Organisation Voice 2005/10

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2005/10/31 (月曜日)

TBI 2DAYSのルート制作の旅は、なかなかの驚きの連続!でした。霧深く山も深い、とある林道では巨大な牡鹿に遭遇。その巨体・・・まだ四国の山々には、こうした野生動物を養うポテンシャルがあるのだ。と感慨しきり。それ以降も多くの野生動物たちに出会います。なにか自然界が人間界に近づいて来ているのかしら。そして、過去のTBIに使われていなかった林道もお目見え・・・これが実に素晴らしく、思わずコマ地図に「すばらしい林道」と書いてしまいました。「うーむ四国の林道百選を作ろう」「100は多くないすか?」「じゃあ10選!」その林道は10選にしても十分上位に入るでしょう・・・・・オタノシミニ。
で週末はGRMです。参加者も多く、とても楽しみにしています。晩秋の富士そして南アルプス・北アルプス。オンルートはハード!でもクルマで参加の方にも走れる、オンルート・パラレルのエコチャレンジルート?を設定。これもファントゥドライブでございますぞ。ボクは80G/Sのバッテリーメンテナンスなど・・・ハアァ~!
ところでボクが珍しく気にして観ている大河ドラマ「義経」周囲からも「???」な感じで・・・でもやはり面白く鑑賞させていただいております。がしかしここにきて「判官びいき」がひどくなってきているように思うのはボクだけかしら。情報不通の時代のさまざまな判断は、いささか可笑しいのですが、いまの政治にも良く似ていませんかね。
義経は史実にのっとりながらも、いわゆる歴史ドラマですが・・・で、同時代に大陸ではチンギス・ハーンが興って、ここらあたりの時代の符号が合うことや、義経の連戦連勝の戦上手ぶりや、抜群の運動神経やカリスマ性やら、おまけには平泉で炎の中から遺体が発見されなかった?などからチンギス・ハーン義経説・・・が生まれてきました。もちろん笑止なのですが。まあそれはともかく、来年の建国800年祭はモンゴルで騎馬史劇が草原で繰り広げられます。この一大スペクタクル。みんなで見に行きましょうね。ボクも運営サイドのメンバーになってますけん。
きょうの一枚
雪の白馬アルプスホテルをあとにするガストン(左)その隣はマークさん、オランダのBMWディーラーの社長さん。たしかガストンのパリダカ優勝マシンの1台を彼が所有しています。そんな大の仲良しを連れてきたのも第4回GRM・・・。

2005/10/28 (金曜日)

パックスモンゴリカ・・・これは13世紀から続いたモンゴル帝国の力による世界の安定。そして古くはパックスロマーナ・・・・現在はパックスアメリカーナ。そんな話をしながら酒を飲んでいた。ローマ帝国の興亡も、モンゴル帝国のそれも、そしてやがてやってくるであろうパックスアメリカーナの滅亡も・・・それは間違いなく起きる。
ひょっとして21世紀こうしたヘゲモニーを突き崩すのは、地球温暖化ではあるまいかと思う。「なぜ」「それは、カトリーナが・・・」「???」とりあえずイマからコース制作に出かけるので、このあたりで・・・。
きょうの一枚
今日の一枚は、続いて3回目のGRM!ゴール地点ではガストンによるミニライディングスクール。HPNにまたがるガストン、真剣な表情。今回のゴール地点もここ。快晴なら富士山が見えます。

2005/10/27 (木曜日)

今日は好い天気。明日から週末はTBI 2DAYSのレッキ・・コース制作なのだ。どうか好天に恵まれますように。一応12月なので標高の高いところは避けます。集合場所を聞いて「いきなりMXコースゥ!」という方。残念でした?クローズドコースや難所系はないけん。そのかわり美しい南の林道をご賞味いただきます。でも朝集合して翌日午後に解散!となると、もうひとつ距離を延ばせないのかな?でも四国のことだから距離じゃないよ、中身だよ。という感じ。お楽しみに。帰ってきたら報告します。とりあえずイマから飲み会。
きょうの一枚
2回目のGRMは信州。諏訪から白馬まで・・・これも文句無く愉しかった。ガストンはエフロク・・・「ベリーナイス!」だそうな。2人で前泊は旅館の大広間だったなあ。

2005/10/26 (水曜日)

SSER-Club House Cafe Regoralitaの計画が頭を悩ませて、忙しさに拍車をかけている!と思ったら、もうTBI 2DAYSのルートセイサクの旅に出なくちゃいけないし、帰ってきたらガストン・ライエ・ミーティングで長躯朝霧高原まで・・・と考えていたら、「そーかあ、いつもガストンを関空に迎えに行って、2人であっちこっち行ったよなあ・・・」と、シンミリモード。あの怒涛のような爆裂トーク(これは誰かの発言だった)朝から夜中まで疲れを知らないおしゃべり・・・2004年のTDNには長崎空港から船に乗ってハウステンボスにアクセス。でも予定の時間になっても現れないので訝しがっていると、もう既にハウステンボスの中は、ほぼ制圧。その後はなんと案内してくれたっけ。なかなか届かない彼のマシンにやきもき・・・届いてみると新品のKTM450に大喜び!得意満面の笑顔が今も忘れられません。おまけに「どうしたの?」というくらいのライディングウエアがKTMの本社より届いて、これまた大喜び!!一応持ってきていた自分のライディングウエアは、とっとと送り返して・・・「ハッピーネー」を連発。そういえばFIMのコミュニケにも「かれのオープンマインドな・・・」と書かれていましたね。
そんなこんなを思い出しながら、ミーティングの準備に取り掛かっています。やっぱ、ちょっと悲しいです。ミーティング、クラシック、TBI2デイズ、ホッカイドウ、もちBTOU、さらに・・・(この・・・についてはまた近々)忙しいけど、おかげさまで充実していて、ボクも幸せだなあ、と思う今日この頃でした。ついでに新しいバイクももうすぐ届くらしいけど・・・また2年たっても慣らしが終わらない・・・みたいになっちゃうのかと思うと、申し訳ないような気もするし・・・・・でも自分の体力のバロメーターなんす。80G/Sメタルモデル10/1買いました。もうすぐ届く??
きょうの一枚
1999年 第1回ガストン・ライエ・ミーティング・・・淡路から剣山へ。その夜はレオマワールド。でこれは剣山の峠の家で。当時はこれくらいの参加者数!でした。でも後ろにいる内の一人は、ツーリング途中の某氏。このあとは忘れもしないガストンとボクの大○走大会が始まるのでした。ボクも元気だったし。

2005/10/25 (火曜日)

11月はTOKYO DESIGN WEEK・・・11月1日から6日。明治神宮絵画館前の美しい緑の芝生の上の中央会場・・・行きたいなあっと。そういえば東京モーターショウも6日までだから・・・これからの日本のウリ!は技術力だけではなく、デザイン力になってくるはずです。プロダクツからグラフィックまでデザインの重要性がこれまで以上に声高に叫ばれています。こんな時は「やっぱトーキョーで仕事してたかった」と思うのが、これまでの常なのですが、最近は全くそう思いません。というか思わなくなりました。むしろ危うさのようなものさえ感じる、のであります。でもいつもこだわるのはデザインやモノのストーリー。まんま普通の消費者!あのメーカーの戦略にビッタシにはまっているだけの、あわれな1サンプル・・・デザインの素晴らしいものに傾斜するその心理とは・・・・・この法則さえ発見できれば「もうかりまんなあ」なのですがね。
さて、BTOU2005の写真集?48ページくらいで写真集というのはおこがましいのですが・・・作っています。発行部数はチョビット。そのデザインなんですが・・・まあ、しばらくお待ちください。
きょうの一枚
モンゴル、大地は水によってさまざまに姿を変える。草原の中の低地は雨が降れば川になり、晴れた日が続くと粉っぽい乾燥したパウダーのような砂を巻き上げる。動物たちはそんな場所が大好きで日がな暮らしている。

2005/10/24 (月曜日)

寒くなりました。今年は、もう寒くならないのかと思っていたのですが、見事です。このままずっと寒いまま!ではないでしょうが、ガストン・ライエ・ミーティング、暖かくしてお越し下さい。さてそのミーティング・・・なんとも大勢のエントリーがゾクゾク!と届いております。どうか快適なお天気に恵まれますように!です。でもって今回も大人気のオークション!ボクはミシュランのタイヤと、あと何もって行こうかな?と思案中。皆さんも是非!愉快なオークション商品を考えておいて下さい。もしも運ぶのが面倒だったら白馬アルプスホテルSSER気付けで送っておいても可。
今年で最後になるこの大会ですが、実は内緒のお話で、続きがあるかもです。と言うのは北海道のとあるところに・・・って大体想像が付くよね!ガストンライエミュージアムを作りませんか?と提案中。こんな時代だから、おいそれとは行かないのは先刻承知。でも感触はまんざらでもない!のでありまして、ぜひ今回参加の皆さんからも署名?のような物と言うかお手紙を頂いて先方にお渡しできればなあ、なんて考えています。実現した暁には、その地でこのイベントを復活させます。なんて夢を描いています。オープンは夏が良いですねえ。ご家族もフランスからお招きして、んでもってまさにガストン・ライエ・ミーティングもその地で恒例化させる・・・遠いけど。ボクはもうG/Sとかそこにおいておきます。なんて、夢だし、だいいちみんな内緒ですよ。こういうことは軽々しく他言すれば、台無しになっちゃうんです。ああ、でもそこは広い悠々とした場所なの・・・ガストンが最後にバイクを降りた地なのです。
ルートブックを事前に郵送にて配布する予定です。マップホルダーに巻きつけてお越しくださいませ。距離長いので、集合すぐ出発!!
きょうの一枚
亀、と来たので鶴、ときました。これも北京で。鶴といえば、つい最近のことムッホとボクのスポーツカーで、お茶を飲みに行った時のことです。ってほんの数日前のこと・・・上空から大きな鶴が舞い降りてきてフロントガラスの目の前で急旋回!ビックリ。その広げた羽根の大きさもそうだけど・・・「いまのってツル?サギじゃないよね?」「今のはツルでしょう!」ってムッホはツルとサギの違いまで分かるモンゴル人になってしまいましたとさ。メデタシメデタシ。

2005/10/21 (金曜日)

亀。これもホーキングの本の引用ですが・・・。
数十年前のある日、有名な科学者(バートランド・ラッセルであったと言う人もいます)が天文学について一般講演を行いました。彼は私たちの地球がどのように太陽の周囲を回っていて、さらにその太陽が今度はどのように銀河と呼ばれる莫大な数の星の集まりの中心を回っているのかを説明しました。すると講演の最後になって、後ろの方にいたひとりの老婦人が立ち上がリ、言いました。「あなたのおっしゃることは、間違いです。世界は巨大な亀の背中に支えられた平面なのですよ」講演していた科学者はにんまりと微笑み、それから「では、その亀は何の上に立っているのですか?」と尋ねました。するとその老婦人は「お若いの、あなたは賢いわね、とても賢い。でもね、亀の下にもたくさんの亀がいるのよ」と答えました。
きょうの一枚
そんなわけで、中国の天壇の亀、首長。

2005/10/20 (木曜日)

今日は朝から心に決めている事がありました。それは工場の草刈でした。今日やらなければ、もうやる日が無い!くらいの強迫観念で!2年ぶりに工場の周りの草というか森と闘うこと4時間!なんと森の中からTLRとTY250が出てきました。「そーか、こんなとこに居たのか!」彼らは土に帰りつつありました。草刈機の混合比がいい加減?だったのか排気煙にむせながら・・・だんだんと腕の力がなくなってきて・・・「ムッホー!替わって!」それからというもの恐ろしいスピードで森が草原になっていきました。
コンプレッサー置き場の屋根が、いつのかは分かりませんが台風被害にあっていたのでこれもムッホが大工仕事で手直し!!チョイチョイです。というのも彼はウランバートルの自宅は自分で建てたのですって。
さあ、これから建設にかかります。これをお読みの方の中で(1)製材屋さん(2)建材屋さん(3)設備屋さん(4)はつりやさん(5)左官屋さんにお勤めまたは経営の方で、「よし、応援しちゃろ」という方、またはあまりモノがあるからアゲル!という方・・・まあ最悪はお友達価格で売ってあげる!という方!募集中でございます。
忙しいのに!まだ忙しくしようとしているボクって。
きょうの一枚
今日の一枚はTBI2DAYSのラリープレート!可愛いデザインなので是非紹介したいと思って・・・それと一足早いメリー・クリスマス!!

2005/10/19 (水曜日)

今日もいい天気!ボクはムッホとプロシードで朝から山にお出かけ!!ガストンライエ・クラシックのコース制作!!むふふふです。真っ暗闇の中の迷路ラビリンス!ですわな。でもって平衡感覚の狂いそうになるところも、やむなくシングルトラックも出現!!さあ、どうする?で、帰ってくると川内という町にあるSSERのガレージに!ついにこのガレージの改造に取り掛かろう!(言っているばかり・・・)そうかつてのCafe Regoralita計画なのであります。こうして昼間は「いいなあ、楽しそうで」みたく過ごすと、夜は打ち合わせやら仕事やら・・・大変です。いや、ラリーも仕事ですがな。東京モーターショウ、行けそうもありまへん。
きょうの一枚
ゴビの大平原を行くBTOU2005 砂っぽくなっていて、進行方向のアゲンストの風が強いのでしょう、キャメルグラスは手前側に砂をためています。ヘリはと言うとまるでKTMカラー!進行方向の左側にドアがあって、そのドアを全開にしてスチール・ムービーそれぞれのカメラマンが、ポジション争いを繰り広げます。そんでもってほとんどの空撮が、マシンの右側面ばっか!になってしまうんです。時折左急旋回をしながら撮ると、カメラマンは落っこちそうになって、ビビって?良いのが撮れない?いえ、そんなことは無いです。命綱ついていますもん。
 
 

2005/10/18 (火曜日)

またぞろ日中関係が動き出しました。来年のBEIJING-ULANBAATARに向けて、交渉を再開したとたんの出来事です。いずれ国内では2ヶ月もしないうちに忘れ去られますが・・・ボク個人的には靖国参拝は反対ではないです。同様にエノラ・ゲイ号がスミソニアンに展示されると聞けば「非常識な!」と腹も立ちます。「???」エノラ・ゲイに腹が立つ気持ちと、中韓が靖国参拝問題に反発する気持ちと。実は根っこの部分は同じかもしれません。いや政治的な思惑は別としてですが・・・人間は気持ちの生き物で、その気持ちはまあ自己愛です。ですから何とか北京を安全にスタートさせたいと考える僕は、他者の気持ちがやや分かりにくくなっているのも事実です。
分かって欲しいと願うなら、まず先に他者を理解しなければならないはずです。この言葉はボク自身に向けて発しています。いずれにしてもBEIJING-ULANBAATAR 2006は、10回記念大会・モンゴル建国800年の記念行事として、拡大版で開催します。
もしも北京スタートが不可能なら、北京からバスでじゃなくて!飛行機をチャーターすることを誓います。その場合でもエタップ10の全行程で開催できるようにします。全走行距離は4000kmを越えます。よりハードで、かつ内容もある。そしてエコチャレンジや傷ついたマシンたちには、容易に次のビバークに向けてエスケープできるルート設定に、昨晩遅くにカミオンバレイ隊の隊長さんのディープな世界(もっとまじめに書け)の筆者と長電話でアウトラインについて話しちゃいました。来年のボクは、大忙しそうです。
来年のSSERイベントのいくつかには、チームエントリーの人数を増やそうかと考えています。ライダーは5名まで登録でき、上位4名の成績を採用に!という原案。さらに4名のチームは1名、5名のチームは2名のオフィシャルアシスタントの登録が義務づけられます。オフィシャルアシスタントは、オンコース上の道路とSSのアクセスポイントで、一般車両等が誤って進入しないための通称「道ふさぎ」をお手伝い。でも最高の観戦もできるという仕組み。
きょうの一枚
BTOU2005には2機の大型ヘリが投入された。大型と書く以上は中型も小型もあるのかい?とお思いだろうが、実はこれしかない。で、1996年頃には4機もラリーに投入された!この機体、いろいろな国でも見かける、名機である。しかし燃費は凄まじく、反エコチャレンジで、何かと悩ましいのである。

2005/10/17 (月曜日)

NEWS-1
気合のグループN「ガストンライエ・クラシック」は「これでどうだ!ミッドナイト・ラプソディ」という実にふざけたヘッドコピーで、その実真剣なナイトランフリークに渾身で捧げるコンセプト。SSERの1ステを上回るSSの距離!でも全走行距離は100kmまで!という青写真!が、実はとっくの昔から描けていたのですが、1両日中に発表!まで漕ぎ着けました。ラリークロスはごめんなさい!ありません。ダート約60km!SSERの2ステ!でも民家はゼロ!これってイッタイ?という訳で、またまた山に行きます。でついでにKTM2006モデルの試乗会!早く車検を受けてアソーボー!ということは例の広島の2人組みもエントリー確実!!
NEWS-2
TBI 2DAYS概要決定!近日発表!!
実はこの遅い秋、四国路はまさに紅葉のさなか。吉野川と四万十川、暖かい黒潮洗う岬まで、渾身のというか手馴れたルート設定で、たった2日間されど2日間なダート三昧!今年最後の本格的ダートライディングに!ぜひどうぞ。
NEWS-3
北海道4デイズも本格的に開催が決定!2006年7月14,15,16,17の4日間の予定!!スタートは芦別の夏祭りの会場から。贅沢でたっぷりと夏の北海道を走りつくします。最高のエクスペリエンスを。
NEWS-4
もちTBI2006も、バッチリ開催!!ダート比率が前回のほぼ1.7倍に。BEIJING-ULANBAATAR 2006に初出場予定の方で、「ナビの練習を」と考えられる方には、前日に特別講座「ラリーナビゲーションの実際」を開催!受講者全員にすばらしい!(と自分で思っているだけの)プレゼント!があります。で、そのあとしっかりナビゲーションしながらTBIを走っていただく!
とまあ、いつもよりも精力的な月曜日!のボクは、こうしてこの秋と来年の計画に余念がないのですが、果たして体力が・・・・・。
きょうの一枚
今日の一枚はBTOU2005から。来年は10回記念大会!スケール拡大版!10ETAPSが予定されています。お楽しみに!

2005/10/14 (金曜日)

自分で言うのもナンですけど、ボクって昔から「ナンダカムヅカシイモノ」に情熱を燃やし、果ては「・・・でははじめての」という称号?が少なくないんです。最初の頃は「松山で初めての・・・を」が「愛媛県では・・・」になり「四国で初めて・・・」が「日本人として・・・」なんてどんどんエスカレートしていくもんだから周囲はたまったもんじゃないと思う。
で、最近はそのエスカレーションを、止めていきたい!と考え、すっかり改心して今では宇宙や環境問題を論じていて、
「われわれは、どこから来てどこへ行くのか?」
などとひたすら哲学的な風貌?のボク。
そんな時代の気分だって言うのになのにメディアは、例の村上ファンドだ、楽天、ライブドアだと実にかまびすしく不愉快。いや実は彼らもエスカレーション中で、程よくとどまるところが見つけられないのかも。
先にも書いたけど、日本型の資本主義は終着駅を過ぎているのに、まだ電車を降りる駅を知らない人々。人間の変わらざるサガ・・・でしょうか。そんな彼らは、バブルの頃にアルマーニのスーツ、クロコの想像するのも恐ろしいような四角いバッグ!まだ大きかった携帯電話をテーブルに立てて(アンテナ出して!)不動産買いあさっていた人たち!と何が違うというのだろーね?環太平洋のホテル王とか、ナントカ縫さんとか、いっぱい居りましたがな・・・われわれが、その悲劇的な末路までの心配はしなくてもいいんだけど、奢れる者は久しからず、ですぞ。
そんでもって、メディアまでもがそのお先棒を担が無くても良いんじゃないか?と思うね。全く。メディアも無視したら?どうすか。これらは決してニュースのトップを飾るようなことではありません。ご自重ください。電波は公共のもの!なのだというメディア!!
しかし翻ってメディアがこぞって伝えるのは、国民的関心事だからで、こうしてこんなことを書いているボクも、大したことは無いのであります。ただひとつ「お金で遊んではいけません」
きょうの一枚
スタート!!池田、尾島、永野・・・長い道のりへのスタート。SSER 2DAYSはこんな感じ・・・のスタートですけん。

2005/10/13 (木曜日)

北海道は、すっかり秋の気配が素敵で、芦別温泉(実にスバラシイ)の露天でH木クンとエンデューロの未来像について話したり、獲れたてのイクラやタラバをたっぷりご馳走になっておきながら、残ったのをパックに詰めてもらい風呂上りにビールでムシャムシャ。松山に帰ってきたら「なんか暑い」でも今日は、久万に挨拶回りに行くと、すっかりこの数日で秋を纏っているではありませんか。吹く風もさわやかで、ふるさと村にある古民家の縁側に座り込んで、こどもの頃のことを考えていました。そしてふとあることを思い出しました。
それは、司馬遼太郎が高知の田舎にやむなく帰らざるを得なかった記者時代の友人に送った手紙の一節です。「故山独座シテ宇宙ヲ論ズ」(ちょっと記憶あやしいですが)中央で活躍するよりも故郷で仕事する方が良いのだよ、と言っているのです。中央で広い世界にいるようでも田舎に一人でいれば、さらに広い宇宙が論ぜられるのだと。
近年、久万に都市部から移り住んで来られた方が増えてきました。古くから在住の方よりも、そうした方たちは、ラリーなどの開催に特に過敏で、物言いなどにもどことなく切ない感じが拭いきれません。近年の苦情はこうした方から、です。宇宙を論じていない?面白いことに彼らに共通するひとつの常套句があります。「ワシもバイクは好きだ、乗っていた」「若い頃はラリーをやっていた」などというものです。理解できないわけではない。という事です。ボクはただただ「申し訳ありません」というのを今年から止めました。「ご迷惑をおかけしますが、協力すべきところは協力してください」と言うことにしました。
参加者からの声もいくつか届いて、「やっぱりナイトランの無いSSERはSSERじゃない。面白くなかった。」というものと「内容もあって運営側のご苦労も大変で、素晴らしかった」というもの。このふたつの意見の位置は、正反対の両極にあるように感じられますが、実はそうでもないことをボクは知っています。まるで例の、都市生活を捨てて山の生活を始めた方のように・・・です。
さて、全てのものごとは時代の空気にに対応しなければならないでしょう。スティーヴン・ホーキングは近著「ホーキング、宇宙の全てを語る」の中の科学理論の本質という章で、次のように語っています。
「宇宙は気まぐれなものではなく明確な法則に支配されていると考えるならば、最終的には部分的な理論を結合して宇宙のすべてを説明するであろう完全な統一理論を作り出さなければなりません。しかしこのような完全な統一理論を探すことには根本的な矛盾があります。(中略)私がこの問題に対してただひとつ答えられることは、ダーウィンの自然淘汰の原理に基づいたものです。(再び中略)そうした違いがあるということは、ある個体は他の個体よりも、自分たちの周囲の環境について正しい結論を導き出し、それにしたがって行動することにたけているのです。これらの個体は生き残って繁殖する可能性が高く、結果としてこれらの個体が取る行動パターンが優勢になるでしょう。」
きょうの一枚
今年のSSER 2DAYS CLASSICSのパルクフェルメ。なんだい、結構秋の雰囲気!じゃない。でホーキングの「結論」についても近々ご紹介予定・・・でも読書する時間が・・・。

2005/10/12 (水曜日)

先のSSER 2DAYS CLASSICS・・・参加された方もオフィシャルの方も、お疲れさま!!デイライトメインのラリーとして、かなりの困難を克服して、無事に開催することが出来ました。ボクは会場撤収もそこそこに空港に直行!羽田は1時間遅れで、乗り継ぎ出来ず羽田泊。翌早朝!(カラダガタガタ)旭川行きのAIR DOで、「旭川の気温は9℃との報告を受けています!」
主な目的はふたつ!
ひとつ目は、北日本自動車工学専門学校の創立20周年記念式典への出席!10時30分の開式にぎりぎりセーフ!菅原さんはもちろん(非常勤講師なのだ)ヒダカ帰りの長谷見さんも来賓でご出席。ふたつ目は。北海道4デイズの打ち合わせ!夜は「すしひろ」で地元の有力者!の方々と!ハルキさんも駆けつけて頂きました。新しい実行委員会組織でやります!!もちろん競技運営部分はSSERが担当することは当然ですが・・・いよいよ新しいムーブメント!到来です。で、ボクは「クロスカントリーラリー宣言」これからのSSERは、不必要に山間部のトレイルに踏み込みません。通過するためにやむなく難所が存在することはありますが、環境と融和する「ラリーを標榜」することとします。またエコチャレンジ部門も、4デイズをはじめ、さまざまなイベントに共催して行こうと考えています。
ますますラリーなSSER!ご期待下さい。とはいうもののガストンライエクラシック、ミーティング、TBI2DAYS!と相変わらず殺人的なスケジュール!がそそります。SSER 2DAYSのお話しは、近いうちに・・・。
PS:北海道は秋でした。でも四国の山々は、まだ夏の様子。恐ろしい勢いで環境が変化して行きます。そんなことを感じていた数日間でした。
きょうの一枚
21st SSER 2DAYS CLASSICSを征したのは、森田昌和 愛媛。詳しいレースレポートは後日このOVのコーナーで・・・。

2005/10/06 (木曜日)

コースマーク設置の旅2日目。疲れたー。まだあと1日行程が残った。でも天気良くて、はかどったし気分も良かったですバイ。

昨晩TVでNEWSを見ていて「???」なコト。
どこかのプロ野球の監督が辞めるのに、聞かれても無いのに「敗軍の将、兵を語らず、です。」と言うのは、可笑しい。実に聞き苦しい、と感じたのはボクだけ?かも。通常は「兵力不足だったんですね?」という質問に対してなら「いやいや、全ては私の力の足りなさです。」を「敗軍の将・・・・」と置き換えるのも老将ならまだ良い。いや実は、彼は計算しつくした上の強烈な、発言だったかもしれまへん。つまり「敗軍の将・・・」とは逆説的な物言いで、負けた理由は「兵」にあって自分にはない、と言っているのと同じで、全部ボクの私見なんですが「ワシが負けたのは、兵隊どもがみんな腰抜けぢゃったからじゃよ」という場合に使う言葉に変化しているのではないかと思うんですが、多分違うかも?「社長!倒産した理由はなんですか?」「いやいや、敗軍の将たるもの兵を語らずじゃよ」「・・・・・・・」という感じ。
で、新監督になった人の会見「全身全霊で・・・、全知全能を尽くして・・・」「???」全身全霊で事に当たるのはまあ良し。しかし、全知全能という言葉は・・・・・・・ボクはそれはてっきり「神」にかかる枕詞みたいなものだと思っていた。つまり全知全能というのは、そういう言葉であって、そういう使い方をするべきではないのじゃよ。「わしほどの全知全能の者になると、すべの森羅万象が手に取るように分かるのじぁよ。どれどれ、どうなすったじゃ。視聴率低迷でお困りとな。フャッヒヤッ」という感じ。
しかし、変化は大切です。この世界で変わらないものはありません。全てのものやコトは変化します。ただひとつだけ変わらないモノがあるとすれば「変わらないものは無い!という真実」のみ。
きょうの一枚
SSERの白いフラッグ。これまで、どれほど多くのイベント会場にはためいた事でしょうか。ちなみにBTOUのフラッグは赤かったのでした。久万高原町でお待ちしてます。音量測定&規制、厳しいかもです。OZ-worksが出店予定で、へたりなあなたのグラスウールを、現場で直してくれる予定。騒音規制、もっとライダーが考えなければならない時がきています。

2005/10/05 (水曜日)

21年も欠かさず続けている仕事・・・コースマーク付け。一時期はスタッフ任せにしていた頃もありますが、近年は復活!!でも、体力がた落ち!で、倒木や落石を撤去するのは出来ません。しかも今日は終日雨。全くはかどらないまま撤収!明日は早朝より出動。それにしても、この1ヶ月はたいした雨も降ってないのに、がけ崩れなどで通行不能箇所が発生。無理やり通るかな?!頭上注意箇所アリ!です。
トヨタがスバルの筆頭株主に!!・・・ノーコメント
村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に!!阪神タイガースの上場を提案!・・・ノーコメント
ボクは、思うんですが、資本主義って行き詰っていませんか?そのありようとか。もっと21世紀にあったイデオロギーは醸成されないんでしょうか?全く新しい概念。
ちょっと雨にぬれて熱っぽくて、体調悪化の兆し!思考回路も断線状態。10月8日の夜はBTOUの映像ショウ?なんか予定されています。
きょうの一枚
苦心作のプローモーションDVDが完成!100% 内製化!というのがまあまあスバラシイのでお楽しみに。初お目見えは・・・10.8・・・こんなヘリの空撮てんこ盛りで出てた人にはタマランかも!?

2005/10/04 (火曜日)

ムッホ話その2
秋暑もひと段落?秋雨前線の影響で、西日本は雨模様。秋雨の降り方とは少し違うので、「やっぱ、熱帯化?」かと思わせますが、まあ少し涼しくなってきました。ところで、週末は雨?という予報に、半ばガッカリ、半ばニッコリのボクの心境は?答えは文末で。
明日からは久万高原にコースマーク設置のために出かけます。すでに氷点下になった夜もあるモンゴルから来たムッホには「暑さとの戦い」も残っています。
ところで秋祭りのこの時期、ムッホに「寺と神社の違い」について説明しています。
お神輿の意味とか!?幣の垂れ下がった街角、それの意味するところは?なぜ人々は神に感謝し、神々を喜ばせるのか?そもそも神とは何なのか?神道の頂点にあるのが天皇家であるの?小泉首相の(靖国)神社参拝とは、どういう意味なのか?戦争で亡くなった人はお寺に入るの?神社に入るの?神様になるの?仏様にはならないの?天皇家はお寺に行かないの?こんな質問に答えることが、実に難しいことに気が付きます。
仏教と神道、ふたつの宗教が大きく対立することなく存在する日本。
ムッホ「そのふたつの宗教は、仲が悪い?」
ボク「いや、実に仲良く共存している」
ムッホ「戦争にならない?」
ボク「・・・・・」
ムッホ「分からないなあ」
ボク「日本人の心は、海外の人には理解できない部分だね」
世界でも珍しい日本の文化、ヤオヨロズの神々・・・なんて言葉で説明したけど、ムッホは分かったかなあ?そんなことを考えながら、自分たちでも良く理解できてないことがあるなあ、と思います。伝統や文化は大切ですが、時々は考えないといけませんね。気がついたらとんでもないこと・・・ってありそうです。文書交通費がひと月100万円!みたいに。
さて週末の天気!雨かもしれませんが晴れかもしれません。昼間のステージは雨が降ったほうが一般車両がやって来ない!という点ではGOO!でも、やっぱ秋のスカッと晴れた中を走りたいよね。
きょうの一枚
最近のSSER2DAYS-CLASSICSのパルクフェルメの風景。なんかこう、いい感じですね。晴れたらいいね。

2005/10/03 (月曜日)

ラリージャパンの最後の意外な結末!!ソルベルグ(スバル)最後のSSで、先行者の掘り出した岩にヒット!リタイア。2位ローブ(シトロエン)に磐石の22秒差で迎えた優勝への最終SS!!勝負の世界というのは、かくも厳しいものなのでしょうか。
昨日モンゴルより、SSERウランバートル事務所長!のムッホが来日!!この冬には正式にウランバートル事務所が開設されます。お楽しみに!
開口一番「日本のガソリン代はいくらになった?」ということからモンゴルのガソリン代も高騰を続けています。10年前ラリーの初期は1Lあたり円高も手伝って20円くらいだったものが、今年あたりでは90円近くに。まもなく100円台になることでしょう。こうして世界のガソリン代は、ボクの予想では2年くらいで国際標準価格みたいになっちゃうと思います。1L1ユーロくらい。アメリカだけがひとりガロンだ、マイルだ、ヤードだ、フィートだって国際標準にならないので分かりにくい。世界の天気予報見ていても、北米大陸だけ?は華氏で表示されている。
いやもちろんアメリカだけじゃないのは知っていますが、グローバルスタンダードでぜひとも取り組んでいただきたいのはこうした点だね。っていったら、じゃあ日本も右側通行にしてね!世界中の自動車を左ハンドルに統一したらどうかね、となりそう。でもそうなるよりも先に、自動車そのものの存在が危うそうな、昨今の原油高。さまざまな産業、つまりひいては生活を直撃していて巨大ハリケーン並みの猛威を振るうことでしょう。そんなことからSSERではエコチャレンジを推進していきますよって。松山は秋祭り。お神輿を担ぐ人たちがいっぱい!!過去になくこうしたものへの回帰が進んでいます。日本人のアイデンティティ復権運動レコンキスタのようなものならいいのですが、僕が見るにその筋の方々と民間人の異業種交流イベントみたいな様相になっています。
週末SSER 2DAYS CLASSIC まさに秋祭りです。

きょうの一枚
今日の一枚は、モンゴルからやってきたムッホ。1995年からSSERのメンバーで、中国・モンゴルの試走はもちろん、TDNの試走では奄美から北海道の林道まで、宗谷岬、知床半島、で、この写真はおそらく北海道音別町の海岸、こんなに日本中を旅してるモンゴル人はいません。いや、日本人でもいないかもだね。

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