No.232「高地トレーニングを兼ねて」- 菅原さんからの手紙 2017/12/25 11:00

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今はペルーのリマに居て、体のトレーニングと時差の調整中ですが、次回のダカールの休日はボリビアのラパス(世界で一番高い首都だそうです。)に予定されており、今年もラパスで、初めて高山病になったいやな場所なので、事前に高地トレーニングに行って来ました。

リマから飛行機で1時間ちょっとでクスコに着きます。眼下のすぐ下には6,000メートル級の山々が見えて、モンゴルで乗ったヘリが山頂ギリギリで抜けて行くのを思い出しました。

昼には着いたので、近くの遺跡を見学しようと歩きだしたら、息苦しく足が思ったように進みません。標高は3,400メーターです。ゆっくり4時間ほど歩いたら少しは楽になって来ました。

予約していたホテルは酸素が室内に出るホテルだったので、楽に寝る事が出来ました。ガイドの人、曰く、高山病対策は登ったり、降りたりするのが有効だとの事、ここまで来たのだから、マチピチュまで行きましょうとの事、標高は2,500メートルだそうです。想像ではクスコより高いイメージでしたが下るのですね。

まず、列車で約3時間でマチピチュの下の駅に着きますが、途中坂がきついので列車はキックバックで登ってました。駅からバスに乗り換えて30分ほどでマチュピチュに到着。

想像していたより狭い場所でしたが、こんな場所にこんな施設を造る事自体不思議な事でした。昔は何千人も生活していたのではないかと言われてましたが、供給される水に限りがあるので今では300から800人位の人たちが生活していたと言われているそうです。

観光客が多いのに現地にはトイレがありません。下の駅で借りたら80円ほど取られました。3日間のトレーニングを終えて、リマに帰ってきました。

写真1 は大きな石組です。どうして削ったのか質問したら、隕石を使ったのではないかとの事でしたが、運ぶのも大変な事ですね。

写真2 奥に見える大きな山の上にも施設が作られておりました。

菅原 義正


著者紹介 菅原義正氏

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