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No.141
2006/04/20

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純粋なライディングの世界

■ツールドブルーアイランドのもっとも面白いところ、他のいろんなイベントには無い「肝心なところ」は、なんといっても、1週間という長い時間を、世間的な環境から離れて、ライディングの世界に集中できるところだと思います。しかも、それが四国という、今となっては貴重になってしまったかもしれない、トラディショナルかつティピカルな日本の生活文化の中で体験できる。大陸のラリーに比較すると、魅惑的な外観というのは持っていないと思いますが、そこに流れているシンプルな精神活動の時間は、あるいは大陸のラリー以上に純粋なものではないかと思います。

■コンビニもあれば、ガソリンスタンドもある。携帯電話だって通じる。そんな環境でありながら、ラリーの仕組みが造る時間の流れは、巧みに、ライダーを世間的な環境から隔離してくれます。いつしか、ライダーはビバークで携帯電話のスイッチを切って、バッグの奥にしまいこむようになるでしょう。せっかくのピュアな精神活動を、電話の音に邪魔され、そして低い次元に引き戻されるのが怖くなるからです。

■何度も参加しているライダーには、なにも言うことはないのですが、もし初参加の方がいらっしゃるようでしたら、ぜひ、この時間にすっかり埋没することをおすすめします。せっかくなら、携帯電話の電源を切り、普段の生活のことをすっかり忘れて、ただひたらすらバイクと、道と、ラリーの時間に向き合うこと。もっとも、自らがそう意識しなくても、時間とともに、みんながそうなっていくとは思いますが…。レースや移動の道具としてではない、バイクの本当の面白さというのは、実は、そこからようやく見えはじめてくるような気がします。

去年のゴール地は、しまなみ海道の大三島でした。いいところだったなあ〜!


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