デトロイトショウのレポートを見ながら考えた。昨秋マーケットインしたクライスラーのPTクルーザーって知ってる?これを見たときに正直、自分のアイデンティティに疑問を感じた。それはアウディTTを観たときにも感じたり、今回のデトロイトショウでクライスラーが出品してるクロスファイアを見たときにもさらに高まった。これらを観ると良いなあ、と感じるのである。僕は商売柄自身のそのファーストインプレッションを大切にしてきてる。ところが最近のカーデザインに関して言えば自信が無いのである。たとえばこれ良いなあ!と思うものが違う側面からは、これは許せない!と感じたりするんである、いわば軸がぶれてきてるような気がするんである。まあ、カースタイリングはオートバイも含めてレトロスペクティヴになりすぎてしまってると思う。だからそれらのデザインは我々世代に対しては卑怯にも「いい!」と思わせるモノをもっているのである。でも未来デザインも気になるし。がしかしそれはそれとして自分の感じるものに最近は二面性が生じてるように思うのだが、みなさんはいかがだろうか。
もうロードバイクを所有することは無い!とロード用のタカーイ革のジャケットやブーツなんか人にあげといて今では「ああ、あれまた欲しいな。」などとなってしまってるのである。なんか変な変化を自分の中で感じる、のであるよ。みんなアイデンティは見失っていないかい。
きょうの一枚
せっかくだからそのデトロイトショウのクライスラークロスファイアをお見せしちゃう。クライスラーは世界の自動車業界の再編の主役を演じるものだと思ってたらその国内での凋落ぶりと、合併相手のダイムラーに良いようにやられてしまって、もうその過去の栄光はなくしたもののスタイリングには古きよき時代のマフィアやナチが入ってきてなかなか!なのである。
OVバックナンバー
(2022/06)Organisation Voice は現在旧サイトからデータ移行中です。
工事中のところが多数ございますがご了承ください。