No.0267 – Organisation Voice 2001/03/19


高速道路で松山に向かうと、西条ICからは片道1車線に変わる。最近は松山までの全線4車線化工事も進み、快適度合いも格段に高まった。ところが、途中には目も眩むような高架橋があって、乗用車で走ってる分には平気なのだが、カミオンの助手席にでも乗って居ようものなら、気持ち悪いことおびただしい。その谷は、この近くに松山などのような都市が存在するのだろうかというほど、野性味にあふれている。熱帯雨林の中を流れる川のようにも見える。そして、高速道路のその橋は、そのままトンネルに吸い込まれていく。

するとトンネルの中は、高温で多湿。フロントガラスは一瞬で曇ってしまい、視界はゼロになる。多くのドライバーは、あまりガラスの外側が曇ることに慣れてはいなくて、ワイパーを動かせばすぐに解決をするものを、パニックに陥ってしまう。かく言う私も、初めてそれを経験したときには、外側の曇りだとは考えにくくて「ヒヤリ」とした覚えがある。そして、その危険性について、SA、PAのWCに張り紙が「急激なフロントガラスの曇りには、あわてないでワイパーを」と、貼ってある。そんなもので大丈夫だろうか。と思っていたら、一昨夜、オートバイの死亡事故が起きた。病院に運ばれるまでは意識があって、「急にシールドが曇って、視界がなくなった。」と救急隊員に話していたと言う。パニック時の行動、または思考には個人差が、当然ある。「ヒヤリ」とした経験ですむ人と、そのまま事故につながる人は必ず両者とも存在する。または、その時の精神状態、疲労度など様々な要因が絡みつく。今回のような事故は充分予見できたはずで、事故の危険回避に公団側などは、例えば高速道路を走るバイクの装備のことなどには、あまり考えられていたとは思えない。クルマにはワイパーを慌てずに動かせ、と勧告しているのに、バイクには?

最近、国道には情報BOX工事といって、走行車線の真ん中が約50cmほど切られてケーブルを埋めて、新しいアスファルトを掛けているが、かなり質が違い、段差がはっきり残っている。4輪はまたいで走れるからいいのだが、バイクには走行レーンである。オフロードバイクには大して問題のないものだが、ロードバイクで出かけるとたまらない。はっきり言って危険である。きらって左を走ると、路側に危険な障害物も多く、右側を走ると対向車の危機にさらされる。つまり、バイクの交通上における、立場など考えていないと疑わざるをえない。どうして路側などを使わないのか、また情報 BOXで表示する程度の情報量なら、既存の電話線で充分ではないのか。それぞれの立場で省庁毎に、通信インフラを持ちたいと言う気持ちは分かるが、 2重投資になってないのか、それが、道路交通上の危険まで平気で脅かしているんじゃないか。などと思うので、今度、国土交通省に聞いてみようと思う昨今である。


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