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08/09/30 敦煌の休日 「莫高窟、17番石窟で」
朝から皆で連れ立って世界遺産「莫高窟」へ出かけた。メカニックとして今回参加している岩崎君は、この旅に出る前に井上靖の「敦煌」を読んできた。
これまでの道中でも、主人公の趙行徳(だったと思う)が仏教に傾倒していくに至った道のりや、甘州とか涼州とかにひどく感激していた。西夏文字のルーツを追いかけ都から辺境の地に流れ着いたのだった。そして物語の最後は、5万点にも余る仏教経典を戦火から守るために、莫高窟17番石窟に秘匿埋蔵するというものだ。物語の中には乱暴な隊商の若い親方が、当時のシルクロードを行き来した商人の有様が面白い。結局、行徳はその親方を財宝と偽って経典を運ばせるというもの。1000年近い歳月を経て発見されたその経典は、今は世界に散逸してしまったがフランス人の学者の説と、井上靖の説は非常に類似しながらも、小説家の筆致によってとてもロマンチックなものになっている。
明日はいよいよこの旅の大きなハイライトの一つ、ロプノールへ旅立つ。そして世界で始めてオートバイでロプノールを横断するのだ。
最新更新時刻 09/30 23:00 |