No.0521 – Organisation Voice 2003/06/23

TDN-NEも大接近中。それにつけても思うのが国内の交通費の高さだ。札幌に入るスタッフの飛行機代が高すぎて(片道でも50,000円!?)笑い話ながら、ソウル経由で行かせるか?と真剣。高速道路代もバカ高い!ガソリン代は半分が税金なのにさらにその税金に消費税を付けて払っているというオバカぶり。ETC取り付けても僕たちが使うICには、ETCレーンが無いぞっ!て、これは関係なかった。

でも僕は明るい期待を持っている。1980年代に急速な円高を背景に、国際競争力をつけようってんで、人件費の安い海外へ生産拠点を移した日本の製造業。彼らが日本に帰ってくる!というのが最近の僕の持論。

僕たちの街でも、郊外化が進んで旧市街は、無人化をし始めた。いわゆる日本の製造業に似たドーナツ化現象。街の中心地に空き家が目立ち始めた。そこで、中心地の土地が高くて街に住めなかった人々が、空洞化した旧市街に帰ってき始めているように思う。そしてそんな街が楽しくなって来ている。若者のパワーだ。同じように、海外の生産拠点も、その地域が経済成長をして賃金も高くなって来る。

もう人件費が10000円以下/1ヶ月なんて国や地域は存在しなくなるはずだ。特にブランド製品の好きなこうした国々は、高級ブランド品が安く手に入るというわけではない。逆にブランド品はおおよそ世界的に価格が統一されてくる傾向にある。そうしたグローバリズムは究極の世界同質化を早めることとなり、「もう海外生産拠点を置く意味が薄らいできた、やっぱり日本が良いねえ」と言いながら製造工場も帰ってくるのだ。だから温かく「おかえりなさい!」と言ってあげるのだ。いま僕たちの地域で国際競争力の高い航空宇宙素材や自動車部品開発と生産が着実に成長している。そんな時に最も気になるのが、国内の輸送費・交通費などのコストだっ。国際競争力は、賃金の低さで利益を確保を狙う時代から、新たな競争力に(何かはいえん)とっくに変わって来ている。問題は国内の移動費!誰か早く安くして!でないとツールドニッポンって、大変なんです。(最後はやっぱりここにきましたねえ。)

きょうの一枚

鳥海山です。試走の時にはまだ残雪が多くて、どうなることやら!だったんですが7月にはただただ、この素晴らしい山容と高山の冷気を愉しみたいものです。高山植物も今回は楽しめること請け合い。

No.0520 – Organisation Voice 2003/06/20

ぐずぐずした梅雨空が続いていたというのに、久しぶりに青空の見えた今日!1日晴れてくれればあれもしようこれもしよう!と思い描いていたってのに。気がつきゃ一日の大方をデスクワーク!「しまった、梼原に行っとくんだった。」そう梼原 Y2E! SSER2DAYSは9月13・14・15日の開催です。地域のかたがたとの打ち合わせや、新しく設定しようとたくらんでいるメイン会場。そんでもって最近の林道の様子などなどを見に行かなきゃあいかん、のです。だいいち許可関係の書類提出の目安は、2ヶ月前なんだね。

と、そんなことを思っている今日はまさに台風一過の、爽やかな秋空もかくやという一日の四国でした。さて、延長したモンゴルアドベンチャーツーリング!ルートは来週からコマ地図作班がスタートします。美しい湖畔のキャンプ、イトウツリの秘密のポイント。どこまでも続く美しい丘陵地帯。ちょっと自信あります。B日程なら余裕ありですよん。さあ、今年の夏はモンゴルでバカンス!でございます。

きょうの一枚

ほらほら、こんな感じ。いいでしょ。RRM-2001より。

No.0519 – Organisation Voice 2003/06/18

いよいよ本番!TDN-NEのカウントダウンが始まりました。楽しく素晴らしく、深く記憶に残る大会となること請け合いです。ただし開催時期が「休めなーい」という声が多く恐縮しています。

奄美で田中一村という画家の作品に出会いましたが、そこに描かれている朝鮮朝顔。奄美のホテルで見たTVで紹介されていて「奄美の名物の朝鮮朝顔が、咲き始めました。」その朝鮮朝顔が、うちの事務所のうらで咲いているではないですか。「へー、ここらでも咲くんだ。」ということでパチリ。東北を旅すると、今度は菅江真澄という江戸時代中期の旅人の足跡に出会います。コマ地図の中に彼の句が紹介されてたりします。

きょうの一枚

チョウセンアサガオは、学名Datura suaveolens ナス科アサガオ属の植物、別名エンジェルズ・トランペット。花の色は白・黄色・薄オレンジ・薄桃色等があるそうで、開花時期は 6月から11月末頃まで。また、有毒で昔は手術するときの麻酔として使われており、華岡青洲が麻酔に用いた事は有名ですね。

No.0518 「パリ-ダカール・プロジェクト2004」- Organisation Voice 2003/06/17

昨日のこのコラムで、パリダカに国産マシンを!というささやかな企画に少なからず反響を頂きました。大変ありがとうございます!ひきつづきご意見を募集させて頂きますとともに!パリダカール・プロジェクト!発進!のお知らせ。チームスガワラとバイクでパリダカールに挑戦する人たちを応援しよう!というものです。もち中身はこれから考えます。まずはSSERでは「無料相談室」を開設。パリダカ 歴は8年ほどのワタクシですけど国際ラリー開催暦とあわせると「まあまあ」ですかしら。そのうえFIMや FIAとか、チーム ENEOSの情報なんか、ちょっとじゃあないですよ。どーすか、あなたもそろそろパリダカ。

そうそう「あっと驚く放送局 http://tandm.tv 」では「パリダカ道」放送中。HINOのカミオンの車載カメラ映像で、本物のパリダカールのピストの様子とナビゲーションが手にとるようにわかります。カメラアングルも4輪よりも遥かに高くバイクの目線に似ていて、結構OKです。僕も2年ぶりに出かけようかしら?

No.0517 – Organisation Voice 2003/06/16

本当に毎日毎日ぐずついたお天気で、近年に珍しく梅雨らしい梅雨だなあ。なんておもっていたら、何のことはないこの時分は、いつもモンゴル高原の素晴らしい天候?のもと、朝も昼も地平線の彼方を目指して、GPSとマップツインとそして大きなOCN地図と闘っていた10年間だった!んです。菅原さんがもう25年も日本のお正月を知らないように、僕は10年も日本の梅雨と、暑い夏をほとんど知らずに過ごしていたというわけです。おかげで、四国の梅雨と夏は「とっても辛い」ということに気がついたわけです。

さて景気も回復基調だし(誰がよ)パリ・ダカールにそろそろ日本からバイクの人たちがもっと!エントリーしないだろうか。ということで、ご存知菅原さんのカミオンチームはこれまでのサポートカミオンと、それよりもさらに巨大な、6X6!そうモンゴルのカミオンバレイサイズを走らせる計画を進めているようでありますな。このサイズだと、驚くほどの積載能力があるわけですから「KTMなら大丈夫!」という迷信を振り払って、メイドインジャパン!で闘おうかって人はいませんかねえ。というお話をしたところであります。

そういやルマンだって、オールジャパンメイドだっていうチームコンドーのなんと清々しいことでしょうか。もっとこれからも頑張って欲しいものです。つまり、別に右よりの思想でいってるんじゃないんですが、やっぱ日本の産業構造に深く思いを至しですなあ、純国産!まっしぐらってのはいかがでしょう。でもスズキのチョイノリが国産!って言われると、少し引いてしみましたけど。

さて、皆様にアンケート。国産バイクでパリダカに出るならあなたは何を選びますか。その理由を書いてお送りください。ほんとですよっ。

きょうの一枚

01.美しい湿原の沼の上を走る林道。ドキドキします。釧路湿原近くです。

02.巨大なUFOのような函館の夜景。シャッタースピード遅いのに手持ちで、ご覧の通り。夜遅いフェリーに乗るなら見えるんですがねえ。いずれにしても2輪車は終日通行禁止です。プンプン。

03.東北へ南下。秋田の山奥です。美しい山河。日本ですね。釣り橋の脇では、おじいさんが畑仕事中!でした。ちょっと四国にも似ています。

04.鳥海山です。今回のルートは東北は日本海ルート。したがって残雪も多いですね。それよりも先の地震の影響で相当多くの林道がダメージを受けたようですから。

05.水芭蕉の花です。高山のいたるところの水辺に咲いています。これは鳥海山で。本番のときはもっといろいろな高山植物が咲き乱れていることでしょう


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No.0516 – Organisation Voice 2003/06/11

四国もいよいよ入梅したようです。皆様の地域はいかがでしょうか。うっとおしい季節ですが、頑張って元気良く!行きたいものです。そういえば北海道は梅雨がない!のですね。あの爽やかさをこの1ヶ月あまりの心の糧として、7月19日の「鮨広」いや芦別を目指そうではありませんか。実はこのヴォイスの今日の一枚に、鮨広の大将と女将を掲載してやろうと考えてたんですが、あまりの量のウニの前に、思考停止状態に陥って、ただただ痴呆のようにウニを頬張るのみの数時。お陰でモンゴル人のムッホは、ウニが嫌いになりました。それでも食べないといけない!という義務感で、ああなんともったいない!我慢して食べつづけたというではありませんか。ああそんなことをするなんて。

そんなこんなでお2人の写真撮るのを忘れていて実現にこぎつけませんでした。さてSSERも間もなく準備に突入!これから少しずつ、新情報を発表していきますのでお楽しみに!です。

きょうの一枚

1.4月の奄美のハイビスカスの写真の下に、6月の信州の林道で「うーむ。」とうなってしまってる試走チーム。「おいおい試走チームってレンジかよ!?」とお思いのあなた。これまでのどの4X4より走破性が高いんですね。凄いですよ、全く。で、日本で一番本来の目的どおり使われてるレンジ!というわけ。

2.そして湖畔のタートロード。美しいです。美しさのあまり、幾度写真をとるために止まったことでしょう。今回のNEのダートの中で5本の指に入ると、自身を持ってお勧め!距離もたっぷり26Kmくらいかな。

3.国道にある看板。鹿は飛び出すんだけど、熊も飛び出すんだろうか。それにしてももう少しデザインはなかったのでしょうか。でもそれより危ないのは、道内ナンバーの無謀追い越し!これホンと危ないです。

4.十勝平野です。いくつかの峠道からは、こうした平野が見下ろせます。天気がよければまあるい地平線だって国後島だって!見えちゃいます。「北海道!でっかいどう」ってムチャ古い?

5.「こぶし咲くぅ、あの丘北国の、ああ北国のぉはあぁぁるっ。」です。雪の量の見事なこと。水芭蕉や美しい高山植物もそろそろ見頃。多分だけどフラノのラベンダー畑の中を、ルートは駆け下りていったりとかするんだろうなあ。ホンとは知ってるけど。いいっしょ。

No.0515 – Organisation Voice 2003/06/09

それはそれは長い日本の旅から帰ってまいりました。モバイル環境にも若干の問題があったのですが、とにかく毎日疲れ果てて寝るばかりの夜!を過ごしていたものですから、OVがとってもお久しぶりの更新になりました。で感想「ツールドニッポンは凄い!です。」今回東北地方にあった地震のために、東北地方の林道の主なものは、崩落がひどく災害復旧がかかっており(ちょっと専門的なニュアンスですが)夏まで通行止めや、開通の見通しの立たないものが多く、今回は少し遠慮しようという配慮を見せて!いたりします。

 しかしそれにしても北海道が素晴らしいのです。いやあ素晴らしいなんて言葉では語り尽くせないほどに素晴らしいのです。それらは写真で紹介するのもなんですが一端をちょこっと披露!しますね。

 道東は午前3時30分ごろ夜が明けます。夜明けに急かされるように旅支度を整えつつ、いつもの試走より2時間は早くキャンプを後にします。美しい夜明けの空気の中、美しい川に出会い、美しい林道に次々出会います。小熊を見かけたので緊張が走ったり、あまりの鹿の多さになんども急ブレーキをかけたりと、喜びに満ち溢れています。おそらく普通のツーリングで走れる距離の数倍!そして宿泊の心配と、かさばる荷物の心配なくスポーツモードで走りつづけられる快感に酔いしれるはずです。

 北海道の魅力を、いつの誰のどの旅よりも、完璧にかなえることでしょう。まだ最終ははっきりしていませんが、北海道だけで800kmのダートを駆け抜ける予定です。もちろん東北もあなどれません。ただただ、いまだに言いつづけます。「日本は凄い」って。それに広く深く、高く険しくそれでいてたおやかで、ああもう形容がめちゃくちゃになりましたが、お陰で僕たちも素晴らしい体験をさせていただいております。感謝。

きょうの一枚

その1.日本の川は、美しい。特に北海道の川は、どれを見ても感動する。雪融けの水をたたえて生命感に溢れている。

その2.「昨日、悲別から」80年代に大ヒットした倉本聰作品トレンディドラマの走り。芦別の隣町が舞台で、ラリー1日目はこの町を訪れる。舞台となった悲別ロマン座や悲別駅のすぐ脇を通る。

その3 これは、イカスミラーメン!陸奥湾での出会い。魚介類の豊富さは今大会の最大の楽しみ。

その4 北海道・東北の山では、まだ残雪が多い。やっと雪融けの間から芽を出したフキノトウ。四国で見るものより大きくしかも白い。季節も3ヶ月以上のずれを感じる。日本は広い。

その5 広い林道が多い北海道だが、こうして少しタイトな林道もルートに用意してある。熊の子どもに出会った。危ない危ない!近くに親熊が居るはずなのだ。鹿やキタキツネは、極めて多い。


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No.0514 – Organisation Voice 2003/05/23

昨日、エベレスト登頂50周年。ってお話をした翌日、三浦雄一郎さんが70歳で登頂して、日本人の持つ世界最高齢登頂の記録を更新した。

「すごい」の一言です。8000mを越えての世界は、想像を絶するもんがあると聞くし、そこにあるヒラリーステップという雪の壁を、70歳の方が超えられるのかと思うとぞくぞくします。心から祝福と絶賛の拍手を送りたいと思います。

息子さんも一緒に登頂されて、喜びもひとしおでしょう。僕は最近体調が悪くて弱音ばっか吐いてたんですけどね「まだまだ人生はこれからだよなあ」って思いましたねえ。まったく。それにしても70歳でエベレストとはすごい。菅原さん、まだ20年はやれますねえ。あっ、僕は30年ですけどね。

きょうの一枚
モンゴルの田舎町ってもこれでれっきとした県庁所在地。いいでしょう。この大地の起伏。阿蘇の草千里で「ホーッ」なんて言ってる家族連れを連れて行きたいすよ。とSWのときに草千里で、思わず「ほーっ」っ言いながら考えたすよっ。

モンゴルの田舎のガソリンスタンド、なんかラスターカラー、ボブ・マーレイを聞きながらって感じがしますね。

No.0512 – Organisation Voice 2003/05/21

TDN-SWから、まだ2週間しかたっていないのに参加者の多くから、「NEも期待できるね」という声がたくさん寄せられています。「次はダート1000Kmなんでしょう?」そうです。頑張ってます。

「これからでも参加の申し込みは大丈夫でしょうか?」という問い合わせもいくつか。OKです。メールでも結構ですから、出来るだけ早く「出ます」って表明だけでもしておいてくださいね。そう、期待できますよっ。今回のNEステージ!

「ウニがシーズンなんですってねえ。」

「なんに期待しとるんじゃ!」

あー、芦別の「すし広」のすしが食べたい!駅前にあります。地元の受け入れ団体のメンバーでもあります。今年は TDNの開催が芦別の夏祭りと重なって、20日午後 3時 30分から、ヨサコイソーラン(まさに四国と北海道のコラボレーション)の後に TDNのパレードが町の中で行われます。僕は「すし広」でウニを食べながら応援してたいな。その後クローズのSSかっ。

きょうの一枚
CPクルーの一員キタキツネ!!

No.0513 – Organisation Voice 2003/05/21

「どう、北海道!」で始まる2003年SSER夏の北海道キャンペーン!じゃなくてTDN-NEは、静かに、そして不気味に?盛り上がりはじめています。

なにがって、特に芦別の夜。ああ!思えば身も凍るような雪の中の1月の芦別駅前の「鮨広」のさらにその前にある、中に入ると自分はどこの国にいるのかわからなくなるような、あの無国籍なというか東欧系の「身も心も凍る」あのお店は今いったいどうなったのでしょうか?ねえ田中さん。あっ田中さんて言うのはその「鮨広」の大将。どうですかスタート前夜祭はエントラント有志の方々の「O・G・O・ R・ I」で鮨広で大暴れしたあと、芦別歓楽街徹底攻略。なんてやってるヒマがあればなんですけど。

話は変わります。BMWの4輪のお話。でね、新しい7シリーズが出たときに、デザインする奴も偉いけど決定する奴も偉いなあ。と思ったんですね。するとZ-4!もそんなデザインソースをさらに進化させてる。と思ったら新しい5シリーズは、やっぱり同じようなデザインテイスト。当然のことといえばそうなんだけんど、やっぱ勇気あります。だって、マーケットがNOって言えば、再起不能ですよ、あんなデザインしたら。って思ってたら、いつもの事ながらZ-4のデザインもよければ、7のデザインも良く見えるようになってきたんです。当然そうなれば、5シリーズも良く見えてくるんだ。

いったいどういうことによるんだろうか。力のある商品のデザインが時代を変えていくのか、変にレトロテイスト・デザインに傾斜する世界のデザイン界への、強烈でしなやかなアンチテーゼなのか。それにしてもすごい!「変わるか、死か」というほどの企業のメッセージを感じるよ。

きょうの一枚 (説明は上から)

1 1st.TDNプロローグは、こんな場所。建物の脇を走るSSなんて、ヨーロッパのエンデューロシーンもかくやでございます。

2 そして駆け上がると、ウウウウエーブ!!!北日本自動車工学専門学校!の敷地内のSS.

3 先を急ぐ旅人を悩ませるたそがれ時「立ち止まって眺めるべきか先を急ぐべきか」それが問題である。

4 1st.TDN北の果てのクッチャロ湖。バードサンクチュアリでした。

5 これは古都ハラホリンに向かうゲート。なんていうか、モンゴルです。ハラホリンあたりの不思議な道と風景に出会いに行きませんか、他にはないモンゴルへ「SSERTOURS] がご案内!!!

6 モンゴルのハラホリンに残るコルホーズのあと。こんな風景はユーラシア大陸でよく見受けられます。

7 同じくモンゴル、もう長く使われていない灌漑の井戸です。

8 ハラホリンにあるエルデニズー寺院の外壁。はるかフビライハーンが築いた帝國の首都の建造物を壊して作った寺院。「夏草やそれにして空の青さかな。」


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No.0511 – Organisation Voice 2003/05/16

この季節になるとモンゴルのことが懐かしい。友人の東京のTVプロダクションと、モンゴルのまだ知られていない魅力を伝えられないか画策中です。まだ世の中に知られていない不思議なものがいくつかある。企画が通ればまたTVなどを通じて実現することでしょう?前回の恐竜の谷のお話も、こうした試みだったんです。でTVと言えば今度のTDN-NEに地上波での放送のオファーがやってきました。これも実現するといいですねえ。そんなこんなですが、いかがですか?モンゴルのツアー!それにTDN-NE!今から準備をはじめても充分間に合いますから、ぜひ検討してください。お待ちしております。

きょうの一枚
モンゴルからの一枚。


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No.0510 – Organisation Voice 2003/05/13

僕の住む松山は、道後平野にある。そこには2本の川があって、重信川と石手川という。どちらも、そんなに長い川ではなく重信川は伏流となって、年中ほとんど水がなく、中流域では湧き水となって、あちこちに美しい泉を作っている。そんなことからこの川は市民の水瓶とはならず、一方の石手川は、上流にダムがあって、いつも底の方にチョロチョロと水が溜まっている。市民はこのダムの貯水率に一喜一憂し、雨が降ったといえば「40%になった」「いや安心できない」という風にやっている。

通勤途中でこの川を渡るのだが、まさに水なし川で、台風の後でもじゃなきゃあ水が流れているのを見ることは少ない。つまりは慢性的な水不足の街なのである。選挙の度に水の問題は争点のひとつに挙げられるのだが、なかなか決着を見ない。漁業権とか水利権とか、権利を主張する人たちの存在も少なくない。地球規模では、淡水が不足しているといわれている。愛媛にある東レの工場では脱塩のための逆浸透膜なんかを作っていて、よその県や市には納められているらしい。「室戸の海洋深層水」なんてのもこの膜のおかげだそうである。

日本を旅して最も印象的なものが川であり、水である。その存在がことさらに日本の美しさを引き立てているといっていい。こうした美しい環境を残すために出来ることはなんなんだろうか。旅をするだけでなく、SSERではこれからの未来に残すもののために、次の仕事に取り掛かろうと思う。興味のある方はメールなどお便りをお寄せください。

きょうの一枚
奄美からの一枚。

No.0509 – Organisation Voice 2003/05/07

なんと言いましょうか、今回のTDN-SWは素晴らしかったのです。なにがって、まずはお天気。6日間で 2500kmの道のりは全て快晴。濃厚に日本の南西部を駆け抜けることが出来ました。オフィシャルカーで走りながらも、「素晴らしいねえ。」の連発。これほどまでの出来事が、これからあるのでしょうか?といいながらもNEのルートプランを練っています。「1日にダートが250km!?」なんて言っています。そうだと多分6日間で1000kmオーバー!「そんな無茶な!」と考えるか「それは素晴らしい!」と捉えるか。これも天候に左右されるのかもしれませんが、それでも2大会連続で完走率100パーセントを目指しましょうね。

きょうの一枚
この2枚はTDN-SWの初日と最終日のワンショット。鯉のぼりの奥に写っている山にはまだ雪が残ってます。日本のスケールを改めてしることが出来ますね。


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No.0508 – Organisation Voice 2003/04/22

TDN-SWのカウントダウンもはじまり、早いもので間もなくSSERの大会本部隊のコンボイが、鹿児島港に向けて出発します。車両は鹿児島に待機して人間だけと、本部のバス1台のみが海を渡ります。奄美でのオペレーションはなんとレンタカーで行うというんですねえ。というのはここだけの話なんですが、車を乗せるとフェリー代がすんごく高い!1台平均往復で10万円になっちゃうんですね。で、何がいいたいのかというと、いつもの事ながら日本国内の運送費がバカッ高いってこと。フランスにクルマを送るため神戸まで輸送業者に頼むと、日本からフランスまでと、ほとんど同じ金額!なのだ。

高速道路代や橋の通行料なんて「とんでもない!」日本経済を本格的に立て直すのなら1携帯電話の通話料を5000円くらいの定額制にする。2有料道路を全部ただにする。なんてのはどうでしょうかねえ。でもそれにつけても通行料というか交通費は高すぎる!のでTDNでは今回から高速道路の利用量をガクーンと減らしたのですが、本部隊やらオフィシャルCPは、常に先回りするために高速移動の連続なんです。トホホホホ。


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No.0507 – Organisation Voice 2003/04/19

初夏ですねえ。奄美に行くスイミングショーツをパッキングしながら、季節の変化と時間というものについて、深く考えさせられます。今編集しているSSERPRESSが 60号を迎えました。毎月発行しても5年の歳月じゃあないですか。イベント毎に発行してるもので、まあ実は大会パンフレットみたいなものなんですが、1988年からスタートしたので15年くらいになるのでした。でその60号に今回は「TOUR」の意義みたいなことを書こうと思ってキーボードに向かったのですが、全く自分の子供時代のことに終始してしまったようです。その内容のキーワードは「たけのこ林道」面白くないけど読んでみてください。この季節たけのこがおいしいですねえ、関係ないけど。

さて、もうすぐTDNです。前回ご指摘の多かった「レギュレーションの厳格な運用」ができていないということについてですが、今回からそのように戻して参ります。楽しみにしておいてください。もう熱い奄美のお天気だけが気にかかるところです。


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No.0506 – Organisation Voice 2003/04/16

今日のテーマはオレンジマン!確かシラキュース大学のアメリカンフットボールチームがオレンジメンとかって言うニックネームで、愛媛にある僕の後輩たちが作ってる社会人チームも「オレンジメン」とかってオレンジ色のチームウエアでやってる。なてことは今回の話には全然関係なくて、なぜTDNの今年のテーマカラーがオレンジなのかという単純な疑問に答えようというわけだ。

僕は実は個人的にオレンジが大好きな色だというのはさておき、原則的にオレンジはレスキューカラーとしてモンゴルや TBIなどで、以前から良く使用していたということなんである。特に記憶に新しいのはラリーレイドモンゴルの医療スタッフのユニフォームが、蛍光オレンジのつなぎだったということ。 1マイルウエアとも呼ばれたんですが、ヘリからだと 5マイル離れていても発見できたという代物でした。「トイレニ行っても目立ってシャアナい!」とは医療チームのリーダー鶴見先生。

そしていつも僕が携行していたレスキュー用のバキュームマットレスというバッグも蛍光オレンジで、ヘリコプターのマークがかわいい全世界共通のレスキューアイテムです。こうしたことから、オレンジはこうしたイベントの間お守り的な色として、特に使用しているものです。今日の一枚では、本大会の記念に作ったトレーナーやダッフルバッグをご紹介。ついでにTシャツやプレゼントに用意した○○○も蛍光オレンジなのですが、いかがでしょうかねえ。


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No.0505 – Organisation Voice 2003/04/15

ツールドニッポンのカウントダウンが始まりました。コマ図の制作が終わったかと思うとタイミングチャート制作。この2つの作業が大会の性格をほぼ決定付けてしまうのです。それ以外にもオフィシャルスタッフの運行マニュアル(これがとても大変!)オフィシャルマップのマーキングや、エマージェンシー封筒に入れる地図の作成。SSERPRESSの制作でしょ。食事の手配や各種予約の再確認作業。本部機材の調達や修理、発電機だとかテントとか、またカミオンと本部バスの整備と車検、無線機の整備。ああ、こんな事ばっかり考えてたら「あれも忘れてる、これもまだだった。」って事が次々と出てきます。

TBIから数えること15回のメモリアルな大会なのにね。準備の凄まじさは、ため息が出ます。4?5人がかりで2週間くらいの深夜までの作業が続きます。だから始まると「ホッ!」とするのはパリダカと同じ。でも楽しみにしておいてくださいな。腕によりをかけたルート設定は「集大成!」もの。それ以外のオペレーションは、少人数のオフィシャルチームで最高のオペレーションをお見せします。15年の歳月のエクスペリエンスをあなどらないでください。TBIから数えてのGWの延べキャンプ泊数は100日を越えてるんですよ。すごいもんだねえ。

きょうの一枚
これはタケノコ林道、SS-○です。どこでしょう。予告:明日はオレンジマン登場!!


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No.0504 – Organisation Voice 2003/04/10

ツールドニッポンSW篇のルートが完成し、コマ図も書き上げて!あとは開催を待つばかりとなりました。約2500kmのルートにダート比率はTBI時代と同じく20%弱の設定!走り応えたっぷりです。その分、高速道路の走行量はがくっと減らしています。長いダートは変化に富んだものだけを採用していますから、参加される皆様は期待しておいてくださいね!またルート的にタイヤの消耗が厳しいのではないかと、皆さんの申し込みタイヤ以外に販売用のタイヤとチューブも用意しました。でも充分なサイズと量はありませんからね。

ルート上の見どころはたくさんありますが、「ああ言ってしまうのはやめておこう」参加する者だけの秘密の歓びにしておきましょうか。いや少しはリークしましょうかねえ。で、クローズコースは1箇所のみです。しかも、雨が少し降ったくらいでは心配ないような設定。また、中部地区では短いけど素晴らしいSS!数百年前の古道!車で走るのは極めて困難というか走れないんですが、石畳だったり道の周囲は石垣で、なんていうか素晴らしいところです。また今回は昨年の百名山に変わるテーマとしては「日本の古き良き町並」を掲げています。思いがけない日本の美を見つけにいきましょうか。


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No.0503 – Organisation Voice 2003/04/08

桜の季節の長雨は、危機に瀕してる日本経済に追い討ちをかけるようなあんばいですね。あちこちで人出でにぎわう桜の名所も、閑散として寂しそうです。きっと花見のキャンセルや、売れ残った花見弁当の数など、すごいんだろうなあ。というのが、この週末のTDNの最後のルート制作のときに思ったことでした。

そのTDNの最終ルート制作の旅、松山を出発して帰ってくるまでに走った距離は、なんと2000km!大変に疲れましたが無事に完成しました。先週は高知の海で泳いだと思えば、信州では雪が降って、銀世界に民家の明かりが美しく幻想的でした。日本は本当にまだまだ広くて、素晴らしい風景がふんだんに残っています。これからはコマ地図書きがたっぷりと残っています。急がなきゃ。


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No.0502 – Organisation Voice 2003/04/03

桜と長雨は、古くから歌にも親しまれて、花のいのちの短さを日本人の心ともたとえられています。事務所の敷地にある山桜の古木は、咲く端から散っていき、さすがに「なぜに散り急ぐのか山桜花の心境です。

間もなくツールドニッポンSW、我々がルート制作に込めた情念のようなものを見て解いてください。昨年の第1回大会のような甘さは無いですよ。美しくも厳しい道のりになることでしょう。昨年はスマートエコチャレンジも併催しましたから、サポートカーともども、林道も含めたオンコースを走ってる姿がとても印象的でした。特に九州の最後の林道を走るサポートカーをオフィシャルカーで追い越す際には、サポートクルーの皆さんが窓を開けて「もうこんなに林道は走れんよー!」と満面の笑顔で言った姿がとても印象的でした。またスマートもよくも走ったもんだなあ!と思うのですが今回はそうはいきません。スマートが同走出来るルート設定は、はなから考えてなかったので、「今年はスマートで出ようと思ってたんだ。」という皆さんには早くからごめんなさいって言ってきました。でもオンルートに込められたささやかな今年のテーマは「古き良き日本の町並を愛でる。」なのです。

あちらこちらの町の中で、古い町並みの中を駆け抜けます。 静かにやさしく走り抜けてください。新鮮な驚きと感動が待っている事でしょう。 激しさと情緒。厳しさと安堵感。ちょうど桜と長雨の関係にも似て、僕たちの心を揺さぶります。「強い意志のものには優しく、弱い意志のものには厳しい」そうパリダカで教わったラリーレイドの精神を、またここに花咲かせたいと心から願っております。


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No.0501 – Organisation Voice 2003/04/01

桜が、あっという間に8分から9分咲き。なんと温かな春の日でしょう。こんな日でも仕事!仕事!つらいっすねえ。で、話は変わりますが、今年の黄砂は早くて多い!と思ったらこの黄砂は、中国やモンゴルから飛んできてるのではない!そうな。じゃあどこからかというと中近東かららしいのであります。米英軍の巻き上げる砂ぼこりが高く舞い上がって、ジェット気流に乗ってヒマラヤを越えてやってきているんだそう。ゴメン!「米英軍の巻き上げる」というのは大げさすぎました。でもなんか世界が一気に小さくなっていってます。日本の経済は壊滅状況ですが、車の渋滞は相変わらず、昨日は高知市にまで「ルイヴイトンの大型店OPEN!」の記事が高知新聞に踊ってるし。レストランはいっぱいだし。公共工事はとめどなくやってるし。ここの林道は一生舗装されないだろう!と思ってたダートは、どうしたのというほどの美しい舗装になってるし。

僕は思うんだけど「きっとお金刷ってる!」それも「こんなにいっぱい刷ってええノンか」「刷っとけ刷っとけ、どうせそのうち1000億ドルほど出せって言われるんだし、中国も他国にお金出しながらODAもっと寄越せっていって来るんだから。分からん!分からん!」ってな事はないと思うんですが、もう政府ってのが一番怪しくて頼りにならない。

またまた話は変わりますが、昨日高知県内の林道でニホンカモシカに遭遇しました。道端にたたずんでいたので車を止めて近づいてみると、ゆっくり山に上がっていきました。今日の一枚はそのワンカット。もう手が触れるほど近くにいたのですが、カメラを取り出してるうちに、こんな遠いカットになってしまいました。ツールドニッポン!もうすぐって感じです。


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No.0500 – Organisation Voice 2003/03/26

春休みですねえ。そしてスーパーNをさかいにすっかり暖かくなりました。スーパーNの会場で行われた、お餅つきが大好評で、またとてもおいしく頂きました。また次のイベントでもお餅つきをしましょうね。そのスーパーNですが、池田秀仁が総合優勝、見事な復活のVを遂げました。ターマックを挟んだ比較的長い2本のSSが、全体を引き締めました。

またSS-4は、悲喜こもごもでしたが、2ステのスタート時刻に押され、やむなくキャンセルさせていただきました。全体のルートに関する感想は「この狭いエリアの中で旨く構成されているのに驚いた。」というご意見が多く、「そうでしょ!」って気分なんです。その狭いエリアとは好対照なのが、TDNです。コース制作の旅もあとわずか。素晴らしい日本の風景の中を駆け抜けましょう。

No.0499 – Organisation Voice 2003/03/17

先週は本業?に死にそうなほど忙殺されていて、たった一回のVOICEもかけませんでした。ごめんなさい。でも、この土日は雨の中を元気良くツールドニッポンのルート制作に出かけてきました。いまは中盤の四国ステージです。モンゴルからやってきてるバイラー、ムッホ、ナランの3人を連れての珍道中!高知の海岸で、サーファーを見たバイラーは、思わず裸になって海へドボン!まったく変な人たちです。「ラリーレイドモンゴル時代の試走が懐かしい!」といいながら、中村でキャンプ!!しました。それにしてもこの一ヶ月の週末はというと雨です。驚くことに、南四国は水田に水が張られて、田植え寸前。思わず「今って梅雨?」走っていても微妙な季節感のずれを感じずにはいられません。でも考えてみたらこのあたりって二期作なんです。まもなく田植え、初夏には稲刈り、これからはさらに亜熱帯化が進みそうな高知県でした。

いよいよ今週末は、スーパーNです。2年ぶりの開催です。以前もどちらかというと参加数の少ないこの大会ですが、今回は「さらに少ない」というのは先日このコラムに書きました。こうした最近の参加者数の減少に関して、我々の努力不足ではないか、変化へのアジャストが不十分ではないのかと、日々に悩んでおります。 そういえば1980年ころは隆盛を極めた4輪の国内ラリーも参加者の減少に歯止めが利かなくなった時期がありました。それとは状況が違うのですが、これからどのように考えていくのが良いのか、真剣に受け止めております。とはいえ、さまざまなものの形態は、時代とともに移ろい、物事の始まりは終焉へ向かうのみなのか、などとも思っています。こうしてライフサイクルは正しくS字曲線を描くのであります。

ところで、この 2日間四国を走って気が付いたことがあります。まず、自転車のツーリストが圧倒的に増えたこと。道の駅で一人で休んでいる若者は、ツーリングマップル片手に、それはかつて見かけたバイクのツーリングライダーの姿。もう少し雨の中を走っていくと林道から下ってくるフル装備のマウンテンバイクライダーの一団。どのバイクも一流のコンポーネンツが組まれたマシン。でもタイヤはセミスリック。女の子の姿もちらほら、雨の中たくさんの荷物を振り分けて、疲労困憊の様子、それを男の子たちがケアしてたりするんです。それはかつて見たオフロードライダーの姿。そして2日間まったく見かけなかったのは、バイクのツアラーの姿。バイクライダー達が洗練されすぎたのでしょうか?でも考えてみればかなり昔も同様の自転車ブームはあったなあ。そしてもうひとつは、お遍路さん。老いも若きも、雨の中を無心に「何かを求めて」歩いている。これほどたくさんのお遍路さんを見かけることは無かった。長引く不況で、日本人の何かが、変わってきているのかなあ。と思うことしきりです。でもブルーアイランドの時代を思い出して四国の山河の豊かさを再確認してきました。

きょうの一枚
冬の日本海で工作船から落ちた北朝鮮の工作員のようなバイラー


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No.0498 春が遅いのでは? – Organisation Voice 2003/03/11

花粉は順調に春の訪れを告げているのですが、林道の中にはまだ雪が残り、まだ新芽も出ていませんね。フキノトウだって、ほとんど見かけません。でTDNのルート制作とスーパーNの制作とをクロスしてやっていますが、最近良く見かけるのが、ハンター達、僕たちの目の前で発砲するは、ちっちゃなイノシシ一頭追っかけて、大の大人が10人も20人もが、夢中になってて、危ない危ない。一般の林道で猟銃構えているなんて、とんでもないことです。掴まえて説教しておきました。へへっ。

いよいよ次はスーパーNです、エントリーはとても少なくて、「どうしよう?」なんて一時は思ったんですが、「やりますよ!がんがんに。」昨日は新しいルートをつくりに1日お出かけをしましたが、なかなか苦戦中です。


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No.0497 – Organisation Voice 2003/03/10

三寒四温が続いていますが、つまり春です。世界情勢は緊迫していますが、まあ、いずれにしても50億年後には、地球は巨大化した太陽に飲み込まれて燃え尽きてしまうんですから、「遅かれ早かれと言うところですかねえ。」なんて言ってたら「物差しが違うんじゃあないか!」と言われてしまいました。

で、地球が無くなる50億年後ってこのまま人類が生き残っていたとしたら、5000万世紀!になる。1世紀に1円ずつ貯金したら5000万円になる!なんてくだらないこと言ったら叱られてしまいました。つまりですな、諸行無常なわけです。どんなにコーポレイトガバナンスだとかキャッシュフローがどうしたとか、エクセレントカンパニーだとか公的資金がどうした、と言っても、デフレだすべくっただといっても、小泉がどうしただといっても、上海へ行こう行こう!といっても、TOYOTAが空前の経常利益を出しても、50億年後には地球ごとなくなってしまうんであります。ああ、なんと宇宙の摂理とはいえ、「なくなってしまうのか」なんであります。

ところで今、21世紀。文明が仮に紀元前4000年ほど在ったとして、せいぜい60世紀分、あと49999940世紀も在るんですねえ、地球消滅まで。ちなみに、僕の席の隣のT君に「人類は何世紀までその歴史が在ると思うか?」って聞くと「うーーん、30世紀くらいまでですかねえ。」だって。恐竜は、生まれて絶滅するまで 2億 5千万年も繁栄したんですよ。人類が今おそらく500万年くらい?だから恐竜に比べても、なんていうか、短い種の命のような、なんて考えてる今日この頃でした。でも今年も春がやってきましたね。

きょうの一枚
SSERから割と近くにある、懐かしい町並です。どこでしょうか。TDNで通るかもしれませんね。


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No.0496 泥湯その2 – Organisation Voice 2003/03/06

HPに「一週一湯」(ムムッ、どこかで聞いたことのあるタイトルのパクリ?だ。)のコーナーを立ち上げて、バイク(オートバイ)やバイク(自転車)でめぐる温泉紀行を書け!という人がいる。最初は「1日1湯」なんて無茶なことを言ってた。実は僕は、言うほど温泉が好きじゃなかった。というより絶望していた。温泉ブームと林立する大型温泉と、循環型の温泉と、昨今の秘湯ブームに・・・・・。

あれだけ九州を走っても、昔は走ってる時間の合計よりも、温泉に浸かってる時間のほうが長いんじゃあないか!と言われんほどだったのにな。で、その休火山状態だった僕を目覚めさせたのが、日曜日に入った、別府の泥湯!なんである。ということで別ページにある、誰もアドレスを知らない?ひみつのHP「BIKE!BIKE!BIKE!]には、温泉めぐりのコーナーなんてできるかもよ。

きょうの一枚
ちなみに、昨日の今日の一枚は、阿蘇の南側にある地獄温泉!なのです。今日の一枚は、TDN秘湯巡りチームは、要注意!

No.0495 – Organisation Voice 2003/03/04

TDN九州ステージのコース試走は完了。奄美から九州で3日間。300kmのダートを走ります。これは素晴らしい!やっと半分終わったので、ご褒美!!別府で究極の泥湯に浸かってきました。これが実に「極楽極楽!」しかも混浴!この泥湯は鉱泥で、世界でもいくつもない中でもっとも良質のものだそうで、ホントに素晴らしかった。ホントです。混浴も良かったなあ。

で、もうひとつ良かったのは、佐賀関港のクロメうどん!港の食堂なんてバカにしてはいけません!「ファミレスで飯を食うくらいなら、空腹のままのほうがいい!」なんていってた僕は、港の食堂に脱帽。 TDNでは残念なことにこの港は通らないんですねえ。こうして、着々と春の足音とともに、シーズンが近づいてきています。


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No.0494 – Organisation Voice 2003/02/28

小松さんがやってきました。「ヨーロッパツアーは、何でアムステルダムなんよ?」と聞くので「そりゃーあなた、飾り窓でしょう。」と山本真が答えました。すると小松さん「ローンはあるんか?」すかさず竹ちゃん「あります。」ということでヨーロッパツアーに小松さんも行きそうですが、翌日バイクに乗る元気が残ってるのか僕は心配でなりません。ということで、JTBの「たびろん」というローンもつかえるヨーロッパとモンゴルツアー!ヘンな下心のある人はともかくも、みんなでは尻に行きましょう。て変な変換!みんなで走りに行きましょう!が正しい変換。でそのあとはもっとすんごいところへアドベンチャーツアーを計画するからね。

ECOと運動不足解消を目指してスタートした、秘密のHP?「BIKE!BIKE!BIKE!」もうご覧頂きましたか?ってどこにアドレスがあるんだろう。で、僕の通勤快速製作プロジェクトは、ついにフレームをゲット!ビアンキのレース用!カーボンのフレームは、また次にしよう、ということにしたので、続編をお楽しみに。

さてBIKE!といってもモーターサイクルのお話。またみんなから怒られるんだけど4St.250のマシンが欲しいなあっと考えてる。もう体力的に大きいバイクに乗るのも大変だし、でもTT125じゃあ、モーツマンナイやっぱり、ということで現在物色中だ!KTM250EXC-Rなんて最有力候補!でももっとメインテナンスフリーのやつがいいのかなあ。と考え中。どうも一向に治りそうに無い五十肩の痛みと、11月に転倒して傷めた左手首の痛みが治らない。自転車による筋肉痛も3ヶ月目だし、いったい僕の身体はどうなったんだろう。やっぱオフロードバイクに乗らんといかんのだ。さあ、スーパーNはへヘン!なコースをつくっちゃるぞ。ヘンな助手(秘密)と出かけるのだ。そんなこんなで僕はモンゴルはKTM250EXCで、ヨーロッパツーリングはR1150GS!でお出かけしたいなぁ。


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No.0493 – Organisation Voice 2003/02/26

2月下旬。四国は急激に春の気配が濃厚になってきました。春といえば花粉に黄砂と、ありがたくない思いも少なくは無いのですが、とはいえやはり春は良いものです。先週は雪に閉ざされていた林道の脇には、フキノトウもたくさん。

そろそろスーパーNの林道群も、雪が解けたので、ちょっと新しいルート設定を考えつつ出かけてきます。暖かくなったらSSERの事務所のほうへも遊びにきてくださいな。


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No.0492 – Organisation Voice 2003/02/24

すっかり春らしくなったと思ったら、また少し寒かったりと、いわゆる三寒四温てやつですねえ。てことは、もうすぐ春です。ちょこっと景気も悪く、先行き不透明感プンプンですが、ここは楽しく遊んでしまおう!と思います。

そこで、スーパーNは、春祭り!桜祭り!にしてしまおうという趣向。じゃあ何するのか、ひとつは、耐久餅つき大会!なにそれ?という向きには、つきたてのお餅に、久万のヤマチャンちの名物の大根おろしをかけて食べる「おろしもち」食べ放題!!どうよ。これから交渉!でも実現の確率90%、食べたい人は自分の分は、お餅をついてね。ついでにお花見の前夜祭!などなど楽しいスーパーNにようこそ。「で、コースはどんなん?」というお問い合わせはまた近々のこのサイトでお知らせします。


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No.0491 – Organisation Voice 2003/02/21

「彼方へ」の原稿が、中央アジア、シルクロードの要衝カシュガルに着くころ、NATIONAL GEOGRAPHIC誌刊の「再見マルコ・ポーロ東方見聞録」(今日の一枚)という写真集が届いた。分厚くてすごい写真集だ。でも3800円ナショナル・ジオグラフィック社の底力を感じずに入られない。その冒頭には、こう書かれていた。「マルコ・ポーロは本当に中国に行ったのか。すべてはこの疑問から始まった。ロンドンの大英博物館の中国部主任フランセス・ウッドは、1996年にこの題名で出版した著書の中で、マルコは中国を訪れてはいなかったと明言している。」アポロ11号の話によく似てるんで面白い。

日記を整理していると「2002年11月16日江上波夫先生死去96歳」とあった。書庫には「騎馬民族は来た来ない」とか「東西交渉史」「後漢書西域伝」などなど先生の著書も少なくない。で、江上波夫先生、僕の親しい友人で ADKの高木氏も傾倒してて、一緒に中国を旅したことがあるというからすごい。これはどこかの大掛りなシルクロード博だかなんかのプロデュースに携わった時のことらしい。

で新聞の切り抜き「大陸からやって来た騎馬民族が征服王朝を築き、日本の支配層になったという説を唱えて、戦後の歴史学界に大きな論議を呼び起こした、考古学者で文化勲章受章者の古代オリエント博物館長・江上波夫(えがみ・なみお)さんが11日肺炎のため死去した。96歳だった。(中略)歴史学、人類学、民族学などの成果を取り込み、日本の国家形成を東アジア史の枠組みでとらえた壮大な「騎馬民族征服王朝説」を48年に発表。4、5世紀のユーラシアで北方系の騎馬民族が次々に南下して新王朝を建設したことを踏まえ、日本もその例外でないとし、神話に始まる天皇家の伝統を教え込まれてきた日本人に衝撃を与えた。」

いつか読んだCWニコルの「白い鹿」もこういった内容が興味深かった。農耕民族と遊牧(騎馬)民族。僕はパリから北京への道中に、マルコポーロのことを思い、するとなぜか江上波夫さんの説を思い、そしてチンギス・ハーンやフビライ・ハーンのことを考え、なぜだか日本の天皇のことを考えた。何かすべてのものが、つながっていて関与しあって形成されているんだなあ。としみじみ。来年は必ず!シルクロードの奥地へSSER-TOURSは行くんだよっ!!


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No.0490 – Organisation Voice 2003/02/17

そうだ。僕を衝き動かしたのがNスペのシルクロード、中でも第17話。2月13日の夜に再々放送になったやつだよ。「民族の十字路」つてやつだったんだ。まだ20代だった僕が見た、このシルクロードのカシュガルから南へ西へ、もちろん東へ、北へと向かう道の映像だったのだ。僕の人生のかなりな部分はたったこれだけのテレビ番組に左右されたんだ。このあと、数年後にこの地に出向き、そしてその北に延びたステップ路に 10年間通い続けることになったのだ。

なんて毎日のように人生を振り返るほど年はとっちゃあいない。パンフレットはもう届いたかなあ。遅い人でも月曜には届くよ。みんなで行こう。地球の旅へ。

この間から読み始めた「幻のラリー復活への1000日」なかなか進んでないんですが、バブルの絶頂にあった日本の、それも巨大商社三菱商事のことが良く理解できる。10年以上経って、こんな本の書評が、こんなカタチで出るなんてねえ。「とりあえず5億円を試走の準備に。」送ってもらうとか、事業として収益の可能性が云々とか。今思えば赤面しそうな話が出てくる。取締役会の席で承認されていくのも面白いし、フランス側とのやり取りや組織作りの過程も面白い。いや実に面白いのだが、実を言うと、悲しいし、辛い。


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No.0489 – Organisation Voice 2003/02/13

届きました、「幻のラリー復活への1000日」手に入ることはないんじゃあないかと思ったものが10年後に、あっさりと手に入るってのは、さすがにネット時代の福音ですなあ。で、今朝とどいたばっかで、パラパラとしか目を通してないんですが、「これほどまでに手間暇金(四字熟語みたい)をかけないといけないのかねえ。」というのが正直な感想。ラリーレイドモンゴルなら100回くらい開催できる金額を使ってる。何が目的だったのかは、読んだらまたこのサイトで報告しますね。もうひとつは、「星宿海への道」これも中央アジア、カシュガルが舞台(これから読むところなんで)最近はTV放送50周年でNHKは、「シルクロード」の再放送をしてました。で、20代のころ見たこの番組が、何か僕の半生を左右したような感じがします。ホントに、NHKに文句いおうかなあ?で、カシュガルは中国の最西端の町です。タリム盆地の西の端、来たに天山山脈、南に崑崙山脈。SSER TOURS の将来の夢は、この地を行くことなのです。

雪雪雪でルート製作は遅れ遅れもいいところです。それをいいことに進んでいるのが「彼方へ」の原稿。今はもうイラン国境を過ぎて、ウズベキスタンまでやってきてます。今では随分と落ち着いてきたカスピ海周辺ですが、相変わらずイラク危機は毎日のようにテレビがヒステリックに報道してます。世界はこれを機に新たな枠組みを作ろうとしているようにも見え、国際情勢というか外交上の駆け引きは、正直者の日本人の手に負えるようなものではありませんね。どうしてもエネルギーが石油に頼らざるを得ないからなんでしょうけど、実はイラクが今のところ世界一の埋蔵量があるらしいんですって?

あーあ、早く燃料電池車とかフツーに作って「石油?まだそんなものが必要なの?」ってかつての石炭くらいの存在に降格させらんないすかねえ。「2010年、い よいよ本日、世界最後の油田が閉鎖されます。これで人類はついに化石燃料の束縛から自由になるのです。」なんて日がこないかねえ。えっ、モータースポーツはどうするのか?もちろんモーターでするスポーツであり、どこにも石油でしなくちゃあならない!なんて書いてないんだもの。来年くらいには燃料電池車によるユーラシア大陸横断ラリー「ゼロエミッションラリーパリ北京」なんての三菱商事さん、やらないすか?


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No.0488 「漂泊の思いやまず。」というお話。- Organisation Voice 2003/02/10

四国にも雪が降って、立春といえども春は遠いなあ、と感じたかと思うと翌日にはもうすっかり暖かな春の日差し。僕くらい年から年じゅう旅をしておきながら、いまさらながらに「あーあ、旅に出たいなあ」と感じるのは、やっぱりおかしいのだろうか。僕がそれでももう少し若いころ、うちの社員に「旅に出なさい、それは日帰りでも一泊でもいいから。それがダメなら本を読みなさい。もしもそれがダメなら映画を見なさい。」とよく言ったものだ。で、最近自分でもそれができていないのが分かる。

年間100冊は読んだだろう本も、その読書数はめっきり10分の1くらいに減ってしまい、旅もそういえばラリーの本番を旅というのならそれと、コース製作ぐらいになってしまっている。頭の中のバージョンアップをしなければならない。時代の空気も、パソコンの前でしか感じられなくなっている。おそらく多くの日本人に、そんな旅が必要なんじゃないだろうか。こんどの TDNに参加の皆さん!どうですか 2.3日前から奄美に入って、いっしょにマングローブの森探検や、日帰りで行く加計呂麻島へ、いかがですか。 1日ぼんやりと過ごせば、少しは脳の中に空きスペースができるんじゃあないですかねえ。

そう、本の話です。日経新聞社刊「幻のラリー復活への1000日」太田俊明著というのを昔から探していて「そんなんネットですぐ見つかりますよ」とうちの連中、ホント、すぐ見つかって発注!すると「発送しました、振込用紙は同封しました。」というメール。ちょっと大げさに過ぎますが人間性善説を信じる古本屋のサイトに、最近久しぶりに感動したというか心温まるというお話。で、この本明日には

届きます。これは三菱商事のパリ北京の担当者が記したもので、参加者のサイドの僕と運営側の彼との対比を見てみたいなあと思っています。またこのOVで紹介しますね。あと、今日にも本屋に買いに行く予定は、宮本輝の「星宿海への道」です。これもまた漂泊の思いの琴線に触れそうですねえ。「本と旅」よく似た存在なのですねえ。

No.0487「走ル、2003」- Organisation Voice 2003/02/06

「走ル、2003」これがお待たせのパンフレットでございます。SSERが懇親の力をふりしぼって?てお届けする、2003年のビッグイベントです。と言っても参加可能台数はそれぞれとっても少ないのですが。遅くなった理由は実は、旅行業法にありました。私たちは旅行代理店ではない!のでこうしたツアーを主催することが、どうも法的にできないのです。ラリーはいいのにね。そうしたネガティヴチェックに時間がかかりすぎました。お待たせしたみなさんとってもゴメンナサイ。あと1週間!と思っててくださいな。既にモンゴルは、結構予約とか参加申し込みがたくさん。それにヨーロッパは、ボクの東京の広告関係の仲間からの申しこみもあって、楽しそう。「もうすぐ、限定解除が取れるよ。」「中免なんてのは国外運転免許には関係ないよー」「で、ヨーロッパで1150GS試乗して、帰ったら買うんだよ。」「なるほどねえ」てことで2台ほど売れそうですよ市川さん!

「アムステルダムはいいとこらしいぜ」

バイクに乗らない友人のカメラマンは、もう行く気になってます。アムステルダムでは、ホテルまでバイクを運んできていただいてて、翌日すぐに出発。台数は 1150GSX10台と 650GSX10台の20人ポッチ!でもメカニックとサービスカー、などが追走!!豪華!ベルギーの田舎町やルクセンブルグのカフェでお茶でも飲みましょうかねえ山口さん。そしてドイツ・フランス国境を南下!スイス国境やレマン湖の横も通ってさらに南下!地中海はモナコ・ニースですなあ。あとはパンフレットをお待ちください。

No.0486 BIKE!BIKE!BIKE! – Organisation Voice 2003/02/04

雪中キャンプに行ってきた。大変だったけど面白かった。でも充分オーガナイズされていない、そこでこれからはソフィスティケートされた月例キャンプを実施!します。バイクでも家族ででも参加自由!で来月のスケジュールもこのサイトで発表します。今回キャンプしたのは五段高原、姫鶴平でした。積雪も結構あってしかも天気も抜群。準備に難があったけど。明け方には風が出て気温も氷点下10度まで下がった。僕の興味は、そこに2基設置されている大型のプロペラ、そう風力発電の風車である。朝の光の中、テントを抜け出して、風車の近くまで行ってみるとゴウゴウという風の割には、それほど勢い良くは回っていない。でも「今に日本中が、こうした風車列島になっちゃうんだろうなあ。」としみじみ考えた。環境問題、景観、効率。人間の社会生活の未来は。本当にしみじみと考えた。

さて、話は変わってこのHPにリンクした新しいサイトがオープンします。タイトルは「BIKE! BIKE! BIKE!」BIKE」と言ってもここでは自転車のこと。自転車初心者の僕は、日ごとの通勤で考えたことを、吐露したくて仕方がなくなってきた。大好きなモータースポーツからバイク通勤(自転車)まで、そして自転車の美しい造形から、社会環境、都市の抱える問題。

行き交う通勤自転車に、何台かのスポーツバイクがいる。毎日決まった時間にすれ違う人たちだが、そうした彼らが日々に増えてきている、と僕は強く感じ始めた。自動車のもたらした利便性が失ったものを、自動車がだめにした都市空間の再生を、自転車の上から考えようという企画。果たしてどうなることやらとは思うのですが。でも目標は、自転車型の環境共生社会を作る。というNPOの設立とモーターサイクルとバイクの、2つのカテゴリーをつなぐ、新しい試み。

BIKE!BIKE!BIKE! 近日スタート予定の新しいHPのご案内

SSERのオーガニゼーションボイスに相当するのは

「MY BIKE LIFE!」

もうひとつは、

「ボクの通勤快速製作の嗜好錯誤じゃなかった試行錯誤」

好みの問題とはいえ、趣味良く生きるのは難しいのである。インターネットオークションのみですべてのパーツをそろえて組み立てようという危険な企画。初心者のボクにそんなことができるのか。「ECOってなに」エコを考える、コーナー。エコが企業戦略に成って久しいよね。毎日の日経新聞でも、面白いほどのエコに関する記事がありますよねえ。他にもコーナーを予定していますのでお楽しみに。


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No.0485 – Organisation Voice 2003/01/29

ツールドニッポンの試走は、南九州ステージでのことである。鹿児島県を走っていて驚くことがあった。特に鹿児島から宮崎への県境にかけてだ。それは、どの家も、生垣が素晴らしいのだ。今度参加される方はぜひ注目していただきたい。緑も豊富で、家々は、まるで競い合うかのように、生垣と庭の木々を美しく大きく育てている。本当に感動的な暮らし振りであり、風景なのである。それにだいいちコンクリートブロックの塀の家が少ない。岩手などの風景もそういえばこんな感じだったか、

でもこの南九州ではまた趣が違う。こんな日本を代表する風景が、日本じゃないみたいなのだ。ナゼそう思ったかというと、その営々と続く暮らしと家との関係が、おそらく今の日本では希薄になってしまったからだろうと思う。ハウスメーカーが洗練された住宅をどんどん作ったからだろうか。いや、家の責任ではない。おそらく環境への見えない、気付かない配慮の有無なんではないか。

時代のトレンドとして、口々にエコを語るのは容易だが、どんな暮らし振りをしてれば、それを語る資格があるんだろうか。逆にそんな暮らしをしてる人は、それを語らない。ブロック塀と生垣の違い、内に向かって暮らす孤立した思想と、外に向けて暮らす共生の思想との違いではないのか。

つまり、遮断するものと、緩やかに受け入れるものの違いとも言える。おそらく、ブロック塀の内側は湿気が高くて困ってるはずだ。日本の銀行は、きっとブロック塀のようだろう。いや政治も行政も少なからずそうなってしまった。改革は、案外身近なところにあるのかも。


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No.0484 – Organisation Voice 2003/01/28

最近は自転車にハマってる。誰かに「バイクの話ですけど」といわれると、てっきり自転車の話だと思うくらいのはまりようなのである。通勤は完全に自転車!これからはなんと言ってもエコの時代!ゼロエミッション!なのですよ。

そんなある日MTBのタイヤは抵抗が大きいと、スリックにはき替えたら、あらあら、よく走るではないですか。デモ見てくれが、やっぱおかしい。こうなれば、通勤快速のクロスバイクを作ろう!と心に決めているので、制作をはじめたらデキニチHP上に、「僕の通勤快速制作日記」のコーナーを作る!と言って顰蹙を買っているんです。たぶんコンプリートで買うほうが安くて完璧だからなのである。そこを、すべてのパーツをネットオークションで手に入れて、完成重量8kgを目標に!作る!と言ってるんですね。「やれ!やれ!」という人は応援メールをください。世論の後押しがないとコーナーが誕生しないんであります。


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No.0483 – Organisation Voice 2003/01/24

東京は恵比寿にある日本レーシングマネジメントの隣に、実は有名な椅子屋さんがあるのである。そこには、イームズチェアが並んでいて、イスフェチの僕は、衝動買いを避けるために、あまり覗かないようにしている。というか何がどのくらいの値段で並んでいるかは、見なくてもわかるんである。菅原さんから「隣の椅子屋のイスはすごいんだって」と聞かされても「へーそうなんですかっ」って気のない返事をすることにしてる。そこにはそう、レイ・イームズなんかが並んでる。こうしたインテリアデザインの業界から発した?ミッド・センチュリーというコトバの、イメージが強いひとしきりの流れは、気にならなくはない。

特にデザインをナリワイとする者には避けて通れなかった 20世紀の美が、エラソーにデモさりげなくメッセージを発しているのである、ミセサキに。古きよき時代のデザインを懐かしむ声は、あらゆるプロダクツを時代錯誤にしてしまった。でもこれは近未来素材や近未来デザインに一気に突き進む前の、菅原さんの言葉を借りればレコンキスタのようなもので、ささやかなアンチテーゼのかわいい流れ、なんであろう。

そのうちこのトレンドは消滅してしまうかも。と言うのは、何が言いたかったかというと、これからはミッドセンチュリーならぬミッドエイジの時代だということ。パリダカを見て御覧なさいよ、30歳台なんて初心者クラスみたいなもので、右京さんがようやく40歳、若大将?増岡42歳!つづく尾上さんは 56歳?浅賀さんももう60歳寸前!モチ菅原さんは61歳と、多分コマ地図を作ってる人たちは「もっと字を大きくしなきゃあいかん!」とかやってるんでしょう、きっと。

もう若い世代には、力がなくなってきて、新しいデザインを作るのもマーケットを牽引するのも、50台の仕事になって来るんだと思う。さてと、SSERのオフィシャルたちも随分年を取ったもんだと思っていたら、パリダカやってる人たちの平均年齢に比べたら「まだまだ若造じゃないですか」ってことで、いつまでも若く元気なSSERが、行くんですねえ。

きょうの一枚
イスフェチなうちの事務所。


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No.0482 – Organisation Voice 2003/01/23

中国へ行くと、空港のイミグレーションでいつも不愉快な気分になる人は多いだろう。パスポートの写真と人の顔を見比べるときの、あの人を侮蔑したような目つき。最後にはパスポートを、投げつけて返される、あああの気分の悪さ。「来るんじゃなかったよ」全く。日ごろの生活の中で、あれほど嫌な気分になることはない。もうあの中国のイミグレーションが嫌で海外旅行に行きたくなくなるって気分なのだ。

で、日本に帰ってくるとどうだ。きりっとした入管の職員の顔つきと素早い対応。さすが先進国日本!「さすがだなあ」と思ってたら。アジア系の外国人に対してる様子は、どうも中国のそれとあまり変わらない。というのも何度かモンゴルから友人をつれて帰るたびに、彼らが「不法入国を目的としている」という原則で見られているのだと思う。 1度は入国を拒否されそのまま送り返されたり、またあるときは、相当待ってやっとこさ入国できるんだが、本人は結構傷ついている。

来年度の予算で 30億円かけてアジアなどの周辺諸国から、日本に観光に来てもらうための調査宣伝活動をしようとか言ってる。ビザも要らなくするとか?まさかまさか!なのである。日本は入国することが厳しい世界有数の国なんだなあと僕は思う。ヨーロッパに行くと事情は異なる。これもECの戦略なのかと思うくらい国境が分からなくなってきてる。そんなヨーロッパに今年はバイクツーリングだい!アッとモンゴルもだけど。さあ、今年は行くよん。

きょうの一枚
今日は、フランスの夕景?かなっ。


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No.0481 – Organisation Voice 2003/01/21

パリダカも無事ゴール!終わってみれば増岡の 2連勝!モトでは三橋選手が後半のトラブルで勝負ができなかったものの、安定した力を発揮。カミオンのチームスガワラも、きっちり上位完走。本当に各部門で日本人が、活躍しています。なんか不景気風を吹き飛ばすいいニュースです。バブルのころより全体的に日本人の成績がいいのはなぜか、なんて考えてるのは僕だけでしょうか。

それは、フランスの国技とも言うべきラリーレイドにおいて、日本人がブームやムードで惑わされずに、本質的な部分で勝負ができる、いわゆる成熟した文化環境を得たからじゃないのかと、そう思います。それは情熱を絶やさずもちつづける、何人かの男たちの手によって成し遂げられています。

さて今大会で、僕が注目したのは、アリ・バタネンとデルーイ。どちらも80年代後半のパリダカール黄金期を飾った男たちです。

バタネンは「ニッサンのピックアップの夢を育むお手伝い」なんてコメントを発したり、篠塚さんの事故現場に何時間もとどまっていたなどという報道を見るにつけ、感動してました。またデルーイは22歳?の息子と 2台のカミオンで参加!昨年14年ぶりの、苦戦のカムバックを目撃した僕としては、息子の快進撃に大拍手を送っていました。その息子は総合優勝を手中に走る後半戦で、クラッシュ。その息子を父デルーイが牽引して帰ってきたという報道にも胸を詰まらせました。

それも 1988年10回大会、僕はデルーイの2号車のあの悲劇的な事故を目撃。キースという男を失って、アリットのビバークから悲嘆のうちに撤退。そしてパリダカから姿を消した男が、息子に 2号車のハンドルを握らせるとは。そしてその息子はというと、あのカマズと堂々と渡り合う!結果はともかくも、クラッシュした現場に駆けつけてそれを牽引して帰る父親の心情。因縁がゆえに、心を打たれた今大会の出来事でした。

さて、お話は変わりますが、SSER主催のキャンプ大会情報!2月1日に2003年の第1回大会が決行!予定。雪洞だかイグルーだかを作るそうです。というコトは標高も高く参加も困難なところのようです。参加希望者は、メールで!ルートと場所はメールでお返しします。自由参加!でも参加賞を用意します!参加無料!飲み物と食糧はご用意ください。遭難にご注意!!

あっと、ヨーロッパ!モンゴル!ツアーのパンフレットはもう一息!お待ちください。そして、TDN。あと今の僕の目標!「彼方へ」をきちんと書くこと。じゃあまた。


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No.0480 – Organisation Voice 2003/01/14

3連休を通して南九州ステージの試走。今年のツールドニッポンは半端じゃありません。奄美ステージではダート比率37.19 パーセントの98.67kmでしょ。2日目の鹿児島ステージはダート70.46km、美しい桜島も圧巻!この2日間で既にダート169.13km!!亜熱帯の深い森をつなぐ林道群はこれだけ走っただけでもため息ものです。昨年のダートがスクナーイ!とお嘆きのあなた、既に2日間で昨年のダート総量を上回ってしまいました。しかもどれも超一級!美しい、ため息の出る日々ですよ、きっと。

そして今日の一枚は、2日目の宿は。美しい湖にひっそりと並ぶかやぶき民家。囲炉裏端でゆっくりとしますか!?どうか2年目のツールドニッポン、まだプレエントリーを受け付けています。どうか参加をご検討ください。


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No.0479 – Organisation Voice 2003/01/06

あああっ!忙しいっ。忙しいっ!どうしてこうも忙しいんですかねえ。3月のスーパー Nではスーパーなことを考えてやろうと、山へ繰り出しても雪!(PHOTO参照)でも 2ステージ制! SS10本の新しいシステムに向けて始動しました。それにしても誰か手伝ってくれないかねえ。HPでパリダカ見てるうちに「パジェロEVO.かっこいいなあ!1年かけて改造しようかねえコマツさん!」なんて考えたり!やっぱ快速ラリーマシンが欲しいっ!て物色をはじめたり、林道に行く楽しみを増やそうかねえと思いつつMTBの改造を計画したりと、相変わらず無軌道振りを発揮しております。

ツールドニッポンもルート制作は大雪のため、全面ストップ!こんなときにヨーロッパとモンゴルを詰めよう!と思ってます。

きょうの一枚
スーパーNのルート制作はなんとMTB!というわけではありませんが、最近はまってるのが自転車!奄美に行くときも山に行くときもピックアップの後ろには必ず、このMTBがっ。峠から林道を下って「今度はDH用のマシンを買う!」とぴって顰蹙を買っています。


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No.0478 – Organisation Voice 2003/01/05

明けましておめでとうございます。いよいよ新しい年2003年を迎えました。SSER ORGANISATIONと「デキニチSSER-PRESS」本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

何かと忙しかった昨年の12月、SSERシリーズ戦の表彰はBIGTANK新年号で、そしてSSER-TOURS関連のパンフレットは1月中にお届けいたします。さてパリダカも開幕、参加する日本人選手も今では、もう少なくなりましたが、昔出てたみんなも「今度こそは」と念じているんだろうなあ、と思いながら僕は、自転車を走らせています。体力がなければ、何もできない。

昔ターザン誌のコピーに「あなたのやる気を、あなたの体力が失っているのではないですか。」というのがありましたねえ。まさにそのとおり。今年の僕は、体力をつけマス。「男子たるもの三日会わざれば活目してみよ」の気分です。今や大腿部にもしなやかな筋肉が!戻ってきてるではないですか。来春はアフリカで!と初夢です。


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No.0477「ツールドニッポン2003に関するお知らせ」- Organisation Voice 2002/12/28

ツールドニッポン2003追加募集のご案内

12月25日をプレエントリーの締め切りとしておりましたが、予定の参加最低人員60名に申し込みが達しなかったため、さらに追加して1ヶ月間、申し込み期限を延期することといたしました。早々に申し込みをされた皆様には大変申し訳ありませんが、かかる事情をお汲み取りください。また参加を検討されて時間切れで断念された皆様、またそうでないみなさんもこの機会にぜひお申し込みください。

SSER ORGANISATION
山田 徹

2002年最後のOVをお届けいたします。いろいろな出来事があった2002年も残すところあとわずか、となりました。振り返ってみると2002年はパリダカから始まりました。例によって忙しい合間をぬっての参戦だったので、マイナートラブルだらけで、闘わずして「何とか完走!」でした。毎日いっしょに走った片山右京さんが2003年も出場してるんで応援!!また菅原さんはもちろんのこと、ゼッケン15をゲットした、三橋ジュン!昨年は毎日ビバークで世間話に花を咲かせたものでした。菅原さんのガレージと、アシスタンスのシステムをフルに活用してる彼は、僕の予想だと総合4位!メカが良い上に、さらに近くにカイザーっていう、もう一枚すごいメカがいるわけです!トラブルがない限りこれは保証します。

もう一人、佐野新世君。5年計画の一年目で、日本ではガストンが浜岡砂丘でコーチし、オランダの砂浜でもみっちり走りこんでます。あー、やっぱパリダカ行くんだった。僕だってフランストヨタから「ワークスマシンに乗らないか」ってオファーがあったんだい。ただしお金は払わなくちゃいけないんだけど。お金をもらって乗るのとお金を払って乗るのとの差は、とても大きいねえ。

で、MITUBISHIはまあ増岡が頑張る!問題はNISSAN!移籍の篠塚、4輪最多優勝のアリ・バタネン!そして昨年の屈辱に燃えるヒールのシュレッサー、エンジンでルノーともめて、違うエンジン!まず間違いなくトラブル。僕の予想だと増岡の順当勝かなあ、だって NISSANはそれはマシントラブルばっかだったからなあ。どこまで対策をしたか?あとね、ペテランセル!MITUBISHIだってことじゃない!MITUBISHIの 1-2の確率 60%かなあ。パリダカトトカルチョでもやりますかねえ!新春の第1号のメールマガジンとHPをご期待ください!!

 ところで40人ほどのエントリーで、プレエントリーの受付を締め切ったTDN2003SW!ちょっと待って!って1月25日まで受付延期。昨年不評だった点は、クリアに次ぐクリア!もうフラットダート走り三昧!の予定。どうですか、奄美でお会いしませんか。先を急ぎつづけた第一回大会。たっぷりと伸びやかに走る!第2回。どうかご参加を今からでもご検討ください。

 新春にはミニ・ハブ酒と奄美産黒糖焼酎などが当たる(当選確率高し!)クイズ大会をしますので、お見逃しなくね。

 それから、2003年はSSERはマンスリーキャンプをします!1月から始まります!参加自由、集合時間も解散時間もない、フリーなキャンプをすることの大予告を最後に今年最後のメルマガを、終了。どうかご家族様ともども良いお年をお迎えください。


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No.0476 – Organisation Voice 2002/12/26

奄美から帰ってきました。20度からいきなり吹雪の九州を走り、大揺れの時化のフェリーに揺られながら松山に帰り着きました。それにしてもなんと日本の広いことでしょう。短パンにTシャツの奄美と、日本本土の驚くべき気候の違い、同行のモンゴル人ムッホ君もビックリ!でした。それにしても奄美のダート、この機会にぜひお試しください、エントリー数が定員割れしており追加募集を開始いたしました。試行錯誤の第一回をばねに大きく変わろうとする第二回大会、どうしても皆さんの参加が必要なのです。今日の写真は奄美のレポートです。

また新春プレゼントに奄美の黒糖焼酎やハブ酒、バナナの皮でできたノートなどを買ってきました。プレゼントクイズは近日中にね。

きょうの一枚
奄美編 (解説は上から)

その1.
これは、東シナ海に面した小さな湾。人影はなく静謐そのもの。水は美しく温かいです。

その2
試走用の車両のカップホルダーには、黄色のハイビスカスとゴーヤ茶というトリッキーな組み合わせ。この季節でもハイビスカスはいっぱい咲いています。ブーゲンビリアは少なかったんですが、驚いたのはポインセチアの木、クリスマスを彩るあのポインセチアはなんとトロピカルな木だったとは。

その3
デイゴの木、です。TDNの季節には咲き乱れていることでしょう。また野鳥の数、美しくめずらしい蝶の乱舞も楽しめることでしょう。

その4
こうしたジュラシックな大シダが、ゴジラのロケ地だっいたことを思わせますねえ、美しい林道にたくさん生えてます。ジャングルの中を走る!とても素敵な感覚に包まれます。


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No.0475「奄美のクロウサギvsマングース」- Organisation Voice 2002/12/25

なんてタイトルで書き出したら、「なんだ?」とお思いでしょうか。実はイマ奄美におります。奄美はすごいです。本当にすごいです。なにがってオフロードパラダイス。われわれ試走の2日間、どんなに朝早くから繰り出しても決まってダートの中で日没を迎えます。そんな奄美ステージは、なんと90KMのダートがあります。第1回のツールドニッポンの1日当りの最長ダートディスタンスを、あっさりと更新してしまいました。

それにしてもなんとも濃厚な奄美のダート比率。フラットですばらしいダート群、ゴジラの撮影現場で有名な金作原、はどうしても体感していただきたいスンゴイエリア。30KMの長さのある奄美中央林道は、国内屈指!2日くらい前から奄美入りして、マングローブの森のカヌークルーズ、ダイビングもおすすめ。そしてスタートしたらダート三昧、いよいよです。TDN2nd.クロウサギのお話はまた今度。


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No.0474 – Organisation Voice 2002/12/18

みなさん!年の瀬も押し詰まってまいりました。こうしてる間にもフランスはルマンで菅原さんたちは、パリダカのスタート準備に余念がないことでしょう。なんともうらやましい。今年で21回連続出場ということは、すくなくとも21年間は日本の年の瀬と、お正月を知らないんですねえ、信じられますか?その菅原さんのガレージは、ルマンからミュルサンヌの直線を全開で駆け抜けて、そのあと5分くらいのところにあります。テロシュという静かな村です。夏場は、ルマン24時間で賑わい日本人の有名なポルシェ・チームにガレージを貸しています。大きなガレージは、カミオンを3台入れても作業ができるくらいに大きくて、設備も充実しています。「ここまでやらなきゃ勝てないんだろう!」と思いマスねえ。とにかくこの時期に、頭は競技に向けてフル活動しているのはいいことです。競技者としての生活は、体の細胞の隅々まで、規律が整い、おそろしく活性化されるわけです。

常に競技者としての生活をしたいと思ってスタートした、グローブコンペティションという僕の会社も、その前身から数えれば、もうじき20年を迎えようています。時間というのは、こうして誰の頭上にも非情な重みで、自らの成したことを時には厳しく嘲笑しているかのごとくです。「おーい、20年の年月を、おまえは結果を残しているのかい?」と。みなさんはどうですか。来年こそがんばろうと、フランスに行かなかった時はいつもそう思う、年の瀬でした。


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No.0473 – Organisation Voice 2002/12/09

世界は、どうなるのか?」最近の最大の悩みというか関心事である。ひとり勝ちだったアメリカ経済は、すごいことになっているようだし、「戦争でもしなきゃ」気分であることは間違いない。まあ、その前に日本はどうするのか、ということである。未曾有の国難というか経済破綻にあって、国民がその実感を果たして持っているのか?ということも重要だと思う。

国家をひとつの家庭としましょうか。Jさんのおうちでは、お父さんの年収の13倍近い借金を作ってる(これは13年度税収47.9兆円に対して、国債発行残高 627兆円、つまり 13倍!ちょっと数字はウル覚えでごめんね!)なのにお母さんはまだ「やっぱシャネルかしら、そうそう今年はベンツも買わなきゃあ、0.9%だしね」とやってる姿なのですだ。つまりお父さんの年収 1000万円に対して借金が1億3千万円もあるんですねえ。しかも、もうお父さんの年収はもう増えないどころか、リストラのリスト(ダジャレ)の上位にランクされているってのに。

それでもお母さんは「うちの人は結構こう見えても優秀なの、今度取締役になるかも」とか思ってるわけで。「ナントカが先進 7カ国の最下位にランクされてる」って聞いてもも「へんねえ」って済ませてる。いや興味がない。この状況を見れば、これよりひどい状況の企業なんて、そんなに存在しないのではないか!と思う今日この頃である。

21世紀初頭の世界は、さまざまなことが、変化とか変革という緩やかな表現では諮れないほどに、激しく動いてる。それは「衝撃的」なんて言葉も、普通の常套句になってしまってるほどだ。

僕たちはこれから、何を考え、どう行動するのか。

20世紀を生き、21世紀を生きる僕たちの、使命はなんだろうか。とにかく旅に出て考えて見ようかねえ。というわけで、結論はSSER-TOURS!アメリカ経済が破綻して、強烈な円高が早いか。日本の国債格付けがどん底まで落ちて超高金利時代でもって、強烈な円安が早いか。いずれにしても先行きは、たいしたことないぞ。


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No.0472 – Organisation Voice 2002/12/06

その朝、新聞を読みながら僕は叫んだ「タマちゃんだとォー!?」今年の流行語大賞である。もうひとつが「ワールドカップ」で、まったくなあ!って感じ。で、だいたい流行語なんてモンに大賞をつけてるのは、「現代用語の基礎知識」の販促じゃなかったのか。だから「該当ナシ」なんてできないんだろうなあ。

おそらく、よく使われた言葉や、時代を反映した言葉が選ばれるんだろうけど。タマちゃんは、広い意味では地球環境の異変を行ってるんだろうか?と思っていると、愛媛県大洲市の肱川にサケが、登って来た、と言っても1匹だけど。ワールドカップは、世界の中の日本、というポジショニングに着目したわけだ。しかも受賞者は中津江村だそうで、もうこれは歳末恒例のジョーク大会だったのかもしれない。それはそれでいい。その他のノミネートの流行語を見ても、時代が十分読み取れないなあ、などと考えていたら、実はこの一年は5ヶ月近く日本にいなかったということを思い出した。僕の選ぶ世界の流行語は、なんといっても「悪の枢軸」なんですが、日本じゃノミネートされなかったか、やっぱり。日本人はイマ「タマちゃん」とか何とかいって迫り来る危機から逃避してるんじゃないでしょうなあ。


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