No.0539 – Organisation Voice 2003/08/20

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ウランバートル便り?2回のツアーが終了!無事にゴールしました。昨年の8月17日ラリー中に事故で亡くなった米津さんの1周忌のお参りも、ご家族ご友人の皆さんとともに済ませることが出来ました。駐モンゴル日本大使にもご挨拶をしたり、捜索に協力いただいたモンゴルのライダーやスタッフたちとも賑やかなディナーのテーブルを囲み、暑かった1年前の夏の話しに花が咲きました。花が咲いたといえば、今回のルート上には今までには考えられないほどのお花畑!希少な高山植物たちの楽園!でしたね。

それにしても今年の寒さは、過去にない異常なもの、セーターにダウンジャケットという、日本の真冬並みではありませんか。毎日泊まる現地のゲルにも早々から薪がくべられて、夜通し火の番が欠かせないほどでした。

ウランバートルに帰り着くとうんざりするほどの交通渋滞。交通事情の悪さは先にも書きましたが、それにしても悪化の一途をたどっています。いま途上国の社会問題のひとつが交通渋滞と交通事故です。排ガス問題などまで思いが至るのはまだ先のようです。それでも中国はユーロ2という基準を採用します。

今世界を走ってる自動車の総数は約5億台。中国とインドの人口25億人が、モータリゼーションの結果、日本と同水準の2,5人に1台の時代が来ると、この2カ国だけで10億台。合計だと世界は15億台!!今の3倍です。しかも1台あたりの平均走行距離は、OECD加盟国の約2倍というデータさえあります。そのうえあの世界最大の国土を持つロシアも、空前の好景気で自動車の販売台数の伸びは、すさまじい勢い!です。もう世界の環境問題は自動車メーカーの「言ってることと、やってることの違い。」で実に深刻ではありませんか。次の一手、考えましょう。

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