No.204「キックオフ」- 菅原さんからの手紙 2016/04/22 13:27


letter_204_20160422_1327_01本日(4/21)、日野さんの本社でダカール・ラリーのワーキンググループの皆様が集まり2017年に向けてのキックオフがありました。

最初に常務さんからのご挨拶から始まりました。

彼は昔、日野さんの研究所に所属して
おり、1996年の夏に北海道の芽室にある大きな日野さんのテストコースにダカール・ラリーで使われる道を想定して、深さの違う穴をいくつも堀り、サスペンションのテストをした時に、我々が走って来たデーターを夕方から夜中までかかって解析して、翌日のテストに反映する指針を作ってくれた人です。

スタビライザーの強度を変えるのに、事前に用意した鉄棒を溶接したり、強すぎるとフライスで削ったりしてやってました。

当時は外国の選手がメインでやっており、自動車工学の博士号を持っているドクターライフさんも1997年の大会に出る事が決まっていたので、オーストリアから芽室に来てくれて、一緒にテストをしてましたが、問題が発生しました。

当時のレギュレーションではスタビの太さが同じものを使ってないとだめなのです。ライフさんは固めを希望しており、私はもう少し柔らかくしたかったので希望をメーカーにお話ししたら、二人の希望する中間を取りましょうという事になり、仕方がなくその場では納得して、実際にラリーで走ったら、ライフさんはスガワラが希望したレートの方にするべきだったと言ったのですが、事、すでに遅しでした。

芽室でしっかりとしたテストのお蔭で1997年の大会で始まって以来、1メーカーがトラック部門の総合1位2位3位と10.000ccクラスの1位2位3位のダブルタイトルを取る事が出来ました。

今年は芽室でテストをする事になりましたよ。

写真1は2017年用に照が乗る2号車のキャブが弊社の工場で出来上がりました。
写真2は軽量化されたドアーの内側です。

菅原 義正

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著者紹介 菅原義正氏
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