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08/10/15 サラトフ-ボロネシ 486km 「豊かなロシアの大地」
サラトフはボルガ沿いの細長い古い町だ。みんな疲れているので今日は遅い出発とした。出発した後にボルガが見られると思っていたら大きな勘違いをしていて、サラトフの町を背にどんどん丘陵地帯を登っていく。振り返ってもボルガは朝霧の中に沈んでいるばかりだ。それにしても「母なるボルガ」とは喩えて妙である。あのカスピ海へ注ぎ込むこの巨大な川こそがロシアの豊かさであり、大地の豊かさだ。母とまで大切に思うこの川は、アラル海に流れ込むシルダリアやアムダリアとは決定的に違うのだ。
そして西へ向かう台地の中に延びるひと筋の道には、急速な経済発展を続けるファンダメンタルとしての穀物の畑や、青々とした牧草地が遥かに続いている。やはり豊かさの根源は第一次産業の力にあるのだろうと思う。
ボロネシの町は古い帝政ロシア時代の佇まいを見せていた。五つ星のホテルは快適で、この旅には似合わないようで、実は心から疲れを癒してくれる。ロシア料理のディナーは素晴らしい。
さていよいよ明日はロシアを後に4番目の国ウクライナに入る。ウクライナはロシア料理のふるさとなのだ。
最新更新時刻 10/17 13:06 |