北海道4デイズ2018 リザルト&写真

北海道4デイズ2018はすべての日程を終了しました。皆様のご声援ありがとうございました。リザルトや写真は下のリンクからご覧頂けます。

写真

 (別ウィンドウで開きます)

リザルト

総合リザルト
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DAY-4 までの総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-4-res-general.pdf
DAY-3 までの総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-3-res-general.pdf
DAY-2 までの総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-2-res-general.pdf

その日ごとのリザルト
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DAY4 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-4-res.pdf
DAY3 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-3-res.pdf
DAY2 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-2-res.pdf
DAY1 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-1-res.pdf

SSごとのリザルト
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SS-7のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-7.pdf

SS-6のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-6.pdf
SS-5のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-5.pdf

SS-4のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-4.pdf

SS-3のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-3.pdf

SS-2のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-2.pdf

SS-1のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-1.pdf

道北の広さを感じる4日間

HOKKAIDO 4DAYS COURSE DIRECTOR’S VOICE
Text by Hisashi HARUKI

北海道を走るためには、いかに足の速いラリーバイクであっても、4日間というのはどうも短い。そんなことを回を重ねるたびに感じています。できれば5日間、6日間という日程で思う存分、この大地を走ってみたい、と。一度にくまなく走ることはとてもできませんから、どうしても開催エリアが、その年ごとに偏ることになります。ここ3年ほどは、弟子屈、釧路と、道東を中心にルートを広げました。白糠から釧路に至る道から望んだ太平洋の青い地平線、大きなヒグマとの遭遇、大雨の中を走った長い林道、等々、たくさんの思い出がフラッシュバックします。

そして今年は、久しぶりに道北だけで完結するルートを選びました。北海道4デイズが始まってから12年。ぼくはなぜかいつも道北の試走で距離感を失ってしまいます。それは北に向かって先細りしている地図による錯覚なのだろうか、と思ったり。走ってると、あっというまに距離計の数値が進んでしまい、気を付けないと1日の行程が700kmに迫るようなことになったり。もちろん、今年はそんなことはしていませんが、きっと道北の広さを感じる内容になっているはずです。

皆さんは、2度、オホーツクの美しい景色に出会います。宗谷岬からわずか40km先に、サハリンのクリリオン岬を見るかもしれません。今は、国境という人為的な線によって隔てられている二つの島は、本当は、ひとつの大気圏を持つ双子星のような存在だということを思ってください。アムール川に発する流氷は、二つの島に等しく届き、太古から豊かな海の幸を共有して祖栄えてきました。オホーツクという名前も、二つの島が共有するものです。その白い海岸に立った時、きっと、そのことに思い馳せてください。

実は、この原稿を書くために筆を持った時、ぼくはひどい落胆の中にいました。7月3日から道北地方を襲った大雨の被害が想像を超えて深刻であることがね各自治体からのご連絡によってわかってきました。林道、道道だけではなく国道も橋の崩落や崖崩れによる通行止めが出ています。すでにコマ図が印刷されていますが、この後、多くの変更が必要となり、せっかく作ったルートをどれだけ楽しんでもらえるかわからない状況です。なにより被害に見舞われた皆さんの生活が心配です。

ラリーは、しかし数日後に迫っています。ぼくたちは全力でゴールを目指すでしょう。ぼくたちは故齋木達雄先生のお導きでここに至りました。チャレンジ精神に溢れる参加者の皆さんとであれば、どんな困難も笑顔で乗り切れると信じています。今年も、北海道の一番いい季節を堪能しましょう。

ROUTE INFORMATION

DAY1 7/13 fri. 芦別~大雪から名寄

前半は十勝岳を遠望する定番ルートです。今年の冬は全道的に積雪が多かったため、十勝岳もいつもより雪渓が大きく、ひと際美しく見えます。まあ、天気が良ければの話ですが…。中盤、大雪の麓では迷路のような林道でナビゲーションの確かさが試されます。本当は、ここでは、コマ図に距離と方角だけを記載するという、ナビゲーション技術を競う新しい試みを行う予定だったのですが、大雨の被害で林道の損傷が著しく、走行するだけで困難になることが予想されているため「新しい試み」は来季に持ち越すことになりました。名寄では、ハイスピードなSSが待っています。SSをフィニッシュしたらすぐビバークです。

 
DAY2 7/14 sat. 名寄~宗谷岬~中頓別

朝のスタートがそのままSSのスタートになっています。朝もやの丘陵地帯を抜けて市街で給油、其の後、ロングダートの連続でオホーツク海岸に出ます。ラリー前週の大雨によって、通行止めの林道が出ているため、ルートの大幅な変更も予想されます。日本の最北端を経由して広い道北を南下して、北緯45度の中頓別町を目指します。SSの直前にビバークを通過。その付近ではゴールするエントラントとすれ違うかもしれませんが、しっかりとコマ図をトレースしてください。中頓別にビバークを置くのは第1回大会以来です。中頓別町の有志、地元エンデューロライダーたちが協力してくれました。

 
DAY3 7/15 sun. 中頓別~遠軽~当麻

SSを終えると少し長いですが、快適で交通量の少ない道を南下。ロングダートに入る予定ですが、大雨の被害状況によってはルート変更が行われます。一路オホーツクを目指し、細かなナビゲーションで遠軽町を通過しますが、国道で橋の崩落があり、ここでもルートの変更が行われます。その後、クローズドコースでのSSをこなして、西へ移動。上川から愛別あたりで給油をして、当麻に向かいます。当麻でこの日3つ目のSSをこなしていつものビバークへ

 
DAY4 7/16 mon. 当麻~芦別

朝のSSを終えてすぐに長く、迷路のようなダートに入ります。ここでも、ナビの新しい試みを実施する計画だったのですが、やはり大雨の被害が深刻で、おそらく走行すること自体がチャレンジングなものになるでしょう。その後は十勝岳の山麓を巡って足芦別に帰還する道です。チェックポイントの位置、開設時間に注意してください。

第12回 北海道4デイズ2018

北の大地は、大きな災害で困難を強いられた2017年。そしてそれでも美しい快適な珠玉の林道は、この地でしか味わえない。さて2018年、どのようにアップデイトするのか、どのような表情を見せるのか。美しい日々にラリーライディングを堪能する日々がやってくる。北の彼方より、歓喜の歌声が。

エントリーリストがご覧いただけます(2018/07/11)

 

「ラリーはそれ自体が多様性をあらわす」

 2017年。今年の北海道4デイズの表彰式では、とてもうれしいことに、参加したすべてのライダーから、このラリーへの思いを聞くことができました。総合優勝した選手から、最後の完走者まで。いつもより表彰式の時間は長引きますから、芦別市長はじめ、来賓の皆さんには余分のお時間をいただくことになるわけですが、実行委員長の山田さんは、あえてそうしたいと考えたようです。通例だと、コメントをいただくのはシルバーメダルの選手ぐらいまでなのですが、そうして上位の選手から一人ずつコメントを聞いているうちに、山田さんは「これは途中でやめられない」と思ったそうです。順位にかかわらず、すべての選手の思いを大切したいという気持ちが働いたのです。

 ぼくは、山田さんに比べるとまだまだ余裕がなく、選手一人ひとりの気持ちにまで思いが至りません。ですが、この表彰式では、こんなにもいろいろな想いを持って、みんなはこのラリーに参加してくれているんだな、ということを驚きとともに痛感しました。こうした思いに、ぼくたちはどのようにして応えていくことができるだろうかと。

 北海道4デイズも10年を過ぎて、毎年、常に一歩ずつ前進したいと悩んできています。毎年参加してくれている方には、その悩みも、きっと手に取るようにわかってしまっているのではないかと思います。当初は、エンデューロのような競技の、時間と距離を拡大したようなものにしたいと考えて始まりましたが、数年して、旅、ツーリズムの要素を重要に考えるようになり、現在も大体、そのように組み立てようとしています。結果的に、アドベンチャーバイクでのエントリーが増える傾向となり、それが北海道4デイズの特徴になってもいます。が、それだけが北海道4デイズではありません。どんなバイクでもいいし、どんな目的、どんな思いをもって参加してもいいですね。ただひとつ、どんな困難も克服して、無事にゴールに到達しようという、選手にも主催者にも共通した意志があればいいのだと思います。

 参加者の多様性は、ラリーをより豊かなものにするでしょう。ですが、それは今から主催者があえて作るものではなく、また作ろうとしてもできるものではないように思います。今年の表彰式で、皆さんの言葉が伝えてくれたように、すでにラリーは多様性そのものではないかと思っています。これは素晴らしいことです。もし、主催者である我々ができることがあるとすれば、そこに光を当て、価値を高めるお手伝いであるかもしれません。2018年の北海道4デイズに、これまでにない変化があったとしたら、それはこのような考え方によるものだと思ってください。

 いろいろな思い、目的、期待を持った参加者が集うためには、その幹である競技が、ドメスティックなものではなく、普遍性を持ったものである必要があると思ってもいます。標準的=スタンダードであること。言い換えると、競技としてきちんとしているということです。総合優勝を争うライダーも、初のラリーで完走を目指すライダーも、安心して取り組めるものをこれからも目指します。そんなこんなで、最果て探検隊はさらに、新しいエリアへ。

春木久史

開催概要

大会名称

The 12th CROSS COUNTRY RALLY HOKKAIDO 4DAYS 2018
第12回クロスカントリーラリー北海道4デイズ 2018

開催日

2018年7月13日(金)~7月16日(月/祝)

開催会場

北海道芦別市を起点終点とする道内一円

 

 

スケジュール

1. プレエントリー開始 2018年
3月07日
 
2. プレエントリー受付締切 5月14日  
3. 本エントリー関係書類等発送開始 5月22日  
4. 本エントリー締切 6月29日  
5. 公式通知発送 7月03日  
6. 受付・メディカルチェック 7月13日 08:00-10:30
7. 車検 7月13日 08:30-11:00
8. ライダースブリーフィング 7月13日 11:30-12:00
9. 第1日目 芦別/道央 約300km 7月13日 12:30-
10. 第2日目 道央/道東 約500km 7月14日  
11. 第3日目 道東/道央 約550km 7月15日  
12. 第4日目 道央/芦別 約250km 7月16日  
13. 閉会式・表彰式 7月16日 16:30-
14. 解散 7月16日 18:30

※ 1~4日目の各経由地は6月に決定します。
※ プレエントリー手続きを期日までに終了した者のみ、本エントリー関係書類等を発送します。

 

ニュース

(2018/03/07) 第12回北海道4デイズ 2018のプレエントリー開始しました。
(2018/07/10) エントリーリストがご覧頂けます。

 

エントリー書類 ダウンロード

申込書に必要事項を全て記載の上、プレエントリー費を添えて申し込みください。

■第12回北海道4デイズ 2018 大会概要 (PDF)
■第12回北海道4デイズ 2018 プレ申込書 (PDF)
■SSER ツールドニッポン・シリーズ2018 レギュレーション (PDF)

オンラインプレエントリー

オンラインでプレエントリーが可能です。

第12回 北海道デイズ 2018 プレエントリー申込書(別ウィンドウで開きます)

第12回 北海道デイズ 2018 プレエントリー申込書(サポート用)(別ウィンドウで開きます)