No.0223 – Organisation Voice 2001/01/15

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今年も昨年に引き続きモンゴルは大寒波の模様。昨年6月の試走の際にもいたるところに牛の死骸がみうけられた。皮肉にも大鷲はまるで子牛のように丸々と太っていて、ある部分では食物連鎖?を見る思い。で、どうして被害にあった者と遭わなかった者がいたのか、聞いてみることにした。いずれにしてもモンゴルの冬は寒い。僕が1月ころよく訪れていた頃「山田さん今日は暖かいですよ20度位ありますよ。」って氷点下のおはなし。つまり問題は遊牧民の冬支度の出来不出来に拠るんだと言う。マイナス30度では氷の下の草が食べれて 40度になったら食べれないという問題ではないようである。問題はコマ地図にもよく出てくる家畜小屋のつくり方とか、一番被害の多い牛などは、どちらにしても自分では氷の下の草は食べられなくて遊牧民が冬までに用意した、干草などしか食べられないのだそうだ。そして昨年も同様の被害があったのに、また今年も、というのは人災という面も考えるべきだと思う。それと援助ほもちろん全く別だけどね。昨年は日本からの援助は内容といいオペレーションといい素晴らしかった、と高く評価されてました。

それにしてもマイナス50度の無人の荒野を越えて物資を運ぶのはとても大変なことです。そしてヘリの事故、幾人かの友人を無くしてしまったのではないかと恐れています。異常気象と叫ばれて久しいのですが、異常であることが常で、平常であることが異常だというわけですよ、もうね。ホーキング博士はこの2.3日前のインタビューで、宇宙からみれば人類の滅亡は小さな化学物質の泡のひとつが消えたに過ぎない。と言っていますが、その後に続く言葉は人類への慈愛に満ちたものでしたが、忘れてしまいました。人類はどうするのでしょうか?そして株価だとか景気がどうした、とかそんなことばかりに未だ終始するんでしょうか。3月には倒産する企業が続出するとか株価が13,000円をきったらほぼ全ての銀行が赤字になるとか、金融パニックが起きるとか。資本主義が勝利したのはナニに対してだったんでしょう?

きょうの1枚
細野孝雄がパリダカのスタート前に送ってきた一枚。ガストンライエのガレージ。フムフムとながめているとどうも右奥にマルボロカラーのBMWではないか。細野君、いったい君はどこに目を点けてるのかね。


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