No.0535 – Organisation Voice 2003/08/01

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ウランバートル、そこは小なりと言えども一国の首都。キャピタルタウンとしての誇りのようなものが感じられる。在外公館があり、大統領の車列は白バイ隊やパトカーに守られてけたたましいサイレンを鳴り響かせ無法に?走っているかと思えば、海外の賓客の姿も多い。あらゆる人種のビジネスマンや観光客が、イタリアンレストランではパスタを頬張りながら、なにやら熱心だ。夜ともなると彼ら異邦人は、キャピタルタウンの夜の誘惑に、微熱を覚えている。これこそが確かにキャピタルタウンである。善も悪も、富も貧も、すべてを飲み込みながら、どこにもない時間を重ねている。

この国に通うこと既に10年。ウランバートルは変わった。それは劇的といっていい。発展ではある、秩序ある発展かというと実は不安である。かつて列強が進出した際のプログラムに似ているのではないかとも思う。しかし、一歩足を郊外に踏み出せば、幾千年の悠久の普遍が待っている。それは最大の救いだし、それこそがわれわれが思い描く草原の国モンゴルなのである。その部分が国土の99%あるのだと思えば、ウランバートルの、何か紊乱な空気は、許せるというか却っていとおしいくらいにも思える。

さて、今年の夏は長雨で、おかげで緑は色濃いいが、先週は洪水でウランバートル市内でも10人の人が亡くなったという。そしていつもより涼しい夏である。地球環境の変化は、ひょっとして劇的なウランバートルの変化よりも、さらに激しいのではないのか。

この美しい国が、悠久の美を持ち続けるのは、困難なのだろうか。明日からKTMのツアーが始まる。


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