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08/10/19 オデッサ-ブカレスト 570km 「悲嘆に暮れた日」
オデッサから黒海沿いに進む1日。ウクライナとルーマニアは国境を接しているのだがなぜだか国境のゲートが無い。強制的にモルドバという小国を通らなければならない。しかもその距離は600mばかりだ。確かに国境エリアはドナウデルタで美しい風景や生態系を有していて、黒海の豊かさをさらに魅力的なものにしている。日本からの報告ではどうもこの地帯に渡航危険情報が出たとのこと、移動を慎重にしながら不意の事態に備えることにした。オデッサから300km、モルドバの国境でのことだ、参加している李さんは韓国のパスポートだ。
「トランジットビザが必要だ。」とボクに。
「分かった。どの部屋に行けば発給してもらえるのか?」
「オデッサだ」
「オデッサだと?!」
その迷彩服を着た女性兵士は冷酷にそう告げた。その氷のような目はどうしようもないことを物語っていた。
そして李さんと1台のサポートカーはオデッサに引き返すことにした。
深夜ホテルに再び帰りついた。
明日は朝から領事館を探して即刻発給できるように交渉するしかあるまいな。疲れ果てた頭の中で対応を考えつつ、ブカレストに向かった残りのメンバーも無事に到着したほかのメンバーの無事に到着したとの報告を受けて急いでベッドに潜り込んだものの眠りに落ちるどころではなかった。
最新更新時刻 10/23 07:-- |