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08/10/09 アルマティ-シムケント 735km 「16年前の記憶」
アルマティは朝の大渋滞。西に向かう道はともかく、市内に向かう道にはおびただしいクルマが溢れている。経済発展の続くカザフの古都だ。そしてキルギスタンのビシケックへ向かう。もちろん町の手前に国境ゲートがあるのでビシケックには入れない。このビシケックは1992年のパリ-北京のときの中継地だった。つまり過酷なラリーのつかの間の休息日だったのだが・・・問題はあの時のこのルートだ。シムケントからビシケックへのSSでわれわれのチームは、2号車と3号車が正面衝突をしたのだ。勝ちゲームにオウンゴールで逆転を許した時のような気分だった。こんな場所に再び帰ってくる日があるとは。
長い時間地図を眺めながら、ボクの人生を決定的に変えてしまったあの16年前の記憶をまさぐっていた。ルネメッジは「羊飼いの少年・・・」みたいなことをその日のルートインフォメーションに書いていた。山を越えビックリするような尾根筋の逆キャンバーにバクバクしながら走った。あの左の山だったろうか・・・ともかくあのパリ北京に今まで拘泥している人間が他にいるのだろうか? そんな事を考えながらもあの当事よりは見違えるほどに近代的になった何もかもを、疎ましく思うながらも西に向かった。みな驚異的なロングステージを
苦も無く走り抜けて、夜の帳の下りたシムケントの町に滑り込んだ。イスラムのにおいの強い町が異邦人の我々をどのように包んでくれる事だろう。
さて今から夕食だ。
最新更新時刻 10/10 02:09 |