしょう。NISSANも早くからこうしたマネジメントの力とコラボレーションするべきだったのに、と思います。
エキスペリエンツ・・・経験者たち。これからは口先で勝負する人たちは淘汰されて行き、実行力と経験値の高い者たちが正しい評価を受けるはずです。
きょうの一枚
ゲルの中です。天蓋は外部から開閉でき換気や温度調整ばかりか天体観測にも?大いに役立ちます。柳の枝で作られた無数の梁は、まるで宇宙暦のようで・・・・幾百年もハーンたちが戦略を練り何に突き動かされてか世界征服の野望を紡いだのもこのゲルの中です。

2006/01/24 (火曜日)

もう1月も終わろうとしています。まもなくモンゴルは旧正月、空港近くのゲル群の煙突が吐き出す煙が、空に昇らず地表に留まり航空機の視界が遮られ空港が度々閉鎖されるという騒ぎが起きるのも今の季節です。氷点下35℃とか40℃の世界って、それはもう特別な世界で、モスクワが氷点下30℃で大騒ぎになっているところを見ると、モンゴルは逞しいなあと思わずにいられませんね。でそんなこんなで日本もこの季節が最も寒いのでしょうが、梅の便りが届くのもこの頃。正月のことを梅春というのも、旧暦から来ているのでしょうか?やはり旧暦のほうが日本人の文化や季節感、歳時記などにベストマッチですね。もう一度日本を見直す!という運動があるなら、いやあるんですが旧暦について考えればいいでしょうね。アジアをひとつの経済圏にしたいならば、アジアの暦をどうするか?ですね。そういえば長崎のランタンフェスティバル、もう一度行ってみたいものです、もうすぐですよね。そんな旧正月近くの松山も、朝晩は驚くほど寒いのですが、日中は暖かくやわらかい日が差しています。風さえなければバイクに乗るのも気持ちが良さそう、ですが忙しくて。
話があっちこっちしますが、オーストリアは凄い猛暑なんだそうですね。シドニーも連日40℃を超える記録的な毎日だとか。もうまもなく世界がアメリカと中国を経済制裁しなければならなくなりますよ。世界第1位、2位の温暖化効果ガス排出国たちが京都メカニズムを守る気がないんですから。しかしそのふたつの国ももれなく地球温暖化による猛威にさらされているのも事実です。巨大化するハリケーン、留まるところを知らない砂漠化。砂と水の惑星になってしまいそう。こりゃちょっと大げさ?
SSERも初心に帰って、さらに環境コンシャスなあり方を模索します。これまでのように一年草の草ケナフなどの非木材紙を全ての紙関係の制作物に使用することや植物起源のインキの使用などを社内レギュレーション化、まだまだ環境問題で「ボクタチノデキルコト」を進めて行きたいものです。
さて、そんなことを考えながらもSSERは今年も頑張る!プレゼンテーション2006の日程と会場が徐々に決まってきました。北海道もボチボチですがご参加いただく方からメールを頂いています。いや思ったより皆さんにご興味をお持ちいただいていて、大変嬉しいです。出来れば雪祭りの時に行きたかった・・・「コラッ!」「いや、だから出来たら、だって」と、頑張って寒い冬の間に動き回って、大勢の皆さんとお話がしたいと思います。ヨロシクデス。
きょうの一枚
オボーと言います。まあ簡単に言うと「石積み」とか「ケルン」なのですが、チベット仏教を信仰する彼らのもうひとつの土着宗教のようなものでしょうか?いやこれもチベット仏教のひとつの様式なのでしょう。チベットではタルチョと呼ばれる神聖な青い布が、オボーに突き刺さった柳の枝?に巻かれています。むかし戦いに行く男が、村を出るときに村はずれの丘に石をひとつ積みます。戦いから帰った男は石を一つ持ってゲルに帰ります。残って積み上げられた石の数は、戦いから帰ることの無かった男たちの墓標でもあるわけです。むかし話ですけど。鷹が魂を運んで帰ってくれて、オボーの上をクルリとひと飛びするのだそうです。今もモンゴルのラリー参加者は、一つ目のオボーを右回りに3度回って出かけます。もちろんSSの中ではしません。すればいいのに。

2006/01/23 (月曜日)

「一罰百戒」
もうはるか昔、それはまだボクがサラリーマンだった頃。その当時勤めている会社に公取が入った。結構な新聞沙汰になった。その時は同業他社の大半が事の大小はともかく同じようなことをやっていた。新聞には「一罰百戒」の文字が・・・ひとつを罰してそのほかの多くを戒める、というものだった。まだ若いボクは「???」な感じだった。違法行為をしているというのなら、その行為者全てを捜査し検挙すべきだ、と思った。
そんな言葉をぼんやりと思い出していたら、今朝のTVで東京地検の元検事が「一罰百戒」という言葉を使った。マスコミが言うのならまだしも、その立場で言うのか?なあと。でももうリタイアして詳論家になっているから良いのかなあ?つまりひとつを罰している間に、同じような違法行為をしているところは、もう止めなさいね。という意味であり。証拠とか隠蔽しちゃいますよね。良く聴く言葉じゃないですが、スピード違反の取締りの光景に少し似ていて「みんなやっているのに、ナゼボクだけ!不公平だ。」
新興企業は針の穴のようなニッチに、その生存をかけるケースが少なくありません。いやむしろ法すれすれのことをしなければ成長はないのかもしれないという事実。ゆえに各大手企業も「コンプライアンス」を念仏のように唱えるのではありますまいか。スローガン・・・それは今出来ていないことの証左に過ぎないのでありますな。
「第3の権力の勢い」
そんなことはないと思うのですが、もしも、あくまでももしも!ですよ。ライブドアが司法の場で「法の範囲内だった」と判断が下ったとしますね。そんときはマスコミはどうするのでしょう。株価を押し上げたのもまあマスコミなら、落としたのもマスコミでしょう。司法判断を待ってから報道してはいけないのでしょうか?これこそ風説の流布の疑いがもたれます。風説の流布・・・昔から兜町の風雲児!などともてはやされた輩が、必ずといっていいほど落っこちた陥穽。いい気になっていいたいこと言い放ってなったケースと、多少意図的に放ったケースがありますね。でも途中からはマスコミが流すわけですからね。まあJAROみたいなのが必要なわけですね。
「さて、SSERプレゼンテーションのツアー」
寒さに負けず!北海道を皮切りにSSER2006全国プレゼンテーションがもたれます。皆さんぜひよろしく。懇親会もね。どうも今年はモンゴルブーム元年!の気配。映画「蒼き狼」も面白そうだし。800年祭もそろそろ本格始動。昨日はカナダからモーターサイクル誌が届いた。ローレンスさんのレポートによる数ページに渡る詳細なレポート。通りでカナダからの資料請求が多いんだ。
きょうの一枚
スタートに翻るフラッグ。モンゴルでは風が強いのでこのようにしか張れないのですが、今年はメッシュの横断幕を検討中ら。

2006/01/20 (金曜日)

年が変わると、時間が経つのが加速するように感じるのはナゼでしょうかね。1月はいぬ(方言でしょうか?)松山では「帰るよ」を「いぬよ」高じては「いんでこうわい」・・・凄い言葉です。そう告げて帰ったら「すぐ戻ってくるものだと思って待っていた。」なんて話は枚挙にいとまがありません。しかし「いぬ」という言葉は方言ではなく古語なのだと思いますね。「・・・あはれ今年の秋もいぬめり」と万葉集にも歌われています。いや、そんな日本語の話をしようと思ったわけではなくて、とにかく時間が経つのが早いという話です。「ああ、明日は13日の金曜日かあ!」と思ったのは昨日のような気がするのに、今日ったらもう20日の金曜日・・・昨日も出張、今日もこれから関西に向けて出張。夜帰っては遅くまでデスクワーク、現実はなかなか厳しいです。でも厳しいといえば、やっぱホリエモン。厳しいのでしょうが、これまでのことも今の心境も、ほんの少しですがよく分かります。ただし正と負の広報戦略がやや未成熟な感じがします。ちょっと変ですが見習うべきは松下の広報戦略。愚直さを日本人は好むのです。または判官びいきとか、ね。強い自分を演出してはだめです。弱く見えて実は強い。貧乏そうに見えて実は豊か。不勉強そうに見えて人一倍の勉強家・・・・・リベンジを期待しています。
さて、もう週末、天気がいいとHP-2で。・・・で、ボクのは皆さんのと仕様が異なるのか?サスは固くないし良く動くんですけど?足も普通に着くし・・・えー、これがコース専用のマシン?スクリーン付けてビッグタンクにしたら、どこまでも走って行けそうな気がするんだけどなあ?保安部品はずしてエンデューロコースぐるぐる回るの?これで?
いや大丈夫、エアも9キロで、ザクも出てるよ。
きょうの一枚
TBIといえば四万十川。という事はTBIへのお誘い。BTOUX10のコーナーもTBIでBTOU!みたいなお話がNEW!でアップされています。でも最近のTBIで四万十川は夜だったり、掠める程度だったり・・・昔のように河原のCP!します。

2006/01/19 (木曜日)

モンゴル建国800年記念イベントに加え、角川春樹復帰第1作「男たちの大和」に続く第2作「蒼き狼・地果て海尽きるまで」の制作が発表されました。http://www.sanspo.com/geino/top/gt200601/gt2006011401.html
公開は平成19年、壮大で素晴らしい映画になることを期待しています。
 
そんなモンゴルはムッホからのレポートにもあるとおり、政変に揺れています。もともと与野党の議席数が拮抗していて、確か1議席の違いだったか?で、連立内閣を作ったのでしたが、やれ選挙違反があったとか、集票にインチキがあったとかって長期間にわたり紛糾していました。今月に入ってバス運賃の値上げに端を発したデモや、新首相予定者に対する反対のデモなどが頻発。それは資本主義経済になって如実になった富裕層に対する、低所得階層や貧困層による不満をエネルギーに拡大の様相を見せています。それでももうすぐ旧正月を祝うモンゴル国民にとって大切な時。収拾がついて建国800年を記念する新しい年(旧暦の)を迎えられることを節に祈っています。また世界に伝えられなかったのですが、1991年、この国は無血クーデターで民主化を勝ち取った稀有な国です。残虐で殺戮を好んだように喧伝されるチンギス・ハーンの末裔たちですが、いやいやその実は正義感に溢れクレバーで優しい人たちなのです。
きょうの一枚
ヘリに驚いて逃げる馬たち。ユーラシアの文化を語る上で、いやモーターサイクルができるまでの長い時間を考えれば、馬たちの存在は計り知れないほどに大きい。

2006/01/18 (水曜日)

「PRESENTATION 2006」
お待たせしました!SSERでは“プレゼンテーション2006”と称しまして、北海道をスタートに全国(といっても札幌・東京・名古屋・大阪とあとウランバートルですけど)説明会を実施します。ナンノ?かというとBTOU2006をはじめ今年のイベントや社会活動?などについて、皆様と意見交換会をしようという試みです。SSERの2006にかける意気込み!を感じていただければ!との思いです。第1弾は札幌で、2月17日金曜日です。ぜひお誘い併せの上お越し下さい。夜は懇談会?!などできればと。
さて昨日から大問題のライブドア・・・昨日読むと僕の意見(OVのね)も一理あるなあという感じけど、さらに一夜明けると「???」な感じになってしまいました。浅い見識でモノを言うのはだめですね。異常なほどに急拡大する市場に警鐘を鳴らした検察にこそ拍手すべきだったんでしょうか?100円ほど株価が落ちて時価総額で1000億円ほど資産が減ったというのもヘンテコリンな話ですよね。
忙しくて首も回らぬほどの僕は昨日ネット上でTOURATECHにパーツ注文!丁寧な回答メールが2回も来て商品のエステメイト・タイムの記載もある。「あー忙しい!」で、何を買ったかというと、それは内緒。
「まままさか、BTOUの試走にもHP-2を持ち込もうとしてるんですか??」
「それは、刑事訴追の恐れがあるのでお答えできません」
「じゃあマップホルダーステイや・・・に・・・は、いつ使うんですか?」
「その件も答弁を差し控えさせていただきます。」
いいだろうねHP-2でモンゴル、きっとみんなもう反対だろーな、モンゴル。よしっ、身体を鍛えて、文句の出ないようにしてやろう。
「えっ、そんなんで反対してるんじゃない?!」
きょうの一枚
あーあ。こんな青空が恋しいなあ。でもきっと夏は未曾有の猛暑。連日40度を超える日々・・・そんな時はやっぱりモンゴルよね。へへっ。

2006/01/17 (火曜日)

「ライブドア家宅捜索」という見出しが躍る今朝の各紙!このところ少し名前を聞かなくなったなあと思っていたホリエモン!ライブドアオートはどんな調子なの?と思っていたホリエモン、「好き!嫌い」論もかまびすしかったホリエモン。でも良くも悪くもこの2年間あまり、彼の大胆な行動と発言で日本の市場経済というか資本主義社会に風穴を開けた功績は認めずにはいられない。しかしこうした家宅捜索が全てのTV新聞などでトップで報じられ、かつ耐震偽装捜査以上の大規模な地検の動きに、恣意的なものはないと信じたい・・・のだが、実はどうなのだろう。
メディアという権力は現代においては、計り知れないほど大きい。疑わしきは罰せず、司法の判断も、疑わしいので家宅捜索に入ったというだけで「急ぎすぎた急成長!堀江式錬金術にメス!ライブドア失墜!」朝のお茶の間では「回復しがたいダメージで・・・」と叩いて屠る構えを見せる。確かに「法に触れなければ・・・」という彼の発言に眉をひそめていた「力」がついに立ち上がった!ともいえるのかも。しかしそれにしても検察もメディアも大げさすぎる。1月17日の新聞の紙面をこれで埋め尽くすのには意義がある。耐震偽装の証人喚問は奇しくも阪神淡路大震災の記念日だというのに。豪雪被害による死者数が100人を超えたというのに。そんな今朝の関心事は、多くの人は(ボクもだけど)株価の話。
気分直しに昨日に続いて「リークNEWS23」
昨日のSSERの運営会議で、沢山の事が決まった。そのひとつには「BTOU2006に初参加する方をTBI2006にご招待!」するというもの。まだまだこれに似た続報もゾクゾク!!で発表される予定の内容をリークすると以下の通りだ。「1995年ラリーレイドモンゴルとしてスタートしたこの大会も今年で10回大会を迎えました。ルートブックによるナビゲーションは、思いのほか簡単?で楽しい!なのですが、それでも若干の個人差があって、どうしても慣れは必要です。そこでRRM、BTOUに初めて参加される方を対象にTBIにご招待!まずルートブックナビゲーションをマスターしておく!というプレゼント!今年だけだからね。」という事などをはじめ10項目の・・・BTOUをとりあえず10倍楽しむ方法がスタート予定、流石に100万倍!は言い過ぎたんちゃいますやろか。
きょうの一枚
TBI2005・・・最終日のCP、この日は2箇所のCPはいずれも山の上からの景観が楽しめました。一つ目は雲海でふたつ目は本当の海が。今回の集合場所はどうも奥道後ホテルになる予定、ワーイ!

2006/01/16 (月曜日)

ダカールもラックロゼにゴールし、今年の大会も閉幕しました。見事にゴールされた方には、心より「おめでとうございます。」とお祝いを申し上げます。そして途中で不本意なリタイアになった方の健闘も讃えなければなりません。さまざまな思いとドラマが在ったことでしょう。
今でこそお茶の間からは随分と遠ざかってしまった感のある「パリダカ」一時期はそれは盛り上がったものでしたのに。ヨーロッパは再びパリダカブーム、それは世界にも広がり北南米・中国など参加国や参加人数はまだ増加中。アフリカの参加者も少なくなくなりましたね。日本ではかつてのF-1ブームもそうだったように実に熱しやすくさめやすい日本の国民性。それはメディアなどの体質的なものもあるのか知れませんが、やはり日本人の性向、何かと考えさせられることです。まあ費用対効果や視聴率などと違うところにある、こうしたイベントに更なる夢を持ちたいものです。そして4輪部門で未曾有の連勝記録を作るのは日本のメーカー!!「まあ宣伝だから」と切り捨ててしまうには実にもったいないくらい、走る姿も風景も美しいではないですか。
来年はキムタクでも乗せればどうですか?エッ、キムタクじゃあ古い?!
それに頑張ったのはVW、実に大健闘。トゥアレグもだんだん完成域に、ミツビシのL・アルファンにナニゴトかあれば、VWのドヴィリエに勝機はあったはずなのですが。そういえばMOTOもAUTOもチャンピオンたちにナニゴトかが起きて、勝つことの困難さを見事に演出してくれました。これがモータースポーツの持つもうひとつの面白い側面ではあります。
NEWS・・・追って公式的な案内としての続報があると思いますが、BTOUの北京のホテルが決まりました。ボクの執念にも似たお願いが利いて「北京飯店」あの天安門、故宮のすぐ東にある中国の近代史におけるさまざまな国家的な会談などが繰り返された場所。外観はそうでもないのですが、一歩足を踏み入れるとオールドチャイナの空気が、それは気持ち良く2005年夏もみんなが故宮観光に行っている間に、ここでひとりくつろいでいました。いるだけで歴史を感じられる空間、そして徒歩数分で訪れることのできる世界遺産・・・・・レセプションのオーダーには京劇と胡弓の演奏。翌日はエアで出発。
きょうの一枚
その故宮。いつも絵葉書みたいな写真しかないので、と探していたら石畳越しに紫禁城の瓦屋根。幾世代も踏み削られた石畳はパリのそれもベルサイユ宮殿のそれも、そして故宮のそれも同じ悲しさを感じさせます。

2006/01/13 (金曜日)

「やっぱりイリトラックのトラブル!」
ご心配をおかけしました。とボクが言うのもおかしいのですが、スガワラサンはキッチリと走っていました。やっぱりイリトラックのトラブルでした。もうイリトラック見るのは止めようかな。まったく罪なシステムです。完全でないのならサービスは考えるべきかもですね。いや、それでもあったほうが良いのは間違いないのですけど。
で、そのスガワラサンは総合5位に浮上。クラス1位で2位にビスマラ、3位にテルヒト、とこれらのタイム差がまた微妙で、ハラハラですね。今日のステージ13、ここが最後の勝負どころ、タンバクンダに着けば、もうダカールはソコです。頑張れテルヒト!ビスマラを交わせ!と思うんですが実際のところの状況は分からないので。
さて話は変わることにして、最近のボクの興味はSF。といっても小説の話ではなくてスターフライヤーという新規参入のエアライン。デザインの業界誌などでは早くから取り上げられていたこのSF、機材をはじめボー ディングパスなどの周辺ツールなどは言うに及ばず、完璧にデザインオリエンテッドな、しかもトム・フォード時代のグッチを彷彿とさせるようなクリエイティヴ・ディレクションぶり。素晴らしい!のであります。が実は気になるのはマーケットとの整合性。いや楽しみですが、この続きのお話はまた。
きょうの一枚
今日の一枚は「なーんだロシア製のバイクの紹介だな!」と思ったあなた。正解です。がしかしピストは左にありますが右手には水によって浸食された穴というか割れ目というか、が覗きます。3台目のバイクの少し先にはピストの上におそらくワンコーションくらいの穴があるはずです。ほこりの中を右手から追い越しに掛かった場合は、おそらくその穴は2コーションか、ひどい場合には3コーションにまでなってしまいます。そんなお話がしたくて、こんな写真。

2006/01/12 (木曜日)

今、日本時間は20時。朝から1分も途切れなかった打ち合わせや会議が終わってホット一息。で専用?モニターではパリダカの位置情報サイトが、不穏を告げているではないですか。今日12日ステージ12は、マリの首都バマコからギニアのラベという町に向かう800kmを越えるロングステージでしかも最後のマラソンステージの1日目。最後の最後の山場といって良い。GMTは11時。朝の197kmのリエゾンをほぼ全てのマシンが消化して、DSSつまりSSのスタート地点に到着し、さらにとっくにスタートが始まったというかスタートは終わってる。てのに、スガワラサンの501はリエゾンスタート18kmの地点で止まったままになっている。2号車はもうDSSを後に70kmほど進んでいる。よくリプレイして見ると18km地点には2号車も20分近くストップしていたことから2つのことが考えられる。ひとつは回復不能な深刻なトラブル!もうひとつは位置情報システムイリトラックのトラブル。数日前も似たようなことがあった。ところが少し気になるのは数日前からトラブルを抱えていた傾向がレポートされていたことだ。ちなみに5位にいるタトラの名ドライバーであるロプライスもNO INFORMATIONと表示されている。クラインシュミットはスタート直後に立ち往生している模様。マラソンステージだけにリタイアの可能性は大きい。スガワラサンもイリトラックのトラブルでなければ、相当に厳しい状況に追い込まれている可能性がある。DSSはまもなくクローズされてしまうからだ。「イリトラックのトラブルだった」という事のみを祈ろう。
TOYOTAの浅賀さんは昨日のSSでクラッシュしてフロント周りにシリアスなダメージを受け、大幅にフロント周りの変更をした結果、無改造クラスから改造クラスへ変更を余儀なくされ、「昨年のプロダクションクラスウイナー浅賀はタイトルを失った」とコミュニケにある。1-2-3を狙うトヨタにはアイタタタ・・だけど、まあ無事リカバーして走っているのならば良しだ。もうあと少し、全ての人の健闘と無事を祈りたい。
きょうの一枚
モンゴルの道。好んで良く使われた写真です。

2006/01/11 (水曜日)

最近なにか文章が上手く書けなくなった気がする。昨日のOVも実に文章としては伝えたいことが書き綴られていなく、不必要に長いだけなのである。忙しいから!なんてのを言い訳にするなんてつもりもないが・・・心を入れ替えて書くことにするぞ。だいたい最近多用しているこの・・・・・がいけない。面倒くさくなって表現しきれないために、ニュアンスでしか伝えられなくて、文章側が最低必要な表現力を読み手に委ねてしまっているといっていい。という反省に立って。トータルでクオリティの向上に努めて行きたいものだと思う。
さて今日もパリダカネタは、カミオンクラスのお話。実はスガワラチームの最近の強力なライバルは、メルセデス・ユニモグに乗るイタリア野郎のヴイスマラなのである。これは昨年も書いたような気がする。かれは昔はレンジローバーで走っていた。今は同じU10000ccのカテゴリーでカミオン部門で激しいデッドヒート中。2台のHINOの間に割り込んでいて、一時は1号車に急迫。2号車のテルヒトは、これに強烈にプレスをかけて1号車を安全圏内に逃がせようと必死の姿がうかがえるのだ。そこに落とし穴がないことのみを祈りたい。そして最後半のタイトでツイスティなピストでモンスターカミオンたちに1号車肉薄させるべく虎視眈々である。その時も機動力のあるHINOに立ち塞がるのは老獪ヴイスマラのユニモグであろう事は間違いない。このようにどの参加者にも、じっくりと観察しなければ見えないドラマがある。近年のこのカミオン部門の闘いは、実に凄みを帯びていて玄人受けするモノなのだと思うが、玄人筋のないメディアでは気がつく由もなく、実に残念としか言いようはない。
暖かくなってきた。んで年末には届いていたHP2にボツボツと乗り始めることにした。実は2002のパリダカのあとボクの4年間というものは、寝返りも困難なほどの激しい四十肩いや五十肩に悩まされていて、バイクどころかコートを着るのも困難!でSSERのカミオンの乗り降りもできないほど、あれほどいつも持ち歩いていた水着、つまり水泳もパッタリ!な日々。でその当然の応報で筋力も著しく衰えて足腰もガストンと2人で「アイタタタアイタタタ」と正座も出来ないほど。「そーかあ、こうやって老化の一途をたどるんだなあ」なんてひとり黄昏ていたのでした。あるところからのラリーのお誘いも、肩と厳しい視力の低下と黄昏を理由にお断り!がしかし輝ける2006年!やっと回復の兆し!なのだ。なんと左肩に僅かに残る痛みを除けば快調。あの高いといわれるHP2のシートも楽々と長い足!?でクリア、走り出すと「ああ80G/S以来の感激!!いや本当に素晴らしい!BMWありがとう」(涙)なのであります。
雪がない四国とはいえ、多くの林道は通行不能。でも秘密のあそこの直線は120km/h出せるダート、パリダカマシンのシェイクダウンで必ず走った、あそこ。今日の夕方行ってみよう!
と思ったら、分刻みの予定が。トホホホ。でもいく!
きょうの一枚
お出かけ準備を撮られてしまったボク。オフィスからすぐにダートがあるのもSSERらしいかもだ。

2006/01/10 (火曜日)

「正月雑感」
2006年も今日で10日目・・365分の10を消化しました。正月休みに続いて存在する3連休!なんとお休みの多いことでしょうか?!勤勉な日本人・・は過去のことなのか・・・とにかく休みすぎです。GWもですが・・日本で仕事するとある外資のアメリカ人は、GWには日本で仕事が出来ない!とアメリカへ出張すると言っていました。そんなボクたちは16年間もGWを休むことなく?いやあのTBIやTDNの日々は仕事なのか休みなのか?正直なところ不鮮明ではあります。もちろん決定的な死語を使うと「ファジー」なのでありますな。ファジー・・・ナンとうっとりとするような言葉・・・どうしてこんな便利な言葉を死語にしたんだろう日本人!?
仕事の話に戻ろう、近年ではワークシェアリングとか言って、就労率を上げるために、仕事をシェアするという事なのですが、正月休みに僕は考えた。ワークシェアリングなんていうと、まるで仕事の量に対して人間が多いような感じがします・・・ゆえにそれが失業につながっているみたいな。でもその実はそんなことはありません。今の世の中、所得格差にも似てナニゴトも「デキル人とデキナイ人、ヤル人とヤラナイ人」に分かれてしまっています。でもってその人たちの間で仕事をシェアすることは、ホントウにはできないのであります。
さらに正月の風景を一変させたのも、正月返上で仕事をする人たち・・昔は元旦や2日の夜なんて戒厳令の夜みたいに人影もなく、行きかう車もまばら、でした。スーパーが深夜営業をしていたことは知っていましたが、いまでは元日から多くの店が営業しています。もう数年もすると正月の風景は無形文化財になりかねない勢いを感じます。
まあそれもいいでしょう。それでもひとつのケジメとして新たな年のスタートに、達成するのには相当な困難と努力を求められるような新しい計画を立てましょう。そういう意味では、SSERはまあバッチリです。SSER今年のテーマは新しいアイデンティティの確立!「???」
そうダカール情報・・・なんていうか、みんな詳しくて。これもネットの発達の成果なのか!そしてキフアからカイエに向かう今日のルートに、ボクは様々な思い出が詰まっている。そういえば、また悲報、事故。ASOとKTMやBMWはMOTO部門の悲劇を無くすべく種々の対策を採っている。主催者は最高速度の低減や航続距離を下げてタンクキャパシティの低下による操縦安定性の向上などを目指しているし、最新のニュースではKTM、BMWの2社が共同で脊椎と胸部のプロテクターを開発しているという。どちらの話題もボクにとっては最も気になるニュースなのだが。そしてそのプロテクターの市場投入を心待ちにしているのでもあるのだが。9日カイエに向かうステージで、不運な事故に遭遇し死亡したアンディ・カルデコット(KTM-Austraria)氏に対し心からの弔意を表したいと思う。
・・・・・話は変わる。
やはりダカールへの道は、一筋縄では行かない。常にマシンも身体も調子良くて、アクセルを開け続けられるのならまだしも、常に抱えているであろうマシンの不調。祈るような気持ちで走り続け、2駆になってしまってやってくる大砂丘。エンジンから絶えず聞こえる異音、そしてハードな路面に打ちのめされた足回り。かつてパリダカール時代、トラブルを抱えては後方を走らなければならなくなった時、そこでボクは精神的に鍛えられた、と思う。その体験が無ければイマが無かったと、はっきり言える。
かつてボクの憧れたロスマンス・ポルシェ959でそれは鮮烈な優勝を飾ったルネ・メッジも、今のミツビシの黄金期を築く原動力だった篠塚建次郎さんも、いや篠塚さんは今回でラストランなのだが、栄光の日々とは決別してプライベーターとしてダカールを目指している。次世代の者たちのはるか後ろで、まさに後塵を拝している。そこには何があるのだろうか。
そこにはちょっとうかがうことのできない精神世界があると言って良い。いや、そこにいないことに対する不安のようなものが男たちにあると言っても良いかもしれない。それが証拠に、ボクだってこんなにも悶々としている。
国を代表しているオリンピック選手などとは全く違う、なんていうか何か不器用な男の生き様がある。おろかで情けなくて、ちょっとワルで、ベトナム帰りのような・・・そんな大人たちのそれぞれが、参戦20年を超える。なんて言えばいいんだろう・・・つまり人生の大部分を、このアフリカの巨大なラリーに費やしてきて正気に返ったときに、「なんと無駄に生きたことか・・・」と思うだろうか?答えは否である。
きょうの一枚
勢いのあるヴイジュアルが欲しい!ということでビバンダムのような積乱雲が地平線からムクムクと・・・モンゴルです。優しくたおやかな大地。

2006/01/06 (金曜日)

ボクのデスクはデュアルモニター!つまりパソコン1台なのにモニターが2台・・・液晶とトリニトロン管・・・「右脳と左脳で使い分ける!」なんてのは体の良い言い訳!で片側のモニターはDAKARのトラッキングモニターが常時表示されていて、誰がどこに居るのか早わかり、そのうち画像もスパイ衛星みたく見えれば面白いなあ・・・「ああBTOUもはやくこんなにならんかねえ・・」とため息。でも同時表示は4台までなので忙しい。いやそれにしても素晴らしい。ラリーなどの観戦に向かないモータースポーツにとっては画期的なものなのだが・・・・・以前はアメリカの会社と、こうしたシステムについて検討したんだけど、それも12年前のこと。このシステム、主催する者には長年の夢だが、参加者の家族たちにとっては、こんなに頼もしいものは無いだろう、と思う。でもまもなくさらに一般化されて、地球上にいる限り・・どこにいるのか!誰にも分かるんですぞ・・・。
でダカールはいよいよモーリタニアステージ、ここからが勝負どころ。
きょうの一枚
ウヒョー!バタネン!プジョー406S16・・・昔のお話ですねえ。これはニジェールビルマ砂丘で。こんな古い写真ならSSER

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