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「旅立つ。」
当初の予定より10日間くらい遅れたが、無事に旅立つこととなった。北京はパラリンピックも終わり、もとの喧騒が帰ってきているだろう。われわれはいま機上の人となった。目指すは北京だ。
オリンピック期間中のテレビで見た青空は、本物だろうか。それとももうスモッグだらけの空に戻ってしまっているだろうか。
そういえば、昨年は西安でプリウスをピックアップして「北京−パリ」というパラダイムにこだわるチームACPをコーディネイトして、片道1200kmを2日間で往復した。ボクは読みかけの浅田次郎の本に触発された?のではないが、ここのところ北京の定宿としている「北京飯店」に泊まった。清朝末期の政治の舞台だ。
リンタクに乗って北京飯店から天安門広場へ向かった。初秋の風が気持ちよかった。明日のスタート予定の天安門広場の撮影のロケハンである。ボクタチは絶好のポイントを見つけた。
そんな1年前のことだ。
ボクの人生の歴史の中に「北京」は極めて大きな意味を持つ。モンゴルでのラリーを思ったのも、1992年のパリ−北京の時だ。
そのころはモンゴルに行くためには必ず北京で1泊しなければならなかった。あのころの自転車の海、いや川の流れのような自転車で埋め尽くされていた長安街もあらゆる道路も、今では自動車で身動きが出来ないほどだ。
王府井を歩くと、昔のよき姿はもうない。それでもところどころの路地を探索すると、オールドチャイナの姿がなくはない。
さて、飛行機は高度を下げ始めたようだ。2008年9月21日。果たして今回の冒険行はどのような展開を見せるのだろうか。
11人の仲間たちと、火曜日から旅立つ。明日は警察で免許の試験だ。
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