Organisation Voice 2006/03

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2006/03/31 (金曜日)

ずっと悩んでいる。たとえばクルマのこと・・スポーツカーもいつも手元に欲しいけど、やっぱり環境対応つまりハイブリッドカーもどうしても気になる。事務所は広々として気持ちがいいのだけど・・・広すぎないか?バイクもそうだ。今では古いのも欲しいが最新のものも欲しい。こんな調子で、どうしても「ほどほど」というのが難しい。
事務所にある山桜の古木、満開を迎えずに咲く片端から散っていく。せめて花見のソメイヨシノのように、いっせいに花をつけた姿を見せて欲しいのだが、この数年はいつもこうだ。ほんとは花と葉が同じタイミングで出て、やや赤い若葉と薄いピンク色の白い花とが絶妙の色を見せる、のだ。若い木ならきっと山の中にひときわ美しい姿を見せてるに違いない。これからの試走の楽しみはそこに尽きる。ちなみにGWの四国の谷筋は野生の藤が見ごろだ。美しいというものは凄絶である。
日本人の心は、山桜花にたとえられるように、その潔さ、散りぎわの美しさを尊ぶところにあった。ああ、それなのにボクときたら煩悩と未練のなかで葛藤してる。カットウ・・・それは葛(かずら)と藤がもつれ合う姿が由来。美しい四国の山々で、あなたも沢山の葛藤に出会うはずです。

きょうの一枚
そんなこんなで事務所の山桜・・・とはいえ事務所に山桜の古木があるという贅沢にスタッフは気がついているのか?

2006/03/30 (木曜日)

PSEはどうなっただか?と心配でヤフオクのオーディオ→アンプ→と行くと「あるあるざくざく」この売買が間もなく時間の問題で違法になる?のだろーか。と思うと不思議・・・でも坂本龍一たちが反対したとかでヴィンテージ楽器は除外?ヴィンテージでもクルマは走れなくなっちったり税制面などで様々に不利になっちゃう。イギリスでは確かヴィンテージのクルマにはかなり優遇された税制があったなあ。保険制度もおかしいよね。クルマに保険をかけずに免許証に任意保険をかければいいなあと思う。年に数度しか乗らないクルマやバイクたち・・・やっぱそういう乗り方やもち方はダメ!という事なんだろうか?そんなでも経済的にと願うものなのですが。
今回経済産業省がこうした暴挙の中にも、法律でヴィンテージを除外するなんて判断は「いいのかなあ」と思う反面「ほほぅ」とも思いますね。でも様々なものが文句を言えば除外されるって判断はいかがか?と思うし法律の作られ方に関して違和感を覚えずにはいられまへん。んで、ヴィンテージの定義はナニ?という議論・・・まあヴィンテージなら国も認めるんだきっと。
ボクはここ数日間まるっきり缶詰で・・・ガストンライエミュージアムの計画書を作っている。100ページにもなろうかという勢いだ。ロゴのプランからはじまって損益計画や、展示計画やら事業計画・・・なにやら自身最後の?ライフワークを見つけたみたいな風情。ふと山を見上げると「白い!?」3月31日までに終わらせて、4月1日からは「濃密な」TBIのルートセイサクの日々の予定なのですが。
でもナニゴトも「計画」という事が好きなボク。感動が夢を醸成させて→夢→目標→グランドデザイン→基本計画と基本概念→根回し→実施計画・デザイン→組織化・交渉→資金計画と調達→着手→失敗→再挑戦→なんとかなる→感動→振り出しに戻る。
全ての始まりと終わりは間に髪をいれず。明日は年度末。皆さん決算お忙しいのではありませんか?
きょうの一枚
愛媛の田舎には古き良き民家が沢山残ります。そんな民家の軒先はとても居心地の良い空間、なのでしょうね。

2006/03/29 (水曜日)

小学校での英語教育が話題になっています。TOEFLの試験ではアジア30カ国の中で日本の成績は北朝鮮に次ぎ下から2番目なんだそうであります。ボクは「さもありなん」と思うと同時に「それはそれで実に結構なことだ。」と、まるで「国家の品格」の著者藤原先生に意を違わぬのであります。確かに英語は国際語で、必須です。いまや「中国語」が話せる必要さえ突きつけられてきているのです。しかし自国の美しくも複雑な言葉=日本語は、日本人の美意識や姿カタチそのものであると言って良いと思います。まず「日本語」を極めて高いレベルで習得させることが大切だと思います。真の正しい日本語教育すら危うくしておいて、英語教育ばかり若年化させても効果は薄いと言わざるを得ません。
もしアジア各国の英語力を問うのであれば、それは彼らがアメリカなどに依存し媚び、まるで宗主国の言葉を習う植民地のように英語化したと言う事実に、腹が立ちこそすれ「いいなあ」とは思わないのであります。かなり右よりな今日のボク!!そんなアジア諸国に対して英語力の遅れを感じることのほうがおかしい!という気がします。いやでもこの難しい日本語を大学4年間で学び、卒業した日から通訳の仕事ができるムッホたちモンゴル人たちのことは尊敬しなければならないかもです。
今ボクの毎朝の楽しみといえば、堺屋先生の日経新聞の「世界を創った男」チンギス・ハーン・・・今はまだ少年期のテムジンが、何に感じ何を学び、何を得て力を付けていくのか、ささやかな「元朝秘史」を手がかりに、人物像を作り上げていく堺屋先生に大変に共感しています。そんなチンギス・ハーンが巨大帝国を築く過程で「言語」と言うものがどれほど重要だったか、しかしゆえにアジア=ウイラルアルタイ語族は、共通性が高く且つモンゴル族は異常なまでの高い語学習得能力があったのだろうと考えることに不合理性はありません。
モンゴル人や外国人がもうひとつ違うなあ!と思うのは、通じなくても一生懸命にトライして話しをすることです。言葉よりも気持ちが先に伝わってきます。なかなかこれまでの日本人には少ない傾向ともいえます。
グローバリズム・・・世界の一元化?日本人はやはり日本の美意識と伝統を大切に、そして中学英語でも堂々と話せば?良いのでは・・・すいません。話が変でした。サンキュー。
きょうの一枚
チンギス・ハーンの末裔たち・・・とよく表現されるモンゴル人。父娘でラリー見物にやってきました。んでパチリ!!

2006/03/28 (火曜日)

オフィスに小さなマングローブがやってきました。マングローブは奄美が北限の熱帯・亜熱帯の汽水域に生息する植物だ!なんてことをわざわざ言わなくても誰でも知っている・・・本土にも少しだけ植生がみられるそうですね。TDNが奄美をスタートした時には、奄美のマングローブの森で大人気ないカヌーの競争をして叱られた人たちが居ましたね。
で、ボクは思いついた。せっかくの地球温暖化を利用して本土の河川の汽水域にマングローブを植林すると言うのはいかがだろー?京都メカニズム的にも効果があるんじゃないかな。1年間に1mも成育し大量の二酸化炭素を吸収するはずです。防潮林にもなるしね。マングローブの森が四国の海岸線にできるといいなあ・・
きょうの一枚
そんなマングローブは汽水でなくても育つのでしょうか?

2006/03/27 (月曜日)

モンゴルから黄砂と共にムッホがやってきました。大の相撲好きのムッホ君、日本到着と同時に「朝青龍Vs白鵬」というモンゴル人同士の対決となった千秋楽に手を打っておおはしゃぎ!さらに「3賞すべてモンゴル人すよ」だって。日本が優勝したWBCの決勝を見るアメリカ野郎の気分が分かろうってもんですな。で黄砂・・・まるで僕のライフワーク?のごとき黄砂への執着。夏にはゴビでたっぷりスタックしまくって、それはもう大量に巻き上げよう!!と・・・・・本来黄砂は初夏の季語。天の香具山は霞んでいるのですが、やはり年々増え続けるこの大陸の埃には、まったく悪意すら感じるんです。
さてスタックで思い出すのは、エコチャレンジ。某銀行はジムニー1台スーパーカブ1台の2台体制で!!しかもジムニードライバーは女性行員!!これでミニの女性ドライバーとのエコ対決決定!!それにしても、チャレンジ精神は健在なり!でございますな。
きょうの一枚
ガストン・ライエの資料を探しています。皆さんも協力をお願いしますね。

2006/03/24 (金曜日)

アサヒコムのニュース・・・地球温暖化でグリーンランドなどの気温が上昇、21世紀末に、現在より海面が数メートル高かった13万年前と同じ状況になると、米アリゾナ大や米国立大気研究センター(NCAR)などのグループが予測した。100年で数十センチの海面上昇とされていた従来の予測を上回る結果で、24日付米科学誌サイエンスに発表した。
・・・・・100年後のことがどうかは知らないけれど、100年前は少なくともいい時代だったのではないでしょうか。まずオペラが全盛で、ってそんなことより、人々の暮らしもまさにスローライフでロハスだったんですね。100年前の1906年は本田宗一郎さんが誕生しています。生誕100年・・・また小説「坊ちゃん」が発行されたのもこの年。ちなみに1905年はご存知の日露戦争終戦ポーツマス条約ってやつ。
さて次の100年は、つまり今世紀末は海水面が数メートル上昇するとしたら、日本はどれほどの面積を失うんだろう。れいの岩礁・・・隣国は島だとは認めてないようなやつは、コンクリートで固めるんだろうな、きっと。南の島々の人々は、祖国を捨てて温暖化難民になるだろうし、それよりも何よりも全地球的な気候変動は、人類の生存に大きな難題を持ちかけるのではないか・・・・・と心配の種はつきませんね、人類も。
それでも今日は良いお天気。スーパーNの許可のご挨拶に久万高原まで行ってまいりました。ここは標高も高いし、家建てるならここだね。
きょうの一枚
名古屋のミニ・・・4台体制でエコチャレンジの完走を目指す!!と言うとってもチャレンジングで、やる気が満ち溢れている?人たち。ロールバーなど改造の様子が届きました。もちろんエコチャレンジにはロールバーは必須ではないのですが、万一の転倒などに備えてロールバーの設置はお勧めアイテムです。これ以外には4点式以上のシートベルトでOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。

2006/03/23 (木曜日)

みなさんは、どうしていますか?イタズラメール。毎朝デスクにむかってコーヒーを飲みながらチェックするたくさんの受信メール。これまでの数年間はなかなか良い時間だったのです。が!いまや7割が・・・わけの分からないいわゆるスパムメール。腹が立つのを通り越して、あきれてしまいます。しかもその内容の実になんというか表現する言葉も見つからないほどの・・・。これが社の代表アドレスに来るんです。それは毎日毎日!それは夜な夜な!届くのです。もちろん個人のアドレスにも届きます。こんなことをやっている人たちのこの偉大な?モチベーションと言うかエネルギーを、もっと別のものに使えないものでしょうか?このままでは毎朝やるせなさと、やる気の無さ!に見舞われてしまいます。情報漏洩も問題でしょうが、こちらのほうの対策は進んでいるのでしょうか?それともウチが異常に多いのでしょうか??
そんなこんなで気がつけば3月もあとわずか。いよいよ暖かくなってきました。水ぬるむとはまさに!で四万十川沿いを走ると実に気持ちよく、そのまま太平洋に出たり、小さな支流を遡ったりというTBIの旅はすぐそこにまでやってきました。相変わらずオフィシャルウエアはダーク系の色ばっかなので、春色の洋服を買いに行きましょう!!
きょうの一枚
今回は四万十川を少し多めに走りたいと思っています。特に昼間にCPもむかしのように川のほとりとかにね。

2006/03/22 (水曜日)

「高知の山奥はラジオも受信不能・・」
TBI試走はいよいよ本格化。WBCの決勝戦が気になる21日のお昼頃は、高知と愛媛にまたがる戦前のような集落を抜け、長年来ていなかった林道に挑みました。集落に出て「テレビ点いていませんか?」「テレビ?そうよ、ここらじゃテレビ映らんきね。」「テレビ・・・無いんだ。」という事で、ラジオをつけても受信不能。携帯もダメ。「しゃあない」とばかりに次の林道を目指すのですが、この林道も整備されているのはアメダスだか防衛庁の施設だか・・・だけまで。その先は「これは引き返したほうが良かんべえ!?」みたいな状態。で、またまた敗退。アタック系になってしまいます。
「フラットダート中心でGSもオーライ!なルート設定」って言った自分もあれだけど「何年四国の林道走っているの!バカ!自分が一番知っているくせに」みたいなみんなの非難の視線も。フラットダートなんて、どこにあるんだべ。まあ気を取り直して街に下りる途中、後続車から「6-1で勝っていますよ」と無線で。「何回?」「それはちょっと聞こえなかった」そんなこんなで、ルート制作は「屈辱的な1日・・・(結構続いていますが)」となりましたが、屈辱のあとにこそ歓喜が・・・と信じて帰路につくのでした。
そう、ことほどさように、日本チームは世界一の座に!雑多な感想も無くは無いですが、ただひたすらに「おめでとう!」と言うほかにはありません。野球は面白い!のであります。そういやフィギュアも良かったけど・・・。今回の大会の運営には、はからずも露呈したアメリカという国の姿もオーバーラップしたりしますが、トロフィーをティファニーに作らせたりするあたりで、まあ許してあげることにしました。やがて柔道のように、いずれ大相撲もモンゴル人同士で優勝決定戦になるように・・・国技だと思っていたり、自国だけの技術だ国益だ!実力だと思い信じたものの顛末やいかに。微妙な教訓を投げかけてはいます。でも春分の日のスケートリンクが混んでいたかどうか?が知りたいボクは、少年野球チームがひと月前のスケート場みたくなるんじゃないかと心配する日本人。
きょうの一枚
試走の3月21日。ここらを走ってる頃はWBC 6-1だったんです。TBIはこうして濃度を増していってます。

2006/03/20 (月曜日)

「3月20日今日はイラク開戦3周年」
パックスアメリカーナを夢見るネオコンたちの寝つきの悪い夜が始まってはや3年が過ぎました。アメリカ政府は開戦の意思決定における非を認めてはいるものの、改める道筋に困難さを感じているような気配が濃厚です。ばかりか血に飢えた軍産共同体国家は、とどまる事は敗北を意味し敗北の果てにあるものは目を覆う全地球的な惨状だと確信してもいます。ゆえにパックスアメリカーナは善であるとして、グローバリズムはその実現のための世界共通言語OSであるとでも思っています。おかげで、その寝つきの悪い夜は、まだまだ続きそうなほど世界の混迷は深くかつその原因が自分たちにあるとは気がつきません。そのアメリカのグローバリズムとは語源的には理想的なイメージを秘めてはいますが、その実は極めて深刻な利己主義だったともいえます。まあ自分たちの主義主張が絶対であるという正義感を異文化の民は不愉快と思うことは少なくないでしょう。
いきなり何が言いたいのか?といいますと、それは「WBC」のことを書こうと思って書き始めたのに導入ネタが重くなって、つい書きすぎた・・・のです。米国を発祥とするベースボールは、盟主たるアメリカが予選リーグで姿を消す!!という彼らには思いがけない展開になってしまいました。おまけに経済制裁中のキューバ・・・しかも大リーガーはだれも居ない!のと2人しか居ない日本チームが、
野球世界一をかけてアメリカの本土で決勝戦をやるようになるとは・・・つまりほかならぬ野球で、世界一をアメリカや大リーガー抜きで語るのはやめて欲しい!!と思わずには、居られないのでは・・・イチローの言葉を借りれば、それは「屈辱の日」ではありますまいか。自分が中心でなければ気がすまないことも、誰にでもあることです。それが人よりも強い人も少なくは無いはずです。アメリカが引き起こしてきた国際問題も、実はそこに原点を見出します。
決してアメリカは、世界を均一でのっぺらぼうなものにしようと思ったわけではありません。ただ共通の意識化で世界に市場を広げる=平和で安定を求めていったわけです。そこには見えない文明の壁や、精神が息づいていたのです。
それにしてもあまり野球が好きでも無く興味も低かったボクも、今回のイチローという選手の立ち居振る舞いには、分析したい多くのファクターが秘められているなあと感じました。これまでのナショナリズムとは異質の新ナショナリズムというか、まさに「武士道」とも思える「カタチ」そして言動や所作に感銘を受けました。夜、NHK教育で「藤田嗣治」を見ました。晩年フランスに帰化する藤田のアトリエには、よく使い込まれた茶道具が遺されていました。カメラの先にあるそれらは、本来無くてもいいはずの物がなぜ日本人にとって必要なものだったかを、静かに語りかけていました。
パックスアメリカーナ以前のヘゲモニーはと言うと、パックスモンゴリカ・・・チンギスハーンが築いた世界帝国。しかしいずれはほころび、それこそ跡形も無く草原に帰っていきました。しかしチンギスハーンのほうが、あの情報難の時代にあって多様な文化や価値観を認め受け入れるという姿勢を持っていました。殺戮は確かに繰り広げましたが・・・いま「帝国主義論」が盛んなそうでありますな。今の時代にあってなぜ?という感じがしますがアメリカやEUもそういうカタチで見ると理解しやすいのだそうです。「帝国論」20世紀の闇の中から蘇った亡霊のように聞こえますが、理解しておくのも必要かもですね。
今から出発して、泊りがけで試走です。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・小雪が舞って寒くて「グリップヒーター・・・・・」と悲しいHP-2は、それでも快適。

2006/03/17 (金曜日)

暖かくなったと思ったら、もう暑いくらい。そういえば去年の秋も、いつまでも暑いと思っていたら急に寒い冬になったような気がします。なんでも地球温暖化のせいにしてしまうのはいかがかとは思いますが、もう暑くてたまらなくなったクルマのエアコンの温度を思いっきり下げて、やって来るであろう過去にないほどの「暑い夏」を思って、ため息をついています。「いいや夏はモンゴルでクールに過ごすんだもんね・・・」
という事で、遅くなったのですが、BTOU本レギュレーション等資料関係の第一弾は発送いたしました。不明な点があればどしどしメールorお電話でお問い合わせ下さい。さてそれでこの週末はTBIの試走が本格化します。たくさんの写真を撮ってきて「きょうの一枚」にアップするのでお楽しみにね。
某銀行はBTOUに4輪まで参戦!もちエコなんですが・・・どうもドライバーは女性!のようです。やりますねえ。カブもリベンジ!!の模様で間もなく詳細が姿を現す予定の模様。
きょうの一枚
SSER 2DAYS CLASSICSより、SUPER-Nはもうすぐ!!いよいよ始まる2006年シリーズ。

2006/03/16 (木曜日)

春の大雨の様相。この頃の雨はもう少しおしとやかに降るものなのですが・・・これで週末は晴れなければ試走に黄信号が点灯しそうです。桜の頼りもチラホラなのですが、普通は桜の頃は長雨で、「ながめせしまに・・・」なのですがねえ。
さて、WBC・・・野球ね、韓国に負けたすね。でも大いに盛り上がったことは結構!なことです。で、例の誤審問題。いや誤審が問題ではなく抗議を受け入れて覆した判定が誤審につながったという、なんともはや、なお話し。同じアメリカを発祥とするスポーツ、アメフトでは「チャレンジ」という制度が導入されて、ジャッジに疑義ある時はベンチ(アメフトではサイドライン)はレフェリーにチャレンジを申し入れることができます。この場合オフィシャルクルーはVTRを見てジャッジの疑義を確認します。チャレンジが認められれば判定は覆りますが、却下された場合は貴重なチームタイムアウトをひとつ失うというものです。過ちを正すのにはばかること無かれ・・・な合理主義の発露にしてアメリカの建国以来の平等と正義の精神すら感じます。んでもって、何も映像記録に残らない時代ならいざ知らずTVカメラは言うに及ばず、数万人の目を黙らせるのは時代遅れです。良い所は取り入れてもいいはず。それが証拠にアメフトはテレビタイムアウトというのがあってCM放送のために決められた時間にプレイが中断されるというもの、なんかナンセンスなようですがコマーシャル主義なればこそで、どうも今回のWBCの放送を見ていると、あのイニングの後退のCMの多さとプレイボールがピッタシというところを見ると、どうもこの手法はやっているみたいですね。あっでも一瞬しかTV見てないから違うかもですが・・・見習うものの順番が逆のように感じます。
古くはラリーの競技審判も白い色のオフィシャルウエアを着ていました。・・・公正さを表現する色です。SSERもそれに習って白をアイデンティティ・カラーとしています。しかし白いものは汚れやすい!という事実も反面ではあるのですね。
きょうの一枚
SSERといえば白いつなぎ・・・いったい何着の白いつなぎに袖を通したことでしょう。過去のRRMゴールのCPでオフィシャルスタッフ

2006/03/15 (水曜日)

「やりすぎパナVs.PSE・・・おまけに外来語を日本語化?という連想ゲーム」と、わけの分からないタイトルで書き出した本日。まあ木の芽時(きのめどき)でストレスが多いやらで、何のお話かと言うと、こうです。最近デジカメを買ったらデジカメの箱の中から例の石油ファンヒーターの「お訊ね」広告のチラシがでてきました。デジカメがパナソニックだったということもありますが。「ほほう、さすが松下」そんでENEOSで給油したらレシートの裏は例の石油ファンヒーター、まあ石油つながり!でしょうが「やっぱさすが松下」と言わざるを得ません。確かにヤリスギの感はありますが、危険が予見できることに万全を尽くすというのは当然です。
タイトルにやりすぎ・・・と書いたのは、その内容よりも効果が別のところ(広告効果)に現れている点にあります。類似の案件を抱えた中小企業はここまでのことが絶対出来ないために、まあ厳しい立場に追い込まれる、ですね。企業防衛の広報戦略は危機を好機に変える!!のではありますまいか。んで例の古い石油ファンヒーターではないですが、PSE問題!古い電化製品が危ないと言うお話・・・PSEそれは狂牛病のお話ではなくてProduct Safety Electrical Appliance &Materialsの略なんだそうで、経済産業省の所管法律。最近オーディオにはまっている僕たちにはちょっと深刻な話で、要は古い電化製品は売買しちゃだめ。という法律。
1999年?に制定されて猶予期間の果てに間もなく発効らしいというのですが「全然知らなかった」という人が多い。もちろんボクもそのひとりです。経済産業省のHPなんてよく見に行くボクがですよ・・・で、知らなかったでは済まされないのが法律なのですが。「PSEと言われてもわけ分からんねえ。」と思っていたら国立国語研究所が外来語35語を日本語に言い換える!という発表。「アクセシビリティー・・・利用しやすさ」アクセスを利用と言い切るのはいかがか?「オーガナイザー・・・まとめ役」これは困った。そんなことよりBSE、PSE、CEO、COO、GDP、CSTO、SCE(これは企業名)とまあ今朝の新聞の一面にはこのほかにもたくさんのわけの分からない頭文字が踊る。
「もういいい加減にしてくださいよほんとに」
「すいませんBTOUってどういう意味ですか?」
「ありゃりゃ」
「RCPは?」
「およよ」
「でほんとはSSERってのは何の略語なんですか?」・・・ケッコウ人には批判しつつも、そんなコトバが好きだったりするボクはまとめ役。
きょうの一枚
スーパーNも近づいて来ました。文句無く面白いので、ぜひ!ヒストリックも楽しいですよん。

2006/03/14 (火曜日)

雪が舞う冬寒のような春の日。空は鉛色ではなく全体に明るいのですが、遠くに見える山は裾野まで雪化粧。春が来たかと思うと冬に戻りつ、を繰り返しながら春が来るから価値があるのでしょうね。白い峰峰を眺める度に少年時代の思いが蘇ります。特に春の山。美しくて厳しい。優しくて激しい。そんな感じでした。まだゴアテックスやダウンさえも無い時代(ダウンはとんでもない金額でデビューした頃)でしたから、春の山は特に厳しかった。
昨日のOVの藤原さんの現職が間違っていました。東京大学ではなくて御茶ノ水のようでした。お詫びせずに訂正いたします。それは名古屋の950ADV.乗りのOさんからご指摘のお電話・・・「BTOUは、950で行きます」「おお!」「ところで昨日のOVですが・・・」既に彼は「国家の品格」を読んでいました。数学者なのに情緒的だとかの人物評から始まって「あなたは右よりだね」「いやボクは極右だ」「・・・・・」ボクも冗談のようにそんなに言うことはあるけどハッキリ言われると、少しだけたじろいだ。「親父の新田次郎は富士山測候所を作ったのって知っていた?」・・・おお得意なところに話が戻ってきた。「芙蓉の人」や「富士山頂」で知っているね!「知っているよ」と答えたあと新田次郎のことを考えた。多分全部に近く読んだと思うのだが、よく覚えているのはわずかだ。高校生の頃だからね。特に「孤高の人」は素晴らしかった。「孤高」というコトバもイメージもこの本による刷り込みなんである。加藤文太郎という登山家の物語で、登山家を社会と相容れない人間というイメージを醸成させたという点では、「いかがか?」と思わなくは無かったが名著ではある。それ以外の山の本も多かれ少なかれ主人公は社会生活の欠格者のような設定が多い。まあ事実もそうだったんだけどね。まあここらがきっかけで、山の本には奥深くはまって行きましたね。
電話の話が盛り上がって、「この前の名古屋ではゆっくり話も出来んかったね」でTBIの前夜にゆっくりと呑みに行こう!という話になりました。おや、なんか前夜は何人かとも約束しているぞ・・・どーか名古屋の夜のような激しいことになりませんように。
きょうの一枚
事務所の奥に「社長室」を作る予定なのですが、ここんところこういうのに占領されています。試走の出撃準備は出来ているのですが・・・・・寒いので。

2006/03/13 (月曜日)

「パスポートが替わる」
ICパスポートの受付が3月20日からスタートします。ボクも残存期間が中国の入国用に厳しくなったので書替え!と思って外務省のHPに行くと「ICパスポート」あたらしもん好き!は早速この手続きをしよー!と思っていますが、注意事項を読むと「ただし、提出する写真の規格が変更になり、写真自体の大きさは変わりませんが、顔の占める割合が大きくなります」ってやだな。さらに「IC旅券に格納されているICチップは電子部品です。IC旅券に強い衝撃を加えたり、高温の場所や磁気の強い場所に保管したりすると、ICチップに異常を来す恐れがありますので、取扱いには注意が必要です。」って、かなりまずいかなあ。ラリーカーや試走の時には持っていけない?でもきっとICパスポート用のケースなんて作っているメーカーもあるんだろうね。
「国家の品格」藤原正彦著のお話
この本のことも藤原正彦という名前も知っていたけど「また今度読んでみよう」くらいに思っていた。本屋に行くとベストセラーとして置かれているし。でも日曜日の朝のTVに出演していた藤原正彦さんを見ちゃった。彼が新田次郎の次男だとは知らなかった。今は東京大学の数学教授。若い頃新田次郎の小説はよく読んだなあ。「孤高の人」や「八甲田山死の彷徨」山に登る者たちの愛読書だったかも。・・・でその、藤原さんの話し振りに実に感銘を受けた。歯切れが良く明快。竹村健一も「テレビでそこまで言うか!」と驚く。まあ内容はもちろん論議を呼ぶものであり、単にストレートに受け入れるかどうかは読者に任せるべきだが、武士道や伝統、日本人の美意識などについては、考えなければならないだろうと思う。理論的で数学者らしい構築だが内容は数学家とは思えない情緒的な理論?いやボクは一発でファンになった。
「F1スーパーアグリの完走」
佐藤琢磨はボクと誕生日も血液型も同じ!なんとかバーレーンのスターティンググリッドにたどり着いて欲しい!と思っていたのだが、なんとゴールにまでたどり着いた。素晴らしい!何がどうにせよ輝かしい第一歩だ。ヨットのニッポンチャレンジも復活しないかなあ?20年くらい昔の話かな?酒の席の話だけど・・・日本人が難しいものとして「純国産のF-1チームとアメリカズカップ。そんで少し手前味噌で砂漠のラリーのオーガナイズ」立ち上げることも困難ながら、続けることはさらに困難なのではありますまいか。
きょうの一枚
土曜日の試走中!!日曜日は雨でしたからね。桜と言ってももソメイヨシノじゃないんでしょうが、咲き始めて四国路は春爛漫までもう少しってのに今日は小雪。桜色に菜の花の黄色に小雪の白、パステルっぽくて淡い春。

2006/03/10 (金曜日)

この週末、いよいよF-1が開幕する。日本人悲願の純国産チーム、スーパーアグリもスターティンググリッドになんとかたどり着けたのだろうか?チームのオフィシャルサイトはトップページのまま止まっている。世界に向けてアピールしなければならない新規参入チームのHPがこのままではイカンのではないか?何が起きているのだろうか?と心配。ヒマならネット上を捜し求めていけば情報は手に入るのだろうが・・・あいにく。で、最近見たテストの画像では、純白のボディが虚しくも美しかった。ノンスポンサーなのかティーザーをやっているのか不明だ。
でもホントは僕は知っている・・・サマンサタバサっていうアパレル系の、というかジュエリーと女性用のバッグなどのメーカーで、今度大人のメンズブランドを立ち上げる会社がパートナーになったらしい。するとカラーリングはパステル系?でもメンズはキング・・・きっとゴールドみたいな色かなあ?いずれにしてもチーム・スポンサー相互の成長を祈りたい。
それにしても男たるもの、カートからスタートしてF1チームのオーナーになるまでというのは、荊の道だとしても素晴らしいことなのだ。一時は加盟金だか保証金だかすごい金額が未納で危機的な状況だったというニュースもあった。が、まもなくそれもバーレーンの第1戦のスターティンググリッドで昇華する。いやそれからも荊の道のりだろう。ボクたちもじっくりと応援したいと思う。モータースポーツに“まだ”夢を!!さあちょっとF1のサイトに行ってきます。
きょうの一枚
今日の一枚は岡山の中原さんからいただきました。
花村萬月のツーリング小説「たびを」を知人からもらったのですが、1000ページもあって読書もラリーみたい・・・です?

2006/03/09 (木曜日)

「レギュレーション&ルートインフォメーション」

本日BTOU2006の最終レギュレーションがまとまりました。ちょっと遅くなりましたが・・・間もなく皆様のお手元に届くはずです。またルートインフォメーションについても初期の案内と「10倍・・・」での内容に若干の違いが生じてきております。基本的なルート構想案は、西に向かうものですが10日間4000kmというボリュームとエコチャレンジとを勘案したものです。これまでの10年の地理的なノウハウの粋!?を費やして、素晴らしい風景と完璧なロジスティクスを目指します。「まるで芸術のような・・・」
それからTBIでは、今回四国西南地域が濃密になります!またゴールは変更。豪快な浜での漁師さんたちによる魚の饗宴・・飲み放題の生ビールのサーバー・・・(ゴメンこれまだ未計画)最終日の夜は素晴らしいものになります!!(***あくまでも予定です。)と、やりたいことと現実を埋めていくのがボクのこの20年余りの仕事だったかもです。
きょうの一枚
今日は新居浜へ行ってきました。なんか毎日毎日仕事とラリーの準備で、お出かけが続きます。今日の一枚は、そんな新居浜で撮った廃橋・・・今度はここのおシゴトです。

2006/03/08 (水曜日)

「GSにハイブリッド!?」
というニュースを見てビックリしていたら、レクサスGSにハイブリッドがでるのだそうですな。「GS」というのはただの記号で、意味があるわけではないんでしょうか?グランドサルーンとか言うんでしょうか?あとの車種はISとあとSC・・・セルシオのレクサス版はLSでしたっけ?秋には投入されて、待ちかねていたお父さんや社長さんがガッツリ行くんでしょうな。で「良くも悪くもトヨタ的ですねえ」という声はよく聞きますが、「トヨタ的な良いところとトヨタ的な悪いところ」というのは、よく分かるようでよく分からない日本的な曖昧さを意味する言葉で、トヨタがどーのこーのではないのではないでしょうか?
ナニイッテルノカワカラナクナッタ。それにボクは今日はトヨタのトヨタ的な素晴らしさを大いに褒めちぎろうと筆を執ったわけであります。いやそれしてやっぱりトヨタのハイブリッド、というかハイブリッドのトヨタ。何を隠そうハイブリッドは今や日本の戦略兵器でもあります。かつてのCVCCで全米を席捲したホンダどころの話ではありません。しかしあの時はマスキー法というのが、いやその法律の存在そのものが、カリフォルニア州ですが、アメリカの先進性の広報ツールになっていたのです。いまは京都議定書というのがマスキー法に変わるハードルとして産業界ことのほか自動車メーカーにのしかかってきています。
ブランドイメージを高める方法はふたつ・・・スーパープレミアム化でフェラーリを押しのける勢いで行くか?環境性能で突出するか・・・京都議定書の効果を待つまでもなく顕在化する温暖化の脅威に加え原油価格の高騰が後押しをして北米も環境問題は座視できないとなりつつある中で、ハイブリッド=ジャパンテクノロジーにまたまた新たな違う脅威を感じているのでしょう。植物起源の燃料エタノールの本格生産に乗り出すらしいです。
21世紀の最大の産業は環境業??環境が左右するのは実は食糧なのですね。飽食の時代から、考えて食べる「考食」の時代になることは間違いありません。「なあクマさんやエタノールは飲んだら旨いのかねえ?」「そりゃあおめえ、サトーキビから作るとか、とうもろこしから作るとか言ってるアルコールだろ、旨いに決まっているだろー」「じゃあそれはクルマに飲ませるって事は、飲酒運転もいいってことかい。クルマん中は、酒臭いんだろーな」
スイマセン!!今日はとても疲れていて分け分からないこと書きました。
きょうの一枚
今日田舎の小川で若い鴨・・・でも丸々と太ってて「ムッホが居たら、あれ旨いですよねって言うだろーな」と思いながら春の小川を眺めてました。場所は宇和島。ここの川に架かる橋の絵を描くというお仕事。

2006/03/07 (火曜日)

「HP-2はツアラーだったのか?というお話」
最近物忘れのひどさには辟易としている。仕事している時間の3分の1は、何かを探しているか、何かを必死で思い出しているかである。必然的に老人は仕事時間が増える一方なのである。たとえば昨年のGRMの時、マップホルダーをつけようと思って探したら見つからない。2日も探したのに・・・じゃあ「しゃあないタンクバッグで行くか!」と思ったら、これも出て来ない!!いよいよ明日の朝には出発するというのにぃ・・・と思いつつも・・・お疲れ様です仙波です。・・・に電話してタンクバッグをゲット!!でもやっぱり使い慣れたやつが良いなあ・・・とGRMから帰ってバイクをガレージに収めると、誰かがそこに置いたのかあれだけ探し回ったタンクバッグがある・・・しかも、マップホルダーがなぜだかその中に!「全く自分をのろいたくなった!」でも、おかげでタンクバッグは1個増えた・・・ということなのである。
ところが数週間後のある日「HP-2の純正のタンクバッグがありますよ」と例の「お疲れさま・・」の彼が言う。それにしてもその金額の高さに驚いた!!「バイク買えるじゃん?」「いやバイクは買えないでしょ」「うーーん」「やめときましょ」「当たり前だよ、そんな高いタンクバッグ買えるわけないよ」しかし考えた。「そーいや俺タンクバッグもっていたかなあ?それにヴィトンのバッグほどの値段のタンクバッグってどんなんだろー?」HP-2が届いて1ヶ月後にドイツからでしょう、バッグが届きました。いい加減なものだったらBMW-Japanに電話して文句言ってやろー!とそれは楽しみにしていたのですが、届いたそれは実に見事な!テールバッグともども「さすがBMW」な一品。よく出来ていて品質もヴィトンのそれ、いやエルメスも・・・とかって言うのは大げさに言ってるんだからね・・・HP-2のロゴも美しく・・・・・しかし「何でこんなものにこんなにお金かけて作ったんだろー?」という疑問がわいてきます。「HP-2ってツアラーじゃないんだぜ、こんな2泊3日くらいのツーリングにでも行けば?みたいなバッグいらないだろ」買っておいて届けてくれたお店の人に毒づく。「いや、案外HP-2ってロングツアラーなんじゃ、ないすか?・・・これはセンバクンの弁ではありません」どーもその通りなんです。まさにTBIやモンゴルや、アドベンチャーなんて称しているのはタンクキャパシティが大きいよ!という意味で、その意味ではHP-2は心もとない部分ではありますが・・・そんなことはツアラテックかアチェルビスが近々解決してくれることでしょう。それにしてもツアラテックのデリバリーの遅さ、なんとかなりませんかねえ。
追伸・・・ほんとにHP-2はご機嫌なツアラーです。あれ店頭で試乗できれば、相当多くのお客さんを取り入れられますよ。スクリーンとかつければOK!ハンドルヒーターはさすがに言いにくいなあ。
きょうの一枚
TBIから、高知の山の中に延びる林道。よくもまあこんなに!と思うくらい先人たちは山を開き道を抜き・・それらを産業資産とでも言うのでしょうか?今はその産業資産を観光資産との供用または共存策の必要性を痛感します。ボクたちが通るのは観光!って思われたくないんだけど・・・。

2006/03/06 (月曜日)

ご案内の予定??のご案内
TBI2006に招待されるBTOU2006初出場予定者にむけた講習会が行われます。スケジュール的に「それは厳しいーー!」かもですが、2006年4月28日午後です。場所は奥道後ホテルまたはSSERのオフィスを予定しています。午後4時から午後5時までは、菅原義正氏によるラリーレイド参加の心構えと綿密な準備、そして走り方などを中心とした「始めての海外ラリー講座」さらに休憩を挟んで午後5時15分からは、山田徹氏ってボクのことだあ?によるモンゴルでのナビゲーションを中心にした「ラリーナビゲーション講座」などが開催されることとなりました。そんな講習を聞いてそのあと1週間のライディングは相当に役に立つはずです。そんでもって夜は懇親会・・・・・ここだけは誰にも教えたくなかったあのお店で・・・・・渾身の懇親会っ!!これまでこんなに旨いもの食ったことが無かった!!と言わせてあげます!!H木さんもどおー?!ホテル送迎の往復バスも用意しますからご安心下さいね。ちょっと前倒しのGW休暇をご計画くださいな。
さて巷は汗ばむほどの陽気・・でも今日は雨。先週末はついにTBIのルートセイサクが始まりました。おそらく延べ日数で3週間かけて仕上げてゆきます。4月になると雪も解けて年度末の工事も終わるので数日がかり(約7日間)で仕上げて行くのですが・・・問題はスーパーN!!オーマイガ!!なので、どのように段取りをつけたものかと悩んでいます。ちなみに今、林道は四国といえども雪に閉ざされているのでした。
きょうの一枚
TBIで14年間通ってもこんなに晴れてたのは、おそらく一度だけな四国カルスト・・・今年はきっと晴れ!かな

2006/03/03 (金曜日)

今日はなぜか海外の仕事が多い日で、フランスやらカナダやらとメールのやり取りをしています。海外からのこのサイトの英語化の圧力が強まっていて「ううう・・・外圧に負けてなるものか!」なんては全く考えていません。ただただ手が足りないというところでしょうか。いや、でも確実にヨーロッパ系の参加者は増えることでしょう。期待していてください。
あと女性参加者!の皆さん。もっとどんどん参加してきてください!!なんて言うか女性のスーパーパワー!去年のエコを走っていた(ってもふつうのラリー選手より早く帰ってくるんだもの)あのガッツを!毎晩徹夜朝帰りの連続の果てに帰ってくるあの赤いバギーのドライバーのように・・・ボクに、いや参加するみんなに夢と希望と笑顔と優しさを与えてください!!心からのお願い!!です。
それにしてもここのところ、天気が良くても気温は低い「早春賦」の歌詞みたいな毎日ですが、もうボクはTBIのコース制作のことでお尻に火がついてきました。スーパーN!ヒストリック!!BTOU!!!ボクの春は充実しつつもハードで厳しいのであります。
きょうの一枚
今日の一枚は、どうもモンゴルの動物シリーズ?!今日は山羊。最近モンゴルはカシミアが高値で売れるということで、特にこの白いカシミアの取れる山羊が増えてきました。でもまあナニゴトもバランスよくね。

2006/03/02 (木曜日)

今年のBTOUの10Kgバッグのデザインをした。製造個数は120個だ。案外多いのだ。またこの10Kgはメッチャ重宝している。最初からのを全てコレクションしている人も居るし、僕なんか1個丸ごとダウンシュラフ入れにしている。適当に丸め込まなくても押し入れられるしスペース余裕あるから細々とした物はシュラフの隙間に放り込める。
もともとこの10Kgバッグが誕生した経緯を説明しようか?それは1996年第2回RRMのエタップ1。この日はウランバートルからツェツェルレグという町までの長い1日。参加選手の貨物を運ぶトラックの出発が遅れたのは知っていた。ツェツェルレグという町は標高の高いハンガイの山の町、 もちろん夜は寒い。選手のテントやシュラフも朝まで届かなかった。つまり過酷な夜を全員で過ごした!ということである。翌朝「さあースタートだぞ!」と言うと「マージー?!」という大ブーイングが、そういえばあったような。そんなこんなで2日目からは全神経はこの貨物輸送に傾いてしまったほどである。
翌年「選手のシュラフとテントだけでも先に到着させるために飛行機をチャーターする」というところから話が始まり、「それじゃあ制限重量を10Kg最大100個で1トンならヘリでも運べる」「人間乗らなくて良いんですか?」「うーーん」てな感じで10Kgバッグシステムが始まった。
一人用テントとシュラフを完全に納めて10Kgにするベストなサイズは?と数日間の試行錯誤の結果!誕生したベストサイズ。
98年のパリダカ、ヨーロッパの港でマシンを預けて船室に登る日本人参加者の、なんと多くがあの10Kgバッグを持っていること!!
今年のはちょっとおめでたい系の色です!オタノシミニネ
きょうの一枚
草原の会長じゃなかった怪鳥・・タス!子牛くらいの大きさがあります。でも希少種になってしまいました。素晴らしい生態系を蝕まないで・・・・・この数年で野生動物は激減傾向のモンゴル。多くは中国人などによる簒奪。地下資源も石炭はモンゴル産が良質だとかで、なんとあのゾーモットにまで中国は鉄道敷設計画があって、どうもこれはモンゴル政府が拒否した模様ですね。

2006/03/01 (水曜日)

いよいよ3月!!ボクたちは2月末決算なので新年度!の始まりなのです。
最近は日経新聞の堺屋太一さんの連載小説「世界を創った男・・チンギス・ハン」にはまっています。今はまだチンギス・ハンは少年時代でテムジンと呼ばれる頃なのですが、それにしても作家の深い創造力に感銘を受けています。
21話ではホラズムから来た隊商の話、彼らの言葉が大阪弁にしてあるのが面白いです。そのイスラム商人の少年の言葉から、テムジンはさまざまなことを教えられます。「ホラズムの商人の間ではこういいます。徳あるものは才がない、可愛いやつは利を生まない。・・・なるほど、可愛い者だけを使っていては大きな利益は生まれんというわけか・・・テムジンは深くうなづいた。」
まあ堺屋先生は少年期のテムジンが、何に影響され誰と出会いチンギス・ハンという世界に無二の人物を形成させていったか!について壮大な歴史の中から仮説を立てて、その世界を創った男を作り上げようとしています。まるでクローンでも作るように。作家であるよりも学者であるかのようなイメージを強く受けます。世界の辺境にあったモンゴル族が、どのようにして歴史の舞台に現れてきたのかが、もうすぐ書き表されていくことでしょう。
そんなモンゴルは、いまはひっそりと21世紀から取り残されているようにも感じられますが、ボクは実は21世紀後半はモンゴルが台頭すると考えています。モンゴルは厳寒の地!だと思っている方も多いですが、北海道くらいだとも思ってください。標高で言えばウランバートルでも1350mくらいだし、日本の冬でもそのくらいの標高に上がると寒いってもんじゃないでしょ。
まあそんなことはともかく、広大な土地と豊富な水。大平原に吹く風力は巨大なエネルギーとして無尽蔵に取り込むことができるでしょう。またこれからの環境技術でさまざまなものを作ることが出来るはずです。緑豊かな1辺が数百キロもある平原なんて世界にはもうここにしかないだろうし、アジア経済圏とEUを陸路で結ぶ文明の交差点?でもあります。もちろん陸路でなくとも巨大なハブ空港の建設も可能。また人々は自給自足の生活ができる国で、それもやむなく自給自足の生活をするというよりも、国民の多くがゲルで暮らす遊牧の暮らしが良いと思っているわけですから、日本の企業がウランバートルに高層マンションやら住宅を建てて近代的な暮らしがベスト!だなんて、間違った価値観を与えてはいけない!と思うのであります。世界が人口爆発による食糧危機に直面した時、温暖化の影響で生活する土地を失っていく時、地上に残るプリミティヴな大地として、この国は燦然と輝きを放つとボクはそう思います。でも中国の資源を求めてのモンゴルでの簒奪は過去の歴史を見るにつけ漠たる不安を強くする昨今ではありますが。
きょうの一枚
モンゴル犬の子犬。遊牧民の暮らしに欠かせない家族の一員です。とても賢いモンゴル犬、ですが純血種が少なくなってきてるとも言われてて、ラリーに同行しているボルドサイハン医師もいつも探しています。特徴のひとつ目の上にある丸、「目が4つあるから悪い人がすぐ分かり家畜や家庭を守る犬」と言われているそうです。目の上にある2つの丸に注目してください。

 

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