著者紹介-菅原義正

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菅原 義正 SUGAWARA Yoshimasa [経歴]

パリダカ世界最多連続出場33回の記録を持ち(2016年1月現在)2016年3月に今まで持っていたギネスワールドレコード社の記録を更新しました。1983年に2輪で初参戦以来、4輪(7回)での経験を経て1992年より、日野自動車のトラックで参戦、トラック部門の総合準優勝6回、10.000cc以下クラスのクラス優勝7回。 1989年から2009年まで20年連続完走をしており、この記録もパリダカ史上最多でギネス社からも認定されている。

[菅原義正氏 経歴]

[外部リンク]

日本レーシングマネージメント(株) 取締役会長 http://www.j-r-m.co.jp
日野チームスガワラ http://www.teamsugawara.jp

 

菅原さんからの手紙

2006/12/29 (金曜日)

2006年最後のOVとなりました。本来オーガナイザーの「ぼやき」を書き綴ろうと思ったのですが・・・振り返ってみますと、このサイトができてもう7年と2ヶ月が経ちました。ちょうど故ガストン・ライエさんをはじめて招いたミーティングの直前からスタートしたのでした。今思うに、このOVは自分にとっても貴重な資料になりました。その時ボクはどう考えたか、どう行動したか。「おお、日記をつけるとはこういうことだったのか」と思います。でも時には「こんなことを書くのはよくない」とか恣意的な部分も少しだけあって、公表するということの難しさもいろいろ考えさせられたものです。

この7年間は、こうしたネット社会がもたらす部分も大いに手伝って、実に愉快で、でも苦痛と苦悩にも満ちていて、人生の中でも有意義な時間だったと感じています。

さて、あとわずかとなった2006年。皆様はいかがでしたか?ボクはまさにアチコチを飛び回った1年でした。しかもその果実は2年後3年後にと繋げる長い道のりの始まりを感じさせます。

特にラリーといういまや前近代的になろうとするスポーツの未来、自動車の未来、環境と人間の未来・・・ほんの少しアジアを広く知ろうとするほどに、驚愕を覚えるほどの未来への不安が横たわっています。

2007年、ぼくたちはラリーなどを通じてしか大きなメッセージを発することはできないかもしれませんが、皆さんとさまざまに語らい、次世代が健康的な時代になるように進んで生きたいと思います。SSERオフィシャルスタッフの強化合宿?が明日からあるそうですので、行ってきます。

きょうの一枚
「ボクのMVアグスタとサハラローズ」
世界で一番大きいサハラローズ、その時価は計り知れません。だってバイクより大きいんですもの。でもこのバイクも時価は相当なものです。アルチェロ・マーニさんもこのころはここのレース活動を・・・でボクのこのマシンはアゴスチーニが乗っていたもの。ああ、マイク・ヘイルウッドやジョン・サーティース・・・今のMVアグスタ社はこの時代のアグスタ社とは別物なのだ。なんか文句ある?!


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2006/12/28 (木曜日)

「Peking to Paris大陸横断ラリーin1907」が届いた。よく見ると発刊日は2006年12月20日となっているから、まさに発刊ホヤホヤ・・・発行はマール社・・・デザインなどをなりわいとするわれわれは「ムム聞いたことあるな!」という出版社。しかし何故にこのタイミングで・・・・・表紙周りの帯に書かれている言葉を・・・「人類の歴史を変えた幻のラリー」「1907年、自動車の限界に挑む世界初のラリーが行われた!」

「ガソリン自動車が誕生して20年、フランスの新聞ル・マタン紙が、北京からパリまで走るという前代未聞の長距離ラリーを企画した。エントリーした車は3輪・4輪、会わせて5台。時は折しも鉄道ブーム。輸送手段のほとんどが馬車から鉄道に変わり、使われなくなった道は自然の中に飲み込まれている。橋は朽ち、道は沼と化した。果たしてゴールはできるのか!そして勝つのは誰だ!」

「毎朝、出発のとき、われわれは力がみなぎるのを感じる。なぜなら、前日のつらい記憶をすでに失っているからだ。忘却と希望こそがわれわれの力なのだ。このラリーは、人生と全く良く似ている。」ボク「・・・・・」
優勝・・・イターラ 62日間
完走・・・スパイカー、ド・ディオン・ブートン 2台
リタイア・・・コンタル(ゴビ砂漠にて)運転手は瀕死の状態で救出されたものの、クルマは現在もゴビ砂漠に眠っていると言われている。
ボク「ムムムムム・・・」
ルートも分かるし、リタイアの位置も分かる。そういえば第一次世界大戦時代やノモンハンのころの残骸も草原や砂漠には残っているのだ。さあ、コンタルを探しにいこうか!?

きょうの一枚
事務所の玄関ホールの内照式の写真パネル(正確に言うとカラーコルトン)のフィルムを数年越しの念願かなって変更。新年を迎える準備OK!モデルは任意に写真を選んだのですがなんと尾島さんが2枚!と負傷して現在リハビリに励む西村さん。OVは明日もお届けする予定ですが、いろいろあった2006年もあとわずか。2007年は良い年でありますように。西村さんも2007年はオフィシャルの一員として復帰するのが目標!!みんなでガンバリマショウ!


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2006/12/27 (水曜日)

そういえば2040年には夏の北極海の氷がすべて融ける!そうですね。(まだみんな生きているよ)ことほどさように地球温暖化は深刻度を深めています。で大きな問題はそれらによる海流の変化だそうです。北極海の氷が融ければ地球の大循環である海流がストップするといわれています。南極の氷がすべて融けると(もち氷河やグリーンランド氷床などもね)海水面は確実に70m上昇するそうです。まあ南極の氷がすべて融けるのにはもう少し時間が掛かるでしょうけど。日本で70m海水面が上昇したらどれほどの家屋が水没するのか?そしてどれほどの耕作面積を失うのか?今度うちのスーパーコンピューターで計算してみます。あっいやスーパーで買ってきたパソコンのことです。恐ろしい数字が出てくることでしょうね。いまから30年ローンで家を建てるなら標高100m以上のところが良いでしょうね、ってそんな話かい!

でも海流がストップすると全球凍結に向かうという話もあって・・・すると標高の高いところに住むより・・・ってまだそんな話かい!!?いずれにしてもこれほどの環境変化は人類の制御の速度を超えていることでしょう。すでにデイ・アフター・トゥモロウばかりか多くの科学者が警鐘を鳴らし続けています。食糧の生産は穀物野菜を問わず激減!!最近はその海流の変化からなのでしょうか?エルニーニョだとかラニーニャだとかで気候が大きく変動します。昨晩関東を襲った記録的な豪雨も、こうしたことに起因しているような気がしてなりません。どんどん暖かくなる地球。逆に全球凍結なんて恐ろしいお話もあって、非常にバランスのギリギリのところに人類は、いや生物は生を営んでいるんだなあ、と愛おしくさえ感じます。

さて2007年に向けて年末年始の特集はこうした環境問題が多くなっていることでしょう。良いお年を。ってまだ書くと思うけど。

きょうの一枚
2006年のオフィシャルウエア・・・「印象に残る1年でありますように」と願いをこめたメッセージ。2007年は、どんなテーマで行きますかね!?

2006/12/26 (火曜日)

みんなダカールに出かけちゃいました。ほぼ最終組の池町君も今日のエアでフランスへ。今回も空前の規模となったダカール。このラリーはいったい、どうなっていくのでしょうか。この答えは下段の記述を参照に。

さて三橋選手はゼッケン340、池町選手はゼッケン344、結構お近くです。同世代の二人は数奇な運命の道のりを歩みます。ダカールではMOTOで好成績を獲得。二人ともモンゴルでは総合優勝を遂げています。そして4輪へ転向するや、ニッサン。そして池町はトヨタへ移籍、そして今回はついに念願の?ミツビシへ。三橋は今年からトヨタ。そのことだけを聞けばまるで二人とも順調な道を歩んでるかのように見えますが、なかなかどうして苦難の道、茨の道を歩んでいるのです。自ら常にそういう道を選んでいるのでしょうか?ぼくたちも古くは、この季節はパリにいて、ちょうど近くのスーパー「モノプリ」で毎日買出しをしては自炊の日々を送っていました。で、最近の話題ではそのスーパー「モノプリ」が急成長中!だそうです。そしてその経営コンセプトはやはり「エコ」でした。

日経デザインにはこんな記事がありました。『「On fait quoi pour vous aujourd’hui?」(今日はいかがいたしましょうか?)フランスのスーパーマーケット「モノプリ」の広告はこんな御用聞きのような簡単明瞭なメッセージで身近なスーパーであることを消費者に印象付ける。(中略)商品やストアデザインのコンセプトから運営に至るまで1990年代初頭からサスティナビリティ(持続可能性)に力を注いできた。』・・・と書き始めたのですが中身が濃いけど長くなるのでやめ。で2005年上半期には売り上げを64%アップさせたとも・・・僕がよく使う言葉サスティナビリティ・・・それはいまや世界の標語のようなものであります。地球温暖化、まもなく訪れる食糧危機、いずれにしても地球上では、多くの問題が「それはサスティナビリティか否か?」を問われているように思います。日本の企業がよく言う「持続可能な成長」というのは実は幻想で間違った言葉です。持続するということは持続する可能性の低いものに対して用いられる考え方です。
まあ極論を唱えれば「継続は力なり」、ということは継続させるのには力が必要で、その力は必ず衰えるということではありますまいか。世界は大きなひとつの原理で動いているような気がします。それは「諸行無常」つまり持続可能なものなどはありえないと、古よりそう伝えられてる普遍の原理です。

だからといって決して持続を否定しているということではなく、むしろゆえに続けることが大切で貴重で意義のあることだと考えるのです。長くダカールを戦い続ける男たちに魅力を感じるのは、ひとつはその部分かもしれません。得体の知れない定理への挑戦はまた見えざる敵との戦いのようなものでしょうか。

きょうの一枚
北京にて。実はこれ民族博物館から町並みを見たものです。高いもの、大きいものは権力と富の象徴。世界普遍の原理ですが、はて。

 

Organisation Voice 2006/11/30 (木曜日)

暖かい毎日が続きます。バイクに乗って、フラッと出かけようとするたびに電話か来客・・・早い午後の陽がやわらかに近くの木々を照らしています。

SSER 2DAYSでは見事な紅葉を目にしましたが、もう紅葉は里まで降りてきています。

最近の座右の書?はあろうことかBMW R1200GADVのカタログ。タイトルにはExplore your horizon.「あなたの中にある地平線へ、今旅立つ時」みたいな意味。もちろんこのカタログのことは以前にも書いたけど、こうしてBMWは、1200GSのときは南アフリカ カラハリ砂漠だったり、その前のときはペルーだったのはどのモデルだったか?

しかし今回のは見事にボクには「刺さりましたね」もう何ヶ月もデスクサイドにあって・・・。

扉をを開くと、おそらく新疆ウイグル自治区カシュガルの南、パキスタンに抜ける標高7900mのクンジュラブ峠付近と思しき写真。そこはカラコルム山脈。K2やナンガバルパットのある山域。

本文にはムスタークアタ山(7546m)と書いてある、ならばカラコルムではなく崑崙山脈の中心あたりだろうか?パミール高原だ。そこから北はタリム盆地、崑崙山脈の豊かな雪解け水が、多くの恵みをもたらすはずなのに、なぜだかタクラマカン砂漠が広がっている。雪解け水は伏流しているのではないのかな。このBMWバイク隊は行ってないけど、さまよえる湖ロプノール(ノールまたはヌールは湖のことだ)そしてその東300kmには敦煌・・・・いつかはこの地をラリーで到達するぞ!!・・・話がそれた。

カタログの写真だ。酸素の薄そうな山の空気まで写し取ったような群青色の空、モンゴルでもよく見かける石積みの家、杖を突いた婦人。ウイグル族なのか、遠くをBMWライダーへと歩いている女性はイスラム教徒だろうか、もう旅心を掻き毟られながら、バイクに付けられたナンバープレートが臨時入境と書かれているのを見て、これは新疆だけなのか中国全土で、これの取得が可能なのか?などなど、いろいろと関連して夢を膨らませているのでありました。

そして「千里の道も一歩から」孔子(紀元前551~479)聞き慣れたこの言葉は、なんかこうした写真と共に語られると意味が深い。てな事で、BTOUの前にはTBIおまけに北海道。参加するものにも、主催するわれわれにも負荷は少なくない。要は踏み出すか踏み出さないか・・・のみだ。

きょうの一枚
SSERの工場に突如出現したカフェ?これは長年の夢でもあった倉庫と工場の大清掃と片付け・・・3年がかりですが、の作業中の休憩所?ちなみにやって来られてもまだ実質的なカフェの機能はございませんので。


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2006/11/29 (水曜日)

四国遍路を世界遺産に・・・という運動が熱を帯びてきている。当のユネスコは、どちらかというと認定済みのものも、新規認定も減らす方向にあるということを何かで読んだ。この話、ボクは賛成でもあり、またそうでもない。年々増え続ける巡礼の旅人。世界は巡礼ブームなのだそうな。でも要は、世界遺産にすることによって、どうしたいのか?ということだと思う。建築物や自然遺産ならまだ話はわかりやすい。観光と保護だから・・・。

広島の原爆ドームも人類の負の遺産ながら、まあわかりやすい。保護をしなくても巡礼は残る。現代風に変化しながらも適切なサイズでキッチリと残っている。以前は政教分離だから・・・と腰の引けていた行政も、少しばかり手を入れるようになった。林道と交錯して伸びる遍路道に立つ、今にも自然に帰りそうな木のささやかな看板が、真鍮のプレートをはめ込んで「ワールドヘリテッジ」なんて自慢そうで立派なものになったら、なんか困る。

でもその四国巡礼、何度も書いたがTBIの原型はそこにあったのだ。
巡礼という行為と、無数に伸びるトレイル、そしてそれらでつながれる寺。四国という不思議で快適なサイズの島。険しい山河に伸びたかつての遍路道は、まさに苦難の道だったろう。それを世界遺産にするということは面白いが、不安も残る。こうした文化を遺産にするなら、モンゴルの遊牧民の暮らしも世界遺産にしたらいいと思う。完全にリサイクルされた彼らの生活こそ、大急ぎで守らなければならないかもしれない。余計なお世話かもだが。

というこの二つの話は似ているような気がする。そしてそのどちらもで、その自然にタップリと浸りながら、時にはそこで暮らす人々の手を駆りながらわれわれはラリーをしている。偶然だが、なんか根っこの部分では共通したものを持っている。

世界遺産TBI・・・世界遺産BTOU・・・そんな感じで行くのは、どうすか?ユネスコに怒られちゃうね。

きょうの一枚
てなわけで、TBIとお遍路さん。ここ足摺岬など太平洋側では、初夏。木々も亜熱帯・・・ふだらく渡海伝説によると、千年の昔から足摺岬は、海の彼方にあるという極楽浄土「ふだらくへ」の東門。この地からは、そんな浄土に向けて小船で漕ぎ出していく僧が多かったらしい。高知出身の直木賞作家、坂東真砂子の「桃色浄土」ではそんな哀しい物語が。2007TBIは、そんな遍路の旅を少し色濃く・・・。


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2006/11/28 (火曜日)

資料請求の皆様へお知らせ。

BTOU2007インフォメーションは、まず第1弾は本日午後に発射!いたしました。んで、一両日中に到着することと思います。結構な数量!!で、着弾しなかった方は第2弾ということで、12月6日ころの予定!でございます。パリダカなどですでに出発してしまった方には、申し訳ありません!?

今日は久しぶりに青空!なんとも暖かくて、撮影現場のボクは半袖のオークリーのTシャツ!!そのあとはあわててスーツに着替えて走り回ることしきり。忙しいのだ。

きょうの一枚
ムッホと将棋!子供のころは強かったボク!でムッホは覚えてまだ10局くらいしかやってないのに強い強い!!来年の試走のときは毎晩やろうぜ!と約束。結構危ないかも・・・暇があればパソコンで対戦型の将棋をやってる。対戦成績はなんと50%の勝率。

 

2006/11/27 (月曜日)

資料請求について・・・

本当にたくさんの資料請求・・・ありがとうございます。第1便の送りだし予定日までに製造可能なDVDの数量をオーバー!してしまいまして、第2便での資料発送は12月6日ころの予定となります。今のところ資料請求到着順に送り出す予定です。

デザインのことなど雑感。

ここのところ、ボクの携帯を「もういい加減に買い換えれば?!」「えっ、これってアンテナ伸びるタイプですよね。」「うそっ、アンテナって伸びないの??」「ええーっ、そんなの今やもう無いですよ。カメラもついてないでしょ?」「ついてない付いてない。次ぎ買うときもカメラ無いのにするんだー!」「なあに言っているんすか、カメラの無い携帯なんて、ありませんよ!」本当なのだろうか?ついこの前、アンちゃんが携帯で花の写真を撮って驚かせてくれたばかりだというのに・・・あっ、でも5年くらいたっている?で、その時はJ-PHONE・・・一人勝ちで、史上最高益!とかって、やっていたのに。

話がそれた。確かにボクの携帯は新しくはない。でも古くて仕方がないというほどのものでもない。なぜにこんなにも新しいものばかりに踊らされて、デザイン最先端!でもみんな持っている!没個性な道具を、悲しい日本人は9000万台も買って、買い換えて、また買い換えて!を繰り返すの?!こんな商品って、歴史的にも存在したの?!そんなことに何の意味があるの?(なんか井上陽水風に)
携帯の端末の買い替え需要というか、みんなの買い換え方は絶対に変!だとボクは思う。しかし、そこにある機能はともかく、デザインに関して言えば急速に変化をしている。これこそは時代を映し出す鏡のようだとも思う。残念なほどにマーケティングし尽くされている。つまり、チミたちが望むものなんて、ゼーンブお見通しなのよ。

もともとプロダクツで、ここまでデザインを重視しなければならないものは、なかった。いや、無かったというのは言い過ぎた。すべてのプロダクツにはデザインありきで、ボクなんかよくデザインオリエンテッドなんて言葉を操る。向こうの人はけむに巻かれてしまって、話を聞く気分が半減してしまっていると気づかずにだ。

また携帯はデザインばかりか、その広告も闘いが厳しい。キャメロン・ディアスが歩いてくだけでメッセージなCM・・・確かスリム?だということが言いたかったのか?携帯と呼応するまでも無く家電のデザインも相当に進んできた。かつてはSONYがデザインを引っ張ってきたが、いまでは韓国メーカーあたりに「おおっ」と思わされる。SAMSUNGやLGなんて、世界レベルのデザインをとっくに果たしている。

韓国には政府系機関としてデザイン振興院なる役所がある。院長はLG電子のデザインを手がけて名を成した金哲浩。今では韓国の産業界へのデザイン支援をしている。政府系がデザインを重要に考えている・・・というところにこの国の次代の戦闘力を見て取れる。でも携帯のデザインはまだ日本のほうがはるかに優秀かもだ。ちょっと心配なのは液晶ハイビジョンなど、これから10年の産業の目玉になるだろう薄型大画面のTVのデザインと価格だろうか。とここまで書いてデジタルハイビジョン放送は何なのか?!と書こうと思ったけど今日はデザインの話に終始しなければならんて。

長くなりすぎたのでまとめる。

もっとも真似しやすいものはデザインだと思う。しかし精神や思想、場合によっては歴史や文化、そうしたものまでデザインとして真似てしまう傾向がある。少ない人生、手に出来るものの量なんてたかが知れている。本当に手にしたいもの、を手に入れる。気の遠くなるような作業に?ボクは今日も邁進している。・・・なんだ、そんなオチかよぉ。

きょうの一枚

スガワラ峠で菅原さんのワンスナップ。次は看板を作って掲げますか?

2006/11/24 (金曜日)

BTOU2007資料請求クリスマスキャンペーン実施中!!

いまBTOU2007の資料請求の方に、もれなくDVDをプレゼント!!というかそのDVDこそが今回の資料なのであります。いや資料というかプロモーションDVDなのですが、そいつときたら、グーグルと契約までして!作った衛星画像。ウブス湖の岸辺を上空数百メートルで飛んでいます?!「ヒャーッ」て感じです。そのうちリアルタイムで衛星画像が入手できる時代もそう遠くないように思います。するともっと面白い中継が出来るかもですね。さらにそのDVDには2006年の映像や写真が付録しています。といっても付録のほうがボリウムが大きい!まるで昔の小学館の「小学3年生」みたいな中身になっています。ぜひ資料請求を!詳しくはコチラ

地図を眺めることが日課のボクは、ところどころにも書きましたが、アルタイ山脈の主峰友誼山(モンゴル名フィティン山)にちょっと興味が湧いてきています。子供のころは健脚を誇っていたのですが、最近はそれどころではないくらいの体力低下!で登頂というわけには行かないでしょうが・・・とまれ、2007の目標は定まりました。とりあえずモンゴルの事実上の最西端、友誼山山麓まで果てしない旅に出ることにします。

きょうの一枚
盗撮?されたボクのプランニング用のモンゴル地図。ONCマップを貼り合わせ1.2m×2.0mあるモンゴル全土の地図。このくらいのサイズだと緯度線は東西で大きくRを描き地球なんてそんなに言うほど大きくない!といってる。アクリルをはめ込んで、自由にホワイトボードマーカーで書いたり消したりして、楽しい旅の夢を見る。

2006/11/21 (火曜日)

町にはクリスマスイルミネーション!と、もちろんクリスマスソングが流れる季節になりました。クリスマスはパリダカのころを思い起こさせます。クリスマスは一生パリで過ごすもの!と決めていたのです。でもそのときも思ったのですが1年がたつというのは、実に早い。気がついたら、いつも明日は車検日!みたいなぁ!(バカです)さらに最近どんどん早くなっていって・・・ひょっとしたら地球の自転も公転も恐ろしいくらい早くなっているのに、実は誰も気がついていないのではあるまいか?と、かんぐりたくなるような有様です。機械式の時計は、多少遅れたり進んだりはしますが、地球の自転が早くなってないことは、どうやらそいつが教えてくれています。

「地球は、人類は、」と常々から稀有壮大に物事を考える?ボクには、この時間というわけのわからない概念の存在がどうも疎ましくなってきました。腕にはめた時計はアクセサリーだったらいいのに、と。つまり物事を考えつくすのには時間が足りないのではあるまいか?ということ。少年老い易く・・・みたいな感じです。ボクは、もっと勉強?がしたいと考えるようになりました。子供のころからそう考えられたら幸せ!だったかもしれませんが、残念ながらあのころは、その正反対の思いで、今頃そんな風に考えても「遅い」のかもしれません。これから相対する中国!と考えるだけで膨大な時間の壁に眩暈さえ覚えるではありませんか?!悠久の時・・・はるか数千年の彼方。そーか、やはり旅にでるしかないのか。今日は意味不明の支離滅裂!!

きょうの一枚
テレビ朝日のスペシャル、チンギス・ハーン・・・見ました?ボクはDVDに撮っててもらったのを見ました。で、マルコポーロの東方見聞録!!そうそう、ナショナルジオグラフィック版のそれ、まだよく読んでないのでした。

 

2006/11/20 (月曜日)

名古屋・神戸と周遊?をした週末。久しぶりにひとり新幹線に乗りました。羽田にはエアバスA380が実証飛行とやらで飛んできていたようで、世の航空ファンは大挙して押し寄せたことでしょう。ジャンボ機よりも一回り大きいその機体を飛ばすための燃料は???諸元を見ても記述がありません。で747のタンク容量は?というと24万リットル・・・

TOTALが発表した2005年ダカールの燃料消費量はモロッコステージでスーパー37000L、ヘリ用燃料57000L、アブガス20000L、エアポートでカミオンやサポートカーなどへの給油量が180000L、ガソリンスタンドでのラリーカーなどへの給油量が28000L・・・モロッコの総給油量322000L・・・全行程では115万リットル。1L=150円計算で1億7千万円!!すごいのか?そうでもないのか?と書いたところで打ち合わせの来客到着で今日はここまで・・・

きょうの一枚

今日はモンゴル情報局でおなじみのムッホさんの誕生日です。
日本で迎えるのは今年で何度目でしょうね?
お誕生日おめでとう!

 

2006/11/17 (金曜日)

西安・・・北京から南西の方向に高速道で1200km。日本で言うところの京都、古都なのである。唐の時代には多くの僧侶たちや遣唐使で賑わった。空海もこの地で学んでいるのだから日本との縁は少なくない。もちろん城砦都市である。西門ははるかシルクロードに延びる。要はシルクロードのスタート地点でありゴール地点でもある。なにかこうプッチーニのトゥーランドットを思い出したり三蔵法師の西遊記を思い出したりしていた。なぜ、今こんな話かというと、答えはいずれまた。ということになろうかと思いますが「西安」そんな話もあったなあ!?という風に覚えておいてください。

さて、TBIとBTOUさらにHOKKAIDO4デイズと2007年の濃度に今から手抜かりのない準備をしておこう!と日々に精進。ダカール組も、もうすぐ出発なのかな?今年も多忙な年の瀬になりそうな予感。

きょうの一枚
マイケルキャストリー君と彼のレポート(英文だけど)これをぜひもう一度、読んでみてください。マイケルはこのたび無事に帰化。黒鉄(クロガネ)さんというお名前になりました。なんか坂本竜馬を思い出したのはぼくだけ??キャストリーさんのレポートはこちら

 

2006/11/16 (木曜日)

ワケアッテ、パソコンが新しくなりました。初打ちでこのOVを書いています。ナゼダカCIAの陰謀のように、社内の様々な電子機器?がリースアップだとか、次々と壊れたりとか・・・で、PA屋さんまがいの仕事をしている部署?は新しい機材が必要だったりとか、一気に新しくしなければならない局面になってきて、厳しい限りであります。やはり陰謀説が濃厚です。

古いものの良さを楽しむ、などということはさすがにこの世界では希薄です。そのうち「ヒストリックコンピューターがにわかにブームに!」なんてことはなさそうです。でも、あのCDが登場したとき、レコードのコレクションをどうしたのでしょう?デジカメ全盛期の今、フィルムカメラはどーなるのでしょうか?CD化のおかげですべてのレコードを廃棄した?ぼくは、いまアナログつまりレコードの愛聴家になってしまったという教訓から、古い一眼レフは捨てずに置いておこう!ということにしました。デジタルの素晴らしさは、まるで最新のエンデューロマシンのようですが、古い鉄のマシンの味わいも魅力的なものです。1か0かで判断できない部分、たとえば0.0034・・・みたいな割り切れない人間の表現力や音の連続性。不必要だと切り捨てられる、行間の味わい。

といいつつも、新しいというのは素晴らしい。画面は大きく美しい。友人のカメラマンがやってきて「デザインチームのパソコンを先に新しくすれば?」だって。彼もまたデジタルとアナログのハザマに漂流していますがな。

さて昨日発表したBTOU2007・・・早々に多くの資料請求が届いています。ありがとうございます。昨日もご案内のとおり11月28日発送予定です。クリスマスまで有効な、素敵?なプレゼントが同封されています!!ぜひお申し込みはお早めに!!

きょうの一枚
こんなの買いました。

2006/11/15 (水曜日)

BTOUのツール制作の巻
今年は写真集の制作が電光石火だった割に、BTOU2007インフォメーションのためのツール制作が遅くなってしまった。もちろん開催の有無の検討にも1ヶ月費やしたし、懸案の4デイズのこともあったのだが、そんなことよりも「凝ったモノを作りたい」という、当初のころからあるボクの変わった願望のためでもある。そして制作のラフ案を出すと、見積を取らなければならない。もちろん、こういったものにコストをかけるボクはバランス感覚がないのではないか!と叱責を受けることも無いわけではない。でもボクの夢やロマンはみんな理解してくれている。それにしても最終的にはフツーのものに落ち着くけど、当初案はいつも変わったものだ。

変わっている!といえばダカールのインビテーションもデザイン的にも優れているばかりか、かなり金がかかったものだ。それもそこにギッシリと詰まった夢やロマンを具現したい!という主催者の願望なのかもしれない。さて、こんなこと書いたら、資料請求したみなさまに出来上がって届くモノに多大な期待を持たせるのもあれなので・・・このくらいにしておきます。

さてSSER 2DAYS CLASSICの総評の巻
3ステージ制は、過去に梼原大会で1度採用したものだが、115kmのルートを3周するというのは、かなりハードになることが予想されていた。350kmという距離はアベ35km/hなら10時間というもの・・・実際このアベはキツイ!!さらに冬の雨、低温、久万には必ずつきものの濃霧。相当にタフなものになった。

1ステから2ステへ。2ステのスタート時刻に60%を超える選手が間に合わなかった。我々は30分間のボーナスを用意した。2ステの夜の闇に向かって発進するための装備などの見直しや、降雨による消耗を考慮した結果だ。それでも何人かにはペナルティが課された。3ステージは気温が4℃まで下がったエリアがあったが、それでも後半には星が見え始めていた。

ここまで順調に競技を進めてきたのは、森田昌和、夜の闇も味方につけ追いすがるトップグループにSS毎にマージンを広げてゆく。ゼッケン1をつける池田秀仁はモンゴルのハードなライディングに、どうも四国の繊細なライディング感覚を忘れたと笑いながら、3位に甘んじた。3ステージは青空が広がり、エキスペリエンス・ランの参加者は、気持ち良さそうにSSER2SAYSのルートを駆け抜けた。
タフだが充実したエンデューロなウイークエンドだった。

きょうの一枚
FREERIDE MAGAZINE Vol.007を見ましたか?!ボクは本日やっと入手して読みました。ハルキさんの文章・・・ボクの望む全てが書いてあります。彼とはよく話をしますが、ラリーの話はあまりしないのに、何でここまでと思うようなくだりもたくさん!今ISDE参戦中の彼、こちらも是非にもがんばって・・これだけ書けて走れて、若くて・・・・・ウラヤマシイ。ぜひご購入の上一読して永久保存版にしてください。僕は大量購入して、近隣やスポンサー様に配布します。ICE-BARご一緒した○堀さん、また届けますよ!!

2006/11/14 (火曜日)

一雨ごとに寒さの募る今日この頃。先のSSER 2DAYSは、大変お疲れ様でした。ご参加の皆様にもまた役員のみなさまにも、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。また、久万高原町のみなさまには、降雨などで予定時間を随分遅くなり、多大なご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。これからも、さまざまに配慮した運営を心がけてまいりたいと思います。

今年のイベントも全戦が終了しました。GWのTBI、夏のモンゴル・・・タフな日々が続きましたが、これから年末に向けては本来の業務に追われつつ、来年の計画のために飛び回る予定であります。

西に向かうBTOU、濃密に走る北海道、春には陽光のTBI・・・SSERシリーズ。イベント過多?な感じがしますが、とにかく力いっぱい!!行きますけん。でも体力限界説も・・・。

2006/11/08 (水曜日)

カーグラフィックの12月号、チームACPの記事が掲載されています。是非ご覧下さい。ホンダの社内広報誌の表2ページにスーパーカブの特集なんですが、ひめぎんチームの写真がバーン!と。社内広報誌と侮る無かれ、内容は濃いものがあります。2008年発売予定のFCXも紹介されているけど・・・燃料電池車ね。すこしプリウス似なのが気になりますが、かなりカッコ良し。スタック(ネーミングに???)と呼ばれる燃料電池本体はセンタートンネルに設置して、容積で20%重量で30%の小型化!!なり。最高速160km/hで航続距離570kmらって。2012年にはカリフォルニア州でゼロエミッション法が強化される。マスキー法に対してCVCCで答えを出したホンダ・・・あれから30年。世界のホンダはさらに飛躍できるか??

さて、モンゴル人はいいよな。ッてオハナシ。

「海の汚染や乱獲をこのままの状態で放置しておくと、約40年後には食卓から海産物がなくなってしまうかもしれない。そんな調査結果をカナダや米国などの国際研究チームがまとめ、3日発行の米科学誌サイエンスに発表した。ただ、漁獲制限など必要な対策を今すぐに始めれば、こうした事態が避けられる可能性が高いこともわかったとしている。 研究チームは日本海や東シナ海といった日本近海を含む世界64カ所の海域で得られた漁獲データなどを利用し、海から得られた魚や貝類などの種類や量がどのように変化しているかを解析した。その結果、03年の時点で、捕獲されている魚や貝などのうち29%の種が、漁獲量が最盛期の1割以下に減ってしまっていることがわかった。水質の悪化や乱獲などの影響とみられる。この傾向が続けば、48年にはすべての種が同様の運命をたどることになるとチームは警告している。ただし、厳しい漁獲制限を課した海域で生態系の回復もみられることなどから、今すぐ抜本的な対策に着手すればこのようなことは避けられると、チームはみている。」(アサヒコム)

でも思うことあり。この前、北海道でナマコの密漁をしている連中が、愛媛県人!ということでボクはイヤーナ感じを受けたのですが・・・それはさておき密漁の範囲。北海道のとある海岸で、ひょこっと海を覗くと丸々とした大きな海栗。取って食べたら密漁!になるんだそうな。

「・・・」

松山辺りでは、子供のころから素もぐりで、サザエやなんかを獲っていた。潜水具を着けて獲るとダメなんだそうで、これも「どうなんだろうか?」でも春の山では、この近年に大量に発生する山菜獲りのみなさん・・・まるで悪意は無いのですが、地元の人にすれば「万引き!」と同じ!だそうで、ぱっと見ると山菜取り=善人。オフロードライダー=悪人。見たいな感じがするのは何故だろう?ともかく、自然と人間のかかわり方。食糧問題。ルール、マナー・・・さまざまに難しいこととなりました。美しく豊かな地球を・・・ね。

きょうの一枚

帰ってきた?モンテッサH-7・・・のお尻。
ヒストリック&エキスペリエンスランに参加のシーナ先生のマシンが到着。珠玉の往年のレゴラリータ達のコレクター・・・・いいなぁ

 

2006/11/07 (火曜日)

昨日のニュースでは、GM社が中国に燃料電池車を投入する計画!!

「世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長は6日午前、中国・上海市で読売新聞などのインタビューに応じ、水素と酸素の化学反応で走る燃料電池車を、中国などアジア市場に投入する検討に入ったことを明らかにした。中国政府や上海市当局などと、燃料電池車の普及に必要な水素ステーションなどインフラの整備について協議を進める方針だ。ワゴナー会長は、「アジアは人口も増加し、経済も成長しており、(自動車メーカーにとって)非常に重要な市場だ。ただ成長が持続可能かどうかが大きな問題だ」と述べ、環境にやさしい車の必要性を強調した。そのうえで、「いろんな技術がある中で、一番有力なのは燃料電池車だ」と述べた。ワゴナー会長は6日午後に上海市長と会談し、GMの燃料電池技術を説明するとともに、インフラ整備について協議する。GMが、アメリカ以外での燃料電池車の普及に関して検討状況を明らかにしたのは初めてだ。(2006年11月6日15時25分 読売新聞)・・・」

一方では、「トヨタ自動車は7日、2006年9月中間連結決算(米国会計基準)を発表し、営業利益は前年同期比35.1%増の1兆934億円と中間決算で初めて1兆円の大台に乗せた。売上高は前年同期比15.3%増の11兆4,718億円、税引き後利益は36.2%増の7,772億円で、いずれも中間決算の過去最高を更新した。欧米での販売増や円安傾向を背景に07年3月期連結決算の業績予想も上方修正し、営業利益は5月時点の当初予想より3,000億円多い2兆2,000億円になる見通しだ。営業利益の2兆円突破は日本企業で初めてとなる。(2006年11月7日20時20分 読売新聞)・・・」

と、ここのところOVの嵩上げのために新聞記事を使う!という姑息な手段にでていますが、今日はもう疲れ果てて、会社に帰りついたのは夜半。今日から急に寒くなって、さすがは立冬。やはり歳時記は大切にしたいもの。でも、美しい日本の四季をきちんと愛でながらくらしていきたいものなのです。

きょうの一枚
ボクの30年前のプレーヤーの進化版・・・音、聞きに来てね。

2006/11/06 (月曜日)

NEWS・・・CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS 2007日程が決定いたしました。7月13日(金)スタート。7月16日(月・祝日)がゴールの4日間。TDN-NWってご存知ですか?あれをもっと濃縮ウランじゃなくて、濃縮した4日間。ハードだけどめくるめくような日々。今回はSSERとA-TEC、BTMのネットワークと各地のみなさまのご協力で開催いたします。BTOUは8月5日スタート8月14日ゴールの10日間の日程。テーマは「西の果てへ。」かつて、一度その近くまでルートが延びて、あの長谷見さんをして「どうしてここでRCPをしないんだ?」とかって言わしめたところ。さらにおくまでルートが延びて。カザフスタン、ロシア国境まで行きます。もちエコ部門も開催されます。北海道とモンゴル・・・この極めて厳しいスケジュールですが、ボクはやります。北海道に関しては、遠くない将来には運営部門を北海道に渡せれば・・・と考えています。また北京にもSSER事務所を開設していく予定?で、近々中国そして北海道に出没予定です。

さて立冬が明日。ボクもそろそろ秋もののスーツに衣替え!をしようかなあ、と思っていますが、今日も半袖のポロシャツで出勤!これから打ち合わせがあるので着替えるのはペラペラの夏物のスーツ・・・・・地球温暖化に関するニュースがひとつあります。核廃棄物を地層処理するって話は、最近TVCMなんかで目にしますが、二酸化炭素を地中深く処理をするという技術が、かなり現実味を帯びてきています。油井などに処理をすると原油が良く出るようになる!?という効果も報告され、処理可能な量は、現在の排出量の100年分以上!!という話。

また温暖化効果ガスのひとつメタンの大気中濃度は2000年を境に「なぜだか?」減少に転じているというニュース。折、奇しくもナイロビで今日から「地球温暖化を防ぐための京都議定書第2回締約国会議(COP・MOP2)」

ヨミウリオンライン・・・・・
京都議定書の見直しが初めて議論され、温室効果ガスを減らすための将来の枠組みについて、進展を図れるかどうかが注目される。会議は、約190か国から7000人が参加し、12日間の日程で開かれる。親条約である気候変動枠組み条約第12回締約国会議(COP12)も兼ねている。議定書は、2008~12年の温室効果ガスの平均排出量を、先進国全体で1990年のレベルより5.2%、日本は6%削減することを義務付けている。13年以降の「ポスト京都」では、途上国を含めた幅広い国が参加する道筋を模索する先進国に対して、途上国は反対している。最大排出国の米国が議定書を離脱していることが格好の口実になっている。先進国の新たな削減義務の議論を進めることについては日本もEUも消極的だ。世界の温室効果ガス排出量のうち、議定書で削減義務を負う先進国の割合は3割に過ぎない。全体の4分の1に迫る最大排出国の米国、途上国で排出量が急増している中国やインドは削減義務を負っておらず、「3割の国だけで努力しても意味がない」(環境省幹部)というのが本音だ。・・・・・・・ということで、なんともはやだが、小さな力でも継続して行くことの価値があるのではあるが。中国やアメリカを条約締結国にしないと・・・これも地球上の安全保障問題としては、何よりも脅威なのですが。

さて長くなったついでに。最近、我が家から発掘?されたワーグナーの全集、もちレコードですが・・・ヒットラーもこよなく愛し、また小泉純一郎も日本ワーグナー協会の顧問を務めるほどの・・・ドイツが生んだ作曲家ですが、ほぼ無傷な状態で未開封で発見されました。歴史的な(我が家にとってですが・・・)快挙で録音は71年。古いプレーヤーを完璧再生して、新しいオルトフォンのMCカートリッジにSOUND製のフォノイコライザーがLinnのアンプでB&Wのノーチラスを高らかに鳴らしています。デジタルでは忘れていた細やかな音!!(お詫び、オーディオの組み合わせには、一部希望的な部分が、まことしやかに書かれています。)まだまだ古いクラシックの名盤がざくざく出て来そうです。タノシミタノシミ。

きょうの一枚
事務所の近くのお店で見つけた恐竜「なんで・・・」

2006/11/01 (水曜日)

えっと・・・BTOUはRRMの時代から永山竜叶賞というのが有るのはご存知の通り・・・これは今はランタンルージュがこれに当たるのだが。で、かれを追悼するサイトなるものが有志の手で作られていた・・・知らなかった。彼のバイクは1台SSERのガレージに鎮座している。彼との忘れら得ない思い出も枚挙にいとまがない。で↓↓

http://www.geocities.jp/zenepro_gareki_fictional_manual/index.html
とりあえずタイトルには???となるのだが、彼の特有の豊富な知識が見て取れる。三角ビートルを操縦してみませんか?なんてのには全く驚かされますが、まあ希代のヲタクだったというのは一目瞭然。そこに年譜のページに行ってみてく ださい。まあ、以前発行されたものなのだが1人で腹を抱えて笑いながら涙が出た。

ボクは出張でお江戸に滞在中です。でもまたすぐに帰って2DAYSの準備なのです!!永山君が異常に大好きだった「いもたき」これは四国の表現かも?大洲の肱川の河原で、これまた大洲産の芋でするのが良いのですね。むかしはなにかと鍋釜の豊富なSSERは、さまざまなシチュエーションで「食い物」を作っていました。今度のモンゴルの夕べは、ムッホとSSERの女性陣が腕を振るうです。ボクは高みの見物!!
さてエキスペリエンス・ランという新しいスタイル。まあ封鎖された林道を走れる!なのに時間計測はされない。何かあればすぐ後ろにはピックアップが!もちコースマークで走るというもの。こんなうまい話には気をつけろ!じゃなかった、こんなうまい話はめったにありませんぜ、だんな。

という事で、日曜の朝は熱くなりそう!!今からでも特別にこのクラスのみ参加可能?かどうか、問い合わせてみてください。

きょうの一枚
チームスガワラHINOレンジャーのダイカストモデルが発売される!!というお知らせが・・・レーシングオンに掲載!!

 

2006/10/31 (火曜日)

あるパンフレットのあいさつ文の原稿に「錦秋の候」と書いたら、「錦秋は10月で、11月は晩秋では?」「・・・・・」確かに手紙の作法はそうかもしれない。でもまだ松山は紅葉なんて数週間先つまり11月半ばだし。なによりに錦(にしき)のあでやかさのほうが、晩秋の暗さよりも良いのではないか!?と反論しようと思ったけど、やめました。で、なにが言いたいのかと言うと、温暖化に伴う季節の変化には対応するべきじゃないのか?ということ。まだまだ残暑厳しい松山からでした。10月31日。

さてボクはある不信感をソフトバンクモバイルに持っている。あのシステムダウン騒動は、マスコミの恰好の標的となった。ドコモの社長が「憤懣やるかたない!」という顔で「¥0」と書かれた新聞の全面広告を全国のテレビにさらす。今の若者の心理を読みきっていない。

「そろそろ流れるだろうなあ」と思っていた松下の石油ファンヒーターの回収のCM・・・流れはじめましたね。イメージアップ広告はマイナスイメージからでも形成出来るという新たな広報手法。大体ソフトバンクモバイルなんて社名誰も知らなかった。タダのソフトバンクとしかね。ダウンしたシステムはやがて回復する。残るのは「通話料¥0」というイメージ。広告効果は数百億円規模になった。つまりボクの持っている不信感というのは、そこまで読み切っていたのではないかという事だ。大胆で危険な広告手法は、それすら物語っていて、やけに大仕掛けだなあ!?という疑念は晴れず・・・今度は公取が待っていたかのように調査開始。まあこうして携帯の通話料がどんどん安くなれば、高校生達のお財布負担も軽くなって、消費に回る金額も爆発的になって、景気回復はさらに加速する。・・・ってわけにはいかないぞ。

きょうの一枚
ボクの携帯。ナンバーポータビリティなんかとか・・とは無縁の超ロングユース!!音質は悪く、人ごみの中ではまず聞き取れない。しかも一昔前は回りはみんな同じモデルだったのに、いまではボクだけ・・・「えーっ。これって衛星携帯すか?」「すかだあ?」「・・・」


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2006/10/30 (月曜日)

みなさんの町はどうですか?松山は朝夕の渋滞がひどくて、今くらいの時間(って分からんか)ヨーイドンで事務所を出たら、一台が空港に行くまでにもう一台は岡山まで行けます。まあそのくらい混む!という事が言いたいわけです。行政も腐心していることは分かりますが、渋滞はまた温暖化効果ガスの発生原因でもあり経済損失は少なくありませんね。なんとか効果的な対策を・・・ボクは良いアイデアが有るんですけどねえ。
ところで中国北京の渋滞はその中でも僕の知る限り世界一!です。1週間の渋滞とかって知っていますか?冬と夏、電力事情が悪化するころは北京に向かう石炭を積んだトラックの列が数百キロ!!続きます。そんな温暖化効果ガスの排出抑制プロジェクトを買って、排出権獲得ビジネスがヒートアップ中!!今ちょうど北京で(上海だったかも・・・)排出権ビジネスの見本市が開催中!日本は思いっきり出遅れているようす。
さて、ボクはSSERが終わるや北海道!!カニのシーズンでありますな。北海道、四国、モンゴル、さあ気合を入れてやるぞー!な前向きな気分。
きょうの一枚
ヒストリック・エンデューロもぼちぼちと・・・スガワラサンはXL125S-パリ・ダカールの博物館レベルのマシンを一台。「スガワラサン、バイク部屋に置くようになっちゃだめですよ」なんていいながら僕のバイクは部屋の中だ。ちなみにスガワラサンチの壁にかかってる写真はご自身がXLでパリダカを走った時のもの、でその写真がそのままカタログになったのでした。

2006/10/27 (金曜日)

最近連日のようにクマ出没のニュースがにぎやかです。もう動物と人間が生存圏を明確に線引きして生きてはいけないのだと思います。
原発やプルサーマルの問題になると必ず引き合いに出てくる、ラブロックのガイア理論「ガイアの復讐」を思い起こさなくても「なんかかなりヤバいんじゃないか?」という黒々とした不安は少なくありませんね。
でも最近は植物の繁茂ぶりに、得体の知れない調和のためのエネルギーが働いているようにも感じます。木陰を作れるほどの大きな木は、1本で冷暖房費を最大で40%削減できるのだそうですね。やっぱ久万の森にはツリーハウス村?を作ろう!といって昨晩はみんなで大騒ぎして不用意に二酸化炭素を排出してしまいました。
というほどに久万高原、まあ梼原もそうですが、林業が衰退してきて多くの林道が森に帰り始めています。良いことでもあり、また問題でもあって・・・ってなにが言いたいか?は11月10日「モンゴルの夕べ」でその長い夜を。
きょうの一枚
モンゴルでは「緑の長城」計画や、ボクの友人が立ち上げようとしてる「緑の絨毯爆撃」・・・もちろん国家レベルのものも含めたくさんの緑化プロジェクトが進行しています。ここはラリーのビバーク「もうひとつのゾーモット」と呼ばれるソクトオボーの涸れ川です。まだ何か地球に対して、できることがたくさんあるように感じます。

2006/10/26 (木曜日)

ダカールラリーの試走隊のレポートが発表された。本当ならもっと格好良く書いてサハラへのロマンを掻き立てるべきだろうけど、非常に人間的で柔らかくて好感が持てる。と同時にこの壮大なラリーも、その実はこんなにも人間くさく作られているのかと親近感を覚える。ひとたびラリーが始まるとまあ別物になっちゃうんだけどね。
ボクたちもゴビ砂漠では10年にわたる試走を繰り返してきたし、国内にいたってはTBIやTDNなんて、もう20年近く試走をやっている。試走は、まあハプニングの連続であり、我慢と自己抑制と、まあ鍛錬の場でもある。コンビニなんか狂おしくなるほど恋しくなるしね。まあダカールはカミオンを連れているし、でもシーズンが早すぎて虫の大軍に悩まされているみたい。きっと西日の美しいデューンで、糊の効いた白いテーブルクロスで、シャトー・ラトゥールなんかをワイングラスで飲みながら・・・なんてのは大方幻想に近い!というのは僕だって知っている。
それに彼らも「村」を通らなくて進めるルートを懸命に探しているようだ。いずれにしても道は、人々の暮らしを繋いで作られてきたわけだし、深い知恵と長い時間の経験がそれを作ってきたので、そうではない道を探す!というのは砂の中に落としたスプロケット??を探すようなものだ。つまり大変だけど、何とかなるものだということが言いたい。日本の地方都市だってそうだ。バイパスを作れば良いのに、いちいち町の中に道が入ってきてやがて出て行く。これは古い時代の交通が、町に物を運んだり宿場や補給を必要としたところから始まったのだから仕方がない。そんな一方でバイパスや高速道が出来てしまって、商いが立ち行かなくなったものも少なくない。交通が社会生活や、まあ経済の基盤であることに異論はない。
いずれにしても道は地球上に網の目のようにある。大体舗装された道なんてのは詳しくは知らないけど10%に満たないはずだ。舗装することは環境破壊とは誰も言わないのはなぜだろう。そんで舗装路しか走れないクルマの窓から、河川敷をチョコット走っているオフロードバイクに目くじらを立てるのもいかがなものかだ。埃がいやなら、中国北東部の砂漠化に関して立ち上がんなさいって。
ダカール試走レポートのアドレス
http://www.paridaka-info.com/2007/D…….(リンク先はPDF)>>
きょうの一枚
チームスガワラ2007ダカールへ向けてマシン完成!!テルの2号車も速くなった
らしい!これで2-1号車の順で1-2フィニッシュしてもらいたいのだが・・・。

2006/10/25 (水曜日)

石油の高騰は一段落したんでしょうか?いずれにしても限りある資源ですから、ジャブジャブと出ていなければ、やはり希少で高額なものになるのは経済原則どおりでしょう。代替エネルギー技術開発がまだひと世紀くらいかかると考えれば、石油は使い方を検討しつつも、100年は持たなければならないでしょう。
で、チョッと調べてみることにしました。と、Newton11月号に特集が組まれていました。「ほほお、タイムリーな」しかもメインの特集は「第2の産業革命・・・燃料電池!」まあそのタイトルにつられて買ったのは事実です・・・コクハクすると。
それによると、2004年に世界が消費した石油の総量は4兆7000億リットル!日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の消費国で、世界の消費量の6.5%を使っている!国民一人当たり1日6.6リットル使ったことになるそうな。多いか少ないかの議論は、まあ別としましょう。で、驚いたことに実は石油成因にはさまざまな説があるんだそうですな!?無機起源説と有機起源説。さらにその中からもいくつかの説があって「なーんだ、もう全部使ってしまおうか!!てな勢いなのに、成因が分かってないとは・・・」なんですね。で実は75%は未採掘で残されている!・・・とか。
次世代の石油は「固体」という部分にも興味が・・・オイルシェール、オイルサンド。オイルシェールとは熱が加わって石油になる前の岩、頁岩(けつがん)のことのようです。アメリカを中心に発見されておりその究極埋蔵量は、556兆5000億リットル!と見積もられている!だって。「ナーンダ、今世紀中持つじゃん」と思いつつも「アメリカを中心に!!??」という部分に愕然としないわけには行きません。石油は戦略物質なんです。「あーあ21世紀後半もアメリカの時代?というか、いまよりもひどくなりそう。早く次世代環境エネルギーを開発して、頁岩から石油を精製しても絶対にコストが合わない」という風にしなきゃ。そのためにもやっぱ、石油は大切に!とくにアメリカと中国には使ってもらわなきゃ。
きょうの一枚
チームACPのスポンサーでもありますグッドイヤー社から4枚組みのポスターが届きましたのでご紹介します。

2006/10/24 (火曜日)

10月の最終週といえば、例年ならガストン・ライエを迎えに関空に行くころ。そこから2週間ばかり滞在するので、それ以外の仕事を片付けておくのも愉しかった。昨年からは、なにかポッカリと穴が開いて埋めがたい思いの・・・10月末。そんな気分は今年で2年目、その前の年も急遽来れなくなったのでもう3年になるのかあ、と感慨深い。このOVというかHPは初めてガストンを迎えるころから書き始めたのだ。結構いろんなところへ行ったなあ・・・と思う。
こうして秋は人一倍メランコリックになる。しかしそんなヒマも無いくらいに今年は忙しい!!BTOU2007の開催準備!プレゼンテーション!となかなか息つく暇もない。こーしていまだに前世紀のワーカホリックぶりを引きずっている。
で、今度のモンゴルの夕べ+2DAYS・・・楽しみにしておいてください。映像、写真、プレゼンビデオ、さらにひめぎんのテレビ放送分も見せちゃおうかな?!エキスペリエンス・ランもゾクゾク申し込み到着中。お気楽な晩秋の日曜日のダートツーリング!だと思えばOK!!なのだ。
きょうの一枚
もともとボクの80はガストンのシグネチャーモデルだったんですが、全部一つ一つ手書きしたんだそうでありますな1000個を。でガストンが消えかかってるので書き直そう!といって大きく書き直してくれました。そのマシンは今事務所のコピーの前にあって、結構みんなの通行の邪魔になってますが、誰も文句を言いません。

2006/10/23 (月曜日)

新しいパジェロって良くない?ちゃんと5MTもあるし。とカタログを眺めていたら、なんとなくパリダカの時代を思い出していた。暑い夏にマシン作製が始まって、送り出しをするころにはストーブが欲しくなるころ、そうちょうど10月の終わりくらいだったか?毎日毎日、朝までマシン作り。ホントに、どうやって食べていたのか、いま考えても不思議でならない。そうやって夢中になるものがあるというのは素晴らしい。素晴らしいのだが、アットいう間に歳を取ってしまうのも事実。人生にはあれもこれも・・・となかなかたくさんのことが出来ないのだ。
BTOUのことを思いながら考えた。いろんなことをしなくても、自分が天職だと思えるもののために働こう!と。アジアのパリダカールを!の夢はまだまだ道半ばだし。そうしてたった1冊のカタログからもさまざまなことを思う。池町クンもついにミツビシのシートを手に入れた。これから大変なことは多いと思うけど、自分の信念に基づいてしっかりと歩を進めている姿は、ただただ見事だ。きっと大輪の花が咲くとボクは信じる。
ひめぎんチームのテレビ番組が出来上がった。1時間の番組を作り上げるのは大変なことだ。これにもなかなか苦労をした。いずれどこかの(って、あそこのだけど)ブロードバンドで皆さんにも見ていただけられるようにしようと思っている。
さて、とりあえずは近々のSSER 2DAYSでお目にかかりましょうね。来年のBTOUも期待しつつ準備を始めてください!!
きょうの一枚
NEW-PAJEROのカタログ・・・かつての4X4ブームの立役者パジェロ!頑張ってまたガンガンと売れる日を!僕は期待していますよん。

2006/10/20 (金曜日)

ひめ○んラリーチームの戦い!テレビになります。是非見てください!とはいうものの愛媛県だけの放送ですんでごめんなさい。
実はこれを書いてる横に「さ、飲み行こう!」と待機中。今日の一枚はそんなこんなで、テレビ放送のフライヤーでした。では、行ってきます。
(以下OVのスペースを利用して耳よりニュース!)
The 22nd SSER 2DAYS-CLASSICS 受付中!!
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2006年11月11日(土)~11月12日(日)
「闘う、ライディングスピリット、錦秋の久万高原に集う。」ルートは3ステージに決定!給油は各自でお祭る広場の上にあるグランドのサービスパークで!SSは合計21本の過去最大!2ステはライトが必要になるだろう!!てなことで、きっちりとコンペティティヴな装いをまとって、ハードボイルドにお越し下さい。
SSER 2DAYS-CLASSICS には、数社のテントが出る予定。KTM広島からは
KTM540SMR・・・モタード(ナンバーなし・公道走行不可)
KTM450EXC-R・・・BTOUで前田さんが乗ったバイク(ナンバーあり・試乗OK)
KTM250EXC-F・・・今回2DAYSで前田さんが乗るバイク(大会後であれば試乗OK)の3台!
YAMAHA からはXP250が試乗OK、WR250(07モデル)の展示を考えているそうなのですが、バイクが間に合うかどーか?!というところ。BMWからも数台。HP2はモタード仕様が1台アーンド80G/Sが1台、ってそれは誰かさんのバイクじゃないんだろーか?
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/
初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン
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それはたとえば、はじめてのダートランであったりもしていいし、いつの日にか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。後ろからはコースマーク回収用のSSERのピックアップが・・・途中でリタイアして救援を待つライダーにもあえるかも・・・本人は会いたくないかもだけど。一緒に記念写真なんか撮ったりしながら?SSER 2DAYSのルートを走ってみる。対向車もなく、愉しいこと請け合い。でも参加数には限りがあります。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/touring_index.htm
モンゴルの夕べ ご案内 2006年11月10日(金)18:00→22:00
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2000枚のスライドショウ・2時間の映像ショウさまざまなドラマに彩られたBTOU2006。その思い出をふりかえる大量のPhoto&VIDEOのプレゼンテーション。夜が更けるほどに冷え込み?盛り上がる!
どうぞオタノシミニ。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube.htm
モンゴルの夕べ お食事メニュー
草原を思い出させる秋のふるさと村のお祭り広場。ムッホ・アムガランがモンゴル料理を作って皆さんに振舞います。もち羊は・・・という方も大丈夫。日本の秋のメニューも忘れてはいません。食欲も手伝ってモンゴルの夕べにも急ぎ駆けつけてください!
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube_dinner.htm
 
サイレンサー公認リストを更新しました
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環境への配慮は、騒音の抑制から!
長距離のライディングでは、音量の小さなサイレンサーほど疲れません!
音量管理は社会人としてのモラルです。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/sairenser/sairensoer_index.htm

2006/10/19 (木曜日)

天気は良いけど、毎日が秋晴れじゃない。春霞のような毎日。秋じゃない!感じ。さて、まもなくムッホもやって来る!次のスタートに向けて、すばやく取り組んでいる!つもりの今回。ここんとこの連チャンの東京出張も、そーんなボクの意欲の現れ?!だと取っていただければ幸いです。
97年、第3回ラリーレイドモンゴルでは、エタップ3でガルンツルンという町へ。そこからデューンを回り込んで、美しい谷・・・砂丘の中から水が湧き出して川になってウブス湖に流れ出しているところ!まさにボクタチは感動しっぱなし。翌日のエタップ5では、そんな湖を右手に見 ながら「大きい湖だねえ」なんて言っていたら、それは湾だったのでした。その向こうに瀬戸内海よりも大きい海?がすがたを見せました。もち生活廃水はゼロ。そのラリーでは湖に近づくでもなく南下して湖から遠ざかりました。この国境を一部またぐ湖とその西に広がる湖沼群が世界遺産に登録されたと聞くのは、その随分あとのことでした。
モンゴルの首都移転計画を聞いたときに、ボクはウブス湖畔が良い!と提案したほどです。世界一クリーンなキャピタルタウンと、東西を繋ぐハブの役目を持たした巨大空港。世界の貨物ターミナル。中国にもヨーロッパにも同距離?数100キロ四方に広がる大平原と豊富な水。発電に必要な風はたっぷりと吹いている。
来年はたっぷりとこの世界の秘境中の秘境を旅してみよーかと思っている。それにしても果てしないなあ、って感じ。
きょうの一枚
そういえば、97年はTFMと共同でラリーのビデオを作った。今見ても懐かしいし、だいいち若い。それもそうだ10年前だもの。

2006/10/18 (水曜日)

暑い日が続きます。昨日までのスーツを脱いで今日から夏物のスーツに戻りました。おまけに事務所にはエアコンが「冷房」もーど・・・笑い事じゃない地球温暖化なのでしょうか?と思っていたら昨年度の温暖化効果ガスの排出量が発表されました。
「05年国内温室効果ガス排出量、速報値で13.64億トン=環境省」
これはもう京都議定書は批准してない!というのと同じくらいのことです。そんなの批准できない!と早々に離脱を決め込んだアメリカのほうがエライ!!と言ったら言いすぎ?!この記事を続けて読みますと・・・2005年度に国内で排出された温室効果ガスの総量が二酸化炭素(CO2)換算で13億6400万トン(速報値)だった、と発表した。前年度に比べて0.6%増加、京都議定書が基準とする1990年と比較しても8.1%上回った。・・・のです。
「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」いわゆる京都議定書で定められた地球温暖化効果ガスの日本の削減目標はと言うと1990年度の二酸化炭素排出量から6%削減!しなくてはいけないのです。その1990年度の排出量は12億6000万トン!そこから6%マイナスが目標ですからそれを6%減らすと11億8000万トン!まあ言うは易しの典型のような・・・で排出権売買みたいなビジネスが台頭するわけです。ボクは二酸化炭素吸収量が2倍のマングローブの森を育てて、排出権ビジネスに参入しよっかな?
でもまあさまざまにダウンサイジングしなきゃいかんという事です。
きょうの一枚
ガントルガの後姿。10年目にして初のリタイア!!王座奪還に既に今から本気モード!?

2006/10/17 (火曜日)

今年で10回目となるラフェスタ・ミッレミリアが今日ゴールする。14日の朝「間に合いますから見ていきませんか?」と誘われていたのですが、飛行機の時間を動かせなくて残念ながら、明治神宮の南門11時のスタートには行けなかったのでした。でもプレスリリースキットを貰った。重くて宅急便で送ろうかと思ったほど。で、中身はなんとほとんどがスポンサーのカタログばっか。肝心のプレス関係は5枚程度だ。エントリーリストの中にジャッキー・イクスの名前があったのに少し驚かされました。
「えっ、ファラオって何日がゴールだっけ?」
「あんたみたいに後始末なんてせんでも良いんじゃないの・・」
「・・・」
とにかくタフな人であることには間違いない。(出走したかどうかは確認してないけど)この日本版のミッレミリアというイベントは実は非常に興味があって、参加してみたいと言うのもあるのですが、四国を2輪で同様なジロ・デ・シコク・・・なんてのが出来ないか研究中なのです。文化の日あたりの数日間、439や197、192・・・ってたって国道のナンバーだけど。これを走りきるというの、面白いかな。
さて2007のBTOU・・・スポンサー獲得活動や新しい試みへの胎動が始まりました。例年になく早い動きに、リアクションも出てきました。もう少しすると本格的に決定事項から順に発表!していきますのでオタノシミニ!!
きょうの一枚
ラフェスタ・ミッレミリアのプレスリリースキット!!

2006/10/16 (月曜日)

SSER 2DAYS急接近中!!ボクときたら先週出張の際に「ちょっと行って見ようよ」と誘われた六本木のアイスバーで・・・どうも風邪をひいたみたい。でだらしない週末を送ってしまいました。「なんでアイスバーなん?」という疑問はともかく「冬はやっていけるの?」「大丈夫です。でも今年の春オープンしたばかりですから?」と店員さん。お店の人も1時間交代ですって。外に出たらメガネ曇って困ってしまいました。
さて、いよいよBTOU2007が発表されることとなりました。詳細はまだ少し先ですが、さまざまに劇的に変わるかと思います。なぜなら・・・今年で10回の大会を終わり、ひとまずの目標には到達したので、次のステージへ!と思っているからです。
初期のころの非常にハードなラリー。中期のころのように地理的模索の時代のラリー。そしてここのところの政治的な挑戦のラリー!!これからは、中国奥地を通っていくラリーの創出を近い将来に目指して、これまでのさまざまな要素を満たした世界で最も美しい草原と砂漠アジアのクロスカントリーラリーを目指すことと致します。
中国スタートはしかし本格的に北京に「SSER-BEIJING」を設立してからの取り組みとしましょう!ということになり、この部分では環境技術などさまざまな多方面におよぶ企業の協賛などを求めていくことになります。
今回の2007の主たる目標はウブス。西の果て。地理的には北京よりモスクワのほうが近いのでは?近年世界自然遺産に登録された湖とその西に広がる希少な湖沼群。湖の一部はロシア、近くにはバイコヌール宇宙基地もある(はず)むかしこの国境地帯を通った時には、数台のクルマで移動したのだが、無線にはノイズが多く、そのうち通話が出来なくなった記憶がある。東西冷戦後間もないころでした。まあいずれにせよこの辺りも秘境中の秘境です。また氷河を抱く山もあって、今回はその麓の道を行くことにしたいと思っています。続きはまた。
きょうの一枚
秋深まる久万高原町で見つけた、ひと足もふた足も早い桜の姿。また春に咲くらしい。すばらしい生命力です。2006年10月15日撮影

2006/10/13 (金曜日)

先日OVでお伝えしました新企画、初めての方に新企画「初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン」いつか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。詳しくはコチラをご覧ください

2006/10/11 (水曜日)

やっぱりボクは水曜日だと思う。なにがって、この水曜日を充実させないことには1週間が「アッ!」という間に過ぎてしまうことを発見した。水曜日は1週間で最も大切にしたい日!だ。
で、話は突然変わるのだが、国際社会はどこへ向かうのか?というお話。たとえば中国とインドが日本並みのモータリゼーションを迎えるには地球が4個いる!という話は以前書いた。同じく世界が保有する核は、地球を何度も絶滅させるほど。環境問題と核の問題・・・どこか根っこでは同じかも。北朝鮮が「核実験」だったかどうかそれほど大きな問題ではなく(いや、ごめんなさい)なんちゃって核実験(ウソのね)であっても、抑止力でしか使えない核なら「持っている」という宣言するだけで良いんじゃないか。持っているふりをしておけば良いのだ。実はここだけの話だが、僕はカクを持ってないけど・・・高知の池○さんは持っていてBTOUのあと、爆発させて長く入院したらしい。この核も結構ヘンなことをするときの抑止力になるかもしれない。
まあ、いずれにせよ議論騒然。東アジア核のドミノ?なんて話で俄然日本や台湾も保有に走るのではないか?とウワサされているのだと言う。
日本はプルトニウムが大量に溜まっていて、六ヶ所村再処理工場からフランスまで持っていって何トンかたまりに溜まっているはず。そいつを愛媛では伊方原発で燃やすのだ。MOX燃料、プルサーマルという。まあこれはこれで大騒ぎ。でもある意味日本ほど技術的に簡単に転用出来る国もそうはないので、持たない国と持っている国の中間的に見えるかもしれない。H2ロケットなんてスーパーロングディスタンスミサイル!もあるし・・・でも液体燃料なんで、この前まであった個体燃料のμ-5なんて最適で・・・ってボクはなにを言っているのだろう?まあボクも含めて、人類とは、どーしてこうも非常識で哀れな存在なのかな。
ラリーの話も忘れてはイカン。ファラオラリーも終わり、北アフリカも少しずつ秋の気配が?桐島ローランドさんの完走の報を嬉しく受け取りました。かなり早いステップで、彼はダカールにでることに。なんだかクロスカントリーラリーが盛り上がりつつあるように思います。
僕たちも継続開催に強い意欲を見せて、準備に取り掛かっているところです。それにしてもこちらはこちらで厳しい東アジア!西サハラや湾岸とはまた一味違った難局が待ち受けているねえ。
きょうの一枚
本日お越しのモト○ークス外車クラブ?のご一行様・・・トラ、ドカ。R80という組み合わせ。日帰り水曜ツーリングの帰路・・・日曜日に休めない人と走るための企画で年に1回?やるそうです。

2006/10/10 (火曜日)

すいません!更新をサボっていました。金曜日は目の回るような忙しさで、3連休もそのまま仕事に突入!!でもHP2の17インチのホイールが届いていると言うので、「どーせ林道なんか行く暇ないし!誰も誘ってくれんし」と、打ち合わせお出かけエクスプレスにと、ちょこっと組んでみたら、これがすこぶる!!でした。コンチネンタルのロードアタック?とかって勇ましいタイヤが着いていて「ウーンむかしのファントムみたいだ」と言っても誰もわかってくれない。それにしても最近のタイヤはスバラシイの一言。途中で止まってフロントのダンピングを少し固めに直し、リアのエアサスに空気入れ足して、久しぶりに気持ちの良い街中ライディングを楽しんだりしている!交差点なんかもやけに面白い。E46M3くらい面白い!?
SSER 2DAYSにはユニークな話題がぽつぽつと・・・もうすぐ発表することになると思いますが、オタノシミニ。日曜日はラリーの最後尾からツーリングをする「エキスペリエンス・ラン」を企画中!これは、いったいどんなコースを走るのか?コースマークを見ながらガイド役と共に走行。後ろからはコースマーク撤収のカミオンバレイ?がやってくる。ひょっとしたらリタイアして救援を待っているライダーに会えるかも・・・それはたとえば誰か?ってお話はなしね。
それにSSERではポットキャスティングを始めるという模様。ポット・・・って?な人もいるでしょうけど、新しいことに貪欲なあの気分が帰って来たなあ、って感じがします。
きょうの一枚
間抜けなくらいフロントタイヤが小さい。どーせならフェンダーもモタード用をセットで出すべきだ!でもロードバイクが欲しくなくなってちょうどいいや。

2006/10/05 (木曜日)

クロスカントリーラリー・・・なんとも心を揺さぶられる言葉です。ラリーレイドという表現は妙にハードなイメージなのですが、クロスカントリーとなったとたんに、なにかたおやかな丘陵地帯をイメージするのはボクだけ?でしょうか。んで北海道4デイズのネーミングは「CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS」にしようと関係先に打診中!日程も間もなく決まりそうです。夏の「北の島」のたっぷり感!TDN-NEよりも濃密な北海道。詳細の決定は間もなく!です。あーあ、早く行きたい。
9月末に答えを出すと言い放っていた2007年のモンゴルも開催に向けた調整に入りました。隔年開催のほうが参加者数の確保には効果的だという意見と北海道との両立開催は?という疑問の声も、ないわけではありません。
しかし、なんというか呼ぶ声があるのです。なんかこう天の声みたいな、というと笑止でしょうが。まあ、自身の限界への挑戦みたいになってしまいますが、2007年はTBI、北海道、BTOU・・・クロスカントリー三昧の年になりそうです。どうぞよろしくお付き合い下さい。
現在ファラオラリー開催中!!またこのタイミングでミツビシやVWが2007ダカールの体制を発表しています。ミツビシのニュウウエポンは2台、アルファンとペテランセルにゆだねられます。増岡とロマは現行のパジェロエボ。VWレーストゥアレグはバタネン、サインツらが。
きょうの一枚
X-1トラックと呼ばれるカマズ・・・参加者のダッフルバッグを運ぶビバークエクスプレス!「次はこれを飛行機にしたら?」と提案しました。でも空港がないところはどうするのか?という問題が残ります。

2006/10/04 (水曜日)

そういえば9月末に世界で4人目の宇宙旅行者?がカザフスタンの草原に還ってきたというニュース。女性ね。本当はライブドアの元役員が行く予定でしたが、健康診断でひっかかったらしいですね。で、いったいこの商業宇宙旅行の正体とはいったい?これは実は国際宇宙ステーション!世界の数カ国が協力して2010年に完成予定の・・・むかしは2006年完成予定!と言っていたのに。なのですが、宇宙ステーションに滞在するクルーとソユーズの交換に行かなくてはならないのです。緊急帰還用にステーションには常時往復用宇宙船ソユーズを繋留?(とは言わんだろ)しておくのですが、このマシンの宇宙での賞味期限(正式には軌道上運用寿命)が200日。つまり新しいソユーズに乗ってステーション長期滞在滞在クルーと交代して、180日あまり滞在していた2人と有償の旅行者が古いソユーズで帰ってくるというもの。
つまり国際的なミッションに、ひとつだけ席を民間に空けているという不思議なもの。かなり無理があるのではないか?と。そしてその旅行者は宇宙ステーションに1週間あまり滞在して帰還!!というわけなのですが、その間は何をするのでしょう?400kmの上空から飽くことなく地球を眺め続けていたのでしようか。でもやっぱ、仕事を持って出かけないと面白くないのでは?とボクは思います。90分間で地球を1周するわけですから1日16周!9日間の滞在だったので144周!!時間の概念はどのようになったのでしょうか?てなことを考えていると「そーだ!試走の冒険の旅にも、一般の有償での参加枠を作ったらどーだろか?」なんて。
きょうの一枚
10年も前の試走風景。ここはモンゴルの最西部。カザフスタン!にほど近いところ。言葉もカザフ語で住んでる人もカザフ族。国境はどういう意味を持つのでしょうかねえ?高知との県境に棲んでる愛媛県人は、言葉は伊予弁なんだけどね。

2006/10/03 (火曜日)

いよいよ10月。下期のスタート!衣替えも終わってみんな秋冬の服装に・・・と思いきやまだ半袖。日中はまだまだ8月のウランバートルより暖かい!ウランバートルは・・・そういえば情報局はどーなったのだろーか?このHPも新執筆陣を迎えて、衣替えをしようかなあ?と思っている下期のスタートなきょうこのごろ・・・・・。
最近のボクの地理的な興味は、モンゴルとロシア国境にまたがる、西の果ての湖ウブス湖。近年世界遺産に登録されたこともあって、一度だけラリーで最接近したあの時に、もっとしっかりと探検しておけば良かったと思うこと仕切りです。それにしても遥か遠くて氷河を頂く高山と砂漠に囲まれた不思議な自然環境を作り上げているから驚きです。モンゴル最大の湖ウブス湖のお話の続きはまた今度。
きのう10月2日月曜日の日経新聞は、各社の全面広告で埋め尽くされていました。新聞の使命とはなにか?と考えさせられるほどにです。それほど多くの企業が経営統合をしたり、新しい展開を立ち上げるこの下期のスタートとなった!のであります。時、おりしも新内閣が発足し「美しい日本」を標榜し船出したときであります。賛否や野党の批判は当然あるでしょう、抽象的かもしれません。さらに肩を持つつもりなどありませんが「美しい日本」良いではないですか?!審美眼や美意識は、相当にまちまちでしょうが、それでも美しさに対する一定のアイデンティティは醸成されつつあるのではないか?と思います。
2007年、多くの団塊の世代がリタイアします。そのシルバーマーケット?を目指して各企業もあの手この手だそうです。しかしなにか違和感を感じるのはボクだけではないでしょう?リタイアした連中が、みんな豪華客船クルーズに出かけたり、温泉旅行三昧とか・・全くありえないと思うのですがいかがか。彼らはおそらく安倍さんの言うところの「再チャレンジ」いや初めてのチャレンジかもしれませんが、チャレンジするはずです。知識と経験と、比較的安い固定費、子育てや住宅ローンなどの重たい家計の負担のない彼らこそは、日本の新しい起業家達たりえるのではないかと思っています。
われわれもチャレンジをしなければなりますまいて。

きょうの一枚
ボクのオフィスの部屋にかかる超特大のモンゴル全体図からウブス湖をアップで!!世界自然遺産に登録され、多様な生態系と自然環境はすばらしいものです。

2006/10/02 (月曜日)

「その後、マングローブはどうなったか?」
3月28日のOVの「今日の一枚」と比べてみてください(写真)ひと夏をすくすくと過ごして倍くらいの大きさになりました。このくらいの小さな鉢では、もうこれ以上大きくなるのは限界かなと。トイレの洗面台に放置されていたガジュマルもまるで梅の枝のように自由に大きくなっていてビックリ「やっぱり熱帯の木々は育つ!」と実感を強める今日この頃。となれば、この熱帯化を積極的に使おう!というコトは、自明の理。今度はゴムの木を入手!これは秘密ですが県の試験場にゴムの木を植えてもらいました。天然ゴム・・・タイやインドネシア、ベトナムなどのプランテーションから四国の段々畑にその主生産地は移ることは間違いありません??次はコーヒー豆「最近コロンビア産より四国産のほうが旨いよ!」とかなるはず、きっと。こういうシフトをすること、で福○にあるとあるバイク店の主人は、所有する畑に「まずはマングローブを植える!」そうであります。「温暖化を嘆きつつも愉しむ会」をつくろうかなあ?なんて思ったりしています。
話は変わります。YS-11が退役!しました。戦後日本に航空機の生産をさせなかったアメリカですが、いまでは日本のカーボン技術なくして航空機の生産が出来ないまでになっては来ていますが、いずれにしても世界の航空機市場は、アメリカのボーイングとEUのエアバスと2分化された感はありますが、実はここにきて中小型機の需要見込みが高まってきています。カナダのボンバルディアとブラジルのナンだったっけ?のふたつ。がしかし三菱重工のMJ(70人乗り、90人乗り)の2モデル・・高いカーボンテクノロジーで、もうすぐ初フライト?大量ハブ間輸送から、最終目的地間の中小量輸送で新しい時代を迎えることは間違いありません。だいいち燃費が20%以上も良いらしいですものね。

きょうの一枚
3月28日のマングローブと今日のマングローブとSSER熱帯植物園!まだみんな半そでTシャツ・・・。

 


OVバックナンバー

(2022/06)Organisation Voice は現在旧サイトからデータ移行中です。
工事中のところが多数ございますがご了承ください。

2015年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2014年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2013年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2012年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2010年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2002年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。

2006/09/29 (金曜日)

9月末になった。2007年のBTOU開催に関しては、9月中に結論を出すと公表している手前もあって悩んでいる。モンゴルやロシアからのオファーや、これまで参加者リストに見なかった名前の国内の方々からのメールも少なくない。2003、2004と2年間休止した時点で、組織も装備も相当にリニューアルが必要となって随分と骨が折れたことも記憶に新しい。政治的なまだまだ解決しなければならない大きな問題もある。そう考えたときには我々は随分と非力ではある、とも思う。

いったい、自分を突き動かすモチベーションはなにか?そのことにも悩む。それは尽きぬチャレンジ精神か?それとも漂泊の思いか?知的なまたは地理的な好奇心か、と。そんな容易には出ない答えにも悩む。とにかく考える、悩む、そこから導き出される答えを求めて。そうすれば、あとは迷うことなく進むのみである。

仕事の関係で、昨年の夏制作されてズッコケタ映画を見た。友人が勤める四国のある大学が舞台の「サマータイムマシンブルース」本広克行監督作品・・・まず見ることのないカテゴリーの映画なのだが、面白かった。そして映画のセットのSF研究会の部室は、そのまま大学内に残っている。いや、でもほんとに面白かったんだ。

DVDのお求めは平井商店街で

Organisation Voice 2006/09

 

2006/09/27 (水曜日)

なぜだかボクは日経産業新聞を取っている。んでもってこの新聞、なかなか充実しつつある。下手な社会面のない新聞は、なかなか宜しい。他の業界のことなど整理された情報が役に立つ。でも実際には、この新聞に書かれた程度の情報は、既にネット上でいくらでも手に入れることが出来る。しかしその大量にある情報を必要に応じて収集し、取捨選択することが「編集」なのだとも言える。取材はほとんどネット上で事足りるのではなかろうかとさえ思ってしまう。この数年間トレンドセッターだったLEONの編集長がドタバタ劇の末に交代した。ヘンなコピーを世にはびこらせた功罪はともかく、オヤジたちがこんなにも涸れていなかったのか・・・・・と驚く。
むかし書いたけど早朝のTV番組が盛り上がっています。一昔前はCMも入れ歯接着剤とか?高齢者向けのものばかりが少し・・・だったのに、今では結構オシャレなものがたんまり・・・早朝番組といえば「明るい農村」だったのだが、早起きオヤジたちのおかげで、ワイドショウも変わったね。という事を知っている僕も早起き?!かもしれません。
まあ情報は取捨選択して、また疑ってかからないとね。
きょうの一枚
夜霧に包まれたSSER2DAYSのパルクフェルメ、ナトリウムのオレンジ色の明かりがナイトランをメインステージとしたSSERの郷愁を感じさせます。

2006/09/26 (火曜日)

秋ですねえ。秋たけなわ。街は秋祭りの飾り付けが始まり、もう気もそぞろのお祭り好きは、はっぴ姿で歩いています。朝夕はめっきりと涼しくなって・・・で話は変わりますが、なっちゃいましたねえ官房長官に塩崎さん。古いSSERの参加者の皆さんは覚えていますでしょうか?SSERスタート前のふるさと村で、ごあいさつを頂いたりバイクにまたがってふざけていた、当時の大会名誉会長は塩崎さんの父君でした。あの当時、困難な許可関係を強力に推し進めていただいたものでした。これからの困難な局面に、官房長官にはぜひとも頑張ってほしいものだと思います。
さて、そんなことよりSSER 2DAYSの日々が始まりました。今年もやるですよ!!もう。
きょうの一枚
SSER2DAYSより・・・朝のスタート風景。緊張感が伝わってきますね。今年は少しばかり寒いかもです。

2006/09/25 (月曜日)

おまたせ!SSER2DAYS・・・間もなく詳細がこちらのHPからご覧いただけるようになります。たぶん今日か明日・・・少し寒いシーズンになってしまいましたが、相変わらず久万高原のダート三昧は愉しいこと請け合いです。前夜は「モンゴルの夕べ」なんか特別のサイトも出来て動画が見られるんですね。しかも「続きは・・・・」と、いいところでCMの入るテレビ番組のよう。久万高原の寒い夜、もち屋外!鍋とかおでんに焼酎で・・・たっぷりの映像を・・・わいわいとやりましょう。ま、とりあえずはHPでご確認下さい。かおるさん!焼酎!!
で、もうひとつの問題はデイステージなのか?ナイトステージなのか?ということ。答えは、デイ70%ナイト30%くらい。2日目は完全に明るくなってしまうでしょう。ヒストリックは問題なく明るい!!でヒストリックのSSは2本で10km!!そして近年問題の騒音問題をどうするか?特に輸入車の・・・ちょっとアタマ痛いです・・・でも近年になくタノシミタノシミ

2006/09/22 (金曜日)

地元の新聞やテレビで「ひめぎんチーム完走報告会」が報じられました。壇上にはボクのほかはみんな30代、女性は20代・・・新聞を見て?ボクに寄せられるコメントは「髪を染めなさい・・・」「・・・・・」いつまでも若いつもりでしたが、いけません。ところであの安倍さんは染めてるんだろうかね?
さて、これより横浜に向けて出発!!なのですが途中1件の仕事の打ち合わせで、寄り道をしてから行きます。大勢の方が荷物の引き取り?もそうですが懇親会が楽しみの様子・・・なにも出し物を考えてなかった・・・どーしよ。
さて、最近友人らがファンドを立ち上げて、収益金を環境・・・特に温暖化対策や砂漠の緑化に使う!という壮大な・・・利益を上げるための目的を明確にしたもの・・・内容もメンバーも凄い!のであります。が、そんなこんなでふと目にとまったニュース。
『バージングループのリチャード・ブランソン会長は21日、グループのうち航空、鉄道会社の全利益を向こう10年間、地球温暖化防止のための代替燃料開発事業などに投資すると発表した。世界の気候変動、健康、貧困、紛争の問題に取り組むためにクリントン前米大統領が呼びかけた「クリントン・グローバル・イニシアチブ」のニューヨークでの年次総会で打ち上げたもので、投資総額は30億ドル(約3500億円)になるとしている。ブランソン会長は「私たちは美しい地球を親の代から受け継いだ。我々の代で取り返しのつかない環境破壊をしてはならない」と述べた。 利益を度外視した投資なのかどうか尋ねられ、「利益をもたらす投資もあれば、もたらさないものもあるだろう」と述べた。 クリントン氏は「石炭石油エネルギーの寿命は今後35年とも100年とも言われるが、今行動を起こすことが重要だ」と述べ、他企業の追随に期待を寄せた。』アサヒコムより
さすがリチャード・ブランソン、だが世界中の代替燃料開発の投資額はそれぞれ相当なものだろうから、これは彼一流のメディア戦略かとも思うけど、まあ説得力はあります。いや、こうした企業経営のスタイルが新しいトレンドになってきてます。目的が明確なのは宜しい!!うちもそーかも?
きょうの一枚
ヤク・・・はじめてこれを見たテルクンは大きな犬!だと思ったそうな。ヒマラヤやモンゴルの高地で遊牧され時にはキャラバンを組んで・・・ともかくなかなか面白いヤツです。

2006/09/21 (木曜日)

新総裁誕生!ボクの同級生が新総裁に!あっ、いや同級生といっても学校が同じとかじゃなくて、まあ同い年ということですかね。昨日の議員の投票には無効票が1つ、それには「安倍晋太郎」と書かれたそうでありますな。これを、マスコミはさまざまにメッセージと読み取るわけですが、なかなか奥行きがあって宜しい。単純に老議員が書き間違えた!という事にしてしまわないところが面白うございます。
まあいずれにしてもボクは明日から出かけて、北京飯店に行くわけですが、いや横浜へ貨物の引取りにいくのですが、この北京飯店・・・懐かしいような。みなさん!中華街でお目にかかりましょう!・・その前に保税倉庫で・・・。
きょうの一枚
お間違えなく!これは北京市にある北京飯店。そうこの夏のあの・・・で、今回の北京飯店は横浜中華街の入り口だよん。

2006/09/20 (水曜日)

最近書きましたが、どうもこの数年、秋の虫の音に異変が!?と思っていたら今日の地方紙「愛媛新聞」には特集が掲載されていました。どーもうちの事務所の前の山桜の古木を占拠して、人が近くを通っても鳴きやまないのは、ヤッパ外来種?!そー思いつつ夜の街に出てみれば木の種類によるようですが、そいつが鳴いている木は、それは凄い音量!もう風情とか情緒とかじゃあないです。その音たるや騒音。日本の秋も、こうして亜熱帯化してきたおかげで、・・・そうそう庭の生垣にハイビスカスの花が咲いている家を見かけました・・・考え方や暮らし方を熱帯風にかえればいいのか・・・やっぱマングローブの植林計画!などを推進しようかな。
昨晩はひめぎんの完走報告会!1000人収容のホールは超満員!!??立ち見まであわせると1200人以上!の来場者!で熱気ムンムン!!映像もプロジェクターも、これ以上ない!ものを投入!!さらに懇親会!2次会!と松山の夜は更けていったのでありました。遠路お越しいただいた皆様!ありがとうございました。さて、次の仕事!!に取り掛かりましょう。
きょうの一枚
でけました。写真集2006年版・・・ホントはもっと良い紙、良い印刷をしたいのですがお許し下さい。でも昨年よりも楽しさはUP!してますよってオタノシミニ

2006/09/15 (金曜日)

レクサスからLSの内覧会の案内が届いた。その機械・・・素晴らしいプロダクツであることは間違いない。贅を尽くした封筒は、素晴らしいデザインこの上なく良質の紙、特色バッチリの印刷と、掛け放題のコスト。さて、自動車の将来は、明るいのだろうか?ついにその封筒を開けなかった。アウディからもRSだかSだかの案内が届いた。こっちはそそくさと開いて「うーん」とうなっている。アウディは多分(あくまでも多分)ディーゼルで勝負してくるだろうと思う。あの中国はアウディ天国、A8、A6・・・なぜか全部「黒」だけど。間もなくはじまることは火を見るより明らかな、中国国内の環境対応車の販売競争!アウディのディーゼルがスタートダッシュ!をきめるかも?日本勢のハイブリッドは?なんか近年に起きる自動車業界の天下分け目の中国の戦い・・・あまりにも違うソースで闘う!というのが興味深いのですが、ディーゼル大好きなボクも、ここはひとつ日本のお家芸ブシドーじゃなかった、ハイブリッドで勝ってほしいものです。でもアウディ恐るべし・・・ではあります。
で21世紀の最適なシティコミューターは、バイクだって。
古いバイク友達がやってきた。55歳だった。「長くバイクに乗ってないけん、バイク買いたいなあ」「買ってどーするの?」「昔みたいに、ケモノ道に行こうや」ボク「人生のケモノ道?」「おお、それはずっと走っとる」そーいえばけだものみたいな人でした。
「えっ、ボクも?」
「こんな人たちが絶対似合わないのが、レクサスやなあ!?」
「えっ、ボクって結構ソフィスティケイトされてないすか?」
「あると思う?!」
「・・・・・・・」
きょうの一枚
北京の町からリンタク?の姿が随分減ってしまった。92年にはホテルから天安門までリンタクに乗って川のような自転車の流れに乗って!でかけたものです。でもこんなリンタク?が・・・冬でもOKなんでしょうが夏はどーすかね?え、人は運ばないの?お店?キャストホイールが悲しい・・・。

2006/09/14 (木曜日)

「電気自動車みたい・・・」新政権のことを誰かがテレビでそう評していた。こういったたとえ話するのうまい人いますよね。本論そっちのけで洒落や比喩に情熱を燃やす・・・んで、その新政権って安倍政権のことかなあ?、電気自動車つまりクリーンでゼロエミッション時代が待望した・・・のでありますがパワーがない。というたとえ話。そんなさなかバイオエタノールやバイオディーゼルの話が盛んになってきていますね。どこかのベンチャーが立ち上げたら業界が死ぬほど目くじら立てて反対して、潰してしまった?んだったっけ?確かガソリン税に絡む問題で捻りつぶされたんだったというのに・・・で、なおかつ植物起源の燃料なら燃焼して大気中に放出されるCO2は、もともと植物が大気中から取り込んだもので、京都議定書からは免除される?!んだそうで、環境問題とくに温暖化効果ガスは京都議定書が全てなわけではなく。。。ってもうすぐ期限切れるんじゃなかったでしたっけね。
とにかく自転車、スーパーカブ、軽四、ハイブリッド・・・なんて時代。それにしてもスーパーカブねえ(しみじみ)
きょうの一枚
環境問題・・・とはかけ離れたゾーモット。ところがこのあたりは非常に良質な炭鉱脈があって、中国が狙ってる!のであります。鉄道を引く計画まであって、万が一のことになればとんでもないことになるかもです。恐るべし中国!その貪欲な消費を押しとどめる技術と啓蒙を!!そうだ「啓蒙」という言葉・・・続きはまただ。

2006/09/13 (水曜日)

今日も秋雨。でもすっかり気持ちのよいシーズンになってきました。ボクタチの地方では秋祭り=地方祭のお囃子の音が聞こえ始めるのもこのころです。そういえばこの地方祭のころがボクのバイクシーズンだったです。山々の棚田の稲刈りが始まるころ、SSER 2DAYSが行われていました。無尽とも思えた体力で、来る日も来る日も山に出かけていたのは、遠き日の思い出。
そういえば事務所の奥に押し込めてある80G/SとHP-2は、どちらもピカピカ・・・HP-2はまだ400kmくらいしか走ってない!し80G/Sもいまや車検と車検の間に2回乗れば良いほう。実は恥ずかしながらG/Sの走行距離は20年なのに10.000km台・・・どうもスイマセン。いつからこんなにバイクで出かけなくなったのか?いつもいつも旅に出る!とか言って着ないバイクウエアを山のように買って、ツーリング用品なんか痛む暇も無く、寂しい限りです。そんなこんな寂しさを感じるのもまた秋ならでは・・・いやでも弁解をすると、プロシードはバイクの代わりで年におそらく30日も乗らないでしょうが20万キロ!4駆は何を買ってもすぐ20万キロになってしまう・・・で次期戦闘車両の購入計画が上がってきてます。もち小回りの効くピックアップ、もち4駆、ガソリンでMT・・・ツイントリップGPSはもちろん、通信機材やカーナビまでつけてラリールート制作仕様モデル!なんか良いのはありませんか?環境性能も良いヤツが良いです!!ハイブリッドのピックアップとかって良いかもですね。やっぱ秋はTBIのルートセイサクで美しい山道を静かに駆け巡りたいもんです。
きょうの一枚
BTOU2006のナビゲーションテスト・・・ナビゲーションとはまた数学のようなものでもあるわけです。で、ナビとは自分がどこにいるのかを知ることでもあります。自分の位置を知らなければ行く方向もわからないのです。広大な大地でルートブックに頼らないナビ?をしながらルートを作って行ってるのです。写真提供:藤井健司

2006/09/12 (火曜日)

「世界が変わった」といわれる9.11/2001・・・ボクはその「文明の衝突」が書いた世界・・・とここまで書いて自分ちのHP内検索で「文明の衝突」ってググったら・・・書いてる書いてる、いっぱい書いている。サミュエル・ハンチントンの予言を次々と証明する事件が起き続けて・・・21世紀はイデオロギーの衝突ではもう戦争は起きないわけで、文明間の衝突が・・・もうやめよー。全ては変わるのは当然のこと、変わらないものはないのですから。
さてスペシャルなご案内
ひめぎんチームのBTOU完走報告会が、9月19日火曜日午後7時から愛媛県民文化会館サブホールで行われます。ゲストに池町選手と山田さん(ボクのことだ)・・・いかに彼らは闘ったのか?それはラリーの現場だけでなく、スタートラインに立つまでも戦いであったわけです。そんなこんなで、SSER関係の皆様で参加希望の方はご一報下さい。ひめぎんチームの戦いぶりもたっぷりと映像で・・・ってその編集で死にそー!になっているのですが。写真集も入稿(印刷に行きました)19日にご来場の方には記念品セットに入っている!!ので参加はちょっとオトクかもです。遠路やって来ても・・・です。
きょうの一枚
ラクダは不思議な動物だ。姿も可笑しければ表情も宇宙人的だ。被写体としては、この上なく面白い。特に冬毛の時が良いのであるが、なかなか冬に見る機会はすくない。撮影:小澤いずみさん

2006/09/11 (月曜日)

先週はOVをお休みしてしまいました。もちろん病に臥せっていたわけではありません。元気良く東京出張!赤坂の料亭で鱧と松茸に舌鼓を打ち!!(ホントってば)夜の銀座ではバブルの時代を彷彿とし・・・(これもホント)ラリージャパンのマシンのピックアップに関東まで出てきていた池○君とご飯を食べ、某自動車メーカーにプレゼン(ナンノ?)に行き・・・さらに凄い顔ぶれの方々と朝からミーティング!「ビルゲイツ財団との打ち合わせがどーの」とか、「ムーディズの格付けがどーの!」とかってのは、世間話でするもので、仕事で真剣に話してるのは「ボクは初めて!」中国の自動車と環境負荷、ラリー、エコチャレンジ・・・と自分の土俵の上だけで勝負!スルシカナイのも情けなかったり。帰りの飛行機の中では飛んだのも着いたのも知らないほど・・・なのに!帰って来た日も日曜も深夜業。写真集の最終の作業やら番組の制作やら・・・この多忙さはナニ?
でね、(少し暗く・・・)やっぱり思うんですが人には天分。天から与えられた役目というかポジショニングがあるとです。一抱えほどの自分の両の腕に、抱えられるものって、そんなに多くはないとです。
ここまで10回ラリーレイドモンゴル~BTOUをやってきて、大変だったけど充実していたし面白かったです。で、これが天命なのかなあ・・と思うことはしきりです。じゃあそれもホントウに完成域に達しているのか?その使命を果たしているのか?という問いかけには、まだまだ伸び代(しろ)はあるんじゃないかと・・・喧騒と異様なほどに進化を続ける東京に、背筋の寒くなる思いをしながらも、あの夏の日々のことを遠い過去のシーンのようにしか感じられなくなった自分を少し疎みながら、ボクがやるべきことはなんなのか・・・自問自答のこの数日間なのでありました。
きょうの一枚
池町くんとスーパーカブ(尾崎さん撮影)そんな池町クンだって、陽気で能天気なわけじゃありません・・・スーパーカブにまたがって、喜んでいるのですが?彼も先を見つめて自分の可能性に大いなる自信と、その同じ量の不安を感じつつも、ちょこっとふざけていたりします。

2006/09/06 (水曜日)

秋が確実に深まっています。我々の事務所はかなり郊外!なので、虫の音が凄まじい!!の大合唱。ドアが閉まっているのに虫の音は室内まで届きます。「いったい何事か?」と、さまざまな事象を自然界からの何がしかのメッセージ!と感じる傾向の強い僕は、年々大きくなる虫の音にも、異変を嗅ぎ取ろうとするところがあります。
BTOUの映像を編集していて驚いたのは異口同音に聞いた「今年はお花がたくさん咲いてきれいだったよ」というコト。実のところボクは「そーですね???」な状態だったのです。試走のときに咲き乱れていた花々は枯れているのですが、また違う花々が違う土地に咲き乱れている映像がたくさん。ヘリからは良く見えなかったんですが、なるほど納得。「今年のモンゴルはお花畑だったんだ!」と。しかも乾いた南ゴビの大地も妙に緑が多くて、砂漠のイメージが随分変わりました。で、これも自然界からの良いメッセージなら良いのになあ?と思うことしきり。
自然の力は侮れません。留守中のマングローブは元気で生育中。四国にマングローブの森を!というのもあながち夢ではないかもしれませんぞ。
きょうの一枚
お花畑とプリウス・・・環境を語るにはバッチシの一枚はチームACPの西條さんの写真です。

2006/09/04 (月曜日)

なんと事務所ではBTOU写真集と映像の編集がダブルで進んでいる。それはそれはとても大変なことです。ボクはVの編集前素材を数十時間分を見ては船酔い状態・・・写真集も9/20アップ(印刷上がりの)予定ですので、それまでにお申し込みいただいた方には送料無料!でお届け予定。お値段1200円!!申し込みはまもなくこちらのサイトから可能!なようにしておきます。
ところでライブドアのホリエサンの公判が始まりましたが見ましたか?ボクはこんな遅い時間まで事務所にいるんでテレビは見えませんが・・・・・なんか巨悪とか戦後最大級の経済事件とあおった割には、その実は世間や権力機関の悪意?だったのではないのか?という擁護的な意見も当然出てくる展開。あれくらいのことで(スイマセン)ここまでひどいことになるのなら、社会保険庁や巨額の税金を湯水のように無駄に使ってきた官僚とかはどーなん?という感じがします。もちろんボクはどちらも擁護するつもりはありませんが、どちらもツケは国民に回るのですね。
ボクは最近某お役所で叱られましたが「叱る立場にあるのは我々で、あなた達は国民を叱る立場には無い」と、叱っておきました。まあ、ホントに教育のあり方などを真から議論しなければなりませんね。でもって人間はやっぱ品格です。ホリエモンって今日はスーツにネクタイ姿だったそーですが「なぜ?」と思う人は少なくないでしょうね。どっちでもいいけど・・・。
きょうの一枚
今年のBTOUのMVPはX-1カミオン・カマズかもです。参加者より早くビバークに到着する日もあって・・・ヘリで運んでる10kgバッグって・・・と思うことしきり。まさかオンコースで追い越された人・・・いないでしょうね?

2006/09/01 (金曜日)

朝のニュースで、オシム?ジャパンっていうの?サッカーか何かの日本チーム?海外遠征に行くのに、朝発表があってその日のうちに出発!!ってエアチケットとかビザとかはどーするんだろーか?なんて考えていたら「どうもこれってメディア向けのキャンペーンじゃないのかなあ?」なんて思えなくも無いね。一方では高校球児たちは、2学期始まっているのにアメリカを満喫している姿がテレビで大写し・・・というか追っかけ状態。誰の口からも文句が出ないのだね。費用は誰が負担しているのだろうか?
とまあ下衆のかんぐりみたいなことはヤメ!でせっかくの秋晴れ・・・HP2に乗ってお出かけ・・・なんて出来るはずも無 くお仕事。80G/Sも最近整備済みなのだムフフフ・・・さあ、秋晴れの毎日!来て頂戴ね。ボクは旅に出るのでごわす。
さてBTOU2006参加の皆さんならびに関係者の皆さん!次のご案内の連絡がまだのようですが、これまでになく超特急で制作されている写真集が9月20日過ぎには出来上がるよって送り出しします。役員の皆さんとは打ち上げを!?参加者の皆さんとは横浜ナイト?!を、予定しています。いや、これから予定します。オタノシミニ。仕事の速いSSER・・・ジブリー???も早いやんか!?

きょうの一枚
エタップ5の朝、ビバークを出発。ビバークにある砂丘を朝の光を浴びながら飛ぶ。この朝、いくつかのアクシデントがあった。ゾーモットに向かいながら祈った。ホントウに祈るような気持ちで過ごした1日となった。このあとは砂嵐で視界が悪くなってオンコースが飛べなくなった。

 

Organisation Voice 2006/08

2006/08/31 (木曜日)

チェックカードをまじまじと見ていた。なんでもない一枚の紙だけど、これを貰った瞬間から時間との戦いがはじまる。左腕のチェックカードホルダーに差し込むもの、シートの先端にあるノグチシート製?のホルダーに差し込むもの。CPやゴールで指の力を失って自分では取り出せなくなってオフィシャルに取り出してもらうもの。そのままスタンプを貰おうとして、ケースにスタンプ大の穴を開けているもの。ひどく汚れたカード、たった一枚のカードだけれど夢と困難と、それを克服した何かひどく大切なカードのような気がして・・・最終の確認が終わればみんなに返してあげればどうなんだろうか?とか、いろいろ考えた。
BTOU最終局面の闘いは実はさまざまに彩られていて面白い。スプロケットを失った池町。40分差で2位の池田は、それを探すのを15分だけ手伝った。絶望的な展開、池町の失った勝機と勝利の女神の気まぐれ。池田が出発したあと池町はスプロケットを見つけた。しかしワッシャーが見つからない。通りかかった遊牧民が見事にサイズのピッタリのそれを手渡す。鬼神の走りの池町。この話題に沸いていたRCPに異様な速度で突っ込んでくるマシン。池町がこの最終局面ETAP-9で池田に遅れること30分。しかし総合ではかろうじて15分差で首位を守った・・・15分、それは池田が池町の元にとどまった15分。実は凄いドラマがあったのですねえ。
いやどちらもあっぱれではあります。そんなエピソードをテレビのシナリオに書いたんです。けど放送は地方だけ。
きょうの一枚
奇跡的な出来事も強運で片付けてしまう池町。いまはラリージャパンのレッキ中で、まあその世界でも活躍するはず・・・それほど凄いやつになってますよ。

2006/08/30 (水曜日)

BTOUの記録をVTRと写真で試写中。写真集にしてもVIDEOの編集にしても、まああまりにも膨大な素材の中から組み立てていくのであります。素材が少なければ「こんな少ないのでは出来ん!」と毒づくのでありますが、こうも多いと「多すぎて全部見る時間が無くて出来ん!!」とやっぱり毒づく!のであります。人間というのは実に勝手なもの・・・
さて写真集は、今回は北京を皮切りに1エタップずつ競技の流れに沿って編集をして行こうと思います。そんな目でビデオも見ていると、エタップ4で大きく勝負の行方が動こうとしている辺りが興味深く見れます。初日からトップに立った池町佳生が何度もトラブルやら、自ら招いた大ミスコースやらで優勝争いを面白くするか!?と思わせておいて、その実そのエタップのうちに驚異的な巻き返しで、先にゴールしたライバル達を、なかば「あ然!」とさせる強運と勝負強さを見せ付けます。RCPで2時間あいたビハインドをあと130kmあまりで40分差まで詰めて貯金を使い果たすことなく首位を守ったり・・・と、そんな面白い戦いぶりがさまざまにこれから紹介されていくことでしょう。
本当に愉快で素晴らしかったBTOU!これからつまびらかになっていくことでしょ
きょうの一枚
先日「いずれまた・・・」と書いたチンギスハーンホテルのポーチに止まってたR1200GS-ADVの写真が出てきました。なかなか、やってますが世界のアドベンチャーフィールドも狭くなりつつあります。でも大切なのはハートではありますまいか。

2006/08/28 (月曜日)

申し訳ありません!!というのはSSER 2DAYS-CLASSICSの開催日程の変更!の件でございます。予定通り開催すべく鋭意努力をしようと試みたのですが・・・あいにく肝心の1ヶ月前!にボクがダウン!!つまりこの一番肝心なのは、このタイミングまでの事前調整。ならば!とばかりに既に手配済みのGroup-Nと合併開催してチョッと力強く行こうではないか!!という結論に達したものです。22年目!ということで、振り返れば長い時間継続して来たものだなあ、と感慨もひとしお。昨今のエンデューロのムーブメントの隆盛は、目覚しいものがありまして実は大半の役目は過ぎたのかなあ・・・なんて事も考えたり。ともかく、日程変更は前向きに捉えてのことですから、ぜひともこの秋の夜長の風趣にとんだ?SSER 2DAYSをお楽しみ下さい。さてBTOUの写真集は9月中旬!?に発刊予定。写真をエントリーされる方はお急ぎくださーい。
きょうの一枚
池町を強襲するヘリ・・・ああ武装してたらなぁ・・・ダダダダダッ!と行くんですが。でこんな写真があるということはカメラ側もヘリ・・・ということでさぞや怖かったことでしょう池町クン。ローターの先がヘルメットを掠めたことでしょう。

2006/08/24 (木曜日)

暑さがこたえて?ボクは激しい夏風邪をひいてしまいました。そんなことしている場合じゃないってのに・・・というのもラリーの大量の映像と写真!!と闘わなければならない数週間だからです。参加された皆様からも、デジタルに限られますが自信の1枚を(いや2枚でも3枚でも・・・)をお寄せ下さい。当初のお約束どおりフォトブックを作成して掲載させていただいた上で、数部をお届け!!致します。ということで風邪がひどいので今日はこの辺りで・・・来週はBTOUを振り返ってさまざまな角度から検証をしてみようと思います。

2006/08/23 (水曜日)

「届けられたETAP-5のランタン・ルージュ・メダル」
熱い夏の記憶に彩られたBTOU2006の現場より、ようやく帰還いたしました。8月初旬北京、高速道路をすべるように走るアウディの窓からまだ初々しい百日紅(サルスベリ)の花が伸びやかに空に向かって咲き競っているのを眺めました。「百日紅の花、好きだなあ」夏が来るたびに思います。中国にあっては、まさに中国的で日本の山里にあれば、まさに日本の里山的なその花の佇まいはボクの魂に響きます。一方モンゴルの大地、今回のラリールートには花々が咲き乱れていました。ゴールするごとにスガワラサンは「今日もお花畑がきれいだったよ」とH木編集長は「涅槃とはまさにこういうところのことを言うのだと思いましたよ」とムズカシイコトを言います。そのほかにも「花が咲き乱れていて、ピストをはずせない」とか、ラリーの中にあっても、その花を愛でる心を持つ参加者の心情が嬉しくもありました。
今回は全てのステージにステージ優勝メダルとランタン・ルージュ・メダルを用意しました。MOTO部門は池町が全て持って行く!のではないかという勢いでしたが、エンフトル、池田、マコちゃんらがパーフェクトを阻止!AUTOは面白いように日替わりで、挙句プリウスに1回は獲られるという展開!そしてランタンルージュはひめぎんとミニ軍団の熾烈な?争奪戦(本人達は全然そうは思っていない)そしてETAP-5の表彰をするブリーフィングで「このランタン・ルージュ・メダルは、事故を起こして緊急輸送された34番の選手が無事に生還できるように、そしてその暁には彼に渡したい。」と1個だけ渡さずにポケットに忍ばせて、ガストンライエの写真と共にラリーの最後までを見届けてきました。昨日、そのメダルを持って広島の病院に出かけました。そして彼の枕元に、最後の生還者を讃える証として置いて参りました。
このことはこうしたHP上ではなく参加した皆様にいち早くお知らせするべきだと思ったのですが、いやいや最速はこのOVだと思い、ご紹介しました。10数年通い続けたボクにしても、最も美しいと感じたこの夏のモンゴル。池町の戦いぶりもミニとひめぎんの戦いぶりも、プリウスなどの戦いも、どの一つを切り取っても美しく激しく勇気とロマンに彩られたすばらしいものでした。こうした記憶が、さらに昇華していくためにも弛まざる歩を進めていくことにしましょう。
きょうの一枚
1995年のシャートー・ムートン・・・モンゴルのスタートした年のワインを、参加者や役員の有志より寄せ書きと共に頂きました。ありがとうございます。近々飲むです。

2006/08/07 (水曜日)

いよいよ明日、BTOUがスタートします。全員元気で最後の調整に余念がありません。ひとつ残念なことがあります。それは月が満ちてきていること。今ようやく陽が沈んだと思うと東の空は半月がかかりその明るいこと。これでは満点の星空が仰げません。あと数日で満月、ラリー最終盤には、プラネタリウムもびっくりな星空が仰げることでしょう。ウランバートルの現在の気温は12度。肌寒いを通り越してフリースやダウンが登場しています。さて、明日はエタップ1の速報をお届けします。 (06/08/07 00:01)

2006/08/04 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATAR2006、スタンバイ完了です。天候も良好。ただし小泉首相の訪モの日程が二転三転していて、こちらの事情は大変です。ゴールのパレードは小泉さんとニアミス?するかもなのです。
ボクは本日涼しく快適なウランバートルをあとに、北京へ向かいます。北京は故宮の近くで、参加者のみなさんの到着を待ちます。今夏はヨーロッパ、北米が猛暑のようでユーラシアは少し過ごし易いのでしょうか。
8月5日、北京のブリーフィングは8月6日16:00ウランバートルでの開催に変更いたしました。8月5日は、夜まで北京の散策を楽しんでもらおー!という素晴らしい配慮!なのですが、実は北京飯店は政府関係のセミナーがいっぱいで・・・まぁそんなオールドチャイナな由緒あるホテルです。ボクも一度泊まりたかったホテル。
そんな8月6日は原爆記念日、61回目になりますね。昭和は遠くなりつつありますが、世界はいまだ不安定で、戦火もどこかで止むことがありません。通訳の若い男の子も、フランスの外人部隊に志願してる!というのを聞いて言いようのない気分です。

2006/08/02 (水曜日)

ホテルのポーチにR1200GS-ADVが停っていた。写真を送るのはまた今度・・・(通信事情が宣しくない。)まさにこれぞ大陸間弾道弾!マドリッドから、ひとっ走りでウランバートルまでやってきた。でタイヤを見るとどーもロード寄り。そーだ、ほぼ舗装路だけでやって来れるのだ。仮に北京を目指すのであれば、中モ国境までは悪路だ。
ともかくそんなことよりこのモーターサイクルの最も美しいシチュエーションであることは間違いない。全てがノーマル+オプションだけで、これほどまで完璧なマシンはちょっとほかには無い。オーナーの姿は見当たらなかったが、その佇いは、自信に満ちていて、「なんでもない」という様子がにくらしい。
そう言えばシトロエンがヨーロッパから走ってきたお話しをしましたが、先週は20台ばかりのヒストリックカーがフランスからやって来た!という話を聞きました。どーもヨーロッパからウランバートルまでの新しいアドベンチャールートが拓かれているようです。それはロシア事情が好転したことも影響していると言います。最近まではロシアンマフィアが道を塞いで通行車両に悪行を働いていたはず。「そんな小銭をかせいでるヒマはないほど忙しい」らしいのでどーも安全は確保されてきた模様。いずれにしてもロシアの高度成長が、恒産無きところに恒心無しを地で行ってる感じ、まあ金銭的にひと段落すればモラルも上がるのでしょう。
日本人も、もっとモラルアップ!!人の見てないところでゴミを捨てたりとかしないように。ラリー参加者がお手本!!

 

Organisation Voice 2006/07

2006/07/31 (月曜日)

コンテナがウランバートルに到着した。実は今回は法改正があって輸出通関がとても困難で、かなりビビッた。ひょっとしたら間に合わないかもという危惧もあった。
ウランバートルに到着した初日に、ボクはスタート地点のヌフトホテルに出向いた。コンテナを置く場所を検討するためだ。ヌフトホテルは空港からわずかのところ。でもそこは環境保護区でホテルの周辺にいる限り、そこが一国のキャピタルタウンとは俄には思えないほど。ここにコンテナを置いて参加者の到着を待つのは、過去10回の大会のうち5回くらい?になるかも。
でもはじめて気が付いたのではないけれど、そのコンテナを置くところはお花畑になっていた。エーデルワイス、キンポウゲなどの日本では稀少な高山植物・・・。
とまあ、今年の夏は過去にないほどモンゴルらしい夏だそうで、緑は濃く、涼しく、とても素晴らしい。後は寝冷えに!気を付けて毛布を覆って寝てる!

2006/07/28 (金曜日)

気がつけば週末!という現象は、ここのところ加速していて子供の頃あれほど待ち遠しかった週末が、いまでは呪いの言葉のひとつも吐きたくなるほど、ひと呼吸ほどで訪れる。でもってそのいくつメカの週末に先発隊はいよいよ出発します。良いことといえば、涼しくて良く寝れる気候・・・なのが常ですが昨今の気候を鑑みるに、いつもどおりであって欲しいと願うばかり。
ウランバートルに行き、北京に行き、再びウランバートルに戻るという行程。そしてそこからエタップがスタートします。まだお伝えしていませんが、北京のブリーフィングをキャンセルしてヌフトホテルで合同のブリーフィングを行おうかと考えています。詳細は間もなく発表予定。ですから幾分北京では観光が出来るかもですが、こちらは激暑の予想。
さて話は変わるけど「ディーゼルがきてる・・・」って感じ。ルマンをディーゼルで制覇したAUDIあたりのディーゼルが好いんでないかい?といかにもああいう広告的なやつに弱いボクは急傾斜中。「なんか嫌味が無いよなアウディって」「昔は女性の車ってイメージだったよね、赤いアウディ」「ボクはやっぱビッグクワトロっすね。」日本ではディーゼル=環境負荷、というイメージが出来上がった感がしますが、これからは来ますよ、ディーゼル。

2006/07/27 (木曜日)

時代が動いている。昭和天皇のメモなんていうのが暗がりから出てきて、8月15日の終戦記念日も間近になったというのに誰のどんな意図なのか、面白い?!総裁レースは俄然東アジア外交とやらを巡って、さまざまな駆け引きが大きなターニングポイントに差し掛かってきている。と思えば隣国からは金大中事件の真相が語られ始め、現政権の奇妙でなりふり構わぬ戦略が、幼稚に見える。イスラエル・レバノン戦争?国連施設にイスラエルは空爆!?これでは長期化は避けられない。なんて中で少しは明るいニュースもある。中国が2010年までに環境対策事業に20兆円の投資をするんだという。水や大気の汚染の激しさは、かつてどこにも無かったほど未曾有の激しさであろうと思う。投資もよろしいが、きちんとした戦略にのっとったもので、かつ他国に環境負荷をかけないように・・・なんて暑い夏には考えたくないような話題。
さて、出発を控えたボクはさまざまに思考をめぐらして、おおよそ起きるであろういくつかの問題をイメージスタディをしてる。
そして、たった1個の時計(プロトレック)止まっていたので先月電池を換えたのだが、それをどこに仕舞ったのか分からなくなって、この時間の無い中を1時間近く探し回った。で、出て来た。バッグのハンドルに結わえ付けてあった。そういえばその時計はラリーに行く時はいつもそうしてあったのに・・・・時計、実は愛用の20年も腕にはまっているやつがある。腕時計も好きなアイテムなのでいろいろ買うんだが、やっぱりこの1本に勝るものがないんだ。クルマと時計、いまもっているのが最高のお気に入りになってしまうと、どうもそれで良いとなって、興味がうせてしまうところがある。それはそれで幸せなのだが。

2006/07/26 (水曜日)

四国は一足先に梅雨明けの模様。容赦ない夏の太陽が・・・こんな時は夏休みの子供に戻りたいと思うのであります。自由でわがままで、好き放題だったあの頃。一瞬先にも遥か未来にも、なんのフアンも無かったあの頃。でも一度だけフアンに駆られた夏の日がありました。こども?といってももう中学生の頃、約束した川に何故かその友達が来ません。いつも子供達でにぎわっている石手川の淵、そこはボクタチの天然のプールであり岩の間に手を入れて手づかみで鮒などを獲る、そんな場所でした。さすがに小学生くらいの姿は無く、いわば中学生くらいの子供の独壇場でした。
その日に限ってお昼過ぎに集まってくる者はひとりもいなくて、何が起きたのだろうか?と不安になりました。それでも1人で川で遊んで、でもなぜか気味が悪くなって、自転車に乗って家に帰ろうとしました。するとそこはゴーストタウン。その頃呼んだ本だかで、一人ぼっちで取り残されたあの感覚。アツイナツの午後に全く1人の人影も、行く車も無く・・・ボクは「やってしまったんだ、異次元に来てしまったんだ。」と、どうしようもないフアンにさいなまれながら、家に帰りました。すると家族は誰もいません。「やっぱりそうか?!」と思うと奥から、ってその部屋は夜にテレビを見るだけの部屋で、だいいちあの時代は昼間にテレビを見る!!なんてことは、あってはいけないわけで・・・・・テレビでは松山商業と三沢高校の高校野球の決勝戦。延長18回再試合だったあれ、野球にあまり興味なかった僕は、まあそんな調子で熱い夏は毎年毎年甲子園がやってくる度に、あの背筋がぞーッとした感覚が蘇っては懐かしいなあと思っています。
その夏の高校野球も、おそらく例年にない猛暑がやってきて大変なことにならなければ良いなあ、と老婆心ながら心配な昨今の天候。
まもなくボクはモンゴルに向けて出発します。小泉さんも同じ頃モンゴルに行くみたいで、建国800年の記念式典に出席?するのでしょうか。ボクはラリーに向けた最後の準備をするんだ。
きょうの一枚
ただただ青い空。先に梅雨明けした四国から、まだ雨模様の皆様に・・・と言ってたら曇ってきた。

2006/07/25 (火曜日)

「疲労困憊中」
どうも本日はBTOU各参加者宛に公式通知とルートブックの発送に成功した模様です。忙しくしているみんなはまさに疲労困憊の様子。朝から深夜までひたすらBTOUの準備・・・おそれいります。ボクは日曜日の疲れのうえに昨晩はヘンテコリンな組み合わせで酒の席!!東京から2名、神戸から、広島から九州から各1名・・・愛媛から4名・・・むくつけき男ばかりの酒宴は、それでも盛り上がり不思議に夢とロマンな話に花が咲きました。おかげでボクも疲労困憊・・・出発の日程が急接近しているというのにね。
きょうの一枚
今回のBTOUのルートブック!!分厚いでしょ。結構力作かも。おかげで慢性肩こりに悩まされています。慢性?マンセー?

2006/07/24 (月曜日)

この週末は、記録的な豪雨。この豪雨は全国で21の都道府県で観測史上最多!!を記録したそうです。まさにとんでもないことです。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方ところかわってヨーロッパではこれまた記録的な熱波。数年前の熱波を大幅に更新しそうです。また夏でも朝夕は涼しい西ヨーロッパではクルマにはもちろん住宅にはエアコンの無いのがほとんどです。こうして温暖化の影響による気候変動は、さまざまな脅威となって明確に表れて来ているのは、もう疑いの余地の無い客観的な事実です。事実は事実としてそろそろ因果関係をきちんと伝え、根本的な対策を講じなければならないと思います。安保理は地球温暖化対策の国連軍を!なんてボクは言っているのですが、人類の生存を強烈に脅かす共通の、かつ何よりも手ごわいエネミーは温暖化だといえます。
この日曜日、ボクはこの夏のラリーに続く大仕事をやっていました。これも実は環境問題に関するような背景もあるのですが、エネルギー政策上の問題、その公開討論会を運営していました。で、いつも思うことなのですが、東西冷戦以降明確になった「危機エネルギー不変のボク的法則」余談ですがフヘンで変換したら不変と普遍と不偏・・などがでてきます。なんかどれも全て漢字として使いたいような気がしました。危機つまり緊張は、常に一定量で、東西冷戦後起きたナショナリズムは危機を世界に撒き散らし、でもその危機の質量は分散しても総量では変わらないというボクの主張・・・米中台の3つのバランス、仮にAとBが仲良くなれば、AB間危機のエネルギーは減ってもCとの間で緊張が高まるというわけです。
実際のエネルギー政策でも、脱化石燃料化を勧めれば温暖化効果ガスの排出は抑えられても、同じだけの代替エネルギーがはらむ危機が生じるだろうということ。
全てのクルマがゼロエミッションの(とりあえず今は)電気自動車になったとすれば、電力に対する依存度が急速に高まり、全く違う発電方法でも開発しなければまかなえないはずです。その新しい発電方法が再生可能エネルギーであるかどうかは疑問、それにしてもそれが持つリスクも少なくない。
どちらにしても温暖化はエアコンの消費を著しく向上させ、冷やすために必要な電力をまかなうために、何かを燃やしまた地球を暖めていく。中国沿岸部にはおそらく恐ろしい数のエアコンが着きはじめています。年からは暖炉のような巨大な陽炎が立ち上り。家の中を冷やしたのと同じだけの熱量が空気中に排出され、自動車の排気熱・CO2・・・何とかエアコンの排気熱をカプセルに封入して、冬に燃料として使えないだろうか?なんて考えているのはボクだけなんだろーか。

2006/07/21 (金曜日)

ずっとデスクの上にあったVSD(フランスの雑誌)の付録・・・MERCI THIERRY POUR TOUTES CES ANNEES D’AVENTUREつまりティエリー・サビーネ追悼20周年の記念小冊子というかタブロイドだ。表紙には見慣れた写真。砂嵐っぽいところを1986年8回大会白いジャンプスーツを着て歩いている。・・・を眺めていた。次のページにはニジェール川を渡るハシケの上で中央で微笑むガストン初優勝の84年の写真、横にいるオリオールと握手するサビーネ。ガストンたちももちろん白い皮のライディングスーツを着ている。1976年のアビジャン・ニースに出場しているティエリーの写真もある。もちろんどの写真も全て見た事のある写真ばかりだ。白い・・・ボクはこの色に恋をしたのかもしれない。
20世紀の最後の四半世紀に生まれ成長した、このパリ・ダカールラリーとその創始者であるティエリー・サビーネ・・・・・時代の巡り合わせが良かったのか?悪かったのか?ボクは知らなくても良いものを知ってしまい、なぜだかすっかり魅せられて、自分の人生の進路に大きな影響を受けた。というか、ここまでやってきてしまった。もちろんいくつもの分岐というか選択肢はあったし、選択をしてきたわけだが。
そんな70年代から80年代にかけての、彼らの時代の写真の一つ一つが輝いていて、それらを見るたびにいまだに激しい眩暈を覚えるほどだ。その思いを何とか実現したいと思いながら、SSERをスタートさせて22年。そしてBTOUはラリーレイドモンゴルから数えて12年目なのだが、10回大会を迎えた。
時代は変わった。21世紀だ。子供の頃見た輝かしい空想科学の世界の21世紀とは程遠く、いまだ20世紀の憎悪や因習や古いイデオロギーを引きずっていて、混沌としているようにも思えてならない。しかし、ティエリーの写真の背景に写る赤茶けた大地、広がりを見せる空間はおそらく変わってはいまい。世界を結ぶこうしたラリーが、もっと違う大きな役割を果たさなければならないと思う。思い上がりかもしれないけど。
きょうの一枚
こんなんです。でも以前にもOVに書いたような気が??スガワラサンからの今年のお土産。

2006/07/20 (水曜日)

「マスターオブゴビ廃止。ガストン・ライエトロフィー設置」
今回のBTOUは毎日のステージウイナー表彰が行われることになって、マスターオブゴビトロフィーはなくなる模様だ。しかしそれに替わって、愉快なベストパフォーマンスライダーに・・いやドライバーも含めて全参加者の中からベストパフォ-マンスなお1人に、ガストン・ライエトロフィーが与えられることになりそうな気配・・・栄えある第1回受賞者は??だーれ?
話は変わりますが、検察庁の出張旅費不正受給ってのにボクは衝撃を受けた。検事達が格安航空券やホテルパックの安い出張旅費で、ほんの少し浮かした公金を着服していたとは・・・・・。出張で溜まったマイレッジは?会社の電源で充電する自分の携帯や通勤で使う電気バイクは??などと細かいことを議論したことがあるけど、「まあ良いやん」という人と「額の大小には関係ない」というふたつのグループに分かれる。警察官は前者で検察官は後者なのだとおもっていたけど・・・「ナーンダ」でも○HKのカラ出張よか全然許せる。
センバクンは団塊の世代リタイア者はコンパクトカーに乗る!!といっていたけど正反対の意見を聞いた。サラリーマン時代には周囲や上司に遠慮して買えなかったガイシャ!を定年シテ買う!!のが流行っているらしい。というのである。まあまさに正反対の意見を同じ日に聞いた。
で、結論。どちらも正論である。つまりは変化を望んでいるだけでベンツを売ってBbを買った社長は今度はAMGじゃなきゃ気がすまなくなっているっての!バイク業界はチト違う。
きょうの一枚
身体真っ黒で顔真っ白!のヤクの撮影が目標という変なボク。それにしても世界の珍獣に数えられても可笑しくないくらい可笑しい?

2006/07/19 (水曜日)

豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。毎年更新される記録的な豪雨。確かに昔からも梅雨の終わりには、いつも集中豪雨があったのですが・・・地球温暖化対策待ったなし!てか冷却しないといけない!とボクは思うのであります。
予想された台風やハリケーンの巨大化や、局地的な大雨。まあいずれも海水温度の高さから起きているわけですが。G-8では少しは話し合われたのでしょうか?
アイガーの山腹が崩壊したというニュースは、岸壁に凍みこんでいた氷が融けたものです。世界中の氷河が後退して、ツンドラは融けてビックリするような氷漬けの保存状態の良いマンモスなどが出てくるのは歓迎ではありますが、それ以外では地球規模で!というか安保理で、何とかしなければならない!というのは先日書きました。
おそらく間もなくですが、燃費規制のようなことがはじまるかもです。またガソリンよりもCO2 の排出量の少ないディーゼルエンジンが、EUからの外圧?で積極導入されるかもです。いや、それはないか。まあこの手の話は、もう何年も書き続けましたが、そんな次世代のコミューターはバイク、良くて軽四でしょう。(デモねそんな事を考えていたら、ボクのレンジローバーったら驚くほどに燃費が良くなってビックリ!!エアサスをコイルに変えただけなのに?なぜ?)
中東で起きていることは戦争です。戦争は地球温暖化効果をいっそう促進します。国家間の緊張も同じく・・・です。空中で給油しなきゃならんほどの作戦が続けられているのは、環境におけるテロ行為です。
「ウッ、グリーンピースが入った。」
「じゃあ大会本部隊のカマズはいいんかい?」
「・・・・・」
「ラリー自体はどうなん?」
「・・・・・」
で中東の話。ガソリンは高騰(チョッと戻しましたが)ここんとこのこれらを言い表す流行の言葉で地政的(チセイテキ・・・といえば地勢か知性という言葉でした)が、これが経済用語になって・・・当然戦時下に弱い円は急落。SSERはこんな土壇場になっての予測外の大きな変動に・・・怒、涙。損害は計り知れません。だから平和にしてっ!て言っているの。
まあうちの損害はともかく、次はイランに飛び火したら、世界経済は収拾がつかなくなります。でイランの国連による拘束力を持った(はやりの)第7章を含む決議が間もなくでしょう。・・・だから脱石油・脱化石燃料に!しなければならないのですが・・・チョッと試乗したV10・507PSの、なんと素晴らしいこと。
しかし「どうしたのよ?」というばかりのスーパーカーブームもアメリカンフルサイズラグジュアリーのブームも、急速な陰りを見せています。市場からスーパースポーツは姿を消して、ミニと軽四にばかりなってしまいそー。
これからのクルマ選び、難しくなりそーですね。
きょうの一枚
UPされたミニ写真館第4弾より。ラリーで最後にウランバートルについてくぐるのがこの門。いわば完走者たちの凱旋門。

2006/07/18 (火曜日)

怒涛のような3連休が過ぎました。全部仕事!しかも毎日深夜まで。だけども大半はデスクワーク。涼しい事務所の中だから良いようなものの・・・・・で、ふと目に留まったBMW R1200GS ADVのカタログ。どうも写真がチベットだかパミール高原だか。そういえば1200GSのカタログは南米のアタカマだったような。BMWもアドベンチャーフィールドに中国の奥地をオファー!しましたか。その前はどこだっけ、そうそう南アフリカやナミビア。いずれにしてもボクたちのような人種の持つ旅への憧憬を巧みに?表現していて、悔しい。「ほら、これだろ!?お前らノホシイモノハ、ホラッ、ホラッ」「グウー」とぐうの音くらいしかでません。
でそのカタログ、多くの方は既にお手元にお持ちでしょうけど・・・どのページの写真も素晴らしいし、まるでモンゴルかと見紛うばかりの近似感。極めつけは故事成語や孔子の言葉がフィーチャーされているという広告界の禁じ手。(肖像権切れの「ローマの休日」をいち早く使うあざとさ!もねえ!?)いずれにしても設定も写真もコピーもで、ボク的にはメロメロ。「己の目標を知る者だけが、自らの道を見つけることが出来る。(老子:紀元前4あるいは3世紀)」
これまでBMWモトラッドの広告やカタログ・・・ドイツ語から日本語への訳者をもう少し文学的で広告コピーの専門家に・・・と思っていたんですが、最近はほんの少し良くなった感はありますね。でもドイツでやってるんでしょう印刷や製本も微妙に日本のそれとの違いを見せています。
とまあ、こうしたカタログに使うコピーとしては実に尊大なのではありますが、これまでのどのBMWのバイクのカタログよりも良いですね。
「どこへ行くとしても、心を尽くしてそこへ向かえ。(孔子:紀元前551~479)」この言葉は、まあ奥地にツーリングに行く時はBMWを選びなさい。とも取れるのですが、まあ何を成すにしても心を込めて準備をしろ!ということで、この言葉のように頑張って3連休を捧げているスタッフのみんなには感謝です。
何をやっているのかと言うとさまざま。でも最大はコマ地図の最後の入校チェック・・・コマ地図は何人もが何重ものチェックをします。距離やGPSポイント。外部の人に見てもらうことも忘れてはいないようです。書いている時間よりもチェックにかける時間が断然多くなります。膨大な手配と資料制作。地図の作成やらエマージェンシーのパンフレットやらチェックカードにも、真剣に取り組んでいる様子。こうしたまさに膨大なBTOUに関するさまざまな準備・・・あなたもそうであるように、私たちもまた、心躍る仕事なのです。何日も何回も丁寧に。書き上げたコマ地図を印刷に送るとき「念を入れてください。」と。「・・・」つまり念を入れるとは「入念」に見ろ。ということ。それでもひょっとしたら間違いはあるかもしれないのですが、まさに心を尽くしています。
「どこに向かうとしても、心を尽くして・・・」よし!これからの座右の銘とします。ちなみにこれまでのボクの座右の銘は「意志あるところに道は開く・・・」まあ同じ意味なのですが・・・この銘は奇しくも故橋本龍太郎元総理と同じでした。弟の橋本大二郎高知県知事には、ラリーレイドモンゴルがスタートする前に外務省やNHKに橋渡しをしていただいた方です。こうした「道なき道」を切り開いたときに手を差し伸べていただいた恩人や、何よりもこれまで支えてくれた大勢の参加者の皆さんに対して、心からの感謝の念でかの地に向かうこととします。
きょうの一枚
てなわけでADVのカタログ・・・写真もコピーもそそりますので、是非手に入れてみて。

2006/07/14 (金曜日)

いや、それにしてもここんところの猛烈な暑さ。猛暑、酷暑・・・もう言葉ないかな?夏の高校野球地方大会なんて、この暑さで大丈夫?ボクたちが子供の頃は平気だった?のにね。比較的に涼しいというイメージのあった大分の日田が昨日は36.9度を記録したんだって・・・体温より高いね。まあこのアツイナツを乗り切るのに必要なのは、体力、ということになりそー。上空から街を眺めると、全ての建物からエアコンの排出する熱気が陽炎を作っていて、さらに街を熱している。ボクは思う。この排出される熱エネルギーを蓄積できないのかなあ?そして冬にそれを再び使う。あまりにあまったプルトニウムを使って・・・いやこの発言は慎もう。
暑いのは中東も、相当暑そうで東アジアよりも相変わらず、で国連のイスラエル非難決議はアメリカが拒否権を発動。どうもこの拒否権というヤツが曲者で、時代に合わない感じがするね。まあ国連憲章の前文を読めば「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、・・・」と続く。まあ連合国だからね。
でも昨今は国連改革も声高に叫ばれている中、世界が期待もし注視も摺るようになった国連、そして安保理。21世紀のパラダイムに相応しい改革を望みたいものです。今人類の共通の敵は気候変動、それも温暖化効果ガスの排出量の増加。特にアメリカや中国の排出量の1.2位がこぞって頬かむり。アメリカの対応はまさに拒否権のようなもの。この問題こそが人類の生存の危機を高める問題で安保理決議に持ち込むというのは?んで米中が拒否権。
また暑さのせいでわけの分からないことを書きました。今日から日銀もゼロ金利廃止。また時代が動き出しそうな予感。
いずれにしても、お金から少し自由になって、尊厳とか自立とか、そんな風に「・・・・高楊枝」で行きたいものですね。えっ、充分行っている?!
きょうの一枚
口に合わないのですがモンゴルで手に入るお菓子。田舎の村にも少しずつお菓子が増えてきてます。ご覧の通り標高が高いので袋の中のエアがパンパンになってます。中のお菓子はエアクッションのおかげでつぶれない?

2006/07/13 (木曜日)

やっぱり夏休みは「恐竜博」・・・ここのところ毎夏休みの風物詩?ともいえるこのイベント、デパートであるのとはチョッと違う!世界最大の・・・で7月15日から幕張メッセで開催されるのであります。成田から行くので寄り道していきたいくらいの気分なのでありますが・・・・・。
ところで、ボクタチがゴビで命名した「恐竜の谷」は、大平原に稀に降る大雨とその流れる水が数万年の間に削った岩の形がまさに・・・。いまにも動きそうな恐竜にそっくりだったからだったのでした。もうこの辺りは、なににしても奇妙な姿の岩というか山というか、まあ不思議な世界を創っています。まるでその岩は、ゴビザウルスなんて名前の大型の鎧竜がここにはたくさんいるんだよという墓標のようにも見えるのです。初めてその谷を通りかかった時、あまりの異様さにクルマを止め写真を撮りました。少し休憩をしようかということになり、その不思議な光景の中を歩き回りました。すると岩登りの得意な「サルのような」通訳のモンゴル人の若者がたくさんの化石を拾ってTシャツにくるんで持ってきたではありませんか。
「どこにあった?」
「いくらでもありますよ、この辺りには」
少し行くと、過去には湖だったと思われる大きな低地があり、そこには侵蝕を繰り返したと思われる岩山の断層が露出していました。歩くだけで様々な化石、低地には立木のまま化石になったであろう木の化石、亀の化石は完璧な姿で、その後に現地に同行した学者によるとその亀の化石は現存する最も完璧なものである!とお墨付きを頂いたが、「ならば」とその学者のウランバートルにある研究室に寄付をした。
もちろん今では、勝手に掘ることも持ち帰ることも出来ない貴重なものだが、あの斜面の白亜紀高ジュラ紀だかの断層を横にスライスすれば、何千、いや何万体の恐竜が眠っているような気がしてならない。それよりも何よりも、次の丘を越えたら緑が広がり恐竜達が生き生きと暮らしている光景が飛び込んでくるのではないか?!という思いにまで至るのであります。
きょうの一枚
とまあ、恐竜の谷です。チョッとこの写真では伝えきれないので・・・・あとは現地で。

2006/07/12 (水曜日)

もう夏ばてで、ボクは超クールビズ・・・短パンとポロシャツで毎日出社。もちろん来客用にまた急な打ち合わせにと、スーツもロッカーに3着入っている。
でなぜこんなに夏ばてするのか?というとやっぱりモンゴルだと思う。6月1ヶ月近くをあの涼しいと言うか快適な国で過ごせば、カラダはまだ3月か4月くらいの調子になってしまうんだ。さらに8月はほとんどあちら、なのでもう少しの辛抱で体のなじんだ快適な環境にいける。でも最悪なのはウランバートルから北京に行く時かな?なんか将来、モンゴルのラリーに行かないようになるとき(理由はたくさんあるね)本当にこの厳しい日本の夏を過ごすことが出来るんだろーか?ボクはとっても心配だ。
きょうの一枚
ゾーモットの木。不思議な生命力と神聖な気分を満たしてくれる木。枝先にまで精霊が宿ってるように感じます。

2006/07/11 (火曜日)

梅雨、明けましたかね?と天気図を見ると台風はまさに北朝鮮にいて梅雨の大雨を降らせていた停滞前線は台風に巻き込まれるように北上していて、このまま日本海に停滞してしまえば梅雨明けです。梅雨とはまさに梅の雨。梅の実のなるこの頃の長雨を「梅雨」と詠んだ日本人の感性にボクは感謝したい。梅は春先に早い花を楽しませたかと思うと、伸び放題の枝を伸ばす。やがて青い実がつく。我が家には梅酒の古酒が年代ごとに貯蔵されている。ちょっとしたワイナリーならぬプラムナリー?なのである。季節をいとおい愉しんだ日本人の心は、少しばかり色あせたが、でも脈々と続いている、と思う。
鶯宿梅のオハナシ
ある時、宮中の庭の梅が枯れてしまった。
ときの天皇はこれを悲しみ、代りとなる梅の木を探させた。
とある屋敷でなかなかに良い梅の木を見つけて
それを勅命で宮廷に献上させることとなった。
天皇はその素晴らしい梅の木をことのほか喜んだ。しかしふと見ると枝に紙が結わえてある。そこには屋敷の女が詠んだ歌がしたためてあった。
「勅なれば いともかしこし うぐいすの 宿はととはば いかがこたえむ」
それを見た天皇はすぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。
世間にこの手の話は少なくない。儒教思想の強い半島や、また大陸にも枚挙に暇はあるまい。このくらいの情緒は北の指導者にも持ってもらいたいものである。
ところで、北京に行くと紹興酒が旨い。料理に使っても旨い。土地には土地の酒があるのだ。古く武威(シルクロードの入り口)で詠まれた涼州詩には「葡萄の美酒夜光の杯・・・」と詠われて子供心にまだ見ぬシルクロードとワインに憧れた。モンゴルに行くとアルヒと呼ばれるウオッカが楽しめる。乾燥した土地ではことのほか旨い。ただしすぐにKOされてしまう。九州はなんといっても焼酎だろうか?焼酎と言えば九州から、昨日のOVの便りが届いた。以下に本人の許可は取らずに掲載する。
「おはようございます。7日の車はやっぱりシトロエンでしたか。リヤーフェンダーまわりから観てそう思ったんですが、それじゃあ単純すぎるのでロシアのコピー車かなあとか。。。ダジャレ。オヤジギャグ。ユーモア。考えていたら何がなにやら解らなくなりました。ダジャレ(駄 洒落)について自分の意見。これ、語源はお洒落(この字だと冗談ぽい)からと思う。おしゃれとは、場を盛り上げ華やかに楽しくするための物であり、なにも、ファッションや観た目だけのものではない。駄洒落とはファッション界から遠のいた、ユーモアのある世の親父たちがその場を盛り上げるために行う最大のおしゃれである。駄洒落、親父ギャグのこつ、なにがあっても2度は言うな。10人中4、5人が解るぐらいのネタがいい。ユーモアセンスのない者はだまっちょれ。このユーモアという言葉、日本語にすれば(とんち)ですかねえ。」
とまあこの人の作る「米」は旨いです。TBIは毎年彼の作るお米を使っているのでした。
とまれ、空気を和らげたり心を開くユーモアは大切です・・・ではチョッとブラックなやつを(ホントの話)・・・「先日急遽北京入りしたアメリカのヒル国務次官補、どうも北京空港でロストバゲージ!!(この緊急時にも要人が、民間機で行っているのが良いですね)中国の誰だったか「それは、日本海に落としたんでしょう」するとこれも誰か忘れたけど「その荷物は北朝鮮に行ったんではないか?」「・・・・・」これは笑えたのか笑えなかったか。でもコイズミさんの「ラブミーテンダー」よりは数段上で、まあすべては一歩間違えるとヤバヤバ。相手の理解力を知って言わなければ・・・。
きょうの一枚
何でもかんでもチンギスハーンに・・・最近はウランバートルでもコメディアンが、現代にタイムスリップしたチンギス・ハーンが何にでも自分の名前が付けられてるのに驚く!というコントをやってて、大うけ。空港もこのたび「チンギス・ハーン空港」と改名。日本じゃさすがにここまでは遡らないやね。織田信長空港とか考えられんでしょ。でもセントレアよか場所は分かりやすいきゃも。

2006/07/10 (月曜日)

なにかとニュースの多い週末。日本人としてもいろいろと考えさせられる日々。何がスタンダードで何がそうでないのか?マスコミ報道の加熱を異常!と冷静に見る目も必要で、どうしてああもマスコミは盛り上がるのでしょうか?いや、けしてその事を悪い!とだけ言っているのではありません。朝TVをつけると北朝鮮問題と、ジダンの頭突きと、まああと少しのニュースが、全ての番組からヒステリックに・・・でも一生懸命観ているボクは「フーン」とか「ケシカラン!」とかは言ってるんだけど・・・・・でもじゃあ、スペースシャトルはどーなったのか?無事飛行しているのか?テレビはナニも伝えてくれません。まあそんなこともOKです。
マスコミは第3の権力です!いや最近はマスコミこそが国の最高権力かもしれませんぞ。そりゃそうでしょう、民意というか世論はマスコミと同じなのですから?つまり、民意は民意と言いながらマスコミが形成していくマスコミ意?なんですから。つまりマスコミは国民が望んでいるから伝え、望んでいないことは避ける。そりゃそうです、激しい視聴率競争にさらされているから。そこで新聞の紙面に踊る、勘違いをするかもしれない様な見出しの書き方、たとえば「金、全面戦争」とかっていうのは、勢いはいいけど「良いのかな、こんなにあおって」とも思います。どうもマスコミのミスリード感が、厭な感じがするのですが・・・あと、TVキャスターは、あそこまで好きに自分の意見が言えて良いなあ?!と思いますね。で、ああした思い切った意見を言う人ほど重用されていたりもするのであります。
「なぜオジサマはダジャレを言うのか」
これは最近の話題なのですが、「どーしてオジサマはオヤジギャグを言わないと気がすまないのでしょうか?」今日は全国からこのご意見を大募集!ユーモアなのかダジャレなのかはどう違うか?ジェームス・ボンドのユーモアは日本人はまねが出来ないのか?オジサマのダジャレは瀬戸際外交みたいなものか?それとも余裕の発言なのか?部下や周囲との距離感を計っているのか?あそうそう、ウランバートルで見かけたクルマはシトロエン・アミ8と判明。多くのご意見や写真ありがとうございました。
今回は九州のKSさんには是非回答をしていただきたいのですが・・・・
きょうの一枚
これ、結構ボク好物なんです。羊の肉のスープに揚げパン(まあいわゆる揚げ)が入っています。なかなかオナカも太ります。これが食べれるのは、ハラホリンとアルベイヘールの分岐にある例の郊外レストラン!なぜか二日続けて食べました。というかこれともう一品くらいしかメニューが無かったよーな。陸上移動のメカニックチームは食べれるかもです。

2006/07/07 (金曜日)

ここのところの東アジアの緊張は、われわれにも様々に関係してきて、昨年に中国で感じたプレッシャーよりも大きなものがあります。北朝鮮の暴挙は許しがたいものですが、日本でも海岸では若者が夜中に打ち上げ花火をしてはしゃいでいます。飛距離は少し短いかもしれませんが、なかには日本海まで飛んでいくのもあるに違いありません。エッそれはない?まあでも危ない!ウルサイ!という点では、傍若無人なガキのそれに似たようなものじゃないかと。スンマセンもっと考えてから書きます。
でも(まだ言っている)そう考えると「何が悪いのか?」をもっとハッキリしないといけないのでは?この騒動のスキに日本の領海で測量をする隣国の調査船のほうが、なんかまだ悪質な感じさえするのは僕だけなのか?そっちには非難決議は??非難決議だか議長声明だか、国家間の足並みは揃うはずはありませんね、敵の敵は味方ですから。三国志の時代の昔から、そうなっていますよね。とまあこの手の話は別席で・・・。
プレゼンテーションが出来なかったBTOUシッピングのためにHP上で試走のミニ写真展が始まりました。まず今日から見えるのはエタップ1から3まで・・・もち試走のルート上からですから、参考になるかもですよ。
ではまた来週ね。
きょうの一枚
ウランバートルの行きつけのカフェで・・・シベリアを越えてヨーロッパからたどり着いたこのクルマはナニ?知ってる人は教えて。でも写真からだと分かりにくいけど、とってもオシャレでした。ヤルネ!ヨーロッパのヤツは。

2006/07/06 (木曜日)

どうも日本海は波高し、なのですがワールドカップも隣の国同士で闘うという構図に。もちろんこうした闘いなら大歓迎なのですが、近隣で相互理解が出来ないのもつらいねえ。
BTOU2006も、多くの国から参加者が集まるようになりました。スポーツとして運営の成熟ぶりが求められます。正しく公平な判断と参加者への温かい眼差し、主催者に求められる資質はいやがうえにも高まってきます。
言語も日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・モンゴル語のすくなくとも6ヶ国語がラリーのキャンプでは交わされることになります。オフィシャルにはなんと1人でこれだけの言葉を話せるものが居ます、日本人じゃないんだけど。
日本人参加者も、大多数なのですが立ち居振る舞いが肝心ですね。ひとつ日本人の素晴らしいところを発揮しようではありませんか。
武士道!ですぞ。マエダッチ!!
きょうの一枚
陽はたっぷりと傾いた午後10時頃、砂丘の谷を抜けてビバークへ向かう。試走中。

2006/07/05 (水曜日)

北朝鮮のミサイル発射のニュースに、何もかもが塗りつぶされた間のある今日の朝。まるで家に火を点ける未成熟な子供に良く似た北朝鮮の甘えと行動。「もっと構って欲しい」「ゲームを買ってくれなきゃ、暴れてやる!」みたいな幼児のようなメッセージなのだろうか。それでも家に火を放った子供は、やがて恐ろしいほどの悔恨の念にさいなまれるはずだ。なぜならば、やはり多少とはいえ大人になるからだ。しかし彼の地の指導者達はどうだろう。その幼児性は覆いがたく、大人になる日は来ない。東アジアは、まさに不安定だ。中東からつづく「不安定の弧」などと呼ばれるエリアにわれわれも暮らしていることにさえ憤りを覚える。
モンゴルを旅すると20世紀の負の遺産をしばしば目にしていた。国境近くにある旧ソ連の軍事工場や、旧ソ連製の戦闘機の残骸、大量の地雷、・・・これが土に帰るには何世紀もかかるだろうな。とぼんやり考えていた。しかしである、急激な中国の経済成長は、巨大なブラックホールのように草原に残った20世紀の負の遺産の鉄くずを飲みつくしていた。おそらくノモンハンに残る日本製のペラペラ鉄板の戦車ももう無くなることだろう。
ゴビのあちこちでは凄まじいゴールドラッシュがおきている。ラリールートの近くにも目にすることがある。「何人が生き埋めになっているか分からない」とテレビニュースも取り上げている。企業が取り組めないほど遊牧民達が掘っている。多分21世紀の負の遺産は、金(かね)と言われるかもしれない。ゴビにある良質の石炭は無残に掘り返されている。日本の企業がその石炭で発電所を作っている。もうおやめなさいな。石炭を燃やすようなことを日本の企業が・・・口ではいくら社会貢献のようなことを言っても所詮は金儲けに過ぎない。どうしてこの国の人たちは、いやモンゴルの人たちも中国の人たちも「カネカネカネ」と鳴くようになったのか。暑い夏の夕暮れ時に鳴くヒグラシは、夏の終わりと1日の終わりを悲しむかのように「カナカナカナ」と鳴くのだが。
きょうの一枚
ここ、とあるエタップのCPです。まったく、ほんとうにまったく!1滴の生活廃水さえ流れ込むことのない大きな湖。圧倒的な水辺の鳥類などの生態系。地球が人類だけのものではないことは明確です。ただし近づくと、スタックのために最低でも1時間は失います。

2006/07/04 (火曜日)

まあボクが書くようなカテゴリーではないのですが、中田選手が引退するらしいですね。そーいやあ新庄もそうだったし、ビルゲイツもそうですが、絶頂期に辞める!のはカッコ良すぎてカッコ悪い!!のではないか、とピ-ク?を過ぎてもダラダラしているボクなんかは、そう思うのであります。確かに人生には多くの可能性があって、ひとつのことで大成する者ほど、また違う世界でも大成する可能性はあるでしょう。まあ人の人生のことですので、自分と重ね合わせてどうの、とか評価も批判もほどほどに自らを顧みるのがよろしい。まあかっこ悪いのがカッコいいか?というとこれまた福井さんや先のNHKの会長のようなのも如何かと。つまりカッコ良いかっこ悪さは実は非常に難しいのでありますね。まあ日銀総裁も、退路は「短観が随分良いから」どーの・・・で花道がどーので・・・と昔からある、男の去り際の日本人独特の美学を知らなさ過ぎる感は否めないのですがいかがか。
功成り名遂げ身引くは是天の道なり。ではありますまいか。ホントはね。
まあ、こうしたことが取りざたされるほどに、微弱ですが日本人の意識の変革の兆しが感じられる気はしますね。変革と言うよりは回帰と考えるほうが正しいかもですが、日本人の美学・美意識への回帰っていうのは「国家の品格」の影響ではない?!とも思うのですが、まああれが売れたということはおのずとそういう素養が高まっていたということかもしれないですしね。つまりそういうことが議論され、何が必要で何が不必要なのかとか、人としてのありようとかが問われるということは厳しいけど、自らをいかに律し金の下僕にならず意識を高く持って高邁に生きる!というものです。
話は変わりますが、夕張市が財政再建団体になりました。まあ企業でいうところの民事再生法ですね。実は古くは愛媛県も財政再建団体だった時代があります。その頃の厳しさというものは僕らは知る由もないのですが、諸先輩の苦労話はよく耳にしたものです。健全な財政になった後も「あつものにこりてなますをふく」財政運営が続き、けち!と言えばそれまでですが、まあ実に堅実ではあったのです。それが次第に緩みつつあるのも事実ですが。新しい滋賀県知事の「もったいない」というキャッチフレーズが市井に受けたのは、まさに自明の理、時代の空気!ですね。
とまれ日本の国さえも財政再建団体みたいな状態なのに・・・・
今日は既に7月4日!ボクはBTOUのコマ地図の制作にかからなければヤバイ!というのに。でも、暑い夏は確実にそこまで来ていて、ゴビは熱いのですが全般的にモンゴルの気持ちの良い夏!には、さすがに心が・・・・・前半戦は標高が高い!という事は少し寒いので、ダウンジャケットを持っていくか行かないかを思案中。3000mのスガワラ峠はルートセイサクの時には積雪でピストが見えずに走ったので、本番が少し心配?そこにCPを置くべきか否かでも思案中。
きょうの一枚
ゾーモットに至るカレ川にある植物。キャメル草が大きくなったらこんなになるのでしょうか?素晴らしい自然の造形?と木陰に心が癒されます。でもカレ川はケッコー深くて長かったりして。

2006/07/03 (月曜日)

横浜の熱い?1日は、いかがでしたか?若い頃って、ほんのつい最近まではクルマで東京往復!なんてヘノカッパ(スゴイ言葉だ!)だったってのに・・・いまじゃあかなり苦痛。これは年のせいかそれともクルマのせいか??「次は北京飯店でお会いしましょう」と別れてこっそり横浜中華街へ繰り出して聘珍楼で豪遊してやろうと思ったら、なんと中華街の入り口にある北京飯店前にいるわいるわ。皆さんが・・・「北京飯店でお待ちしておりました」「・・・」楽しい夕食になったことは言うまでもありません。8月の北京飯店というのは中国・北京ですよ!
さて車検は、保税倉庫で行われたのですが、参加者の皆さんの超力作ぞろいの熱いマシンを見るにつけ、臨場感で緊張も高まってくるというものです。さて、そのBTOU2006日本人参加者の顔ぶれも、なかなかのものです。打倒ガントルガ(彼は10回連続出場、通算5勝!)彼を破ってる日本人は博田巌、三橋淳のみ・・・でもここんところマシンもKTM、今年は660RALLY・・・ナビも今では完璧でラリーを熟知しています。彼に勝つのはこれまでに無く困難ではあります。でも最近はチョッと太りすぎ?失礼!の傾向のガンちゃん。さらに成長株のボルドバートルも今回もMOTOで。実質的な有力候補はボルドバートルも屈指しておいて。とまれこの2人を中心に展開するなかで、どんなパフォーマンスを日本人選手が見せるか。池町、池田、のイケイケコンビ。前田、尾島とみーんなKTM揃い踏み。もちろん、それ以外にも群雄割拠。前半のややテクニカルなステージをクリアして、中盤のゴビに闘いはもつれ込むはず。ロシアからもWRが2台!さあ、ついにカウントダウンは始まりましたよ。

きょうの一枚
100番。YAMAHA RHINO・・・ご存知!菅原義正さん。昨年より数段の改良が加えられています。ラリーの深遠なる部分を知り尽くして健在なり!でございます。

 

Organisation Voice 2006/06

2006/06/30 (金曜日)

ついに?横浜に向けて出発しました。ほとんどの貨物は大型トラックをチャーターして先発しました。んでSSERのカミオンは出動せず・・・なんとその方が安い!のであります。しかし現実は如何!?きっとそのトラックは下道中心で行くのでありましょうか?それにしても日本の高速道路料金というのはねえ。そこに持ってきて世界的なガソリンの高騰ぶりが拍車をかける!のであります。こうした国内の貨物輸送に関しては根本的に(環境負荷も考えて)政治的にも考えなければならないのじゃありませんか。でも、高速道路無料化という提案も短絡的なようなきもするし・・そんなこんなな時代に、実は密かに我が世の春を謳歌している海運業界。長い不況にあえいでいたくせに中国関連の輸出入の急増で未曾有の好景気!おかげで通関などの作業も高くなって・・・で、造船業界も好況。風が吹けば桶屋が儲かる・・・のではありませんが、世の中の関連性は面白いものがあります。ところで風が吹けば桶屋が儲かる・・というのは良く聞く話ですが内容はどうか?というと風が吹けば埃が立つ。埃が目に入って目の病気が増える。と○○○が増える。○○○は三味線ひきになる。三味線が売れると猫の皮が要るので猫が減る。猫が減ると鼠が増える。鼠が増えると箱の角をかじる。そこで箱はダメだと言うことで桶が必要になって桶が売れる。(ちょっと後半部分は推測で書きました。なんかこうしたむちゃくちゃな理論でものごとを考えるのは楽しい!ので、ボクはそんな風に理論武装?
さあて、後発隊はレンジローバーとコースターのたったの2台ぽっちで横浜の中華街ぢゃ無かった大黒ふ頭を目指すのであります。
きょうの一枚
積み込み中の医療機材・・・フクロモノ好きのボクの面目躍如たるメディカル機材の収納ケース・・・以前は大量のペリカンケースを使っていましたが、ことごとく破損!ペリカンケース神話はもろくも崩れ去りました。黒いABS樹脂のケースは本来PA屋さん御用達のもの。今これはレントゲンのケースになっています。

2006/06/28 (水曜日)

昨日のOVの件はサスの共振による物だと思います。キャタピラは絶対に違いますよ。昔、北海道の5号線はほとんどソロバン道路でした。キャタピラ車両は走っておりません。重量物を積んだトラックが同じ速度で走るのでショックも付いてないのでバネの共振だと思ってます。・・・・・東京・S原さん
ウオッシュボードですが、私なりの説、重力、かん性、接地面トルク変動、によるものと考えます。道路上に一つの小さい凸がたまたまあります。それを乗り越える、タイヤが凸の頂点を過ぎたあたりには地球に対し離れようとする力が生じます。サスは一度縮んで力一杯伸びようとしています。だけどいつまでも重力に逆らえません。着地します。このときの加重は予想を遥かに超えたものです。これが駆動輪であるなら、もっと掘れます。力一杯たたき着けられたものは、反発します、これの繰り返しです。菅原さん説も、そのとおりだとおもいます。
着地の時トラクションがかからなければ掘れもすくないでしょうし、アップダウンが無くてもエンジンの気筒数が少ないより多い方が滑らかでトラクションの変動もすくないので掘れも少ないとおもいます。逆にすごくたいらな所を走っても菅原さんのカミオンが単気筒エンジンだったらウオッシュボードはできるでしょう。あくまでも仮説です。・・・・・大分・S藤さん
なんだか酒の肴を提供したような気分だわい。7月1日・・・皆さんにお目にかかることを楽しみにしております。とお二人からも添えられておりました。
ウオッシュボード・・・・・人生の中にもありますねえ。
きょうの一枚
エタップ2・・・砂漠化は進む。ラリールートでこの光景を見つけ夢中でシャッターを切った。70年代製?のロシアの自動車を砂が飲み込もうとしている。不思議で悲しく、時間という概念を改めて感じる。

2006/06/26 (月曜日)

「佳境に入る」

BTOU2006の準備が第1回目の山場を迎えています。それは7月1日に横浜にて検査が行われるからでありますが、何故にそんなに忙しいか?と言うとひとつには装備品の手配準備と点検、とにかく大量の運営機材というか装備が必要になっています。それはもうスゴイ!のです。もちろん食糧の手配から始まって・・・そしてさらに拍車をかけるのが、参加者の車両や装備品を含めた輸出入の書類の作成。さまざまな文書作成!!東京からの応援スタッフも混じってまさに「忙殺!」しかし活気があって賑やかで良いといえば良いのであります。
まあそれにしてもまた何故に、間際になるほどに忙しいのか?という禅問答のようになります。この問題をうるさく言うとTBIは開催前日は「ナニもすることが無い」状態に。今回も同じように出発前日は、お茶でも飲んでのんびりと!を目指してほしいものです!スタッフの皆さん。
で、次に来るピークは7月末から8月の5日にかけて!なのは目に見えています。分かっていることは、すばやく事前に成す。
最近はボクもこんなことばかり言っていますが、実はボクこそが「明日できることは明日、来月で良いことは来月!」というヤツでして、最近年とともに、なんでも約束より早く!という真人間に生まれ変わったのでした。えっ?企画書?また今度やっときますけん。
きょうの一枚
何年ぶりかでラリーの通る「恐竜の谷」から2カット・・・・・今にも動き出しそうな恐竜がたくさんうずくまっています。恐竜の谷ってボクの命名。またもうひとつのゾーモットも発見!ここもビバークで使います。緑濃い時代のゴビを彷彿として、でも砂漠化は激しく少しばかり心配しています。とまれゾーモットの翌日、恐竜の谷、必見ですぞ。そのためにもマシンをいたわって。

2006/06/23 (金曜日)

今日は愛媛銀行のエコチャレンジの2台(カブとジムニー)が夕方のNHK(もちろんローカル)で紹介されると言う番宣がかかっていて、おかげで民放各局からの取材申し入れの電話が鳴り続けている。銀行の広報セクションが対応できなくなって、こちらに振ってきたものだ。というのも、この土日はこのチームの公開練習が山の中で開催される予定。ところが既に大雨警報のこのエリア!!アメニモマケズ・・・の練習と取材は成立するのでありましょうか?暴挙にも等しい彼らの2年越しの挑戦!!安全を最善とするはずの彼らの冒険には、心からエールを送りたい。また主催者という立場さえなければ、どっぷりとチームに浸ってみたいものなのだが・・・・・。
さて、BTOUのフナヅミが近づいた。カナダからは3台のマシンがNRT着でやってきて横浜で合流する。1人はハッキングさんである。昨年は大人のライディングを見せてくれたジェントルマンである。彼のカナダでのジャーナルを読んだ読者が多く問い合わせてきたが、諸問題を解決してマシンを積み込むことが出来たのはあと2人。1人は救急救命士、マネージャーで同行する奥様も医師のようだ。ジェントリーなカナダ人ライダー達のパフォーマンスにも期待したい。
またロシアからは昨年エントリーしていたピョードロフが、WR450と250で2人体制でやってくる。昨年はマシンが間に合わなくてやむなくウランバートルのストックのXR250で「キビチイー!」と言ったか言わなかったか、けっこう厳しいマシンで完走したものです。それ以外にもUAZ(言わずと知れたロシアンジープ、けっこうロシアではスポーツキットなんかがあって・・・)にロシア人のペア。参加者の国旗を並べてみたら5カ国に。
きょうの一枚
なんか脱力感のある牛が居たのでパチリ。ルート前半は山が高くゆえに牛はヤクでして、これがなかなか面白くて、カラダ真っ黒で顔が真っ白!というヤツを狙って撮ろうと試みたのですが・・・果たして近日中に。

2006/06/22 (木曜日)

暑いー!蒸暑いーっ!日本の暑さはーー!テレビでは日銀総裁が、なんと蒸暑いことを。ボクは思うのであります。やっぱ男たるもの金に欲目を出さず「食わねど高楊枝!」と武士だか江戸の庶民だかの心意気でありたいものだと。こともあろうか今日は某銀行のエライサンに、口が滑って「金などという不浄なものに血道を上げてるようでは、実に品位がない」なんて発言をしてしまいました。「しし、しまった。」は後の祭り「ほーーお!」なんて言われてしまいました。総裁!やっぱり人の上に立つ者であろうが無かろうが、男たるもの「李下に冠を整さず」と生きたいものです。法規に違反していないから良い・・というのでは真にレベルが低いと言わざるを得ません。また更迭したいのに替わる人材がいないというのも、実に情けない話ではあります。でも満員電車の中ではつねに冠を正すことが大切です。難しいかな?
きょうの一枚
試走からの1枚シリーズ・・・エタップ3、雪線は標高2500m、なんとか稜線をコルにまで下りてくると4つのタイヤに接地感が戻ってきた。若い頃、冬山で稜線から樹林帯に降りてきた時の感覚に似てた。とりあえず大きな安堵のため息をついた。

2006/06/21 (水曜日)

電光石火の早業とはこういうのでしょう、ボクは今夕松山空港で20年近く前にSSERの社員旅行で訪れたデンパサール空港の悪夢を思い出していました。または30年前に米軍輸送機で出かけた真冬のスービック基地に降り立った時の、あの感じ・・・「暑い・・・」暑いのは良いのですが湿度が、たまりません。試走のクルマにはエアコンがついてはいたのですが、やはり湿度が低いと良く冷えません。が、そんなことは比べ物にならないくらい松山は南国でした。
さて、このあと次々とご案内を出す予定です。ひとつ目は横浜への変更・・・これは正直僕も困っていますが、税関に関することなのでご了解いただくほかはありません。ふたつ目はコース概況と各ビバークの案内です。コースレイアウトとサービスの可否、またふたつの隊に分かれる貨物輸送のため参加者はスペアタイアをどのビバークで受け取るかの選択をしていただきます。もちろん偶数個を用意してふたつに分けることも可能です。「作戦を立てる」と言う作業を進めてください。参加者の皆様には、ご案内のメールが届くと思います。とりあえず無事帰国の報告と、留守の間に替わって執筆いただいた執筆陣の皆様に感謝!!
きょうの一枚
試走のワンカット・・・普通のモンゴル?明日からは激しい?カットが連日登場予定なのでオタノシミニネ。

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

試走隊便り
BTOU2006試走は無事にウランバートルに到着しました。6月1日早朝、ウランバートルをスタートし走り続けること3週間、思えば長く苦闘の日々でした。
おそらく皆さんにはこの試走の旅は、素晴らしい日々だとお思いでしょう。事実はそうでもあり、またそうでもないのです。
試行と錯誤、前進と後退、挫折と歓びに彩られた、自身と向かい合う厳しい旅なのです。まさに一篇の大作への挑戦でもあり、自らへの大きな試練でもあります。
スタートの日、ウランバートル周辺は、まったく緑がありません。一面の枯野が広がります。「今年は、旱魃・・・」地球環境の悪化による大掛かりな気候変動などが、この地に深刻な被害をもたらせているのではないのかと深いため息をつかずにいられません。
そして昨日、ウランバートルが近づくにつれ、大地は豊かな緑あふれる草原に。この3週間で驚くほどに濃く美しい生命の賛歌に沸き立っていました。丘の上から見下ろすたおやかな緑の丘陵の連なりとその色彩はまさにベートーベン交響曲6番「田園」
頭の中で鳴り響き始めました。
古い映画だからご存知のない方も多いと思いますが「ソイレントグリーン」人類の未来、人口問題に端を発する食糧危機を描いたこの映画、ホーム(だったか)で今はなくなった美しい大画面に広がる美しい田園風景、そこに交響曲「田園」魂を揺さぶりました・・・子供心に、なのですが。
いや、それにしてもこれまで見たことのない美しさと、ウランバートルの緑の鮮やかさ。
ゴールの地から凱旋する時にはもちろん9番4楽章合唱つき・・・
今年の対策はこうやって書き終えられました。ひとつのルートはこうして一篇の名作であり、交響曲のようなものでありたいと願っているのであります。
その夜NHKワールドプレミアムで「岩城宏之さんを偲んで」という番組を目にしました。晩年は次々と襲い掛かる多くの病と闘いながらベートーベンに取り組み、ベートーベンになら命を捧げても本望だと、昨年の12月31日から1月1日までベートーベン交響曲全9編を連続して演奏するという壮挙。その模様とインタビューで綴られた番組は、なかなかのものでした。
岩城宏之さんの生き様と闘病振り、そして音楽に傾けた心情を見ていて、自分の今回のルート制作にこれほどの情念や執着があったか?と思わず振り返らずにはいられない衝動に駆られました。
人は、なかなか天職というものには恵まれませんが、自分にはひょっとしたらこれがそうなのだろうかと。それならば「仰ぎて天に愧じない心意気」でありたいものだ、と。
しっかりと描かれたルートを今一度振り返って「うん、よっしゃ」と深い自信を確認しました。
そんなこんなで少し良い気分になって、晴れ晴れとした心に遅い夕陽がウランバートルの町並みを美しく朱に染めています。

BTOU2006日本人参加者への緊急のお知らせ
「7月1日は神戸から横浜に変更」
神戸でご案内しておりました事前検査・船積み検査は、税関手続きに関する諸問題で横浜に変更することとなりました。すでに準備が終わってる方も多いと思いますがご了承くださいませ。詳細は3日内にそれぞれ にご連絡申し上げることといたしま
 

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

= 一期一会 =
んぐぐぐぅぅぅぅ~!!!!
また勝てなかったか、ジーコ・ジャパン。
こうなりゃ、次のブラジル戦で、絶対に勝ってくれよな!
えっ!?
次のブラジル戦って、日本時間では23日のAM4時だって!?
そりゃ、ずいぶん夜遅い時間というか、朝早い時間というか・・・。
いや、なーに! 考え方によっては、ラリーで5時から朝食、5時半ブリーフィングー。6時スタートっていうのと同じ時間に起きりゃいいんじゃナイか!! そう考えりゃ、チョロイチョロイ! 生中継観て、応援するゾー!!
ところで話しはガラリと変わりますが、週末の土曜日は、海で行われたプライベート・パーティーに行ってきました!場所は湘南。
サザンオールスターズの曲「チャコの海岸物語」の一節♪えぼしぃ~、岩が遠くに見えるぅ~ にも登場する“烏帽子岩”が間近に見える、通称“サザンビーチ”。
現在、砂漠を試走中の“山田さん御一行様”には、“海”という響きが懐かしいでしょうねェ~。
“青い海に輝く、白い雲。海から吹くさわやかな風”を期待していたんですが、週末の関東地方は、今にも雨が降りそうな、曇り空。梅雨どきだしね。なのに駐車場はドコも満杯なのは、湘南だからか? 海岸にはボクらの60人程のグループ以外にも、サーファー達。他にも地引網に、バーベキュー。夕方には海でヨガをする奇妙な団体まで現れてました・・・!
同じグループの“ナオミちゃん”が、少し離れた所で、怪しげな、ヘンなオジさんに声を掛けられているのに気が付きました。暫らくすると「スパちゃ~ん!」と大きな声!
何だ!? 何だ!? 緊急事態か!? 
駆け寄ると「このオジさん、スパちゃんにプレゼントしたいんだって!」「へェ!?」
なんでもオジさん、役所勤めを引退して、ボケ防止に帽子を自分で手作りしてるんだとか。趣味で・・・。ナオミちゃんが被っている白い帽子も、オジさんの手作りの物だそうで、今買ったんだとか。でも「この赤と白の帽子、コレは彼にプレゼントしたい!」「きっと似合う!」と、オジさんがボクをご指名してくれたのだそうだ。 おまけに、数少ないボク出演の番組(ん?)も観たコトがあるそうで、「アンタ、テレビ出てるでしょ!? 芸能人と遇えるとは思わなかったヨ!」と、大喜び。
突然のご指名と、お言葉に甘えて、初対面のオジさんから帽子を頂いちゃいました。でもこの帽子、ナオミちゃんのも、ボクのもなかなかいいんですよ。頂戴したコトもあって、オジさんの作品の出来栄えを褒めちぎっていると「ちょっと待ってて!」と、なにやらBagの中を探し出したんです。
「また何かくれるのかな?」欲を出して期待したのが大間違い!!!
「帽子あげたんだから、この帽子は仲間に売ってきてくれ!」と、恩着せがましく、色違いの帽子2個を渡されちゃいました!
おいおい!なんだよ!!
帽子は好意で仲間が買ってくれ、オジさん大喜び。その後はナゼかビールを飲んで、ゲームにも参加して、勝手にパーティーに紛れ込んで、一通り楽しんだら、先に帰っちゃいました・・・。
オジさん帰り際に一言。
「今度はBagを作って、アンタにプレゼントするよ!」
キャラの強いヘンなオジさんでしたが、まっ、これも“一期一会”って云うのかな? 
▲写真キャプション
向って右がナオミちゃんで、真ん中が怪しげな“帽子オジさん”。 裸の子は誰の子かよくわからないんだけど、SSERのイベントではカメラマンとしても活躍する、モンゴル試走お留守番組の“竹内さん”に、ドコか似てません!? 
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
——-
デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/19 (月曜日)
OVお出かけ版

TBI日記その5
ども。まるです。
この週末は久しぶりに仕事をしていました。
天気予報を見て雨なのを確認して出勤します!
といったのに実際は晴れと曇り。空を眺めてはハ~。とため息をついていました。
それではTBI日記その5です。
今日の朝は9時出発なのです。ゆっくり準備すればよいはずなのですがTBIだと思うとどうしても7時までは寝れませんでした。普段は7時は夢の中なのに。
今日は9時出発で350km以上ということはゴールは夜中ということも分かっております。
スタートして朝のSSまではいつもの3人で。TBIでコースのSSというといつもビッグバイクの方々がもがいていて…という光景が浮かびます。今日に勝負をかけると言っていた旦那さまはクリーンなコースを走りたいらしくSS1までは急いで行くことにしました。そいうことで給油もなし。
朝のSSの会場に到着。到着順にスタートらしく列に並びます。SSには一桁で入ることができました。コースは細い道でこれならアドベンチャーでもと思いましたが、わだちにはまってコケ1。途中の砂地はいくらアクセルを開けてもバイクは埋って行くばかり。
アクセルを全開にして足でこぎこぎ進みました。後半はウッズ。小回りの効くCRMはとても楽しかったです。SSを出たところで空気を入れていたら妹も到着です。大丈夫だよ。とだけ言って先を急ぎました。
リエゾンは朝からハイスピードな林道です。タイヤに空気をたくさん入れたら、砂利道でグリップしなくて全然ペースが上がりません。特に下りの砂利道とガレはダメです。あ~どこ行くの。みたいな感じで。CRMって滑ったときの挙動が早くて私にはついて行けません。滑っても何も出来ずにバイクが勝手に立ち直ります。今日までこけていないのが奇跡です。林道の後半でもうダメ。と思って空気を抜きました。これで快適ダートのはずです。ちょっと抜きすぎが気になりましたがパンパンよりは良いのです
今日は風景の良いところがたくさんあります。川沿いの道って最高ですね。上機嫌で歌を歌いながら飛ばしているつもりだったんですが越していく皆さんを観察していると結構余裕のようです。5日目にしてがんばっているつもりでも普通のバイクにしたら遅いんだ。ということにようやく気づきました。
快調と思われたのですが、しばらくするとリアタイヤが曲がるたびにズリズリ滑っています。ん?空気抜きすぎだよね?と思いましたが、それにしてもズリズリ行きすぎです。だんな様もご立腹だったしここでパンクなんかした末には殺されそうです。集落を過ぎて確認するとやっぱしパンクです。空気を抜くときにパンクするから辞めておけ。といわれたのを無視して抜いたので怒られるのは分かっているけど、言わないわけにはいかないのです。案の定あんたが空気を抜くからだと。こっぴどく怒られました。時間が無いから俺が修理する。といってちゃきちゃき修理。このパンク修理中に後続の方にパンを分けてもらいました。これがめちゃめちゃ美味しかったです。オンコース上にあったんだとか??行かなかったことを後悔しました。修理が終わって、パンパンに空気を入れて再スタートです。
ここからはいつもの超高速リエゾン。午前中に止まりすぎて時間がありません。ちょっと油断したら置いていかれそうなペースでした。で、置いていかれました。仕方がないので一人で走ります。途中1箇所地図がわからなくて止まっていましたが鹿児島の馬場ちゃんにこっちだよと教えてもらって無事に通過しました。10キロ位走ると止まっていた旦那様と合流。CP2の時間は全く余裕がないのでモタモタするなというオーラが感じ取れます。そうでした。今日も時間がないのです。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!
 

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

試走隊レポート
ウランバートルを出発して14日目の夜。デューンに西日が沈み、その残照の中で疲れた体に鞭打って?お便りを書いています。14日間という時間のボリウムは凄いです。こんにちのパリダカならゴールしてしまいます。初めて参加した88年は22日間でしたから、今回はほぼその長さになりますね。時間という概念は試走のたびに強く感じることができて、相対性理論がどーしたこうしたとなるわけで、でも今回は時間と距離という相対性理論というかラリーの基本概念よりも、燃料の量と距離という新しい特殊相対性理論の構築に全力を傾注!シテイマス。ホントカ?ラリ-ルートのことを考えてるとき以外は、ハンドルを握っては、悩んでいます。
さて、それにしてもラリールートは厳しいものになっています。レーシンググローブを忘れた僕の手は、少しまめが出来て、自分で運転するのは5年ぶり!なので、どうも力が入りすぎてるのかな?という感じです。そうそうテル君、白いビッグホーンはバンプラバーとトーションバーとステイは交換して快調になってるだよ。
モンゴルは全般に砂漠化が進んでいます。一年おきの定点観測をしてる僕たちには、特に良く気がつきます。ウランバートルでも砂漠化は話題になってるようですが、問題にはなっていないとか。
いよいよ後半戦の山場のルート開拓が始まります。18日のクロアチア戦を見るために、ウランバートルへ帰り着くことは不可能なようですが、ぜひがんばってほしい!ものです
BEIJING―ULANBAATAR 2006・・・・ぜひご期待ください。

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。先の恥ずかしい文書からはや一週間ですか・・・時間がたつのは早いな~気が付けば日本は負けているし・・・悲しい。
それはさておきまして、あまり期待されていないであろう後編であります。
正直、このツーリングがきっかけで、ツーリング=温泉などという固定観念が僕に付いたのかもしれません。温泉がない一泊ツーリングを行うと何か物足りなく感じます。
みんなも目が覚めそろそろ帰りますか?と帰路についたのですが、帰りは帰りでまたまたエキサイティングでした。帰りは奥多摩付近を走って帰ったのですが、前編でもお伝えしたように多種多様なバイクが揃っています。無論峠になれば速度の変化もあります。走り系の人はここぞとばかりに加速を始め、走り去っていきます。そんな光景がとてもかっこよく大人の中で遊ぶ、ちょっと背伸びした子供のように感じました。
しかし、みんなが休憩しているところに行くと一台のバイクが途中で転倒していたらしく、みんな集まっていました。レバーが折れ、ステップも折れていました。(クラッチ側)落ち葉ですくわれたよう
です。そんな状況に僕は緊張しました。どうやって帰るんだろう?などと心配していましたが、応急処置をし、何も問題がなかったかのように笑いながら話、今回のツーリングの思い出さ!てきな雰囲気です。
僕は今回の文書の中に何度も書いていますが、本当にカッコイイ~この人たち!と思いました。何がカッコイイと思ったのかみんな焦らない、騒がない、最善の方法を考える。そんな態度だった事を思い出します。その雰囲気が独特だったのであります。
そんなツーリングもスタート地点のバーに戻ってきて、終焉を迎えるのだろうと思っていました。そうするとマスターがこれから打ち上げがあるんだけどどう?とのお誘い。自分たちは「よろこんで!」と参加しました。
打ち上げは、そこのマスターが各テーブルにビールの入ったピッチャーを一杯だけおごってくれます。それでお疲れさん!を行うのである。それも粋な計らいであるし、ピッチャーにすることにより、お互いが注ぎあい、懇親を深めるのであります。その懇親会には自分の友人や家族、恋人たちも招き、盛大に行われました。自分たちもチョイ悪親父に注がれるビールが美味しくて、飲んで騒いだ事を思い出します。
そんな感じでツーリングは幕を閉じたのであります。
僕にとってはこのツーリングがこの世界にのめりこませる第一歩であったのです。色々なジャンルのバイク、人間が、一台のバイクを通じてこんなに楽しく過ごせるのか?この人たちは人生が楽しいのだろう?僕もこんな人生を楽しみたい!と強く感じたのであります。
そして、大学4年生の就職活動、ラグビーでほぼ確実に大企業に入社する予定でありましたが、あっけなく不採用・・・俺、何しよ・・・目の前にはバイク・・・バイク業界に入ってみよう!あのツーリングの世界が毎日待っているんだ!おれも好きな事をやって生きるんだ!と思い。本当は挫折からこの業界に入ってきたのであります。
そして、単純にアメリカンならハーレーでしょう!と今のバイクハウス阿部の門を叩いたのであります。
では、次回は就職はじめでいきます!
あれ?次回はあったっけ?
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/14 (水曜日)
OVお出かけ版

ゴミの惑星
■昨年、新車でエンデューロバイクを購入。400ccで車検が必要なモデル。思うところあって、いわゆる「山」を走らないようにしていたので、登録はしなくてもいいかな? と思っていたのですが、考えてみると、イベントに参加したり、レースに出たりするにもやっぱりストリートリーガルじゃないと…。「あまりに傷まないうちじゃないと予備検査が通りにくくなるよ」と言われて、すぐに登録しました。案の定、ナンバープレートや保安部品をつける機会はほとんどなかったのですが、最近、朝練などと称して、自走でモトクロスコースに行ったり、また休日には何年かぶりに近所の林道に行ったりするようになり、ナンバープレートが活躍。
■久々の「山」。驚いたのなんのって、林道や河川敷、海岸に不法投棄が多いことです。テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、あらゆる種類の家具、かつては大型ゴミとして回収の対象になっていたこともある、それらのものが、すべて、野山にぶちまけられているんですね。あきれたり、ふんがいしたりしても、どうにもならない。その場の一人の力では、冷蔵庫ひとつどうすることもできません。
それは、ある一部の地域だけではなく、都市に近いあらゆる場所がそういう状況だというのですから、すでに粗大ゴミのある風景というのは、ごく普通なんですね。もう、きっとどうにもならないのでしょう。
■本当は久しぶりの山に行って「モーターサイクルと自然環境」なんていって、なにか新しいことを感じてくればいいんでしょうけど、それどころじゃない、かつて美しかった自然、でした。がっくり。
by 北の島ハルキさん
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2006/06/13 (火曜日)
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試走隊レポート
6月12日、やっとエタップ5が終わりました。予定の計画より2から3日の遅れですが、まあ想定範囲内(ホリエモンさんは元気すか?)ということではあります。特にハンガイの美しさとハードさには、実のところわれわれも苦しめられ、足回りのパーツをウランバートルから輸送するなど対応に追われつつ、まあそれでも確実に前進を続けています。
てなことで、アンダークリアランスの少ない参加車両の皆さん!アンダーガードの見直し!と本格的な脱出版をご用意ください。GPSのマスターはマルヒツです。ナビゲーションはデリケートで困難なものとなるでしょう。ただモンゴルの素晴らしい景観は、これまで以上です。ぜひ広角レンズのデジカメをご用意くださいな。
特に昨年に比べると、その日々の変化は魅力的な・・・。さて、まだまだ試走は続きます。今日でもう12日間も風呂にも入ってないし、着替えもしてない!どうです?羨ましいでしょ。毎日のビバークは周囲数十キロ、いやもっとかもですが人の気配もありません。無垢のままの地球と対峙している感じがして、精神が研ぎ澄まされていくような気がします。
日本ではやっぱり拝金主義的なニュースや、殺伐とした出来事が続いてるのでしょうか?そんな人たちには、人間としてのありようなんか、遊牧民に教えられかねませんね。彼らは経済原理では動いてないのですが・・・。短い一生の間に何をどう生きるのか、シンプルに美しく、地球の細胞のひとつのように生きています。
なんとかファンドなんか、やってる輩をみんな連れてきて、遊牧民に弟子入れさせよう。美しい満天の星空を見ないと、不遜になるだけだす。さて、そうは言いながらも目下の悩みは18日?のワールドカップ?をどうやって見るか、ということと、フロント周りの足回りがウランバートルまで持つかな?というくらいかな。

2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版

= VS オーストラリア =
おーい! ジーコ・ジャパン。
まさか、オーストラリア戦で負けちゃうとは、思ってなかったヨ~~~!!!

前半で1点を先取しても、なんかしっくりこないジーコ・ジャパンにハラハラさせられながら応援してましたが、3点もの失点はデカイよね・・・。

でも次の試合、18日のクロアチア戦までに、もっともっとチームが纏まらなきゃね。18日もTVから目が離せませんネ!※18日のクロアチア戦は、日本時間、夜10時キックオフですヨ※
いやね、ボクはサッカー大好きとか、そんなんじゃ無いんですけど、ワールド・カップだけは別モノですよね。それにしても、ハラハラしっぱなしだった後半戦、ボクの携帯のメール着信音が鳴るは鳴るは。ウルサイよ。こんな時に!!!(怒!!)
そのメール、一人はフィリピンに住む友人(日本人)から・・・。
ボクがハーフタイムに「1-0で勝ってるよ!」なんてメールを送ってしまったモンだから、「どうなった?」「まだ勝ってる?」って。目が離せない場面なのに、次から次へとピンチが続いているってのに、メールの着信音が、迷惑千万! なんでもフィリピンじゃ、中継が観れないらしくって、携帯メールでライブ中継してあげちゃいまいました。ったく、落ち着いて応援できやしないヨ・・・。
そしてもう一人は、またしても東南アジア圏からのメール。
タイ在住Kiyoさん。ホラ、ボクの盗難バイクをチェンマイで発見してくれたKiyoさん。何でも急ぎの用事をボクにお願いしたいらしく、携帯メールの着信音が鳴る鳴る!「なんだよ!またしてもこんな時に!(怒)  ちっとも落ち着いて観れないじゃなか!!!」
やっぱりタイも中継観れないのかな? なんて思っていると、試合終了。その直後「後半の6分ぐらいで、3点もの失点は、ありえないだろ!」なんて、試合内容についての詳しいメールが着信・・・。
あれ!? 試合チェンマイで観てたのかな!? チェンマイはドイツ人の居住者が多いしなぁ。「中継観てました!?」って聞いてみると、ナント、インターネットのニュースや、掲示板での“文字情報”で、ライブ応援していたんだそう。。。
成せばなるというか、サバイバーのような応援の仕方。恐るべし、Kiyoさん。環境が整っていなくても、工夫次第で、楽しめちゃうんですね。
そういえば、只今モンゴル試走中の山田さんと、サッカー中継を観たコトがあります。ガストン・ライエ氏が他界されて、まだまもない頃で、ジーコ監督がテレビに映るたびに「この人観るとね、なんだかガストンを思い出すんよね~。ホント、似てる!」なんて呟いていました。
確かに似てるかも? 輪郭も、髪の毛のポワポワ感も似ているかも!?ガストンの方が、やさしい感じはあるけどね。でもジーコ監督が喜んだ顔は、似てると思うな~。オーストラリア戦を応援しながらも、山田さんの言葉を思い出していました。
暫らくは、ジーコ・ジャパンを応援する度に、ガストンの姿とオーバーラップし
てしまいそうですね・・・。

ガンバレ!! ジーコ・ジャパン!!!
決勝トーナメント進出だ!!!

▲写真キャプション
TDN04の、最終日の朝のガストン。
このスナップが、ボクがガストンを撮影した最後の写真となってしまいました。んー、この写真じゃジーコ監督に似てるかどうかは微妙だな・・・。顔が良く見えないモンね~。この怪我は、北海道・芦別のラリークロスでクラッシュしたモノ。結果的に、ガストンがバイクを降りた最後の地となってしまいました。ビデオカメラを持っていたボクに、「ハイ!スパちゃん!! ボクにインタビューしてヨ!」と、ガストン。何かと思いきや、バイクの素晴らしさ、楽しさを日本の多くの人達に伝えたいんだよ・・・とのコト。「あっ! 最後に顔の怪我のコト聞いてよね!『バイクで大怪我しました!』って答えるからサ!」 ガストンのユーモアに、みんなで大笑いし
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/12 (月曜日)
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TBI日記その4
ども。まるです。
今週はガッツリ林道だけを走っていました。家の近くだけなんですが。
相変らずKTMに翻弄され続け、常にいっぱいいっぱいで走っていました。昨日帰宅したらお風呂だけ入って後は何もせずに就寝。朝、起きてあまりの筋肉痛に今日は会社を休んでやろうかと思いました。会社に行ってからも今日はグッタリしてますね。といわれる始末。昨日はただの林道ツーリングだったのに…。こんな調子で1ヶ月。果たして上手くなるのか疑問になってきました。
それではTBI日記4日目です。
今日は朝が早いのです。6時にはスタート。少しバタバタしましたけどまだ、自分でどうにかできる範囲。いつもの○○くん!荷物おねがい!はまだ出ていません。今日からスタートはアドベンチャークラスが先ということで一桁スタートです。2キロほど走って空き地に止めて空気を入れます。昨日抜きすぎたままにしていました。止まっていたらアドベンチャークラスのみんなが止まるわ止まるわ。みんなめいめいに整備をしていますが中にはそんな重作業をここでやるか…と思うような作業をしている方も…スタート前にCRM50の3人でスタート順のじゃんけん。SSは見覚えがある場所でしたがコースはまったく覚えておりません。とりあえず長いし覚えるのは無理そうなので地図を見ながらボチボチ走ることにしました。
スタート順は私→小川さん→旦那様の順です。このSSは浮き砂利というかガレというか。のぼりはまだ良かったのですが、くだりは怖くて怖くて。右へ左へオーバーラン。大変なことになっていました。ゴールの手前、1キロくらいで旦那様に追いつかれました。そしてそのすぐ後ろから小川さんが。たった10キロくらいで1分も縮まるなんてショックです。譲ってついていこうと思ったんですが、スピードがまったく違って(私、全開にしてません。だって怖いんだもん。)どんどん離されました。それからすぐにゴール。
ゴールでは数人の方が休憩していたのですがジュースが飲みたかったのでちょっと行ってから休憩することに。自動販売機に一直線です。
自動販売機に行く途中でフロントからモクモクと煙が。明らかにトラブルです。パンクの神様の次は電気の神様が降臨されました。調べてもらうとウインカーの配線が切れかかっていてそこから煙が出ていました。このまま放っておくとあちこちの配線が溶けてえらいことになるとか。そこまで大変なトラブルだとは思いませんでした。配線をつなぐのも面倒なのでもう一本バイパスの線を引いて応急処置完了。このときは帰ったらちゃんと配線を作ろうと思っていたのですが面倒になって結局そのまま最終日まで走ってしまいました。
今日こそは温泉を目指すのです。今日は着替えもちゃんと持ってきました。
途中、2日目に通ったコマ図を逆走している時に温泉を発見。もちろん立ち寄ります。
昨日であまりの気持ち悪さに限界を感じていたので今日お風呂に入らないなんて考えられません。ちょうど雨が降ってきて温泉に入った後に雨か…なんてブルーになりますがとりあえず温泉なのです。私が天才的だと感じるのは、TBI中のお風呂を毎回15分で済ませてしまうところです。フル装備のままからお風呂に入って髪の毛を乾かしてブーツを履くまで15分。いったいどうやったら出来るんだか自分でも分かりません。が、温泉を堪能していないのは確実です。温泉に入ってここでご飯まで済ませて出発です。
一山超えてお昼のSSがあるはずだったんですが、キャンセル。今日は朝のみということは後はツーリングでOKです。なのでのんびりでOKかというとそうでもなくて、朝のトラブルと温泉で止まったのが響いてやはりバタバタしなければならない羽目になりました。
後半のCPの手前の林道に入る頃には既に余裕がなくてめちゃめちゃ本気で走っていました。ですが、本気で走ったら落とし穴があるものです。ギャップとか段差は減速して慎重に走っているのですがあせってコンクリートの溝に思いっきりフロントをヒットさせました。あ~まずいかも…と思った次の瞬間にはパンク。今日はパンクなしか?と思っていましたがやはりパンクの神様は降りてくるものなのです。時間もないし旦那様に修理依頼。次々にエントラントの皆さんに越されてあせります。妹も後ろから来ましたがCPまでは先に行っているいう事。修理が終わって空気をパンパンに入れて出発です。これがポンポンはねて特に砂利ではえらく怖かったです。CP2も残り数十分で無事に通過。後はマキシマムタイムをオーバーしないようにゴールへ向かえば良いだけです。
ここからはいつものアドベンチャー3人にスピードメーターの動いていないKTMの小野さんとゴールへ向かうことに。途中、林道から出てから民家の間の細い道で車をよけようとした小野さんが転倒。すごい勢いで道路の端の溝に頭をぶつけてしまいしばらく立ち上がることが出来ませんでした。おまけに腰も強打してしまったようで、立つことも大変そう。とりあえずゴールまでは行くということで再スタートしました。すぐに国道へ出て何にもなければペースが上がりそうなのですが腰が痛いようで50km位がやっとのようでした。ますます心配。残り15キロほどだったんでゴールはすぐそこ。ガンバレ。と励まして走り始めました。
無事ゴールにたどり着いたのは日のあるうち。TBIに出始めて初めてかもしれません。ゴールにたどり着くと、1日目にリタイヤした#93の堀江さんがテントを立ててくれていて超楽チン。今日のキャンプサイトはゴツゴツした岩もなく快適に過ごせそうです。
御飯はかつおのたたきサラダとおでん。土佐でかつおのたたきとはなんとも贅沢な晩御飯です。お昼にお風呂に入ったのにシャワーも付いていてTBI中とは思えない贅沢なキャンプでした。
今日は期間の真ん中だったのでタイヤ交換をします。整備を始めたのはずいぶん遅くなってから。明日はスタート時間が遅いしと思ってゆっくりしていたのがまずかったんですね。交換が終わって空気を入れにいくとプシューと音が…。チューブ噛んでました。パンクしたわけじゃないのに貴重な新品チューブを消費してしまいました。これには”なにやってんだ。”とだんな様もご立腹。みんなのスペアパーツも少なくなるということですから、慎重にやらないといけないなあと思ったしだいです。結局もともと付いていた普通のチューブに戻して整備完了。本当はここから妹のタイヤも交換せねばと思っていたのですがサポートで来ていただいていたうなぎさんが交換してくれて私はとても楽でした。で、すべてが終わって就寝したのは1時ごろ。次の日ぐっすり寝れるはずというのは甘い読みだったというのは次の日に気づきました。
本日パンク1回、配線トラブル1回。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/09 (金曜日)
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お疲れ様です。スガワラです。
ホントにご無沙汰です。でもボク個人的には「もう、しばらくは書かないですよ」とヤマダさんに宣言してあるのでコーナー自体も削除してもらうはずだったのですが、きっちり残してくださっているところがヤマダ式活用法だと思ってます。
実は今回の試走もヤマダさんに「行こうよ」とお誘いを受けていたのですが、今現在、日本にいる身でして。行きたい!と熱望されている方々にとっては大変失礼な話。でも、とっても行けない事情があるわけで、こればっかりは仕方がないのです。
とは言っても、自分で言うのもなんなんですが、人知れずヤマダさんに感謝をしている度合いはとっても高いボクでして、本番では身を削る思いでお手伝いさせていただく予定です。参加される皆さんはあまり会いたくない場所におりますけどね・・・
さて、折角なのでラリーっぽい話でもしましょうか。
今回の北京-ウランバートルに向けても微力ながら海外ライダーとの橋渡しをさせていただいておりまして、何名かの希望者と直接話をしてきました。まあ結論から申しますと何の役にもたたなかったのですが、結構興味深い話がたくさんありまして。ここではその内容について省かせてもらいますけど、やっぱり直接話しをし会うというのは大事なことだとつくづく感じさせられたのでした。
そもそもラリーを主催するというのは大変な労力が必要で、その立ち上げとなると、色々な意味で選ばれた人にしか成し得ない偉業とも言えます。でも内面はほんのちょっとしたバランスで印象がガラッと変わってしまう魔物のようなもので、そのアンバランスな感じはなんだか企業経営の姿がダブってなりません。(現在の誰でも起業というニュアンスとは違いますよ。)
相変わらず、含みのある曖昧な表現に終始してるので、理解不能と思いますが、要は参加される方、された方々が投資家でありユーザー的な存在で、理想的な形としては、そういったサポーター的な皆さんの熱意で良い方向のムーブメントを導き出せれば、ベストなわけです。まあここまでは「そうだよなぁ」度90パーセントの話。で、さらに付け加えるならば、情報が一瞬で飛び回り増殖し続ける現代社会においては、不平、不満、要望、グチなどの小言はこの際直接的な意見交換の場だけにしましょうよ。こう言った意見は発展のためにはとてもためになるもので、不可欠なものでなくてはならないものですが、その意見だけが一人歩きすると、新たなサポーターにとってはあまりためにならないと思うんですよ。ボク的には。
すがわらてるひと
by パリ・ダカールのディープな世界 スガワラテルヒトさん
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2006/06/08 (木曜日)
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お疲れ様です。仙波です。で。お世話になっております。仙波です。私のような人間がこのような場所に登場いたしまして恐縮であります。何を書こうか?と悩んで、時間シリーズなども考えていおりましたが、自分がこの世界に入ってきた出来事を何回かに分けて書きたいと思います。見苦しい点や若気の至りもありますが、ご勘弁を・・・
僕が、この世界にはまったのは「元祖!チョイ悪オヤジ」に囲まれて・・・であります。自分がバイクの免許を取得したのは大学3年生のとき、東京:八王子であります。自分の大学の部はコテコテの体育会系で、低学年(1年生・2年生)は公共物以外使用禁止!自転車もである!そんな中、暗黙の了解で、上級生(3年生・4年生)は自由に乗り物に乗れるようになる。もちろん完全たる自己責任、監督バレれば、全体責任で大変なことにある。そんな僕も3年生・・・ある日
「あっ!バイクの免許取ろう!」
と神のお告げがあり、何名かを誘って教習所へ!晴れて、中型免許取得!当時は「TW200」などトラッカーブームなどで、バイクが若いモンのオシャレな乗り物!ある種のファッションへと変わる第一歩だったように感じます。(9年前)そんな中、友人はTWやSR400、その時販売されたYAMAHA:ドラックスターなどを買い、僕も男はアメリカン!とホンダのSTEEDを購入しました。
それからはバイク屋めぐり、上野のバイク街や、郊外のバイク部品大型店へ、暇があれば連日、足を運んでいました。そんなある日、ある「バイク屋」さんを見つけました。僕達はその店を尋ねました。すると、そこはバイク屋さんではなくBARだったのです。その前にバイクがたくさん並んでいたのです。東京の福生で米軍基地の近くです。大学の寮から40分ほどの場所でした。
自分達はそこに集まるアメリカンな強面の人たちの笑顔が印象的だったのです。恐かったけど・・・そこの雰囲気が好きになり、自分達は何度か足を運んでいると、マスターが「今度ツーリングあるけどどう?」と声を掛けてもらったのです。それが、自分をこの世界へ引き込む「山梨!富士五湖&温泉ツーリング」だったのであります。
ツーリングの当日、そこに集まった人は20名以上いたでしょう。アメリカンなツーリングかと思えば、年配の人、若い女性強面の人、普通の人、アメリカンバイクの人、レーサーレプリカ、ヨーロピアン、GPZ900など車種、人種、様々な人が集まっていました。
その光景に自分達は衝撃を受けたのです。「なんだよこれ~!!!」そうです。マスツーリング自体この日が初めてでした。そして、今回のおおよそのコースを発表し、目的地だけを明確に伝えられました。そして、ツーリングの出発であります。
僕は、アメリカンに乗っているので必死でハーレーグループについていこうとしました。その人たちと一緒に走っている「自分が最高」と最高の気分で叫びながら走っていました。目の前ではさらさらのロングへアーのお姉さんが半キャップにサングラス、バイクはロードキングのチョッパー風で走っています。「カッコエ~~~」とワクワクしていたことを書きながら思い出します。
そんな車種も、人種もバラバラの集団、結局集団もバラバラになりました。当時は携帯電話も誰も持ていません。(案外携帯の歴史は浅い。)しかし、その大人たちは動じることもなく、気にすることもなく、「別に良いじゃん。行く所は決まってるし。」と焦ることも、探すことも、待つこともありませんでした。そのグループについて富士五湖を周り走っていると、気が付けばはぐれた人たちも混ざっていて、また集団になっている。そんな不思議な軍団でした。
なんなんだよこの感覚、スゲ~おもしれ~この人たち「カッコイイ」と思ったのです。信号のない、交差点に入るときは必ずケツもちのような人が、交差点に入り、全員が左折・右折するまで車を止めている。そして、キチット礼をして、隊列に戻る。そんなカッコイイチョイ悪オヤジを見ていて、バイクって最高ジャン!と心から思っていました。そして、温泉に到着!温泉に入り、飯を食い、ビールを1本、「おいおい飲酒か?」と思っていると全員その温泉で三時間ほど仮眠、そして出発をしていったのであります。
第一章 完
次回はツーリング帰り編です。
写真はその頃のいきがっていた頃です。
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/07 (水曜日)
試走隊より

試走隊からの便り
まあ「便りがないのが良い便り」とも言いますが、今回の試走は苦戦を続けています。エタップ3では3000mの峠を越えます。峠の名前はスガワラ峠と名づけられました。山の稜線伝いは積雪があり、急なダウンヒルは谷に向かってアドベンチャースキーの様相で、これまでの人生の中でも3本の指に数えられるほどスリリングな経験でした。写真を撮ってみればまるでネパール!とまあこのルートは、エコチャレンジには最難間になるでしょうが、そのスケール感、美しさ、完璧なエクスペリエンスがお約束です!
これらの映像を含めたルートインフォメーションのプレゼンテーションは、7月1日午後3時よりポートアイランドホテルで開催いたします。こんな話を、ハンガイの3000mの頂から送ってるというのもねえ。

2006/06/07 (水曜日)
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スーパーモタード
■「今年のエンデューロバイク、モトクロスバイクの売上げの60%以上がスーパーモタードユースだ」。「スーパーモタードで儲けて、エンデューロで使う。これが今のヨーロッパの情況だ」なんて半分冗談のようで、おそらくほとんどその通りだと思わせるような会話が飛び交っていたのは、2002年のISDEチェコ大会の会場でした。折りしも、2002年はそれまでヨーロッパ選手権だったスーパーモトチャンピオンシップが、世界選手権に格上げされた年でもありました。
■アメリカ西海岸でスーパーバイカーズとして生まれて、ヨーロッパに渡ってフランス語の名前を持って再燃した「スーパーモタード」日本でも人気沸騰ですね。ぼくも、時々、愛車のホイールを17インチに取替え、スリックタイヤを履いてレースや走行会に出て楽しんでいます。要するに、舗装路もある「誰でもできるモトクロス」って感じです。なにも特別なことはありません。ただし、どんなライダーでもすぐに、それなりのスリルを楽しむことができ、レースにも参加できる。モトクロスやトライアルに比較しても簡単に始められるるそんな手軽さも人気の秘密かもしれません。
■しかし、今なぜ、ヨーロッパで? そこには、やはり昨今の環境保護機運の高まりとダートバイクとの関連に思い当たるところもなきにしもあらずです。ダートバイクを思いっきり走らせる環境が減ってきている、なんというのは今更なのですが、それによるストレスが生んだ、あだ花のような、そんな様式を持っているスーパーモタード。舗装路とダートが組み合わされた、箱庭のようにもみえるスーパーモタードのサーキットは、極端に記号化された、ライダーにとっての究極の世界観のように、ぼくには写ります。しかも、そこを走るスリルには、なにか現代のライダーが抱えるストレスを発散させる、刺激的な魅力がある。
■一度試してみます?
by 北の島ハルキさん
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2006/06/06 (火曜日)
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=「Japan GS Challenge 2006」に行ってきたゾ!=
先日の土日静岡県森町で行われた第1回「Japan GS Challenge 2006」に行ってきました!えっ!?おまえ、GSなんて持ってないだろ!?って???
そ、そ、そ、そうなんですけどね。ボクは司会として呼ばれたワケで・・・。でも事前に打ち合わせをしていると、このイベント、コマ地図を使って走ったり、自分のテクニックを更に磨くスキルチャレンジってのがあって、とっても楽しそう♪ しかもBMW車じゃなくても、参加可能な“アザースクラス”でさえ、優勝するとBMWのラリー2プロスーツジャケット(ネーム入りで)が貰えちゃうんです♪♪♪
「こりゃバイクで行くっきゃナイでしょ!」ってコトで、BMWのイベントなのに、ホンダのBAJAで行ってきたのです。
朝の受付では、170台の参加者の中に、SSERのコマ地図系のイベントでもお馴染みの顔が沢山! 「やあ!スパちゃん!!」とTDNで会った懐かしい顔。GRMで出会った懐かしい顔。他にもSUPER-Nや2DAYS、GROUP-Nの参加者も多く来ていて「やっぱりSSERのイベントってスゴイな!」って改めて思わされました。(それとも、単にオフロード人口が少ないのか!?)
懐かしいバイク達にも沢山再会しました!
上田さんのアルミタンクのR80GS。木下さんの赤と青のチェッカーフラッグカラーのHPN。そうそう、GSバカミーズのメンバーが、コマ地図を作成したオフィシャル・スタッフだったんですよ! それに、今までトランザルフのイメージが強かった坂田さんが、ぴかぴかのダカールに変わっていてビックリ! 坂田さんも「買っちゃったヨ!」とニコニコ。
それにBMWのピットシャツを着たJAPANの大隅さんや、フラットの市川さん。こんなイベントじゃないと会わない、いつものメンバーの笑顔。(でも、ボクと同じ都内に住む上田さん。都内で仕事する坂田さん。特にフラットの市川さんなんかは、ボクの家からバイクで5分くらいの距離に店があるのに、何でわざわざ静岡で再会するんだ??? みんなオレのコト、嫌ってない???)
もともとこのイベントは「初心者の方にも楽しんで貰う!」ってコンセプトだけに、初めてオフロードを走る! 初めてコマ地図で走る! 初めてテントでキャンプする!って方も沢山。いいじゃない、いいじゃない。仲間が増えるってコトは!
テクニックを競う“スキルチャレンジ”では、重~いGSで低速でテクニックを競う、逆バンクの8の字があったり、下りの途中でキャンバー走行があったり。わざわざひざ上まで水を張ったくぼ地を走らせられたりして、とってもいやらしいコース。なんたってコースレイアウトは、BMWのライダー・トレーニング・インストラクターを務める山田純さん作成ですから・・・。モトクロスコースに設定されたスピードを競うコースもあって、こちらでは重~いGSがジャンプする珍しいシーンや、とんでもない方向にGSが飛んでいくシーンに、観客は大盛り上がりでした。でもコレ、本国ドイツでも行われている「GS Challenge」のコースを、一部再現したモノなんだとか。
BMWのバイクじゃない、アザースクラスにボクも参加。優勝までしてしまいました! バイクのイベントで優勝するなんて、初体験だけにウキウキ♪ でも実は、アザースクラスで、全ての競技に参加したのがボクだけだったからなのですが・・・。微妙な“優勝”ですね。
沢山の参加者が「いや~楽しかったですよ!」「また来年も参加しすヨ!」なんてボクにも声を掛けてくれました。ボクもこんなに楽しいイベントの司会が出来て光栄でした。この「Japan GS Challenge 2006」の参加者が、他のイベントで再会したり、SSERのイベントでも再会できたりしたら、もっといいですよね~。
▲写真上 
170台のバイクを、ボクのMCで送り出しました! 地元の子供達やおばあちゃん、警察官ま
でも、見学に来ていましたよ!

▲写真下
HP2エンデューロでジャンプをするのは、ドライバーに転向した三橋淳。3年以上バイクに乗っていないと云うが、その走りは健在。迫力のある走りをたっぷり披露してくれました!
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/05 (月曜日)
OVお出かけ版

TBI日記その3
ども。まるです。
TBI日記、書き始めたのはいいのですが毎日いろいろありすぎて長文になってしまいます。私が長い文章を読むのはキライなので毎週短くするのに悩んでいるんですが、国語の成績が悪かった私。
半分にはなってもそこからはどうやっても減りません。長々と続きますがどうか付き合ってやってくださいませ。
それではTBI Day3です。
6時起床の予定でしたが5時半に目が覚めて寝られませんでした。荷物をまとめて朝ごはん。やることもないので昨日のリザルトを見に行きます。やっぱし旦那様には負けていました。昨日は登りだったのにちょっとショックです。
それから応援メッセージを見たり、こんなにまったりしていて大丈夫なんだろうかと思いました。ブリーフィングが終わった後、テントをたたんで、後はおしゃべりです。
おしゃべりするヒマがあるなんて私も大人になったものです。
スタートしてSSまで、結構みんな迷っているようですが、今日のICOは絶好調。SSまで無事に到着しました。給油から100キロ以上走ったはずなのですが4Lのサブタンクはまだ使い切っていません。SS途中で切り替えるのは難しいのでメインタンクにスイッチ。サブタンクはSSの後に使うことにします。
SSは、ターマックなのにコンクリートが出ていたのは最初の数百メートルだけで後はコケが生えていたり葉っぱが落ちていたり、マディーだったり。こけないようにが最大のテーマとなりました。コケが生えているところではブレーキもかけないし曲がらない。途中、左折が分からずに地図を見てしばし考えます。地図の表記は舗装路になっているのですがその上に泥が堆積していてどう見たってダートです。結構悩みました。右折は前を走っていたセローに付いて行って迷わず曲がることが出来ました。後はSSのゴールまでまっしぐらです。
その後ルートはスーパー林道の方へ向かいました。ここで大分の和枝さんと妹に遭遇。一緒に走ろうと思いましたがすぐにいなくなっちゃいました。後ろには小川さんと旦那様のCRMがいたはずなのですがいつの間にか一人。後から来た方に止まっていたよ。と教えてもらって戻りました。既に小川さんのパンク修理が始まっていましたが、一番遅い私は先に行くように命じられました。今日もパンクの神様が降臨されたようです。この時のパンク修理でチューブを1本噛んじゃったとか??スーパー林道は昨日と別の出口から舗装路に出ました。86キロのGSで給油。ここに来るまでに眠いこと。お友達がいたし休憩してからスタート。今日は100km過ぎの道の駅に温泉マークがあったのでそれを目指していくことにします。3日も風呂に入れないと気持ち悪くて仕方ありません。睡魔とお友達になりながら道の駅に到着。その頃にはお風呂というより昼寝という気分になっていて駐車場でそのまま寝ました。結局、時間がなくなってお風呂はお預けで、ご飯を食べて出発しました。それにしても今日のルートは温泉の多いこと!明日、温泉がなかったらものすごくショックです。ここからはCRM3台で走りました。
200キロ過ぎで小川さんのタイヤがパンク。今日のパンクの神様は小川さんに憑いているようです。さっきのパンク修理で新品のチューブを全て使い切ってしまいました。キャンプに戻っても健康なチューブはありません。で、チューブを修理します。チューブ修理も一筋縄じゃいかずに1時間くらいは止まっていたかも。後追いのオフシャルの方に待っていただいていました。その間に、他の穴の開いているチューブも修理です。これで次、パンクしても大丈夫なはず??再スタートしたものの5キロも走らないうちに小川さんがパンク。今日の小川さんは本当についていません。ここでCPまで休まず行ってもギリギリの時間であることに気づき小川さんだけ置いて先に行かせてもらいました。
これってCPの場所によっては間に合わないかも…と思いましたがこういう時に限ってのぼりなのです。こりゃあ無理か。と思っていたら意外に手前にCPがありました。まだ40分ほどあるし小川さんも間に合いそうです。ワインディングから下りてさっきの国道へ出ました。道の駅にて休憩。ここにはたくさんのエントラントがいて暗くなるのを待っているようでした。小川さんも無事に合流。CPには間に合ったそうです。暗くなってきたのでSSへ向けてスタート。旦那さんは途中でビールを買いに酒屋さんに、私はウエットティッシュを買いにコンビニに行ってそれぞれSSへ向うことにしました。
国道から外れてしばらく走るとダートに入りました。途中から霧が深くなってどこからどこまでが道なんだか分からなくなってきました。マップを数コマ覚えて走ったつもりだったんですがSS前の最後の分岐で地図を見ずに右へ行きました。で、見えない中をゆっくり走っていたんですが道の真ん中に動くものが見えました。ん??誰だろ。なんて近づくと、小熊です。これってまずくないか??向ってきたらどうしよう。と思いましたがとりあえずそのまま見守りました。小熊はあわてて壁を登っていきました。SSはこの先だし行かなきゃ。と思ってゆっくり通過するとゴソっと音が。足元を見たらさっきの熊が落ちてきていました。そこからは全開です。よりにもよって原チャリなのに何でこんなことになるんだよ。と思いました。5キロくらい走って今度は前に鹿が。冷静になってみるとSSのスタートはとうに過ぎているはずなのにSSはありません。これってひょっとして…と地図を確認するとさっき右に曲がった分岐は左です。ショックです。さっき熊のいたところをもう一度通らなければSSへいけないなんて。ミスコース中に熊に襲われたらしゃれになりません。とりあえず戻るまで熊よけにとホーンを鳴らしながら(といっても可愛い音しかしませんが)走って元の分岐に到着です。地図を確認して今度は左に行きました。たった一つのミスコースのためにこんなにエネルギーを使うとは。地図は良く見なさいということなんですね。
SSの入り口に到着。SSをスタートしたんですが、相変わらずの濃霧で何も見えません。分岐もつき当たりもどこにあるんだか分からず走行していました。オンコースを走っていると確認できたのは3キロほど行ってから。後半は標高が低くなったようで霧も晴れてゆるい下りなので絶好調でした。ライトが暗くてペースの上がらない小川さんをパスして出口付近で橋から落ちているBMWの横をを通り過ぎてゴール。
この日パンクしすぎてゴールに着いたのは結構遅かったかも知れません。オイルを入れて、エアクリーナーを替えて空気を入れて今日は終わり。
ちなみにCRM50(3台で)本日パンク3回です。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/01 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。

今、ビールを飲みながら書いていますが、本当にビールがおいしい季節になりました!自分はビール党であります。しかし、最近は焼酎にはまってきています。よくビールはお腹がパンパンになると言われますが自分はあまりならないので、ビールばかり飲んでいたが、ちょっと前の焼酎ブームの頃からはやっているものには首を突っ込む性格で、ちょこちょこ飲んでいるとはまってしまいました。
もっぱら芋焼酎であります。
以前別のところで書いたことがあるのですが、ここでも僕の焼酎の思い出を・・・バイクには全く関係ありません。
自分が高校生の頃、屋台で愚痴を言い合うサラリーマンに憧れていました。というか、「屋台」「熱かん」「おでん」というような固有名詞的なものに憧れておりました。最近は見なくなった屋台ですが、昔、部活の帰りに屋台があるところを見つけていました。ある日、勇気を振り絞って、大人ぶって友人とその屋台に入りました。おやっさんに何にすると言われ「熱かん」と言いたかったのですが、緊張して屋台に貼ってあるお品書きを見て・・・
ひろし:焼酒(やきざけ)下さい。
屋台のおやっさん:焼酒?それ焼酎って読むんだけど
ひろし:・・・助けて状態
ということがあったのであります。笑い話のようで本当の話で、あの頃の恥ずかしさといったら・・・・・でも、高校生とわかっていて、お酒を出してくれたおいちゃんに今でも感謝感謝であります。
僕が言うのもなんだけど、僕らの高校生の頃、13年前の頃は、なんかそんな大人に憧れ、お酒に憧れ雰囲気に憧れていたと思う。
今の若い子はどうなんであろうか?
お酒を飲めといっているわけではない。
早く大人になりたいと思っているのであろうか・・・・・?
バイクにも乗れるのに・・・また強引な終わり方でした。
ではでは
by お疲れ様です仙波です 仙波さん
きょうの一枚
試走1日目 300km走破!!山に雪が残っていて昨年より寒いが、順調にすすんでいます。試走隊より
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Organisation Voice 2006/05

2006/05/31 (水曜日)

OVお出かけ版

日本人の悪い癖?
■「すぐに○○するのは日本人の悪いクセだよ」とか「日本人はとかく○○である」というのはよく聞くフレーズ。でも本当にそうかな? 「すぐに謝るのは日本人の悪い癖」だ、とか言って、最近では交通事故を起こしても「ごめんなさい」をいわないのが普通になってきたとも聞くのですが、本当でそれでいいんかいな? と思ったり。

■日本にはモータースポーツ文化がない、という言葉も、そうですね、良く聞きます。確かに、一面では良く当たっていると思います。モトクロスが国技みたいになっている国もあるし、ロードレースの世界では、同じライダーでも、日本では食えなくても、イタリアやスペインでなら、豊かな生活を手に入れることができたりということも事実のようです。

■では、日本のモータースポーツ環境は貧しいかというと、そうとはいえないですよね。草レースから世界選手権まで、エンデューロにラリーに、あらゆるメジャー、マイナーな種目、大小さまざまなイベントが毎週全国各地で開催されていて、誰でも参加して楽しむことができる。老若男女、それほどお金持ちといえない人も、バイクに乗ってすぐにレースに参加できる。こんな国はどちらかというと少ないんじゃないかな~、と思うんですが、どうでしょう。それでも日本にはモータースポーツ文化がないのかなぁ。

■確かに貧しい側面はあるんだろうと思います。例えば、関連の企業のモーターサイクルスポーツに対する取り組みは、ヨーロッパに比較するともう一歩かもしれません。また社会的な認知度という点でも、まだまだかな? でも、いろんな人が手軽に取り組める環境や雰囲気という点では、そんなに負けてないんじゃないかな~って、最近強く思います。今、世界で活躍している日本人のライダーは、そんななかから育ってきたのでしょう。それが、日本の中での評価より、ヨーロッパを中心にした世界での評価のほうがずっと高いってことで…。やっぱり、ちょっとがんばらなきゃダメか。
by 北の島ハルキさん
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2006/05/30 (火曜日)

TBI2006を走ったマイケルからレポートが届いた。これはウチのHPに英語で掲載しようという試みだ。海外の方に向けてインフォメーションを!というマイケルの発案によるものを受けて、彼にゴールのときに頼んでたものだ。そして届いたメールとたくさん貼り付けられた写真を見て驚いた。まったく、これまでの日本人が撮ったTBIの風景とはまったく違うのだ。それは、まるで海外のエアラインの機内誌で紹介されてる日本の田舎の風景だったり、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが見た日本は、こうだったのか?と思わせるほどだ。これは彼の独特の感性なのか、普通に外国人はこのように見るのか?興味は尽きない。いずれにしても僕たちとは「目」が違うのだろう。
そのマイケルは、BMW1100GSを持ち込んで、連日のごと苦労していた。その文脈から僅かにそれも伝わってくるが、UPする時は英文のみで・・・なので堪能な方はお楽しみ下さい。微妙な、いわゆる機微に富んだ部分があって訳しにくいかもですが・・・・
マイケルさんのTBIレポートはこちら(英文) >>
きょうの一枚
マイケル。彼はオーストラリア人でフランスの銀行の東京支店にお勤め。日本名をクロガネヒロシと言って帰化申請中?間もなくシルクロードをたどる旅に愛機1100GSと旅立つそうな・・・
彼のメール貼付のコメントをコピペ
「あ、おはよう御座います山田さん。今年のTBI入ったマイケルです。今年の成功なTBIに関するとSSERの皆さんにおめでとう御座います。このメールの添付は約束のTBI Journalです。HTMLと画像の形で、好きならご自由に使ってください。マイケル  」
彼との日本語での会話は、素晴らしく楽しいというのがお分かりいただけると思います。なかなかナイスなヤツです。

2006/05/29 (月曜日)

最近「中食」ブームなのだそうですな。ナカショクと読むのですが、その表現のセンスの無さにもあきれます。まあそれはともかくとして、大型量販店などは、これを先途とばかりに競い合っているというではありませんか。なにを?そのナカショク・・トイウナンカキショクノワルイ響きの食べ物?でも、そこで質問です。このナカショクだかの大量のプラスチックなどのゴミは、どのようにお考えなのでしょうか?量販店の広報部のみなさん。まあ、コンビニのごはんは中食とは言わないんでしょうが、すばらしい量のゴミが出ます。ボクには何をどこに捨てていいのか分別がつきません・・オオ、フンベツがつかない!とはこういう風に使うのか!!
それを思うと、これからは外食もしくは、ウチで。えっ家で食べるのは内食(ウチショクまたはナイショク)って言うのんか?のどちらかに絶対落ち着く!とボクは思うのであります。でなければ、笹や竹の皮、なんかを包装材として使えませんやろーか。お箸も竹で作る!なぜかと言うと僕達の住む道後平野は竹が増えすぎて困ってるそーな。で、中国100%の割り箸を使うのは、自ら黄砂の原因を作ってるようで腹立たしいことでごわす。しかも中国では「日本に割り箸を輸出しない!」なんて運動も始まってるのでございます。
小賢しい限りのナカショク文化。主婦は料理から解放され、ゴミの分別の専門化と化し。増え続けるゴミと二酸化炭素の捨て場所を巡って醜い争いは、戦争にまで発展する!?
そーか、石油を掘ったあとに残る?巨大な空間はどのようにするんだろー。そこがゴミ捨て場になればリサイクル的にも良いかもしれんね。
きょうの一枚
・・・やってますよ!愛媛銀行チームのトレーニング。クイックサポート?のジムニーは、北日本自動車工学専門学校から貸与!タイヤは「これだ!」と思ったらなんか回転方向が指定されてる。「まあいいや。気をつけてできるだけ正しい方向で使ってね。」「・・・・」女性ドライバーのダートでの速いこと、少し心配なくらいです。

2006/05/27 (金曜日)

晴れたのは昨日だけ?今日も朝から雨です。九州南部は今日入梅宣言!という事は、実は四国も既にこの毎日の雨は、梅雨なんでしょうね。GWの後すぐに入梅してた?わけです。そういえば一昨日の東京の雨の降り方も、もう熱帯のそれ!で、本格的に変動をはじめた気候に、きちんと向き合う態度が求められてきますね。アメリカでも今年は多くの大型ハリケーンが予想されています。台風1号は中国に大きなダメージを残しました。何もこのことから因果応報を言おうというわけではありませんが、メッセージとして受け止める思考回路は必要かもです。
そういえば直近の日本気象学界では、これからはに夏の「西暑東冷」違った「北冷西暑」が顕著になる!という発表がありましたよ。うー、アツイナツ。
しかも!北冷西暑だとシベリア大陸が高温になり(ゴビは暑いのか!?)オホーツク海高気圧が強くなるのだそうです。そしてオホーツク高気圧からの冷たい吹き出しが北日本を冷却!!そこに前線が発生し前線の南側に暖かい風が吹き込み西日本を高温化する。
冷たい空気と暖かい湿った風がぶつかる前線の活動が活発になり、台風が前線を刺激したり、そうでなくても豪雨被害をもたらすというスタイルが確立してしまった。もう日本は温帯の気候ではなくなったんです。集中豪雨に耐えられる家屋、道路、がけ崩れ対策などなど・・・これから西日本はさらに災害に強い街づくり環境整備が求められるでしょうね。
一方で北日本は冷夏対策。少ない日照時間での生育種の研究開発や、農作物の配置転換?って言うのかなあ?なども考えなければならないでしょうね。
四国には僕の主張だと河川の汽水域にマングローブの森を!!瀬戸内海にサンゴ礁の海を!ってマジに考えてるんですよ。四国を大量に酸素を発生させる日本のいや世界の「肺」に?うっ、肺は酸素吸って二酸化炭素吐き出すのか・・・・二酸化炭素排出量は人間の呼吸も計算されてるんだろーか?
きょうの一枚
モエ・エ・シャンドンのマグナムボトル・・・お値段「ウっ・・・」SSER主催するラリーで勝者に与えられる勝利の美酒。F1はこれをシャンペンファイトに使うのはご存知の通り。それはナポレオンが戦いに行くたびに携えて行き、勝利に酔ったまさに美酒。

2006/05/25 (木曜日)

今日は輸送関係の打ち合わせでした。輸送はなんといってもこのラリーの生命線。もっとも気を配る作業のひとつです。特に通関、たった一人の大きなミスが全体を足止めしてしまう可能性があるので、特に慎重にしたいところです。自動車がFIA-カルネの使えない国に対して無税通関で出入りするのは、なかなか厳しいものです。日本国内も輸入に対する厳しさが、昨今の盗難車輸出や禁輸品たとえば農業用ヘリがやられていましたね。あと精密機械や測定器(プルトニウム抽出機械部品に転用が可能とか?)などの問題も大きく、輸出時も厳しいものとなっています。
中国では正確には衛星携帯電話やGPS、無線機がダメなわけではありませんが、公安が自発的に「だめ!」とかと取り上げるケースがあるそうなのです。特に報告は受けていませんが・・・まあ、用も無く不用意に取り出さないことですが、どうせならスルーバゲッジで・・・と思ったり。でも昨年は国境でGPS出して計測している人、日本に衛星携帯で「あー、いま国境やあ!」なんてやっている人ありで「なんか度胸あるなー」なんて思ったものでした。最後にはカメラ出して中国側の国境施設を背景に記念写真・・・中国側スタッフは冷や汗!「これってノーキョー的?」
さて、貨物輸送の段取りや食糧計画と手配、機材の手配・・・発電機を購入したり、溶接発電機も調達しないと・・・・・オイルもそうだね。と、なかなか準備が大変で、若くて体力のある頃は愉しい仕事だったけど、でもあの頃はスタッフがやっていたし・・・・・。今となっては、かなりハード。ほんとに本部機材リストの公表!!なんてしたらみんなビックリするかもです。大会本部ゲルなどの電気容量を落とすために蛍光灯化かLED化(こちらはあまり進んでない)なんかも。
まあラリーオーガナイザーは、30代の仕事ですよ、全くぅ。
きょうの一枚
気持ちの良いピスト。きっと涸れ川のなかなのでしょう。すこし左にピストをはずすと小さいけど穴!があるでしょ。右にあるのがキャメル芝。けっこう根が強くて、ハードヒットするとクルマはドッカーン、バイクはピューン。ピストをキープするということは、このように大切なことなのですが・・・。

2006/05/24 (水曜日)

いよいよ今年もBTOUの試走に出かけるタイミングとなりました。政府にはラリーの試走のための許可申請が出され、概略のルートについての確認が行われています。現地に先に入った?ムッホとモンゴルの連盟側との協働での作業です。
このラリー、RRM時代から10回目の大会。MOTO部門の総合優勝を眺めてみれば、ガントルガの3連勝を含む5勝、博田巌の3勝、三橋淳の1勝。要は3人の優勝者しか生んでいないという状況です。次に優勝に最も近いと思われるのがボルドバートル、18歳の時から連続して出場し、昨年はもう1歩のところでガントルガを捉えそこなったという感じ。1日4度のパンクとか、走り方がアグレッシヴ過ぎる!というか若さが露呈。まあそんなこんなで今年は4人目の勝者を迎える予感が高まってきました。さてさてこの強力な二人を抑えてアブダイサイハーン・パレスでモエのマグナムボトルを手にするのはいったい・・・誰なのでしょうか。日本勢は2度目のチャレンジとなるSSER常勝の池田秀仁、ここのところラリーづいてきた前田啓介・・・TBIの教訓が生かされれば。これに続くところでは尾島嘉男あたりでしょうか。
そして昨年はバギーでひと暴れした池町佳生もどうもMOTOでの出場に向けて最終調整中。ガントルガは彼を警戒していて、昨年も「池町さんがバイクで出ることは無いのか?」と執拗に聞いていましたがな。いろいろなことを彼らは良く知っています。まあ池町クン!締め切りは間もなく!5月27日ですよー。次期ダカールにむけて多用な時期ではあるのでしょうが・・・。
さて注目はエコチャレンジ。なんといってもディフェンディングチャンピオンはプリウスとハリアー・ハイブリッドなのですが、2台のジムニーが走破性と好燃費で、追従。ナビ勝負でミスコースの少なかったほうが燃費、時間とも稼げるでしょう。とすれば老獪なACP有利は不動か?エコの2輪部門は再挑戦のスーパーカブ、走りきれば驚きの燃費でダークホース?今日も特訓に明け暮れています。いやいません。さらに女の闘いも見逃せません。ジムニーの1台のドライバー、ミニクーパーのドライバーにそれぞれ女性が・・・MOTOにも2人の女性ライダーが参戦。
いつに無く過酷な大会になりそうな10回記念大会!!まだもう少しですけどエントリー間に合いますよー!!
きょうの一枚
草原地帯から乾燥したエリアの入り口。前を行く砂埃が道標なのだが、彼がミスコースをしていないという保証も無い。ただ信じるのは自らのナビゲーション。試されるのは自分の判断を信じれるか否か。

2006/05/23 (火曜日)

最近はメガバンクが好決算!でトヨタに並ぶほどの純利益!!と思っていたら郵政公社郵貯事業は1.9兆円の純利益!と、先にビックリした三菱UFJの1.1兆円を、軽く交わして・・・こんなに利益が出るんだ・・・と考えさせられるのであります。まあ、殺伐としたニュースが続く中では、まあグッドニュースなのですが、それにしてもあまりに縁遠い感じがしますね。
仕事の仕組みもこの10年ですっかり変わってしまって・・・と思っていたのですが、昨夜は某広告代理店の若手と飲んでいたら、某銀行の幹部を中心とする一団と電撃的合流!!その飲み方や、空気感にいつもながら感動!!某広告代理店の営業担当は、相当に酔っ払っていたところに、98%のスピリタス2杯で退場処分に!なってしまった。クワバラクワバラ。仕事の仕組みと言うか、何が変わって何が変わってないのだろうか?と考えながらボーとしたアタマで原稿を打っているのであります。
さて今日の主題は「燃費」について、と思っていたのに前置きが長くなりすぎて、文章量がオーバーしそう。で、その燃費。費用対効果もまあいうなれば同じような意味で、ちょっとの負担で沢山のリターンを・・・・・とまあそういう話ですな。少しのお酒で酔っ払う人と、バカみたいに飲んでもあまり酔っ払わない人の話も。でもこの場合は「おいしい」とか「愉しい」という数値以外の要素も絡みますが。自動車の燃費は、その「おいしいとか愉しい」と言ったことの課題までも確実に昇華させていっているのでありましょうか?
ボクたちも自動車メーカーほどの努力をしているわけではありませんが、「燃費」に挑戦する2つの仕事をしています。ひとつはご存知の「エコ・チャレンジ」これは2002年のツールドニッポン・スマートエコチャレンジを皮切りに、昨年はBEIJING-ULANBAATARで、この部門を立ち上げました。今年はこの部門への参加者は急増中!?で、もうひとつは、まあ研究・開発モノで、産学官連携のプロジェクトをやっています、がここではちょっと触れられません。
なににしても効率化のみを追求していくのではなくて、そこに人が介在するのであれば、味わいのようなものが必要になることでしょう。
きょうの一枚
ハラホリンのエルデニズー寺院の外壁。かつてオゴティ・ハーンが築いた世界都市の宮殿を取り壊した残材で建設されたもの。再びこの地に首都を移そうなんていう遷都案もありましたが・・・・・。

2006/05/22 (月曜日)

モンゴル急接近!!この土日は、そんなこんなで再びTBIで走ったルートを、楽しんできました。ルートはさらに新緑が勢いを増しつつ、黄砂は全く無く・・・それにしても中国側がほとんどなのですがゴビが巻き上げるあの砂埃、春先以外はどっちに向かって飛んでいくのでしょうか??そういえば世紀のプロジェクト三峡ダムも間もなく、いやもう完成したんでありましょうか。愚かな行為が続いているような気がしてなりません。東海に注ぐ淡水の量が減って海水の塩分濃度が高くなって生態系にどーのこーの、という意見もごもっともです。しかしそれ以前に根幹的な環境破壊をしているのではないか!?毛沢東時代の「先祖の墓でも耕せ!」と説いた農業政策が莫大な耕地を切り開き、挙句表土を流出せしめ(段々口調が荒くなってきた!)1年間に九州の総面積より広い土地の砂漠化が進んでいるんじゃコラァ!!(と方言交じりのイントネーションで)山高きがゆえに尊からず木の多きをもって尊しとする・・・って発毛剤の広告に使われたのは論語にあるのかね?コピーライターの作品かね?という議論はさておき、日本で山と言えば、まあ木が生えてない山は無い。でもかの地の山は、禿山か岩山がほとんど。ここに世界最大のダム・・・末路は田中知事の指摘を待つことなく明白なのです。
そこでボクは考えた、中国のエネルギー事情。世界中の石油をがぶ飲みしてしまう前にナントカしなければ・・・あの数億人の自転車乗りによる自転車人力発電!!はどーだろーか。太陽光と風力と人力のハイブリッド発電。クリーンエネルギーとして新しいと思うのですが、いや、マジで。
耕地が流出し、都市近郊の莫大で肥沃な平野部は、どんどんと工場、住宅、ゴルフ場まで・・・の傍惹無人ぶり。あの賢明な孔子や諸葛孔明などを祖にもつ中国の民が、人間の生息する地球環境をギリギリのところで守るのでしょうか、それとも後戻りの出来ない臨界点を踏み越えるのでありましょうか??心配で夜も眠れない有様です。
きょうの一枚
そんな夜も眠れない?といえばBTOUを闘う4台のミニがシェイクダウンの報!まさに徹夜もいとわずと言うばかりのランプ類。これだけ明るければモンゴルの大地でナイターでゴルフできますなあ。オイオイ。

2006/05/19 (金曜日)

シンガポール研究中!の続きを少々。
この小さな国のポテンシャルたるや。そういえば某銀行の方々もどうもこの国に出かけているようだ。その証拠に得意先の担当者を吐くまで飲ませて「マーライオンにしてやった。」などと大喜び?高知県人のような気質な銀行って。まあそのこととシンガポールに行く!ということは関係ないか。
そのマーライオンは世界3大ガッカリ名所で、多分そーなんだろーと思うボクは、行ったことがない。北部には旧英軍の飛行場セレター空港と言うのがあって、政府主導で「セレター・エアロスペース・パーク」が建設中!世界のビジネスジェットや中型機のメンテナンスやオーバーホール、また部品メーカーなどを誘致する国家プロジェクト。パイロットや整備士の訓練施設やらと、戦略的にも面白い。
拡大を続けるアジアの航空機市場とビジネスジェットなどの保有にかかる負担軽減を狙ったわけで、都市国家として選択と集中!という点では、大いに評価できる。また日本やアジアへの投資基地としての考え方にもうまくリンクするようなスタイルである。
日本も技術力を売り物に世界へ進出していった。これからは道路や橋や、新しい大型商品をどんどん作る時代ではなくて、現存する資産の付加価値を高めていくためのメンテナンスの時代だと思う。そのためには基本的に良いものを作っておかなければならないね。
きょうの一枚
スタートフラッグ。今日は今年バージョンをデザインして発注!しました。こういうものって何度創っても結構むずかしい!のですが、まあ愉しい作業です。コントロールフラッグ!も10年ぶりに追加制作!!いよいよBTOUです。

2006/05/18 (木曜日)

ナントカファンドがシンガポールに拠点を移したそうな。裏にナニがあるのか気になって、時間を見つけては少しばかり研究。シンガポールは対日投資に実に積極的。中東のオイルマネーもここを通じて日本に。世界の対日投資の20%を占めている。まあ、ファンドだから投資のお金を集めることを考えたら選択としては最適かもだ。まあその精神はいかがかとは思うけど、あさましくて。
話は変わるが、今年の夏のモンゴルはエアチケットを取るのに骨が折れる。昨年もそうだった。昨年の試走に行く時もチケットが取れなくて「すごく高い金額でなら・・・」「うーん、しゃあない」「ずっと満席なんです」と倍以上の金額のチケットで泣きながら?出かけた。すると飛行機はガラガラ。まわりの人はボクの半額以下のチケットで乗っている。
エアライン・ビジネスは、こう言っちやあナンだが、ボクにはクモスケ・ビジネスにしか見えない。忙しい時は高く、ヒマな時は安い。空気を運ぶのもなんだからと安売りをする。同じ便に乗り合わせた人はさまざまな価格で同じサービスを受ける。これって、やっぱりほかのどの業界から見ても可笑しいし不信感が募るよ。オマケにマイレージって囲い込み作戦に血道をあげている。これもコストがかかるだろう。だからそんなスーパーみたいなことを止めて、王道を行くが良かろうと思う。ブランディングにお金をかける!べきだ。
でもって800年記念イベントがあるんで、大量の送客を見込んで飛行機の座席はブロックされたままだ。自分たちの利益のためなら他の利用客の迷惑なんて顧みない。いやならウチでチケット買っとくれ!みたいな態度は、若造みたいだけど、許せない。独占しようとしたり、出し抜いてやろうとしたり、そんなことしないと利益が出せない事業なら、まあそう長くは無いかもしれない。そうなればなったで、稼いだ金でファンドを・・・という絶妙なサイクルで世の中が動く!のは反対。
これまた青くさー!だけど。ホントウに事業に正しい夢とロマンを!持ちたいものです。ボクは持っているのか?持っているつもりなんだけど、時々分からなくなるよ。
きょうの一枚
今日もゾーモットにある古木の写真。ゾーモットとは別の場所でも、おそらく地下にわずかな水脈の残る、ある古い川のあとに並木のように十数キロに渡って同じ木が生えているのを見つけました。こちらも感動的な光景でした。今年のラリーもこのふたつの不思議な世界には足を延ばすのはもちろんですが、緑溢れるハンガイにも行くんですね。

2006/05/17 (水曜日)

「ワールドカップが見られない」
今回も試走とワールドカップが重なって、ライブで見られないじゃん!かろうじてブラジル戦は見られるかな!?まあ長い砂漠と草原の生活が続きます。衛星携帯テレビはないのかな?多分あるんだろうけどね。いやこの国民的な関心事に参加できないのは、全く持って残念4年前もそーだったなあ。盛り上がりたかったなあ。みなさん!ボクの分も盛り上がっておいて下さい。
試走用の資材と食糧はもう輸送済み。試走用の車両整備も進んでいます。いよいよ「10th ANNIVERSARY」の旅が始まります。
さてBTOUにエコチャレンジ。なかなかこちらは盛り上がりつつあります。今年の見どころ?はプリウスVS2台のジムニー!スーパーカブももちリベンジ!!ローバーミニ4台はいかに闘うのか??やっぱエコチャレンジはモータースポーツの新しいパラダイムだ!と思うわけです。そういえば地球温暖化京都会議の効力は確か2013年まで。さらにこれに続く新しい枠組みが進められています。もう10年後の未来、自動車とボクたちの関係はどーなってるとお思いですか?って、こんなこといつも書き続けてるのでやめ。
BTOU・・・スタート地点兼ロシア人モンゴル人参加者の車検会場となるのはヌフトホテルに決定。それ以外の参加国のみなさんは北京飯店です。ゴール見学+ETAP9のビバーク(砂のなか・・)に同泊+ゴールの興奮を一緒に味わう!!という人数限定のミニツアー・・・あるかもです。お問い合わせは超お早めに。
きょうの一枚
遥か異郷の地への思いは、その凄絶な風景もそうだが、やはり「人」だろうと思う。ゆるやかに流れる、どこよりも時間の長い中央アジアの陽炎のような街は、古くから交易の隊商が泊まったキャラバンサライのオアシスだ。そこに暮らす人々は、洋を東西に行き交う文化のように、血は混ざり合いエキゾチックで実に魅力的だ。

2006/05/16 (火曜日)

このまま入梅しそうなほどの暗い空、ジメジメな雨、が続きます。あのモンゴルのようにカラッと・・・いや、GWを晴れてくれたので、何も高望みはありません。ただ、モンゴル用のテントなどを建ててみよー!と思ったのにぃ。南の海上では台風1号が大型らしく、今日あたり香港直撃?なんですってね。ウランバートルに帰り着いたムッホやジャンガルたちの連絡だと・・・ウランバートルは雪!で、寒い!らしいのですが、まあかの地にすればまだ5月半ば、そんな日もあるでしょう。
今年もロシアや海外からの問い合わせが増えています。昨年もみんなギリギリまで出場に向けて取り組んだのですが・・・それでもロシア人は1名がMOTOに参加して完走!今年は、5台のUAZのチームがモスクワから!?昨年以来参加のために頑張っています。こうしてみると、パリダカにフランスやヨーロッパ以外から初めて参加した人たち・・・って1980年代初頭の話だけど・・・頭が下がります。円も安かったですから苦労も半端じゃなかったはず。でも先鞭をつけた人は居るわけで、先駆者と呼ばれるささやかな栄誉が与えられます。
もうすぐモンゴルも初夏。春はあるのかないのか・・・・・。
きょうの一枚
こんなレンズ使わなくても。いや使いたくなる気分も分かろうというもの、空の広さはそれはもう。東京から松山に帰った時にいつも思う「空が広いなー」の数十倍?・・・って、なにかたいしたことなさそう。でも地平線にある星まで見えるって話は本当で、ビバークの光を目指して走ってたら、星だったってお話も有名。

2006/05/15 (月曜日)

新聞を見ていると・・・といっても日経産業新聞・・・4月度のアメリカの自動車販売台数(乗用車)GM 14万台、フォード9万7千台、クライスラー7万2千台、アメリカブランド計31万台。トヨタ12万7千台、日本ブランド計29万9千台。背景には深刻な原油高、環境問題。さらにはブランドの無国籍化もあるんだろうと思う。それにしても日本車!すごい勢いではある。ハリウッドスターがハマーやフェラーリからプリウスに乗り換えたなんて逸話は枚挙に暇が無い。アメリカを席捲したラグジュアリーSUVなんてのは遠い過去の話になりつつある。日本ではまだ結構人気があったりして、道より広いアメリカンフルサイズが停まっていたりしておかしい。
まあそんなエキセントリックなクルマも価値があると思えるほどに、ここのとこの新車攻勢は没個性化が進む。もうメーカーの差別化も、デザインや性能の差別化もなくなりつつある。それほど自動車という道具が最終的な局面に至るほどの進化を遂げたことを示唆している。メーカーが最後にすることは、唯一差別感のあるエンブレムを大型化するくらいのことだ。事実最近のクルマのエンブレムは大きすぎておかしい。
急激な発展を遂げたパソコンのハードウエアが、すでに外観的な差別化を諦めたことに似ている。まあ、どこのでも同じで・・・と言う感覚だ。しかし自動車の場合は、ボンネットフードの中に納まっているエンジン!!というのがパソコンのエンジンメーカー?ペンティアムみたいに行かないというのが実際のところだろう。いや、そうだろうか。次世代のエンジン開発は燃料電池にせよなんにせよ、ワールドスタンダードのたった一つの座を巡って、その勝負の流れは案外と第3コーナーを曲がったところまで来ているのではないだろうか。
その座を射止めた者が自動車メーカーで、それ以外のものはそこから技術を買わなければ生産ができない、つまり組み立てメーカーになる。最適なアライメントや最適なデザインは突き詰めれば、同じようなものになってしまうわけだし。では次に自動車メーカーが目指すものは何か?ボクは大体想像がついているけどね。
きょうの一枚
ラリーのオアシス、ゾーモットの夕景。木々の生命力にさまざまな思いが巡ります。「神の宿る場所」いつまでも大切にしたい貴重な場所・・・。

2006/05/12 (金曜日)

BTOUのルートの詳細な打ち合わせを行った。ヘリの飛行計画や燃料などの手配が絡むので、いつものことながらボクの望むようなルートにばかりはならない。しかも自然保護区が拡大しているために制約は増えこそすれ減ることはないんだな。しかし、四国とモンゴルだけは、ボクって道をよく知っている。美しい草原や不思議な光景、光る湖や砂漠。だれがこんな美しい大自然を創ったのかと思うと、おのずと畏怖の心も沸く!というものだ。どんなに大変でも、このラリーを創るのは面白いし、愉しい。この感激をいかに伝えられるかと思うと、言葉の役目は小さい。行かなきゃ、見えないし、見なければ語れない。あーあ、また週末が来ちゃった。
きょうの一枚
イヤー、もう何も言わなくても。

2006/05/11 (木曜日)

TBIの疲れも癒えぬ間に、BTOU2006の本格的な準備が始まって、事務所の中は、またぞろ足の踏み場もなくなりつつあります。試走の準備と本番の準備がクロスしてるわけですが・・・ボクはボクで「GWまでに、と約束した企画書できましたか?」という声におびえながら、このあと長く居なくなることへの「なんとエクスキューズしたものか?」とラリーに参加される皆様にも似た「ラリーと仕事の両立?」に悩まされています。いや、実はこれが醍醐味なのかもしれませんが、エタップ10個分の試走のボリュウムは、かなりのものなんです。ガンバロー!
話は変わりますが、いま事務所のロビー?で、ゴミ処理の業者さんと数人の社員とで、分別について話が交わされています。「ビニール系のガムテープ(ああ、あの透明のよくくっつくやつのことだろーか・・・)をはがした時にくっつくダンボールの紙の部分はどうしたらいいのか?」「???」とか「コーヒーをこぼした書類は?」とやっている。壁越しで聞くにつけゴミ分別の問題の大変さに目まいを覚えるのでした。ボクは、いかにゴミを分別するかで苦心をすることを、もちろん無駄なことだとは思わないのですが、やっぱり「???」ではないかと思います。もっとゴミにならない工夫が進まなければ!と思います。
12年前、モンゴルでラリーを始める頃に、生分解性プラスチックとかデンプンでできた食器とか、様々にゴミをなくすことの出来る工夫をいくつかの企業とお話をしたのですが・・・当時は「それはコストがあわない」などの理由でゴミの減量化はなかなか実現し無かった事がありました。ラリーのケイタリングではかなりの量のゴミが出ます。選手たちが持ってくるゴミの量も少なくありません。最初の数年間は、焼却炉を作り焼却していたのですが、これが次はダイオキシンの発生を指摘する内部の声!で中止に。モンゴルでも、ゴミは社会問題化しています。
GWのTBIでも大量に発生するゴミ。持って帰るのですが、もともとその場所にあったゴミまで持って帰らないといけない始末です。ゴミの減量化技術・・・知恵と工夫で、まずはラリーの現場から!と行きたいものです。
きょうの一枚
砂漠に残る幾筋かのワダチ。ミシュランXZLをはく試走隊のもの。最近はBFのオールテレーンになったオフィシャルカー・・・・・良く締まった砂のなんと気持ちの良いこと。

2006/05/10 (水曜日)

「池町、3勝目その3」
マキシマムタイムに数時間ばかりの余裕を残して池町と江連はビバークのフラッグをくぐった。多くの選手は整備も終わり、南国を思わせる心地よい夜風に当たりながらビールを飲んでいた。しかも明日は9時スタートというこれまでにない遅い朝だ。
池町と江連は2人連れ立って、町のバイク屋で池町のマシンのリアブレーキを完璧に修理してきたのだ。下りでは池町を引き離すことが出来たはずの江連はスポーツマンシップを貫いたのだろうか、与えられたハンディを潔しとしなかった。まさにこれで2人はがっぷり四つに組んで、素晴らしい後半戦の戦いに望むこととなった。
明けて5月3日。民家の軒先に日章旗が翻り、空には高知特有の大漁旗と鯉のぼりが鮮やかだ。頼りない漁村の細い道路を駆け抜けながら決戦のSS-7へ。さらには昨日のSS-6の代替のSS-6EXが約10km、そして複雑なナビゲーションが要求される今大会最長25kmのSS-8、まさに勝負の一日となった。
SS-7は四万十川の美しい岸辺に用意されたクローズド。このSS池町が2位、江連4位、しかしタイム差は10秒。江連がまだ10秒のマージンをキープしていた。続くSS-6EXはキャンセルになったSS-6を補う形で急遽用意された。池町には千載一遇の好機。ここで逆転し夜のSS-8で完璧にマージンを築く、そう考えたはずだ。しかし勝負のあやは玉虫色だ。なんとこのSS、ベストタイムをたたき出したのは江連、10分21秒。2位前田、3位辻本、そして池町は江連に24秒遅れる4位。この時点で池町は夜のSS-8に全てを決する覚悟を決めた。この夜のSS、それは実にテクニカルな上ナビゲーションのシビアさが勝敗を決する。そして唯一40分を切るタイムでフィニッシュに飛び込んできたのは池町。オフィシャルは以降のビハインドを計るためにクロノグラフのストップウォッチのボタンを押した。なんと江連はこのタフなSSで、池町に遅れること2分という大失策。
深夜にビバークに張り出された総合リザルトには、トップに返り咲いた池町がトータル1時間45分12秒。江連1時間47分07秒。「明日のSS2本は、それぞれ江連に譲って無理なく走る」と決めた池町。SS-9では15秒、SS-10では3秒、それぞれ譲って総合タイム2時間02分26秒で完全な勝利を飾った。TBI通算3勝目。プロとなって勝負の世界に生きる池町の真骨頂を見せる完璧な展開。しかし評価すべきもう一人は、江連忠男。見事な戦いぶりで最良の友と生涯の記憶に残る戦いの場に身をおくことが出来たろう。
こうして優勝者の物語は、そこだけが輝いているようにも見えるのだが否、それぞれのカテゴリーや順位争いの熾烈さは随所に見て取れた。こうした勝負の面白さもここのところのTBIの特徴なのである。
きょうの一枚
四国西南部はリアス式海岸が続く。入り江が多く海釣りのメッカでもある。水は透き通るように澄んで、南海の楽園を思わせる。来年はこの西南域が主舞台になる。

2006/05/09 (火曜日)

「まさかのSSキャンセル」
5月2日未明。ダムサイトは朝霧に包まれていた。この朝までに消化したSSは4本。SS-1と2は池町が取ったものの、3と4は江連が取った。首位江連忠男36分08秒、池町佳生36分34秒、その差26秒。しかも後ろには36分49秒の15秒差に辻本勝行が着ける。勝負の流れは中盤に。この朝SS-5は15kmの山登りと下り。km=1分の戦いが予想された。このSSを制したのは前田啓介。タイムは15分06秒。続く池町は15分19秒。3位には江連15分25秒。池町がつめることの出来たタイムは、わずか6秒。2.5kmで1秒詰めることが出来る。残るSS数は5本約40kmあまり。この計算で行けばつめれる秒数は約16秒。いまの6秒をプラスすると、22秒。どちらもノーミスで走りきると仮定すれば、4秒足りない。タイヤの交換タイミングは?リアブレーキの残りは?と思案をめぐらせながら、池町と江連は終始同じペースで、同じルックスのXR600でラリーをけん引した。
SS-6は、珍しくデイタイムに用意されていた。しかし朝のブリーフィングでは「好天なので実施できない可能性は50%」と言われていた。山菜取りや行楽のハイカーが規制出来ないからである。そして案の定SS-6のキャンセルが決定された。しかも池町に大きく有利な登り主体の10kmに及ぶSSだ。落胆する風も無く、2人は淡々と消化したものの午後4時頃から続々とゴールするプライベートビーチを備えたビバークに、2人の姿は無かった。
最大のライバルであり優勝争いの2人を、周囲は「温泉にでも入って、のんびりしてるのだろう」と考えた。事実、夜のSSのスタートには、必ずトップでやってくるのだが、この日は夜のSSが無いのである。この数時間を、彼らはどう過ごしたのか・・・つづく
きょうの一枚
その、ビバークにあるプライベートビーチ。小さな堤防が無ければ雰囲気なのに・・・でもまあ津波が怖いしね。えっ、これくらいだと津波が来た時はダメ?

2006/05/08 (月曜日)

「池町3勝目」
TBI2006は無事に終了したのは既報の通り。参加された皆様には大変お疲れさま!!それにしても、なんと全日程が快晴。バッグに忍び込ませたダウンジャケットもレインウエアも出番は訪れなかった。実にお気楽で快適な旅だった、のかというと、さにあらず。
5月1日、SS4に向かう池町選手は、既にこれまでの3本のSSでセイフティマージンとも思えるリードで首位に立っていた。ヒストリックなXR600は、それにしても信頼性は高く、昨年は最後まで優勝争いを演じた前田啓介KTM450の最新マシンは昨日のステージであわや失格という朝帰りのペナルティで、はるか後方に飛んで行ってしまった。そんな背景のなか池町選手は「もう少しワクワク感というかエクストリームな感じが欲しい」などと余裕の発言。
これに腹の虫の収まらなかった四国の天気の神様は、ちょっとした試練を用意した。30kmのオフロードで構成されて、SS4に向かう途中で、空はにわかに掻き曇り、なんとスタート地点には深いガスが立ち込めてきた。「こうじゃなくっちゃ」と彼が思ったかどうか。スタートは日没と濃霧。誰もがアップデイトした明るいヘッドライトは、唯一濃霧には弱く、辺りを乱反射の白い壁に変えてしまう。スタート時刻は過ぎて、濃霧は一段と濃く、スタートは30分延長されれば夜の闇もまたいっそう深くなってきた。トップでスタートしたのは池町。しかし真っ先にゴールしたのは、彼ではなかった。ブレーキに違和感を覚えた池町は、このSSで2つ後ろにスタートした江連選手にも抜かれる!という不出来ぶりでこのSSを終えた。実はリアブレーキが効かず転倒を喫していたのだ。
セイフティマージンは一瞬にして、ビハインドに変わった。リアブレーキをナントカしなければ勝機を逸するかも・・・つづく
きょうの一枚
やっぱXR600・・・古さは否めませんが、ラリーマシンたる一台。ライディングは池町選手。楽しそうです。

 

Organisation Voice 2006/04

2006/04/26 (水曜日)

「好きなもの?」
なんかここのところ毎日が肌寒い!のであります。みなさんのトコはいかがですか?そんで、TBIの準備といえば毎年半袖でやっていたものですが、今日なんてTシャツの上にミレーのキルティングのパーカを着ている、のであります。そんなこんなでTBIの荷物に思わず「そうだ、ダウンジャケット入れておこう」ということになりました。これも異常気象!まあバカの一つ覚えみたく「異常気象!異常気象!」と言うのもほどほどに、とは思うのですが?!
で、ボクはいつも出かける時は、極端な大荷物or手ぶら状態か!に分かれます。服をナニ持って行こうかと考え出したら、もう凄まじいくらいの服。もともと服好きっていうか、おしゃれで(自分で言うな!!)ちっとファッションにはうるさいんで・・・って思っている。いや、でも「うるさい」というのは間違いで、いつも自分の好きなように好きな物を着てるだけなんです。特に好きなブランドがあるわけじゃないんで、本当に適当。最近アウトドアウエア関係はミレー、ブラックダイヤモンド(これはアパレル少ない)パタゴニアはtoo much になってきた。普段着やスーツは枚挙に暇がないというか、嫌味になる?ウソ、ので言わない。バッグの類も、もの凄い。これはずっと前も書いた。フクロモノヲタクって・・いったいボクはどうしたんだろー。
じゃあ、ついでにちょっと音楽の趣味。スピーカーはB&W、ノーチラスが欲しい。・・・聞くのはほぼ100%が女性ヴォーカル。または女性のピアノかヴァイオリンソロ。若いのはちょっとダメで、ナタリー・コールくらいの声では、良いんだけど若すぎる。ノラも若い。エラ・フィッツジェラルドなんかが宜しい。クラシックなとこはマリア・カラス、サラ・ブライトマンは最近。ピアノはフジ子ヘミング、ヴァイオリンは川井郁子と諏訪内晶子なんか、チャイコフスキーがいいね。I-pod は去年のTBIでイケマチに自慢されてソッコーで入手。いまじゃ気が遠くなるほどの曲が入っている。演歌も入っているし、ポッドキャスティングもはまっている。アバタースタジオのレコーディングは毎週のように。でも昨年のBTOUでかなり傷んだ。
とまあ、ベールに包まれていた(包まれてない)ボクの趣味の一部。(打ち間違えて変換したら“趣味の恥部”だって・・」)
本題が遅くなった。まずTBI車検日の天候は「雨」の模様。ホテルのチェックインは14:00から・・・大会のテントの多くは同時開催中の全日本ラリー選手権に出かけていて、雨対策にやや難がありますのでよろしく。また30日は長いルートなのにやや遅めのスタート。標高はバシバシ!!対策を充分に!!ハードな一日がいきなりで、ありますがな。ゴール閉会式会場からは、またまたコマ地図でスタート地点へ帰ります。トランスポーターの1週間も大丈夫ですからね。
きょうの一枚
四万十川。今回もこの川を巡る水系の旅となる日が幾日か。風景林と呼ばれる照葉樹林や原生林の中に伸びる古径。苔むした羊腸の小径。間もなく始まる旅は、一筋縄では行かないでしょう。がゆえにそこが面白く愉しいのではありますまいか。

2006/04/25 (火曜日)

TBIがカウントダウン状態に・・・ボクは今朝は韓国大統領の談話を聞かなくっちゃ!と思いながら「まあいいか、帰ったらニュースで・・・」とウエブニュースも見ないで「GW前までに」と約束したいくつかの仕事に取り組んでいます。忘れているようなものや、いま思い出して取り掛かってもとても間に合わないようなヤツ・・・なんかが沢山。こういうのをもっと大切にして、クライアントオリエンテッドな仕事の進め方が出来る人になってればなあ・・・クライアント「あのぉ(オソルオソル)この前お願いした企画書なんですが?」「企画書ぉ?なんだの?」「ほら、やっぱり」で、以前はそうは言いながらも「へへ、実は出来てまんがな・・・」と取り出して得意げ!だったのですが、最近は「聞いてない、約束してない、知らん存ぜぬ。」反省しています。もっと真面目に仕事します。でもTBIウイーク(ウイークって漢字変換したら「憂いー苦」だって、やだね)でもむかしは智謀沸くが如し・・・だったのですが「えーっと、あれ。良いアイデア思い付いてたんだけど。何だったっけ」なんです。ムッホに「モンゴルのルートのこと」のお話しになったら「今頭の中にはTBIのルートでキャッシュが一杯。これをクリアしたら大変なことになる」と分けが分からない人間に。
きょうの一枚
知ってる人は知ってる・・・あそこですね。少し前はここまでダートが伸びてて、ボクタチは「山賊の砦」と呼んでいた。少し整理されては居ますが、それでもなんとなくそんな感じがしませんか?

2006/04/24 (月曜日)

「それぞれの週末」
これまでの週末はTBIのルート制作に忙殺されていた感がありましたが、先週末は、少しばかり落ち着きを取り戻し、まあ少しペースを落として仕事が出来ました。それもこれも土曜日のOVの成果?とはいっても今週末には再び怒涛の日々が始まるのですが・・・きのう日曜日には四国にツーリングにやってきたご一行様が来社。珍しい顔も。中には数日後にはTBIのためにまた松山に来られる方々も。
いやそれにしてこの日曜日は、国内も世界も様々な場面で「流れを変えた日曜日」になったような気がしますね。世界も変貌の速度を速めています。恐ろしいばかりの原油の高騰は、世界経済に深刻な影を落としています。新車の売れ行きは鈍化し、FordやGMの販売不振は続くでしょう。
イランに対する石油依存度の違いで、今回ばかりは日本もアメリカに追随とばかりは行かないでしょうから?エッ行くかも?!湾岸は再び緊張していくでしょう。世界が動き始めた感!があるのはボクだけではないはず。何かきな臭い、得体の知れない蠢き・・・そんな一方で国内に目を向ければ、とにかく日曜日に街を行くクルマが、なんと新車ばかり・・・景気良さげではありませんか、地方でも。
で気がかりなのは、グローバリズムの弊害。それは自動車産業にも見て取れます。クルマつまり自動車の急速に失われていく個体差というか個性。このまま行くと本当に自動車産業は急速に退化しそうな気配。グローバリズムは、すべてのものを平準化させ、情報の速度も処理も、そうして求められる最適はコンピューターではじかなくとも、ほぼ画一的なもの。唯一ふざけたスーパーカーは、以前光を放っていますが、原油枯渇でおそらく・・・・・なんて終末的なことを言うつもりはありませんが、われわれはやがて失うかもしれないモノに強い愛着というか執着を感じずに入られません。
ミハエル・シューマッハの週末は(ここの部分ダジャレ)なんとか踏ん張って流れを取り戻すことになったのでしょうか?流れは変わる?変わらない?
きょうの一枚
そんなTBIに28日に再びやってくるマイケル・キャストリー・・・日本に来て6年フランス系の外資金融関係にお勤め。シルクロードに旅立つ予定。イチローに激似。マシンはBMW1100GSでもまたがっているのはボクのHP-2・・・やけに車両重量を聞いていました。

2006/04/21 (金曜日)

さあ、TBIの準備は終わりましたよ、ボクは。周りはバタバタしているようですが・・・このTBIは途中3回のTDNを挟むと、今回で18年目。18禁もOK!でENTERボタンを押せる歳になった(って、なんのENTERボタンよ?)こうしたイベントに限らずボクの信条は、「準備は数日前に完璧に終わらせること」なのであります。
今日のOVはちょっとインナー向け?!になってきました。大会の前日にはかつては主要な役員全員で参詣に行っていました。無事故と安全な運営の祈願です。「別に神頼みではない、こうしたイベントの前日には何もすることが無いくらいにして、事務所を掃除して参詣に向かう、という余裕が安全を作り出すのだよ」と、毎年毎年繰り返して言い続けました。さて、スタッフの皆さん!今年は行けるのでしょうかね。参詣予定4月28日朝。伊予豆比古命神社。
さてTBIのルートのお話・・・・・ってこれはリニューアル中のSSER-PRESSに詳しいし、またこのHPでも紹介されるでしょうから簡単に・・・それは最終日のルートインフォメーションに注目「最後の日となった。この日は美しい集落が織り成す日本の原風景をお見せしようと腐心した。ここに心通わせることのできる旅人は、おそらくリザルト以上のものを得、旅以上のものを感じ、人生の中の、ささやかだが、かけがえのない一瞬間に喜びを見出すだろう。この日、このルートを半世紀を生きたオーバー50のライダーに捧げる。若いライダーはその背中を見よ。」
なんというルート説明なのでしょうか?最終日にボクは祈りを込めたようなルートを作った。石垣の集落や小島の磯、時代感覚を危うくするような民家の連なり。いや四国は、日本は実に素晴らしい、といつも感動するのでした。ではまた来週。
きょうの一枚
沢筋に見つけた小さな淵・・・この先ダートは激しくなり、やがて車を降りて歩いて先導しなければならないほどに困難を極めた。やがて広く快適なフラットダートに出るのだが、このルートを使うか否か、悩んだ。それはこの先の悪路は使うべきではないと判断したからだ。そうするとこの淵の横を走ることができない。で、結果ルートは変更された。そこで今日の一枚は、そんな無念の思いを添えて
・・・。

2006/04/20 (木曜日)

すんごい荒天!日本海は波高し!だし・・・しかも昨日は半袖、今日は長袖+ジャケット。寒気を伴った低気圧が接近!で、ミニデイアフタートゥモロウ状態な日本列島。室戸では瞬間最大風速33mだって!確実に気候変動は進んでいる。それも地球の循環であるからして良しとする・・・それよりもつまらない地上の紛争や異常な環境破壊を少しペースダウン・・・ってのはどーお?四国中をくまなく走ると、ここまでどうして舗装するのだろう?と思うほどに舗装は進む。舗装しなければ走れない車は、実は環境破壊の上に成り立っていて、舗装してなくていわゆるオフロードを走れる車やバイクは、一見逆説的だが環境に優しいのではありませんか?いつぞや舗装された駐車場の上でエントラントがオイルを落とした。ボクタチは叱られながらオイルを処理した。もちろんオイルをまくのはよくないが、もともとアスファルトもオイルみたいなもので・・・あっヤバ、この発言はボクはまずいので中止。まあどこかの政治家が「ヒグマしか通らないようなところに道路作って!」と言っていましたが「そんなことありません。最近は鹿もカモシカも、イノシシも通っている。ほんとに車よりもタクサン」動物は多いですよね。
話は変わるけど、ペルーのナスカでは新たな地上絵が100個も見つかったって、この前グーグルアースで見に行った時にもっと良く見とけばよかった。それにしても未知なるロマンも地球上には残っているというわけで、そんなこんなで今年も不安な東アジア情勢、TBIのコマ地図もほぼ完成域に到達「かなり楽しいものになりましたよ」お出かけの皆さん航続距離200kmですよ!!ホント。
きょうの一枚
今年のTBI・・・テーマは「山紫水明」どちらかというと山と川がメインなのですが、当然のように海も行きます。小さな島が点在して「かわいい」やつがタクサンあります。一つ買うのにいくらくらいかな?と下世話なことを考えたりします。

2006/04/19 (水曜日)

TBIとBTOU・・・大きな負荷をかけるふたつのイベントが接近してきました。かつてはTBIの開催準備に1年を要し、「これやっていたら、ほかにはナニもできんなあ!」と嘆いたものでした。しかしボクはそこで気がついた。「力があるから重い荷物がもてるのではないのだよ」と「重い荷物を持つから力がつくのだよ」と。まあつまり人生は負荷トレーニングの日々だっちゅうわけです。でも最近のボクは重い荷物はムッホが持ってくれて、足腰弱くて、ブルタコの右キック後遺症がまだ。つまり力不足で事に当たると、かならず問題を引き起こしいつまでもその処理というか対応に引きずられますね。全てにこの法則は等しく当てはまります。だからといって自分の身の丈だけにあったものでは成長しないし、人生は悩ましい限りでございます。
ガストンライエミュージアムの予定のデザインのブラッシュアップが上がった。もうここに貼付してお見せしたい衝動に駆られるのですが、きっとそう遠くないうちにご案内します。でもコンセプトのいち部分・・・・・・・。
デザインコンセプト、ガストンライエミュージアム
「アガデス」
かつてパリダカールの黄金期、ニジェールにあるアガデスという街が、ラリーストのオアシスとなった。それは古くからサハラを渡る隊商らのキャラバンサライだったというイメージを、ラリーの中継地とオーバーラップさせたものだ。まずこの街にたどり着くことが大きな問題だった。アガデスには茶褐色の土の建物が並び、モスクが町の中心にある。この建物はそんなモスクを模したものだが、宗教観は排除したい。(後略)
この話、実はボクにとっても重い荷物でもある。ひょつとすると相当に大きい困難に再び踏み出しているのかもしれない。困難?望むところでもある。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・わかる人にはどこだか簡単にバレますけど、素晴らしい山々が四国にもあります。川の豊かさは、こうした山々とそこに沸く雲が作り循環して人々を潤す。まさに天恵。

2006/04/18 (火曜日)

昨夜は、なんと世界的にも高名な建築家と、しこたま飲んだ。旨い肴と旨い酒、ここんとこお酒飲む元気が数年ぶりに戻ってきた。というのも一説にはウコンのおかげで、札幌のホテルで春木さんとそのウコンを飲んで出かけた、そしたらなんと!飲み会の席で「オオッ」次は菅原さんちで樽に入った新酒を1人で堪能した。最近の11時限界説を覆し「2時3時まで・・・」なボク。なんかこう30代の丈夫な肝臓と体力が戻ってきた感じ。しかしこれでいいのかなあとも思うけど。そんなこんなで飲み歩く懐かしかりし日々が帰ってきた。28日には、旨い肴で一杯やりましょう。
試走が終わったらルートブックの作成。あの分厚いルートブックを清書して行き、それ以外にも運営のための様々な関連ツールの制作に忙殺される。割とハードな仕事である。ケイタリングチームも起動中、BTOUも視野に作業と手配が続いている。
さて昨日の花の名前が判明した。ユキモチソウと言います。鹿児島のHakaseさんありがとうございます。TBIでは怪鳥さんに、よろしくしておきます。なにを?ちなみに参考URLはこちら
http://www.sd.soft.iwate-pu.ac.jp/common/flower/200105-4.html
なんか分かってしまえばそれまでだけど、それにしても四国の山河にも沢山の植物があるものです。九州も濃さそうだしね。
政府の「拉致」のポスターが発表になった。まあ今更?!の感もあるけど。で、このポスター・・・ボクはこれをデザイン的にどう見るか?と悩んでいる。良くできているといえば出来ている。海岸に続く小道に転がる片方だけのスニーカー、セピアのトーンが事件の風化を物語りつつも力強いコピー「拉致 日本は見すてない」のだそうであります。きっと名のある方のアートディレクションだろうと思うのではあります。ありますが、しかしなぜか、なぜだかどうしても違う!様な気がするのであります。でも早く解決を、という気持ちはボクとて同じことです。
きょうの一枚
試走中のワンカット。先行するプロシード、追う2号車。こうして試走のたびは続いています。

2006/04/17 (月曜日)

TBIの試走が終わりました。ハードな、でもめくるめくような?日々・・・でした。参加される皆さんもきっと、そのように感じられることでしょう。特に季節外れの豪雨があり、道は崩落しかけ、河川は?と言うと沈下橋も沈下しかけ。でも日曜日には普通の水位に戻っている河川も少なくありません。山の保水力が落ちているのを実感します。気象状況は何を見ても予断を許すような材料は見当たりません。しかし雨の後の花粉も黄砂も洗い流された後の、本来的な美しさ、清々しさといったらありません。山河は春の生命に息吹に喜び、道は伸びやかに光り。四国路に春を告げる・・・といわれるお遍路さんもそれはたくさん。まあそれでも我々としても、TDNをはさみ20年近く続いてきた四国の旅・・・もうそれはかつては修行僧のようにと揶揄されたりもしたのですが、見事に世代が替わりニュージェネレーションなラリーストたち。そんな中にあってオールドタイマーの姿も見られます。で、ことのほかに素晴らしい日々だと思うのは20年近くたった今も変わることはありません。先を急ぐ旅のようですが、スローツーリズム、まさにここにありという感じです。
きょうの一枚
道端で見つけた珍しい花・・・ボクも少しは花の名前はわかるのですが「これはいったい?」ちょっと調べる暇が無いので、どなたかご存知の方は教えてくださいませんか。それまではこの花の名をムッホの娘の名前で呼ぶことにしました。でもアイスクリンフラワーちゅうのでも良いかなあ?

2006/04/11 (火曜日)

昨日の続報・・・池田秀仁・前田啓介・尾島嘉男の3選手がTeam KTM・・・でBTOU2006参戦表明がありましたのでお知らせいたします。池田選手は2度目の参戦。1回目の参加時には圧倒的な速さを見せたものの、序盤で負傷し完走こそしたものの長くリベンジの機会をうかがっていた。速さでは絶対!!
前田選手はここのところモタード、エンデューロ、ラリーとオールラウンダー!そのキャラクターながら安定した実力を見せます。昨年のTBIの優勝争いは、周囲の参加者にも手に汗握る興奮と笑いを提供!千両役者振りでした。2004年TDNはKTM950を走らせ、故ガストン・ライエのお守り役として出場。結果ほとんどガストンにナビを任せる!という茶目っ気ぶりで、同行のミハエルと岩崎有男のこれまた熾烈な優勝争いをお膳立て!!軽妙なフランス語を話している気分になっている前田選手に周囲は爆笑!!
さて、昨年エタップ1を見事にトップを飾った、尾島選手。マシントラブルで思う存分の活躍が出来なかったことが、とても良い材料になっているはず。3人の安定した実力と経験。これらが万全に絡み合って、ガントルガとKTMドイツチーム?と目の離せない戦いぶりを演じてくれるはずです。タノシミタノシミ。
でかつてKTMワ-クスでメカをしていたカイザーもやってきます。素晴らしいメカニックとして、彼には学ぶことも多いはず。彼を見ているとメカの存在の重要度を強く感じずにはいられません。また日本人メカも実力を挙げてきています。メカニックの対決は、ラリーに明確なインタラスティングをもたらします。経験・知識そしてそれをオペレーションする総合力。お話はまた今度。
きょうの一枚
お待たせしました。BTOU初参加の方にお届けするご案内状です。内容は3部構成の講習会と懇親会。もち、それ以外のBTOU参加予定者でTBIに来られない方で28日だけなら参加したい!という向きはご連絡下さい。ご案内いたします!!

2006/04/10 (月曜日)

スーパーNにご参加の皆さん!お疲れ様でした。競技はというとチャンピオン池田秀仁のひとり舞台!!!にしてしまった戦犯は?いやそれにしてもゼッケン1の走りも、音も(ちょっと大きいけど)圧巻!近年に無く出色の仕上がり。今年の池田・・・やりそうですなあ、と思ってたら大会終了後には「モンゴル参戦発表!!」打倒ガントルガを頼みますよ、全く。
とにもかくにも競技は主催者も参加者も、大切なのは準備。いかに十分な時間と手間をかけて仕込んだかで結果は明確!ですなMっちさん。さて実は今日からはTBI試走の後半戦なのですが、あいにくの雨と筋肉痛。明日からにしようかと。さらに話は変わりますが、週末の北アルプスはとんでもなく雪崩が起きて事故が多発しました。四国の山でもまだ雪が残ってるのですから。

2006/04/06 (木曜日)

TBI試走に燃えていて、気がつけばスーパーNが迫っています。確かに開催時期を来年から見直して、5月末へ変更しようという案。という事は、稀に見る参加者数の少なさ!なのですが、よく反省すべきは反省し?もっと愉快なものに頑張ってしていきます。が、この週末は面白いですよ!!
コースはまず3km足らずのリエゾンのあと10kmの林道のSS、そしてSS2も同じく林道。そしてSS-3、4、5、6は15kmの周回。ゴールとスタートの間の3回のインターバルはそれぞれ20分の持ち時間があり。ゴール後20分以内に次のスタートを切らないといけません。そこにはエイドステーション兼ワーキングエリアがあり、休憩と整備・・・今回からは給油が行えます。気がつけば20分はあっとう間です。冷たいor暖かいドリンクと簡単な食事も用意しました。そしてSS-6をゴールすると自由にSS-7へ向かい、短いSSを終えるとまた3kmでグランドゴールです。こんな感じのスタイルです。全体的にコンディションの良いダートです。明日は朝からルートマーク設置に出かけてきますね。
きょうの一枚
スガワラサンのライノBTOU2006仕様は、早くもシェイクダウンテストの模様。ワイドトレッド化が出来、足回りの構成部品も見る限りグレードアップしています。巡航速度も上がりそうで・・・あとフロントガラスならぬスクリーンが取り付けられています。あのピザ屋さんのものと思しき・・・ですが格段に保護効果が上がりドライバーの疲労を軽減させることでしょう。前後のタイヤが同径化が出来トレッドともアライメントが揃っています。こうして年々育てていく?という考え方は素晴らしい!!ことです。アンチエイジングの見本のような方です。

2006/04/04 (火曜日)

TBIコース試走中!!ナビシートからパチリ!!スモークバイザー越しでゴメンね!

2006/04/03 (月曜日)

新年度。何か新しいこと・・を書くぞ!と決意した新年度の月曜日のOV!
仕事が忙しいモードの時のボクは、ちょっと信じられないかもしれませんが「チョー真面目人間」なのだそうです・・・これは第三者からそう言われて「へーっ、そうなんだ?ボクがマジメニンゲンねえ?!」ということで、さらに驚いたんですが「実に忍耐強い人」なんだそうであります。「ボクが???」これがラリーの話になると「全然で、すぐに怒る!文句を言い出す!暴れる?」らしいのです。
まあ、どちらが良いのかは、そのときの関係性で決まるのですが。で、その真面目な時(つまり仕事の忙しい時です)に書いているOVは、ちっとも面白くない!!という事が判明。「やっぱ人間、ヒマじゃなきゃ」という思いを強くするのであります。「小人閑居して不善をなす」ということ?不善とは良くないことなのですが、つまり良くないことが面白いことなのではないかと思うのであります。LEONのコピーには首を傾げる部分も少なくないのですが、チョイワルとかロクデナシとかは、やっぱりヒマがなせる業で「歴史はヒマ人が創るのであります。」つまるところ「忙しい人はツマラナイ・・・」のではありますまいか。
そういえば今朝からNHK「おはようニッポン」のメインキャスターが松山出身の女性に変わりました。先日松山で開かれた壮行会に呼ばれ出かけて来ました。大役に抜擢され、その仕事に向かう彼女の緊張感などを、とても気持ちよく感じることが出来ました。頑張って欲しいものです。まあ、これが春のなせるわざ・・・。

きょうの一枚
春の山で見かけた猪たち・・・実は?答えはTBIの山の中で。

 

Organisation Voice 2006/03

2006/03/31 (金曜日)

ずっと悩んでいる。たとえばクルマのこと・・スポーツカーもいつも手元に欲しいけど、やっぱり環境対応つまりハイブリッドカーもどうしても気になる。事務所は広々として気持ちがいいのだけど・・・広すぎないか?バイクもそうだ。今では古いのも欲しいが最新のものも欲しい。こんな調子で、どうしても「ほどほど」というのが難しい。
事務所にある山桜の古木、満開を迎えずに咲く片端から散っていく。せめて花見のソメイヨシノのように、いっせいに花をつけた姿を見せて欲しいのだが、この数年はいつもこうだ。ほんとは花と葉が同じタイミングで出て、やや赤い若葉と薄いピンク色の白い花とが絶妙の色を見せる、のだ。若い木ならきっと山の中にひときわ美しい姿を見せてるに違いない。これからの試走の楽しみはそこに尽きる。ちなみにGWの四国の谷筋は野生の藤が見ごろだ。美しいというものは凄絶である。
日本人の心は、山桜花にたとえられるように、その潔さ、散りぎわの美しさを尊ぶところにあった。ああ、それなのにボクときたら煩悩と未練のなかで葛藤してる。カットウ・・・それは葛(かずら)と藤がもつれ合う姿が由来。美しい四国の山々で、あなたも沢山の葛藤に出会うはずです。

きょうの一枚
そんなこんなで事務所の山桜・・・とはいえ事務所に山桜の古木があるという贅沢にスタッフは気がついているのか?

2006/03/30 (木曜日)

PSEはどうなっただか?と心配でヤフオクのオーディオ→アンプ→と行くと「あるあるざくざく」この売買が間もなく時間の問題で違法になる?のだろーか。と思うと不思議・・・でも坂本龍一たちが反対したとかでヴィンテージ楽器は除外?ヴィンテージでもクルマは走れなくなっちったり税制面などで様々に不利になっちゃう。イギリスでは確かヴィンテージのクルマにはかなり優遇された税制があったなあ。保険制度もおかしいよね。クルマに保険をかけずに免許証に任意保険をかければいいなあと思う。年に数度しか乗らないクルマやバイクたち・・・やっぱそういう乗り方やもち方はダメ!という事なんだろうか?そんなでも経済的にと願うものなのですが。
今回経済産業省がこうした暴挙の中にも、法律でヴィンテージを除外するなんて判断は「いいのかなあ」と思う反面「ほほぅ」とも思いますね。でも様々なものが文句を言えば除外されるって判断はいかがか?と思うし法律の作られ方に関して違和感を覚えずにはいられまへん。んで、ヴィンテージの定義はナニ?という議論・・・まあヴィンテージなら国も認めるんだきっと。
ボクはここ数日間まるっきり缶詰で・・・ガストンライエミュージアムの計画書を作っている。100ページにもなろうかという勢いだ。ロゴのプランからはじまって損益計画や、展示計画やら事業計画・・・なにやら自身最後の?ライフワークを見つけたみたいな風情。ふと山を見上げると「白い!?」3月31日までに終わらせて、4月1日からは「濃密な」TBIのルートセイサクの日々の予定なのですが。
でもナニゴトも「計画」という事が好きなボク。感動が夢を醸成させて→夢→目標→グランドデザイン→基本計画と基本概念→根回し→実施計画・デザイン→組織化・交渉→資金計画と調達→着手→失敗→再挑戦→なんとかなる→感動→振り出しに戻る。
全ての始まりと終わりは間に髪をいれず。明日は年度末。皆さん決算お忙しいのではありませんか?
きょうの一枚
愛媛の田舎には古き良き民家が沢山残ります。そんな民家の軒先はとても居心地の良い空間、なのでしょうね。

2006/03/29 (水曜日)

小学校での英語教育が話題になっています。TOEFLの試験ではアジア30カ国の中で日本の成績は北朝鮮に次ぎ下から2番目なんだそうであります。ボクは「さもありなん」と思うと同時に「それはそれで実に結構なことだ。」と、まるで「国家の品格」の著者藤原先生に意を違わぬのであります。確かに英語は国際語で、必須です。いまや「中国語」が話せる必要さえ突きつけられてきているのです。しかし自国の美しくも複雑な言葉=日本語は、日本人の美意識や姿カタチそのものであると言って良いと思います。まず「日本語」を極めて高いレベルで習得させることが大切だと思います。真の正しい日本語教育すら危うくしておいて、英語教育ばかり若年化させても効果は薄いと言わざるを得ません。
もしアジア各国の英語力を問うのであれば、それは彼らがアメリカなどに依存し媚び、まるで宗主国の言葉を習う植民地のように英語化したと言う事実に、腹が立ちこそすれ「いいなあ」とは思わないのであります。かなり右よりな今日のボク!!そんなアジア諸国に対して英語力の遅れを感じることのほうがおかしい!という気がします。いやでもこの難しい日本語を大学4年間で学び、卒業した日から通訳の仕事ができるムッホたちモンゴル人たちのことは尊敬しなければならないかもです。
今ボクの毎朝の楽しみといえば、堺屋先生の日経新聞の「世界を創った男」チンギス・ハーン・・・今はまだ少年期のテムジンが、何に感じ何を学び、何を得て力を付けていくのか、ささやかな「元朝秘史」を手がかりに、人物像を作り上げていく堺屋先生に大変に共感しています。そんなチンギス・ハーンが巨大帝国を築く過程で「言語」と言うものがどれほど重要だったか、しかしゆえにアジア=ウイラルアルタイ語族は、共通性が高く且つモンゴル族は異常なまでの高い語学習得能力があったのだろうと考えることに不合理性はありません。
モンゴル人や外国人がもうひとつ違うなあ!と思うのは、通じなくても一生懸命にトライして話しをすることです。言葉よりも気持ちが先に伝わってきます。なかなかこれまでの日本人には少ない傾向ともいえます。
グローバリズム・・・世界の一元化?日本人はやはり日本の美意識と伝統を大切に、そして中学英語でも堂々と話せば?良いのでは・・・すいません。話が変でした。サンキュー。
きょうの一枚
チンギス・ハーンの末裔たち・・・とよく表現されるモンゴル人。父娘でラリー見物にやってきました。んでパチリ!!

2006/03/28 (火曜日)

オフィスに小さなマングローブがやってきました。マングローブは奄美が北限の熱帯・亜熱帯の汽水域に生息する植物だ!なんてことをわざわざ言わなくても誰でも知っている・・・本土にも少しだけ植生がみられるそうですね。TDNが奄美をスタートした時には、奄美のマングローブの森で大人気ないカヌーの競争をして叱られた人たちが居ましたね。
で、ボクは思いついた。せっかくの地球温暖化を利用して本土の河川の汽水域にマングローブを植林すると言うのはいかがだろー?京都メカニズム的にも効果があるんじゃないかな。1年間に1mも成育し大量の二酸化炭素を吸収するはずです。防潮林にもなるしね。マングローブの森が四国の海岸線にできるといいなあ・・
きょうの一枚
そんなマングローブは汽水でなくても育つのでしょうか?

2006/03/27 (月曜日)

モンゴルから黄砂と共にムッホがやってきました。大の相撲好きのムッホ君、日本到着と同時に「朝青龍Vs白鵬」というモンゴル人同士の対決となった千秋楽に手を打っておおはしゃぎ!さらに「3賞すべてモンゴル人すよ」だって。日本が優勝したWBCの決勝を見るアメリカ野郎の気分が分かろうってもんですな。で黄砂・・・まるで僕のライフワーク?のごとき黄砂への執着。夏にはゴビでたっぷりスタックしまくって、それはもう大量に巻き上げよう!!と・・・・・本来黄砂は初夏の季語。天の香具山は霞んでいるのですが、やはり年々増え続けるこの大陸の埃には、まったく悪意すら感じるんです。
さてスタックで思い出すのは、エコチャレンジ。某銀行はジムニー1台スーパーカブ1台の2台体制で!!しかもジムニードライバーは女性行員!!これでミニの女性ドライバーとのエコ対決決定!!それにしても、チャレンジ精神は健在なり!でございますな。
きょうの一枚
ガストン・ライエの資料を探しています。皆さんも協力をお願いしますね。

2006/03/24 (金曜日)

アサヒコムのニュース・・・地球温暖化でグリーンランドなどの気温が上昇、21世紀末に、現在より海面が数メートル高かった13万年前と同じ状況になると、米アリゾナ大や米国立大気研究センター(NCAR)などのグループが予測した。100年で数十センチの海面上昇とされていた従来の予測を上回る結果で、24日付米科学誌サイエンスに発表した。
・・・・・100年後のことがどうかは知らないけれど、100年前は少なくともいい時代だったのではないでしょうか。まずオペラが全盛で、ってそんなことより、人々の暮らしもまさにスローライフでロハスだったんですね。100年前の1906年は本田宗一郎さんが誕生しています。生誕100年・・・また小説「坊ちゃん」が発行されたのもこの年。ちなみに1905年はご存知の日露戦争終戦ポーツマス条約ってやつ。
さて次の100年は、つまり今世紀末は海水面が数メートル上昇するとしたら、日本はどれほどの面積を失うんだろう。れいの岩礁・・・隣国は島だとは認めてないようなやつは、コンクリートで固めるんだろうな、きっと。南の島々の人々は、祖国を捨てて温暖化難民になるだろうし、それよりも何よりも全地球的な気候変動は、人類の生存に大きな難題を持ちかけるのではないか・・・・・と心配の種はつきませんね、人類も。
それでも今日は良いお天気。スーパーNの許可のご挨拶に久万高原まで行ってまいりました。ここは標高も高いし、家建てるならここだね。
きょうの一枚
名古屋のミニ・・・4台体制でエコチャレンジの完走を目指す!!と言うとってもチャレンジングで、やる気が満ち溢れている?人たち。ロールバーなど改造の様子が届きました。もちろんエコチャレンジにはロールバーは必須ではないのですが、万一の転倒などに備えてロールバーの設置はお勧めアイテムです。これ以外には4点式以上のシートベルトでOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。

2006/03/23 (木曜日)

みなさんは、どうしていますか?イタズラメール。毎朝デスクにむかってコーヒーを飲みながらチェックするたくさんの受信メール。これまでの数年間はなかなか良い時間だったのです。が!いまや7割が・・・わけの分からないいわゆるスパムメール。腹が立つのを通り越して、あきれてしまいます。しかもその内容の実になんというか表現する言葉も見つからないほどの・・・。これが社の代表アドレスに来るんです。それは毎日毎日!それは夜な夜な!届くのです。もちろん個人のアドレスにも届きます。こんなことをやっている人たちのこの偉大な?モチベーションと言うかエネルギーを、もっと別のものに使えないものでしょうか?このままでは毎朝やるせなさと、やる気の無さ!に見舞われてしまいます。情報漏洩も問題でしょうが、こちらのほうの対策は進んでいるのでしょうか?それともウチが異常に多いのでしょうか??
そんなこんなで気がつけば3月もあとわずか。いよいよ暖かくなってきました。水ぬるむとはまさに!で四万十川沿いを走ると実に気持ちよく、そのまま太平洋に出たり、小さな支流を遡ったりというTBIの旅はすぐそこにまでやってきました。相変わらずオフィシャルウエアはダーク系の色ばっかなので、春色の洋服を買いに行きましょう!!
きょうの一枚
今回は四万十川を少し多めに走りたいと思っています。特に昼間にCPもむかしのように川のほとりとかにね。

2006/03/22 (水曜日)

「高知の山奥はラジオも受信不能・・」
TBI試走はいよいよ本格化。WBCの決勝戦が気になる21日のお昼頃は、高知と愛媛にまたがる戦前のような集落を抜け、長年来ていなかった林道に挑みました。集落に出て「テレビ点いていませんか?」「テレビ?そうよ、ここらじゃテレビ映らんきね。」「テレビ・・・無いんだ。」という事で、ラジオをつけても受信不能。携帯もダメ。「しゃあない」とばかりに次の林道を目指すのですが、この林道も整備されているのはアメダスだか防衛庁の施設だか・・・だけまで。その先は「これは引き返したほうが良かんべえ!?」みたいな状態。で、またまた敗退。アタック系になってしまいます。
「フラットダート中心でGSもオーライ!なルート設定」って言った自分もあれだけど「何年四国の林道走っているの!バカ!自分が一番知っているくせに」みたいなみんなの非難の視線も。フラットダートなんて、どこにあるんだべ。まあ気を取り直して街に下りる途中、後続車から「6-1で勝っていますよ」と無線で。「何回?」「それはちょっと聞こえなかった」そんなこんなで、ルート制作は「屈辱的な1日・・・(結構続いていますが)」となりましたが、屈辱のあとにこそ歓喜が・・・と信じて帰路につくのでした。
そう、ことほどさように、日本チームは世界一の座に!雑多な感想も無くは無いですが、ただひたすらに「おめでとう!」と言うほかにはありません。野球は面白い!のであります。そういやフィギュアも良かったけど・・・。今回の大会の運営には、はからずも露呈したアメリカという国の姿もオーバーラップしたりしますが、トロフィーをティファニーに作らせたりするあたりで、まあ許してあげることにしました。やがて柔道のように、いずれ大相撲もモンゴル人同士で優勝決定戦になるように・・・国技だと思っていたり、自国だけの技術だ国益だ!実力だと思い信じたものの顛末やいかに。微妙な教訓を投げかけてはいます。でも春分の日のスケートリンクが混んでいたかどうか?が知りたいボクは、少年野球チームがひと月前のスケート場みたくなるんじゃないかと心配する日本人。
きょうの一枚
試走の3月21日。ここらを走ってる頃はWBC 6-1だったんです。TBIはこうして濃度を増していってます。

2006/03/20 (月曜日)

「3月20日今日はイラク開戦3周年」
パックスアメリカーナを夢見るネオコンたちの寝つきの悪い夜が始まってはや3年が過ぎました。アメリカ政府は開戦の意思決定における非を認めてはいるものの、改める道筋に困難さを感じているような気配が濃厚です。ばかりか血に飢えた軍産共同体国家は、とどまる事は敗北を意味し敗北の果てにあるものは目を覆う全地球的な惨状だと確信してもいます。ゆえにパックスアメリカーナは善であるとして、グローバリズムはその実現のための世界共通言語OSであるとでも思っています。おかげで、その寝つきの悪い夜は、まだまだ続きそうなほど世界の混迷は深くかつその原因が自分たちにあるとは気がつきません。そのアメリカのグローバリズムとは語源的には理想的なイメージを秘めてはいますが、その実は極めて深刻な利己主義だったともいえます。まあ自分たちの主義主張が絶対であるという正義感を異文化の民は不愉快と思うことは少なくないでしょう。
いきなり何が言いたいのか?といいますと、それは「WBC」のことを書こうと思って書き始めたのに導入ネタが重くなって、つい書きすぎた・・・のです。米国を発祥とするベースボールは、盟主たるアメリカが予選リーグで姿を消す!!という彼らには思いがけない展開になってしまいました。おまけに経済制裁中のキューバ・・・しかも大リーガーはだれも居ない!のと2人しか居ない日本チームが、
野球世界一をかけてアメリカの本土で決勝戦をやるようになるとは・・・つまりほかならぬ野球で、世界一をアメリカや大リーガー抜きで語るのはやめて欲しい!!と思わずには、居られないのでは・・・イチローの言葉を借りれば、それは「屈辱の日」ではありますまいか。自分が中心でなければ気がすまないことも、誰にでもあることです。それが人よりも強い人も少なくは無いはずです。アメリカが引き起こしてきた国際問題も、実はそこに原点を見出します。
決してアメリカは、世界を均一でのっぺらぼうなものにしようと思ったわけではありません。ただ共通の意識化で世界に市場を広げる=平和で安定を求めていったわけです。そこには見えない文明の壁や、精神が息づいていたのです。
それにしてもあまり野球が好きでも無く興味も低かったボクも、今回のイチローという選手の立ち居振る舞いには、分析したい多くのファクターが秘められているなあと感じました。これまでのナショナリズムとは異質の新ナショナリズムというか、まさに「武士道」とも思える「カタチ」そして言動や所作に感銘を受けました。夜、NHK教育で「藤田嗣治」を見ました。晩年フランスに帰化する藤田のアトリエには、よく使い込まれた茶道具が遺されていました。カメラの先にあるそれらは、本来無くてもいいはずの物がなぜ日本人にとって必要なものだったかを、静かに語りかけていました。
パックスアメリカーナ以前のヘゲモニーはと言うと、パックスモンゴリカ・・・チンギスハーンが築いた世界帝国。しかしいずれはほころび、それこそ跡形も無く草原に帰っていきました。しかしチンギスハーンのほうが、あの情報難の時代にあって多様な文化や価値観を認め受け入れるという姿勢を持っていました。殺戮は確かに繰り広げましたが・・・いま「帝国主義論」が盛んなそうでありますな。今の時代にあってなぜ?という感じがしますがアメリカやEUもそういうカタチで見ると理解しやすいのだそうです。「帝国論」20世紀の闇の中から蘇った亡霊のように聞こえますが、理解しておくのも必要かもですね。
今から出発して、泊りがけで試走です。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・小雪が舞って寒くて「グリップヒーター・・・・・」と悲しいHP-2は、それでも快適。

2006/03/17 (金曜日)

暖かくなったと思ったら、もう暑いくらい。そういえば去年の秋も、いつまでも暑いと思っていたら急に寒い冬になったような気がします。なんでも地球温暖化のせいにしてしまうのはいかがかとは思いますが、もう暑くてたまらなくなったクルマのエアコンの温度を思いっきり下げて、やって来るであろう過去にないほどの「暑い夏」を思って、ため息をついています。「いいや夏はモンゴルでクールに過ごすんだもんね・・・」
という事で、遅くなったのですが、BTOU本レギュレーション等資料関係の第一弾は発送いたしました。不明な点があればどしどしメールorお電話でお問い合わせ下さい。さてそれでこの週末はTBIの試走が本格化します。たくさんの写真を撮ってきて「きょうの一枚」にアップするのでお楽しみにね。
某銀行はBTOUに4輪まで参戦!もちエコなんですが・・・どうもドライバーは女性!のようです。やりますねえ。カブもリベンジ!!の模様で間もなく詳細が姿を現す予定の模様。
きょうの一枚
SSER 2DAYS CLASSICSより、SUPER-Nはもうすぐ!!いよいよ始まる2006年シリーズ。

2006/03/16 (木曜日)

春の大雨の様相。この頃の雨はもう少しおしとやかに降るものなのですが・・・これで週末は晴れなければ試走に黄信号が点灯しそうです。桜の頼りもチラホラなのですが、普通は桜の頃は長雨で、「ながめせしまに・・・」なのですがねえ。
さて、WBC・・・野球ね、韓国に負けたすね。でも大いに盛り上がったことは結構!なことです。で、例の誤審問題。いや誤審が問題ではなく抗議を受け入れて覆した判定が誤審につながったという、なんともはや、なお話し。同じアメリカを発祥とするスポーツ、アメフトでは「チャレンジ」という制度が導入されて、ジャッジに疑義ある時はベンチ(アメフトではサイドライン)はレフェリーにチャレンジを申し入れることができます。この場合オフィシャルクルーはVTRを見てジャッジの疑義を確認します。チャレンジが認められれば判定は覆りますが、却下された場合は貴重なチームタイムアウトをひとつ失うというものです。過ちを正すのにはばかること無かれ・・・な合理主義の発露にしてアメリカの建国以来の平等と正義の精神すら感じます。んでもって、何も映像記録に残らない時代ならいざ知らずTVカメラは言うに及ばず、数万人の目を黙らせるのは時代遅れです。良い所は取り入れてもいいはず。それが証拠にアメフトはテレビタイムアウトというのがあってCM放送のために決められた時間にプレイが中断されるというもの、なんかナンセンスなようですがコマーシャル主義なればこそで、どうも今回のWBCの放送を見ていると、あのイニングの後退のCMの多さとプレイボールがピッタシというところを見ると、どうもこの手法はやっているみたいですね。あっでも一瞬しかTV見てないから違うかもですが・・・見習うものの順番が逆のように感じます。
古くはラリーの競技審判も白い色のオフィシャルウエアを着ていました。・・・公正さを表現する色です。SSERもそれに習って白をアイデンティティ・カラーとしています。しかし白いものは汚れやすい!という事実も反面ではあるのですね。
きょうの一枚
SSERといえば白いつなぎ・・・いったい何着の白いつなぎに袖を通したことでしょう。過去のRRMゴールのCPでオフィシャルスタッフ

2006/03/15 (水曜日)

「やりすぎパナVs.PSE・・・おまけに外来語を日本語化?という連想ゲーム」と、わけの分からないタイトルで書き出した本日。まあ木の芽時(きのめどき)でストレスが多いやらで、何のお話かと言うと、こうです。最近デジカメを買ったらデジカメの箱の中から例の石油ファンヒーターの「お訊ね」広告のチラシがでてきました。デジカメがパナソニックだったということもありますが。「ほほう、さすが松下」そんでENEOSで給油したらレシートの裏は例の石油ファンヒーター、まあ石油つながり!でしょうが「やっぱさすが松下」と言わざるを得ません。確かにヤリスギの感はありますが、危険が予見できることに万全を尽くすというのは当然です。
タイトルにやりすぎ・・・と書いたのは、その内容よりも効果が別のところ(広告効果)に現れている点にあります。類似の案件を抱えた中小企業はここまでのことが絶対出来ないために、まあ厳しい立場に追い込まれる、ですね。企業防衛の広報戦略は危機を好機に変える!!のではありますまいか。んで例の古い石油ファンヒーターではないですが、PSE問題!古い電化製品が危ないと言うお話・・・PSEそれは狂牛病のお話ではなくてProduct Safety Electrical Appliance &Materialsの略なんだそうで、経済産業省の所管法律。最近オーディオにはまっている僕たちにはちょっと深刻な話で、要は古い電化製品は売買しちゃだめ。という法律。
1999年?に制定されて猶予期間の果てに間もなく発効らしいというのですが「全然知らなかった」という人が多い。もちろんボクもそのひとりです。経済産業省のHPなんてよく見に行くボクがですよ・・・で、知らなかったでは済まされないのが法律なのですが。「PSEと言われてもわけ分からんねえ。」と思っていたら国立国語研究所が外来語35語を日本語に言い換える!という発表。「アクセシビリティー・・・利用しやすさ」アクセスを利用と言い切るのはいかがか?「オーガナイザー・・・まとめ役」これは困った。そんなことよりBSE、PSE、CEO、COO、GDP、CSTO、SCE(これは企業名)とまあ今朝の新聞の一面にはこのほかにもたくさんのわけの分からない頭文字が踊る。
「もういいい加減にしてくださいよほんとに」
「すいませんBTOUってどういう意味ですか?」
「ありゃりゃ」
「RCPは?」
「およよ」
「でほんとはSSERってのは何の略語なんですか?」・・・ケッコウ人には批判しつつも、そんなコトバが好きだったりするボクはまとめ役。
きょうの一枚
スーパーNも近づいて来ました。文句無く面白いので、ぜひ!ヒストリックも楽しいですよん。

2006/03/14 (火曜日)

雪が舞う冬寒のような春の日。空は鉛色ではなく全体に明るいのですが、遠くに見える山は裾野まで雪化粧。春が来たかと思うと冬に戻りつ、を繰り返しながら春が来るから価値があるのでしょうね。白い峰峰を眺める度に少年時代の思いが蘇ります。特に春の山。美しくて厳しい。優しくて激しい。そんな感じでした。まだゴアテックスやダウンさえも無い時代(ダウンはとんでもない金額でデビューした頃)でしたから、春の山は特に厳しかった。
昨日のOVの藤原さんの現職が間違っていました。東京大学ではなくて御茶ノ水のようでした。お詫びせずに訂正いたします。それは名古屋の950ADV.乗りのOさんからご指摘のお電話・・・「BTOUは、950で行きます」「おお!」「ところで昨日のOVですが・・・」既に彼は「国家の品格」を読んでいました。数学者なのに情緒的だとかの人物評から始まって「あなたは右よりだね」「いやボクは極右だ」「・・・・・」ボクも冗談のようにそんなに言うことはあるけどハッキリ言われると、少しだけたじろいだ。「親父の新田次郎は富士山測候所を作ったのって知っていた?」・・・おお得意なところに話が戻ってきた。「芙蓉の人」や「富士山頂」で知っているね!「知っているよ」と答えたあと新田次郎のことを考えた。多分全部に近く読んだと思うのだが、よく覚えているのはわずかだ。高校生の頃だからね。特に「孤高の人」は素晴らしかった。「孤高」というコトバもイメージもこの本による刷り込みなんである。加藤文太郎という登山家の物語で、登山家を社会と相容れない人間というイメージを醸成させたという点では、「いかがか?」と思わなくは無かったが名著ではある。それ以外の山の本も多かれ少なかれ主人公は社会生活の欠格者のような設定が多い。まあ事実もそうだったんだけどね。まあここらがきっかけで、山の本には奥深くはまって行きましたね。
電話の話が盛り上がって、「この前の名古屋ではゆっくり話も出来んかったね」でTBIの前夜にゆっくりと呑みに行こう!という話になりました。おや、なんか前夜は何人かとも約束しているぞ・・・どーか名古屋の夜のような激しいことになりませんように。
きょうの一枚
事務所の奥に「社長室」を作る予定なのですが、ここんところこういうのに占領されています。試走の出撃準備は出来ているのですが・・・・・寒いので。

2006/03/13 (月曜日)

「パスポートが替わる」
ICパスポートの受付が3月20日からスタートします。ボクも残存期間が中国の入国用に厳しくなったので書替え!と思って外務省のHPに行くと「ICパスポート」あたらしもん好き!は早速この手続きをしよー!と思っていますが、注意事項を読むと「ただし、提出する写真の規格が変更になり、写真自体の大きさは変わりませんが、顔の占める割合が大きくなります」ってやだな。さらに「IC旅券に格納されているICチップは電子部品です。IC旅券に強い衝撃を加えたり、高温の場所や磁気の強い場所に保管したりすると、ICチップに異常を来す恐れがありますので、取扱いには注意が必要です。」って、かなりまずいかなあ。ラリーカーや試走の時には持っていけない?でもきっとICパスポート用のケースなんて作っているメーカーもあるんだろうね。
「国家の品格」藤原正彦著のお話
この本のことも藤原正彦という名前も知っていたけど「また今度読んでみよう」くらいに思っていた。本屋に行くとベストセラーとして置かれているし。でも日曜日の朝のTVに出演していた藤原正彦さんを見ちゃった。彼が新田次郎の次男だとは知らなかった。今は東京大学の数学教授。若い頃新田次郎の小説はよく読んだなあ。「孤高の人」や「八甲田山死の彷徨」山に登る者たちの愛読書だったかも。・・・でその、藤原さんの話し振りに実に感銘を受けた。歯切れが良く明快。竹村健一も「テレビでそこまで言うか!」と驚く。まあ内容はもちろん論議を呼ぶものであり、単にストレートに受け入れるかどうかは読者に任せるべきだが、武士道や伝統、日本人の美意識などについては、考えなければならないだろうと思う。理論的で数学者らしい構築だが内容は数学家とは思えない情緒的な理論?いやボクは一発でファンになった。
「F1スーパーアグリの完走」
佐藤琢磨はボクと誕生日も血液型も同じ!なんとかバーレーンのスターティンググリッドにたどり着いて欲しい!と思っていたのだが、なんとゴールにまでたどり着いた。素晴らしい!何がどうにせよ輝かしい第一歩だ。ヨットのニッポンチャレンジも復活しないかなあ?20年くらい昔の話かな?酒の席の話だけど・・・日本人が難しいものとして「純国産のF-1チームとアメリカズカップ。そんで少し手前味噌で砂漠のラリーのオーガナイズ」立ち上げることも困難ながら、続けることはさらに困難なのではありますまいか。
きょうの一枚
土曜日の試走中!!日曜日は雨でしたからね。桜と言ってももソメイヨシノじゃないんでしょうが、咲き始めて四国路は春爛漫までもう少しってのに今日は小雪。桜色に菜の花の黄色に小雪の白、パステルっぽくて淡い春。

2006/03/10 (金曜日)

この週末、いよいよF-1が開幕する。日本人悲願の純国産チーム、スーパーアグリもスターティンググリッドになんとかたどり着けたのだろうか?チームのオフィシャルサイトはトップページのまま止まっている。世界に向けてアピールしなければならない新規参入チームのHPがこのままではイカンのではないか?何が起きているのだろうか?と心配。ヒマならネット上を捜し求めていけば情報は手に入るのだろうが・・・あいにく。で、最近見たテストの画像では、純白のボディが虚しくも美しかった。ノンスポンサーなのかティーザーをやっているのか不明だ。
でもホントは僕は知っている・・・サマンサタバサっていうアパレル系の、というかジュエリーと女性用のバッグなどのメーカーで、今度大人のメンズブランドを立ち上げる会社がパートナーになったらしい。するとカラーリングはパステル系?でもメンズはキング・・・きっとゴールドみたいな色かなあ?いずれにしてもチーム・スポンサー相互の成長を祈りたい。
それにしても男たるもの、カートからスタートしてF1チームのオーナーになるまでというのは、荊の道だとしても素晴らしいことなのだ。一時は加盟金だか保証金だかすごい金額が未納で危機的な状況だったというニュースもあった。が、まもなくそれもバーレーンの第1戦のスターティンググリッドで昇華する。いやそれからも荊の道のりだろう。ボクたちもじっくりと応援したいと思う。モータースポーツに“まだ”夢を!!さあちょっとF1のサイトに行ってきます。
きょうの一枚
今日の一枚は岡山の中原さんからいただきました。
花村萬月のツーリング小説「たびを」を知人からもらったのですが、1000ページもあって読書もラリーみたい・・・です?

2006/03/09 (木曜日)

「レギュレーション&ルートインフォメーション」

本日BTOU2006の最終レギュレーションがまとまりました。ちょっと遅くなりましたが・・・間もなく皆様のお手元に届くはずです。またルートインフォメーションについても初期の案内と「10倍・・・」での内容に若干の違いが生じてきております。基本的なルート構想案は、西に向かうものですが10日間4000kmというボリュームとエコチャレンジとを勘案したものです。これまでの10年の地理的なノウハウの粋!?を費やして、素晴らしい風景と完璧なロジスティクスを目指します。「まるで芸術のような・・・」
それからTBIでは、今回四国西南地域が濃密になります!またゴールは変更。豪快な浜での漁師さんたちによる魚の饗宴・・飲み放題の生ビールのサーバー・・・(ゴメンこれまだ未計画)最終日の夜は素晴らしいものになります!!(***あくまでも予定です。)と、やりたいことと現実を埋めていくのがボクのこの20年余りの仕事だったかもです。
きょうの一枚
今日は新居浜へ行ってきました。なんか毎日毎日仕事とラリーの準備で、お出かけが続きます。今日の一枚は、そんな新居浜で撮った廃橋・・・今度はここのおシゴトです。

2006/03/08 (水曜日)

「GSにハイブリッド!?」
というニュースを見てビックリしていたら、レクサスGSにハイブリッドがでるのだそうですな。「GS」というのはただの記号で、意味があるわけではないんでしょうか?グランドサルーンとか言うんでしょうか?あとの車種はISとあとSC・・・セルシオのレクサス版はLSでしたっけ?秋には投入されて、待ちかねていたお父さんや社長さんがガッツリ行くんでしょうな。で「良くも悪くもトヨタ的ですねえ」という声はよく聞きますが、「トヨタ的な良いところとトヨタ的な悪いところ」というのは、よく分かるようでよく分からない日本的な曖昧さを意味する言葉で、トヨタがどーのこーのではないのではないでしょうか?
ナニイッテルノカワカラナクナッタ。それにボクは今日はトヨタのトヨタ的な素晴らしさを大いに褒めちぎろうと筆を執ったわけであります。いやそれしてやっぱりトヨタのハイブリッド、というかハイブリッドのトヨタ。何を隠そうハイブリッドは今や日本の戦略兵器でもあります。かつてのCVCCで全米を席捲したホンダどころの話ではありません。しかしあの時はマスキー法というのが、いやその法律の存在そのものが、カリフォルニア州ですが、アメリカの先進性の広報ツールになっていたのです。いまは京都議定書というのがマスキー法に変わるハードルとして産業界ことのほか自動車メーカーにのしかかってきています。
ブランドイメージを高める方法はふたつ・・・スーパープレミアム化でフェラーリを押しのける勢いで行くか?環境性能で突出するか・・・京都議定書の効果を待つまでもなく顕在化する温暖化の脅威に加え原油価格の高騰が後押しをして北米も環境問題は座視できないとなりつつある中で、ハイブリッド=ジャパンテクノロジーにまたまた新たな違う脅威を感じているのでしょう。植物起源の燃料エタノールの本格生産に乗り出すらしいです。
21世紀の最大の産業は環境業??環境が左右するのは実は食糧なのですね。飽食の時代から、考えて食べる「考食」の時代になることは間違いありません。「なあクマさんやエタノールは飲んだら旨いのかねえ?」「そりゃあおめえ、サトーキビから作るとか、とうもろこしから作るとか言ってるアルコールだろ、旨いに決まっているだろー」「じゃあそれはクルマに飲ませるって事は、飲酒運転もいいってことかい。クルマん中は、酒臭いんだろーな」
スイマセン!!今日はとても疲れていて分け分からないこと書きました。
きょうの一枚
今日田舎の小川で若い鴨・・・でも丸々と太ってて「ムッホが居たら、あれ旨いですよねって言うだろーな」と思いながら春の小川を眺めてました。場所は宇和島。ここの川に架かる橋の絵を描くというお仕事。

2006/03/07 (火曜日)

「HP-2はツアラーだったのか?というお話」
最近物忘れのひどさには辟易としている。仕事している時間の3分の1は、何かを探しているか、何かを必死で思い出しているかである。必然的に老人は仕事時間が増える一方なのである。たとえば昨年のGRMの時、マップホルダーをつけようと思って探したら見つからない。2日も探したのに・・・じゃあ「しゃあないタンクバッグで行くか!」と思ったら、これも出て来ない!!いよいよ明日の朝には出発するというのにぃ・・・と思いつつも・・・お疲れ様です仙波です。・・・に電話してタンクバッグをゲット!!でもやっぱり使い慣れたやつが良いなあ・・・とGRMから帰ってバイクをガレージに収めると、誰かがそこに置いたのかあれだけ探し回ったタンクバッグがある・・・しかも、マップホルダーがなぜだかその中に!「全く自分をのろいたくなった!」でも、おかげでタンクバッグは1個増えた・・・ということなのである。
ところが数週間後のある日「HP-2の純正のタンクバッグがありますよ」と例の「お疲れさま・・」の彼が言う。それにしてもその金額の高さに驚いた!!「バイク買えるじゃん?」「いやバイクは買えないでしょ」「うーーん」「やめときましょ」「当たり前だよ、そんな高いタンクバッグ買えるわけないよ」しかし考えた。「そーいや俺タンクバッグもっていたかなあ?それにヴィトンのバッグほどの値段のタンクバッグってどんなんだろー?」HP-2が届いて1ヶ月後にドイツからでしょう、バッグが届きました。いい加減なものだったらBMW-Japanに電話して文句言ってやろー!とそれは楽しみにしていたのですが、届いたそれは実に見事な!テールバッグともども「さすがBMW」な一品。よく出来ていて品質もヴィトンのそれ、いやエルメスも・・・とかって言うのは大げさに言ってるんだからね・・・HP-2のロゴも美しく・・・・・しかし「何でこんなものにこんなにお金かけて作ったんだろー?」という疑問がわいてきます。「HP-2ってツアラーじゃないんだぜ、こんな2泊3日くらいのツーリングにでも行けば?みたいなバッグいらないだろ」買っておいて届けてくれたお店の人に毒づく。「いや、案外HP-2ってロングツアラーなんじゃ、ないすか?・・・これはセンバクンの弁ではありません」どーもその通りなんです。まさにTBIやモンゴルや、アドベンチャーなんて称しているのはタンクキャパシティが大きいよ!という意味で、その意味ではHP-2は心もとない部分ではありますが・・・そんなことはツアラテックかアチェルビスが近々解決してくれることでしょう。それにしてもツアラテックのデリバリーの遅さ、なんとかなりませんかねえ。
追伸・・・ほんとにHP-2はご機嫌なツアラーです。あれ店頭で試乗できれば、相当多くのお客さんを取り入れられますよ。スクリーンとかつければOK!ハンドルヒーターはさすがに言いにくいなあ。
きょうの一枚
TBIから、高知の山の中に延びる林道。よくもまあこんなに!と思うくらい先人たちは山を開き道を抜き・・それらを産業資産とでも言うのでしょうか?今はその産業資産を観光資産との供用または共存策の必要性を痛感します。ボクたちが通るのは観光!って思われたくないんだけど・・・。

2006/03/06 (月曜日)

ご案内の予定??のご案内
TBI2006に招待されるBTOU2006初出場予定者にむけた講習会が行われます。スケジュール的に「それは厳しいーー!」かもですが、2006年4月28日午後です。場所は奥道後ホテルまたはSSERのオフィスを予定しています。午後4時から午後5時までは、菅原義正氏によるラリーレイド参加の心構えと綿密な準備、そして走り方などを中心とした「始めての海外ラリー講座」さらに休憩を挟んで午後5時15分からは、山田徹氏ってボクのことだあ?によるモンゴルでのナビゲーションを中心にした「ラリーナビゲーション講座」などが開催されることとなりました。そんな講習を聞いてそのあと1週間のライディングは相当に役に立つはずです。そんでもって夜は懇親会・・・・・ここだけは誰にも教えたくなかったあのお店で・・・・・渾身の懇親会っ!!これまでこんなに旨いもの食ったことが無かった!!と言わせてあげます!!H木さんもどおー?!ホテル送迎の往復バスも用意しますからご安心下さいね。ちょっと前倒しのGW休暇をご計画くださいな。
さて巷は汗ばむほどの陽気・・でも今日は雨。先週末はついにTBIのルートセイサクが始まりました。おそらく延べ日数で3週間かけて仕上げてゆきます。4月になると雪も解けて年度末の工事も終わるので数日がかり(約7日間)で仕上げて行くのですが・・・問題はスーパーN!!オーマイガ!!なので、どのように段取りをつけたものかと悩んでいます。ちなみに今、林道は四国といえども雪に閉ざされているのでした。
きょうの一枚
TBIで14年間通ってもこんなに晴れてたのは、おそらく一度だけな四国カルスト・・・今年はきっと晴れ!かな

2006/03/03 (金曜日)

今日はなぜか海外の仕事が多い日で、フランスやらカナダやらとメールのやり取りをしています。海外からのこのサイトの英語化の圧力が強まっていて「ううう・・・外圧に負けてなるものか!」なんては全く考えていません。ただただ手が足りないというところでしょうか。いや、でも確実にヨーロッパ系の参加者は増えることでしょう。期待していてください。
あと女性参加者!の皆さん。もっとどんどん参加してきてください!!なんて言うか女性のスーパーパワー!去年のエコを走っていた(ってもふつうのラリー選手より早く帰ってくるんだもの)あのガッツを!毎晩徹夜朝帰りの連続の果てに帰ってくるあの赤いバギーのドライバーのように・・・ボクに、いや参加するみんなに夢と希望と笑顔と優しさを与えてください!!心からのお願い!!です。
それにしてもここのところ、天気が良くても気温は低い「早春賦」の歌詞みたいな毎日ですが、もうボクはTBIのコース制作のことでお尻に火がついてきました。スーパーN!ヒストリック!!BTOU!!!ボクの春は充実しつつもハードで厳しいのであります。
きょうの一枚
今日の一枚は、どうもモンゴルの動物シリーズ?!今日は山羊。最近モンゴルはカシミアが高値で売れるということで、特にこの白いカシミアの取れる山羊が増えてきました。でもまあナニゴトもバランスよくね。

2006/03/02 (木曜日)

今年のBTOUの10Kgバッグのデザインをした。製造個数は120個だ。案外多いのだ。またこの10Kgはメッチャ重宝している。最初からのを全てコレクションしている人も居るし、僕なんか1個丸ごとダウンシュラフ入れにしている。適当に丸め込まなくても押し入れられるしスペース余裕あるから細々とした物はシュラフの隙間に放り込める。
もともとこの10Kgバッグが誕生した経緯を説明しようか?それは1996年第2回RRMのエタップ1。この日はウランバートルからツェツェルレグという町までの長い1日。参加選手の貨物を運ぶトラックの出発が遅れたのは知っていた。ツェツェルレグという町は標高の高いハンガイの山の町、 もちろん夜は寒い。選手のテントやシュラフも朝まで届かなかった。つまり過酷な夜を全員で過ごした!ということである。翌朝「さあースタートだぞ!」と言うと「マージー?!」という大ブーイングが、そういえばあったような。そんなこんなで2日目からは全神経はこの貨物輸送に傾いてしまったほどである。
翌年「選手のシュラフとテントだけでも先に到着させるために飛行機をチャーターする」というところから話が始まり、「それじゃあ制限重量を10Kg最大100個で1トンならヘリでも運べる」「人間乗らなくて良いんですか?」「うーーん」てな感じで10Kgバッグシステムが始まった。
一人用テントとシュラフを完全に納めて10Kgにするベストなサイズは?と数日間の試行錯誤の結果!誕生したベストサイズ。
98年のパリダカ、ヨーロッパの港でマシンを預けて船室に登る日本人参加者の、なんと多くがあの10Kgバッグを持っていること!!
今年のはちょっとおめでたい系の色です!オタノシミニネ
きょうの一枚
草原の会長じゃなかった怪鳥・・タス!子牛くらいの大きさがあります。でも希少種になってしまいました。素晴らしい生態系を蝕まないで・・・・・この数年で野生動物は激減傾向のモンゴル。多くは中国人などによる簒奪。地下資源も石炭はモンゴル産が良質だとかで、なんとあのゾーモットにまで中国は鉄道敷設計画があって、どうもこれはモンゴル政府が拒否した模様ですね。

2006/03/01 (水曜日)

いよいよ3月!!ボクたちは2月末決算なので新年度!の始まりなのです。
最近は日経新聞の堺屋太一さんの連載小説「世界を創った男・・チンギス・ハン」にはまっています。今はまだチンギス・ハンは少年時代でテムジンと呼ばれる頃なのですが、それにしても作家の深い創造力に感銘を受けています。
21話ではホラズムから来た隊商の話、彼らの言葉が大阪弁にしてあるのが面白いです。そのイスラム商人の少年の言葉から、テムジンはさまざまなことを教えられます。「ホラズムの商人の間ではこういいます。徳あるものは才がない、可愛いやつは利を生まない。・・・なるほど、可愛い者だけを使っていては大きな利益は生まれんというわけか・・・テムジンは深くうなづいた。」
まあ堺屋先生は少年期のテムジンが、何に影響され誰と出会いチンギス・ハンという世界に無二の人物を形成させていったか!について壮大な歴史の中から仮説を立てて、その世界を創った男を作り上げようとしています。まるでクローンでも作るように。作家であるよりも学者であるかのようなイメージを強く受けます。世界の辺境にあったモンゴル族が、どのようにして歴史の舞台に現れてきたのかが、もうすぐ書き表されていくことでしょう。
そんなモンゴルは、いまはひっそりと21世紀から取り残されているようにも感じられますが、ボクは実は21世紀後半はモンゴルが台頭すると考えています。モンゴルは厳寒の地!だと思っている方も多いですが、北海道くらいだとも思ってください。標高で言えばウランバートルでも1350mくらいだし、日本の冬でもそのくらいの標高に上がると寒いってもんじゃないでしょ。
まあそんなことはともかく、広大な土地と豊富な水。大平原に吹く風力は巨大なエネルギーとして無尽蔵に取り込むことができるでしょう。またこれからの環境技術でさまざまなものを作ることが出来るはずです。緑豊かな1辺が数百キロもある平原なんて世界にはもうここにしかないだろうし、アジア経済圏とEUを陸路で結ぶ文明の交差点?でもあります。もちろん陸路でなくとも巨大なハブ空港の建設も可能。また人々は自給自足の生活ができる国で、それもやむなく自給自足の生活をするというよりも、国民の多くがゲルで暮らす遊牧の暮らしが良いと思っているわけですから、日本の企業がウランバートルに高層マンションやら住宅を建てて近代的な暮らしがベスト!だなんて、間違った価値観を与えてはいけない!と思うのであります。世界が人口爆発による食糧危機に直面した時、温暖化の影響で生活する土地を失っていく時、地上に残るプリミティヴな大地として、この国は燦然と輝きを放つとボクはそう思います。でも中国の資源を求めてのモンゴルでの簒奪は過去の歴史を見るにつけ漠たる不安を強くする昨今ではありますが。
きょうの一枚
モンゴル犬の子犬。遊牧民の暮らしに欠かせない家族の一員です。とても賢いモンゴル犬、ですが純血種が少なくなってきてるとも言われてて、ラリーに同行しているボルドサイハン医師もいつも探しています。特徴のひとつ目の上にある丸、「目が4つあるから悪い人がすぐ分かり家畜や家庭を守る犬」と言われているそうです。目の上にある2つの丸に注目してください。

 

Organisation Voice 2006/02/01 (水曜日)

名言というには程遠いのですが「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」これはマンション会社の社長が国会の参考人招致での、国土交通省に対しての発言。いや、そんな話ではなくて、全くいい加減にして欲しいのはスパムメール。

気分よく出勤して「さあ、今日も一日頑張るぞー」とパソコンを立ち上げ、淹れたてのコーヒーの湯気越しにモニターに映し出される壁紙はモンゴルだったりHP-2だったり。でメールを確認すると「ギョヘー」と、半分か多い時には70%くらいがわけの分からないメール。特にサブジェクトが巧妙になってきていて、うっかり開くと、どれも同じような内容で実にばかげているのですが、もう朝のやる気は消失。これはきっと日本の働く男たちの仕事のモチベーションを下げさせる為の某国の陰謀ではないのか!?と疑いたくなります。「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」というのは、こういうときに使うのですよO嶋さん。

てなわけで、これの対策はどうなっているのか、誰か教えてください。ボクの推定では経済的損失は直接間接で年間約2500億円くらいに相当します。って全く根拠はありませんが。こんな違法なことが、いつまでも野放しにされるのでしょうか?

違法なことと言うと、世の中には実に氾濫していて「これくらいではいいのではないか?」というグレーゾーン。某ビジネスホテルチェーンの社長は「それは制限時速50kmのところを56~57kmで走っていた程度のことなので」状態は、どうも良いらしいというのもねえ。で、それで気になるのはやはり騒音測定。正確にできないのなら「やる意味はないのか」という議論。回転計を付けて最高出力回転の50%で云々」どうみても最高回転の50%くらいで加速して行っているマシンはないしなあ。違法と合法。その境界線のなんと曖昧なことかと思う。さらに合法ならばなんでも問題なし・・・というのもいかがか。オフィシャルミーティングでのヒトコマ。

騒音問題におけるボクの発言(いやこれは決定項目ではないので悪しからず)「嫁さんの実家の義理のお父さんが寝ている家の前で、夜の12時に30分間レーシングしてOKを貰ってきたらクリアということにしよう」「独身の人はどうするんでしょう?」

そーだ。30代男性の40%が独身なんだってね。なるほど、「だから騒音問題が決着しないんだ」「???」ごめんなさい月初めそうそうに。
「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」って言われないようにお互い気をつけましょうな。

きょうの一枚

1984年パリダカール、ガストンとティエリー・サビーネ。もうすぐダカールか?ガストンは輝かしい初優勝の直前の姿。多分ニジェール川のハシケの上じゃないかなあと思われます。ガストンの横はオリオール、腕だけ見えてるのはR.ロワゾー、この年はJC.オリビエの一つ前、総合5位でフィニッシュ。

Organisation Voice 2006/02

2006/02/28 (火曜日)

全く春の日のような一日、ですが月末。2月も終わります。明日からは3月!!いよいよTBIの試走が始まります。山の雪は例年より多いことでしょうが、春の訪れは四国では確実に。
「深謀遠慮」
ボクは民主党の戦略は、「まだまだ敵を引きつけておいて」くらいの戦略ならすごいなあ!と思っていた。そこまで深謀遠慮が出来ていれば、現代の諸葛孔明といわれるほどの男が居るんだろうなあ?とも思っていた。やっぱりホンモノのメールが手に入っていて、わざと敵に偽物を見せておいて、相手に攻めるだけ攻めさせておいて、そう赤壁の闘いみたく、一晩で数万本の矢を手に入れて、最後は風上から火を放つ。風向きが変われば、その劫火に焼かれるのはみずからなのだが・・・そんな戦略ならすごいなあ。預金通帳も実は持っていたらすごいなあ。「よし、そろそろいいか、発表するか?」「いや、まだだ。今日の記者発表会でマスコミをさらに調子づかせておく。民主はもう終わりだという袋小路にまで追い込ませておいて、向こう側から火を放つ・・・自民はその劫火に焼き尽くされる。もうあと3日待て」「ヤツはどうする?」「彼は国民の非難を一身に浴びさせておく、そして数日後にはスーパーヒーローとして復権する。」「そんなにうまくいくかね?」「このくらいやらないと保革逆転劇は描けない」「でも、そんなことするとあなたの敵がヤツになる可能性もありますがな」「大丈夫!あるものを握っている」来年には民主党政権が誕生。そんなわけないか!!!
スンマセンわけの分からないこと書きました。いよいよ2006年のシーズンが始まります。先のプレゼンテーションでの発表資料は、お越しになれなかった方にはPDFでこちらのサイトからダウンロード出来るようにしておきました。とても楽しい?毎日でした。来年はもっと範囲を広げて、本当に日本全国で一杯やりましょう!じゃなかった発表会やりましょう!!ウコンの力!でお酒いくら飲んでも眠くならない、新しい自分を発見。これはこれで危険かもですが。
「ヒストリックを走ろう」
いまJRMのガレージには、モンテッサ、ブルタコに加えXT500なんてのまでが出番待ち!スーパーNに併催の「ヒストリック・エンデューロ」で身内対決が予定されています。そーだHP-2の試乗会も併催しよ。ほかにもいろいろ予定していますよ!!
きょうの一枚
昨年のヒストリックエンデューロのスタート風景。製造年の古い順にルマン式スタートという体力もいるぞ!なシステム。ゼッケン2番のダッシュに注目。

2006/02/27 (月曜日)

日曜日の遅くに松山に帰り着きました。先週雪の札幌をスタートし、いや正しくは大雪の芦別市を皮切りに、東京・名古屋・大阪と4会場で開催したSSER PRESENTATION 2006!!
ほんとうにたくさんの皆さんにお越し頂きました。東京の2次会ではジンギスカン!旨かったですね。お店のお肉は絶滅!名古屋の夜では、焼鳥屋さんのネタを絶滅させ、3次会4次会はなんか大炸裂!をしてて、力尽きかけながらも夜明けの冷たい雨の中をホテルに帰ったと思ったら気がつけば大阪ATCに到着していました。大阪ではほぼ意識不明の状態の説明会、温かい皆さんに励まされて元気になりました。本当に皆さん有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。また今後は2次会の場所の入念な準備をしておきます。というかホテルのバンケットで発表会をするのがいいかもだね。またゲストスピーカーをお引き受けいただいた皆様にも御礼を重ねて申し上げます。シーナ先生も有難うございました。歯!調子良いです。噂にたがわぬ名医でした。
さてそんな週末を過ごしていて見逃しただろうと思うトリノオリンピック・・・実はLIVE!で見ました。フィギュア女子シングルフリー・・・酔っ払って寝たもののトイレに行きたくなって起きてテレビつけたら・・おおっ!ひとりで夜明け前に・・・・・開会式ではパヴァロッティのアリア。 プッチーニのオペラ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」を歌い上げてイタリア文化と情熱を強烈に世界に印象付けましたね。開会式の中身は当日まで完全に伏せられていたので、こんな演出が予定されているとは想像もつかなかった荒川静香、大会前にフリーの曲を「トゥーランドット」に急遽変更した偶然に「運命を感じる」という開会式直後の彼女のコメントを聞いて「うーむ」とボク。・・・アジアンビューティな顔立ちの彼女に、あのオペラ「トゥーランドット」舞台は古都北京の紫禁城、そう故宮です。なんとも完成された組み合わせの妙。ボクも運命のようなもの?を感じてひとりで「ウンウン」とうなずくばかり。安藤美姫は同じくプッチーニのオペラ「蝶々夫人」を選びましたが、ややミスマッチ感ありです。
そのオペラ「トゥーランドット」を説明しようと思ったのですが、WEBで検索をすればまあ完璧なわけで省略。このプッチーニ最後、未完の「トゥーランドット」おそらく今年日本で流行ります。ボクが予言したコヤジという言葉もついに登場しています。「もうなんでも予言しちゃいますね!」「そうだなあ、占い師になろうかなあ?」「変な呪文をかけると・・・・・ねえシーナセンセェ!」「夜生まれて、朝には死んでしまうものはなに?」
きょうの一枚
各地の発表会の会場に飾られたパネル。たくさんの方にお越しいただいて盛り上がった1週間でした。

2006/02/23 (木曜日)

東京に着いています。六本木ヒルズは不夜城。今度東京地検特捜部が、電気無駄遣い法違反容疑で強制捜査に入ると言ううわさがあります。ありませんけど。いやいや凄いねえ、東京の今は!同潤会アパートの後のなんとかヒルズも見に行かないとね。この間までヒルズといえばコーヒーブランドだったのにねえ。しばらく東京に行ってないと、東京が日本だということを忘れそうですね。
明日は東京プレゼンテーション・・・相当多くの方がお運びいただけるようですが、まだお申し込みが出来ていない方もOKですから、どうぞおこし下さい。いやビックリするほどのそうそうたる方がお越しいただけるようです。ゲストスピーカーは菅原義正さんと横田紀一郎さんほかです。桐島さん長谷見さん、打田さん、川合さんほかほかお話を伺えれば楽しい方が沢山・・・・
きょうの一枚
今日も車検会場から。今日はそんなことで東京プレゼンテーション!!もうエントリー用紙送った?明日(2/25)はTBI2006締め切りです!えっ、しつこい?

2006/02/22 (水曜日)

偽装メール?騒ぎで朝からTVがうるさいこと。どうして政治家は人の話を聞いてから自分の意見を言わんのだ?それにしてもいつも自分たちでコトの本質を見えなくしてしまっている。民主党も昔の小泉発言をまねて「大量破壊兵器が見つからないといって大量破壊兵器がなかったということにはならない。だいたいフセインが見つからないからといってフセインがいなかったということにはならないだろ!」みたいな面白い発言でやり返したらいいのにな。たとえば「メールが仮に偽物だったとしても、金の受け渡しがなかったということにはならない。だいたい大量破壊兵器が・・・」という風にだ。
まあ、お金くらい動いているでしょ。というのが国民の共通認識かもです。だからやっぱ身の潔白を証明すべき・・・なのですが、仮に誰かさんの息子が選挙コンサルティングをして費用を貰って、どこが悪いのかいな。適法に会計処理されてたらってまだ年度末じゃないだろうしね。
さて東京行きの資料もまとまりつつあって、いや札幌と同じなのですが、ボクの言い出した環境コンシャス調達社内規定(国のグリーン調達法とは違う)で、印刷用紙やインキやコピー用紙までもが、厳しい社内基準が設けられまして、そのくせ夜中まで空調全開にしていたりして(いやもうそんなことはありません、温度基準も厳しいでおます)そんなこんなで資料制作が時間がかかるようです。やっと無くなった名刺もケナフで数年ぶりに作り直して・・・封筒も何もかもケナフ。ケナフはご存知の方も多いと思うのですが1年草で成長の早いオクラみたいな草です。1995年ラリーレイドモンゴル創設時からこうした紙を使用してきましたが、当時は高くて!!厳しい財政難にあって一時は断念。じゃあ今は財政的に余裕があるのか?というとそうではなくて初期に比べると紙の価格が普通紙並にこなれてきた、という事も理由です。これからSSERを陰で支えるデザイン部門も、非木材紙以外での印刷受注は致しません!ということにしようかと思うんですけど・・・またまた利益を圧迫することでしょう。
きょうの一枚
TBI2005の集合場所となった、とある大きな橋の下の県の用地。借りるのに苦労しました。車検もここならスタートもここ、もち1週間のトランポ置き場にも・・・結構記憶に残る良い場所でした。今年はここは使用せず?!奥道後ホテルなのです。そのTBIも間もなく締め切り!2月25日ですよー!

2006/02/21 (火曜日)

トリノ五輪も終盤の今週末、といっても週の半ばにはすでに車の旅で東京に向かいます。3会場分の資料やらなにやらで満載のトラベリングバス状態・・・!札幌での好感触は「やはり動かなければ見えてこないものの多さ」を強く感じました。翻って言えばネットの危うさとでも言いましょうか・・・これからはもっと(えーーっ、もっとお?)動いて、もっと発信して行くんだい!との思いに至る昨今でございました。・・・にしても主催者=競技運営者としてのボクたちにとって、競技とはなんだろうか?と考えたりします。いやトリノを見たりしてね。4年に一度のオリンピックや隔年開催などの国際大会。毎年世界各地で開催されるさまざまな競技会。はたまたシリーズ戦とかサーカスとか言って1年間にたくさん開催される競技。いったい世の中に大小併せるとどのくらいの競技会があるのでしょうか?モータースポーツはともかくもサッカーや野球、ラグビーや水泳や柔道やバレーボールや・・・さまざまなスポーツ競技、それはものすごい数が存在するはずです。
スポーツとは何か?なぜ人は闘い、挑み、ゆえに苦しみ悩むのでしょうか?いったいそこに何があるのでしょうか?自分のライフワークからその部分の視座が欠落してはいまいか?会社の名前には○○○コンペティション・・・なんて名前を付けてもうおよそ20年。コンペティション=競技、そこには実に他を寄せ付けることの無い勝敗の世界。よほどの場合を除いて勝利者とそうでなかった者たちに分けられるはずです。ひとりの勝利者が讃えられ、そうでなかった者たちには賞賛が贈られないのでしょうか?もちろん答えは否なはずなのですが・・・・・・・マスコミも実は気がつきながらジレンマと葛藤しているようにも見えはします。
最近までボクは「オーガナイズの時代」なんて事を言っていました。オーガナイズ・・・英語のストレートな意味ではないですが、やはりさまざまなイベントは素晴らしい効果をもたらせます。人と人が出会い、時に闘い、時に喜びを分かつ。ボクは「イベントのチカラ!」と言うものを最近また意識しはじめました。企業がメセナを語った時のように・・・。

イベント、つまりお祭りは「ハレとケ」人々の日々の暮らしの中にある日常と非日常。この繰り返しの波が大きいほど日々の充実感は高いのだろうと思います。きっとリオのカーニバルのように。きっとオリンピックのように。きっとパリダカもそうだ。でオーガナイズの時代は「参加者となる、競技者となる時代」という風に流れが変わったように思うのであります。
「コンペティターの時代」勝負師ならずともコンペティションの中に身をおく充実感こそが人生だー。
きょうの一枚
TBI・・・美馬のビバークの夜。2006年、美馬は多分使わないでしょう???

2006/02/20 (月曜日)

札幌のプレゼンテーションにご参加いただきました皆様!本当にありがとうございました。北見から留萌から!はANAホテルの方も驚いていました。すすき野の夜もなかなかのものでしたね・・・八角、旨かったです。
でも僕は、どうしても言いたい。それはどこに行っても「暑い!」ということ。これだけエネルギー危機や地球温暖化が全地球的な関心事になっているというのに、どこに行っても室内ではTシャツ1枚がちょうどいいのです。ボクは行く先々でセーターを脱ぎ、パタゴニアのインナー1枚で「いやこれでもまだ暑い!」という状態。エアコンのリモコンを見ると25度!なんて標準、28度のところもありました。でこの状態で24時間!ホテルでは窓開けて寝ましたよ、まったくぅ。小池百合子さんに言いつけるぞ!とにかくウオームビズ!マイナス6%クラブ。ボクなんて四国のオフィスではダウンジャケット着て仕事しているのに、北海道の人はTシャツ!でもまあ北には北の(いや北っても、あの北ではありませんよ)習慣があって、あまり南国人がドーノコーノ言うことじゃないかもですけど。
さて、今週は東京・名古屋・大阪!と東海道を一気に!!東京はプレス発表も兼ねてはいますが、こぢんまりと和気あいあいと・・と行きたいものですが。どなたか懇親会のセットをよろしく。
きょうの一枚
外は寒い!中は暑い!という札幌。ホテルからパチリともう一枚は熱気ムンムン発表会!!の模様。

2006/02/17 (金曜日)

札幌は雪の中、今日の道路はつるつるでなかなかスリリングでよろしい。池町君は北日本の学生を変わりバンコに横に乗せてテストコースをVIVIOで盛大に雪煙をあげて周回を重ねていました。ガストンライエミュージアムの場所というか建物の第一候補が決まりました。新たに建てるのではありませんが、芦別温泉のスターライトホテル横にある石造りの二階建て。いい感じです。これから発表会がはじまるので春木さんもやってきて打ち合わせ!のはずがトリノオリンピックを見てます。「やっぱり雪の町で見る冬のオリンピックは良いなあ、って書けば」だって。
いつも思いつつ失敗するのは、冬に北国に行くときの厚着。室内では半そでシャツで良いのについついインナーはパタゴニアのすごいいいやつ(ムチャ高い!)で、暑くて暑くて。同じように夏に暑いところに行くときは防寒?が必要なわけです。
でもこうしてウエアリングを考えて旅に出ても、いつも完璧!と思えるときがないんです。ラリーのスペアパーツ選びにも似て。そこで高機能ウエア!のことが気になりますね。最近のウエアはすばらしいみたい。ゼッケンっていうかビブ!あのトリノオリンピックのみたいに発色性のいいストレッチのようなのがほしい!選手もオフィシャルもあれが良いのではないかと僕は考えています。誰かディストリビューターをご存知の方!教えて!デサントかな?
きょうの一枚
その雪の中にたたずむガストンライエミュージアム(候補地)いいでしょ。ここが次のガストンライエミーティングのスタートゴールになる!予定です。で、レンタルできるGSもあると思います。げっHP2も?

2006/02/16 (木曜日)

北海道に来ました。プレゼンテーションは明日の夜なのですが1日早く入って芦別に来ました。ここで菅原さんや池町さんらと合流しました。そして夜の会のちょっと前に温泉!今にも雪にうずもれそうな芦別温泉の露天風呂で、そういえば秋に春木さんと入ったっけ・・・でこの数週間の嵐のような多忙の日々の汗を流すと、もう眠くて。で北海道4デイズをどうするか?ミュージアムの計画をどうするかという長い夜がこれから始まるのです。
きょうの一枚
モンゴルの美しい緑のじゅうたん。今年も素晴らしい景色があなたを待っていますよ。

2006/02/15 (水曜日)

言ってみるもんだねえ。というのもブルタコの写真。届きました。あの頃の憧れのマシン。あんた憧れ!憧れ!って、もう次から次からでてきて、そのたびに買うの手に入れるのって、とんでもないことです。でもついでに憧れで言ってしまうとボクが一番欲しいのは・・・やっぱ言うのやめよォ。
「でも言っちゃうと楽になるかも・・・」
なんと1台だけいるんです、松山に。乗っているのは、昔パリダカのマシンをシェイクダウンで使っていた広大な敷地を持つ産廃処理場のオーナー!当時息子さんは中学生で、シェイクダウンを見に来ていた。で、その親父が買ったのをいまは譲り受けて、わかってかわからずか乗ってるんです、これが。その息子さんも30過ぎて、ひょんなことで事務所にやってきた。
「どう、あれ調子良い?」
「えっ、あれって?」
「あれだよ959」
「えっ、知ってたんですか?」
「バカ言うなよ」
「調子良いですよ」
そのあと走っているのを見たのは、夜の繁華街。
全身の力が抜けていくのを感じた。
「もったいない」

そう、あのルネメッジが、ジャッキーイクスが、ガストンとともに80年代半ばのパリダカを駆け抜けた栄光のポルシェ959・・・ロスマンスカラーが見事で・・・生産僅か200台。日本にはバブルだったせいもあって7台も入って来て・・・いやもっとあるという説もありますがな。
んで数年前はその現物のロスマンスポルシェ959イクス車がヨーロッパで売りに出ていて、アンマリ安いので思わず買おうと思ったら、ひとケタ見まちがえていて。そんな衝撃的な出来事があるんです。で、何でこんなこと書くかと言うと2日前に見たんです。夢で、買ったところを。でもエンジンがかからない。おかしいなと思ってリアのケブラー製のエンジンフード開けたら、カツオのたたきが置いてあるんです。ゴメンナサイわけ分からなさすぎ。
きょうの一枚
で959にしようと思ったけどブルタコ・・ブルーの色も当時のまま。ブルーのターコイズでブルタコ!じゃないのよ。親指立てたグーのロゴマークだけでも欲しいくらいの、憧れのブルタコ。あのライトカウルの形がレゴラリータしているねえ。センセー次はマイコよ!マイコって舞妓じゃないのよセンセー!

2006/02/14 (火曜日)

既に始まったぞ、ヒストリックの熱い戦い。「役員も参加しても良い・・・ということはヤマダさんも参加しようって魂胆だろーか?」と憶測を呼んでボクのためにボクの探していたブルーのブルタコフロンティラをゲットしていただいたシーナ先生!アリガトウゴザイマス。ここだけの話なんですけど、写真だけでもすぐに送ってくれんですか?!
で、ボク虫歯になったことないんですが、左の奥の上の歯に穴が開いてるんです。これって虫歯ですか?ならデスクの上に山のように届いているチョコレートは食べんほうがいいんでしょうか?と思わず倉庫に古いヘルメットを探すボク・・「あれベルのモト3・・・もっと古いヤツ無かったっけ?」「えーっ、うっていましたよ、むかしガレージセールで・・・」「・・・」という事で回りくどい言い方になりましたが中原さん!ヒストリッククラスのヘルメットはヒストリックなものでOK!どーですかヒストリック部門参加者のツーリング大会でもしますか?2007年にはツールドブルーアイランドヒストリック部門・・・って、それはアンマリ?
とまあ古いものに傾斜していくボクは、輸入車ショウの帰路に持ち込まれた最新のアルピナ(オーバー500PS)をテストドライブして「フフフファンタステック!!」上品にしてこのトルク!「やっぱ最新の○○が最高の○○だわい」「すいません!エココンシャスのロゴこんな感じにしますか」ああ自己矛盾に苦しむ今日この頃でした。いつものことッスけど。
きょうの一枚
うひょひょ。そのシーナ先生のモンテッサH7・・・なんと新車の状態で発見?されたものをゲット。惜しくて・・・でこのまま行くと先生はレゴラリータ博物館が出来ちゃう。いや、素晴らしい!!でもブルタコはボクの!!「カフェレゴラリ-タ」のパーマネントコレクションにずるぅ。

2006/02/13 (月曜日)

驚くばかりの良い天気!!黄砂も花粉も無く、空はまるでモンゴルかと見紛うほどに青く澄み渡っています。事務所からは石鎚連山が白く光って手に届きそう。となれば、TBIの準備を始めなければならない!季節がやって来たと心が浮き立つようです。昨日までの寒さは?こうして三寒四温が春の到来を告げています。でも朝晩の寒さは真冬のそれですから、皆さんお気をつけくださいな。
さて、そのTBIですが最終レギュレーションの発送予定日を少し遅れています。もう少しお待ち下さい。というのも急にボクが言い出した「カンキョウコンシャスマテリアル」「???」なんか急造の言葉ですが1995年RRMのスタート時点で掲げたコンセプトの再構築?です。要はもっと環境を意識した内容、素材、システムにしましょう!というようなこと。たとえば印刷物は原則として非木材紙に、そしてインキは植物起源のものに、使い捨てのペーパープレートから「やっぱり食器」に。でも食器洗う洗剤はどうするの・・・みたいなラリーの本質とは違う・・いやゆえにそれこそがラリーの真髄のような、そんなことで悩んでいる今日このごろ。名刺もさまざまなツールも無くなったものから変更・・・。
きょうの一枚
ガストン・ライエ、RRM2000恐竜の谷で「すごいな、なんていうとこだここは?」「恐竜の谷だ」「・・・・・」そうです恐竜の谷。ジュラ紀の地層が洗い出された乾いた大地。かつて湖の底だった平原には木の化石が突き出ていたりする。

2006/02/08 (水曜日)

多忙な毎日を過ごしています。その理由のひとつは今週末のショウイベントを担当させていただいているのです。おかげでほかの事をする時間が全く取れないほどで、疲れます。イヤホントニ。四国初展示とかってやっているHP-2・・・そこらの自転車置き場かなんかに泥んこのHP-2を置いていてやろー。ウソ。
さてトップページには「ガストンへ送る最後の手紙」と題した、実はこれはBTM2月号の原稿の英訳版ですが、掲載させていただきました。日本語版はBTMで。そうです、はや1年。もう1年。まさにこの1年は、ポッカリと心に穴が開いたような1年でした。でも不思議なことにBTOUへの海外からの問い合わせが急増中。もちろんカナダがダントツなのですが、フランスやポーランド、ドゥバイなどからも。ガストンにお礼の気持ちで一杯です。ですが主催者として、いかにこうした海外の参加者に便宜を図るか?という大きな課題が残ります。
ユーラシア大陸の東の端には、急激な変化のある国が、ささやかな我が家の日当たりを悪くしている、まさに巨大マンション群のような中国という国が聳え立っています。さらに無数のビルを計画しているらしくて不愉快なことです。いやマンションの話ですって。それが設計の悪いものや、止めればいいのにオーバーデコなもの、九龍城を彷彿とさせるような景観を損ねるような暮らしぶりの住人。悪弊を撒き散らすモラルの低い住人。今にも倒れそうなものまであるのです。とまあ、そんな感じといえば・・・まあ中国と親しく交渉をしなければならない立場の人がこれ以上言うのはよしましょうね。しかしまあ魅力はそうした部分にもあるのですからね。
さてプレゼンテーションの準備やツール作りにも取り掛かっています。BTOUや北海道4デイズ・・・いったいどんな内容で?シリーズ戦や新たに始まるヒストリックの2戦はシリーズだというお話。日本のスタンダードTBIはいかに。いやもうすること多すぎ。
今年のテーマはクオリティの向上!環境品質、運営品質、で三河商人の言葉を借りれば「参加者よし、主催者よし、環境よし」と行きたいところです。ちなみに三河商人は「買い手よし、売り手よし、世間よし」・・・トヨタの真髄かもです。で、その2006のコンセプトワードは「THE MOST IMPRESSION」それぞれの大会それぞれの現場で記憶に残る素晴らしいシーンを。
きょうの一枚
はじめてのRRMのガストン、1999年夏。長時間のハードライディング、シールドタイプのヘルメットなのだが、メガネの痕の傷がラリーの激しさを物語っていた。こうしたシリアスな表情も時々見せた。
 
故ガストン・ライエの没後1年を、氏と心の交流のあった友人たちの言葉で偲ぶ

ボクの免許証の入ったケースにはガストンの写真が入っている。それはスガワラサンがBTOU2005のプライズギヴィングセレモニーの時にボクのテーブルに置いたものだった。それまではほかの写真を持っていたのだが、何故だかその日からそのスガワラサンから託された写真に持ち替えた。
以前も書いたと思うけど、その写真はラミネートされていて、優勝者のガントルガが空けたモエ・エ・シャンドンが、シャンパンファイトではないのに結構激しく噴き上げ、その黄金色の雫がガストンの写真の頬にかかった。まるで泣いているように見えたのがおかしかった。
11月ガストンライエミーティングでのこと。こんなことを書いたら笑われるから黙っていたのだけど、富士山の見える美しい朝の朝霧高原。数枚のデジタル写真、ブリーフィングに集うみんなの頭上に、なにか天使の白い羽のようなものが写っている。まあそんなことを言うつもりは無いのだけど「ガストンも来てるよな」とそう思ったら、白馬のホテルのパーティでも・・・そんな不思議な力をも信じたいほどボクは、このことについていまだに受け入れられていないような気がする。
春木さんの好意で2月号のBTMに「ガストンに送る最後の手紙」を書いた。家族のもとへも送った。こんなに大きい喪失感を感じたのは、実は初めてだったということにも気付いた。
山田 徹
 

昨年のクリスマスイブに我々チームの壮行会が地元ミュルサンヌで行われる事になり、案内状をJP JAUSSAUD(ジャンピェールジョッソー)氏に送ったところ、彼からは病気療養中で来られない旨の手紙が託され、その文末にはSincerelyyours, I will look the result every days !!!と結んであった。
一昨年末ににガストン氏が全く同じ言葉を私に贈ってくれたのが、最後の言葉になってしまった。2005パリダカではカミオンクラスで総合2位を取ることが出来たので、病床にあってガストン氏も自分の事のように喜んでくれたと思っている。
そんなガストン氏を偲んで、昨年の北京-ウランバートルには、彼の写真を持って参加して一緒になってミスコースだらけだった。今回のパリダカでは室内に氏の写真を貼って参加していたら国際映像を撮るカメラマンが車内でインタビューしたいとの要望があり、質問が(通訳が来ているので日本語ですよ)終わったのでインタビューアにガストン氏の貼ってある写真を見せて(彼を知っていますか?)と聞いたら彼はキョトンとして知らない様子。カメラマンがそれを見て驚いてガストン氏のパリダカでの活躍などを長々と説明して。カメラマンがこの部分を映しても良いかと言って撮っていたのでフランスのTVには映ったかもしれません。
パリダカの英雄が後ろで見ているので今年も真剣に走り、彼のお陰もあって完走できました。彼の写真を持ってまだまだ走りますよ。山田さんよろしく。
追伸
JP JAUSSAUD氏はルノーに乗って1978年のルマン24で総合しました。それまでの6年間はドイツのポルシェをベルギーのイクスが乗って優勝したので、フランス国民が泣いた日と言われています。その後パリダカでは三菱のPX-33や日野レンジャーにも乗っています。
菅原義正
 

ガストンママの「ガストンの具合はかなり悪く、家族しか面会できないようです」とボクあてに記された小さなメモ用紙を、ふと目にしたのが2月6日のこと。少し黄ばんだメモ用紙が1年の月日を物語ります。
その小さな一枚がいつか誰かの手で捨て去られてしまっても、時に師の如く、時に友の如く、時に父の如く接してくれた、ガストンとの思い出が忘れ去られることはありません。
ルマンより愛をこめて
すがわらてるひと

2006/02/07 (火曜日)

日記を書き続けている人には分かりやすいと思うのですが、ボクの場合このOVが1年前または2年前のこの日、何をしたか?何を考えていたかが瞬時に分かり、さまざまな思いをめぐらせることができます。単に日記とは違い、どこか主張すべきことを中心に書くものです~、本当に自身のためにも有効なツールです。
昨年2月8日、OVを書いている時点ではフランスはまだ夜明け前だったのでしょうか。ガストンの訃報は、そういえば2月9日の朝に確認したのでした。その日から14日まで6日間OVが書かれていません。今日と明日はいつもよりもう少し、ガストン・ライエのことを思う日にしたいと思います。
さて2005年2月24日のOVをコピペ
「結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?」
ガストンは良くto be continueと言いました。「続けよう」今日の日のために皆さんにこの言葉を捧げます。続けよう
きょうの一枚
Rally Raid Mongol 1999からガストンライエのライディングするXR400Rと、あるビバーク地で砂の深いところがありました。そこで誰もがスタートでもがいてるのですが、ただひとりガストンだけが何事も無くスタートしていくのに皆ビックリ・・・しましたね。

2006/02/06 (月曜日)

四国路はもう春である。陽も長くなり夕日の色も赤みを強くし熱量も多くなった。クルマの中にいると外気温は冷たいのだろうが日差しの強さにあいまってポカポカだ。でもまあ今日は雨だけど。いまから心配なのは夏の暑さと渇水。いやあホント、真冬から春の兆しを感じはじめたと思ったら、もう猛暑の心配。でも皆さんも笑い事ではないはず。予言します。今年の夏は全国で40度を超えるところが現れます。バナナも松山でも出来るようになることでしょう。マラリアもついに発生。巨大台風は東京を直撃!!ゴメンナサイ・・縁起でも無いことばっかり書いて。
でもアメリカは記録的な暖冬でしょ。雪がなくて小麦の生産がヤバいらしい。あっ、ヤバイという言葉は「凄く良い」らしいので間違わないように。とても凶作の心配があるらしい。アメリカの小麦が凶作だとすると世界経済に及ぼす影響はどうなんだろう?きっと日本ではパンが食べられなくなるかも。いやまじで。
日本は厳しい冬になって、おかげで経済的には内閣府は、「12月は従来の景気拡大の要因に、気温低下によるプラス要因も重なった」とみている。んだって。でも今年はコートとか暖房器具が不足したってんで、また山のように作ってこんどは余るんだろーね。
ほんとに地球規模の異変は気象問題だけではなく、いや気象問題に端を発する問題がその大半を占めているのですが、またもや某超大国がイランや北朝鮮に対して仕掛け始めていますね。いや、是否論ではありませんが。その前に根本的な地球温暖化効果ガス排出抑制の決定的な取り組みをしてくださいな。いつまでも豊かで美しい地球と、ついでにモンゴルの大草原も・・・守ろうではありませんか。
きょうの一枚
伊予路に春を告げるといえば椿さん。そういえばあなたの街にも必ずあるのでしょうね「○○に春を告げるといえば○○」でこの縁起物がたくさん売られていて椿さんといえば熊手(お金をかき集めるという意)と宝船?俵船かも。まあ縁起がいいというのは確かにありますね。ボクも黒っぽい服ばかり着るのを止めて、ちょっとパステル系にイメチェン(これも古いね)しよーかねえ、春だし。

2006/02/03 (金曜日)

今日は節分。「豆まきをしよう!」と誰かさんが言っている。そんな古い歳時記の習慣を考えながら「先進に対して回顧主義は」を考えながら会社に向かっていた。古き良きものの再発見と、その台頭は30年前の未来学者やSF作家の想像を超えていただろうと思う。またこうしたムーブメントは「オジサマ」の時代の到来を物語っている。
SSERはオジサマ・オーガニゼーションと化しているし。ヒストリックエンデューロは年2戦のシリーズ化で、オフィシャルのはずの皆さんからは今年も熱いラブコール=醜い争いの的となっている。
最近たとえば大手カメラメーカーが相次いでフィルムカメラを止めると発表した(と思う)と今度はそれ呼応するようにフィルムメーカーも写真フィルム事業をやめると発表。
ひょっとしたらフィルムカメラは、死に絶えるかもしれない、そうLPレコードのようにだ。いや、まてよ最近ボクの周辺ではオーディオブームが起きている。みんな最近まではレコード針探していたのに、いまは高いけど良いものがたくさんある「やっぱレコードでしょ」「うーんi-podが最近のマイブームなのに・・・」でも振り返ってみればそのオーディオ界も珠玉の名品!なモノの大半はヨーロッパ製だ。
クルマやバイクは、どうだろー?いつも最先端のものを欲しがっていたボクは、ついにというかここ数年は古いものへの憧憬が急速に強まって行く。R1200GSの先進性よりやっぱ80よ!と思いだしたって。3.0CSなんてクルマはボクが20代の前半、家より高かった。天文学的な数字だったが恋慕の念は、最近再燃してきた。
で、コイツは最先端の極みではないと思っていたHP-2で走ると、「やっぱシンプルだねえ、燃料計なんて無いのが良い!と思っていたらインジケーターの中にコーションマークが点灯。「ホーッ、親切に」とすぐに燃料入れたから分からなかったんだけど、それからしばらくしてまた点灯。ほっておくと後続可能距離がディスプレイされる!!「スゴイ!やっぱこうでなくちゃ!」「???」先進の機能はもちろんユーザーフレンドリーだ。止まってタンクキャップ開けて薄くなった目でガソリンの残量見ていたって見えなかったりするしな。
オジサマの時代。その行先を予言しよう。オジサマはやはり絶滅する。今の若い者はオジサマにはなれない。それは若い時から諦観を持たないからだ。良くなっても「コジサマ」止まり。これは「コギャル」「コマダム」に続く新語になるよ、きっと。見ててごらん、どっかの例によって、あざといライフスタイル雑誌が使うから!使わないかもだけど。
きょうの一枚
なんか仕事に行き詰って!?気分転換に会社の裏のダートをひとっ走り・・・なんだかんだ言って、好き勝手にやってるのかもだ。

2006/02/01 (水曜日)

名言というには程遠いのですが「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」これはマンション会社の社長が国会の参考人招致での、国土交通省に対しての発言。いや、そんな話ではなくて、全くいい加減にして欲しいのはスパムメール。
気分よく出勤して「さあ、今日も一日頑張るぞー」とパソコンを立ち上げ、淹れたてのコーヒーの湯気越しにモニターに映し出される壁紙はモンゴルだったりHP-2だったり。でメールを確認すると「ギョヘー」と、半分か多い時には70%くらいがわけの分からないメール。特にサブジェクトが巧妙になってきていて、うっかり開くと、どれも同じような内容で実にばかげているのですが、もう朝のやる気は消失。これはきっと日本の働く男たちの仕事のモチベーションを下げさせる為の某国の陰謀ではないのか!?と疑いたくなります。「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」というのは、こういうときに使うのですよO嶋さん。
てなわけで、これの対策はどうなっているのか、誰か教えてください。ボクの推定では経済的損失は直接間接で年間約2500億円くらいに相当します。って全く根拠はありませんが。こんな違法なことが、いつまでも野放しにされるのでしょうか?
違法なことと言うと、世の中には実に氾濫していて「これくらいではいいのではないか?」というグレーゾーン。某ビジネスホテルチェーンの社長は「それは制限時速50kmのところを56~57kmで走っていた程度のことなので」状態は、どうも良いらしいというのもねえ。で、それで気になるのはやはり騒音測定。正確にできないのなら「やる意味はないのか」という議論。回転計を付けて最高出力回転の50%で云々」どうみても最高回転の50%くらいで加速して行っているマシンはないしなあ。違法と合法。その境界線のなんと曖昧なことかと思う。さらに合法ならばなんでも問題なし・・・というのもいかがか。オフィシャルミーティングでのヒトコマ。
騒音問題におけるボクの発言(いやこれは決定項目ではないので悪しからず)「嫁さんの実家の義理のお父さんが寝ている家の前で、夜の12時に30分間レーシングしてOKを貰ってきたらクリアということにしよう」「独身の人はどうするんでしょう?」
そーだ。30代男性の40%が独身なんだってね。なるほど、「だから騒音問題が決着しないんだ」「???」ごめんなさい月初めそうそうに。
「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」って言われないようにお互い気をつけましょうな。
きょうの一枚
1984年パリダカール、ガストンとティエリー・サビーネ。もうすぐダカールか?ガストンは輝かしい初優勝の直前の姿。多分ニジェール川のハシケの上じゃないかなあと思われます。ガストンの横はオリオール、腕だけ見えてるのはR.ロワゾー、この年はJC.オリビエの一つ前、総合5位でフィニッシュ。

 

Organisation Voice 2006/01

2006/01/31 (火曜日)

いよいよ明日から2月。いやほとんどの方は今日は2月1日でしょうか?日経新聞の新しい連載が今日(2月1日)から始まります。「世界を創った男チンギスハン」堺屋太一著です。最近は経済小説ばかりと思っていたのですが、堺屋先生は大張り切り「えっとラリーは8月だった?」「そうです8月の5日から15日です。」「うーんと、そのころチンギスハーンはどこにいるかなあ?」「どこにいるう?」連載小説のお話でした。そんなこんなで今年からモンゴルブーム!
ところでTOYOTAのホームページに横田さんたちチームACPのエコチャレンジ2005の様子が克明に!紹介されています。さすがはTOYOTAなのでビックリです。が、なんか時間がかかりそうな予感も・・・
http://toyota.jp/hv/entrance.html?intohsd.toyotajp.special
ところでBTOU×10の第8回目は、なんとゾーモットでヘリフライトを!というとんでもないアイデア!でもぜひ空から見てみてください。この日はレストデイをかねたような短めのループコース。西にルートを取るとアフリカみたいな風景、砂漠の中に飛行場の跡がある、なんて場所もあります。さらに×9では無謀にもビバークに冷えたビールうう?実現しないと思うけど。いや冷えてないのなら用意できるのですが、果たしてその結果をご期待下さい。
きょうの一枚
スガワラサンのパリ土産。VSD・・・「空港で見つけました。懐かしいね」のコメントつき。「あれ、この号ボクも持ってるぞ」と中をぱらぱら見ると、中は最新号でした。そーかそういえばティエリー・サビーネも今年20回忌なんだ。時間が経つのは早いもんだねえとしきり。そういえばもう間もなくガストンも1年になるしなあ。それにしてもこの写真、ティエリーの決めカット。付録を見るといきなりガストンとティエリーが出てくる。たまりませんね。

2006/01/30 (月曜日)

この週末はオフィシャルの長時間にわたるブリーフィングが開かれました。21年間にわたってSSERを支えてきていただいた皆さんの貴重な意見の数々に、励まされるようにさらに研鑽を積んで行きたいと思うのでありました。開催数が多くなってきたいくつかのイベントを見直したり、騒音問題で揺れる車両規則と検査のありよう、また現状のこうしたイベントが内包する種々の問題点が浮き彫りにされていきました。
で、まだ未発表ですがヒストリックエンデューロは年間2戦のシリーズ化!スーパーNとグループNに併催される予定です。車両はナンバープレートが必要です。また2戦を通じて車両変更ができないなどを織り込みたいと思います。1984年までに生産された車両で1983年は-5秒と1年につき5秒のハンディが与えられ、スタートは1台ずつ。SSは2本のフラットダートのみで難所などは用意されません。さあて、こぞってご参加下さい。
きょうの一枚
バルセロナに住む知人からメールとたくさんの添付写真が届きました。先週末のことです。歩いていると大聖堂あたりが賑やかなので、ナニゴトと思って近くまで行くと、ラリーカーがたくさん!!でも良く見るとヒストリックカーばかりスタートランプには「ラリーモンテカルロ・ヒストリック」おそらくですが○○年までのモンテにエントリーしていたマシンか、同等のマシン!でのラリーのはずです。ゴルディーニやアルピーヌ、シトロエンDSらの姿が。「男と女」のシーンを思い出させるような雨。ヨーロッパってここはバルセロナなのですが、かなり熱い!オジサンたちがいっぱい居そう。なんてたってオジサマの時代だからねーっ。

2006/01/27 (金曜日)

かなり内輪の話ですが、この週末は松山でSSERのスタッフの会議があります。21年目のSSER ORGANISATIONのあるべき姿と諸問題について話し合いがもたれます。ボクは誕生日なので、みんなからプレゼントを貰うための「仕掛け?」と見る向きもありますが、それはまあ想像にお任せということにしましょう。
自分へのプレゼント!と言うとやはりHP-2でしょうか?もう結構ガンガンと乗ったりする年でも身体でもないので、お叱りを覚悟でロングツアラー!化計画に取り掛かっています。「それなら1200GSで良いじゃないの!」という批判も聞かれそうですが、キッパリ!全然HP-2宣言をしておきます。ツアラテックにWランプのスクリーンがあるので、しかもキセノン、どーしよーかなー!と日々悩んでるんです。いらないと思いつつ頼んだタンクバッグやテールバックも届いたりなんかして・・・ますますツアラー度を高めていきます。
TBIの試走に出かけるとすると、クルマも同行するでしょうから、まあほぼ手ぶらでは走ってもいいのでしょうが、やっぱマップホルダーは付けなくっちゃ。ICOの代わりになるマルチコンピューターみたいのはないんでしょうかね。ツアラテックのサイトは充実しているなあ。ガストンが良く「トラテックの社長は友達だから、何でも言ってね。」とよく話してたんですがトラテックがツアラテックのことだったと気がついた時には・・・・・それとパリダカで優勝したときに「カッチェ」の時計を副賞としてTSOから貰ったんだ。「カッチェ、知っているよね!?」と文字にしてみたらカッチェがカルチェのことだと言うくらいすぐに分かるんですが、会話の中のカッチェは「???」「えーっカッチェの時計知らないの?」と歩くモノマガ男といわれていたボクに・・・聞くのでありますよガストン先生が。「パシャ?それともタンク?」くらい言ってやったのに・・・・・そんなガストンさんの1周忌ももうすぐ、お嬢さんからは1984年に始めて優勝したときのライディングスーツを贈りたいという申し出がありました。とても嬉しいのですが、また1年前を思い出してグスン。
きょうの一枚
誰がいつの間に撮ったかマイHP-2!!手に怪我をしたパリダカ帰りのI崎君に電話で自慢してたら「BTOUに貸して下さい!」だって。やっぱモンゴルの試走にもってくのはやめとこーかなあ!?

2006/01/26 (木曜日)

我が家の近所の山が火事!!雑木に覆われた標高130mほどの山で、その名前を御幸寺山といいます。「ミキジサン」が呼び名で、北麓の市街地側に護国神社があり、万葉園というささやかな公園があります。まあちょうど風水で見れば適当だったのでしょう。少年期のボクはこの山で育ったといっても過言ではありません。
家からも徒歩で5分くらい。種田山頭火の庵もこの山のふもとにあり、西のふもとには日露戦争時代のロシア人捕虜収容所があり、いまではそこはロシア人墓地になっています。山頂にも小屋があって40年近く前ですが、ひとりの老人が住んでいるようでした。その後しばらくは、その人が山頭火だと思い込んでいたくらいです。石楠花が山頂付近に植生していて、大人はそんなはずはない、というので葉を持って帰って驚かせたこともありました。
「わが庵は、御幸寺山すそにうずくまり、お宮とお寺にいだかれている。老いてはとかく物に倦みやすく、一人一草の簡素で事足りる。所詮私の道は私の愚をつらぬくより外にありえない。
おちついて死ねそうな草萠ゆる。
山頭火は、一草庵をこのように表現している。お宮とは、御幸寺山麓にある護国神社であり、お寺とは一草庵を借りている御幸寺の西に竹薮を隔ててある龍泰寺である。一草庵での山頭火は、ゆうゆうと水の流れるごとく澄みきった心境で句作にうちこんだ。
朝は澄みきっておだやかな流れひとすじ
夕焼うつくしく今日一日つつましく
昭和15年10月11日未明、念願のころり往生を遂げた。享年59歳。」
つまりボクが見かけた人が山頭火である筈はないのであります。ちなみにボクが通った中学校は「御幸中学校」といいます。御幸という言葉はいわゆる天皇の行幸のことで、古くから道後温泉にほど近いここには行幸がしばしばあったようです。596年には聖徳太子も来たという言い伝えも残っていて、まことに由緒正しいことです。で、そのミキジサンの中腹にロックゲレンデがあります。ロック・・・とは僕たちが勝手に名前をつけたものですが、標高差20mから最大で30mの岩が露出していて、日がなクライマーや探検部員らが練習をしています。大きなスラブもあれば、しっかり張り出したハングもあって、中学から高校時代のボクはここで6年間過ごしました。岩場の上からは雑木の木立の頭越しに松山市街と道後温泉、海も見えれば、自分たちの学校も見渡せます。もう数十年も登っていないのですが、今度行ってみよう!と
山頭火のボクのすきな句
道がまっすぐでさみしい
誠に紆余曲折が好きな今日このごろでありました。
BMWBIKESを久しぶりに買いました。まだ斜め読み!ですが「80G/SとHP2」がどうしたこうした・・・と書いてます。読後感はまた・・・。
きょうの一枚
「道がまっすぐでなくて愉しい」チーム山頭火は剣山を行く!

2006/01/25 (水曜日)

「質実にして剛健」
数日間書いていたプレゼン用の企画書がまとまり一息つきました。「スポンサー企画書?」「残念でした。」ラリーの関係ではありません。で企画書の内容を他に話すことはできないのですが、我々がもうすぐ迎える近未来の価値観を今の時代のキーワードを元に解き明かし、その時代のコアたる生活者の動向を推測して行こうというのを書いてました。・・・なんのこっちゃ、でしょ。でもこうした企画書作りは、かなり本業の中心的な部分なのです。
でその企画書にある近未来のライフスタイルについて。まあ今の流行で言うところのロハス、エココンシャスとかがお決まりのワードで出てくるのは不可避ですが、最近ボクが多用するのが「エキスペリエンツ」これは堺屋先生の近著「エキスペリエンツ7」から来ているのですが、そこは「団塊の世代」という言葉を作り出した堺屋先生の慧眼に心酔しているという贔屓目な部分はあります。(最近はお目にかかってお話しする機会も多い堺屋先生)でエキスペリエンツとは、まあ一線で働いていた団塊の世代のことだと思ってください。彼らが定年退職を迎える時代がやってきているのですが、高度成長期と数度のオイルショックやバブルとその崩壊・・・実に多くの経験(エクスペリエンス)と知識をお持ちです。
55歳とか60歳とかはまだまだ若く、これからさまざまな挑戦も可能です。そうした人たちは、もうブランド品に目を輝かせたり、安易な儲け話に飛び乗ったりはしません。いや、するかもですが。
そこで質実で剛健、ブランド品よりも素晴らしい日本の美術品や日本の風景、歳時記に生きる古くからある日本人の暮らしと価値観、質実な暮らし。まあ質実とは質と実とがマッチしているということ。株式時価総額と総資産のバランスが取れていることかもしれません。100円の価値の株が700円もしたどこかとは違うわけです。
菅原さんの映像がサンデースポーツでたっぷりと放送されていました。見られた方も多かったことでしょう。彼は何故リタイアしないのか?1988年にテネレでリタイアし次の年から完璧なんですね。そういえばその時、ボクはその現場を通りかかりました。最後のリタイアの目撃者なんです。360度遮るものがないテネレハイウエイ、ジャドからアリットへ向かう700km超のステージ。一斉スタートでした。トップグループ・フロントロウ?には、アリ・バタネンやユハ・カンクネンらフライング・フィンのプショー「クーかっこよかった」もちミツビシはアンドリュー・コーワンやシノヅカ、ちょっと勢いで負けていた。に混じってダフのデルーイ。2列目にはダフの2号車、スタート直後は、なんとダフが先頭を走っていた。
そのダフの2号車が何もないように見える大砂漠のわずかばかりのバンプに180km/hで突っ込んだ。いやその瞬間は見たわけではないのですが。フルサイズのカミオンの大前転のエネルギーは凄まじかったのでしょう。ナビはシートごと放り出され、車体の破片は周囲に延々と飛び散っていました。
その右手を走り抜けました。しばらく走ると、菅原さんのライトブルーグリーンのパジェロが止まっていました。ボンネットを開けてエンジンルームに頭を突っ込んでいました。
「大丈夫すか?」
「うーん、ぜんぜん大丈夫。それよかミツビシのカミオン見なかった?」
当時はミツビシのプライベート参加者向けのパーツ輸送カミオンが走っていました。デポジットを入れておくと純正パーツが任意の地点で受け取ることが出来ました。
「いや、ボクたちよりは後ろですが・・・」
とにかく見渡す限りの大平原。ピストは数百キロ先では合流するものの、隣のピストを走るラリーカーも砂煙さえ見えないほどです。
大丈夫だから行け!といわれるままにスタートしたのがラリー中に見かけた最後でした。大きな事故があったのでカミオンバレイがすぐにやって来て、強制的に乗らされた、という話はダカールで聞きました。電気系統の時間さえあればリカバリー出来たトラブルでした。リタイアという事実は残りましたが、「それは悔しいですねえ」というボクに「まあ仕方がない」と実にクール。見習いたいものだなあと思いました。それ以来いやそれまでもですが、菅原さんはトラブルの発見とそれ以前にどうやってトラブルを未然に防ぐか?という考えと行動に心血を注いでおられました。まあリスクマネジメントのプロフェッショナル!なのであります。どうすれば17年連続完走ができるのでしょうか?という質問をする方は多いでしょう。NISSANも早くからこうしたマネジメントの力とコラボレーションするべきだったのに、と思います。
エキスペリエンツ・・・経験者たち。これからは口先で勝負する人たちは淘汰されて行き、実行力と経験値の高い者たちが正しい評価を受けるはずです。
きょうの一枚
ゲルの中です。天蓋は外部から開閉でき換気や温度調整ばかりか天体観測にも?大いに役立ちます。柳の枝で作られた無数の梁は、まるで宇宙暦のようで・・・・幾百年もハーンたちが戦略を練り何に突き動かされてか世界征服の野望を紡いだのもこのゲルの中です。

2006/01/24 (火曜日)

もう1月も終わろうとしています。まもなくモンゴルは旧正月、空港近くのゲル群の煙突が吐き出す煙が、空に昇らず地表に留まり航空機の視界が遮られ空港が度々閉鎖されるという騒ぎが起きるのも今の季節です。氷点下35℃とか40℃の世界って、それはもう特別な世界で、モスクワが氷点下30℃で大騒ぎになっているところを見ると、モンゴルは逞しいなあと思わずにいられませんね。でそんなこんなで日本もこの季節が最も寒いのでしょうが、梅の便りが届くのもこの頃。正月のことを梅春というのも、旧暦から来ているのでしょうか?やはり旧暦のほうが日本人の文化や季節感、歳時記などにベストマッチですね。もう一度日本を見直す!という運動があるなら、いやあるんですが旧暦について考えればいいでしょうね。アジアをひとつの経済圏にしたいならば、アジアの暦をどうするか?ですね。そういえば長崎のランタンフェスティバル、もう一度行ってみたいものです、もうすぐですよね。そんな旧正月近くの松山も、朝晩は驚くほど寒いのですが、日中は暖かくやわらかい日が差しています。風さえなければバイクに乗るのも気持ちが良さそう、ですが忙しくて。
話があっちこっちしますが、オーストリアは凄い猛暑なんだそうですね。シドニーも連日40℃を超える記録的な毎日だとか。もうまもなく世界がアメリカと中国を経済制裁しなければならなくなりますよ。世界第1位、2位の温暖化効果ガス排出国たちが京都メカニズムを守る気がないんですから。しかしそのふたつの国ももれなく地球温暖化による猛威にさらされているのも事実です。巨大化するハリケーン、留まるところを知らない砂漠化。砂と水の惑星になってしまいそう。こりゃちょっと大げさ?
SSERも初心に帰って、さらに環境コンシャスなあり方を模索します。これまでのように一年草の草ケナフなどの非木材紙を全ての紙関係の制作物に使用することや植物起源のインキの使用などを社内レギュレーション化、まだまだ環境問題で「ボクタチノデキルコト」を進めて行きたいものです。
さて、そんなことを考えながらもSSERは今年も頑張る!プレゼンテーション2006の日程と会場が徐々に決まってきました。北海道もボチボチですがご参加いただく方からメールを頂いています。いや思ったより皆さんにご興味をお持ちいただいていて、大変嬉しいです。出来れば雪祭りの時に行きたかった・・・「コラッ!」「いや、だから出来たら、だって」と、頑張って寒い冬の間に動き回って、大勢の皆さんとお話がしたいと思います。ヨロシクデス。
きょうの一枚
オボーと言います。まあ簡単に言うと「石積み」とか「ケルン」なのですが、チベット仏教を信仰する彼らのもうひとつの土着宗教のようなものでしょうか?いやこれもチベット仏教のひとつの様式なのでしょう。チベットではタルチョと呼ばれる神聖な青い布が、オボーに突き刺さった柳の枝?に巻かれています。むかし戦いに行く男が、村を出るときに村はずれの丘に石をひとつ積みます。戦いから帰った男は石を一つ持ってゲルに帰ります。残って積み上げられた石の数は、戦いから帰ることの無かった男たちの墓標でもあるわけです。むかし話ですけど。鷹が魂を運んで帰ってくれて、オボーの上をクルリとひと飛びするのだそうです。今もモンゴルのラリー参加者は、一つ目のオボーを右回りに3度回って出かけます。もちろんSSの中ではしません。すればいいのに。

2006/01/23 (月曜日)

「一罰百戒」
もうはるか昔、それはまだボクがサラリーマンだった頃。その当時勤めている会社に公取が入った。結構な新聞沙汰になった。その時は同業他社の大半が事の大小はともかく同じようなことをやっていた。新聞には「一罰百戒」の文字が・・・ひとつを罰してそのほかの多くを戒める、というものだった。まだ若いボクは「???」な感じだった。違法行為をしているというのなら、その行為者全てを捜査し検挙すべきだ、と思った。
そんな言葉をぼんやりと思い出していたら、今朝のTVで東京地検の元検事が「一罰百戒」という言葉を使った。マスコミが言うのならまだしも、その立場で言うのか?なあと。でももうリタイアして詳論家になっているから良いのかなあ?つまりひとつを罰している間に、同じような違法行為をしているところは、もう止めなさいね。という意味であり。証拠とか隠蔽しちゃいますよね。良く聴く言葉じゃないですが、スピード違反の取締りの光景に少し似ていて「みんなやっているのに、ナゼボクだけ!不公平だ。」
新興企業は針の穴のようなニッチに、その生存をかけるケースが少なくありません。いやむしろ法すれすれのことをしなければ成長はないのかもしれないという事実。ゆえに各大手企業も「コンプライアンス」を念仏のように唱えるのではありますまいか。スローガン・・・それは今出来ていないことの証左に過ぎないのでありますな。
「第3の権力の勢い」
そんなことはないと思うのですが、もしも、あくまでももしも!ですよ。ライブドアが司法の場で「法の範囲内だった」と判断が下ったとしますね。そんときはマスコミはどうするのでしょう。株価を押し上げたのもまあマスコミなら、落としたのもマスコミでしょう。司法判断を待ってから報道してはいけないのでしょうか?これこそ風説の流布の疑いがもたれます。風説の流布・・・昔から兜町の風雲児!などともてはやされた輩が、必ずといっていいほど落っこちた陥穽。いい気になっていいたいこと言い放ってなったケースと、多少意図的に放ったケースがありますね。でも途中からはマスコミが流すわけですからね。まあJAROみたいなのが必要なわけですね。
「さて、SSERプレゼンテーションのツアー」
寒さに負けず!北海道を皮切りにSSER2006全国プレゼンテーションがもたれます。皆さんぜひよろしく。懇親会もね。どうも今年はモンゴルブーム元年!の気配。映画「蒼き狼」も面白そうだし。800年祭もそろそろ本格始動。昨日はカナダからモーターサイクル誌が届いた。ローレンスさんのレポートによる数ページに渡る詳細なレポート。通りでカナダからの資料請求が多いんだ。
きょうの一枚
スタートに翻るフラッグ。モンゴルでは風が強いのでこのようにしか張れないのですが、今年はメッシュの横断幕を検討中ら。

2006/01/20 (金曜日)

年が変わると、時間が経つのが加速するように感じるのはナゼでしょうかね。1月はいぬ(方言でしょうか?)松山では「帰るよ」を「いぬよ」高じては「いんでこうわい」・・・凄い言葉です。そう告げて帰ったら「すぐ戻ってくるものだと思って待っていた。」なんて話は枚挙にいとまがありません。しかし「いぬ」という言葉は方言ではなく古語なのだと思いますね。「・・・あはれ今年の秋もいぬめり」と万葉集にも歌われています。いや、そんな日本語の話をしようと思ったわけではなくて、とにかく時間が経つのが早いという話です。「ああ、明日は13日の金曜日かあ!」と思ったのは昨日のような気がするのに、今日ったらもう20日の金曜日・・・昨日も出張、今日もこれから関西に向けて出張。夜帰っては遅くまでデスクワーク、現実はなかなか厳しいです。でも厳しいといえば、やっぱホリエモン。厳しいのでしょうが、これまでのことも今の心境も、ほんの少しですがよく分かります。ただし正と負の広報戦略がやや未成熟な感じがします。ちょっと変ですが見習うべきは松下の広報戦略。愚直さを日本人は好むのです。または判官びいきとか、ね。強い自分を演出してはだめです。弱く見えて実は強い。貧乏そうに見えて実は豊か。不勉強そうに見えて人一倍の勉強家・・・・・リベンジを期待しています。
さて、もう週末、天気がいいとHP-2で。・・・で、ボクのは皆さんのと仕様が異なるのか?サスは固くないし良く動くんですけど?足も普通に着くし・・・えー、これがコース専用のマシン?スクリーン付けてビッグタンクにしたら、どこまでも走って行けそうな気がするんだけどなあ?保安部品はずしてエンデューロコースぐるぐる回るの?これで?
いや大丈夫、エアも9キロで、ザクも出てるよ。
きょうの一枚
TBIといえば四万十川。という事はTBIへのお誘い。BTOUX10のコーナーもTBIでBTOU!みたいなお話がNEW!でアップされています。でも最近のTBIで四万十川は夜だったり、掠める程度だったり・・・昔のように河原のCP!します。

2006/01/19 (木曜日)

モンゴル建国800年記念イベントに加え、角川春樹復帰第1作「男たちの大和」に続く第2作「蒼き狼・地果て海尽きるまで」の制作が発表されました。http://www.sanspo.com/geino/top/gt200601/gt2006011401.html
公開は平成19年、壮大で素晴らしい映画になることを期待しています。
 
そんなモンゴルはムッホからのレポートにもあるとおり、政変に揺れています。もともと与野党の議席数が拮抗していて、確か1議席の違いだったか?で、連立内閣を作ったのでしたが、やれ選挙違反があったとか、集票にインチキがあったとかって長期間にわたり紛糾していました。今月に入ってバス運賃の値上げに端を発したデモや、新首相予定者に対する反対のデモなどが頻発。それは資本主義経済になって如実になった富裕層に対する、低所得階層や貧困層による不満をエネルギーに拡大の様相を見せています。それでももうすぐ旧正月を祝うモンゴル国民にとって大切な時。収拾がついて建国800年を記念する新しい年(旧暦の)を迎えられることを節に祈っています。また世界に伝えられなかったのですが、1991年、この国は無血クーデターで民主化を勝ち取った稀有な国です。残虐で殺戮を好んだように喧伝されるチンギス・ハーンの末裔たちですが、いやいやその実は正義感に溢れクレバーで優しい人たちなのです。
きょうの一枚
ヘリに驚いて逃げる馬たち。ユーラシアの文化を語る上で、いやモーターサイクルができるまでの長い時間を考えれば、馬たちの存在は計り知れないほどに大きい。

2006/01/18 (水曜日)

「PRESENTATION 2006」
お待たせしました!SSERでは“プレゼンテーション2006”と称しまして、北海道をスタートに全国(といっても札幌・東京・名古屋・大阪とあとウランバートルですけど)説明会を実施します。ナンノ?かというとBTOU2006をはじめ今年のイベントや社会活動?などについて、皆様と意見交換会をしようという試みです。SSERの2006にかける意気込み!を感じていただければ!との思いです。第1弾は札幌で、2月17日金曜日です。ぜひお誘い併せの上お越し下さい。夜は懇談会?!などできればと。
さて昨日から大問題のライブドア・・・昨日読むと僕の意見(OVのね)も一理あるなあという感じけど、さらに一夜明けると「???」な感じになってしまいました。浅い見識でモノを言うのはだめですね。異常なほどに急拡大する市場に警鐘を鳴らした検察にこそ拍手すべきだったんでしょうか?100円ほど株価が落ちて時価総額で1000億円ほど資産が減ったというのもヘンテコリンな話ですよね。
忙しくて首も回らぬほどの僕は昨日ネット上でTOURATECHにパーツ注文!丁寧な回答メールが2回も来て商品のエステメイト・タイムの記載もある。「あー忙しい!」で、何を買ったかというと、それは内緒。
「まままさか、BTOUの試走にもHP-2を持ち込もうとしてるんですか??」
「それは、刑事訴追の恐れがあるのでお答えできません」
「じゃあマップホルダーステイや・・・に・・・は、いつ使うんですか?」
「その件も答弁を差し控えさせていただきます。」
いいだろうねHP-2でモンゴル、きっとみんなもう反対だろーな、モンゴル。よしっ、身体を鍛えて、文句の出ないようにしてやろう。
「えっ、そんなんで反対してるんじゃない?!」
きょうの一枚
あーあ。こんな青空が恋しいなあ。でもきっと夏は未曾有の猛暑。連日40度を超える日々・・・そんな時はやっぱりモンゴルよね。へへっ。

2006/01/17 (火曜日)

「ライブドア家宅捜索」という見出しが躍る今朝の各紙!このところ少し名前を聞かなくなったなあと思っていたホリエモン!ライブドアオートはどんな調子なの?と思っていたホリエモン、「好き!嫌い」論もかまびすしかったホリエモン。でも良くも悪くもこの2年間あまり、彼の大胆な行動と発言で日本の市場経済というか資本主義社会に風穴を開けた功績は認めずにはいられない。しかしこうした家宅捜索が全てのTV新聞などでトップで報じられ、かつ耐震偽装捜査以上の大規模な地検の動きに、恣意的なものはないと信じたい・・・のだが、実はどうなのだろう。
メディアという権力は現代においては、計り知れないほど大きい。疑わしきは罰せず、司法の判断も、疑わしいので家宅捜索に入ったというだけで「急ぎすぎた急成長!堀江式錬金術にメス!ライブドア失墜!」朝のお茶の間では「回復しがたいダメージで・・・」と叩いて屠る構えを見せる。確かに「法に触れなければ・・・」という彼の発言に眉をひそめていた「力」がついに立ち上がった!ともいえるのかも。しかしそれにしても検察もメディアも大げさすぎる。1月17日の新聞の紙面をこれで埋め尽くすのには意義がある。耐震偽装の証人喚問は奇しくも阪神淡路大震災の記念日だというのに。豪雪被害による死者数が100人を超えたというのに。そんな今朝の関心事は、多くの人は(ボクもだけど)株価の話。
気分直しに昨日に続いて「リークNEWS23」
昨日のSSERの運営会議で、沢山の事が決まった。そのひとつには「BTOU2006に初参加する方をTBI2006にご招待!」するというもの。まだまだこれに似た続報もゾクゾク!!で発表される予定の内容をリークすると以下の通りだ。「1995年ラリーレイドモンゴルとしてスタートしたこの大会も今年で10回大会を迎えました。ルートブックによるナビゲーションは、思いのほか簡単?で楽しい!なのですが、それでも若干の個人差があって、どうしても慣れは必要です。そこでRRM、BTOUに初めて参加される方を対象にTBIにご招待!まずルートブックナビゲーションをマスターしておく!というプレゼント!今年だけだからね。」という事などをはじめ10項目の・・・BTOUをとりあえず10倍楽しむ方法がスタート予定、流石に100万倍!は言い過ぎたんちゃいますやろか。
きょうの一枚
TBI2005・・・最終日のCP、この日は2箇所のCPはいずれも山の上からの景観が楽しめました。一つ目は雲海でふたつ目は本当の海が。今回の集合場所はどうも奥道後ホテルになる予定、ワーイ!

2006/01/16 (月曜日)

ダカールもラックロゼにゴールし、今年の大会も閉幕しました。見事にゴールされた方には、心より「おめでとうございます。」とお祝いを申し上げます。そして途中で不本意なリタイアになった方の健闘も讃えなければなりません。さまざまな思いとドラマが在ったことでしょう。
今でこそお茶の間からは随分と遠ざかってしまった感のある「パリダカ」一時期はそれは盛り上がったものでしたのに。ヨーロッパは再びパリダカブーム、それは世界にも広がり北南米・中国など参加国や参加人数はまだ増加中。アフリカの参加者も少なくなくなりましたね。日本ではかつてのF-1ブームもそうだったように実に熱しやすくさめやすい日本の国民性。それはメディアなどの体質的なものもあるのか知れませんが、やはり日本人の性向、何かと考えさせられることです。まあ費用対効果や視聴率などと違うところにある、こうしたイベントに更なる夢を持ちたいものです。そして4輪部門で未曾有の連勝記録を作るのは日本のメーカー!!「まあ宣伝だから」と切り捨ててしまうには実にもったいないくらい、走る姿も風景も美しいではないですか。
来年はキムタクでも乗せればどうですか?エッ、キムタクじゃあ古い?!
それに頑張ったのはVW、実に大健闘。トゥアレグもだんだん完成域に、ミツビシのL・アルファンにナニゴトかあれば、VWのドヴィリエに勝機はあったはずなのですが。そういえばMOTOもAUTOもチャンピオンたちにナニゴトかが起きて、勝つことの困難さを見事に演出してくれました。これがモータースポーツの持つもうひとつの面白い側面ではあります。
NEWS・・・追って公式的な案内としての続報があると思いますが、BTOUの北京のホテルが決まりました。ボクの執念にも似たお願いが利いて「北京飯店」あの天安門、故宮のすぐ東にある中国の近代史におけるさまざまな国家的な会談などが繰り返された場所。外観はそうでもないのですが、一歩足を踏み入れるとオールドチャイナの空気が、それは気持ち良く2005年夏もみんなが故宮観光に行っている間に、ここでひとりくつろいでいました。いるだけで歴史を感じられる空間、そして徒歩数分で訪れることのできる世界遺産・・・・・レセプションのオーダーには京劇と胡弓の演奏。翌日はエアで出発。
きょうの一枚
その故宮。いつも絵葉書みたいな写真しかないので、と探していたら石畳越しに紫禁城の瓦屋根。幾世代も踏み削られた石畳はパリのそれもベルサイユ宮殿のそれも、そして故宮のそれも同じ悲しさを感じさせます。

2006/01/13 (金曜日)

「やっぱりイリトラックのトラブル!」
ご心配をおかけしました。とボクが言うのもおかしいのですが、スガワラサンはキッチリと走っていました。やっぱりイリトラックのトラブルでした。もうイリトラック見るのは止めようかな。まったく罪なシステムです。完全でないのならサービスは考えるべきかもですね。いや、それでもあったほうが良いのは間違いないのですけど。
で、そのスガワラサンは総合5位に浮上。クラス1位で2位にビスマラ、3位にテルヒト、とこれらのタイム差がまた微妙で、ハラハラですね。今日のステージ13、ここが最後の勝負どころ、タンバクンダに着けば、もうダカールはソコです。頑張れテルヒト!ビスマラを交わせ!と思うんですが実際のところの状況は分からないので。
さて話は変わることにして、最近のボクの興味はSF。といっても小説の話ではなくてスターフライヤーという新規参入のエアライン。デザインの業界誌などでは早くから取り上げられていたこのSF、機材をはじめボー ディングパスなどの周辺ツールなどは言うに及ばず、完璧にデザインオリエンテッドな、しかもトム・フォード時代のグッチを彷彿とさせるようなクリエイティヴ・ディレクションぶり。素晴らしい!のであります。が実は気になるのはマーケットとの整合性。いや楽しみですが、この続きのお話はまた。
きょうの一枚
今日の一枚は「なーんだロシア製のバイクの紹介だな!」と思ったあなた。正解です。がしかしピストは左にありますが右手には水によって浸食された穴というか割れ目というか、が覗きます。3台目のバイクの少し先にはピストの上におそらくワンコーションくらいの穴があるはずです。ほこりの中を右手から追い越しに掛かった場合は、おそらくその穴は2コーションか、ひどい場合には3コーションにまでなってしまいます。そんなお話がしたくて、こんな写真。

2006/01/12 (木曜日)

今、日本時間は20時。朝から1分も途切れなかった打ち合わせや会議が終わってホット一息。で専用?モニターではパリダカの位置情報サイトが、不穏を告げているではないですか。今日12日ステージ12は、マリの首都バマコからギニアのラベという町に向かう800kmを越えるロングステージでしかも最後のマラソンステージの1日目。最後の最後の山場といって良い。GMTは11時。朝の197kmのリエゾンをほぼ全てのマシンが消化して、DSSつまりSSのスタート地点に到着し、さらにとっくにスタートが始まったというかスタートは終わってる。てのに、スガワラサンの501はリエゾンスタート18kmの地点で止まったままになっている。2号車はもうDSSを後に70kmほど進んでいる。よくリプレイして見ると18km地点には2号車も20分近くストップしていたことから2つのことが考えられる。ひとつは回復不能な深刻なトラブル!もうひとつは位置情報システムイリトラックのトラブル。数日前も似たようなことがあった。ところが少し気になるのは数日前からトラブルを抱えていた傾向がレポートされていたことだ。ちなみに5位にいるタトラの名ドライバーであるロプライスもNO INFORMATIONと表示されている。クラインシュミットはスタート直後に立ち往生している模様。マラソンステージだけにリタイアの可能性は大きい。スガワラサンもイリトラックのトラブルでなければ、相当に厳しい状況に追い込まれている可能性がある。DSSはまもなくクローズされてしまうからだ。「イリトラックのトラブルだった」という事のみを祈ろう。
TOYOTAの浅賀さんは昨日のSSでクラッシュしてフロント周りにシリアスなダメージを受け、大幅にフロント周りの変更をした結果、無改造クラスから改造クラスへ変更を余儀なくされ、「昨年のプロダクションクラスウイナー浅賀はタイトルを失った」とコミュニケにある。1-2-3を狙うトヨタにはアイタタタ・・だけど、まあ無事リカバーして走っているのならば良しだ。もうあと少し、全ての人の健闘と無事を祈りたい。
きょうの一枚
モンゴルの道。好んで良く使われた写真です。

2006/01/11 (水曜日)

最近なにか文章が上手く書けなくなった気がする。昨日のOVも実に文章としては伝えたいことが書き綴られていなく、不必要に長いだけなのである。忙しいから!なんてのを言い訳にするなんてつもりもないが・・・心を入れ替えて書くことにするぞ。だいたい最近多用しているこの・・・・・がいけない。面倒くさくなって表現しきれないために、ニュアンスでしか伝えられなくて、文章側が最低必要な表現力を読み手に委ねてしまっているといっていい。という反省に立って。トータルでクオリティの向上に努めて行きたいものだと思う。
さて今日もパリダカネタは、カミオンクラスのお話。実はスガワラチームの最近の強力なライバルは、メルセデス・ユニモグに乗るイタリア野郎のヴイスマラなのである。これは昨年も書いたような気がする。かれは昔はレンジローバーで走っていた。今は同じU10000ccのカテゴリーでカミオン部門で激しいデッドヒート中。2台のHINOの間に割り込んでいて、一時は1号車に急迫。2号車のテルヒトは、これに強烈にプレスをかけて1号車を安全圏内に逃がせようと必死の姿がうかがえるのだ。そこに落とし穴がないことのみを祈りたい。そして最後半のタイトでツイスティなピストでモンスターカミオンたちに1号車肉薄させるべく虎視眈々である。その時も機動力のあるHINOに立ち塞がるのは老獪ヴイスマラのユニモグであろう事は間違いない。このようにどの参加者にも、じっくりと観察しなければ見えないドラマがある。近年のこのカミオン部門の闘いは、実に凄みを帯びていて玄人受けするモノなのだと思うが、玄人筋のないメディアでは気がつく由もなく、実に残念としか言いようはない。
暖かくなってきた。んで年末には届いていたHP2にボツボツと乗り始めることにした。実は2002のパリダカのあとボクの4年間というものは、寝返りも困難なほどの激しい四十肩いや五十肩に悩まされていて、バイクどころかコートを着るのも困難!でSSERのカミオンの乗り降りもできないほど、あれほどいつも持ち歩いていた水着、つまり水泳もパッタリ!な日々。でその当然の応報で筋力も著しく衰えて足腰もガストンと2人で「アイタタタアイタタタ」と正座も出来ないほど。「そーかあ、こうやって老化の一途をたどるんだなあ」なんてひとり黄昏ていたのでした。あるところからのラリーのお誘いも、肩と厳しい視力の低下と黄昏を理由にお断り!がしかし輝ける2006年!やっと回復の兆し!なのだ。なんと左肩に僅かに残る痛みを除けば快調。あの高いといわれるHP2のシートも楽々と長い足!?でクリア、走り出すと「ああ80G/S以来の感激!!いや本当に素晴らしい!BMWありがとう」(涙)なのであります。
雪がない四国とはいえ、多くの林道は通行不能。でも秘密のあそこの直線は120km/h出せるダート、パリダカマシンのシェイクダウンで必ず走った、あそこ。今日の夕方行ってみよう!
と思ったら、分刻みの予定が。トホホホ。でもいく!
きょうの一枚
お出かけ準備を撮られてしまったボク。オフィスからすぐにダートがあるのもSSERらしいかもだ。

2006/01/10 (火曜日)

「正月雑感」
2006年も今日で10日目・・365分の10を消化しました。正月休みに続いて存在する3連休!なんとお休みの多いことでしょうか?!勤勉な日本人・・は過去のことなのか・・・とにかく休みすぎです。GWもですが・・日本で仕事するとある外資のアメリカ人は、GWには日本で仕事が出来ない!とアメリカへ出張すると言っていました。そんなボクたちは16年間もGWを休むことなく?いやあのTBIやTDNの日々は仕事なのか休みなのか?正直なところ不鮮明ではあります。もちろん決定的な死語を使うと「ファジー」なのでありますな。ファジー・・・ナンとうっとりとするような言葉・・・どうしてこんな便利な言葉を死語にしたんだろう日本人!?
仕事の話に戻ろう、近年ではワークシェアリングとか言って、就労率を上げるために、仕事をシェアするという事なのですが、正月休みに僕は考えた。ワークシェアリングなんていうと、まるで仕事の量に対して人間が多いような感じがします・・・ゆえにそれが失業につながっているみたいな。でもその実はそんなことはありません。今の世の中、所得格差にも似てナニゴトも「デキル人とデキナイ人、ヤル人とヤラナイ人」に分かれてしまっています。でもってその人たちの間で仕事をシェアすることは、ホントウにはできないのであります。
さらに正月の風景を一変させたのも、正月返上で仕事をする人たち・・昔は元旦や2日の夜なんて戒厳令の夜みたいに人影もなく、行きかう車もまばら、でした。スーパーが深夜営業をしていたことは知っていましたが、いまでは元日から多くの店が営業しています。もう数年もすると正月の風景は無形文化財になりかねない勢いを感じます。
まあそれもいいでしょう。それでもひとつのケジメとして新たな年のスタートに、達成するのには相当な困難と努力を求められるような新しい計画を立てましょう。そういう意味では、SSERはまあバッチリです。SSER今年のテーマは新しいアイデンティティの確立!「???」
そうダカール情報・・・なんていうか、みんな詳しくて。これもネットの発達の成果なのか!そしてキフアからカイエに向かう今日のルートに、ボクは様々な思い出が詰まっている。そういえば、また悲報、事故。ASOとKTMやBMWはMOTO部門の悲劇を無くすべく種々の対策を採っている。主催者は最高速度の低減や航続距離を下げてタンクキャパシティの低下による操縦安定性の向上などを目指しているし、最新のニュースではKTM、BMWの2社が共同で脊椎と胸部のプロテクターを開発しているという。どちらの話題もボクにとっては最も気になるニュースなのだが。そしてそのプロテクターの市場投入を心待ちにしているのでもあるのだが。9日カイエに向かうステージで、不運な事故に遭遇し死亡したアンディ・カルデコット(KTM-Austraria)氏に対し心からの弔意を表したいと思う。
・・・・・話は変わる。
やはりダカールへの道は、一筋縄では行かない。常にマシンも身体も調子良くて、アクセルを開け続けられるのならまだしも、常に抱えているであろうマシンの不調。祈るような気持ちで走り続け、2駆になってしまってやってくる大砂丘。エンジンから絶えず聞こえる異音、そしてハードな路面に打ちのめされた足回り。かつてパリダカール時代、トラブルを抱えては後方を走らなければならなくなった時、そこでボクは精神的に鍛えられた、と思う。その体験が無ければイマが無かったと、はっきり言える。
かつてボクの憧れたロスマンス・ポルシェ959でそれは鮮烈な優勝を飾ったルネ・メッジも、今のミツビシの黄金期を築く原動力だった篠塚建次郎さんも、いや篠塚さんは今回でラストランなのだが、栄光の日々とは決別してプライベーターとしてダカールを目指している。次世代の者たちのはるか後ろで、まさに後塵を拝している。そこには何があるのだろうか。
そこにはちょっとうかがうことのできない精神世界があると言って良い。いや、そこにいないことに対する不安のようなものが男たちにあると言っても良いかもしれない。それが証拠に、ボクだってこんなにも悶々としている。
国を代表しているオリンピック選手などとは全く違う、なんていうか何か不器用な男の生き様がある。おろかで情けなくて、ちょっとワルで、ベトナム帰りのような・・・そんな大人たちのそれぞれが、参戦20年を超える。なんて言えばいいんだろう・・・つまり人生の大部分を、このアフリカの巨大なラリーに費やしてきて正気に返ったときに、「なんと無駄に生きたことか・・・」と思うだろうか?答えは否である。
きょうの一枚
勢いのあるヴイジュアルが欲しい!ということでビバンダムのような積乱雲が地平線からムクムクと・・・モンゴルです。優しくたおやかな大地。

2006/01/06 (金曜日)

ボクのデスクはデュアルモニター!つまりパソコン1台なのにモニターが2台・・・液晶とトリニトロン管・・・「右脳と左脳で使い分ける!」なんてのは体の良い言い訳!で片側のモニターはDAKARのトラッキングモニターが常時表示されていて、誰がどこに居るのか早わかり、そのうち画像もスパイ衛星みたく見えれば面白いなあ・・・「ああBTOUもはやくこんなにならんかねえ・・」とため息。でも同時表示は4台までなので忙しい。いやそれにしても素晴らしい。ラリーなどの観戦に向かないモータースポーツにとっては画期的なものなのだが・・・・・以前はアメリカの会社と、こうしたシステムについて検討したんだけど、それも12年前のこと。このシステム、主催する者には長年の夢だが、参加者の家族たちにとっては、こんなに頼もしいものは無いだろう、と思う。でもまもなくさらに一般化されて、地球上にいる限り・・どこにいるのか!誰にも分かるんですぞ・・・。
でダカールはいよいよモーリタニアステージ、ここからが勝負どころ。
きょうの一枚
ウヒョー!バタネン!プジョー406S16・・・昔のお話ですねえ。これはニジェールビルマ砂丘で。こんな古い写真ならSSER

No.0000 – Organisation Voice 2006/01/05

明けましておめでとうございます。2006年最初のOVをお届けいたします。年頭に当たり様々にメッセージを、と思いつつも真っ先に北陸地方の豪雪被害を心よりお見舞いいたします。私たちは心配するくらいしか出来ませんが、様々な天災や困難が少ない1年でありますようにとの祈願の言葉もつい数日前のこと・・・その気候変動は、人類が破壊を続ける環境問題に端を発するばかりではなく、長期的な地球の活動のメカニズムによるものであることが分かります。自然の前では人類というのは実に卑小な存在です。自然と向き合い相容れあって暮らす、という生き方。今年はそんな生き方を目指したいと思います。さて新春恒例の「コタツの中から・・・パリダカ情報・・・」なんですがまだまだ序盤、波乱含みであるとはいえ、増岡リタイア、ナビがコーションマークを見落とした??なんていう報道に???日本勢はどちらの部門も苦戦中!ですがチームスガワラはいつもどおりの滑り出し。細かな情報を集めながら毎日少しずつ解説をしていきたいと思います。でも話題はサインツ!VW!興味津々。

そして2006年は「話題とイベント、お仕事!」が過去最大級。超もりだくさん・・・「いいんかいな?こんなスケジュールで・・・」って、もう一度冷静に考えて一つ一つを確実でレベルの高いものに仕上げようと思います。どうかご支援とご協力をお願いいたします。

きょうの一枚
ボクの事務所の秘密の小部屋、昨年暮れに出来た?に収まるHP2・・・・まだ16kmしか乗ってまへんがな、でもこれまでのバイク遍歴の中で傑出した1台であることは3kmも走れば分かった。凄いのである、車高も。


OVバックナンバー

(2022/06)Organisation Voice は現在旧サイトからデータ移行中です。
工事中のところが多数ございますがご了承ください。

2015年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2013年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2010年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2008年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2007年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 01 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
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Organisation Voice 2006

 

2006/12/25 (月曜日)

メリークリスマス!!
良い天気で、朝の光は燦燦「こりゃー、今日も1日、暑くなりそうだねえ」なんて言い出しかねないほどの強い日差し。高知ではハイビスカスの花が咲いているという勢い。温暖化というからなにか柔らかな響きがあるのですが、もう止められない一線を越えているような感じがします。
さて、2006年も残り少し。この12月にとある本が発刊されました。それは「大陸横断ラリーin 1907 北京~パリ限界を超えた1万マイル ルイジ・バルツィーニ/著 樋口あやこ/訳 」早速注文しましたがな。なんとこんな本が新刊で出るとはねえ?!早々に読んで報告いたします。でもまあ何度かこのOVに書きましたが、来る2007年は1907年の北京-パリから数えること100年。パリ-モスクワ-北京から15年。世界の自動車冒険旅行が競技という形態を整えた100周年のアニバーサリーイヤー!!(パチパチパチ)なのであります。僕はこの100周年を祝いたい!!100周年記念BTOU!!だし、100周年記念SSERアクティビティ!!とすることを宣言!!冒険ラリー100年の記念品を作って売ろう!(と、すぐそんな姑息なことを考える!!)
さて100年ほど歴史をさかのぼる1901年、スェン・ヘディン探検隊は砂漠に消えた古代都市「楼蘭」を発見し、さまよえる湖「ロプノール」を発見します。ちょっと年号が不確かですが・・・ロプノールはちょうどゴアテックスの上の水滴のように地表をうろうろしていたのでした。その時の冒険の本を試走に持っていったきり紛失・・・読みかけだったのになあ。そして次第にタリム盆地やタクラマカンあたりの様子が明らかになっていきます。ボクはというとグーグルアースで今日もモンゴルを、そして西域を探検中!!さあ、年末大接近中!!ボクの世界地図は増えるばかりだ。
きょうの一枚
その注文した本です。

2006/12/22 (金曜日)

BTOUのお話を少し。

11年目の開催となった2007年は、既報のとおり西に向かいます。西へ向かうと、モンゴルの大地は時間の流れに乗って進むことを実感する広さです。たとえば日に日に日没が遅くなります。おそらくホブドまでいくと午後11時まで明るいはずです。これで地球を実感することになります。時間の方向に走る!!つまり地球の自転の速度で走れば時間は止まるのだろうか・・・などといつも考えるのは決まって西に向かう旅でこそだ。
そんな時間旅行の2007年は、どんな顔ぶれ・どんなマシンが集まるのでしょうか?タノシミタノシミ・・・で、どーも菅原さんは「ライノからフルカバーボディに変えるよ、何だと思う?」と、さて?? 古くからRRM時代の参加者もあれば前回のワンツー池町、池田、春木編集長たちの参戦表明。もちガントルガや、ロシア人チームも。
YOUTUBEに出るや、早速ヨーロッパのTVが取材の申し入れがあったり!と、ここに来て忙しくなり始めたSSERのオフィス。来年の暑い夏に早くも思いをはせながら、モンゴルの地図はもうマーカーでマッカ!?になってきています。
さて週末。メリークリスマス。皆さんにも素敵なクリスマスプレゼントがありますように。
きょうの一枚
TBI2006から。四万十川の沈下橋。それにしても結構大きい流木が橋脚に引っかかってるではありませんか?四万十川、今も豊かなこの川は四国のシンボルでもありTBIのシンボル、なんかこの河原をビバークに出来ないかね?

2006/12/21 (木曜日)

ダカール。アフリカ大陸の西の果てにちょこっと突き出した半島。沖合は、大西洋ですが、日本の遠洋漁業もここまでやってきて操業していますがな!カナリア海流という寒流と赤道海流がぶつかる好漁場なのです。
話がそれました。でそこは、たぶんアフリカ大陸の最西端にしてセネガル共和国の首都。古くから奴隷の積出港として栄えた忌まわしい過去を持ちます。もちろんフランスが旧宗主国ですから、言葉はフランス語が通じます。というか公用語に近いものです。緯度はというとたぶん北緯17度くらいですか?赤道と北回帰線の間、つまり熱帯です。で、1979年からはじまったパリダカールというラリーのおかげで?一躍有名になった町です。
このダカール、つまり地名ですが、何故にこうも胸を掻き立てるものがあるのか?いまだに不思議です。そのラリー、よく出来た物語のようでもあり実にいい加減な落書きのようでもあります。またしっかりと考えつくされているかのようでもあり、行き当たりばったりのようでもあります。巨大なマネーが動いて、誰かが潤っているようでもあり、その実大変に困っているようにも見えます。
しかしひとたび競技者としてそこを目指すには、誰にも負けないほどの闘争心を抱き続けるモチベーションの持続が必要です。あきらめることは簡単なことです。あきらめない、ということは大きな犠牲が必要です。12月21日にもなって、まだ現地にも行かずに出場のために最後の努力を続けている男がいます。
この2007の大会を自身10年に一度のチャンスと狙っているのです。こうした無意味なとも思える挑戦が、ラリーを、または夢を実現してきたのではないかと思います。道のりははるかなようで、時間はわずかです。夢と冒険に命を燃やすためには、人生はあまりにも短いのかもしれません。
きょうの一枚
蒼き狼の試写会のパンフ・・・・人生は短いのか?しかしこれほどまでに語り継がれた男もいまい!というほどのチンギスハーン。で、ロゴはどーしたんだろう?

2006/12/20 (水曜日)

昨晩は東京で「蒼き狼」の完成試写会に行ってきました。角川作品の「男たちの大和」に続く超大作。原作は森村誠一の「地果て海尽きるまで」チンギスハーン役は反町隆史・・・なんてのは皆さんご存知。上映は来年3月3日からの予定です。で、どうだったか?「・・・・・」ボクは評論家でもないし、答えるのはいかがかと思いますよって、映画を観てください。
でも少し書くと。空気が今のモンゴルの気がするんです。もちろん今のモンゴルで撮ったものであるのですが・・・また今も昔もモンゴルの大地は変わっていない!!のではあるのですが・・・・・なんかボクには違和感が。チンギスハーン役反町の演技はなかなかのものなのですが・・・どうにも一人芝居を観ているようで。ただテーマが、父子、女、などと交差させていて、伝えたいメッセージは感じます。
でボクはチンギスハーンと符号を同じくする部分があってですね・・・チンギスハーンは1155年生まれでボクは1955年生まれ。今年はチンギスハーンが51歳でハーンの位について800年。つまり1206年-2006年なんですね。ついでに書けば、自動車の黎明期1906年には北京-巴里自動車競走があって、来年は100年。なんと過去の2007年に自分の手で・・・と考えていたのは不遜な思い上がりだということが。しかしモンゴル、そして将来の中国西域への探求の思いは、まさに「地果て海尽きるまで」の思いはいや増すばかりです。
きょうの一枚
今日も菅原さんからのメール・・・フランスの古城のオーナーが自分の敷地にあるオフロードコースにティエリーサビーネの名前が・・・その名前が城主の名前なのか故ティエリーなのかは菅原さんの文面からは読み取れませんでした。

2006/12/19 (火曜日)

訂正がありました。BTOUにはじめてご参加の方はTBI07にご招待!!というHPの記載。「あれ、これって、RRMも含んで初めての方じゃなかったっけ??」「・・・ううー、もう遅い!」という訳で、なんとBTOUに初めての方なら、RRMの常連参加者も招待してしまう!という太っ腹!!ぶりな今日のSSER・・・ボクは東京に向かう機上の人だけどね。
さて、昨日少しリークしたチームBMW Japan・・・2007/1末よりG650Xのマシン改造がスタートします。その様子は各種メディアやもちこのHPでも取り上げていくことになりました。(業務連絡)BTMさんもよろしく・・・マシンの仕上がり状況を見てTBIまたスペアマシンでA-TEC Cross Country Hokkaido 4daysにテストライドされる見込み。タノシミだね。雪辱に燃えるガンちゃん660・・・KTM勢に勝てるマシンとなるのか!?
明日の夜のOVは東京クリスマス直前レポート・・・なんてするかな?あと札幌・東京・大阪・・・でプレゼンテーションを予定!!名古屋の皆さん!今度は東京か大阪でお目にかかりましょうぞ。(すいませんスケジュールが合わなくて)
きょうの一枚
菅原さんからメール!!ルマンの近くにある彼らのガレージから、臨場感あふれる作業風景!が届きました。それにしても驚くばかりのスポンサーの数!!もち来年北海道4デイズの冠!「A-TEC」のロゴも!!またあの周辺の市街地でのSSや学校敷地内の専用コースでのモタード?もあるかもですよ!!

2006/12/18 (月曜日)

土曜日の早朝、ブッフェの朝食はクロワッサンやチーズが旨いし、だいいち居心地が良い。行き届いたデザインのレストランはフランス系のホテルだからか、ガラス越しに見える風景もまるでモンパルナスあたりのように見える。ここは北京だ。厚手の黒のカシミアのコート、手にするたびに気持ちの良い皮のグローブ、モンゴルで買ったカシミアのマフラーで装備して、ホテルの回転ドアを押し出すとものすごい風。氷点下5度に強風は体感温度を一気に押し下げる。
王府井に向かうと強烈な追い風で、歩く速度は加速。時間が早いのでまだ朝の準備の煙いの立つ胡同(フートン=路地)に迷い込んでみたり、パン屋を覗いたりしながら、天安門の近くまでやってきた。「寒い!」のだが少し薄く背中に汗を感じた。まだ改札の始まらない故宮に着いた。8時30分からだ。券売に並び40元で入場券を買う。1時間あまりかけて収蔵品などを見た。乾隆帝時代の壷や磁器、清朝の最も花やかなりし時代のものが多い。この故宮というのは明と清の時代の王宮で1420年に造営され、清の溥儀が退位する1911年まで約500年間も王宮となり続けたのだ。
高い城壁が張り巡らされ、総面積は72万㎡22万坪!!だ。天安門から入って北の門を出るころには、顔も凍傷寸前!景山公園の前でTAXIに乗ってホテル!大急ぎでバスタブに湯を張って、ダブンと入れば手足はまるで氷が解けるように・・・はるか500年の旅から帰ってきたような錯覚。やっぱ中国は大きい。無駄に広い。と思っていたら、空港までの田畑はもうすでに無くなった。ビルが林立し、5分間走る間に建築中のビルは100個ばかり数えられるほど。
きょうの一枚
BMW G650X・・・いよいよBTOUでも BMW vs KTM の闘いの構図が・・・BTOU2007にはBMWのミニ?セミ?ワークスチームが出場予定。マシンはこのG650X・・・夏までにどのくらい完成させられるのか?興味津々!!ライダーなどメンバーの発表などは、2月から3月ころに開催予定の「SSER PRESENTATION 2007」にて!たぶんプレスリリースがあるかもです。雪辱に燃えるガントルガ&マエダッチ勢のKTMにこのマシンは果たして通用するのか?!てなことがタノシミに追加。

2006/12/15 (金曜日)

北京2日目の夜。冬の北京は2年ぶりか。夏は暑いのに冬は寒い。そういう意味では損をしている。フビライは夏には北の避暑地を夏の都と呼んで、3ヶ月あまりは暮らしていたらしい。ザナドウという都。仕事はともかく、中国では考えることが多い。
そうそう北京に来る途中の新聞でウイニーの判決を見た。検察側の懲役1年の求刑は通らなかったのだが、罰金150万円の有罪判決。それならコピー機開発した人も有罪にならなければおかしい。知的所有権を考えるのはこの混沌とした北京では難しい。ビル丸ごとコピー商品のデパートは、何のことは無い日本人や西欧の観光客も多い。日本も中国の文化を持って帰って真似ている!と中国人は言う。そうだ唐や隋の都西安には、空海をはじめ多くの日本人が学んだのだ。学ぶ教える、真似る真似されるは繰り返されるのかもしれない。
きょうの一枚
BTOUコーナーでは新しくphotograph collectionと題しまして、秘蔵映像・画像をBGMと共にご覧頂ける企画をスタートさせました。定期的内容も追加しますのでお楽しみに。TBI版ももうすぐ掲載。
BTOUサイト>>

2006/12/14 (木曜日)

BEIJINGに居ます。古くマルコ・ポーロはこの都までやってきて元の皇帝フビライハーンに17年にもわたって仕えます。豪華絢爛たるこの都に驚いたと書いていることよりも、タクラマカンを越えるくだりのあたりのほうが興味深い。
「夜になって、この砂漠を横断していた。仲間たちから遅れをとってしまって必死で追いつこうとすると、霊が仲間のような声で話しかけてくる。旅人はこうしてあらぬ方角に連れて行かれて命を落とすことも多いという」
いま敦煌のその周辺は、観光客で押すな押すなの大騒ぎらしい。250mもの高さを誇るこの地の大砂丘も、近くにある莫高窟や月牙泉もラリーで訪れることは無理なのだろうか。BTOU次の10年の課題は、このあたりなのだが問題のほうが多いのだ。
きょうの一枚
中国と言えば「京劇」。清代から北京に伝わる伝統的な劇です。色鮮やかな衣装と胡弓や銅鑼の音が、目と耳を刺激します。

2006/12/13 (水曜日)

「出張の谷間」
日曜日から北海道に出かけていました。んでもって明日からは北京で、今日は出張の谷間!!ということであります。北海道は本格的な冬に突入していました。相変わらずアイスバーンを疾走するクルマたちに「フライングフィンだね・・・」そうフィンランド人はラリードライバーもエンデューロライダーも大挙して輩出する土地柄。緩やかに波打ったアイスバーンの道をたくみに駆け抜けてく・・・そんな姿を連想しつつ、こうした大地が鍛えるのでありますな、きっと。と、芦別の温泉に向かうのでありました。
北海道4デイズは、メルマガに少しリークしましたが、おなか満腹大作戦!!で行こうかと考えております。「Hard but Gourmet」なコンセプト。ビバークにはワインとかチーズとか・・・もうとんでもなく楽しくおいしい企画がスタートしています。
んでもって北京。ボクのライフワーク・・・生涯の目標。がんばって来ます!!
きょうの一枚
チームスガワラのルマン郊外にあるガレージ・・・グーグルアースではなくて空撮です。ちょうど真ん中辺りにある大きなガレージが作業場。手前の駐車スペースに4台くらい車が停まっています。その左の建物が住居兼オフィス・・・ラリーのスタート前になるとたくさんの人が寝泊りしているですよ・・・まさにパリダカ合宿所。ルマンのころには日本人のルマン出場チームが借りていたりするそうですが、最近はルマンのほうも日本人参加チームはどうなっているのか?

2006/12/08 (金曜日)

菅原さんたちは、昨日フランスへ旅立ちました。もう当たり前のことのようにダカールへ、飽くなき闘いを続けています。まさに「魂の挑戦」といったところです。こんなこと書くなと怒られるかもしれませんが、近年は、ゴール後あの高い運転席から降りるのも、しばらくしてからじゃないと降りられないほど疲労困憊です。まるでドライバーをサポートするデバイスが満載で、さぞや快適なドライビングをしているだろう!と思っている人も少なく無いでしょうが・・・・・。
80年代後半、ガストンライエが、ゴール後両脇を抱えられてバイクを降りているところを見たことがありました。1000kmを超えるタマンラセットへの道のり。そして指を一本一本メカさんに広げてもらっていた・・・まあ菅原さんの姿にそれがダブります。
近年カミオン部門の闘いは熾烈の一途です。もちろんラリーのクイックアシスタンスのカミオンも走るのですが、昔と違ってアシスタンスカミオンは別のルートを走っているので、まあ競技を走る90台のカミオンのレーシングクォリティはイヤーバイイヤーに高まっているのです。
菅原さんの生き様、それはまるで投げ出したくなるほどのライバルたちの進化。いやになるほどの日本国内の理解度の低さ。しかし、それらもこれらもひっくるめて、つまるところ「挑戦の人生」なんだろうと思います。
池町佳生も今年は挑戦します。いや今まで挑戦してなかったわけではないのですが・・・何に挑戦するのかというと、答えは「自身に」でしょう!?自らの人生のリスクをかけて挑む、といえば大げさですが・・・ただひたすら、上昇志向を持って生きる生き様には、ただただ脱帽するのみです。さて、ボクはフランスからのメールなどを頼りに、彼らの近況や戦いぶりを!今年も「こたつ・・・レポート」していく予定です!!
きょうの一枚
リドのカーニバル!!じゃなかったパリの名門キャバレー「LIDO」ちょっと華やかさが足りないので・・・ヤマハの50周年のパーティの模様!!

2006/12/07 (木曜日)

今日は一転して冷たい雨の1日。なかなか寒いです。今ちょうど来年の輸入車ショウの仕事に取り掛かっています。モチ地方のイベントなんですけど・・・で輸入車についてアアデモナイコオデモナイという話をしていたです。
Yahooの自動車アンケート!の企画にボクと池町クンが登場してます。
メインページ
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/index.html
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/100comments/index.html

ぜひ、見て、笑ってください。写真送れ!と言うんで、テキトーな写真送ったら・・・これがヌフトホテルのブリーフィング中のバカチョンデジカメ!!池町君なんかスタジオでライティングされたやつ・・・ようし!ぼくもスタジオで撮影してくるぞ!!
で、そのアンケート・・・好きなクルマも100車種くらいから選ぶので、その中にはボクの答えはゼロ!なのでしたが・・・まあかろうじて収めてみました。というか締切日過ぎてなに書いたか覚えてなかった。バイクでもやれば面白いのに。
おお、そういえば昨年のBTOUをガンガン走っていたあるライダー・・・1200GS-ADVを今にも買いそうな勢いでお目にかかりました。
「ADVで遠くへ行きたい!大陸を走りたい」
「やめときやめとき」
「???自分もHPでADVが良いって書いていたでしょ」
「違う!あれはカタログが良いって書いていただけなの」
「あっ、本当は自分も欲しいんだ!?(これは第三者の発言)それで人が買う!とかいうと、そんなことを言うんだ。もう、ひねくれてるんだから・・・」
「・・・・・」
欲しいバイクってのは、こうしてたくさんありますね。

きょうの一枚
菅原さんたちのルマン郊外にあるガレージには、空輸されたゲルが建っていてなにか不思議な空気を醸している。あの中でストーブを焚いてぐっすり寝れば、また元気が湧いてくる。チンギスハーンの時代いやもっと古くからの大陸の知恵だ。

2006/12/06 (水曜日)

「イタリアの誘惑・その2」
暖かな小春日和の日差しが窓いっぱい。オフィスの植木鉢も気持ちよさそう。オフィスにはなんとモンテッサと80G/Sがディスプレイ(しているつもりじゃないけど、鎮座)実はコピーの前に置かれていてジャマっケ!?だったのを昨日移動したのさ。デスクからはG/Sが最も美しく見えるボクの一番好きなアングル。製造年月日的には、ちょうど20歳のマシンだ。いい年のとり方ができているか?そこに置いてあったイタリア製のソファは、部屋から出て行ってしまって、奥の編集室?に移動。久万高原町の友人の作業場で見つけて譲ってもらった丸太の寝椅子・というかベンチと空間を作り出している。
その友人の木工所に、ボクがデザインするから家具を作ってネットで販売しよう!と言って「やろうやろう!」となってもう3年くらいになるけど、これもまた手付かず。相変わらず久万高原は林業が衰退の一途、二次加工品が出来ないままだ。いや、そんなことを書こうと思ったわけじゃない。イタリア家具の話を書こうと思っていたのに前置きが長くなった。
やっぱり服と家具はイタリアのんが良い。僕がまだ24か5の若造だったころ、ジョルジュ・アルマーニのオートクチュールのスーツを手にして驚いた。「世界にはこんな服があるのか?」と、彼は確か当時メンズなんてやってなかった。75年にアルマーニは自社ブランドをスタートさせたのだからその直後のことだ。それ以来ボクはイタリアン??街ではイタカジなんて言ってマリテ・フランソワ・ジルボーなんかが日本でも流行りはじめた。最近では、古くからボクの愛用の英国のベルスタッフも、イタリアンデザインに変貌して結構なプレミアムブランドになってきた。
オフロードバイクに乗る傍ら、ドカやマーニを乗り継いできたボクは、やっぱイタリアンレッドが好きで、自身のデザインも赤と黒の組み合わせは相当に多い。で、いろんな人に「お前は日本人じゃないね。イタリアンだ」とよく言われた。また前置きが長くなったので本文は割愛。要は愛でるのならイタリアンが良くて実用にはドイツが良いんだ!ということが書きたかったのに・・・・・どこから眺めても手触りも含めてすばらしいイタリアンデザイン。哲学的で複雑な表情のドイツプロダクツ・・・じゃあ日本はどうなのか?ということ。建築家はここんとこジャポネーゼががんばっているね。わけわからない変なOVでした。
きょうの一枚
3年前に久万で手に入れたベンチ。大洲の街角でイベント中にこれでよくお昼寝しました。

2006/12/05 (火曜日)

「イタリアンな誘惑」
最近のこと、バイク雑誌でDUCATIのHYPER MOTARDっていうの?あれを見かけて、ふーんドカティがねえ!?と、最近はボクのHP2も17インチで軟弱極まりないけど・・・実はこれが結構楽しい・・・というか歩くモノマガジン(某ジャーナリストが名付けた)なボクの気分はイタリアンにマッシグラ!!
では、とドカのHPに行ってみるとDUCATIはアルファロメオがリンクしてあって、あの世界限定500台の8C Competizione が2200万で「完売しました!」と嫌味タップリ?(ひがみかもしれない)に書いている。
気を取り直してドカのページに戻って、うろうろしているとアパレルのページは、「なに!?メーカーのページのクセに、ここでネットショッピング出来ちゃうんだ?」70年代のドカのりだったボクは、クラシックなドカのロゴの美しいヴィンテージな趣のレザージャケットを思わず買い物かごに入れそう!!になっちゃう。バイクも無いのにね。
そこで気がついた、各バイクメーカーはアパレルに力を入れている。以前はバイク買い替えまでの間の店頭のセールスアップかと思っていた?でもどうやらそうではなくて、いやそれもあるけど、「ブランド囲い込み」作戦なんだ・・・ウエアが完璧にあるブランドならバイクのブランドスイッチはしにくい!のではないだろうか。
で、ドカもKTMでもアパレルはイタリアンデザインで、イタリア製だ。BMWはドイツデザインのドイツ製。ここに微妙な世界観の違いが出る。かつて(って70年代初頭だけど)BMWからもデロルト(イタリア製ね)のキャブをつけたマシンが唯一リリースされて世界的なヒットになったじゃんか!イタリアよね。
で、ドイツが好きなボクはワーグナーの愛好家でもあるの(最近だけど)でも、ふっと聞いたフィリッパ・ジョルダーノ・・・1999年ミレニアムにローマ法王の前で15万人の大観衆の前でアヴェ・マリアを歌った・・・ローマ法王の死後は活動が出来ないくらい落ち込んでいたらしくて、最近の活動後の・・・とまあそんな話はともかく、やっぱイタリアなんだな。最近。で気がついた。「日独伊三国同盟だ!」不思議かも。
きょうの一枚
フィリッパ・ジョルダーノのデビュー?アルバム。ハバネラがすばらしい。

2006/12/04 (月曜日)

なかなか寒くなりました。北の大地の方はいかがお過ごしですか?うちも今朝、この冬の初暖房が入りました。でもうっかり間違えて冷房のまま「やけに寒いねえ」と。ここらの気候は最近はどうもほどほど、というのが無いといえば無いのですね。
12月といえば、ダカールの季節。もちろんラリー自体は1月なのですが、ぼくたちも何年もの間、12月のパリで過ごしたものでした。12月のパリと聞けば、ボクにはこの上も無く懐かしく、胸が熱くなるほどのものがあります。パリダカ、あっいやいまはダカールね。
多くの者がこのラリーゆえに悩み、時に打ちのめされ、時に立ちすくむ。ホントウにこのダカールってやつは、不思議なまでの人生模様を描いてくれます。それは何故なのだろうか?と、一時はよく考えたものです。これほどまでに多くの者を魅入る、その正体はいったい何なのだろうか?とも。
ボクがはじめて出たのは1988年。ちょうどアリ・バタネンのマシンが盗まれて、ユハ・カンクネンが優勝した年。マルコム・スミスも確かレンジローバーで走っていて3位だか「すごいなあ」と思ったものでした。丸目のキャメルレンジローバー・・・カッコ良かったなあ!年が違っていたらゴメン!!極めつけはダフトラックのヤン・デ・ルーイのダフ、ツインターボのモンスターマシン。80年代のテクノロジーの限界?!でこのラリーで、ダフの2号車の事故で撤退。
そしてここのところ復活!なのですが昨年はなんと車検落ち!普通ならもうちょっと厳しいかなって思うところ・・・今年はごらんの(今日の一枚)体制。メーカーはダフからジナフに替わったそうなのですが・・・で、デルーイさんというのは確か?運送会社の社長!!で、こんな調子。まるで佐○急便の社長がダカールに出る!とでもなれば、こんな体制が組めるのでしょうかねえ。
きょうの一枚
そんなこんなで、ダフじゃなかったデルーイチーム2007の体制!!いくらかかってんだい。

2006/12/01 (金曜日)

たくさんの宿題をもってムッホは本日ウランバートルに向けて帰国!!しました。皆さんによろしくとのこと、この誌面?を借てご報告いたします。ウランバートルはここのところ急激な寒波に見舞われています。そしてそのあと数日遅れで日本にも寒波がやってくる!のです。この数年間のウランバートルとの冬のやり取りで、この仕組みがわかりました。まあ考えてみたらそらそうだわね。気象なんてのは世界規模で動いてるんだものね。で、今年は4年ぶりのエルニ-ニョで暖冬・少雪らしいですね。でも今日は各地で雪降っているようですね。この前まで夏だったのに、もう冬。ということはすぐにまた夏??が巡ってきますね。
ところでBTOU2007インフォメーション資料・・・届いていますか?早い方はすでに「今日写真貼って、エントリー用紙送りましたよ!」だそうです。西に向かうプロジェクト、ロジスティクスにかかる高負荷を跳ね除けて、完璧なでもどこかエクスプローなラリーを実現しましょう。また参加者にかかる負荷も大きく、ゆえに困難さは増しますが、到達感・達成感は充実したものになることをお約束いたします。
きょうの一枚
池町選手が九州である全日本ラリーの道中で立ち寄りました。なんとワークスのスバルで・・・ダカールも近いというのに・・・。

 

 

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この間転記済み

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2006/11/27 (月曜日)

資料請求について・・・
本当にたくさんの資料請求・・・ありがとうございます。第1便の送りだし予定日までに製造可能なDVDの数量をオーバー!してしまいまして、第2便での資料発送は12月6日ころの予定となります。今のところ資料請求到着順に送り出す予定です。
デザインのことなど雑感。
ここのところ、ボクの携帯を「もういい加減に買い換えれば?!」「えっ、これってアンテナ伸びるタイプですよね。」「うそっ、アンテナって伸びないの??」「ええーっ、そんなの今やもう無いですよ。カメラもついてないでしょ?」「ついてない付いてない。次ぎ買うときもカメラ無いのにするんだー!」「なあに言っているんすか、カメラの無い携帯なんて、ありませんよ!」本当なのだろうか?ついこの前、アンちゃんが携帯で花の写真を撮って驚かせてくれたばかりだというのに・・・あっ、でも5年くらいたっている?で、その時はJ-PHONE・・・一人勝ちで、史上最高益!とかって、やっていたのに。
話がそれた。確かにボクの携帯は新しくはない。でも古くて仕方がないというほどのものでもない。なぜにこんなにも新しいものばかりに踊らされて、デザイン最先端!でもみんな持っている!没個性な道具を、悲しい日本人は9000万台も買って、買い換えて、また買い換えて!を繰り返すの?!こんな商品って、歴史的にも存在したの?!そんなことに何の意味があるの?(なんか井上陽水風に)
携帯の端末の買い替え需要というか、みんなの買い換え方は絶対に変!だとボクは思う。しかし、そこにある機能はともかく、デザインに関して言えば急速に変化をしている。これこそは時代を映し出す鏡のようだとも思う。残念なほどにマーケティングし尽くされている。つまり、チミたちが望むものなんて、ゼーンブお見通しなのよ。
もともとプロダクツで、ここまでデザインを重視しなければならないものは、なかった。いや、無かったというのは言い過ぎた。すべてのプロダクツにはデザインありきで、ボクなんかよくデザインオリエンテッドなんて言葉を操る。向こうの人はけむに巻かれてしまって、話を聞く気分が半減してしまっていると気づかずにだ。
また携帯はデザインばかりか、その広告も闘いが厳しい。キャメロン・ディアスが歩いてくだけでメッセージなCM・・・確かスリム?だということが言いたかったのか?携帯と呼応するまでも無く家電のデザインも相当に進んできた。かつてはSONYがデザインを引っ張ってきたが、いまでは韓国メーカーあたりに「おおっ」と思わされる。SAMSUNGやLGなんて、世界レベルのデザインをとっくに果たしている。
韓国には政府系機関としてデザイン振興院なる役所がある。院長はLG電子のデザインを手がけて名を成した金哲浩。今では韓国の産業界へのデザイン支援をしている。政府系がデザインを重要に考えている・・・というところにこの国の次代の戦闘力を見て取れる。でも携帯のデザインはまだ日本のほうがはるかに優秀かもだ。ちょっと心配なのは液晶ハイビジョンなど、これから10年の産業の目玉になるだろう薄型大画面のTVのデザインと価格だろうか。とここまで書いてデジタルハイビジョン放送は何なのか?!と書こうと思ったけど今日はデザインの話に終始しなければならんて。
長くなりすぎたのでまとめる。
もっとも真似しやすいものはデザインだと思う。しかし精神や思想、場合によっては歴史や文化、そうしたものまでデザインとして真似てしまう傾向がある。少ない人生、手に出来るものの量なんてたかが知れている。本当に手にしたいもの、を手に入れる。気の遠くなるような作業に?ボクは今日も邁進している。・・・なんだ、そんなオチかよぉ。
きょうの一枚
スガワラ峠で菅原さんのワンスナップ。次は看板を作って掲げますか?

2006/11/24 (金曜日)

BTOU2007資料請求クリスマスキャンペーン実施中!!

いまBTOU2007の資料請求の方に、もれなくDVDをプレゼント!!というかそのDVDこそが今回の資料なのであります。いや資料というかプロモーションDVDなのですが、そいつときたら、グーグルと契約までして!作った衛星画像。ウブス湖の岸辺を上空数百メートルで飛んでいます?!「ヒャーッ」て感じです。そのうちリアルタイムで衛星画像が入手できる時代もそう遠くないように思います。するともっと面白い中継が出来るかもですね。さらにそのDVDには2006年の映像や写真が付録しています。といっても付録のほうがボリウムが大きい!まるで昔の小学館の「小学3年生」みたいな中身になっています。ぜひ資料請求を!詳しくはコチラ
地図を眺めることが日課のボクは、ところどころにも書きましたが、アルタイ山脈の主峰友誼山(モンゴル名フィティン山)にちょっと興味が湧いてきています。子供のころは健脚を誇っていたのですが、最近はそれどころではないくらいの体力低下!で登頂というわけには行かないでしょうが・・・とまれ、2007の目標は定まりました。とりあえずモンゴルの事実上の最西端、友誼山山麓まで果てしない旅に出ることにします。
きょうの一枚
盗撮?されたボクのプランニング用のモンゴル地図。ONCマップを貼り合わせ1.2m×2.0mあるモンゴル全土の地図。このくらいのサイズだと緯度線は東西で大きくRを描き地球なんてそんなに言うほど大きくない!といってる。アクリルをはめ込んで、自由にホワイトボードマーカーで書いたり消したりして、楽しい旅の夢を見る。

2006/11/21 (火曜日)

町にはクリスマスイルミネーション!と、もちろんクリスマスソングが流れる季節になりました。クリスマスはパリダカのころを思い起こさせます。クリスマスは一生パリで過ごすもの!と決めていたのです。でもそのときも思ったのですが1年がたつというのは、実に早い。気がついたら、いつも明日は車検日!みたいなぁ!(バカです)さらに最近どんどん早くなっていって・・・ひょっとしたら地球の自転も公転も恐ろしいくらい早くなっているのに、実は誰も気がついていないのではあるまいか?と、かんぐりたくなるような有様です。機械式の時計は、多少遅れたり進んだりはしますが、地球の自転が早くなってないことは、どうやらそいつが教えてくれています。
「地球は、人類は、」と常々から稀有壮大に物事を考える?ボクには、この時間というわけのわからない概念の存在がどうも疎ましくなってきました。腕にはめた時計はアクセサリーだったらいいのに、と。つまり物事を考えつくすのには時間が足りないのではあるまいか?ということ。少年老い易く・・・みたいな感じです。ボクは、もっと勉強?がしたいと考えるようになりました。子供のころからそう考えられたら幸せ!だったかもしれませんが、残念ながらあのころは、その正反対の思いで、今頃そんな風に考えても「遅い」のかもしれません。これから相対する中国!と考えるだけで膨大な時間の壁に眩暈さえ覚えるではありませんか?!悠久の時・・・はるか数千年の彼方。そーか、やはり旅にでるしかないのか。今日は意味不明の支離滅裂!!
きょうの一枚
テレビ朝日のスペシャル、チンギス・ハーン・・・見ました?ボクはDVDに撮っててもらったのを見ました。で、マルコポーロの東方見聞録!!そうそう、ナショナルジオグラフィック版のそれ、まだよく読んでないのでした。

2006/11/20 (月曜日)

名古屋・神戸と周遊?をした週末。久しぶりにひとり新幹線に乗りました。羽田にはエアバスA380が実証飛行とやらで飛んできていたようで、世の航空ファンは大挙して押し寄せたことでしょう。ジャンボ機よりも一回り大きいその機体を飛ばすための燃料は???諸元を見ても記述がありません。で747のタンク容量は?というと24万リットル・・・TOTALが発表した2005年ダカールの燃料消費量はモロッコステージでスーパー37000L、ヘリ用燃料57000L、アブガス20000L、エアポートでカミオンやサポートカーなどへの給油量が180000L、ガソリンスタンドでのラリーカーなどへの給油量が28000L・・・モロッコの総給油量322000L・・・全行程では115万リットル。1L=150円計算で1億7千万円!!すごいのか?そうでもないのか?と書いたところで打ち合わせの来客到着で今日はここまで・・・
きょうの一枚
今日はモンゴル情報局でおなじみのムッホさんの誕生日です。
日本で迎えるのは今年で何度目でしょうね?
お誕生日おめでとう!

2006/11/17 (金曜日)

西安・・・北京から南西の方向に高速道で1200km。日本で言うところの京都、古都なのである。唐の時代には多くの僧侶たちや遣唐使で賑わった。空海もこの地で学んでいるのだから日本との縁は少なくない。もちろん城砦都市である。西門ははるかシルクロードに延びる。要はシルクロードのスタート地点でありゴール地点でもある。なにかこうプッチーニのトゥーランドットを思い出したり三蔵法師の西遊記を思い出したりしていた。なぜ、今こんな話かというと、答えはいずれまた。ということになろうかと思いますが「西安」そんな話もあったなあ!?という風に覚えておいてください。
さて、TBIとBTOUさらにHOKKAIDO4デイズと2007年の濃度に今から手抜かりのない準備をしておこう!と日々に精進。ダカール組も、もうすぐ出発なのかな?今年も多忙な年の瀬になりそうな予感。
きょうの一枚
マイケルキャストリー君と彼のレポート(英文だけど)これをぜひもう一度、読んでみてください。マイケルはこのたび無事に帰化。黒鉄(クロガネ)さんというお名前になりました。なんか坂本竜馬を思い出したのはぼくだけ??キャストリーさんのレポートはこちら

2006/11/16 (木曜日)

ワケアッテ、パソコンが新しくなりました。初打ちでこのOVを書いています。ナゼダカCIAの陰謀のように、社内の様々な電子機器?がリースアップだとか、次々と壊れたりとか・・・で、PA屋さんまがいの仕事をしている部署?は新しい機材が必要だったりとか、一気に新しくしなければならない局面になってきて、厳しい限りであります。やはり陰謀説が濃厚です。
古いものの良さを楽しむ、などということはさすがにこの世界では希薄です。そのうち「ヒストリックコンピューターがにわかにブームに!」なんてことはなさそうです。でも、あのCDが登場したとき、レコードのコレクションをどうしたのでしょう?デジカメ全盛期の今、フィルムカメラはどーなるのでしょうか?CD化のおかげですべてのレコードを廃棄した?ぼくは、いまアナログつまりレコードの愛聴家になってしまったという教訓から、古い一眼レフは捨てずに置いておこう!ということにしました。デジタルの素晴らしさは、まるで最新のエンデューロマシンのようですが、古い鉄のマシンの味わいも魅力的なものです。1か0かで判断できない部分、たとえば0.0034・・・みたいな割り切れない人間の表現力や音の連続性。不必要だと切り捨てられる、行間の味わい。
といいつつも、新しいというのは素晴らしい。画面は大きく美しい。友人のカメラマンがやってきて「デザインチームのパソコンを先に新しくすれば?」だって。彼もまたデジタルとアナログのハザマに漂流していますがな。
さて昨日発表したBTOU2007・・・早々に多くの資料請求が届いています。ありがとうございます。昨日もご案内のとおり11月28日発送予定です。クリスマスまで有効な、素敵?なプレゼントが同封されています!!ぜひお申し込みはお早めに!!
きょうの一枚
こんなの買いました。

2006/11/15 (水曜日)

BTOUのツール制作の巻
今年は写真集の制作が電光石火だった割に、BTOU2007インフォメーションのためのツール制作が遅くなってしまった。もちろん開催の有無の検討にも1ヶ月費やしたし、懸案の4デイズのこともあったのだが、そんなことよりも「凝ったモノを作りたい」という、当初のころからあるボクの変わった願望のためでもある。そして制作のラフ案を出すと、見積を取らなければならない。もちろん、こういったものにコストをかけるボクはバランス感覚がないのではないか!と叱責を受けることも無いわけではない。でもボクの夢やロマンはみんな理解してくれている。それにしても最終的にはフツーのものに落ち着くけど、当初案はいつも変わったものだ。
変わっている!といえばダカールのインビテーションもデザイン的にも優れているばかりか、かなり金がかかったものだ。それもそこにギッシリと詰まった夢やロマンを具現したい!という主催者の願望なのかもしれない。さて、こんなこと書いたら、資料請求したみなさまに出来上がって届くモノに多大な期待を持たせるのもあれなので・・・このくらいにしておきます。
さてSSER 2DAYS CLASSICの総評の巻
3ステージ制は、過去に梼原大会で1度採用したものだが、115kmのルートを3周するというのは、かなりハードになることが予想されていた。350kmという距離はアベ35km/hなら10時間というもの・・・実際このアベはキツイ!!さらに冬の雨、低温、久万には必ずつきものの濃霧。相当にタフなものになった。
1ステから2ステへ。2ステのスタート時刻に60%を超える選手が間に合わなかった。我々は30分間のボーナスを用意した。2ステの夜の闇に向かって発進するための装備などの見直しや、降雨による消耗を考慮した結果だ。それでも何人かにはペナルティが課された。3ステージは気温が4℃まで下がったエリアがあったが、それでも後半には星が見え始めていた。
ここまで順調に競技を進めてきたのは、森田昌和、夜の闇も味方につけ追いすがるトップグループにSS毎にマージンを広げてゆく。ゼッケン1をつける池田秀仁はモンゴルのハードなライディングに、どうも四国の繊細なライディング感覚を忘れたと笑いながら、3位に甘んじた。3ステージは青空が広がり、エキスペリエンス・ランの参加者は、気持ち良さそうにSSER2SAYSのルートを駆け抜けた。
タフだが充実したエンデューロなウイークエンドだった。
きょうの一枚
FREERIDE MAGAZINE Vol.007を見ましたか?!ボクは本日やっと入手して読みました。ハルキさんの文章・・・ボクの望む全てが書いてあります。彼とはよく話をしますが、ラリーの話はあまりしないのに、何でここまでと思うようなくだりもたくさん!今ISDE参戦中の彼、こちらも是非にもがんばって・・これだけ書けて走れて、若くて・・・・・ウラヤマシイ。ぜひご購入の上一読して永久保存版にしてください。僕は大量購入して、近隣やスポンサー様に配布します。ICE-BARご一緒した○堀さん、また届けますよ!!

2006/11/14 (火曜日)

一雨ごとに寒さの募る今日この頃。先のSSER 2DAYSは、大変お疲れ様でした。ご参加の皆様にもまた役員のみなさまにも、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。また、久万高原町のみなさまには、降雨などで予定時間を随分遅くなり、多大なご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。これからも、さまざまに配慮した運営を心がけてまいりたいと思います。
今年のイベントも全戦が終了しました。GWのTBI、夏のモンゴル・・・タフな日々が続きましたが、これから年末に向けては本来の業務に追われつつ、来年の計画のために飛び回る予定であります。
西に向かうBTOU、濃密に走る北海道、春には陽光のTBI・・・SSERシリーズ。イベント過多?な感じがしますが、とにかく力いっぱい!!行きますけん。でも体力限界説も・・・。

2006/11/08 (水曜日)

カーグラフィックの12月号、チームACPの記事が掲載されています。是非ご覧下さい。ホンダの社内広報誌の表2ページにスーパーカブの特集なんですが、ひめぎんチームの写真がバーン!と。社内広報誌と侮る無かれ、内容は濃いものがあります。2008年発売予定のFCXも紹介されているけど・・・燃料電池車ね。すこしプリウス似なのが気になりますが、かなりカッコ良し。スタック(ネーミングに???)と呼ばれる燃料電池本体はセンタートンネルに設置して、容積で20%重量で30%の小型化!!なり。最高速160km/hで航続距離570kmらって。2012年にはカリフォルニア州でゼロエミッション法が強化される。マスキー法に対してCVCCで答えを出したホンダ・・・あれから30年。世界のホンダはさらに飛躍できるか??
さて、モンゴル人はいいよな。ッてオハナシ。
「海の汚染や乱獲をこのままの状態で放置しておくと、約40年後には食卓から海産物がなくなってしまうかもしれない。そんな調査結果をカナダや米国などの国際研究チームがまとめ、3日発行の米科学誌サイエンスに発表した。ただ、漁獲制限など必要な対策を今すぐに始めれば、こうした事態が避けられる可能性が高いこともわかったとしている。 研究チームは日本海や東シナ海といった日本近海を含む世界64カ所の海域で得られた漁獲データなどを利用し、海から得られた魚や貝類などの種類や量がどのように変化しているかを解析した。その結果、03年の時点で、捕獲されている魚や貝などのうち29%の種が、漁獲量が最盛期の1割以下に減ってしまっていることがわかった。水質の悪化や乱獲などの影響とみられる。この傾向が続けば、48年にはすべての種が同様の運命をたどることになるとチームは警告している。ただし、厳しい漁獲制限を課した海域で生態系の回復もみられることなどから、今すぐ抜本的な対策に着手すればこのようなことは避けられると、チームはみている。」(アサヒコム)
でも思うことあり。この前、北海道でナマコの密漁をしている連中が、愛媛県人!ということでボクはイヤーナ感じを受けたのですが・・・それはさておき密漁の範囲。北海道のとある海岸で、ひょこっと海を覗くと丸々とした大きな海栗。取って食べたら密漁!になるんだそうな。
「・・・」
松山辺りでは、子供のころから素もぐりで、サザエやなんかを獲っていた。潜水具を着けて獲るとダメなんだそうで、これも「どうなんだろうか?」でも春の山では、この近年に大量に発生する山菜獲りのみなさん・・・まるで悪意は無いのですが、地元の人にすれば「万引き!」と同じ!だそうで、ぱっと見ると山菜取り=善人。オフロードライダー=悪人。見たいな感じがするのは何故だろう?ともかく、自然と人間のかかわり方。食糧問題。ルール、マナー・・・さまざまに難しいこととなりました。美しく豊かな地球を・・・ね。
きょうの一枚
帰ってきた?モンテッサH-7・・・のお尻。
ヒストリック&エキスペリエンスランに参加のシーナ先生のマシンが到着。珠玉の往年のレゴラリータ達のコレクター・・・・いいなぁ

2006/11/07 (火曜日)

昨日のニュースでは、GM社が中国に燃料電池車を投入する計画!!
「世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長は6日午前、中国・上海市で読売新聞などのインタビューに応じ、水素と酸素の化学反応で走る燃料電池車を、中国などアジア市場に投入する検討に入ったことを明らかにした。中国政府や上海市当局などと、燃料電池車の普及に必要な水素ステーションなどインフラの整備について協議を進める方針だ。ワゴナー会長は、「アジアは人口も増加し、経済も成長しており、(自動車メーカーにとって)非常に重要な市場だ。ただ成長が持続可能かどうかが大きな問題だ」と述べ、環境にやさしい車の必要性を強調した。そのうえで、「いろんな技術がある中で、一番有力なのは燃料電池車だ」と述べた。ワゴナー会長は6日午後に上海市長と会談し、GMの燃料電池技術を説明するとともに、インフラ整備について協議する。GMが、アメリカ以外での燃料電池車の普及に関して検討状況を明らかにしたのは初めてだ。(2006年11月6日15時25分 読売新聞)・・・」
一方では、「トヨタ自動車は7日、2006年9月中間連結決算(米国会計基準)を発表し、営業利益は前年同期比35・1%増の1兆934億円と中間決算で初めて1兆円の大台に乗せた。売上高は前年同期比15・3%増の11兆4718億円、税引き後利益は36・2%増の7772億円で、いずれも中間決算の過去最高を更新した。欧米での販売増や円安傾向を背景に07年3月期連結決算の業績予想も上方修正し、営業利益は5月時点の当初予想より3000億円多い2兆2000億円になる見通しだ。営業利益の2兆円突破は日本企業で初めてとなる。(2006年11月7日20時20分 読売新聞)・・・」
と、ここのところOVの嵩上げのために新聞記事を使う!という姑息な手段にでていますが、今日はもう疲れ果てて、会社に帰りついたのは夜半。今日から急に寒くなって、さすがは立冬。やはり歳時記は大切にしたいもの。でも、美しい日本の四季をきちんと愛でながらくらしていきたいものなのです。
きょうの一枚
ボクの30年前のプレーヤーの進化版・・・音、聞きに来てね。

2006/11/06 (月曜日)

NEWS・・・CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS 2007日程が決定いたしました。7月13日(金)スタート。7月16日(月・祝日)がゴールの4日間。TDN-NWってご存知ですか?あれをもっと濃縮ウランじゃなくて、濃縮した4日間。ハードだけどめくるめくような日々。今回はSSERとA-TEC、BTMのネットワークと各地のみなさまのご協力で開催いたします。BTOUは8月5日スタート8月14日ゴールの10日間の日程。テーマは「西の果てへ。」かつて、一度その近くまでルートが延びて、あの長谷見さんをして「どうしてここでRCPをしないんだ?」とかって言わしめたところ。さらにおくまでルートが延びて。カザフスタン、ロシア国境まで行きます。もちエコ部門も開催されます。北海道とモンゴル・・・この極めて厳しいスケジュールですが、ボクはやります。北海道に関しては、遠くない将来には運営部門を北海道に渡せれば・・・と考えています。また北京にもSSER事務所を開設していく予定?で、近々中国そして北海道に出没予定です。
さて立冬が明日。ボクもそろそろ秋もののスーツに衣替え!をしようかなあ、と思っていますが、今日も半袖のポロシャツで出勤!これから打ち合わせがあるので着替えるのはペラペラの夏物のスーツ・・・・・地球温暖化に関するニュースがひとつあります。核廃棄物を地層処理するって話は、最近TVCMなんかで目にしますが、二酸化炭素を地中深く処理をするという技術が、かなり現実味を帯びてきています。油井などに処理をすると原油が良く出るようになる!?という効果も報告され、処理可能な量は、現在の排出量の100年分以上!!という話。
また温暖化効果ガスのひとつメタンの大気中濃度は2000年を境に「なぜだか?」減少に転じているというニュース。折、奇しくもナイロビで今日から「地球温暖化を防ぐための京都議定書第2回締約国会議(COP・MOP2)」
ヨミウリオンライン・・・・・
京都議定書の見直しが初めて議論され、温室効果ガスを減らすための将来の枠組みについて、進展を図れるかどうかが注目される。会議は、約190か国から7000人が参加し、12日間の日程で開かれる。親条約である気候変動枠組み条約第12回締約国会議(COP12)も兼ねている。議定書は、2008~12年の温室効果ガスの平均排出量を、先進国全体で1990年のレベルより5.2%、日本は6%削減することを義務付けている。13年以降の「ポスト京都」では、途上国を含めた幅広い国が参加する道筋を模索する先進国に対して、途上国は反対している。最大排出国の米国が議定書を離脱していることが格好の口実になっている。先進国の新たな削減義務の議論を進めることについては日本もEUも消極的だ。世界の温室効果ガス排出量のうち、議定書で削減義務を負う先進国の割合は3割に過ぎない。全体の4分の1に迫る最大排出国の米国、途上国で排出量が急増している中国やインドは削減義務を負っておらず、「3割の国だけで努力しても意味がない」(環境省幹部)というのが本音だ。・・・・・・・ということで、なんともはやだが、小さな力でも継続して行くことの価値があるのではあるが。中国やアメリカを条約締結国にしないと・・・これも地球上の安全保障問題としては、何よりも脅威なのですが。
さて長くなったついでに。最近、我が家から発掘?されたワーグナーの全集、もちレコードですが・・・ヒットラーもこよなく愛し、また小泉純一郎も日本ワーグナー協会の顧問を務めるほどの・・・ドイツが生んだ作曲家ですが、ほぼ無傷な状態で未開封で発見されました。歴史的な(我が家にとってですが・・・)快挙で録音は71年。古いプレーヤーを完璧再生して、新しいオルトフォンのMCカートリッジにSOUND製のフォノイコライザーがLinnのアンプでB&Wのノーチラスを高らかに鳴らしています。デジタルでは忘れていた細やかな音!!(お詫び、オーディオの組み合わせには、一部希望的な部分が、まことしやかに書かれています。)まだまだ古いクラシックの名盤がざくざく出て来そうです。タノシミタノシミ。
きょうの一枚
事務所の近くのお店で見つけた恐竜「なんで・・・」

2006/11/01 (水曜日)

えっと・・・BTOUはRRMの時代から永山竜叶賞というのが有るのはご存知の通り・・・これは今はランタンルージュがこれに当たるのだが。で、かれを追悼するサイトなるものが有志の手で作られていた・・・知らなかった。彼のバイクは1台SSERのガレージに鎮座している。彼との忘れら得ない思い出も枚挙にいとまがない。で↓↓
http://www.geocities.jp/zenepro_gareki_fictional_manual/index.html
とりあえずタイトルには???となるのだが、彼の特有の豊富な知識が見て取れる。三角ビートルを操縦してみませんか?なんてのには全く驚かされますが、まあ希代のヲタクだったというのは一目瞭然。そこに年譜のページに行ってみてく ださい。まあ、以前発行されたものなのだが1人で腹を抱えて笑いながら涙が出た。
ボクは出張でお江戸に滞在中です。でもまたすぐに帰って2DAYSの準備なのです!!永山君が異常に大好きだった「いもたき」これは四国の表現かも?大洲の肱川の河原で、これまた大洲産の芋でするのが良いのですね。むかしはなにかと鍋釜の豊富なSSERは、さまざまなシチュエーションで「食い物」を作っていました。今度のモンゴルの夕べは、ムッホとSSERの女性陣が腕を振るうです。ボクは高みの見物!!
さてエキスペリエンス・ランという新しいスタイル。まあ封鎖された林道を走れる!なのに時間計測はされない。何かあればすぐ後ろにはピックアップが!もちコースマークで走るというもの。こんなうまい話には気をつけろ!じゃなかった、こんなうまい話はめったにありませんぜ、だんな。
という事で、日曜の朝は熱くなりそう!!今からでも特別にこのクラスのみ参加可能?かどうか、問い合わせてみてください。
きょうの一枚
チームスガワラHINOレンジャーのダイカストモデルが発売される!!というお知らせが・・・レーシングオンに掲載!!

 

 

 

Organisation Voice 2006/10

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/10/31 (火曜日)

あるパンフレットのあいさつ文の原稿に「錦秋の候」と書いたら、「錦秋は10月で、11月は晩秋では?」「・・・・・」確かに手紙の作法はそうかもしれない。でもまだ松山は紅葉なんて数週間先つまり11月半ばだし。なによりに錦(にしき)のあでやかさのほうが、晩秋の暗さよりも良いのではないか!?と反論しようと思ったけど、やめました。で、なにが言いたいのかと言うと、温暖化に伴う季節の変化には対応するべきじゃないのか?ということ。まだまだ残暑厳しい松山からでした。10月31日。
さてボクはある不信感をソフトバンクモバイルに持っている。あのシステムダウン騒動は、マスコミの恰好の標的となった。ドコモの社長が「憤懣やるかたない!」という顔で「¥0」と書かれた新聞の全面広告を全国のテレビにさらす。今の若者の心理を読みきっていない。
「そろそろ流れるだろうなあ」と思っていた松下の石油ファンヒーターの回収のCM・・・流れはじめましたね。イメージアップ広告はマイナスイメージからでも形成出来るという新たな広報手法。大体ソフトバンクモバイルなんて社名誰も知らなかった。タダのソフトバンクとしかね。ダウンしたシステムはやがて回復する。残るのは「通話料¥0」というイメージ。広告効果は数百億円規模になった。つまりボクの持っている不信感というのは、そこまで読み切っていたのではないかという事だ。大胆で危険な広告手法は、それすら物語っていて、やけに大仕掛けだなあ!?という疑念は晴れず・・・今度は公取が待っていたかのように調査開始。まあこうして携帯の通話料がどんどん安くなれば、高校生達のお財布負担も軽くなって、消費に回る金額も爆発的になって、景気回復はさらに加速する。・・・ってわけにはいかないぞ。
きょうの一枚
ボクの携帯。ナンバーポータビリティなんかとか・・とは無縁の超ロングユース!!音質は悪く、人ごみの中ではまず聞き取れない。しかも一昔前は回りはみんな同じモデルだったのに、いまではボクだけ・・・「えーっ。これって衛星携帯すか?」「すかだあ?」「・・・」

2006/10/30 (月曜日)

みなさんの町はどうですか?松山は朝夕の渋滞がひどくて、今くらいの時間(って分からんか)ヨーイドンで事務所を出たら、一台が空港に行くまでにもう一台は岡山まで行けます。まあそのくらい混む!という事が言いたいわけです。行政も腐心していることは分かりますが、渋滞はまた温暖化効果ガスの発生原因でもあり経済損失は少なくありませんね。なんとか効果的な対策を・・・ボクは良いアイデアが有るんですけどねえ。
ところで中国北京の渋滞はその中でも僕の知る限り世界一!です。1週間の渋滞とかって知っていますか?冬と夏、電力事情が悪化するころは北京に向かう石炭を積んだトラックの列が数百キロ!!続きます。そんな温暖化効果ガスの排出抑制プロジェクトを買って、排出権獲得ビジネスがヒートアップ中!!今ちょうど北京で(上海だったかも・・・)排出権ビジネスの見本市が開催中!日本は思いっきり出遅れているようす。
さて、ボクはSSERが終わるや北海道!!カニのシーズンでありますな。北海道、四国、モンゴル、さあ気合を入れてやるぞー!な前向きな気分。
きょうの一枚
ヒストリック・エンデューロもぼちぼちと・・・スガワラサンはXL125S-パリ・ダカールの博物館レベルのマシンを一台。「スガワラサン、バイク部屋に置くようになっちゃだめですよ」なんていいながら僕のバイクは部屋の中だ。ちなみにスガワラサンチの壁にかかってる写真はご自身がXLでパリダカを走った時のもの、でその写真がそのままカタログになったのでした。

2006/10/27 (金曜日)

最近連日のようにクマ出没のニュースがにぎやかです。もう動物と人間が生存圏を明確に線引きして生きてはいけないのだと思います。
原発やプルサーマルの問題になると必ず引き合いに出てくる、ラブロックのガイア理論「ガイアの復讐」を思い起こさなくても「なんかかなりヤバいんじゃないか?」という黒々とした不安は少なくありませんね。
でも最近は植物の繁茂ぶりに、得体の知れない調和のためのエネルギーが働いているようにも感じます。木陰を作れるほどの大きな木は、1本で冷暖房費を最大で40%削減できるのだそうですね。やっぱ久万の森にはツリーハウス村?を作ろう!といって昨晩はみんなで大騒ぎして不用意に二酸化炭素を排出してしまいました。
というほどに久万高原、まあ梼原もそうですが、林業が衰退してきて多くの林道が森に帰り始めています。良いことでもあり、また問題でもあって・・・ってなにが言いたいか?は11月10日「モンゴルの夕べ」でその長い夜を。
きょうの一枚
モンゴルでは「緑の長城」計画や、ボクの友人が立ち上げようとしてる「緑の絨毯爆撃」・・・もちろん国家レベルのものも含めたくさんの緑化プロジェクトが進行しています。ここはラリーのビバーク「もうひとつのゾーモット」と呼ばれるソクトオボーの涸れ川です。まだ何か地球に対して、できることがたくさんあるように感じます。

2006/10/26 (木曜日)

ダカールラリーの試走隊のレポートが発表された。本当ならもっと格好良く書いてサハラへのロマンを掻き立てるべきだろうけど、非常に人間的で柔らかくて好感が持てる。と同時にこの壮大なラリーも、その実はこんなにも人間くさく作られているのかと親近感を覚える。ひとたびラリーが始まるとまあ別物になっちゃうんだけどね。
ボクたちもゴビ砂漠では10年にわたる試走を繰り返してきたし、国内にいたってはTBIやTDNなんて、もう20年近く試走をやっている。試走は、まあハプニングの連続であり、我慢と自己抑制と、まあ鍛錬の場でもある。コンビニなんか狂おしくなるほど恋しくなるしね。まあダカールはカミオンを連れているし、でもシーズンが早すぎて虫の大軍に悩まされているみたい。きっと西日の美しいデューンで、糊の効いた白いテーブルクロスで、シャトー・ラトゥールなんかをワイングラスで飲みながら・・・なんてのは大方幻想に近い!というのは僕だって知っている。
それに彼らも「村」を通らなくて進めるルートを懸命に探しているようだ。いずれにしても道は、人々の暮らしを繋いで作られてきたわけだし、深い知恵と長い時間の経験がそれを作ってきたので、そうではない道を探す!というのは砂の中に落としたスプロケット??を探すようなものだ。つまり大変だけど、何とかなるものだということが言いたい。日本の地方都市だってそうだ。バイパスを作れば良いのに、いちいち町の中に道が入ってきてやがて出て行く。これは古い時代の交通が、町に物を運んだり宿場や補給を必要としたところから始まったのだから仕方がない。そんな一方でバイパスや高速道が出来てしまって、商いが立ち行かなくなったものも少なくない。交通が社会生活や、まあ経済の基盤であることに異論はない。
いずれにしても道は地球上に網の目のようにある。大体舗装された道なんてのは詳しくは知らないけど10%に満たないはずだ。舗装することは環境破壊とは誰も言わないのはなぜだろう。そんで舗装路しか走れないクルマの窓から、河川敷をチョコット走っているオフロードバイクに目くじらを立てるのもいかがなものかだ。埃がいやなら、中国北東部の砂漠化に関して立ち上がんなさいって。
ダカール試走レポートのアドレス
http://www.paridaka-info.com/2007/D…….(リンク先はPDF)>>
きょうの一枚
チームスガワラ2007ダカールへ向けてマシン完成!!テルの2号車も速くなった
らしい!これで2-1号車の順で1-2フィニッシュしてもらいたいのだが・・・。

2006/10/25 (水曜日)

石油の高騰は一段落したんでしょうか?いずれにしても限りある資源ですから、ジャブジャブと出ていなければ、やはり希少で高額なものになるのは経済原則どおりでしょう。代替エネルギー技術開発がまだひと世紀くらいかかると考えれば、石油は使い方を検討しつつも、100年は持たなければならないでしょう。
で、チョッと調べてみることにしました。と、Newton11月号に特集が組まれていました。「ほほお、タイムリーな」しかもメインの特集は「第2の産業革命・・・燃料電池!」まあそのタイトルにつられて買ったのは事実です・・・コクハクすると。
それによると、2004年に世界が消費した石油の総量は4兆7000億リットル!日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の消費国で、世界の消費量の6.5%を使っている!国民一人当たり1日6.6リットル使ったことになるそうな。多いか少ないかの議論は、まあ別としましょう。で、驚いたことに実は石油成因にはさまざまな説があるんだそうですな!?無機起源説と有機起源説。さらにその中からもいくつかの説があって「なーんだ、もう全部使ってしまおうか!!てな勢いなのに、成因が分かってないとは・・・」なんですね。で実は75%は未採掘で残されている!・・・とか。
次世代の石油は「固体」という部分にも興味が・・・オイルシェール、オイルサンド。オイルシェールとは熱が加わって石油になる前の岩、頁岩(けつがん)のことのようです。アメリカを中心に発見されておりその究極埋蔵量は、556兆5000億リットル!と見積もられている!だって。「ナーンダ、今世紀中持つじゃん」と思いつつも「アメリカを中心に!!??」という部分に愕然としないわけには行きません。石油は戦略物質なんです。「あーあ21世紀後半もアメリカの時代?というか、いまよりもひどくなりそう。早く次世代環境エネルギーを開発して、頁岩から石油を精製しても絶対にコストが合わない」という風にしなきゃ。そのためにもやっぱ、石油は大切に!とくにアメリカと中国には使ってもらわなきゃ。
きょうの一枚
チームACPのスポンサーでもありますグッドイヤー社から4枚組みのポスターが届きましたのでご紹介します。

2006/10/24 (火曜日)

10月の最終週といえば、例年ならガストン・ライエを迎えに関空に行くころ。そこから2週間ばかり滞在するので、それ以外の仕事を片付けておくのも愉しかった。昨年からは、なにかポッカリと穴が開いて埋めがたい思いの・・・10月末。そんな気分は今年で2年目、その前の年も急遽来れなくなったのでもう3年になるのかあ、と感慨深い。このOVというかHPは初めてガストンを迎えるころから書き始めたのだ。結構いろんなところへ行ったなあ・・・と思う。
こうして秋は人一倍メランコリックになる。しかしそんなヒマも無いくらいに今年は忙しい!!BTOU2007の開催準備!プレゼンテーション!となかなか息つく暇もない。こーしていまだに前世紀のワーカホリックぶりを引きずっている。
で、今度のモンゴルの夕べ+2DAYS・・・楽しみにしておいてください。映像、写真、プレゼンビデオ、さらにひめぎんのテレビ放送分も見せちゃおうかな?!エキスペリエンス・ランもゾクゾク申し込み到着中。お気楽な晩秋の日曜日のダートツーリング!だと思えばOK!!なのだ。
きょうの一枚
もともとボクの80はガストンのシグネチャーモデルだったんですが、全部一つ一つ手書きしたんだそうでありますな1000個を。でガストンが消えかかってるので書き直そう!といって大きく書き直してくれました。そのマシンは今事務所のコピーの前にあって、結構みんなの通行の邪魔になってますが、誰も文句を言いません。

2006/10/23 (月曜日)

新しいパジェロって良くない?ちゃんと5MTもあるし。とカタログを眺めていたら、なんとなくパリダカの時代を思い出していた。暑い夏にマシン作製が始まって、送り出しをするころにはストーブが欲しくなるころ、そうちょうど10月の終わりくらいだったか?毎日毎日、朝までマシン作り。ホントに、どうやって食べていたのか、いま考えても不思議でならない。そうやって夢中になるものがあるというのは素晴らしい。素晴らしいのだが、アットいう間に歳を取ってしまうのも事実。人生にはあれもこれも・・・となかなかたくさんのことが出来ないのだ。
BTOUのことを思いながら考えた。いろんなことをしなくても、自分が天職だと思えるもののために働こう!と。アジアのパリダカールを!の夢はまだまだ道半ばだし。そうしてたった1冊のカタログからもさまざまなことを思う。池町クンもついにミツビシのシートを手に入れた。これから大変なことは多いと思うけど、自分の信念に基づいてしっかりと歩を進めている姿は、ただただ見事だ。きっと大輪の花が咲くとボクは信じる。
ひめぎんチームのテレビ番組が出来上がった。1時間の番組を作り上げるのは大変なことだ。これにもなかなか苦労をした。いずれどこかの(って、あそこのだけど)ブロードバンドで皆さんにも見ていただけられるようにしようと思っている。
さて、とりあえずは近々のSSER 2DAYSでお目にかかりましょうね。来年のBTOUも期待しつつ準備を始めてください!!
きょうの一枚
NEW-PAJEROのカタログ・・・かつての4X4ブームの立役者パジェロ!頑張ってまたガンガンと売れる日を!僕は期待していますよん。

2006/10/20 (金曜日)

ひめ○んラリーチームの戦い!テレビになります。是非見てください!とはいうものの愛媛県だけの放送ですんでごめんなさい。
実はこれを書いてる横に「さ、飲み行こう!」と待機中。今日の一枚はそんなこんなで、テレビ放送のフライヤーでした。では、行ってきます。
(以下OVのスペースを利用して耳よりニュース!)
The 22nd SSER 2DAYS-CLASSICS 受付中!!
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2006年11月11日(土)~11月12日(日)
「闘う、ライディングスピリット、錦秋の久万高原に集う。」ルートは3ステージに決定!給油は各自でお祭る広場の上にあるグランドのサービスパークで!SSは合計21本の過去最大!2ステはライトが必要になるだろう!!てなことで、きっちりとコンペティティヴな装いをまとって、ハードボイルドにお越し下さい。
SSER 2DAYS-CLASSICS には、数社のテントが出る予定。KTM広島からは
KTM540SMR・・・モタード(ナンバーなし・公道走行不可)
KTM450EXC-R・・・BTOUで前田さんが乗ったバイク(ナンバーあり・試乗OK)
KTM250EXC-F・・・今回2DAYSで前田さんが乗るバイク(大会後であれば試乗OK)の3台!
YAMAHA からはXP250が試乗OK、WR250(07モデル)の展示を考えているそうなのですが、バイクが間に合うかどーか?!というところ。BMWからも数台。HP2はモタード仕様が1台アーンド80G/Sが1台、ってそれは誰かさんのバイクじゃないんだろーか?
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/
初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン
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それはたとえば、はじめてのダートランであったりもしていいし、いつの日にか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。後ろからはコースマーク回収用のSSERのピックアップが・・・途中でリタイアして救援を待つライダーにもあえるかも・・・本人は会いたくないかもだけど。一緒に記念写真なんか撮ったりしながら?SSER 2DAYSのルートを走ってみる。対向車もなく、愉しいこと請け合い。でも参加数には限りがあります。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/touring_index.htm
モンゴルの夕べ ご案内 2006年11月10日(金)18:00→22:00
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2000枚のスライドショウ・2時間の映像ショウさまざまなドラマに彩られたBTOU2006。その思い出をふりかえる大量のPhoto&VIDEOのプレゼンテーション。夜が更けるほどに冷え込み?盛り上がる!
どうぞオタノシミニ。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube.htm
モンゴルの夕べ お食事メニュー
草原を思い出させる秋のふるさと村のお祭り広場。ムッホ・アムガランがモンゴル料理を作って皆さんに振舞います。もち羊は・・・という方も大丈夫。日本の秋のメニューも忘れてはいません。食欲も手伝ってモンゴルの夕べにも急ぎ駆けつけてください!
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube_dinner.htm
 
サイレンサー公認リストを更新しました
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環境への配慮は、騒音の抑制から!
長距離のライディングでは、音量の小さなサイレンサーほど疲れません!
音量管理は社会人としてのモラルです。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/sairenser/sairensoer_index.htm

2006/10/19 (木曜日)

天気は良いけど、毎日が秋晴れじゃない。春霞のような毎日。秋じゃない!感じ。さて、まもなくムッホもやって来る!次のスタートに向けて、すばやく取り組んでいる!つもりの今回。ここんとこの連チャンの東京出張も、そーんなボクの意欲の現れ?!だと取っていただければ幸いです。
97年、第3回ラリーレイドモンゴルでは、エタップ3でガルンツルンという町へ。そこからデューンを回り込んで、美しい谷・・・砂丘の中から水が湧き出して川になってウブス湖に流れ出しているところ!まさにボクタチは感動しっぱなし。翌日のエタップ5では、そんな湖を右手に見 ながら「大きい湖だねえ」なんて言っていたら、それは湾だったのでした。その向こうに瀬戸内海よりも大きい海?がすがたを見せました。もち生活廃水はゼロ。そのラリーでは湖に近づくでもなく南下して湖から遠ざかりました。この国境を一部またぐ湖とその西に広がる湖沼群が世界遺産に登録されたと聞くのは、その随分あとのことでした。
モンゴルの首都移転計画を聞いたときに、ボクはウブス湖畔が良い!と提案したほどです。世界一クリーンなキャピタルタウンと、東西を繋ぐハブの役目を持たした巨大空港。世界の貨物ターミナル。中国にもヨーロッパにも同距離?数100キロ四方に広がる大平原と豊富な水。発電に必要な風はたっぷりと吹いている。
来年はたっぷりとこの世界の秘境中の秘境を旅してみよーかと思っている。それにしても果てしないなあ、って感じ。
きょうの一枚
そういえば、97年はTFMと共同でラリーのビデオを作った。今見ても懐かしいし、だいいち若い。それもそうだ10年前だもの。

2006/10/18 (水曜日)

暑い日が続きます。昨日までのスーツを脱いで今日から夏物のスーツに戻りました。おまけに事務所にはエアコンが「冷房」もーど・・・笑い事じゃない地球温暖化なのでしょうか?と思っていたら昨年度の温暖化効果ガスの排出量が発表されました。
「05年国内温室効果ガス排出量、速報値で13.64億トン=環境省」
これはもう京都議定書は批准してない!というのと同じくらいのことです。そんなの批准できない!と早々に離脱を決め込んだアメリカのほうがエライ!!と言ったら言いすぎ?!この記事を続けて読みますと・・・2005年度に国内で排出された温室効果ガスの総量が二酸化炭素(CO2)換算で13億6400万トン(速報値)だった、と発表した。前年度に比べて0.6%増加、京都議定書が基準とする1990年と比較しても8.1%上回った。・・・のです。
「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」いわゆる京都議定書で定められた地球温暖化効果ガスの日本の削減目標はと言うと1990年度の二酸化炭素排出量から6%削減!しなくてはいけないのです。その1990年度の排出量は12億6000万トン!そこから6%マイナスが目標ですからそれを6%減らすと11億8000万トン!まあ言うは易しの典型のような・・・で排出権売買みたいなビジネスが台頭するわけです。ボクは二酸化炭素吸収量が2倍のマングローブの森を育てて、排出権ビジネスに参入しよっかな?
でもまあさまざまにダウンサイジングしなきゃいかんという事です。
きょうの一枚
ガントルガの後姿。10年目にして初のリタイア!!王座奪還に既に今から本気モード!?

2006/10/17 (火曜日)

今年で10回目となるラフェスタ・ミッレミリアが今日ゴールする。14日の朝「間に合いますから見ていきませんか?」と誘われていたのですが、飛行機の時間を動かせなくて残念ながら、明治神宮の南門11時のスタートには行けなかったのでした。でもプレスリリースキットを貰った。重くて宅急便で送ろうかと思ったほど。で、中身はなんとほとんどがスポンサーのカタログばっか。肝心のプレス関係は5枚程度だ。エントリーリストの中にジャッキー・イクスの名前があったのに少し驚かされました。
「えっ、ファラオって何日がゴールだっけ?」
「あんたみたいに後始末なんてせんでも良いんじゃないの・・」
「・・・」
とにかくタフな人であることには間違いない。(出走したかどうかは確認してないけど)この日本版のミッレミリアというイベントは実は非常に興味があって、参加してみたいと言うのもあるのですが、四国を2輪で同様なジロ・デ・シコク・・・なんてのが出来ないか研究中なのです。文化の日あたりの数日間、439や197、192・・・ってたって国道のナンバーだけど。これを走りきるというの、面白いかな。
さて2007のBTOU・・・スポンサー獲得活動や新しい試みへの胎動が始まりました。例年になく早い動きに、リアクションも出てきました。もう少しすると本格的に決定事項から順に発表!していきますのでオタノシミニ!!
きょうの一枚
ラフェスタ・ミッレミリアのプレスリリースキット!!

2006/10/16 (月曜日)

SSER 2DAYS急接近中!!ボクときたら先週出張の際に「ちょっと行って見ようよ」と誘われた六本木のアイスバーで・・・どうも風邪をひいたみたい。でだらしない週末を送ってしまいました。「なんでアイスバーなん?」という疑問はともかく「冬はやっていけるの?」「大丈夫です。でも今年の春オープンしたばかりですから?」と店員さん。お店の人も1時間交代ですって。外に出たらメガネ曇って困ってしまいました。
さて、いよいよBTOU2007が発表されることとなりました。詳細はまだ少し先ですが、さまざまに劇的に変わるかと思います。なぜなら・・・今年で10回の大会を終わり、ひとまずの目標には到達したので、次のステージへ!と思っているからです。
初期のころの非常にハードなラリー。中期のころのように地理的模索の時代のラリー。そしてここのところの政治的な挑戦のラリー!!これからは、中国奥地を通っていくラリーの創出を近い将来に目指して、これまでのさまざまな要素を満たした世界で最も美しい草原と砂漠アジアのクロスカントリーラリーを目指すことと致します。
中国スタートはしかし本格的に北京に「SSER-BEIJING」を設立してからの取り組みとしましょう!ということになり、この部分では環境技術などさまざまな多方面におよぶ企業の協賛などを求めていくことになります。
今回の2007の主たる目標はウブス。西の果て。地理的には北京よりモスクワのほうが近いのでは?近年世界自然遺産に登録された湖とその西に広がる希少な湖沼群。湖の一部はロシア、近くにはバイコヌール宇宙基地もある(はず)むかしこの国境地帯を通った時には、数台のクルマで移動したのだが、無線にはノイズが多く、そのうち通話が出来なくなった記憶がある。東西冷戦後間もないころでした。まあいずれにせよこの辺りも秘境中の秘境です。また氷河を抱く山もあって、今回はその麓の道を行くことにしたいと思っています。続きはまた。
きょうの一枚
秋深まる久万高原町で見つけた、ひと足もふた足も早い桜の姿。また春に咲くらしい。すばらしい生命力です。2006年10月15日撮影

2006/10/13 (金曜日)

先日OVでお伝えしました新企画、初めての方に新企画「初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン」いつか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。詳しくはコチラをご覧ください

2006/10/11 (水曜日)

やっぱりボクは水曜日だと思う。なにがって、この水曜日を充実させないことには1週間が「アッ!」という間に過ぎてしまうことを発見した。水曜日は1週間で最も大切にしたい日!だ。
で、話は突然変わるのだが、国際社会はどこへ向かうのか?というお話。たとえば中国とインドが日本並みのモータリゼーションを迎えるには地球が4個いる!という話は以前書いた。同じく世界が保有する核は、地球を何度も絶滅させるほど。環境問題と核の問題・・・どこか根っこでは同じかも。北朝鮮が「核実験」だったかどうかそれほど大きな問題ではなく(いや、ごめんなさい)なんちゃって核実験(ウソのね)であっても、抑止力でしか使えない核なら「持っている」という宣言するだけで良いんじゃないか。持っているふりをしておけば良いのだ。実はここだけの話だが、僕はカクを持ってないけど・・・高知の池○さんは持っていてBTOUのあと、爆発させて長く入院したらしい。この核も結構ヘンなことをするときの抑止力になるかもしれない。
まあ、いずれにせよ議論騒然。東アジア核のドミノ?なんて話で俄然日本や台湾も保有に走るのではないか?とウワサされているのだと言う。
日本はプルトニウムが大量に溜まっていて、六ヶ所村再処理工場からフランスまで持っていって何トンかたまりに溜まっているはず。そいつを愛媛では伊方原発で燃やすのだ。MOX燃料、プルサーマルという。まあこれはこれで大騒ぎ。でもある意味日本ほど技術的に簡単に転用出来る国もそうはないので、持たない国と持っている国の中間的に見えるかもしれない。H2ロケットなんてスーパーロングディスタンスミサイル!もあるし・・・でも液体燃料なんで、この前まであった個体燃料のμ-5なんて最適で・・・ってボクはなにを言っているのだろう?まあボクも含めて、人類とは、どーしてこうも非常識で哀れな存在なのかな。
ラリーの話も忘れてはイカン。ファラオラリーも終わり、北アフリカも少しずつ秋の気配が?桐島ローランドさんの完走の報を嬉しく受け取りました。かなり早いステップで、彼はダカールにでることに。なんだかクロスカントリーラリーが盛り上がりつつあるように思います。
僕たちも継続開催に強い意欲を見せて、準備に取り掛かっているところです。それにしてもこちらはこちらで厳しい東アジア!西サハラや湾岸とはまた一味違った難局が待ち受けているねえ。
きょうの一枚
本日お越しのモト○ークス外車クラブ?のご一行様・・・トラ、ドカ。R80という組み合わせ。日帰り水曜ツーリングの帰路・・・日曜日に休めない人と走るための企画で年に1回?やるそうです。

2006/10/10 (火曜日)

すいません!更新をサボっていました。金曜日は目の回るような忙しさで、3連休もそのまま仕事に突入!!でもHP2の17インチのホイールが届いていると言うので、「どーせ林道なんか行く暇ないし!誰も誘ってくれんし」と、打ち合わせお出かけエクスプレスにと、ちょこっと組んでみたら、これがすこぶる!!でした。コンチネンタルのロードアタック?とかって勇ましいタイヤが着いていて「ウーンむかしのファントムみたいだ」と言っても誰もわかってくれない。それにしても最近のタイヤはスバラシイの一言。途中で止まってフロントのダンピングを少し固めに直し、リアのエアサスに空気入れ足して、久しぶりに気持ちの良い街中ライディングを楽しんだりしている!交差点なんかもやけに面白い。E46M3くらい面白い!?
SSER 2DAYSにはユニークな話題がぽつぽつと・・・もうすぐ発表することになると思いますが、オタノシミニ。日曜日はラリーの最後尾からツーリングをする「エキスペリエンス・ラン」を企画中!これは、いったいどんなコースを走るのか?コースマークを見ながらガイド役と共に走行。後ろからはコースマーク撤収のカミオンバレイ?がやってくる。ひょっとしたらリタイアして救援を待っているライダーに会えるかも・・・それはたとえば誰か?ってお話はなしね。
それにSSERではポットキャスティングを始めるという模様。ポット・・・って?な人もいるでしょうけど、新しいことに貪欲なあの気分が帰って来たなあ、って感じがします。
きょうの一枚
間抜けなくらいフロントタイヤが小さい。どーせならフェンダーもモタード用をセットで出すべきだ!でもロードバイクが欲しくなくなってちょうどいいや。

2006/10/05 (木曜日)

クロスカントリーラリー・・・なんとも心を揺さぶられる言葉です。ラリーレイドという表現は妙にハードなイメージなのですが、クロスカントリーとなったとたんに、なにかたおやかな丘陵地帯をイメージするのはボクだけ?でしょうか。んで北海道4デイズのネーミングは「CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS」にしようと関係先に打診中!日程も間もなく決まりそうです。夏の「北の島」のたっぷり感!TDN-NEよりも濃密な北海道。詳細の決定は間もなく!です。あーあ、早く行きたい。
9月末に答えを出すと言い放っていた2007年のモンゴルも開催に向けた調整に入りました。隔年開催のほうが参加者数の確保には効果的だという意見と北海道との両立開催は?という疑問の声も、ないわけではありません。
しかし、なんというか呼ぶ声があるのです。なんかこう天の声みたいな、というと笑止でしょうが。まあ、自身の限界への挑戦みたいになってしまいますが、2007年はTBI、北海道、BTOU・・・クロスカントリー三昧の年になりそうです。どうぞよろしくお付き合い下さい。
現在ファラオラリー開催中!!またこのタイミングでミツビシやVWが2007ダカールの体制を発表しています。ミツビシのニュウウエポンは2台、アルファンとペテランセルにゆだねられます。増岡とロマは現行のパジェロエボ。VWレーストゥアレグはバタネン、サインツらが。
きょうの一枚
X-1トラックと呼ばれるカマズ・・・参加者のダッフルバッグを運ぶビバークエクスプレス!「次はこれを飛行機にしたら?」と提案しました。でも空港がないところはどうするのか?という問題が残ります。

2006/10/04 (水曜日)

そういえば9月末に世界で4人目の宇宙旅行者?がカザフスタンの草原に還ってきたというニュース。女性ね。本当はライブドアの元役員が行く予定でしたが、健康診断でひっかかったらしいですね。で、いったいこの商業宇宙旅行の正体とはいったい?これは実は国際宇宙ステーション!世界の数カ国が協力して2010年に完成予定の・・・むかしは2006年完成予定!と言っていたのに。なのですが、宇宙ステーションに滞在するクルーとソユーズの交換に行かなくてはならないのです。緊急帰還用にステーションには常時往復用宇宙船ソユーズを繋留?(とは言わんだろ)しておくのですが、このマシンの宇宙での賞味期限(正式には軌道上運用寿命)が200日。つまり新しいソユーズに乗ってステーション長期滞在滞在クルーと交代して、180日あまり滞在していた2人と有償の旅行者が古いソユーズで帰ってくるというもの。
つまり国際的なミッションに、ひとつだけ席を民間に空けているという不思議なもの。かなり無理があるのではないか?と。そしてその旅行者は宇宙ステーションに1週間あまり滞在して帰還!!というわけなのですが、その間は何をするのでしょう?400kmの上空から飽くことなく地球を眺め続けていたのでしようか。でもやっぱ、仕事を持って出かけないと面白くないのでは?とボクは思います。90分間で地球を1周するわけですから1日16周!9日間の滞在だったので144周!!時間の概念はどのようになったのでしょうか?てなことを考えていると「そーだ!試走の冒険の旅にも、一般の有償での参加枠を作ったらどーだろか?」なんて。
きょうの一枚
10年も前の試走風景。ここはモンゴルの最西部。カザフスタン!にほど近いところ。言葉もカザフ語で住んでる人もカザフ族。国境はどういう意味を持つのでしょうかねえ?高知との県境に棲んでる愛媛県人は、言葉は伊予弁なんだけどね。

2006/10/03 (火曜日)

いよいよ10月。下期のスタート!衣替えも終わってみんな秋冬の服装に・・・と思いきやまだ半袖。日中はまだまだ8月のウランバートルより暖かい!ウランバートルは・・・そういえば情報局はどーなったのだろーか?このHPも新執筆陣を迎えて、衣替えをしようかなあ?と思っている下期のスタートなきょうこのごろ・・・・・。
最近のボクの地理的な興味は、モンゴルとロシア国境にまたがる、西の果ての湖ウブス湖。近年世界遺産に登録されたこともあって、一度だけラリーで最接近したあの時に、もっとしっかりと探検しておけば良かったと思うこと仕切りです。それにしても遥か遠くて氷河を頂く高山と砂漠に囲まれた不思議な自然環境を作り上げているから驚きです。モンゴル最大の湖ウブス湖のお話の続きはまた今度。
きのう10月2日月曜日の日経新聞は、各社の全面広告で埋め尽くされていました。新聞の使命とはなにか?と考えさせられるほどにです。それほど多くの企業が経営統合をしたり、新しい展開を立ち上げるこの下期のスタートとなった!のであります。時、おりしも新内閣が発足し「美しい日本」を標榜し船出したときであります。賛否や野党の批判は当然あるでしょう、抽象的かもしれません。さらに肩を持つつもりなどありませんが「美しい日本」良いではないですか?!審美眼や美意識は、相当にまちまちでしょうが、それでも美しさに対する一定のアイデンティティは醸成されつつあるのではないか?と思います。
2007年、多くの団塊の世代がリタイアします。そのシルバーマーケット?を目指して各企業もあの手この手だそうです。しかしなにか違和感を感じるのはボクだけではないでしょう?リタイアした連中が、みんな豪華客船クルーズに出かけたり、温泉旅行三昧とか・・全くありえないと思うのですがいかがか。彼らはおそらく安倍さんの言うところの「再チャレンジ」いや初めてのチャレンジかもしれませんが、チャレンジするはずです。知識と経験と、比較的安い固定費、子育てや住宅ローンなどの重たい家計の負担のない彼らこそは、日本の新しい起業家達たりえるのではないかと思っています。
われわれもチャレンジをしなければなりますまいて。
きょうの一枚
ボクのオフィスの部屋にかかる超特大のモンゴル全体図からウブス湖をアップで!!世界自然遺産に登録され、多様な生態系と自然環境はすばらしいものです。

2006/10/02 (月曜日)

「その後、マングローブはどうなったか?」
3月28日のOVの「今日の一枚」と比べてみてください(写真)ひと夏をすくすくと過ごして倍くらいの大きさになりました。このくらいの小さな鉢では、もうこれ以上大きくなるのは限界かなと。トイレの洗面台に放置されていたガジュマルもまるで梅の枝のように自由に大きくなっていてビックリ「やっぱり熱帯の木々は育つ!」と実感を強める今日この頃。となれば、この熱帯化を積極的に使おう!というコトは、自明の理。今度はゴムの木を入手!これは秘密ですが県の試験場にゴムの木を植えてもらいました。天然ゴム・・・タイやインドネシア、ベトナムなどのプランテーションから四国の段々畑にその主生産地は移ることは間違いありません??次はコーヒー豆「最近コロンビア産より四国産のほうが旨いよ!」とかなるはず、きっと。こういうシフトをすること、で福○にあるとあるバイク店の主人は、所有する畑に「まずはマングローブを植える!」そうであります。「温暖化を嘆きつつも愉しむ会」をつくろうかなあ?なんて思ったりしています。
話は変わります。YS-11が退役!しました。戦後日本に航空機の生産をさせなかったアメリカですが、いまでは日本のカーボン技術なくして航空機の生産が出来ないまでになっては来ていますが、いずれにしても世界の航空機市場は、アメリカのボーイングとEUのエアバスと2分化された感はありますが、実はここにきて中小型機の需要見込みが高まってきています。カナダのボンバルディアとブラジルのナンだったっけ?のふたつ。がしかし三菱重工のMJ(70人乗り、90人乗り)の2モデル・・高いカーボンテクノロジーで、もうすぐ初フライト?大量ハブ間輸送から、最終目的地間の中小量輸送で新しい時代を迎えることは間違いありません。だいいち燃費が20%以上も良いらしいですものね。
きょうの一枚
3月28日のマングローブと今日のマングローブとSSER熱帯植物園!まだみんな半そでTシャツ・・・。

 

 

 

2006/09/27 (水曜日)

なぜだかボクは日経産業新聞を取っている。んでもってこの新聞、なかなか充実しつつある。下手な社会面のない新聞は、なかなか宜しい。他の業界のことなど整理された情報が役に立つ。でも実際には、この新聞に書かれた程度の情報は、既にネット上でいくらでも手に入れることが出来る。しかしその大量にある情報を必要に応じて収集し、取捨選択することが「編集」なのだとも言える。取材はほとんどネット上で事足りるのではなかろうかとさえ思ってしまう。この数年間トレンドセッターだったLEONの編集長がドタバタ劇の末に交代した。ヘンなコピーを世にはびこらせた功罪はともかく、オヤジたちがこんなにも涸れていなかったのか・・・・・と驚く。
むかし書いたけど早朝のTV番組が盛り上がっています。一昔前はCMも入れ歯接着剤とか?高齢者向けのものばかりが少し・・・だったのに、今では結構オシャレなものがたんまり・・・早朝番組といえば「明るい農村」だったのだが、早起きオヤジたちのおかげで、ワイドショウも変わったね。という事を知っている僕も早起き?!かもしれません。
まあ情報は取捨選択して、また疑ってかからないとね。
きょうの一枚
夜霧に包まれたSSER2DAYSのパルクフェルメ、ナトリウムのオレンジ色の明かりがナイトランをメインステージとしたSSERの郷愁を感じさせます。

2006/09/26 (火曜日)

秋ですねえ。秋たけなわ。街は秋祭りの飾り付けが始まり、もう気もそぞろのお祭り好きは、はっぴ姿で歩いています。朝夕はめっきりと涼しくなって・・・で話は変わりますが、なっちゃいましたねえ官房長官に塩崎さん。古いSSERの参加者の皆さんは覚えていますでしょうか?SSERスタート前のふるさと村で、ごあいさつを頂いたりバイクにまたがってふざけていた、当時の大会名誉会長は塩崎さんの父君でした。あの当時、困難な許可関係を強力に推し進めていただいたものでした。これからの困難な局面に、官房長官にはぜひとも頑張ってほしいものだと思います。
さて、そんなことよりSSER 2DAYSの日々が始まりました。今年もやるですよ!!もう。
きょうの一枚
SSER2DAYSより・・・朝のスタート風景。緊張感が伝わってきますね。今年は少しばかり寒いかもです。

2006/09/25 (月曜日)

おまたせ!SSER2DAYS・・・間もなく詳細がこちらのHPからご覧いただけるようになります。たぶん今日か明日・・・少し寒いシーズンになってしまいましたが、相変わらず久万高原のダート三昧は愉しいこと請け合いです。前夜は「モンゴルの夕べ」なんか特別のサイトも出来て動画が見られるんですね。しかも「続きは・・・・」と、いいところでCMの入るテレビ番組のよう。久万高原の寒い夜、もち屋外!鍋とかおでんに焼酎で・・・たっぷりの映像を・・・わいわいとやりましょう。ま、とりあえずはHPでご確認下さい。かおるさん!焼酎!!
で、もうひとつの問題はデイステージなのか?ナイトステージなのか?ということ。答えは、デイ70%ナイト30%くらい。2日目は完全に明るくなってしまうでしょう。ヒストリックは問題なく明るい!!でヒストリックのSSは2本で10km!!そして近年問題の騒音問題をどうするか?特に輸入車の・・・ちょっとアタマ痛いです・・・でも近年になくタノシミタノシミ

2006/09/22 (金曜日)

地元の新聞やテレビで「ひめぎんチーム完走報告会」が報じられました。壇上にはボクのほかはみんな30代、女性は20代・・・新聞を見て?ボクに寄せられるコメントは「髪を染めなさい・・・」「・・・・・」いつまでも若いつもりでしたが、いけません。ところであの安倍さんは染めてるんだろうかね?
さて、これより横浜に向けて出発!!なのですが途中1件の仕事の打ち合わせで、寄り道をしてから行きます。大勢の方が荷物の引き取り?もそうですが懇親会が楽しみの様子・・・なにも出し物を考えてなかった・・・どーしよ。
さて、最近友人らがファンドを立ち上げて、収益金を環境・・・特に温暖化対策や砂漠の緑化に使う!という壮大な・・・利益を上げるための目的を明確にしたもの・・・内容もメンバーも凄い!のであります。が、そんなこんなでふと目にとまったニュース。
『バージングループのリチャード・ブランソン会長は21日、グループのうち航空、鉄道会社の全利益を向こう10年間、地球温暖化防止のための代替燃料開発事業などに投資すると発表した。世界の気候変動、健康、貧困、紛争の問題に取り組むためにクリントン前米大統領が呼びかけた「クリントン・グローバル・イニシアチブ」のニューヨークでの年次総会で打ち上げたもので、投資総額は30億ドル(約3500億円)になるとしている。ブランソン会長は「私たちは美しい地球を親の代から受け継いだ。我々の代で取り返しのつかない環境破壊をしてはならない」と述べた。 利益を度外視した投資なのかどうか尋ねられ、「利益をもたらす投資もあれば、もたらさないものもあるだろう」と述べた。 クリントン氏は「石炭石油エネルギーの寿命は今後35年とも100年とも言われるが、今行動を起こすことが重要だ」と述べ、他企業の追随に期待を寄せた。』アサヒコムより
さすがリチャード・ブランソン、だが世界中の代替燃料開発の投資額はそれぞれ相当なものだろうから、これは彼一流のメディア戦略かとも思うけど、まあ説得力はあります。いや、こうした企業経営のスタイルが新しいトレンドになってきてます。目的が明確なのは宜しい!!うちもそーかも?
きょうの一枚
ヤク・・・はじめてこれを見たテルクンは大きな犬!だと思ったそうな。ヒマラヤやモンゴルの高地で遊牧され時にはキャラバンを組んで・・・ともかくなかなか面白いヤツです。

2006/09/21 (木曜日)

新総裁誕生!ボクの同級生が新総裁に!あっ、いや同級生といっても学校が同じとかじゃなくて、まあ同い年ということですかね。昨日の議員の投票には無効票が1つ、それには「安倍晋太郎」と書かれたそうでありますな。これを、マスコミはさまざまにメッセージと読み取るわけですが、なかなか奥行きがあって宜しい。単純に老議員が書き間違えた!という事にしてしまわないところが面白うございます。
まあいずれにしてもボクは明日から出かけて、北京飯店に行くわけですが、いや横浜へ貨物の引取りにいくのですが、この北京飯店・・・懐かしいような。みなさん!中華街でお目にかかりましょう!・・その前に保税倉庫で・・・。
きょうの一枚
お間違えなく!これは北京市にある北京飯店。そうこの夏のあの・・・で、今回の北京飯店は横浜中華街の入り口だよん。

2006/09/20 (水曜日)

最近書きましたが、どうもこの数年、秋の虫の音に異変が!?と思っていたら今日の地方紙「愛媛新聞」には特集が掲載されていました。どーもうちの事務所の前の山桜の古木を占拠して、人が近くを通っても鳴きやまないのは、ヤッパ外来種?!そー思いつつ夜の街に出てみれば木の種類によるようですが、そいつが鳴いている木は、それは凄い音量!もう風情とか情緒とかじゃあないです。その音たるや騒音。日本の秋も、こうして亜熱帯化してきたおかげで、・・・そうそう庭の生垣にハイビスカスの花が咲いている家を見かけました・・・考え方や暮らし方を熱帯風にかえればいいのか・・・やっぱマングローブの植林計画!などを推進しようかな。
昨晩はひめぎんの完走報告会!1000人収容のホールは超満員!!??立ち見まであわせると1200人以上!の来場者!で熱気ムンムン!!映像もプロジェクターも、これ以上ない!ものを投入!!さらに懇親会!2次会!と松山の夜は更けていったのでありました。遠路お越しいただいた皆様!ありがとうございました。さて、次の仕事!!に取り掛かりましょう。
きょうの一枚
でけました。写真集2006年版・・・ホントはもっと良い紙、良い印刷をしたいのですがお許し下さい。でも昨年よりも楽しさはUP!してますよってオタノシミニ

2006/09/15 (金曜日)

レクサスからLSの内覧会の案内が届いた。その機械・・・素晴らしいプロダクツであることは間違いない。贅を尽くした封筒は、素晴らしいデザインこの上なく良質の紙、特色バッチリの印刷と、掛け放題のコスト。さて、自動車の将来は、明るいのだろうか?ついにその封筒を開けなかった。アウディからもRSだかSだかの案内が届いた。こっちはそそくさと開いて「うーん」とうなっている。アウディは多分(あくまでも多分)ディーゼルで勝負してくるだろうと思う。あの中国はアウディ天国、A8、A6・・・なぜか全部「黒」だけど。間もなくはじまることは火を見るより明らかな、中国国内の環境対応車の販売競争!アウディのディーゼルがスタートダッシュ!をきめるかも?日本勢のハイブリッドは?なんか近年に起きる自動車業界の天下分け目の中国の戦い・・・あまりにも違うソースで闘う!というのが興味深いのですが、ディーゼル大好きなボクも、ここはひとつ日本のお家芸ブシドーじゃなかった、ハイブリッドで勝ってほしいものです。でもアウディ恐るべし・・・ではあります。
で21世紀の最適なシティコミューターは、バイクだって。
古いバイク友達がやってきた。55歳だった。「長くバイクに乗ってないけん、バイク買いたいなあ」「買ってどーするの?」「昔みたいに、ケモノ道に行こうや」ボク「人生のケモノ道?」「おお、それはずっと走っとる」そーいえばけだものみたいな人でした。
「えっ、ボクも?」
「こんな人たちが絶対似合わないのが、レクサスやなあ!?」
「えっ、ボクって結構ソフィスティケイトされてないすか?」
「あると思う?!」
「・・・・・・・」
きょうの一枚
北京の町からリンタク?の姿が随分減ってしまった。92年にはホテルから天安門までリンタクに乗って川のような自転車の流れに乗って!でかけたものです。でもこんなリンタク?が・・・冬でもOKなんでしょうが夏はどーすかね?え、人は運ばないの?お店?キャストホイールが悲しい・・・。

2006/09/14 (木曜日)

「電気自動車みたい・・・」新政権のことを誰かがテレビでそう評していた。こういったたとえ話するのうまい人いますよね。本論そっちのけで洒落や比喩に情熱を燃やす・・・んで、その新政権って安倍政権のことかなあ?、電気自動車つまりクリーンでゼロエミッション時代が待望した・・・のでありますがパワーがない。というたとえ話。そんなさなかバイオエタノールやバイオディーゼルの話が盛んになってきていますね。どこかのベンチャーが立ち上げたら業界が死ぬほど目くじら立てて反対して、潰してしまった?んだったっけ?確かガソリン税に絡む問題で捻りつぶされたんだったというのに・・・で、なおかつ植物起源の燃料なら燃焼して大気中に放出されるCO2は、もともと植物が大気中から取り込んだもので、京都議定書からは免除される?!んだそうで、環境問題とくに温暖化効果ガスは京都議定書が全てなわけではなく。。。ってもうすぐ期限切れるんじゃなかったでしたっけね。
とにかく自転車、スーパーカブ、軽四、ハイブリッド・・・なんて時代。それにしてもスーパーカブねえ(しみじみ)
きょうの一枚
環境問題・・・とはかけ離れたゾーモット。ところがこのあたりは非常に良質な炭鉱脈があって、中国が狙ってる!のであります。鉄道を引く計画まであって、万が一のことになればとんでもないことになるかもです。恐るべし中国!その貪欲な消費を押しとどめる技術と啓蒙を!!そうだ「啓蒙」という言葉・・・続きはまただ。

2006/09/13 (水曜日)

今日も秋雨。でもすっかり気持ちのよいシーズンになってきました。ボクタチの地方では秋祭り=地方祭のお囃子の音が聞こえ始めるのもこのころです。そういえばこの地方祭のころがボクのバイクシーズンだったです。山々の棚田の稲刈りが始まるころ、SSER 2DAYSが行われていました。無尽とも思えた体力で、来る日も来る日も山に出かけていたのは、遠き日の思い出。
そういえば事務所の奥に押し込めてある80G/SとHP-2は、どちらもピカピカ・・・HP-2はまだ400kmくらいしか走ってない!し80G/Sもいまや車検と車検の間に2回乗れば良いほう。実は恥ずかしながらG/Sの走行距離は20年なのに10.000km台・・・どうもスイマセン。いつからこんなにバイクで出かけなくなったのか?いつもいつも旅に出る!とか言って着ないバイクウエアを山のように買って、ツーリング用品なんか痛む暇も無く、寂しい限りです。そんなこんな寂しさを感じるのもまた秋ならでは・・・いやでも弁解をすると、プロシードはバイクの代わりで年におそらく30日も乗らないでしょうが20万キロ!4駆は何を買ってもすぐ20万キロになってしまう・・・で次期戦闘車両の購入計画が上がってきてます。もち小回りの効くピックアップ、もち4駆、ガソリンでMT・・・ツイントリップGPSはもちろん、通信機材やカーナビまでつけてラリールート制作仕様モデル!なんか良いのはありませんか?環境性能も良いヤツが良いです!!ハイブリッドのピックアップとかって良いかもですね。やっぱ秋はTBIのルートセイサクで美しい山道を静かに駆け巡りたいもんです。
きょうの一枚
BTOU2006のナビゲーションテスト・・・ナビゲーションとはまた数学のようなものでもあるわけです。で、ナビとは自分がどこにいるのかを知ることでもあります。自分の位置を知らなければ行く方向もわからないのです。広大な大地でルートブックに頼らないナビ?をしながらルートを作って行ってるのです。写真提供:藤井健司

2006/09/12 (火曜日)

「世界が変わった」といわれる9.11/2001・・・ボクはその「文明の衝突」が書いた世界・・・とここまで書いて自分ちのHP内検索で「文明の衝突」ってググったら・・・書いてる書いてる、いっぱい書いている。サミュエル・ハンチントンの予言を次々と証明する事件が起き続けて・・・21世紀はイデオロギーの衝突ではもう戦争は起きないわけで、文明間の衝突が・・・もうやめよー。全ては変わるのは当然のこと、変わらないものはないのですから。
さてスペシャルなご案内
ひめぎんチームのBTOU完走報告会が、9月19日火曜日午後7時から愛媛県民文化会館サブホールで行われます。ゲストに池町選手と山田さん(ボクのことだ)・・・いかに彼らは闘ったのか?それはラリーの現場だけでなく、スタートラインに立つまでも戦いであったわけです。そんなこんなで、SSER関係の皆様で参加希望の方はご一報下さい。ひめぎんチームの戦いぶりもたっぷりと映像で・・・ってその編集で死にそー!になっているのですが。写真集も入稿(印刷に行きました)19日にご来場の方には記念品セットに入っている!!ので参加はちょっとオトクかもです。遠路やって来ても・・・です。
きょうの一枚
ラクダは不思議な動物だ。姿も可笑しければ表情も宇宙人的だ。被写体としては、この上なく面白い。特に冬毛の時が良いのであるが、なかなか冬に見る機会はすくない。撮影:小澤いずみさん

2006/09/11 (月曜日)

先週はOVをお休みしてしまいました。もちろん病に臥せっていたわけではありません。元気良く東京出張!赤坂の料亭で鱧と松茸に舌鼓を打ち!!(ホントってば)夜の銀座ではバブルの時代を彷彿とし・・・(これもホント)ラリージャパンのマシンのピックアップに関東まで出てきていた池○君とご飯を食べ、某自動車メーカーにプレゼン(ナンノ?)に行き・・・さらに凄い顔ぶれの方々と朝からミーティング!「ビルゲイツ財団との打ち合わせがどーの」とか、「ムーディズの格付けがどーの!」とかってのは、世間話でするもので、仕事で真剣に話してるのは「ボクは初めて!」中国の自動車と環境負荷、ラリー、エコチャレンジ・・・と自分の土俵の上だけで勝負!スルシカナイのも情けなかったり。帰りの飛行機の中では飛んだのも着いたのも知らないほど・・・なのに!帰って来た日も日曜も深夜業。写真集の最終の作業やら番組の制作やら・・・この多忙さはナニ?
でね、(少し暗く・・・)やっぱり思うんですが人には天分。天から与えられた役目というかポジショニングがあるとです。一抱えほどの自分の両の腕に、抱えられるものって、そんなに多くはないとです。
ここまで10回ラリーレイドモンゴル~BTOUをやってきて、大変だったけど充実していたし面白かったです。で、これが天命なのかなあ・・と思うことはしきりです。じゃあそれもホントウに完成域に達しているのか?その使命を果たしているのか?という問いかけには、まだまだ伸び代(しろ)はあるんじゃないかと・・・喧騒と異様なほどに進化を続ける東京に、背筋の寒くなる思いをしながらも、あの夏の日々のことを遠い過去のシーンのようにしか感じられなくなった自分を少し疎みながら、ボクがやるべきことはなんなのか・・・自問自答のこの数日間なのでありました。
きょうの一枚
池町くんとスーパーカブ(尾崎さん撮影)そんな池町クンだって、陽気で能天気なわけじゃありません・・・スーパーカブにまたがって、喜んでいるのですが?彼も先を見つめて自分の可能性に大いなる自信と、その同じ量の不安を感じつつも、ちょこっとふざけていたりします。

2006/09/06 (水曜日)

秋が確実に深まっています。我々の事務所はかなり郊外!なので、虫の音が凄まじい!!の大合唱。ドアが閉まっているのに虫の音は室内まで届きます。「いったい何事か?」と、さまざまな事象を自然界からの何がしかのメッセージ!と感じる傾向の強い僕は、年々大きくなる虫の音にも、異変を嗅ぎ取ろうとするところがあります。
BTOUの映像を編集していて驚いたのは異口同音に聞いた「今年はお花がたくさん咲いてきれいだったよ」というコト。実のところボクは「そーですね???」な状態だったのです。試走のときに咲き乱れていた花々は枯れているのですが、また違う花々が違う土地に咲き乱れている映像がたくさん。ヘリからは良く見えなかったんですが、なるほど納得。「今年のモンゴルはお花畑だったんだ!」と。しかも乾いた南ゴビの大地も妙に緑が多くて、砂漠のイメージが随分変わりました。で、これも自然界からの良いメッセージなら良いのになあ?と思うことしきり。
自然の力は侮れません。留守中のマングローブは元気で生育中。四国にマングローブの森を!というのもあながち夢ではないかもしれませんぞ。
きょうの一枚
お花畑とプリウス・・・環境を語るにはバッチシの一枚はチームACPの西條さんの写真です。

2006/09/04 (月曜日)

なんと事務所ではBTOU写真集と映像の編集がダブルで進んでいる。それはそれはとても大変なことです。ボクはVの編集前素材を数十時間分を見ては船酔い状態・・・写真集も9/20アップ(印刷上がりの)予定ですので、それまでにお申し込みいただいた方には送料無料!でお届け予定。お値段1200円!!申し込みはまもなくこちらのサイトから可能!なようにしておきます。
ところでライブドアのホリエサンの公判が始まりましたが見ましたか?ボクはこんな遅い時間まで事務所にいるんでテレビは見えませんが・・・・・なんか巨悪とか戦後最大級の経済事件とあおった割には、その実は世間や権力機関の悪意?だったのではないのか?という擁護的な意見も当然出てくる展開。あれくらいのことで(スイマセン)ここまでひどいことになるのなら、社会保険庁や巨額の税金を湯水のように無駄に使ってきた官僚とかはどーなん?という感じがします。もちろんボクはどちらも擁護するつもりはありませんが、どちらもツケは国民に回るのですね。
ボクは最近某お役所で叱られましたが「叱る立場にあるのは我々で、あなた達は国民を叱る立場には無い」と、叱っておきました。まあ、ホントに教育のあり方などを真から議論しなければなりませんね。でもって人間はやっぱ品格です。ホリエモンって今日はスーツにネクタイ姿だったそーですが「なぜ?」と思う人は少なくないでしょうね。どっちでもいいけど・・・。
きょうの一枚
今年のBTOUのMVPはX-1カミオン・カマズかもです。参加者より早くビバークに到着する日もあって・・・ヘリで運んでる10kgバッグって・・・と思うことしきり。まさかオンコースで追い越された人・・・いないでしょうね?

2006/09/01 (金曜日)

朝のニュースで、オシム?ジャパンっていうの?サッカーか何かの日本チーム?海外遠征に行くのに、朝発表があってその日のうちに出発!!ってエアチケットとかビザとかはどーするんだろーか?なんて考えていたら「どうもこれってメディア向けのキャンペーンじゃないのかなあ?」なんて思えなくも無いね。一方では高校球児たちは、2学期始まっているのにアメリカを満喫している姿がテレビで大写し・・・というか追っかけ状態。誰の口からも文句が出ないのだね。費用は誰が負担しているのだろうか?
とまあ下衆のかんぐりみたいなことはヤメ!でせっかくの秋晴れ・・・HP2に乗ってお出かけ・・・なんて出来るはずも無 くお仕事。80G/Sも最近整備済みなのだムフフフ・・・さあ、秋晴れの毎日!来て頂戴ね。ボクは旅に出るのでごわす。
さてBTOU2006参加の皆さんならびに関係者の皆さん!次のご案内の連絡がまだのようですが、これまでになく超特急で制作されている写真集が9月20日過ぎには出来上がるよって送り出しします。役員の皆さんとは打ち上げを!?参加者の皆さんとは横浜ナイト?!を、予定しています。いや、これから予定します。オタノシミニ。仕事の速いSSER・・・ジブリー???も早いやんか!?
きょうの一枚
エタップ5の朝、ビバークを出発。ビバークにある砂丘を朝の光を浴びながら飛ぶ。この朝、いくつかのアクシデントがあった。ゾーモットに向かいながら祈った。ホントウに祈るような気持ちで過ごした1日となった。このあとは砂嵐で視界が悪くなってオンコースが飛べなくなった。

 

 

Organisation Voice 2006/08

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2006/08/31 (木曜日)

チェックカードをまじまじと見ていた。なんでもない一枚の紙だけど、これを貰った瞬間から時間との戦いがはじまる。左腕のチェックカードホルダーに差し込むもの、シートの先端にあるノグチシート製?のホルダーに差し込むもの。CPやゴールで指の力を失って自分では取り出せなくなってオフィシャルに取り出してもらうもの。そのままスタンプを貰おうとして、ケースにスタンプ大の穴を開けているもの。ひどく汚れたカード、たった一枚のカードだけれど夢と困難と、それを克服した何かひどく大切なカードのような気がして・・・最終の確認が終わればみんなに返してあげればどうなんだろうか?とか、いろいろ考えた。
BTOU最終局面の闘いは実はさまざまに彩られていて面白い。スプロケットを失った池町。40分差で2位の池田は、それを探すのを15分だけ手伝った。絶望的な展開、池町の失った勝機と勝利の女神の気まぐれ。池田が出発したあと池町はスプロケットを見つけた。しかしワッシャーが見つからない。通りかかった遊牧民が見事にサイズのピッタリのそれを手渡す。鬼神の走りの池町。この話題に沸いていたRCPに異様な速度で突っ込んでくるマシン。池町がこの最終局面ETAP-9で池田に遅れること30分。しかし総合ではかろうじて15分差で首位を守った・・・15分、それは池田が池町の元にとどまった15分。実は凄いドラマがあったのですねえ。
いやどちらもあっぱれではあります。そんなエピソードをテレビのシナリオに書いたんです。けど放送は地方だけ。
きょうの一枚
奇跡的な出来事も強運で片付けてしまう池町。いまはラリージャパンのレッキ中で、まあその世界でも活躍するはず・・・それほど凄いやつになってますよ。

2006/08/30 (水曜日)

BTOUの記録をVTRと写真で試写中。写真集にしてもVIDEOの編集にしても、まああまりにも膨大な素材の中から組み立てていくのであります。素材が少なければ「こんな少ないのでは出来ん!」と毒づくのでありますが、こうも多いと「多すぎて全部見る時間が無くて出来ん!!」とやっぱり毒づく!のであります。人間というのは実に勝手なもの・・・
さて写真集は、今回は北京を皮切りに1エタップずつ競技の流れに沿って編集をして行こうと思います。そんな目でビデオも見ていると、エタップ4で大きく勝負の行方が動こうとしている辺りが興味深く見れます。初日からトップに立った池町佳生が何度もトラブルやら、自ら招いた大ミスコースやらで優勝争いを面白くするか!?と思わせておいて、その実そのエタップのうちに驚異的な巻き返しで、先にゴールしたライバル達を、なかば「あ然!」とさせる強運と勝負強さを見せ付けます。RCPで2時間あいたビハインドをあと130kmあまりで40分差まで詰めて貯金を使い果たすことなく首位を守ったり・・・と、そんな面白い戦いぶりがさまざまにこれから紹介されていくことでしょう。
本当に愉快で素晴らしかったBTOU!これからつまびらかになっていくことでしょ
きょうの一枚
先日「いずれまた・・・」と書いたチンギスハーンホテルのポーチに止まってたR1200GS-ADVの写真が出てきました。なかなか、やってますが世界のアドベンチャーフィールドも狭くなりつつあります。でも大切なのはハートではありますまいか。

2006/08/28 (月曜日)

申し訳ありません!!というのはSSER 2DAYS-CLASSICSの開催日程の変更!の件でございます。予定通り開催すべく鋭意努力をしようと試みたのですが・・・あいにく肝心の1ヶ月前!にボクがダウン!!つまりこの一番肝心なのは、このタイミングまでの事前調整。ならば!とばかりに既に手配済みのGroup-Nと合併開催してチョッと力強く行こうではないか!!という結論に達したものです。22年目!ということで、振り返れば長い時間継続して来たものだなあ、と感慨もひとしお。昨今のエンデューロのムーブメントの隆盛は、目覚しいものがありまして実は大半の役目は過ぎたのかなあ・・・なんて事も考えたり。ともかく、日程変更は前向きに捉えてのことですから、ぜひともこの秋の夜長の風趣にとんだ?SSER 2DAYSをお楽しみ下さい。さてBTOUの写真集は9月中旬!?に発刊予定。写真をエントリーされる方はお急ぎくださーい。
きょうの一枚
池町を強襲するヘリ・・・ああ武装してたらなぁ・・・ダダダダダッ!と行くんですが。でこんな写真があるということはカメラ側もヘリ・・・ということでさぞや怖かったことでしょう池町クン。ローターの先がヘルメットを掠めたことでしょう。

2006/08/24 (木曜日)

暑さがこたえて?ボクは激しい夏風邪をひいてしまいました。そんなことしている場合じゃないってのに・・・というのもラリーの大量の映像と写真!!と闘わなければならない数週間だからです。参加された皆様からも、デジタルに限られますが自信の1枚を(いや2枚でも3枚でも・・・)をお寄せ下さい。当初のお約束どおりフォトブックを作成して掲載させていただいた上で、数部をお届け!!致します。ということで風邪がひどいので今日はこの辺りで・・・来週はBTOUを振り返ってさまざまな角度から検証をしてみようと思います。

2006/08/23 (水曜日)

「届けられたETAP-5のランタン・ルージュ・メダル」
熱い夏の記憶に彩られたBTOU2006の現場より、ようやく帰還いたしました。8月初旬北京、高速道路をすべるように走るアウディの窓からまだ初々しい百日紅(サルスベリ)の花が伸びやかに空に向かって咲き競っているのを眺めました。「百日紅の花、好きだなあ」夏が来るたびに思います。中国にあっては、まさに中国的で日本の山里にあれば、まさに日本の里山的なその花の佇まいはボクの魂に響きます。一方モンゴルの大地、今回のラリールートには花々が咲き乱れていました。ゴールするごとにスガワラサンは「今日もお花畑がきれいだったよ」とH木編集長は「涅槃とはまさにこういうところのことを言うのだと思いましたよ」とムズカシイコトを言います。そのほかにも「花が咲き乱れていて、ピストをはずせない」とか、ラリーの中にあっても、その花を愛でる心を持つ参加者の心情が嬉しくもありました。
今回は全てのステージにステージ優勝メダルとランタン・ルージュ・メダルを用意しました。MOTO部門は池町が全て持って行く!のではないかという勢いでしたが、エンフトル、池田、マコちゃんらがパーフェクトを阻止!AUTOは面白いように日替わりで、挙句プリウスに1回は獲られるという展開!そしてランタンルージュはひめぎんとミニ軍団の熾烈な?争奪戦(本人達は全然そうは思っていない)そしてETAP-5の表彰をするブリーフィングで「このランタン・ルージュ・メダルは、事故を起こして緊急輸送された34番の選手が無事に生還できるように、そしてその暁には彼に渡したい。」と1個だけ渡さずにポケットに忍ばせて、ガストンライエの写真と共にラリーの最後までを見届けてきました。昨日、そのメダルを持って広島の病院に出かけました。そして彼の枕元に、最後の生還者を讃える証として置いて参りました。
このことはこうしたHP上ではなく参加した皆様にいち早くお知らせするべきだと思ったのですが、いやいや最速はこのOVだと思い、ご紹介しました。10数年通い続けたボクにしても、最も美しいと感じたこの夏のモンゴル。池町の戦いぶりもミニとひめぎんの戦いぶりも、プリウスなどの戦いも、どの一つを切り取っても美しく激しく勇気とロマンに彩られたすばらしいものでした。こうした記憶が、さらに昇華していくためにも弛まざる歩を進めていくことにしましょう。
きょうの一枚
1995年のシャートー・ムートン・・・モンゴルのスタートした年のワインを、参加者や役員の有志より寄せ書きと共に頂きました。ありがとうございます。近々飲むです。

2006/08/07 (水曜日)

いよいよ明日、BTOUがスタートします。全員元気で最後の調整に余念がありません。ひとつ残念なことがあります。それは月が満ちてきていること。今ようやく陽が沈んだと思うと東の空は半月がかかりその明るいこと。これでは満点の星空が仰げません。あと数日で満月、ラリー最終盤には、プラネタリウムもびっくりな星空が仰げることでしょう。ウランバートルの現在の気温は12度。肌寒いを通り越してフリースやダウンが登場しています。さて、明日はエタップ1の速報をお届けします。 (06/08/07 00:01)

2006/08/04 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATAR2006、スタンバイ完了です。天候も良好。ただし小泉首相の訪モの日程が二転三転していて、こちらの事情は大変です。ゴールのパレードは小泉さんとニアミス?するかもなのです。
ボクは本日涼しく快適なウランバートルをあとに、北京へ向かいます。北京は故宮の近くで、参加者のみなさんの到着を待ちます。今夏はヨーロッパ、北米が猛暑のようでユーラシアは少し過ごし易いのでしょうか。
8月5日、北京のブリーフィングは8月6日16:00ウランバートルでの開催に変更いたしました。8月5日は、夜まで北京の散策を楽しんでもらおー!という素晴らしい配慮!なのですが、実は北京飯店は政府関係のセミナーがいっぱいで・・・まぁそんなオールドチャイナな由緒あるホテルです。ボクも一度泊まりたかったホテル。
そんな8月6日は原爆記念日、61回目になりますね。昭和は遠くなりつつありますが、世界はいまだ不安定で、戦火もどこかで止むことがありません。通訳の若い男の子も、フランスの外人部隊に志願してる!というのを聞いて言いようのない気分です。

2006/08/02 (水曜日)

ホテルのポーチにR1200GS-ADVが停っていた。写真を送るのはまた今度・・・(通信事情が宣しくない。)まさにこれぞ大陸間弾道弾!マドリッドから、ひとっ走りでウランバートルまでやってきた。でタイヤを見るとどーもロード寄り。そーだ、ほぼ舗装路だけでやって来れるのだ。仮に北京を目指すのであれば、中モ国境までは悪路だ。
ともかくそんなことよりこのモーターサイクルの最も美しいシチュエーションであることは間違いない。全てがノーマル+オプションだけで、これほどまで完璧なマシンはちょっとほかには無い。オーナーの姿は見当たらなかったが、その佇いは、自信に満ちていて、「なんでもない」という様子がにくらしい。
そう言えばシトロエンがヨーロッパから走ってきたお話しをしましたが、先週は20台ばかりのヒストリックカーがフランスからやって来た!という話を聞きました。どーもヨーロッパからウランバートルまでの新しいアドベンチャールートが拓かれているようです。それはロシア事情が好転したことも影響していると言います。最近まではロシアンマフィアが道を塞いで通行車両に悪行を働いていたはず。「そんな小銭をかせいでるヒマはないほど忙しい」らしいのでどーも安全は確保されてきた模様。いずれにしてもロシアの高度成長が、恒産無きところに恒心無しを地で行ってる感じ、まあ金銭的にひと段落すればモラルも上がるのでしょう。
日本人も、もっとモラルアップ!!人の見てないところでゴミを捨てたりとかしないように。ラリー参加者がお手本!!
 

Organisation Voice 2006/07

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2006/07/31 (月曜日)

コンテナがウランバートルに到着した。実は今回は法改正があって輸出通関がとても困難で、かなりビビッた。ひょっとしたら間に合わないかもという危惧もあった。
ウランバートルに到着した初日に、ボクはスタート地点のヌフトホテルに出向いた。コンテナを置く場所を検討するためだ。ヌフトホテルは空港からわずかのところ。でもそこは環境保護区でホテルの周辺にいる限り、そこが一国のキャピタルタウンとは俄には思えないほど。ここにコンテナを置いて参加者の到着を待つのは、過去10回の大会のうち5回くらい?になるかも。
でもはじめて気が付いたのではないけれど、そのコンテナを置くところはお花畑になっていた。エーデルワイス、キンポウゲなどの日本では稀少な高山植物・・・。
とまあ、今年の夏は過去にないほどモンゴルらしい夏だそうで、緑は濃く、涼しく、とても素晴らしい。後は寝冷えに!気を付けて毛布を覆って寝てる!

2006/07/28 (金曜日)

気がつけば週末!という現象は、ここのところ加速していて子供の頃あれほど待ち遠しかった週末が、いまでは呪いの言葉のひとつも吐きたくなるほど、ひと呼吸ほどで訪れる。でもってそのいくつメカの週末に先発隊はいよいよ出発します。良いことといえば、涼しくて良く寝れる気候・・・なのが常ですが昨今の気候を鑑みるに、いつもどおりであって欲しいと願うばかり。
ウランバートルに行き、北京に行き、再びウランバートルに戻るという行程。そしてそこからエタップがスタートします。まだお伝えしていませんが、北京のブリーフィングをキャンセルしてヌフトホテルで合同のブリーフィングを行おうかと考えています。詳細は間もなく発表予定。ですから幾分北京では観光が出来るかもですが、こちらは激暑の予想。
さて話は変わるけど「ディーゼルがきてる・・・」って感じ。ルマンをディーゼルで制覇したAUDIあたりのディーゼルが好いんでないかい?といかにもああいう広告的なやつに弱いボクは急傾斜中。「なんか嫌味が無いよなアウディって」「昔は女性の車ってイメージだったよね、赤いアウディ」「ボクはやっぱビッグクワトロっすね。」日本ではディーゼル=環境負荷、というイメージが出来上がった感がしますが、これからは来ますよ、ディーゼル。

2006/07/27 (木曜日)

時代が動いている。昭和天皇のメモなんていうのが暗がりから出てきて、8月15日の終戦記念日も間近になったというのに誰のどんな意図なのか、面白い?!総裁レースは俄然東アジア外交とやらを巡って、さまざまな駆け引きが大きなターニングポイントに差し掛かってきている。と思えば隣国からは金大中事件の真相が語られ始め、現政権の奇妙でなりふり構わぬ戦略が、幼稚に見える。イスラエル・レバノン戦争?国連施設にイスラエルは空爆!?これでは長期化は避けられない。なんて中で少しは明るいニュースもある。中国が2010年までに環境対策事業に20兆円の投資をするんだという。水や大気の汚染の激しさは、かつてどこにも無かったほど未曾有の激しさであろうと思う。投資もよろしいが、きちんとした戦略にのっとったもので、かつ他国に環境負荷をかけないように・・・なんて暑い夏には考えたくないような話題。
さて、出発を控えたボクはさまざまに思考をめぐらして、おおよそ起きるであろういくつかの問題をイメージスタディをしてる。
そして、たった1個の時計(プロトレック)止まっていたので先月電池を換えたのだが、それをどこに仕舞ったのか分からなくなって、この時間の無い中を1時間近く探し回った。で、出て来た。バッグのハンドルに結わえ付けてあった。そういえばその時計はラリーに行く時はいつもそうしてあったのに・・・・時計、実は愛用の20年も腕にはまっているやつがある。腕時計も好きなアイテムなのでいろいろ買うんだが、やっぱりこの1本に勝るものがないんだ。クルマと時計、いまもっているのが最高のお気に入りになってしまうと、どうもそれで良いとなって、興味がうせてしまうところがある。それはそれで幸せなのだが。

2006/07/26 (水曜日)

四国は一足先に梅雨明けの模様。容赦ない夏の太陽が・・・こんな時は夏休みの子供に戻りたいと思うのであります。自由でわがままで、好き放題だったあの頃。一瞬先にも遥か未来にも、なんのフアンも無かったあの頃。でも一度だけフアンに駆られた夏の日がありました。こども?といってももう中学生の頃、約束した川に何故かその友達が来ません。いつも子供達でにぎわっている石手川の淵、そこはボクタチの天然のプールであり岩の間に手を入れて手づかみで鮒などを獲る、そんな場所でした。さすがに小学生くらいの姿は無く、いわば中学生くらいの子供の独壇場でした。
その日に限ってお昼過ぎに集まってくる者はひとりもいなくて、何が起きたのだろうか?と不安になりました。それでも1人で川で遊んで、でもなぜか気味が悪くなって、自転車に乗って家に帰ろうとしました。するとそこはゴーストタウン。その頃呼んだ本だかで、一人ぼっちで取り残されたあの感覚。アツイナツの午後に全く1人の人影も、行く車も無く・・・ボクは「やってしまったんだ、異次元に来てしまったんだ。」と、どうしようもないフアンにさいなまれながら、家に帰りました。すると家族は誰もいません。「やっぱりそうか?!」と思うと奥から、ってその部屋は夜にテレビを見るだけの部屋で、だいいちあの時代は昼間にテレビを見る!!なんてことは、あってはいけないわけで・・・・・テレビでは松山商業と三沢高校の高校野球の決勝戦。延長18回再試合だったあれ、野球にあまり興味なかった僕は、まあそんな調子で熱い夏は毎年毎年甲子園がやってくる度に、あの背筋がぞーッとした感覚が蘇っては懐かしいなあと思っています。
その夏の高校野球も、おそらく例年にない猛暑がやってきて大変なことにならなければ良いなあ、と老婆心ながら心配な昨今の天候。
まもなくボクはモンゴルに向けて出発します。小泉さんも同じ頃モンゴルに行くみたいで、建国800年の記念式典に出席?するのでしょうか。ボクはラリーに向けた最後の準備をするんだ。
きょうの一枚
ただただ青い空。先に梅雨明けした四国から、まだ雨模様の皆様に・・・と言ってたら曇ってきた。

2006/07/25 (火曜日)

「疲労困憊中」
どうも本日はBTOU各参加者宛に公式通知とルートブックの発送に成功した模様です。忙しくしているみんなはまさに疲労困憊の様子。朝から深夜までひたすらBTOUの準備・・・おそれいります。ボクは日曜日の疲れのうえに昨晩はヘンテコリンな組み合わせで酒の席!!東京から2名、神戸から、広島から九州から各1名・・・愛媛から4名・・・むくつけき男ばかりの酒宴は、それでも盛り上がり不思議に夢とロマンな話に花が咲きました。おかげでボクも疲労困憊・・・出発の日程が急接近しているというのにね。
きょうの一枚
今回のBTOUのルートブック!!分厚いでしょ。結構力作かも。おかげで慢性肩こりに悩まされています。慢性?マンセー?

2006/07/24 (月曜日)

この週末は、記録的な豪雨。この豪雨は全国で21の都道府県で観測史上最多!!を記録したそうです。まさにとんでもないことです。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方ところかわってヨーロッパではこれまた記録的な熱波。数年前の熱波を大幅に更新しそうです。また夏でも朝夕は涼しい西ヨーロッパではクルマにはもちろん住宅にはエアコンの無いのがほとんどです。こうして温暖化の影響による気候変動は、さまざまな脅威となって明確に表れて来ているのは、もう疑いの余地の無い客観的な事実です。事実は事実としてそろそろ因果関係をきちんと伝え、根本的な対策を講じなければならないと思います。安保理は地球温暖化対策の国連軍を!なんてボクは言っているのですが、人類の生存を強烈に脅かす共通の、かつ何よりも手ごわいエネミーは温暖化だといえます。
この日曜日、ボクはこの夏のラリーに続く大仕事をやっていました。これも実は環境問題に関するような背景もあるのですが、エネルギー政策上の問題、その公開討論会を運営していました。で、いつも思うことなのですが、東西冷戦以降明確になった「危機エネルギー不変のボク的法則」余談ですがフヘンで変換したら不変と普遍と不偏・・などがでてきます。なんかどれも全て漢字として使いたいような気がしました。危機つまり緊張は、常に一定量で、東西冷戦後起きたナショナリズムは危機を世界に撒き散らし、でもその危機の質量は分散しても総量では変わらないというボクの主張・・・米中台の3つのバランス、仮にAとBが仲良くなれば、AB間危機のエネルギーは減ってもCとの間で緊張が高まるというわけです。
実際のエネルギー政策でも、脱化石燃料化を勧めれば温暖化効果ガスの排出は抑えられても、同じだけの代替エネルギーがはらむ危機が生じるだろうということ。
全てのクルマがゼロエミッションの(とりあえず今は)電気自動車になったとすれば、電力に対する依存度が急速に高まり、全く違う発電方法でも開発しなければまかなえないはずです。その新しい発電方法が再生可能エネルギーであるかどうかは疑問、それにしてもそれが持つリスクも少なくない。
どちらにしても温暖化はエアコンの消費を著しく向上させ、冷やすために必要な電力をまかなうために、何かを燃やしまた地球を暖めていく。中国沿岸部にはおそらく恐ろしい数のエアコンが着きはじめています。年からは暖炉のような巨大な陽炎が立ち上り。家の中を冷やしたのと同じだけの熱量が空気中に排出され、自動車の排気熱・CO2・・・何とかエアコンの排気熱をカプセルに封入して、冬に燃料として使えないだろうか?なんて考えているのはボクだけなんだろーか。

2006/07/21 (金曜日)

ずっとデスクの上にあったVSD(フランスの雑誌)の付録・・・MERCI THIERRY POUR TOUTES CES ANNEES D’AVENTUREつまりティエリー・サビーネ追悼20周年の記念小冊子というかタブロイドだ。表紙には見慣れた写真。砂嵐っぽいところを1986年8回大会白いジャンプスーツを着て歩いている。・・・を眺めていた。次のページにはニジェール川を渡るハシケの上で中央で微笑むガストン初優勝の84年の写真、横にいるオリオールと握手するサビーネ。ガストンたちももちろん白い皮のライディングスーツを着ている。1976年のアビジャン・ニースに出場しているティエリーの写真もある。もちろんどの写真も全て見た事のある写真ばかりだ。白い・・・ボクはこの色に恋をしたのかもしれない。
20世紀の最後の四半世紀に生まれ成長した、このパリ・ダカールラリーとその創始者であるティエリー・サビーネ・・・・・時代の巡り合わせが良かったのか?悪かったのか?ボクは知らなくても良いものを知ってしまい、なぜだかすっかり魅せられて、自分の人生の進路に大きな影響を受けた。というか、ここまでやってきてしまった。もちろんいくつもの分岐というか選択肢はあったし、選択をしてきたわけだが。
そんな70年代から80年代にかけての、彼らの時代の写真の一つ一つが輝いていて、それらを見るたびにいまだに激しい眩暈を覚えるほどだ。その思いを何とか実現したいと思いながら、SSERをスタートさせて22年。そしてBTOUはラリーレイドモンゴルから数えて12年目なのだが、10回大会を迎えた。
時代は変わった。21世紀だ。子供の頃見た輝かしい空想科学の世界の21世紀とは程遠く、いまだ20世紀の憎悪や因習や古いイデオロギーを引きずっていて、混沌としているようにも思えてならない。しかし、ティエリーの写真の背景に写る赤茶けた大地、広がりを見せる空間はおそらく変わってはいまい。世界を結ぶこうしたラリーが、もっと違う大きな役割を果たさなければならないと思う。思い上がりかもしれないけど。
きょうの一枚
こんなんです。でも以前にもOVに書いたような気が??スガワラサンからの今年のお土産。

2006/07/20 (水曜日)

「マスターオブゴビ廃止。ガストン・ライエトロフィー設置」
今回のBTOUは毎日のステージウイナー表彰が行われることになって、マスターオブゴビトロフィーはなくなる模様だ。しかしそれに替わって、愉快なベストパフォーマンスライダーに・・いやドライバーも含めて全参加者の中からベストパフォ-マンスなお1人に、ガストン・ライエトロフィーが与えられることになりそうな気配・・・栄えある第1回受賞者は??だーれ?
話は変わりますが、検察庁の出張旅費不正受給ってのにボクは衝撃を受けた。検事達が格安航空券やホテルパックの安い出張旅費で、ほんの少し浮かした公金を着服していたとは・・・・・。出張で溜まったマイレッジは?会社の電源で充電する自分の携帯や通勤で使う電気バイクは??などと細かいことを議論したことがあるけど、「まあ良いやん」という人と「額の大小には関係ない」というふたつのグループに分かれる。警察官は前者で検察官は後者なのだとおもっていたけど・・・「ナーンダ」でも○HKのカラ出張よか全然許せる。
センバクンは団塊の世代リタイア者はコンパクトカーに乗る!!といっていたけど正反対の意見を聞いた。サラリーマン時代には周囲や上司に遠慮して買えなかったガイシャ!を定年シテ買う!!のが流行っているらしい。というのである。まあまさに正反対の意見を同じ日に聞いた。
で、結論。どちらも正論である。つまりは変化を望んでいるだけでベンツを売ってBbを買った社長は今度はAMGじゃなきゃ気がすまなくなっているっての!バイク業界はチト違う。
きょうの一枚
身体真っ黒で顔真っ白!のヤクの撮影が目標という変なボク。それにしても世界の珍獣に数えられても可笑しくないくらい可笑しい?

2006/07/19 (水曜日)

豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。毎年更新される記録的な豪雨。確かに昔からも梅雨の終わりには、いつも集中豪雨があったのですが・・・地球温暖化対策待ったなし!てか冷却しないといけない!とボクは思うのであります。
予想された台風やハリケーンの巨大化や、局地的な大雨。まあいずれも海水温度の高さから起きているわけですが。G-8では少しは話し合われたのでしょうか?
アイガーの山腹が崩壊したというニュースは、岸壁に凍みこんでいた氷が融けたものです。世界中の氷河が後退して、ツンドラは融けてビックリするような氷漬けの保存状態の良いマンモスなどが出てくるのは歓迎ではありますが、それ以外では地球規模で!というか安保理で、何とかしなければならない!というのは先日書きました。
おそらく間もなくですが、燃費規制のようなことがはじまるかもです。またガソリンよりもCO2 の排出量の少ないディーゼルエンジンが、EUからの外圧?で積極導入されるかもです。いや、それはないか。まあこの手の話は、もう何年も書き続けましたが、そんな次世代のコミューターはバイク、良くて軽四でしょう。(デモねそんな事を考えていたら、ボクのレンジローバーったら驚くほどに燃費が良くなってビックリ!!エアサスをコイルに変えただけなのに?なぜ?)
中東で起きていることは戦争です。戦争は地球温暖化効果をいっそう促進します。国家間の緊張も同じく・・・です。空中で給油しなきゃならんほどの作戦が続けられているのは、環境におけるテロ行為です。
「ウッ、グリーンピースが入った。」
「じゃあ大会本部隊のカマズはいいんかい?」
「・・・・・」
「ラリー自体はどうなん?」
「・・・・・」
で中東の話。ガソリンは高騰(チョッと戻しましたが)ここんとこのこれらを言い表す流行の言葉で地政的(チセイテキ・・・といえば地勢か知性という言葉でした)が、これが経済用語になって・・・当然戦時下に弱い円は急落。SSERはこんな土壇場になっての予測外の大きな変動に・・・怒、涙。損害は計り知れません。だから平和にしてっ!て言っているの。
まあうちの損害はともかく、次はイランに飛び火したら、世界経済は収拾がつかなくなります。でイランの国連による拘束力を持った(はやりの)第7章を含む決議が間もなくでしょう。・・・だから脱石油・脱化石燃料に!しなければならないのですが・・・チョッと試乗したV10・507PSの、なんと素晴らしいこと。
しかし「どうしたのよ?」というばかりのスーパーカーブームもアメリカンフルサイズラグジュアリーのブームも、急速な陰りを見せています。市場からスーパースポーツは姿を消して、ミニと軽四にばかりなってしまいそー。
これからのクルマ選び、難しくなりそーですね。
きょうの一枚
UPされたミニ写真館第4弾より。ラリーで最後にウランバートルについてくぐるのがこの門。いわば完走者たちの凱旋門。

2006/07/18 (火曜日)

怒涛のような3連休が過ぎました。全部仕事!しかも毎日深夜まで。だけども大半はデスクワーク。涼しい事務所の中だから良いようなものの・・・・・で、ふと目に留まったBMW R1200GS ADVのカタログ。どうも写真がチベットだかパミール高原だか。そういえば1200GSのカタログは南米のアタカマだったような。BMWもアドベンチャーフィールドに中国の奥地をオファー!しましたか。その前はどこだっけ、そうそう南アフリカやナミビア。いずれにしてもボクたちのような人種の持つ旅への憧憬を巧みに?表現していて、悔しい。「ほら、これだろ!?お前らノホシイモノハ、ホラッ、ホラッ」「グウー」とぐうの音くらいしかでません。
でそのカタログ、多くの方は既にお手元にお持ちでしょうけど・・・どのページの写真も素晴らしいし、まるでモンゴルかと見紛うばかりの近似感。極めつけは故事成語や孔子の言葉がフィーチャーされているという広告界の禁じ手。(肖像権切れの「ローマの休日」をいち早く使うあざとさ!もねえ!?)いずれにしても設定も写真もコピーもで、ボク的にはメロメロ。「己の目標を知る者だけが、自らの道を見つけることが出来る。(老子:紀元前4あるいは3世紀)」
これまでBMWモトラッドの広告やカタログ・・・ドイツ語から日本語への訳者をもう少し文学的で広告コピーの専門家に・・・と思っていたんですが、最近はほんの少し良くなった感はありますね。でもドイツでやってるんでしょう印刷や製本も微妙に日本のそれとの違いを見せています。
とまあ、こうしたカタログに使うコピーとしては実に尊大なのではありますが、これまでのどのBMWのバイクのカタログよりも良いですね。
「どこへ行くとしても、心を尽くしてそこへ向かえ。(孔子:紀元前551~479)」この言葉は、まあ奥地にツーリングに行く時はBMWを選びなさい。とも取れるのですが、まあ何を成すにしても心を込めて準備をしろ!ということで、この言葉のように頑張って3連休を捧げているスタッフのみんなには感謝です。
何をやっているのかと言うとさまざま。でも最大はコマ地図の最後の入校チェック・・・コマ地図は何人もが何重ものチェックをします。距離やGPSポイント。外部の人に見てもらうことも忘れてはいないようです。書いている時間よりもチェックにかける時間が断然多くなります。膨大な手配と資料制作。地図の作成やらエマージェンシーのパンフレットやらチェックカードにも、真剣に取り組んでいる様子。こうしたまさに膨大なBTOUに関するさまざまな準備・・・あなたもそうであるように、私たちもまた、心躍る仕事なのです。何日も何回も丁寧に。書き上げたコマ地図を印刷に送るとき「念を入れてください。」と。「・・・」つまり念を入れるとは「入念」に見ろ。ということ。それでもひょっとしたら間違いはあるかもしれないのですが、まさに心を尽くしています。
「どこに向かうとしても、心を尽くして・・・」よし!これからの座右の銘とします。ちなみにこれまでのボクの座右の銘は「意志あるところに道は開く・・・」まあ同じ意味なのですが・・・この銘は奇しくも故橋本龍太郎元総理と同じでした。弟の橋本大二郎高知県知事には、ラリーレイドモンゴルがスタートする前に外務省やNHKに橋渡しをしていただいた方です。こうした「道なき道」を切り開いたときに手を差し伸べていただいた恩人や、何よりもこれまで支えてくれた大勢の参加者の皆さんに対して、心からの感謝の念でかの地に向かうこととします。
きょうの一枚
てなわけでADVのカタログ・・・写真もコピーもそそりますので、是非手に入れてみて。

2006/07/14 (金曜日)

いや、それにしてもここんところの猛烈な暑さ。猛暑、酷暑・・・もう言葉ないかな?夏の高校野球地方大会なんて、この暑さで大丈夫?ボクたちが子供の頃は平気だった?のにね。比較的に涼しいというイメージのあった大分の日田が昨日は36.9度を記録したんだって・・・体温より高いね。まあこのアツイナツを乗り切るのに必要なのは、体力、ということになりそー。上空から街を眺めると、全ての建物からエアコンの排出する熱気が陽炎を作っていて、さらに街を熱している。ボクは思う。この排出される熱エネルギーを蓄積できないのかなあ?そして冬にそれを再び使う。あまりにあまったプルトニウムを使って・・・いやこの発言は慎もう。
暑いのは中東も、相当暑そうで東アジアよりも相変わらず、で国連のイスラエル非難決議はアメリカが拒否権を発動。どうもこの拒否権というヤツが曲者で、時代に合わない感じがするね。まあ国連憲章の前文を読めば「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、・・・」と続く。まあ連合国だからね。
でも昨今は国連改革も声高に叫ばれている中、世界が期待もし注視も摺るようになった国連、そして安保理。21世紀のパラダイムに相応しい改革を望みたいものです。今人類の共通の敵は気候変動、それも温暖化効果ガスの排出量の増加。特にアメリカや中国の排出量の1.2位がこぞって頬かむり。アメリカの対応はまさに拒否権のようなもの。この問題こそが人類の生存の危機を高める問題で安保理決議に持ち込むというのは?んで米中が拒否権。
また暑さのせいでわけの分からないことを書きました。今日から日銀もゼロ金利廃止。また時代が動き出しそうな予感。
いずれにしても、お金から少し自由になって、尊厳とか自立とか、そんな風に「・・・・高楊枝」で行きたいものですね。えっ、充分行っている?!
きょうの一枚
口に合わないのですがモンゴルで手に入るお菓子。田舎の村にも少しずつお菓子が増えてきてます。ご覧の通り標高が高いので袋の中のエアがパンパンになってます。中のお菓子はエアクッションのおかげでつぶれない?

2006/07/13 (木曜日)

やっぱり夏休みは「恐竜博」・・・ここのところ毎夏休みの風物詩?ともいえるこのイベント、デパートであるのとはチョッと違う!世界最大の・・・で7月15日から幕張メッセで開催されるのであります。成田から行くので寄り道していきたいくらいの気分なのでありますが・・・・・。
ところで、ボクタチがゴビで命名した「恐竜の谷」は、大平原に稀に降る大雨とその流れる水が数万年の間に削った岩の形がまさに・・・。いまにも動きそうな恐竜にそっくりだったからだったのでした。もうこの辺りは、なににしても奇妙な姿の岩というか山というか、まあ不思議な世界を創っています。まるでその岩は、ゴビザウルスなんて名前の大型の鎧竜がここにはたくさんいるんだよという墓標のようにも見えるのです。初めてその谷を通りかかった時、あまりの異様さにクルマを止め写真を撮りました。少し休憩をしようかということになり、その不思議な光景の中を歩き回りました。すると岩登りの得意な「サルのような」通訳のモンゴル人の若者がたくさんの化石を拾ってTシャツにくるんで持ってきたではありませんか。
「どこにあった?」
「いくらでもありますよ、この辺りには」
少し行くと、過去には湖だったと思われる大きな低地があり、そこには侵蝕を繰り返したと思われる岩山の断層が露出していました。歩くだけで様々な化石、低地には立木のまま化石になったであろう木の化石、亀の化石は完璧な姿で、その後に現地に同行した学者によるとその亀の化石は現存する最も完璧なものである!とお墨付きを頂いたが、「ならば」とその学者のウランバートルにある研究室に寄付をした。
もちろん今では、勝手に掘ることも持ち帰ることも出来ない貴重なものだが、あの斜面の白亜紀高ジュラ紀だかの断層を横にスライスすれば、何千、いや何万体の恐竜が眠っているような気がしてならない。それよりも何よりも、次の丘を越えたら緑が広がり恐竜達が生き生きと暮らしている光景が飛び込んでくるのではないか?!という思いにまで至るのであります。
きょうの一枚
とまあ、恐竜の谷です。チョッとこの写真では伝えきれないので・・・・あとは現地で。

2006/07/12 (水曜日)

もう夏ばてで、ボクは超クールビズ・・・短パンとポロシャツで毎日出社。もちろん来客用にまた急な打ち合わせにと、スーツもロッカーに3着入っている。
でなぜこんなに夏ばてするのか?というとやっぱりモンゴルだと思う。6月1ヶ月近くをあの涼しいと言うか快適な国で過ごせば、カラダはまだ3月か4月くらいの調子になってしまうんだ。さらに8月はほとんどあちら、なのでもう少しの辛抱で体のなじんだ快適な環境にいける。でも最悪なのはウランバートルから北京に行く時かな?なんか将来、モンゴルのラリーに行かないようになるとき(理由はたくさんあるね)本当にこの厳しい日本の夏を過ごすことが出来るんだろーか?ボクはとっても心配だ。
きょうの一枚
ゾーモットの木。不思議な生命力と神聖な気分を満たしてくれる木。枝先にまで精霊が宿ってるように感じます。

2006/07/11 (火曜日)

梅雨、明けましたかね?と天気図を見ると台風はまさに北朝鮮にいて梅雨の大雨を降らせていた停滞前線は台風に巻き込まれるように北上していて、このまま日本海に停滞してしまえば梅雨明けです。梅雨とはまさに梅の雨。梅の実のなるこの頃の長雨を「梅雨」と詠んだ日本人の感性にボクは感謝したい。梅は春先に早い花を楽しませたかと思うと、伸び放題の枝を伸ばす。やがて青い実がつく。我が家には梅酒の古酒が年代ごとに貯蔵されている。ちょっとしたワイナリーならぬプラムナリー?なのである。季節をいとおい愉しんだ日本人の心は、少しばかり色あせたが、でも脈々と続いている、と思う。
鶯宿梅のオハナシ
ある時、宮中の庭の梅が枯れてしまった。
ときの天皇はこれを悲しみ、代りとなる梅の木を探させた。
とある屋敷でなかなかに良い梅の木を見つけて
それを勅命で宮廷に献上させることとなった。
天皇はその素晴らしい梅の木をことのほか喜んだ。しかしふと見ると枝に紙が結わえてある。そこには屋敷の女が詠んだ歌がしたためてあった。
「勅なれば いともかしこし うぐいすの 宿はととはば いかがこたえむ」
それを見た天皇はすぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。
世間にこの手の話は少なくない。儒教思想の強い半島や、また大陸にも枚挙に暇はあるまい。このくらいの情緒は北の指導者にも持ってもらいたいものである。
ところで、北京に行くと紹興酒が旨い。料理に使っても旨い。土地には土地の酒があるのだ。古く武威(シルクロードの入り口)で詠まれた涼州詩には「葡萄の美酒夜光の杯・・・」と詠われて子供心にまだ見ぬシルクロードとワインに憧れた。モンゴルに行くとアルヒと呼ばれるウオッカが楽しめる。乾燥した土地ではことのほか旨い。ただしすぐにKOされてしまう。九州はなんといっても焼酎だろうか?焼酎と言えば九州から、昨日のOVの便りが届いた。以下に本人の許可は取らずに掲載する。
「おはようございます。7日の車はやっぱりシトロエンでしたか。リヤーフェンダーまわりから観てそう思ったんですが、それじゃあ単純すぎるのでロシアのコピー車かなあとか。。。ダジャレ。オヤジギャグ。ユーモア。考えていたら何がなにやら解らなくなりました。ダジャレ(駄 洒落)について自分の意見。これ、語源はお洒落(この字だと冗談ぽい)からと思う。おしゃれとは、場を盛り上げ華やかに楽しくするための物であり、なにも、ファッションや観た目だけのものではない。駄洒落とはファッション界から遠のいた、ユーモアのある世の親父たちがその場を盛り上げるために行う最大のおしゃれである。駄洒落、親父ギャグのこつ、なにがあっても2度は言うな。10人中4、5人が解るぐらいのネタがいい。ユーモアセンスのない者はだまっちょれ。このユーモアという言葉、日本語にすれば(とんち)ですかねえ。」
とまあこの人の作る「米」は旨いです。TBIは毎年彼の作るお米を使っているのでした。
とまれ、空気を和らげたり心を開くユーモアは大切です・・・ではチョッとブラックなやつを(ホントの話)・・・「先日急遽北京入りしたアメリカのヒル国務次官補、どうも北京空港でロストバゲージ!!(この緊急時にも要人が、民間機で行っているのが良いですね)中国の誰だったか「それは、日本海に落としたんでしょう」するとこれも誰か忘れたけど「その荷物は北朝鮮に行ったんではないか?」「・・・・・」これは笑えたのか笑えなかったか。でもコイズミさんの「ラブミーテンダー」よりは数段上で、まあすべては一歩間違えるとヤバヤバ。相手の理解力を知って言わなければ・・・。
きょうの一枚
何でもかんでもチンギスハーンに・・・最近はウランバートルでもコメディアンが、現代にタイムスリップしたチンギス・ハーンが何にでも自分の名前が付けられてるのに驚く!というコントをやってて、大うけ。空港もこのたび「チンギス・ハーン空港」と改名。日本じゃさすがにここまでは遡らないやね。織田信長空港とか考えられんでしょ。でもセントレアよか場所は分かりやすいきゃも。

2006/07/10 (月曜日)

なにかとニュースの多い週末。日本人としてもいろいろと考えさせられる日々。何がスタンダードで何がそうでないのか?マスコミ報道の加熱を異常!と冷静に見る目も必要で、どうしてああもマスコミは盛り上がるのでしょうか?いや、けしてその事を悪い!とだけ言っているのではありません。朝TVをつけると北朝鮮問題と、ジダンの頭突きと、まああと少しのニュースが、全ての番組からヒステリックに・・・でも一生懸命観ているボクは「フーン」とか「ケシカラン!」とかは言ってるんだけど・・・・・でもじゃあ、スペースシャトルはどーなったのか?無事飛行しているのか?テレビはナニも伝えてくれません。まあそんなこともOKです。
マスコミは第3の権力です!いや最近はマスコミこそが国の最高権力かもしれませんぞ。そりゃそうでしょう、民意というか世論はマスコミと同じなのですから?つまり、民意は民意と言いながらマスコミが形成していくマスコミ意?なんですから。つまりマスコミは国民が望んでいるから伝え、望んでいないことは避ける。そりゃそうです、激しい視聴率競争にさらされているから。そこで新聞の紙面に踊る、勘違いをするかもしれない様な見出しの書き方、たとえば「金、全面戦争」とかっていうのは、勢いはいいけど「良いのかな、こんなにあおって」とも思います。どうもマスコミのミスリード感が、厭な感じがするのですが・・・あと、TVキャスターは、あそこまで好きに自分の意見が言えて良いなあ?!と思いますね。で、ああした思い切った意見を言う人ほど重用されていたりもするのであります。
「なぜオジサマはダジャレを言うのか」
これは最近の話題なのですが、「どーしてオジサマはオヤジギャグを言わないと気がすまないのでしょうか?」今日は全国からこのご意見を大募集!ユーモアなのかダジャレなのかはどう違うか?ジェームス・ボンドのユーモアは日本人はまねが出来ないのか?オジサマのダジャレは瀬戸際外交みたいなものか?それとも余裕の発言なのか?部下や周囲との距離感を計っているのか?あそうそう、ウランバートルで見かけたクルマはシトロエン・アミ8と判明。多くのご意見や写真ありがとうございました。
今回は九州のKSさんには是非回答をしていただきたいのですが・・・・
きょうの一枚
これ、結構ボク好物なんです。羊の肉のスープに揚げパン(まあいわゆる揚げ)が入っています。なかなかオナカも太ります。これが食べれるのは、ハラホリンとアルベイヘールの分岐にある例の郊外レストラン!なぜか二日続けて食べました。というかこれともう一品くらいしかメニューが無かったよーな。陸上移動のメカニックチームは食べれるかもです。

2006/07/07 (金曜日)

ここのところの東アジアの緊張は、われわれにも様々に関係してきて、昨年に中国で感じたプレッシャーよりも大きなものがあります。北朝鮮の暴挙は許しがたいものですが、日本でも海岸では若者が夜中に打ち上げ花火をしてはしゃいでいます。飛距離は少し短いかもしれませんが、なかには日本海まで飛んでいくのもあるに違いありません。エッそれはない?まあでも危ない!ウルサイ!という点では、傍若無人なガキのそれに似たようなものじゃないかと。スンマセンもっと考えてから書きます。
でも(まだ言っている)そう考えると「何が悪いのか?」をもっとハッキリしないといけないのでは?この騒動のスキに日本の領海で測量をする隣国の調査船のほうが、なんかまだ悪質な感じさえするのは僕だけなのか?そっちには非難決議は??非難決議だか議長声明だか、国家間の足並みは揃うはずはありませんね、敵の敵は味方ですから。三国志の時代の昔から、そうなっていますよね。とまあこの手の話は別席で・・・。
プレゼンテーションが出来なかったBTOUシッピングのためにHP上で試走のミニ写真展が始まりました。まず今日から見えるのはエタップ1から3まで・・・もち試走のルート上からですから、参考になるかもですよ。
ではまた来週ね。
きょうの一枚
ウランバートルの行きつけのカフェで・・・シベリアを越えてヨーロッパからたどり着いたこのクルマはナニ?知ってる人は教えて。でも写真からだと分かりにくいけど、とってもオシャレでした。ヤルネ!ヨーロッパのヤツは。

2006/07/06 (木曜日)

どうも日本海は波高し、なのですがワールドカップも隣の国同士で闘うという構図に。もちろんこうした闘いなら大歓迎なのですが、近隣で相互理解が出来ないのもつらいねえ。
BTOU2006も、多くの国から参加者が集まるようになりました。スポーツとして運営の成熟ぶりが求められます。正しく公平な判断と参加者への温かい眼差し、主催者に求められる資質はいやがうえにも高まってきます。
言語も日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・モンゴル語のすくなくとも6ヶ国語がラリーのキャンプでは交わされることになります。オフィシャルにはなんと1人でこれだけの言葉を話せるものが居ます、日本人じゃないんだけど。
日本人参加者も、大多数なのですが立ち居振る舞いが肝心ですね。ひとつ日本人の素晴らしいところを発揮しようではありませんか。
武士道!ですぞ。マエダッチ!!
きょうの一枚
陽はたっぷりと傾いた午後10時頃、砂丘の谷を抜けてビバークへ向かう。試走中。

2006/07/05 (水曜日)

北朝鮮のミサイル発射のニュースに、何もかもが塗りつぶされた間のある今日の朝。まるで家に火を点ける未成熟な子供に良く似た北朝鮮の甘えと行動。「もっと構って欲しい」「ゲームを買ってくれなきゃ、暴れてやる!」みたいな幼児のようなメッセージなのだろうか。それでも家に火を放った子供は、やがて恐ろしいほどの悔恨の念にさいなまれるはずだ。なぜならば、やはり多少とはいえ大人になるからだ。しかし彼の地の指導者達はどうだろう。その幼児性は覆いがたく、大人になる日は来ない。東アジアは、まさに不安定だ。中東からつづく「不安定の弧」などと呼ばれるエリアにわれわれも暮らしていることにさえ憤りを覚える。
モンゴルを旅すると20世紀の負の遺産をしばしば目にしていた。国境近くにある旧ソ連の軍事工場や、旧ソ連製の戦闘機の残骸、大量の地雷、・・・これが土に帰るには何世紀もかかるだろうな。とぼんやり考えていた。しかしである、急激な中国の経済成長は、巨大なブラックホールのように草原に残った20世紀の負の遺産の鉄くずを飲みつくしていた。おそらくノモンハンに残る日本製のペラペラ鉄板の戦車ももう無くなることだろう。
ゴビのあちこちでは凄まじいゴールドラッシュがおきている。ラリールートの近くにも目にすることがある。「何人が生き埋めになっているか分からない」とテレビニュースも取り上げている。企業が取り組めないほど遊牧民達が掘っている。多分21世紀の負の遺産は、金(かね)と言われるかもしれない。ゴビにある良質の石炭は無残に掘り返されている。日本の企業がその石炭で発電所を作っている。もうおやめなさいな。石炭を燃やすようなことを日本の企業が・・・口ではいくら社会貢献のようなことを言っても所詮は金儲けに過ぎない。どうしてこの国の人たちは、いやモンゴルの人たちも中国の人たちも「カネカネカネ」と鳴くようになったのか。暑い夏の夕暮れ時に鳴くヒグラシは、夏の終わりと1日の終わりを悲しむかのように「カナカナカナ」と鳴くのだが。
きょうの一枚
ここ、とあるエタップのCPです。まったく、ほんとうにまったく!1滴の生活廃水さえ流れ込むことのない大きな湖。圧倒的な水辺の鳥類などの生態系。地球が人類だけのものではないことは明確です。ただし近づくと、スタックのために最低でも1時間は失います。

2006/07/04 (火曜日)

まあボクが書くようなカテゴリーではないのですが、中田選手が引退するらしいですね。そーいやあ新庄もそうだったし、ビルゲイツもそうですが、絶頂期に辞める!のはカッコ良すぎてカッコ悪い!!のではないか、とピ-ク?を過ぎてもダラダラしているボクなんかは、そう思うのであります。確かに人生には多くの可能性があって、ひとつのことで大成する者ほど、また違う世界でも大成する可能性はあるでしょう。まあ人の人生のことですので、自分と重ね合わせてどうの、とか評価も批判もほどほどに自らを顧みるのがよろしい。まあかっこ悪いのがカッコいいか?というとこれまた福井さんや先のNHKの会長のようなのも如何かと。つまりカッコ良いかっこ悪さは実は非常に難しいのでありますね。まあ日銀総裁も、退路は「短観が随分良いから」どーの・・・で花道がどーので・・・と昔からある、男の去り際の日本人独特の美学を知らなさ過ぎる感は否めないのですがいかがか。
功成り名遂げ身引くは是天の道なり。ではありますまいか。ホントはね。
まあ、こうしたことが取りざたされるほどに、微弱ですが日本人の意識の変革の兆しが感じられる気はしますね。変革と言うよりは回帰と考えるほうが正しいかもですが、日本人の美学・美意識への回帰っていうのは「国家の品格」の影響ではない?!とも思うのですが、まああれが売れたということはおのずとそういう素養が高まっていたということかもしれないですしね。つまりそういうことが議論され、何が必要で何が不必要なのかとか、人としてのありようとかが問われるということは厳しいけど、自らをいかに律し金の下僕にならず意識を高く持って高邁に生きる!というものです。
話は変わりますが、夕張市が財政再建団体になりました。まあ企業でいうところの民事再生法ですね。実は古くは愛媛県も財政再建団体だった時代があります。その頃の厳しさというものは僕らは知る由もないのですが、諸先輩の苦労話はよく耳にしたものです。健全な財政になった後も「あつものにこりてなますをふく」財政運営が続き、けち!と言えばそれまでですが、まあ実に堅実ではあったのです。それが次第に緩みつつあるのも事実ですが。新しい滋賀県知事の「もったいない」というキャッチフレーズが市井に受けたのは、まさに自明の理、時代の空気!ですね。
とまれ日本の国さえも財政再建団体みたいな状態なのに・・・・
今日は既に7月4日!ボクはBTOUのコマ地図の制作にかからなければヤバイ!というのに。でも、暑い夏は確実にそこまで来ていて、ゴビは熱いのですが全般的にモンゴルの気持ちの良い夏!には、さすがに心が・・・・・前半戦は標高が高い!という事は少し寒いので、ダウンジャケットを持っていくか行かないかを思案中。3000mのスガワラ峠はルートセイサクの時には積雪でピストが見えずに走ったので、本番が少し心配?そこにCPを置くべきか否かでも思案中。
きょうの一枚
ゾーモットに至るカレ川にある植物。キャメル草が大きくなったらこんなになるのでしょうか?素晴らしい自然の造形?と木陰に心が癒されます。でもカレ川はケッコー深くて長かったりして。

2006/07/03 (月曜日)

横浜の熱い?1日は、いかがでしたか?若い頃って、ほんのつい最近まではクルマで東京往復!なんてヘノカッパ(スゴイ言葉だ!)だったってのに・・・いまじゃあかなり苦痛。これは年のせいかそれともクルマのせいか??「次は北京飯店でお会いしましょう」と別れてこっそり横浜中華街へ繰り出して聘珍楼で豪遊してやろうと思ったら、なんと中華街の入り口にある北京飯店前にいるわいるわ。皆さんが・・・「北京飯店でお待ちしておりました」「・・・」楽しい夕食になったことは言うまでもありません。8月の北京飯店というのは中国・北京ですよ!
さて車検は、保税倉庫で行われたのですが、参加者の皆さんの超力作ぞろいの熱いマシンを見るにつけ、臨場感で緊張も高まってくるというものです。さて、そのBTOU2006日本人参加者の顔ぶれも、なかなかのものです。打倒ガントルガ(彼は10回連続出場、通算5勝!)彼を破ってる日本人は博田巌、三橋淳のみ・・・でもここんところマシンもKTM、今年は660RALLY・・・ナビも今では完璧でラリーを熟知しています。彼に勝つのはこれまでに無く困難ではあります。でも最近はチョッと太りすぎ?失礼!の傾向のガンちゃん。さらに成長株のボルドバートルも今回もMOTOで。実質的な有力候補はボルドバートルも屈指しておいて。とまれこの2人を中心に展開するなかで、どんなパフォーマンスを日本人選手が見せるか。池町、池田、のイケイケコンビ。前田、尾島とみーんなKTM揃い踏み。もちろん、それ以外にも群雄割拠。前半のややテクニカルなステージをクリアして、中盤のゴビに闘いはもつれ込むはず。ロシアからもWRが2台!さあ、ついにカウントダウンは始まりましたよ。
きょうの一枚
100番。YAMAHA RHINO・・・ご存知!菅原義正さん。昨年より数段の改良が加えられています。ラリーの深遠なる部分を知り尽くして健在なり!でございます。

 

 

Organisation Voice 2006/06

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/06/30 (金曜日)

ついに?横浜に向けて出発しました。ほとんどの貨物は大型トラックをチャーターして先発しました。んでSSERのカミオンは出動せず・・・なんとその方が安い!のであります。しかし現実は如何!?きっとそのトラックは下道中心で行くのでありましょうか?それにしても日本の高速道路料金というのはねえ。そこに持ってきて世界的なガソリンの高騰ぶりが拍車をかける!のであります。こうした国内の貨物輸送に関しては根本的に(環境負荷も考えて)政治的にも考えなければならないのじゃありませんか。でも、高速道路無料化という提案も短絡的なようなきもするし・・そんなこんなな時代に、実は密かに我が世の春を謳歌している海運業界。長い不況にあえいでいたくせに中国関連の輸出入の急増で未曾有の好景気!おかげで通関などの作業も高くなって・・・で、造船業界も好況。風が吹けば桶屋が儲かる・・・のではありませんが、世の中の関連性は面白いものがあります。ところで風が吹けば桶屋が儲かる・・というのは良く聞く話ですが内容はどうか?というと風が吹けば埃が立つ。埃が目に入って目の病気が増える。と○○○が増える。○○○は三味線ひきになる。三味線が売れると猫の皮が要るので猫が減る。猫が減ると鼠が増える。鼠が増えると箱の角をかじる。そこで箱はダメだと言うことで桶が必要になって桶が売れる。(ちょっと後半部分は推測で書きました。なんかこうしたむちゃくちゃな理論でものごとを考えるのは楽しい!ので、ボクはそんな風に理論武装?
さあて、後発隊はレンジローバーとコースターのたったの2台ぽっちで横浜の中華街ぢゃ無かった大黒ふ頭を目指すのであります。
きょうの一枚
積み込み中の医療機材・・・フクロモノ好きのボクの面目躍如たるメディカル機材の収納ケース・・・以前は大量のペリカンケースを使っていましたが、ことごとく破損!ペリカンケース神話はもろくも崩れ去りました。黒いABS樹脂のケースは本来PA屋さん御用達のもの。今これはレントゲンのケースになっています。

2006/06/28 (水曜日)

昨日のOVの件はサスの共振による物だと思います。キャタピラは絶対に違いますよ。昔、北海道の5号線はほとんどソロバン道路でした。キャタピラ車両は走っておりません。重量物を積んだトラックが同じ速度で走るのでショックも付いてないのでバネの共振だと思ってます。・・・・・東京・S原さん
ウオッシュボードですが、私なりの説、重力、かん性、接地面トルク変動、によるものと考えます。道路上に一つの小さい凸がたまたまあります。それを乗り越える、タイヤが凸の頂点を過ぎたあたりには地球に対し離れようとする力が生じます。サスは一度縮んで力一杯伸びようとしています。だけどいつまでも重力に逆らえません。着地します。このときの加重は予想を遥かに超えたものです。これが駆動輪であるなら、もっと掘れます。力一杯たたき着けられたものは、反発します、これの繰り返しです。菅原さん説も、そのとおりだとおもいます。
着地の時トラクションがかからなければ掘れもすくないでしょうし、アップダウンが無くてもエンジンの気筒数が少ないより多い方が滑らかでトラクションの変動もすくないので掘れも少ないとおもいます。逆にすごくたいらな所を走っても菅原さんのカミオンが単気筒エンジンだったらウオッシュボードはできるでしょう。あくまでも仮説です。・・・・・大分・S藤さん
なんだか酒の肴を提供したような気分だわい。7月1日・・・皆さんにお目にかかることを楽しみにしております。とお二人からも添えられておりました。
ウオッシュボード・・・・・人生の中にもありますねえ。
きょうの一枚
エタップ2・・・砂漠化は進む。ラリールートでこの光景を見つけ夢中でシャッターを切った。70年代製?のロシアの自動車を砂が飲み込もうとしている。不思議で悲しく、時間という概念を改めて感じる。

2006/06/26 (月曜日)

「佳境に入る」

BTOU2006の準備が第1回目の山場を迎えています。それは7月1日に横浜にて検査が行われるからでありますが、何故にそんなに忙しいか?と言うとひとつには装備品の手配準備と点検、とにかく大量の運営機材というか装備が必要になっています。それはもうスゴイ!のです。もちろん食糧の手配から始まって・・・そしてさらに拍車をかけるのが、参加者の車両や装備品を含めた輸出入の書類の作成。さまざまな文書作成!!東京からの応援スタッフも混じってまさに「忙殺!」しかし活気があって賑やかで良いといえば良いのであります。
まあそれにしてもまた何故に、間際になるほどに忙しいのか?という禅問答のようになります。この問題をうるさく言うとTBIは開催前日は「ナニもすることが無い」状態に。今回も同じように出発前日は、お茶でも飲んでのんびりと!を目指してほしいものです!スタッフの皆さん。
で、次に来るピークは7月末から8月の5日にかけて!なのは目に見えています。分かっていることは、すばやく事前に成す。
最近はボクもこんなことばかり言っていますが、実はボクこそが「明日できることは明日、来月で良いことは来月!」というヤツでして、最近年とともに、なんでも約束より早く!という真人間に生まれ変わったのでした。えっ?企画書?また今度やっときますけん。
きょうの一枚
何年ぶりかでラリーの通る「恐竜の谷」から2カット・・・・・今にも動き出しそうな恐竜がたくさんうずくまっています。恐竜の谷ってボクの命名。またもうひとつのゾーモットも発見!ここもビバークで使います。緑濃い時代のゴビを彷彿として、でも砂漠化は激しく少しばかり心配しています。とまれゾーモットの翌日、恐竜の谷、必見ですぞ。そのためにもマシンをいたわって。

2006/06/23 (金曜日)

今日は愛媛銀行のエコチャレンジの2台(カブとジムニー)が夕方のNHK(もちろんローカル)で紹介されると言う番宣がかかっていて、おかげで民放各局からの取材申し入れの電話が鳴り続けている。銀行の広報セクションが対応できなくなって、こちらに振ってきたものだ。というのも、この土日はこのチームの公開練習が山の中で開催される予定。ところが既に大雨警報のこのエリア!!アメニモマケズ・・・の練習と取材は成立するのでありましょうか?暴挙にも等しい彼らの2年越しの挑戦!!安全を最善とするはずの彼らの冒険には、心からエールを送りたい。また主催者という立場さえなければ、どっぷりとチームに浸ってみたいものなのだが・・・・・。
さて、BTOUのフナヅミが近づいた。カナダからは3台のマシンがNRT着でやってきて横浜で合流する。1人はハッキングさんである。昨年は大人のライディングを見せてくれたジェントルマンである。彼のカナダでのジャーナルを読んだ読者が多く問い合わせてきたが、諸問題を解決してマシンを積み込むことが出来たのはあと2人。1人は救急救命士、マネージャーで同行する奥様も医師のようだ。ジェントリーなカナダ人ライダー達のパフォーマンスにも期待したい。
またロシアからは昨年エントリーしていたピョードロフが、WR450と250で2人体制でやってくる。昨年はマシンが間に合わなくてやむなくウランバートルのストックのXR250で「キビチイー!」と言ったか言わなかったか、けっこう厳しいマシンで完走したものです。それ以外にもUAZ(言わずと知れたロシアンジープ、けっこうロシアではスポーツキットなんかがあって・・・)にロシア人のペア。参加者の国旗を並べてみたら5カ国に。
きょうの一枚
なんか脱力感のある牛が居たのでパチリ。ルート前半は山が高くゆえに牛はヤクでして、これがなかなか面白くて、カラダ真っ黒で顔が真っ白!というヤツを狙って撮ろうと試みたのですが・・・果たして近日中に。

2006/06/22 (木曜日)

暑いー!蒸暑いーっ!日本の暑さはーー!テレビでは日銀総裁が、なんと蒸暑いことを。ボクは思うのであります。やっぱ男たるもの金に欲目を出さず「食わねど高楊枝!」と武士だか江戸の庶民だかの心意気でありたいものだと。こともあろうか今日は某銀行のエライサンに、口が滑って「金などという不浄なものに血道を上げてるようでは、実に品位がない」なんて発言をしてしまいました。「しし、しまった。」は後の祭り「ほーーお!」なんて言われてしまいました。総裁!やっぱり人の上に立つ者であろうが無かろうが、男たるもの「李下に冠を整さず」と生きたいものです。法規に違反していないから良い・・というのでは真にレベルが低いと言わざるを得ません。また更迭したいのに替わる人材がいないというのも、実に情けない話ではあります。でも満員電車の中ではつねに冠を正すことが大切です。難しいかな?
きょうの一枚
試走からの1枚シリーズ・・・エタップ3、雪線は標高2500m、なんとか稜線をコルにまで下りてくると4つのタイヤに接地感が戻ってきた。若い頃、冬山で稜線から樹林帯に降りてきた時の感覚に似てた。とりあえず大きな安堵のため息をついた。

2006/06/21 (水曜日)

電光石火の早業とはこういうのでしょう、ボクは今夕松山空港で20年近く前にSSERの社員旅行で訪れたデンパサール空港の悪夢を思い出していました。または30年前に米軍輸送機で出かけた真冬のスービック基地に降り立った時の、あの感じ・・・「暑い・・・」暑いのは良いのですが湿度が、たまりません。試走のクルマにはエアコンがついてはいたのですが、やはり湿度が低いと良く冷えません。が、そんなことは比べ物にならないくらい松山は南国でした。
さて、このあと次々とご案内を出す予定です。ひとつ目は横浜への変更・・・これは正直僕も困っていますが、税関に関することなのでご了解いただくほかはありません。ふたつ目はコース概況と各ビバークの案内です。コースレイアウトとサービスの可否、またふたつの隊に分かれる貨物輸送のため参加者はスペアタイアをどのビバークで受け取るかの選択をしていただきます。もちろん偶数個を用意してふたつに分けることも可能です。「作戦を立てる」と言う作業を進めてください。参加者の皆様には、ご案内のメールが届くと思います。とりあえず無事帰国の報告と、留守の間に替わって執筆いただいた執筆陣の皆様に感謝!!
きょうの一枚
試走のワンカット・・・普通のモンゴル?明日からは激しい?カットが連日登場予定なのでオタノシミニネ。

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

試走隊便り
BTOU2006試走は無事にウランバートルに到着しました。6月1日早朝、ウランバートルをスタートし走り続けること3週間、思えば長く苦闘の日々でした。
おそらく皆さんにはこの試走の旅は、素晴らしい日々だとお思いでしょう。事実はそうでもあり、またそうでもないのです。
試行と錯誤、前進と後退、挫折と歓びに彩られた、自身と向かい合う厳しい旅なのです。まさに一篇の大作への挑戦でもあり、自らへの大きな試練でもあります。
スタートの日、ウランバートル周辺は、まったく緑がありません。一面の枯野が広がります。「今年は、旱魃・・・」地球環境の悪化による大掛かりな気候変動などが、この地に深刻な被害をもたらせているのではないのかと深いため息をつかずにいられません。
そして昨日、ウランバートルが近づくにつれ、大地は豊かな緑あふれる草原に。この3週間で驚くほどに濃く美しい生命の賛歌に沸き立っていました。丘の上から見下ろすたおやかな緑の丘陵の連なりとその色彩はまさにベートーベン交響曲6番「田園」
頭の中で鳴り響き始めました。
古い映画だからご存知のない方も多いと思いますが「ソイレントグリーン」人類の未来、人口問題に端を発する食糧危機を描いたこの映画、ホーム(だったか)で今はなくなった美しい大画面に広がる美しい田園風景、そこに交響曲「田園」魂を揺さぶりました・・・子供心に、なのですが。
いや、それにしてもこれまで見たことのない美しさと、ウランバートルの緑の鮮やかさ。
ゴールの地から凱旋する時にはもちろん9番4楽章合唱つき・・・
今年の対策はこうやって書き終えられました。ひとつのルートはこうして一篇の名作であり、交響曲のようなものでありたいと願っているのであります。
その夜NHKワールドプレミアムで「岩城宏之さんを偲んで」という番組を目にしました。晩年は次々と襲い掛かる多くの病と闘いながらベートーベンに取り組み、ベートーベンになら命を捧げても本望だと、昨年の12月31日から1月1日までベートーベン交響曲全9編を連続して演奏するという壮挙。その模様とインタビューで綴られた番組は、なかなかのものでした。
岩城宏之さんの生き様と闘病振り、そして音楽に傾けた心情を見ていて、自分の今回のルート制作にこれほどの情念や執着があったか?と思わず振り返らずにはいられない衝動に駆られました。
人は、なかなか天職というものには恵まれませんが、自分にはひょっとしたらこれがそうなのだろうかと。それならば「仰ぎて天に愧じない心意気」でありたいものだ、と。
しっかりと描かれたルートを今一度振り返って「うん、よっしゃ」と深い自信を確認しました。
そんなこんなで少し良い気分になって、晴れ晴れとした心に遅い夕陽がウランバートルの町並みを美しく朱に染めています。

BTOU2006日本人参加者への緊急のお知らせ
「7月1日は神戸から横浜に変更」
神戸でご案内しておりました事前検査・船積み検査は、税関手続きに関する諸問題で横浜に変更することとなりました。すでに準備が終わってる方も多いと思いますがご了承くださいませ。詳細は3日内にそれぞれ にご連絡申し上げることといたしま
 

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

= 一期一会 =
んぐぐぐぅぅぅぅ~!!!!
また勝てなかったか、ジーコ・ジャパン。
こうなりゃ、次のブラジル戦で、絶対に勝ってくれよな!
えっ!?
次のブラジル戦って、日本時間では23日のAM4時だって!?
そりゃ、ずいぶん夜遅い時間というか、朝早い時間というか・・・。
いや、なーに! 考え方によっては、ラリーで5時から朝食、5時半ブリーフィングー。6時スタートっていうのと同じ時間に起きりゃいいんじゃナイか!! そう考えりゃ、チョロイチョロイ! 生中継観て、応援するゾー!!
ところで話しはガラリと変わりますが、週末の土曜日は、海で行われたプライベート・パーティーに行ってきました!場所は湘南。
サザンオールスターズの曲「チャコの海岸物語」の一節♪えぼしぃ~、岩が遠くに見えるぅ~ にも登場する“烏帽子岩”が間近に見える、通称“サザンビーチ”。
現在、砂漠を試走中の“山田さん御一行様”には、“海”という響きが懐かしいでしょうねェ~。
“青い海に輝く、白い雲。海から吹くさわやかな風”を期待していたんですが、週末の関東地方は、今にも雨が降りそうな、曇り空。梅雨どきだしね。なのに駐車場はドコも満杯なのは、湘南だからか? 海岸にはボクらの60人程のグループ以外にも、サーファー達。他にも地引網に、バーベキュー。夕方には海でヨガをする奇妙な団体まで現れてました・・・!
同じグループの“ナオミちゃん”が、少し離れた所で、怪しげな、ヘンなオジさんに声を掛けられているのに気が付きました。暫らくすると「スパちゃ~ん!」と大きな声!
何だ!? 何だ!? 緊急事態か!? 
駆け寄ると「このオジさん、スパちゃんにプレゼントしたいんだって!」「へェ!?」
なんでもオジさん、役所勤めを引退して、ボケ防止に帽子を自分で手作りしてるんだとか。趣味で・・・。ナオミちゃんが被っている白い帽子も、オジさんの手作りの物だそうで、今買ったんだとか。でも「この赤と白の帽子、コレは彼にプレゼントしたい!」「きっと似合う!」と、オジさんがボクをご指名してくれたのだそうだ。 おまけに、数少ないボク出演の番組(ん?)も観たコトがあるそうで、「アンタ、テレビ出てるでしょ!? 芸能人と遇えるとは思わなかったヨ!」と、大喜び。
突然のご指名と、お言葉に甘えて、初対面のオジさんから帽子を頂いちゃいました。でもこの帽子、ナオミちゃんのも、ボクのもなかなかいいんですよ。頂戴したコトもあって、オジさんの作品の出来栄えを褒めちぎっていると「ちょっと待ってて!」と、なにやらBagの中を探し出したんです。
「また何かくれるのかな?」欲を出して期待したのが大間違い!!!
「帽子あげたんだから、この帽子は仲間に売ってきてくれ!」と、恩着せがましく、色違いの帽子2個を渡されちゃいました!
おいおい!なんだよ!!
帽子は好意で仲間が買ってくれ、オジさん大喜び。その後はナゼかビールを飲んで、ゲームにも参加して、勝手にパーティーに紛れ込んで、一通り楽しんだら、先に帰っちゃいました・・・。
オジさん帰り際に一言。
「今度はBagを作って、アンタにプレゼントするよ!」
キャラの強いヘンなオジさんでしたが、まっ、これも“一期一会”って云うのかな? 
▲写真キャプション
向って右がナオミちゃんで、真ん中が怪しげな“帽子オジさん”。 裸の子は誰の子かよくわからないんだけど、SSERのイベントではカメラマンとしても活躍する、モンゴル試走お留守番組の“竹内さん”に、ドコか似てません!? 
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/19 (月曜日)
OVお出かけ版

TBI日記その5
ども。まるです。
この週末は久しぶりに仕事をしていました。
天気予報を見て雨なのを確認して出勤します!
といったのに実際は晴れと曇り。空を眺めてはハ~。とため息をついていました。
それではTBI日記その5です。
今日の朝は9時出発なのです。ゆっくり準備すればよいはずなのですがTBIだと思うとどうしても7時までは寝れませんでした。普段は7時は夢の中なのに。
今日は9時出発で350km以上ということはゴールは夜中ということも分かっております。
スタートして朝のSSまではいつもの3人で。TBIでコースのSSというといつもビッグバイクの方々がもがいていて…という光景が浮かびます。今日に勝負をかけると言っていた旦那さまはクリーンなコースを走りたいらしくSS1までは急いで行くことにしました。そいうことで給油もなし。
朝のSSの会場に到着。到着順にスタートらしく列に並びます。SSには一桁で入ることができました。コースは細い道でこれならアドベンチャーでもと思いましたが、わだちにはまってコケ1。途中の砂地はいくらアクセルを開けてもバイクは埋って行くばかり。
アクセルを全開にして足でこぎこぎ進みました。後半はウッズ。小回りの効くCRMはとても楽しかったです。SSを出たところで空気を入れていたら妹も到着です。大丈夫だよ。とだけ言って先を急ぎました。
リエゾンは朝からハイスピードな林道です。タイヤに空気をたくさん入れたら、砂利道でグリップしなくて全然ペースが上がりません。特に下りの砂利道とガレはダメです。あ~どこ行くの。みたいな感じで。CRMって滑ったときの挙動が早くて私にはついて行けません。滑っても何も出来ずにバイクが勝手に立ち直ります。今日までこけていないのが奇跡です。林道の後半でもうダメ。と思って空気を抜きました。これで快適ダートのはずです。ちょっと抜きすぎが気になりましたがパンパンよりは良いのです
今日は風景の良いところがたくさんあります。川沿いの道って最高ですね。上機嫌で歌を歌いながら飛ばしているつもりだったんですが越していく皆さんを観察していると結構余裕のようです。5日目にしてがんばっているつもりでも普通のバイクにしたら遅いんだ。ということにようやく気づきました。
快調と思われたのですが、しばらくするとリアタイヤが曲がるたびにズリズリ滑っています。ん?空気抜きすぎだよね?と思いましたが、それにしてもズリズリ行きすぎです。だんな様もご立腹だったしここでパンクなんかした末には殺されそうです。集落を過ぎて確認するとやっぱしパンクです。空気を抜くときにパンクするから辞めておけ。といわれたのを無視して抜いたので怒られるのは分かっているけど、言わないわけにはいかないのです。案の定あんたが空気を抜くからだと。こっぴどく怒られました。時間が無いから俺が修理する。といってちゃきちゃき修理。このパンク修理中に後続の方にパンを分けてもらいました。これがめちゃめちゃ美味しかったです。オンコース上にあったんだとか??行かなかったことを後悔しました。修理が終わって、パンパンに空気を入れて再スタートです。
ここからはいつもの超高速リエゾン。午前中に止まりすぎて時間がありません。ちょっと油断したら置いていかれそうなペースでした。で、置いていかれました。仕方がないので一人で走ります。途中1箇所地図がわからなくて止まっていましたが鹿児島の馬場ちゃんにこっちだよと教えてもらって無事に通過しました。10キロ位走ると止まっていた旦那様と合流。CP2の時間は全く余裕がないのでモタモタするなというオーラが感じ取れます。そうでした。今日も時間がないのです。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!
 

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

試走隊レポート
ウランバートルを出発して14日目の夜。デューンに西日が沈み、その残照の中で疲れた体に鞭打って?お便りを書いています。14日間という時間のボリウムは凄いです。こんにちのパリダカならゴールしてしまいます。初めて参加した88年は22日間でしたから、今回はほぼその長さになりますね。時間という概念は試走のたびに強く感じることができて、相対性理論がどーしたこうしたとなるわけで、でも今回は時間と距離という相対性理論というかラリーの基本概念よりも、燃料の量と距離という新しい特殊相対性理論の構築に全力を傾注!シテイマス。ホントカ?ラリ-ルートのことを考えてるとき以外は、ハンドルを握っては、悩んでいます。
さて、それにしてもラリールートは厳しいものになっています。レーシンググローブを忘れた僕の手は、少しまめが出来て、自分で運転するのは5年ぶり!なので、どうも力が入りすぎてるのかな?という感じです。そうそうテル君、白いビッグホーンはバンプラバーとトーションバーとステイは交換して快調になってるだよ。
モンゴルは全般に砂漠化が進んでいます。一年おきの定点観測をしてる僕たちには、特に良く気がつきます。ウランバートルでも砂漠化は話題になってるようですが、問題にはなっていないとか。
いよいよ後半戦の山場のルート開拓が始まります。18日のクロアチア戦を見るために、ウランバートルへ帰り着くことは不可能なようですが、ぜひがんばってほしい!ものです
BEIJING―ULANBAATAR 2006・・・・ぜひご期待ください。

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。先の恥ずかしい文書からはや一週間ですか・・・時間がたつのは早いな~気が付けば日本は負けているし・・・悲しい。
それはさておきまして、あまり期待されていないであろう後編であります。
正直、このツーリングがきっかけで、ツーリング=温泉などという固定観念が僕に付いたのかもしれません。温泉がない一泊ツーリングを行うと何か物足りなく感じます。
みんなも目が覚めそろそろ帰りますか?と帰路についたのですが、帰りは帰りでまたまたエキサイティングでした。帰りは奥多摩付近を走って帰ったのですが、前編でもお伝えしたように多種多様なバイクが揃っています。無論峠になれば速度の変化もあります。走り系の人はここぞとばかりに加速を始め、走り去っていきます。そんな光景がとてもかっこよく大人の中で遊ぶ、ちょっと背伸びした子供のように感じました。
しかし、みんなが休憩しているところに行くと一台のバイクが途中で転倒していたらしく、みんな集まっていました。レバーが折れ、ステップも折れていました。(クラッチ側)落ち葉ですくわれたよう
です。そんな状況に僕は緊張しました。どうやって帰るんだろう?などと心配していましたが、応急処置をし、何も問題がなかったかのように笑いながら話、今回のツーリングの思い出さ!てきな雰囲気です。
僕は今回の文書の中に何度も書いていますが、本当にカッコイイ~この人たち!と思いました。何がカッコイイと思ったのかみんな焦らない、騒がない、最善の方法を考える。そんな態度だった事を思い出します。その雰囲気が独特だったのであります。
そんなツーリングもスタート地点のバーに戻ってきて、終焉を迎えるのだろうと思っていました。そうするとマスターがこれから打ち上げがあるんだけどどう?とのお誘い。自分たちは「よろこんで!」と参加しました。
打ち上げは、そこのマスターが各テーブルにビールの入ったピッチャーを一杯だけおごってくれます。それでお疲れさん!を行うのである。それも粋な計らいであるし、ピッチャーにすることにより、お互いが注ぎあい、懇親を深めるのであります。その懇親会には自分の友人や家族、恋人たちも招き、盛大に行われました。自分たちもチョイ悪親父に注がれるビールが美味しくて、飲んで騒いだ事を思い出します。
そんな感じでツーリングは幕を閉じたのであります。
僕にとってはこのツーリングがこの世界にのめりこませる第一歩であったのです。色々なジャンルのバイク、人間が、一台のバイクを通じてこんなに楽しく過ごせるのか?この人たちは人生が楽しいのだろう?僕もこんな人生を楽しみたい!と強く感じたのであります。
そして、大学4年生の就職活動、ラグビーでほぼ確実に大企業に入社する予定でありましたが、あっけなく不採用・・・俺、何しよ・・・目の前にはバイク・・・バイク業界に入ってみよう!あのツーリングの世界が毎日待っているんだ!おれも好きな事をやって生きるんだ!と思い。本当は挫折からこの業界に入ってきたのであります。
そして、単純にアメリカンならハーレーでしょう!と今のバイクハウス阿部の門を叩いたのであります。
では、次回は就職はじめでいきます!
あれ?次回はあったっけ?
by お疲れ様です仙波です センバさん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!
 

2006/06/14 (水曜日)
OVお出かけ版

ゴミの惑星
■昨年、新車でエンデューロバイクを購入。400ccで車検が必要なモデル。思うところあって、いわゆる「山」を走らないようにしていたので、登録はしなくてもいいかな? と思っていたのですが、考えてみると、イベントに参加したり、レースに出たりするにもやっぱりストリートリーガルじゃないと…。「あまりに傷まないうちじゃないと予備検査が通りにくくなるよ」と言われて、すぐに登録しました。案の定、ナンバープレートや保安部品をつける機会はほとんどなかったのですが、最近、朝練などと称して、自走でモトクロスコースに行ったり、また休日には何年かぶりに近所の林道に行ったりするようになり、ナンバープレートが活躍。
■久々の「山」。驚いたのなんのって、林道や河川敷、海岸に不法投棄が多いことです。テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、あらゆる種類の家具、かつては大型ゴミとして回収の対象になっていたこともある、それらのものが、すべて、野山にぶちまけられているんですね。あきれたり、ふんがいしたりしても、どうにもならない。その場の一人の力では、冷蔵庫ひとつどうすることもできません。
それは、ある一部の地域だけではなく、都市に近いあらゆる場所がそういう状況だというのですから、すでに粗大ゴミのある風景というのは、ごく普通なんですね。もう、きっとどうにもならないのでしょう。
■本当は久しぶりの山に行って「モーターサイクルと自然環境」なんていって、なにか新しいことを感じてくればいいんでしょうけど、それどころじゃない、かつて美しかった自然、でした。がっくり。
by 北の島ハルキさん
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2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版

試走隊レポート
6月12日、やっとエタップ5が終わりました。予定の計画より2から3日の遅れですが、まあ想定範囲内(ホリエモンさんは元気すか?)ということではあります。特にハンガイの美しさとハードさには、実のところわれわれも苦しめられ、足回りのパーツをウランバートルから輸送するなど対応に追われつつ、まあそれでも確実に前進を続けています。
てなことで、アンダークリアランスの少ない参加車両の皆さん!アンダーガードの見直し!と本格的な脱出版をご用意ください。GPSのマスターはマルヒツです。ナビゲーションはデリケートで困難なものとなるでしょう。ただモンゴルの素晴らしい景観は、これまで以上です。ぜひ広角レンズのデジカメをご用意くださいな。
特に昨年に比べると、その日々の変化は魅力的な・・・。さて、まだまだ試走は続きます。今日でもう12日間も風呂にも入ってないし、着替えもしてない!どうです?羨ましいでしょ。毎日のビバークは周囲数十キロ、いやもっとかもですが人の気配もありません。無垢のままの地球と対峙している感じがして、精神が研ぎ澄まされていくような気がします。
日本ではやっぱり拝金主義的なニュースや、殺伐とした出来事が続いてるのでしょうか?そんな人たちには、人間としてのありようなんか、遊牧民に教えられかねませんね。彼らは経済原理では動いてないのですが・・・。短い一生の間に何をどう生きるのか、シンプルに美しく、地球の細胞のひとつのように生きています。
なんとかファンドなんか、やってる輩をみんな連れてきて、遊牧民に弟子入れさせよう。美しい満天の星空を見ないと、不遜になるだけだす。さて、そうは言いながらも目下の悩みは18日?のワールドカップ?をどうやって見るか、ということと、フロント周りの足回りがウランバートルまで持つかな?というくらいかな。

2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版

= VS オーストラリア =
おーい! ジーコ・ジャパン。
まさか、オーストラリア戦で負けちゃうとは、思ってなかったヨ~~~!!!

前半で1点を先取しても、なんかしっくりこないジーコ・ジャパンにハラハラさせられながら応援してましたが、3点もの失点はデカイよね・・・。

でも次の試合、18日のクロアチア戦までに、もっともっとチームが纏まらなきゃね。18日もTVから目が離せませんネ!※18日のクロアチア戦は、日本時間、夜10時キックオフですヨ※
いやね、ボクはサッカー大好きとか、そんなんじゃ無いんですけど、ワールド・カップだけは別モノですよね。それにしても、ハラハラしっぱなしだった後半戦、ボクの携帯のメール着信音が鳴るは鳴るは。ウルサイよ。こんな時に!!!(怒!!)
そのメール、一人はフィリピンに住む友人(日本人)から・・・。
ボクがハーフタイムに「1-0で勝ってるよ!」なんてメールを送ってしまったモンだから、「どうなった?」「まだ勝ってる?」って。目が離せない場面なのに、次から次へとピンチが続いているってのに、メールの着信音が、迷惑千万! なんでもフィリピンじゃ、中継が観れないらしくって、携帯メールでライブ中継してあげちゃいまいました。ったく、落ち着いて応援できやしないヨ・・・。
そしてもう一人は、またしても東南アジア圏からのメール。
タイ在住Kiyoさん。ホラ、ボクの盗難バイクをチェンマイで発見してくれたKiyoさん。何でも急ぎの用事をボクにお願いしたいらしく、携帯メールの着信音が鳴る鳴る!「なんだよ!またしてもこんな時に!(怒)  ちっとも落ち着いて観れないじゃなか!!!」
やっぱりタイも中継観れないのかな? なんて思っていると、試合終了。その直後「後半の6分ぐらいで、3点もの失点は、ありえないだろ!」なんて、試合内容についての詳しいメールが着信・・・。
あれ!? 試合チェンマイで観てたのかな!? チェンマイはドイツ人の居住者が多いしなぁ。「中継観てました!?」って聞いてみると、ナント、インターネットのニュースや、掲示板での“文字情報”で、ライブ応援していたんだそう。。。
成せばなるというか、サバイバーのような応援の仕方。恐るべし、Kiyoさん。環境が整っていなくても、工夫次第で、楽しめちゃうんですね。
そういえば、只今モンゴル試走中の山田さんと、サッカー中継を観たコトがあります。ガストン・ライエ氏が他界されて、まだまもない頃で、ジーコ監督がテレビに映るたびに「この人観るとね、なんだかガストンを思い出すんよね~。ホント、似てる!」なんて呟いていました。
確かに似てるかも? 輪郭も、髪の毛のポワポワ感も似ているかも!?ガストンの方が、やさしい感じはあるけどね。でもジーコ監督が喜んだ顔は、似てると思うな~。オーストラリア戦を応援しながらも、山田さんの言葉を思い出していました。
暫らくは、ジーコ・ジャパンを応援する度に、ガストンの姿とオーバーラップし
てしまいそうですね・・・。

ガンバレ!! ジーコ・ジャパン!!!
決勝トーナメント進出だ!!!

▲写真キャプション
TDN04の、最終日の朝のガストン。
このスナップが、ボクがガストンを撮影した最後の写真となってしまいました。んー、この写真じゃジーコ監督に似てるかどうかは微妙だな・・・。顔が良く見えないモンね~。この怪我は、北海道・芦別のラリークロスでクラッシュしたモノ。結果的に、ガストンがバイクを降りた最後の地となってしまいました。ビデオカメラを持っていたボクに、「ハイ!スパちゃん!! ボクにインタビューしてヨ!」と、ガストン。何かと思いきや、バイクの素晴らしさ、楽しさを日本の多くの人達に伝えたいんだよ・・・とのコト。「あっ! 最後に顔の怪我のコト聞いてよね!『バイクで大怪我しました!』って答えるからサ!」 ガストンのユーモアに、みんなで大笑いし
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/12 (月曜日)
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TBI日記その4
ども。まるです。
今週はガッツリ林道だけを走っていました。家の近くだけなんですが。
相変らずKTMに翻弄され続け、常にいっぱいいっぱいで走っていました。昨日帰宅したらお風呂だけ入って後は何もせずに就寝。朝、起きてあまりの筋肉痛に今日は会社を休んでやろうかと思いました。会社に行ってからも今日はグッタリしてますね。といわれる始末。昨日はただの林道ツーリングだったのに…。こんな調子で1ヶ月。果たして上手くなるのか疑問になってきました。
それではTBI日記4日目です。
今日は朝が早いのです。6時にはスタート。少しバタバタしましたけどまだ、自分でどうにかできる範囲。いつもの○○くん!荷物おねがい!はまだ出ていません。今日からスタートはアドベンチャークラスが先ということで一桁スタートです。2キロほど走って空き地に止めて空気を入れます。昨日抜きすぎたままにしていました。止まっていたらアドベンチャークラスのみんなが止まるわ止まるわ。みんなめいめいに整備をしていますが中にはそんな重作業をここでやるか…と思うような作業をしている方も…スタート前にCRM50の3人でスタート順のじゃんけん。SSは見覚えがある場所でしたがコースはまったく覚えておりません。とりあえず長いし覚えるのは無理そうなので地図を見ながらボチボチ走ることにしました。
スタート順は私→小川さん→旦那様の順です。このSSは浮き砂利というかガレというか。のぼりはまだ良かったのですが、くだりは怖くて怖くて。右へ左へオーバーラン。大変なことになっていました。ゴールの手前、1キロくらいで旦那様に追いつかれました。そしてそのすぐ後ろから小川さんが。たった10キロくらいで1分も縮まるなんてショックです。譲ってついていこうと思ったんですが、スピードがまったく違って(私、全開にしてません。だって怖いんだもん。)どんどん離されました。それからすぐにゴール。
ゴールでは数人の方が休憩していたのですがジュースが飲みたかったのでちょっと行ってから休憩することに。自動販売機に一直線です。
自動販売機に行く途中でフロントからモクモクと煙が。明らかにトラブルです。パンクの神様の次は電気の神様が降臨されました。調べてもらうとウインカーの配線が切れかかっていてそこから煙が出ていました。このまま放っておくとあちこちの配線が溶けてえらいことになるとか。そこまで大変なトラブルだとは思いませんでした。配線をつなぐのも面倒なのでもう一本バイパスの線を引いて応急処置完了。このときは帰ったらちゃんと配線を作ろうと思っていたのですが面倒になって結局そのまま最終日まで走ってしまいました。
今日こそは温泉を目指すのです。今日は着替えもちゃんと持ってきました。
途中、2日目に通ったコマ図を逆走している時に温泉を発見。もちろん立ち寄ります。
昨日であまりの気持ち悪さに限界を感じていたので今日お風呂に入らないなんて考えられません。ちょうど雨が降ってきて温泉に入った後に雨か…なんてブルーになりますがとりあえず温泉なのです。私が天才的だと感じるのは、TBI中のお風呂を毎回15分で済ませてしまうところです。フル装備のままからお風呂に入って髪の毛を乾かしてブーツを履くまで15分。いったいどうやったら出来るんだか自分でも分かりません。が、温泉を堪能していないのは確実です。温泉に入ってここでご飯まで済ませて出発です。
一山超えてお昼のSSがあるはずだったんですが、キャンセル。今日は朝のみということは後はツーリングでOKです。なのでのんびりでOKかというとそうでもなくて、朝のトラブルと温泉で止まったのが響いてやはりバタバタしなければならない羽目になりました。
後半のCPの手前の林道に入る頃には既に余裕がなくてめちゃめちゃ本気で走っていました。ですが、本気で走ったら落とし穴があるものです。ギャップとか段差は減速して慎重に走っているのですがあせってコンクリートの溝に思いっきりフロントをヒットさせました。あ~まずいかも…と思った次の瞬間にはパンク。今日はパンクなしか?と思っていましたがやはりパンクの神様は降りてくるものなのです。時間もないし旦那様に修理依頼。次々にエントラントの皆さんに越されてあせります。妹も後ろから来ましたがCPまでは先に行っているいう事。修理が終わって空気をパンパンに入れて出発です。これがポンポンはねて特に砂利ではえらく怖かったです。CP2も残り数十分で無事に通過。後はマキシマムタイムをオーバーしないようにゴールへ向かえば良いだけです。
ここからはいつものアドベンチャー3人にスピードメーターの動いていないKTMの小野さんとゴールへ向かうことに。途中、林道から出てから民家の間の細い道で車をよけようとした小野さんが転倒。すごい勢いで道路の端の溝に頭をぶつけてしまいしばらく立ち上がることが出来ませんでした。おまけに腰も強打してしまったようで、立つことも大変そう。とりあえずゴールまでは行くということで再スタートしました。すぐに国道へ出て何にもなければペースが上がりそうなのですが腰が痛いようで50km位がやっとのようでした。ますます心配。残り15キロほどだったんでゴールはすぐそこ。ガンバレ。と励まして走り始めました。
無事ゴールにたどり着いたのは日のあるうち。TBIに出始めて初めてかもしれません。ゴールにたどり着くと、1日目にリタイヤした#93の堀江さんがテントを立ててくれていて超楽チン。今日のキャンプサイトはゴツゴツした岩もなく快適に過ごせそうです。
御飯はかつおのたたきサラダとおでん。土佐でかつおのたたきとはなんとも贅沢な晩御飯です。お昼にお風呂に入ったのにシャワーも付いていてTBI中とは思えない贅沢なキャンプでした。
今日は期間の真ん中だったのでタイヤ交換をします。整備を始めたのはずいぶん遅くなってから。明日はスタート時間が遅いしと思ってゆっくりしていたのがまずかったんですね。交換が終わって空気を入れにいくとプシューと音が…。チューブ噛んでました。パンクしたわけじゃないのに貴重な新品チューブを消費してしまいました。これには”なにやってんだ。”とだんな様もご立腹。みんなのスペアパーツも少なくなるということですから、慎重にやらないといけないなあと思ったしだいです。結局もともと付いていた普通のチューブに戻して整備完了。本当はここから妹のタイヤも交換せねばと思っていたのですがサポートで来ていただいていたうなぎさんが交換してくれて私はとても楽でした。で、すべてが終わって就寝したのは1時ごろ。次の日ぐっすり寝れるはずというのは甘い読みだったというのは次の日に気づきました。
本日パンク1回、配線トラブル1回。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/09 (金曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。スガワラです。
ホントにご無沙汰です。でもボク個人的には「もう、しばらくは書かないですよ」とヤマダさんに宣言してあるのでコーナー自体も削除してもらうはずだったのですが、きっちり残してくださっているところがヤマダ式活用法だと思ってます。
実は今回の試走もヤマダさんに「行こうよ」とお誘いを受けていたのですが、今現在、日本にいる身でして。行きたい!と熱望されている方々にとっては大変失礼な話。でも、とっても行けない事情があるわけで、こればっかりは仕方がないのです。
とは言っても、自分で言うのもなんなんですが、人知れずヤマダさんに感謝をしている度合いはとっても高いボクでして、本番では身を削る思いでお手伝いさせていただく予定です。参加される皆さんはあまり会いたくない場所におりますけどね・・・
さて、折角なのでラリーっぽい話でもしましょうか。
今回の北京-ウランバートルに向けても微力ながら海外ライダーとの橋渡しをさせていただいておりまして、何名かの希望者と直接話をしてきました。まあ結論から申しますと何の役にもたたなかったのですが、結構興味深い話がたくさんありまして。ここではその内容について省かせてもらいますけど、やっぱり直接話しをし会うというのは大事なことだとつくづく感じさせられたのでした。
そもそもラリーを主催するというのは大変な労力が必要で、その立ち上げとなると、色々な意味で選ばれた人にしか成し得ない偉業とも言えます。でも内面はほんのちょっとしたバランスで印象がガラッと変わってしまう魔物のようなもので、そのアンバランスな感じはなんだか企業経営の姿がダブってなりません。(現在の誰でも起業というニュアンスとは違いますよ。)
相変わらず、含みのある曖昧な表現に終始してるので、理解不能と思いますが、要は参加される方、された方々が投資家でありユーザー的な存在で、理想的な形としては、そういったサポーター的な皆さんの熱意で良い方向のムーブメントを導き出せれば、ベストなわけです。まあここまでは「そうだよなぁ」度90パーセントの話。で、さらに付け加えるならば、情報が一瞬で飛び回り増殖し続ける現代社会においては、不平、不満、要望、グチなどの小言はこの際直接的な意見交換の場だけにしましょうよ。こう言った意見は発展のためにはとてもためになるもので、不可欠なものでなくてはならないものですが、その意見だけが一人歩きすると、新たなサポーターにとってはあまりためにならないと思うんですよ。ボク的には。
すがわらてるひと
by パリ・ダカールのディープな世界 スガワラテルヒトさん
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2006/06/08 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。で。お世話になっております。仙波です。私のような人間がこのような場所に登場いたしまして恐縮であります。何を書こうか?と悩んで、時間シリーズなども考えていおりましたが、自分がこの世界に入ってきた出来事を何回かに分けて書きたいと思います。見苦しい点や若気の至りもありますが、ご勘弁を・・・
僕が、この世界にはまったのは「元祖!チョイ悪オヤジ」に囲まれて・・・であります。自分がバイクの免許を取得したのは大学3年生のとき、東京:八王子であります。自分の大学の部はコテコテの体育会系で、低学年(1年生・2年生)は公共物以外使用禁止!自転車もである!そんな中、暗黙の了解で、上級生(3年生・4年生)は自由に乗り物に乗れるようになる。もちろん完全たる自己責任、監督バレれば、全体責任で大変なことにある。そんな僕も3年生・・・ある日
「あっ!バイクの免許取ろう!」
と神のお告げがあり、何名かを誘って教習所へ!晴れて、中型免許取得!当時は「TW200」などトラッカーブームなどで、バイクが若いモンのオシャレな乗り物!ある種のファッションへと変わる第一歩だったように感じます。(9年前)そんな中、友人はTWやSR400、その時販売されたYAMAHA:ドラックスターなどを買い、僕も男はアメリカン!とホンダのSTEEDを購入しました。
それからはバイク屋めぐり、上野のバイク街や、郊外のバイク部品大型店へ、暇があれば連日、足を運んでいました。そんなある日、ある「バイク屋」さんを見つけました。僕達はその店を尋ねました。すると、そこはバイク屋さんではなくBARだったのです。その前にバイクがたくさん並んでいたのです。東京の福生で米軍基地の近くです。大学の寮から40分ほどの場所でした。
自分達はそこに集まるアメリカンな強面の人たちの笑顔が印象的だったのです。恐かったけど・・・そこの雰囲気が好きになり、自分達は何度か足を運んでいると、マスターが「今度ツーリングあるけどどう?」と声を掛けてもらったのです。それが、自分をこの世界へ引き込む「山梨!富士五湖&温泉ツーリング」だったのであります。
ツーリングの当日、そこに集まった人は20名以上いたでしょう。アメリカンなツーリングかと思えば、年配の人、若い女性強面の人、普通の人、アメリカンバイクの人、レーサーレプリカ、ヨーロピアン、GPZ900など車種、人種、様々な人が集まっていました。
その光景に自分達は衝撃を受けたのです。「なんだよこれ~!!!」そうです。マスツーリング自体この日が初めてでした。そして、今回のおおよそのコースを発表し、目的地だけを明確に伝えられました。そして、ツーリングの出発であります。
僕は、アメリカンに乗っているので必死でハーレーグループについていこうとしました。その人たちと一緒に走っている「自分が最高」と最高の気分で叫びながら走っていました。目の前ではさらさらのロングへアーのお姉さんが半キャップにサングラス、バイクはロードキングのチョッパー風で走っています。「カッコエ~~~」とワクワクしていたことを書きながら思い出します。
そんな車種も、人種もバラバラの集団、結局集団もバラバラになりました。当時は携帯電話も誰も持ていません。(案外携帯の歴史は浅い。)しかし、その大人たちは動じることもなく、気にすることもなく、「別に良いじゃん。行く所は決まってるし。」と焦ることも、探すことも、待つこともありませんでした。そのグループについて富士五湖を周り走っていると、気が付けばはぐれた人たちも混ざっていて、また集団になっている。そんな不思議な軍団でした。
なんなんだよこの感覚、スゲ~おもしれ~この人たち「カッコイイ」と思ったのです。信号のない、交差点に入るときは必ずケツもちのような人が、交差点に入り、全員が左折・右折するまで車を止めている。そして、キチット礼をして、隊列に戻る。そんなカッコイイチョイ悪オヤジを見ていて、バイクって最高ジャン!と心から思っていました。そして、温泉に到着!温泉に入り、飯を食い、ビールを1本、「おいおい飲酒か?」と思っていると全員その温泉で三時間ほど仮眠、そして出発をしていったのであります。
第一章 完
次回はツーリング帰り編です。
写真はその頃のいきがっていた頃です。
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/07 (水曜日)
試走隊より

試走隊からの便り
まあ「便りがないのが良い便り」とも言いますが、今回の試走は苦戦を続けています。エタップ3では3000mの峠を越えます。峠の名前はスガワラ峠と名づけられました。山の稜線伝いは積雪があり、急なダウンヒルは谷に向かってアドベンチャースキーの様相で、これまでの人生の中でも3本の指に数えられるほどスリリングな経験でした。写真を撮ってみればまるでネパール!とまあこのルートは、エコチャレンジには最難間になるでしょうが、そのスケール感、美しさ、完璧なエクスペリエンスがお約束です!
これらの映像を含めたルートインフォメーションのプレゼンテーションは、7月1日午後3時よりポートアイランドホテルで開催いたします。こんな話を、ハンガイの3000mの頂から送ってるというのもねえ。

2006/06/07 (水曜日)
OVお出かけ版

スーパーモタード
■「今年のエンデューロバイク、モトクロスバイクの売上げの60%以上がスーパーモタードユースだ」。「スーパーモタードで儲けて、エンデューロで使う。これが今のヨーロッパの情況だ」なんて半分冗談のようで、おそらくほとんどその通りだと思わせるような会話が飛び交っていたのは、2002年のISDEチェコ大会の会場でした。折りしも、2002年はそれまでヨーロッパ選手権だったスーパーモトチャンピオンシップが、世界選手権に格上げされた年でもありました。
■アメリカ西海岸でスーパーバイカーズとして生まれて、ヨーロッパに渡ってフランス語の名前を持って再燃した「スーパーモタード」日本でも人気沸騰ですね。ぼくも、時々、愛車のホイールを17インチに取替え、スリックタイヤを履いてレースや走行会に出て楽しんでいます。要するに、舗装路もある「誰でもできるモトクロス」って感じです。なにも特別なことはありません。ただし、どんなライダーでもすぐに、それなりのスリルを楽しむことができ、レースにも参加できる。モトクロスやトライアルに比較しても簡単に始められるるそんな手軽さも人気の秘密かもしれません。
■しかし、今なぜ、ヨーロッパで? そこには、やはり昨今の環境保護機運の高まりとダートバイクとの関連に思い当たるところもなきにしもあらずです。ダートバイクを思いっきり走らせる環境が減ってきている、なんというのは今更なのですが、それによるストレスが生んだ、あだ花のような、そんな様式を持っているスーパーモタード。舗装路とダートが組み合わされた、箱庭のようにもみえるスーパーモタードのサーキットは、極端に記号化された、ライダーにとっての究極の世界観のように、ぼくには写ります。しかも、そこを走るスリルには、なにか現代のライダーが抱えるストレスを発散させる、刺激的な魅力がある。
■一度試してみます?
by 北の島ハルキさん
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2006/06/06 (火曜日)
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=「Japan GS Challenge 2006」に行ってきたゾ!=
先日の土日静岡県森町で行われた第1回「Japan GS Challenge 2006」に行ってきました!えっ!?おまえ、GSなんて持ってないだろ!?って???
そ、そ、そ、そうなんですけどね。ボクは司会として呼ばれたワケで・・・。でも事前に打ち合わせをしていると、このイベント、コマ地図を使って走ったり、自分のテクニックを更に磨くスキルチャレンジってのがあって、とっても楽しそう♪ しかもBMW車じゃなくても、参加可能な“アザースクラス”でさえ、優勝するとBMWのラリー2プロスーツジャケット(ネーム入りで)が貰えちゃうんです♪♪♪
「こりゃバイクで行くっきゃナイでしょ!」ってコトで、BMWのイベントなのに、ホンダのBAJAで行ってきたのです。
朝の受付では、170台の参加者の中に、SSERのコマ地図系のイベントでもお馴染みの顔が沢山! 「やあ!スパちゃん!!」とTDNで会った懐かしい顔。GRMで出会った懐かしい顔。他にもSUPER-Nや2DAYS、GROUP-Nの参加者も多く来ていて「やっぱりSSERのイベントってスゴイな!」って改めて思わされました。(それとも、単にオフロード人口が少ないのか!?)
懐かしいバイク達にも沢山再会しました!
上田さんのアルミタンクのR80GS。木下さんの赤と青のチェッカーフラッグカラーのHPN。そうそう、GSバカミーズのメンバーが、コマ地図を作成したオフィシャル・スタッフだったんですよ! それに、今までトランザルフのイメージが強かった坂田さんが、ぴかぴかのダカールに変わっていてビックリ! 坂田さんも「買っちゃったヨ!」とニコニコ。
それにBMWのピットシャツを着たJAPANの大隅さんや、フラットの市川さん。こんなイベントじゃないと会わない、いつものメンバーの笑顔。(でも、ボクと同じ都内に住む上田さん。都内で仕事する坂田さん。特にフラットの市川さんなんかは、ボクの家からバイクで5分くらいの距離に店があるのに、何でわざわざ静岡で再会するんだ??? みんなオレのコト、嫌ってない???)
もともとこのイベントは「初心者の方にも楽しんで貰う!」ってコンセプトだけに、初めてオフロードを走る! 初めてコマ地図で走る! 初めてテントでキャンプする!って方も沢山。いいじゃない、いいじゃない。仲間が増えるってコトは!
テクニックを競う“スキルチャレンジ”では、重~いGSで低速でテクニックを競う、逆バンクの8の字があったり、下りの途中でキャンバー走行があったり。わざわざひざ上まで水を張ったくぼ地を走らせられたりして、とってもいやらしいコース。なんたってコースレイアウトは、BMWのライダー・トレーニング・インストラクターを務める山田純さん作成ですから・・・。モトクロスコースに設定されたスピードを競うコースもあって、こちらでは重~いGSがジャンプする珍しいシーンや、とんでもない方向にGSが飛んでいくシーンに、観客は大盛り上がりでした。でもコレ、本国ドイツでも行われている「GS Challenge」のコースを、一部再現したモノなんだとか。
BMWのバイクじゃない、アザースクラスにボクも参加。優勝までしてしまいました! バイクのイベントで優勝するなんて、初体験だけにウキウキ♪ でも実は、アザースクラスで、全ての競技に参加したのがボクだけだったからなのですが・・・。微妙な“優勝”ですね。
沢山の参加者が「いや~楽しかったですよ!」「また来年も参加しすヨ!」なんてボクにも声を掛けてくれました。ボクもこんなに楽しいイベントの司会が出来て光栄でした。この「Japan GS Challenge 2006」の参加者が、他のイベントで再会したり、SSERのイベントでも再会できたりしたら、もっといいですよね~。
▲写真上 
170台のバイクを、ボクのMCで送り出しました! 地元の子供達やおばあちゃん、警察官ま
でも、見学に来ていましたよ!

▲写真下
HP2エンデューロでジャンプをするのは、ドライバーに転向した三橋淳。3年以上バイクに乗っていないと云うが、その走りは健在。迫力のある走りをたっぷり披露してくれました!
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/05 (月曜日)
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TBI日記その3
ども。まるです。
TBI日記、書き始めたのはいいのですが毎日いろいろありすぎて長文になってしまいます。私が長い文章を読むのはキライなので毎週短くするのに悩んでいるんですが、国語の成績が悪かった私。
半分にはなってもそこからはどうやっても減りません。長々と続きますがどうか付き合ってやってくださいませ。
それではTBI Day3です。
6時起床の予定でしたが5時半に目が覚めて寝られませんでした。荷物をまとめて朝ごはん。やることもないので昨日のリザルトを見に行きます。やっぱし旦那様には負けていました。昨日は登りだったのにちょっとショックです。
それから応援メッセージを見たり、こんなにまったりしていて大丈夫なんだろうかと思いました。ブリーフィングが終わった後、テントをたたんで、後はおしゃべりです。
おしゃべりするヒマがあるなんて私も大人になったものです。
スタートしてSSまで、結構みんな迷っているようですが、今日のICOは絶好調。SSまで無事に到着しました。給油から100キロ以上走ったはずなのですが4Lのサブタンクはまだ使い切っていません。SS途中で切り替えるのは難しいのでメインタンクにスイッチ。サブタンクはSSの後に使うことにします。
SSは、ターマックなのにコンクリートが出ていたのは最初の数百メートルだけで後はコケが生えていたり葉っぱが落ちていたり、マディーだったり。こけないようにが最大のテーマとなりました。コケが生えているところではブレーキもかけないし曲がらない。途中、左折が分からずに地図を見てしばし考えます。地図の表記は舗装路になっているのですがその上に泥が堆積していてどう見たってダートです。結構悩みました。右折は前を走っていたセローに付いて行って迷わず曲がることが出来ました。後はSSのゴールまでまっしぐらです。
その後ルートはスーパー林道の方へ向かいました。ここで大分の和枝さんと妹に遭遇。一緒に走ろうと思いましたがすぐにいなくなっちゃいました。後ろには小川さんと旦那様のCRMがいたはずなのですがいつの間にか一人。後から来た方に止まっていたよ。と教えてもらって戻りました。既に小川さんのパンク修理が始まっていましたが、一番遅い私は先に行くように命じられました。今日もパンクの神様が降臨されたようです。この時のパンク修理でチューブを1本噛んじゃったとか??スーパー林道は昨日と別の出口から舗装路に出ました。86キロのGSで給油。ここに来るまでに眠いこと。お友達がいたし休憩してからスタート。今日は100km過ぎの道の駅に温泉マークがあったのでそれを目指していくことにします。3日も風呂に入れないと気持ち悪くて仕方ありません。睡魔とお友達になりながら道の駅に到着。その頃にはお風呂というより昼寝という気分になっていて駐車場でそのまま寝ました。結局、時間がなくなってお風呂はお預けで、ご飯を食べて出発しました。それにしても今日のルートは温泉の多いこと!明日、温泉がなかったらものすごくショックです。ここからはCRM3台で走りました。
200キロ過ぎで小川さんのタイヤがパンク。今日のパンクの神様は小川さんに憑いているようです。さっきのパンク修理で新品のチューブを全て使い切ってしまいました。キャンプに戻っても健康なチューブはありません。で、チューブを修理します。チューブ修理も一筋縄じゃいかずに1時間くらいは止まっていたかも。後追いのオフシャルの方に待っていただいていました。その間に、他の穴の開いているチューブも修理です。これで次、パンクしても大丈夫なはず??再スタートしたものの5キロも走らないうちに小川さんがパンク。今日の小川さんは本当についていません。ここでCPまで休まず行ってもギリギリの時間であることに気づき小川さんだけ置いて先に行かせてもらいました。
これってCPの場所によっては間に合わないかも…と思いましたがこういう時に限ってのぼりなのです。こりゃあ無理か。と思っていたら意外に手前にCPがありました。まだ40分ほどあるし小川さんも間に合いそうです。ワインディングから下りてさっきの国道へ出ました。道の駅にて休憩。ここにはたくさんのエントラントがいて暗くなるのを待っているようでした。小川さんも無事に合流。CPには間に合ったそうです。暗くなってきたのでSSへ向けてスタート。旦那さんは途中でビールを買いに酒屋さんに、私はウエットティッシュを買いにコンビニに行ってそれぞれSSへ向うことにしました。
国道から外れてしばらく走るとダートに入りました。途中から霧が深くなってどこからどこまでが道なんだか分からなくなってきました。マップを数コマ覚えて走ったつもりだったんですがSS前の最後の分岐で地図を見ずに右へ行きました。で、見えない中をゆっくり走っていたんですが道の真ん中に動くものが見えました。ん??誰だろ。なんて近づくと、小熊です。これってまずくないか??向ってきたらどうしよう。と思いましたがとりあえずそのまま見守りました。小熊はあわてて壁を登っていきました。SSはこの先だし行かなきゃ。と思ってゆっくり通過するとゴソっと音が。足元を見たらさっきの熊が落ちてきていました。そこからは全開です。よりにもよって原チャリなのに何でこんなことになるんだよ。と思いました。5キロくらい走って今度は前に鹿が。冷静になってみるとSSのスタートはとうに過ぎているはずなのにSSはありません。これってひょっとして…と地図を確認するとさっき右に曲がった分岐は左です。ショックです。さっき熊のいたところをもう一度通らなければSSへいけないなんて。ミスコース中に熊に襲われたらしゃれになりません。とりあえず戻るまで熊よけにとホーンを鳴らしながら(といっても可愛い音しかしませんが)走って元の分岐に到着です。地図を確認して今度は左に行きました。たった一つのミスコースのためにこんなにエネルギーを使うとは。地図は良く見なさいということなんですね。
SSの入り口に到着。SSをスタートしたんですが、相変わらずの濃霧で何も見えません。分岐もつき当たりもどこにあるんだか分からず走行していました。オンコースを走っていると確認できたのは3キロほど行ってから。後半は標高が低くなったようで霧も晴れてゆるい下りなので絶好調でした。ライトが暗くてペースの上がらない小川さんをパスして出口付近で橋から落ちているBMWの横をを通り過ぎてゴール。
この日パンクしすぎてゴールに着いたのは結構遅かったかも知れません。オイルを入れて、エアクリーナーを替えて空気を入れて今日は終わり。
ちなみにCRM50(3台で)本日パンク3回です。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/01 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。

今、ビールを飲みながら書いていますが、本当にビールがおいしい季節になりました!自分はビール党であります。しかし、最近は焼酎にはまってきています。よくビールはお腹がパンパンになると言われますが自分はあまりならないので、ビールばかり飲んでいたが、ちょっと前の焼酎ブームの頃からはやっているものには首を突っ込む性格で、ちょこちょこ飲んでいるとはまってしまいました。
もっぱら芋焼酎であります。
以前別のところで書いたことがあるのですが、ここでも僕の焼酎の思い出を・・・バイクには全く関係ありません。
自分が高校生の頃、屋台で愚痴を言い合うサラリーマンに憧れていました。というか、「屋台」「熱かん」「おでん」というような固有名詞的なものに憧れておりました。最近は見なくなった屋台ですが、昔、部活の帰りに屋台があるところを見つけていました。ある日、勇気を振り絞って、大人ぶって友人とその屋台に入りました。おやっさんに何にすると言われ「熱かん」と言いたかったのですが、緊張して屋台に貼ってあるお品書きを見て・・・
ひろし:焼酒(やきざけ)下さい。
屋台のおやっさん:焼酒?それ焼酎って読むんだけど
ひろし:・・・助けて状態
ということがあったのであります。笑い話のようで本当の話で、あの頃の恥ずかしさといったら・・・・・でも、高校生とわかっていて、お酒を出してくれたおいちゃんに今でも感謝感謝であります。
僕が言うのもなんだけど、僕らの高校生の頃、13年前の頃は、なんかそんな大人に憧れ、お酒に憧れ雰囲気に憧れていたと思う。
今の若い子はどうなんであろうか?
お酒を飲めといっているわけではない。
早く大人になりたいと思っているのであろうか・・・・・?
バイクにも乗れるのに・・・また強引な終わり方でした。
ではでは
by お疲れ様です仙波です 仙波さん
きょうの一枚
試走1日目 300km走破!!山に雪が残っていて昨年より寒いが、順調にすすんでいます。試走隊より
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デキニチよりお知らせ
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Organisation Voice 2006/05

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2006/05/31 (水曜日)
OVお出かけ版

日本人の悪い癖?
■「すぐに○○するのは日本人の悪いクセだよ」とか「日本人はとかく○○である」というのはよく聞くフレーズ。でも本当にそうかな? 「すぐに謝るのは日本人の悪い癖」だ、とか言って、最近では交通事故を起こしても「ごめんなさい」をいわないのが普通になってきたとも聞くのですが、本当でそれでいいんかいな? と思ったり。

■日本にはモータースポーツ文化がない、という言葉も、そうですね、良く聞きます。確かに、一面では良く当たっていると思います。モトクロスが国技みたいになっている国もあるし、ロードレースの世界では、同じライダーでも、日本では食えなくても、イタリアやスペインでなら、豊かな生活を手に入れることができたりということも事実のようです。

■では、日本のモータースポーツ環境は貧しいかというと、そうとはいえないですよね。草レースから世界選手権まで、エンデューロにラリーに、あらゆるメジャー、マイナーな種目、大小さまざまなイベントが毎週全国各地で開催されていて、誰でも参加して楽しむことができる。老若男女、それほどお金持ちといえない人も、バイクに乗ってすぐにレースに参加できる。こんな国はどちらかというと少ないんじゃないかな~、と思うんですが、どうでしょう。それでも日本にはモータースポーツ文化がないのかなぁ。

■確かに貧しい側面はあるんだろうと思います。例えば、関連の企業のモーターサイクルスポーツに対する取り組みは、ヨーロッパに比較するともう一歩かもしれません。また社会的な認知度という点でも、まだまだかな? でも、いろんな人が手軽に取り組める環境や雰囲気という点では、そんなに負けてないんじゃないかな~って、最近強く思います。今、世界で活躍している日本人のライダーは、そんななかから育ってきたのでしょう。それが、日本の中での評価より、ヨーロッパを中心にした世界での評価のほうがずっと高いってことで…。やっぱり、ちょっとがんばらなきゃダメか。
by 北の島ハルキさん
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2006/05/30 (火曜日)

TBI2006を走ったマイケルからレポートが届いた。これはウチのHPに英語で掲載しようという試みだ。海外の方に向けてインフォメーションを!というマイケルの発案によるものを受けて、彼にゴールのときに頼んでたものだ。そして届いたメールとたくさん貼り付けられた写真を見て驚いた。まったく、これまでの日本人が撮ったTBIの風景とはまったく違うのだ。それは、まるで海外のエアラインの機内誌で紹介されてる日本の田舎の風景だったり、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが見た日本は、こうだったのか?と思わせるほどだ。これは彼の独特の感性なのか、普通に外国人はこのように見るのか?興味は尽きない。いずれにしても僕たちとは「目」が違うのだろう。
そのマイケルは、BMW1100GSを持ち込んで、連日のごと苦労していた。その文脈から僅かにそれも伝わってくるが、UPする時は英文のみで・・・なので堪能な方はお楽しみ下さい。微妙な、いわゆる機微に富んだ部分があって訳しにくいかもですが・・・・
マイケルさんのTBIレポートはこちら(英文) >>
きょうの一枚
マイケル。彼はオーストラリア人でフランスの銀行の東京支店にお勤め。日本名をクロガネヒロシと言って帰化申請中?間もなくシルクロードをたどる旅に愛機1100GSと旅立つそうな・・・
彼のメール貼付のコメントをコピペ
「あ、おはよう御座います山田さん。今年のTBI入ったマイケルです。今年の成功なTBIに関するとSSERの皆さんにおめでとう御座います。このメールの添付は約束のTBI Journalです。HTMLと画像の形で、好きならご自由に使ってください。マイケル  」
彼との日本語での会話は、素晴らしく楽しいというのがお分かりいただけると思います。なかなかナイスなヤツです。

2006/05/29 (月曜日)

最近「中食」ブームなのだそうですな。ナカショクと読むのですが、その表現のセンスの無さにもあきれます。まあそれはともかくとして、大型量販店などは、これを先途とばかりに競い合っているというではありませんか。なにを?そのナカショク・・トイウナンカキショクノワルイ響きの食べ物?でも、そこで質問です。このナカショクだかの大量のプラスチックなどのゴミは、どのようにお考えなのでしょうか?量販店の広報部のみなさん。まあ、コンビニのごはんは中食とは言わないんでしょうが、すばらしい量のゴミが出ます。ボクには何をどこに捨てていいのか分別がつきません・・オオ、フンベツがつかない!とはこういう風に使うのか!!
それを思うと、これからは外食もしくは、ウチで。えっ家で食べるのは内食(ウチショクまたはナイショク)って言うのんか?のどちらかに絶対落ち着く!とボクは思うのであります。でなければ、笹や竹の皮、なんかを包装材として使えませんやろーか。お箸も竹で作る!なぜかと言うと僕達の住む道後平野は竹が増えすぎて困ってるそーな。で、中国100%の割り箸を使うのは、自ら黄砂の原因を作ってるようで腹立たしいことでごわす。しかも中国では「日本に割り箸を輸出しない!」なんて運動も始まってるのでございます。
小賢しい限りのナカショク文化。主婦は料理から解放され、ゴミの分別の専門化と化し。増え続けるゴミと二酸化炭素の捨て場所を巡って醜い争いは、戦争にまで発展する!?
そーか、石油を掘ったあとに残る?巨大な空間はどのようにするんだろー。そこがゴミ捨て場になればリサイクル的にも良いかもしれんね。
きょうの一枚
・・・やってますよ!愛媛銀行チームのトレーニング。クイックサポート?のジムニーは、北日本自動車工学専門学校から貸与!タイヤは「これだ!」と思ったらなんか回転方向が指定されてる。「まあいいや。気をつけてできるだけ正しい方向で使ってね。」「・・・・」女性ドライバーのダートでの速いこと、少し心配なくらいです。

2006/05/27 (金曜日)

晴れたのは昨日だけ?今日も朝から雨です。九州南部は今日入梅宣言!という事は、実は四国も既にこの毎日の雨は、梅雨なんでしょうね。GWの後すぐに入梅してた?わけです。そういえば一昨日の東京の雨の降り方も、もう熱帯のそれ!で、本格的に変動をはじめた気候に、きちんと向き合う態度が求められてきますね。アメリカでも今年は多くの大型ハリケーンが予想されています。台風1号は中国に大きなダメージを残しました。何もこのことから因果応報を言おうというわけではありませんが、メッセージとして受け止める思考回路は必要かもです。
そういえば直近の日本気象学界では、これからはに夏の「西暑東冷」違った「北冷西暑」が顕著になる!という発表がありましたよ。うー、アツイナツ。
しかも!北冷西暑だとシベリア大陸が高温になり(ゴビは暑いのか!?)オホーツク海高気圧が強くなるのだそうです。そしてオホーツク高気圧からの冷たい吹き出しが北日本を冷却!!そこに前線が発生し前線の南側に暖かい風が吹き込み西日本を高温化する。
冷たい空気と暖かい湿った風がぶつかる前線の活動が活発になり、台風が前線を刺激したり、そうでなくても豪雨被害をもたらすというスタイルが確立してしまった。もう日本は温帯の気候ではなくなったんです。集中豪雨に耐えられる家屋、道路、がけ崩れ対策などなど・・・これから西日本はさらに災害に強い街づくり環境整備が求められるでしょうね。
一方で北日本は冷夏対策。少ない日照時間での生育種の研究開発や、農作物の配置転換?って言うのかなあ?なども考えなければならないでしょうね。
四国には僕の主張だと河川の汽水域にマングローブの森を!!瀬戸内海にサンゴ礁の海を!ってマジに考えてるんですよ。四国を大量に酸素を発生させる日本のいや世界の「肺」に?うっ、肺は酸素吸って二酸化炭素吐き出すのか・・・・二酸化炭素排出量は人間の呼吸も計算されてるんだろーか?
きょうの一枚
モエ・エ・シャンドンのマグナムボトル・・・お値段「ウっ・・・」SSER主催するラリーで勝者に与えられる勝利の美酒。F1はこれをシャンペンファイトに使うのはご存知の通り。それはナポレオンが戦いに行くたびに携えて行き、勝利に酔ったまさに美酒。

2006/05/25 (木曜日)

今日は輸送関係の打ち合わせでした。輸送はなんといってもこのラリーの生命線。もっとも気を配る作業のひとつです。特に通関、たった一人の大きなミスが全体を足止めしてしまう可能性があるので、特に慎重にしたいところです。自動車がFIA-カルネの使えない国に対して無税通関で出入りするのは、なかなか厳しいものです。日本国内も輸入に対する厳しさが、昨今の盗難車輸出や禁輸品たとえば農業用ヘリがやられていましたね。あと精密機械や測定器(プルトニウム抽出機械部品に転用が可能とか?)などの問題も大きく、輸出時も厳しいものとなっています。
中国では正確には衛星携帯電話やGPS、無線機がダメなわけではありませんが、公安が自発的に「だめ!」とかと取り上げるケースがあるそうなのです。特に報告は受けていませんが・・・まあ、用も無く不用意に取り出さないことですが、どうせならスルーバゲッジで・・・と思ったり。でも昨年は国境でGPS出して計測している人、日本に衛星携帯で「あー、いま国境やあ!」なんてやっている人ありで「なんか度胸あるなー」なんて思ったものでした。最後にはカメラ出して中国側の国境施設を背景に記念写真・・・中国側スタッフは冷や汗!「これってノーキョー的?」
さて、貨物輸送の段取りや食糧計画と手配、機材の手配・・・発電機を購入したり、溶接発電機も調達しないと・・・・・オイルもそうだね。と、なかなか準備が大変で、若くて体力のある頃は愉しい仕事だったけど、でもあの頃はスタッフがやっていたし・・・・・。今となっては、かなりハード。ほんとに本部機材リストの公表!!なんてしたらみんなビックリするかもです。大会本部ゲルなどの電気容量を落とすために蛍光灯化かLED化(こちらはあまり進んでない)なんかも。
まあラリーオーガナイザーは、30代の仕事ですよ、全くぅ。
きょうの一枚
気持ちの良いピスト。きっと涸れ川のなかなのでしょう。すこし左にピストをはずすと小さいけど穴!があるでしょ。右にあるのがキャメル芝。けっこう根が強くて、ハードヒットするとクルマはドッカーン、バイクはピューン。ピストをキープするということは、このように大切なことなのですが・・・。

2006/05/24 (水曜日)

いよいよ今年もBTOUの試走に出かけるタイミングとなりました。政府にはラリーの試走のための許可申請が出され、概略のルートについての確認が行われています。現地に先に入った?ムッホとモンゴルの連盟側との協働での作業です。
このラリー、RRM時代から10回目の大会。MOTO部門の総合優勝を眺めてみれば、ガントルガの3連勝を含む5勝、博田巌の3勝、三橋淳の1勝。要は3人の優勝者しか生んでいないという状況です。次に優勝に最も近いと思われるのがボルドバートル、18歳の時から連続して出場し、昨年はもう1歩のところでガントルガを捉えそこなったという感じ。1日4度のパンクとか、走り方がアグレッシヴ過ぎる!というか若さが露呈。まあそんなこんなで今年は4人目の勝者を迎える予感が高まってきました。さてさてこの強力な二人を抑えてアブダイサイハーン・パレスでモエのマグナムボトルを手にするのはいったい・・・誰なのでしょうか。日本勢は2度目のチャレンジとなるSSER常勝の池田秀仁、ここのところラリーづいてきた前田啓介・・・TBIの教訓が生かされれば。これに続くところでは尾島嘉男あたりでしょうか。
そして昨年はバギーでひと暴れした池町佳生もどうもMOTOでの出場に向けて最終調整中。ガントルガは彼を警戒していて、昨年も「池町さんがバイクで出ることは無いのか?」と執拗に聞いていましたがな。いろいろなことを彼らは良く知っています。まあ池町クン!締め切りは間もなく!5月27日ですよー。次期ダカールにむけて多用な時期ではあるのでしょうが・・・。
さて注目はエコチャレンジ。なんといってもディフェンディングチャンピオンはプリウスとハリアー・ハイブリッドなのですが、2台のジムニーが走破性と好燃費で、追従。ナビ勝負でミスコースの少なかったほうが燃費、時間とも稼げるでしょう。とすれば老獪なACP有利は不動か?エコの2輪部門は再挑戦のスーパーカブ、走りきれば驚きの燃費でダークホース?今日も特訓に明け暮れています。いやいません。さらに女の闘いも見逃せません。ジムニーの1台のドライバー、ミニクーパーのドライバーにそれぞれ女性が・・・MOTOにも2人の女性ライダーが参戦。
いつに無く過酷な大会になりそうな10回記念大会!!まだもう少しですけどエントリー間に合いますよー!!
きょうの一枚
草原地帯から乾燥したエリアの入り口。前を行く砂埃が道標なのだが、彼がミスコースをしていないという保証も無い。ただ信じるのは自らのナビゲーション。試されるのは自分の判断を信じれるか否か。

2006/05/23 (火曜日)

最近はメガバンクが好決算!でトヨタに並ぶほどの純利益!!と思っていたら郵政公社郵貯事業は1.9兆円の純利益!と、先にビックリした三菱UFJの1.1兆円を、軽く交わして・・・こんなに利益が出るんだ・・・と考えさせられるのであります。まあ、殺伐としたニュースが続く中では、まあグッドニュースなのですが、それにしてもあまりに縁遠い感じがしますね。
仕事の仕組みもこの10年ですっかり変わってしまって・・・と思っていたのですが、昨夜は某広告代理店の若手と飲んでいたら、某銀行の幹部を中心とする一団と電撃的合流!!その飲み方や、空気感にいつもながら感動!!某広告代理店の営業担当は、相当に酔っ払っていたところに、98%のスピリタス2杯で退場処分に!なってしまった。クワバラクワバラ。仕事の仕組みと言うか、何が変わって何が変わってないのだろうか?と考えながらボーとしたアタマで原稿を打っているのであります。
さて今日の主題は「燃費」について、と思っていたのに前置きが長くなりすぎて、文章量がオーバーしそう。で、その燃費。費用対効果もまあいうなれば同じような意味で、ちょっとの負担で沢山のリターンを・・・・・とまあそういう話ですな。少しのお酒で酔っ払う人と、バカみたいに飲んでもあまり酔っ払わない人の話も。でもこの場合は「おいしい」とか「愉しい」という数値以外の要素も絡みますが。自動車の燃費は、その「おいしいとか愉しい」と言ったことの課題までも確実に昇華させていっているのでありましょうか?
ボクたちも自動車メーカーほどの努力をしているわけではありませんが、「燃費」に挑戦する2つの仕事をしています。ひとつはご存知の「エコ・チャレンジ」これは2002年のツールドニッポン・スマートエコチャレンジを皮切りに、昨年はBEIJING-ULANBAATARで、この部門を立ち上げました。今年はこの部門への参加者は急増中!?で、もうひとつは、まあ研究・開発モノで、産学官連携のプロジェクトをやっています、がここではちょっと触れられません。
なににしても効率化のみを追求していくのではなくて、そこに人が介在するのであれば、味わいのようなものが必要になることでしょう。
きょうの一枚
ハラホリンのエルデニズー寺院の外壁。かつてオゴティ・ハーンが築いた世界都市の宮殿を取り壊した残材で建設されたもの。再びこの地に首都を移そうなんていう遷都案もありましたが・・・・・。

2006/05/22 (月曜日)

モンゴル急接近!!この土日は、そんなこんなで再びTBIで走ったルートを、楽しんできました。ルートはさらに新緑が勢いを増しつつ、黄砂は全く無く・・・それにしても中国側がほとんどなのですがゴビが巻き上げるあの砂埃、春先以外はどっちに向かって飛んでいくのでしょうか??そういえば世紀のプロジェクト三峡ダムも間もなく、いやもう完成したんでありましょうか。愚かな行為が続いているような気がしてなりません。東海に注ぐ淡水の量が減って海水の塩分濃度が高くなって生態系にどーのこーの、という意見もごもっともです。しかしそれ以前に根幹的な環境破壊をしているのではないか!?毛沢東時代の「先祖の墓でも耕せ!」と説いた農業政策が莫大な耕地を切り開き、挙句表土を流出せしめ(段々口調が荒くなってきた!)1年間に九州の総面積より広い土地の砂漠化が進んでいるんじゃコラァ!!(と方言交じりのイントネーションで)山高きがゆえに尊からず木の多きをもって尊しとする・・・って発毛剤の広告に使われたのは論語にあるのかね?コピーライターの作品かね?という議論はさておき、日本で山と言えば、まあ木が生えてない山は無い。でもかの地の山は、禿山か岩山がほとんど。ここに世界最大のダム・・・末路は田中知事の指摘を待つことなく明白なのです。
そこでボクは考えた、中国のエネルギー事情。世界中の石油をがぶ飲みしてしまう前にナントカしなければ・・・あの数億人の自転車乗りによる自転車人力発電!!はどーだろーか。太陽光と風力と人力のハイブリッド発電。クリーンエネルギーとして新しいと思うのですが、いや、マジで。
耕地が流出し、都市近郊の莫大で肥沃な平野部は、どんどんと工場、住宅、ゴルフ場まで・・・の傍惹無人ぶり。あの賢明な孔子や諸葛孔明などを祖にもつ中国の民が、人間の生息する地球環境をギリギリのところで守るのでしょうか、それとも後戻りの出来ない臨界点を踏み越えるのでありましょうか??心配で夜も眠れない有様です。
きょうの一枚
そんな夜も眠れない?といえばBTOUを闘う4台のミニがシェイクダウンの報!まさに徹夜もいとわずと言うばかりのランプ類。これだけ明るければモンゴルの大地でナイターでゴルフできますなあ。オイオイ。

2006/05/19 (金曜日)

シンガポール研究中!の続きを少々。
この小さな国のポテンシャルたるや。そういえば某銀行の方々もどうもこの国に出かけているようだ。その証拠に得意先の担当者を吐くまで飲ませて「マーライオンにしてやった。」などと大喜び?高知県人のような気質な銀行って。まあそのこととシンガポールに行く!ということは関係ないか。
そのマーライオンは世界3大ガッカリ名所で、多分そーなんだろーと思うボクは、行ったことがない。北部には旧英軍の飛行場セレター空港と言うのがあって、政府主導で「セレター・エアロスペース・パーク」が建設中!世界のビジネスジェットや中型機のメンテナンスやオーバーホール、また部品メーカーなどを誘致する国家プロジェクト。パイロットや整備士の訓練施設やらと、戦略的にも面白い。
拡大を続けるアジアの航空機市場とビジネスジェットなどの保有にかかる負担軽減を狙ったわけで、都市国家として選択と集中!という点では、大いに評価できる。また日本やアジアへの投資基地としての考え方にもうまくリンクするようなスタイルである。
日本も技術力を売り物に世界へ進出していった。これからは道路や橋や、新しい大型商品をどんどん作る時代ではなくて、現存する資産の付加価値を高めていくためのメンテナンスの時代だと思う。そのためには基本的に良いものを作っておかなければならないね。
きょうの一枚
スタートフラッグ。今日は今年バージョンをデザインして発注!しました。こういうものって何度創っても結構むずかしい!のですが、まあ愉しい作業です。コントロールフラッグ!も10年ぶりに追加制作!!いよいよBTOUです。

2006/05/18 (木曜日)

ナントカファンドがシンガポールに拠点を移したそうな。裏にナニがあるのか気になって、時間を見つけては少しばかり研究。シンガポールは対日投資に実に積極的。中東のオイルマネーもここを通じて日本に。世界の対日投資の20%を占めている。まあ、ファンドだから投資のお金を集めることを考えたら選択としては最適かもだ。まあその精神はいかがかとは思うけど、あさましくて。
話は変わるが、今年の夏のモンゴルはエアチケットを取るのに骨が折れる。昨年もそうだった。昨年の試走に行く時もチケットが取れなくて「すごく高い金額でなら・・・」「うーん、しゃあない」「ずっと満席なんです」と倍以上の金額のチケットで泣きながら?出かけた。すると飛行機はガラガラ。まわりの人はボクの半額以下のチケットで乗っている。
エアライン・ビジネスは、こう言っちやあナンだが、ボクにはクモスケ・ビジネスにしか見えない。忙しい時は高く、ヒマな時は安い。空気を運ぶのもなんだからと安売りをする。同じ便に乗り合わせた人はさまざまな価格で同じサービスを受ける。これって、やっぱりほかのどの業界から見ても可笑しいし不信感が募るよ。オマケにマイレージって囲い込み作戦に血道をあげている。これもコストがかかるだろう。だからそんなスーパーみたいなことを止めて、王道を行くが良かろうと思う。ブランディングにお金をかける!べきだ。
でもって800年記念イベントがあるんで、大量の送客を見込んで飛行機の座席はブロックされたままだ。自分たちの利益のためなら他の利用客の迷惑なんて顧みない。いやならウチでチケット買っとくれ!みたいな態度は、若造みたいだけど、許せない。独占しようとしたり、出し抜いてやろうとしたり、そんなことしないと利益が出せない事業なら、まあそう長くは無いかもしれない。そうなればなったで、稼いだ金でファンドを・・・という絶妙なサイクルで世の中が動く!のは反対。
これまた青くさー!だけど。ホントウに事業に正しい夢とロマンを!持ちたいものです。ボクは持っているのか?持っているつもりなんだけど、時々分からなくなるよ。
きょうの一枚
今日もゾーモットにある古木の写真。ゾーモットとは別の場所でも、おそらく地下にわずかな水脈の残る、ある古い川のあとに並木のように十数キロに渡って同じ木が生えているのを見つけました。こちらも感動的な光景でした。今年のラリーもこのふたつの不思議な世界には足を延ばすのはもちろんですが、緑溢れるハンガイにも行くんですね。

2006/05/17 (水曜日)

「ワールドカップが見られない」
今回も試走とワールドカップが重なって、ライブで見られないじゃん!かろうじてブラジル戦は見られるかな!?まあ長い砂漠と草原の生活が続きます。衛星携帯テレビはないのかな?多分あるんだろうけどね。いやこの国民的な関心事に参加できないのは、全く持って残念4年前もそーだったなあ。盛り上がりたかったなあ。みなさん!ボクの分も盛り上がっておいて下さい。
試走用の資材と食糧はもう輸送済み。試走用の車両整備も進んでいます。いよいよ「10th ANNIVERSARY」の旅が始まります。
さてBTOUにエコチャレンジ。なかなかこちらは盛り上がりつつあります。今年の見どころ?はプリウスVS2台のジムニー!スーパーカブももちリベンジ!!ローバーミニ4台はいかに闘うのか??やっぱエコチャレンジはモータースポーツの新しいパラダイムだ!と思うわけです。そういえば地球温暖化京都会議の効力は確か2013年まで。さらにこれに続く新しい枠組みが進められています。もう10年後の未来、自動車とボクたちの関係はどーなってるとお思いですか?って、こんなこといつも書き続けてるのでやめ。
BTOU・・・スタート地点兼ロシア人モンゴル人参加者の車検会場となるのはヌフトホテルに決定。それ以外の参加国のみなさんは北京飯店です。ゴール見学+ETAP9のビバーク(砂のなか・・)に同泊+ゴールの興奮を一緒に味わう!!という人数限定のミニツアー・・・あるかもです。お問い合わせは超お早めに。
きょうの一枚
遥か異郷の地への思いは、その凄絶な風景もそうだが、やはり「人」だろうと思う。ゆるやかに流れる、どこよりも時間の長い中央アジアの陽炎のような街は、古くから交易の隊商が泊まったキャラバンサライのオアシスだ。そこに暮らす人々は、洋を東西に行き交う文化のように、血は混ざり合いエキゾチックで実に魅力的だ。

2006/05/16 (火曜日)

このまま入梅しそうなほどの暗い空、ジメジメな雨、が続きます。あのモンゴルのようにカラッと・・・いや、GWを晴れてくれたので、何も高望みはありません。ただ、モンゴル用のテントなどを建ててみよー!と思ったのにぃ。南の海上では台風1号が大型らしく、今日あたり香港直撃?なんですってね。ウランバートルに帰り着いたムッホやジャンガルたちの連絡だと・・・ウランバートルは雪!で、寒い!らしいのですが、まあかの地にすればまだ5月半ば、そんな日もあるでしょう。
今年もロシアや海外からの問い合わせが増えています。昨年もみんなギリギリまで出場に向けて取り組んだのですが・・・それでもロシア人は1名がMOTOに参加して完走!今年は、5台のUAZのチームがモスクワから!?昨年以来参加のために頑張っています。こうしてみると、パリダカにフランスやヨーロッパ以外から初めて参加した人たち・・・って1980年代初頭の話だけど・・・頭が下がります。円も安かったですから苦労も半端じゃなかったはず。でも先鞭をつけた人は居るわけで、先駆者と呼ばれるささやかな栄誉が与えられます。
もうすぐモンゴルも初夏。春はあるのかないのか・・・・・。
きょうの一枚
こんなレンズ使わなくても。いや使いたくなる気分も分かろうというもの、空の広さはそれはもう。東京から松山に帰った時にいつも思う「空が広いなー」の数十倍?・・・って、なにかたいしたことなさそう。でも地平線にある星まで見えるって話は本当で、ビバークの光を目指して走ってたら、星だったってお話も有名。

2006/05/15 (月曜日)

新聞を見ていると・・・といっても日経産業新聞・・・4月度のアメリカの自動車販売台数(乗用車)GM 14万台、フォード9万7千台、クライスラー7万2千台、アメリカブランド計31万台。トヨタ12万7千台、日本ブランド計29万9千台。背景には深刻な原油高、環境問題。さらにはブランドの無国籍化もあるんだろうと思う。それにしても日本車!すごい勢いではある。ハリウッドスターがハマーやフェラーリからプリウスに乗り換えたなんて逸話は枚挙に暇が無い。アメリカを席捲したラグジュアリーSUVなんてのは遠い過去の話になりつつある。日本ではまだ結構人気があったりして、道より広いアメリカンフルサイズが停まっていたりしておかしい。
まあそんなエキセントリックなクルマも価値があると思えるほどに、ここのとこの新車攻勢は没個性化が進む。もうメーカーの差別化も、デザインや性能の差別化もなくなりつつある。それほど自動車という道具が最終的な局面に至るほどの進化を遂げたことを示唆している。メーカーが最後にすることは、唯一差別感のあるエンブレムを大型化するくらいのことだ。事実最近のクルマのエンブレムは大きすぎておかしい。
急激な発展を遂げたパソコンのハードウエアが、すでに外観的な差別化を諦めたことに似ている。まあ、どこのでも同じで・・・と言う感覚だ。しかし自動車の場合は、ボンネットフードの中に納まっているエンジン!!というのがパソコンのエンジンメーカー?ペンティアムみたいに行かないというのが実際のところだろう。いや、そうだろうか。次世代のエンジン開発は燃料電池にせよなんにせよ、ワールドスタンダードのたった一つの座を巡って、その勝負の流れは案外と第3コーナーを曲がったところまで来ているのではないだろうか。
その座を射止めた者が自動車メーカーで、それ以外のものはそこから技術を買わなければ生産ができない、つまり組み立てメーカーになる。最適なアライメントや最適なデザインは突き詰めれば、同じようなものになってしまうわけだし。では次に自動車メーカーが目指すものは何か?ボクは大体想像がついているけどね。
きょうの一枚
ラリーのオアシス、ゾーモットの夕景。木々の生命力にさまざまな思いが巡ります。「神の宿る場所」いつまでも大切にしたい貴重な場所・・・。

2006/05/12 (金曜日)

BTOUのルートの詳細な打ち合わせを行った。ヘリの飛行計画や燃料などの手配が絡むので、いつものことながらボクの望むようなルートにばかりはならない。しかも自然保護区が拡大しているために制約は増えこそすれ減ることはないんだな。しかし、四国とモンゴルだけは、ボクって道をよく知っている。美しい草原や不思議な光景、光る湖や砂漠。だれがこんな美しい大自然を創ったのかと思うと、おのずと畏怖の心も沸く!というものだ。どんなに大変でも、このラリーを創るのは面白いし、愉しい。この感激をいかに伝えられるかと思うと、言葉の役目は小さい。行かなきゃ、見えないし、見なければ語れない。あーあ、また週末が来ちゃった。
きょうの一枚
イヤー、もう何も言わなくても。

2006/05/11 (木曜日)

TBIの疲れも癒えぬ間に、BTOU2006の本格的な準備が始まって、事務所の中は、またぞろ足の踏み場もなくなりつつあります。試走の準備と本番の準備がクロスしてるわけですが・・・ボクはボクで「GWまでに、と約束した企画書できましたか?」という声におびえながら、このあと長く居なくなることへの「なんとエクスキューズしたものか?」とラリーに参加される皆様にも似た「ラリーと仕事の両立?」に悩まされています。いや、実はこれが醍醐味なのかもしれませんが、エタップ10個分の試走のボリュウムは、かなりのものなんです。ガンバロー!
話は変わりますが、いま事務所のロビー?で、ゴミ処理の業者さんと数人の社員とで、分別について話が交わされています。「ビニール系のガムテープ(ああ、あの透明のよくくっつくやつのことだろーか・・・)をはがした時にくっつくダンボールの紙の部分はどうしたらいいのか?」「???」とか「コーヒーをこぼした書類は?」とやっている。壁越しで聞くにつけゴミ分別の問題の大変さに目まいを覚えるのでした。ボクは、いかにゴミを分別するかで苦心をすることを、もちろん無駄なことだとは思わないのですが、やっぱり「???」ではないかと思います。もっとゴミにならない工夫が進まなければ!と思います。
12年前、モンゴルでラリーを始める頃に、生分解性プラスチックとかデンプンでできた食器とか、様々にゴミをなくすことの出来る工夫をいくつかの企業とお話をしたのですが・・・当時は「それはコストがあわない」などの理由でゴミの減量化はなかなか実現し無かった事がありました。ラリーのケイタリングではかなりの量のゴミが出ます。選手たちが持ってくるゴミの量も少なくありません。最初の数年間は、焼却炉を作り焼却していたのですが、これが次はダイオキシンの発生を指摘する内部の声!で中止に。モンゴルでも、ゴミは社会問題化しています。
GWのTBIでも大量に発生するゴミ。持って帰るのですが、もともとその場所にあったゴミまで持って帰らないといけない始末です。ゴミの減量化技術・・・知恵と工夫で、まずはラリーの現場から!と行きたいものです。
きょうの一枚
砂漠に残る幾筋かのワダチ。ミシュランXZLをはく試走隊のもの。最近はBFのオールテレーンになったオフィシャルカー・・・・・良く締まった砂のなんと気持ちの良いこと。

2006/05/10 (水曜日)

「池町、3勝目その3」
マキシマムタイムに数時間ばかりの余裕を残して池町と江連はビバークのフラッグをくぐった。多くの選手は整備も終わり、南国を思わせる心地よい夜風に当たりながらビールを飲んでいた。しかも明日は9時スタートというこれまでにない遅い朝だ。
池町と江連は2人連れ立って、町のバイク屋で池町のマシンのリアブレーキを完璧に修理してきたのだ。下りでは池町を引き離すことが出来たはずの江連はスポーツマンシップを貫いたのだろうか、与えられたハンディを潔しとしなかった。まさにこれで2人はがっぷり四つに組んで、素晴らしい後半戦の戦いに望むこととなった。
明けて5月3日。民家の軒先に日章旗が翻り、空には高知特有の大漁旗と鯉のぼりが鮮やかだ。頼りない漁村の細い道路を駆け抜けながら決戦のSS-7へ。さらには昨日のSS-6の代替のSS-6EXが約10km、そして複雑なナビゲーションが要求される今大会最長25kmのSS-8、まさに勝負の一日となった。
SS-7は四万十川の美しい岸辺に用意されたクローズド。このSS池町が2位、江連4位、しかしタイム差は10秒。江連がまだ10秒のマージンをキープしていた。続くSS-6EXはキャンセルになったSS-6を補う形で急遽用意された。池町には千載一遇の好機。ここで逆転し夜のSS-8で完璧にマージンを築く、そう考えたはずだ。しかし勝負のあやは玉虫色だ。なんとこのSS、ベストタイムをたたき出したのは江連、10分21秒。2位前田、3位辻本、そして池町は江連に24秒遅れる4位。この時点で池町は夜のSS-8に全てを決する覚悟を決めた。この夜のSS、それは実にテクニカルな上ナビゲーションのシビアさが勝敗を決する。そして唯一40分を切るタイムでフィニッシュに飛び込んできたのは池町。オフィシャルは以降のビハインドを計るためにクロノグラフのストップウォッチのボタンを押した。なんと江連はこのタフなSSで、池町に遅れること2分という大失策。
深夜にビバークに張り出された総合リザルトには、トップに返り咲いた池町がトータル1時間45分12秒。江連1時間47分07秒。「明日のSS2本は、それぞれ江連に譲って無理なく走る」と決めた池町。SS-9では15秒、SS-10では3秒、それぞれ譲って総合タイム2時間02分26秒で完全な勝利を飾った。TBI通算3勝目。プロとなって勝負の世界に生きる池町の真骨頂を見せる完璧な展開。しかし評価すべきもう一人は、江連忠男。見事な戦いぶりで最良の友と生涯の記憶に残る戦いの場に身をおくことが出来たろう。
こうして優勝者の物語は、そこだけが輝いているようにも見えるのだが否、それぞれのカテゴリーや順位争いの熾烈さは随所に見て取れた。こうした勝負の面白さもここのところのTBIの特徴なのである。
きょうの一枚
四国西南部はリアス式海岸が続く。入り江が多く海釣りのメッカでもある。水は透き通るように澄んで、南海の楽園を思わせる。来年はこの西南域が主舞台になる。

2006/05/09 (火曜日)

「まさかのSSキャンセル」
5月2日未明。ダムサイトは朝霧に包まれていた。この朝までに消化したSSは4本。SS-1と2は池町が取ったものの、3と4は江連が取った。首位江連忠男36分08秒、池町佳生36分34秒、その差26秒。しかも後ろには36分49秒の15秒差に辻本勝行が着ける。勝負の流れは中盤に。この朝SS-5は15kmの山登りと下り。km=1分の戦いが予想された。このSSを制したのは前田啓介。タイムは15分06秒。続く池町は15分19秒。3位には江連15分25秒。池町がつめることの出来たタイムは、わずか6秒。2.5kmで1秒詰めることが出来る。残るSS数は5本約40kmあまり。この計算で行けばつめれる秒数は約16秒。いまの6秒をプラスすると、22秒。どちらもノーミスで走りきると仮定すれば、4秒足りない。タイヤの交換タイミングは?リアブレーキの残りは?と思案をめぐらせながら、池町と江連は終始同じペースで、同じルックスのXR600でラリーをけん引した。
SS-6は、珍しくデイタイムに用意されていた。しかし朝のブリーフィングでは「好天なので実施できない可能性は50%」と言われていた。山菜取りや行楽のハイカーが規制出来ないからである。そして案の定SS-6のキャンセルが決定された。しかも池町に大きく有利な登り主体の10kmに及ぶSSだ。落胆する風も無く、2人は淡々と消化したものの午後4時頃から続々とゴールするプライベートビーチを備えたビバークに、2人の姿は無かった。
最大のライバルであり優勝争いの2人を、周囲は「温泉にでも入って、のんびりしてるのだろう」と考えた。事実、夜のSSのスタートには、必ずトップでやってくるのだが、この日は夜のSSが無いのである。この数時間を、彼らはどう過ごしたのか・・・つづく
きょうの一枚
その、ビバークにあるプライベートビーチ。小さな堤防が無ければ雰囲気なのに・・・でもまあ津波が怖いしね。えっ、これくらいだと津波が来た時はダメ?

2006/05/08 (月曜日)

「池町3勝目」
TBI2006は無事に終了したのは既報の通り。参加された皆様には大変お疲れさま!!それにしても、なんと全日程が快晴。バッグに忍び込ませたダウンジャケットもレインウエアも出番は訪れなかった。実にお気楽で快適な旅だった、のかというと、さにあらず。
5月1日、SS4に向かう池町選手は、既にこれまでの3本のSSでセイフティマージンとも思えるリードで首位に立っていた。ヒストリックなXR600は、それにしても信頼性は高く、昨年は最後まで優勝争いを演じた前田啓介KTM450の最新マシンは昨日のステージであわや失格という朝帰りのペナルティで、はるか後方に飛んで行ってしまった。そんな背景のなか池町選手は「もう少しワクワク感というかエクストリームな感じが欲しい」などと余裕の発言。
これに腹の虫の収まらなかった四国の天気の神様は、ちょっとした試練を用意した。30kmのオフロードで構成されて、SS4に向かう途中で、空はにわかに掻き曇り、なんとスタート地点には深いガスが立ち込めてきた。「こうじゃなくっちゃ」と彼が思ったかどうか。スタートは日没と濃霧。誰もがアップデイトした明るいヘッドライトは、唯一濃霧には弱く、辺りを乱反射の白い壁に変えてしまう。スタート時刻は過ぎて、濃霧は一段と濃く、スタートは30分延長されれば夜の闇もまたいっそう深くなってきた。トップでスタートしたのは池町。しかし真っ先にゴールしたのは、彼ではなかった。ブレーキに違和感を覚えた池町は、このSSで2つ後ろにスタートした江連選手にも抜かれる!という不出来ぶりでこのSSを終えた。実はリアブレーキが効かず転倒を喫していたのだ。
セイフティマージンは一瞬にして、ビハインドに変わった。リアブレーキをナントカしなければ勝機を逸するかも・・・つづく
きょうの一枚
やっぱXR600・・・古さは否めませんが、ラリーマシンたる一台。ライディングは池町選手。楽しそうです。

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Organisation Voice 2006/04

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2006/04/26 (水曜日)

「好きなもの?」
なんかここのところ毎日が肌寒い!のであります。みなさんのトコはいかがですか?そんで、TBIの準備といえば毎年半袖でやっていたものですが、今日なんてTシャツの上にミレーのキルティングのパーカを着ている、のであります。そんなこんなでTBIの荷物に思わず「そうだ、ダウンジャケット入れておこう」ということになりました。これも異常気象!まあバカの一つ覚えみたく「異常気象!異常気象!」と言うのもほどほどに、とは思うのですが?!
で、ボクはいつも出かける時は、極端な大荷物or手ぶら状態か!に分かれます。服をナニ持って行こうかと考え出したら、もう凄まじいくらいの服。もともと服好きっていうか、おしゃれで(自分で言うな!!)ちっとファッションにはうるさいんで・・・って思っている。いや、でも「うるさい」というのは間違いで、いつも自分の好きなように好きな物を着てるだけなんです。特に好きなブランドがあるわけじゃないんで、本当に適当。最近アウトドアウエア関係はミレー、ブラックダイヤモンド(これはアパレル少ない)パタゴニアはtoo much になってきた。普段着やスーツは枚挙に暇がないというか、嫌味になる?ウソ、ので言わない。バッグの類も、もの凄い。これはずっと前も書いた。フクロモノヲタクって・・いったいボクはどうしたんだろー。
じゃあ、ついでにちょっと音楽の趣味。スピーカーはB&W、ノーチラスが欲しい。・・・聞くのはほぼ100%が女性ヴォーカル。または女性のピアノかヴァイオリンソロ。若いのはちょっとダメで、ナタリー・コールくらいの声では、良いんだけど若すぎる。ノラも若い。エラ・フィッツジェラルドなんかが宜しい。クラシックなとこはマリア・カラス、サラ・ブライトマンは最近。ピアノはフジ子ヘミング、ヴァイオリンは川井郁子と諏訪内晶子なんか、チャイコフスキーがいいね。I-pod は去年のTBIでイケマチに自慢されてソッコーで入手。いまじゃ気が遠くなるほどの曲が入っている。演歌も入っているし、ポッドキャスティングもはまっている。アバタースタジオのレコーディングは毎週のように。でも昨年のBTOUでかなり傷んだ。
とまあ、ベールに包まれていた(包まれてない)ボクの趣味の一部。(打ち間違えて変換したら“趣味の恥部”だって・・」)
本題が遅くなった。まずTBI車検日の天候は「雨」の模様。ホテルのチェックインは14:00から・・・大会のテントの多くは同時開催中の全日本ラリー選手権に出かけていて、雨対策にやや難がありますのでよろしく。また30日は長いルートなのにやや遅めのスタート。標高はバシバシ!!対策を充分に!!ハードな一日がいきなりで、ありますがな。ゴール閉会式会場からは、またまたコマ地図でスタート地点へ帰ります。トランスポーターの1週間も大丈夫ですからね。
きょうの一枚
四万十川。今回もこの川を巡る水系の旅となる日が幾日か。風景林と呼ばれる照葉樹林や原生林の中に伸びる古径。苔むした羊腸の小径。間もなく始まる旅は、一筋縄では行かないでしょう。がゆえにそこが面白く愉しいのではありますまいか。

2006/04/25 (火曜日)

TBIがカウントダウン状態に・・・ボクは今朝は韓国大統領の談話を聞かなくっちゃ!と思いながら「まあいいか、帰ったらニュースで・・・」とウエブニュースも見ないで「GW前までに」と約束したいくつかの仕事に取り組んでいます。忘れているようなものや、いま思い出して取り掛かってもとても間に合わないようなヤツ・・・なんかが沢山。こういうのをもっと大切にして、クライアントオリエンテッドな仕事の進め方が出来る人になってればなあ・・・クライアント「あのぉ(オソルオソル)この前お願いした企画書なんですが?」「企画書ぉ?なんだの?」「ほら、やっぱり」で、以前はそうは言いながらも「へへ、実は出来てまんがな・・・」と取り出して得意げ!だったのですが、最近は「聞いてない、約束してない、知らん存ぜぬ。」反省しています。もっと真面目に仕事します。でもTBIウイーク(ウイークって漢字変換したら「憂いー苦」だって、やだね)でもむかしは智謀沸くが如し・・・だったのですが「えーっと、あれ。良いアイデア思い付いてたんだけど。何だったっけ」なんです。ムッホに「モンゴルのルートのこと」のお話しになったら「今頭の中にはTBIのルートでキャッシュが一杯。これをクリアしたら大変なことになる」と分けが分からない人間に。
きょうの一枚
知ってる人は知ってる・・・あそこですね。少し前はここまでダートが伸びてて、ボクタチは「山賊の砦」と呼んでいた。少し整理されては居ますが、それでもなんとなくそんな感じがしませんか?

2006/04/24 (月曜日)

「それぞれの週末」
これまでの週末はTBIのルート制作に忙殺されていた感がありましたが、先週末は、少しばかり落ち着きを取り戻し、まあ少しペースを落として仕事が出来ました。それもこれも土曜日のOVの成果?とはいっても今週末には再び怒涛の日々が始まるのですが・・・きのう日曜日には四国にツーリングにやってきたご一行様が来社。珍しい顔も。中には数日後にはTBIのためにまた松山に来られる方々も。
いやそれにしてこの日曜日は、国内も世界も様々な場面で「流れを変えた日曜日」になったような気がしますね。世界も変貌の速度を速めています。恐ろしいばかりの原油の高騰は、世界経済に深刻な影を落としています。新車の売れ行きは鈍化し、FordやGMの販売不振は続くでしょう。
イランに対する石油依存度の違いで、今回ばかりは日本もアメリカに追随とばかりは行かないでしょうから?エッ行くかも?!湾岸は再び緊張していくでしょう。世界が動き始めた感!があるのはボクだけではないはず。何かきな臭い、得体の知れない蠢き・・・そんな一方で国内に目を向ければ、とにかく日曜日に街を行くクルマが、なんと新車ばかり・・・景気良さげではありませんか、地方でも。
で気がかりなのは、グローバリズムの弊害。それは自動車産業にも見て取れます。クルマつまり自動車の急速に失われていく個体差というか個性。このまま行くと本当に自動車産業は急速に退化しそうな気配。グローバリズムは、すべてのものを平準化させ、情報の速度も処理も、そうして求められる最適はコンピューターではじかなくとも、ほぼ画一的なもの。唯一ふざけたスーパーカーは、以前光を放っていますが、原油枯渇でおそらく・・・・・なんて終末的なことを言うつもりはありませんが、われわれはやがて失うかもしれないモノに強い愛着というか執着を感じずに入られません。
ミハエル・シューマッハの週末は(ここの部分ダジャレ)なんとか踏ん張って流れを取り戻すことになったのでしょうか?流れは変わる?変わらない?
きょうの一枚
そんなTBIに28日に再びやってくるマイケル・キャストリー・・・日本に来て6年フランス系の外資金融関係にお勤め。シルクロードに旅立つ予定。イチローに激似。マシンはBMW1100GSでもまたがっているのはボクのHP-2・・・やけに車両重量を聞いていました。

2006/04/21 (金曜日)

さあ、TBIの準備は終わりましたよ、ボクは。周りはバタバタしているようですが・・・このTBIは途中3回のTDNを挟むと、今回で18年目。18禁もOK!でENTERボタンを押せる歳になった(って、なんのENTERボタンよ?)こうしたイベントに限らずボクの信条は、「準備は数日前に完璧に終わらせること」なのであります。
今日のOVはちょっとインナー向け?!になってきました。大会の前日にはかつては主要な役員全員で参詣に行っていました。無事故と安全な運営の祈願です。「別に神頼みではない、こうしたイベントの前日には何もすることが無いくらいにして、事務所を掃除して参詣に向かう、という余裕が安全を作り出すのだよ」と、毎年毎年繰り返して言い続けました。さて、スタッフの皆さん!今年は行けるのでしょうかね。参詣予定4月28日朝。伊予豆比古命神社。
さてTBIのルートのお話・・・・・ってこれはリニューアル中のSSER-PRESSに詳しいし、またこのHPでも紹介されるでしょうから簡単に・・・それは最終日のルートインフォメーションに注目「最後の日となった。この日は美しい集落が織り成す日本の原風景をお見せしようと腐心した。ここに心通わせることのできる旅人は、おそらくリザルト以上のものを得、旅以上のものを感じ、人生の中の、ささやかだが、かけがえのない一瞬間に喜びを見出すだろう。この日、このルートを半世紀を生きたオーバー50のライダーに捧げる。若いライダーはその背中を見よ。」
なんというルート説明なのでしょうか?最終日にボクは祈りを込めたようなルートを作った。石垣の集落や小島の磯、時代感覚を危うくするような民家の連なり。いや四国は、日本は実に素晴らしい、といつも感動するのでした。ではまた来週。
きょうの一枚
沢筋に見つけた小さな淵・・・この先ダートは激しくなり、やがて車を降りて歩いて先導しなければならないほどに困難を極めた。やがて広く快適なフラットダートに出るのだが、このルートを使うか否か、悩んだ。それはこの先の悪路は使うべきではないと判断したからだ。そうするとこの淵の横を走ることができない。で、結果ルートは変更された。そこで今日の一枚は、そんな無念の思いを添えて
・・・。

2006/04/20 (木曜日)

すんごい荒天!日本海は波高し!だし・・・しかも昨日は半袖、今日は長袖+ジャケット。寒気を伴った低気圧が接近!で、ミニデイアフタートゥモロウ状態な日本列島。室戸では瞬間最大風速33mだって!確実に気候変動は進んでいる。それも地球の循環であるからして良しとする・・・それよりもつまらない地上の紛争や異常な環境破壊を少しペースダウン・・・ってのはどーお?四国中をくまなく走ると、ここまでどうして舗装するのだろう?と思うほどに舗装は進む。舗装しなければ走れない車は、実は環境破壊の上に成り立っていて、舗装してなくていわゆるオフロードを走れる車やバイクは、一見逆説的だが環境に優しいのではありませんか?いつぞや舗装された駐車場の上でエントラントがオイルを落とした。ボクタチは叱られながらオイルを処理した。もちろんオイルをまくのはよくないが、もともとアスファルトもオイルみたいなもので・・・あっヤバ、この発言はボクはまずいので中止。まあどこかの政治家が「ヒグマしか通らないようなところに道路作って!」と言っていましたが「そんなことありません。最近は鹿もカモシカも、イノシシも通っている。ほんとに車よりもタクサン」動物は多いですよね。
話は変わるけど、ペルーのナスカでは新たな地上絵が100個も見つかったって、この前グーグルアースで見に行った時にもっと良く見とけばよかった。それにしても未知なるロマンも地球上には残っているというわけで、そんなこんなで今年も不安な東アジア情勢、TBIのコマ地図もほぼ完成域に到達「かなり楽しいものになりましたよ」お出かけの皆さん航続距離200kmですよ!!ホント。
きょうの一枚
今年のTBI・・・テーマは「山紫水明」どちらかというと山と川がメインなのですが、当然のように海も行きます。小さな島が点在して「かわいい」やつがタクサンあります。一つ買うのにいくらくらいかな?と下世話なことを考えたりします。

2006/04/19 (水曜日)

TBIとBTOU・・・大きな負荷をかけるふたつのイベントが接近してきました。かつてはTBIの開催準備に1年を要し、「これやっていたら、ほかにはナニもできんなあ!」と嘆いたものでした。しかしボクはそこで気がついた。「力があるから重い荷物がもてるのではないのだよ」と「重い荷物を持つから力がつくのだよ」と。まあつまり人生は負荷トレーニングの日々だっちゅうわけです。でも最近のボクは重い荷物はムッホが持ってくれて、足腰弱くて、ブルタコの右キック後遺症がまだ。つまり力不足で事に当たると、かならず問題を引き起こしいつまでもその処理というか対応に引きずられますね。全てにこの法則は等しく当てはまります。だからといって自分の身の丈だけにあったものでは成長しないし、人生は悩ましい限りでございます。
ガストンライエミュージアムの予定のデザインのブラッシュアップが上がった。もうここに貼付してお見せしたい衝動に駆られるのですが、きっとそう遠くないうちにご案内します。でもコンセプトのいち部分・・・・・・・。
デザインコンセプト、ガストンライエミュージアム
「アガデス」
かつてパリダカールの黄金期、ニジェールにあるアガデスという街が、ラリーストのオアシスとなった。それは古くからサハラを渡る隊商らのキャラバンサライだったというイメージを、ラリーの中継地とオーバーラップさせたものだ。まずこの街にたどり着くことが大きな問題だった。アガデスには茶褐色の土の建物が並び、モスクが町の中心にある。この建物はそんなモスクを模したものだが、宗教観は排除したい。(後略)
この話、実はボクにとっても重い荷物でもある。ひょつとすると相当に大きい困難に再び踏み出しているのかもしれない。困難?望むところでもある。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・わかる人にはどこだか簡単にバレますけど、素晴らしい山々が四国にもあります。川の豊かさは、こうした山々とそこに沸く雲が作り循環して人々を潤す。まさに天恵。

2006/04/18 (火曜日)

昨夜は、なんと世界的にも高名な建築家と、しこたま飲んだ。旨い肴と旨い酒、ここんとこお酒飲む元気が数年ぶりに戻ってきた。というのも一説にはウコンのおかげで、札幌のホテルで春木さんとそのウコンを飲んで出かけた、そしたらなんと!飲み会の席で「オオッ」次は菅原さんちで樽に入った新酒を1人で堪能した。最近の11時限界説を覆し「2時3時まで・・・」なボク。なんかこう30代の丈夫な肝臓と体力が戻ってきた感じ。しかしこれでいいのかなあとも思うけど。そんなこんなで飲み歩く懐かしかりし日々が帰ってきた。28日には、旨い肴で一杯やりましょう。
試走が終わったらルートブックの作成。あの分厚いルートブックを清書して行き、それ以外にも運営のための様々な関連ツールの制作に忙殺される。割とハードな仕事である。ケイタリングチームも起動中、BTOUも視野に作業と手配が続いている。
さて昨日の花の名前が判明した。ユキモチソウと言います。鹿児島のHakaseさんありがとうございます。TBIでは怪鳥さんに、よろしくしておきます。なにを?ちなみに参考URLはこちら
http://www.sd.soft.iwate-pu.ac.jp/common/flower/200105-4.html
なんか分かってしまえばそれまでだけど、それにしても四国の山河にも沢山の植物があるものです。九州も濃さそうだしね。
政府の「拉致」のポスターが発表になった。まあ今更?!の感もあるけど。で、このポスター・・・ボクはこれをデザイン的にどう見るか?と悩んでいる。良くできているといえば出来ている。海岸に続く小道に転がる片方だけのスニーカー、セピアのトーンが事件の風化を物語りつつも力強いコピー「拉致 日本は見すてない」のだそうであります。きっと名のある方のアートディレクションだろうと思うのではあります。ありますが、しかしなぜか、なぜだかどうしても違う!様な気がするのであります。でも早く解決を、という気持ちはボクとて同じことです。
きょうの一枚
試走中のワンカット。先行するプロシード、追う2号車。こうして試走のたびは続いています。

2006/04/17 (月曜日)

TBIの試走が終わりました。ハードな、でもめくるめくような?日々・・・でした。参加される皆さんもきっと、そのように感じられることでしょう。特に季節外れの豪雨があり、道は崩落しかけ、河川は?と言うと沈下橋も沈下しかけ。でも日曜日には普通の水位に戻っている河川も少なくありません。山の保水力が落ちているのを実感します。気象状況は何を見ても予断を許すような材料は見当たりません。しかし雨の後の花粉も黄砂も洗い流された後の、本来的な美しさ、清々しさといったらありません。山河は春の生命に息吹に喜び、道は伸びやかに光り。四国路に春を告げる・・・といわれるお遍路さんもそれはたくさん。まあそれでも我々としても、TDNをはさみ20年近く続いてきた四国の旅・・・もうそれはかつては修行僧のようにと揶揄されたりもしたのですが、見事に世代が替わりニュージェネレーションなラリーストたち。そんな中にあってオールドタイマーの姿も見られます。で、ことのほかに素晴らしい日々だと思うのは20年近くたった今も変わることはありません。先を急ぐ旅のようですが、スローツーリズム、まさにここにありという感じです。
きょうの一枚
道端で見つけた珍しい花・・・ボクも少しは花の名前はわかるのですが「これはいったい?」ちょっと調べる暇が無いので、どなたかご存知の方は教えてくださいませんか。それまではこの花の名をムッホの娘の名前で呼ぶことにしました。でもアイスクリンフラワーちゅうのでも良いかなあ?

2006/04/11 (火曜日)

昨日の続報・・・池田秀仁・前田啓介・尾島嘉男の3選手がTeam KTM・・・でBTOU2006参戦表明がありましたのでお知らせいたします。池田選手は2度目の参戦。1回目の参加時には圧倒的な速さを見せたものの、序盤で負傷し完走こそしたものの長くリベンジの機会をうかがっていた。速さでは絶対!!
前田選手はここのところモタード、エンデューロ、ラリーとオールラウンダー!そのキャラクターながら安定した実力を見せます。昨年のTBIの優勝争いは、周囲の参加者にも手に汗握る興奮と笑いを提供!千両役者振りでした。2004年TDNはKTM950を走らせ、故ガストン・ライエのお守り役として出場。結果ほとんどガストンにナビを任せる!という茶目っ気ぶりで、同行のミハエルと岩崎有男のこれまた熾烈な優勝争いをお膳立て!!軽妙なフランス語を話している気分になっている前田選手に周囲は爆笑!!
さて、昨年エタップ1を見事にトップを飾った、尾島選手。マシントラブルで思う存分の活躍が出来なかったことが、とても良い材料になっているはず。3人の安定した実力と経験。これらが万全に絡み合って、ガントルガとKTMドイツチーム?と目の離せない戦いぶりを演じてくれるはずです。タノシミタノシミ。
でかつてKTMワ-クスでメカをしていたカイザーもやってきます。素晴らしいメカニックとして、彼には学ぶことも多いはず。彼を見ているとメカの存在の重要度を強く感じずにはいられません。また日本人メカも実力を挙げてきています。メカニックの対決は、ラリーに明確なインタラスティングをもたらします。経験・知識そしてそれをオペレーションする総合力。お話はまた今度。
きょうの一枚
お待たせしました。BTOU初参加の方にお届けするご案内状です。内容は3部構成の講習会と懇親会。もち、それ以外のBTOU参加予定者でTBIに来られない方で28日だけなら参加したい!という向きはご連絡下さい。ご案内いたします!!

2006/04/10 (月曜日)

スーパーNにご参加の皆さん!お疲れ様でした。競技はというとチャンピオン池田秀仁のひとり舞台!!!にしてしまった戦犯は?いやそれにしてもゼッケン1の走りも、音も(ちょっと大きいけど)圧巻!近年に無く出色の仕上がり。今年の池田・・・やりそうですなあ、と思ってたら大会終了後には「モンゴル参戦発表!!」打倒ガントルガを頼みますよ、全く。
とにもかくにも競技は主催者も参加者も、大切なのは準備。いかに十分な時間と手間をかけて仕込んだかで結果は明確!ですなMっちさん。さて実は今日からはTBI試走の後半戦なのですが、あいにくの雨と筋肉痛。明日からにしようかと。さらに話は変わりますが、週末の北アルプスはとんでもなく雪崩が起きて事故が多発しました。四国の山でもまだ雪が残ってるのですから。

2006/04/06 (木曜日)

TBI試走に燃えていて、気がつけばスーパーNが迫っています。確かに開催時期を来年から見直して、5月末へ変更しようという案。という事は、稀に見る参加者数の少なさ!なのですが、よく反省すべきは反省し?もっと愉快なものに頑張ってしていきます。が、この週末は面白いですよ!!
コースはまず3km足らずのリエゾンのあと10kmの林道のSS、そしてSS2も同じく林道。そしてSS-3、4、5、6は15kmの周回。ゴールとスタートの間の3回のインターバルはそれぞれ20分の持ち時間があり。ゴール後20分以内に次のスタートを切らないといけません。そこにはエイドステーション兼ワーキングエリアがあり、休憩と整備・・・今回からは給油が行えます。気がつけば20分はあっとう間です。冷たいor暖かいドリンクと簡単な食事も用意しました。そしてSS-6をゴールすると自由にSS-7へ向かい、短いSSを終えるとまた3kmでグランドゴールです。こんな感じのスタイルです。全体的にコンディションの良いダートです。明日は朝からルートマーク設置に出かけてきますね。
きょうの一枚
スガワラサンのライノBTOU2006仕様は、早くもシェイクダウンテストの模様。ワイドトレッド化が出来、足回りの構成部品も見る限りグレードアップしています。巡航速度も上がりそうで・・・あとフロントガラスならぬスクリーンが取り付けられています。あのピザ屋さんのものと思しき・・・ですが格段に保護効果が上がりドライバーの疲労を軽減させることでしょう。前後のタイヤが同径化が出来トレッドともアライメントが揃っています。こうして年々育てていく?という考え方は素晴らしい!!ことです。アンチエイジングの見本のような方です。

2006/04/04 (火曜日)

TBIコース試走中!!ナビシートからパチリ!!スモークバイザー越しでゴメンね!

2006/04/03 (月曜日)

新年度。何か新しいこと・・を書くぞ!と決意した新年度の月曜日のOV!
仕事が忙しいモードの時のボクは、ちょっと信じられないかもしれませんが「チョー真面目人間」なのだそうです・・・これは第三者からそう言われて「へーっ、そうなんだ?ボクがマジメニンゲンねえ?!」ということで、さらに驚いたんですが「実に忍耐強い人」なんだそうであります。「ボクが???」これがラリーの話になると「全然で、すぐに怒る!文句を言い出す!暴れる?」らしいのです。
まあ、どちらが良いのかは、そのときの関係性で決まるのですが。で、その真面目な時(つまり仕事の忙しい時です)に書いているOVは、ちっとも面白くない!!という事が判明。「やっぱ人間、ヒマじゃなきゃ」という思いを強くするのであります。「小人閑居して不善をなす」ということ?不善とは良くないことなのですが、つまり良くないことが面白いことなのではないかと思うのであります。LEONのコピーには首を傾げる部分も少なくないのですが、チョイワルとかロクデナシとかは、やっぱりヒマがなせる業で「歴史はヒマ人が創るのであります。」つまるところ「忙しい人はツマラナイ・・・」のではありますまいか。
そういえば今朝からNHK「おはようニッポン」のメインキャスターが松山出身の女性に変わりました。先日松山で開かれた壮行会に呼ばれ出かけて来ました。大役に抜擢され、その仕事に向かう彼女の緊張感などを、とても気持ちよく感じることが出来ました。頑張って欲しいものです。まあ、これが春のなせるわざ・・・。
きょうの一枚
春の山で見かけた猪たち・・・実は?答えはTBIの山の中で。

 

 

Organisation Voice 2006/03

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2006/03/31 (金曜日)

ずっと悩んでいる。たとえばクルマのこと・・スポーツカーもいつも手元に欲しいけど、やっぱり環境対応つまりハイブリッドカーもどうしても気になる。事務所は広々として気持ちがいいのだけど・・・広すぎないか?バイクもそうだ。今では古いのも欲しいが最新のものも欲しい。こんな調子で、どうしても「ほどほど」というのが難しい。
事務所にある山桜の古木、満開を迎えずに咲く片端から散っていく。せめて花見のソメイヨシノのように、いっせいに花をつけた姿を見せて欲しいのだが、この数年はいつもこうだ。ほんとは花と葉が同じタイミングで出て、やや赤い若葉と薄いピンク色の白い花とが絶妙の色を見せる、のだ。若い木ならきっと山の中にひときわ美しい姿を見せてるに違いない。これからの試走の楽しみはそこに尽きる。ちなみにGWの四国の谷筋は野生の藤が見ごろだ。美しいというものは凄絶である。
日本人の心は、山桜花にたとえられるように、その潔さ、散りぎわの美しさを尊ぶところにあった。ああ、それなのにボクときたら煩悩と未練のなかで葛藤してる。カットウ・・・それは葛(かずら)と藤がもつれ合う姿が由来。美しい四国の山々で、あなたも沢山の葛藤に出会うはずです。
きょうの一枚
そんなこんなで事務所の山桜・・・とはいえ事務所に山桜の古木があるという贅沢にスタッフは気がついているのか?

2006/03/30 (木曜日)

PSEはどうなっただか?と心配でヤフオクのオーディオ→アンプ→と行くと「あるあるざくざく」この売買が間もなく時間の問題で違法になる?のだろーか。と思うと不思議・・・でも坂本龍一たちが反対したとかでヴィンテージ楽器は除外?ヴィンテージでもクルマは走れなくなっちったり税制面などで様々に不利になっちゃう。イギリスでは確かヴィンテージのクルマにはかなり優遇された税制があったなあ。保険制度もおかしいよね。クルマに保険をかけずに免許証に任意保険をかければいいなあと思う。年に数度しか乗らないクルマやバイクたち・・・やっぱそういう乗り方やもち方はダメ!という事なんだろうか?そんなでも経済的にと願うものなのですが。
今回経済産業省がこうした暴挙の中にも、法律でヴィンテージを除外するなんて判断は「いいのかなあ」と思う反面「ほほぅ」とも思いますね。でも様々なものが文句を言えば除外されるって判断はいかがか?と思うし法律の作られ方に関して違和感を覚えずにはいられまへん。んで、ヴィンテージの定義はナニ?という議論・・・まあヴィンテージなら国も認めるんだきっと。
ボクはここ数日間まるっきり缶詰で・・・ガストンライエミュージアムの計画書を作っている。100ページにもなろうかという勢いだ。ロゴのプランからはじまって損益計画や、展示計画やら事業計画・・・なにやら自身最後の?ライフワークを見つけたみたいな風情。ふと山を見上げると「白い!?」3月31日までに終わらせて、4月1日からは「濃密な」TBIのルートセイサクの日々の予定なのですが。
でもナニゴトも「計画」という事が好きなボク。感動が夢を醸成させて→夢→目標→グランドデザイン→基本計画と基本概念→根回し→実施計画・デザイン→組織化・交渉→資金計画と調達→着手→失敗→再挑戦→なんとかなる→感動→振り出しに戻る。
全ての始まりと終わりは間に髪をいれず。明日は年度末。皆さん決算お忙しいのではありませんか?
きょうの一枚
愛媛の田舎には古き良き民家が沢山残ります。そんな民家の軒先はとても居心地の良い空間、なのでしょうね。

2006/03/29 (水曜日)

小学校での英語教育が話題になっています。TOEFLの試験ではアジア30カ国の中で日本の成績は北朝鮮に次ぎ下から2番目なんだそうであります。ボクは「さもありなん」と思うと同時に「それはそれで実に結構なことだ。」と、まるで「国家の品格」の著者藤原先生に意を違わぬのであります。確かに英語は国際語で、必須です。いまや「中国語」が話せる必要さえ突きつけられてきているのです。しかし自国の美しくも複雑な言葉=日本語は、日本人の美意識や姿カタチそのものであると言って良いと思います。まず「日本語」を極めて高いレベルで習得させることが大切だと思います。真の正しい日本語教育すら危うくしておいて、英語教育ばかり若年化させても効果は薄いと言わざるを得ません。
もしアジア各国の英語力を問うのであれば、それは彼らがアメリカなどに依存し媚び、まるで宗主国の言葉を習う植民地のように英語化したと言う事実に、腹が立ちこそすれ「いいなあ」とは思わないのであります。かなり右よりな今日のボク!!そんなアジア諸国に対して英語力の遅れを感じることのほうがおかしい!という気がします。いやでもこの難しい日本語を大学4年間で学び、卒業した日から通訳の仕事ができるムッホたちモンゴル人たちのことは尊敬しなければならないかもです。
今ボクの毎朝の楽しみといえば、堺屋先生の日経新聞の「世界を創った男」チンギス・ハーン・・・今はまだ少年期のテムジンが、何に感じ何を学び、何を得て力を付けていくのか、ささやかな「元朝秘史」を手がかりに、人物像を作り上げていく堺屋先生に大変に共感しています。そんなチンギス・ハーンが巨大帝国を築く過程で「言語」と言うものがどれほど重要だったか、しかしゆえにアジア=ウイラルアルタイ語族は、共通性が高く且つモンゴル族は異常なまでの高い語学習得能力があったのだろうと考えることに不合理性はありません。
モンゴル人や外国人がもうひとつ違うなあ!と思うのは、通じなくても一生懸命にトライして話しをすることです。言葉よりも気持ちが先に伝わってきます。なかなかこれまでの日本人には少ない傾向ともいえます。
グローバリズム・・・世界の一元化?日本人はやはり日本の美意識と伝統を大切に、そして中学英語でも堂々と話せば?良いのでは・・・すいません。話が変でした。サンキュー。
きょうの一枚
チンギス・ハーンの末裔たち・・・とよく表現されるモンゴル人。父娘でラリー見物にやってきました。んでパチリ!!

2006/03/28 (火曜日)

オフィスに小さなマングローブがやってきました。マングローブは奄美が北限の熱帯・亜熱帯の汽水域に生息する植物だ!なんてことをわざわざ言わなくても誰でも知っている・・・本土にも少しだけ植生がみられるそうですね。TDNが奄美をスタートした時には、奄美のマングローブの森で大人気ないカヌーの競争をして叱られた人たちが居ましたね。
で、ボクは思いついた。せっかくの地球温暖化を利用して本土の河川の汽水域にマングローブを植林すると言うのはいかがだろー?京都メカニズム的にも効果があるんじゃないかな。1年間に1mも成育し大量の二酸化炭素を吸収するはずです。防潮林にもなるしね。マングローブの森が四国の海岸線にできるといいなあ・・
きょうの一枚
そんなマングローブは汽水でなくても育つのでしょうか?

2006/03/27 (月曜日)

モンゴルから黄砂と共にムッホがやってきました。大の相撲好きのムッホ君、日本到着と同時に「朝青龍Vs白鵬」というモンゴル人同士の対決となった千秋楽に手を打っておおはしゃぎ!さらに「3賞すべてモンゴル人すよ」だって。日本が優勝したWBCの決勝を見るアメリカ野郎の気分が分かろうってもんですな。で黄砂・・・まるで僕のライフワーク?のごとき黄砂への執着。夏にはゴビでたっぷりスタックしまくって、それはもう大量に巻き上げよう!!と・・・・・本来黄砂は初夏の季語。天の香具山は霞んでいるのですが、やはり年々増え続けるこの大陸の埃には、まったく悪意すら感じるんです。
さてスタックで思い出すのは、エコチャレンジ。某銀行はジムニー1台スーパーカブ1台の2台体制で!!しかもジムニードライバーは女性行員!!これでミニの女性ドライバーとのエコ対決決定!!それにしても、チャレンジ精神は健在なり!でございますな。
きょうの一枚
ガストン・ライエの資料を探しています。皆さんも協力をお願いしますね。

2006/03/24 (金曜日)

アサヒコムのニュース・・・地球温暖化でグリーンランドなどの気温が上昇、21世紀末に、現在より海面が数メートル高かった13万年前と同じ状況になると、米アリゾナ大や米国立大気研究センター(NCAR)などのグループが予測した。100年で数十センチの海面上昇とされていた従来の予測を上回る結果で、24日付米科学誌サイエンスに発表した。
・・・・・100年後のことがどうかは知らないけれど、100年前は少なくともいい時代だったのではないでしょうか。まずオペラが全盛で、ってそんなことより、人々の暮らしもまさにスローライフでロハスだったんですね。100年前の1906年は本田宗一郎さんが誕生しています。生誕100年・・・また小説「坊ちゃん」が発行されたのもこの年。ちなみに1905年はご存知の日露戦争終戦ポーツマス条約ってやつ。
さて次の100年は、つまり今世紀末は海水面が数メートル上昇するとしたら、日本はどれほどの面積を失うんだろう。れいの岩礁・・・隣国は島だとは認めてないようなやつは、コンクリートで固めるんだろうな、きっと。南の島々の人々は、祖国を捨てて温暖化難民になるだろうし、それよりも何よりも全地球的な気候変動は、人類の生存に大きな難題を持ちかけるのではないか・・・・・と心配の種はつきませんね、人類も。
それでも今日は良いお天気。スーパーNの許可のご挨拶に久万高原まで行ってまいりました。ここは標高も高いし、家建てるならここだね。
きょうの一枚
名古屋のミニ・・・4台体制でエコチャレンジの完走を目指す!!と言うとってもチャレンジングで、やる気が満ち溢れている?人たち。ロールバーなど改造の様子が届きました。もちろんエコチャレンジにはロールバーは必須ではないのですが、万一の転倒などに備えてロールバーの設置はお勧めアイテムです。これ以外には4点式以上のシートベルトでOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。

2006/03/23 (木曜日)

みなさんは、どうしていますか?イタズラメール。毎朝デスクにむかってコーヒーを飲みながらチェックするたくさんの受信メール。これまでの数年間はなかなか良い時間だったのです。が!いまや7割が・・・わけの分からないいわゆるスパムメール。腹が立つのを通り越して、あきれてしまいます。しかもその内容の実になんというか表現する言葉も見つからないほどの・・・。これが社の代表アドレスに来るんです。それは毎日毎日!それは夜な夜な!届くのです。もちろん個人のアドレスにも届きます。こんなことをやっている人たちのこの偉大な?モチベーションと言うかエネルギーを、もっと別のものに使えないものでしょうか?このままでは毎朝やるせなさと、やる気の無さ!に見舞われてしまいます。情報漏洩も問題でしょうが、こちらのほうの対策は進んでいるのでしょうか?それともウチが異常に多いのでしょうか??
そんなこんなで気がつけば3月もあとわずか。いよいよ暖かくなってきました。水ぬるむとはまさに!で四万十川沿いを走ると実に気持ちよく、そのまま太平洋に出たり、小さな支流を遡ったりというTBIの旅はすぐそこにまでやってきました。相変わらずオフィシャルウエアはダーク系の色ばっかなので、春色の洋服を買いに行きましょう!!
きょうの一枚
今回は四万十川を少し多めに走りたいと思っています。特に昼間にCPもむかしのように川のほとりとかにね。

2006/03/22 (水曜日)

「高知の山奥はラジオも受信不能・・」
TBI試走はいよいよ本格化。WBCの決勝戦が気になる21日のお昼頃は、高知と愛媛にまたがる戦前のような集落を抜け、長年来ていなかった林道に挑みました。集落に出て「テレビ点いていませんか?」「テレビ?そうよ、ここらじゃテレビ映らんきね。」「テレビ・・・無いんだ。」という事で、ラジオをつけても受信不能。携帯もダメ。「しゃあない」とばかりに次の林道を目指すのですが、この林道も整備されているのはアメダスだか防衛庁の施設だか・・・だけまで。その先は「これは引き返したほうが良かんべえ!?」みたいな状態。で、またまた敗退。アタック系になってしまいます。
「フラットダート中心でGSもオーライ!なルート設定」って言った自分もあれだけど「何年四国の林道走っているの!バカ!自分が一番知っているくせに」みたいなみんなの非難の視線も。フラットダートなんて、どこにあるんだべ。まあ気を取り直して街に下りる途中、後続車から「6-1で勝っていますよ」と無線で。「何回?」「それはちょっと聞こえなかった」そんなこんなで、ルート制作は「屈辱的な1日・・・(結構続いていますが)」となりましたが、屈辱のあとにこそ歓喜が・・・と信じて帰路につくのでした。
そう、ことほどさように、日本チームは世界一の座に!雑多な感想も無くは無いですが、ただひたすらに「おめでとう!」と言うほかにはありません。野球は面白い!のであります。そういやフィギュアも良かったけど・・・。今回の大会の運営には、はからずも露呈したアメリカという国の姿もオーバーラップしたりしますが、トロフィーをティファニーに作らせたりするあたりで、まあ許してあげることにしました。やがて柔道のように、いずれ大相撲もモンゴル人同士で優勝決定戦になるように・・・国技だと思っていたり、自国だけの技術だ国益だ!実力だと思い信じたものの顛末やいかに。微妙な教訓を投げかけてはいます。でも春分の日のスケートリンクが混んでいたかどうか?が知りたいボクは、少年野球チームがひと月前のスケート場みたくなるんじゃないかと心配する日本人。
きょうの一枚
試走の3月21日。ここらを走ってる頃はWBC 6-1だったんです。TBIはこうして濃度を増していってます。

2006/03/20 (月曜日)

「3月20日今日はイラク開戦3周年」
パックスアメリカーナを夢見るネオコンたちの寝つきの悪い夜が始まってはや3年が過ぎました。アメリカ政府は開戦の意思決定における非を認めてはいるものの、改める道筋に困難さを感じているような気配が濃厚です。ばかりか血に飢えた軍産共同体国家は、とどまる事は敗北を意味し敗北の果てにあるものは目を覆う全地球的な惨状だと確信してもいます。ゆえにパックスアメリカーナは善であるとして、グローバリズムはその実現のための世界共通言語OSであるとでも思っています。おかげで、その寝つきの悪い夜は、まだまだ続きそうなほど世界の混迷は深くかつその原因が自分たちにあるとは気がつきません。そのアメリカのグローバリズムとは語源的には理想的なイメージを秘めてはいますが、その実は極めて深刻な利己主義だったともいえます。まあ自分たちの主義主張が絶対であるという正義感を異文化の民は不愉快と思うことは少なくないでしょう。
いきなり何が言いたいのか?といいますと、それは「WBC」のことを書こうと思って書き始めたのに導入ネタが重くなって、つい書きすぎた・・・のです。米国を発祥とするベースボールは、盟主たるアメリカが予選リーグで姿を消す!!という彼らには思いがけない展開になってしまいました。おまけに経済制裁中のキューバ・・・しかも大リーガーはだれも居ない!のと2人しか居ない日本チームが、
野球世界一をかけてアメリカの本土で決勝戦をやるようになるとは・・・つまりほかならぬ野球で、世界一をアメリカや大リーガー抜きで語るのはやめて欲しい!!と思わずには、居られないのでは・・・イチローの言葉を借りれば、それは「屈辱の日」ではありますまいか。自分が中心でなければ気がすまないことも、誰にでもあることです。それが人よりも強い人も少なくは無いはずです。アメリカが引き起こしてきた国際問題も、実はそこに原点を見出します。
決してアメリカは、世界を均一でのっぺらぼうなものにしようと思ったわけではありません。ただ共通の意識化で世界に市場を広げる=平和で安定を求めていったわけです。そこには見えない文明の壁や、精神が息づいていたのです。
それにしてもあまり野球が好きでも無く興味も低かったボクも、今回のイチローという選手の立ち居振る舞いには、分析したい多くのファクターが秘められているなあと感じました。これまでのナショナリズムとは異質の新ナショナリズムというか、まさに「武士道」とも思える「カタチ」そして言動や所作に感銘を受けました。夜、NHK教育で「藤田嗣治」を見ました。晩年フランスに帰化する藤田のアトリエには、よく使い込まれた茶道具が遺されていました。カメラの先にあるそれらは、本来無くてもいいはずの物がなぜ日本人にとって必要なものだったかを、静かに語りかけていました。
パックスアメリカーナ以前のヘゲモニーはと言うと、パックスモンゴリカ・・・チンギスハーンが築いた世界帝国。しかしいずれはほころび、それこそ跡形も無く草原に帰っていきました。しかしチンギスハーンのほうが、あの情報難の時代にあって多様な文化や価値観を認め受け入れるという姿勢を持っていました。殺戮は確かに繰り広げましたが・・・いま「帝国主義論」が盛んなそうでありますな。今の時代にあってなぜ?という感じがしますがアメリカやEUもそういうカタチで見ると理解しやすいのだそうです。「帝国論」20世紀の闇の中から蘇った亡霊のように聞こえますが、理解しておくのも必要かもですね。
今から出発して、泊りがけで試走です。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・小雪が舞って寒くて「グリップヒーター・・・・・」と悲しいHP-2は、それでも快適。

2006/03/17 (金曜日)

暖かくなったと思ったら、もう暑いくらい。そういえば去年の秋も、いつまでも暑いと思っていたら急に寒い冬になったような気がします。なんでも地球温暖化のせいにしてしまうのはいかがかとは思いますが、もう暑くてたまらなくなったクルマのエアコンの温度を思いっきり下げて、やって来るであろう過去にないほどの「暑い夏」を思って、ため息をついています。「いいや夏はモンゴルでクールに過ごすんだもんね・・・」
という事で、遅くなったのですが、BTOU本レギュレーション等資料関係の第一弾は発送いたしました。不明な点があればどしどしメールorお電話でお問い合わせ下さい。さてそれでこの週末はTBIの試走が本格化します。たくさんの写真を撮ってきて「きょうの一枚」にアップするのでお楽しみにね。
某銀行はBTOUに4輪まで参戦!もちエコなんですが・・・どうもドライバーは女性!のようです。やりますねえ。カブもリベンジ!!の模様で間もなく詳細が姿を現す予定の模様。
きょうの一枚
SSER 2DAYS CLASSICSより、SUPER-Nはもうすぐ!!いよいよ始まる2006年シリーズ。

2006/03/16 (木曜日)

春の大雨の様相。この頃の雨はもう少しおしとやかに降るものなのですが・・・これで週末は晴れなければ試走に黄信号が点灯しそうです。桜の頼りもチラホラなのですが、普通は桜の頃は長雨で、「ながめせしまに・・・」なのですがねえ。
さて、WBC・・・野球ね、韓国に負けたすね。でも大いに盛り上がったことは結構!なことです。で、例の誤審問題。いや誤審が問題ではなく抗議を受け入れて覆した判定が誤審につながったという、なんともはや、なお話し。同じアメリカを発祥とするスポーツ、アメフトでは「チャレンジ」という制度が導入されて、ジャッジに疑義ある時はベンチ(アメフトではサイドライン)はレフェリーにチャレンジを申し入れることができます。この場合オフィシャルクルーはVTRを見てジャッジの疑義を確認します。チャレンジが認められれば判定は覆りますが、却下された場合は貴重なチームタイムアウトをひとつ失うというものです。過ちを正すのにはばかること無かれ・・・な合理主義の発露にしてアメリカの建国以来の平等と正義の精神すら感じます。んでもって、何も映像記録に残らない時代ならいざ知らずTVカメラは言うに及ばず、数万人の目を黙らせるのは時代遅れです。良い所は取り入れてもいいはず。それが証拠にアメフトはテレビタイムアウトというのがあってCM放送のために決められた時間にプレイが中断されるというもの、なんかナンセンスなようですがコマーシャル主義なればこそで、どうも今回のWBCの放送を見ていると、あのイニングの後退のCMの多さとプレイボールがピッタシというところを見ると、どうもこの手法はやっているみたいですね。あっでも一瞬しかTV見てないから違うかもですが・・・見習うものの順番が逆のように感じます。
古くはラリーの競技審判も白い色のオフィシャルウエアを着ていました。・・・公正さを表現する色です。SSERもそれに習って白をアイデンティティ・カラーとしています。しかし白いものは汚れやすい!という事実も反面ではあるのですね。
きょうの一枚
SSERといえば白いつなぎ・・・いったい何着の白いつなぎに袖を通したことでしょう。過去のRRMゴールのCPでオフィシャルスタッフ

2006/03/15 (水曜日)

「やりすぎパナVs.PSE・・・おまけに外来語を日本語化?という連想ゲーム」と、わけの分からないタイトルで書き出した本日。まあ木の芽時(きのめどき)でストレスが多いやらで、何のお話かと言うと、こうです。最近デジカメを買ったらデジカメの箱の中から例の石油ファンヒーターの「お訊ね」広告のチラシがでてきました。デジカメがパナソニックだったということもありますが。「ほほう、さすが松下」そんでENEOSで給油したらレシートの裏は例の石油ファンヒーター、まあ石油つながり!でしょうが「やっぱさすが松下」と言わざるを得ません。確かにヤリスギの感はありますが、危険が予見できることに万全を尽くすというのは当然です。
タイトルにやりすぎ・・・と書いたのは、その内容よりも効果が別のところ(広告効果)に現れている点にあります。類似の案件を抱えた中小企業はここまでのことが絶対出来ないために、まあ厳しい立場に追い込まれる、ですね。企業防衛の広報戦略は危機を好機に変える!!のではありますまいか。んで例の古い石油ファンヒーターではないですが、PSE問題!古い電化製品が危ないと言うお話・・・PSEそれは狂牛病のお話ではなくてProduct Safety Electrical Appliance &Materialsの略なんだそうで、経済産業省の所管法律。最近オーディオにはまっている僕たちにはちょっと深刻な話で、要は古い電化製品は売買しちゃだめ。という法律。
1999年?に制定されて猶予期間の果てに間もなく発効らしいというのですが「全然知らなかった」という人が多い。もちろんボクもそのひとりです。経済産業省のHPなんてよく見に行くボクがですよ・・・で、知らなかったでは済まされないのが法律なのですが。「PSEと言われてもわけ分からんねえ。」と思っていたら国立国語研究所が外来語35語を日本語に言い換える!という発表。「アクセシビリティー・・・利用しやすさ」アクセスを利用と言い切るのはいかがか?「オーガナイザー・・・まとめ役」これは困った。そんなことよりBSE、PSE、CEO、COO、GDP、CSTO、SCE(これは企業名)とまあ今朝の新聞の一面にはこのほかにもたくさんのわけの分からない頭文字が踊る。
「もういいい加減にしてくださいよほんとに」
「すいませんBTOUってどういう意味ですか?」
「ありゃりゃ」
「RCPは?」
「およよ」
「でほんとはSSERってのは何の略語なんですか?」・・・ケッコウ人には批判しつつも、そんなコトバが好きだったりするボクはまとめ役。
きょうの一枚
スーパーNも近づいて来ました。文句無く面白いので、ぜひ!ヒストリックも楽しいですよん。

2006/03/14 (火曜日)

雪が舞う冬寒のような春の日。空は鉛色ではなく全体に明るいのですが、遠くに見える山は裾野まで雪化粧。春が来たかと思うと冬に戻りつ、を繰り返しながら春が来るから価値があるのでしょうね。白い峰峰を眺める度に少年時代の思いが蘇ります。特に春の山。美しくて厳しい。優しくて激しい。そんな感じでした。まだゴアテックスやダウンさえも無い時代(ダウンはとんでもない金額でデビューした頃)でしたから、春の山は特に厳しかった。
昨日のOVの藤原さんの現職が間違っていました。東京大学ではなくて御茶ノ水のようでした。お詫びせずに訂正いたします。それは名古屋の950ADV.乗りのOさんからご指摘のお電話・・・「BTOUは、950で行きます」「おお!」「ところで昨日のOVですが・・・」既に彼は「国家の品格」を読んでいました。数学者なのに情緒的だとかの人物評から始まって「あなたは右よりだね」「いやボクは極右だ」「・・・・・」ボクも冗談のようにそんなに言うことはあるけどハッキリ言われると、少しだけたじろいだ。「親父の新田次郎は富士山測候所を作ったのって知っていた?」・・・おお得意なところに話が戻ってきた。「芙蓉の人」や「富士山頂」で知っているね!「知っているよ」と答えたあと新田次郎のことを考えた。多分全部に近く読んだと思うのだが、よく覚えているのはわずかだ。高校生の頃だからね。特に「孤高の人」は素晴らしかった。「孤高」というコトバもイメージもこの本による刷り込みなんである。加藤文太郎という登山家の物語で、登山家を社会と相容れない人間というイメージを醸成させたという点では、「いかがか?」と思わなくは無かったが名著ではある。それ以外の山の本も多かれ少なかれ主人公は社会生活の欠格者のような設定が多い。まあ事実もそうだったんだけどね。まあここらがきっかけで、山の本には奥深くはまって行きましたね。
電話の話が盛り上がって、「この前の名古屋ではゆっくり話も出来んかったね」でTBIの前夜にゆっくりと呑みに行こう!という話になりました。おや、なんか前夜は何人かとも約束しているぞ・・・どーか名古屋の夜のような激しいことになりませんように。
きょうの一枚
事務所の奥に「社長室」を作る予定なのですが、ここんところこういうのに占領されています。試走の出撃準備は出来ているのですが・・・・・寒いので。

2006/03/13 (月曜日)

「パスポートが替わる」
ICパスポートの受付が3月20日からスタートします。ボクも残存期間が中国の入国用に厳しくなったので書替え!と思って外務省のHPに行くと「ICパスポート」あたらしもん好き!は早速この手続きをしよー!と思っていますが、注意事項を読むと「ただし、提出する写真の規格が変更になり、写真自体の大きさは変わりませんが、顔の占める割合が大きくなります」ってやだな。さらに「IC旅券に格納されているICチップは電子部品です。IC旅券に強い衝撃を加えたり、高温の場所や磁気の強い場所に保管したりすると、ICチップに異常を来す恐れがありますので、取扱いには注意が必要です。」って、かなりまずいかなあ。ラリーカーや試走の時には持っていけない?でもきっとICパスポート用のケースなんて作っているメーカーもあるんだろうね。
「国家の品格」藤原正彦著のお話
この本のことも藤原正彦という名前も知っていたけど「また今度読んでみよう」くらいに思っていた。本屋に行くとベストセラーとして置かれているし。でも日曜日の朝のTVに出演していた藤原正彦さんを見ちゃった。彼が新田次郎の次男だとは知らなかった。今は東京大学の数学教授。若い頃新田次郎の小説はよく読んだなあ。「孤高の人」や「八甲田山死の彷徨」山に登る者たちの愛読書だったかも。・・・でその、藤原さんの話し振りに実に感銘を受けた。歯切れが良く明快。竹村健一も「テレビでそこまで言うか!」と驚く。まあ内容はもちろん論議を呼ぶものであり、単にストレートに受け入れるかどうかは読者に任せるべきだが、武士道や伝統、日本人の美意識などについては、考えなければならないだろうと思う。理論的で数学者らしい構築だが内容は数学家とは思えない情緒的な理論?いやボクは一発でファンになった。
「F1スーパーアグリの完走」
佐藤琢磨はボクと誕生日も血液型も同じ!なんとかバーレーンのスターティンググリッドにたどり着いて欲しい!と思っていたのだが、なんとゴールにまでたどり着いた。素晴らしい!何がどうにせよ輝かしい第一歩だ。ヨットのニッポンチャレンジも復活しないかなあ?20年くらい昔の話かな?酒の席の話だけど・・・日本人が難しいものとして「純国産のF-1チームとアメリカズカップ。そんで少し手前味噌で砂漠のラリーのオーガナイズ」立ち上げることも困難ながら、続けることはさらに困難なのではありますまいか。
きょうの一枚
土曜日の試走中!!日曜日は雨でしたからね。桜と言ってももソメイヨシノじゃないんでしょうが、咲き始めて四国路は春爛漫までもう少しってのに今日は小雪。桜色に菜の花の黄色に小雪の白、パステルっぽくて淡い春。

2006/03/10 (金曜日)

この週末、いよいよF-1が開幕する。日本人悲願の純国産チーム、スーパーアグリもスターティンググリッドになんとかたどり着けたのだろうか?チームのオフィシャルサイトはトップページのまま止まっている。世界に向けてアピールしなければならない新規参入チームのHPがこのままではイカンのではないか?何が起きているのだろうか?と心配。ヒマならネット上を捜し求めていけば情報は手に入るのだろうが・・・あいにく。で、最近見たテストの画像では、純白のボディが虚しくも美しかった。ノンスポンサーなのかティーザーをやっているのか不明だ。
でもホントは僕は知っている・・・サマンサタバサっていうアパレル系の、というかジュエリーと女性用のバッグなどのメーカーで、今度大人のメンズブランドを立ち上げる会社がパートナーになったらしい。するとカラーリングはパステル系?でもメンズはキング・・・きっとゴールドみたいな色かなあ?いずれにしてもチーム・スポンサー相互の成長を祈りたい。
それにしても男たるもの、カートからスタートしてF1チームのオーナーになるまでというのは、荊の道だとしても素晴らしいことなのだ。一時は加盟金だか保証金だかすごい金額が未納で危機的な状況だったというニュースもあった。が、まもなくそれもバーレーンの第1戦のスターティンググリッドで昇華する。いやそれからも荊の道のりだろう。ボクたちもじっくりと応援したいと思う。モータースポーツに“まだ”夢を!!さあちょっとF1のサイトに行ってきます。
きょうの一枚
今日の一枚は岡山の中原さんからいただきました。
花村萬月のツーリング小説「たびを」を知人からもらったのですが、1000ページもあって読書もラリーみたい・・・です?

2006/03/09 (木曜日)

「レギュレーション&ルートインフォメーション」

本日BTOU2006の最終レギュレーションがまとまりました。ちょっと遅くなりましたが・・・間もなく皆様のお手元に届くはずです。またルートインフォメーションについても初期の案内と「10倍・・・」での内容に若干の違いが生じてきております。基本的なルート構想案は、西に向かうものですが10日間4000kmというボリュームとエコチャレンジとを勘案したものです。これまでの10年の地理的なノウハウの粋!?を費やして、素晴らしい風景と完璧なロジスティクスを目指します。「まるで芸術のような・・・」
それからTBIでは、今回四国西南地域が濃密になります!またゴールは変更。豪快な浜での漁師さんたちによる魚の饗宴・・飲み放題の生ビールのサーバー・・・(ゴメンこれまだ未計画)最終日の夜は素晴らしいものになります!!(***あくまでも予定です。)と、やりたいことと現実を埋めていくのがボクのこの20年余りの仕事だったかもです。
きょうの一枚
今日は新居浜へ行ってきました。なんか毎日毎日仕事とラリーの準備で、お出かけが続きます。今日の一枚は、そんな新居浜で撮った廃橋・・・今度はここのおシゴトです。

2006/03/08 (水曜日)

「GSにハイブリッド!?」
というニュースを見てビックリしていたら、レクサスGSにハイブリッドがでるのだそうですな。「GS」というのはただの記号で、意味があるわけではないんでしょうか?グランドサルーンとか言うんでしょうか?あとの車種はISとあとSC・・・セルシオのレクサス版はLSでしたっけ?秋には投入されて、待ちかねていたお父さんや社長さんがガッツリ行くんでしょうな。で「良くも悪くもトヨタ的ですねえ」という声はよく聞きますが、「トヨタ的な良いところとトヨタ的な悪いところ」というのは、よく分かるようでよく分からない日本的な曖昧さを意味する言葉で、トヨタがどーのこーのではないのではないでしょうか?
ナニイッテルノカワカラナクナッタ。それにボクは今日はトヨタのトヨタ的な素晴らしさを大いに褒めちぎろうと筆を執ったわけであります。いやそれしてやっぱりトヨタのハイブリッド、というかハイブリッドのトヨタ。何を隠そうハイブリッドは今や日本の戦略兵器でもあります。かつてのCVCCで全米を席捲したホンダどころの話ではありません。しかしあの時はマスキー法というのが、いやその法律の存在そのものが、カリフォルニア州ですが、アメリカの先進性の広報ツールになっていたのです。いまは京都議定書というのがマスキー法に変わるハードルとして産業界ことのほか自動車メーカーにのしかかってきています。
ブランドイメージを高める方法はふたつ・・・スーパープレミアム化でフェラーリを押しのける勢いで行くか?環境性能で突出するか・・・京都議定書の効果を待つまでもなく顕在化する温暖化の脅威に加え原油価格の高騰が後押しをして北米も環境問題は座視できないとなりつつある中で、ハイブリッド=ジャパンテクノロジーにまたまた新たな違う脅威を感じているのでしょう。植物起源の燃料エタノールの本格生産に乗り出すらしいです。
21世紀の最大の産業は環境業??環境が左右するのは実は食糧なのですね。飽食の時代から、考えて食べる「考食」の時代になることは間違いありません。「なあクマさんやエタノールは飲んだら旨いのかねえ?」「そりゃあおめえ、サトーキビから作るとか、とうもろこしから作るとか言ってるアルコールだろ、旨いに決まっているだろー」「じゃあそれはクルマに飲ませるって事は、飲酒運転もいいってことかい。クルマん中は、酒臭いんだろーな」
スイマセン!!今日はとても疲れていて分け分からないこと書きました。
きょうの一枚
今日田舎の小川で若い鴨・・・でも丸々と太ってて「ムッホが居たら、あれ旨いですよねって言うだろーな」と思いながら春の小川を眺めてました。場所は宇和島。ここの川に架かる橋の絵を描くというお仕事。

2006/03/07 (火曜日)

「HP-2はツアラーだったのか?というお話」
最近物忘れのひどさには辟易としている。仕事している時間の3分の1は、何かを探しているか、何かを必死で思い出しているかである。必然的に老人は仕事時間が増える一方なのである。たとえば昨年のGRMの時、マップホルダーをつけようと思って探したら見つからない。2日も探したのに・・・じゃあ「しゃあないタンクバッグで行くか!」と思ったら、これも出て来ない!!いよいよ明日の朝には出発するというのにぃ・・・と思いつつも・・・お疲れ様です仙波です。・・・に電話してタンクバッグをゲット!!でもやっぱり使い慣れたやつが良いなあ・・・とGRMから帰ってバイクをガレージに収めると、誰かがそこに置いたのかあれだけ探し回ったタンクバッグがある・・・しかも、マップホルダーがなぜだかその中に!「全く自分をのろいたくなった!」でも、おかげでタンクバッグは1個増えた・・・ということなのである。
ところが数週間後のある日「HP-2の純正のタンクバッグがありますよ」と例の「お疲れさま・・」の彼が言う。それにしてもその金額の高さに驚いた!!「バイク買えるじゃん?」「いやバイクは買えないでしょ」「うーーん」「やめときましょ」「当たり前だよ、そんな高いタンクバッグ買えるわけないよ」しかし考えた。「そーいや俺タンクバッグもっていたかなあ?それにヴィトンのバッグほどの値段のタンクバッグってどんなんだろー?」HP-2が届いて1ヶ月後にドイツからでしょう、バッグが届きました。いい加減なものだったらBMW-Japanに電話して文句言ってやろー!とそれは楽しみにしていたのですが、届いたそれは実に見事な!テールバッグともども「さすがBMW」な一品。よく出来ていて品質もヴィトンのそれ、いやエルメスも・・・とかって言うのは大げさに言ってるんだからね・・・HP-2のロゴも美しく・・・・・しかし「何でこんなものにこんなにお金かけて作ったんだろー?」という疑問がわいてきます。「HP-2ってツアラーじゃないんだぜ、こんな2泊3日くらいのツーリングにでも行けば?みたいなバッグいらないだろ」買っておいて届けてくれたお店の人に毒づく。「いや、案外HP-2ってロングツアラーなんじゃ、ないすか?・・・これはセンバクンの弁ではありません」どーもその通りなんです。まさにTBIやモンゴルや、アドベンチャーなんて称しているのはタンクキャパシティが大きいよ!という意味で、その意味ではHP-2は心もとない部分ではありますが・・・そんなことはツアラテックかアチェルビスが近々解決してくれることでしょう。それにしてもツアラテックのデリバリーの遅さ、なんとかなりませんかねえ。
追伸・・・ほんとにHP-2はご機嫌なツアラーです。あれ店頭で試乗できれば、相当多くのお客さんを取り入れられますよ。スクリーンとかつければOK!ハンドルヒーターはさすがに言いにくいなあ。
きょうの一枚
TBIから、高知の山の中に延びる林道。よくもまあこんなに!と思うくらい先人たちは山を開き道を抜き・・それらを産業資産とでも言うのでしょうか?今はその産業資産を観光資産との供用または共存策の必要性を痛感します。ボクたちが通るのは観光!って思われたくないんだけど・・・。

2006/03/06 (月曜日)

ご案内の予定??のご案内
TBI2006に招待されるBTOU2006初出場予定者にむけた講習会が行われます。スケジュール的に「それは厳しいーー!」かもですが、2006年4月28日午後です。場所は奥道後ホテルまたはSSERのオフィスを予定しています。午後4時から午後5時までは、菅原義正氏によるラリーレイド参加の心構えと綿密な準備、そして走り方などを中心とした「始めての海外ラリー講座」さらに休憩を挟んで午後5時15分からは、山田徹氏ってボクのことだあ?によるモンゴルでのナビゲーションを中心にした「ラリーナビゲーション講座」などが開催されることとなりました。そんな講習を聞いてそのあと1週間のライディングは相当に役に立つはずです。そんでもって夜は懇親会・・・・・ここだけは誰にも教えたくなかったあのお店で・・・・・渾身の懇親会っ!!これまでこんなに旨いもの食ったことが無かった!!と言わせてあげます!!H木さんもどおー?!ホテル送迎の往復バスも用意しますからご安心下さいね。ちょっと前倒しのGW休暇をご計画くださいな。
さて巷は汗ばむほどの陽気・・でも今日は雨。先週末はついにTBIのルートセイサクが始まりました。おそらく延べ日数で3週間かけて仕上げてゆきます。4月になると雪も解けて年度末の工事も終わるので数日がかり(約7日間)で仕上げて行くのですが・・・問題はスーパーN!!オーマイガ!!なので、どのように段取りをつけたものかと悩んでいます。ちなみに今、林道は四国といえども雪に閉ざされているのでした。
きょうの一枚
TBIで14年間通ってもこんなに晴れてたのは、おそらく一度だけな四国カルスト・・・今年はきっと晴れ!かな

2006/03/03 (金曜日)

今日はなぜか海外の仕事が多い日で、フランスやらカナダやらとメールのやり取りをしています。海外からのこのサイトの英語化の圧力が強まっていて「ううう・・・外圧に負けてなるものか!」なんては全く考えていません。ただただ手が足りないというところでしょうか。いや、でも確実にヨーロッパ系の参加者は増えることでしょう。期待していてください。
あと女性参加者!の皆さん。もっとどんどん参加してきてください!!なんて言うか女性のスーパーパワー!去年のエコを走っていた(ってもふつうのラリー選手より早く帰ってくるんだもの)あのガッツを!毎晩徹夜朝帰りの連続の果てに帰ってくるあの赤いバギーのドライバーのように・・・ボクに、いや参加するみんなに夢と希望と笑顔と優しさを与えてください!!心からのお願い!!です。
それにしてもここのところ、天気が良くても気温は低い「早春賦」の歌詞みたいな毎日ですが、もうボクはTBIのコース制作のことでお尻に火がついてきました。スーパーN!ヒストリック!!BTOU!!!ボクの春は充実しつつもハードで厳しいのであります。
きょうの一枚
今日の一枚は、どうもモンゴルの動物シリーズ?!今日は山羊。最近モンゴルはカシミアが高値で売れるということで、特にこの白いカシミアの取れる山羊が増えてきました。でもまあナニゴトもバランスよくね。

2006/03/02 (木曜日)

今年のBTOUの10Kgバッグのデザインをした。製造個数は120個だ。案外多いのだ。またこの10Kgはメッチャ重宝している。最初からのを全てコレクションしている人も居るし、僕なんか1個丸ごとダウンシュラフ入れにしている。適当に丸め込まなくても押し入れられるしスペース余裕あるから細々とした物はシュラフの隙間に放り込める。
もともとこの10Kgバッグが誕生した経緯を説明しようか?それは1996年第2回RRMのエタップ1。この日はウランバートルからツェツェルレグという町までの長い1日。参加選手の貨物を運ぶトラックの出発が遅れたのは知っていた。ツェツェルレグという町は標高の高いハンガイの山の町、 もちろん夜は寒い。選手のテントやシュラフも朝まで届かなかった。つまり過酷な夜を全員で過ごした!ということである。翌朝「さあースタートだぞ!」と言うと「マージー?!」という大ブーイングが、そういえばあったような。そんなこんなで2日目からは全神経はこの貨物輸送に傾いてしまったほどである。
翌年「選手のシュラフとテントだけでも先に到着させるために飛行機をチャーターする」というところから話が始まり、「それじゃあ制限重量を10Kg最大100個で1トンならヘリでも運べる」「人間乗らなくて良いんですか?」「うーーん」てな感じで10Kgバッグシステムが始まった。
一人用テントとシュラフを完全に納めて10Kgにするベストなサイズは?と数日間の試行錯誤の結果!誕生したベストサイズ。
98年のパリダカ、ヨーロッパの港でマシンを預けて船室に登る日本人参加者の、なんと多くがあの10Kgバッグを持っていること!!
今年のはちょっとおめでたい系の色です!オタノシミニネ
きょうの一枚
草原の会長じゃなかった怪鳥・・タス!子牛くらいの大きさがあります。でも希少種になってしまいました。素晴らしい生態系を蝕まないで・・・・・この数年で野生動物は激減傾向のモンゴル。多くは中国人などによる簒奪。地下資源も石炭はモンゴル産が良質だとかで、なんとあのゾーモットにまで中国は鉄道敷設計画があって、どうもこれはモンゴル政府が拒否した模様ですね。

2006/03/01 (水曜日)

いよいよ3月!!ボクたちは2月末決算なので新年度!の始まりなのです。
最近は日経新聞の堺屋太一さんの連載小説「世界を創った男・・チンギス・ハン」にはまっています。今はまだチンギス・ハンは少年時代でテムジンと呼ばれる頃なのですが、それにしても作家の深い創造力に感銘を受けています。
21話ではホラズムから来た隊商の話、彼らの言葉が大阪弁にしてあるのが面白いです。そのイスラム商人の少年の言葉から、テムジンはさまざまなことを教えられます。「ホラズムの商人の間ではこういいます。徳あるものは才がない、可愛いやつは利を生まない。・・・なるほど、可愛い者だけを使っていては大きな利益は生まれんというわけか・・・テムジンは深くうなづいた。」
まあ堺屋先生は少年期のテムジンが、何に影響され誰と出会いチンギス・ハンという世界に無二の人物を形成させていったか!について壮大な歴史の中から仮説を立てて、その世界を創った男を作り上げようとしています。まるでクローンでも作るように。作家であるよりも学者であるかのようなイメージを強く受けます。世界の辺境にあったモンゴル族が、どのようにして歴史の舞台に現れてきたのかが、もうすぐ書き表されていくことでしょう。
そんなモンゴルは、いまはひっそりと21世紀から取り残されているようにも感じられますが、ボクは実は21世紀後半はモンゴルが台頭すると考えています。モンゴルは厳寒の地!だと思っている方も多いですが、北海道くらいだとも思ってください。標高で言えばウランバートルでも1350mくらいだし、日本の冬でもそのくらいの標高に上がると寒いってもんじゃないでしょ。
まあそんなことはともかく、広大な土地と豊富な水。大平原に吹く風力は巨大なエネルギーとして無尽蔵に取り込むことができるでしょう。またこれからの環境技術でさまざまなものを作ることが出来るはずです。緑豊かな1辺が数百キロもある平原なんて世界にはもうここにしかないだろうし、アジア経済圏とEUを陸路で結ぶ文明の交差点?でもあります。もちろん陸路でなくとも巨大なハブ空港の建設も可能。また人々は自給自足の生活ができる国で、それもやむなく自給自足の生活をするというよりも、国民の多くがゲルで暮らす遊牧の暮らしが良いと思っているわけですから、日本の企業がウランバートルに高層マンションやら住宅を建てて近代的な暮らしがベスト!だなんて、間違った価値観を与えてはいけない!と思うのであります。世界が人口爆発による食糧危機に直面した時、温暖化の影響で生活する土地を失っていく時、地上に残るプリミティヴな大地として、この国は燦然と輝きを放つとボクはそう思います。でも中国の資源を求めてのモンゴルでの簒奪は過去の歴史を見るにつけ漠たる不安を強くする昨今ではありますが。
きょうの一枚
モンゴル犬の子犬。遊牧民の暮らしに欠かせない家族の一員です。とても賢いモンゴル犬、ですが純血種が少なくなってきてるとも言われてて、ラリーに同行しているボルドサイハン医師もいつも探しています。特徴のひとつ目の上にある丸、「目が4つあるから悪い人がすぐ分かり家畜や家庭を守る犬」と言われているそうです。目の上にある2つの丸に注目してください。

Organisation Voice 2006/02

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2006/02/28 (火曜日)

全く春の日のような一日、ですが月末。2月も終わります。明日からは3月!!いよいよTBIの試走が始まります。山の雪は例年より多いことでしょうが、春の訪れは四国では確実に。
「深謀遠慮」
ボクは民主党の戦略は、「まだまだ敵を引きつけておいて」くらいの戦略ならすごいなあ!と思っていた。そこまで深謀遠慮が出来ていれば、現代の諸葛孔明といわれるほどの男が居るんだろうなあ?とも思っていた。やっぱりホンモノのメールが手に入っていて、わざと敵に偽物を見せておいて、相手に攻めるだけ攻めさせておいて、そう赤壁の闘いみたく、一晩で数万本の矢を手に入れて、最後は風上から火を放つ。風向きが変われば、その劫火に焼かれるのはみずからなのだが・・・そんな戦略ならすごいなあ。預金通帳も実は持っていたらすごいなあ。「よし、そろそろいいか、発表するか?」「いや、まだだ。今日の記者発表会でマスコミをさらに調子づかせておく。民主はもう終わりだという袋小路にまで追い込ませておいて、向こう側から火を放つ・・・自民はその劫火に焼き尽くされる。もうあと3日待て」「ヤツはどうする?」「彼は国民の非難を一身に浴びさせておく、そして数日後にはスーパーヒーローとして復権する。」「そんなにうまくいくかね?」「このくらいやらないと保革逆転劇は描けない」「でも、そんなことするとあなたの敵がヤツになる可能性もありますがな」「大丈夫!あるものを握っている」来年には民主党政権が誕生。そんなわけないか!!!
スンマセンわけの分からないこと書きました。いよいよ2006年のシーズンが始まります。先のプレゼンテーションでの発表資料は、お越しになれなかった方にはPDFでこちらのサイトからダウンロード出来るようにしておきました。とても楽しい?毎日でした。来年はもっと範囲を広げて、本当に日本全国で一杯やりましょう!じゃなかった発表会やりましょう!!ウコンの力!でお酒いくら飲んでも眠くならない、新しい自分を発見。これはこれで危険かもですが。
「ヒストリックを走ろう」
いまJRMのガレージには、モンテッサ、ブルタコに加えXT500なんてのまでが出番待ち!スーパーNに併催の「ヒストリック・エンデューロ」で身内対決が予定されています。そーだHP-2の試乗会も併催しよ。ほかにもいろいろ予定していますよ!!
きょうの一枚
昨年のヒストリックエンデューロのスタート風景。製造年の古い順にルマン式スタートという体力もいるぞ!なシステム。ゼッケン2番のダッシュに注目。

2006/02/27 (月曜日)

日曜日の遅くに松山に帰り着きました。先週雪の札幌をスタートし、いや正しくは大雪の芦別市を皮切りに、東京・名古屋・大阪と4会場で開催したSSER PRESENTATION 2006!!
ほんとうにたくさんの皆さんにお越し頂きました。東京の2次会ではジンギスカン!旨かったですね。お店のお肉は絶滅!名古屋の夜では、焼鳥屋さんのネタを絶滅させ、3次会4次会はなんか大炸裂!をしてて、力尽きかけながらも夜明けの冷たい雨の中をホテルに帰ったと思ったら気がつけば大阪ATCに到着していました。大阪ではほぼ意識不明の状態の説明会、温かい皆さんに励まされて元気になりました。本当に皆さん有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。また今後は2次会の場所の入念な準備をしておきます。というかホテルのバンケットで発表会をするのがいいかもだね。またゲストスピーカーをお引き受けいただいた皆様にも御礼を重ねて申し上げます。シーナ先生も有難うございました。歯!調子良いです。噂にたがわぬ名医でした。
さてそんな週末を過ごしていて見逃しただろうと思うトリノオリンピック・・・実はLIVE!で見ました。フィギュア女子シングルフリー・・・酔っ払って寝たもののトイレに行きたくなって起きてテレビつけたら・・おおっ!ひとりで夜明け前に・・・・・開会式ではパヴァロッティのアリア。 プッチーニのオペラ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」を歌い上げてイタリア文化と情熱を強烈に世界に印象付けましたね。開会式の中身は当日まで完全に伏せられていたので、こんな演出が予定されているとは想像もつかなかった荒川静香、大会前にフリーの曲を「トゥーランドット」に急遽変更した偶然に「運命を感じる」という開会式直後の彼女のコメントを聞いて「うーむ」とボク。・・・アジアンビューティな顔立ちの彼女に、あのオペラ「トゥーランドット」舞台は古都北京の紫禁城、そう故宮です。なんとも完成された組み合わせの妙。ボクも運命のようなもの?を感じてひとりで「ウンウン」とうなずくばかり。安藤美姫は同じくプッチーニのオペラ「蝶々夫人」を選びましたが、ややミスマッチ感ありです。
そのオペラ「トゥーランドット」を説明しようと思ったのですが、WEBで検索をすればまあ完璧なわけで省略。このプッチーニ最後、未完の「トゥーランドット」おそらく今年日本で流行ります。ボクが予言したコヤジという言葉もついに登場しています。「もうなんでも予言しちゃいますね!」「そうだなあ、占い師になろうかなあ?」「変な呪文をかけると・・・・・ねえシーナセンセェ!」「夜生まれて、朝には死んでしまうものはなに?」
きょうの一枚
各地の発表会の会場に飾られたパネル。たくさんの方にお越しいただいて盛り上がった1週間でした。

2006/02/23 (木曜日)

東京に着いています。六本木ヒルズは不夜城。今度東京地検特捜部が、電気無駄遣い法違反容疑で強制捜査に入ると言ううわさがあります。ありませんけど。いやいや凄いねえ、東京の今は!同潤会アパートの後のなんとかヒルズも見に行かないとね。この間までヒルズといえばコーヒーブランドだったのにねえ。しばらく東京に行ってないと、東京が日本だということを忘れそうですね。
明日は東京プレゼンテーション・・・相当多くの方がお運びいただけるようですが、まだお申し込みが出来ていない方もOKですから、どうぞおこし下さい。いやビックリするほどのそうそうたる方がお越しいただけるようです。ゲストスピーカーは菅原義正さんと横田紀一郎さんほかです。桐島さん長谷見さん、打田さん、川合さんほかほかお話を伺えれば楽しい方が沢山・・・・
きょうの一枚
今日も車検会場から。今日はそんなことで東京プレゼンテーション!!もうエントリー用紙送った?明日(2/25)はTBI2006締め切りです!えっ、しつこい?

2006/02/22 (水曜日)

偽装メール?騒ぎで朝からTVがうるさいこと。どうして政治家は人の話を聞いてから自分の意見を言わんのだ?それにしてもいつも自分たちでコトの本質を見えなくしてしまっている。民主党も昔の小泉発言をまねて「大量破壊兵器が見つからないといって大量破壊兵器がなかったということにはならない。だいたいフセインが見つからないからといってフセインがいなかったということにはならないだろ!」みたいな面白い発言でやり返したらいいのにな。たとえば「メールが仮に偽物だったとしても、金の受け渡しがなかったということにはならない。だいたい大量破壊兵器が・・・」という風にだ。
まあ、お金くらい動いているでしょ。というのが国民の共通認識かもです。だからやっぱ身の潔白を証明すべき・・・なのですが、仮に誰かさんの息子が選挙コンサルティングをして費用を貰って、どこが悪いのかいな。適法に会計処理されてたらってまだ年度末じゃないだろうしね。
さて東京行きの資料もまとまりつつあって、いや札幌と同じなのですが、ボクの言い出した環境コンシャス調達社内規定(国のグリーン調達法とは違う)で、印刷用紙やインキやコピー用紙までもが、厳しい社内基準が設けられまして、そのくせ夜中まで空調全開にしていたりして(いやもうそんなことはありません、温度基準も厳しいでおます)そんなこんなで資料制作が時間がかかるようです。やっと無くなった名刺もケナフで数年ぶりに作り直して・・・封筒も何もかもケナフ。ケナフはご存知の方も多いと思うのですが1年草で成長の早いオクラみたいな草です。1995年ラリーレイドモンゴル創設時からこうした紙を使用してきましたが、当時は高くて!!厳しい財政難にあって一時は断念。じゃあ今は財政的に余裕があるのか?というとそうではなくて初期に比べると紙の価格が普通紙並にこなれてきた、という事も理由です。これからSSERを陰で支えるデザイン部門も、非木材紙以外での印刷受注は致しません!ということにしようかと思うんですけど・・・またまた利益を圧迫することでしょう。
きょうの一枚
TBI2005の集合場所となった、とある大きな橋の下の県の用地。借りるのに苦労しました。車検もここならスタートもここ、もち1週間のトランポ置き場にも・・・結構記憶に残る良い場所でした。今年はここは使用せず?!奥道後ホテルなのです。そのTBIも間もなく締め切り!2月25日ですよー!

2006/02/21 (火曜日)

トリノ五輪も終盤の今週末、といっても週の半ばにはすでに車の旅で東京に向かいます。3会場分の資料やらなにやらで満載のトラベリングバス状態・・・!札幌での好感触は「やはり動かなければ見えてこないものの多さ」を強く感じました。翻って言えばネットの危うさとでも言いましょうか・・・これからはもっと(えーーっ、もっとお?)動いて、もっと発信して行くんだい!との思いに至る昨今でございました。・・・にしても主催者=競技運営者としてのボクたちにとって、競技とはなんだろうか?と考えたりします。いやトリノを見たりしてね。4年に一度のオリンピックや隔年開催などの国際大会。毎年世界各地で開催されるさまざまな競技会。はたまたシリーズ戦とかサーカスとか言って1年間にたくさん開催される競技。いったい世の中に大小併せるとどのくらいの競技会があるのでしょうか?モータースポーツはともかくもサッカーや野球、ラグビーや水泳や柔道やバレーボールや・・・さまざまなスポーツ競技、それはものすごい数が存在するはずです。
スポーツとは何か?なぜ人は闘い、挑み、ゆえに苦しみ悩むのでしょうか?いったいそこに何があるのでしょうか?自分のライフワークからその部分の視座が欠落してはいまいか?会社の名前には○○○コンペティション・・・なんて名前を付けてもうおよそ20年。コンペティション=競技、そこには実に他を寄せ付けることの無い勝敗の世界。よほどの場合を除いて勝利者とそうでなかった者たちに分けられるはずです。ひとりの勝利者が讃えられ、そうでなかった者たちには賞賛が贈られないのでしょうか?もちろん答えは否なはずなのですが・・・・・・・マスコミも実は気がつきながらジレンマと葛藤しているようにも見えはします。
最近までボクは「オーガナイズの時代」なんて事を言っていました。オーガナイズ・・・英語のストレートな意味ではないですが、やはりさまざまなイベントは素晴らしい効果をもたらせます。人と人が出会い、時に闘い、時に喜びを分かつ。ボクは「イベントのチカラ!」と言うものを最近また意識しはじめました。企業がメセナを語った時のように・・・。

イベント、つまりお祭りは「ハレとケ」人々の日々の暮らしの中にある日常と非日常。この繰り返しの波が大きいほど日々の充実感は高いのだろうと思います。きっとリオのカーニバルのように。きっとオリンピックのように。きっとパリダカもそうだ。でオーガナイズの時代は「参加者となる、競技者となる時代」という風に流れが変わったように思うのであります。
「コンペティターの時代」勝負師ならずともコンペティションの中に身をおく充実感こそが人生だー。
きょうの一枚
TBI・・・美馬のビバークの夜。2006年、美馬は多分使わないでしょう???

2006/02/20 (月曜日)

札幌のプレゼンテーションにご参加いただきました皆様!本当にありがとうございました。北見から留萌から!はANAホテルの方も驚いていました。すすき野の夜もなかなかのものでしたね・・・八角、旨かったです。
でも僕は、どうしても言いたい。それはどこに行っても「暑い!」ということ。これだけエネルギー危機や地球温暖化が全地球的な関心事になっているというのに、どこに行っても室内ではTシャツ1枚がちょうどいいのです。ボクは行く先々でセーターを脱ぎ、パタゴニアのインナー1枚で「いやこれでもまだ暑い!」という状態。エアコンのリモコンを見ると25度!なんて標準、28度のところもありました。でこの状態で24時間!ホテルでは窓開けて寝ましたよ、まったくぅ。小池百合子さんに言いつけるぞ!とにかくウオームビズ!マイナス6%クラブ。ボクなんて四国のオフィスではダウンジャケット着て仕事しているのに、北海道の人はTシャツ!でもまあ北には北の(いや北っても、あの北ではありませんよ)習慣があって、あまり南国人がドーノコーノ言うことじゃないかもですけど。
さて、今週は東京・名古屋・大阪!と東海道を一気に!!東京はプレス発表も兼ねてはいますが、こぢんまりと和気あいあいと・・と行きたいものですが。どなたか懇親会のセットをよろしく。
きょうの一枚
外は寒い!中は暑い!という札幌。ホテルからパチリともう一枚は熱気ムンムン発表会!!の模様。

2006/02/17 (金曜日)

札幌は雪の中、今日の道路はつるつるでなかなかスリリングでよろしい。池町君は北日本の学生を変わりバンコに横に乗せてテストコースをVIVIOで盛大に雪煙をあげて周回を重ねていました。ガストンライエミュージアムの場所というか建物の第一候補が決まりました。新たに建てるのではありませんが、芦別温泉のスターライトホテル横にある石造りの二階建て。いい感じです。これから発表会がはじまるので春木さんもやってきて打ち合わせ!のはずがトリノオリンピックを見てます。「やっぱり雪の町で見る冬のオリンピックは良いなあ、って書けば」だって。
いつも思いつつ失敗するのは、冬に北国に行くときの厚着。室内では半そでシャツで良いのについついインナーはパタゴニアのすごいいいやつ(ムチャ高い!)で、暑くて暑くて。同じように夏に暑いところに行くときは防寒?が必要なわけです。
でもこうしてウエアリングを考えて旅に出ても、いつも完璧!と思えるときがないんです。ラリーのスペアパーツ選びにも似て。そこで高機能ウエア!のことが気になりますね。最近のウエアはすばらしいみたい。ゼッケンっていうかビブ!あのトリノオリンピックのみたいに発色性のいいストレッチのようなのがほしい!選手もオフィシャルもあれが良いのではないかと僕は考えています。誰かディストリビューターをご存知の方!教えて!デサントかな?
きょうの一枚
その雪の中にたたずむガストンライエミュージアム(候補地)いいでしょ。ここが次のガストンライエミーティングのスタートゴールになる!予定です。で、レンタルできるGSもあると思います。げっHP2も?

2006/02/16 (木曜日)

北海道に来ました。プレゼンテーションは明日の夜なのですが1日早く入って芦別に来ました。ここで菅原さんや池町さんらと合流しました。そして夜の会のちょっと前に温泉!今にも雪にうずもれそうな芦別温泉の露天風呂で、そういえば秋に春木さんと入ったっけ・・・でこの数週間の嵐のような多忙の日々の汗を流すと、もう眠くて。で北海道4デイズをどうするか?ミュージアムの計画をどうするかという長い夜がこれから始まるのです。
きょうの一枚
モンゴルの美しい緑のじゅうたん。今年も素晴らしい景色があなたを待っていますよ。

2006/02/15 (水曜日)

言ってみるもんだねえ。というのもブルタコの写真。届きました。あの頃の憧れのマシン。あんた憧れ!憧れ!って、もう次から次からでてきて、そのたびに買うの手に入れるのって、とんでもないことです。でもついでに憧れで言ってしまうとボクが一番欲しいのは・・・やっぱ言うのやめよォ。
「でも言っちゃうと楽になるかも・・・」
なんと1台だけいるんです、松山に。乗っているのは、昔パリダカのマシンをシェイクダウンで使っていた広大な敷地を持つ産廃処理場のオーナー!当時息子さんは中学生で、シェイクダウンを見に来ていた。で、その親父が買ったのをいまは譲り受けて、わかってかわからずか乗ってるんです、これが。その息子さんも30過ぎて、ひょんなことで事務所にやってきた。
「どう、あれ調子良い?」
「えっ、あれって?」
「あれだよ959」
「えっ、知ってたんですか?」
「バカ言うなよ」
「調子良いですよ」
そのあと走っているのを見たのは、夜の繁華街。
全身の力が抜けていくのを感じた。
「もったいない」

そう、あのルネメッジが、ジャッキーイクスが、ガストンとともに80年代半ばのパリダカを駆け抜けた栄光のポルシェ959・・・ロスマンスカラーが見事で・・・生産僅か200台。日本にはバブルだったせいもあって7台も入って来て・・・いやもっとあるという説もありますがな。
んで数年前はその現物のロスマンスポルシェ959イクス車がヨーロッパで売りに出ていて、アンマリ安いので思わず買おうと思ったら、ひとケタ見まちがえていて。そんな衝撃的な出来事があるんです。で、何でこんなこと書くかと言うと2日前に見たんです。夢で、買ったところを。でもエンジンがかからない。おかしいなと思ってリアのケブラー製のエンジンフード開けたら、カツオのたたきが置いてあるんです。ゴメンナサイわけ分からなさすぎ。
きょうの一枚
で959にしようと思ったけどブルタコ・・ブルーの色も当時のまま。ブルーのターコイズでブルタコ!じゃないのよ。親指立てたグーのロゴマークだけでも欲しいくらいの、憧れのブルタコ。あのライトカウルの形がレゴラリータしているねえ。センセー次はマイコよ!マイコって舞妓じゃないのよセンセー!

2006/02/14 (火曜日)

既に始まったぞ、ヒストリックの熱い戦い。「役員も参加しても良い・・・ということはヤマダさんも参加しようって魂胆だろーか?」と憶測を呼んでボクのためにボクの探していたブルーのブルタコフロンティラをゲットしていただいたシーナ先生!アリガトウゴザイマス。ここだけの話なんですけど、写真だけでもすぐに送ってくれんですか?!
で、ボク虫歯になったことないんですが、左の奥の上の歯に穴が開いてるんです。これって虫歯ですか?ならデスクの上に山のように届いているチョコレートは食べんほうがいいんでしょうか?と思わず倉庫に古いヘルメットを探すボク・・「あれベルのモト3・・・もっと古いヤツ無かったっけ?」「えーっ、うっていましたよ、むかしガレージセールで・・・」「・・・」という事で回りくどい言い方になりましたが中原さん!ヒストリッククラスのヘルメットはヒストリックなものでOK!どーですかヒストリック部門参加者のツーリング大会でもしますか?2007年にはツールドブルーアイランドヒストリック部門・・・って、それはアンマリ?
とまあ古いものに傾斜していくボクは、輸入車ショウの帰路に持ち込まれた最新のアルピナ(オーバー500PS)をテストドライブして「フフフファンタステック!!」上品にしてこのトルク!「やっぱ最新の○○が最高の○○だわい」「すいません!エココンシャスのロゴこんな感じにしますか」ああ自己矛盾に苦しむ今日この頃でした。いつものことッスけど。
きょうの一枚
うひょひょ。そのシーナ先生のモンテッサH7・・・なんと新車の状態で発見?されたものをゲット。惜しくて・・・でこのまま行くと先生はレゴラリータ博物館が出来ちゃう。いや、素晴らしい!!でもブルタコはボクの!!「カフェレゴラリ-タ」のパーマネントコレクションにずるぅ。

2006/02/13 (月曜日)

驚くばかりの良い天気!!黄砂も花粉も無く、空はまるでモンゴルかと見紛うほどに青く澄み渡っています。事務所からは石鎚連山が白く光って手に届きそう。となれば、TBIの準備を始めなければならない!季節がやって来たと心が浮き立つようです。昨日までの寒さは?こうして三寒四温が春の到来を告げています。でも朝晩の寒さは真冬のそれですから、皆さんお気をつけくださいな。
さて、そのTBIですが最終レギュレーションの発送予定日を少し遅れています。もう少しお待ち下さい。というのも急にボクが言い出した「カンキョウコンシャスマテリアル」「???」なんか急造の言葉ですが1995年RRMのスタート時点で掲げたコンセプトの再構築?です。要はもっと環境を意識した内容、素材、システムにしましょう!というようなこと。たとえば印刷物は原則として非木材紙に、そしてインキは植物起源のものに、使い捨てのペーパープレートから「やっぱり食器」に。でも食器洗う洗剤はどうするの・・・みたいなラリーの本質とは違う・・いやゆえにそれこそがラリーの真髄のような、そんなことで悩んでいる今日このごろ。名刺もさまざまなツールも無くなったものから変更・・・。
きょうの一枚
ガストン・ライエ、RRM2000恐竜の谷で「すごいな、なんていうとこだここは?」「恐竜の谷だ」「・・・・・」そうです恐竜の谷。ジュラ紀の地層が洗い出された乾いた大地。かつて湖の底だった平原には木の化石が突き出ていたりする。

2006/02/08 (水曜日)

多忙な毎日を過ごしています。その理由のひとつは今週末のショウイベントを担当させていただいているのです。おかげでほかの事をする時間が全く取れないほどで、疲れます。イヤホントニ。四国初展示とかってやっているHP-2・・・そこらの自転車置き場かなんかに泥んこのHP-2を置いていてやろー。ウソ。
さてトップページには「ガストンへ送る最後の手紙」と題した、実はこれはBTM2月号の原稿の英訳版ですが、掲載させていただきました。日本語版はBTMで。そうです、はや1年。もう1年。まさにこの1年は、ポッカリと心に穴が開いたような1年でした。でも不思議なことにBTOUへの海外からの問い合わせが急増中。もちろんカナダがダントツなのですが、フランスやポーランド、ドゥバイなどからも。ガストンにお礼の気持ちで一杯です。ですが主催者として、いかにこうした海外の参加者に便宜を図るか?という大きな課題が残ります。
ユーラシア大陸の東の端には、急激な変化のある国が、ささやかな我が家の日当たりを悪くしている、まさに巨大マンション群のような中国という国が聳え立っています。さらに無数のビルを計画しているらしくて不愉快なことです。いやマンションの話ですって。それが設計の悪いものや、止めればいいのにオーバーデコなもの、九龍城を彷彿とさせるような景観を損ねるような暮らしぶりの住人。悪弊を撒き散らすモラルの低い住人。今にも倒れそうなものまであるのです。とまあ、そんな感じといえば・・・まあ中国と親しく交渉をしなければならない立場の人がこれ以上言うのはよしましょうね。しかしまあ魅力はそうした部分にもあるのですからね。
さてプレゼンテーションの準備やツール作りにも取り掛かっています。BTOUや北海道4デイズ・・・いったいどんな内容で?シリーズ戦や新たに始まるヒストリックの2戦はシリーズだというお話。日本のスタンダードTBIはいかに。いやもうすること多すぎ。
今年のテーマはクオリティの向上!環境品質、運営品質、で三河商人の言葉を借りれば「参加者よし、主催者よし、環境よし」と行きたいところです。ちなみに三河商人は「買い手よし、売り手よし、世間よし」・・・トヨタの真髄かもです。で、その2006のコンセプトワードは「THE MOST IMPRESSION」それぞれの大会それぞれの現場で記憶に残る素晴らしいシーンを。
きょうの一枚
はじめてのRRMのガストン、1999年夏。長時間のハードライディング、シールドタイプのヘルメットなのだが、メガネの痕の傷がラリーの激しさを物語っていた。こうしたシリアスな表情も時々見せた。
 
故ガストン・ライエの没後1年を、氏と心の交流のあった友人たちの言葉で偲ぶ

ボクの免許証の入ったケースにはガストンの写真が入っている。それはスガワラサンがBTOU2005のプライズギヴィングセレモニーの時にボクのテーブルに置いたものだった。それまではほかの写真を持っていたのだが、何故だかその日からそのスガワラサンから託された写真に持ち替えた。
以前も書いたと思うけど、その写真はラミネートされていて、優勝者のガントルガが空けたモエ・エ・シャンドンが、シャンパンファイトではないのに結構激しく噴き上げ、その黄金色の雫がガストンの写真の頬にかかった。まるで泣いているように見えたのがおかしかった。
11月ガストンライエミーティングでのこと。こんなことを書いたら笑われるから黙っていたのだけど、富士山の見える美しい朝の朝霧高原。数枚のデジタル写真、ブリーフィングに集うみんなの頭上に、なにか天使の白い羽のようなものが写っている。まあそんなことを言うつもりは無いのだけど「ガストンも来てるよな」とそう思ったら、白馬のホテルのパーティでも・・・そんな不思議な力をも信じたいほどボクは、このことについていまだに受け入れられていないような気がする。
春木さんの好意で2月号のBTMに「ガストンに送る最後の手紙」を書いた。家族のもとへも送った。こんなに大きい喪失感を感じたのは、実は初めてだったということにも気付いた。
山田 徹
 

昨年のクリスマスイブに我々チームの壮行会が地元ミュルサンヌで行われる事になり、案内状をJP JAUSSAUD(ジャンピェールジョッソー)氏に送ったところ、彼からは病気療養中で来られない旨の手紙が託され、その文末にはSincerelyyours, I will look the result every days !!!と結んであった。
一昨年末ににガストン氏が全く同じ言葉を私に贈ってくれたのが、最後の言葉になってしまった。2005パリダカではカミオンクラスで総合2位を取ることが出来たので、病床にあってガストン氏も自分の事のように喜んでくれたと思っている。
そんなガストン氏を偲んで、昨年の北京-ウランバートルには、彼の写真を持って参加して一緒になってミスコースだらけだった。今回のパリダカでは室内に氏の写真を貼って参加していたら国際映像を撮るカメラマンが車内でインタビューしたいとの要望があり、質問が(通訳が来ているので日本語ですよ)終わったのでインタビューアにガストン氏の貼ってある写真を見せて(彼を知っていますか?)と聞いたら彼はキョトンとして知らない様子。カメラマンがそれを見て驚いてガストン氏のパリダカでの活躍などを長々と説明して。カメラマンがこの部分を映しても良いかと言って撮っていたのでフランスのTVには映ったかもしれません。
パリダカの英雄が後ろで見ているので今年も真剣に走り、彼のお陰もあって完走できました。彼の写真を持ってまだまだ走りますよ。山田さんよろしく。
追伸
JP JAUSSAUD氏はルノーに乗って1978年のルマン24で総合しました。それまでの6年間はドイツのポルシェをベルギーのイクスが乗って優勝したので、フランス国民が泣いた日と言われています。その後パリダカでは三菱のPX-33や日野レンジャーにも乗っています。
菅原義正
 

ガストンママの「ガストンの具合はかなり悪く、家族しか面会できないようです」とボクあてに記された小さなメモ用紙を、ふと目にしたのが2月6日のこと。少し黄ばんだメモ用紙が1年の月日を物語ります。
その小さな一枚がいつか誰かの手で捨て去られてしまっても、時に師の如く、時に友の如く、時に父の如く接してくれた、ガストンとの思い出が忘れ去られることはありません。
ルマンより愛をこめて
すがわらてるひと

2006/02/07 (火曜日)

日記を書き続けている人には分かりやすいと思うのですが、ボクの場合このOVが1年前または2年前のこの日、何をしたか?何を考えていたかが瞬時に分かり、さまざまな思いをめぐらせることができます。単に日記とは違い、どこか主張すべきことを中心に書くものです~、本当に自身のためにも有効なツールです。
昨年2月8日、OVを書いている時点ではフランスはまだ夜明け前だったのでしょうか。ガストンの訃報は、そういえば2月9日の朝に確認したのでした。その日から14日まで6日間OVが書かれていません。今日と明日はいつもよりもう少し、ガストン・ライエのことを思う日にしたいと思います。
さて2005年2月24日のOVをコピペ
「結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?」
ガストンは良くto be continueと言いました。「続けよう」今日の日のために皆さんにこの言葉を捧げます。続けよう
きょうの一枚
Rally Raid Mongol 1999からガストンライエのライディングするXR400Rと、あるビバーク地で砂の深いところがありました。そこで誰もがスタートでもがいてるのですが、ただひとりガストンだけが何事も無くスタートしていくのに皆ビックリ・・・しましたね。

2006/02/06 (月曜日)

四国路はもう春である。陽も長くなり夕日の色も赤みを強くし熱量も多くなった。クルマの中にいると外気温は冷たいのだろうが日差しの強さにあいまってポカポカだ。でもまあ今日は雨だけど。いまから心配なのは夏の暑さと渇水。いやあホント、真冬から春の兆しを感じはじめたと思ったら、もう猛暑の心配。でも皆さんも笑い事ではないはず。予言します。今年の夏は全国で40度を超えるところが現れます。バナナも松山でも出来るようになることでしょう。マラリアもついに発生。巨大台風は東京を直撃!!ゴメンナサイ・・縁起でも無いことばっかり書いて。
でもアメリカは記録的な暖冬でしょ。雪がなくて小麦の生産がヤバいらしい。あっ、ヤバイという言葉は「凄く良い」らしいので間違わないように。とても凶作の心配があるらしい。アメリカの小麦が凶作だとすると世界経済に及ぼす影響はどうなんだろう?きっと日本ではパンが食べられなくなるかも。いやまじで。
日本は厳しい冬になって、おかげで経済的には内閣府は、「12月は従来の景気拡大の要因に、気温低下によるプラス要因も重なった」とみている。んだって。でも今年はコートとか暖房器具が不足したってんで、また山のように作ってこんどは余るんだろーね。
ほんとに地球規模の異変は気象問題だけではなく、いや気象問題に端を発する問題がその大半を占めているのですが、またもや某超大国がイランや北朝鮮に対して仕掛け始めていますね。いや、是否論ではありませんが。その前に根本的な地球温暖化効果ガス排出抑制の決定的な取り組みをしてくださいな。いつまでも豊かで美しい地球と、ついでにモンゴルの大草原も・・・守ろうではありませんか。
きょうの一枚
伊予路に春を告げるといえば椿さん。そういえばあなたの街にも必ずあるのでしょうね「○○に春を告げるといえば○○」でこの縁起物がたくさん売られていて椿さんといえば熊手(お金をかき集めるという意)と宝船?俵船かも。まあ縁起がいいというのは確かにありますね。ボクも黒っぽい服ばかり着るのを止めて、ちょっとパステル系にイメチェン(これも古いね)しよーかねえ、春だし。

2006/02/03 (金曜日)

今日は節分。「豆まきをしよう!」と誰かさんが言っている。そんな古い歳時記の習慣を考えながら「先進に対して回顧主義は」を考えながら会社に向かっていた。古き良きものの再発見と、その台頭は30年前の未来学者やSF作家の想像を超えていただろうと思う。またこうしたムーブメントは「オジサマ」の時代の到来を物語っている。
SSERはオジサマ・オーガニゼーションと化しているし。ヒストリックエンデューロは年2戦のシリーズ化で、オフィシャルのはずの皆さんからは今年も熱いラブコール=醜い争いの的となっている。
最近たとえば大手カメラメーカーが相次いでフィルムカメラを止めると発表した(と思う)と今度はそれ呼応するようにフィルムメーカーも写真フィルム事業をやめると発表。
ひょっとしたらフィルムカメラは、死に絶えるかもしれない、そうLPレコードのようにだ。いや、まてよ最近ボクの周辺ではオーディオブームが起きている。みんな最近まではレコード針探していたのに、いまは高いけど良いものがたくさんある「やっぱレコードでしょ」「うーんi-podが最近のマイブームなのに・・・」でも振り返ってみればそのオーディオ界も珠玉の名品!なモノの大半はヨーロッパ製だ。
クルマやバイクは、どうだろー?いつも最先端のものを欲しがっていたボクは、ついにというかここ数年は古いものへの憧憬が急速に強まって行く。R1200GSの先進性よりやっぱ80よ!と思いだしたって。3.0CSなんてクルマはボクが20代の前半、家より高かった。天文学的な数字だったが恋慕の念は、最近再燃してきた。
で、コイツは最先端の極みではないと思っていたHP-2で走ると、「やっぱシンプルだねえ、燃料計なんて無いのが良い!と思っていたらインジケーターの中にコーションマークが点灯。「ホーッ、親切に」とすぐに燃料入れたから分からなかったんだけど、それからしばらくしてまた点灯。ほっておくと後続可能距離がディスプレイされる!!「スゴイ!やっぱこうでなくちゃ!」「???」先進の機能はもちろんユーザーフレンドリーだ。止まってタンクキャップ開けて薄くなった目でガソリンの残量見ていたって見えなかったりするしな。
オジサマの時代。その行先を予言しよう。オジサマはやはり絶滅する。今の若い者はオジサマにはなれない。それは若い時から諦観を持たないからだ。良くなっても「コジサマ」止まり。これは「コギャル」「コマダム」に続く新語になるよ、きっと。見ててごらん、どっかの例によって、あざといライフスタイル雑誌が使うから!使わないかもだけど。
きょうの一枚
なんか仕事に行き詰って!?気分転換に会社の裏のダートをひとっ走り・・・なんだかんだ言って、好き勝手にやってるのかもだ。

 

2005/12/28 (水曜日) – Organisation voice

これまでの年末年始は、何をどのように考え行動してきたのかなあ?とOVのバックナンバーを見ると「うーむ」と、なかなか解かりやすくて・・・・・でもパリダカに行かないようになって(2002は行ったけど・・・)やっぱ年越しは寂しい。シャンゼリゼで、いやどこに居てもカウントダウンが「0」になると途端に鳴り響くホーンの嵐、新年を祝うには少し激しすぎる?まあ除夜の鐘の替わりだと思えば思えなくも無い。1年を振り返り、リセットでもするかのごとく新しい年を迎える。新年にあたって心に決めたことを、じっくり一年かけて実行できる人は、それなりの成果が残せる人だろう。よーし、ボクも新年に心に決めた事を有言実行の年としますか。

きょうの一枚&チームスガワラライブレポート
日本時間12月26日午後9時

「もしもし、いまどこですか?」
「いま、ボルドーを走っていますよ」
「調子はどうですか?」
「えーちょっと2号車に問題があったんだけど、日本からパーツが届いてなんとかなりました。」
「今、運転中ですか?」
「いや、ナビの羽村が運転してくれていて、ナビシートに座っています。」
「マシンも良い仕上がりだそうですね?」
「はい、HP見てください。1号車で前年比100kg、2号車は400kgの軽量化が出来ました。エンジンはパワーアップしてないけど、軽量化の効果は大きいから」
「今年はさらにカミオン部門がすごいことになっていますね」
「そう。FIAに今年提出されたクロスカントリーのホモロゲは全部で52件あって、そのうちカミオンだけで27件。すごいでしょ。他のカミオンはモトクロッサーみたいになったよ。」
「バイクの人たちもみんな元気ですか?」
「ひとり外人だけどカイザーが連れてきた人ね、YAMAHAの2駆のWRで出るよ。みんな元気ですよ。川合さんは急遽出られなくなったんで、残念だけど」
「リスボンにはいつ着くんですか?」
「今日はスペインに入って泊まって、明日さらに800kmほど走ります。」
「気をつけて下さい」
「はあーい、皆さんにもよろしく」


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2005/12/27 (火曜日) – Organisation Voice

寒い毎日が続きます。小春日和な日の多い松山でも、「なんか毎日が2月みたいな感じじゃね」でヨーロッパは暖かい。そういえばヨーロッパが記録的な猛暑の夏だった一昨年は日本の夏はまあ比較的過ごしやすく?・・・夏にはいないことが多いくせにね。その逆で猛暑の今年の夏は、ヨーロッパは涼しかった!行ってないけど。

昨年は砂嵐に悩まされたパリダカも、今年は大丈夫だと思う。それらに全て影響を及ぼすのがジェット気流・・・偏西風ともいうか。で秋に日本に季節外れの黄砂を運んできたのもこの偏西風の気まぐれな蛇行。エヴェレストの山頂に雪煙をアゲルという事は、8000mの高空を吹いているわけです。日本とヨーロッパを結ぶ航空路も、帰り便のほうが早い!のもこの気流のなせる業(だと勝手に思い込んでいるので違っていたら訂正してね)あの秋の黄砂のときに僕は嫌な感じを覚えた・・・「南下しすぎておる、このままじゃこの冬は北極の寒波が日本を襲う」なんて!後から勝手に言ってるんだけど・・・。

とにかく何が言いたいのかといえば、次から次へと伝えられる異常気象、環境の悪化、もう地球のキャパシティはメイッパイだよ!日本は人口減少期に突入。知識が自然にエントロピーの法則を知っているのかもしれない。生命はつながれなければならない。それは地球上の全ての生命体に共通の使命である。しかしそのために未来の環境を残さなければならないという、表裏の命題も併せ持つ。焼き畑農業的な地球の人口計画は、もうすぐ破綻寸前に来ている。中国の発展は、耕作可能な土地にビルが立ち並び、田舎は表土流出の砂漠化が進んでいる。ビルを建てるように木を植えているが、浸水するボートから手で水をすくって取るにすぎない・・・様な気がする。中国・・・なんにしてもボクはこの国に悩まされる。大げさに言えば、だけど。

きょうの一枚

で、エコチャレンジ。2002年のTDNのスマートエコチャレンジに端を発するSSERの試みも2005BTOUを経て、いよいよ進化していきます。どうかモータースポーツの新しい価値の創造にご参加下さい。未来を拓くフロンティアがそこにあります。そんなこんなで次のエントラント情報局では、チームACP横田紀一郎さんの年末年始スペシャル・ロングインタビュウ・・・オタノシミニ。
またリスボンに向かう途中のスガワラサンとも電話がつながりました。生の声とは行きませんが、こちらのOVでご紹介します。

 

2005/12/26 (月曜日)

クリスマスが明けると急にパリダカモード、チームスガワラも今日はリスボンに移動を始めた模様。イベリア半島中北部は地形学的にもバハ・ポ-チュガルなどロングディスタンスのレイドイベントができるほどです。つまりリスボンをスタート地点に選んだ時点でASOは「しめしめ」と、ヨーロッパで今までには考えられなかったほどのハードなステージ!が計画できると喜んだことでしょう。しかし一方で近年のバイクの航続距離、250kmへという動き。ということは500kmを超えるSSには2箇所の給油のポイントが必要になってきますね。

で、今回の2006ダカールを主催者的な視座で見ると、SSの距離が極端に短くなってきているのが恣意的です。いやけして批判するのではありません。で、最長でヌアクショット-キファの599km、続いてアタール-ヌアクショットの508kmあと499kmが1日444km1日、で平均すると一日あたり320kmのアベ(優勝タイムは40時間をきるくらいか?)あと300km台が6日200km台3日、それにヨーロッパステージ2日間とビクトリーランの1日。ボクなりにラリーのタイミングチャートをシュミレーションしてみると、かなり合理性が台頭してきたことが伺えますな。これは運営側にとってもかなり良いことで運営余力が確保できるはず。

ひとつには昨年の季節外れのサンドストームの日々、これは過酷だったことでしょうし、1ステージで大量に未着車両やリタイア車を出した場合の救出作戦の展開に余力を温存するという考え方で、高いリスクを低いダメージで抑える計画の現われのように感じます。

もうひとつの心配事はここのところのマリの不安に加え、モーリタニアの不安定感でしょうか。映画サハラ「死の砂漠を脱出せよ」・・・平井商店街でDVD紹介済み・・・ではマリの軍隊のリアリズムが垣間見え、バマコなんて出てきますよ。そしてパリダカが走るのはこういう場所なのだということが良く分かります。世界的な不安定感は、振り子のように収まったり激しく動いたり、行ったりきたりを繰り返しているに過ぎないような気もします。こうした不安定な地域に30年近くラリーを通し続けたフランス人に、敬意を表しつつも安全を祈りたいと思います。

きょうの一枚
ニジェール川でマリの女性たち、セネガルかもしれん。こんな写真はなぜかたくさんある。90年頃のパリダカのころ・・・映画サハラはこのニジェール川が汚染されるというのと南北戦争時代の金貨探し?というへんてこな組み合わせが面白い。

 


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齋木雅弘さんから本が届きました。タイトルは「親父と夢駆ける」新風舎刊。とりあえず斜め読みしました。それは2000年の第6回ラリーレイドモンゴルにジムニーで初挑戦した時の痛快?ドキュメンタリーなのですが、大学で講師を勤める彼ならではの冒険や挑戦、夢に向かうアプローチを、豊富な読書量の中から組み立てた構成。序章ではティエリー・サビーネの事故を引用し、アカデミズムの嫌う運命論を論文のごとく展開する。ラリーと言う興味からそれを受け入れるならば、実に興味深く、ひいてはそれが親子と言う観念に至る。その親子の心の機微が描き貫かれているのである。それは会うと早口で話す彼の語り口に似たアップテンポな文章展開で気持ちがいい。

SSER 2DAYSの翌日の朝、彼が迎えに来てくれて旭川空港から芦別へ向かうクルマの中での話を思い出した。・・・いや、しかしそうした彼の理論的な話を支えて昇華させ続けるのは、何よりも素直な父への思い。苛酷な環境の中で襲い掛かるトラブルを通じて、深まっていく理解と信頼。信頼されたいと願う息子の行動科学も興味深いが・・・いやもう素人書評はこのくらいだ。ぜひ皆さんも読んでみてください。来年はこのHPにも何か連載してもらおう!!博士論文が忙しいのだと思うけど、コミュニケーション理論やゲーム理論のミニマクス理論とか。カオス理論は出てなかったけどどう?とにかくこの正月にお勧めの1冊。いや、ホント。

きょうの一枚
今日の一枚は、そんな読書中って立ち読みかい!コラッ!!なボク。


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2004年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2003年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2002年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
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2005/12/21 (水曜日)

「まあそれにしても、1週間は早いなあ」と思うのも、毎週水曜日発行のSSER-MAIL-MAGAZINE!今日はその発行日。こうして定期的な発行物を持つというのは、時間の物差しを持つことに似ています。でそのメルマガ、もっと本格的に楽しいモノにしようと、どうやら画策中の模様。2006のメルマガ!期待しましょう!それにしても、新しい連載やら情報やらをどのように展開していくか・・・他人事のようですが、興味は尽きません。いや、それにしてもSSERのHP、メルマガ!って、良くやっていると思いませんか?ボクは「なににしても続けるって、すごい事だなあ」と、しみじみ思います。ちょっと手前味噌になりました?!

さてそれにしても2005大詰め!26日にダカール出場でヨーロッパに向けて出発するという、眠たいこと言ってるI崎くんに、「ダメ!そんなことじゃ。」とお説教?やっぱコンディション調整のためには1週間は必要。しかしそんなことに無頓着な彼は、それはそれで大物かもだ。それでも時差ぼけは、ならない時はならないけど、ひどい時はひどいし・・・それ以外にもまだ日本に居るエントリー予定者もチラホラ・・日本が寒いから多分ヨーロッパは暖かいかもですが、とにかく気をつけてくださいね。ボクもリスボンは行った事がなくて、行って見たいところリストに入っています。ユーラシア大陸の最西端ですものね。グーグルアースでリスボンを見てみると非常に面白い地形をしています。湾なのか湖なのか不明な湖?いや湾の北岸に街が形作られています。しかし市街地は北アフリカのメジナのようなつくりで興味を覚えます。街の中に飛行場があるのですが、湾を横断する大きな橋が架かっています。その橋を南に渡ると大きな滑走路が三角形にあるおそらく軍の飛行場でしょうか、乾いた白い石灰質のようなイベリア半島独特の土地の上に広がっています。都市計画的には古い中世の町並みのままのような気配で、とても興味を覚えます。で、何が言いたいのかと言うと、やっぱりこのグーグルアース、すごいね。1ヶ月くらい前に新聞で、数カ国が精度を落とせとか、文句言っていると書いていた。東京は平和なのか、最も精度が高いような気がするね。

旅の前に必要なものは、こうしたイメージトレーニングかもですぞ。アフリカに延びるラリーのルートを、こうしたサイトでシュミレーションして見る。モンゴルのゾーモットも「ふふん、こうなっていたのか?」みたいに謎が解けるんだモノ。

きょうの一枚
クリスマスのイルミネーション、って2年前もきょうの一枚で使ったけど・・・。

2005/12/20 (火曜日)

TDNって、ツールドニッポンのことですが、2002年から3年間にわたって開催しましたよね。最初は芦別集合出発で、宗谷岬を回って本州、そして九州の最南端へゴール。2年目は2パートに分けて、奄美大島から信州・白馬までと、北海道から白馬。3年目は長崎から北海道まで回って、最後は東京。この3年間というもの、異常なまでに日本を走り回りました。

そんで、ナニが言いたいのかと言うと「酸ヶ湯」青森県の八甲田山近くにあります。春先の試走のときは高い雪の壁の中を行きますが、素晴らしい湯なのです。で、昨日のニュースでは酸ヶ湯は2.3mの積雪!!あのヒバ千人風呂は大丈夫だろうか・・・といささか心配。TDNの度に必ず寄っていったものです。下北半島では、試走中に日が暮れて近所の温泉郷に飛び込んでみると、これが名も無き「下風呂温泉」泊まった宿は、確か「さつき荘」「えーっと、公衆浴場と内風呂とどっちがいいですか?」と聞くと日本語と思しき言葉で「どっちもいいけど、内風呂は今年電気をつけたから・・・」「???」で偵察班(といってもひとりだけど)を出すとすぐさま帰ってきて「グーです。」「グウー?!」(死語です)というので飛び込んでみたら、これがまさにグーです。秘湯ガイドにも絶対に載ってない秘湯中の秘湯・・・って寒いので、今日は暖かくなるOV温泉特集。あー温泉イキターイ。
きょうの一枚
夕暮れのゾーモット、えもいわれぬ不思議な空の色に魅せられてしまいます。こんな場所があるのだなあ、と感じることしきりです。

Organisation Voice 2005/12

 

2005/12/19 (月曜日)

BTOU2005にカナダから参加したローレンスさんの影響はすごい!というのもカナダからの資料請求の多さ!カナダでは彼は著名なモーターサイクルジャーナリストなのです。・・・淡々と競技を進めていく姿はただ者ではありませんでした。
ローレンスさんというのは、ガストンが2年目につれてきた盟友、かつてのBMWワークスライダー(フランス警察大統領護衛隊隊長)レイモンド・ロワゾーさんの雰囲気に似ていました。そういえばロワゾーさんも2年目に自身の長男をメカで同行させていました「あのモンゴルの風景を見せたい」と。あの背筋の延びた姿と立ち居振る舞いに、感動したものです。
こうしてヨーロッパからまた北米からの参加は、なにかとハンディが少なくありません。それは言葉の問題や輸送通関、食事やラリーの中の文化の違いなどと、まるで初期のパリダカの日本人の苦労に似たものさえ感じます。でもボクたち主催者は余裕の無い中にあっても、そうした参加者への目配りは怠らないようにしています。が、ローレンスさんの場合は、こちらのほうが温かい視線で見守られているような不思議な感じがありました。大人の男の余裕のような・・・で目が合うやいつも「OK?」「OK!」の繰り返し。その感覚も実に気持ちのいいものでした。
終わった後でスタッフから聞くと「ローレンスさんは、ほとんどビバークの食事が口に合わなくて、大変だったらしい」そうで、でもボクにはそんなそぶりを全く見せなかった。試走中にテルクンが「夢、見ましたよ」「どんな?」「ローレンスさんが、ビバークで食べられる物が無い!って困っている・・・」「・・・」というようなことで、かつて僕らはパリダカで食べる物が無くて困ったんだ・・・なんてバンカラなこと言ってないで、今回からはケイタリングをレベルアップするといって頑張っています。毎回言っているけど・・・。
きょうの一枚
そのローレンスさん。なんか映画俳優みたいでしょ。スパイものの・・・で、その何を食べてるのか、まさかお茶漬け?じゃないでしょうね。

2005/12/16 (金曜日)

なんと週末は大寒波の予報!でも今日の四国地方は、そんなに寒くないですよ。フランスからはチームスガワラの写真が届きましたので、今日の一枚でいち早く報告。チームスガワラのルマンの郊外にあるガレージは、広くて快適。カミオンが3台入って作業が出来ます。ルマン24時間を戦う日本のチームにも夏は貸している(た?)らしいし。で、そもそもルマンというのは、パリの西200km(あっ、うそ適当に書いた)オートルートで1時間半くらいで行きます。街に行けばそんなにおいはあまり感じられませんが、そこはモータースポーツのメッカ。ルマン24時間のときにだけサーキットになる市街地コースは、ガードレールも2段になっているし「おお、ミュルサンヌ」とか「ユーノディール」とかって感激に浸るのですが、その刺激的な名詞は、何のことはない松山で言えば「重信の直線」とか「川内のコーナー」とかってなのです。
で、まあ夏にでもこの地を訪れたら、いいですよ。そしてサルテサーキットに行くと自動車博物館がありますね。その近くにはレーシングスクールやレーシングガレージが・・・サーキットに飛行場もあって、世界で最初に飛行機が飛んだのもココだそうで、記念碑がありますよ。ルマン24時間には自家用機で観戦に行くことができます。まあそんな素晴らしい環境にガレージがあるのですから、恵比寿の本社下の作業場が狭いのではないか?とご心配の皆さん・・・って何の話?さらにルマンの話を書くと、たぶん前にも書いたけど「栄光のルマン」冒頭部分でナローポルシェ(妙に車高の高い)に乗ってスティーブ・マックイーンがミュルサンヌを走っているところが、ナゼだか胸を打ちます。それは前年のルマンで死んだ男への弔意を表す走行シーンで、クルマを現場に停めて(忘れた、違うと思うけど)花束?を捧げます。ここでこの映画は、レースにおける男たちの刹那の闘いを描いてるんです。
さあ、ダカールも近いというのに話が変な方向に行きそうになりました。ぼくたちは2006ダカールに臨む全ての参加者、とりわけ日本からの参加者に心からエールを送りたいと思います。そして最善が尽くせますよう。
きょうの一枚
そんなわけでチームスガワラの雄姿。2号車もアルミボディを纏い、カッコ良くなったすね。オランダのデルーイ親子VSスガワラ親子・・・マシンのハンディはともかく。頑張るのだテル!

2005/12/15 (木曜日)

ホント寒いですね。明日から新企画BTOU2006エントラント情報局がスタートッ!で第1弾は既にエントリーの準備やマシン制作が進んでいる前回ミニで大注目の田中さん。メールが届きましたので紹介します。
エントリーは、なんとミニ4台!!で・・・
「テーマは前回はモンテカルロラリーだったんですが今回はミニミニ大作戦です。
トリコロールカラーの3台+1台の4台体制」
「完走率は0.5%だと思っていますが・・・」
「0.5%って、それじゃあ200台出て完走1台って事ですか?」
「そんなもんかもしれませんね」
「・・・・・」
で、田中さんは
「今回はナビをします。ドライバーはうちのスタッフで女性です。」
「!!!」
「92のミニを1300から1000に積み替えて、ボディカラーは赤。これが北川/田中組、そして青いボディカラーは渋谷/矢野組、91の1300を1000に積み替えます。そして白はもうひとりの北川/細川組、88の1300を1000に。もう一台はオレンジに仕上げる予定で87のミニ、チェルシーです。」
「それも1000?」
「1000の方が燃費が良くてエンジンの安定性も良いんです。」
そういえばエコチャレンジ部門でした。非常にセンスの良い田中さん、きっとステキなチームでエントリーすることでしょう。チームの目標は?と聞くと、完走とかって答えが返ってくるはずなんですが「ゴミを出さないことです。」ときっぱり、さらに「ゴミになって捨てられそうなクルマを直して走ることもゴミを捨てない。というコンセプトです。」とのこと・・・最近たくさんのゴミを捨てた(いや、ちゃんと業者に出したんですよ)SSERとしては耳の痛い話に。で、みんなサラリーマンで普段のアシもミニ。でも今回はそれとは別のそうした古いマシンをしっかり作りこんで参戦。思いがけないパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
こうした情報は、これからはこちらのHPのBTOUのコーナーで紹介をしてゆきます。既にエントリーをお済ませの方には、アンケートのお願いがあると思いますので協力よろしく!です。
きょうの一枚
今日は4台の中から渋谷/矢野組をご紹介。シルバーの91のミニはご覧の通り改造中!完成されるとブルーにペイントされる予定。いいね。

2005/12/14 (水曜日)

ううう、寒ーい。この強烈な寒気団は、ムッホの家族が連れてきたものらしいです。で、今日の午後の便で彼らは帰ったので、親衛隊の寒気団も大陸奥深くに引っ込むことでしょうよ。これで少しずつ暖かい普通の冬に戻ることでしょう。しかしマイナス30℃の国からやって来ても「日本は寒い」そうで、屋内はモンゴルや北海道のほうがはるかに暖かいのですね。しかも24時間!!
ところで大清掃が続くSSERでは、延々と事務所の片付けと倉庫!の整理。なんと100坪超の倉庫にはラリーの備品がびっしり!テントから発電機・・・厨房器具やらパラソルセット、コースマーカー、杭などなど。長年のラリーで使用したタイヤやオイルなどは、やっと完璧に無くなった。ゴミの処理ほど気持ちがいいのと引き換えに、むなしさが漂うのはどうしてだろー。こちらも100坪以上ある広さの工場のほうも、例の改造を前にゴミの撤去がほぼ終わった模様。でもまだ鉄くずやパーツ類などがたくさん。でもさらに年内一杯はこの調子が続きそうであります。
テレビでちょろっと証人喚問を見てますが・・・「あきまへんな」国会議員はんは自己主張がしとうて、自分の意見ばっかり言うて、肝心な証言が全く聞けてないんじゃありませんか?まあここらは夜と朝のワイドショーやらニュースやらで、たっぷり聞くことになるでしょうからご愁傷さま。
きょうの一枚
あっHP2到着の報・・・最近体力の低下と視力の低下のボクのブルワーカー(フルッ)になるか?

2005/12/13 (火曜日)

 
なんのかんのと言っているうちに12月も半ば、ということは2005年もあとわずか!パリダカのシーズンがやってくるのは楽しみなのですが、歳をとる、というのはもうそろそろ、いいかなあっと思う今日この頃。そういえばパリダカやっている頃はそんなこと考えもしないで、気がついたら何年も経っていたみたいないい意味での浦島太郎状態・・・スガワラサンは多分知らないと思うけど、元旦はもう日本では「明けましてオメデトウ」なんて誰も言わないし「お雑煮は法律で禁止されたんですよ」(ウソ)ってウソって書かないと「そうなの?」と思いかねないほど、4半世紀も日本のお正月を知らないんですよ、あの方は。気がついたら25年だか26年だかパリダカで越年しているわけです。そんな僕たちは師走の寒風が身にしみます。
さて、そのパリ・ダカール。篠塚さんは今大会限りの引退宣言!増岡V奪回宣言。そのほか4輪部門には三橋と池町が、日産とトヨタでガチンコ対決!!スポーツは因縁の対決があるからオモシロイのであります。今年はちょっと予想困難かな。日産のプロトが壊れなければ速いんだけど、信頼性はトヨタ、で池町は壊さない運転が出来る。当然2人はトップ10入りを目指すはず。待てる池町と攻める三橋・・・三菱のような体制なら三橋(ジャレ)で、我慢大会なら池町。でも2輪出身の2人が大活躍!して世界をあっと言わせてくれることが、何よりも愉しみ!その為には「最初は処女のごとく、後には脱兎のごとく」だ!話が変わるけど、最近のTVCMのナンバー1は松下の石油ファンヒーターの回収の案内。チャラチャラしたCMの中で燦然と光る!!15年も前の商品なんて時効もいいとこだ!って開き直らない姿勢に200億を投下した以上の広告効果あり・・・好感度急上昇間違いなし。どこかのマンションやさんみたく無いのがいい。でも問題がひとつ「やっぱなんでも大手の物がいい」という神話が再び日本を横溢し尽くしちまう。大手は金がある・・・でもその金は賢い消費者であると思っているあなたたちが、いや僕たちが「安い!買っとこお!」なんて飛びついたものの儲けが積み重なったものであるというところは知っておきたいなあ。
きょうの一枚
空撮で見るハラホリン、エルデニズー寺院。オゴティ・ハーンが草の海に造営したかつてのモンゴル帝国の宮殿を取り壊して作られたもの。かつてモンゴルのハーンらを定住させようと試みた中国人らの企みは上手く行った。さまざまな遺跡の残る世界の王らとは違い、彼らはほとんど何も残さなかった。草原に生きる民の思想は今もなお続いているのだが・・・・

2005/12/12 (月曜日)

 
週末の旅から帰ってきました。旅のお話は後半に。旅の途中でサッカーワールドカップの組み合わせ抽選のニュースを聞きました。各局でものすごいボリウムで取り上げていて、きょうの月曜は新聞お休みなので日曜日の日経を見ていると、なんと見開き2ページ「サッカーワールドカップ組み合わせ決まる。日本組み合わせにツキ、ジーコ“初戦に集中”」・・・「それって、いつから始まるの?」「来年6月!」どうしたの?マスコミ・・・。
最近の少子化の原因のひとつに「自分の子供が犯罪加害者になるのが怖い!」というのがあって、それはそれでよく分かるのですが、この原因もマスコミにあるなあ!と感じます。このところは、世にも凶悪で理不尽な事件が多いのは多いのでしょう、でマスコミが大キャンペーン張るから、宝くじの確率よりはるかに低いそうしたことが、まるでかなりの確率で起きて、かなりの確率で自分たちも被害者や加害者になりかねない!という錯覚を覚えるように感じます。
そしてムッホの長女(小学1年生の女の子)が日本に遊びに来ているのですがレストランでも「暑ーい!」とか言って、お店の外に出て行っちまうのです。とボクはもうビックリ「ダメダメ一人で外に出ちゃあ」ムッホたちは「???」「だめ!小学一年生の女の子は日本では必ず誰かに連れて行かれる!」・・・とマスコミ報道でそう植え付けられているのは、何を隠そう・・・ボクなのでありましたな。
で、その週末の旅というのはその子供たちにプレゼントしたものでありました。子供というのは洋の東西を問わず同じようなものなのですが、日本の子供がもうなくしてしまったものをたくさん持っています。無くしかけた美しい日本の作法やプロトコール???(コンピューター用語のおかげでいろんな言葉が意味が変換されてしまったわい・・・)のように、近年のさまざまな変化にさらされ不安で不穏で・・・そんな日本人がモンゴルの子供たちに教えられることは少なくはありませんでした。
豊かな人と自然が織り成す・・・といえば日本の田舎に掛かる枕詞だったのですが・・・この言葉はモンゴルの民に捧げたいと思います。日本の漁師さんたちと数時間過ごしましたが「日本にもまだ、チャンとしたトコロとちゃんとした人々がいるのだなあ・・・」と感じたのです。ムッホたちは彼らに遊牧民の姿を重ね合わせて見たのです・S先生有難うございました。厳しい自然環境と向き合って暮らす人々は、おのずと他者に対して優しく居られるのです。
都会で犯罪被害だ!加害だ!詐欺だ!偽装だ!インチキだ!隠蔽だ!と、常に他者からの被害に対して過敏になっていては、素晴らしい人格は形成されにくいかもしれません。で、結局お金を持っている人がエライ!という資本主義のパラダイムという、悪天候に脆弱な泥のような船で沖に出るようなこと、それが今の日本の社会の多く、なのではないかと考えたのでした。
BTOU写真集、まあまあ好評の様子。来年はさらにパワーアップするけん。
きょうの一枚
その日曜日のムッホと娘の筏での釣りの風景。結構つれましたがな。
 

2005/12/09 (金曜日)

写真集が出来上がって既に発送が完了、と報告があったのですがボクは出張中で仕上がりを見てません。二人のカメラマンの作品を使ってるのですが、デジタルと通常のポジフィルム。空の青を意識して色を作ろうとする一人と、空撮中心にラリーのリアリズムを追っかけたカメラマン。どちらもそれなりのメッセージを伝えています。でもチョイスしたのはボクで、実は写真の良否で選んで構成したわけではありません。さらに二人のカメラマンはオフィシャルとしての仕事が優先されていて、レントゲンの撮影と現像や、行方不明などのリサーチなどを担当したため、パーフェクトではなかったかも?です。でも来年は10周年のパワーアップ写真集!と、できることなら2回大会以来の地上波全国放送を目指しますよ!皆さんの応援をお待ちしてます。
きょうの一枚
今日の一枚は写真集です。

2005/12/08 (木曜日)

 
ちっと関西方面に出張にお出かけ前の一瞬に書いています。
このOVも、いったい何篇書いたことでしょうね。バックナンバーを振り返るとこの数年間の自分の思いや悩みが、性格悪いからストレートに・・・ではないのですが読み取れて、恥ずかしくなったり、誇らしく思ったり。またガストンの悲報には言葉のない・・・・で、いまやとても大切な物になりつつあります。世はブログが流行ってて、ドンなものかと言うと、なんかOVもブログ的なものだったんだと思うんですね。要は時間と共にタイムカプセルのような物をたくさん持つことが出来るようになった現代人、どれだけ心からの真情を吐露していけるかが問われますね。
チョコット話が変わります。アグリのF-1参戦に待ったが掛かっているというニュースを今月初めに聞いたような気がします。とんでもない金額を保証金で積まなければならない!F-1の参戦。頑張って欲しいと願うものの「なんだかなあ・・・」とも思います。もうひとつ、最近名前聞かないので「どうしたのかなあ?」と思っていた元スバルのリチャード・バーンズが34歳の若さで最近ご逝去されていた様子。脳腫瘍だったそうです。ご冥福を祈ります。われわれをそして世界にスバルの人気を高めてくれたことには日本人としても、端っこでモータースポーツにかかわる人間としても。
最近「坊ちゃん文学賞」の発表があって、もちろん僕は落選。「若い女の子しか取れませんよ・・・」「いやそんなんじゃなく単に実力の問題で・・・」だってボクの内容は30年以上前の若者のお話だものね・・・そのうちこちらのHPで連載しよかな・・・ってやめとこかな。
きょうの一枚
ボク達の大好きなゾーモットの木。それにしても不思議で、あの大地の中にナゼにこんな場所があるんでしょう?南に70km下れば恐竜の谷、もう少し下れば新疆ウイグル自治区・・・ナンという場所なんでしょう。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に「エスエスイーアルオーガニゼーション」とか「ラリーレイドモンゴル」とかでてるって・・・て言うんで見てみたらビックリ・・・誰がこんなに精密に・・・「自分で書いて・・・自作自演でしょ!」と疑われかねない内容。僕たちより詳しい。

2005/12/07 (水曜日)

 
SSERのオフィス改造計画も山場を迎え、ライダー兼大工の○○チャンが連日作業をしてくれてるのは良いのですが、作業の音(笑い声なども含めて)がうるさくて仕事にならないのが難点!です。倉庫の大片付け!工場の改造計画のための大掃除!あまりにも作業量とゴミの多さにすっかり疲れてるSSERのメンバー達でした。
さて本日の本題。年末になると恒例のさまざまな「発表モノ」がありますが・・・今日は日経「2005年ヒット商品番付!」をひやかしてみましょう。東の横綱は「i-pod」に対して西の横綱は該当ナシで・・・本物の大相撲のように海外モノ・・・の一人勝ちだと日経は断定したわけです。大関は「株式ネット取引」と「クールビズ」「???」その中で気になったのが「ロハス」小結に。「なんじゃそれ?」とお思いの方も多いでしょうが「ロハスな生活」とか「ロハスなライフスタイル」という風に使いますが、ハッキリイッテ、ボクはこの言葉が嫌いです。
もう自分自分のライフスタイルをマーケティング的にカテゴライズされたくないと思うのであります。あっいやボクはこのカテゴリーには入りませんので・・・・ロハスとは健康や環境を意識した生活らしく、少しくらい高くても健康に良いものや環境に良いもので暮らすということのようです。という事はうちの母なんか超ロハスな人になりますな。でもボクは全く違う!のであります。デザイン的な要求が満たされなければ自らのニーズは成立しないし、ちょっと高くても・・・という物言いが安っぽすぎちゃう。ひどいと思ってたクールビズよりひどい言葉で、仕掛けたやつがいるに違いない、雑誌だろうけど。百貨店が店内スラングで使えば良いのに。大体において語源が分かりにくく、言葉の意味も不明。こんな単語を流行らされてもねえ。で、本当にこれらがヒット商品なのか!?商品とはなにか?モノとことの定義をもう一度ハッキリさせないといかん。そんな事を言うのなら国民が今年一番ヒットさせた商品は「自民党」で、これもまた商品みたいなものだと思うのであります。それを証拠にに流行語大賞とヒット商品番付がかぶってるということですね・・・ヒット商品番付には、実際商品らしい物はi-podくらいなもので、ってもう言うのやめよう。
きょうの一枚
さて来年のBTOUの企画書も出来たし・・・というわけで企画書の中に紹介のために掲載したのは、ACP製のグッドイヤーの4枚組みポスター・・・ボク的には「ナミダモノ」ですね。

2005/12/06 (火曜日)

 
昨日の続き・・・
2日目のスタート予定時刻は午前6時!を1時間遅らせることにした。スタート時には雨もやや小降りになってきた。初夏の雨なら雨情もあるのだが・・・足摺岬界隈も煙っていた。丸みのある水平線はぼやけていて太平洋の黒々した美しさは望めなかった。椿咲く足摺のボクの好きなウバメガシのトンネルの古径は20年近くに及ぶTBIの懐かしい思い出がぎっしり詰まってる。2回大会は万沢ヤスオさんを横に乗せて走った。3回大会の頃はパリダカで負傷してリハビリ中の山田シュウセイさんと5回大会は横田紀一郎さんが僕の横に乗って、この古径を通った。覚えていますかね?みなさん。そしてやがて空の青が雲の切れ目から覗き出した。「おおっ」見事に太平洋は美しい色に!無線と携帯をフルに使って進行先の天候の状況を聞きながらこの天候の回復が本物かどうかの確認をした。
予定のCP1は土佐名物、日曜市・・・子供の頃から良く出かけたもので、いったいいつの時代から続いているのだろう?そのCPにはひとりを車から落として先に進むように連絡。さらに先の道の駅にも1名のスタッフを落とす。クルマはSSへ向かわせる。本来キャンセルするはずのSSも、ギリギリまで天候を読むことにしていて、常にその際のシフトのことは頭に入れておいたが、スタート・ゴールそれぞれに計測用のデータシステムを持たせてないクルーを向かわせざるを得なかったが、このことが後には功を奏した。
うっすらと積雪の残るこのSSも、今回のとっておきの場所だった。分岐にクルマを停めて全員が駆け抜けるのを見送った。ラリーで最も大切なことは、自分との戦いだ。早く走ることよりも求められるのはセルフマネジメントといえる。今回の参加者は、実に良くそれが出来ていた。ゴールには手書きのデータがFAXされ、われわれがついに横殴りの大雨しかも霙混じり!になった高速をゴールに急ぐ頃にはリザルトは出来ていた。
ゴールは悲惨極まりない有様。キャンプ場から締め出されたわれわれは駐車場の避難民キャンプのような閉会式会場に辿り着いた。お役所仕事のキャンプ場運営をののしりながら・・・TBI2DAYSという、不確かで不思議なフォーマットのこのキャノンボールにも似たこのラリーは、無事にゴールした。走行距離で言えば1週間で走るTBIの半分になる勢いだ。いかがでしたか?あい対したのは、四国の自然とあなた自身ではありませんでしたか。帰路では吹雪かれましたね。
お疲れ様でした。
きょうの一枚
ちょっと閑散とした感じですが土佐名物日曜市のもう端っこのほう。売ってるものは本当に長年変わらないですね。高知生まれのボクの母は、ゆずの絞ったビン入「ゆのす」と言うんですかね。を買って来いといいます。そんでそれは酸っぱいお寿司「すもじ」と言うんですね?を作ります。

2005/12/05 (月曜日)

 
TBI2DAYS・・・あの夏の記憶が脳裏をよぎった方も少なくはないのではないでしょうか?カレンダーの時点で賛否もかまびすしかった「冬のTBI」・・・それはまさに冬の嵐!の強襲!の前に右往左往する小動物のようなボクたち。でも誤解を承知で言うと、ボクは冬の嵐は好きなんです。あの暗く不安定な空気の中に出現する美しい光、風。そしてドラマティックな夕焼け・・・パリダカに出かけていた頃の12月のヨーロッパが、まさにそんな感じでした。アウトドアにいる時は特別に警戒が必要だけど、ああそれもサバイバルテストと思えば思えなくもない。
しかし、それでも1日目は好天に恵まれ、前半の一部はやむなくルート変更となりましたが、徳島から高知へ抜ける林道の美しさには、チョビット感動しました。そこからは全て海沿いの道・・・鯨が泳ぎよる・・・と歌われた浦戸湾も一跨ぎして龍馬の銅像を見ていった人も居たかしら?で、どんどん西へ。横浪あたりじゃ西日に目を細めながら先を急いだことでしょう。やがて西の空に宵の明星がひときわ明るく眺められるようになった頃、夜の闇の中で四万十川の頼りない沈下橋を渡ったことでしょう。最近は白線が新しく引かれたので、落っこちそうになった人もいなかった事でしょう。そして25.77kmのSSはSSER史上国内最長タイ!(過去に26km林道というのがあって、見てみるとこの時のSSが25.7km)まあ珍しくタフで、しかも分岐多いけどSSERみたいにコーステープは張ってないし・・・でトップグループも40分くらい!!かかって「ヒーヒー」言っていた?!前半が特にきつくて「25.7kmって、こんなに長いの?」と思ったけど口に出した人は僅か。ということで四国内最長級の1DAYS490Kmは静かにゴール!!流石にオフィシャルミーティングの開かれるレストラン?あたりで、いつまでも声を上げてるエントラントは常連の体力自慢だけ・・・・・。
翌朝は雨の音で目覚めた方も・・・「ウッソー・・・」で作戦会議。思考完全停止状態で出した回答は「ブリーフィングを1時間後の6時30分に変更して天候待ち!なんと早起きスタッフは出動!している。「あっ、来客だ。」(続く、続かんかもしれんけど)
きょうの一枚
TBI2DAYS・・・土佐湾12月3日午後3時。天気晴朗なれど波高し・・・あちこちにアザラシ状態のヒト発見!!ナゼに彼らは・・・。

 

Organisation Voice 2005/11

2005/11/30 (水曜日)

 
いつもの事だけどイベント前にはオフィシャルマニュアルとなるものを作成します。BTOUなどではずっしり重い・・・のですが、何が書かれてるかと言うと。そのイベントの全てが記述され、地図が貼付されて、さらに見取り図やオフィシャルの配置や緊急時の対応などが書かれた物で、今日もこのマニュアルの制作に追われてました。基本的にわれわれが主催するイベントは開催中にスタッフが集まってミーティング!という事はあまりありません。(ナゼだか最近は、ちょくちょくやるようになりましたが)決められた仕事は、そこに書かれたものから読み取れるわけですし、全体像がつかめるようになっています。いったい何冊のマニュアルを作ってきたんだろうねえ・・と感慨にふけっていましたが、やっぱ最近は現場あわせ(結構便利で良く使う言葉・・・)が多くなってきました。多分以前のようにマニュアルに、じっくり取り組んで詳細に作られていないのかもしれません。精密に作るということは、ナンカ構造設計や企画書作りに似てます。事務所の整理をしてると20年のこうした資料が出てきます・・・と、やっぱり若い頃のボクは緻密で・・・スバラシイ!と自画自賛の日々・・・要領でこなすことを老練というのは間違い!昔の緻密なコンピューターのような僕に戻る!!と宣言。「いや、昔から結構いい加減でしたよ!」「・・・・」どうも忙しいのと体力不足が原因のような・・・
きょうの一枚
というわけで昔のオフィシャルマニュアル・・・なんかこう思いというか思い出というか、苦闘のあとが鮮やかに残ってます。

2005/11/29 (火曜日)

 
今週末はTBI2DAYS!こんな季節に開催するのだから、いつもの倍くらいお天気が気になります。暖かい南国土佐に行くんですが、それでも峠ひとつは超えなければなりません。ちょっとみんなで手分けして、ギリギリでコース下見!をしてくることにします。SSは1日2本!2日で4本!だったのを、それぞれ距離を2倍にして毎日1本計2本!・・・長いですよん!見どころたくさん!ホントあきれるほど素晴らしい!!ですよ。
話は変わりますが、写真集ですが印刷上がり予定が少し延びて12月9日。同日送り出しをしますのでお手元に着くのは12日前後と思われます。いつものことで遅くなってゴメンナサイ。11月15日以降の資料請求の方には写真集とエントリー関係の資料を同封して送る予定だったのですが・・・早くエントリー用紙だけででも送って・・・という声も届いたので、先に送ります。
マタマタ話は変わりますが・・・人間というもの「見た目が90%」となにかの出版物のタイトルで見かけましたが「本当にそうだなあ」と思います。「人は見かけによらない」んじゃなさそう・・・ボクも自分の顔かたちと物言いには気をつけよう。と思う今日このごろ・・・というのは今日の証人喚問!例の耐震偽造の・・・で、「一番悪いのは誰だと思いますか?」と聞かれたボクは「マーケット」と思わず答える始末・・・・というのも日経平均15000円に急迫って一見関係なさそうだけど「何が儲かるか、何が安いか・・・安くて良いものって株で言えば、いまは安いけど確実に高くなるもの・・・」そんなことばかりに国民の関心が集まっているような気がします。でまあ「建物は見かけで選んではいけない・・・建物は見かけによらないんだ」という事ですな。一方のブランド神話・・・・甦りますね。
きょうの一枚
なぜか昨日の事務所の写真に続いて・・・・チームスガワラの何時のものか?ミニチュアカーです。ガストンライエミュージアムには砂漠のジオラマが作りたいものです。こんなものがどうして好きなのでしょうかね。

2005/11/28 (月曜日)

 
「1月生まれのあなたに・・・」あっボク1月生まれなんですが・・・国内の某エアラインからメールが来ました。ウウッ飛行機代が安いの!?・・・何で誕生日の近くだったら安く出来るの?どうして飛行機代は繁忙期には高くて、暇な時は安いの?モノはたくさん売れれば安く出来るのがマーケティングじゃなかったかな?でもってあのマイレージってのはどうも気に入らない。
「えーっ!マイレージ、しないんですか?」
「うん。せんよ。」
「だってあれだけ飛行機乗っているのに、マイレージしないなんてバカですよ。」
「ホウ!?ボクはバカか?で君はエライのか?会社の出張代でマイレージ貯めて、でそれで手に入れたチケットで休み取ってハワイ行くんかい?」
「・・・・・」
「ボクは一生しない!マイレージなんて・・・」
だいたい何でもかんでも会員制。どこの店に行ってもレジでは
「○○カードはお持ちですか?」
「ン?!なにそれ」
「ウチの店の会員カードです」
「で、持っていたらどーなるの?」
「はい5%引かせていただきます」
「ほー。僕は初めてこの店に来たんですが、5%引いてよ・・・」
「それは出来ません。」
「じゃあもう来ないよ。そんなことで客を差別するのはおかしい。客は一見だろうが常連であろうが差別しちゃイカン!人によって金額が変わるような商売しているようじゃ先は長くないぞ。だいたいな・・・」
レジの後ろには長い行列が・・・・
「それってただのイヤガラセ!じゃないすか」
「イヤガラセだとお!だいたいな、おまえ・・・」
と今日もつまらないことにアドレナリンたぎらせているのでした。
まあ、というわけでクーポンやら割引やらと、これはボクたちの業界(広告業界ね)用語では「顧客の囲い込み・・・」と言うんですな。しかし、囲い込みをしなければならないという時点で、そこの商売は実に危ういわけです。商品やサービスひいては金額では差別化ができなくなったことを意味します。で、人の損得勘定に頼って顧客を固定化しているというわけで、そろそろこうした動きも「みんなで終わりにしよう」な時代が近いと思われます。それを象徴する出来事は、携帯の番号の互換性かもです。ボクはボーダフォンのフェラ-リモデルにしたいのに・・・って、もう売り切れ?囲い込みに乗っていると、こうした機会を失うかもだ。
きょうの一枚
80G/Sを買いました。ダイカストモデルだけど・・・で事務所の僕の部屋は子供部屋だね。おもちゃが一杯・・・増え続けて減ることは無いのですが。

2005/11/25 (金曜日)

そういえばパリダカの話題ももりもりと盛り上がってきました。ボクは積年の資料の整理=事務所の片付け中!なのですが「デテクル出てくる・・パリダカの資料」捨てるにステられない青春?の残像?カルネの申請用紙からマシン作りのためのスケッチやら膨大な量の作業中の写真。で真新しい古い時代のTSOロゴ入りのターバン・・・ターバンをかたちどったパリ・ルカップのプレゼンタシオンのインビテーション・・・「プレゼンタシオン ド フィルム オフィシャル」とあるので公式映像によるまあ上映会なんですが、そういえば行きましたがな。ペリフェリックに乗って、パリのエスプリを満喫!1991年の冬のことでした。
さて今年のパリダカ・・・既報の通りスタートはリスボン。リスボンは洋の東西で言うところの西の果て、新しいヨーロッパステージは興味津々、なのですが時々は不要論なども耳にしました。パリダカがパリダカたるゆえんは、ヨーロッパステージにあるヨーロッパ文化・・・スペインなどに行くとラテンの文化はその実イスラムと溶け合っているのかと見まごうばかりです。
この文化の違いと地理的な距離感をバランスさせて、単純なモータースポーツに陥らないように・・・社会との微妙な距離感を保ち、文化的地理的な好奇心を満たして行くというフォーマットなのだと僕は信じているのであります。そこらにモータースポーツが根強く受け入れられているヨーロッパ的な背景が垣間見えもするんです。
地を這うように旅をするには、こうした距離感と文化的な微妙なグラデーションを感じるのが良い!とボクに強く意識させてくれたのは、こうして数年間に及ぶパリダカの挑戦の日々でした。
BTOUをてがけての思いもこれに似ているものがあります。でまあ来年2006年はモンゴル建国800年祭。夏のモンゴル行きのエアーはことごとくブロックされているでしょうし、通常でも割高になることは必至でしょう。北京に集合する意味は、こんな背景も含めて参加コストの低減の一つの要素になっています。また北京で同じ時間を共有するのはさまざまな意味を持ちます。翌日の朝のエアーでスタート地点に向かえば、その翌朝の出発まで全員に全くイーブンな時間が与えられます。長すぎもせず短すぎもしない時間・・・ラリーという競技は北京から始まっているといえます。ラリー全体に要する日数が長くなった!のですが、それは純粋にエタップ数が伸びた部分だけになります。北京は市内のメモリアルな場所(ホテルね)と、素晴らしい前夜祭を計画しています。
中国の文化に浸り、リスボンじゃなかったモンゴルに浸る。洋の東西などという曖昧な物ではないリアリズムが、あなたの感性に突き刺さるはず。ラリーなのだけれども、あなたの人生への問いかけでもあるのですね。
きょうの一枚
その片付けていたら出てきたというターバンとインビテーションカード・・・。

2005/11/24 (木曜日)

寒くなりましたが、この寒さも概ね今日まで位だと聞いています!?ホントウカ?岡山からは、春の便り?が届いています(きょうの一枚参照)田には稲の切り株から新しい芽が育ち穂まで着けているという四国では、SSER行きつけの居酒屋で一杯やりながら蚊に悩まされるという異常な事態。
マンションのインチキな構造設計はマコトにケシカランのですが、それを追求するTVの姿勢にも少しばかり「ウ?ン?ザ?リ」なボク・・・「じゃあ、古くて耐震性のない住居に住んでいる人には、行政はどのような手を差し伸べるのでしょうか?」そんで、これらのマンションが撤去されたら、地震が来た時、ひとつも倒壊することが無いみたいな錯覚!を感じますねえ。
ところでSSER ORGANISATION 2006 カレンダーが決定!!発表されます。「あんた、いつ寝るの?」みたいなスケジュールになりましたがな。シリーズの3戦はこれまでどおりですが、Super-N、Group-N(GRC)はニューフォーマットのナイトラン。SSER 2DAYSはデイライト!という構成。ロングディスタンスラリーはTBI、北海道4デイズ、BTOU2006の3戦。ヒストリックエンデューロはSuper-Nの土曜日の午後つまりデイライト・・・あの駐車場も使って?ジムカーナも入れようかなあ・・・と考えてみたりしてるっし。
きょうは2枚
そんなわけで岡山の保険屋さんの画像・・・ってあなた、そのバイクはナニ?

2005/11/22 (火曜日)

寒波に襲われた日本?でしょうが、今日もムッホは半袖でお仕事な松山は、まるで亜熱帯。ボクはこの冬初のニット着用で「ちょっと暑いなあ」です。亜熱帯といえば高知。先の週末の高知ときたらクルマの中ではエアコンはもちろんCool!暖かな海からの日差しは正午にもなると・・・・・。
今日もNEWSは盛りだくさん!やや右よりの方は、ほぞを噛みたくなるような2題「北方領土の返還交渉は進まず・・・日ロ首脳会談」好調のロシア経済と、思わず量産できた原油マネーを背景に、たぶんに強気。何しに来たんだろうと思えば、まあ「東シベリアの石油を売ってあげるからパイプライン作る金、出しなさい。」
みたいなことじゃないのかな。でディティールまで良く見ると強気のロシア、結構お金ふんだくって帰るみたいに感じるのはボクだけだろうかねえ。アメリカにもロシアにも、結局は。カライバリしてももってかれるものはもってかれるだけの、イジメラレッコみたいな日本でした。と皇位継承問題。テレビでは識者とやらが「側室」なんて話するからややこしい。イヤ、ややこしい。
きょうの一枚
僕たちは元気に走るのであります。この橋を渡れば、あの深い林道が待っています。その深度のようなものは、ちょっと一言では申し上げられませんなあ。

2005/11/21 (月曜日)

人生のなかで月曜日が一番多いのではないかというくらい、いつも月曜日のような気がする。月曜日がイヤ!なのではなくて、むしろ好きなくらいなのだが、ハードな日曜日(イベントなど)の次の月曜だと、やっぱり「チョイしんどいっかな」って感じ。歳だし・・・。で、昨日はTBI2DAYSのコース制作が終わった。こうした広域なラリーが12月開催だと何かと悩むことしきり。
でもこの日曜日はホントにNEWSな話題にコトカキませんでした。内外のスポーツニュースもそうでしたが、北京では米中首脳会談。(ちなみに今日は日ロ会談。)中国は人民元の改革を約束・・・と言うことは、やはり懸念の通り切り上げの第2弾がやってくるのでしょうね。新聞の隅っこには中国がボーイング737-800を150機購入する契約を締結とあり。これも米中会談への緩和策というかお土産なんだろうか?世界中、やることは似たり寄ったりなのかねえ。それにしてもブッシュさんの精力的なこと・・・。その台湾問題などに端を発する米中の緊張、中国の軍事費の増大・近代化・軍事転用の高い宇宙開発。何かと話題の多い中国。いったい中国はどこへ向かうのだろうか。
今日はブッシュはモンゴルに向かった。中ロに挟まれた戦略的な位置にある国として、アメリカはモンゴル軍の増強を図ろうとしている。よりもなによりもモンゴルはイラク派兵にも早期から取り組み、成果を挙げているし、米軍は今のウランバートル空港の近代化の工事も手がけた。さまざまな戦略が渦巻く不安定の弧、その端っこにある東アジアの目に見えない緊張。
安定と平和・・・は果たしてパックスアメリカーナで実現するのか否か。それを拒むのは中国?で、日本ときたら国論が二分三分し、若者たちには虚無感が横溢している。で、それとはあまり関係ない?が来年はモンゴル建国800年祭。みんなパソコンの前から立ち上がり、行動!って来年のBTOUにみんなで行こう!ってハッキリ言えばいいのにね。
きょうの一枚
お待たせしてる写真集・・・もうすぐ完成予定です。タノシミタノシミ。今日の一枚はそんな写真集にあるようなゾーモットに休むラリー監視用ヘリ。

2005/11/18 (金曜日)

日経の第1面から「自動車6社巨大市場へ第2波・・・中国投資5年で2200億円」6社と言うのはトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ、三菱、のこと。「三菱UFJ純利益6350億円・・・トヨタ抜き国内最大」「外国人の株買越額9兆円・・・今年、最高ペース・・日経平均は年初来高値」「第4の極、中国・・第5部グレートゲーム・・・大陸の権益・・・資源・安保の足場固め」どうも国内景気はバーチャルな感じだけど良いらしい。3面では「東証時価総額バブル期の8割に回復・・・1兆円企業、103社に増加。トヨタ20兆円。」またまたバブル再燃!中国は相変わらず投資対象国!まあ危うい危うい・・・ヤマダファンドはどうしましょ。さあ、ではコース制作に行ってきます。
きょうの一枚
BTOU2005の写真集(と言うほどのものでもないのでミニフォトブックと社内呼称)のお申込みたくさんありがとうございます。予約枠の300冊には今日中にも到達しそうです。増刷するべきか(企画書用とか海外用とかに)我慢すべきか・・・で今日の一枚写真はゾーモット。どんなに空撮しても絵になる不思議なところ・・・開発の手が入ると言うウワサも・・・SSERが宣伝しすぎたかも。

2005/11/17 (木曜日)

某BMWディーラーから電話
「入りました」
「おお!入ったか!HP-2!」
「いえ80G/Sです」
「ハチマルー?」
「ハイ。ミニカー」
「・・・・・」
そー言えばダイカストモデルを頼んでたんだ。
「なーんだ。いつでもいいよ」
事務所の大片付けが続いています。足の踏み場も無いくらいで、このままコース制作に出かけるんだから、残った人はさぞ迷惑なことだろう。ゴメンナサイ。しかし片付けると言うのは、タイムカプセルを開いているような物で、この20年のさまざまな記憶のディティールが姿を現します。幻の1986年第1回TBIのエントリー用紙のファイル。今も元気に参戦を続けている人たちの名前も沢山!明日からは、四万十周辺に居りますけん。
今日はとあるエントラントがオフィスに・・・会社辞めて、ナンカ今、株のネット取引で生活している?らしい。僕もしよー!かな。いつも株の売買で一喜一憂する投資家を馬鹿にしていたのに・・・・・・・でね、始めたら(ほんとに始めたらね)OVに今日の成績!!とかって書くよ。あっ!でもそれって風説の流布とかって違法行為になるのかな・・・そんなブログいっぱいありそーだなあ。
デキニチ新コーナー、「ヤマダファンド」来週スタート予定ってたぶんしないかもだけど。でも、するかも。いやしないかも。
きょうの一枚
コース制作の途中、高知の遊泳禁止の某海岸。ムカシムカシTBIというラリーがあったとさ。朝まで砂の中にいたバイクや、満ち潮に飲まれたDR800やと、悲喜こもごものある海岸!って分かるかな。でアザラシがいた。と思って良く見ると人間。ムッホ「なにしてるんすか?」「さあ、波乗りかなあ?」「波、ないすよ」メシを食って、しばらくしてまた見たら、まだいるんですアザラシ!じゃ無くてサーファー。まあそれくらい高知は暖かくて、ご機嫌なんだ!ということが言いたかったんですよ。ちなみに今回のTBI2・・・この海岸?使いませんよ。すぐ横を通りますけどね。

2005/11/16 (水曜日)

古いクルマが欲しい。新しいクルマはだめだ。そういえばなんか最近、新しいものが苦手になった。新しい靴も、なんか履く気がしないし、そういえばヨーロッパでは「新しいメルセデスと新しい靴は・・・」違ったか?で古いクルマ買ってもナンバープレートが新品で愛媛330なんてだったらかっこ悪い。困った。なににしても「ちょいヤレ」が良くなってきた。
友人が「あれクルマ買ったのに、全然乗らないね!」「うん、新車って若い女の子ばっかのキャバクラみたいで(キャバクラって行ったこと無い!)どうも好かん。なんかこう場末の、昔は美人だったママがやっているような店がいい」「ほほう、ということはこのレンジローバーがそんな癒し系?叱られますよ」「だれに」と、実にくだらない打ち合わせの道中のクルマの中の会話。
「で、古いクルマって、たとえば?」
「BMの3.0CSLとあとX○X○X○X○と、あと△X△X△Xとか◎□◎□◎□とか・・・」・・・彼はあきれたような声で、しかも伊予弁「買わんけんよ。こーたらええんよ」(伊予弁って文字にしたらとってもヘン!)なぜか友達は不機嫌になって、窓の外、なんか遠くを眺めている。
話を変えよう。昨日のブッシュ来日とロイヤルウエディング。好対照でした。そういえばブッシュはモンゴルにも行くはずだ。厳戒態勢の中、京都は大渋滞。京都御所の中にある迎賓館って、松山にもあるぞ迎賓館!確か結婚式場だ。で、ふだんはどうしてるんだろうか迎賓館って。201億円もかけたんだそうな。維持も大変だろうなあ。贅沢と質素。どうも質素なモノにこそ、本質があるねえ。ということで今回は宮内庁のイメージ戦略の勝ち。
きょうの一枚
今日の一枚は、今日もTBI2DAYS・・・・・今週末も試走!国内の場合はなぜか試走とは言わずにコース制作!と言います。さあ、忘年会&クリスマス・・・って盛んに言ってるのは実はエントリー激スクナ!なのです。やっぱ12月は、忙しいのかねえ。でもまあ空いてる露天風呂が気持ちのいいように、ってナニ言ってるんだろう。

2005/11/15 (火曜日)

「適者生存」つまりダーウインの「自然淘汰による進化の原理」環境に適応した者が生き残る、と言う理論。
ボクも度々ここのOVに引用させていただく。さまざまな場面に引用または応用され、昨日書いたドラッカーの経営学にも当然のように通じる。企業も生き残りをかけて闘っている?のである。となると自身が適者になるためには環境の変化に対して、どのように自らを変化させておかなければならないか?ということになろう。
ところが「適者ばかりではなく、運の強い者も生き残る」と唱えた日本人学者がいた。国立遺伝学研究所の故 木村資生(1924-1994)である。
たとえばヒトのDNAの95%は、タンパク質の生成に利用されないので、そこで起きた変異は何の損にも得にもならない中立の変異になる。といった中立理論。まあ簡単に言うと「つまらないところばかりお父さんに似て!」と言う世のお母様方のお嘆きのようなことかもしれないが!エッ、それは違う?まあなににおいても損得勘定だけで判断するのではなく、曖昧なものも生き残る余地があり、それが多様性を生むというのだ。でその多様性が文化を生むのだ。と言ったら必ずお叱りを受けるかも。でもこれをお読みのみなさまは「それはしたり」のはず。
ドラッカーは、こう言っている。「私をエコノミストというのは誤解もはなはだしい、エコノミストは数字ばかり見るが、私は数字より先に人を見る。」つまりそういうことなのである。大切なのは、そんなことじゃない、ということだい。適者でなくとも、運の強い者も生き残る・・・・・。たとえばモーターサイクルの存在と進化なんかもこの理論で考えられなくは無い。適合性を欠いたとして淘汰されようになりつつも、つまらないところばかりお父さんに似た!われわれや皆さんの手によって、遊びの多様性を守っていくのでありますな。で、今日の結論は、これまでとは全く異なりますぞ。
・・・あーた、なにも変わろうとする事はありまへんがな!世間の変化に惑わされることはありまへん。「短い人生、おのが生きたいままに生きる。・・・そんなヒトに私はなりたい!」と言ったら「大丈夫、充分なっている」って「変われ変われ!と言うヒトほど自分が、変わらない」のだそーな。
とりあえず僕の部屋の模様替えは終わったので。
きょうの一枚
TBI2DAYS先々週?の試走風景!あまり寒くなくて紅葉が遅いので、本番あたりには山里まで下りてきていることでしょう。不思議な季節の不思議な四国をオタノシミニ。TBI2DAYS

2005/11/14 (月曜日)

ガストン・ライエ・クラシック・・・地図にはある道が途中からは頼りないシングルトレイルになり、うっそうと生い茂る杉林の下草にさえぎられて、肥沃な黒い土はたっぷりと水分を含んでいた。勝負のあやは、ここに隠されていた。
SS-2・・13.5km。今回はこの周回することの可能な林道の組み合わせを4周。前後に2つのSSで合計6SS。SSのトータル距離61kmあまり。優勝タイム予測は1時間30分前後と見られていた。つまりSS-2は周回の1回目だ。そのシングルトラックは、いったい何年も人が通らないのだろうか、はるか以前にSSERが使ったコーステープが残っていた。そしてトレイルの真ん中には大きな杉の木が立っていた。その木の手前でトレイルを右に下り、そして左に上がる。昼なお暗い杉林は、明るい満ちかけの月の光を完全に遮り、湿って深い闇を作っていた。ヨーロッパの黒い森を思わせた。予測されたことだが、そこには渋滞が発生した。ゼッケン逆順のスタートだから、ゼッケンの若い、つまりトップグループほど渋滞のリスクは大きいといえた。
さらに1周目(SS2)から2周目(SS3)へと周回の3回のつなぎ部分には20分の持ち時間が与えられる。これをオーバーするとペナルティが課される。チャンピオン争いにも加わるセッケン9下元は、車検も「あわや」。完璧にセットアップして臨んだはずのマシンのエンジン不調。この持ち時間を15分もオーバーする35分もサービスパークにとどまってしまった。これまでならSSをつなぐリエゾン部分はフリータイムだったSSERなのだが・・・。次のスタート地点は明かりが見える範囲だ。スタートしていくマシンの甲高い排気音が森の中の道をたどってゴールに作られたエリアまで届く。
まったく淡々と競技を進めたのは、博田。SSERのランキングが無いために比較的大きなゼッケンをつけた。1周回が終わるとジャケットをサービスパークに残し何度も夜の闇に消えていった。こうして素晴らしい快晴の中、SSERのどのイベントからもリエゾンを取り除き、ひたすら時間を削る新しいカタチの競技が生まれた。とはいえ、ラリーである。
さて話は変わる。経営学者P・F・ドラッカー氏が亡くなられた。95歳。心よりご冥福をお祈りしたい。若い頃からボクは、氏の著書をよく読んだ。新刊が出ると必ず買うのは、「ドラッカー、S・ハンチントン、アルビン・トフラー、堺屋太一、スティーブ・ホーキング、ピーター・タスカなんだ。」と言うと「オレもオレも!」という人とよく出くわした。ディティールに話が及ぶと「なんだ、良く理解してないんだな、おれ」と。
日経にあったドラッカー語録の中から
「イノベーションの欠如こそ既存の組織が凋落する原因であり、マネジメントの欠如こそ新事業に失敗する原因である」
「知識こそが本当の資本である」
「・・・・・・」
で最後に「事業の目的とは、顧客をつくり出すこと」
全てが自分に対して「イタタタッ」なのであります。
きょうの一枚
優勝したのは、博田 巌!肩の力の抜けたライディング。これからも四国は熱くなりそうです!また渋滞に掴まった上位陣も「しゃあない」と、みんな大人のライダー

2005/11/10 (木曜日)

この忙しいのに事務所の改装?本格的なオフィスのモデルチェンジを予定していて、手始めに「じゃあボクの部屋から!」というわけで、例によって「踊らされる消費者」なボクは、「ドリアデの家具でまとめよーか!?」とおもっていつも良く見るyamagiwaオンラインショップやCONRAN-SHOPのサイトで、プランニング(といえばカッコいいのですが要はショッピング)ところが・・・「そんなのアスクルアスクル!!」「アスクルウ?!」もちろんアスクルのことは知っていましたし、事務所のみんながアスクルに何でも頼んでいるのは知っていましたが・・・「家具はいかんよ。家具は。」とまあカタログ見ると、イタリア家具でそろえるのよか10分の1くらいくらい安い!!「ウーン。でもデコラのフラッシュボードなんてのはだいたいな・・・」といいながら最終的には事務所全体の変更なんだから、やっぱコストも考えるべきだし、自分の家具だけイタモノというのもブーイングの対象だし「まあこれでちょっとエラボーかね。チョイチョイのチョイっと。」それが昨日の朝よ。で、今日の昼には巨大な荷物が事務所に!!「なーに?これ」「昨日頼んだやつですよ。」「昨日?って、ナニ頼んだ?」「エーッ!事務所改装するとかいってたやつですよ。」「・・・・・」ボクは思うのである。センバクンがサービスやホスピタリティ性を語る!これは実に結構なことだ!がしかし。この「早い」というサービスの前には、親切で丁寧な応対なんてカスンでしまうと思う。日本が最も遅れているのはサービス!だそうな。サービスにこそ外資の参入のチャンスが豊富にあるという、サービス・・・きちんと定義しなければ理解しにくいかもしれないけど・・・価格=原価+サービス+まあ希望粗利益・・・つまるところ付加価値の部分だ。高級ブランドがビックリするような店舗を構えるのも付加価値で、ひいては顧客の満足を求めるサービスなのだ。が、なににしてもメチャクチャ「早い」はサービスの頂点だ!と僕は思う。
さあ、溜まりにたまった仕事、そろそろ取り掛かろうっと!・・・「これ夏までにやります」とかいった案件。催促の電話のたびに「やっています!」の「いま下調べ中です」の「もうすぐ出来上がります」のって言って、まだなーんも出来てないんですけど。
そーだ。ボクは新しいブランドを立ち上げよう・・・・・その名は「アススル!」明日でもいいことは、明日しよ。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシックシリーズが続きます。そういえば結構晴れ男だったのかもです。

2005/11/09 (水曜日)

バブルが戻ってきたようなニュースが新聞の一面に踊っているではありませんか!「売買高、過去最大の45億株・・・バブル期の5倍、米市場上回る。ネット投資家けん引。・・・高い膨張、バブル期彷彿・・・過熱の危うさも・・・住金株15分で1億株」とか「銀行の貸出残高がプラスに」とか。・・・どーなって行くんでしょうか?楽天は5年間で売り上げを約80倍に伸ばし、ライブドアは約120倍に。
まあM&Aを繰り返しての成長であるからして・・・拡大至上主義の行き詰まりは、絶対あるのに。内部崩壊をするのに・・・古くは豊臣秀吉の全国制覇や太平洋戦争の拡大主義やダイエーの拡大路線、そごうの巨艦主義・・・論功行賞のためには拡大が必要で、新しい領地、新しい支社や支店長のポスト!拡大が無くなれば人心掌握が出来ないような組織・・・それが日本型経営形態だったはずなのに。で、当然の帰結として終身雇用制が崩れ、労働力の流動化が進み、2極が分離し、失業者、ニート、でフランスの暴動のようなことになりかねませんね。でいまの気分は「自分は2極のどちらにいるか」というぎりぎりの選択で・・・勝ち組にいると信じたい人たちの「持たざるリスク」がネット投資家を増殖させているのかなあ?などと考えてみたり・・・・してます。
何が言いたいのか?というと、ボクはタバコを止めて一番良かったなあと思うことは「持っていない?」という心配をしなくて良くなったこと。すっている時は、いつもタバコの残量に気を使い、ライターの有無に気を使い、そろそろ買っとかなきゃ・・・と自販機を探す・・・相当な労力から開放されたような気がしますものね。持たざる者!とは?
ボクの長年の信条は「拠らず、群れず、媚びず、案じず。」だったのです。
持つ・・ということ、所有からはじまる泥沼は株だろうとクルマだろうと、いやクルマの泥沼は良いとしても・・・・なに言ってるんだろうボクは?
またまたコースマークつけだ!ヒェーッ。
きょうの一枚
今日もガストンライエ・クラシックから。早い晩秋の夕暮れと紅葉。これが最近までのこの大会のイメージだが・・・・これからは変わる。

2005/11/08 (火曜日)

先のイベントで濡れたテントも乾かぬうちから、次のイベントの準備が急ピッチです。なんかこう体力こそが資本です。なにかの広告のコピー「あなたの情熱を奪っているのは、あなたの体力・・・」(ちょっと違う)みたいなのがありましたが、情熱というか実行力を支えるのは健康であることは間違いありません。
さて今日のニュースは、黄砂・・・もう異常気象はとどまるところを知らず、半袖で通勤し黄砂にかすむ山を眺めています、11月に・・・。
さらに次のニュースは、鳥インフルエンザ・・・中国では厳戒態勢!だそうで遼寧省では600万羽を処分!そういえばアメリカでも国家戦略とかで8000億円?だっけ、の予算を計上している。ロシュ(スイスの製薬大手)は鳥インフルエンザの治療に高い効果のある抗インフルエンザ薬「タミフル」増産!2006年末までに年産6億錠にするんだそうで、そのころにはウイルスも進化して抗タミフルウイルスになってるんじゃなーい?とまれ、どうも既に人間への感染は始まっているようで、最悪1億5千万人が・・・という予測も!!それでもさすがは日本、まだタカをくくっています。タミフル・・・流行語になりますね。と株価も恐ろしいことに・・・災厄と経済はなんとも皮肉な側面も?
フランスの暴動が飛び火!というニュースも・・・ベルリンやブリュッセルも?この暴動の発端は、いくつかあるでしょう、移民問題や失業、貧困、差別などなど・・・しかし21世紀は、安定した平和と協調の世紀のはずでした。しかし戦争と災は拡大を続け、途上国の人口爆発はもうなんとも。全てが撒き散らす環境負荷は日本を亜熱帯に変えるくらいならまだ良い方です。街角には朝顔やハイビスカスが咲いていますよ・・・松山にも。20世紀そして21世紀と人類の積み上げた回復不能な困難は、その人類のいかなる偉業よりも大きく、出口の見つからない諸問題は全世界をヒステリーに追い込んできているように感じます。
人類がレッドデータブックに載っている!という話は、かなり前に聞いたことがあります。ただその時もですが、今もその・・見ては無いので・・・本当かどうかなんて知りませんが、たぶん本当でしょう。絶滅危惧種・・・というのは、間もなく絶滅する種、という意味だろうと思います。
「いかに生きるか。」難しい問題に直面している今日この頃。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシック・・・彼の名を冠したイベント、彼の偉大な足跡を大切にするためにも、もっと考えていかないといけないと思う。ガストンのライダーとバイクを見る眼差しの、なんと真摯で優しく、そして愛情に満ち溢れてたことか・・・と思う。週末にまた会いましょうね。

2005/11/07 (月曜日)

ガストン・ライエ・ミーティング!誰もが口々に「ガストンが、この快晴を運んできたのでは・・・」と。こんな秋の貴重な日の晴天、一生のうちにいくつもあるものではありません。そんな神がかり的なチカラを信じそうになりますホント。しかも前々日までは悲惨な天気予報・・・降水確率100%!前日では50%!これは見事に覆されて、高原のコテージで目を覚ますや美しい富士の姿が飛び込んできました。誰かが掛けてくれたのでしょうG/Sのバックスキンのシートには、ゴミ袋が・・・おかげで夜露にさらされることなく、雲ひとつ無い秋晴れの空、富士山を背景にR1200GS、R100GS、R80G/Sが並んでいました。
オフィシャルの一群は既に出発していて、かといって連れの2人はまだ起きてないので、先に出かける旨を告げ、ひとり走り出せば「なんと!素晴らしい!」気温といい空気といい、国道の1本裏道は一台のクルマも走っていないし・・と、おおっフロントブレーキが!スカでした。先が思いやられるなあ・・・普段乗っていないつけが如実に・・1200できたほうが良かったかなあ?と思いながらスタート地点に着くや今度はサイドスタンドの先端が破損。尖がったサイドスタンドになってしまった。
まあそんなことからトラブルは始まり・・・スタートするや林道は通行止め!がいくつか。まあそんな全ても楽しい思い出!カラマツの紅葉の見事な美しい峠道では、ナンカ涙まで出そうになって・・・そんな珠玉の二日間が終わりました。
ガストン・ライエ・ミーティング・・・これまでのカタチでの開催は最後となりました。ご参加いただいた皆さん!またカタチを変えてお目にかかりましょう。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・ミーティング・・集合写真。2日目の朝の曇り空の中。1日目の朝の晴天のブリーフィングには「ガストンが来てた・・」という妖しい情報&写真も・・・2日目は天気が怪しかったんで帰ったんだろうね。

2005/11/02 (水曜日)

時間という概念について考えていた。これを考えるとアインシュタインに辿り着くのだが・・・いつからこの時間という概念にとらわれだしたかというと、やはりモンゴルだった。同様に時間の概念については問題を提起してくれたのは、日本の浦々に残る浦島伝説であった。浦島伝説は大学に勤める友人のハナシだと、環太平洋のあちこちに同種の伝説はあるのだそうな。で時間という概念が海の底と地上で異なるというのは、またまたホーキングの言葉を借りればちょっと難解ならゴメンナサイ「光の速度はどんな観測者にとっても(例えどのように観測者が動いていたとしても)同じであるということが発見され、相対性理論が創られました。つまり事象の時間の決め方は唯一ではないのです。絶対時間の代わりに、それぞれの観測者には自分の持つ時計による独自の時間基準があり、他の観察者が持つ時計とは必ずしも一致しません。したがって、時間はより個人的な概念となり、それを測定する観測者によって相対的なものとなったのです。」まあ相対性理論ですが、これによってタイムトラベルが可能なことになり、あとはマシンを作るという工学的な解決だけだけど・・・で、なぜ時間の概念について考えていたかというと、もちろんラリーの主催者にとって時間とは、絶対の神のごとき存在で、もちろん参加者にもそれは同じだろうけど・・・どうもモンゴルの奥地に行くと時間の概念が狂う・・・まるで浦島の海の底のように。そこをラリーという時間で串刺しにしたときに、何かが起きているような気がしてならないのである。時空がゆがむとか?
そこに存在している時間と、普通に存在する時間が同一なのか?と。理論的には相対性理論では未来にタイムとラベルは出来るのだが、過去に戻るのにはいくつかの理論的難題があるらしい。アタマ痛くなった?ボクも痛くなった。
でも理論はともかく、情緒的にはゴビに行くと、時間について「変だ」と感じるのだから仕方ない。昔パリダカモノで本を書こうと思っていた時、とあるSSの最中に道に迷って数ヶ月間さまよった挙句・・・よくガソリンが持つよね・・・気がつくとSSにフィニッシュ。それでトップタイム!でも1年後の大会だったとかって、さまよえるオランダ人みたいじゃん。
結論・・・ボクの機械式の腕時計と、デスクにある電波時計は、刻んでいる時間が違う。今日は朝から頭が痛い。
きょうの一枚
TBI2DAYSのルート製作中のひとコマ。ボクのふるさとの川です。正確に言うと母の生家の近くを流れる川で、子供の頃はこの下流で、日がなサカナ取りをして過ごしました。かなり私的な思いで・・・失礼しました。

2005/11/01 (火曜日)

11月1日。1がたくさん並んで気持ちの良い1日。お天気もかなり良いです。週末もこの調子でいてくれぇ。と願いつつですね、深まり行く秋を楽しんでいます。農家の庭先に柿の実が、たくさん。さらに秋も深まると、その柿の実がひとつ、ふたつとなってきます。家々からは白紫色の煙が立ち、って今の時代は民家から煙でないのかなあ?でも山里の民家には何故だかこれまで以上に薪が積んであるような気がします。高騰する石化燃料を嫌って薪を燃すのでしょう?囲炉裏や薪ストーブが・・・・里の秋は、物憂げでその実、家の中は暖かそうなこと。
さて世の中では、新内閣のニュースでうんざり感!しました。こんなに組閣にフィーバーしているTV報道に、えもいわれぬ乖離感を覚えます。・・・・・言葉にすれば、うちのデザイナーが良く使う「ナンカ、ウソクサイ!」がピッタリだなあ、と思うことしきりです。このウソクサイ!という感覚は、リアリズムが無い、という意味なのですが、使い方は少し違っていて、伝えようとするあまりホントがウソクサク聞こえてしまう。まあ先に書いた「敗軍の将、兵を語らず」が指揮官が兵隊の悪口を言っているみたいになった・・・とか、写真を修整しすぎたアップのモデルのように、リアルを伝えようとするあまり、その真実が真実として見えない!という時などに使います。まあコンピューターでの修正や合成をしているうちに使い出した言葉であろうことは、容易に想像が付きます。で、組閣。こんな風に人事が決まるというのは、普通の社会でも良くある事なのでしょうか?想像も付かないことや、サプライズが無いことがサプライズだあ!なんて、ひどいよ。まったく・・・で公的な物が実に私的に見えて、真実が強権の前にゆがんで見えて、まるで重力レンズ(星の重力によって、ゆがんで見えること)がかかっているような気分。
さてと、週末の朝霧to白馬は、オークションオモシロイカモ!ボクはイマの予定ではミシュランデザート新品前後!超希少ほぼ新品のAXOカーボンヘルメット・ブルー・・・mizunoのカーボンフォーク!これは自転車用だ。あとトレックフィールドのテールバッグ1回使用(どーもHP2には着けれそーもないし、おまけに80G/Sにも着かんだろーからね。あとなにか希望があれば言っといてね。もってくの忘れていたらスンマセン。また名オークショニアの市○さんが日帰り(というかパーティのみ)でやって来てくれます。ナンカサプライズ用意してないかなあ?!
でボクの落札希望品は、ガストンライエもの。緊急にバコバコ手に入れにかかっていますけん。お持ちの方は慈善の心で、お持ち下さい。ガストンのビデオの編集も出来たみたい。社内でやっているからえらいもんだ。
きょうの一枚
白馬アルプスホテルのゲレンデの芝の上で。これも第5回GRMから。朝霧から白馬・・・こんな天気だといいですね。

 

Organisation Voice 2005/10

2005/10/31 (月曜日)

TBI 2DAYSのルート制作の旅は、なかなかの驚きの連続!でした。霧深く山も深い、とある林道では巨大な牡鹿に遭遇。その巨体・・・まだ四国の山々には、こうした野生動物を養うポテンシャルがあるのだ。と感慨しきり。それ以降も多くの野生動物たちに出会います。なにか自然界が人間界に近づいて来ているのかしら。そして、過去のTBIに使われていなかった林道もお目見え・・・これが実に素晴らしく、思わずコマ地図に「すばらしい林道」と書いてしまいました。「うーむ四国の林道百選を作ろう」「100は多くないすか?」「じゃあ10選!」その林道は10選にしても十分上位に入るでしょう・・・・・オタノシミニ。
で週末はGRMです。参加者も多く、とても楽しみにしています。晩秋の富士そして南アルプス・北アルプス。オンルートはハード!でもクルマで参加の方にも走れる、オンルート・パラレルのエコチャレンジルート?を設定。これもファントゥドライブでございますぞ。ボクは80G/Sのバッテリーメンテナンスなど・・・ハアァ~!
ところでボクが珍しく気にして観ている大河ドラマ「義経」周囲からも「???」な感じで・・・でもやはり面白く鑑賞させていただいております。がしかしここにきて「判官びいき」がひどくなってきているように思うのはボクだけかしら。情報不通の時代のさまざまな判断は、いささか可笑しいのですが、いまの政治にも良く似ていませんかね。
義経は史実にのっとりながらも、いわゆる歴史ドラマですが・・・で、同時代に大陸ではチンギス・ハーンが興って、ここらあたりの時代の符号が合うことや、義経の連戦連勝の戦上手ぶりや、抜群の運動神経やカリスマ性やら、おまけには平泉で炎の中から遺体が発見されなかった?などからチンギス・ハーン義経説・・・が生まれてきました。もちろん笑止なのですが。まあそれはともかく、来年の建国800年祭はモンゴルで騎馬史劇が草原で繰り広げられます。この一大スペクタクル。みんなで見に行きましょうね。ボクも運営サイドのメンバーになってますけん。
きょうの一枚
雪の白馬アルプスホテルをあとにするガストン(左)その隣はマークさん、オランダのBMWディーラーの社長さん。たしかガストンのパリダカ優勝マシンの1台を彼が所有しています。そんな大の仲良しを連れてきたのも第4回GRM・・・。

2005/10/28 (金曜日)

パックスモンゴリカ・・・これは13世紀から続いたモンゴル帝国の力による世界の安定。そして古くはパックスロマーナ・・・・現在はパックスアメリカーナ。そんな話をしながら酒を飲んでいた。ローマ帝国の興亡も、モンゴル帝国のそれも、そしてやがてやってくるであろうパックスアメリカーナの滅亡も・・・それは間違いなく起きる。
ひょっとして21世紀こうしたヘゲモニーを突き崩すのは、地球温暖化ではあるまいかと思う。「なぜ」「それは、カトリーナが・・・」「???」とりあえずイマからコース制作に出かけるので、このあたりで・・・。
きょうの一枚
今日の一枚は、続いて3回目のGRM!ゴール地点ではガストンによるミニライディングスクール。HPNにまたがるガストン、真剣な表情。今回のゴール地点もここ。快晴なら富士山が見えます。

2005/10/27 (木曜日)

今日は好い天気。明日から週末はTBI 2DAYSのレッキ・・コース制作なのだ。どうか好天に恵まれますように。一応12月なので標高の高いところは避けます。集合場所を聞いて「いきなりMXコースゥ!」という方。残念でした?クローズドコースや難所系はないけん。そのかわり美しい南の林道をご賞味いただきます。でも朝集合して翌日午後に解散!となると、もうひとつ距離を延ばせないのかな?でも四国のことだから距離じゃないよ、中身だよ。という感じ。お楽しみに。帰ってきたら報告します。とりあえずイマから飲み会。
きょうの一枚
2回目のGRMは信州。諏訪から白馬まで・・・これも文句無く愉しかった。ガストンはエフロク・・・「ベリーナイス!」だそうな。2人で前泊は旅館の大広間だったなあ。

2005/10/26 (水曜日)

SSER-Club House Cafe Regoralitaの計画が頭を悩ませて、忙しさに拍車をかけている!と思ったら、もうTBI 2DAYSのルートセイサクの旅に出なくちゃいけないし、帰ってきたらガストン・ライエ・ミーティングで長躯朝霧高原まで・・・と考えていたら、「そーかあ、いつもガストンを関空に迎えに行って、2人であっちこっち行ったよなあ・・・」と、シンミリモード。あの怒涛のような爆裂トーク(これは誰かの発言だった)朝から夜中まで疲れを知らないおしゃべり・・・2004年のTDNには長崎空港から船に乗ってハウステンボスにアクセス。でも予定の時間になっても現れないので訝しがっていると、もう既にハウステンボスの中は、ほぼ制圧。その後はなんと案内してくれたっけ。なかなか届かない彼のマシンにやきもき・・・届いてみると新品のKTM450に大喜び!得意満面の笑顔が今も忘れられません。おまけに「どうしたの?」というくらいのライディングウエアがKTMの本社より届いて、これまた大喜び!!一応持ってきていた自分のライディングウエアは、とっとと送り返して・・・「ハッピーネー」を連発。そういえばFIMのコミュニケにも「かれのオープンマインドな・・・」と書かれていましたね。
そんなこんなを思い出しながら、ミーティングの準備に取り掛かっています。やっぱ、ちょっと悲しいです。ミーティング、クラシック、TBI2デイズ、ホッカイドウ、もちBTOU、さらに・・・(この・・・についてはまた近々)忙しいけど、おかげさまで充実していて、ボクも幸せだなあ、と思う今日この頃でした。ついでに新しいバイクももうすぐ届くらしいけど・・・また2年たっても慣らしが終わらない・・・みたいになっちゃうのかと思うと、申し訳ないような気もするし・・・・・でも自分の体力のバロメーターなんす。80G/Sメタルモデル10/1買いました。もうすぐ届く??
きょうの一枚
1999年 第1回ガストン・ライエ・ミーティング・・・淡路から剣山へ。その夜はレオマワールド。でこれは剣山の峠の家で。当時はこれくらいの参加者数!でした。でも後ろにいる内の一人は、ツーリング途中の某氏。このあとは忘れもしないガストンとボクの大○走大会が始まるのでした。ボクも元気だったし。

2005/10/25 (火曜日)

11月はTOKYO DESIGN WEEK・・・11月1日から6日。明治神宮絵画館前の美しい緑の芝生の上の中央会場・・・行きたいなあっと。そういえば東京モーターショウも6日までだから・・・これからの日本のウリ!は技術力だけではなく、デザイン力になってくるはずです。プロダクツからグラフィックまでデザインの重要性がこれまで以上に声高に叫ばれています。こんな時は「やっぱトーキョーで仕事してたかった」と思うのが、これまでの常なのですが、最近は全くそう思いません。というか思わなくなりました。むしろ危うさのようなものさえ感じる、のであります。でもいつもこだわるのはデザインやモノのストーリー。まんま普通の消費者!あのメーカーの戦略にビッタシにはまっているだけの、あわれな1サンプル・・・デザインの素晴らしいものに傾斜するその心理とは・・・・・この法則さえ発見できれば「もうかりまんなあ」なのですがね。
さて、BTOU2005の写真集?48ページくらいで写真集というのはおこがましいのですが・・・作っています。発行部数はチョビット。そのデザインなんですが・・・まあ、しばらくお待ちください。
きょうの一枚
モンゴル、大地は水によってさまざまに姿を変える。草原の中の低地は雨が降れば川になり、晴れた日が続くと粉っぽい乾燥したパウダーのような砂を巻き上げる。動物たちはそんな場所が大好きで日がな暮らしている。

2005/10/24 (月曜日)

寒くなりました。今年は、もう寒くならないのかと思っていたのですが、見事です。このままずっと寒いまま!ではないでしょうが、ガストン・ライエ・ミーティング、暖かくしてお越し下さい。さてそのミーティング・・・なんとも大勢のエントリーがゾクゾク!と届いております。どうか快適なお天気に恵まれますように!です。でもって今回も大人気のオークション!ボクはミシュランのタイヤと、あと何もって行こうかな?と思案中。皆さんも是非!愉快なオークション商品を考えておいて下さい。もしも運ぶのが面倒だったら白馬アルプスホテルSSER気付けで送っておいても可。
今年で最後になるこの大会ですが、実は内緒のお話で、続きがあるかもです。と言うのは北海道のとあるところに・・・って大体想像が付くよね!ガストンライエミュージアムを作りませんか?と提案中。こんな時代だから、おいそれとは行かないのは先刻承知。でも感触はまんざらでもない!のでありまして、ぜひ今回参加の皆さんからも署名?のような物と言うかお手紙を頂いて先方にお渡しできればなあ、なんて考えています。実現した暁には、その地でこのイベントを復活させます。なんて夢を描いています。オープンは夏が良いですねえ。ご家族もフランスからお招きして、んでもってまさにガストン・ライエ・ミーティングもその地で恒例化させる・・・遠いけど。ボクはもうG/Sとかそこにおいておきます。なんて、夢だし、だいいちみんな内緒ですよ。こういうことは軽々しく他言すれば、台無しになっちゃうんです。ああ、でもそこは広い悠々とした場所なの・・・ガストンが最後にバイクを降りた地なのです。
ルートブックを事前に郵送にて配布する予定です。マップホルダーに巻きつけてお越しくださいませ。距離長いので、集合すぐ出発!!
きょうの一枚
亀、と来たので鶴、ときました。これも北京で。鶴といえば、つい最近のことムッホとボクのスポーツカーで、お茶を飲みに行った時のことです。ってほんの数日前のこと・・・上空から大きな鶴が舞い降りてきてフロントガラスの目の前で急旋回!ビックリ。その広げた羽根の大きさもそうだけど・・・「いまのってツル?サギじゃないよね?」「今のはツルでしょう!」ってムッホはツルとサギの違いまで分かるモンゴル人になってしまいましたとさ。メデタシメデタシ。

2005/10/21 (金曜日)

亀。これもホーキングの本の引用ですが・・・。
数十年前のある日、有名な科学者(バートランド・ラッセルであったと言う人もいます)が天文学について一般講演を行いました。彼は私たちの地球がどのように太陽の周囲を回っていて、さらにその太陽が今度はどのように銀河と呼ばれる莫大な数の星の集まりの中心を回っているのかを説明しました。すると講演の最後になって、後ろの方にいたひとりの老婦人が立ち上がリ、言いました。「あなたのおっしゃることは、間違いです。世界は巨大な亀の背中に支えられた平面なのですよ」講演していた科学者はにんまりと微笑み、それから「では、その亀は何の上に立っているのですか?」と尋ねました。するとその老婦人は「お若いの、あなたは賢いわね、とても賢い。でもね、亀の下にもたくさんの亀がいるのよ」と答えました。
きょうの一枚
そんなわけで、中国の天壇の亀、首長。

2005/10/20 (木曜日)

今日は朝から心に決めている事がありました。それは工場の草刈でした。今日やらなければ、もうやる日が無い!くらいの強迫観念で!2年ぶりに工場の周りの草というか森と闘うこと4時間!なんと森の中からTLRとTY250が出てきました。「そーか、こんなとこに居たのか!」彼らは土に帰りつつありました。草刈機の混合比がいい加減?だったのか排気煙にむせながら・・・だんだんと腕の力がなくなってきて・・・「ムッホー!替わって!」それからというもの恐ろしいスピードで森が草原になっていきました。
コンプレッサー置き場の屋根が、いつのかは分かりませんが台風被害にあっていたのでこれもムッホが大工仕事で手直し!!チョイチョイです。というのも彼はウランバートルの自宅は自分で建てたのですって。
さあ、これから建設にかかります。これをお読みの方の中で(1)製材屋さん(2)建材屋さん(3)設備屋さん(4)はつりやさん(5)左官屋さんにお勤めまたは経営の方で、「よし、応援しちゃろ」という方、またはあまりモノがあるからアゲル!という方・・・まあ最悪はお友達価格で売ってあげる!という方!募集中でございます。
忙しいのに!まだ忙しくしようとしているボクって。
きょうの一枚
今日の一枚はTBI2DAYSのラリープレート!可愛いデザインなので是非紹介したいと思って・・・それと一足早いメリー・クリスマス!!

2005/10/19 (水曜日)

今日もいい天気!ボクはムッホとプロシードで朝から山にお出かけ!!ガストンライエ・クラシックのコース制作!!むふふふです。真っ暗闇の中の迷路ラビリンス!ですわな。でもって平衡感覚の狂いそうになるところも、やむなくシングルトラックも出現!!さあ、どうする?で、帰ってくると川内という町にあるSSERのガレージに!ついにこのガレージの改造に取り掛かろう!(言っているばかり・・・)そうかつてのCafe Regoralita計画なのであります。こうして昼間は「いいなあ、楽しそうで」みたく過ごすと、夜は打ち合わせやら仕事やら・・・大変です。いや、ラリーも仕事ですがな。東京モーターショウ、行けそうもありまへん。
きょうの一枚
ゴビの大平原を行くBTOU2005 砂っぽくなっていて、進行方向のアゲンストの風が強いのでしょう、キャメルグラスは手前側に砂をためています。ヘリはと言うとまるでKTMカラー!進行方向の左側にドアがあって、そのドアを全開にしてスチール・ムービーそれぞれのカメラマンが、ポジション争いを繰り広げます。そんでもってほとんどの空撮が、マシンの右側面ばっか!になってしまうんです。時折左急旋回をしながら撮ると、カメラマンは落っこちそうになって、ビビって?良いのが撮れない?いえ、そんなことは無いです。命綱ついていますもん。
 
 

2005/10/18 (火曜日)

またぞろ日中関係が動き出しました。来年のBEIJING-ULANBAATARに向けて、交渉を再開したとたんの出来事です。いずれ国内では2ヶ月もしないうちに忘れ去られますが・・・ボク個人的には靖国参拝は反対ではないです。同様にエノラ・ゲイ号がスミソニアンに展示されると聞けば「非常識な!」と腹も立ちます。「???」エノラ・ゲイに腹が立つ気持ちと、中韓が靖国参拝問題に反発する気持ちと。実は根っこの部分は同じかもしれません。いや政治的な思惑は別としてですが・・・人間は気持ちの生き物で、その気持ちはまあ自己愛です。ですから何とか北京を安全にスタートさせたいと考える僕は、他者の気持ちがやや分かりにくくなっているのも事実です。
分かって欲しいと願うなら、まず先に他者を理解しなければならないはずです。この言葉はボク自身に向けて発しています。いずれにしてもBEIJING-ULANBAATAR 2006は、10回記念大会・モンゴル建国800年の記念行事として、拡大版で開催します。
もしも北京スタートが不可能なら、北京からバスでじゃなくて!飛行機をチャーターすることを誓います。その場合でもエタップ10の全行程で開催できるようにします。全走行距離は4000kmを越えます。よりハードで、かつ内容もある。そしてエコチャレンジや傷ついたマシンたちには、容易に次のビバークに向けてエスケープできるルート設定に、昨晩遅くにカミオンバレイ隊の隊長さんのディープな世界(もっとまじめに書け)の筆者と長電話でアウトラインについて話しちゃいました。来年のボクは、大忙しそうです。
来年のSSERイベントのいくつかには、チームエントリーの人数を増やそうかと考えています。ライダーは5名まで登録でき、上位4名の成績を採用に!という原案。さらに4名のチームは1名、5名のチームは2名のオフィシャルアシスタントの登録が義務づけられます。オフィシャルアシスタントは、オンコース上の道路とSSのアクセスポイントで、一般車両等が誤って進入しないための通称「道ふさぎ」をお手伝い。でも最高の観戦もできるという仕組み。
きょうの一枚
BTOU2005には2機の大型ヘリが投入された。大型と書く以上は中型も小型もあるのかい?とお思いだろうが、実はこれしかない。で、1996年頃には4機もラリーに投入された!この機体、いろいろな国でも見かける、名機である。しかし燃費は凄まじく、反エコチャレンジで、何かと悩ましいのである。

2005/10/17 (月曜日)

NEWS-1
気合のグループN「ガストンライエ・クラシック」は「これでどうだ!ミッドナイト・ラプソディ」という実にふざけたヘッドコピーで、その実真剣なナイトランフリークに渾身で捧げるコンセプト。SSERの1ステを上回るSSの距離!でも全走行距離は100kmまで!という青写真!が、実はとっくの昔から描けていたのですが、1両日中に発表!まで漕ぎ着けました。ラリークロスはごめんなさい!ありません。ダート約60km!SSERの2ステ!でも民家はゼロ!これってイッタイ?という訳で、またまた山に行きます。でついでにKTM2006モデルの試乗会!早く車検を受けてアソーボー!ということは例の広島の2人組みもエントリー確実!!
NEWS-2
TBI 2DAYS概要決定!近日発表!!
実はこの遅い秋、四国路はまさに紅葉のさなか。吉野川と四万十川、暖かい黒潮洗う岬まで、渾身のというか手馴れたルート設定で、たった2日間されど2日間なダート三昧!今年最後の本格的ダートライディングに!ぜひどうぞ。
NEWS-3
北海道4デイズも本格的に開催が決定!2006年7月14,15,16,17の4日間の予定!!スタートは芦別の夏祭りの会場から。贅沢でたっぷりと夏の北海道を走りつくします。最高のエクスペリエンスを。
NEWS-4
もちTBI2006も、バッチリ開催!!ダート比率が前回のほぼ1.7倍に。BEIJING-ULANBAATAR 2006に初出場予定の方で、「ナビの練習を」と考えられる方には、前日に特別講座「ラリーナビゲーションの実際」を開催!受講者全員にすばらしい!(と自分で思っているだけの)プレゼント!があります。で、そのあとしっかりナビゲーションしながらTBIを走っていただく!
とまあ、いつもよりも精力的な月曜日!のボクは、こうしてこの秋と来年の計画に余念がないのですが、果たして体力が・・・・・。
きょうの一枚
今日の一枚はBTOU2005から。来年は10回記念大会!スケール拡大版!10ETAPSが予定されています。お楽しみに!

2005/10/14 (金曜日)

自分で言うのもナンですけど、ボクって昔から「ナンダカムヅカシイモノ」に情熱を燃やし、果ては「・・・でははじめての」という称号?が少なくないんです。最初の頃は「松山で初めての・・・を」が「愛媛県では・・・」になり「四国で初めて・・・」が「日本人として・・・」なんてどんどんエスカレートしていくもんだから周囲はたまったもんじゃないと思う。
で、最近はそのエスカレーションを、止めていきたい!と考え、すっかり改心して今では宇宙や環境問題を論じていて、
「われわれは、どこから来てどこへ行くのか?」
などとひたすら哲学的な風貌?のボク。
そんな時代の気分だって言うのになのにメディアは、例の村上ファンドだ、楽天、ライブドアだと実にかまびすしく不愉快。いや実は彼らもエスカレーション中で、程よくとどまるところが見つけられないのかも。
先にも書いたけど、日本型の資本主義は終着駅を過ぎているのに、まだ電車を降りる駅を知らない人々。人間の変わらざるサガ・・・でしょうか。そんな彼らは、バブルの頃にアルマーニのスーツ、クロコの想像するのも恐ろしいような四角いバッグ!まだ大きかった携帯電話をテーブルに立てて(アンテナ出して!)不動産買いあさっていた人たち!と何が違うというのだろーね?環太平洋のホテル王とか、ナントカ縫さんとか、いっぱい居りましたがな・・・われわれが、その悲劇的な末路までの心配はしなくてもいいんだけど、奢れる者は久しからず、ですぞ。
そんでもって、メディアまでもがそのお先棒を担が無くても良いんじゃないか?と思うね。全く。メディアも無視したら?どうすか。これらは決してニュースのトップを飾るようなことではありません。ご自重ください。電波は公共のもの!なのだというメディア!!
しかし翻ってメディアがこぞって伝えるのは、国民的関心事だからで、こうしてこんなことを書いているボクも、大したことは無いのであります。ただひとつ「お金で遊んではいけません」
きょうの一枚
スタート!!池田、尾島、永野・・・長い道のりへのスタート。SSER 2DAYSはこんな感じ・・・のスタートですけん。

2005/10/13 (木曜日)

北海道は、すっかり秋の気配が素敵で、芦別温泉(実にスバラシイ)の露天でH木クンとエンデューロの未来像について話したり、獲れたてのイクラやタラバをたっぷりご馳走になっておきながら、残ったのをパックに詰めてもらい風呂上りにビールでムシャムシャ。松山に帰ってきたら「なんか暑い」でも今日は、久万に挨拶回りに行くと、すっかりこの数日で秋を纏っているではありませんか。吹く風もさわやかで、ふるさと村にある古民家の縁側に座り込んで、こどもの頃のことを考えていました。そしてふとあることを思い出しました。
それは、司馬遼太郎が高知の田舎にやむなく帰らざるを得なかった記者時代の友人に送った手紙の一節です。「故山独座シテ宇宙ヲ論ズ」(ちょっと記憶あやしいですが)中央で活躍するよりも故郷で仕事する方が良いのだよ、と言っているのです。中央で広い世界にいるようでも田舎に一人でいれば、さらに広い宇宙が論ぜられるのだと。
近年、久万に都市部から移り住んで来られた方が増えてきました。古くから在住の方よりも、そうした方たちは、ラリーなどの開催に特に過敏で、物言いなどにもどことなく切ない感じが拭いきれません。近年の苦情はこうした方から、です。宇宙を論じていない?面白いことに彼らに共通するひとつの常套句があります。「ワシもバイクは好きだ、乗っていた」「若い頃はラリーをやっていた」などというものです。理解できないわけではない。という事です。ボクはただただ「申し訳ありません」というのを今年から止めました。「ご迷惑をおかけしますが、協力すべきところは協力してください」と言うことにしました。
参加者からの声もいくつか届いて、「やっぱりナイトランの無いSSERはSSERじゃない。面白くなかった。」というものと「内容もあって運営側のご苦労も大変で、素晴らしかった」というもの。このふたつの意見の位置は、正反対の両極にあるように感じられますが、実はそうでもないことをボクは知っています。まるで例の、都市生活を捨てて山の生活を始めた方のように・・・です。
さて、全てのものごとは時代の空気にに対応しなければならないでしょう。スティーヴン・ホーキングは近著「ホーキング、宇宙の全てを語る」の中の科学理論の本質という章で、次のように語っています。
「宇宙は気まぐれなものではなく明確な法則に支配されていると考えるならば、最終的には部分的な理論を結合して宇宙のすべてを説明するであろう完全な統一理論を作り出さなければなりません。しかしこのような完全な統一理論を探すことには根本的な矛盾があります。(中略)私がこの問題に対してただひとつ答えられることは、ダーウィンの自然淘汰の原理に基づいたものです。(再び中略)そうした違いがあるということは、ある個体は他の個体よりも、自分たちの周囲の環境について正しい結論を導き出し、それにしたがって行動することにたけているのです。これらの個体は生き残って繁殖する可能性が高く、結果としてこれらの個体が取る行動パターンが優勢になるでしょう。」
きょうの一枚
今年のSSER 2DAYS CLASSICSのパルクフェルメ。なんだい、結構秋の雰囲気!じゃない。でホーキングの「結論」についても近々ご紹介予定・・・でも読書する時間が・・・。

2005/10/12 (水曜日)

先のSSER 2DAYS CLASSICS・・・参加された方もオフィシャルの方も、お疲れさま!!デイライトメインのラリーとして、かなりの困難を克服して、無事に開催することが出来ました。ボクは会場撤収もそこそこに空港に直行!羽田は1時間遅れで、乗り継ぎ出来ず羽田泊。翌早朝!(カラダガタガタ)旭川行きのAIR DOで、「旭川の気温は9℃との報告を受けています!」
主な目的はふたつ!
ひとつ目は、北日本自動車工学専門学校の創立20周年記念式典への出席!10時30分の開式にぎりぎりセーフ!菅原さんはもちろん(非常勤講師なのだ)ヒダカ帰りの長谷見さんも来賓でご出席。ふたつ目は。北海道4デイズの打ち合わせ!夜は「すしひろ」で地元の有力者!の方々と!ハルキさんも駆けつけて頂きました。新しい実行委員会組織でやります!!もちろん競技運営部分はSSERが担当することは当然ですが・・・いよいよ新しいムーブメント!到来です。で、ボクは「クロスカントリーラリー宣言」これからのSSERは、不必要に山間部のトレイルに踏み込みません。通過するためにやむなく難所が存在することはありますが、環境と融和する「ラリーを標榜」することとします。またエコチャレンジ部門も、4デイズをはじめ、さまざまなイベントに共催して行こうと考えています。
ますますラリーなSSER!ご期待下さい。とはいうもののガストンライエクラシック、ミーティング、TBI2DAYS!と相変わらず殺人的なスケジュール!がそそります。SSER 2DAYSのお話しは、近いうちに・・・。
PS:北海道は秋でした。でも四国の山々は、まだ夏の様子。恐ろしい勢いで環境が変化して行きます。そんなことを感じていた数日間でした。
きょうの一枚
21st SSER 2DAYS CLASSICSを征したのは、森田昌和 愛媛。詳しいレースレポートは後日このOVのコーナーで・・・。

2005/10/06 (木曜日)

コースマーク設置の旅2日目。疲れたー。まだあと1日行程が残った。でも天気良くて、はかどったし気分も良かったですバイ。

昨晩TVでNEWSを見ていて「???」なコト。
どこかのプロ野球の監督が辞めるのに、聞かれても無いのに「敗軍の将、兵を語らず、です。」と言うのは、可笑しい。実に聞き苦しい、と感じたのはボクだけ?かも。通常は「兵力不足だったんですね?」という質問に対してなら「いやいや、全ては私の力の足りなさです。」を「敗軍の将・・・・」と置き換えるのも老将ならまだ良い。いや実は、彼は計算しつくした上の強烈な、発言だったかもしれまへん。つまり「敗軍の将・・・」とは逆説的な物言いで、負けた理由は「兵」にあって自分にはない、と言っているのと同じで、全部ボクの私見なんですが「ワシが負けたのは、兵隊どもがみんな腰抜けぢゃったからじゃよ」という場合に使う言葉に変化しているのではないかと思うんですが、多分違うかも?「社長!倒産した理由はなんですか?」「いやいや、敗軍の将たるもの兵を語らずじゃよ」「・・・・・・・」という感じ。
で、新監督になった人の会見「全身全霊で・・・、全知全能を尽くして・・・」「???」全身全霊で事に当たるのはまあ良し。しかし、全知全能という言葉は・・・・・・・ボクはそれはてっきり「神」にかかる枕詞みたいなものだと思っていた。つまり全知全能というのは、そういう言葉であって、そういう使い方をするべきではないのじゃよ。「わしほどの全知全能の者になると、すべの森羅万象が手に取るように分かるのじぁよ。どれどれ、どうなすったじゃ。視聴率低迷でお困りとな。フャッヒヤッ」という感じ。
しかし、変化は大切です。この世界で変わらないものはありません。全てのものやコトは変化します。ただひとつだけ変わらないモノがあるとすれば「変わらないものは無い!という真実」のみ。
きょうの一枚
SSERの白いフラッグ。これまで、どれほど多くのイベント会場にはためいた事でしょうか。ちなみにBTOUのフラッグは赤かったのでした。久万高原町でお待ちしてます。音量測定&規制、厳しいかもです。OZ-worksが出店予定で、へたりなあなたのグラスウールを、現場で直してくれる予定。騒音規制、もっとライダーが考えなければならない時がきています。

2005/10/05 (水曜日)

21年も欠かさず続けている仕事・・・コースマーク付け。一時期はスタッフ任せにしていた頃もありますが、近年は復活!!でも、体力がた落ち!で、倒木や落石を撤去するのは出来ません。しかも今日は終日雨。全くはかどらないまま撤収!明日は早朝より出動。それにしても、この1ヶ月はたいした雨も降ってないのに、がけ崩れなどで通行不能箇所が発生。無理やり通るかな?!頭上注意箇所アリ!です。
トヨタがスバルの筆頭株主に!!・・・ノーコメント
村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に!!阪神タイガースの上場を提案!・・・ノーコメント
ボクは、思うんですが、資本主義って行き詰っていませんか?そのありようとか。もっと21世紀にあったイデオロギーは醸成されないんでしょうか?全く新しい概念。
ちょっと雨にぬれて熱っぽくて、体調悪化の兆し!思考回路も断線状態。10月8日の夜はBTOUの映像ショウ?なんか予定されています。
きょうの一枚
苦心作のプローモーションDVDが完成!100% 内製化!というのがまあまあスバラシイのでお楽しみに。初お目見えは・・・10.8・・・こんなヘリの空撮てんこ盛りで出てた人にはタマランかも!?

2005/10/04 (火曜日)

ムッホ話その2
秋暑もひと段落?秋雨前線の影響で、西日本は雨模様。秋雨の降り方とは少し違うので、「やっぱ、熱帯化?」かと思わせますが、まあ少し涼しくなってきました。ところで、週末は雨?という予報に、半ばガッカリ、半ばニッコリのボクの心境は?答えは文末で。
明日からは久万高原にコースマーク設置のために出かけます。すでに氷点下になった夜もあるモンゴルから来たムッホには「暑さとの戦い」も残っています。
ところで秋祭りのこの時期、ムッホに「寺と神社の違い」について説明しています。
お神輿の意味とか!?幣の垂れ下がった街角、それの意味するところは?なぜ人々は神に感謝し、神々を喜ばせるのか?そもそも神とは何なのか?神道の頂点にあるのが天皇家であるの?小泉首相の(靖国)神社参拝とは、どういう意味なのか?戦争で亡くなった人はお寺に入るの?神社に入るの?神様になるの?仏様にはならないの?天皇家はお寺に行かないの?こんな質問に答えることが、実に難しいことに気が付きます。
仏教と神道、ふたつの宗教が大きく対立することなく存在する日本。
ムッホ「そのふたつの宗教は、仲が悪い?」
ボク「いや、実に仲良く共存している」
ムッホ「戦争にならない?」
ボク「・・・・・」
ムッホ「分からないなあ」
ボク「日本人の心は、海外の人には理解できない部分だね」
世界でも珍しい日本の文化、ヤオヨロズの神々・・・なんて言葉で説明したけど、ムッホは分かったかなあ?そんなことを考えながら、自分たちでも良く理解できてないことがあるなあ、と思います。伝統や文化は大切ですが、時々は考えないといけませんね。気がついたらとんでもないこと・・・ってありそうです。文書交通費がひと月100万円!みたいに。
さて週末の天気!雨かもしれませんが晴れかもしれません。昼間のステージは雨が降ったほうが一般車両がやって来ない!という点ではGOO!でも、やっぱ秋のスカッと晴れた中を走りたいよね。
きょうの一枚
最近のSSER2DAYS-CLASSICSのパルクフェルメの風景。なんかこう、いい感じですね。晴れたらいいね。

2005/10/03 (月曜日)

ラリージャパンの最後の意外な結末!!ソルベルグ(スバル)最後のSSで、先行者の掘り出した岩にヒット!リタイア。2位ローブ(シトロエン)に磐石の22秒差で迎えた優勝への最終SS!!勝負の世界というのは、かくも厳しいものなのでしょうか。
昨日モンゴルより、SSERウランバートル事務所長!のムッホが来日!!この冬には正式にウランバートル事務所が開設されます。お楽しみに!
開口一番「日本のガソリン代はいくらになった?」ということからモンゴルのガソリン代も高騰を続けています。10年前ラリーの初期は1Lあたり円高も手伝って20円くらいだったものが、今年あたりでは90円近くに。まもなく100円台になることでしょう。こうして世界のガソリン代は、ボクの予想では2年くらいで国際標準価格みたいになっちゃうと思います。1L1ユーロくらい。アメリカだけがひとりガロンだ、マイルだ、ヤードだ、フィートだって国際標準にならないので分かりにくい。世界の天気予報見ていても、北米大陸だけ?は華氏で表示されている。
いやもちろんアメリカだけじゃないのは知っていますが、グローバルスタンダードでぜひとも取り組んでいただきたいのはこうした点だね。っていったら、じゃあ日本も右側通行にしてね!世界中の自動車を左ハンドルに統一したらどうかね、となりそう。でもそうなるよりも先に、自動車そのものの存在が危うそうな、昨今の原油高。さまざまな産業、つまりひいては生活を直撃していて巨大ハリケーン並みの猛威を振るうことでしょう。そんなことからSSERではエコチャレンジを推進していきますよって。松山は秋祭り。お神輿を担ぐ人たちがいっぱい!!過去になくこうしたものへの回帰が進んでいます。日本人のアイデンティティ復権運動レコンキスタのようなものならいいのですが、僕が見るにその筋の方々と民間人の異業種交流イベントみたいな様相になっています。
週末SSER 2DAYS CLASSIC まさに秋祭りです。

きょうの一枚
今日の一枚は、モンゴルからやってきたムッホ。1995年からSSERのメンバーで、中国・モンゴルの試走はもちろん、TDNの試走では奄美から北海道の林道まで、宗谷岬、知床半島、で、この写真はおそらく北海道音別町の海岸、こんなに日本中を旅してるモンゴル人はいません。いや、日本人でもいないかもだね。

Organisation Voice 2005/09

2005/09/30 (金曜日)

北海道では2年目のラリーJAPANがスタートした。何名かの仲間がオフィシャルで、またエントラントで出かけている。まあそれにしても、今年も無事に開催にこぎつけたことに敬意を表したい。あのペンケニコロベツやパンケニコロベツの良く締まった林道、トムラウシ温泉周り。あのあたり一帯は冬が近い時分にTDNの試走で出かけたのが懐かしくも、最近の出来事のように感じちゃう。ボクは熊笹の生えている道が好きなのだ。となると北海道!なのでしょうが、四国でも1000mくらいになると結構あったりする。「クマザサの道」北海道に再びSSERが出かける日ももうすぐ、20周年オメデトウ!!の北日本自動車工学専門学校!がスタートゴールのロングディスタンス!ていうよりも夏の北海道林道三昧。共催はA-TEC,芦別市、JRMなどの予定だからね。発表の日までオタノシミニネ!!でそのA-TECこと北日本自動車工学専門学校の20周年記念式典が10月11日の午前にある。ボクはというと10日の夜まではSSER 2DAYSなのだ。今までのタイムスケジュールなら、午前中に閉会するんだけど、今年からは日曜日の夕方が閉会式!!果たして11日の朝、ボクは千歳(にいたんじゃ遅いと思う)にいることが出来るか!?結果はお楽しみに!
でも秋のシーズンだもんねえ・・・旨いだろうな秋の北海道って・・・・・SSER2DAYSはギャラリーが大人気!だって昼間だから。予定していた観戦バスじゃ乗り切らない!という事が分かって、大慌てなのさ。
きょうの一枚
という事で、新緑の北海道のダート、ううう。素晴らしい、ではないですか。

2005/09/29 (木曜日)

9月も終わりです。日も短くなりました。午後6時にはかなり薄暗い感じがします。
いまさらながらの枕草子から
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねてたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日いりはてて、風の音、虫の音などいとあわれなり。」
しかし虫の音・・・に異変があると思うです。事務所の前の桜の木は、夜になると大音量の虫の音が響く。それだけではなく、どこもかしこも風情や興趣やらを通り超えた、蝉時雨のような虫の鳴き方・・・どうもマツムシのようですが、とにかく異常発生してるんじゃないかと心配です。・・・・・さらに残念なことに人の気配が近づいても虫の音はやむ気配を見せないときているのであります。
「ああ」
地球上の気候変動、地球温暖化は、生態系に大きなダメージを与えています。このままだと2050年頃には、プランクトンやサンゴなどは温暖化によって、海水の酸性度が上がり解けてしまうそうな。北極海の夏の海氷はこの夏過去最小で、今世紀末には夏の北極海から氷は消えてしまう、そうでありますな。ホッキョクグマの絶滅が・・・と書いているのを読みながら「おお、ゴビヒグマは!?」じつはゴビに羆が生息しているんです。昔ゴビはシベリアとつながっていて実に広大な森林地帯だったのです。森林の南限が北上していく中で、ゴビの一帯にはしばらくの間は森林が残ったのです。やがてその森林はその部分だけが孤島のように残り、やがて消滅していきました。サケが陸封されてイトウが生息したように、そのゴビの森林の生態を糧に生き延びた、わずかばかりのヒグマたちが、いまも生息しています。が。まさにもう風前の灯。
この環境の変化は、数千年から数百年の間におきたものでしょう。そういえばサハラも緑の草原とサバンナだったのですし、ゴビにも豊かな生物と人間の営みが壁画で残っていたりします。しかし、現代の人間は、これまでにない大きな知恵があるはずです。これまではその知恵の限りで破壊しつくした地球を、修復していかなければならないでしょう。
本HP平井商店街第1回で紹介した1冊を思い出しました。
「あなたが世界を変える日」
1992年、リオ・デ・ジャネイロで開催された国連の地球環境サミットでの、12歳の少女のスピーチ「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」つまりは流行の「サスティナビリティ」=持続可能な(社会)は、どこかの限界点を超えたらもう元に戻らないということをさしている言葉なのかもです。
それは、平家物語が・・・。
きょうの一枚
SSER2004・・・から。やってます!で、デイライトってので一番喜んだのは誰か?正解はカメラマンでした。

2005/09/28 (水曜日)

ラリーのことを考えていた。「ラリーのこと?それはいつも考えてるんじゃないのか?」と言われそうだが、ラリーの事、と言ってもふたつある。それは参加者の目線で考える・・・つまり自分も参加者であると考えた場合の思考と、主催者としての思考の2つである。このふたつの隔たりを埋めるのが、最近までの思考回路だった。
山に登ることも良く考える。パリダカに行くというのは、登山家がチョモランマに行くのに似ている。ここだけはガイドツアーがあって、お金の力で登頂できると揶揄されるけど、いやいや8000mを超えた世界は特別だろう。それ以外にも8000mを超える峰はあるし、難易度などでは遜色は無い。いずれも「神々の座」と呼ばれ畏敬の念で見られる。
でもチョモランマが一番人気だ。これはゆるぎない。パリダカとそれ以外に似てないか?パリダカはパリ北京にあわてた。あわてる理由は簡単だ。ランチェスターの法則を見ても一番手の戦略は容易で、2番手になったら困難を極める。ちょこっと話がそれたが、ラリーレイドは、どちらかと言うとヒマラヤ8000m峰 に似ている・・・と思うことがある。
ヨーロッパアルプスや世界中に名峰や困難な岸壁は多数存在する。これらに挑むクライマーたちが、例えればエンデューロの嗜好に似ていると思える。スノビズムがちょっと違う。良し悪しではない。しかし互いに補完とまでは行かないものの関係性はゆるやかだが、明確でもある。もちろんラリーやエンデューロの世界を、アルピニズムと比するのはおかしいとは思う。思うが、これも似ているとも思う。
山へ行きたい!という思いが強いときは、毎週のように山に行った。ひとりででも行ったし、悪天候でも行った。日々近所の神社の石段を登り、指先の懸垂に明け暮れた。ところが、ある日を境にまったく行かなくなってしまった。それでも山に登っていた頃の自分が、嫌いじゃなかった。しかし山はいつでも行きたいと思えばそこに存在する。
昨日の答えの一部分。
きょうの一枚
ラリーと山を結びつけて考えるのは、やはり厳しくも天候に左右されるからに他なりません。しかしゆえに都市生活ではおよそ見ることのできない風景に出会います。ゾーモットのスタートゴールのフラッグ。

2005/09/27 (火曜日)

カイロでは、ファラオがスタートしてます。日本人も良く知った顔を中心に?7人ほど参加。サポートはスガワラテルヒト!エジプトの魅力も、言葉には尽くせないでしょう。これまでより前倒しになった開催時期には少し気になります。日本でもこの残暑。で、暑さは?大丈夫でしょうか?
そういえば、そのほかにもアフリカンラリーが、続々と名乗りを上げていて、ユベール・オリオールはアルジェリアで、昔のパリダカ時代のタマンラセットとアセクラムを使うホッガーラリーこれもなんといっても魅力的・・・そしてP・ザニロリもクラシックと名打ったラリーを。・・・ということは北または西アフリカのラリーは大小あわせるとダカール、チュニジア、ファラオ、モロッコ(はたぶん2つ3つ)ホッガーやザニロリの?などをカウントすると!おそらく10個くらいになったのかもしれません。なぜにこれほどに賑やかなんでしょうか。
そしてダカールは空前の大人気!!これについてもさまざまに議論されていますが、いまだに「なるほど、そうか」という結論をみません。いや、でもボクは少しだけわから無くはないんですが、レポートにするほどの確証は得られないので、後日に譲ります。ただヒントは、良くも悪くも、ゆるがなかった小泉自民党???と同じ構造なのかもしれません。
SSER2006では、大きな改革!をしようと思っています。変わらなければ・・・と唱えつつ実は他者に対して言うことと、自身に対する言葉とが、かなりかけ離れてきているのも事実です。もうすぐ2DAYS、変わらない魅力もたっぷり。濃密でライディングハイな世界は、変わらないでしょう。そして、ラリーという符号もね。
きょうの一枚
事務所の観葉植物が花をつけた。何年も前から事務所にあるのに存在すら希薄だった。枯れることも無くささやかに生をつむいでいる。少し感動。しかし名前が分からない。
ファラ オラリーのライブリポートはこちら >>
(http://blog.livedoor.jp/we_love_adventure/archives/cat_1518562.html) 

2005/09/26 (月曜日)

怒涛の2週続きの3連休が終わりました。勤勉を旨とした日本人の国民性にそぐわない休日の拡大だ!と思う僕は古い人間でして・・・・・さてそれはともかく昨日閉幕した愛・地球博は未曾有の入場者数をカウントし、日本国民の読みにくい行動形態を象徴しています。読みにくいと言えばSONY!!市場を時々読み誤ります。古くはβ-max.を髣髴とさせるようなニュースに加え、ポータブル音楽プレイヤーの主役の座をウォークマンからAppleのi-podに奪われて、完全に追う立場に!Appleは今度はi-pod nano 重さ42g薄さ6.9mm!だそーな。しかし操作系やカラーリングはブランドアイデンティティを堅持している。一方追うSONYは曲面デザインのその名も、ただの「ウォークマン」有機ELディスプレイは中から文字が浮かび上がってくる???がんばれSONY!なんだけどAppleは8月からはじめた
i-tunes music storeで4日間で100万曲の売り上げ!1億5千万円なり!チン!という事はすでにあれから1ヶ月!という事は10億くらい売っているのかい?恐るべし!SONYもソフト産業を充実・・・と書いているところで、日本国内の自動車・オートバイメーカーのことが脳裏をよぎります。
さて秋と言えば秋祭りのシーズンに突入!!松山も祭囃子が聞こえます。なんか祇園囃子とかってTVドラマ見て!ひっくり返った!○○軍団は時代が読めてないというかマーケティング出来てないぞ!へそが茶を・・・・まあそれは余談。ボクのモータースポーツ論は、岸和田のだんじり祭りや、諏訪大社のなんだっけあの大きな丸太を落とすやつ・・・の前には、沈黙。以前TVでガストンライエと見たんですが、あれが世界一クレージーだ!と。モナコGPの比じゃ無いね。とかってモナコGPもちょっとはクレージーなんだろーか?確かにあれを許さざるを得ない当局も忸怩たるモノがあるのでしょうか。
さて来年の計画の骨子が徐々に姿を・・・・・ETAPは10!!10回記念だから?ハード!北海道4DAYS(モチロン仮称)が7月15日前後に!これは芦別市の夏祭りの共同イベントに!さらにボクの個人的なモトジロ・ブルーアイランドも発表近し!!これはオフではないのですね。四国を一周するヴィンテージバイクのラリーイベント・・・でも開催時期が無いのではないかという声も!!しかも70年代までになる見込みだし。
BTOUゼッケン1、カナダのジャーナリスト!ジェントリーなローレンスさんのHPでもラリーが紹介されています。 http://www.billpetro.tv/
菅原さんと近藤聡子さん!の2人のラリーのレポートもぜひご覧下さい。
http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/btou05.html
きょうの一枚
夏の余韻を残すコントラストの強い林道。このあたりをこの時間帯に駆け抜けます!SSER 2DAYSまもなくエントリークローズ!!

2005/09/22 (木曜日)

最近は年のせいでしょうか?これまでに想像すら出来なかった事がおきます。そのひとつが早起き!です。ラリーが終わると数日間は朝4時か5時頃に目が覚め「やっ、やばい!」となり「そーか、ラリー終わったんだ」と気がつくや又してもぐっすりと眠れたものです。が最近ときたら、そのまま眠れないではないですか・・・といって何かをする気になれず、TVをつける。
すると・・・「おお、みのもんた!」
こんな朝早くからやってるんだ。でコメンテイター陣もなかなかのもの「きっとこの人たち、夜遊び止めたんだろーなあ」とボーっと見ていて、とあることに気がつき愕然とするのであります。(ココは小沢一郎じゃなかった小沢昭一風)
昔はこの時間は「明るい農村」かテストパターン!だったはずであります。「むむむ、何かが変わったのでありましょうか。そうか!(はたと膝を打つ)これは実は団塊の世代が歳をとって早起きをするようになったのにアジャストしているのだ!」と気がつくのでございますよ。CMも良く着いている。なんか発毛系や、入れ歯の接着剤がどーのこーの・・・なんとまあミドルからシルバーエイジをターゲットにしているものが多いのは流石なのであります。団塊の世代のお父様方は気がつかないうちに「またやられた。」のでありますな。何にやられたかって、それはテレビ局だかどこかのマーケティングという名の・・・・・にですな。・・・ボクはと言いますと、団塊の世代よりわずかばかり下ですが、常に巨大消費メガトレンド!の連中を見つつ、垂涎をたれる(こんな言葉は無いので、良い子はまねしないでね)つまり団塊の世代の後輩世代で、まあ「お下がりの世代」と言えば言えなくもないのであります。
深夜の街を常に徘徊していた我々の先輩でもある団塊の世代から、やっとの思いでその夜の街の盟主の座を奪った!かと思った数年前。あっという間に我々も夜の主役の座を辞し、朝のまだ明け切らないうちから、みのもんたらと新人議員の初登庁なんぞを眺めて、彼らの年収と特権を、図らずも我が収入や境遇やらと比べてしまい、朝から腹が立っているに違いないのです。いや、それも過去のこと「腹を立てるだなんて・・・」いまでは清新なあきらめの境地に立って、堺屋太一先生の新著「エクスペリエント7」を読むのに老眼鏡を捜している今日この頃でしょうか。さらに先生の流石足るゆえん、この本の文字の大きいこと。明日、先生にお目にかかるボクでした。
きょうの一枚
ゾーモットをスタートする赤いバギー!近藤さんです。厳しい戦いでしたが、とにかく頑張る姿が感動的でした。チャレンジャーですね。ランタンルージュをゲット!ランタンルージュ・・・最後の赤いヤツという洒落に気がついた人は・・・・・。

2005/09/21 (水曜日)

お待たせしました。モンゴルからの帰国貨物が到着しました。ただいま順調に通関作業中のようでご案内の通り引取りが出来ます。(ご案内は参加者のみに送っています。)
今日は、ミニで出場した田中さんが事務所に来られました。な、な、なんと、来年はミニ3台体制!で参戦表明!あの時と同じ気持ちのいい音を残して、ブォーーン!と帰っていきました。しまなみ海道を走って、広島経由で?名古屋に向かうそうであります。扇風機のついた助手席に乗っけてもらい、そこらあたりを一回り!この車の好きな人の理由が、分かります。
あの砂漠をミニで渡るというのは、実に大変なことだと思うのですが「やめられない」んだそうで、困難なことに挑戦!する姿勢に大大大賛成!
「3台なら、1台をサポートカーにすれば?」
「いや、3台がライバルとして走るんです。」
「うーん」
彼はカミオンバレイに大迷惑を掛けたので、筋を通しに来たというわけです。男の子です。
きょうの一枚
その田中さんの激走中の一枚!これの車高を上げて再び挑戦!14インチ化はできるか?

2005/09/20 (火曜日)

久しぶりに「しまなみ海道」を訪れました。今回は生口島・・・広島県の最初の島です。瀬戸田という町があります。平山郁夫の生家があり平山郁夫美術館があります。お恥ずかしい話なのですが、ななんと初めて行ってまいりました。島特有の空気、瀬戸内のまぶしい陽光。美しい庭園を備えた優美な美術館の建物。美術館めぐりのもうひとつ楽しみは、建築物にもあります。といえば久万高原美術館 WEB>>!この建築物もなかなか・・・の木造です。私の父の友人のお父上だった井部さんという方のコレクション。父はこの方の薫陶を受けたかで自らもささやかな収集家に・・・で、平山郁夫美術館は画伯の小学生時代の絵画まで納めてあって、なかなかのものです。久しぶりに感動し堪能しました。周りの町並みの雰囲気もなかなか!良い所です。覚えておいてください!生口島。
さて久万美術館の収蔵品は、22歳で夭折した村山槐多の「裸婦」、岸田劉生の「自画像」などが見られます。岸田も38歳という若さで亡くなりますが「麗子像」も収蔵してあればいいんですが、残念ですね。最近オークションに出ていたようです。3億とか4億とか・・・まあこうして秋は、美術鑑賞!久万高原にお越しの節は久万美術館へ。HPによると10月1日から11月27日は、井部コレクションなどの常設展示は無いみたい。
しまなみ海道は来年の3月末には、全線開通!(これまではいくつかの島では、橋を渡ると一般道に下りなければならなかった!)ぜひ海を超えてお越し下さい。その折には平山郁夫美術館もぜひ・・・シルクロードへの憧憬が広がります。
きょうの一枚
今日の久万高原!秋たけなわです。黄金色の稲穂、あぜ道に咲く彼岸花。日本の風景です。

2005/09/16 (金曜日)

いつの間にか9月も半ば、めっきり秋風!ナイトランが恋しいね!ゴメンね。久万高原のコースは、相も変わらず魅力的。初登場のダートでなんと1ステ2ステともそれぞれ往復で計4本のSSをしますがな。この林道は出入り口に、まったく民家が無く、また途中にも分岐も無く、隔離されたようなもの。しかもスタートゴール会場に近く!魅力的ですね。赤蔵ケ池も健在なら、あの林道もこの林道も、先の大雨をよくぞ持ちこたえて!ただし2輪しか通れなくなってしまったところもあって運営は少し痛い!のですが、そこはまあ・・・SSERと言えばいまや完全なるラリースタイル、リエゾンに時間指定が出来ないため(これはかつて当局との話し合いで)SSのみの戦いになります。ISDEのように市街地を駆け抜けますが、そこは時間の制約のないエリア。模範的なライディングで通らなければなりません。
さて完全デイライトとなった21年目のSSER 2DAYS!!案外と日没が早いのが、心配なのですが・・・いずれにしても、素晴らしいライディングワールドではありますね。8日に到着できる方は事前車検と自由参加のミニ前夜祭!!モンゴルの映像が見られます。ウッシッシな2日間!いや場合によっては3日間なのですが・・・・・過ごしましょう。
きょうの一枚
今回のSSER 2DAYSルート中ほどにある名勝軍艦岩、紅葉の頃の風情もいとあはれ。

2005/09/15 (木曜日)

ビックタンクマガジンの9月号が届いた。編集長のハルキさんは直前までBTOUに行く準備をしていたのだが、急遽行けなくなってしまった。ヘリとライダーとでRRMには参加したこともあって(総合3位とかって!)彼のジャーナリスティックな視座でこの新しいラリーを見て欲しかったのだが・・・で、誌面を見てビックリ!写真もいいしレポートも悪くない。表紙はパラレルピストを走るKTM!記事にはこの大会のバランスシートにまで触れてくれていて・・・ホント心配掛けています。心配といえば、逆の心配もしています。頑張ってるなあハルキさんたら、という思い。これだけの取材・編集をするのは大変なことです。
よし!BTOU2006のパンフを作ろう!大きな写真がいっぱい使われていて・・・・・といつも思っているのですが・・・今回は彼を見習って作りますけん、お楽しみに!!
SSER 2DAYS!!朝から役場の林業課でミーティング!!台風被害が・・・思ったより少なかった。
きょうの一枚
SSERの準備に出かける久万でのワンカット!日本神話では、神武天皇が日本を一望して、その姿かたちがトンボに似ているというところから「あきつしま」と名づけられたと聞き、そーかトンボのことをアキツって言うのかと子供心。とまれ秋の風情に、心惹かれませんか?

2005/09/14 (水曜日)

昨夜は金谷秀夫さんと酒席をご一緒した。あの世界の金谷!であります。70年代初頭のWGPにYAMAHAで出て大活躍をし!当時の若者たち・・・つまり僕たちのヒーロー!です。
当時のことを紐解くと、こうです。
1973年4月WGPラウンド-1、ポールリカール。一時はGPを撤退していたYAMAHAの復帰戦。しかも500の初参戦。ライダーは、サーリネンと金谷。そしてTZR500はサーリネンによってデビューウイン!4ストMVを駆るリードが2位、金谷は3位!それは 69年以来活動を休止していたヤマハファクトリーにとっての5年ぶりのGP復帰の舞台だった。同時にヤマハ初の500cc参戦。ライダーは前年TZ250のプロトを駆り250cc世界チャンピオンとなったフィンランド人J.サーリネンと金谷秀夫だった。
続くWGPラウンド-2、ザルツブルク。サーリネン・金谷がワン・ツー!!いよいよ本格的な2スト、そしてYAMAHAの黄金期を築くかに見えた。
ラウンド-4、モンツァサーキット。そこでとんでもない事が起きた。それはスタート直後、オイルに乗った先頭グループの多重クラッシュで、サーリネンは不帰の人に。YAMAHAを襲った悲劇は、衝撃的だった。この年、初のチャンピオンシップを手中に快進撃を続けたYAMAHAはWGPから撤退。失意と悲しみの淵に。
50年代半ばから続いたMVのアゴスチーニの驚異的な連戦街道(66年ホンダの優勝があるが)あの3気筒の4ストエンジンに2スト勢は、全く歯が立たなかった。やっとYAMAHAの金谷たちが金字塔を打ち立てるか!と思ったその時である。
ボクも実はMVに乗るアゴのファン!用も無いのにAGVのアゴスチーニレプリカなんかさっさと手に入れたもの。で、MVの4ストに挑む2スト勢。当時も話は「2ストか4ストか」・・・だからあまり進歩してないような気もしますが。この後は長い間WGPは2ストの時代になるわけで・・・まあそんなことよか、金谷さん!あの時代に世界を転戦したのはやっぱりすごいことです。夜が更けるにつれ神戸の「木の実レーシング」の話で、GPライダーとGPドライバー(こちらはわれらの身内のような方で、マツダワークスのドライバーですが・・・)の2人の夜が更けてゆきました。60代の二人のおじさんは、20代のころの眼差しで、バンバンと肩をたたきあいながら焼酎をがぶ飲みしていました。誰が速かったとかって・・・ガストン・ライエのことに話が及ぶと、急にシンミリ!おまけにGPライダーのその後!みたいな話にもなり「・・・」ちょっと一足先に失礼をすることにしました。でも素敵なおじさんでした。
きょうの一枚
teamACPのプリウス!こいつが完走するんですから!で、ACPのHP充実です。えっ、みんなもう知ってる。プリウスの戦いぶりだけじゃなく、腕のいいプロカメラマンの素晴らしい写真フォトアルバム!始まったばかりのBTOU回想録も期待できそー!で、今日の一枚はそのACPのプリウス。
teamACPのHPはコチラ http://www.team-acp.co.jp/

2005/09/13 (火曜日)

次世代オフィシャル募集!
先のBTOUには、初参加の日本人オフィシャルが数人デビュー?しました。そのなかのひとりで野口シートの「ノグチクンがHPにオフィシャル日記を書いてましたよ」というので、さっき見に行ってみました。http://a-seat.jp/index.htm 彼には初めての役員経験だと言うにもかかわらず、極めて重責なRCP2隊を、任せきりにしてしまいました。さまざまな不安要素を、ひとつずつ消去法で詰めて行き、与えられた任務を全うするのは並大抵のことではありません。特にひとりでモンゴル人スタッフを率いて砂漠を超えていくのは、統率力や使命感、場合によっては大きな犠牲的精神も必要になってきます。見事にそれをこなしたノグチクンの手記には、運営を代表するものとして深く感銘を受けました。
役員の多くとは、北京のホテルで8月5日にブリーフリングをしたあと、閉会式まで会うことの無かった方もいます。たった一冊のオフィシャルマニュアルで、全てのことを理解して、先を読み、ラリーの全体像を把握して競技役員としての任務を完遂する。言葉にすれば簡単ですが、実は相当な強い意志が要求されます。
オフィシャルマニュアルを読む力も必要で、そこには毎日の食事のメニューやランチパックの内容物リストから、緊急の救急救命術まで図解と写真入で綴じられています。また毎朝のブリーフィングで伝えられる基本的な内容も書いてあり、これがある限りラリー中に役員のミーティングは、よほどのことがない限り行われることはありません。
互いに信じあう、そしてCPまで苦闘の末にたどり着いて、参加者たちを待つ。こんな孤高な経験!のできる次世代のオフィシャルの登場をお待ちしております。「求む隊員。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生命の保証無し。 成功の暁には名誉と賞賛を得る。」
奇跡の生還を果たしたシャクルトン隊の、募集新聞広告の名文です。実際にひどいことになりながら半年間南極をさまよい全員生還させたシャクルトンのリーダーシップを評価する声は、いまだに高く、成功よりも価値のある行動としてボクも、彼に関する著作を愛読しますし、ボクの行動原理をかたちづくったものかもです。まあ、こうしたリーダーになれずとも、任務遂行能力の高い冒険家のような競技役員に支えられています。
そこで、SSERでは、ボランティアの競技役員(オフィシャル)や本格的な本部スタッフならびに医療チームや技術スタッフなどを大募集です。さまざまな資格をお持ちの方、外国語の堪能な方、看護士や救急救命士、まずは国内イベントにお手伝いいただいた後、2006年のBTOUをはじめ各イベントにご参加いただければと思います。やがては「アジアから世界のクロスカントリーラリーへ!」どうぞメールで、簡単な自己推薦文をお寄せ下さい。
きょうの一枚
というわけで、初オフィシャルのノグチサン!なんかワイルドになってて、そりゃ誰だか分からんわな!って感じでした。彼に作ってもらった座布団、ホントに良くて、いまもお尻の下に!試走にも持っていきました。アリガトネ

2005/09/12 (火曜日)

選挙サンデーは、レンジローバーで都内から中央道、甲府南から精進湖、朝霧高原を抜けて東名へ出て、帰ってきました。朝霧高原といえはガストン・ライエ・ミーティングの集合場所。良い所です。まあの界隈ときたら、ツーリングライダーの多いこと!ビックリ!マスツーリングの多いこと!に同乗のUさんと「ナニが面白いのか?」という話になり「いや、あれはあれで面白いんだろう」ということになりました。それでも、道を探している風な、真新しいオフロードバイクと新品のライディングウエアの3人組のオフロードライダーの姿に、ほんのすこし和まされて、レストランでは某老タレントおじ様2人連れが食事をしていて、まあまあいい感じ。やがて伝票を手に立ち上がり、勘定を済ますや店の外に。駐車場にはお約束のハーレーが2台。しばらくモタモタして、やがて「ドドド・・・」と出発!その二人連れのライディング・スタイル・・・何か物足りないというか、ナニが気に食わないというわけではないけど・・・??・・・いや、それにしても不良老人になるのは難しい。不良中年になるのは簡単だけどね。その選挙サンデー!結末は皆さんの知るところで、何もボクが語るべきことはありません・・・が、あっ。いや、やめとこ・・・・・。
きょうの一枚
実は今、とってもおなかが減ってるので、このモンゴル料理、ボーズって言うんですが、おいしそう。いやおいしい、ですよ。羊肉のミンチの揚げシューマイみたい。食べたい方は、ラリー中のビバークで、どうぞ。
NEW!! ドブリーフォトサービスで雑誌などでは紹介されていないBTOUの写真がキャプション付きで紹介されています! 詳しくはコチラ http://www.dobry.jp/

2005/09/07 (水曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
台風一過の青空が広がっています。と書きはじめたいのですが、全く青空が帰ってくる様子がありません。山間部の林道被害などの調査に出かけたいのですが・・・なかなかスケジュールが厳しい!のです。さてSSER 2DAYSも迫ってきました。ナイトステージの廃止など、なにかと物議を提供してしまい申し訳ありません。ナイトステージこそSSERの魅力のひとつと、若い頃から目をこすりながら幾夜も徹夜した日々が、懐かしい限りです。
ナイトステージの廃止の理由は、ただただ年々大きくなり続ける排気騒音に集約します。車検時の測定と本番の全開走行時の音量の差異は信じられないほど大きく、近隣住民や関係機関から「20年やっているから、と思うけど、以前はあんな音をさせてなかったんじゃないか。」と。警察も「本当にに公道走行の許された車両なのか?」というわけです。高いモラルで地域で長年にわたる開催を実現してきたSSERにとっては、それらの言葉を耳にする時というのは、再びオフロードバイクが加害者に堕ちて行く瞬間でした。輸入元にも排気音量についても問い合わせをしないでもありませんが、相互に立場は微妙です。
とまれ、改革は必要でしょう。山奥のクローズドコースへ逃げ込むことも方法でしょうが・・・おそらくデイステージにも抗いがたい問題が生じるはずです。どうか製造者、輸入元、販売店、そしてユーザーである我々が、今一度、考えてモラルアップに努めて行きたいと思います。そして再び環境(社会環境も含めて)コンシャスなマシンが大多数を占める時代になるまで、皆さんと共に考え行動して参りたいと思います。
またさまざまな改革の一環で、タイムスケジュールの変更、参加費の見直しなどを行ってまいります。また10周年20周年参加記念品なども、高額なものを提供することを控え、大会運営本位の姿を求めて行きたいと考えております。どうかご理解下さい。
きょうの一枚
今日の一枚も動画!走りの映像!最後に現れるのは空撮で見た村!ここがナビゲーションが難しいってところ!
BTOU2005のサイトはこちら
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2005/09/06 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
 
台風14号がまさにこの辺りに居るだろう時間に、OVを書いています。いまは九州直撃!どうか被害がありませんように。
さて、週末は選挙サンデー!なのですが、やっぱり僕には気がかりなことがある。個人的には、その諸葛孔明が説いた「国家三分の計」というのが、なにかこう人類には理にかなっているような気がしていました。3つ・・・そう言えば人類も大きくは色で?3つに分類(コーカソイド、ネグロド、モンゴロイド、ね)されるじゃないですか。色も光も3つに分けられ、まあそればかりではなくたくさん存在する3つの要素。だいたい「3」という数字の持つ力はただものではない。ピラミッドのような完全なパワーバランスを生み出すのだろうと思う。おっ、風がすごくなって来ました。事務所の山桜が大きくしなっています。
んで本論はといいますと、18世紀にモンテスキューが説いた「法の精神」にある三権分立!!「おお3つのパワー!!」まるでそのピラミッドパワーよろしく、近代民主主義国家の根幹を成している。と思っていたのだが、最近の日本は「果たして三権は?」と思うようなことがシキリで、国家の最高機関は国会であって、ゆえに国民によって選ばれた代議士が、国会を構成してるわけで・・・・・つまりは主権は国民にある!という事で、今回の総選挙!?何が言いたいのかというと立法府と行政府の関係性が日本型三権分立では怪しいのではないかという事でござる。行政府の長が遮二無二立法府に強迫をするのはいいことなのかという疑問は・・・尽きないなあ。
ひるがえって小なりといえども、我々のラリーの運営はいかに。
レギュレーションの制定と、実質的な運営、そして抗議などに対する審査委員会、これらが分立しているかどうか・・・となると結構怪しい。一応は組織図のような物を作ってはいても、一部の人間のジャッジメントが全体を司っている。これはイカンと言いながら、21年。さらにドグマティックの度を深めているのではないかという不安がよぎる。彼には、そんな不安は無いんだろうか。SSER!!さらにオープンマインドを求めて、自由なオフロードの世界へ!!と思う選挙戦のさなかの台風の一日でした。
「誰に入れる?」
きょうの一枚
好評!今日の一枚の動画シリーズ。今日はハタンブラグのビバーク。日没直前のしかもスコールが近づいていて・・・・・さあ早く整備終わらせてごはん食べて寝ようね!って感じですね。
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2005/09/05 (月曜日)

すさまじいハリケーンの痕跡は、なにか世界に向けられたメッセージのような気がしてなりません。温暖化の影響で巨大化したハリケーンが、メキシコ湾岸の石油施設を強襲!するのかと思いきや、人的な被害のあまりにもの大きさと、その後テレビカメラの前でさえ略奪を繰り返す、かの国の市民に、唖然!としたのはボクだけではないでしょう。こんな時に秩序ある行動、難しいでしょうが日本人は出来ます。
日本には超大型台風14号が接近中ですが、早くも関東地方には豪雨の被害が、九州・四国も今夜から明日にかけては600mm!!という聞いたことのない数字が予報されています。SSERでは降り始めからの雨量が250mmを超えた時点でラリーを中断する、という内規を持っていますが・・・・・実際この250mmを超えると林道には被害が出始めます。先の週末は久万高原の林道に居ましたが、まだ昨年の台風から災害復旧がかかったまま、復旧できてないところも少なからずあります。どうか皆さんに災害の被害が及びませんようにと祈りつつも、久万高原の林道も、この台風をなんとか無事に乗り切って!と祈るような気持ちです。
災害の巨大化!助けを求めても届かない恐怖!
防災の日に書こうと思っていたのですが、政府の広報では、首都直下型地震などが発生した際に、必要なのは「自助」「共助」「公助」の順。で自助とは3日間くらいは自分の努力で生き延びること、と言っていましたね。公的な救助が始まるのは3日後!らしいと。それまでは自分で、または自分たちで助け合わなければならないということです。最近の大型の自然災害などの報道を見ていても、身にしみるモノがあります。
BTOUのラリーでもエマージェンシーブックが配布されますが、2002年までは72時間は自分で生存の計画を立てて・・・というものが2005年からは、なんと「100時間は・・・」というふうに延ばされました。72時間とか100時間とか言われても時間の概念は、厳しいものでしょうね。そんなときに共助!自分を助けるのも厳しい時に人を助けられる!そんな人になるには、相当に男を磨いておく必要があるでしょう。でも日本人は出来るんですね。そのためにも備蓄といつでも出動できるオフロードバイクと、 医薬品。まあラリーの荷物があれば・・・という事かもしれません。「天は自ら助くる者を助く。」まあ自助です。
きょうの一枚
今日の一枚は、動画!ミニやライノ、プリウスなどの空撮映像!!
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2005/09/02 (金曜日)

朝から久万高原へ打ち合わせに行ってきました。もち秋の気配は濃厚。黄金色に色づいた稲の穂が波打っていました。さて、ガストン・ライエ・ミーティングには、早々にたくさんのお申し込みありがとうございます。ボクも飾りっぱなしの80にチョコって乗ってみようか、と引っ張り出してみました。
でボクも「HP2を買う!なんて言っているけど・・・」と自問自答の日々。というのも股関節が悪くて、背の高いバイクにまたがるのがとても大変!ばかりか正座も胡坐も出来ない。トイレも大変でラリーの試走や本番でトイレをどうしたか?というお話はまたの機会に譲って・・・・この秋はリハビリに専念しなきゃ!!と思うことシキリ!です。とりあえず3年来の五十肩は概ね快方に。
ところでロマンチックなかに座の仙波君のコラム「お疲れさまです・・・」でもHP2のことが触れられていましたね。BMWの刺客だとか構造改革だとか・・・って言っていて面白いのですが、どうもあのメーカーは、「無くなりかけると見せかけておいて、創造的な新しい世界を提案」しては、離れかけたオールドファンにも「ごめんごめん、これだったよね。君のことを忘れていたわけではないのだよ。おまたせ」みたいな手法が常套のなでございますな。ナニ!今の日本の政治手法に似ている?似ているかもです。
それほどに新しい世界に切り替えていくことは難しい、ということかもしれません。実に大衆は保守的で変化を望みつつ、その実変化を避ける、という傾向にあるのですね。
「えっフラットツイン止めるの?!BMWって!そんなあ!!」
って話しはそう遠い昔のことのようには思えません。そのニュースが世界を駆け巡った直後は、世界中がフラットツインを買うわ!生産中止反対!をメディアもこぞって大キャンペーン!!をするわ、で大騒ぎでした。で少ししてから80GSベーシックなどポン!と出しては、離れかけた僕たちをまあなだめるわけです。
直近では「BMW最後!のストレートシックス!」「えっBMWって直6やめるのか!買わなきゃなあ!」と無理して買えば、何のことはない「ニュー5シリーズ、伝説の直6搭載!」「・・・オーマイガッ!また、やられた」で閉店セールと開店セールを繰り返す、あの商店街の老舗みたいで、えっ最近のSSERもそんな感じ?いや、天下のBMWと同じ戦略だなんて・・・お褒めのオコトバ?これからは、襟を正します。
で、仙波君!HP2ってそんな風なバイクなんだから、刺客とか構造改革というより、少数のクラスターをも塗りつぶして、「もう現行のBMWを買うことは無いだろーな」とか「テレレバーはいらない」なんていってるヘビーで口うるさくて、結構オピニオンリーダーだったりブログだHP(ここはホームページの意味だ)に言いたい放題の彼ら(ボクら)ユーザーに向けられた、チュパチャプスみたいなモノなのなのですよ。おお!それこそがまさに構造改革で、仙波君は正鵠を射ている!のではありますまいか!つまりこれは「KTM950って、いいかも」なんて思い始めたBMWユーザーに向けられた刺客!かもです。でも、スクリーン+ビッグタンク+究極のコンフォート性能(グリップヒーターとかですな)+キャリングケースなど、1200GSの持つ究極のツアラーとしての基本性能が、さらに良く見えてきたりするのも事実ですなあ。「あなたは、どういうスタイルなのか!」を突きつけてきているわけです。
さあ、迷いなさい子羊たち・・・・・ボクは決めていますからね。
きょうの一枚
構造改革中!のSSER、21年目の秋は果たして・・・のチャンプ池田。ルートはあのSSです。SSER 2DAYS CLASSICSはエントリー受付中。詳しくはコチラ
http://www2.sser.org/2005_sser2days/

2005/09/01 (木曜日)

今日は防災の日。官民挙げてさまざまな防災に関する取り組みが続いている。それほどに昨今の地震や自然災害の多さには、緊張せざるを得ないのだ。もう、そこに足音を聞いている!という感じ。アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」は、犠牲者は数千人に上る可能性!との報道。地震や津波と違って、もう少し予測可能だっただけに政権の危機管理能力が問われるかもだ。なによりもハリケーンの巨大化は、地球温暖化の現象として科学者らは指摘を繰り返していただけに、耳を貸さない米大統領が「天災!」を強調するにつれ、確信犯なのか?知っていて利権のために知らないふりを続けるのかと疑わしくなりますな。京都議定書を批准する機会ですぞ。とまれ、末尾ながら被災された方にはお見舞い申し上げます。
やっぱ環境問題については、一人一人の行動から!と思いながら窓の外のレンジを眺めていたらすね、ランドローバージャパンからいつものようにダイレクトメールが届いた。ああ、またレンジローバーがモデルチェンジ?!なのか!ナニナニ、スーパーチャージドV8-4.2で396ps!!BMWエンジンよか100ps以上UP?!お値段1320マン円ナリ!!!
「ナニヲヤットルノダ!!」
なんかサイドグリルやフロントグリルなんか、妙チクリンだ。ブリティッシュの上質感はどこさいっただ。これはイカン。イカンのである。間違っていると思う。アメリカじゃ、ラグジー(風呂ではない)ブームで、こんなニーズが沸騰中であることは、知っているだに。しかし、このド派手さと、バカバカ馬力は要らない。あのローバー社せいエンジンのジェントルで趣のある、あの味は・・・・・フォードグループの傘下になったりするからイカンのだ。金額も中身もイカン。ケシカラン・・・で・・・売れるのか、やはり。いやイングランドでは売れんぞ。ボクはというと、さらに古いクラシックレンジ、市場で100万円台のを物色中だってのに。どうしてこうも世はバカバカオバカなスーパーカーブーム!になっただか?お金のある人がスノビズムを失ったからかもしれん。でもアストンマーチンの復活と隆盛は嬉しかったりする。あれ、ボクってイングランド派だっけ?
さてスノビズムといえば?SSER!!「夜じゃないのは問題だ!」という諸兄、お許し下さい。
最大の理由というのは、近年の騒音問題!!年々大きくなり続けるエンデューロマシンの排気音!これは、どうしても克服しがたく・・・このままでは誰もこうしたイベントを認めるわけにはいかないだろう、と思う。車検の時に聞いた音は「まあいいだろう」としてもSSの中で聞くあの輸入エンデューロマシンの音は・・・いったい。これまでにない苦情が多くなったので、ついに警察も「昼間できるように・・・」と。言うご提案をいただいた。昼間には昼間の覆いがたい問題があるのですが・・・いやいや、もっと騒音問題は真剣に取り組んでおけばよかったと思う反面、夜に戻すことはいつでも出来るはず・・・ならば魅力的なデイステージ!!それに夜は、明日の早起きのためにすぐ寝てしまう!ことが無くなって、違った楽しみもあるかもですよ。と考えた挙句のことですだ。と言いながら案外、夜に差し掛かる参加者も居るのではないかと言う不安も。
21年目!大人になったSSER・・・休日の2日間を楽しみ抜きましょう。走る70%!遊ぶ食べる飲む30%!ストイックから新しいニューストイシズムへ。ナニ言っているだか。ボクは週末は山の中です!!湖の見えるワインディングが登場する予定でおます。オタノシミニネ。
きょうの一枚
ボクのG/S、ガストンのサイン。もちろん最初から書いてはあったのだが、書き直してもらったというわけ。語り尽きないほどの思い出。そんなガストン・ライエ・ミーティング・ファイナルはエントリー受付を開始しました。詳しくはコチラ http://www2.sser.org/2005_grm/

 

Organisation Voice 2005/08

2005/08/31 (水曜日)

ガンがガストンの命を奪ってから半年がたった。
菅原さんのポケットにもボクのポケットにも、ガストンの遺影は常にある。BTOUの閉会式で、スガワラサンはボクの席にそっとガストンの写真を置いた。スピーチで、そのガストンの話をしようかと躊躇したが、控えた。ガントルガのモエ・エ・シャンドンの黄金の雫が、ガストンの写真にかかって頬を濡らしているように見えた。そっと指先でその黄金色の雫を拭ぐって再びポケットにしまった。チャンピオンにこそモエは相応しい。なんか飲み屋でモエ!を飲んでいるのを見ると腹が立つ、ってのも勝手な話かも。もともとモエ(萌え!じゃない)はナポレオンが勝利を祝って愛飲したシャンパン!それ以来「勝利の美酒」とはこのこと(違っていたらごめん)そして現代ではモータースポーツのシャンパンファイトは、まあモエなわけで、祝勝会などはこれで乾杯するといいだろう。
話をガストンに戻す。彼は常に闘っていた。長く続いたマルボロのスポンサードが終わったのは1988年。しばらくはマシンにも恵まれず一線を引いていったが「引退」なんかしてないと彼は言う。その証拠にモンゴルに招聘したのが1999年。この時52歳の彼は、全く枯れてなんか居なかった。その10月2人で約束した日本での「ガストン・ライエ・ミーティング」まさにこのHPがスタートと時を同じくする。このコラムOVの第1回目は、ガストン・ライエ・ミーティングの話からはじまった。
さて、そのミーティングをどうするのか。「今年も開催しましょう!」という声も少なくは無かったのだが、僕は耳を貸さなかった。昨年も間際まで来日を試みたガストンの手元には1枚のエールフランスのビジネスクラスの航空券がいまも残っているだろうか。で、結論から言うと「ガストン・ライエ・ミーティング・ファイナル」します。最後です。しかもこのミーティングで、ガストンが最後に走ったあのかなりハードな「富士山から白馬」のルート。でもオンロードでも車でもどのルートで走ってもいいことに・・・もちルートブックとCPはあるから。甲州街道で道端にバイクを停めて食べた葡萄の味が鮮明だ。前夜のガストンと泊まった西富士のコテージも良かった。
「ガストン・ライエ・ミーティングやりましょうね!」「いやだ」「・・・」「しない!」なんて毒づいた人、ゴメンナサイ。以上のような(どんな?)言い訳で、ファイナルなミーティング!となります。万障お繰り合わせの上、どうかご参加下のほどを。
さて話はガラリと変わる。
トヨタのレクサスブランドのお披露目が始まった。プロデュースしたのは「D&d」というチーム。なんのことは無い電通とデルフィス(旧南北社トヨタの関連子会社)である。呉越同舟と言うのも少し違うが、ブランディング戦略は興味深い。投資コストは2000億円!イマやこれだけのお金をポンと出せる企業は、そう無いのではあるまいか。トヨタ方式で倹約に倹約を重ね「絞りきった雑巾をさらに絞って・・・」と言われながらも「出す時は出すねえ」という感じ。年間の純利益が2000億円後半だから、まあ今年の儲けは全部突っ込んじゃえ!みたいな田舎経営者みたいなことは無いだろうが、当たらずとも、まあ遠くは無い。車種構成などは賛否がかまびすしいから省略。メディアなどによればそこは高級ホテルなのだという。接客は黒服らしい???いっそのこと2階より上もホテル・レクサスとかにしたら良かったのに・・・・で、ブランディング!というのは実に難しい。
彼ら(ってボクら)は実に気まぐれで気難しい!さらに西洋コンプレックスの塊ときてる。そうは言いつつも、日本もほんの少しだけブランド神話の時代を脱しつつある。中国はまだ50年くらいは大丈夫だろうか?中国こそ急げ!なのだが??とまれ、日本の誇るトヨタが見せる国内の高級車市場戦略はいかに・・・仕事の目を離れても、これを見逃す手はあるまい。
ただ、自動車の未来は語られるのだろうかは疑問かもだけど。
きょうの一枚
中国と言う国は・・・叱られるのを覚悟で言えば、この道具はこの国を象徴しています。掃除をする!という発想には進歩?を感じますが、このゴミを撒き散らすための掃除道具と言うのはいかがか・・・・・この国が、ひとつの問題とその解決方法にも同じような思考回路をとる!と感じるのはボクだけ?

2005/08/30 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
UBSというモンゴルの放送局で放送されている「BEIJING-ULANBAATAR 2005」のタイトルバックの動画をご紹介!!本編はいずれまたの機会に・・・直近は10月8日?
今日ボクは1日掛けて病院!人間の点検と整備に費やしました。ラリー前のウランバートルで高熱を出して、3日間飲まず食わずで強烈な鎮痛解熱剤を飲み続けたおかげで、熱は下がったものの消化器系を全損!!ラリー中の苦しみと言ったらありませんでした。ラリーの後始末で残ったウランバートルでも、フラフラ!よくぞ無事生還したものだとわれながら・・・・・・・健康は大切です。ちなみに今日は、大腸ファイバー、内視鏡です。気持ち悪いときたら・・・・・
ラリーに持っていくことの出来る医療機材と医薬品には限りがあります。それがボクにも跳ね返ってきたのかもしれません。ああ、オナカが痛い!
■ ビデオはWMV形式、サイズは1.3MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/08/29 (月曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その3
メディカルについて・・・
SSERにはレントゲンがある。ラリー主催者がレントゲンを持っているというのも「?????」な話だが。撮影と現像はいつも2人のカメラマンが担当する。気温を調べて現像液を作り、撮影から一連の作業をこなす。大変なご苦労だ。1日中撮影をしたあとの作業だ。
なぜレントゲンの導入をしたか?というとこうだ。1995年第1回大会、ラリー中に起きた打撲症!ドクターは「痛みがひどいから骨折しているかもしれないし、場合によっては折れた肋骨が肺に刺さっているかもしれないから、緊急輸送してくれ」触診だけでは最悪の場合が分からない。「はい」と航空機をチャーターして中国北京の病院に、1週間のうちに4人搬送した。いずれも単純骨折や打撲程度で大事には至らなかった。「レントゲンさえあればなあ」ラリーの医療チームの切なる思いだった。
ラリーの医師はボクの大切な友人ボルドサイハンという男。彼がリーダーを勤めている。日本人医師が「この男はすごい!」と言い放った。アメリカの大学病院で脳外科の臨床と救急救命をやっていた。問題なのは、たいがいの負傷者に対して「大丈夫!」「心配ない!」「ウイスキーを飲んでおけ」「点滴?いらない!」とそっけないたらありゃしない。だから彼が「やばいぞ!」というとボクは非常に緊張する。緊急輸送の準備を始める。燃料の問題やフライト時間ラリーのオペレーションに与える影響を、短時間のうちに検討し答えを出さなければならない。実は今大会は「やばいぞ」と彼が言ったのはたった1回きり。それは炎天下を歩くボクに言ったもので、だれひとり負傷者には「やばい」は無かった。
ボクが「全員のメディカルチェックをしよう」と言ったエタップ3の朝も、彼は「???」「いや結構熱中症気味で、体温高いままの参加者が居る」と言うと「水を飲むように言え」というばかり。「そのためにもチェックをして意識を高めるんだ」と言うと「それなら分かった」と作業を始めた。
彼はモンゴルの大自然が大好きだ。ヘリの窓から食い入るように風景を眺め、降りると石や化石を探す。純血のモンゴル犬の子犬を探すのもライフワークになってきている。
「今回も素晴らしいルートに連れて来てもらって感謝している」最後にヘリを降りて別れ際に握手しながらそう言った。最後にこういった「今回は大きな事故や怪我が無くてよかった。8回大会はいろいろあったのにな。」もちろん彼が言うように全く無かった!分けではなかったのだが・・・彼の言葉には生命的なリスクがある・・・と言う部分が抜けていた。一人の優秀な医師がラリーに居ることの安心感は計り知れない。もちろんもう一人の医師も優秀で、ウランバートルへ緊急輸送が発生すれば病院の手術室まで彼がアテンドする。
BTOU・・・・・その身体的なリスクをはらんだゴビの大横断は、こうしたメディカルチームに支えられた。しかしなにより、参加者相互のコミュニケーションや、大会本部への迅速な連絡ぶりは賞賛に値する。またメディカルを中心にしたスタッフ全員の参加者へのケアは、いまの可能な限りを尽くしていると胸を張れる。
あとは参加者自身がリスクマネジメント能力を磨くことだろう。ひょっとしてその能力は、ラリーのときばかりに限られない、と思う。
ラリー中に使用した輸液類・・・・・約60本
ラリー中に使用したレントゲンフィルム・・・・・約30枚
きょうの一枚
エタップ5 SSスタート地点、ライダーはゼッケン1ローレンスさんアラビアの・・・じゃなかったモンゴルのローレンス!

2005/08/26 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その2
モンゴル国内の報道
実は大会前の8月4日、ウランバートルのプレスセンターで、記者会見がもたれました。翌日以降の新聞はかなりの扱いがありました。またザミンウッドには、スタートを見送る大勢のモンゴル人!!車もたくさん停まっています。しかしよく見るとどの車もウランバートルナンバー!砂漠を700kmも超えて応援にやってきている家族に混じってメディアの姿も。ヘリに1名のUBS(テレビ局)のカメラマンと地上にもランクル80にカメラマン。大会終了後は、毎夜エタップごとのTV放送!時間が不定期なので見逃した日もあるのですが帰国前に、テレビ局のスタッフが放送した分のテープを届けてくれました。残りは9月に来日するムッホ君がもって来るでしょう!!一番早くお披露目?出来るタイミングは「SSER 2DAYSの前夜(土曜)に車検会場のスクリーンで!!(註:今回は正式なスケジュールは日曜の朝からです。閉会式は月曜祝の夕方だからね)お楽しみに!!興味のある方は、ちょっとお早めにお越し下さい。ミニミニモンゴルの夕べを開催・・・この日の宿泊はキャンプのみだからね。というわけで、モンゴル国内ではかなりの歓迎振りだったというお話。来年はさらに建国800年記念行事で盛り上がりそう。
ロシア人からのメール
XR250で参加したロシア人選手。自分のバイクが間に合わなくて、スタート直前にウランバートルで調達・・・ったって、これでラリーに?という代物。なのに当初のエントリーフォームに記載されていたXR400のまま集計されていたので、ラリー中に「250に直してね」と言って来た。「わかった」と答えながら、忙殺されていたら昨日メールが届いた。「250に直してもらえれば、クラス3位なんだ。それは僕にとってこの上もない名誉なことだ・・・」実はその時点では訂正作業が終わっていたのでした。来週始めにはリザルトが参加者の元に向けて送り出されます。カナダやロシアにも届けられます。
暑いのか?
エタップ2、ザミンウッドをスタートしたヘリ1号機はギリギリの燃料で給油予定のオンコース上の村に向かっていました。その村にはウランバートルからヘリの燃料を積んだローリーがやってきて待機しているのです。ウランバートルからザミンウッドまでで大方の燃料を使い果たしていた1号機は、その村までも厳しい状態でした。そんな時オンコース上から緊急を告げる無線とオンコース上にストップする参加選手のマシン「OK!旋回してくれ」と頼むのだが無視して真っ直ぐ飛び続ける。「どうした?」「・・・・」「????」とやっている間にヘリは10kmも飛んだだろうか。「降りろ!」怒鳴りつけて着陸。歩いて現場まで行くことにした。ヘリのパイロットたちにこの機の持つ役割を肝に銘じさせたかったこともあった。陽炎揺れる砂漠の中の道は暑かった。が、風はさわやかにも感じた。手に持った水はあっつと言う間にカラになった。振り返るとドクターと看護師が医療機材を持って500mくらい後ろを歩いてきていた。1kmを10分で歩こう、10km100分?と考えながら歩いていると、少しだけ気分が良くなった。「でも道を間違えると危険だなあ?」「ゲルがないなあ」やがてドクターが追いついてきてペットボトルを差し出し「ディンジャラス!」と一言。どうもこの日を境に増え続けていた体重が減少傾向に転じ!今でも減少を続けているようです・・・何の話ですかい?ラリー前体重92.5kg今朝の体重85.0kg!!どおよ。
きょうの一枚
ウランバートルから西に600kmアルベイヘールの街。ここまではウランバートルから舗装路で行けます。今回もこの街が最後のビバーク地だったり・・・苦い経験やつらい事も、楽しい思い出も、この街にはたくさんあります。この10年間、この町を通らなかったことは、多分ありません。町の中では強いデジャヴュに出会います。

2005/08/25 (木曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その1
エコチャレンジの可能性と将来・・・・・今世界中を走る自動車・・6億台!日本並みのモータリゼーション(2人に1台の時代)がインドと中国にやってきたらこの2カ国で11億台!?そこまでは地球上にある化石燃料では到達しません。地球温暖化も、このデイアフタートゥモロウみたいな地球上の気候変動を見ていれば、自動車メーカーの、いやそれを知る方たちの憂鬱!が感じられます。今回のエコチャレンジの基準燃費は、4輪部門で15km/h、2輪部門で30km/h・・・・・基準というにはあまりに高いハードル?僕は低いと思ったんですが、しかし次回もこの数値が採用されると思います。スーパーカブも次回挑戦を表明!!なんとローバーミニも複数体制で!?スーパーカブにライバルも現れそうな気配!ありありです。
エコチャレンジは、ラリーのルールに関してはかなり甘くなっています。主催者の後方走行をしているドクターの乗ったメディカルカーや、ピックアップのための今回は2台のプロシードや、人間を回収するためのビッグホーンなどが、ガッチリサポート。ラリー部門参加者には出来ないオフィシャルからのアシスタンス!!もあるのです。日没後は完全にオフィシャルが管理できる状況です!!から一見無謀な挑戦!みたいですが、思い切ってチャレンジできるのです。いつかは化石燃料ゼロの完走車!が現れるでしょう。10年後か?ひょっとしたらもっと早いかも・・・インフラに縛られるであろう今後の環境対策車。で、あえて困難な3500kmの砂漠への挑戦!開発チームにも見え無かったなにかが見えるかもです。
「あなたが闘うのは、未来の地球のため・・」となることを真に願って、主催者の負荷は高まりますが、夢のために次回も頑張ります。
ベンチレーションスーツと熱中症
このコラムをお読みの諸兄には釈迦に説法でしょうが、自動車もエンジンを冷やすために外部の空気を大量に取り込むエアインレットとかエアスクープとかがボンネットの上に聳えていると「高性能!」な感じがするですね。でも問題は空気を取り込むことではなく、逃がすことです。フロントガラスを失ったラリーカーも、一定以上の速度になると室内にたまった空気で風圧が気にならなくなります。せっかくエアインレットのあるジャケットを着ていてもアウトレットと、そこまでいたる空気の道が設計されていなければ、意味を成しません。空気の保温層を作ってしまいます。
熱中症傾向で38度以上の体温になって点滴を受け続けたライダーたちのジャケットと、涼しい顔して元気に競技を続けるライダーとの間に、ボクはこうした法則を密かに見出していました。(いや必ずそうだという事でもありませんが)主催者として一部の特定のメーカーをとやかく言うのはいかがかと思うのですが?(っていつも言っていますが)BMWのラリー2スーツは、素晴らしい!!の一言に尽きます。(なにか強力なセールスマンが存在しているといううわさもありますが・・・)多くの方が着用しているのにはビックリ!!後半になるほど調子を上げた方にもこの着用者多し!!なのです。桐島ローランドさん、川合アユムさんなども平気でBMWのロゴも付いたままで、カッコ良く着て涼しげに走っていましたね。もちろんこのジャケットにも難点が無いわけでも(高い!とか)ありませんし、それ以外にも、もっと高機能なジャケットがあるかもしれませんが・・・・・とにかくボクが見る限りですが、同一メーカーのオートバイの平均的な性能より、このジャケット!パンツもですが・・優れています。オフィシャルウエアのパンツもBMWサマーパンツを採用して過酷な現場で無類の働きを見せましたね。で、こうしたベンチレーションで身体を冷やす!!今回は暑かったけど風は熱風!!じゃなかったですから・・・・・大切な要素として注目されます。
きょうの一枚
うおっ!不時着か?実はエタップ5のSSスタート地点に着陸!!このカラーリングのヘリが1号機!ドクターとカメラマン!!らとボクが乗っていてルート上の安全管理などに大活躍!!なんですが高騰する燃料代と反エコチャレンジなオオグライブリに血の気がうせます、ホント。
2号機はアーミーグリーン!の軍用機で、10kgバックとエアメカ・マネージャーなど有料シートでビバーク間を直接飛びます。オフィシャルは2名アテンドしています。

2005/08/24 (水曜日)

いつものトップページに戻ると、ひとつ前のイベントのリアリティが薄らいでいきます。でOVも復活!!この夏の総括とすれば書きたいことは山のよう・・・なのですが「振り返らない」ボクとしては確かな「次」に向けて歩き出すのでした。えっとSSER 2DAYSは、ついにデイライトだし・・・ガストンライエミーティングは「ファイナル&メモリアル」でガストンが最後に走った・・・あのルートで!!という事。それにしても飽くなき実行力!!はいったいどこから??
今日は香川にある大学に、お邪魔してきました。ボクが数年前にCIの導入計画とデザインをさせていただいた大学・・・担当課長は実は同級生でもあるのですが、いまや地方大学が軒並み定員割れや経営難やという時代にあって、その大学は意気軒昂。キャンパスにはさらに2棟の大型施設が建設中!!でした。赤とんぼが飛び夏休み終わりの大学のキャンパスには、不思議な空気が漂っていました。思わず「求人票、出そうか?」
1ヵ月以上も乗ってなかった愛車レンジローバー!!出発すると急にエアコンが壊れて車内は蒸し風呂!!あわてて事務所に引きかえして・・・・・ほかのクルマに乗り換えようとして「もう一度だけ」とエンジンをかけると、なんと冷風が・・・・・思わず小雪(注:今はいませんがSSERのマスコットだったアラスカンマラミュート犬、メス)を思い出しました。どうしてエコを声高に叫ぶ僕が、この2世代レンジローバー4.6を降りられないかというと、何か無性にやさしさを感じるのです。こうした感覚をクルマに持ったことは実は初めてで、乗るほどに好きになっていくのがハッキリ分かります。「ううむ、さすがは女王陛下のレンジローバーだわい」燃費悪いサイズでかい!故障多い!保障が切れた次の月にはお約束のエアサストラブル!これは生産時にタイマーがセットされているらしい(ウソ)なんか全てが小雪にそっくり。当然通勤はこれ(自転車はどーした!京都議定書の話はどーした!とお怒りの諸兄!ゴメンナサイ)
で新型レンジもいいのですが、やっぱりボクはさらに古いクラシックレンジが欲しい「それだけは止めておきなさい」というのが通のオコトバ!「どーして?」「じゃあ、せめてエアサスをコイルサスに変更したやつか、タマ数は少ないけどもともとのコイルサスモデルにしなさいね」「へーっ、どーして」大きい犬がご飯いっぱい食べるし、散歩が大変だからちっちゃいのにしなさい!みたいな話なのだ。
今日は久しぶりのOVで、ちょっと暴走気味になった。スンマセンBTOUの話とかは、またそのうちに書くでござる。
きょうの一枚
と、いうようなことから久しぶりに小雪の登場となりました。

2005/08/02 (火曜日)

来年2006年はモンゴル建国800年。チンギスハーンがモンゴル高原を統一した年からすでに、いやまだ800年ばかり・・・・奇しくもNHK大河ドラマでは「義経」が連戦連勝神話を築いている時分でしょうか。義経の死後すぐに起こるチンギスハーンと、東北から大陸へと逃れたのではないかという義経にロマンを描いたお伽噺のような「チンギスハーン義経説」でもNHK大河ドラマ「義経」の翌年がチンギスハーンの建国800年と、妙な符号が、いまさらながらに草原の夢を掻き立てるではないですか。そういえばチンギスハーンも白い馬を好みましたし、たしか義経もそうではなかったですかね。あの奇襲攻撃的な騎馬隊の作戦も似てるし・・・・ってなにか小説でもなかったですかね。今年の年末までにそんな本出せばうまく売れますよキット!!
さてウランバートル!例年より涼しくて、ご機嫌です。仕事は忙しいのですが、日本の夏のようなところは仕事する環境ではないですね。先進国で一番暑いキャピタルタウンじゃないですかね。もちろん北京も上海も暑いには暑いのですが・・・・・・
 

 

Organisation Voice 2005/07

2005/07/28 (木曜日)

 
ボクは日中友好協会の会員でして、昨日はわが協会主催の松山でシンポジウムがあって、この忙しいのに!行ってきました。会のあとの懇親会では中国政府要人と強いパイプを持つ大物政治家先生と親しくお話をした挙句、思わず「SOS」を発してしまいました。というのもその先生はすでに「BEIJING-ULANBAATARで苦労している男がいる」というのをこれまた地元の先生を通じて知っていてくださいました。「おおっ、あなたでしたか」と言われてちょっとボクは大感激。
政府が出来なくても僕は強い「政教分離」じゃなくて「政ラリー分離」って変!?の精神でやってきてたのですが・・・でもその超大物政治家先生は、まさに超大物という感じで、いや実に気持ちが良かった。ファンになっちゃった!のでした。
さて中国と日本の関係・・・この夏が最悪のピークで、これからは良くなっていくのだと感じています。マスコミの問題、マスコミを批判する勢力の問題、右左のバランス感覚。これからは思いがけず考えていたり論じていたことを自分でも見直さなければならないという思いに立ちました。
さあもう出発の時刻が近づいてきました。
きょうの一枚
もうすぐ!こんなところに行きますよん!DUNE!NUDE!ありゃ!

2005/07/27 (水曜日)

台風は関東に被害を与えながら北上!先の地震といい今回の台風!皆様には被害はありませんでしたでしょうか?お見舞い申し上げます。東京都の地震情報に関しての問題が指摘されていました。災害時には特に正確な情報をいち早く系統的に収拾し、必要な箇所に伝える、ということが最優先です。先に立ち上げたPDRというNPOもまさにそうした思いからスタートしています。実に正鵠を射ていると言う思いがします。
またわたしどもの主催するBTOUも、過去の経験に立ち、さまざまな取り組みを「出来る限り」行っていきます。通常の社会生活も、また危険を伴うと思われがちな海外ラリーも、きちんと自分でリスクマネジメントしておくことが必要です。笑い話ですが、ボクがヘリの中で離陸後は通路に置かれるタラップをさして「墜落した時に、そのタラップが危ないから固定して」と大笑いをされました。「落ちたらそれどころじゃない!」「・・・・・」ボクは真剣に怒りました。「それでも助かろうとする気持ちが無ければだめだ」と思うのです。飛行機に乗ると必ず枕と毛布をもらいます。非常時は枕の上からベルトをかけて、「衝撃回避姿勢は頚椎損傷の原因、航空機の緊急着陸で逃げ遅れる原因は首とおなかの損傷で動けなくなることだ。脱出には毛布が必要だ」なんてマジに思ってるんだから、みんな訝しがるよね。でもそれもささやかな自己流だけどリスクマネジメント。
話は変わりますが、非常に大好きだった杉浦日向子さんが亡くなられた。ボクよりも若い!とは存じ上げなかったが・・・彼女を通して日本の文化や江戸の情緒ひいては日本の美意識をいつも感じていました。彼女こそはポスト白洲正子さんだなあと感じていましたのに。ご冥福をお祈りします。
さて、元気にBTOUの実質的なオペレーションです。スペースシャトルも打ち上げ成功!困難を乗り越えて行く姿は人間の逞しさ美しさを見せてくれます。「挑む姿は美しい」かつてのパリダカのスポンサーでパリダカのもっとも困難な時代を支えた(もっとみんな感謝すべきなのですが)パイオニアの当時のラリー支援のためのキャッチフレーズ!です。まさにパイオニアという先駆者に敬意を表しつつ皆さんに「挑む姿は、常に、美しい」常にを追加しました。
きょうの一枚
草原の道。豊かなモンゴルの空間と遊牧民たちの生活をつなぐ道。物心ついた頃からコンクリートやアスファルトに固められた道しか知らない我々には、これを「遅れてる」と見てた20世紀。今はモンゴルの高度な自然のリサイクル性に未来を感じます。って分かりにくいか?

2005/07/26 (火曜日)

すっかり更新をサボっていました。またすぐに北京に向かいますのでこの数日間でも、まめに書かなくては・・・と気を改めています。
通りといわず家々の庭先には、僕のとても好きな、さるすべりの花が咲き乱れています。木につける花の中でもとても好きな花です。そしてこの花を見ると、なぜだか昔から中国を連想します。木や花の姿かたちが僕の思うところの中国的なものなのです。ゆるやかに弧を描きながら伸びやかな枝先。何か美しい中国の農村や桃源郷やらをイメージして仕方が無いのです。
そんな古くからの思いも後押しをして、さるすべりの花の咲く頃に日本を出発していよいよBEIJING-ULANBAATAR2005はスタートします。
ここまで多くの困難と問題を乗り越えて開催にこぎつけたのですが、ここに最後の大きな一山を迎えた!という感じです。さまざまに変化する国際関係、中国の高度成長とヘゲモニー、エネルギー事情の悪化と呼応する環境問題の悪化、近代史的東アジアの人々の思い、日中の軋轢、6カ国会議、抗日戦勝60周年記念キャンペーンは8月15日に向けて、メディアをあげて展開中。靖国問題はさまざまな問題の着火剤であり燃料となり、モノの本質や是非を論じられることなく、ムードやミスリードで形成された「思い」の蹉跌で繰り返されていきます。是非をいうのではありませんが、あまりにも困難な局面。
きょうの一枚
なにかこうスカッ!と行こう!!ということで今日は青い空。頑張って現地からも大会スタートまでOVを送り続けます。ではまた青い空の下で・・・・・。

2005/07/20 (水曜日)

暑い!のでしょうが、ボクは1日中冷房の効いたところから1歩も出ずにですね・・・だから本当に暑いのかどうかさえ分からないままなのです。
そろそろ冷房から飛び出して、現地にいかにゃなりません。おっ、台風5号も中国に行っていますね。その影響ではありませんが天候不順で、北京も連日の大雨の模様。天津からの連絡でも濃霧?!と大雨で混乱中!?の様子です。全く異常気象じゃなかった気候変動のなせる業でしょうか。困ったものです。大きな被害が出なければいいですね。全世界的な異常気象じゃなかった気候変動?は今年のダカールにも顕著でしたね。例年なら1月末からはじまる砂嵐が、初旬から吹き荒れてラリー期間中ずっと大変でしたものね。
いよいよ最終のルートインフォメーションも発表になって(って遅くなってごめんなさい)カウントダウンが始まっています。今回はエコチャレンジ部門がいますので楽しみも二倍!エコチャレンジのチェックカード案も本日完成なり。
ETAP4とETAP5で走行ルートが一部分かれます。ラリーはデューンへ!エコは迂回でナビが難しかったりします。ETAP-4はSSゴール後にリエゾンでデューンへ!ここは両部門とも走行します。お楽しみに・・・・
きょうの一枚
そのデューンです。この轍を行くと、まあ大丈夫ですが左のビッグデューンに入っていけばビバークはすぐです???遊ぶヒトのための3時間か!格闘するヒトのための3時間か?とにかく3時間で27kmの距離を走るです。がんばれ!ミニ!プリウス!スーパーカブ!!いや、みんな頑張れ!!

2005/07/19 (火曜日)

暑い!死ぬ!!クッソー!芝生の上の白塗りの、ジャロジーの風通しのいい百葉箱の中の気温計で測った気象台の言う数字なんか、誰がまじめに聞いて!「ふーん36度」なんて言っているの?!
黒い車の締め切った窓の中の気温も、参考として発表して出したらどうなん?!今朝のワイドショー?では「異常気象ではなく気候変動」だそうで「フムフム」と聞いておりました。気候変動とは全く大賛成!!その通り!
と、やけに機嫌が悪いのは、単に暑いからだけではなくて、やらないといけないこととアポイントの多さと、暑さと、中国の連中ときたら全く・・・・・なわけで、やっと書きあがったコマ地図を入稿して(印刷に出すことね)ルートインフォメーションを書いて、タイミングチャートに悩んで・・・たら3日間の連休なんて露と消えちゃいましたよ、全く。
これから、地図への精密な落とし込みと、チェックカード作って、おまけに最終的なロジスティックプランを作って、燃料の輸送計画、オフィシャルの展開を検討して、ってものすごい量の頭を使う作業があるというのに、僕の頭の中のHDDはもう容量不足気味!
きょうの一枚
なんと、ゴビのピストクロスに道路標識が・・・左右をよく見て?!渡りましょう。それにしてもオーバースピードに注意だね!ピストクロスは結構固いよ!

2005/07/15 (金曜日)

神戸の車検も慌ただしく過ぎて、なんかのんびり出来ないというのが残念です。のんびりするためには、ひとつしか法則が無いと思います!それは、何でも早くすること!です。でもそのためには余裕のある資金が必要。「貧すれば鈍す」というのも、まあこういうことです。
お金があればのんびり出来る!というのも情けない発想でありますな。事実だけど。「何でも早くすると、のんびり出来る」というアイデアが、ルートブックを皆様のリクエストに答えて事前配布する!!ということでしたね。ということは一日も早い仕上げ!つまりブラッシュアップと確認作業。印刷製本が必要になっています。印刷屋さんとの約束は実は本日入稿!!まず難しい多ページ少部数の印刷は、実はかなり大変なのでありますよ。
また内容や数字の確認作業は、モノがものだけに通常の印刷物の「校正」と一線を画します。とにかくボクの忙しさを悪化させるのは中国事情と、コマ地図!!と言っても過言ではありません。きっとコマ地図制作に費やすみんなのエネルギーと熱意!!なんて見たら感動しますよ!でもって、封筒に詰めて宛名書いて、おそらく配達証明郵便かなんかになるでしょうし・・・金額も結構だしね。なかなかこうした国際大会の運営というものは、厳しいよね。それを支えるパッション!という得体の知れないものが大きなモチベーションになるのですが・・・・・どうか、ボクにのんびりした、たった半日ほどの時間を、そうしたら心入れ変えて、口ばっかじゃなく、ちゃんと作業しますけん。
きょうの一枚
カテゴリー分けに悩んだ菅原さんのマシン。それにしてもいつもチャレンジング!

2005/07/13 (水曜日)

i-podただいま2000曲インポート済み!で、これの全曲再生すると1週間かかるほど。クラシックとかもたくさん入ってるんで・・・で、これと競争するようにコマ地図を描いています。これには某秘密のサイトが重宝!これはちょっと教えられない!!けど特別に・・・GOOGLE EARTH「何だそんなの知っているわ!」という諸兄には失礼。ちょっと400USDも払うと、いや払わなくてもそこそこに、GPSの座標を見ながら地球を拡大していけば、自分の家の前やらゾーモットの井戸に至るあの枯れ川の様子まで、「確認できる!」ボクは村を抜けるルートを確認するために有料の詳細画面に出来るような契約を!!!したいんだけど「電話で申し込む」というところで「またにしよう」なんて気弱なこと思っています。でもすごいよ。普通に見られるものでも、コマ地図書くのにヘルプになるんだから驚きでしょ!!TBIも行かなくてもコマズが書ける!ナワケナイカ!
で、北京を出発したコマ地図は、やっと国境を越えたあたり。i-podではジャンル別の再生で、やっとJazzの400曲が終わったので、ラテンの350曲に挑戦!!国境を越えると測距システムが変更になるので要注意です。モンゴル国内は日本の高速道で補正を取って行ったマップツイン4輪駆動のスピードメーターの分岐ラインで測定しています。
きょうの一枚
ロッククライミング中のスガワラテルヒト!試走中のひとコマ。ここがその壁画のある岩山で、彼はコーラを飲んでいます。これが病的にコーラが好きで・・・・おかげで試走隊の荷物はコーラだらけ。今回BTOUでカミオンバレイ隊の隊長を務めるる予定。運悪くリタイアしたら、コーラだけにはありつけるかもです。今回はリタイア者もカミオンの荷台!なんてことはなく冷房の効いたオフィシャルカーにご乗車いただけます・・・・ってすごくない?でそんなことより彼は、「パリダカのディープな世界」の原稿は送ってこないは、内容は脱線しまくるわで・・・・・こらっ!早く降りてきなさいっ!!てば。

2005/07/12 (火曜日)

どうもスーパーカブのエコチャレンジへの参加が、各紙の全国版に紹介されたり、ワイドショーに取り上げられたりと・・・大騒ぎになっています。で、事務所にもさまざまな問い合わせの電話がかかってきます。我々はそれが専門の事務所だからいいようなものの・・・坂本さんはそれは大変なのではないだろうか?と心配になっちゃいます。彼はガンバってます。なにをって?それは7月の成績を!です。「死ぬ気になって頑張る」そうで、それが応援してくれている同僚や先輩、後輩への態度というものですと「男やなあ・・・」でも神戸で見た彼は疲れてました。前日は壮行会!「寝ずに来ました」「・・・・・」「ハハハハ」「坂本さん、顔、青いですよ。」とまれ、たった1台のスーパーカブでの挑戦が、こんなに勇気と夢を与えてくれるようになるとは、です。
いやそれ以外にもミニやプリウスの挑戦。ベスパ、なかなかに日本人もやるもんだわい!ときっとフランスの好事家もほくそえむ事でしょう。熱い夏は、もうそこまで。熱闘BTOU・・・日本中が大注目ですぞい。
きょうの一枚
その坂本さん。お疲れをものともせずに、車検パス!

2005/07/11 (月曜日)

7.10 KOBE!!遠路よりご参加の選手の皆さん!またオフィシャルの皆さん!大変お疲れ様でした。日曜日の港湾エリアは不思議な雰囲気、いまにも降り出しそうな雨も最後までもってOK!でしたね。イベントの性格からも、かつてのようなエキシビションホールなどで開催が出来なくて、雨や暑さに困らせられるかなあ?と思っていたのですが、なんとも際どいながらも無事に終了でした。
参加車両やセットアップも確実に良くなっていて、エコチャレンジ併設とはいえ、やはり参加車両のバリーエーションの豊かさなど、なかなかです。皆さんともっとお話がしたかったのですが、余裕がなくてごめんなさい!!会場をあとにしたのは10時松山に帰り着いたのが1時30分!!短いような長いような道のりでした。今日からはルートブックの清書やマップの作成やらと次のステージに進みます。これまで過酷一辺倒だったラリーレイドモンゴルから、今回より「もっと愉しく愉快な」ラリーになるような気がします。
素敵なビバークランキング
1位・・・だんぜんゾーモットといいたいところですが、今回はエタップ4ビバーク名は当初より変更して「ホンゴル」と呼びます。目の前のデューン、ビールとシャワー!!その日のSSも美しく感動的!!
2位・・・ゾーモット・・・早くついてね。3位・・・ここも予定変更で「アルベイヘール」標高があり少しこの日のみ防寒が必要かも、ひょっとしたら足元はエーデルワイスの群生かも。てなとこかな。
きょうの一枚
BTOU車検会場のローバーミニ、、、ちょっと俯瞰で。色も良いしテイストもなかなか。チャレンジに拍手

2005/07/08 (金曜日)

お待たせしました。エントリーリストを発表いたします。4月におきた中国の反日デモで出場を取りやめられた方も少なくありませんが、競技参加者数は過去最大です。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。
きょうの一枚
最終チェックの走り込みから帰ってきました。今度のマシンはカッチョイイデス。仕事そっちのけで没頭してます。という、上田拓さんのマシンです。

2005/07/06 (水曜日)

最近は他国の国際空港で、見慣れないカラーリングの旅客機を良く見かけるようになった。航空業界が再編されて行くさまを見ているのかもしれない。アメリカの航空業界もあの事件以来一体どんなになってしまってるんだろう・・・などとぼんやり考えていた。北京の空港は午前の便が多く、7時前からターミナル前のクルマ寄せからして大渋滞。ようやくの思いで車を降りるや、まあどうしてこんなにというくらい人人人・・・要領の分からないヒトのほうが多く、まずは何故だか税関申告書を書く。人ごみを掻き分けカウンターロビーに入るや、どこもかしこも長蛇の列。「へっ」とばかりに取り出すのはCAのメンバーズカード!専用のチェックインカウンターは誰もいない!!1分でチェックインを済ますと、後ろから数人がカウンター目指して突進!!カウンターのお姉さんは「カードは?」「???」「ここは会員の専用カウンターなのよ」「・・・・」「さあ、向こうへ行ってちょうだい!」と厳しい。走ってきた数人は人数が膨れ上がって20人くらいになってる。僕を鬼のような形相で見てる!!で、また最初並んでた列の最後尾に並ばされて「ЭиЩЯ***!!!」「бд£2再会的**最低!!!」でまた出国カウンターで並ぶ並ぶ!!そんなこんなで2時間前に到着しても僕は1時間ほど前に出発ゲートに着いたけど、あの人たちはまた1時間後に出発ロビーの中を走り回ってました。で、そんな人に限ってこれまた大荷物!!こけたりしてる。
さて、そんなことより中国サイドからのニュース!!懸念が拡大中!!8月15日の抗日勝利に向けた愛国キャンペーンを、大々的に展開することが決定!!当初は日中関係のこれ以上の悪化を避けよう、と政府はこうしたことを自粛する予定だったのだが、最近の国民感情を考えて大々的に実施することに・・・テレビでは連日抗日戦争勝利60周年キャンペーンを展開し始めた。「当局はこの夏、激しいキャンペーンを展開する。」・・・・・日本人観光客はこの夏、中国には・・・・・というようなメッセージ。さて、また北京に行かなくてはならなくなったかも・・・・・報道と実際の違い、そこにあるリスクをどうするのかという実に頭の痛い問題。「・・・・・・・」ではまた、明日は東京ナイト!!その足で北京に行くかも。
きょうの一枚
予定のルートの近くに、石器時代の壁画があるので行こう!ということになった。ルートを少し変更すれば、RCPもそこで出来るでは・・・とみんな期待を込めてGPS便りにたどり着いた。そこには社会主義の時代は入れないように、大きな柵が巡らされ管理小屋のあともある。少し黒い岩肌が、ほかのどこよりも風化されにくそうな感じで、あちらこちらに宗教的な儀式でかかれたようなもの、宇宙人のような姿など無数。サンスクリット語で書かれたものはおそらく近世のもの、保護されにくいこうした場所に、少しの戸惑いを覚える。ラリールートをここに延ばすことは、結果できなかった。こうした遺跡を、どうすればいいのかしら。

2005/07/05 (火曜日)

郵政民営化法案!衆議院で可決されましたねえ。・・・が、コメントは差し控えます。また連日のテレビでのあの兄弟げんか!マスコミがあまりにも稚拙すぎませんか?「ほって置く」のが一番いい対処法なのに。ああいう番組に出ている弁護士もいかがかと思いますが、まあ日本は平和です。いや、いまそこにある危機に気付かず、惰眠をむさぼっているだけなのでしょうか。
そんなことより昨今の宇宙ブーム!!アメリカの独立記念日の昨日は、ディープインパクト!!重さ370kgあまりの銅製の1立法メートルほどの彗星探査機の子機を、ナントカ彗星の核に衝突させることに成功したそうな。核は14km×4.6km。時速37000kmで衝突!!これで原始の宇宙に迫れるんだそうな。一方スペースシャトルは運転再開?あの悲惨な事故から何年?これからは再び本格的な宇宙探査と開発の時代に入るのか?
今そこにある危機のひとつは環境問題。G8で話し合われる予定の温暖化防止に向けた取り組みにも、米国の意志が強く、何かとうまく行ってない様子。困り者です。
全地球的な安全、環境意識。危機意識。ものすごく国によって個人によって温度差があります。日本でもまだ高速道の料金所を出たあたりのアキ缶などのゴミのやま!車から投げ捨てるタバコにペットボトル・・・一刻の油断もなりませんぞ。
きょうの一枚
Reconnaissance
ラリー用語です。ルコネサンス通常はレッキと呼びます。語源は偵察の意味です。海外のラリーなどの試走チームは車にRECO…と書いたゼッケンをつけて走ります。日本的には「レッキ」と言ってしまうと参加者によるコース試走の意味に捉えられてしまいます。試走・・・もう少し良い呼び名がないかなあといつも考えてしまいます。案外「偵察」もいいかもです。思想の旅は素晴らしいものです。

2005/07/04 (月曜日)

帰国しました。帰ってみれば四国では、最悪の事態かと思われた雨不足も一転!今度は集中豪雨で被害が出始めていて、昨夏の悪夢がよみがえります。なんというか「ちょうど良い・・・」ということがないのでしょうか。
ボクはというと・・・最近の平井商店街でも紹介したSONYのノイズキャンセル型のヘッドホンが届いて・・・まあこんな製品があるのなら、どうしてもっと早く使わなかったのか!!と悔やまれるほどで・・・すごい集中力ができてキーボードに向かっていますけん。早く発電機の横で寝たいよ!と思うくらい。ついでにi-podなんかつないで、マリア・カラスのアリアでひとり悦にいってしまう!!という暴挙ぶり。でもこのヘッドホンにはモニターボタンが付いていて、これを押すと外の音も聞こえてきます。
えー、この週末はBTOUのメディカルチームによる作業が行われていました。大量の医療器具や医薬品をどのように仕分けして、取捨選択をするか?エントラントのスペアパーツ選びにも似ていて、かついかに運ぶか?もかなり難しい問題なのですが・・・・苦闘しています。僕が特に力を入れているのは、ルートのことを除けば、メディカル関係。まあラリー運営の最大のテーマ!!ヨーロッパのように外注丸投げ!が出来る先がありません。もちろん燃料手配とその輸送や、食糧の供給と部隊のアサイメント、移動のためのフォーメーションなど・・・・・日本国内のTBIやTDNとは比べ物にならない難解さで、かつ困難ぶりです・・・・・なんのモチベーションがかくも大変で困難で、気の遠くなるような作業に向かわせるのでしょうか???どこか無茶な方程式に向かう数学者のようなものかね。
事務所内では、もう1ヶ月以上、足の踏み場もないくらいの機材と作業量・・・ホントにみんな良く頑張ってるなあ!!!という感じなのであります。それとメールの発達のおかげでの問い合わせの多さ!!丁寧にお答えするためだけにひとりは完全にこれに忙殺されます。忙殺・・・・・なるほどボウサツ!
きょうの一枚
時間のない銀行マンは、集中豪雨の中、光軸調整をかねたナイトランに出撃!!までは良かったのですがHID不調で帰ってきた模様。時間がない!!

2005/07/01 (金曜日)

中国は猛暑だ。それでも北京の郊外の水田には水が張られていて、青々とした苗が育っている。でも暑い。先週末は天津では41℃北京でも39℃「・・・・・」来週は北京も41℃の予報。少し歩いてみたのですが、5分でギブアップ!!ホテルへ飛んで帰ってTシャツを脱いで汗を搾ったら・・・・「おお!これは痩せる!」町いく女の子たちは結構あられもない格好!!男たちはTシャツを胸まで捲り上げておなかを出しているのが中国式のスタイル・・・これはよくボクも事務所でやるので・・・これからは、やめようと思います。
ホテルのエアコンは効きすぎていて・・・寒い!!寒いのでオフにすると暑いので窓を開けて寝ますが、それでも寒い!!電力不足はどうしたのだろうか??昔はこれほど暑くなかったのだそうであります。さて最大の問題は、これから始まる猛暑休暇!!電力不足に対応して8月14日まで約5000の事業所などに強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・これによる影響をどのように測定するか・・・協議に入ります。
ところで黄土高原・・・の黄色い粉のような土は、ボクはてっきり黄砂の原因だけで栄養がないのだと思っていました。これがひとたび水を含むと肥沃な栄養たっぷりの土壌になるのだそうでありますな。これからも食料自給率を上げたい中国は輸出してくれなくなるから(元も切り上げられることだし)日本も食糧自給率を上げないといかんね。
ラリーの食料も何トン??選手、役員、ヘリのパイロットまで供給するべき共に旅する人数は200人!!中国のホテルの手配もまあ大変。2008年8月は北京オリンピック!「そんときはどうする?」「大丈夫!」「お前、何でも大丈夫!大丈夫!って言うなよ!」「大丈夫。選手は選手村に泊まるから」「何にも分かってないなあ」
きょうの一枚
ホンゴル砂丘とオボー!昔はここにもはっきりとした道があったのでしょう。この砂丘は生きています。