|
08/10/02 ロプノール-ハミ 483km 「ルート変更。」
朝、重い体をひこずりながらテントをたたむ。今日はロプノールを経て米蘭、チャルクリクまで長く険しいオフロードの一日だ。いやそれにしても仏教美術と歴史をたどる感激の一日になるはずだった。
しかしそんな思いをあざ笑うかのように、さらにルートは困難になった。それにしても昨年のピストはいったいどこに行ったのだろうか。
スウェン・ヘディンがタリム川をタマリスクの幹で編んだ筏に乗って下った、あのロプノールだ。
午後、ロプノールの町に着いた。誰もがヘトヘトで早く次の行程に取り掛かりたかった。そしてこの町にはありえない、いや町だなんて書くから人が住んでいそうに聞こえるのだが塩を運ぶトラックのドライバーのための食堂兼仮眠施設があるだけのところだ。しかし巨大な発電施設が出来ていた。そしてその先へのわれわれの通行許可は、完全に無視された。公安がまったく通行をさせない。これはただ事ではなかろうと、怪しげなトラックが列を成して進む北からのロプノールの道を反対に、ハミに向けて脱出することにした。
なんとなく走っている間は気がつかなかったが、黒々とした不安を胸にベッドに潜り込んだ。しかし今度は逆に予定が1日余裕が出来た。明日向かうトルファンは本来の行程は明後日なのだ。
最新更新時刻 10/05 01:41 |