No.0469 – Organisation Voice 2002/11/25


21世紀初頭は、たとえば「文明の衝突」などの予測どおり不穏な日々が続いている。そういえば、もうすぐパリダカールである。1年前には自分も参加してたのに、もう遠い過去のようになってしまったのはなぜだろうか。

それはおそらくこの半年間の僕の多忙さにあるんだろう。そのパリダカール。オリンピックほどではないにしても、このイベントも実にテロの標的になりやすい。それは有名税みたいなものかもしれないけど、主催者はさぞ頭の痛いことだろう。ラリールートは、いやがうえにもイスラムの土地なのだし、その土地を走るのは西側の最先端技術であるという、強烈な皮肉も同時にこめられている。

このラリー、いまから10年前の1991年は、湾岸戦争に翻弄された。そしてこの10年間、世界は東西冷戦後の新しい枠組みに向かって、煩悶している。つまり衝突がさまざまな形となって続いている。その 10周年?の今回のラリーは、なんとゴールに選ばれたのはエジプト、しかもスエズ運河を渡り、シナイ半島の南端シャルム・エル・シェイクという町まで行くんである。

紛争の絶えないパレスチナや、不穏なイラクもすぐそこだ。こうしてこの季節になるとよく考えることなのだが、「世界が平和で安定した時代を迎えるのはいつのことなのだろうか。」あまり誰も気づいていないように見えるのだが世界の何カ国もをつないで開催されるこうしたイベントが、背負ってるというか果たしている役割。そんなものも一つ考えてみようではないかと思うのである。


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