来年の話をしたら怒られるかなあ、と思いながら、実は僕はRRM2002の計画を練っているんだ。実は来年第8回大会は、さらに西の「カザフスタン共和国で開催したい」というものだ。超秘密なんで誰にも言わんといてよ。カザフへの憧れはいくつかある。1つはモンゴルの西の果て、ホブドにある。僕はあの町が好きだった。本当に中央アジアの文化の交差点がもう少し向こうにある、といった高揚を感じたからだ。モンゴル帝国がユーラシア大陸を完全支配した形跡は、そんなに多くないといわれている。イスタンブールにあるトプカプ宮殿博物館にでも行くしかないのか、というとさにあらず。ユーラシアの奥深く旅をしてみる事である。その痕跡は今も脈々と息づく「血」である事に驚かされるはずだ。インターネットなどの高度で高速な情報伝達は、その「息遣い」を伝えきれないジレンマにあるんじゃないのか。
もう1つは、地勢的な魅力だ。西はカスピ海にまで達し、巨大なカザフステップをなし、しかし海抜マイナス100mにもなるガラボガスゴル湾は、巨大なドライドアップソルトレイクだ。極端に水を失いつつあるアラル海は、大地の中に船の残骸を残しつつ異様な光景を見せている、すでにそこにで、水の記憶は打ち捨てられた廃船のみなのだ。バイコヌール宇宙基地もある。まあそれは良いとしても、なんと言っても天山山脈だ。そしてその西麓に位置するシルクロードの要衝の町々。ここにシルクロードの天山北路も南路もそしてステップ路も交わるのだ。等とまた夢を見始めた僕って、この今の日本の現状をどう見てるんだ?と言われちゃいそう。
きょうの一枚
カザフスタンの昔の首都(って言ってもつい2~3年前まで)アル・マアタ(アルマトイともいうね)から見た天山山脈。左端の方に1992年パリ北京のときに越えたトルガルト峠が見える。標高は4000mくらいで、9月だって言うのに寒さに震えた記憶が、懐かしい。
OVバックナンバー
(2022/06)Organisation Voice は現在旧サイトからデータ移行中です。
工事中のところが多数ございますがご了承ください。
2017年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2016年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2015年 |
01 02 03 04 05 02 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2014年 |
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 01 01 01 01 01 01 01 01
2013年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2012年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2011年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2010年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2009年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2008年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2007年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2006年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2005年 |
01 02 03 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01 01
2004年 |
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2003年 |
01 02 03 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2002年 |
01 02 03 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2001年 |
01 02 03 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2000年 |
01 02 03 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
1999年 |
10 11 12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。