「徳は孤ならず。必ず隣あり。」- 2013/07/30 (火曜日)

愛媛県は偉大な建築家を排出する土地柄です。
代表作の一つ日土小学校(愛媛県八幡浜市)は、熱心な建築家らの熱誠な努力で、取り壊しから一転修復保存され国の重要文化財に指定されるという快挙を為しました。建築家は松村正恒(1913-1993)愛媛県大洲市出身 八幡浜市役所勤務時代に多くの小中学校を手がけました。

初期のTBIでは、必ずのようにこの小学校の前を通ることにしていました。25年ほど前なのですが。。。

その松村の遺した書にあったのが論語の「徳は孤ならず・・・」小さな半紙に、ふっと書かれたその墨跡にボクは心をとらえられました。
やはり偉業を為す人のものだなあ、と。

徳を積むということは、容易ではありません。
むしろ不徳のこころのほうが自由で闊達なのかと思う事さえあります。

しかし人生。
この言葉の通りだと感じるのは、
「六十にして耳したがう。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。」
の、耳したがう、歳になってきているからなのでしょうか?

つまり60になって初めて人の意見を聞くようになった。と孔子先生は述懐してるのであり、深読み癖のあるボクは60代になってもなお人の意見が聞けない自分を嘆いているのではないか?と思うわけですが、それはさておき。

やはり友を得るには、徳を積まなければならないでしょう。しかし友を得るために積む徳などというのもまた存在はしません。目的と結果はこの場合は結ばれません。
孤を良しとして自らを見つめてこそ、多くの隣があるべきです。

松村は、孤独な製図板に向かって完成した建物で子供たちの弾む声を夢見て、つまりその思いが結実して、そこに子供たちの歓声が実現したのみです。
それが徳を積むという事で、名声を得るだとか、評価を得たいとかという思いでは実現しない高みに登ってこそ、この論語を記したのかと心を打たれました。

子曰、徳不孤、必有鄰。

子曰わく、徳は孤(こ)ならず。必らず隣あり。

Confucius said, “A person of virtue is not isolated. He must have some companions.”

孔子先生はおっしゃいました。
「徳の備わっている人間は孤立する事は無い。必ず仲間がいるものだ。」

来年のTBIでは必ずこの前を通りますから、ちょっと眺めながらでいいので走りすぎてください。そんな素敵な建築物が沢山の四国を巡る旅にしようと思います。
ルートブックには誰それの設計した〇〇銀行〇〇年、とかって書いておきますね。
近代モダニズム建築を巡る旅というのをサブテーマとしておきます。

 


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「ひさびさの、雨のSSER復活!でした。」- 2013/07/29 (月曜日)

なんということでしょう。雨のSSERが戻って来ました。

といっても、実はこれSSERのもう一つの顔であるNPO-SSERの主催するイベント「第3回久万高原ヒルクライム2013」のことです。

土曜日は久万町商店街にある古い酒蔵に、冷酒とビアサーバーを設置してお寿司屋郷土料理が並べられて、表のステージではコンサートとトークショウ。

ステージ越しの背景は古い久万高原町の町並みが山裾に沿って美しく広がっています。西日が当たって、それは美しい数時間。明日はヒルクライムの本番なのに呑む食う!な選手たち。さすがに料理のメニューから「あぶらもの」は外しておきましたが。

そして標高1000mの宿では夜半から雷鳴がとどろき豪雨が!!「これは・・・」ところがボクは、コンナコトモアロウカト今回初めてレースキャンセレーション・ポリシーというのを定めて発表してありました。
こんな内容です。

Race Cancellation Policy
KUMAKOGEN・HILLCLIMB RACE2013 ORGANIZING Committiee

レーススタートの要件

気温気候が安定していてルート上がオフィシャルの手でクリアされていること。また道路分岐、一般民家とルートが交わる地点に役員または警備員によって封鎖の確認が出来ていること。

計時システムが正確に作動することが確認されていること。

スタート時刻の3分前までにスタートしようとする有資格参加者がスターティングゲートより後方位置に待機が完了していること。

レース中止またはスタート遅延、距離の短縮などの条件

大雨洪水警報が発令された場合

警報が発令されていなくとも、局地的な豪雨や雷が確認され大会競技委員長がスタートの中止または遅延またはコースの短縮を大会組織委員会に諮り裁定を得た場合。

スタート地点の気温が34℃を越え湿度が80%を超えた場合その両方またはいずれかの場合は、スタート地点に散水車が到着して冷却用の水を噴霧するなど対策が施されるまでの数分間の遅延。

中間点の気温が30度を超えるまたは湿度が80%を超えた場合その両方またはいずれかの場合は、中間点に散水車が到着して冷却用の水を噴霧するなど対策が講じられるまでの数分間の遅延。

急激な豪雨で、スタート地点までの移動に危険が伴うなどの路面状態。道路上を雨水が流れている場合など、収まるまでの間の遅延、または中止。

ゴール付近に濃霧が発生し、視界が10m以下となった場合はゴール地点の計測線を必要に応じて下げるまでの間の遅延。

ゴール付近が風雨等でゴール選手の下山待機までの間に体温を失うなどの危険が予測できた場合、その時点で中間点でレースは打ち切り山頂からの下山を開始する。中止の裁定までにゴールした選手はリザルトが発せられる。

下山時に豪雨等で路面状況が激変、または濃霧の発生などによる視界不良の場合、下山速度を10㎞/h以下にし競技役員車両の誘導で下山をする。

コース上で多重クラッシュが起き後続競技者の走行が不可能または大きな危険が予見できる場合。

緊急車両が進行する必要が生じ、後続競技者が緊急車両の通行を妨げた場合。

以上の場合は、役員が口頭でその旨を参加者に伝え、30分後に大会本部前の公式掲示板に文書で発表する。これらの裁定に関して抗議は排除する。

というものです。
ところが、あにはからんや愛媛県中予地方に大雨洪水警報が発令されたんです。この指針に従ってレースの中止を発表しようとしたのですが、どうも警報は松山市だけでここは注意報だけだというのです。

そう言えば雨は驚くほどではなく風も大して吹いていません(これは個人的な感想です)
ボクは開会式直前にゴールの山頂まで様子を見に行くことにしました。ゴール付近は視界が極端に悪く南風が吹いていましたから低気圧の中心が北西を東に移動している感じがありました。
「あと1時間ほどだなあ」
そう感じたのですが。

ゴールではゲートも立てられないほどの風が吹き。計測システムのアンテナなどもしっかり固定してはいるのですが。。。ここは標高1500m、気温は18度。。

「果たしてGO!サインを出して良いのか?」
判断は素早いほど、対応も素早くできます。

そうして、さまざまな判断を組み合わせ、スケジュールを30分遅らせ(閉会式は予定通り)レースをスタートさせることとしました。

判断を積み重ね、何とか無事に大会を終えることができたのは、やはり30年に及ぶSSERのキャリアと優秀なオフィシャルスタッフの支えの結果だということです。こうした自然の中でするスポーツは、主催するものに思いがけない負担と判断を強いることが少なくありません。その多くはいずれかにリスクを発生させるものですから。

終わってみればチームUKYOのキャプテン狩野智也選手がコースレコードを3分以上短縮し、つまり2位の選手にも3分以上の差をつけるダントツの強さを見せつけることとなりました。

さあ、次はラリーモンゴリアです。

 


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「社説」- 2013/07/19 (金曜日)

とある人に
「FBはともかく、OVはSSERの社説のようなものだからもっと書け」
といわれて
「なるほど、そうだ。」
と急に、こちらもやはりこれまでのように、気持ちを書き続けよう、と思う。

「社説」
とは少々大げさだが、新聞各紙のように立ち位置をある程度鮮明にするという態度が必要だろうという事だろうか。

それはたとえば「ラリー」と「エンデューロ」という、似て非なるものの両立か融合か、あるいは完全な離反か?という事かもしれないと思う。

いやそうでもなかろう。とも思う。
そんな基準のようなものから自由な位置にいればこそ、開放的に夢を見ることができ、多くの手続きを踏まずにすばやく変革なり挑戦なりが実現する。
それがSSERの態度だと思う。

奇しくもERとはEnduro+Rallyの頭文字を取った。
もう30年前のネーミングだ。

当時オートバイでラリーという言葉は存在しなかった。パリダカもはじまってまだ数年目で、ラリーという名称をどうするか?
FIAも喧々諤々だったように思う。毎年のように新しい定義の言葉が生まれSSもスペシャルステージと呼ぶなとか?じゃあなんていうのか?と聞けば
「セレクティブ・セクター」
と呼ぶと、丁寧に分厚いブルテンに書かれている。
ステージやレグというネーミングも、ラリー用語なので使うな。ということになりステージはEtapと呼び、最終的にSSはただスペシャルとのみ呼ぶのだということになった。

このあたりから、気持ち悪さが付きまとった。
もうこれらのスポーツを司る者たちには、そのスポーツを愛するという心よりも、違うもののために動いてるようにしか感じなくなった。

そのように我々が試みるスポーツは、若い。モータースポーツの歴史そのものも、そうは言うほど古くはない。まあ、多くのスポーツだって、数百年の歴史!なんてのもないのだ。

そんな浅い歴史の中で、さまざまな試みが繰り返され、時にはメーカーの販売戦略に翻弄されたり利用されたり、FIAなどの組織は、人々の声を聴かなくてもだれにも管理されることなく短い春を謳歌するかのような存在に変わった。

なぜだろうか?やはりモータースポーツは、あらゆるスポーツの中でも一二を争うほどのリスクのあるものだからか?いな、あらゆるスポーツの中で、巨大産業である自動車メーカーの動向を反映するからだろうか?
いや、それらとは根本に違うなにかを隠し持ってるように感じる。

ロス五輪の前と後では、五輪の招致が変わった。
ロスまではオリンピックの開催には多額の費用が掛かり、収益も見込めないとあまり歓迎されなくなっていた。

それを変えたのはピート・ローズだ。
完全に商業主義で固めた。
儲けるのだ。儲けることこそ正義だ。と。

それ以来オリンピックはエンターテイメントになった。
華々しい開幕のセレモニーに使う金額はいったいなんだろうか?なぜ多くの選手が違法な薬物使用をしてまで勝たなければならなくなったのか?
間違いなくそう遠くなく、この巨大商業サーカスも終焉の時を迎えるだろうが、なにか人類の足跡に寄り添ってるようにも見える。

エンデューロとかラリーなどのような、まるで辺境のスポーツは、いまのままでいいのだろうと思う。自己完結をし、禅問答のように佇み、勝ちと負けの意味を問い、考え、そしてまた月曜日には仕事場に戻る。
うん、これがいいんんだ。


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「美しき北の日々」- 2013/07/17 (水曜日)

まさか、あれほど晴れるとは思いませんでした。
今朝は左腕の日焼けが痛いほどです。
本当に夢のような4日間でした。
春木さんに、閉会式のあと
「主催者冥利に尽きるね」
と、話しました。
それは、参加者の皆さんの、言葉の一つ一つへのボクタチなりの感想でした。

ラリーという競技は、とても不思議で、
「旅だけではさみしいからだ」
と、いつも思います。
春木さんのFBにコメントで
「道がまっすぐで、さみしい。」
山頭火の詩ですが、
書いたことがあります。
たぶん北海道4デイズのコマ地図のコマが少ない
というようなことからだったろうと思うのですが。

2人でリエゾン中に、まるで大喜利のように
「〇〇が〇〇で、さみしい。」
を繰り返していました。

つまるところ、それはラリーのことです。
道がまっすぐで、さみしいからラリーをしてるわけです。

それはまた人生のことのようでもあります。
上手く行くってことは、上手く行かなくなることの前兆なわけで、
まっすぐな道もいつかは曲がり角や分岐点がやって来るのだという事です。

山頭火の言う、まっすぐな道の真意はわかりませんが、きっと大酒を飲んで家に帰る途中で、どこかでもっと飲もうと思いながらも、寄る店または飲ませてくれる知人がいないのでさみしい。というようなことを直接詠んだものと思われますが(イヤコレハワタクシノ勝手なカイシャクデスガ)後世のわれわれは深読みに深読みを重ねて、心の目を開くことを忘れて「人生のことだ」と、分かったような顔をして、話しているだけなのです。

まあ、こんな感想を書こうと思ったわけではないのですが、本当に美しくて素敵な4日間でした。閉会式では皆さんの声を、本当に天の声と聞き、胸にしっかり受け止めて明日からの原動力にしていこう、とそう思いました。

幾重にも御礼を申し上げます。

 


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「北海道とヒルクライムとモンゴルと」- 2013/07/05 (金曜日)

この1か月余りのおおよそのマイプロデュース。

北海道は早くも7回大会。思い出深い芦別の地を離れられません。
ガストン・ライエのことや斎木校長の姿は、時間が経とうとも変わりありません。
ひょっこりと現れそうで仕方ありません。

北海道4デイズを書き終えて印刷をしています。このOVを書いてる後ろでは、印刷機がウンウンと音を立て、少しだけカラーになったコマ地図が、きっと皆さんを驚かせることでしょう。これもSSER直営のワークショップDC-3の実力です!!そして今年は知床まで行きます。ルートブックには「ヒグマの気配濃厚」とか「オホーツク!」さらには「北方領土!」とか記載されていて、
いやがうえにも気分は盛り上がります。

この、最果ての地に来てもなお、日本の国土と人々の暮らしぶりの美しさには、心が満ちてきます。多くの国で見るように最果ての地の不毛感というか荒れ果てた感じがなく、丁寧に暮らす日本人の姿があります。それでも少子高齢化なのか、地域経済の疲弊なのか、そうはいっても打ち果てた荒廃したところも少しずつ増えてきているように思います。

どこに居ても流れるニュースは、多くは東京発です。これだけ違うところで同じ番組を見てることにも不思議さを感じたりします。ニュースでは人々の不満に訴えかける、党首らがかまびすしい。品性の価値観が変わってきたのかなあ。。。

人は足るを知れば、心が満たされると言います。
不自由を常と思えば、いまの暮らしの足りようは、ちと度が過ぎてるかもしれません。エネルギー問題などもその一つです。無かったんですよ、電気なんて。

国会議事堂が建設されたのが明治23年1890年のこと。世の中には自動車が生まれ始めようとしてる頃です。議事堂には電気が引かれ、そしてたちまち翌年1月には漏電で全焼したと言います。

そうなれば国民からは「あれはやっぱり危ない、恐ろしい」と「電気不要論」が起こるのは当然のことです。目に見えないものを制御しようとするのは、やはり人間のあすまじき行為である!というわけです。

まあ原発問題は触れませんが、電気料金の値上げが凄いことになっていますね。
ですから、物価上昇が加速する。これならデフレ目標も達成可能だし、なんかまんまと嵌められているような気がしませんか?

原発問題おいても、だれも責任を取りません。それ以外の大概の国の問題の責任も取らないのはいかがかと思います。
責任を取るという姿勢で腹を切ってきた日本の武士たちの末裔の国ではもうないのでしょうか。

写真はモンゴル。ETAP1のゴールから歩いて行ける距離にありますが、かなり北のほうが素晴らしいのですが、少し南寄りで砂を渡ります。川と絨毯の緑が織りなす光景に幸せを感じます。


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