No.251「お別れです。」- 菅原さんからの手紙 20190422 1030


このバイクは私が初めてダカールに出た年の1983年に生まれました。

もう36歳になったのですね。

 最初の年にホンダさんに行って、ダカールに出たいのでXL400Rをお借りしたいと申し出たら、今のようにインターネットも無い時代でしたから、ラリーの雰囲気を写真で写して持ち帰るようにとのお達しでした。

 そんな訳で、写真2の右側の写真には、こむそうさんのようにカメラを首から下げてます。パリ近郊で行われたプロローグのスタート順番待ちなのです。何も分からずに出ているので、スタート地点に戻ってくるのだと思い、荷物を全部降ろしていたら、他の選手からここには戻って来ないので、積んで走らないとだめだと言われ慌てて、積みなおしたのです。スペアータイヤも積んでます。

 左の写真には荷物がありません。約1000キロ寝ないで走った先のニームと言う街の郊外にある軍の演習所でのSSです。スタート時間の少し前に駅の近所に着いたのでバイクを駅の構内に持ち込み、大きめのコインロッカーを見付けて、荷物を全部預けて身軽な恰好で走ったのは良いのですが、ゴール地点から駅までの道が分からずに困り果てました。近くの人にニームステーションはと尋ねても通じません。駅はフランス語でGare(ガール)と言う事が後で知るのですが、必死にステーションと言ってると英語が分かる親切な女性の方が私の車の後ろに付いてきなさいと言われ、やっと駅までたどり着き、荷物との再会が出来ました。

 そんなこんなで、帰国後の成田空港にホンダの方が迎えに来てくれていて、言われた通りにフイルムをお渡ししたのですが、用途は言ってくれなくて2ケ後位に125R PARIS DAKAR が発売されたカタログに使って頂いたのです。

 思い出にと10年前に中古車を手に入れて、塗装は粉黛塗装にして大切に4階の部屋まで上げて保管してたのですが、生まれ故郷に戻してあげようと思いホンダさんに連絡したら、コレクションホールで管理してくれる事になり、明後日、引き取りに来てくれるので、居間に移動して眺めています。

 写真は現地の方が写して送ってくれました。

菅原 義正

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